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岩佐徹のOFF-MIKE

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実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

<   2015年 09月 ( 31 )   > この月の画像一覧

東京五輪に追加する競技の候補、台風関連のニュースなどが終わり、
「さて、次のニュースですが…」と正面に向き直った武田真一アナが
おもむろに切り出した。
「“ショック”と感じた方や“お似合いだなあ”と納得された方など、
さまざまだと思いますが、桑子さんは?」と振られた桑子真帆アナは
「私は、ショックで、えって、思わず声をあげてしいました」と
ジェスチャー入りで答えた。
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世間を大いに驚かせた“福山雅治・吹石一恵結婚”はNHK夜7時の
ニュースでも取り上げていた。それも、事実関係のあと、大河ドラマ
「龍馬伝」の中にあった「ワシの女房になってくれんかい」のセリフを
そのまま使う“あざとさ”を見せて。
おまけに“街の声”まで流していた。異例だと思う。
そこまでやる・やらないの基準はいったいどこにあるのだろう。

「“…は妊娠していない”がなかったわね」と妻が言った。
たしかに、NHKだけじゃなく、どこの局も言わなかったようだ。
そうか、福山クラスになって初めて「それを言うのは失礼なこと」と
自覚するんだ。なんだい、そりゃ。

NHKのニュースも変わったものだと思う。
ニコリともせずに原稿を読んでいた今福、大塚、西沢アナの時代には
冒頭のやり取りは考えられない。
武田アナだって、相手が桑子アナだったからやれたのだと思う。
近年、NHKのアナはかなり様変わりしているが、女性の中で彼女は
異色の存在だ。

同じ日、8時45分からの「首都圏ニュース」でも気象予報士との間で
面白い会話をしていた。
気象コーナーの冒頭で“スーパームーン”の話をしたあと、予報士が
「この後もこの月が見えるのか…月に聞いてみたいところですが。
この後の天気、月に代わってお伝えしたいと思います」と言った。
すると桑子アナが一言、「“お仕置き”ではないのですね」と。

予報士が「お仕置きではないです」と否定すると「そりゃそうですね」と
含み笑いをしていた。
“セーラームーン”に引っ掛けたのだろう。分かる人にしか分からないが
あざやかなもんだ。
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我が家が彼女に注目したのは広島放送局在籍中に出演していた子供向け番組
「ワラッチャオ!」をたまたま見たからだ。
日曜日の夕方6時から大河ドラマを見るためにBSプレミアムに合わせると
番組の終盤が映っていることが多かった。収録が終わり、ほかの出演者たちと
反省会っぽいことをやっているのだが、そこでの彼女が普通の女の子だった。
「私、NHKのアナウンサーですから」という“お高さ”はみじんもなかった。

「この子いいねえ」と夫婦で言い合っていたが、まさか、4月から東京に移り、
看板のニュースと人気の「ブラタモリ」に登場するとは夢にも思わなかった。
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「ブラタモリ」でも、大物・タモリを相手にリラックス、アドリブもきくし、
おかしいことがあればけたけたと笑う。天然なんだろう、屈託のなさがいい。
しかし、NHKはそれだけで大役を当てたわけではないと思う。一番の理由は
“読み”がしっかりしていることではないか。一般の人には分かりにくいかも
しれないが、言葉がスムーズに頭に入って来る。読解力も優秀なのだ。
この人の“柔らかさ”はNHKにとって貴重です。大事にしてほしいです。

さて、福山と吹石だ。
正直、かなり驚いた。過去の“うわさ”をまったく知らなかったし、朝から
“千原ジュニア入籍”にビックリしたばかりだったからだ。
まず思ったのは「吹石は本当に幸せになれるだろうか?」だった。
“余計なお世話”は承知の上だが、デビューのころから応援してきたし、
人柄の良さにも好感を持っている女優だから心配なのさ。
映画もドラマも作品に恵まれない印象があるが、内からにじみ出る美しさは
彼女独特のものだろう。それを一番生かしているのがユニクロのCMだ。
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吹石ファンは多いと思う。福山、彼女を悲しませるんじゃないぞ。

それにしても、“降って沸いた”ビッグニュースに、川島なお美、北斗晶、
千原ジュニア…束になって吹き飛ばされたなあ。福山雅治、恐るべし。

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by toruiwa2010 | 2015-09-30 09:38 | アナウンサー・実況 | Comments(6)
早くも10月期ドラマが始まっています。
ざっと展望しましたが、正直なところ
期待できそうな作品がありません。
あえて言えば、「相棒」に登場する反町隆史と
水谷豊がどんな“化学反応”を見せるのか…
でしょうかね。


月21 フジ 5→9(5時から9時まで)~私に恋したイケメンすぎるお坊さん~
石原さとみ、山下智久、古川雄輝、高梨臨 10/12


「恋仲」が辛うじて二ケタ(平均)を維持したものの“低空飛行”に終わったあとを受けて
フジテレビ伝統の月9は山P&石原さとみで勝負に出ます。二人の後ろ姿に手を合わせる
スタッフ・関係者の姿が目に見えるようです。ハハハ。

原作は、今では珍しくもない人気少女漫画だそうです。
彼氏いない歴29年目に突然モテ期が到来した29歳の英会話教師・石原と高学歴・高身長・
高収入、東大卒で高級車を乗り回すイケメン僧侶・山下の恋模様・・・
どう考えてもコメディなんでしょう。展開に無理がなければ楽しめそうです。

火22 NHK デザイナーベイビー 9/22~
黒木メイサ、渡部篤郎、渡辺大知、神保悟志、松下由樹、渡辺いっけい


ある日、病院から生後1週間の赤ちゃんが消えた。
著名なノーベル賞候補の物理工学博士と元陸上選手の間に生まれた子だ。
当然、金目当ての誘拐事件と思われたが、意外な展開を見せる…

で、登場する黒木は妊娠8ヶ月の女性刑事という設定です。意表はつかれます。ハハハ。
まさか、ずっとそのままじゃなかろうとは思いますが、1話完結ではなくて冒頭の事件が
物語の核になって進むようです。

デザイナーベイビー・・・なじみのない言葉ですが、受精卵の段階の遺伝子操作によって、
親が望む外見や頭脳などを持たせた子どものことを指しています。つまり、どんな子供を
産むかが親の思い通りになるということです。もちろん、今は研究段階なんでしょうが、
このドラマは、めざましい進歩をみせる“生殖補助医療”の技術と倫理的・法的な議論や
整備が追い付かない現実を描いていくようです。

22日の1回目を見ましたが、ちょっと面白いかも。今夜が第2話です。
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火22 フジテレビ サイレーン 10/20~
松坂桃李、木村文乃、菜々緒、要潤、山口沙也加


これも漫画が原作の刑事ものです。
主人公は警視庁機動捜査隊所属の里見(松坂)と相棒・夕貴(木村)。
二人は恋人同士ですが、ばれたら即異動なので周囲には秘密にしています。この二人に、
あいつぐ殺人事件の現場に姿を見せる謎の美女・カラ(菜々緒)が絡むという構図です。

うーん。“松坂頼み”が見え見えだなあ。
「HEAT」でケチがついた枠だけど、大丈夫かフジテレビ(制作は関西テレビ)?
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火22 TBS 結婚式の前日に 10/13~
香里奈、鈴木亮平、遠藤憲一、原田美枝子、美保純、山本裕典


男手ひとつで育てられた寿司屋の娘・芹沢ひとみ(香里奈)は中堅不動産会社のOLです。
医師の園田悠一(鈴木亮平) と婚約中で100日後に結婚式を控えています。
幸せいっぱいのはずのひとみに、ある日突然、脳腫瘍が宣告されます。このままでは命も
危ぶまれるという診断です。
そこへ、これまた突然、28年前に家を出て行った母(原田美枝子)が現れます!
「私が死なせない」と意気込む母と、いまさら母親ぶられてもと反発する娘の確執…

1回は見るけどなあ。
火曜10時はNHK、フジテレビとの同枠対決です。たちの悪いスキャンダルでしばらく
“おとなしく”していた香里奈が主演だけに視聴率に注目します。

水21 テレビ朝日 相棒 season14 10/14~
水谷豊、反町隆史、鈴木杏樹、石坂浩二


とんでもない筋書で甲斐享(成宮寛貴)が姿を消しました。オヤジは残るけど。ハハハ。
そして、新しい相棒として反町が登場します。どの局のどの時間枠でもまだまだ主役を
演じるだけのものを持っている俳優が、あえて杉下右京の引き立て役に回ります。
かといって、寺脇康文、及川光博、成宮とは“クラス”がはっきり違います。法務省の
キャリア出身で警察官ではないという設定だそうですが、年齢的にかなりの経験を
積んだ官僚のはずですから、二人の力関係や事件を解決していく上での役割をどうするのか…
脚本が難しいでしょうね。

前々シリーズから、明らかな“マンネリ”臭が漂い始めていて、「もういいかな」という
気分になっていましたが、新たな興味がわきました。楽しみです。
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水22 日本テレビ 偽装の夫婦 10/7~
天海祐希、沢村一樹、内田有紀、工藤阿須加、坂井真紀


かつて、愛し合った男女がいる。
本だけをこよなく愛する図書館司書・ヒロ(天海祐希)は天涯孤独。
いつも穏やかな笑みを浮かべながら、心の中で周囲の人々に悪態をつく毎日だ。
そんなヒロはある日、25年前に彼女の前から消えた超治(沢村一樹)と再会する。
なぜ自分を捨てたのかと尋ねるヒロに超治は思いもよらない告白をした。
「結婚してほしい」と…

二人は結婚しますが、それは世間を欺く“偽装結婚”です。
まあ、初めは偽装のはずだったけど生活をともにするうち、二人の間に本物の愛が…
という筋書きしか考えられませんね。ハハハ。
1,2回は付き合いましょうか。

水22 フジテレビ 無痛〜診える眼〜 10/7 ~
西島秀樹、伊藤淳史、石橋杏奈、伊藤英明


西島は“神の診察眼”を持つという天才医師だ。患者を見ただけで病状が分かるそうだ。
原作者が現役医師だというのにずいぶん無茶な設定です。
伊藤淳史は西島の協力を得て事件を解決していく刑事。つまり、医療ものと刑事ものを
合体させたドラマのようです。カギは、西島に備わったもっと特別な能力です。
病気を見抜けるだけでなく、彼は犯罪者に現れる「犯因症」(エネルギー過多の一種で、
犯罪を起こす者に現れる徴候)まで見通すのです。そりゃ“無敵”ですね。ハハハ。

水曜10時は日テレとフジの同枠対決になります。「リーガル・ハイ」が「ダンダリン」を
抑えた2013年10月期を最後に日テレが7期連続で勝っています。
コンセプトを読んだだけでは、もしかすると久々にフジに勝つチャンスがありそうですね。
知らんけどな。

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木20 テレビ朝日 科捜研の女15 10/15~
沢口靖子、内藤剛、若村麻由美、風間トオル、金田明夫、斎藤暁、池上季実子


安定感のあるおなじみのシリーズです。テレ朝は「相棒」と「科捜研の女」を並べて
堅実に視聴率を稼ごうというわけですね。他局は指をくわえて眺めるだけ。ハハハ。

今回、榊マリコ(沢口)に新たな“宿敵”が現われます。
組織犯罪対策課(通称・ソタイ)に異動してきた落合佐妃子(池上)です。
今さら、池上かい…と思わないでもないですが、すべては“ケミストリー”ですから、
始まって見ないと分かりません。
このシリーズはいつも最初から最後まで見ています。

木21 テレビ朝日 遺産争続 10/22~
向井理、榮倉奈々、伊東四朗、岸部一徳


タイトル名は誤変換ではありません。遺産相続をめぐってゴタゴタするホームドラマです。
大手企業の社長令嬢(榮倉)は23歳の若さで、バツイチ。祖父(伊東)に溺愛されています。
その祖父が入院中に出会った研修医(向井)と結婚することになります。
こまかいところがまだ分かりませんが、榮倉が出るんじゃ、見ないわけにはいきません。
テレ朝、木曜日は視聴率を稼ぎそうだなあ。ハハハ。
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木22 フジテレビ オトナ女子 10/15~
篠原涼子、江口洋介、吉瀬美智子、谷原章介、鈴木砂羽


篠原、吉瀬、鈴木…顔触れを見ただけで“おとな”のドラマだと分かります。
江口もふくめて好きな俳優が揃ったので、見るしかないでしょう。

うーん、木曜日の夜は「科捜研の女」、「遺産争続」、「オトナ女子」とドラマづけ?
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金20 テレビ東京 釣りバカ日誌~新入社員 浜崎伝助~ 10/23~
西田敏行、濱田岳、広瀬アリス、吹越満


今シリーズでは舞台を2015年の東京に移し、“ハマちゃん”の新入社員時代を濱田主演で
描きます。西田は若き日の“スーさん”に扮するのだそうです。
初の主演ですから、濱田は張り切るでしょうね。
私は映画「釣りバカ日誌」シリーズにも乗り損ねました。これも見る予定はありません。

金22 TBS コウノドリ  1016~
綾野剛、星野源、松岡茉優、吉田羊、坂口健太郎


患者に寄り添う心優しい産婦人科医にして情熱的で謎多き天才ピアニスト─。
二つの顔を持つミステリアスな男を綾野剛が演じます。その名も鴻鳥(こうのとり)サクラ。
ちなみに、ピアノを弾くときは“BABY”と名乗るらしいです。ハハハ。

第1話を見た上で判断する予定です。
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金2315 テレビ朝日 サムライせんせい 10/23~
錦戸亮、神木隆之介、比嘉愛美、藤井流星


SF歴史コメディ。現代にタイムスリップしてきた幕末志士・武市半平太を主人公に…

コンセプトを読んだだけで終了。

2412 テレビ東京 孤独のグルメ season5 10/2~
松重豊+各話ゲスト


これまで見たことがないのですが、今回は見てみようと思っています。録画ですが。
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土21 日本テレビ 掟上今日子(おきてがみ-きょうこ)の備忘録 10/10~
新垣結衣、岡田将生、及川光博、有岡大貴


待望ひさしい新垣が登場するわけですが、なんでしょう、この役名。
しかも、彼女が演じる探偵は“寝ると記憶がリセットされてしまう”という設定です。
だから、事件はその日のうちに解決しなければならない…人 呼んで“忘却探偵”。
大丈夫かな?

日21 TBS 下町ロケット 10/18~
阿部寛、土屋太鳳、杉良太郎、真矢ミキ
脚本:八津弘幸(過去作/半沢直樹)
原作:池井戸潤「下町ロケット」


池井戸潤の代表作を「半沢直樹」のスタッフでドラマ化します。“必見”でしょう。
かつてWOWOWでも三上博史主演でドラマ化されましたが、見ごたえがありました。
元宇宙科学開発機構の研究員の主人公が町工場から再びロケット開発を成功させようと
奔走する物語です。
杉良太郎・・・意外な起用です。出番はそれほど多くないはずですが、どんな効果を狙っての
起用なのか、しかと見届けたいと思います。
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日2230 日本テレビ エンジェル・ハート 10/11~
上川隆也、三吉彩花、相武紗季、三浦翔平


原作の漫画を読んでいませんのでどんな話なのかもまったく分からず、いまの段階では、
ドラマの全貌が見えません。出演者は魅力的なのでとりあえず1回見てみます。
「デスノート」のあとなので不安ですが。ハハハ。

WOWOWの「しんがり」(全7話)…すでに2話まで放送が終わっていますが、いいです。
有村架純主演「海に降る」(全6話:10/10放送開始)にも期待します。
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by toruiwa2010 | 2015-09-29 08:47 | ドラマ | Comments(4)
初日、2日目の“らしくない”負け方から予想されることではあったけれど、
白鵬が3日目から休場した。横綱昇進以来、初めての休場だと言う。
続報を耳にしないが、ひざ周辺の故障(左大腿四頭筋腱炎)だから、事と次第に
よっては秋場所も出場は微妙ではないのかと心配だ。
特に「“きれいな体で”土俵に上がれればいい」と言っていたのが 気になる。
故障個所は、出場するときに テープ類を巻く可能性がある。相撲について
“美学”を持っている力士だけに…。
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余談だが、3日目の放送の初めの方で“白鵬休場”を伝えたNHKのアナが
白鵬の前に“大横綱”と言った。単なる“横綱”ではなく“大横綱”…
NHKにして珍しいことで、なかなか興味深かった。
制作側がこれを読めと言ってコメントを用意したとは思わない。 つまり、
“大”をつけたのはアナの意志だ。“思い”がこもっている。“無機質”な
物言いがかつてのNHKの特徴だったが、変化するのは歓迎だ。

白鵬の休場だが、大関だった2006年秋場所(全休)以来だというからすごい。
審判批判や無用のダメ押しで最近ヒール化していたが、重圧がかかる地位で
48場所(大関時代をふくめれば51)連続1日も休まなかったのは“大横綱”と
呼ばれるにふさわしい数字だ。

3日目から“白鵬レス”になった場所はやはり寂しかった。
鶴竜も稀勢の里も頼りない中で、予想されたように伸び盛りの照の富士が
白星を積み上げて優勝争いのトップを走った。取り口は荒っぽく 十両から
幕内に上がった頃の把瑠都を思い出すが、“強さ”の点では横綱・鶴竜を
含めた全力士の中で最も安定していた。

「段違い」…琴奨菊を破ったとき、その強さを一言で言い表した男がいた。
NHK解説の北の富士だ。それ以外、言いようがないほどの強さだった。
「今場所、全勝優勝しそうな勢いだ。九州で横綱昇進を決めてしまうかも」…
先走って、妻にそんな話をした。

・・・そういうことを簡単に言っちゃダメなんだよね。
翌日、栃煌山に一方的に敗れて流れが変わってしまった。
さらにその翌日は稀勢の里に敗れ、おまけにひざに重傷を負った。
嫌な倒れ方をしたのだが、アナは気づかない! 相撲に限らない、どんな
競技でもあんな倒れ方をしたら「大丈夫か?」と思わなきゃ。鈍いわ!
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ま、それはいい。そんなことより照の富士だ。
右ひざ前十字じん帯損傷で全治1ヶ月…アスリートにとっては“致命傷”に
なることも多い箇所のケガだ。
花道を引き揚げていく照の富士を見て「休場だな」と思った。
土曜日は朝からいつYAHOOニュースに出るかと待っていたが、出なかった。

いや、出なかったのはニュースで、相撲には“出た”んだけどね。ハハハ。
無茶するなあ。

大関・照の富士は休まないそうだ。
右膝の前十字靱帯損傷で全治1カ月と
診断されているというのに。
愚かな判断だと思う。
親方も止めないらしい。
遠藤の例もあるが、無理をする局面では
ないだろう。今、きちんとなさないと
将来悔やむことになる予感。


「横綱が二人休んでいる中で自分まで休むのは…」と話していたそうだが、
“調子が悪い”ぐらいならともかく、これだけの大ケガをしているときに
そんなことを考えなくてもいいのではないか。負わなくてはいけない責任と
そうでないものがある。師匠も止めなかったらしい。信じられない。
14日目に出た以上、千秋楽も休めなくなってしまった。

その千秋楽、本割の鶴竜戦は立派だった。大方の予想を覆して一気に横綱を
破ったときは「これはひょっとすると…」と思わせた。決定戦では敗れたが、
どうにもならない内容ではなかったし、けがは悪化しなかったようだ。
しかし、「だからよかったんじゃないか」とは思わない。

昨日の放送の中では、師匠の伊勢ヶ濱が「優勝と同星は準優勝に相当する」と
九州場所が綱取りになるような話をしたと報じられていた。そんな馬鹿な…と
思ったが、今朝、北の湖理事長が打ち消したと聞いた。当たり前だ。

焦らなくても強さは本物。照の富士にはまずケガの完治に努めてほしい。

照の富士は大関の責任を考えすぎてしまったが、鶴竜にとって横綱の責任は
どうなんだ?手負いの大関に本割で負けたことは責めない。しかし、終盤で
みっともない相撲を取った。14日目、稀勢の里戦にはあきれた。

横綱がなりふり構わず 勝ちに行った。
蚊の鳴くような声で変化を悔やんだのは
つい2日前じゃないか。 一人横綱の
重圧も分かる。横綱になっての初優勝が
喉から手が出るほど欲しいのも分かる。
しかし…。
情けないと言わざるを得ない。


二度も変化した相撲を見てツイートしたが、鶴竜への思いはこれに尽きる。
横綱の責任を果たそうと思うなら、地位にふさわしい相撲を取ることだ。
それ以外にない。

親方衆の中には厳しい意見もあるが、日刊スポーツによれば北の湖理事長は
「勝負に徹した」のだろうと聞き方のよってはかばうような言い方をした。
11日目、栃煌山にも大きく変化して勝ったときには、「こんなの勝っても
仕方がないじゃないの」とバッサリ切り捨てていた北の富士も千秋楽の
放送では“鶴竜の気持ちも分かる”的な発言に変わっていた。
優しいんだな。
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購読している朝日は厳しかった。

支度部屋での鶴竜の談話「勝ちたい気持ちが出た。1度目は失敗したので
もう1回、気にせずやろうと思った。チャンスを逃がしたくない」を
紹介した記事は“こんな形で優勝をたぐり寄せたのでは、「綱」の看板が
泣いてしまう”と締めくくられていた。

見出しは 横に「鶴竜 綱が泣く」タテに「変化 仕切り直し また変化」。
一般紙のスポーツ欄につける見出しとしては最大級の批判・非難だろう。
横綱としての初優勝を果たした鶴竜にはおめでとうを言うべきだが、 次に、
横綱らしい相撲で勝つまで お預けだ。
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by toruiwa2010 | 2015-09-28 09:39 | 大相撲 | Comments(1)
イチローの発言が微妙だね
~「ほかの選手なら」はまずいだろ~ (2013.03.06 初出 )

03/01のツイート

誤解のないように書いておくが、イチローの
言動・プレーでも褒めるところは褒めている。
・・・が、キャンプでの好調の理由を聞かれて
「他の選手なら死にかけるほど練習した」と
答えたという。
本当ならあまり利口とは思わない。
普通、そんなこと言わないけどね。


大きいのも小さいのも、ほとんどのメディアがイチローにはバカに優しい。
そんな中でしばしば厳しいことを書く私は“イチロー嫌い”と思われている。
嫌いじゃない。ただし、好きかと聞かれれば、プレーはともかく、人間としては
“好きじゃない”…というところだ。微妙だが、断じて単なる“嫌い”とは違う。
今回も、ファンにとっては少しばかり“うるさい”ことを書く。

さすがはスター…と言うべきか。シーズン前からイチローの言動は注目の的だ。
しかし、冒頭のツイートにある発言が事実だとしたらちょっとまずい。
メジャーでは、自分のことならチームの機密にかかわらない限り何を言ってもいい。
しかし、同僚についてうんぬんするのはタブーだからだ。
イチローにそのつもりがなくても、「ほかの選手はここまでの練習をしていない」と
言っているように受け取られる恐れがある。ほかの選手全部の練習を見たわけでも
ないだろうに…ということになりかねない。
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常に言葉を選ぶタイプのイチローにしては珍しい物言いだと思う。
それだけに、まさかとは思うが、もしかすると、メディアのひっかけかもしれない。

記者「好調ですね?」
イチロー「これでもかというほど練習をやったからね」
記者「ほかの選手だったら?」
イチロー「死にかけたかもしれないよ」


そんなやり取りが頭に浮かぶ。
私自身がプロ野球の現場で取材した経験から言うと、こんな会話が記事になると、
上記のようなコメントとして紙面に載ることになる。日本は“ゆるい”のだ。
メジャーで取材するときはメモかレコーダーを持っていることが必須だ。かつて、
アイク生原さんとベンチで話を聞いているときに相手から注意されたことがある。
それほど、彼らは自分の発言が“ ”に入って書かれるときは神経質になる。

イチローが簡単に引っかかったとは思わないが、どっちにしたって、こんなことを
言っちゃダメだろう。昭和40~50年代までは「メジャーの選手は練習しない」と
言われたが、効率的に、集中的にやるべきことはやっていた。見えなかっただけで、
どんな選手も、シーズンに備えて厳しい練習をしている。自分だけがやっている
ような言い方はまずいよ。

確認はされていないようだが、マリナーズ時代の“苦い記憶”を思い出すといい。
チームの低迷にストレスがたまり、「自分はやることをやってるのにほかの選手が…」
と発言して物議を醸したことを。
ロッカーで「あの野郎ぶん殴ってやる」と息巻く選手がいたと伝えられた。
もっとも、ヤンキースにはそんな野蛮な選手はいないけどね。ハハハ。

03/03のツイート

イチローがオープン戦で3打数無安打だったそうだ。
理由を聞かれて「他の選手なら死にかけるほど
練習したから」と答えたかどうかは知らない。
こういうことを言うから嫌われる知りつつ…。
ハハハ。


先週末は、イチロー談話を何度も読んだ。そういう星の下に生まれたんだね。
だからこそ“スター”と呼ばれるわけだが。
このツイートは前々日のコメントを皮肉っただけで実に底が浅い。ハハハ。

ただし、3タコだったこの日は帰り道で車の事故を起こした。

イチローがフロリダで自動車事故を起こしたが
けがはないそうでよかった。ウソかまことか
現場に来た警官は彼を知らなかったらしい。
国土の広いアメリカではそういう信じられない
ことがある。
全国区で名前と顔を知られている選手は
ごく少数なのさ。


ケガがなかったのはなによりだ。4輪駆動だと言うがよほど頑丈だったのだろう。
メジャーのキャンプでは既婚者は家族連れが普通だ。各自が家を借りたりホテルを
とったりして、リラックスしつつキャンプを過ごす。練習が終わるころ、奥さんが
車で迎えに来ている。練習場への行き帰りはバスを使うことが多い日本にくらべて、
事故に合う率も高いね。
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この件でもわかる通り、アメリカのどこに行っても顔と名前が知られている選手は
よほどのスーパースターだ。北海道の日ハムでも九州のソフトバンクでも主力なら
日本中で知られているのは国土が狭いせいだ。
1987年に来日して、ヤクルトで活躍したボブ・ホーナーを覚えているだろうか?
バリバリの現役メジャー・リーガーだった。いきなり豪快なホームランを連発して
チームに貢献した。そのホーナーがたった1年でアメリカに帰った理由の一つは、
日本ではどこに行っても注目されることがストレスになったことだと聞いた。

タンパはヤンキースがキャンプを張っている町だから、事故の現場に来た警官が
イチローを知らなかったというのはいささか怪しい話だと思ったが、事実らしい。
「レイズのことなら知ってるけど…」と言っているそうだ。
“まゆつば”だと思っていたので、ちょっと驚いた。ハハハ。

イチロー:出番激減
~ファンってありがたいね~( 2014.04.23 初出 )

04/19のツイート

文句なしのセーフ。チャレンジ!!!


レイズを相手にしたこの試合、2回のチャンスで3-0としたヤンキースがなおも無死2塁で
打席にイチローが入りました。初球、いきなり3塁線にバント。
状況を正確に把握して、相手が最も嫌がることをやる…ベンチを温めることが多くなった
イチローですが、その判断力はさすがだし、“脱帽”です。
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ロンゴリアからの送球が間に合って間一髪のアウト!
しかし、ジラルディ監督のチャレンジが成功して、判定はセーフに変わりました。
今シーズンから取り入れられたルールによって、よく見るシーンです。

イチロー またビデオ判定で内野安打稼ぐ。
もっと早くチャレンジ制度が始まってれば
イチローの生涯打率は0.5割くらい上がってたな


ほどなく、そんなツイートがMLBタグのTLに流れているのを見ました。
内野ゴロでアウトになったものの大多数が実はセーフだった…と言いたいのでしょう。
ファンというのはありがたいものですね。応援している選手やチームについてのデータや
情報を“都合のいい方に”しか解釈しないようです。
生涯打率が0.5割アップ…0.05割(つまり、5厘)なら分かりますが、いくらなんでも。
本当に“5分”上がれば.369 …MLBの通算打率でトップ争いをすることになります。
( ①カッブ .367  ②ホーンスビー .358 )

普通は、意見が違うツイートを見かけても、@toruiwa つまり、名指しでなければ黙って
読み流すのですが、このときは“いたずら心”を抑えきれませんでした。いい大人なのに。
ハハハ。

打率が下がった可能性についても考えよう。

…と、つぶやき返しました。反応はありませんでした。ハハハ。

*イチローに関係ない部分をカット

さて、イチローですが、開幕前…というより、昨シーズン終了直後から「出番が激減する。
MLBだけで3000安打を打ちたいならトレードを求めるべきだ」と書いてきました。
彼の熱烈なファンの中には「アンチの爺さんが寝言を言ってるぜ」とタカをくくっていた
人もいるでしょうが、心配していた通りになっています。
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昨日まで、ヤンキースは19試合を消化。イチローはこのうち15試合に出場しています。
しかし、守備固め、代走が多いため、打数は31しかありません。11安打で打率は.355…
数字はいいのですが、今後、出場機会が増える気配はなく、シーズン終了までこのままの
ペースだと100安打も打てません。
準備を怠らず、出番が来れば求められた仕事をして見せる姿勢には頭が下がりますが、
終盤までベンチで試合の成り行きを見守る彼の映像を見るのはファンにとってさぞかし
つらいことでしょうね。

イチロー:異常事態じゃね?
~今日もベンチから試合を見る~(2014.08.07 初出 )

07/29のツイート

イチロー の調子を聞かれた小早川「よくはないですね」と。
バカな話だ。イチローについては徹底的にかばった発言を
繰り返すnhk…今月中旬から35打数でわずか3安打。
「よくはない」じゃないと思うけどなあ。事実を伝えようよ。

小早川のコメントを聞いたとき、呆れました。

日ごろのつぶやきを見たら信じてもらえないかも知れませんが、MLBで積み上げて来た
イチローの実績に対するリペクトは誰にも負けないつもりです。
ただ、私は熱狂的なファンではありませんから、ダメなところは指摘するだけです。

今のイチローの状態を「よくはないですね」で片づけるなら解説者など要りません。
冷静な目で分析したら「キャリアの中でも珍しい絶不調」、「イチローだから、スランプと
呼んでもいいかも」、「目を覆いたくなる」…でなければおかしいです。
NHKの“イチローびいき”は以前からですが、メディア全体がほんの数試合の連続安打や
2試合連続猛打賞などは書きたてるのに、“不振”については口をつぐみます。これでは
なかなかイチローについての事実は伝わりませんね。

ほかのチームに移ることを勧めてきましたが、何の動きもないままトレード期限を過ぎて
しまいました。使い勝手のいい選手ですからチームに手放す意思がなかったのか、市場で
名前を出したけれど、年齢や高給がネックになって興味を示すチームがなかったのか…

現在、.271ですから、200安打が途切れたあとの平均打率.273と変わりません。加えて
代走で起用されれば投手に神経を使わせ、守備でも彼の名前はまだ効き目があり、走者は
次の塁を狙うことをためらいます。それだけの選手だから当然です。
ただし、実際の守備は“劣化”しています。若いときならもっと打球に対してアタック
していたはずですが、彼のレベルで言うなら“漫然”と処理することが多くなりました。

トレードで新しい選手を獲得したこともあって、8月に入ってから先発が激減しています。
今月の5試合を見ると、2試合しか先発していません。そのうちの1試合はテシェイラが
体調を崩したため交代で入ったものです。その試合を含めて3戦続けて、相手の先発が
右投手なのにベンチスタートでした。
チームがイチローをどう見ているのかはっきりしています。

分からないのは本人の気持ちです。40歳を過ぎて、残された時間が少ないのに、ベンチに
坐っている場合じゃありません。普通、こういうときアメリカ人の選手ならこう言います。

「Play me,or trade me (使ってくれ。使わないならトレードしてくれ)」。

トレード期限は終わったとか、年俸が高いとか壁はあるものの方法( 抜け道)はいくらでも
見つけられるはずです。そのためにGMがいるんだし。ハハハ。

今日も、相手の先発が右腕のバーランダーなのにイチローはベンチです。プロの世界では
過去の実績は関係ありませんが、イチローの輝かしいレコードを考えたら、この事態は
“異常”としか思えません。

どんな“負い目”があるのか知りませんが、NHKの解説・実況を聞いていると、その辺は
気づかぬふりをしています。
それでも、人は何かと言えば「さすがはNHK」などとおっしゃる。一方的に受信料を
徴収されているというのにずいぶん“能天気”なこと…と八つ当たり。ハハハ。

イチローの再就職
~さて何打席与えられるか?~(2015.02.03 初出 )


イチローが2015年はフロリダ・マーリンズでプレーすることが決まりました。
ファンはホッとしたでしょう。へたをすればキャンプ・インの直前まで決まらないかも
しれないと心配していた私も「よかったなあ」と思いました。
年俸200万ドル(約2億4000万円)・1年契約ですが、この際、金銭は関係ありません。
打席数に応じて“出来高払い”が付いていますが、それも先の話です。
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前途はなかなか厳しそうです。
10月22日で41歳になりました。現役最年長だそうです。
ナショナル・リーグでプレーするのは初めてですから、投手に関しての資料が少ないです。
このリーグではDH制がありませんから、本人がDHで出場したり、レギュラーの選手を
DHにしてイチローを外野手で先発させる…という選択はできません。
何よりも若くて将来性のある強力な外野手が揃っています。
去年の成績を見ると…
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3人とも大きなけがはなく1年を乗り切ったようです。試合数と打席数を見ると、適当に
休ませながら(occasional rest)起用したからこういう数字になったのだなと分かります。
トップに定着したイェリッチ、不動の3番、スタントン、5-7番で起用されたオズナ…

“若さ+将来性”でチームがこの3人をレギュラーと“認知”しているのは当然です。
イチローがイェリッチやスタントンのポジションを奪うことは常識的にまず不可能です。
チャンスがあるとすれば荒削りなところがあるオズナです。しかし、打率や出塁率では
イチローが上回りましたが、OPS(出塁率+長打率)では大差をつけられています。

キャンプの成績次第で若い3人がレギュラーから外されることはほとんどありません。
シーズン前半でイチローが何試合も続けて先発出場できるとすれば、ケガ人が出るか、
30~40試合消化した時点で、誰かが極度の不振にあえいでいるときだけです。

去年のヤンキースはケガ人が多く、イチローがかなり窮地を救いました。
それでも385打席は14年のキャリアで最少でした。
そして、マーリンズで“第4の外野手”だった(らしい)ジョンソンの打席数はわずかに“201”。
今シーズンのイチローの打席数は多く見積もっても300ぐらいではないでしょうか?
それが今シーズンのイチローが直面する現実です。

ここまでの私の“読み”に大きな間違いはないと思います。
そして、取材者としてMLBを見ている人ならイチローがこういう苦しい立場に立たされて
いることは容易に分かるはずです。
しかし、日本メディアは“メジャーでの3000本安打にあと156本”とあおります。まるで、
今年中に達成可能だと言わんばかりに。

いいですか。過去3年の平均と同じ2割7分6厘という打率を残すとしても、156安打を
打つためには今シーズン565打数が必要です。過去の四球、犠打・犠飛の実績を考えたら、
打席数は600近くが必要でしょう。現実味がありません。
「日米通算でローズの世界記録に あと134本に迫っている」と“大”朝日新聞までが
書いているのを読んでビックリしました。

“MLB通算3000安打”は、達成すればとてつもない偉業です。しかし、日本で打った
1278安打を加えた通算本数を持ち出すことの意味は何ですかね?
もし、王が日本でのキャリアを終えたあとMLBに参加してホームランを1本 打ったら
“日米通算”で869ホーマーだと言って大騒ぎしたでしょうか?って話です。

メジャーだけでイチローは輝かしい実績を残しているのです。日本での数字を加算すると、
かえって全体がみすぼらしくなります。
困ったことに、最近ではアメリカの報道の中にも“日米通算”に触れる報道があります。
以前は見向きもしなかったのに。
あまりにも日本人記者がその話をするので影響されてしまったのでしょうか?ハハハ。

嫌われることを覚悟してこういうことを書くのはメディアが一切書かないからです。
スターや将来性のある選手が現れると、いいことばかり伝えてマイナス面を無視するのは
わがマスコミの悪しき“習性”です。

突然、数年ぶりに3割打つかもしれないじゃない。
・・・とは、僕は絶対に言いません。キリっ!ハハハ。
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超ロングな記事を読んでいただき、ありがとうございます。
”自薦・厳選”シリーズでは基本的に最短でも3年以上前の記事を
再掲することにしているのですが、今日は去年、今年のものを
含むことになりました。
イチローの流れを見るにはここまで読まないと…と思ったからです。
ご容赦ください。

相手の先発が右なのにベンチ・スタートがここ数試合で3試合も
あるようです。チームは来年に向けて若手に切り替えましたね。
この分だと、マーリンズ残留はないのかもしれません。


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今日は中秋の名月とか。
東京は曇天だが、さて。
GOOGLEのロゴに癒される。

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by toruiwa2010 | 2015-09-27 09:56 | 自薦・厳選300? | Comments(0)
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( 2012.07.24 初出 )

07/24 07:30AMのツイート
イチローがヤンキースに移籍すると言う。
ね、言っただろう?イチローの移籍は
あることだし、むしろ移籍を勧めるって。
少なくとも日本の野球界にとっては
最大のニュースだ。
球団の思惑と本人の意向が合致したのさ。

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日本的には“超”がつくビッグニュースだ。
プレーオフ出場は確実だし、かなりの確率でALCS、さらにはワールド・シリーズで
プレーするイチローが見られるかもしれないのだもの。
今日の、MLB.comにも“Bronx bombshell”…ブロンクス(ヤンキースタジアムが
ある地域の呼び名)に大きな衝撃、と見出しをつけてトップで報じられている。
それはそうだろう。将来、殿堂入りが確実な選手が ほかでもないニューヨーク・
ヤンキースに電撃的に移籍したのだから。

ヤンキースは、ともに25歳の2人の若手投手を出し、代わりにイチローと現金を
受け取ることになる。金額は不明だが、このトレードはマリナーズがかなり足元を
見られた感じだ。2投手はいわゆる“プロスペクト(=有望株)”なのかもしれないが、
メジャーでの実績がまったくないと言ってもいい選手だ。どちらがいい“商売”を
したかは数年後にならないと分からない。

10年連続安打の記録を達成した2年前、2010年の“通信簿”にこう書いている。

10年目の今シーズンはイチローにとって大きな節目の年になる
のではないかと思いつつ、開幕からの“推移”を見守りました。
今年も200安打を達成したら、それはおそらく、何十年も破られない
ような大記録としてメジャーの歴史に残ることになる、もし
途切れるようなことになったら、なったで、彼は新しい目標に
目を向けるのではないか…と思ったのです。
新たな目標とは、もちろんワールド・シリーズでの優勝です。
この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば

藤原道長はそう詠みましたが、輝かしい経歴を持つイチローの
月には欠けた部分があります。

10年連続で個人記録としては立派なものを残したのですから、
野球人としての“高み”をぜひ、目指してほしいものです。


10年連続達成を機に移籍を…と訴えたのだが、声は届かなかった。
2年半遅れたが、移籍自体はイチローにとってプラスに働くと思う。シアトルより
環境は厳しい。世界一の大都会、世界一の球団、その伝統の重み…競争は激しいし、
球団のディシプリン(規律)も比較にならないほど厳しいはずだ。おそらく、初めは
盗塁も監督のサイン待ちになるだろう。残り試合はそれほど多くないが、20試合に
1度ぐらいの割合で“強制的”に休まされるはずだ。
…要するに、マリナーズ時代のように、自分のペースではやれないことになる。

しかし、イチローだって昨日今日のメジャーリーガーじゃないから、そんなものに
押しつぶされることはないだろう。
逆に、昨日までの重苦しさから解放されて、はつらつとプレーする可能性の方が
大きいのではないかと思う。ぜひ、そうであってほしい。

去年の後半から、イチローのバットの“湿り具合”はそれまでの実績を考えると
あり得ないほどひどいものだった。どんな大選手でも、成績が落ち、チャンスで
打てなくなれば、球団もファンも厳しくなる。今年に入って、“3番落第”のあと
トップでも結果が出ないイチローにとって、居心地は日増しに悪くなっていった。
華やかな実績を思えば“屈辱”の日々だっただろう。

球団は“若返り”に方向を定めて動き出した。過去の偉業はリスペクトしつつ、
イチローのハンドリングは難しくなった。今年限りでFAになる選手だし。
移籍を拒否する契約になっているにしても、それはあくまで権利だし、“放棄”は
可能だから、移籍しろ、移籍しろ、と私はしつこく言ってきた。
今回は、イチローをどうにかしたいという球団の思惑と、このままでシーズンを
終えたくないという本人の気持ちが合致したから交渉が成立したのだろう。

緊張した会見前半の表情より、後半の一問一答に移ってからの笑顔がいい。
WBCのときを思い出す。こんどこそ、野球を楽しむつもりでプレーしてほしい。
デレク・ジーターという最高のお手本がそばにいるのだから見習うといい。
11時開始のマリナーズ戦に先発することがすでに発表されている。
少しも驚くことではない。ダブルヘッダーの第1試合のあとトレード交渉が成立し、
スタンド下の通路を通って相手のロッカーに移り、第2試合は違うユニフォームで
プレーしたことだってあるのがメジャーだ。

確認していないが、8番・ライトだそうだ。
大リーグ通という外国人が「とくダネ」で「9番・レフトだろう」と話していたが、
「えっ?」と思った。スゥイッシャーがいようがいまいが、イチローのポジションは
守備範囲や肩を考えたらライトさ。
打順は1・2番はないと思っていた。8番よりむしろ9番の方がいいと思う。
“隠れ1番”という考え方だ。まあ、正式発表と試合を楽しみにしよう。
たぶん…たぶんだが、手すりに寄りかかってイチローの打席を見つめる川崎の姿が
見られることだろう。ハハハ。

最後に、こんなこぼれ話はいかが。

「三方一両得?」

1979年のキャンプイン直前、フィリーズとカブスの間で
長い交渉の末、大トレードが成立した。
トレードのあと、フィリーズのオーエンス副社長の談話。
「このトレード交渉では三つの組織が大きな利益を得た。
フィリーズ、カブスと…電話会社さ」


ああ、しかし、今回の交渉でAT&Tは稼げなかったはずだ。今の時代、シアトルと
ニューヨーク、大陸をはさんで飛び交ったのは電話じゃなくメールだったろうから。
ハハハ。

イチロー いい“デビュー”飾る ( 2012.07.24 初出 )

07/24のツイート

さあピンストライプではないがヤンキースの
ユニフォームを着たイチローがデビューする。
しかも黒田が先発だ。久しぶりに試合前から
興奮する。環境が大きく変わったイチローが
それをプレーにどう生かすかに注目だ。


環境の変化が大きなプラスになっていることはこの試合のイチローの一挙一動に
現れていた。ニュースで見る試合前の表情にも試合中のベンチでの表情にも。
試合中のダグアウトでチームメイトと話していた。ベンチの奥ではなく、手すりに
寄りかかって試合を見つめるイチローを見るのはいつ以来だろうか?
別れの握手を求めてきた警備員にも笑顔で応じていた。しかも歯を見せて。
変われば変わるもんだ。もちろん、これでいいのさ。彼にチームを変わることを
勧めたのも、この気持ちになってほしいからだった。この感じなら残り67試合で
いい結果を残すかもしれない。そう、“Newイチロー”誕生の予感がする。
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なんと言っても、はけ口がなく、ストレスのたまる状態から抜け出したのは大きい。
しかも、新しいチームは世界一のチームだ。本人が会見で語っていた通りMLBで
一番勝てないチーム(実際は違うが)から一番勝っているチーム(これは事実)への
移籍だから、クールが“売り”の彼でもさすがに興奮するだろう。
同じようにクールと言われる当方(ハハハ)も朝から気分が高揚した。

ゴルフ、テニスはメンタルが大事な競技だと言われるが、野球だって同じさ。
今シーズンの松井やイチローのプレーを見れば分かるはずだ。

英語放送に切り替わる前のわずかな“スキ”に、スタメンを発表していたNHKの
Nアナがこう言っているのが聞こえてきた。
「マリナーズはイチローを失ってのオーダー…」と。どうしてそんなことを!
「…が去った」、「…がいなくなった」ならまだ分かる。しかし、「失った」には
残念な気持ちが含まれる。そうじゃないんだ。分かっとらん。ハハハ。

少しだけど現金のお土産付きで 実績はないが二人の若手投手をもらい、オフには
FA(フリーエージェント)になる予定があってシアトルではこれ以上は期待できない
ベテランを「所払い」出来た。しかも、来年以降はイチローの給料1600万ドルを
補強に使えることになった。願ったりかなったり…というのが実態だと思う。
決して、イチローを“おとしめて”いるのではない。事実を書いている。
なんでもかんでも“イチロー中心”で考えちゃダメだ。
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この試合はいろんな意味で“歴史的”だったのだが、3回にようやく最初の打席が
回ってきたなんてことはイチローの野球人生では幼少期を除いてないことだろう。
場内アナウンスにうながされて打席に入ろうとするイチローをシアトルのファンが
スタンディング・オベーションで迎えた。ヘルメットをとって頭を下げる彼の胸に
どんな思いが浮かんだのだろうか。

0-1からの2球目を力むこともなくセンター前に打ち返した。
そして盗塁…。いやいや、ずいぶんアグレッシブじゃありませんか。「なんだい、
ヤンキースに移ったらチーム・プレーをするのかい」…マリナーズのベンチでは
そんな皮肉や愚痴の一つや二つ 聞かれたはずだ。
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第2打席は3-1と逆転した4回、1死1・2塁で回ってきた。見せ場だった。
「クセは知っているはずだ。HRを狙って行こう」とつぶやいた。アナウンス論に
書いた“保険”だったのだが、「クセ走っている」と誤変換したので削除した。
…狙っていたと思う。高めに入ってきた148キロのファストボールに力負けした。
4打席目のセカンド・ライナーは惜しかった。結局4-1、1盗塁に終わった。
しかし、イチローは元気・精気を取り戻した。バックホームは少し力が入ったが、
全体としていいデビューだったと思う。いいトレードだったということだ。
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球宴中にいろいろ考えたと会見で話していた。

7月9日付け当ブログの最後はこう締めくくってある。

…イチローを取り囲む環境は確実に変わった。
最後の2試合は打順を2番に下げられた。
監督の頭の中ではイチローの再生より、若手を
育てるためにイチローをどう使うかに傾いて
いるのではないか。
2安打ずつ打って意地を見せたが、球宴休み中に
考えるべきことは多い。


ヘヘヘ。やっぱり考えたんだ。そりゃそうだ。あれだけ追い詰められたら誰だって
身の振り方を考えるさ。サラリーマンと同じさ。

*以下、カット。イチローに関係ない話なので。

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by toruiwa2010 | 2015-09-26 08:40 | 自薦・厳選300? | Comments(0)
7月期ドラマがほぼ終了しました。
おそらく、誰もが予想したと思いますが、「花咲舞が黙っていない」の独走でした。
ざっと振り返り、恒例なので私なりの点数をつけておきます。
(視聴率は月曜日放送分まで)
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80 恋仲 フジテレビ

互いに気持ちを打ち明けないまま離れ離れになった高校の同級生、葵(福士蒼汰)とあかり
(本田翼)が7年後に再会します。しかし、このとき、あかりには恋人がいました。二人の
共通の親友だった蒼井翔太(野村周平)です。

最近珍しい純愛ものだし、若い人には人気のある俳優をそろえたのに月9開始以来最低の
数字でスタートしました。始まる前からネットでは本田にいろいろ言われていました。
はじめ、私には“ダメ”だと思えませんでしたが、最後まで見た感想は…たしかに演技が
一本調子で微妙、です。福士も似たようなものなので全体として物語が薄っぺらになって
しまった印象があります。

それでも、中間展望に“何回目かに2ケタを記録するのではないか”と書いたとおり、
第3話で二ケタに乗せ、平均でも10%台をキープしました。
ただし、わけのわからない最終回の思わせぶりな“生放送”は何?

“10%越えなかったら、10月期からドラマの展望をやめます。きりっ”とも書きましたが、
やめないですむことになりました。ハハハ。
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75 ホテルコンシェルジュ TBS

我慢できたのは3話まででした。
認知症が始まっているおばあちゃんを想う孫娘の熱意にほだされ、宿泊中の歌舞伎俳優が
ホテルのホールで一幕演じる…という回でした。目くじら立てても仕方がありませんが、
脚本に無理がありすぎじゃないでしょうか。
2ケタには届きませんでしたが、見なくなったあともっと下がるだろうと思っていただけに
“健闘”の部類でしょう。
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85 花咲舞が黙ってない 日テレ

見たあとの“爽快感”は相変わらずでしたし、“ダントツ”と予想した通りになりましたが、
数字は思ったほど出ませんでした。これはという強敵が見当たらなかったのでもう少し
稼ぐと思っていたのに意外です。視聴習慣そのものが変わりつつあるのとテレビドラマ
全体が“低調”という見方もできますね。

前シリーズより数字が下がったのはなんとなく分かる気がします。
私は同じように楽しみましたが、早くも飽きてしまった視聴者がいるのでしょう。
東京第一銀行の支店で問題が発生、本店から臨店班の相馬(上川隆也)と花咲(杏)が乗り込み、
ドタバタの末、最後は花咲の「お言葉を返すようですが」で始まる“啖呵”で一件落着・・・
という流れが完全にパターン化しています。“次回”があるなら考えどころですね。
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75 リスクの神様 フジテレビ

「花咲…」の真裏でも、少しは抵抗すると期待しましたが、惨敗を喫しました。
1話こそ“半分”でしたが、視聴率はどんどん下がり、途中からは1/3を確保するのも
やっとという体たらくでした。
内容的にそこまでひどいドラマだったとは思わず、私は最後まで見ました。楽しめました。

NHKが作った「ハゲタカ」のような作品になることを期待しましたが、重厚感に欠けて
残念な結果に終わりました。
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80 エイジハラスメント テレ朝

大きな商社の新人総務部員・吉井英美里(武井咲)がさまざまな“ハラスメント”に負けず、
恋愛にも仕事にも頑張る…という話です。かなり“無理”がありましたが、最後まで
楽しみました。そんなに悪いとも思いませんでしたが、一度も二ケタに届かないまま
終わりました。
最近の武井の出演作の中ではいい方だと思います。
・・・ただし、ノースリーブを着たとき、稲森いずみより二の腕がむにゅむにゅしてちゃ
ダメだと思うなあ。ハハハ。
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70 ナポレオンの村 TBS

1回目こそいい数字でしたが、たぶん 前期「天皇の料理番」の置き土産だったのでしょう。
2回目は5.3%も下がりました。この枠のドラマにしては珍しいことです。
不振の理由は設定にあると思います。私は2回でギブアップしました。
意地でも、“平均で二ケタ”をとりたかったでしょうが、最終回が振るわず、叶いませんでした。。
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70 日テレ 「デスノート」乱高下

第1話の中でトップの16.9%をたたき出していたのにびっくり、追いかけて見ましたが、
苦手なカテゴリなので2話以降はギブアップしました。
第2話で大きく落ち込み、3話、5話で一桁になったとき、「そうだよなあ」と。
しかし、6話以後、持ち直して二ケタをキープして全体の2位に食い込んだのは見事でした。
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80 死の臓器WOWOW

臓器移植をテーマにした医療サスペンス。
良かったと思います。5話でしたが、質としては今期のドラマの中で一番でした。
武田鉄矢の演技力が光りました。小泉孝太郎、豊原功補、小西真奈美も頑張りました。
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ちなみに、続けて同じ枠で放送された「石の繭(まゆ)」は感心しませんでした。
しかし、20日に始まった「しんがり」はいいと思います。
第1話(全6話)が終わったばかりですが、「64(ロクヨン)」の1回目を見たときの感じに
近い興奮を覚えました。山一證券の最期を看取った社員たちの苦闘を描く社会派ドラマに
主演の江口洋介が全力投球で立ち向かっています。
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by toruiwa2010 | 2015-09-25 09:30 | ドラマ | Comments(2)
ラグビー ワールドカップ
JAPANの第2戦が始まる。
あれだけ世界から称賛されたあと
無様な試合をすることはできない。
とは言え、このレベルで中3日は
体力的にはきついだろうなあ。
ランクに関係なくスコットランドは
世界の強豪だ。
挑戦者の気持ちを 忘れにように。

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後半5分、五郎丸のキックで12-10と追い上げたときは、「見えた!」と思ったのだが、
JAPANの得点はそこまでだった。
南ア戦で劇的な勝利を得たが、身体が受けたダメージは相当のものがあっただろう。
中3日でふたたびピッチに立つのは、このレベルでは厳しすぎた。試合の前も後も、
「言い訳にはできない」と言い切ったヘッドコーチも選手たちも立派だった。
しかし、19日に試合をして、中3日でこの日もプレーしたのはほかにフランスだけだ。
恨めしいよなあ。

“疲れが残っているはず”という先入観があるからだろうが、立ち上がり、わずか3分で
先制点(キック)を許したあたりから、南ア戦とは“空気”が違うと感じた。
五郎丸のタッチへのキック、ラインアウトからモールを押し込んでのトライで逆転した
シーンでは期待を持ったが、南ア戦ではほとんどなかったつまらない反則が多かったし、
笛が鳴ったあと、次の行動に移るのに少しずつ時間がかかっていた。動きが鈍かった。

それでも、前半の終了間際、ゴールライン近くまで攻め込まれたときのディフェンスは
最後の五郎丸の“必殺タックル”をふくめてあっぱれだった。

しかし、マフィの負傷交代からJAPANのアタックは迫力を欠いた。
加えて、疲れが影響したとしか思えない“判断ミス”が目につくようになった。
試合前に読んだり聞いたりした専門家の予想の多くは、スコットランドは序盤から強めの
フィジカルコンタクトでJAPANにダメージを与え、最後の20分過ぎから勝負に出る…
というものだった。

応援する者にとってダメージが大きかったのは五郎丸のキックがゴールポストに当たって
はね返ったあとトライ(ゴール)を許した後半15分前後の場面だった。ペナルティゴールの
3点が入らず、逆に7点を失い、一気に22-10と引き離されてしまった。
そのあと奪われた3トライは見るのもつらかった。

この負けは残念だが、PHASEを重ねた最後のアタックはJAPANらしかった。
ベストエイト進出のチャンスはまだあるし、初戦で南アを下した“快挙”の色があせる
ことはない。特に、あの五郎丸のキックで29-29としてからノーサイドまでの10分間に
味わった興奮はスポーツ・ファンなら忘れることはないだろう。
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こまかいところが気になるタイプの私が 知りたくて知りたくて“うずうず”しているのは、
残り時間が少ない場面で 同点ではなく、逆転を選んだプロセスだ。
スタンドから戦況を見守りながら無線で指示を出していたジョーンズ・ヘッドコーチは
“ショット(キック)だ”という判断だったそうだ。最高指揮官だし、試合の全貌がつかめる
位置にいたHCの判断は普通“絶対”だろう。

しかし、主将・リーチはスクラムを選択した。指揮官の指示に従わなかった。
日刊スポーツはこう書いている。「スクラム、いける?」と問うと、フッカー木津が答えた。
「いける。いけるよ」と。
自分もスクラムに参加するリーチも同じ気持ちだったのだろう。スタンドのHCではなく
ピッチで肌で感じるものを信じようと思ったのだ。

結果として、シンビン(一時退場)で1人少ない相手のスクラムを押してチャンスをつかみ、
逆転のトライに結びつけた。
選手の気持ちの中には「キックで同点で終わったら、日本ラグビーの歴史は変わらない。
勝つか負けるかだ」という思いが強かったのだろう。その思いが世界の3位、この大会で
過去2回優勝している強豪からの勝利をもたらした。

スポーツ紙などを読むと大体のことは分かるが、大会が終わってからでいいから、誰かが
現地にいたヘッドコーチ、選手だけでなく、OB、協会関係者たちにインタビューして
“あの数分間”を再構成してほしい。それは「江夏の21球」よりはるかにドラマチックな
読み物になると思う。
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ロンドンで読んだ切ない記事。

・・・友人・生島淳が取材に訪れたロンドンから悲しげなツイートをしていた。
地元紙でエディ・ジョーンズHCのインタビュー記事を読んだのだ。

日本でこの競技を運営している人々(協会幹部)の
情熱に疑問がある。ひどく失望している。


エディは、この大会が終わるとHCの座を去ることになっている。
この大会の結果がどうなろうと、JAPANをここまで強化したのはエディの功績だろう。
普通はこのタイミングでのHC交代は考えにくいが、決意は確固たるものだったようだ。
2012年の就任以来、新しい発想、新しいトレーニング方法を持ち込んで日本ラグビーを
強くすることに心血を注いできた彼にしてみると、幹部たちがどこまで本気で取り組んで
いるかについて物足りない点が多々あるのだと思う。

古くは、来日した元メジャーリーガーや監督、サッカーの監督・コーチからも同じような
愚痴・怒りを聞いてきた気がする。つい最近、ジョーンズとの10時間半のインタビューを
まとめた本を出版したばかりの生島氏が“切ない”と呟く気持ちがよく分かる。悲しいね。

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by toruiwa2010 | 2015-09-24 08:55 | スポーツ全般 | Comments(8)
地元紙にも厳しい記事が…
~イチロー叩きが始まっている?~ ( 2012.06.25 初出 )

06/20のツイート

スポニチアネックスに”イチロー 不調で強制休養
「必要とされてなんぼ」“の見出し。アホ抜かせ。
オケージョナル・レストであって、強制休養なんて
ものではないのだ。確かに、これまで少なかったが、
それは、イチローが嫌っていて監督が押し切られて
いただけだ。

休養明け直後の試合で5打数4安打をマークし、一気にメジャー通算2500安打を
達成したあともイチローはよく打っています。休養後の4試合は19-10です。
昨日の試合ではフォアボールを選んでいました。

06/24のツイート

「事件」だ。イチローがフォアボールを選んだ。
敬遠ではないフォアボールはトップに戻ってから初めて、
3番時代の5月7日以来41試合ぶりだ。
見事な記録だが、誰も言わない。
2盗に成功し、続いて狙った3盗は失敗した。
ノーアウトで!
それについても誰も言わない。

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5-1とリードした7回表の攻撃でした。常に距離を置いて見ているからでしょうか、
私の目には「勝手に野球をやっている」と映りました。私だけならいいです。
首脳陣にも「走ってほしいときに走らず、走らなくていいときに走る」と見えたら
ますます、ヤバイことになるんじゃないでしょうか。
ファンならいいことだけを言っていればいいと思います。
メディアや評論家は本当の姿を伝え、言うべきことを言わなければいけません。
私は、メディアでも評論家でもないので好きなことを好きなように書いていますが。
ハハハ。

アメリカのスポーツ・メディアは厳しいです。特に高給取りには。まして、最近の
経済誌「フォーブス」によれば世界39位だと分かったイチローには…。
ウエッジ監督からオケージョナル・レストを与えられた翌日、19日付のシアトルの
地元紙、2紙にそろって似た論調の記事が出ました。
“事情通”に聞くと、レベルの高い記者ではないようですが、気になります。
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イチローをどうする?(Seattle Post)

マリナーズは将来を目指して試合をしている。次に優勝を争うチームになったとき、
しかるべき役割を担ってくれると思える若手を見つけようとしている。30歳以下で
穴を埋められそうな選手が何人かいるのだから、球団はシーズン最後の3ヶ月間、
イチローをどう起用するかを決めるべきだ。
7月のどこかで、残りの2ヶ月間、彼にどれぐらいプレーさせるか決めなければ
ならないだろう。

イチローは“10&5”の権利を持っているから同意なしにトレードはできない。
同意があっても“オーナー”がウンと言わなければGMは実行に移せないと思うが。
関係者と話し合いを始めるのがいいのではないか。
マリナーズでパートタイマーになることを避け、シーズンの終わりを優勝争いする
チームでプレーしたいと彼が言えば、それは誰にとってもいい結論だろう。
もはや、イチローは“everyday player”(常時出場する選手)ではない。少なくとも
マリナーズでは。

カープのケガで時間的余裕はできたから、球団は今すぐ、あるいは今月中に決断を
下さなくてもいい。ただし、トレードのデッドラインがあるし、カープが戻ったとき、
外野手/DHの数が過剰になるから、それほどの時間はない。イチローがトレードを
受け入れるかどうかの感触を今探っておく必要がある。もし、Noなら、輝かしい
実績を持つ彼の終わりにふさわしいプランを考えなければいけない。

10&5
現在のチームに5年以上在籍し、メジャーで10年以上の
経験を持つ選手は同意なしでトレードできない

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再建中のチームの中でイチローも同等に扱われるべきときが来た(Seattle Times)

イチローが先発を外れた日、代わってライトに入ったキャスパー・ウエルズは
ランナーを1塁において2ベースヒットを放ち打点を挙げた。前任者が久しく
やれなかったことだ。
1試合では何も言えない。ただし、球団はウエルズに何ができるかを証明させる
チャンスをもう少し与えるべきだろう。イチローを週に2試合休ませてライトに
ウエルズを起用する手もある。

ウエッジ監督であれ誰であれ、野球にかかわっている者なら、シーズンを通して
得点圏打率が2割8分2厘の選手をトップに据えることが勝ち星を増やすとは
考えないものだ。勝ちたいのなら、今すぐにイチローの打順を7番以下に下げ、
毎日プレーさせることをやめるべきだ。
レギュラーのライトを見つけなければいけないが、もうイチローが該当しないのは
明らかではないか。
パワーもなく、この1年半の出塁率が3割前後のイチローの契約を延長するのなら、
この再建の本質とは何なのか?
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イチローは今夜にも2500安打を打つだろう。メジャーでの出発が遅かったことを
考えればすごいことだが、誰もその話はしないだろう。マリナーズに責任がある。
勝つためのあらゆる努力をしているし、選手の育成だってやっているとかたくなに
言い張るからだ。

目の前で起きていることに目をつぶって同じことをしていたら、ひどいことになる。
イチローをほかの選手と同じように扱うようにしようじゃないか。

…かなり手厳しいです。2人の記者はイチローの実績を認めた上で書いていますが、
厳しいと思える部分だけを抜き書きしていることと、私の英語力をお忘れなく。

明らかなことが2点あります。

イチローの衰えは隠しようがないこと。
マリナーズはすでに将来に向けて再建を始めていること。

ひたすら彼を応援するファンたちは、ネガティブな話はそれこそ目・耳をふさいで
やり過ごすのでしょう。しかし、どんな選手にも“終わり”のときは来るのです。
メディアが伝えることだけを信じていると、やがて否応なしに訪れる“現実”に
戸惑うことになります。心の準備はしておいた方が…。ハハハ。

休養直後の試合で4安打し、2500安打も達成したあと、アメリカ人記者の問いに
こう答えています。
「僕に対しては批判もあったが、おかげで僕のハートは燃えさかり、今の僕がある」。
彼が言う批判とは、最近の不振に関するものだけではないのだそうです。

“ほかの選手のように批判を聞かないという方法もあるじゃないか”と聞かれると、
「それが僕のやり方だ」と答え、「野球がエンタテインメントだという人もいるが、
ならば僕は一段上のレベルにしたいんだ。単なるエンタテインメント以上のものが
あると思ってるし」と話しています。

野球に対するアプローチや考え方が伝わります。
一流のアスリートたちには共通していることですが、クールに見えるイチローにも
“意地”に支えられている部分があるようです。
しばらくは意地と年齢からくる衰えとの“せめぎ合い”が続くのでしょう。
マリナーズの球団事情も絡んで、オールスター前後には結論が出そうな気がします。

私の“結論”は彼が10年連続200安打を達成した2010年オフから不変です。
悪いことは言わない。最下位が常連のチームで“パートタイマー”になる屈辱を
味わう前に、優勝争いができるチームに移ってプレーすることを勧めます。
来シーズンなどと言わず、今シーズン途中からでもいいから。

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by toruiwa2010 | 2015-09-23 08:57 | 自薦・厳選300? | Comments(0)
イチローvs朝日新聞 !!
~頭に血が上ったか?~( 2010.08.24 初出 )

イチローが2打席連続の本塁打を放った。(中略)
いずれも甘い球を見逃さず、バットに乗せるようにボールを飛ばした。
1,2本目の手ごたえを問われると、イチローはそっけなく言った。
「ああ、そういう浅い話でいいんだ。だったら簡単。ぜんぜん違うよ」(中略)
右中間が極端に狭いヤンキースタジアムならではの連続本塁打に、
イチローは「普段なら入らない打球なのに、入ってしまうんだから。
ここはいい球場だよね」と淡々と語った。(ニューヨーク=村上尚史)

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…昨日の朝日新聞朝刊を読んで「うん!?」と思った。
これはどういうことなんだ?としばらく考えてしまった。
そして、つぶやいた。

2HRの手ごたえを問われたイチロー
「ああ、そういう浅い話でいいんだ。
だったら簡単。全然違うよ」…
チームが負け、機嫌が悪かったか。
朝日が書いている。
きっと腹にすえかねたのだろう。
書き方に感情が出ている。
人柄は言動に出るものだ。


自分がいくら打ってもチームはだらしない負け方をする。
ワカマツ前監督が解任されたあと、イチローが後任にボビー・バレンタイン氏を
マリナーズの人事に強い発言権を持つとされる任天堂の山内某氏に推薦したと
コラムに書かれたこともあった。
200本安打達成に向けてプレッシャーもかかっている。
もろもろのことが重なって少しいらいらしていたかもしれない。
どんなアスリートにもそういう日はあるものだ。

ちなみに、「」の前半を省いた読売新聞はこう書いている。
「普段なら入らないのが入る。いい球場だね」

記者の“立ち位置”に微妙な違いを感じた。

たぶん、朝日の記者の書き方がイチローの発言に“より近い”ものだと思う。
「そんな言い方はしていない」と突っ込まれないためにテープに録っているはずだ。

取材する側とされる側には、一定の信頼関係がある。
“オフレコ”と言われたら書かないのはもちろん、両者が良好な関係にあるときは、
タメ口で話したコメントも少し丁寧な言い方に改めたりするはずだ。
まして、「ああ、そういう浅い話でいいんだ」はニュアンスが分からないが、耳に
心地よい“物言い”ではない。言ったのが事実だとしても普通は書かないだろう。
スポーツ紙がどう扱ったか分からないが、読売が書かなかったこの部分を朝日が
書いていることに興味を持った。
この記者は、かねてからイチローの発言・対応に不満を持っていたのではないか?

以下、2004年12月の当ブログからの抜粋

帰国した彼の発言の中に「えっ?」と思わされるものがありました。
日刊スポーツの長いインタビューの中に「記者の人を育てるのは選手でもあると
思うので…」とあるのです。毎試合カメラの前で会見する松井のやり方に、
あからさまではありませんが「甘い」と批判した上で、お互いプロだから自分は
「厳しく」ありたいし、選手一人一人がそういう意識を持たないといけないと思う…
という流れの中での発言でした。
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思い上がりだ、などと言うつもりはありません。「個人の自由」ですから。
逆にこの考え方だと疲れるのではないかと思うのです。
松井は、おそらく「少し我慢すれば、あとは楽なんだから」と考えてやって
いるのでしょう。大人の選択。ハハハ。

各社、経験のある記者をずっとアメリカに貼り付けることはできないでしょうから、
中にはひどい記者もいるのだろう、と想像がつきます。
ですからイチローの苛立ちもわからなくはありませんが、そういう記者を「育てる」
ことが彼の仕事だとは思いません。
5分なら5分と時間を決めて会見に応じてしまった方が楽だと思うのですがね。

ちなみに、メディアと選手の対立は、今に始まったことではなく昔からありました。
しかし、私が思いうかべるのは二人のアスリートです。
日本のスポーツ史上最もマスコミに追い回されたと言って間違いない、王と長嶋。
そして、この二人ほど我慢強い人物を私は知りません。
マスコミに対して声を荒げたり、いやな顔を見せたりしたことはほとんどゼロに
近かったのではないでしょうか。
マスコミへの対応も仕事のうちとの自覚があったからだと思います。

…イチローの発言の中には“語録”としてファンが大喜びするものもある一方、
「どこまで“上から目線”なんだ」とあきれ果てるものもある。
「浅い話…」などはその典型だ。
考えがあってやっていることだろうから、とやかく言うつもりはない。
しかし、「記者を育てることも自分の仕事」と言われて、ジャーナリズム側が
快く思わないのは当然だろう。

腹にすえかねた村上記者は思わず、普段は書かない部分まで書いたのではないか。
よほど頭に血が上っていたのか、デスクのチェック漏れかはわからないが、
「…違うよ」のあとの“。”(句点)が落ちている。朝日にしては珍しい。ハハハ。
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NHKの中継ではイチローに批判的なことはほとんど言わない。
オフの特番などに不可欠な顔だから刺激してはまずいのだろう。
その他の新聞・テレビも、独占インタビューがほしいから批判は避ける。
そうやって、みんながほめ上げるから、“イチロー=神”的なファンが増える。
ちなみに、当ブログはすべて“是々非々”で臨むことにしている。

昨日の試合の最終打席でボール球をヒットにしたときの実況・解説を聞いて
思わずつぶやいた。

小早川とアナの合作「ポサダはワンバウンドをとる態勢になっていた。
それを打ってしかもヒットにしてしまうのがすごい」…。
イチロー嫌いではないが、彼のすることは何でも認めてほめあげる風潮が嫌いだ。
あの場面は無安打で終わりたくなかっただけ。点差を考えたら許されると思うが。

…そして、今朝のスポーツ紙はファインプレーしそこなった話をメインに取り上げ、
このヒットについては事実を伝えただけだが、朝日(夕刊)は違った。
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(最終打席)難しい球をヒットにした感想を聞かれると、
「どっちでもいいね」。試合は0-10で大敗。
チームは優勝争いが絶望的で、集中力を保つのが難しい中での
プレーが続くが、イチローは「それを含めてどっちでもいい」。
(ニューヨーク)


…“行間”ににじむ記者の感情が手に取るように分かる。

はたして、イチローと朝日新聞の間に“冷戦”が勃発するのか。
当ブログの単なる“考えすぎ”か。ハハハ。

*記者の質にも問題があるでしょう。イチローのいらだちもわかります。
詳しくは、この記事を読んでみてください。
「テニスを伝える 松井を追う〜記者の“質”もいろいろ〜」
http://bit.ly/aWNTCu


偉業達成 おめでとう !
~内野安打は“運”じゃない~ (2010.09.24 初出 )

イチローが10年連続200安打を達成した。
文句なしの偉業だ。
素直に、心からおめでとうと言いたい。
この数字を塗り替える選手…記録は破られるために
あるのだろうからいつかは出てくるにしても、
並大抵の数字ではない。
追いつくだけでも最低10年かかるのだから。
ハハハ。

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"The guy has to be the luckiest guy in the history
of the world to get that many infield hits!"

ピート・ローズがそう言ったらしい。
「そんなにたくさんの内野安打が打てるなんて、彼は世界一ラッキーな
やつに違いない」…というところか。
記事を読めば「全体の27,8%が内野安打だということを知ってるか?」と
聞かれて答えたものだ。

イチロー・ファンの感情を甚だしく傷つけたようだ。
ローズが“ラッキー”をどんな意味で使ったかは分からない。
しかし、日本のマスコミは“幸運”や“ツキ”と訳しているところが多い。
これではファンが腹を立てるのも無理はない。

公式記録員を務める地元の記者がエラーに見える打球をヒットにしてくれる
“ツキ”や“幸運”はあるかもしれないが、イチローの内野安打の80-90%は
彼の並はずれた俊足の産物だ。まさに“leg hit”なのだ。
ローズは、「…だとしたら、そんな俊足をもって生まれてきたのは幸せ」と
言いたかったのではないか?
ローズには大きなスキャンダルがあったし、イチロー・ファンは繊細だから
何をどう言っても聞く耳持たず、“袋叩き”にあっている。気の毒に。

スポーツナビで木本大志「イチローの内野安打は“ラッキー”なのか?」を
読んだ。ローズの発言を受けて書かれた記事だ。
日付は22日になっている。今シーズン初めて4安打を放った日だ。

以下の部分が面白いと思った。
イチローは内野安打の可能性を高めるために意図的にゴロを打っている、
とした上で、さらに…

ではいったい、イチローはどれだけ“フライを打たない”のか? という点だが、
メジャーでは、その打者がゴロを多く打つ打者であるか、フライボールの多い
打者であるか示す指標がある。
ゴロの数をフライの数で割った数値を「GB/FB」と簡略化して表すが、
20日までの時点でイチローは、2.24となり、両リーグ通じて第6位だった。
(米サイト『FANGRAPHS』参照)  ***GB/FGの数値は元記事のまま。

…なるほど、と思わないでもない。
しかし、フライよりゴロのほうがヒットになる可能性が高いのは当然のこと。
少年野球の監督だって、脚の早い選手には「ゴロを打て」と教えるだろう。

ちなみに、それこそ“ツキ”に恵まれて回ってきた第5打席のイチローは、
投手左へのボテボテの打球だったが、相手ピッチャーがあわてふためき、
結果として4安打目を稼いだ。

話を元に戻せば、ローズはあくまでも「ラッキーだ」と言うかもしれないが、
この日の4本目のヒットなど、まさに可能性をつなぐ典型的な打球。
追い込まれた。最後は外の球。振り切らず、バットに当てて転がす。
そこに可能性を求める。

…と、木本記者は書いている。なるほど、とは思わない。“うがちすぎ”…。
“内野安打を打つ技術”を言っているつもりだろうが、“たわごと”だ。
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木本氏がどのレベルの記者かは知らない。
しかし、次の部分を読めば、大体のことは分かる。

フライを打たない → ゴロを転がす → 転がせば野手の間に転がる
こともある。緩い打球になることもある。
イチローの足に慌て、悪送球になることもある。そして内野安打。
「風が吹けば桶屋がもうかる」という話ほど複雑でないが、フィギンズが
言いたいのは、可能性。

「風が吹けば…」は、思いがけない結果が生まれることを言うのだ。
意図的に打っているかのように書く一方で、「風が吹けば…」とつなげたら
意味不明になってしまうじゃないか。
恥じることはない。当ブログも「カルガモが“毛づくろい”を…」と書いて
「しまった」と思ったのは2日後だったことがある。
日本語は難しい。

7月のちょっとした“スランプ”の直後に「10年連続200安打を達成しても
しなくても、大きな区切りなんだから、優勝争いができるチームに移って
チャンピオン・リングを獲りにいたらどうだ」と進言した。 http://bit.ly/bWK87u
200安打はともかく、“メジャーで3000安打”が視界に入ってるだろうから
まあ、言ったって無理だろうなあ。

今日は、“おめでたい日”だから、ネガティブなことは書かない。

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by toruiwa2010 | 2015-09-22 09:00 | 自薦・厳選300? | Comments(4)
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2000安打達成、おめでとう! But…
~イチローへの“最後の”オマージュ ~( 2009.09.09 初出 )


5年前に前立腺の手術を受けました。
最近の医療ではそれが当然なのでしょうが、手術の翌日から歩行訓練が始まりました。
同時に、身体に入っている、点滴をはじめとする何本もの管がどんどん減っていきます。
3日目の朝、ドクターに「いよいよ、あと一本になりましたよ」と声をかけられたとき、
「えッ、イチローと同じですね」と応じました。
メジャーのシーズン最多安打(257本)に挑戦していた彼が、ちょうどその朝、256本目を
打ったところだったからです。

…思えば、当時は“純粋に”イチローを応援していました。
入院・手術とイチローの記録達成が重なりそうだと分かったとき、スケジュールの変更を
ドクターに頼もうかと思ったほどです。ハハハ。

今でも、プレーに関しては、イチローを高く、それも きわめて高く評価していますが、
発言の仕方を含めたマスコミへの対応や野球への考え方などでどうしても納得できない
ところがあって、“総合評価”はさがっています世間より低いのです。
このブログを長く読んでいる方は「又かよ」と思うかもしれませんが、もう一度だけ、
お付き合いください。ハハハ。
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はじめに、前人未到の9年連続200安打(間違いなし)とメジャーでの2000本安打達成を
心から祝福したいと思います。積み上げてきたものの“重み”は賞賛に値します。
技術はもちろん、自己管理、努力、執念の賜物でしょう。
ここまでの実績だけでも、将来、資格を取得する最初の年に殿堂入りを果たすのは、ほぼ
間違いないと思います。

バットでボールをとらえるテクニックは誰にも真似できないものがあります。
少しも衰えない脚力を見ていると、間もなく36歳になることが信じられません。
しかし、ずば抜けているのは守備能力だと、私は思います。
スピードを生かした守備範囲の広さも素晴らしいですが、糸を引くような送球の見事さは
メジャーの歴史の中でも“屈指”のものではないでしょうか。
肩の強さだけなら、彼を上回る選手がいるでしょうが、正確さと合わせれば、彼以上の
選手はなかなか思い浮かびません。

…つまり、彼がメジャーでも“最高ランク”の選手であることに疑問の余地はないのです。
“技術”と“能力”に関しては、ですが。ハハハ。

「その質問に答えなきゃいけない理由はないでしょう。僕は、ここにサッカーをやりに
来てるわけじゃないんだよ」
足の故障で休んでいたときの通訳を介した発言ですからニュアンスがこの通りだったかは
とても微妙ですが、「もう出られる状態なのに」という“いらだち”を示した言葉として
地元紙が伝えていました。

日本の新聞には、再出場を果たしたあとの談話として「つまらなかった。4打数無安打、
5打数無安打とか、試合に出ていてダメなほうがよっぽどいい」と書かれていました。
チーム首脳の判断に異を唱えるイチローは、“選手は球団の財産”として、絶対に無理を
させないというメジャーの考え方を理解していないようです。

日本のマスコミでは、イチローに関するネガティブな発言を耳にすることはありませんが、
現地では、“それなりに”出ています。
面白いのは、マリナーズ・ファンの中からも批判的な声があがっていることです。
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地元紙のフォーラムに立てられたスレッドです。「イチローをトレードしろ」…
「自分勝手だからオフにはトレードしてほしい」という呼びかけに400件のレスポンスが
ありますが、同意しているのはわずかで、大多数の人が、イチローの残した数字を挙げて
反論しています。打撃部門のほとんどでチームのNo1ですから当然でしょう。

ところで、「数字はうそをつかない」と言いますが、そうでしょうか?
「バッティングより守備を評価する」と書きました。
いくつか、日本ではあまり報道されない事実(数字)を挙げておきたいと思います。

9シーズン続く200安打(&トータル2000安打)のうち、23%(458本)が内野安打だと
いうことを指摘する人は少ないです。意味がないからですか?そんなことはないでしょう。
なぜなら、彼が打つヒットの数こそが「イチローはバッターとして偉大だ」とする最大の
根拠になっているのですから。
ちなみに、殿堂に入っている俊足好打のリッキー・ヘンダーソン(史上最多の1406盗塁)は、
記録が残っている1988-2003年の16シーズンで245本しかありません。“左投げなのに
右打ち”だったことが大きな理由でしょう。

一部の解説者や本人が言うように、“内野安打も技術のうち”は“無理矢理感”があって
認められません。“普通の”あるいは“あたりそこね”のゴロがヒットになるのは、単に
足が速いからでしょう。ハハハ。
内野安打の中には、送球をあせる野手が打球をはじいたものもかなりあります。これは
“技術”とは関係がありません。メジャーでは地元紙の記者が公式記録員をしているため
雰囲気に流されて判定してしまう傾向があると思います。
“偉大な打者”、“打撃術最高”と呼ぶには、文句なしのヒットがもっと多くないと。
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イチロー・マニアやスポーツ・マスコミがヒットの数だけで彼を“神”のようにたたえる
一方、今、アメリカでは “OPS”(On-base plus sluggingの略)という指標が注目されて
いるそうです。出塁率と長打率を足したものです。“打率”だけでは、チームが勝つために
必要な“得点”との相関性を十分には表せないということから考え出された指標です。
打者の攻撃力を示すとき、打率や打点よりOPSが持ち出されることが多くなっています。

現在、打率争いの2位にいるイチローですが、このOPS部門では25位まで下がります。
大きな理由は 何度も指摘してきたようにフォアボールの少なさです。
打率の高さの割りに、出塁率はベスト10にも入らないほどの数字にとどまっています。
打率では1位のマウアーと4厘しか違わないのに、フォアボールなどを加えた出塁率では
4分2厘まで差が開きます。
「フォアボールはダメ、ボールにバットを当てなければヒットが増える可能性はない」と
考えている(らしい)イチローが“総合攻撃力”で高い数字を残すことは望み薄なのです。

ちなみに、マウアーのOPSは10割3分7厘!で1位、イチローは8割5分9厘です。
皆さんが知っていると思われる選手の数字を挙げておくと以下の通りです。

.975 2位 ユーキリス(レッドソックス)
.917 8位 タシェアラ(ヤンキース)
.912 10位 ロドリゲス(ヤンキース)
――――――――――――――――――――――
.861 24位 松井(ヤンキース)***


*中軸を打つ選手ばかりですが、デーモンやジーターもイチローよりは上です。


つい先日も、とんでもないボール球を打ってヒットにしていました。彼の技術なら、2回、
3回に1回はヒットにできるのでしょう。
しかし、「だから、イチローなら打ってもいい」でいいのでしょうか。
「授業で剣道を習ったし、いけると思った。(面と同の)中間ぐらいですね」と得意げに
話しています。ああ、そうですか。勝てば官軍…。ハハハ。

2000安打達成の翌日の朝日が<<<「ワンバウンドの球さえヒットにできる」と、巧みな
バットコントロールに敬意が払われている>>>と書いているのを見て笑ってしまいました。
彼が、“ワンバウンドの球にバットを合わせようとしてヒットにした”のなら、ほめるのも
“あり”でしょう。しかし、実際は“低めの球に合わせようとしたが、コンタクトに失敗し、
振り出したバットがたまたま当たってヒットになった”だけじゃないですか?ハハハ。
私が嫌いなのは、イチローのやることをすべて“賞賛”に結びつけようとする、こういう
メディアの書き方、ものの言い方です。
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この記事の中には「2000安打達成の短さが史上2番目だが、1位のシモンズのころは
投手に多彩な変化球を投げる技術がなく、“打高投低”の時代だった」とも書かれています。
つまり、実質、イチローが史上最速だと言いたいのでしょう。
私に言わせれば、“2番目の速さで達成できた”理由のひとつは、“打席”の多さなんです。
しかも、フォアボールを嫌って(ハハハ)ボール球でも打っていきますから、“打数”も多く、
過去8シーズン中、6回(最近5年連続)もリーグ1の打数を記録しています。200安打は
むしろ打って当然だと言うべきです。過去8シーズンの彼の打数(5460)で200安打しか
打てなければ、打率は3割に達しないのです!(.293)

シーズンが始まったときから、“200安打”を意識していることがあからさまな彼を快く
思わないチーム・メイトもいるはずです。ボール球に手を出すこと以外にも 自分勝手な
判断でのプレーが目につきます。
8月15日のBOX Scoreを見ると、“CS - I Suzuki (8, 3rd base)”とあります。
CSはcaught stealing、つまり、盗塁死(刺)です。今シーズン8個目と表示されています。
このままだと、5年ぶりに二桁になるかもしれません。
自慢の脚力、盗塁のカンが鈍り始めたのでしょうか?

しかし、問題は、そのことではありません。
場面は、ヤンキースに4-2とリードされた7回裏、2死1-2塁で打者は5番のブラニアン、
カウントは0-2でした。そして、記録に書いてある通り、サードでアウトになっています。
野球のセオリーは、“第3アウトをサードで取られてはいけない”と教えていますけどね。

例のスレッドでイチローのトレードを訴えた男も“わがまま”の一例としてこのプレーを
挙げています。ボーンヘッドですから、当然でしょう。
2アウトでイチローの足なら、ワンヒットでらくにホームに帰ってこられるのですから、
リスクをおかす必要はなく、監督も納得していなかったようです。

イチローは「2-3塁にしてワンヒットで同点にすることができる状況を作りたかった」と
説明したそうです。1塁ランナーのロペスも走って、ともにセーフになれば、の話です。
ハハハ。
どちらにしても、この失敗はマリナーズの勢いを止め、試合は5-2で敗れました。

彼の過去の言動でもっとも気に入らないのは、「自分が打てなくてもチームが勝てば嬉しい、
という気持にはなれない」という発言です。“ジコチュウ”、ここにきわまれり。ハハハ。
そんな気持ちなら、メジャーでプレーすんなよ、と言ってやりたいです。
2000安打達成のとき、ベース上からベンチの選手全員が拍手しているのが見えたそうです。
「嬉しいよね。チームメイトのそういう反応も」と話しています。
君に足りないのは、君自身のチームメイトに対するそういう気持ちなんだと思うけどね。

10月には36歳になります。
“HEC”が立ちはだかってくるでしょう。何度か書いたHand-eye coordinationです。
目で見たことが脳に伝わる、脳が判断して指令を出す、体が反応する…一連の動作の中での
“手と目の協調”のことを指しています。
年齢とともに衰えてきます。「カーブだ。曲がってここに来る。そこにバットを出せ」と
脳がバットを持つ腕に指令を出すわけですが、“伝達”、“判断”、“指令”、“反応”という
ひとつひとつの“作業”が少しずつ遅れるようになるのです。
イチローといえども、“例外”ではないでしょう。
自慢の足にもやがて衰えは訪れます。内野安打が稼げなくなります。

今回も、これまでも、“ことさら”ネガティブなことばかりを書いたつもりはありません。
ただ、きちんと伝えなくてはいけないマスコミや解説者たちが、“あばたもえくぼ”的に
なんでもかんでも手放しで褒め称えるのが気に入らないのです。ハハハ。
しかし、イチローについて書くのは、少し飽きてきました。
彼の“偉業”に異存はないのですが、伝わらない事実・情報を、と思って書いてきました。
たまに、賛同してくださる方もおいでですが、大多数は、“イチローは文句なしに偉い”派
だろうと思われます。「まあ、岩爺の言うことだから読み流しておけばいいさ」。ハハハ。

以後、イチローについては“さらっと”書くことにします。

*記録はすべて日曜日の試合が終了した時点のものです。
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なお、郵便局会社が9年連続200安打達成の翌日から
記念切手のセットを発売しますが、賛成です。
その価値は十分あると思います。念のため。ハハハ。


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by toruiwa2010 | 2015-09-21 08:15 | 自薦・厳選300? | Comments(0)