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岩佐徹のOFF-MIKE

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実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

<   2016年 12月 ( 31 )   > この月の画像一覧

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恥ずかしくないのかね、紅白?

~中居の腕はたしかだけど~ (2009.01.05 初出 )


2009年レギュラーの1本目が紅白というのはどうなのか、と思いつつ。ハハハ。

年末年始になにか書きたいことがあるだろうと軽く考えていたのですが、これと言った

“事件”も起きず、紅白歌合戦は“つっこみどころ”が満載でしたからねえ。


私が民放育ちのせいでしょうか、お寒い演出と、“大NHKさま”のおっしゃることには

逆らえない立場の歌手・タレントたちが、言われるがままに振舞っているさまがなにより

おかしくてたまりませんでした。

“あの”テリー伊藤でさえ、3回目()に登場したラジオ放送席の場面では、声は上ずる、

話もまとまらない、“金縛り”状態でした。「NHK、おそるべし」です。ハハハ。


「今後のこともあるからNHKには好印象を」と考える芸人が多い中で“怖いものなし”の

IKKOとはるなが目を覆いたくなるほどのパフォーマンスで“精一杯”頑張ったのですから、

テリーにはもっと“存在感”を見せてもらわないと。

“期待”があっただけに“アニー伊藤”のたまご焼きの宣伝に終わったことに、大いなる

不満が残りました。あれでは“テリー”の名前が泣きます。

関根麻里、沢村一樹とともに、応援団とやらに決まったとき「何をやらせるのだろう?」と

興味を持ちましたが、結局、演出側には初めから“何かをやらせるつもりはなかった”、と

いうことですか。ハハハ。

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それを思えば、「羞恥心」の応援団として出演した「ヘキサゴン」組は“したたかさ”を

見せたと言えるかもしれません。アップはありませんでしたが、中村仁美アナが着ていた

“目玉マーク+代表”のTシャツは結構目立っていました。

カシアス島田こと島田紳助“プロデューサー”に「民放らしさを見せなかったら承知せん」と

相当ハッパをかけられていたのでしょう。ハハハ。


「最初の30分に1000人を舞台に出す」とプロデューサーが語っていました。

たしかに、「これは、舞台裏の交通整理が大変だ」と心配するほどの“人海戦術”…しかし、

そのせいでしょうか、誰にも分かる進行の不手際が多く見られました。舞台の下手(しもて=

客席から見て左側)MCが次の出場者と話をしているときに、袖の部分から出入りする

スタッフの姿が何度も映ってしまいました。業界では一度でもかなり恥ずかしい初歩的な

ミスのはずです。経験の浅い民放のディレクターたちでさえ笑ったことでしょう。


何台のカメラを使っていたのか知りませんが、「大丈夫、あゆ?ケガは大丈夫だった?」と

呼びかける中居に対する浜崎あゆみのリアクションをとらえきれませんでした。

普段、台本どおりの進行しか経験していないせいで、“アドリブ対応”がへたなのは仕方が

ないとしても、あれぐらいはねえ。

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一番期待していたのは秋元順子でした。

実力だけで選ばれた彼女の歌をゆっくり味わいたいと思ったのに“ワン・コーラス半”しか

歌わせませんでした。初出場でしたから“軽く”扱ってしまったのでしょうが、彼女の歌は

しっとり聴かせてこそ値打ちがあるのに、と腹が立ちました。娘さんからのあまり意味が

あるとも思えない手紙の朗読で時間を使ったからでしょうね。森進一の「おふくろさん」が

フル・コーラス(全曲)だったことを考えると、あまりにも露骨じゃありませんか。


とっくに認めていましたが、中居正広はつくづく押すところ、引くところをよくわきまえた

司会者だと思います。一昨年、鶴瓶と組んだときは少し引いて相手を立て、仲間由紀恵に

代わった去年は台本を基本にしながらアドリブをきかせてかなり自由にやっていました。

“買いかぶり”かもしれませんが、そう思わせる言動がありました。

「空気、関係なしですね?」とからかったIKKOに加えて、はるなもからんだ美川憲一の

歌終わりで“やれやれ”という表情を浮かべ「“まさかの”白組でした」と、お茶の間の

気持ちをアドリブで代弁したあたりはたいしたものです。

紅白一番の“あっぱれ”だったと言ってもいいでしょう。ハハハ。


男では平井堅、森山直太郎、女では平原綾香の歌が心に響きました。

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まるで“コンビニ帰り”のようだった平井堅のTシャツ+ジーパンは“テレビに出ることを

意識した上での私服”かと思いましたが、エンディングに登場したときは違うものを着て

いましたから、あれはあれでまぎれもない“舞台衣装”だったんだと確認できました。

ハハハ。


視聴率的には少し持ち直したらしいですが、“歌手の選択”と“演出”をどうにかしないと、

先細りが加速することは避けられないなあ、というのが全体の印象でした。

ほんの少し前に、出演者のレベルもテレビの演出も完成度が高いAMA(American Music

Awards)を見たばかりだったので、余計に“みすぼらしさ”が目に付いてしまいました。


まあ、私以外にも、毎年“つっこむ”ことを楽しみに見ている人も大勢いるはずですから、

このままの方が喜ばれるかもしれませんがね。ハハハ。


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「紅白」から「ゆく年来る年」へ

~“ど”がつくマンネリ?~(2010.01.04 初出 )


それでは、恒例の「紅白を見る」…。まだ2年目ですが。ハハハ。

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言うまでもないことですが、相変わらずです。

半世紀ほど前によく耳にした“英国病”という言葉を思い出します。

病気を招いた原因も症状もまったく違い、ふさわしい言葉とは言えないのですが、響きが

ピッタリ来るのです。

要するに、巨大化した組織の中で、安全で最大公約数的な番組作りを考え、そうは言っても、

国営の放送局として、民放とは一線を画しておきたい…そんなコンセプトが、出場歌手や

審査員の選び方、総花的な演出にも見え見えでした。

NHK病”と呼んだっていいのですがね。ハハハ。

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序盤から、さかなクン、綾小路きみまろ、両さん(香取慎吾)、早乙女太一、羽鳥アナと

“民放育ち”のタレントを恥ずかしげもなく大量に起用したあたりは、例年のことですが、

視聴者のご機嫌を一生懸命に取ろうとしている姿勢に“感動”すら覚えます。

羽鳥アナは、曲紹介で「ズームイン」の決めポーズをしていました。一昨年、目玉マークの

入ったTシャツを着てステージに上ったフジの中村アナに次ぐグッジョブ!ハハハ。


IKKOとはるな愛には一昨年で懲りたはずなのに、再び、美川憲一に絡ませました。去年は

春日(オードリー)の“おまけ”までつけて。

NHKは、こう見えても、懐は深いんです」と言いたいのでしょうか?

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中居正広は6回目の紅白だそうですが、今回はどういうわけか、イントロで噛みまくって

いました。お腹の底からではなく、ノドから先だけで声を出しているので“噛みやすい”

傾向はあるのでしょう。

しかし、ペースをつかんでからはいつも通り、許される範囲内でのアドリブをはさみつつ

合格点の出来だったと思います。特に、コントロールが難しいお笑いのグループをうまく

仕切っていました。

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初司会のときから“無難”だった仲間由紀恵については、コメントに困ります。

たしかに、ミスはなくて、任せて安心、アナウンサーを使うより華もあるから、と考えて

起用するのでしょうが、感情がこもっていないように聞こえる彼女の起伏の少ない話し方は

とても苦手です。


毎年のことですが、なぜ 紅白となると歌手の衣装はあんな風になってしまうのでしょうか。

AKB48などはふだんのファッションとあまり差がないので違和感はありませんが、EXILE

平原綾香はいったいどうしちゃったのかと思いました。ハハハ。

おそらく、事務所やデザイナーが張り切りすぎて、“暴走”するのでしょう。

懲りすぎて、結局、失敗する…という“ありがちな”パターンです。

難しいことは分かります。“ステージ映え”しなければいけないし、かといって、圧倒的

多数の人はテレビフレームの中で見ることも考えなければいけないのですから。

昔、何回か出場した研ナオコは、いつもシンプルなロングドレスを着用していました。

顔は“*@#%”かもしれませんが、その立ち姿は美しく、印象に残っています。

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歌唱で訴えたのは「いきものがかり」でした。名前は聞いたことがあります。

しかし、意識して歌を聴いたことはほとんどなかったのですが、気負うことなく、素直に

唄った歌が届いたのだと思います。


洋装の坂本冬美。あの曲(注:また君に恋してる)はやはり着物で歌ってほしかったですね。

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紅組応援のスーザン・ボイル。澄んだ声に魅力がありました。ドライアイス以外には

特別の演出はありませんでしたが、あれで十分です。本当に力があれば何も要らない

という証明でした。徳永英明にも同じことを感じました。

「竜馬伝」がらみの“特別扱い”でグラバー邸をバックに唄う福山雅治に降りかかった雪も

“自然”だったから、余計に美しかったのでしょう。

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白組応援の矢沢永吉。“あがって”いたんでしょうか、唄い終わったあとのインタビューでも

「矢沢だぜ」というわけには行きませんでした。

歌詞がむちゃくちゃになって、途中からスタッフもテロップを出さなくなりました。

恥をかかせたとなると、今後に影響するもんなあ。ハハハ。


意外なことに、見せて聴かせたのは幸田姉妹でした。

息がピタリと合って、見事だったと思います。

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今、最高に乗っているグループ、嵐は“さすが”でした。

エンターテインメントとして、十分に楽しませる要素がありました。

一人一人の活躍ぶりでは、まだ及びませんが、グループとしての力はSMAPを抜いて

しまったのではないかとさえ思います。


…すべて、“6回目の年男”の戯言ですから、読み流してください。ハハハ。


「行く年来る年」


NHKホールの拍手・歓声のあとに訪れる静寂の中に「ゴォーン」という鐘の音…。

一拍あって、男性アナウンサーの声でアナウンスが始まる。

「山形県寒河江市の慈恩寺は、6年ぶりで雪の除夜を迎えました」

実際のアナウンスがどうだったか覚えていませんが、たとえば、そんな風に始めるとすると、

この1行はとても“重い”のです。番組全体の“トーン”を決めてしまうからです。

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昔はベテランを配して、重厚なナレーションをしていたものですが、最近は若い人も多く、

少し“軽い”感じが否めません。

東京のアナウンサーが顔出しする必要はありますかね?きちんとした文言を原稿どおりに

話すだけで、形は“掛け合い”になのに、リハーサルのやりすぎで(ハハハ)感情がまったく

伝わらないしゃべり方になっていて興ざめです。


「紅白」も「ゆく年くる年」も、基本的な作り方は変えないのが大原則なのでしょうから、

“ど”がつくほどのマンネリに陥るのも仕方がないのかもしれません。


さあ、今年も正月から、書きたいことを存分に書きました。

これで、ストレスもなく2010年を軌道に乗せることが出来そうです。ハハハ。

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by toruiwa2010 | 2016-12-31 09:23 | 自薦・厳選300? | Comments(6)

周りのやることについつられてしまうタイプです。

若いころは、誰かが歌い出すと、知ってる歌なら次の小節から

必ず参加していました。

何にでも手や口を出す“いっちょかみ”は私の性格の一部です。


TBS「プレバト」を見始めて、これぐらいなら俺でもできる…と、

うっかり俳句に手を出しました。楽しめましたが、苦しみました。

出演者たちが勉強の成果として、普段は口にしない言葉を使って

句を作るのを見るうちに、少し気持ちが離れてしまいました。


今でも、番組は見ています。思わぬ人がいい句を作るのを見ると

気持ちがよくなりますね。

誰もほめないが、今年 私が作った句の中から自薦の“傑作”を…。

ハハハ。

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立春を 過ぎて路上の 影つよく

青空を カンバスのごと ミモザ咲く

もくれんの つぼみにぎやかに 日が昇る

蒼穹に ハナモモの紅 あざやかに

散りてなお 美しきかな 花いかだ

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花見山 花にまみれて 花をみる

青空の 向こうも青く 五月かな

母の日は 後悔ばかり 目を閉じる

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高く低く カモメ群れ飛ぶ 夏の海

松島に 芭蕉をしのぶ 牡蠣いかだ

新緑を のぼる電車に 谷の風

初夏の宵 ヴィオロン弾きの 立ち姿

眺めても やむ気配なし 夏至の雨

カモの背が 水玉はじく 梅雨の入り

青空に 虹がほどけて 旅終わる

ハスの葉に 雨つぶ宿り 夏至る

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京の夏 五重塔の 照り返し

遠雷の 近づく気配 海 静か

雲がわく 岬の向こう 友が待つ

カミナリと 思えば 浜で 五尺玉

川風が はこぶ 花火の 音 におい

猛き雲 遠くに見えて 梅雨明ける

チリチリン 夏の想い出が 風に乗る

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夏祭り 素足に下駄の 艶っぽく

山こえて 祭りばやしが 聞こえくる

ふるさとは 盆おどりより 母の味

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「また来年」 言ったばあばが いない夏

処暑 過ぎて さびれた浜の 夕まぐれ

夏の夕 島の向こうに 富士の影

蒼い空 嵐が過ぎて 秋が立つ

雲さえも 優しく浮かぶ 秋の空

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見上げれば あれはたしかに 秋の雲

散歩道 なじみの猫が ひなたぼこ

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昨日は、今年最後の外食をしに下北沢に。

夏場から通うようになったHIROKI…
広島風お好み焼きの店だ。いつも混んでる。
昨日が今年の営業最終日だった。ラッキー!
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by toruiwa2010 | 2016-12-30 08:16 | blog | Comments(4)

特別に頑張ったつもりもないのに、今年はなんと136本の映画を劇場で見ました。

ふだんは意識的に“なんと”を使わないようにしていますが、人生で最多鑑賞数ですから

ここはやっぱり“なんと”でしょう。ざっと300時間を映画館で過ごしたことになります。

2週間に5本ずつ見た計算になります。

見る予定にしていたのに、結局 見なかった映画も30本はあるでしょう。タイミングを

逃がしたり、あまりにも評判がよくないと知って意欲を失った結果です。かわいそうに。

ハハハ。


恒例ですので、邦画・洋画それぞれのNo1を発表しておきます。

せっかく見た映画だから…と私の評価はどうしても人より甘くなってしまいます。

85点、80点をつける映画がものすごく多くなります。きっと、皆さんの評価より5点は

高くつけていると思います。


基準は以下の通りです。


95:どなたにもお勧め

90:大満足だった

85:見るに値した

80:料金分は楽しめた

75:見なくてよかったかも

70:金と時間を返せ


90点つけたのは邦画9本と洋画9本でした。

異論はあるでしょうが、好みもありますからご容赦を。

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邦画では、この中で「ロクヨン」、「セトウツミ」、「怒り」が特によかったと思いますが、

どうしても一本を選べと言われれば、強烈なインパクトがあった「怒り」でしょうか。

未練がましいですが、「セトウツミ」のユニークさにも大きな魅力を感じます。

洋画No1は「SMOKE」が1995年、「ブリッジ・オブ・スパイ」は2015年の作品だし、

「アイリス・アプフェル」は“ドキュメンタリー”なので除外し、残り6本の中から選ぶと

「ハドソン川の奇跡」になります。デンマークの「ある戦争」も強く印象に残ります。


ちなみに邦画の演技賞候補については…

主演男優賞:佐藤浩市(ロクヨン)、菅田将暉(セトウツミ)、松山ケンイチ(聖の青春)

主演女優賞:宮沢りえ(湯を沸かすほど)、大竹しのぶ(後妻業)、筒井真理子(淵に立つ)

助演男優賞:瑛太(ロクヨン)、森山未來(怒り)、古舘寛治(淵に立つ)

助演女優賞:広瀬すず(怒り)、宮崎あおい(怒り)、樹木希林(海よりもまだ深く)


…見る目がないと笑わないように。


参考までに、邦画・洋画No1を見た直後の感想を再録しておきます。


邦画No1 「怒り」


捜査員が到着したとき、現場の状況は凄惨なものだった。浴室に男女の遺体があった。

女は浴槽の中だった。犯人がそうしたのだろう。浴室はもちろん、廊下まで血の海が続き、

物入れの扉に被害者の血で書いたと思われる文字があった。


怒。


犯人はすぐに特定され、指名手配されたが、一年がすぎた今も逮捕には至っていない。

変装、整形が疑われた。


三人の若者が登場する。

千葉の漁協で働く槙(渡辺謙)のところにふらりと舞い込んできた田代(松山ケンイチ)

ゲイの優馬(妻夫木聡)がサウナで拾い、その日から自宅に同居させている直人(綾野剛)

内地から沖縄に来た泉(広瀬すず)が離れ小島で出会った田中”(森山未來)…

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槙には家出して風俗で働いていたところを連れ戻された娘・愛子(宮崎あおい)がいます。

優馬の母親は末期がんでホスピスにいます。

泉が小島に行くとき、ボートで送ってくれる少年・辰哉は彼女に好意を寄せています。


笑うところなど1シーンもない映画です。重さが胸の底にズンと響きます。

勧善懲悪ではなく、“一組”を除いてハッピーエンドではありません。

家族を、友を、愛する人をどう信じるかが問われる映画です。見ごたえはありました。

出演者全員が渾身の演技を見せています。この中の誰もが賞に値すると思います。

中でも広瀬すずにやられました。これまでの青春映画で見て来た彼女とは違う一面を

見せています。普通、いま人気絶頂の若手女優はやらないだろうと思うシーンに出会って

彼女の“覚悟”を見た気がします。“迫真”でした。


池脇千鶴、高畑充希も出番は短かったですが、しっかり存在を示したと思います。

現場の空気が彼女たちにも伝わったのでしょう。


蛇足ですが、この映画では男同士の“ラブシーン”も描かれています。正直に言うと、

少しもきれいじゃないし、私はげんなりしました。差別する気はないつもりですが、

これからますますこういうシーンが増えるのかと思うとね。必要なシーンだと言われれば

それまでですが、妻夫木と綾野の激しいキスシーン、見たいですか? えっ、見たい!?

それじゃしょうがないか。ハハハ。


洋画No1 ハドソン川の奇跡


明け方、自分が操縦するカクタス1549便がマンハッタンの高層ビル群にぶつかる夢を見て

サリー(トム・ハンクス)はホテルの部屋で目を覚ました。同じような夢を見続けていた。

PTSDだ。彼はそのまま起き上がると近くのハドソン川に行き、川沿いの道を走った。


実際の事故は2009115日に起きた。夢と同様、彼が操縦するカクタス1549便が

ラガーディア空港を離陸した直後、エンジンに鳥を吸い込んでしまった。エアバス320

両エンジンともに出力を失い、サリーはまずラガーディア空港に戻ることを選択する。

しかし、旋回を始めてすぐに彼の経験は“無理”だと告げる。

近くのニュージャージーの空港までもたどり着けないと判断したサリーはハドソン川への

着水を決め、冷静に成功させた。乗員乗客155人は駆け付けたフェリーなどに救助され

死者はゼロだった。


メディアは“ハドソン川の奇跡”と称え、市民も彼を”ヒーロー”と呼んだ…

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しかし、時間の経過とともに風向きが変わります。データの分析から、左のエンジンが

わずかながら出力を保っていたと分かったからです。「ラガーディアに戻れたではないか。

機長は乗客を無用の危険にさらしたことになる」と非難する声が上がります。

避けられない“バードストライク”で推力を失い、時間が限られた状況下、的確な判断で

真冬の川への着水を成功させ一人の死者も出さなかった“英雄”から、サリーは一転して

“容疑者”になったのです。

彼が悪夢を見た日はNTSB(国家運輸安全委員会)の事情聴取が始まる日でした。


委員が“墜落”という言葉を使うと、サリーがすぐに「不時着水だ、墜落じゃない」と

強い口調で訂正するなど、ヒアリングは初めから緊迫します。委員会側も譲りません。

一貫してサリーの態度は変わりません。決して英雄気取りになることはなく、プロとして

やるべきことをやった、着水の判断は間違っていなかったという誇りに満ちています。

左エンジンに関しても“データが間違ってる”と突っぱね、のちに証明されます。

この映画の成功は実物の機長が高潔な人物であったことに負うところが大だと思います。


わずか7年前に起きたことですから物語は広く知られています。その後の出来事も機長の

人柄も含めて。だからでしょうか、クリント・イーストウッドは余計な“装飾”を排し、

事実をひとつひとつ積み上げることでこの映画を作ろうと考えたようです。

サリーの人柄を示すエピソードの一つ二つはあってもよかったのではないかと思うのは

きっと、私が映画のど素人だからでしょう。ハハハ。


見終わった感想としては、「すばらしかった」としか言いようがありません。

86歳の超ベテラン監督は96分ですべてを語り尽しています。その手際の良さに脱帽です。

そして、私にとっては2016年公開の洋画の中ではNo1だと書いておきます。


蛇足2


鳥の衝突から着水まで328秒だったそうですが、映画はほぼ5分で描いています。

それでも短いと感じます。極度の緊張状態での208秒はあっという間だったでしょう。


「本当にこうだったのだろうか?」と思う気持ちもなくはないのですが、機長の判断が

正しいと分かる検証結果をつきつけられたときのNTSB委員の潔さに感心しました。

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by toruiwa2010 | 2016-12-29 08:40 | 映画が好き | Comments(0)

コタツに入って紅白を見る。

大人の男のやることか?

作家・伊集院静がそう言う。

悪かったな。コタツはないが

大みそかは紅白を見る。

78歳のいい大人だが。

この男にとってはタバコの煙に

目を細めながら原稿用紙のマス目を

埋めるのが大人の男のやることらしい。

人それぞれだろうが。

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なんだかわからないが、年の瀬に猛烈に腹が立った。読み流す方が楽なのに。

顧みるまでもなく、自分もまたかなり上から目線でこのブログを書いているが、この男は

いつも、比じゃないほどの高みからものを言ってる。どうやってそんなに高いところまで

上がったのか聞きたいぐらいだ。ハハハ。


問題”の一文は19日号の週プレに載っていた彼のコラムから抜粋したものだ。


…実践で、生きる、死ぬをしている人間は、人が能書き垂れたり、

わかったふうなことを話しているものを読むわけがない。

実践として、生きる、生き抜くということは、実体をともなうものしか

信用しない。だから、この連載を読んで何かが変わるという読者は、

甘いと言うしかない。

それでも私が、クソ忙しい中で君たちに語るのは。大人の男としての

基本がわかっていないからだ。だいたい人の話を聞いて、何かを悟ろう

ということ自体、君がこれまで何ひとつまともなことをしてこなかった

というあらわれである。


担当編集者が「年末年始をどう過ごせばいいかを話してください」と言ってきたらしい。

彼の頭に浮かんだのは若いころの自分が先輩作家にほぼ同じ質問を投げかけたことだった。

…一喝されたそうだ。「バカモン、目が覚めたら書くのが作家だ。帰れ」と。

そりゃそうだ。すでに作家として歩み始めていたというのに なんとも情けないことを

聞いたもんだね…とあきれるしかない。で、以後、彼の中で盆だの正月だのの意識は

失せたのだそうな。


そこまではいいだろう。

しかし、そんなとぼけた話を“まくら”に振っておいて、こんな能書きにつなげるとは!


大みそか、コタツに入って、紅白歌合戦なんぞを見ている輩で、

まともなことをできた奴は一人もいないんだから。

第一、 テレビを見てるってことが、大人の男がやることじゃないのは

当然のことだろう。

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恐れ入ったぜ。

くわしくは知らないものの、売れっ子作家らしいのに、見開き2ページの 推敲不足の

つまらん記事でいっぺんに大勢の敵を作ったもんだなあ。

君は作家だから盆も正月もないというのはいいかもしれない。しかし、普通の“庶民”は

一年365日をそれぞれのリズムに従って生きてるんだ。月曜~金曜(人によって土曜)

せっせと働き週末は疲れた体を休める。乾きものをつまみながら缶ビールの1本か2本を

飲むのがささやかな楽しみなんだ。夏休みをとれる人ばかりじゃないし、ゴールデン・

ウイークでもまともに休めない人だっている。大みそかぐらい、紅白歌合戦を“さかな”に

のんびり一年を振り返ったってバチは当たらんだろう!!

他人のことは放っておいて、書斎にこもってかっこつけて用紙に向かってろ!


神保町界隈


一昨日、映画「皆さま、ごきげんよう」を見た。

どんな映画か、チラシを読んで分かっていたつもりだったが、

予告編のあと始まったのは“ワケの分からん”映画だった。

しばらくは「技師が違うフィルムを映写機にかけたのか?」と

思ったほどだった。もう少し我慢すれば辻褄が合ってくるかも

と思ったが、隣りを見ると妻が首を折って眠り込んでいたので

目を覚ますのを待って席を立った。


岩波ホールのラインナップは魅力的だが、めったに出かけない。

オンラインで予約ができなくて自分の座りたい席で見たければ

早く行って整理券を手に入れなければならないのだ。固定客が

大勢いるし、タイトルもあらすじも常連向きだと確信したので

この日は、2時間前にホールにつくように家を出た。

整理番号6,7番をゲットした。

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近くのカフェでサンドイッチを食べたあと、別行動で古書店を

探索することにした。初めからそのつもりだった。

私はアメリカの写真雑誌LIFEを手に入れたいと思っていた。

スマホで検索してあった店を探すのにてこずった。

見つけた!と思ったら、なんと臨時休業だった!おいおい。

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検索しなおすと、近くに小宮山書店があった。

2階に無造作に積み上げられていた。

中身をざっとチャックして2冊を購入した。


上映まで40分以上あったが、劇場に向かった。岩波ホールが

入っているビルの前の歩道を渡ったとき後ろから声がかかった。

妻だった。呼吸は合っているようだ。ハハハ。

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そんな苦労までして出かけたのに映画にはがっかりした。

妙に疲れた。時間の無駄だったからだ。しかし、妻は本屋街の

探索を楽しんだと言う。そうか。そんなら、まあ、いいか。

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by toruiwa2010 | 2016-12-28 08:48 | 岩佐徹的考察 | Comments(4)

アイ・イン・ザ・スカイ 90


アフリカ東部、ケニアの首都ナイロビ郊外に粗末な住宅が立ち並ぶ一角がある。

早朝だったが、一軒の家の庭で少女がフラフープをしていた。父親のお手製だった。


この日、同じ時間帯のナイロビ上空20000フイートには米軍の無人機、ドローンが飛び、

イギリスで、アメリカでも緊張をはらんだ慌ただしい動きがあった。その中心にいたのは

イギリス陸軍のキャサリン・パウエル大佐(ヘレン、ミレン)だった。国際的な共同作戦で

テロリストを追っていた。6年をかけてようやく見つけ出したイギリス人とアメリカ人の

ターゲットをこの日 捕獲することになっていた…

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戦争ではなく、テロとの戦いを描いています。

当初、この作戦では上空を飛ぶ米軍のドローン“リーパー”と地上に展開する諜報員が操る

ハチドリや虫の形のロボット・カメラで標的が一軒の家に集まったことを確認できたら、

ケニア軍が急襲して“生け捕り”にする予定でした。しかし、ロボットのカメラが 別室で

自爆テロの準備が進んでいる映像を送ってきたことでこの作戦は一変します。

その場で殺害しないと大勢の犠牲者が出るからです。


キャサリンはアメリカ・ネバダ州の米軍基地を介して“リーパー”からのミサイル発射を

依頼する一方、イギリス国内の作戦本部に攻撃の許可を求めます。発射準備は整いますが、

一般市民を巻き添えにすることを恐れて許可はなかなかおりません。遠く離れた本部で

議論されるのは少女の命よりも、リスクを冒してGOを出したときの政治的、法律的な

責任がどうなるかに比重が置かれています。

しかも、やっと許可が下りたかと思えば今度は標的の民家の横にオープニング・シーンで

フラフープを回していた少女・アイアが来て母親が焼いたパンを売る準備を始めます!


新しい問題が持ち上がり、やきもきするキャサリン、作戦本部、ミサイル発射を担当する

ネバダの基地、そして、発射ボタンに指をかけて命令を待つ兵隊の気持ちは ロボットや

ドローンのカメラがとらえる精密な映像を前にして千々に乱れます。


現代の戦争で用いられるドローンが陰の主役になっているのがこの映画の特徴です。

今回はアフリカ上空のドローンをネバダの基地の一室から操作していました。

実際の戦場から数千キロ離れた場所から戦闘に参加するのです。絶対に自分には身体的な

危険が及ぶことはありません。物語として見る者には“ゲーム”の感覚です。…であっても、

自分たちの決断・命令・行動が引き起こす結果は高精度カメラの画像で突き付けられます。

非現実のように見えるけど“現実”です。


作戦が終了したとき、作戦本部に参加していた女性の政府関係者が「恥ずべき作戦ね」と

本部を取り仕切り、キャサリンと直接やり取りしていた将官に言います。的を射ています。

しかし、彼は厳しい顔で言い返しました。


「テロの直後の現場を5回も見ている

戦争の代償を知らぬなどと、二度と軍人に言うな」。


戦争の現代的な側面を伝える映画として高く評価します。


ヒトラーの忘れもの 85


19455月、デンマーク。

5年に及んだドイツによる占領が終わり、敗れたドイツ兵が長い列を作って行進していた。


翌日、海岸に駆り出された14名の兵士の一群があつた。少年兵だった。

“戦争の後始末”として彼らに与えられた任務は海岸に埋められた地雷の除去作業だった。

ドイツ軍は北海に面したデンマークの西海岸一帯に220万個もの地雷を敷設していた。

連合軍の上陸を阻止するためだった。


彼らに命令を下し、監視するのはカールという名の鬼軍曹だった…

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鑑賞中ずっと、緊張を強いられました。上映時間の何割か分かりませんが、少年たちは

浜辺に腹ばいになり素手で砂をかき分けながら地雷から信管を抜いて処理していきます。

どの瞬間かに爆発する 膨らみ続ける風船をリレーするゲームをやっている感覚でした。


少年とはいっても捕虜になったドイツ兵ですから困難な作業を命じられるのも仕方がない

かもしれませんが、本当に幼い顔つきの彼らがカールの容赦ない罵声を浴びて、必死に

地雷に取り組む姿を見ていると、彼らもまた戦争の犠牲者だと思えてきます。

その意味では、珍しく、原題の“Land of Mines”「地雷の土地」より邦題の方がぴったりです。

地雷も少年兵も“ヒトラーの忘れもの”ですね。


見て楽しい映画ではありませんが、この機会に歴史に埋もれた知られざる事実を知るのは

いいことかもしれません。


この世界の片隅に 85


昭和85月の広島市江波。

この瀬戸内海に近い小さな町で、まだ幼かった浦野すず(声:のん)の毎日は、おだやかに、

平和に過ぎていた。それは、戦争が始まっても、しばらくは変わらなかった。

昭和19年、すずは望まれて海軍の街で知られる呉(くれ)で鎮守府に努める男に嫁いだ。


つかみどころがなく、のんびりした性格のすずは優しい夫の愛情に守られて新しい環境に

なじんでいくが、戦争の厳しさは都会を遠く離れた呉にも及ぶようになる

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苦手なアニメだし、見るつもりはまったくなかったのですが、あまりにも“騒がしい”ので

出かけることにしました。見てよかったと思いました。勧めてくれた方に感謝です。


“戦争反対”を前面に押し出す映画は多いですが、静かに反戦を訴えるこの種の映画には

共感を覚えます。終盤ですずが口にする「ぼうーっとして、なにも考えないウチのまま

死にたかった」という短くさりげないセリフにすべてが込められている気がします。

そして、そのメッセージはしっかり伝わります。


今年のアニメでは「君の名は。」の方が人気は上でしょうが、私の感想点は75点でした。

“入れ替わる”ということが理解できず、最初から最後まで、キツネにつままれた気分で

楽しめませんでした。こちらは分かりやすく、絵の雰囲気も使われている色もおだやかで

見やすかったです。


SMOKE 90


オーギー(ハーヴエイ・カイテル)がタバコと雑貨を扱う店はブルックリンの16丁目と

プロスペクト・パーク西の角にあって近くの住民のたまり場になっていた。

彼らの多くは競馬新聞とスポーツ紙しか読まない連中だったが、常連の一人、ポール・

ベンジャミン(ウイリアム・ハート)はインテリだ。


作家だが、長い間 新作を書いていなかった。数年前、妊娠中だった妻が銀行強盗事件に

巻き込まれて死んで以来、立ち直れていないのだ。オーギーはその日の彼女を覚えている。

もし、彼女が釣りの要らないぴったりの小銭を持っていなかったら、もし、店がもう少し

混んでいたら、ほんの少しの差で彼女は死ななくて済んだかもしれない…

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ある日、オーギーの店でたばこを買った帰り、トラックにはねられそうだったポールを

間一髪で助けた黒人少年、ラシード、遠い昔に家族を捨てたラシードの父親、サイラス、

18年前にオーギーを裏切って彼の元を去っていったルビー、そんな登場人物の人生の

“一コマ”が描かれています。


どのエピソードもどことなく“漂っている”感があって、それがSMOKEなのかもしれません。

1995年に公開された作品のデジタル・リマスター版です。

小品ながら、丁寧に作られた秀作です。クリスマス・イブに しみじみと心に沁み入ってくる

いい映画に出会いました。


皆さま、ごきげんよう ???


今年たぶん最後の映画…作者の独りよがりとしか思えない、訳の分からん1本だった。

35分我慢したが、隣を見ると妻が深く首を折っていたので即、退散した。

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by toruiwa2010 | 2016-12-27 08:23 | 映画が好き | Comments(2)

サビの美しさにやられる


FUKUOKA ( http://bit.ly/2i5W0iK )


つま先をコンとついて 鞄を脇に抱えて

パンを頬張り駆けて行く 朝の香りが漂う駅へ

発車のベルが鳴る 街が動いて行く

あの頃の僕は何を見ていたのか

sweet and good memories

僕のニューシネマパラダイス

ベルトを外して立つ そして到着ロビー 

人並みを歩いて行く


いまは昔 昔はいま 誰でもない自分さ

生きるように生きてきた めくれば文字が現れるように

こんにちは さようなら おはよう おやすみなさい

繰り返しながら僕はここに居る

sweet and good memories

僕のニューシネマパラダイス

人生は前後左右 いつも未解決

誰も同じ


sweet and good memories

僕のニューシネマパラダイス

野球の話をする タクシードライバー

風が見える福岡

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ASKAの新曲だ。彼のHPに載せられた歌詞はここまでだが、聴くと、最後に囁き声で

「ありがとう」と歌うように言っている。レコーディングのときに思わず出たものか、

初めからの予定かは分からないが、サビの美しいメロディとともに胸にしみる。


音楽や絵画には作者の精神状態が投影されると言う。

この曲を聴くといい。動画に添えた彼自身のコメントに「コンプライアンスのため東京の

スタジオを使用することができなくなった時、僕の前に道を拓いてくれたのが、ふるさと

福岡でした」と書かれているが、詞もメロディも全体が優しい。とても、薬物で精神を

病んでいる男が書き、歌っている曲とは思えない。


この才能を、一度 クスリにはまって法の裁きを受け、先日も疑いをかけられたばかりの

男のものだからと、闇に葬るのはいかにも惜しい。


宇野の初優勝と宮原の3連覇


宇野昌磨の逆転はSPが終わったところで

予想されていた。アナはほめている内容の

話をしたが、無良の後半は明らかに出来が悪かった。

どうしても2本揃わない無良に対して宇野は

SPがダメでもFSで取り返す馬力・根性がある。

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GPファイナルが終わった時点で宇野の目標は全日本で何とか羽生を脅かす滑りをする…

だったはずだ。直前になって羽生がインフルエンザで欠場することを知った。

練習内容に変わりがなくても、目標があって追いつき追い越すための努力を重ねるのと、

ほぼ”勝って当然“の立場で大会に臨む練習をするのでは天と地ほどの差があると思う。


勝って当然…は無良や田中に失礼だという声が聞こえてくる気がする。そうかもしれない。

しかし、先輩たちが一向に安定しない中で、伸び盛りの宇野が世界のトップを争う羽生・

フェルナンデスに次ぐ位置につけている現状を見ればそう言いたくなる。宇野本人だって

「これで負けたら」と、ある意味追い込まれたに違いない。


SPの宇野には大きなプレッシャーがかかって出遅れたが、いい出来でトップに立った

無良との点差を考えたとき、FSでの“逆転”は多くのファンが予想しただろう。

フィギュアは好きだが、あくまで“勝負”を楽しむタイプだから、今大会の男子は録画で

宇野、無良、田中刑事の3人の分だけを見た。スポーツの楽しみ方はいろいろだ。

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男子は羽生・宇野の次が心配だなあ。二人とも若いが、彼らのあとにこれはという人材が

見当たらない気がする。

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宮原知子の3連覇もかなりの確率であらかじめ予想できるものだったが、SPで彼女の

演技が終わった時点で確定してしまった。ミスもあったが、女王にふさわしい演技だった。

力の差はまだあるものの、樋口新葉、三原麻衣、本田真凛…あとを追う世代がトータルで

200点を超える日は近づいている。中では本田に期待する。15歳なのに彼女にしかない

独特の雰囲気をすでに持っている。日本人にはあまりない貴重な資質だ。演技もよかった。

この人の1年後は楽しみだ。

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さて、浅田真央だ。

SPを受けたテレビのニュースで見出しに”浅田、8位スタート”と書いたものがあった。

まあ、注目のポイントではあるが、宮原の3連覇について触れないのはそれこそ失礼だ。


この大会の若手たちとほぼ同じ年齢で全日本に出てきたころから浅田真央を見ているが、

SPの冒頭でトリプル・アクセルがすっぽ抜ける姿を見て“痛ましい”と思った。

好きだからリンクに立つ。それはいいが、競技だからなあ。本人もつらいだろう。

もっとも、キス&クライにいるときの顔は明るかった。そして、テレビカメラに向かって

「ありがとうございました。 また明日頑張ります」と話しかけた。珍しいね。


ついでだが、苦言を一つ。

得点が出たところで実況アナが「なんとか60点台に乗せて、ショートを終えて8位の

位置につけています」と言った。シニア・デビュー戦の選手ならわかるが、浅田の結果を

伝える言葉として的確かどうか?私なら「何とか60点台には乗せましたが、浅田真央、

ショートを終えて8位と、苦しいスタートになりました」と言う。

そういわせる“空気”があることは分かるが、本当のところを伝えるのがアナの仕事だ。

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1年のブランクから復帰以来の自己最低だったSPにくらべ「頑張ります」と言ったFS

今季の最高だったが、114.10という数字は寂しい。寂しすぎる。

思わずうなってしまった。 かなり厳しいね。本人にしてみれば、トリプル・アクセルに

挑むことが重要らしいが、“結果として”跳べない。こんなに転倒する選手じゃないのに。


スケーティングの美しさは群を抜いているだけにもどかしい。

FSの演技後、花束を丁寧に拾っていた。どんな心境だったか?本人は、ファンの声援が

無条件でうれしいようだが、若手が受ける“がんばれ”の声と、自分に向けられた声援の

意味が違うことは分かっているはずだ。それをどう考えるか?

ひざの状態もあるが、私は、いつ“会見”が開かれても驚かない。


メディアは来シーズンも現役を続けると伝えている。根拠はこうだ。

FSの演技を終えた直後の囲みの会見で「来季は続行するのか」と記者に聞かれた浅田が

「そうですねはい」と答えた。

…新聞的には"続行を明言"となる。


たとえ“引退”を考えていても、まだほかの選手が演技をしている中で言えるわけがない。

自分がそれを口にすれば大騒ぎになり、チャンピオンの影が薄くなってしまうのだから。

やめさせたいわけではないが、私は“現役続行”をまだ信じていない。 ハーフハーフだろう。

もともと、アスリートには2種類ある。肉体がボロボロになるまで現役を続ける選手と

自分らしいプレーが出来なくなったらそこでやめる選手だ。


応援するファンも同じだと思う。私は後者だ。

白鵬が前頭の若手に簡単に寄り切られるところを見たいとは思わない、

彼がどんなに相撲を好きだと言っても。

吉田沙保里や伊調馨がオリンピックや世界選手権の準々決勝あたりで無名の外国選手に

負けるところを見たくはないし、ロジャー・フェデラーやラファエル・ナダルがグランド・

スラムのベスト8にも進めなくなったら見るのがつらい。


そういうことだ。


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by toruiwa2010 | 2016-12-26 08:50 | フィギュアスケート | Comments(2)

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石川遼が怒った!!

~たった一つの出来事が…~( 2009.10.18初出 )


日本オープン2日目に76を叩いて38位に沈んだあと、

3日目は池に入れたホールでバーディーをとるなど、

コースレコードの65をマークして一気にトップに

立っていた。


最終日の今日、その石川が心無いファンに腹を立てた。

隠そうとしなかった。

パー56番を迎えたとき、2位に3打差をつけていた。

ティー・ショット、セカンドともにフェアウエーをはずし、

3打はバンカーに。

テークバックにかかったときだ。

携帯かカメラのシャッターか…石川のクラブが止まった。


中途半端な姿勢のまま、じっと、怒りをこらえていた。

時間をかけて打ったリカバリー・ショットはグリーンを

大きくオーバーしてしまう。

5オン2パットのダブルボギーでリードは1ストロークに。

ホールアウトのあとも音がしたほうをにらみつけていた。

彼にしてはきわめて珍しいことだ。

無理もない。初めてのメジャー・タイトルに手がとどく

願ってもないチャンスだったのだから。

しかも、史上最年少で。

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大多数のプロがバーディーを計算するパー5でのダボ。

さすがの石川遼もしばらく、立ち直れない。

追う選手たちがスコアを伸ばす中で我慢のゴルフが続く。


デビューのころのウッズがホールアウトすると、まだ

グリーンに選手が残っていても次のホールに向かって

走り出すギャラリーが多かった。“観戦慣れ”していない

ギャラリーのシャッター音に何度も泣かされた。

人気ゴルファーの宿命だ。


サン・クロレラ クラシック(8月)B・ジョーンズとの

激戦を制して優勝したあとのインタビューが印象深い。

同スコアで18番グリーンに来た。

先にパットしたジョーンズがはずしたとき、観客から

拍手が起きた。石川のチャンスが濃厚になったからだ。

いたたまれない思いだっただろう。

パットを沈めて優勝をきめたあと、「ブレンダン・

ジョーンズは素晴らしい選手です。彼がいたからこんな

プレーが出来た」とインタビューで話して涙ぐんでいた。


今回は、たった一つの“音”が石川を狂わせた。

プレーオフには持ち込んだが、結果的にあのホールと、

その後の数ホールが無情にも石川から初のメジャー・

タイトルを奪った。

若さが出た場面だった、と言えないこともない。

何事も経験…と言うにはあまりにも大きな代償だった。


ハニカミ王子


続けて予選落ちするかと思えば、日本オープンという

大舞台の優勝争いの中で物おじしないプレーをする

石川遼はどこかつかみどころがないゴルファーだが、

“魅せて”いるのはたしかだ

17歳の高校生にはできるが、並みいる先輩にはできない

たぶん、“怖さ”を知っているかいないかの違いだろう


ちょうど1年前の記事にそう書いた。

その後もしばらくは“はす”に見ていた。

初メジャーは惜しくも逃がしたが、今はもう脱帽だ。

アメリカPGAに挑戦する日が待ち遠しい。

見事な、見事な日本オープン・ゴルフだった。


*アメリカに行ってから苦労の連続だ。

“泥沼”からの脱出はまだ時間がかかるのか?

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by toruiwa2010 | 2016-12-25 07:57 | スポーツ全般 | Comments(0)

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伊達、安藤&福島…

~女性アスリートたちの変化~ ( 2010.11.29 初出 )


女性は男しだい…と言われる。

安藤美姫が確実に変貌しているのもコーチのせいだろう。

外見だけであれこれ言うのは失礼な話だが、ここ一番で

相手よりも自分に負けてしまう精神的なもろさに地団太を

踏んだファンは多いと思う。

自信がないのか、「私の力はこんなもの…」とどんなに悪い

結果でもそのまま受け入れてしまう性格の弱さが見えた。

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2月のオリンピックで5位だったときは変化が感じられた。

GPシリーズは万全な体調ではなかったようだが,22勝。

精神力がたくましくなった賜物だろう。

“恋仲”だと伝えられるコーチの存在が大きいのだと思う。


伊達公子がアジア大会で獲った銅メダルは“アッパレ”だ。

彼女も身近の男性(夫:クルム)によって変わったと見る。

去年、たまたま見たスポーツ紙のこの写真には仰天した。

今もそうだが、日本の女子テニス選手で、レシーブの構えで

前かがみになったとき、ユニフォームから肌がのぞくような

選手はいなかった。


谷間を強調するデザインのトップを着てこれ見よがしだった

メアリー・ピアース以下の外国人選手と比べると大和撫子は

おとなしいものだったのだ。特に、伊達はそうだった。

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だから、この水着姿には驚いた。

盗撮ではなく、カメラを意識した上で撮られている。堂々と。

極小水着からこぼれるのは鍛えられた肉体だけではない。

愛されている自信、心身ともに成熟した女性としての自信…

かつての伊達にはなかった。

クルムの“存在”を強く感じさせる一枚だった。

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福島千里がアジア大会短距離で2冠に輝いた。

快挙とともに、“へそ出し”ルックが話題になっている。

抵抗を少なくしたほうが有利なのは明らかな競技だが、

日本の女子選手は恥ずかしがってなかなか着用しなかった。


どれほどの差を生むのかは分からない。

しかし、バレーボールや体操、水泳・陸上の大きな大会で

誇らしげに自分の肉体をさらけ出す外国勢を見るたびに、

「うーん、食い物の差なのかなあ」と考え込んでしまう。


女性は男しだい…は性の差別と受けとられかねない。

しかし、男は“もっと”女性しだいなのだから、目くじらを

たてないように願いたい。ハハハ。

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by toruiwa2010 | 2016-12-24 07:48 | 自薦・厳選300? | Comments(0)

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キム・ヨナの背中が遠ざかる

~巻き返せるのか 淺田真央~ ( 2009.10.28 初出 )


フランス・大会で2位に終わったとき、「この惨敗は

“心の病気”につながるのではないか」と思いました。

バンクーバー・オリンピックの最大のライバルである

キム・ヨナに負けたことが問題ではありません。

36.04という“差”にショックを受けたのです。

いちファンでさえそれだけの衝撃を受けたのですから、

淺田真央本人のダメージは計り知れないものがあった…

そう思ったのです。

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“差”以上にビックリしたのはキム・ヨナが叩き出した

トータル・ポイントの「210.03」でした。

専門的な知識がなくても女子フィギュア・スケートで

200点台を取ることの難しさは分かります。

シーズンの“開幕戦”でいきなり、しかも、悠然と

これだけの得点を出したキムはすでに、ほかの選手とは

違うレベルに行ってしまった…と考えざるを得ません。


“駆け出し”アナのころから、「あの人(あいつ)には

とてもかなわない」と思わないことにしていました。

先輩からは「ずいぶん生意気なヤツだ」と思われていた

ことでしょう。

しかし、若造には若造なりに考えていたことがいくつか

あったのです。

「かなわないと思った瞬間に負ける」、「真似をしたら

“本家”を越えることはできない」などです。


スポーツとアナウンサーを同じ土俵で比べることには

かなり無理がありますが、共通するものはあるように

思います。

淺田真央が「キムは遠いところに行ってしまった」と

悟ったとき、彼女の中で“心が折れて”しまわないか。

心配したのはそこです。


30点以上の差をつけられても、相手が200点未満なら、

負けたのは自分の出来が悪かったからと思えます。

心の傷も深いものにはならなかったでしょう。

しかし、210点は重過ぎます。“手が届かないところに

行ってしまった”感があります。

不幸なことに、気持ちを切り替える時間もないまま、

ロシア大会が始まり、ダメージを引きずって5位に

終わってしまいました。


「何が悪かったのだろうか」、「これまでやってきたことは

なんだったのだろう」、「オリンピックに間に合うだろうか」

…疑心暗鬼。泥沼にはまらないことを祈ります。

幸い、帰国した本人は「課題は分かった。オリンピックで

金メダルを獲るという目標を変えずにがんばりたい」と

前向きなコメントを口にしています。気丈に振舞っている

様子が痛々しいです。


いま、キム・ヨナの演技は誰の目にも美しく映ります。

豊かな表現力を使い、しなやかに、滑らかに、そして

女性らしさをアピールした演技は、審判たちのハートを

がっちりとつかんでいます。

フィギュアのような採点競技ではよくあることですが、

こうなると、ますます、浅田にはいい点が出にくくなり、

キムには出やすくなっていきます。

オリンピックまでの時間が十分あれば、巻き返すことも

可能ですが、3ヵ月半しか残っていません。


浅田真央はきわめて厳しいところに追い込まれました。

グランプリ・ファイナルへの出場も危ぶまれる状態です。

モチベーションを維持するのが大変でしょう。

私が思う以上に“タフ”であって欲しいと思います。


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by toruiwa2010 | 2016-12-23 09:03 | 自薦・厳選300? | Comments(0)

今夜の「ドクターX」で10月期のドラマが終わる。

簡単にまとめておく。(「ドクターX」は前週まで)

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70 フジテレビ カインとアベル 

山田涼介、桐谷健太、倉科カナ、高嶋政伸、南果歩


1回目を見てそれほど悪いと思わず、最後まで見たが、“100億円1億円のように扱う

脚本にはあきれたほか、ひどいセリフや場面が多すぎた。山田クン、がんばったけど、

あまりにも顔が幼過ぎていくら創業者の家族でも一流企業の役員は無理だったなあ。


75 フジテレビ メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断  

吉田羊、相武紗季、吉岡里帆、白鳥久美子、伊藤蘭 戸次重幸、高橋克典


医療ものだし、吉田が出るから…と思って最後まで見たが、お粗末だった。

一度も二けたに届かなかったのは当然だね。


90 TBS  逃げるは恥だが役に立つ

新垣結衣、星野源、大谷亮平、古田新太、石田ゆり子、藤井隆


互いに足らざるものを補うために雇用契約を結んで同居生活を始めた二人が“なるように

なるまで“を描いたラブコメディだ。新垣と星野が予想以上にいい化学反応を生み出して

今期のドラマでは一番だった。絵に描いたような右肩上がりで最終回に20%の大台に

乗せたのはお見事だ。この視聴率になんの不思議もない。エンディングのダンスが評判に

なったが、それだけではこれほどの数字は稼げないだろう。


シチュエーションにはかなり無理があるのに、全体の運びがスムーズだったのは脚本が

いいのだと思う。

石田と大谷の関係もなかなか良かった。大谷はブレークしそうだね。


そして、なんといっても、ガッキー、最高だった。

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85 日本テレビ 地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子 

石原さとみ、菅田将暉、本田翼、和田正人、江口のり子、青木崇高、岸谷五朗


ときどき、石原のはしゃぎ方がうるさすぎて辟易したが、きわどいところで我慢できた。

彼女の“ワザ”か?演出の力か?どっちにしてもあっぱれだ。ハハハ。

青木と江口がよかった。もっと起用されていい役者だと思う。


75 テレビ朝日 科捜研の女第16シーズン 

沢口靖子、内藤剛史、風間トオル、若村麻由美、金田明夫、斎藤暁


“習慣なので”、見続けたが、マンネリだね。


80 テレビ朝日 ドクターX~外科医・大門未知子~第4シリーズ

米倉涼子、岸部一徳、西田敏行、勝村政信、内田有紀


2回目を除いて20%台をキープして数字だけならブッチギリの1位だ。

初登場のころほど魅力は感じないまま、欠かさず見た。“調子に乗ってるな”という感じ。


米倉にミニスカートをはかせて美脚をアピールするが、そろそろ“しんどく”なっていないか。

美脚というならディオール“ジャドール”のシャーリーズ・セロンぐらいの足を見せてから

言っておくれでないか。ハハハ。


85 NHK スニッファー嗅覚捜査官 

阿部寛、香川照之、井川遥、板谷由夏、野間口徹、吉行和子


人並み外れた鋭い嗅覚が厄介な事件を解決に導いていく。

確かに無理はあるが、阿部が演じると違和感が少ない。拾いものだった。

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*相変わらず、WOWOWのドラマは大きなハズレがなかった。


85 WOWOW コールドケース (10)

吉田羊、永山絢斗、滝藤賢一、三石研、三浦友和


吉田の刑事ものは初めて見たが、やっぱりうまい。12年内に地上波のどこかから必ず

声がかかる気がする。なんなら、この5人をそっくりキャスティングしてほしい。

出来不出来はあったが、映画的な映像がかっこよかった。


85 WOWOW ヒポクラテスの誓い (5)

北川景子、柴田恭兵、古谷一行、尾上松也


5話で終わったが、面白かった。


地上波No1は「99.9%」と「逃げるは恥…」

WOWOWの「沈まぬ太陽」がベスト~


さて、ついでだから今年の岩佐徹的ドラマNo1を挙げておこう。

…その前に、各期のベストはこうだった。総括のときの簡単な記事も添えておく。


1月期

フジテレビ フラジャイル

長瀬智也、武井咲、野村周平、小雪、北大路欣也


このドラマの視聴率が低かった理由が理解できない。シリーズ化してほしいぐらいだ。

長瀬が男っぽくていい。今どきはやらないカッコよさなのか? 武井も悪くなかった。

目立たない役だったが、野村も光っていた。

ラスト、長瀬が野村に話しかけるシーンで思わず目頭が熱くなった。思い入れとはつまり

そういうことなんだね。

視聴率は伸びなかったが、1月期では一番面白く見た。最後の2回、二ケタを記録して、

同枠対決を僅差で制したのはめでたい。フラジャイル9.769.62 ヒガンバナ


4月期

TBS 99.9 刑事専門弁護士

松本潤、香川照之、榮倉奈々、青木崇高、奥田瑛二、岸部一徳

ダントツで今期のトップでした。

出来の悪い“おやじギャグ”はまったく余計でした。なぜ、あんなものを入れたのか。

それ以外はなかなか楽しめる仕上がりだったと思います。この枠は平均点が高いですね。

岸部は相変わらずだし、香川がよかったなあ。

榮倉を使うなら、美しい脚を見せなさいとうるさく注文しましたが、松本が殺人容疑で

逮捕されている期間以外で彼女がカカトの高い靴を履いたシーンはありませんでした。

ジャニーズのタレントはそんなに背の高さが気になるのかなあ。ハハハ。

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7月期

TBS 刑事7人 

東山紀之、高嶋政宏、片岡愛之助、鈴木浩介、倉科カナ、吉田剛太郎、北大路欣也


前シリーズは1回目を見たが、あまりの下らなさにやめてしまった記憶がある。

今回は最後まで見た。それも、かなり面白く。

やる気があるのかないのか分からない課長(吉田)はほぼ捜査にかかわらず、現場はすべて

主任(高島)に任せきり。チームワークはあったものの、愛之助だけは浮いていたね。

東山が好きだということもあるが、スピード感もあって視聴に値した。

視聴率も常に10%前後をキープした。


そして、10月期は「逃げるは恥だが役に立つ」だ。


この中から、地上波では、「99.9%」と「逃げ恥」を2016年のドラマNo1に推したい。

ただし、BSに枠を広げると、全体の出来はWOWOW「沈まぬ太陽」がベストだった。

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開局25周年を記念した全20話のドラマはよくできていた。飽きさせずに見せた。

上川隆也の力のこもった熱演も光ったが、第二部で長塚京三が登場してからあとの画面の

“しまり方”が見事だった。もともと演技に定評がある俳優なのに、彼を生かした映画や

ドラマになかなか出会えない。惜しいと思う。


そして、別枠だが「真田丸」も楽しんだ。

というより、三谷幸喜を楽しんだと言うべきかもしれない。脱線気味のところもあったが、

全体としては見るものを楽しませてくれた。

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脚本のせいかもしれないが、光ったのは草刈正雄、大泉洋、遠藤憲一、内野聖陽…で、

堺雅人は影が薄かったような印象がある。


女優陣では長澤まさみが群を抜いて輝いていた。三谷の脚本に“はまった”1人と言える。

終盤近くでの意表をつくキスシーンは堺のアイディアだったそうだが、よかったね。

信州上田のころから自分に思いを寄せてくれていたことを知っていた。今生の別れとして

長く自分に仕えてくれたきりへの感謝の気持をこめたキスだった。視聴者の気持ちとも

しっかりシンクロしたはずだ。

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長くなりついでなので、今年 記憶に残ったその他のドラマを記しておく。


テレ東 東京センチメンタル  

吉田鋼太郎、高畑充希、大塚寧々、小栗旬、草刈民代


NHK逃げる女  

水野美紀、仲里依紗、田畑智子、遠藤憲一


NHK-BSプライム 鴨川食堂 

忽那汐里、萩原健一、岩下志麻


WOWOW 荒地の恋 

豊川悦司、鈴木京香、富田靖子、川島海荷、村川絵梨、松重豊


TBS 重版出来(じゅうはんしゅったい)! 

黒木華、オダギリジョー、坂口健太郎、荒川良々、小日向文世、ムロツヨシ、松重豊


日テレ 世界一難しい恋 

大野智、小池栄子、波留、北村一輝、杉本哲太、清水富美加


テレ朝 グッドパートナー 

竹野内豊、松雪泰子、賀来賢人、山崎育三郎、杉本哲太、国村準

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by toruiwa2010 | 2016-12-22 08:30 | ドラマ | Comments(5)