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岩佐徹のOFF-MIKE

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実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

<   2016年 11月 ( 30 )   > この月の画像一覧

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殿堂入り:東と西 (2009.01.15 初出 )


海の向こう、メジャー・リーグの「野球の殿堂」に、私にとっては“同級生”とも言える

リッキー・ヘンダーソンとジム・ライスが入ることになりました。

“適齢期”ということもあるのでしょうが、ここ数年、かつてそのプレーぶりを実況した

懐かしい選手たちが次々と、晴れて“Hall of Famer”になったニュースに接してこんなに

嬉しいことはありません。

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ヘンダーソンは資格を得た1年目で殿堂入りを果たしたことになります。

これまで40人ほどしかいないことからも、彼がどれぐらい優れたプレーヤーであったかが

分かると思います。

最多通算盗塁(1406)と最多年間盗塁(130)の記録を持つ俊足・巧打の外野手でした。

私が大リーグを実況し始めた頃にデビューし、2年目にいきなり100盗塁を果たしました。

“理想の1番打者”と呼ばれ、打率はそれほど高くないのですが、「とにかく、塁に出て、

チームのために何かをしたいと考えていた」と語っていました。その言葉通り、178cm

小柄な身体を前かがみにした“クラウチング・スタイル”で相手投手を悩ませて、フォア

ボールを多く選び、逆に、三振は少なかったことが記憶に残っています。


改めてウイキペディアを見て驚きました。2190四球に対して1694三振!!敬遠を除くと

あのバリー・ボンズと並んで歴代1位です!

イチローの数字(8年:380四球-526三振)とくらべるとその違いがよく分かります。

結果として、二人の出塁率(.401-.377)にも、それぞれの所属チームへの“貢献度”の差が

しっかりと現れています。


もちろん、イチローは通算打率で大きくリードして(.340-.279)いますし、守備での貢献でも

はるかにヘンダーソンを上回っています。

また、今回の記事でヘンダーソンの盗塁成功率(80.8%)がクローズアップされていますが、

イチローの成功率(81.8%)がそれを上回っていることは、通算年数(25年と8)の違いは

あるものの、高く評価しなければいけないでしょう。

「だから、ケガを恐れずにもっと走れよ。そのほうがチームに貢献できるんだから」と私は

思うのですがね。ハハハ。

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ちなみに、ヘンダーソンは通算で1741回走って1406回成功しているのに対してイチローは

385回中、315回の成功です。40歳だった1998年までなら、ヘンダーソンは年間80

走っているのに対して、イチローは年平均で、50回弱しか走っていないことになります。


しつこく、イチローのことを書くのは、いずれ、ヘンダーソンとイチローの比較論が

語られることになるだろうと思うからです。私には、現段階での答えは出ていますが、

皆さんのために、“参考資料”をと思ったのです。余計なお世話ですかね。ハハハ。

ヘンダーソンはメジャーの野手としてはとても珍しい“左投げ右打ち”の選手でした。

左で打っていたら内野安打がもっと多かったでしょうが、こればかりは言ってみても

仕方がありません。ハハハ。

ただし、11000回近く右打席で打って、併殺打が172しかないことは“驚き”以外の

何ものでもないでしょう。

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資格を得た最初の年に94.80%という高い投票率で殿堂入りが認められたことは当然です。

もっと、高くてもよかったと思うぐらいです。

逆に、ジム・ライスが、資格がある最後の年(15年目!!)に、ようやく選出されたのは

まったく意外です。1975-1986年の素晴らしさに比べて最後の3シーズンの“落ち込み”が

印象を悪くしていたのかもしれません。

315厘、46本塁打、139打点…思えば、私がメジャーの実況を始めた年、1978年が

ライスにとっては最高のシーズンでした。


当時のボストン・レッドソックスにはルイ・ティアンというキューバ出身のピッチャーが

いましたが、黒人選手はこの二人だけでした。スタンドにも、黒人の観客はほとんど姿が

見られませんでした。1970年代の終わりでも、ボストンはそんな“空気”があったのです。

そんな中で、ライスはファンの人気も高い選手でした。割合アップライトのフォームから

軽く“見える”スウイングでグリーン・モンスターを越えるホームランを量産しました。


日本では、“小さな大打者”・若松勉が選ばれました。コンパクトなスウイングで外野手の

間を抜くヒットを打つのが得意でした。実績から言って彼も選ばれるのが当然の選手です。


分からないのは、2度の三冠王に輝く落合博満が2年連続で規定票に達しなかったことです。

ヒットならいつでも打てる技術を持っている上に、その気になればホームランだって楽に

打ってしまうバッティングの天才的でした。実績も申し分ありません。


殿堂入りは、日米とも、資格を持つ記者の投票によって決められます。

アメリカでも似たようなことはあると聞きますが、どうも 日本の記者は“好き・嫌い”が

露骨に出てしまうようです。

かつて、400勝投手・金田正一も1年目には選出されませんでした。唖然としたものです。

その実績は誰も否定できないはずなのに。


アメリカでは、誰が誰に票を入れたか、分かる仕組みになっていたと思います。ですから、

記者たちは自分の投票行動には責任を持ち、非難されたら、きちんと説明できるように

投票用紙に記入するのです。

日本でもそうしたらいいと思います。たとえば、現役のときに取材しにくかった、などの

理由で投票しないなどということはあってはなりません。


張本勲は毎週のように「メジャーなんて、こんなものですよ」と“小ばか”にしていますが、

私の目には、日本の野球やそれを取り巻く環境はメジャーのそれに遠く及ばないのです。

ハハハ。


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by toruiwa2010 | 2016-11-20 07:26 | 自薦・厳選300? | Comments(0)

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ピカソを見に行く ( 2008.11.21初出 )


先週、“話題の”ピカソ展を見に行きました。

うわさを聞いたときに、「ずいぶん、たくさんの作品を集めたものだなあ」と思いましたが、

改修工事中のパリのピカソ美術館が貸し出しているのだと分かって納得しました。

全仏オープン・テニスでパリに滞在したときに何度か出かけましたが、これまで、日本で

彼の絵を見るのは箱根の森美術館ぐらいでした。

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230点という大量の作品を国立新美術館(「巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡)とサントリー

美術館(「巨匠ピカソ 魂のポートレート )に分けて、それぞれのテーマに沿って同時開催

というとても珍しい展覧会になっています。

“腐ってもピカソ”だから、きっと混むに違いないと覚悟して、早く家を出ました。

どちらを先に見るかは、結構“悩ましい”ところですが、私が一番好きな、“青の時代”の

「自画像」を優先してもらって、サントリー美術館を目指しました。


サントリー美術館が入っているミッドタウンそのもののオープンは11時ですから、建物の

周りには、あまり人影がありませんでした。

それでも「美術館には、きっと、行列が出来ているはず」と思い込んでいましたが、案に

相違して、エレベーターを降りると誰もいません。“一番乗り”です。

9時半を回ったばかり(開館は10)でしたから、当然なのかもしれません。ハハハ。

結局、10時の時点でも、並んでいたのは25人ほどで、拍子抜けするぐらいでした。

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入ってすぐのところに、目的の「自画像」があります。

パリでも、行くたびに長い時間 眺めたものですが、今回も、来場者が少ないせいもあって、

じっくりと“対面”することが出来ました。

画面全体を覆う深い紺、じっとこちらを見つめ返す、強い意志を秘めた、力がみなぎる目…

ピカソの全作品の中でも、最も好きな絵ですから、飽きることがありません。


古今東西を通じてパブロ・ピカソほど人気のある画家はいないでしょう。しかし、前にも

書きましたが、私にとってのピカソは「青の時代」で“ほとんど”終わってしまいます。

分かりやすい絵でないと受け付けないのです。ハハハ。


妻は、それぞれの美術館の“顔”としてポスターに採用されたこの2作品だったら、左の

「ドラ・マールの肖像」を選ぶと言います。「自画像」は家の中に飾る場所がないそうです。

「お好きなように」としか言いようがありません。

結局、私が惹きつけられたのは、「自画像」と国立新美術館に展示されていた最初の2点、

「マドレーヌ」、「ラ・セレスティーナ」など、ほんの数点でした。


ほかは、例によって、よさが理解できません。

特に、目や鼻がバラバラに描かれる“キュビズム”は、私にとって“天敵”です。

だから、彼の絵を見たあとはいつも同じ感想を持ちます。「なぜ、彼はキュビズムと出会って

しまったのか?」と…。ハハハ。


アートは、分かる人が分かればいいのでしょうが、“置いてきぼり”にされる者は、少々

つらいものがあります。正直なところ、私にはあの「ゲルニカ」さえ、何のことか、よく

分からないのです。「別に、あんなもの」と強がってみても、理解できる人とくらべると

何か損をしている気がしてなりません。

見たい絵だけを見たあと、もう一度ミッドタウンに戻りました。

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ご存知の方も多いかもしれませんが、テレビで紹介していたハヤシライスがおいしそうで

「ぜひ一度」と思っていたからです。

店は、ガレリアの地下一階にある「東京ハヤシライス倶楽部」です。

普通のレストラン風の店構えを頭に描いていましたが、見事に裏切られました。

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“黒ハヤシライス・甘味”をチョイスしました。

ビックリするほどではありませんが、よく煮込んであっておいしいです。評判になるのが

分かる気がしました。

デザートに、これもテレビで紹介されていた“白いコーヒープリン”をいただきます。

見た目は真っ白で、杏仁豆腐のように見えますが、口に入れると確かに味はコーヒー…

なんとも不思議な味でした。

ただ、「テレビにはだまされるなあ」が正直な感想です。ハハハ。


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by toruiwa2010 | 2016-11-19 08:37 | 岩佐徹的考察 | Comments(0)

ぼくのおじさん 85


連休が始まる前日、宿題が出された。

「身の回りの大人を題材にして作文を書きなさい」。

家に帰った雪男(ゆきお)はさっそく机に原稿用紙を広げた。


「ぼくのお父さん」と書いてみたが、公務員の父親からはなんのインスピレーションも

湧かなかった。“お母さん”に変えても同じだった。妹は大人じゃないし。

雪男の部屋の入口に無精ひげの男が顔をのぞかせた。この家に居候している父の弟だ。

最先端の哲学者だと自称しているが、定職はなく週に一度 大学で教えているだけだった。


大きくうなずいた雪男の頭の中で作文のタイトルが決まった。


「ぼくのおじさん」…

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おじさんを演じた松田龍平なしには撮れなかった作品ではないでしょうか。

「松田以外のだれだったらはまるだろうか?」と時々想像しながら見ましたが、最後まで

答えに辿りつけませんでした。爆笑する場面はありませんが、ほんわかとしたユーモアが

全編に漂っている映画です。“そこはかと”感じるおかしさは松田が醸し出しています。

雪男に扮した子役の大西利空もいいですね。少し大人びた少年という役柄を背伸びせず、

素直に演じています。

はじめの方で白猫ニャムとして登場していた“たまお”君もなかなかです。ハハハ。


タイトルを見て真っ先に思い出したのはジャック・タチ監督の「ぼくの伯父さん」です。

1958年のアカデミー賞・外国語映画賞作品です。60年近く前に公開された映画ですから

細かいことは憶えていませんが、これもまた“ほんわか”していた記憶があります。


当時20歳だった私が妻との初デートに選んだ記念すべき映画でした。

私は病気で2年ダブったあとの高校3年生、妻は1学年下でした。大阪の春日丘高校から

東京の明星学園に転校して8ヶ月後の12そうか、行動に出るのは案外 早かったんだ。

ハハハ。


日劇(今のマリオン)で映画を見たあと、日比谷の音楽喫茶「タクト」でお茶しました。

“時代”もありますが、何を話しても「はい」と「いいえ」しか言わない相手にかなり

苦戦したことを昨日のことのように思い出します。ここだけの話ですが、彼女にとっては

最も思い出したくない一日の一つのようです。


Es ist gut.(エス・イスト・グート=これでいいんだ)

終盤に出てくるおじさんのセリフです。

第二外国語がドイツ語で2年間AAAAという好成績を収めた私には、今でもこの程度の

ドイツ語はお茶の子さいさいだ。ハハハ。


続・深夜食堂 85


新宿の大ガードをくぐり、靖国通りを花園神社方向に進む。そこは日本一の繁華街だ。

その“喧噪”から少しはずれた路地裏に小さな居酒屋がある。「めしや」だ。

人々が家路につくころ“マスター”と呼ばれる男(小林薫)が準備を始め、のれんを出すのは

午前0時だ。常連客の間では深夜食堂で通っている

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netflixでもやっていると分かっていても見る環境になくて悔しかったのですが、劇場版の

新作が封切になりました。

今回のメニューは“豚汁定食”、“焼肉定食”、“焼うどん”で それぞれに短い物語が絡みます。

どれも、普通の映画では取り上げないようなささやかな話ですが、この作品ではちゃんと

見応えのあるものに仕上がっています。


“主役”ですから当然ですが、出てくる料理がみんなおいしそうです。うっかり、自分で

作ってもおいしく出来そうだと思うのですが、そんなはずはありませんね。


営業時間帯から分かる通り、この店にくる客は 深刻なものから取るに足らないものまで、

さまざまな事情を抱えています。映画はい一人一人に温かい目を注ぎます。取りも直さず

それはマスターのまなざしなのでしょう。見たあと劇場を出る時の気分がいい映画です。

少しめげている人、気持ちがささくれ立っている人にお勧めです。だし巻き卵、切干大根、

きんぴらごぼう、肉じゃが…そんな定番の惣菜を食べたときのように癒されます。ハハハ。


ジュリエッタ 85


マドリッドのマンションの一室で段ボールの箱を前にジュリエッタが悪戦苦闘していた。

ポルトガルに移るというロレンソに合わせて引っ越すのだ。

机の引き出しから出した青い封筒をしばらく見つめたあと、それをゴミ箱に捨てた。


その日の午後、最後の買い物に出た街で若い女とすれ違った。

先に記憶が蘇ったのは若い方だった。

「ジュリエッタ?」

ほぼ同時にジュリエッタも思い出していた。

「ベア!」

理由も告げずに彼女の元から去った娘・アンティアの親友だった。


あわただしい数年ぶりの再会の中でベアは思いがけないことをジュリエッタに告げた。


アンティアに会った。元気だった。3人の子供がいると言っていた。

「ジュリエッタは?」と尋ねると、「今もマドリッドにいる」と答えたと。


ジュリエッタは戸惑うロレンソにポルトガル行きのキャンセルを告げ、昔、アンティアと

ともに住んだアパートに部屋を借りて移り住んだ。

ゴミ箱から取り出した青い封筒には小さくちぎった写真が入っていた…

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ジュリエッタは心の奥底に閉じ込めていた“過去”と向かい合うことを決意します。

そのためにすべてを“日記”に書くことにしました。映画はそれを映像化します。そして、

一風変わったエンディングを迎えます。観客は“あるはず”のシーンを目にすることなく、

劇場をあとにします。いいんじゃないでしょうか。ハハハ。


ボクの妻と結婚してください 80


ほんの少し前まで彼の手帳のページは真っ黒に埋まっていた。ほとんどが会議だったが。

次第に空白が増えていき、先のページは何も書かれていなかった。三村修治(織田裕二)

仕事はバラエティ番組の構成作家、世の中の出来事を“楽しい”に変えることだった。

妻・彩子(吉田羊)10歳になる一人息子との家庭生活は満ち足りたものだった。


しかし、ある日、病院で思いもかけない診断が告げられた。

すい臓ガン、ステージ4bで余命は半年から1

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家族を愛する修治は思い切った行動に出ました。仕事をやめて“婚活”を始めるのです。

もちろん、自分の ではなく、彩子の再婚相手を探そうというのです!


去年NHKでドラマ化していました。内村光良と木村多江でとてもいい出来でした。

余命宣告を受けて妻の再婚相手を探すという設定は同じですが、エンディングをふくめて

だいぶ展開が違います。エンディングは映画の方が面白いと思いました。ネットの評価は

それほど高くないようですが、後半がいいので80点にしました。修治が織田でなければ

85点をつけたかもしれません。どう頑張っても、生活感がないことが致命的でした。


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by toruiwa2010 | 2016-11-18 08:40 | 映画が好き | Comments(0)

9月初め「はじまりはヒップホップ」という映画を見に行きました。

10分前に席につき、上映開始を待っているとき、何かがおかしいことに気づきました。

左目に何らかの“異変”があるようなのです。片目を交互に閉じてまだ何も映っていない

スクリーンを見ると、左目の中心部の見え方がおかしいのだと分かりました。

両眼で見る分には問題がないのでそのまま映画を見て帰りましたが、少々焦りました。

身体のどこが不自由でも気分のいいものではありませんが、目をやられるのはねえ。

人間のマナコだし。言うてる場合か!ハハハ。

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翌日、近所の眼科に出かけました。診断は“加齢黄斑変性症”…年寄りに多い病気です。

“中途半端”な知識だと認めた上で書くと、この病気は網膜中心部の黄班部の下にある

脈絡膜から異常な血管(新生血管)が生えてくることによって起こります。

黄班が腫れるため、ものがゆがんで見えたり中心部が暗く見えたりする症状が出るのです。

放置すると、症状が悪化し、視力がさらに悪くなることが予想されるので…と、医師から

提案された治療法のうち、“ルセンティスの注射”を選択しました。

新生血管を抑制し、見え方が改善されるという効果があると言われました。


最初の注射は1015日に実施しました。

もちろん、麻酔をした上ですが、眼球に針を刺すのは気分のいいものではありませんね。

20年前を思い出しました。


1995年秋、ミラン・ダービーを実況するためミラノに飛びました。

サンシーロ・スタジアムの放送席に座ってピッチを見ると、このときも見え方が変でした。

アップする選手の背番号がよく見えません。極端に言うと、111111に見えるのです。

つまり、にじんでいるのです。バックスタンドの横幕なども同じです。隣にいた解説者の

奥寺康彦さんに尋ねると「普通に見えるけど…」という返事でした。

結局、そのときは現地にいるのに手元のモニターを見ながら実況して切り抜けましたが、

放置することはできません。


帰国してすぐ検査してもらうと“白内障”が進行していると診断されました。

1996年にはサッカーのビッグ・イベントが控えていました。「この程度の白内障は、

普通、手術をしないもの」と“躊躇する”教授を説き伏せて、翌19962月に左目を、

3月に右目を手術しました。当時は病院に2泊しましたが、今はもっと簡単なようですね。

うらやましい。

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今回の注射ですが、針が刺さるときにショックはありますが、薬の量がごくわずかなので

一瞬で終わります。

「数時間後にはガーゼをはずしてもいいです」と言われて、少し拍子抜けしました。

白内障のとき、術後の目に雑菌が入ると失明することもあると脅されて(w)、水中眼鏡を

買った経験があるからです。今回も急いで購入してありましたが、「せっかく買ったのだし、

もったいないから」と、入浴のときに2回ほど使っただけでした。“後遺症”的なことは

数日は白目の部分に残る出血だけです。見た人がぎょっとすると悪いので外出のときは

サングラスを使用しました。

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先週、2回目を実施しました。

初めから“劇的な”効果は期待していませんでした。左目だけでパソコンのWEBサイトを

読むのは無理ですが、テレビに何が映っているかは分かるようになりました。それだけで

“進歩”だと思っています。“最低でも3回”と言われているので我慢が必要でしょう。

さいわい、右目は異常がないので大きな不自由はありません。


目下の心配は、3回やっても効果がなく、この状態が“定着”することです。

右目の助けで、こうして記事も書けますし、テレビ・映画もほぼ普通に見えます。

しかし、右目をつぶり左目で鏡を見たとき、そこに映る自分の左目の部分にぼんやりと

黒っぽい幕がかかって見えるだけというのは愉快なものではありません。

もっと怖いのは、右目にも同じ症状が起きることです。


本を読むことは難しくなるでしょう。

テレビや映画を見てもこれまでのようには楽しめなくなるでしょう。

短文のツイッターはともかく、ブログを書くのは苦行になるでしょう。


いろいろな楽しみが奪われることになります。そんなことになりませんようにと、毎晩、

神様に祈ってから眠りについています。嘘です。ハハハ。

しかし、起きたときに左目だけで周囲を見回して変化がないか確認するのがルーティンに

なりました。


先日の検査で症状がわずかながら改善されていると言われたこともあって、まだそこまで

深刻には考えていません。


12月半ばに三度目の注射をする予定です。効果が少しずつ増すことを祈っています。

それは本当です。ハハハ。


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by toruiwa2010 | 2016-11-17 08:45 | blog | Comments(4)

"暴言王"だったはずだが、次期大統領に

決まったとたん、乱暴な言葉は一言も

口にしていない。

トランプという男、あなどれない。

油断すると手玉にとられかねない。

普通、化けの皮が剥がれると、こわい部分が

顔を出すものだが 彼については逆だ。

それがこわいのかも。


11日のツイートだが、その後もいわゆる“暴言”はない。

キャンペーン中と当選後でこれほど変わった“大統領”も珍しいのではないか。

男も女も 交際中は本性を隠し、結婚したとたんにパートナーを仰天させることがあるが、

あれと同じことか?いや、それは絶対同じじゃないよね。ハハハ。

あえて言えば、お姑さんが生きている…つまり、オバマが在任中はおとなしくしているが、

葬式がすんだら(ホワイトハウスに入ったら)好きなようにさせてもらうわよと考えている

鬼嫁みたいなものか? それも違うなあ。

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はじめは“泡沫候補”と見られていた。予備選が始まったころから、こんな男が大統領に

なったら大変だと多くの人が思っていたに違いないのに、結果的に、“あれよあれよ”を

絵に描いたようなことになってしまった。

民主主義のルールにのっとった“二者択一”だったのだから、思いがけない出来事ではなく、

アメリカ国民の選択だったはずだが、今になって連日抗議のデモが行われているらしい。

6000万人が票を投じた事実は受け止めなくてはいけないだろうに。

これではまるでEU離脱が現実になってから慌てふためいたイギリス国民と同じだ。


大統領になろうかという男だから単純な“暴言王”のわけもないだろう。本人にしてみれば

予定の行動なのかもしれないが、この先どうなるのか、世界はかたずをのんで彼の言動を

見守ることになる。願わくば…上下両院で多数派になった、つまり、力を持った共和党が

しっかりトランプをコントロールする体制を作ってほしい。こういう男が“核のボタン”を

握っている状況は精神衛生的にきわめてよろしくない。

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先日、ネットで見かけた動画では、聞き手から支持者たちがマイノリティに嫌がらせを

していると言われてこう言っていた。

「本当に悲しい(sad)。カメラに向かって言おうか。止めなさい!(Stop it)」。


“君子”とは呼びたくないが、豹変したのは事実だ。

当選したとたんにキャラクターを変えてきたのだから警戒心は増すばかりだ。

これからの8年間(最低でも4年間)、われわれは、そして世界は、この男とつきあって

いかねばならない。本性を早く見破って対策を考える必要はあるだろう。安倍総理大臣が

さっそく会う段取りを整えたのはいいことだと思う。都知事選で惨敗した“某俊太郎”が

「それではまるで植民地じゃないか」と言ったらしいが、そんなことだから落選するのさ。

「来年、正式に就任してからでいい」とも言ったらしい。都知事にならなくてよかったぜ。


史上初の黒人大統領のあと、史上初の女性大統領ではなく、史上初の“なにをしでかすか

分からない”大統領が誕生することになった。アメリカだけでなく、世界中の多くの国に

オバマが唱えた以上の“change”をもたらしそうな気配だ。良くも悪くも。

就任したあとの政権が何をやらかすかじっくり眺めることにしよう。なんだかんだ言って、

2018平昌五輪&モスクワWCと私の傘寿、2019ラグビーWC2020東京五輪と並んで、

冥土へのいい土産話になるだろう。ハハハ。


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by toruiwa2010 | 2016-11-16 08:45 | 岩佐徹的考察 | Comments(0)

フジテレビ「ワイドナショー」…

ゲストに古舘伊知郎か。

半分は"ネタ"だと思うが、冒頭で

これだけ司会陣をほめまくる…要らん。

ま、今夜の新番組で少しでも数字を

稼ぎたいのだろうけど、こいつの話で

本当に面白いと思ったことはない。

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講談調の実況にアレルギーがあるせいで、古舘にはいつもこんなきつい物言いになるなあ。

そうではないと分かりつつ、気持ちが入っていない誉め言葉を並べるのを“気色悪い”と、

反射的に思ってしまうのだ。反省せねば。ハハハ。


「報道ステーション」はテレ朝の看板ニュース番組だから、多くの“制約”があっただろう。

解き放たれた古舘が各局のバラエティ番組に出てしゃべりまくっている。“マシンガン・

トーク”が売りだから、とめどなくしゃべっている。先週の日曜日、「ワイドナショー」に

登場したとき実に嫌な予感がした。せっかく、指原莉乃と小藪千豊が出てるというのに だ。


“案の定”だった。それも典型的な。

好きな人もいるのだろうが、私は彼のユーモアのセンスが好きじゃない。ツボが違う。

特に、「どうだ、面白いでしょ?」と言わんばかりの顔でしゃべられると辟易するしかない。

数か月前の「すべらない話」で主宰の松本がMVSに選んだぐらいだから「面白い」と

感じなきゃいけないところがどこかにあるはずだが、私には見当たらない。


「ぼくらの時代」で宮根が苦言を呈していたが、話が長い。これも苦手の理由の一つだ。

松チャンは気に入ってるか知らんが、東野や指原はそうじゃなかったのだと思いたい。


韓国・朴大統領がらみの騒ぎを取り上げたとき、小藪がコメントしたあと振られた古舘は

「なるべく短くしますけども」と前置きして話し始めた。

まず、メディアは細かいことばかり伝えるが、「本質を見るべきだ」と言い、韓国の経済、

就職難事情、財閥解体を唱えて大統領になったのに何もできていないと語り、中国やEU

さらにはドナルド・トランプから芸能人の炎上まで話はとめどなく広がっていった。


たまりかねた東野がとぼけて「松本さん、僕、何を 聞きましたっけ?」と助けを求めた。

番組中に古舘の長広舌を何度か聞くことになるんだと覚悟はしていても「度を越えてるぜ、

勘弁してくれよ」と思い始めていたところだったから、東野のアクションはすばらいい

ファインプレーに見えた。思わず拍手した。ハハハ。

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なおも語り続ける古舘の勢いが一段落したとき、松本が「”反論”として指原…」と振った。

このときの指原の“返し”は実に見事だった。


「すごい偶然なんですけど…」と引っ張った上で、「言いたいこと全部取られちゃって」。


指原のすごさだ。寸鉄 人を刺す。長くしゃべればいいってもんじゃないことをあざやかに

実証して見せた。たぶん、古舘が話している間に彼女が出した“私、何か言いたい”空気を

松本が見逃さなかったんだろう。振られたときの指原のうれしそうな顔! ハハハ。

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フジテレビが担ぎ出した新番組「フルタチさん」の初回も1時間以上見た。

裏の日テレが強い時間帯だ。古舘も覚悟を決めて引き受けたはずだが、前途多難だね。

初回は8.2%だった。ここ数年のフジテレビの状況や他局の番組を考えると大健闘だと

言っていい。ごちゃごちゃしていて、“贅肉”がついた状態だ。古舘がヤフーを取材する

ところまで見たが、この数字に届くとは思わなかった。

ま、"祝儀"の意味もあるんだろう。

あっという間に6%ぐらいまで 下がる気がするさと思ったが、2回目も8.1%だった。

これが古舘伊知郎が持っている数字だとすれば、考えを改めなければいけない。


TBSで始まった新番組では冒頭3分間フリートークをしていた。ドナルド・トランプが

次期アメリカ大統領に当選したことを受けたものだが、このたぐいのバラエティ番組で

彼の“ゴタク”を聞きたいとは思わない。そうしたいのなら、池上の番組を見る。ハハハ。

この二つの番組が今後もこんな路線でやっていけるとは思わないが、もし、続けたら、

日本人の一部は彼の考え方に洗脳されてしまうのではないかと思う。それほど トークの

熱と圧はすごい。どちらの番組も、スタジオに呼ばれた面々が「ごもっとも」とばかり

かしこまって聞き入る様子が滑稽だね。


こちらは、6.1%でスタートした。初回のご祝儀がなかったんだ。ハハハ。

私は、この辺が“彼の数字”だと思っているのだが。


才能に異を唱えるつもりはまったくない。

新しいものに挑戦する姿勢、その際の勉強のすごさなどは、うわさとしてあちこちから

耳に入ってきたし、私自身も素晴らしいと思う。一度だけテレビで見た「トーキング・

ブルース」の古舘には圧倒された。飛んでくる言葉のつぶてがあまりにも強烈だったから、

見ていられたのは30~40分だった。辟易する。胃もたれする。いいことを言ってるのに

言葉数が多すぎる。要するに苦痛なのだ。


…結局、ほめて終わらないんだなあ、これが。

ま、“苦手”とはそういうものだから、ファンの方、許されよ。ハハハ。

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おまけ:いたずら


「あけましておめでとうございます

…と言ったそばから、1カメから2カメに

自動的に切り替わった…と言っちゃった」。


加藤綾子、宮根誠司と出た「ぼくらの時代」でそんなエピソードを語っていた。

プロレス実況にどっぷりつかっていたこと、ニュース番組で“実況”してしまったのだと。

マユツバ…だね。証拠はないけど。ハハハ。


昔の話だが、朝早いニュース番組で逸見政孝が眼鏡をはずし、盛山毅が逆に眼鏡をかけて

出たのは目撃した。試してみたかったのだと言っていた。ちなみに、私は、泊まり明けの

早朝ニュースのとき “短パン・ビーサン”だったことがある。腰から下は映らないんだもの。

ハハハ。


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by toruiwa2010 | 2016-11-15 08:48 | アナウンサー・実況 | Comments(10)

「自信を失った」:重い浅田真央の言葉


フランス大会については、申し訳ないけど浅田真央とメドベジェワに尽きたね。

そして、新旧“女王”の明暗がくっきりと分かれた。

SPでの浅田の演技中、解説の八木沼純子はしきりにほめていた。ベテラン・森下アナも

つられてしまったのか、いい点が出るものと思い込んでの実況になっていた。

61.29”が表示されたとき絶句していた。ステップと2種類のスピンがレベル3だったら

そこを解説者にとことん説明させないと。

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たとえ日本選手がプレー(演技)していても、少なくとも実況者はどこか突き放し、冷静に

見ないといけないのに、この競技は中継するテレビ局を“まるごと”飲み込んでしまう。

公平感は奪われ、視聴者が正しい情報を得る機会はやってこない。競技、選手、ファン…

すべての人々にとって不幸な話だ。


浅田だが、スピードに乗れない。ジャンプが跳べない。見ているのがつらい演技だった。

純粋にスポーツを見る目で見たらそう思うはずだが、放送はそうではなかった。


しかし、気になったのは「なんとかまとめられてほっとしている」と話したことだ。

トップの選手が悔しさを失ったら厳しいからだ。よほどヒザが悪いのだろうか?それとも、

長く勝負の世界で心身をすり減らしてきた金属疲労がたまっているのか?

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かろうじて100点台に乗せたFSのあとの会見では涙があふれていたそうだ。

テレビの会見はそうでもないが、演技直後、記者に囲まれるときは本音が出やすいものだ。

「自信を失った」…正確な言葉が分からないのでもどかしいが、浅田真央の口から出た

言葉だけに重い。


復帰した際の目標だったはずのオリンピックのプレ・シーズンがこんなに苦しいものに

なるとは思っていなかっただろう。次は1ヶ月後の全日本だが、それまでに立て直せるか?

FSのあと「あともう一試合あると思うので」と語ったが、“深い意味”はないのか?

コンディション次第では“欠場引退”となる可能性も否定できない。


フェルナンデスとメドベジェワはGP2勝目でファイナル進出を決めた。

メドベジェワには感心するしかない。16歳という年齢でこの完成度はどうだ。

他を寄せ付けないオーラを放ち、ミスがなく、落ち着いている。今年のGPシリーズでは

連続して 自己最高を更新した。 彼女を止められるのはケガだけだね。


大相撲 始まる


大相撲 十一月場所が始まる。

豪栄道の綱取り、高安の大関挑戦、

照ノ富士はカド番、稀勢の里は

やり直しの場所だ。

そういえば 白鵬 がもどって来るんだね。

話題が多いのは結構だけど、せっかくの

チャンス、みんな、ぐだぐだにならんでくれ。

頼むぜ。

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場所前の豪栄道のインタビューが印象的だった。

周りの盛り上がりは客観的に見ていたと言ったあと、「(優勝すると)周囲は変わるんです。

そこで一緒になって勘違いしていたらダメなんだと思います」と語っていた。冷静だ。

そして前に出る相撲で一気に栃煌山を押し込んだ。土俵際で一瞬 危ない場面もあったが、

ファンに期待を持たせる勝ち方だった。


高安も貫録勝ちだった。逆に遠藤にはがっかりしたが。

白鵬は二度突っかけた隠岐の海のバタつきにもペースを崩されず、しっかり初日を出した。

頭と頭でぶつかった日馬富士が玉鷲に敗れた。問題がある負け方だったと思う。

逸の城に減量の努力のあとが見られたが、その分 相撲まで軽くなった印象があった。

これじゃ、意味ないよね。


笑ったのは、NHKの正面を担当した白崎アナだ。着物を着ればいいってもんじゃない。

北の富士が着ていなかったからいいけど、まるで様になってなかった。

それに、“アナだけ着物”もおかしいだろ。逆ならわかるけど。

前日に打ち合わせなかったのかなあ?それとも何かい、「俺も着物だよ」と言われて頭から

信じて着て来たらたら裏切られた…とか?勝昭さんならやりかねないけどね。ハハハ。

言っとくけど、二人並んだら、ますます様にならなかったと思うぜ。


JAPANの”強化”試合とか


侍ジャパンの強化試合として戦うメキシコ戦を見た。

どうも分からん。この時期の、タイトルもかかっていない、このあとに大きな大会が

控えている わけでもない試合に、選手たちはどんなモチベーションで臨めばいいのか?

一人一人に本当の気持ちを聞いてみたいが、本音が返ってくるとは思えないもんなあ。

ハハハ。

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WBCは来年3月だ。当落線上の自覚があって、どうしても“JAPAN”のユニフォームを

着たいと思っている選手は小久保監督へアピールするために練習もしてきただろうし、

試合ではめいっぱいのプレーをすると思うが、どう考えても選ばれると自他ともに認める

レベルの選手はそこまで一生懸命にはならないのではないか?

ケガは怖いからそれなりの準備はしただろうし、“プレーボール”の声がかかれば手抜きは

しないだろうが、本音は「早く、本格的なオフを楽しみたい」と思っているはずだ。


サッカーなどにくらべ、呼吸を合わせるのに時間がかかるのは内野の連携ぐらいのものだ。

投手・打者、個々の選手の力はすでに調査済みのはずだ。今頃こういう試合を組むのは

指揮官・小久保の“指揮勘”を養うためのものかと勘ぐってしまう。


常連さんはご存じだが、WBCそのものに懐疑的だ。この競技はわずかな試合数で優劣を

決めるのが難しいからだ。ただし、3月になれば、それなりにJAPANを応援するだろう。

周囲の空気に流されやすいタイプだから。ハハハ。


結構、スタンドに熱気がある。日本人は野球が好きなんだね。


明日は“運命の”サウジ戦か…


サッカーの代表にとっては試合ごとにテーマがあるから親善試合でも手抜きはできない。

当然、やる意味もあると思う。しかも、オマーン戦は4日後に大事なサウジアラビアとの

試合を控えていたからベンチも選手も全力だったと思う。


岡崎、香川、長谷部、長友…監督が試したいこともあるし、ケガなど、さまざまな事情で、

週末のオマーンとの親善試合に先発したイレブンの中になじみの名前がなかった。

代わって入ったのは清武、大迫、斎藤、永木、山口だった。テストもできただろうが、

なによりファンが喜ぶ内容の試合になった。

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アピールしたいと考えて臨んだからと言って必ずうまくいくわけではない。そんな中で

清武と大迫が勝利を呼び込む活躍を見せた。ベテランの渋いプレーも楽しめるが、若手が

はつらつと動き回る姿を見るのは楽しいものだ。彼らのプレーぶりはベテランたちにも

刺激になったに違いない。サウジ戦に相乗効果が出ることを期待する。


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by toruiwa2010 | 2016-11-14 08:45 | フィギュアスケート | Comments(0)

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両国から上野へ

~さまざまな美に触れる~ (2008.10.29 初出 )


自由な時間が増えたこともあってか、この数年は、絵にも興味を持つようになりました。

今でも、鑑賞という態度ではなく、“何かを感じられればいい”と思って見ているだけです。

美術の歴史も画家の特徴もほとんど知らないのですから、それで十分でしょう。何事も

欲張ってはいけないのだと思います。ハハハ。

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10年前には、“ゲイジュツ”にあまり関心がありませんでした。

パリではルーブル、オルセー、ピカソ美術館、ニューヨークではメトロポリタン、MOMA

行きましたが、あくまで“とりあえず行きました”という感じで、とても“鑑賞”という

言葉が当てはまるものではなかったのです。

惜しまれるのは、1996年のユーロでロンドンに滞在したときです。QFからSFSFから

決勝の間は自由に使える時間がたくさんあったにもかかわらず、大英博物館に行くという

発想がまったく湧きませんでした。しかも、情けないことに、じゃあ何をしたか?と、

記憶をたどってもウインブルドンに一度行った以外は何も思い出せません。ハハハ。


火曜日、好天に誘われて絵を見に出かけました。

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*江戸東京博物館

初めに訪れたのは、両国駅前に国技館と並んで建つ江戸東京博物館です。

開館15周年を記念して開催中の「ボストン美術館 浮世絵名作展」がお目当てでした。

かねてからテレビなどで、戦争の直後に膨大な量の日本の美術品が海外に流失したことは

見てきましたが、これもそのひとつなのでしょうか。ボストン美術館には5万点を超える

浮世絵関連の収蔵品があるのだそうです。どこかで、きちんと保存されていれば、それで

いいのかもしれませんが。

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テレビや雑誌で見るだけで、“本物”を見るのは初めての経験です。もちろん、ほとんど

知識もありません。それでも、世界に誇る日本の美を楽しむことができました。

説明文も読まず、音声ガイドも無視ですから、肉筆画と木版画の違いも分からず、絵師が

すごいのか、彫り師・摺り師がすごいのかも分からないまま(ハハハ)、浮世絵の世界に

どっぷりつかり、無我夢中で見て回りました。


遊女や役者をモデルにした繊細な描写に感嘆します。

全体の感想としては、私は、多色刷りのものより、色使いも構図もシンプルなものの方が

好きなようです。

喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎…名前をよく知っている人たちの作品は、こちらの

先入観もあるのでしょうが、やはり他を圧倒しています。

“格付け”として誰がどういう位置になるのか知りませんが、歌麿が描く女性の柔らかさ、

色っぽさは“別格”という印象でした。

写楽や北斎になると、今でも普通にポップアートとして通用する新しさを感じるとともに、

構図のうまさにびっくりします。


*国立西洋美術館

井の頭線で下北沢駅に着いたとき、看板に張られた1枚のポスターに興味を惹かれました。

女性のうしろ姿を描いたものでしたが、“何か”を感じたのです。

“ヴィルヘルム・ハンマースホイ…”と書かれていたはずですが、このときは、まったく

なじみのない名前でしたから、頭にとどめられたのは“ヴィルヘルム”だけでした。ハハハ。

ネットで調べると、上野で「ヴィルヘルム・ハンマースホイ 静かなる詩情」と題した

展覧会が開催されていることが分かり、「両国から上野なら近いんじゃないかしら」という

妻の一声でこの日のコースが決まったのです。

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ハンマースホイはデンマークの画家です。

風景画もありますが、圧倒的に多いのは、家の中にいる妻をモデルにした絵です。それも、

大多数がうしろ姿です。中には、顔を描いた作品もあるのですが、きわめて“平凡”で、

表情がありません。むしろ、後ろを向いている絵のほうが表情を感じます。なによりも、

画家の“対象”に対する思いが熱く伝わってきます。

初めて名前を聞いた画家ですが、“拾い物”でした。

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何点、展示されていたのか分かりませんが、薄い口紅と、あせたテーブルクロス…以外に

“赤”が使われていませんでした。色彩があふれていた浮世絵展とは対照的です。

つまり、穏やかで静かな絵がお好きな方にはお薦めです。ハハハ。


そして、私の“うしろ姿”はご覧の通り。寂しげで、憂いを秘めて…ハハハ。

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by toruiwa2010 | 2016-11-13 08:50 | 自薦・厳選300? | Comments(0)

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Mr&Mrsベッカーを思い出す

~カモの“異種カップル”~ ( 2010.11.11 初出 ) 


神田川沿いを歩いているとき、相変わらず、カルガモたちを眺めます。

先日、珍しいカップルを見かけました。

カルガモと、似てはいますが、どう見てもカルガモとは違うカモが仲良く川底の苔を

つついていました。

下流から、“純正”カルガモのカップルが近づいてきました。


白いカラスはいじめられるといいますが、動物の世界でも“仲間意識”は強いようです。

見ていると、グループはそれぞれ一定の距離を保って生活していて、その距離が縮まると

相手を威嚇して追い払うところを何度も見ました。

このときも、きっと、下流から来たカップルが攻撃するだろうと思いながら見ていました。

両者の距離がかなり近くなったとき、“異種カップル”のオスと思われるカモは、すーっと

自分の“連れ”をかばう体制に入りました。

「面倒なことになるから、こっちにおいで」と言わんばかりに。

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右が下流から来た2羽、左の2羽が“異種カップル”


この光景を見て思い出したことがあります。

9月初めの「コートに咲いたコイバナ〜テニス選手だって恋はする〜」に書こうと思いながら

うまくまとまらず、結局、割愛した話です。 


90年代の半ば、ドイツのボリス・ベッカーが試合をするとき、スタンドにはバルバラ・

フェルタスさんの姿が必ずありました。知性を感じさせる美人でした。

彼女はウインブルドンで素晴らしい活躍をしたベッカーの“最初の”奥さんです。

二人が結婚したのは1993年でした。

当時、ドイツの新聞“ディ・ヴェルト”(Die Welt)はこんな見出しを掲げたと言います。


“なぜ、我々の一人ではないのか?”


モデル・女優だったバルバラさんはアフリカ系アメリカ人とドイツ人の間に生まれました。

つまり、“白人ではなかった”のです。

ディ・ヴェルトの見出しは「なぜ、白人じゃないんだ」…もっとはっきり言えば「なぜ、

ゲルマン民族じゃないんだ?」ということでしょう。

この話を聞いたとき、いちテニス選手の結婚相手について一般紙がそこまで言うのか、と

愕然としたことを思い出します。


一般紙がこんな見出しを掲げるのは、市民の感覚を反映してのことでしょう。

藤原紀香の結婚相手が陣内智則と分かったとき、「なぜお笑い芸人なんだ?」と騒いだ

日本の芸能マスコミとは深刻さの点で大いに違います。

ドイツにはトルコなどからの出稼ぎ労働者に対する反感があり、フランスもロマ(ジプシー)

国外に追放する動きがあると聞きます。


人種・宗教は触れるのが難しい領域ですが、動物の世界にも似たようなことはあるようです。


どピーカン!!


東京は快晴が続いています。

11月に入って、朝のごみ出しのとき、さすがに空気は冷えています。

しかし、真っ青な空を見上げ、まっすぐに上がるエントツの煙を見ると、気分爽快です。

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*紛らわしくてすみません。

6年前の記事をそのまま更新しています。

今朝の東京は同じように快晴です。


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by toruiwa2010 | 2016-11-12 07:55 | 自薦・厳選300? | Comments(0)

コンカッション 85


ベネト・オマル(ウイル・スミス)はピッツバーグがあるアレゲニー郡の監察医だ。

アフリカ出身だ。ナイジェリアの大学を出てアメリカにやってきた。

職場では変わり者で通っている。

解剖を始める前、必ず遺体に話しかけた。「君の助けが必要だ。何があったか話してくれ」。


ある日、一人の男が死んだ。

マイク・ウェブスターはスティーラーズのスーパースターとして活躍し、NFL史上最高の

センターと称された地元のヒーローだった。しかし、近年は奇行が多く、家族を捨てて

野外にとめたおんぼろの車で生活するなど、ホームレス状態だった。


解剖を担当したオマルはじっくり時間をかけた。疑わしい点があったからだ。

健康そうに見える男がなぜ心臓発作を起こしたか?しかも、50歳の若さで。

自費で払うからと上司を説き伏せて高い金がかかる検査を実施した。

その結果から導き出されたウェブスターの死因は意外なものだった。


オマルは図らずも巨大組織NFLを敵に回すことになった…

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人並み外れて体の大きな選手同士が激しくぶつかり合うフットボールはアメリカで最も

人気があるスポーツです。しかし、その“激突”が選手の命を危険にさらしていることを

オマルは告発します。NFLは組織を挙げて防衛します。


2年前、羽生結弦が公式練習中にほかの選手と激しくぶつかっテリンクに倒れこんだとき、

脳震盪を起こしている可能性があるから絶対に出場を取りやめるべきだと思いました。

その怖さについて、いろいろ聞いていたからです。

今では多くの競技でその危険性が指摘される“コンカッション”(脳震盪)についてNFL

真剣に向き合うようになった時期の遅さに驚きます。


正義感の強いオマルをスミスが好演しています。


湯を沸かすほどの熱い愛 85


湯気のごとく店主が蒸発しました。

当分の間 お湯は沸きません。


幸の湯の入口にそんな紙が貼られてから一年になろうとしていた。

朝の食卓で母・双葉(宮沢りえ)と娘・安曇(杉咲花)の小さないさかいが始まった。

テレビに目をやり、箸が動かない娘に苛立つ母。

味噌汁を一口飲んで、「いつもと違う」と口を尖らせる娘。

身支度をしても安曇はお腹が痛い、頭が痛いと、学校に行くのを渋った。

午後、双葉は呼び出しを受けてパート先から学校に駆けつけた。

安曇はいじめにあっていたのだ。


安曇に問題が起きた翌日、今度は双葉に異変が起きた。職場でひどいめまいに襲われて

倒れたのだ。運び込まれた病院で告げられた検査の結果は双葉を絶望させた…

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ステージ4で余命宣告を受けた双葉ですが、落ち込んだのは一瞬でした。

残された日々に何をすべきかを考えて行動に移ります。

家出中の夫(オダギリジョー)を連れ戻し(“コブつき”で)、休業中だった銭湯を再開します。

安曇の問題にも正面から取り組みます。


宮沢の演技は、今の日本映画のレベルだと主演女優の候補に挙がるかもしれません。

杉咲…、うまいなあ、この子は。


ティファニー 80

人影のない早朝の5番街を走ってきたタクシーが57丁目、ティファニーの前で止まると、

黒いイブニングドレスを着た若い女がひとり降り立った。ほっそりと優雅なその後ろ姿は

ため息をつきたくなるようなスタイルの良さだった。長い首の上に小さな顔が乗っている。

ウインドウに近寄り、飾られている商品を覗き込む。持っていた紙袋からプレッツェルを

出すと口にくわえ、続けて、コーヒーが入った紙コップを取り出した…

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すみません。この作品ではなく、有名な「ティファニーで朝食を」のオープニングです。

ティファニーの名前を聞くと必ずこのシーンが頭に浮かびます。ウインドウを覗き込む

女を店内のカメラが正面からとらえると、初めて 大きなサングラスをかけたオードリー・

ヘップバーンの顔が画面に現れました。息をのむ美しさでした。60代以上の人にとって

ティファニーとヘップバーンはイコールと言っていいでしょう。また、この映画によって

日本でこの店の知名度が一気に上がったと言っても間違いではないでしょう。

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このドキュメンタリーは、歴史や裏側について教えてくれることが少なくて失望しました。

新しく知ったというか、忘れていたことを思い出させてくれた事実が二つありました。

ヘップバーンが演じたのは“高級娼婦”だったこと、そして「ティファニーで朝食を」の

原作者はトルーマン・カポーティだった…ということです。どちらも本作とは無関係です。

ハハハ。

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ちなみに、この店には何十回も行っています。妻への土産を買うためです。

出張で海外に行くとき、“土産”は結構、負担になります。しかし、「気持ちだから」と

言われてしまうと、何か持ち帰らないわけにはいきません。ティファニーは“ハズレ”が

なくて助かります。ハハハ。


私の目にも独特の色合いの箱は美しいと思います。

コマドリの卵の色だと言いますが、濃度、明度、輝度…どれひとつでも度数がとちらかに

ずれていたら、ティファニーの成功はなかったかもしれませんね。

そして、その箱に入り、白いリボンで飾られた製品はシンプルで上品…ティファニーの

表現にそれ以外の言葉は浮かびません。

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by toruiwa2010 | 2016-11-11 08:40 | 映画が好き | Comments(0)