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岩佐徹のOFF-MIKE

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実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

<   2016年 06月 ( 30 )   > この月の画像一覧

“とりあえず見る”級のドラマが多かったのですが、1本抜け、2本落ち…結局、最後まで
見たのはそれほど多くありませんでした。
恒例により、おおざっぱな総括をしておきます。
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フジ ラヴソング

月9のピンチを救うか…と期待は大きかったのですが、“肩透かし”でした。
1回目の印象はそんなに悪くなかったものの、最後まで見続けるほどではありませんでした。
予想を超えて低い視聴率に驚きました。2週目でひとけたに転落するとはねえ。
福山雅治の結婚が本当に影響したのでしょうか?
私は、それよりも藤原さくらに魅力がなかったことの方が大きいと思いますけどね。

85 TBS 重版出来(じゅうはんしゅったい)! 
黒木華、オダギリジョー、坂口健太郎、荒川良々、小日向文世、ムロツヨシ、松重豊


何がいけなかったのか、視聴率は振るいませんでしたが、私は大変楽しんで見ました。
黒木らしさが出ていていい作品になっていました。
ドラマの出来と数字の間に大きな違和感があります。
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フジ 僕のヤバイ妻  

僅差ながら「重版…」との同枠対決に勝ったことに驚きます。
私は3回ぐらいで見るのをやめました。全体のハーモニーがありませんでした。
伊藤英明という俳優、「海猿」以外でいいなと思った記憶がないなあ。
ええ、好みですが。

80 警視庁捜査一課9係
渡瀬恒彦、井ノ原快彦、羽田美智子、津田寛治、吹越満、田口浩正、原沙知絵


おなじみのシリーズだから見ました。
このところ、マンネリ…というより、脚本が少々荒れているのが気になります。
「相棒」とこのドラマは“習慣”になっているので見続けるでしょうが。
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85 日テレ 世界一難しい恋 
大野智、小池栄子、波留、北村一輝、杉本哲太、清水富美加


早めのギブアップ候補の上位でしたが、面白くて最後まで見てしまいました。
社長と新入社員の恋は考えにくいですが、まあ、ドラマだし。ハハハ。
大野の恋愛下手ぶりがおかしく、援護射撃する小池、杉本、北村がいい感じでした。
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テレ朝 毒島ゆり子のせきらら日記  

見てません。

75 テレ朝 捜査一課長  
内藤剛志、床島佳子、本田博太郎、斉藤由貴、金田明夫


決めゼリフは「必ずホシを挙げる」…
脚本が“ぬるくて”途中で少し“怪しく”なりましたが、最後まで見ました。
「科捜研の女」でも共演している内藤と金田が立場を逆転して演じています。
始まり方や展開が毎回同じ印象でドラマとしての完成度は低い感じでした。
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85 テレ朝 グッドパートナー 
竹野内豊、松雪泰子、賀来賢人、山崎育三郎、杉本哲太、国村準


かなり面白かったです。今期第2位ですかね。
今まであまりなかった 竹野内と松雪が元夫婦という興味深い設定が成功したようです。
主演の二人がよかったですね。
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日テレ ドクターカー フジ 早子先生、結婚するって本当ですか? 

冒頭の10分で脱落しました。
 
ウソっぽいし見ない…と展望に書きましたが、こっそり見ました。
これもおよそ10分で失礼しました。

テレ東 ドクター調査班  

5分ほどでやめました。既視感が強くて。

TBS 私 結婚できないんじゃなくて、しないんです 
中谷美紀、藤木直人、瀬戸康史、大政絢、松井珠理奈

2話目まで見ましたが限界でした。藤木直人のキャラクターがウザったくて。ハハハ。

テレ朝 不機嫌な果実

一度だけは見るつもりでしたが、見逃し、そのままになりました。
23時枠の中では頑張りましたね。

テレ東 ナイトヒーロー NAOTO 

まったく見る気がしませんでした。私の年齢層は相手にしていないでしょうが。ハハハ。

日テレ お迎えデス 

無理でした。ハハハ。

80 フジテレビ 火の粉 
ユースケ・サンタマリア、優香、朝加由美、大倉孝二、伊武雅刀、佐藤隆太


元判事・伊武の家の隣に元被告・サンタマリアが越してきた…
サンタマリアの“気味悪さ”がこのドラマのすべてだった気がしますが、全部見ました。
今期のフジテレビのドラマでは一番でした。
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90 TBS 99.9 刑事専門弁護士
松本潤、香川照之、榮倉奈々、青木崇高、奥田瑛二、岸部一徳


ダントツで今期のトップでした。
出来の悪い“おやじギャグ”はまったく余計でした。なぜ、あんなものを入れたのか。
それ以外はなかなか楽しめる仕上がりだったと思います。この枠は平均点が高いですね。
岸部は相変わらずだし、香川がよかったなあ。

榮倉を使うなら、美しい脚を見せなさいとうるさく注文しましたが、松本が殺人容疑で
逮捕されている期間以外で彼女がカカトの高い靴を履いたシーンはありませんでした。
ジャニーズのタレントはそんなに背の高さが気になるのかなあ。ハハハ。
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フジテレビ OUR HOUSE  

2回がやっとでした。
TBS伝統のドラマ枠に挑戦しましたが、惨敗しました。どうにもなりませんでした。
芦田愛菜は少し休んで視聴者のイメージを消してから出直した方がいいと思います。
・・・と、素人は考えます。ハハハ。

日テレ ゆとりですがなにか? 

魅力的なキャストでしたが、同じく2回が限界でした。

ほかにはWOWOWの「沈まぬ太陽」が放送中です。
上川隆也、夏川結衣、檀れい、渡部篤郎、板尾創路、小泉孝太郎、若村麻由美…

開局25周年を記念するドラマです。キャストだけ見ても気合が入っています。
20回の長丁場ですが、今のところ視聴者を飽きさせていないようです。
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by toruiwa2010 | 2016-06-30 08:23 | ドラマ | Comments(1)
「めざまし」で「借りたままになっているものはないか?」と道行く人に聞いていた。
すぐに思い浮かぶものがあった、
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借りたまま返していないもの… あるなあ。
会社から貸与されていたアナログのストップウォッチだ。
まだ動くし、それなりに値打ちは あるはずだ。
来年のOB会のときに 必ず返さねば。


まさか、母局も80歳近い老人を訴えたりしないだろうが、そのままにしてはおけない。
ちゃんと返す。生きていれば…。死んだら妻に託す。約束する。犯罪者になるのは嫌だ。
ストップウォッチは本来、フジテレビでアナウンス部から報道に異動したときに返して
置くべきだったのだ。それほど“ずぼらな”性格だとも思わないが、失念した。
思い当たる理由がある。当時すでに使っていなかったからだ。デジタルのものが出回り、
その方がはるかに見やすいためだった。そう言えば、そっちはどうしたっけ?あれあれ?
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a. 母親の財布から…(小学生のころ)
b. 国鉄で“キセル”を試み、挙動不審でばれる(中学2年)
c. 成人前に飲酒・喫煙(ともに19歳にはなっていた)
d. 禁制品だった洋モク(KENT)を所持(大学時代:監視員に捕まる)
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e. 英会話のレッスン代を麻雀につぎ込む
f. アパート近くの教会の角で立ち〇ン(50年前)
g. 常識の範囲の額で賭けマージャン・賭けゴルフ(足を洗った)
h. 赤信号でも車が来なければ渡る。(近くに子供がいないこと)
i. 横断歩道ではないところを渡る。
j. 持ち込み禁止とは知らずVICKSインヘラー(鼻の通りをよくする)を数本…

私の犯罪歴を赤裸々に告白するとこうなる。
抜けているものもあるかもしれないが、決して故意ではない。
客観的に見て、仮に捕まっても、“微罪釈放”になっただろうと思うものばかりだ。逆に
小物ぶりがうかがえて恥ずかしい。
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一番“やばい”のはインヘラーだろう。成分の中に覚せい剤原料を含んでいるそうだ。
アナウンサーだから、鼻が詰まるのはまずいのだが、ニューヨークでコーディネーターに
勧められて使ったところ抜群の効果だったので何も考えずに持ち帰った。1990年代だった。
のちに、成田空港内に持ち込み禁止として見本が飾られているのを見るようになったが、
私が“密輸”していた当時は見た記憶がない。知っていれば、気の小さい私が持ち帰る
わけがない。PLAYBOYだって捨てて来たんだ。ハハハ。

海外出張が珍しかったころ、“やらしい”ものの持ち込みにはみんな工夫を凝らしたものだ。

のちに映画監督になった男は搭乗機が着陸してから相当 時間がたっても出てこなかった。
当時は社員の海外出張には局長・部長クラスが空港まで送迎していたものだ。幹部たちが
しびれを切らしたころ、恐縮し切った顔で彼が出て来た。ズボンを手で抑えながら。 
持ち込んではいけない雑誌を持っていて捕まり、“別室”に連れていかれたのだ!
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約10年後、天皇陛下のご訪米に同行した同僚アナはスーツケースの一番上に同種の雑誌を
乗せて堂々と検査を通過した。雑誌を入れた封筒にはマジックで“天皇訪米関係資料”と
書いてあったので係官は何も言わなかったそうだ。

中日ドラゴンズが海外でキャンプを張った。明日は帰国…という日の朝、スポーツ紙に
小さな“ひまネタ”記事が載った。出発の準備に追われる選手の様子を伝える記事だった。
それだけなら良かったが、記者も長い取材が終わりに近づいて気が緩み、筆が滑った。
多くの選手が雑誌や写真をバットケースに詰めていることまで書いてしまったのだ!
記事を読み、羽田で待ち構えた係官の手で主力を含め、一網打尽になったという。

“借りたもの”の話が飛び火してしまった。

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by toruiwa2010 | 2016-06-29 08:40 | 岩佐徹的考察 | Comments(2)
高知東生…そうか。いかにもだよなあ。
彼はどうでもいい。気の毒なのは高島礼子の立場だ。
まさか、言われている"超大物"が彼ということはあるまい。
妻からさる大俳優の名がささやかれていると聞いて、
腰が抜けるほど 驚いたが、それも、まさかだよねえ。
ウソであってほしいわ。

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高島が好きな女優だったから、“高知と結婚”と聞いたときは愕然とした。仲がいいらしい
という報道に接しても、「高島が無理してるに違いない」と勝手に思っていた。高島の親を
介護するために俳優をやめるとか言われても「信じられるものか」と。
ファンというのは“いじらしい”んだよね。ハハハ。

笑ってる場合じゃないわ。
真っ先に頭に浮かんだのは「高島のドラマはどうなるんだ?」だった。
このブログ用に“7月期ドラマの展望”を書き始めたところだったので、彼女が7月からの
テレビ朝日のドラマで主演することを知っていたからだ。(女たちの特捜最前線)。)しかも、
刑事ではないものの、警察官(総務課勤務)には違いないから、実に間が悪い話だ。
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CMの降板を決めた企業もあるという。取り調べが妻である高島まで及ぶ可能性はあるし、
いまの風潮だと、どの時点かで会見を強いられることになるだろう。本人は気丈に撮影に
臨んでいるというが、精神的なストレスは相当なものがあるはずだ。捜査の進展次第で
最悪、ドラマの“放送中止”だって考えられる。その場合、責任を負うことになる。
考えれば考えるほど、高島が心配だ。

一方、週刊誌など各種メディアでは清原逮捕のあと、“超大物芸能人”についてさまざまに
取り上げられている。紅白にも出たことがある大物俳優…と言われても、まったく見当が
つかなかったが、先日、テレビ画面に“その男”が画面に映ったとき妻がポツリと言った。
“ああ、また不倫か”と思ったが、そうじゃないと知って仰天した。
もしその情報が本当だとしたら“とんでもない”からだ。芸能界が文字通り“震撼”する。
高知はおろか、ASKAや清原だって小物に見えてしまうほどのビッグ・タレントだもの。

メディアは"Xデー"に備えて記事や映像を準備しているだろう。
成り行きを見守るしかないが、囁かれている噂は嘘であってほしいなあ。高知のように
“いかにも”じゃない彼がクロなら、テレビや映画に出て来る俳優・タレントの誰ひとり
信じられなくなる。

だめ、だめ

前にも書いたが、乙武氏とその奥さんについて
あれこれ 言うのはもうやめようじゃないか。
二人の関係は普通の健常者の想像が及ばない、
きわめてパーソナルなものだから。

乙武洋匡が家を出て妻子と別居状態に入ったという。離婚も視野に入っているらしい。
一般人なら、問題が起きてもめているときに家庭内の事情が漏れてしまうことがあっても、
一段落したあとは世間の関心も薄れ、風の便りに“別居(離婚)した”ことを知る程度だ。
なまじ 名前が知れていたために、いつまでもメディアの標的にされるのはやり切れない
ものだろう。

3/29の記事(http://exci.to/1Rw13zZ)に書いた通りだ。
本来、世間とは違う規範の中で生きて来たこの一家の内情は公にしてはいけなかったのだ。
調子に乗った週刊誌は“正義”を振りかざすだろが、やったことは“罪作り”だ。
もう、この夫婦はそっとしておいてあげるべきだ。

日本語のむつかしさ2題

以下、2件はリアルタイムで発信したツイートに付け加えることはない。

アナウンス部、誰かが気づいたと思うけど
Uアナに言ってあげなさい。
「レール(線路)は引くんじゃなくて "敷く"のだ」と。
放置すると同じ間違いをするよ。
言ってやるのが"愛情"だ。
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「蓮舫さんがなくなった」と宮根。
都知事選への出馬がなくなった… ということだが、
何も考えずに聞くと「蓮舫さんが亡くなった」と。
まずいんじゃないか?

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辞めた者と辞める者?

デレク・ジーターは“元野球選手”以上の存在ということか。
ここで動画が見られる。雰囲気がいい。
http://bit.ly/293aU4l
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by toruiwa2010 | 2016-06-28 08:47 | 岩佐徹的考察 | Comments(4)
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これから数週間、数ヶ月、首相として
できるかぎりのことはするが、私がこの船を
次の目的地に導く船長であるべきだとは思わない。

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Brexit…イギリスの国民投票でユーロからの“離脱”が決まった。
国内の事情も 投票に至るまでの言動もほとんど何も知らないからかもしれないが、思惑は
いろいろあるにせよ、デーヴィッド・キャメロン首相の辞任の仕方は気持ちがよかった。
短いスピーチに込めた思いも、結果が出てから進退を表明するまでの時間も立派だった。
舛添の“ぐずぐず”事件があった直後…という点がプラスしているけどね。ハハハ。

それにしても、イギリスの国民は思い切った判断を示したものだ。投票が始まる前から
“僅差”だと言われていた。「そうは言っても、結局は大きな変化を望まないだろう」と
タカをくくっていた。開票が始まり、初めは“leave(離脱)”がリードしたが、数時間後に
“remain(残留)”が逆転したときは、やっぱりそうかと思った。しかし、それほど時間が
断たぬうちにleaveが再逆転し、そのまま、ほぼ同じ差をキープして逃げ切った。
BBCとCNNの速報をときどきのぞいていたが、BBCは票数で伝え、CNNは割合(%)で
伝えていたし、前者はleaveを左に、後者はremainを左にしていたのが妙に面白かった。
結果のインパクトの大きさに比べればとるに足らぬことだったけど。ハハハ。

グーグルが発表した 結果が出たあと、イギリスで検索回数が多かった関連キーワードの
ランキングのデータはさらに面白かった。
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1 EU離脱の意味は?
2 EUって何?
3 EUにはどの国が入っているの?
4 EUを離脱してこれから何が起きるの?
5 EUに入っている国はいくつ?

 
…つまり、イギリス人はEUについて何も知らないまま投票したってことだ。
“おろおろ”している人もいるという。”regrexit”(離脱を後悔する)ということか。
そして、若者に残留派が多く 年配者に離脱派が多いことから、年寄りに厳しいことを言う
声が多いと聞く。なんだか、同じように僅差だった“大阪都構想”とよく似ている。
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リーマン・ショックのような衝撃が世界を駆け巡っているみたいだ。
無関係だと思っていたウインブルドンに関して昨日の朝、“関係あるさ”と言わんばかりの
ニュースが飛び込んできた。

シングルスのチャンピオンが手にする賞金は約300万㌦(約3億円)のはずだったのだが、
ポンドが下落したことで2千数百万円 減ることになるらしい。
まあ、優勝者はいいさ。それでも2億数千万円をもらうんだから。
可哀相なのは予選に出ていた選手たちだ。予選でも相応の金が出るが、雨が降って試合が
一日うしろに延びただけで20万円近く“損”をする選手がいたらしい。予選から出るのは
若い選手が多いから“20数万円”が持つ意味は大きい。気の毒だ。

私も持っていた株が“ダダ下がり”した。私にとっては“遊んでる金”だから問題ないが…
と歯ぎしりしつつ。ハハハ。

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by toruiwa2010 | 2016-06-27 08:34 | 岩佐徹的考察 | Comments(4)
わかれ唄( 2004.07.26 初出 )

サッカー実況からの引退、ギャラクシー月間賞の受賞以来、多くの方からメールを頂き、
BBSにも温かい言葉を書き込んでいただきました。ありがとうございました。
サッカーについては、まだ書けないこと、書いてはいけないことがたくさんありますが、
いろいろな事情がありました。精神的に疲れた、勘弁してほしいというところでしょうか。

バッシングそのものは我慢の範囲内でした。母が生前よく言っていました。
「見んこときよし」と。ラーメン屋のオヤジがどんぶりをよこすとき、その親指が汁に
浸かっていても「見なければきれいじゃない?」ということです。ハハハ。
しかし、私の道連れのように、解説の皆さんや実況アナまでが非難の対象になり、それが
そのまま無神経にWOWOWのBBSに残されているのを見るのはつらいことでした。

ほかにもさまざまなことがあり、最後の引きがねになったのは二つの出来事です。
ひとつは、年齢からくる衰えが隠せなくなってきたこと。もうひとつは、私の胸に収めて
おきましょう。これで私も結構成長したようです。ハハハ。

以下は、私なりのサッカーへの“レクイエム”です。

ミラン・ダービー

91年から9シーズン放送してきたことから来る慢心があったのでしょうか、WOWOWが
セリエの放映権を失ったのは99年夏でした。あの、虚脱感は今でもときどき思い出します。
ミラン・ダービーは現地から9回、東京のスタジオで2回、イタリア・ダービー(ユーベ対
インテル)も現地から2回お伝えしました。私の中では凡戦は1試合もありません。どれも、
満員の観衆を興奮させる、緊張感に満ちた好試合だったと思います。
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セリエは私にとってはサッカーの“ルーツ”ですから今でも深い愛着があります。
風土、食べ物、国民性など、サッカーを取り巻く環境がピッタリ来たようです。歴史や
文化の押し売りもありませんしね。ハハハ。
チャンピンズ・リーグの最後の担当試合がミラノ・ダービーだったのは、やはり“縁”が
あったのでしょう。サンシーロの放送席には、もう一度座ってみたいものです。

ユーロ2000

かかわった3回のユーロの中でも、皆さんがおっしゃるとおり、この2000年のユーロは
最高に面白い大会でした。いつもは“はずれ”が多い私ですが、このときだけは別でした。
GL/スペイン 4-3 ユーゴ、QF/フランス 2-1 スペイン、SF/フランス 2-1 ポルトガルと、
いい試合が続きました。そして、決勝も、トレゼゲのゴールデン・ゴールでフランスが
イタリアをうっちゃっての“サヨナラ勝ち”と、中身の濃い試合でした。
サッカーの実況に本格的に取り組み始めたのは93-94シーズンからでしたが、このころが、
私のピークだったような気がします。少なくとも、サッカーに関しては。
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2002ワールド・カップ

最初で最後のワールド・カップでしょう。
まさか、60歳を過ぎてWCの実況をやれるなどとは夢にも思っていませんでした。
ハイビジョンとはいえ、それが現実のものになったとき、不思議な感覚でした。
一種の達成感があって、「これでいつやめてもいい」と思えるかと予想していたのですが、
むしろ、「これは通過点」という感じでした。精神的、肉体的に大きな充実感があって、
「まだやれる」と思えたからです。

GL/韓国vsイタリア、3位決定戦/韓国vsトルコ、ともに面白い試合でした。
しかし、鮮やかに思い出すのは、試合の内容より、真っ赤に染まった韓国のスタジアムと
夜遅くまで聞こえた、「テー・ハー・ミン・グック(大韓民国)」の大合唱です。
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奥寺康彦さん 

91年のミラン・ダービーでした。フランクフルトでの乗継ぎがうまく行かず、私たちが
打ち上げをしているところに姿を現したときも、2年ぐらい前、スケジュールを間違えて、
担当ではないのに深夜の控え室にノンビリ登場したときも悠然としていました。
そう、どんなときでもあわてない、いやな顔を見せないのが奥寺さんでした。それは
“作られた余裕”ではなく、身についたもので、気が小さい私には羨ましい限りでした。

そして、私が何かを間違えたとき、指摘して傷つけてはいけないと黙ってやり過ごして
くれる優しい心の持ち主でした。同じことでしたよ、奥寺さん。あなたの顔を見るだけで
「あっ、何かやっちゃったな」と私には分かったのですから。ハハハ。
WOWOWが放送するサッカーはリーガだけになりましたが、解説はお続けるのでしょうか? 
味のあるお話は捨てがたいものがあります。ぜひ、続けてください。
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早野宏史さん

ヒロシとトオルの“ビーバップ”は解散しましたが、2002年11月27日を忘れませんよ。
チャンピオンズ・リーグ第2節、ローマ対アーセナルの担当でした。この日をてぐすね
引いて待っていました。胸のポケットに手作りのイエロー・カードを仕込んでスタジオに
出かけました。ハハハ。

会心作でも駄作でも、ギャグが出たら、スタジオ部分でこれを出そうと決めていたのです。
「ギグーがぎぐっとしたでしょう」が出たときには思わずほくそ笑んでしまいました。
芸人ではない悲しさで、パフォーマンスとしてはあまりうまくできなかったのですが、
仲間内では結構受けました。スタジオで、私が最も楽しめた瞬間でした。
「お湯が張ってあると思って飛び込んだら水だったときぐらいびっくりしたでしょう」など、
ひねった表現が私は好きでした。
そして、一度でいいから、レイソルのベンチで赤いジャケットを着てください。ハハハ。
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信藤健仁さん

99年5月と2000年9月、かなり厳しいスケジュールを喜んで引き受けました。
99年は、全仏テニス開幕直前のパリからローマ経由で現地に入り、最終節、残留がかかる
ペルージャと優勝をかけたミラン、2000年は全米テニスが終わった翌日、ニューヨークから
ハンブルクに入ってチャンピオンズ・リーグのユーベの開幕戦を実況しました。二度とも、
信藤さんは、準備が万全にできない私のためにメモを作ってくれていました。なかなか
できないことです。
解説で楽しみだったのは“予測”です。早いときは、キックオフから30秒もたたないのに、
試合の展開を読んだことがありました。「どこを見れば、何がわかる」というキッチリした
物差しをお持ちだからでしょう。それが当たっているかどうかは関係ありません。
「言ったとおりになるのか」と視聴者や私の関心をひきつけるだけで意味があるのです。
おかげさまで、“いいコンビ”だと言われました。私の知識がもう少し高ければ、もっと
いい評価を得られただろうにと申し訳ない気持ちです。
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野口幸司さん

ユーロ2004で担当が終わって帰国の日、リスボンのホテル出発が“朝5時”だというのに、
ベルマ-レ時代の先輩・信藤さんに4時半まで付き合わされたそうですが、無事に日本に
帰れたのでしょうか?人がいいのもいい加減に して、“NOと言える人”になってください。
ハハハ。
私たちの間では、ある試合のことがよく話題になりましたね。
01-02シーズンのチャンピオンズ・リーグ/QF、レバークーゼン対リバプールです。
繰り返し「あれは楽しい試合だったですねえ。面白かったですねえ。すごかったですねえ」と
おっしゃいました。その都度、プロがそこまで喜ぶ試合をご一緒できてよかったと思います。
「面白おかしく」ではなく、お人柄を感じさせる誠実な解説には、私を含めて、多くの
ファンがついています。今のままの路線で行ってください。そして、夢だとおっしゃる
“スペイン留学”の実現を祈っています。
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柄沢晃弘アナ

ある意味“とほほ”な顔合わせになったユーロ2004ファイナルもあれだけ盛り上がって
、“いいとこどりの柄沢”はユーロでも健在だったね。ハハハ。
何よりも、こちらがバックスタンドで、厳しい西日を浴びながら観戦したポルトガル対
イングランドは同じ実況者としてよだれが出るほどしゃべりたい気持ちになる試合でした。
DVDに収録してあった君の実況は、帰国後見ないまま消去しました。だって、悔しいもの!! 
ハハハ。
これからが円熟期です。君自身のますますの成長とともに、若手アナを引っ張ってくれる
ことを期待しています。
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田中大士アナ

今度のユーロはいい試合に恵まれたみたいだね?「あんなにノリノリの彼は初めて見た」
という声をずいぶん聞きました。「はずれた試合がないぐらい」と、思わず背中でこぶしを
握りたくなるようなことをぬけぬけと言っていたほどだから相当でしょう。ハハハ。
いつだったか、テニスの全豪で、急に担当が替わって、君がほとんど資料なしの実況を
やったとき、島村アナと「今日の彼はいいね」で意見が一致したことがありました。
サッカーでは、クラシコでレベルが一段上がったと感じています。
アドバイスは一言。プレーの描写は“ぴか一”なんだから、“ハンドルに遊び”を。
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制作陣
*プロテックスさん


リーガの今後2シーズンの制作担当に決まったのは過去の努力が認められたからでしょう。
おめでとうございます。自己満足の追求ではなく、視聴者が求めている放送を提供して
あげてください。そして、番組に愛を!

*ウッドさん
テニス班を含め、長い付き合いだっただけに今回のことは残念です。
年寄りの感傷にすぎないかもしれないけど、この先何があっても、君らは僕の仲間。
気持ちの入れ替えが済んだら、新しい分野の仕事に向けて元気に歩き出してください。

*WOWOWさん
現場の人たちとの年齢差がどんどん開いていくのが気になっていました。
僕の実況を評価してくれる若手もいたそうだけど、残念ながら、その声は僕のところまで
届きませんでした。分かっていれば、サッカーも、もう少しがんばれたと思うのだけどね。
今回 君たちが出した結論はプロフェッショナルとしてのものです。あるスタッフからの
メールにもあったように、この結論が間違っていなかったことを証明する責任があります。
仕事はこれからです。がんばってください。

世の中すべてのことに、「しおどき」があります。変化、進歩、発展への節目。
今が、まさにそのしおどきなのだと思います。
私は、また、別のところでがんばりましょう。
ありがとうございました。

*"長期連載"になったユーロ2004シリーズは
 これで終わります。ご愛読、ありがとうございました。 


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by toruiwa2010 | 2016-06-26 08:30 | 自薦・厳選300? | Comments(2)
祭りのあと( 2004.07.05 初出)

ギリシャの優勝で終わる


ユーロ2004が終わりました。ギリシャの見事な優勝でした。

強豪とされる国がグループ・リーグや準々決勝で敗れ去ったせいもあって、顔ぶれ的には
さびしい終盤になった感じは否めません。前回のユーロ2000が華やかなものでしたからね。
その結果、ポルトガルーギリシャという、思いがけないファイナルになりました。
もちろん、両国が勝ち進んだのにはそれなりの理由があるでしょう。
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ギリシャについては専門家のどなたもが「いいサッカーをしている」とおっしゃいます。
ある意味、イタリア以上の「守ってカウンター」。ハハハ。
つまらないと思う人も多いでしょう。私も「点が入るサッカー」が好きな半素人ですから、
正直にいえば、このタイプのチームは好きではありません。ただし、これがギリシャの
スタイルであることは予選の結果を資料として見たときから予想されました。

2連敗のあと6連勝、アウェイのスペイン戦に始まる最後の4試合すべてが1対0でした。
“快挙”でした。ドイツ人のオットー・レーハーゲル監督にはご褒美として「名誉国民」の
称号が与えられました。2002年のワールド・カップ当時、韓国で“大ヒーロー”だった
オランダ人のヒディンク監督を思い出します。
ギリシャ人は一般論として“自己中心的”だと言われているようです。いえ、言ったのは
私じゃありません。ハハハ。
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きっと、ナショナル・チームでも、その国民性が顔をのぞかせていたのでしょう。
レーハーゲル監督は、そこにdiscipline=規律、訓練を植え付け、チーム・スピリットを
育てたと言われています。練習のやり方などは、1980年代に彼が監督するブレーメンで
プレーした奥寺さんによると、「当時とまったく変わっていない」らしいです。
つまり、新しいことはやっていないのです。しかも、世界的には無名の選手ばかりです。
有名選手がずらりと並ぶ、スペイン、イタリア、イングランド、フランスなどが次々と
消えていく中でギリシャが優勝したことには大きな意味があると思います。
しかも、決勝トーナメントの3試合すべてが1-0と徹底していました。

ポルトガルは、別の意味で驚きのチームでした。
開幕戦のギリシャとの試合では、「どうしたのか?」と思うほどの出来の悪さでした。
あのストイチコフが「負けたのは当然。あれほどナーバスになっていてはまとまりのいい
ギリシャと戦っても、チームとして機能するわけがない」と酷評していました。
翌日の地元紙には厳しい批判が出ていました。ホテルのフロントで「一般の人の反応は
どうなのか?」と尋ねると、顔の前で手を振りながら「彼らは甘ったれてる。もっと、
ハングリーになって猛練習しなきゃ」と手厳しい意見が返ってきました。
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転機は2-0で勝った第2戦にあったのでしょう。スコラーリ監督が思い切ってメンバーを
4人変えました。「よくあること」かもしれません。しかし、第1戦で致命的なミスをした
P・フェレイラはともかく、長い年月、ポルトガル・サッカーを支えてきたF・コウト
(108キャップ)、ルイ・コスタ(91キャップ)までベンチに下げたのには驚きました。
会見で、思い切った選手起用について聞かれた監督の答えには笑ってしまいました。
「開幕前の20日間の合宿がすべて。一緒に生活するといろいろなことが見えてくる。
6,7年付き合って結婚しても、一ヶ月で別れることもあるだろう?朝、起きて彼女の素顔に
びっくりすることだってあるじゃないか?それと同じさ」。
女性の皆さんには賛成していただけないでしょうが、分かりやすいたとえに爆笑でした。

スペインを相手に「勝たなければ決勝トーナメントに進めない」という難しい条件になった
第3戦では「信頼している」はずのパウレタに代え、後半開始からヌノ・ゴメスを投入し、
12分の決勝ゴールに結び付けています。“スコラーリ・マジック”でした。
チームの主力を代えるのは簡単なことではありません。まして、国民的なヒーローです。
しかし、スコラーリに躊躇はありませんでした。驚いたのはイングランドとのQFでした。
0-1とリードされた後半30分にフィーゴをベンチに下げたのです!!

明らかに不満なフィーゴは2-2のあとのPK戦のときにもベンチに戻りませんでした。
しかし、そのフィーゴは、SFでは90分フルにプレーし、切れのあるドリブル、あふれる
闘志でチームをひっぱりました。「地元優勝」は実現しませんでしたが、国民に夢を与えた
ヒーローたちのがんばりに、リスボンはきっとスゴイことになっているでしょう。

個人的には、どこか消化不良に終わってしまいました。
やはり、“途中まで”でトーナメントを去るということに不慣れのせいか、気持ちを乗せる
ことができませんでした。つまらないミスも多く、帰国後DVDを見ながら情けない思いを
することがしばしばでした。私のところに直接は聞こえませんが、きっと皆さんからも
お叱りがあったことと思います。当然でしょう。
大きく年が離れたスタッフとのコミュニケーションがうまく取れなかったのも残念です。

“ビーバップ”解散 
ユーロのファイナルが、早野宏史さんの最後の解説になりました。“当面”の話ですが。
早野さんとの出会いは1993年のナビスコ・カップです。ベルディ戦でした。
先日 リスボンでも話題になったのですが、それが初めての解説だったそうです。収録を
担当した外部のディレクターはプロデユーサーから、「“読売”とは言わせないように」と
指示されていました。しかし、早野さんのような現場の人たちにとっては「ベルディ」は
馴染みが薄く、まだ「読売」だったのです。どうしても、「読売」と言ってしまいます。
収録は5分おきぐらいにストップしました。「これでは、流れが作れないよ。一度や二度は
いいじゃないか」と言っても 厳命を受けているディレクターは聞き入れず、大変な時間が
かかったことを思い出します。ハハハ。

当時のWOWOWはセリエの放送枠が増えて、加茂周さんと奥寺康彦さんだけでは手が
回らなくなっていました。加茂さんに「誰かいい人はいませんか?」とうかがったとき、
すぐに名前が挙がったのが早野さんだったと聞いています。“秘蔵っ子”としてみっちり
叩き込まれた戦術眼も一流ですが、放送中のダジャレも視聴者に大歓迎されましたね。
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「ルスチュが留守中」
「真ん中にいてもハジ」
「スールシャールがスルーシャール」
「ワシントンまで届かずニューヨークどまり」
「ギグーがギグッとしましたね」(イエロー・カードを出しました。ハハハ)
「ダルマが転びました」
「アウグストではなくて、あわないグスト」
「入れてクレスポ」
「他人のソラリ」
「ロタンを入れてロタン場で逆転、、、、」

もっとあるでしょうが、すでに古典になっているものだけでもこれだけあります。
私は早野さんと組むことが楽しみでもあり、ちょっと心配でもありました。どんな話題を
振っても答えが返ってくる、しかも、少しずつひねってあるところは楽しめました。
一方で、ロナウジーニョのノールック・パスのように、前触れもなく、さりげなく言う
ダジャレをしっかりキャッチできるかどうかが不安でした。

現場に戻る解説者を送りだすときの挨拶は難しいです。どれだけ、その思いが強くても
「早く帰ってきてください」とは言えませんからね。ハハハ。

逆に、復帰のときは困りません。早野さんが戻ったときは「帰ってきたオヤジギャグ」で
お迎えしました。実は、原博実さん向けに「いい時間帯に戻って来られた原さんです」を
用意しているのです(ハハハ)が、どうやら、実際に私が口にすることはなさそうです。

去年の今頃だったと思います、早野さんには、「監督の話があってもユーロが終わるまでは
駄目ですよ」と釘を刺していました。もちろん冗談としてですが。
96年も、2000年も、ちょうど現場にいたために解説をしていただけませんでした。今回は、
結果として、WOWOWの希望がかなったことになります。ありがとうございました。
たとえ、それが、ふたたびコンビが組めないことを意味するとしても、柏レイソルでの
ご成功を祈っています。

ユーロ決勝のスタジオ司会を終えたあと、一目散に帰宅しました。ひどく疲れました。
妙に寂しい、祭りのあとです。

おまけ…にしては長いですが、“ついで”ですから。

サプライズ・サプライズ ( 2004.07.16 初出 )

この年になると、驚くことは、もうそれほどないと思っていました。
しかし、世の中にオドロキのたねはいくらでもあるものですね。

このたび、ギャラクシー月間賞(6月)をいただくことになりました。テニスのローラン・
ギャロスとサッカーのユーロの実況が表彰の理由だと聞いています。

GALAXYといってもレアル・マドリッドのことではありません。ハハハ。
知らない人も多いと思いますが、この賞は、放送文化の質的な向上を目標に、優秀な番組、
個人・団体を表彰するもので、放送批評懇談会が1963年に創設しました。
本来、私のような一般的には名もないアナウンサーが対象になる賞ではないのです。
40年をこえる歴史を持つこの賞の重みは、テレビ業界に身をおく者にとって“半端”では
ありません。私の同期生である露木茂は1969年にギャラクシー賞をとっています。
フジテレビの顔としての彼の実績は受賞にふさわしいものでした。

もちろん「おめでとう」を言いましたし、同期としての誇りも感じたものです。しかし、
胸のうちは、「こういう賞をもらおうと思ったら、世間の注目を浴びるような大きな番組、
インパクトのある番組にかかわっていなきゃ駄目なんだ。スポーツ実況をやっている限り
縁はないよなあ」と少々屈折したものでした。ハハハ。

今回の私は「月間賞」(6月)ですが、WOWOWから連絡を受けたとき、しばらく呆然と
してしまいました。芸能人なら、「ドッキリカメラ」を疑ったところでしょう。
「それは、WOWOWがかなり売り込んだんだろう?」と思わず聞いてしまいました。
「売り込んで取れるものじゃないでしょう?」と広報の担当者に切り返されましたが、
それほど、ビックリしましたし、喜びも大きかったのです。

WOWOWは、加入者がおよそ250万世帯の小さなメディアです。
そこで、一般論で言えば“メジャーではない”種目の実況をしている私の仕事に注目し、
温かい目を向け、評価してもらえたことが信じられない思いでした。

今月に入ってからWOWOWと契約更新の話を始め、私からはある意思を伝えました。
その話し合いから帰宅して数時間後に受賞のニュースを受け取ったのです。なんという
皮肉でしょうか!
テニスに関しては実績もあり、いささかの自負や自信もありますが、サッカーについては
「祭り(s)のあと」に書いたとおり、ユーロのパフォーマンスに納得していません。
長い経験を持つ実況者として、冷静に、客観的に判断すると「バツ」です。悔しいし、
情けないと思っています。

それだけに、そのユーロも対象になっていると聞いて、思いは複雑でした。
受話器を置いたあと、「賞の権威を傷つけることにならないか。辞退したほうがいいのでは
ないか」と本気で考えました。
しかし、よーく考えてみると、「そうか、それならいただいてもいいのか」と思えるように
なりました。

どういうことかといいますと、「よくなかった」という判定は、しゃべりの専門家としての
私が下したものです。しかし、視聴者の大多数は、送られてくる音と映像を先入観なしに
見ているわけです。「年寄りだ」「サッカーを知らない」「間違いが多い」はナシです。
大部分の人はそんなことは考えずにご覧になっているはずです。
選考委員がその代表だと考えれば納得がいきます。いかないか? ハハハ。

委員の方々は今回以前に私の実況を耳にした事はないでしょう。
テニスやサッカーについて多くの知識をお持ちとも思いません。しかし、放送を見る目、
聞く耳は確かなはずです。そういう方たちの支持を得られたことはこの上ない喜びです。
まさに、私のターゲットですから。そして、一人ではなく複数の委員が、総意として
「この男に与えよう」と考えてくださったのですから、素直にお受けしようと決めました。
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朗報を聞いたとき、胸に浮かんだのは、「見る人は見てくれている」という思いです。
1年近く前、すさまじいバッシングを受けたとき、仲間は「声なき声」が大勢いるからと
励ましてくれたものです。当時の私はその言葉を素直に信じることはできませんでした。
しかし、今は信じられます。

何度も申し上げているように、すべての視聴者を満足させる実況は存在しません。
私について言えば、担当種目についての知識が足りないことは自覚しています。間違いも
たくさんあります。滑舌が悪くなっているのも事実です。しかし、私は、66歳近い今の
自分が持っているものでしか語りようがありません。
マニアには受け入れられなくても、普通にスポーツが好きな視聴者に喜んでいただける
放送を心がけてきたつもりです。

今回、その思いでやってきたことを、“トータルとして”評価されたことは、残り少ない
実況人生に自信を与えてくれます。
当然ですが、おごる気持ちはまったくありません。むしろ、「恥ずかしくないように、努力、
精進しよう」と考えています。
何よりも、この受賞は私の後輩であるWOWOWのアナウンサーや、スタッフに、大きな
励みになると信じています。サッカーの実況を辞めた直後の受賞は少々皮肉ですが。

日ごろの皆さんのご声援に感謝しつつ。


ショー・レー・ショー! ( 2005.06.29 初出 )

放送批評懇談会から「ギャラクシー・奨励賞」の賞状が送られてきました。
去年、全仏とユーロ(サッカー)の実況を評価していただいた「6月度月間賞」が、そのまま
年間のこの賞になるのだそうで、新たに受賞したわけではありません。
フランス滞在中の5月31日に表彰式が行われたため、残念ながら出席できませんでした。

私にとっては「フジテレビ・アナウンス部・麻雀名人」と並ぶ大きな勲章です。ハハハ。
だからと言って、自慢でここに載せるのではありません。
「ブログは日記代わり」のコンセプトで、写真をここに残したかったんです。
ご理解ください。
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by toruiwa2010 | 2016-06-25 08:34 | 自薦・厳選300? | Comments(0)
裸足の季節 70

学期末のその日、ラーレは学校を去る女性教師にしがみついて別れを惜しんでいた。
少し離れたところで4人の姉たちが見守っている。仲のいい美人姉妹だった。
やがて、クラスの男子生徒数人とスクール・バスに乗らず、歩いて家路についた。
途中、海辺に出ると制服のまま水に飛び込んではしゃぎ始め、少女たちは男子生徒の肩に
乗って相手を落とす遊びに夢中になった。

帰宅すると、厳格な祖母が怒りの形相で待っていた。幼いとき両親を失った彼女たちは
叔父と祖母に育てられていたのだ。祖母は近所の人の話を聞いて怒っていた。
海岸での肩車が“みだらな行為”だと告げられたのだ。言い訳は認められず、少女たちは
家に閉じ込められてしまった。電話やテレビを隠され、扉にカギをかけられて…
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トルコの首都イスタンブールから1000㌔も離れた北部の小さな村を舞台にしたドラマです。
この国ではそれが普通なのか、この村が特別なのか分かりませんが、封建性が色濃く残る
“男が絶対”の村です。家の外に出ることを禁じられた姉妹は自由を求めて画策します。
初めはボーイフレンドに会ったり、サッカーを観戦しに出かけたりする程度でしたが、
祖母と叔父が長女から順に村の若者と強引に結婚させ始めると深刻度が増し、二人の手が
届かない所への脱出を目指すようになります。

セリフはすべてトルコ語ですが、カンヌでも話題になったというこの作品はフランスを
代表して今年のアカデミー賞・外国語映画賞の候補になりました。
それを知った上で、チラシや新聞の紹介記事などでどんな物語かが分かると、見る気が
起きませんでした。ネットの評判が悪くないのを知っても同じでした。
しかし、最近 ときどき紹介する“腐ったトマト”の評価が“97%”と高いことを知って
気が変わりました。それなら見てみようかと。外国かぶれ。ハハハ。

…結果、やりきれない気持ちで劇場をあとにすることになりました。
姉妹に扮する5人の少女たちのみずみずしさに救われる部分はあるものの、エピソードが
断片的で 映画としてのメリハリに欠けます。“処女性”を重んじる因習の村とそこからの
脱出を試みる少女たちの“表面”しか描かれていないように見えます。

原題の”MUSTANG”は小型の野生馬のことだとか。

葛城事件 75

無精ひげを伸ばした男(三浦友和)がブラシを動かしている。自宅の塀に書かれた落書きを
消しているのだ。人殺し、死ね、夜露死苦…吹き付けられたどぎつい色のペンキを。
鼻歌が聞こえる。「バラが咲いた、バラが咲いた、真っ赤なバラが」
歌の調子も、ブラシを動かす手つきも、落書きが初めてではないことを示していた。
男の次男は大勢を殺害した通り魔事件の犯人として死刑を宣告されていた。
男はその責めを一身で受け止めていた…
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その家は妻と二人の子供のため、20年ほど前に建てたかけがえのない我が家です。
庭の隅に立つみかんの樹は子供の無事な成長を願ってそのときに男が植えたものです。
自分は家族を愛して生きて来た。戸建ての家を建てたのも“一国一城”のあるじだったら
それが当たり前だと思ったからだ。
「いったい、その俺の何がいけないんだ」、「どこで何を間違えたのか」というやり場のない
強い怒りが男の体を突き動かしているのでしょう。

事件をはさんだ短い間に家族はバラバラになってしまいました。
一人きりになった男の家に女(田中麗奈)が現れ、「稔さん(次男:若葉竜也)と結婚します」と
言います。冗談ではなく、死刑反対の立場から真面目にそう思っています。

登場する主な俳優は、ほかに南果歩(妻)と新井浩文(長男)ですが、5人とも熱のこもった
演技を見せています。特に、三浦はふだんとは真逆の役を演じています。怒りと不満を
エネルギーにして世間に立ち向かう男になり切って凄みがあります。
ただ、言われているような“彼の代表作”になるとは思いません。おそらく、彼ぐらいの
キャリアを持った俳優ならこの演技はできるだろうと思うからです。

どんな物語かは知っていましたから、どこまでも暗い話の展開は気になりませんでした。
気になったのは 登場人物のセリフがかなり“観念的”だったことです。
「結婚します」と三浦に告げてその理由をまくしたてる田中をはじめ、この男(女)だったら
こう言うだろうという…。演出も同じです。
ネットに出回っている作品にまつわるエピソード、「田中が長いセリフを言うシーンで
20テークした」という話もどこかで聞いたなあと思ってしまいます。苦労話でしょうが、
“何回も撮りなおした”というのは作品と関係がない気がします。

平日の昼間でしたが、客席は八分の入りでした。私の感想など関係ありません。こういう
“娯楽”とは言えないタイプの映画にこれだけの観客が集まるのはいいことですね。

二つ星の料理人 75

ミシュラン二つ星のシェフとしてパリのレストラン業界で名をはせたアダムだったが、
ドラッグがらみの不祥事ですべてをぶち壊して街を追われた。
死んだのではないかとさえウワサされた彼が3年後に姿を現したのはロンドンだった。
野心を抱いていた。 “ここで三つ目の星を取る”…
彼はかつてのオーナーの息子と組み、昔の仲間を集め野望の実現に向けて動き出します。
そこからは、いくつかのエピソードをはさんですべてがほぼ順調に進みます。順調すぎて
ちょっとシラケます。ハハハ。
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この数年、料理やシェフをテーマにした映画が多いです。
イケメンのシェフ、いかにもおいしそうな料理…パターンが出尽くした感があります。
この映画も“無理”が目立ちます。

原題は“Burnt”、Burn(焼く)の過去分詞です。“焼けた”、“焦げた”の意味になりますが、
もしかすると、話の中身も加味して“火が入りすぎた”という意味かもしれません。

レジェンド 70

ひどい映画でした。どうもこうもありません。
圧倒的な暴力で1960年代のロンドンを支配した実在のギャングを描いています。
双子の兄弟、レジーとロンです。彼らとその部下の病的な暴力が全編を覆います。
そういう時代だったのでしょうね。
わずかに、レジーと仲間の妹・フランシスの恋模様がからみますが、“焼け石に水”です。
見終わったあと、何にも残らない映画です。こんな映画を見ると「ゴッドファーザー」は
凄かったなあと思います。
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          昨日の「プレバト」から  


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by toruiwa2010 | 2016-06-24 08:53 | 映画が好き | Comments(0)
テレビ朝日の朝のワイドショーを長くやっていた割に赤江珠緒の名前と顔は
あまり知られていないようだ。もともとは大阪・朝日放送のアナウンサーだが、
キー局の制作者に目をつけられてメイン・キャスター、渡辺宣嗣アナの相手に
抜擢された。サブ司会だった女性アナが不倫疑惑で“飛んで”しまい、テレ朝に
適当な人材がいなかったため、苦肉の策だったようだが、異例中の異例だ。
系列局に頭を下げるのはどこのキー局も嫌うからだ。

いずれにしても、朝日放送に戻った1年を挟んで8年間、起用され続けたのは
目立たないが、優れた能力を持っている証拠だろう。
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朝は「めざまし」から「とくダネ」、「ノンストップ」…と、習慣で母局の番組を
見てしまうから、テレ朝の朝番組も見る機会は少なかった。
2011年3月いっぱいで“卒業”した彼女が 終了したTBSラジオ「キラキラ」の
あと番組をやると聞いたとき「そりゃ無理だろう」と思った。小島慶子の達者な
トークの印象が強かったし赤江の喋りはよく知らなかったからだ。

聞いてみると面白いんだ、これが。ハハハ。
“前任者”のように政治ネタには触れず、肩の力を抜いて曜日パートナーとの
お気楽トークをしているだけだが、“脱力感”がたまらなくいい。
聴取率では、文化放送「大竹まことのゴールデンラジオ」にリードされている
ようだが、中途半端な知識で反政権的な発言に走る大竹にウンザリしているので
最近はほとんどTBSしか聴かなくなった。podcastだが。

彼女の担当は月~木曜日だが、パートナーはカンニング・竹山、山里亮太、
博多大吉、ピエール瀧…“海千山千”を相手に息もぴったりだ。

月曜日のコーナー企画“竹山、ガム買って来て”、略して“竹ガム”が秀逸だ。
リスナーから寄せられる質問にスタッフやリスナー仲間が知恵や情報を提供し、
解決にこぎつける…といういかにもフットワークのいいラジオらしい企画だ。

たとえば“ゆとり教育”のころ話題になった 運動会で児童に差をつけないため、
“手をつないでゴールイン”について、しつこく調べていた話も興味深かった。
意外なことに「実際に見た」「経験した」という情報がとても少ないのだ。

少し前に取り上げていた話もなかなか面白かったので紹介しておく。

投稿者は20数年前、中学1年の国語の授業であるテープを聞かされた。
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宇宙人が地球にやって来た。
地球人は笑顔で「ようこそいらっしゃいました」と歓迎したが、
宇宙人は激しい言葉でこれに応じた。その先がどんな物語になるのか
ワクワクしたが、直後にチャイムが鳴って授業が終わった。

結局、その先を聞かされないままだったので、ずっと気になっていた。

“竹ガム”はスタッフが手分けして調べるとともに、ほかのリスナーたちに
情報の提供を呼びかけた。その結果、実に意外なことが分かった。

宇宙人は“精神判読機”を持っていて相手の気持ちが読み取れるのだった。
話し合い「地球人は神経がねじれていて感情と表現が逆になるのだろう」と
結論付けた宇宙人は地球人に対してこう言った。

「やい、やって来て悪かったな、このうす汚いサル野郎ども。
面白くもない顔を並べやがって、そんな顔は見たくもねえや。
どいつもこいつも、さっさとくたばりやがれ」

…つまり、宇宙人たちは“あえて”本心とは逆のことを言ったのだ。
作者・星新一の面目躍如、示唆に富んだショート・ショートだった。
で、このエピソードがおかしいのはこの物語、ここで終わっていることだ!

タイミングの悪いチャイムで物語を中断されたと投稿者は思ったわけだが、
チャイムのタイミングが逆によすぎたのだ。
「えっ、この先は?」という疑問は気の毒なことに20数年前のその時点で
答えが出ていたことになる。
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“手つなぎゴール”については先週、番組としての桔論を出していた。
過去、新聞にいくつかの記事が出ているのを見つけたが、たどって行くと
証言が間違って伝えられたりしていることがほとんどだったそうだ。
番組は“噂が独り歩きして広まったものでその事実はなかった”とした。

「こうであってほしい」という願望が実際にあったかのような“錯覚”を
生むのではないか…ということだね。
ミニコミはこういう結論を出したが、人手が足りなくて調査が行き届いて
いない可能性もある。面白いテーマだから、大手のメディアでもぜひ調査を
してほしいね。

「たまむすび」の日替わりこーなーでは、ほかに、月曜日の小田嶋隆の話は
“突っ込みながら”聴き、火曜日の町山智浩の映画話は“反面教師”的に聴く。
あと、月一回の吉田豪のインタビュー話は実に興味深く聴く。

いつも、昼寝のときと夜 寝る前に聴くのだが、最近は、年のせいか途中で
“落ちる”ことが多くなった。

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by toruiwa2010 | 2016-06-23 08:42 | 岩佐徹的考察 | Comments(8)
フジテレビに入社したのは1963年だった。
午前と午後に放送を休む時間帯があったし、番組の大部分がまだモノクロだった。
カラー放送にはテレビ欄の番組名のところにその旨を表示していた。
家庭にあるテレビはがっちりと作られた箱に入っていて、劇場の緞帳のような素材の
幕がついているものが多かった。寝るときや見ないときはそれでブラウン管を覆った。
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あ、“ブラウン管”っていうのは、映像が映るところ、いまの液晶画面のことだ。リモコンは
なかった時代だから、当時は、チャンネルを変えるときは円形のダイアルを操作した。
年配者が今でも「チャンネルを“回す”」と言ってしまうのはその名残りだ。

カメラは今の倍ぐらいあり、照明はきつかった。
フジテレビにはニュース(news)と映画(movie)を送出する”ネモ(ne+mo)スタ”と呼ばれる
副調整室があり、小さなスタジオがついていた。天井が低く、長い番組だと照明の熱で
汗をかいた。より強力な照明を必要とするカラーの初期のころは本当に参った。
第1期の「プロ野球ニュース」もここから放送していたが、ある日、“事件”が起きた。
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深夜の番組だが、デーゲームはフィルムの編集が終わったところで収録していた。
会社に戻ってから録画するまでに時間があったので近くのソバ屋に出かけた。解説者の
Iさんが「ビールを飲みたい」と言い出した。「それはちょっと」と思ったが、先輩の
ディレクターが「時間もあるからいいでしょう」と言えば、新米アナは何も言えない。

呑んだのはコップに2杯ほどだったから、体格もいいIさんの顔は普段と同じだった。
しかし、収録が始まると、どんどんロレツが回らなくなっていった。“酔っている”と
分かってしまうほどひどかった。犯人は強烈なカラー照明だった。

東京オリンピックを契機にカラー放送は当たり前になって行った。カメラのレンズも
性能がよくなり照明の技術も向上して汗ダクになることはなくなって行った。

いま、出演者の悩みの種は“テレビの解像度”だろう。
この言い方が正しいのかどうかも定かではない。要は ハイビジョンだ、デジタルだ…
自分の顔が“クッキリ・ハッキリ”写ってしまうことだ。特に女性は深刻だと思う。

早い話、若いころの私は「プロ野球ニュース」に出演するためのメークをしなかった。
少し日焼けをしていれば、男はそれで十分だったからだ。「3時のあなた」はメークしたが、
落とすのが面倒だったから、男性はあまりやりたがらなかった。
しかし、これからはそんなことを言っていられなくなる。
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ハイビジョンやデジタルと言っていた時代はまだいい。
8月からBSで4Kの試験放送が始まる。
どんどん解像度が上がり毛穴までクッキリ写るようになる。スポーツ放送などは歓迎かも
知れないが、ドラマなどではそうも言っていられないだろう。
分厚いメークでごまかしてきたベテランの女優さんや女性タレントは大変だ。これまでは
“女優ライト”(瞳を光らせるための特別の照明)を当ててもらう、強い照明でシワもシミも
“飛ばして”(目立たなくする)しまう…などのテクニックを駆使して難を逃れてきたが、
そんな“小手先”の技は通じなくなる。これからは女優生命が短くなるかもしれない。
ピンチだね。

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by toruiwa2010 | 2016-06-22 08:29 | 放送全般 | Comments(3)
最近で目立ったのは尾木ママだろうか?
北海道の山の中に“お仕置き”として7歳の子供を置き去りにした件で
教育評論家らしく父親を厳しく叱ったブログが逆に叩かれていた。
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“ネット炎上”という言葉が日常化して久しい。
ブログやツイッターに何気なく書き込んだことが一部の人間の反発を受け、
しつこい攻撃の標的になる。投げつけられる“言葉のツブテ”は厳しい。
削除しても謝っても“聞く耳持たず”だし、実に厄介なものだ。
私も二度経験した。初めは現役のアナウンサーだったころだから分かるが、
二度目のときは少々口の悪い一介の爺さんのツイートに過ぎなかったのに
とんでもない大騒ぎになってしまった。
攻撃者のたちが悪いのは それまで名前も顔も絶対 知らなかったはずなのに、
いきなり、「この元アナは…」など“影響力”を持っているかのように扱い、
「だから、言葉に気をつけろ」と因縁をつけてくるところだ。

対策はない。
SNSをいっさい、やらないのが一番だが、それではヒマを持て余す。
“毒にも薬にもならない”ことだけを書いていれば攻撃もされない。
しかし、それでは少しも面白くない。
仮にそうしても、相手はこちらのミスを“虎視眈々”、“鵜の目鷹の目”で
待ち構えているから油断ならない。
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いまは、“ネット”という目に見えない巨大空間に 何かあれば叩いてやろうと
ツメを研いでいる連中がいることを知っているから、だれもが最大限の注意を
払ってブログやツイッターをやっているはずだが、それでも炎上はやまない。
手に負えない連中はゴマンといるのだから厄介だね。
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…そう思っていたが、この認識は少し違うらしい。
津田大介が紹介していた「ネット炎上の研究」(田中辰雄・山口真一共著)に
こんな記述があるそうだ。

実際に書き込んで炎上に参加しているのは
ネットユーザー全体の0.5%に過ぎない。

ふむふむ、なるほど。
騒ぐやつの数は限られているんだね。
そして、その中でも“しつこい”奴はもっと少なくて、彼らの特性の一つは
“あきっぽい”ことではないか?ある程度叩いて“成果”が挙がると彼らは
興味を失って次の“獲物”を探し始めるようだ。
いまだに“リーガゲッツ”や“超スローボール”について書き込んでいる
ネット民もいるが、かつて私を袋叩きにした連中は今の私が何を書くかには
まったく関心を示さない。関心がなくて助かる。そのまま、そのまま。ハハハ。

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by toruiwa2010 | 2016-06-21 08:30 | 岩佐徹的考察 | Comments(0)