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岩佐徹のOFF-MIKE

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実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

<   2016年 04月 ( 29 )   > この月の画像一覧

熊本の地震で足並みが揃わなかったが、4月期ドラマがスタートしました。
展望で“とりあえず見る”が多いと書きましたが、今のところその通りになっています。
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月21 フジ ラヴソング 4/11~
福山雅治、藤原さくら、菅田 将暉、夏帆、山口沙也加、木下ほうか


それほど悪くないと思いましたが、視聴率は予想を超えて低いですね。
2週目でひとけたに転落するとは思いもしませんでした。
福山が“いかにも二枚目”というキャラクターで描かれてないところが気に入ったのと、
吃音(きつおん)に悩む若い女性というかなり難しい役を新人・藤原が案外うまく演じていて
視聴率はすこしずつ上がるだろうと思ったからです。甘かったし、“福山”&“月9”に
惑わされましたね。まだ、録画で見ていますが、最後までは持ちそうにありません。
大きな問題は、前評判ほど藤原の歌に魅力がないことでしょう。
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藤原を含む若い女性出演者がタバコを吸うシーンが何度も出てきますが、下手過ぎます。
映画「無伴奏」でも同じ感想を持ちました。喫煙者が減り、若い役者たちは“正しい”
吸い方を知らないようです。
意味なく吸わせるわけではないでしょう。時代を描きたいとか、習慣的にタバコを吸う
女性だとキャラクター付けをしたいのだろ思います。どうしてもそのシーンが必要なら、
ちゃんと吸わせろ!と言いたいです。ハハハ。

火22 TBS 重版出来(じゅうはんしゅったい)! 4/12~
黒木華、オダギリジョー、坂口健太郎、荒川良々、小日向文世、ムロツヨシ、松重豊


黒木という女優さんには「見よう」と思わせる不思議な力がありますね。
オリンピックで金メダル…が目標だった黒木がケガで夢をあきらめて出版社に就職します。
編集部内でも漫画家の先生の前でも屈託のない性格と持ち前の運動神経で突っ走る彼女に
「天皇の料理番」のときの相手役だった佐藤健の姿がダブります。
マンガが完成するまでに、コマ割りやその構図、セリフを書き込んだ“ネーム”があって
それを編集者がチェックする段階がある…など業界の裏側も知ることができて楽しいです。

このドラマも、出来と数字の間に違和感があります。

火22 フジ 僕のヤバイ妻  4/19~
伊藤英明、木村佳乃、相武紗季、佐藤隆太、浅香航大、宮迫博之、高橋一生


金持ちの娘と結婚したが、束縛が多く、愛人の助けを借りて殺すことを計画し、実行に
移すつもりで帰宅したら妻は何者かに誘拐されていた。そんなアホな。無理だろうなと
思いつつ、とりあえず見る…から始まりましたが、そんなに悪くないです。

「重版出来」と同枠でデッドヒートを展開中です。レベルは低いけど。ハハハ。

水21 テレビ朝日 警視庁捜査一課9係 4/6~
渡瀬恒彦、井ノ原快彦、羽田美智子、津田寛治、吹越満、田口浩正、原沙知絵


おなじみのシリーズだから見てます。
気に入っている吹越・田口、吹越・津田の掛け合いは相変わらずですが、事件の設定など、
脚本が少々荒れていませんかね。海外の事件ものにくらべリアリティに欠けているものが
多すぎます。いくらそれ以外のところが面白いと言っても事件が嘘っぽいとねえ。ハハハ。

水22 日テレ 世界一難しい恋  4/13~
大野智、小池栄子、波留、北村一輝、杉本哲太、清水富美加


始まる前は“とりあえず見る”ドラマが多すぎるので“ギブアップ”候補の上位でしたが、
困ったことに 見たら、なんだか面白いのです。ハハハ。

大野は 階段の手すり、棚の上、箪笥の下などのホコリをチェックするほどの潔癖症でも
あるのですが、乗っている車のウインドウには指紋のあとがくっきり残っていました。
運転手は手袋をしていましたから大野がつけたものです。
…というより、スタッフが油断してたってことですね。ハハハ。
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水2410 テレ朝 毒島ゆり子のせきらら日記  4/20~
前田敦子、新井弘文、渡辺大和


文化芸能部の記者だった前田が、ある日、政治部への異動を告げられ、しかも、いきなり
与党幹事長の番記者になります! そんな新聞社はありません。だから見てません。

木20 テレ朝 捜査一課長  4/14~
内藤剛志、床島佳子、本田博太郎、斉藤由貴、金田明夫


決めゼリフは「必ずホシを挙げる」…
見ていますが、少し“怪しく”なっています。脚本が“ぬるい”です。
内藤と金田は同じ局、同じ枠の「科捜研の女」でも共演しています。京都府警の刑事部長
(警視正)と捜査一課の刑事(警部補)という上下の関係だった二人が、このドラマでは舞台を
東京に移して捜査一課長(内藤)と庶務担当管理官(金田)と 立場が見事に逆転しています。
下剋上。ハハハ。

木21 テレ朝 グッドパートナー  4/21~
竹野内豊、松雪泰子、賀来賢人、山崎育三郎、杉本哲太、国村準


まだ1話しか見ていませんが、なかなか面白いです。今期の中では上位に来る予感。
竹野内と松雪が元夫婦という設定が面白さのベースになっています。最後まで見ます。
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木22 フジ 早子先生、結婚するって本当ですか? 4/14~
松下奈緒、貫地谷しほり、佐藤仁美、八嶋智人、尾藤イサオ、松坂慶子


地震で出遅れました。そのせいではなく、見始めて10分で脱落しました。
とりあえず見て、「第2話も見よう」と決めたドラマの数が普段より多いので決断が早く
なっていたのが不運だったかも。ハハハ。

木2359 日テレ ドクターカー  4/7~
剛力彩芽、中村俊介、笛木優子、木下ほうか、内藤理沙、東ちづる、かたせ梨乃


嘘っぽさが漂う。時間も深すぎるし、見ない。
…“展望”にはそう書きましたたが、こっそり見ました。およそ10分で失礼しました。
後日、ネットで面白い記事を読みました。

総合病院が舞台なのに病院らしい場面はない。
工場爆発現場では煙を濃くして工場を隠している。
レストランや料亭のシーンでは料理がほとんど映らない


などなど、あまりにもお金がかかっていないことを酷評した上で、医師たちが着る上着の
背中に“ASAGI ENERAL HOSPITAL”(朝城総合病院)と書いてあるが、『GENERAL』の
“G”が抜けている…と指摘しています。
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あれ、そんな場面があったっけと思い、見直してみました。
私が見たところまでの映像に背中が映っている場面はなかったので気づきませんでしたが、
さらにビデオを進めると、出動したドクターカーの中で準備をするスタッフの背中には
“G”の文字があります。「なんだ、濡れ衣じゃないか。そんなことあるわけないよな」と
思いながらチェックを続けると、現場に到着してケガ人の所に駆け寄る医師の背中には
“G”がありません!

なるほど。
事故現場の撮影が先で病院内のシーンがあとだった。ミスに気付いたが、撮り直す時間も
お金もなかった…のでしょう。誰も気づきませんようにと祈っていたでしょう。気の毒に。
そして、ドクターカーの内部はスタジオで撮ってることも分かります。どうでもいいが。
ハハハ。

金20 テレ東 ドクター調査班  4/22~
谷原章介、高畑淳子、中越典子、忍成修吾、田山涼成


本人に罪はありませんが、高畑が出てきたとことで見るのをやめました。既視感が強くて。
ハハハ。

金22 TBS 私 結婚できないんじゃなくて、しないんです 4/15~
中谷美紀、藤木直人、瀬戸康史、大政絢、松井珠理奈


美人ドクター・39歳・独身…という中谷は「その気になればいつだって」と強がるが、
高校時代に片思いしていた男に今も恋している。それがチュート・徳井義実だと聞いて
怪しかったのですが、2話までは見てしまいました。藤木のキャラクターがウザったくて
そろそろ限界かもしれません。ハハハ。
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金2315 テレ朝 不機嫌な果実 4/29~
栗山千明、市原隼人、萬田久子、六角精児、三石研、稲垣吾郎


まだ始まっていません。一度だけは見ます。
なにしろ“込み合って”いるので見続ける可能性は低いですね。

金24 テレ東 ナイトヒーロー NAOTO  4/15~
NAOTO、黒島結菜


まったく見る気がしません。黒島には魅力を感じますが、また今度。ハハハ。

土21 日テレ お迎えデス 4/16~
福士蒼汰、土屋太鳳、門脇麦、石野真子、大杉漣


性格が水と油の福士と土屋が幽霊をあの世へ送るという不思議なバイトを共有していた…
“15分、我慢できるか?”と思って見始めましたが、無理でした。ハハハ。

土2340 フジテレビ 火の粉 4/2~
ユースケ・サンタマリア、優香、朝加由美、大倉孝二、伊武雅刀、佐藤隆太


元判事・伊武の家の隣に元被告・サンタマリアが越してきた。伊武はかつてサンタマリアに
無罪を言い渡していた! 隣に転居してきたのは偶然なのか意図的なのか?
おそるおそる1回目を見ると意外に悪くなくて、そのまま見続けています。ハハハ。
サンタマリアの“気味悪さ”がこのドラマのすべて。今期のフジテレビのドラマの中では
一番いいかもしれません。

日21 TBS 99.9 刑事専門弁護士 4/17~
松本潤、香川照之、榮倉奈々、青木崇高、奥田瑛二、岸部一徳


当然、弁護士が主役のドラマですが、引き受けるのは勝ち目のないケースばかりです。
松本と榮倉がいがみ合いながら勝訴に持っていきます。視聴率がダントツです。

tbs「99.9」が今週はさらに
視聴率をのばして19.1% を記録。
たしかに面白い。松潤が苦手の私でも
楽しく見ている。なに、榮倉奈々が
いるからだけど。ハハハ。
今期で一番いい出来かもしれない。
TBSがなにげに好調だ。低迷が長かったが
ドラマから復活か?


映画「64(ロクヨン)」の公開記念?で2種連続放映した横山秀夫サスペンスもいい出来で
このところTBSのドラマは相対的に好調です。名門復活の起爆剤になるかもしれません。
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日21 フジテレビ OUR HOUSE  4/17~
芦田愛菜、シャーロット・K・フォックス、山本耕史、加藤清史郎、寺田心


フジテレビが日曜9時のTBSドラマ枠に挑戦しましたが、結果は惨敗です。
OBの私だって、生でTBS、録画でフジ…なんだけど。ハハハ。

4月期ドラマ:日9対決…
「99.9」15.5%対4.8%「OUR HOUSE」
対決どころの話じゃなかったね。
芦田愛菜が好きだから見続けたいが、
ちょっと無理かな? というより、
打ち切りの匂い濃厚だ。 野島伸司、
最近、あたったもの ないんじゃないの?


第2話では19.1vs5.0…ほぼ4分の1です。
「野田伸司、終わったか」の声が業界にこだましていることでしょう。

心配なのは芦田愛菜です。小学生ですから“子役”ですが、微妙な年齢で出演したのは
失敗だったのではないでしょうか。中学の上級生になるぐらいまで休めばよかったのに…
と、残念です。

日2230 日テレ ゆとりですがなにか? 4/17~
岡田将生、松阪桃李、柳楽優弥、安藤サクラ、島崎遥香、太賀


魅力的なキャストですが、内容についていけません。
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いま 期待しているのは5月8日スタートの「沈まぬ太陽」(WOWOW)です。

上川隆也、夏川結衣、檀れい、渡部篤郎、板尾創路、小泉孝太郎、草刈民代、若村麻由美…
WOWOWの開局25周年を記念するドラマです。キャストを見ても気合が入っています。
心配なのは全20回の放送を持たせることができるかどうかです。

緊急告知!!

明日から5月8日まで更新を休みます。
ブログを書きて始めてから初の“大型連休”です。
せいぜい羽を伸ばしてきます。


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by toruiwa2010 | 2016-04-28 09:05 | ドラマ | Comments(2)
レヴェナント 80

森の中を水が流れている。銃をたずさえた男が3人 ゆっくり進んでいた。
足を止めたリーダー格のグラス(レオナルド・ディカプリオ)が銃を構えた。その照準の先に
姿を現したのは一頭のヘラジカだった。静かに引き金を絞るグラス。
彼らは毛皮を得るためのハンターたちだった。

川のほとりのベースキャンプに戻って、仲間とともに出発の準備に追われていたとき、
先住民が襲ってきた。毛皮を狙っているのだ。
獲物の多くを捨て命からがら乗り込んだ船が川を下り始めたとき、50人近かった隊員は
9名に減っていた。
グラスは 川沿いに先住民が追ってくることを恐れ、船を放棄して陸路を行こうと隊長に
進言した。山越えの厳しい道だった…
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悪いことが重なりました。翌日の朝、様子を見るために先行していたグラスが森の中で
子連れのグリズリーに襲われて重傷を負うのです。一命はとりとめたものの、まったく
歩けません。もてあました隊長は報酬を上積みして二人の隊員をグラスとともに残します。
死を見届けたらきちんと埋葬するようにと命じて。
グラスと原住民の女性との間にできた息子・ホークも残ることを志願しました。

かなり長く導入部を紹介してしまいました。物語が本格的に“動く”のはここからだし、
映画が描くのは死の渕からよみがえったグラスがさまざまな危機を乗り越えて成し遂げる
復讐劇ですから、ここまでの経緯を知っても十分楽しめます。怒らないでください。ハハハ。

瀕死のグラスを支えたのは燃えるような心の底からの怒りでしょう。その憤怒を原動力に、
熊にのどを食いちぎられ、背中や足に何針も縫う深手を負いながらグラスは甦ります。
厳冬の川に流されて全身がずぶ濡れになり、着替えなどない中でも風邪ひとつ引きません。
“不死身”の度が過ぎていませんかね。007のボンド、るろうに剣心の緋村、ミッション・
インポッシブルのイーサン…ヒーローを描けばこうなると分かっていますが、回復力の
すさまじさにただ驚くばかり。ハハハ。

ただし、過酷な撮影だったことは想像に難くないし、グラスを演じ切ったディカプリオの
アカデミー・主演男優賞は納得します。ひげが濃くて表情はよくわからないけど。ハハハ。

初日の 渋谷TOHOで見ましたが、大きな客席は半分ぐらいしか埋まっていませんでした。
平日の昼間とは言え、これだけの話題作なのに…と意外でした。
大変な力作です。スクリーンからものすごい量のパワーがほとばしるのを感じます。
しかし、作品賞は「スポットライト」で正解だと思いました。

2時間37分の長編ですが、長いと感じません。
坂本龍一の音楽はいいのか悪いのかよく分かりませんでした。
全編に流れた 重低音の弦の音しか記憶がないのです。

えーと、これから見る人は一つ覚えておいてくれますか?
たしかに、外傷には馬肉が効く…という話が日本にもあることを。ハハハ。

アイヒマン・ショー 80

1960年、アルゼンチンで一人の男が捕まった。
厳しい尋問のあと、男はついに言った。「My name is Rudolf Eichmann」と。
「私の名前はルドルフ・アイヒマンだ」
戦争終結から15年、イスラエル諜報部の執念が実を結び、数百万人に及ぶユダヤ人の
生命を奪った男をついにとらえたのだ。
身柄はイスラエルに移され、翌年、歴史的な裁判が始まった…
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アメリカ人のプロデューサーがこの裁判のテレビ中継の権利を獲得します。
赤狩りで職を追われていた監督に依頼して撮影の準備を進めていきますが、さまざまな
困難が行く手に立ちふさがります。判事の許可が下りない。「手を引け」という脅迫。

いまでは、さまざまなドキュメンタリーや書物で、ナチがユダヤ人たちに何をしたかは
多くの人が知っていますが、当時のイスラエルでは、生存者が語ることが簡単には信じて
貰えなかったようです。戦争が終わってから長い年月が経っているのにこの裁判で初めて
語られたこともおおかったらしいと知って驚きます。

裁判そのものと放送にかかわった人たちの苦労…両方を追ったためにそれぞれの印象が
希薄になっていますね。
全体を伝えたいと考えるプロデューサーとアイヒマンが人間らしい感情を見せる瞬間を
とらえたいと、彼の表情にこだわる監督が鋭く対立する場面がありましたが、最終的な
答えは出ていません。消化不良です。
何か所かで音楽が邪魔をしています。

ルーム 75

殺風景な狭い部屋で母と子が暮らしていた。この部屋での生活はもう7年になる。
母はジョイ(ブリー・ラーソン)、子供は男の子で名はジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)。
ジョイは10代のときに男(Old Nick)に拉致、レイプされ、5年前にジャックを生んだ。

テレビはあるものの、部屋から見える外の世界は小さな天窓だけだった。
そんな限られた空間での暮らしの中でもジョイはジャックをできるだけ“普通”の子供に
育てる努力をした。理解力が乏しい幼いうちは 必要な嘘もついた…
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何も分からないジャックは無邪気そのもの、母親さえそばにいれば不満はありません。
しかし、ジョイは定期的に訪れるOld Nickにおびえる日々です。
ある日、ジョイはここを逃げ出すためのアイディアを思いつきます。

評価は難かしいです。“感想”は75点としました。
閉じ込められている期間と救出されてからの日々…主人公は大きく 二段階の苦しみを
味わうわけですが、カルトっぽい話で感情移入がまったく出来ませんでした。

アメリカで知られているサイトの“トマト・メーター”では93%をマークしています。
ちなみに、「レヴェナント」は82%、「スポットライト」は96%です。
日本の映画サイトの評判はこうです。評価する人のレベルや方式が違うので比べることは
無理だと思いますが、日本での評価はあまり高くないようです。食べ物の差?ハハハ。
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今年、アカデミー作品賞の候補になった8本中、「マッドマックス」は見るつもりがなく、
「ブルックリン」はこれからですが、これまでに6本を見終えました。“岩佐徹的”には
「ブリッジ・オブ・スパイ」を僅差で抑えて「スポットライト」がトップでした。
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by toruiwa2010 | 2016-04-27 08:41 | 映画が好き | Comments(0)
疑惑のナレーター…

2011年11月26日のツイート

NHK BSプレミアム「若冲」の中谷美紀、
昨夜のNHK総合「ふれあい街歩き」の牧瀬里穂…
彼女たちをナレーターに起用する理由が不明。
声に特別の“色”があるわけでもなく、番組の魅力が
増しているとも思えないのに。ディレクターの趣味でしかない。
アナウンサーの読みで十分だ。

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日曜日の夜、ドラマを見ているとき、私の古いつぶやきがTLに流れていた。
RTした人はフォロワーではなかったが、彼のアカウントをのぞいてみたら、放送中だった
Nスペ・若冲特番のナレーションについてのクレーム・ツイートをつぎつぎにRTしていた。
ネットは”炎上”していたようだ。よほど落胆し、怒っていたのだと思う。気の毒に。

私の古いツイートは5年前に若冲特番を見たときのものだった。歴史は繰り返す。ハハハ。
今回のナレーションは若い女優だった。名前は聞いたことがあるが、顔は知らなかった。
録画で見たが、問題のナレーションは“なるほど”と思うひどさだった。
滑舌が悪く聞き取りにくい。抑揚のない幼い読み方。内容に合っていない文章の切り方…
欠点はいくらでも挙げられる。「いや、あえて、そう読ませた」という釈明が予想できる。
そう言われるとそれ以上は追及できないのが歯がゆいが、鑑賞の邪魔になるのは最悪だ。
かねて、ナレーションについてストレスを感じるのは私自身がアナウンサー出身だから、
ほかの人と受け取り方が違うのだと思っていたが、必ずしもそうではないようだ。

ナレーションや旅番組で不可解な女性タレントの起用をしばしば見かける。
5年前に冒頭のツイートをしたき、ブログも書いた。確証はないが、“考察”したことを…。
こんな一節がある。

…ディレクターが好きな女優さんに頼むケースです。
なんとかお近づきのきっかけをつかみたいのでしょう。
職権乱用。ハハハ。


興味があったらこちらをどうぞ。 http://bit.ly/tmpY4S

松ちゃんのため息

芸能人の熊本地震への対応がネットでさまざまな反応を生んでいる。…らしい。
一昨日の「ワイドナショー」で松本人志が嘆いていた。
16日に「僕にもきっと何かが出来ると思っています。待っていて下さい」とツイートした。
「週に1回ぐらいつぶやいている中で、これを無視するのも逆にカッコ悪いなというか。
何をカッコつけてんねんと思って」と、その理由を説明した。
「ありがとうございます」など、感謝の反応もあるものの、「売名ですか?」などの悪口も
あったそうな。手に負えん。放置するに限る。
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寄付したことを公表する人、口を閉ざす人。“公表”を褒める人、けなす人。
「自分にできることをやるしかない」とアスリートたちが話す。
ヒーロー・インタビューで、映画の完成披露で、新CMのお披露目で…災害が起きると
メディアが何かにつけて「あなたは何をするか?」と問うのもよくない。
寄付やボランティアは自発的にやってこそ価値があるものだよね。セレブは寄付するのが
当たり前という空気を作り出すのはやめたらどうだろう。

ちなみに、番組の中で松本は「今さら名前を売りたいとは思ってないし」と言っていた。
そりゃそうだ。ハハハ。

自粛…内容しだいさ

地震で番組自粛。
松本が言う通り内容によるよね。
小さなメディアで麻雀なら
放送してよかったと思うし、
先週の首相出演を涙を呑んで
放送を取りやめたのは大正解だ。
ちなみに、尾木ママの言い方は
好きじゃない。

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申し訳ない。最後の一言はまた余計だった。
しかし、彼の言い方には自分は間違えたことがない…と言わんばかりのときがあるね。
えっ、私も?

それはともかく、大きな災害が起きたときのテレビ番組の対応は難しい。
被災者への同情は誰にだってある。…にしても、全国民が“喪に服す”のは、何かが違う。

もの知らず?

地震で大きく壊れた熊本城に「日本財団」が
30億円を寄付したと。
朝日・毎日の記事にはこの財団がどういうものかの
説明は一切ない。 えーと、これは長く生きていたら
当然知っていなければいけないほど 有名なんだろうか?

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簡単に検索できるのは知っているし、すぐにフォロワーが教えてくれた。
“かつての日本船舶振興会”だと。
ただし、このつぶやきの目的はそこではない。“日本銀行”や“日本商工会議所”ならば
ツイートなどしなかったと思う。これだけの金額をぽーんと寄付する団体で“日本財団”…
えーと、聞いたことはある気がするがなんだっけ? そう思った人は多いのではないか?

紙面の関係もあるから単純に“手抜きだ”とは言わない。
おまえが知らないだけさ…と言われたらそれまでだ。しかし、どう考えても“あまねく
知られた”存在だとは思えない。なぜ、説明を省いた?

危うさを 人は言わない

最新ドローン展
最大20キロの荷物を運べるものもあるという。
最大20キロのものが落ちて来る可能性がある…
ということでもある。
ドローンがらみの事故が将来かならず 多発すると
予告しておく。

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災害発生時の救援物資の運搬、事故現場の検証や橋げたの下などの点検、一人暮らしの
高齢者宅への荷物の配達…今後 ドローンの活用法は大きく広がるだろう。否定はしない。
しかし、この“飛行物体”については便利さばかりが言われ、危うさについての議論が
なおざりではないかとずっと懸念している。“新しもの好き”にしては珍しい。

山間へき地を飛んでいるうちはいいだろうが、住宅街や人が集まっている場所の上空を
気軽に飛ばされてはかなわない…という気持ちがある。
仮に20㌔の重さの荷物を乗せたリモコンで飛ぶドローンが祭りでにぎわう神社の境内に
落ちたりしたらと思うとぞっとしないか?

楽天が試験的に実用化するとか。まずゴルフ場のプレーヤーに飲み物などをお届け…と。
こわいなあ、“拙速”。

プロの育成

災害が起きる。避難所で物資が不足する。
助けを求める。物資が送られる。
物資が十分になったあとも届き続け、過剰になる。
SNSは万能じゃない。どこかで誰かがコントロール
しないといけないんだね。
少しずつ学んでいくしかない。

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数日後、石破茂地方創生担当相が熊本地震の被害の広がりを踏まえ、大災害に対応する
常設の行政機関(防災省など)が必要であるとの認識を示したという。
「防災省を作るという議論はしてみてもよいのではないか。専任の大臣を置くという形は
どうなのだろうか」と。

防災省は私が言う“誰かがコントロール”を具体化している。
大災害時、現地に行き全体を統括・指揮する専門家集団を育てておくことは大事だ。

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by toruiwa2010 | 2016-04-26 08:38 | 放送全般 | Comments(0)
tbs「Nスタ」で。
避難所の建物をバックにアナとボランティア団体の
代表が現状について話していた。
通りかかった被災者が横目で にらみつけていた。
立ちどまり、何か言いながら近寄る。
アナがインタビューの相手に目配せ。
スタジオから堀尾が声をかける。(続

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「ご迷惑になっているようです。すいません」と言ったスタジオの堀尾キャスターは
さらに「中継、引き取ります」と言って現場でのインタビューを打ち切り話を引き取った。
ベテランらしいいい処置だった。そのまま、インタビューを続けていたらまずいことに
なっていた可能性があった。ビデオをチェックしてみたが、避難者がいる建物から十分
距離をとっていたし、声も大きくはなかった。 平時なら“常識”の範囲内だ。

しかし、“常識”の物差しは状況次第で変わるものだ。
マイクから遠かったため、通りかかった被災者の声はよく聞き取れなかった。しかし、
「どっか行け」という言葉ははっきり聞こえた。苛立ちが声に現れていた。
大地震から1週間以上が経過していた。とんでもない恐怖を経験し、住むべき家を失い、
避難所に身を寄せて不自由な日々を過ごしている人たちにとって周囲の物音や人の動きは
ストレスのもとになる。取材側が気を使ったつもりでも神経に触ると感じる人がいるのだ。
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無用の摩擦を生まないためにも取材者には最大限の自重を望みたい。そうしないと いずれ、
避難所を設置する自治体が周辺を含めて“取材禁止”にするだろう。実際に、いくつかの
映像には「施設内でのTVカメラの取材禁止」などの張り紙が写りこんでいた。
災害報道には 被害の実態と被災者がおかれている状況や何を必要としているかなどを
伝える役目があるはずだが、取材対象から拒否されるようでは本来の目的が果たせない。
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考えなければいけないのは、取材する者にとっては難しい時代になっているということだ。
SNSの利用者が増え、東日本大震災以後、報道に対するクレームが表に出るようになった。
文句なしに同意できるものもあるし、正直なところ、それがなぜ?と思うものもある。

中継車が給油待ちの列に割り込んだ。
取材のアナが現地で買った弁当をネットに投稿した。
ヘリの騒音で防災無線が聞き取れない。
アナウンサーにどかされた子供が雨でずぶぬれになった。


“割り込み”については、どんな言い訳も通用しないし、ヘリの騒音についても気持ちは
よく理解できる。“弁当”の話はよく分からない。自分たちの食料は用意していくべきだが、
被災地に向けたものを横取りしたという話ではないようだ。しかも、発信しているのが
当事者ではなさそうなのが厄介だ。何でもいいから攻撃してやれ…“無理やり”感がある。
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そして、子供を邪魔者扱いして雨の中に追いやった…というのも違う気がする。
地元、熊本県民テレビのアナは被災地の実情をうまくリポートしていた。「ローカルにも
うまい人がいるなあ」と思いながら見ていた。
このときは、たまたま、話を聞こうとしている人にマイクが届かない位置関係だったから、
「ごめんなさい。うしろを失礼」と ゼスチャーしただけだ。その手が子供の一人の体に
触れたから、騒いでやろうと待ち構えている人たちには絶好のネタを与えてしまったのだ。
“どかされた”とされている子供たちは近づいてくるアナとそのうしろのカメラを見て
「邪魔になる」と判断し、自分から場所を移動したように、私には見える。

ただし、この件は別にして、非難されても仕方がない振る舞いはある。
常識的に、やれば非難されると分かり切ったことをなぜやってしまうのか?
感覚がマヒしている、おごっている、勘違いしている…のどれかだろう。
テレビはスタッフの徹底した教育をやりなおす必要がありそうだ。

正直に書いておく。
いま、思い出すと恥ずかしいのだが、フジテレビに入社し、早朝の出勤や深夜の帰宅で
社名入りの三角形の赤い小旗を立てた黒塗りの乗用車に乗ったとき、自分がちょっぴり
偉くなったような高揚感を味わった。錯覚・おごりの始まりだ。
スポーツ記者のバッジも嬉しかった。
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事件や事故で現場に行ったとき、黄色の地に赤い文字で「フジテレビ」と書かれた腕章を
腕に巻くと自分が特別な人間になった気分になった。普通の人には信じられない間違いを
しでかすのはそういうときなのだと思う。テレビの“一挙一動”が監視の目にさらされて
いない時代だったから、非難されることはなかったが、今は違う。小さなことが命取りに
なりかねないのだから、社員教育は大事だよ。言っても、聞かないだろうけど。

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by toruiwa2010 | 2016-04-25 08:45 | 放送全般 | Comments(5)
誤審:イタリア・ダービー97-98
~ビミョウですねえ…~ ( 2010.08.10 初出 )

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ワールド・カップのイングランドvsドイツで大きな“誤審”がありました。
第1回のWBCでも日本に不利な判定がありました。
2004年全米オープン・テニスの女子QF、カプリアティvsセレナでも…
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誤審については、書き始めるときりがありません。
審判も人間ですからミスはあります。
テニスのフェデラーは「ミスをすることもある人間が判定することも含めてテニスさ」と
“大人の”意見を持っていました。そんなアスリートは結構、多いです。
つまり、スポーツにhuman factor(人間的要素)はつきもの、という考え方です。
なるほど、と思わないではありません。しかし、テレビのスロー・ビデオなどではっきり
間違いだと分かると、見ている者は白けますし、不利な判定をされた側は納得できません。
今は、エレクトロニクスの進歩によって多くの競技で“ビデオ判定”が採用されるように
なりました。その是非については意見が分かれるところでしょう。

かつての大相撲中継では、きわどい取り組みのビデオはあまり見せてくれませんでした。
物言いがついてビデオを流し、視聴者には“行司の差し違い”としか見えない場合でも
解説者とアナウンサーは“ほぼ必ず”「ビミョウですね」と言ったものです。ハハハ。
勝負の判定にビデオを活用するようになってからは、はっきりと言い始めましたが。
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行司を含めて、“審判を守ろう、傷つけまい”という精神はNHKの高校野球の中継にも
顔を出します。なにがなんでも、“審判は神聖・絶対”、“球児は純真”だと…。ハハハ。
ときどき明らかなミス・ジャッジがありますね。
NHKの放送では、“誤審”がはっきりと分かるビデオを見る機会はほとんどありません。
新聞もテレビも、あとの取材がやりにくくなることを恐れて、正面から取り上げることは
まれです。「アマチュアなんだから」「手弁当でやってもらってるんだから」と言われたら、
それでも…とは言えないのでしょう。マスコミにとって、高校野球は予選から販売拡張や
視聴率獲得に効果があるコンテンツですから。

“アマチュア・手弁当”の審判は救われる一方で、プロの審判たちは“命がけ”です。
ワールド・カップで大誤審をした主審はウルグアイ人ですからイギリスに行くこともなく、
身の危険を感じることはないでしょう。
しかし、サッカー愛好者にお勧めするドキュメンタリー「レフェリー」で取り上げられた
イギリス人の主審はユーロ2008でポーランドに不利な判定をしました。
脅迫状が送り付けられたり、ポーランドの大統領が「初めて誰かを殺したいと思った」と
発言したりするなど、大騒ぎになりました。
やりたくてやるわけではないものの、私の「リーガ・ゲッツ」と同様、しつこいファンは
いつまでも覚えていますから大変です。ハハハ。
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サモラーノ。サモラーノが行った。
(DFとからんでのシュートはミートせず)あっと、空振りだ。
続いてロナウド。(チェックに来たユリアーノと正面からぶつかって転倒)
あっと、前をふさがれた。
笛はない。笛はありません。笛はありません。笛はない。笛はない。
相当にかっかしていますインテルの選手。(ボールはダビッツから左に開いたジダンに)
ボールは左サイドのジダンが持っています。
(デルピエロがいいタイミングでエリアに入り込む)
そしてデルピエロへ。(インテルのDF・ヴェストが後方から足をかけて倒す)
あっと、これはファウルか。これは…これはPKです。
これは相当にもめます。全選手がチェッカリーニさんに食い下がっています。
(かぶせて、早野宏史さんの「これはもめますよ」の声)
先ほど、ロナウドが倒された場面で笛がなく、今度はデルピエロが倒された場面で
笛が鳴りました。

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トータル36秒の実況はアナウンサー生活で経験した最悪の誤審事件です。

97-98セリエA第31節、首位のユベントスをわずか1ポイント差で追う2位インテルが
トリノに乗り込んでのイタリア・ダービーを現地から早野さんと実況中継しました。
誰がどう見たってユリアーノのプレーはファウルでした。ハハハ。
ほんの数十秒後、デルピエロに対するヴェストのプレーもはっきりとしたファウルです。
一方を“流し”、他方をPKにしたのですから大騒ぎになったのは当然でしょう。
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「カルチョの世界でのユーベの力が分かる」「ユベントスに勝たせたかったのさ」…
主審だったチェッカリーニにはすさまじい非難が襲いました。プレッシャーに負けて、
まもなく、審判を廃業したと記憶しています。(違っていたらごめんなさい)

ビデオの導入は、“白黒”をはっきりさせる効果がある一方で、心地よいプレーの流れを
切る逆効果もあるので難しいところです。
結局は“バランスをとる”ということでしょうが、これがまた難しくて!! ハハハ。

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by toruiwa2010 | 2016-04-24 08:26 | 自薦・厳選300? | Comments(0)
長い出張&短い出張
~100日間もあれば0泊4日も~( 2010.08.08 初出 )

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1979年、フジテレビはメジャー・リーグ中継の2年目を迎えました。
会社を挙げて取り組んだ番組でしたが、日本人選手が一人もいないころでしたから
1年目の視聴率はさんざんでした。なんとかしなければと、“テコ入れ”を模索した結果、
2年目は現地からの中継を増やすことにしました。予算に余裕がないため、解説者には
ロサンゼルス在住の中上英雄さんをお願いすることにしました。元巨人のピッチャーで、
日本プロ野球史上初めて完全試合を達成した人です。

1年目に実況を担当した二人のアナウンサーのうち、ひとりは競馬中継の主力だったので
長く日本を離れることはできません。そのため。私がメインの実況アナとしてアメリカに
行くことになりました。オールスター・ゲームをはさんで1ヶ月だけ日本に帰れるものの、
開幕からワールド・シリーズが終わるまで ほぼ1シーズンをアメリカで過ごすことに
なったのです。
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この年 誕生したばかりの西武ライオンズがフロリダのブラデントンでキャンプを張り、
帰り道のハワイでパドレスとオープン戦を組んでいました。私たちは、“景気づけ”の
意味も込めてこの試合を中継してから本土に乗り込みました。
結局、最初の出張は3月27日出発から7月4日の帰国までちょうど100日…私の人生で
最も長い海外“出張”です。

後半も80日間の出張になり、これが2番目に長い記録として残っています。
そして、この年はキャンプ取材の出張もありましたからトータルで200日間をアメリカで
過ごしました。そのときは苦しかったですが、今となってはいい思い出です。

ちなみに、長期海外出張のトップ5はこうなります。
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逆に最短記録は0泊4日(?)です。
1988年F1開幕戦でブラジルに行ったときですが、もともとの日程はもちろんこんなに
短いものではありませんでした。
成田からロサンゼルスを経由してリオデジャネイロ空港に着いたとき、ターミナルに続く
飛行機の“蛇腹”のところでスタッフの一人が急に倒れました。
あとで聞けば典型的な心筋梗塞の症状を見せていました。

しかし、救急車で運ばれた空港内の医務室にいたのは心筋梗塞の患者を診たことがない
インターンのような医師でした。なすすべもなく、仲間は還らぬ人になりました。
飛行機の中でほとんど寝ていない頭をフル回転させて対応を考え、まず 付き添って帰国し、
家族に説明するのはプロデューサーである自分の役目だと決めました。
日本大使館が頑張ってくれたおかげで、検視が簡単にすみ、街に出て棺を買ったあと、
ようやくホテルに入りました。

コパカバーナのビーチが目の前に広がる一室で、カーテンを閉め切って2時間ほど眠り、
到着から7,8時間後には棺と一緒に帰国の途につきました。
行きが26時間、帰りは24時間、かかったと思います。
この、最も短い海外出張は最も忘れがたい出張として記憶にとどまっています。
詳しいことは、こちらをどうぞ。
http://exci.to/1ivaUe7 プロデューサー失格の記 自薦・厳選300?

出張ではなく、プライベートで最も短い海外旅行は1985年ごろ、ロサンゼルスに行った
1泊3日かもしれません。
何の前触れもなく 自宅に国際電話がかかってきました。トム田山さんが亡くなったことを
知らせる電話でした。1979年、メジャー・リーグを現地から放送する態勢を取ったとき、
ロスで親身に面倒を見てくれた日系二世です。
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熱烈なドジャース・ファンのトムは、すでに引退していたこともあって、私たちをまるで
自分の子供のように可愛がってくれました。車のプレートを“FUJITV8”にしてしまった
ほどです。私がメジャーの実況をやめたあとも試合をテープに収録して送ってくれました。
私は、見終わったテープに大相撲や歌謡曲など日本的な番組を入れて送り返しました。
同じテープが太平洋の上を何往復もしたのです。

葬儀はすでに終わっていたため、せめてお墓参りをしたいと思い、仕事を調整してロスに
飛びました。お宅を訪ねて奥さんにあいさつし、その足で墓地に行きました。
芝に埋め込まれた墓碑に花を手向け、感謝の気持ちを捧げました。
その夜はトムの長男夫妻を交えて食事をしましたが、私の英語力が“貧しかった”ために、
どれだけお世話になってありがたいと思っているかを伝えられず悔いが残りました。

市内のホテルに一泊しただけで東京に戻りました。観光する気にも、買い物をする気にも
まったくならず、ただただお悔やみを言うだけの旅でした。
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WOWOWとの契約が終わったあとは、2006年の友人の結婚式に出席するためハワイに
行った以外はもっぱら国内旅行です。1泊がほとんどで、長くても2泊、今年は日帰りの
旅が3回ありました。
仕事オンリーだった海外出張も達成感があって楽しく、忘れがたいものも多いですが、
この年令になると、夫婦で好きな京都を中心に気ままな短い旅をするのが最高です。
妻の機嫌を損ねないように最大の注意を払わなければいけませんが。ハハハ。

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by toruiwa2010 | 2016-04-23 08:40 | 自薦・厳選300? | Comments(0)
ボーダーライン 85

ケイトは優秀なFBI捜査官だった。
作戦を終えて本部に戻った彼女に新たな指示が伝えられた。メキシコの巨大な麻薬組織、
カルテルを壊滅させるためのチームに協力せよ…
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特別編成チームにはCIAや国防総省などから曲者ぞろいのメンバーが集まっていました。
その上、しばしば、法律を都合よく曲げて行動してケイトを苛立たせます。

アメリカにとって、メキシコからの不法移民と麻薬の密輸は悩みのタネです。
根絶やしにするための方法が乱暴なものになるのはある程度は仕方がないのでしょう。
この映画で描かれるエピソードは100%フィクションではないのだと思います。
麻薬カルテルに完全に支配されているメキシコの町の様子など、全編にちりばめられた
“リアリティ”こそがこの映画の生命線でしょう。緊張感に満ちた画面から受ける迫力は
圧倒的です。男性は楽しめるはずです。

スポットライト 90

2001年、ボストン・グローブ紙に新しい編集局長がやってきた。
着任早々、編集局長は調査記事欄「スポットライト」の担当チームに難しい指示を出した。
かつてボストンで起きた聖職者による児童への性的な虐待事件を取材し直せと。
グローブ紙の読者の半数以上は敬虔なカソリックだったし、ボストンではコミュニティの
隅々まで教会の力が及んでいた。社内には そんな教会を敵に回すのかという声もあったが、
チームは結束し、我慢強く取材を続けて真相に迫っていった…
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編集局長の指示は、彼には大きく扱う価値があると思えるネタ(ゲーガン事件)に関して
2度しか報じられていなかったという事実に疑問を感じたことから始まっています。
事件には、神父個人による犯罪とそれを知りながら組織ぐるみで隠してきた教会の体質
という二つの側面があり、取材は困難なものになりました。しかし、デスクを含む4人の
スタッフの丹念な作業を続けた結果、被害者たちが口を開き、眠っていた過去の資料の
中から貴重な事実が一つ、また一つと掘り起こされて行きます。

明らかになった事実をつき合わせていくと、この忌まわしい犯罪を犯したにもかかわらず
教会の手で守られた聖職者がとんでもない数になることを知って記者たちは愕然とします。
中でも、かつてこれらの事実の一端を知りながら追及を徹底しなかったと思い知らされた
デスクは自責の念に駆られます。

いい映画でした。アカデミー作品賞に値すると思います。
全編を通じて“ドラマチックな”出来事は何ひとつ起きません。しかし、悪戦苦闘しつつ、
記者たちが事実を積み上げていくプロセスはスリル満点です。記者を演じる俳優たちの
質の高い演技に惹きこまれて129分が少しも長いと感じません。

これまでにも経験しましたが、この映画を支える大きな要素は“事実”が持つ重みです。
しかも、この映画ではできるだけそれを“厳密に”再現したと言います。ところどころ
間延びした感じになるのも事実“だから”なのかもしれません。
俳優の中ではデスクを演じたマイケル・キートンがいいと思いました。

グランドフィナーレ80

スイスアルプスの高級ホテルに滞在する客の中に70歳代の男が二人いた。
一人は引退した作曲家、イギリス人のフレッド(マイケル・ケイン)だ。
ある日、彼をエリザベス女王の使者が訪れた。チャールズ皇太子の誕生日のコンサートで
フレッドのヒット曲、"Simple Songs"を指揮してほしいという依頼だった。フレッドは
にべもなく断った。引退しているし、その曲は特に指揮しないのだと言って。
もう一人はフレッドの親友、ミック(ハーベイ・カイテル)だ。映画製作者のミックはここで
最新作の構想を練っていた。「この映画が私の“遺書”になる」と話していた。

二人は長い交友関係の中で起きた過去の出来事についてよく話し合った。ホテルの前庭で、
プールサイドで、風呂場で…
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描かれているのは“人生の哀歓”のようです。
たぶん、きわめてハイレベルで“比喩的”な演技やセリフを用いているのでしょう。
私ごとき凡庸な頭では、残念ながら理解し切れません。くすくす笑える場面もありますが、
肝心のところで、えっ、今のはどういう意味だい、と聞きたくなって困りました。
蛇足ですが、映像は見事でした。フォローにならんか。 ハハハ。
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パオロ・ソレンティーノは“イタリアの奇才(チラシから)”として知られているようです。
帰宅後 分かったのですが、我が家でも結構“有名”でした。

前作「グレート・ビューティー(追憶のローマ)」も夫婦で見ましたが、“諸事情”があって
かなり迷った挙句、40分で席を立ちました。私が書いた感想文(一部)は以下の通りです。

チラシを見た日から「これはストライク・ゾーンの真ん中の映画だぞ」と
公開を心待ちにしていた作品です。

坂上忍がコメントを寄せていました。(本人が書いたとは思いませんが)

はじまりの5分でヤラれた(中略)
そこに見えるものは…愛すべき人間という生き物


面白いものですね。同じ“はじまりの5分”、私の頭は混乱していました。
オープニングから、意味があるのかないのか、理解することが難しいカットや
会話の連続でした。しかも、一つ一つの場面が長い。簡単に言えば“冗長”。
もちろん、監督は「無駄なカットなどない。すべての映像に意味がある」と
言うでしょうけどね。

結局、上映開始から40分後に席を立ちました。そんな客は私たちだけでしたが、
映画は“娯楽”ですから、つらいのを我慢して見続けることはないと思います。
はじめから向いてないと覚悟していた「るろうに剣心」は最後まで見たのに、
楽しみにしていた映画は半分も持たない…これも面白い。ハハハ。

蛇足ですが、原題は「YOUTH」です。
ああ、もうひとつ、“ディエゴ・マラドーナ”が出てきます。意味は分かりません。ハハハ。

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by toruiwa2010 | 2016-04-22 08:49 | 映画が好き | Comments(0)
4月14日午後9時26分、震度7の強い地震が熊本を襲った。
テレビ各局は放送中だったバラエティ番組などを中断して次々に報道特番に切り替えた。
速報性を求められる事態だから、映像もあるテレビはこういうとき最も強力なメディアだ。
だからこそ、落ち着いて、正確で分かりやすい情報を発信してほしいと思う。
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自然災害は突発的に発生するから事前に準備することは難しい。スタジオを仕切るアナも
現地からリポートするアナも、普段どんな勉強をして来たかを問われることになる。
テレビでは“話す”ことも仕事のうちだが、アナウンサーはともかく、民放の記者たちは
まるで訓練ができていない。

重箱の隅をつつくつもりはないが、何気なく聞いていても“うん?”というフレーズには
耳が勝手に反応する。がけ崩れの現場からリポーターが「“見事に”崩れ落ちています」と
言ったときはビックリした 。記者も“言葉を使う”仕事だし、NHKで画面に出る記者は
かなりきちんとしている。教育されているなと感じる。残念だが、民放の報道記者たちは
話すことについてのトレーニングはまったく受けていないことが明らかだ。

熊本を襲った地震のため特番態勢で伝える局が多い。
こういうとき、報道部やアナの力が試される。
残念だが、アメリカとくらべるとレベルが低い。
スタジオでアナが周りを見るのは指示が的確に
伝わっていない証拠だ。
訓練もできないわけだが、せめて慌てないでほしい。


土曜日正午過ぎのツイートだ。
最後の部分、本当は「せめて、けたたましい声を出さないでほしい」としたかったが、
タグをつけると、文字数が足りなくなるので“慌てないで”になった。
今回、最も早く地震に特化する報道態勢に入ったのはNHK の「NW9」だった。番組の
性格から当然だ。キャスター陣の中からHアナ(女性)が中心になって進めた。
声のトーンは普通の人にくらべれば低い方だったから“けたたましく”はなかった。
しかし、入局から13年目、ニュース番組でキャリアを積んだはずの彼女でも 噛んだり、
途中から加わった社会部の記者の名前を間違えたりしていた。

個人的な見解を書くと、彼女がダメだったというのではなく、災害時の場合、スタジオで
仕切るのはできれば男性アナが望ましい。高いトーンの声は“不安をあおるからだ。
同じ理由で、ヘルメットをかぶるのはやめたらどうだろうと思う。
ライトなど、キャスターの上にものが落ちない対策を普段からしておくべきだ。

こういう事件・事故のたびに思い出すのはCNNのキャスターたちのすばらしさだ。
1993年4月、私はサッカー中継のためイタリア・ミラノに滞在していた。ホテルで
暇な時間はCNNを見ていた。
ちょうどそのとき、アメリカ・テキサス州のウエイコという町で起きている事件が連日
報じられていた。ブランチ・ダビディアンというカルト教団が大量の武器を持って教団の
施設に立てこもり、完全包囲したFBIが投降を呼びかけていた。
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両者の“対峙”が数日 続いたあと、FBIは“戦車”まで投入して建物への突入を図った。
その一部始終が生中継されたが、スタジオの女性キャスターの落ち着きたるや!
死を覚悟した教団側が建物に火を放ち、あちこちから煙が立ちのぼったときも、少しも
騒ぎ立てることなく、現場の記者の話をリードしていた。「これだよなあ」と思った。

ここで当時のビデオが見られる。 http://yhoo.it/1NuOcfC
スタジオの女性キャスターが炎に包まれた施設の中の教団幹部や専門家と電話で、冷静に
やり取りするところなどが記録されている。私はライブで一部始終を見ていたわけだが、
彼女は、建物の一角から火の手が上がった瞬間もまったく“静か”だった。
各テレビ局はこういうのを教材にすべきだ。

多分、彼らは“どんなときにもあわてず騒がず”を徹底的に教え込まれているのだろう。
その後も、9.11同時多発テロなどいくつかの事件・事故の報道ぶりを見たが、CNNなど
アメリカの大きなネットワークのキャスターたちは驚くほど落ち着いている。
印象にすぎないが、高い声質の女性キャスターはいないようだ。そのことも放送が少しも
騒がしくならない理由の一つだと思う。

日本でテレビの放映が始まってから60年以上が経過した。
ほとんどすべての分野で我々は先輩・アメリカを見習ってきた。ニュース報道もそうだ。
残念なのは、いつまでたっても“真似”の域を抜けられないことだ。

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by toruiwa2010 | 2016-04-21 08:38 | 放送全般 | Comments(5)
加藤からバトンを受け取った永島優美アナは入社3年目、入社時から“大物だ”という
評判が聞こえていた。正統派の美人だが、私の印象を一言で言えば“平凡”だった。
ただし、スタッフが加藤という“大看板”の後任として行けると認めたのだから、きっと
私などが気づかない“何か”があるのだと思って、しばらく様子を見てみる。
この時間帯は競争が激しいし、“番組の重み”もあってプレッシャーがハンパじゃないと
思うが、「報ステ」で古舘のあとをついだ富川と同じようにに“等身大”でやるしかない。
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三宅と軽部の両先輩アナがうまく支えていろと思う。2人の“初老”コンビが熟れてきて
番組にいい空気を醸し出している。加藤から永島へのバトンタッは大きな変化のはずだが、
番組を見ると意外なほど生田や倉田を含めた男性陣の存在感が強く、加藤が抜けたことが
それほど目立っていない。永島はあえて“引っ張ろう”と思わず、むしろ“寄りかかる”
気持ちでやればいいのではないか。

深夜のニュース帯も大幅に人が代った。
「NEWS23」は膳場貴子・岸井成格コンビが降板した。
新たに登場したのは元朝日新聞の星浩だ。朝日新聞時代からコメンテーターでいろいろな
メディアで見ていたが、語り口は悪くなかったと思う。しかし、番組をリードする役割は
初めてだから苦労している印象がある。かつて、筑紫哲也がそうしていたように 彼自身の
“色”を出すようになるには相当時間がかかりそうだ。
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3週目に入ったが、冒頭に震災関係のビデオを15分ほど流してからスタジオに“降りた”。
このやり方の方がいきなり顔出しするよりはるかに落ち着くと思う。それでも、昨日の
放送を見ると、カメラに向かって記者が書いた言葉を話すときは表情が硬かった。

演出上、どうしても必要とは思えないのに、話している途中でカメラを切り替えるのは
やめた方がいい。自分でやってみるといい。慣れないと、話しながら顔の向きを変える
タイミングを計るだけでぎこちなくなるから。そのくらい分からんかなあ…と苛立つ。

“悲惨”なのは「タモリ倶楽部」や「正直さんぽ」でいい印象を持っていた市川沙耶が
MCをつとめるフジテレビの「ユアタイム」だ。開始直前のショーンK“事件”の影響が
はっきりと出ている。
本人もスタッフも彼女は“サブ”・キャスターのはずだったのに、突然 立場が変わった。
サブとメインでは大きな違いがある。

“性差別だ”との非難を覚悟で言えば、サブだったら、主役の横でニコニコ笑っていれば、
最低限の役割を果たせる。時間をかけて、少しずつ良さを出していけば番組の中で光を
放つ存在になる可能性はあったと思う。責任を一人で背負う形になってしまった。
それでも行けると関係者は踏んだのだろうが、結果を見れば甘かったね。
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初日、ガチガチに硬くなった表情を見て愕然とした。
帰国子女やハーフの人たちに共通しているのは物怖じしないこと、自分の意見をはっきり
口にするところだ。育った環境のせいで、上がったり、緊張したりしない人が多い。
…市川を見ていると、それも、人によるのだと分かる。ある程度テレビに慣れている人で
これほど上がっていることがはっきり分かる人は珍しい。3週目に入っても変化はない。
むしろ、自信を喪失しているのがうかがえる力のない目をしている。

オープニングで立っているが、あれを“座り”に変えてみてはどうだろう。
私の経験では、立って話すのは難しいのだ。特に慣れていない人は脚の位置、手の処理に
気をとられるからだ。緊張から足が震え出すと、それは上半身にも伝わる。座ることで
ずいぶん変わると思う。今のままだと、彼女が精神的にもたなくなる。

この時間帯は「プロ野球ニュース」でかかわっていたから後継番組の行方は特に気になる。
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「ブラタモリ」で絶大な人気を得た人気桑子真帆アナを起用した「ニュースチェック」も
初日はかなりバタバタしていたが、こちらはプロの集団だから修正するのが早かった。
ただし、なんだか落ち着いて見られない演出になっている。“あえて”だが、狭いセットに
キャスターを押し込んだせいで“アップ”が多く、その“圧”にやられるのだ。 
1日の終わりだから柔らかく…とか言っているようだが、凝りすぎじゃないか?
この顔触れなら“普通”の演出でいい。
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気象予報士もかなり大きく動いた。
NHK「ニュースウオッチ9」からTBS「朝チャン」に移った井田寛子、「ニュース7」から
フジテレビ「グッディ」に寺川奈津美が移った。準国営テレビから民間に流出したわけだ。
お天気キャスターの人気も番組の“勢い”に影響するから誰を起用するかは大事だね。
4月から「めざまし」に起用されている阿部華也子は大学生だという。これまでもいろいろ
活動してきたらしいが、早くも落ち着いた言動を見せている。彼女もセントフォースか。
同じ番組に“アナ”の肩書で出ている女性タレントがいる。少し前、「ダウンタウンなう」に
出たとき、坂上忍が「今年きっと出て来る」と熱弁をふるっていたが、同意できない。
個人的感想にすぎないと断っておく。
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国谷裕子が司会をしていたNHK「クローズアップ現代」は夜10時に移り、タイトルにも
“+(プラス)”が加わった。司会も女性アナが交代で務めている。ベテランぞろいだから
番組はそつなく進められていくが、どの顔も緊張感が現れている。力量を試されている…
という思いがそうさせるのだろう。

テーマの取り上げ方も切り口も変わったと言っていい。
女性アナたちの多くは“伝え手”として仕事をしてきた。急にジャーナリストとしての
役割を求めても無理だ。どうしても、その部分はビデオで処理することになる。番組の
性格が変わったのだ。タイトルも大きく変えるべきだったのではないか?
余計なことだが、女性アナをひとくくりにして“神セブン”と呼ぶメディアがあるようだ。
イメージがつかめん。
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by toruiwa2010 | 2016-04-20 09:34 | 放送全般 | Comments(5)
明けても暮れても…

テレビをつけっぱなしにしていると1時間に何回か
五郎丸歩の顔を見る。大変な時代になったものだ。
ほかの選手にもCM分けてやれないものか。

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先日、来日していたエディー・ジョーンズも呆れていたらしい。
その気持ち、分からないではない。
マイナー・スポーツの悲哀を味わってきたラガーマンたちが脚光を浴びるのを見るのは
嬉しいものではある。しかし、なにごとも“ほどほど”が大事だと思うがどうか。

日本人出身力士として10年ぶりに幕内優勝を果たした大関・琴奨菊がとびっきりの笑顔で
テレビに出ているのを見たときもよかったねと思ったが、三月場所の成績が振るわないと
途端に“浮かれすぎ”だと非難の嵐だった。
五郎丸も同じだとは思わないが、これだけCMを見せられると“反動”がこわいね。
ハハハ。

ら抜き言葉

アナとして教育を受けた小倉キャスターでも
「空港まで"来れない"」と言う。
私もほぼ同世代のアナだったが、うっかりすると
"ら抜き"言葉を 使ってしまう。
「時代」ということで流されたほうが楽だけど、
できれば 文法的におかしな言い方はやめたいね。

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ベテランだからこの言い方は好きじゃないはずだが、完全には排除できないのか。
私も、若いころのビデオを見返すと“ら抜き”言葉を連発しているのに気づき、思い切り
ガックリすることがある。WOWOWに移ったあとはほとんどないはずだが、自信はない。
しっかり意識していれば、言ったら分かるはずだが、小倉は短い時間内に二度言っていた。
自覚がなかったのだ。彼のような基礎がしっかりしているベテランには珍しいことだね。

“機械的”に全部ダメだと言うつもりはありませんし、
一般の人が使うことまでとやかく言う気もありません。
しかし、少なくとも、アナウンサーなど、言葉を扱う
仕事をしている者は使うべきではないと思います。


…そう書いたのは3年前でした。くわしくはこちらを。 http://bit.ly/Xxmjt1
来れる、見れる、着れる…これらの言い方が若者を中心に増えたのは、言いやすいから、
あるいは、スピードアップできるから、だが、今はもうこれが“普通”になってしまった。
かなり教養がありそうな人たちでも平気で使う。気づいてもいないようだ。私がこの世に
おさらばするころには、この言い方の方が支配するようになるのだろう。

元気だなあ

三浦雄一郎… 80歳でエベレストに登ったとき、
素直には祝福できなかった。
本当に自力で登ったのかとも疑った。
この元気さを見るとうーんと唸ってしまう。
いいお爺ちゃんだなあ。

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3年前、彼がエベレストの頂上に立ったときのブログを読み返すと、そのとき、私が何を
思ったかがよく分かる。興味があったら、こちらをどうぞ。 http://bit.ly/11q2pB9

偉大なアナ ビン・スカリー

ドジャースタジアムの住所が変わった。
正式に、専属アナウンサー、ビン・スカリーの
名前で呼ばれることになった。
Dodger Stadium
1000 Vin Scully Avenue

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メル・アレン、レッド・バーバー、ハリー・ケリー…野球実況の名手として思い出すのは
そんな人たちだが、ビン・スカリーは次元が違う気がする。
彼がドジャースの実況陣に加わったのは本拠地がニューヨークのブルックリンにあった
1950年だから今年で67シーズン目になる。アナウンサーとして野球の殿堂に入っている。

日本語のウイキペディアにはたいしたことが書かれていないが、英語版には、面白い話が
“てんこ盛り”だ。いくつか紹介しておく。真偽は確認していない。自分でどうぞ。

上述のレッド・バーバーに見出された天才アナだ。
バーバーの耳をとらえたのは1949年のカレッジ・フットボールの実況だ。当時の彼は
22歳になったばかりの学生だった。
12月の凍てつくフェンウェイの“屋根の上”から実況したのだという!

そして、翌1950年、彼はバーバーが率いるドジャースの実況クルーの一員になった。
このときまだ22歳だったことに驚くが、もっと驚くのは3年後にはワールド・シリーズの
実況をやってのけていることだ。ボスのバーバーがギャラ問題でスポンサー、Gilletteと
もめた1953年、代役として実況した。いまも史上最年少記録だ。
このシーズン終了後バーバーがヤンキースに移ると、スカリーはドジャースのエース・
アナになった!25歳だった。日本では(アメリカだって)この年齢のアナだったらベンチ・
レポートがせいぜいだ。
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それからずっとスカリーはドジャースの代名詞だった。
88歳か。今年で実況をやめるらしい。
滑らかな声は健在、数々のエピソードを語り、データに触れ、プレーを正確に実況する。
古今東西を通じて最高のアナウンサーだと思う。 初めて会ったのは1978年だが、すでに
ベテランだった。いまもしゃべってるなんて!

かつては1回から3回と7回から9回はテレビで実況し、4回から6回はラジオの実況を
やっていた。それも、基本的に一人しゃべりだ。 解説者はむしろ邪魔なんだ。ハハハ。

絶好調?!

大坂に来いと何度言っても姿を現さない真田昌幸について
息子・源次郎にクレームをつける豊臣秀吉が言った。
「けんか売ってるのか?」

三谷幸喜が調子こいて来た。


今年の大河ドラマ「真田丸」には賛否両論があるようだ。当然だろう。
私も、1回目を見て「この“軽さ”に慣れるだろうか?」と心配したが、慣れた。一方で
慣れない人がいるのも分かる。15話でこのセリフを聞いたとき、思わず吹いてしまった。

視聴率はすっかり安定した、固定客を得たということだね。
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by toruiwa2010 | 2016-04-19 08:40 | 岩佐徹的考察 | Comments(2)