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岩佐徹のOFF-MIKE

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実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

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東京 落選!残念

2016五輪はリオで~( 2009.10.03 初出 )


2016年のオリンピック開催地はブラジルのリオ・デ・

ジャネイロに決まった。

南米で初めて開かれるオリンピックになる。

コペンハーゲンでの東京のプレゼンテーションを見た。

15歳の体操少女に始まり、鳩山首相、石原知事、みんな、

がんばったとは思うが、鳩山首相は、なぜ、左下方向を

あんなに意識していたのだろう。プロンプターにしては

位置が悪すぎる。頼った結果、表情が暗かった。

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ほかの都市のプレゼンはほとんど見せてくれなかったから

どんなものだったのか分からないが、そもそもIOC委員は

プレゼンを見て考えを決めるものなのだろうか。

昨日を迎えた時点で大半がすでに投票先を決めていたはず。

つまり、東京の“落選”は昨日以前に決まっていたのでは

ないかと思う。


リオには一度だけ行った。その思い出にはつらいものがある。

1988F1開幕戦がこの地で行われ、新米プロデューサーは

スタッフとともに、ロス経由で26時間かけて乗り込んだ。

リオ・デ・ジャネイロ空港で飛行機を降り、集合場所に決めた

入国審査前のスペースで待っていると、一人だけ来ない。

あとからきた日本人客の「出口で一人倒れていた」の声に、

急いで駆けつけると、Sディレクターが身体をくの字に曲げ

「痛い、痛い。何なんだ、これは!」と叫んでいた。


およそ1時間後、彼は空港内の医務室で息を引き取った。

心筋梗塞だった。

責任者でもあり、妙になついてくれていたこともあり、遺体に

付き添って帰国し、家族への説明をする役は自分だと判断した。

その夜の便に乗ることを決め、とりあえず、ホテルに入った。

すぐ、町に出て棺を買い、遺体がスムーズに出国できるよう、

日本大使館に手配を依頼した。

コパカバーナの海岸に面した部屋で2時間ほど睡眠をとり、

到着から10時間後、乗ってきた飛行機で帰国した。


死亡診断書を初めて書いたといういかにも経験の浅そうな医師の

説明を聞きながら覚えた“虚脱感”は今も忘れない。


2012年がロンドン、16年はリオか。

2020年には82歳になっているし、深夜にテレビを見る元気は

もう、ないだろう。オリンピックをリアル・タイムで楽しめるのは

北京が最後になるのかなあ。


*あまりにも短いので、わずか3年前の記事だが、

東京2020が決まった日のブログも再録しておく。

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TOKYO2020決定!

~素直に喜びたい~13/09/09


09/08のツイート


2020オリンピックは東京に決まった。

素直に嬉しい。誰もが心から喜べる環境の

中での決定でないのは残念だが、きっと

「やってよかったね」となる。

そう信じてほしい。そして、メディアも国民も

震災を、被災者を、原発を忘れないことだ。

両立はできるはずだ。

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半世紀以上前、64年のオリンピック開催地が東京に決まったときの記憶はない。

1950年代の後半だから日本はまだ敗戦の痛手からの復興途上だったはずだ。

国中がわいたに違いないのだが、断片的な記憶しかない。

たとえば、高速道路が整備され、東海道新幹線が開通した。

羽田線ができて羽田空港から河田町の局舎まで「今日は13分で帰って来た」と

車両部の若いバイク・ライダーが興奮していたのを思い出す。

そう、あのころの東京は街中が舞い上がって、一種の“躁”状態だった。


19641010日。

前夜の東京は土砂降りだったが、朝にはすっかり上がり上空は絵に描いたような

“日本晴れ”だった。

開閉会式の入場券ははがきによる抽選でしか手に入らなかったが、運よく開会式の

抽選に当たった。そして、開幕が近づいたころ、新聞社の役員をしていた父が

「おい、もらったけど、要るか?」と言って開閉会式の入場券を見せた。

当然、もらった。ハハハ。


さらに、大会が始まったあと、配属されていた「オリンピック放送実施本部」で

さまざまな入場券の抽選会があり、そこでも閉会式のチケットを手に入れた。

おかげで、開会式も閉会式も夫婦そろって見ることが出来た。席は別々だったが。

そのころは、“持っていた”んだね。ハハハ。


フジテレビ入社2年目の新米アナはメダリストへのインタビューやニュース原稿を

読むぐらいしか仕事がなかったから、胸躍るような選手の入場行進も、坂井義則が

聖火を掲げてホームストレートを美しいフォームで走るところも、閉会式の最後に

派手に打ち上げられた美しい花火も存分に楽しむことができた。


列島が興奮する中で大会は幕を閉じた。大成功だったし、敗戦後わずか19年で

それをやってのけた日本を世界は称えてくれた。

為替レートが1ドル=360円、海外旅行がまだ少なかった時代に多くの外国人が

訪れて日本を知ったし、日本人も外国を知るいい機会になった。


スポーツも飛躍的に盛んに行われるようになった。それまで“日陰”の存在だった

レスリングや重量挙げなどにも国民の目が向くようになった。

中でも象徴的だったのはサッカーだ。

当時はマイナー・スポーツだったが、Jリーグの前身、日本リーグが1965年に

立ち上げられたのもオリンピックと無縁ではないはずだ。現在の“隆盛”を見ると、

創設のころの西が丘競技場などが懐かしく思い出される。閑古鳥が啼いていた。

スタンドで実況する声が選手に聞こえるんじゃないかと心配したほどだ。ハハハ。


外国で行われるオリンピックでさえ人々の関心は高い。時差があっても気にせずに

テレビの前で応援する。まして、肌に触れる感覚で見られる地元での開催となれば

興奮も関心もけた外れに高まるはずだ。2002WCでも経験しが、国がひとつになる

感覚は貴重だと思う。

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激戦と伝えられていた招致レースを勝ち抜いて東京に決まったことを喜びたい。

56年ぶりのオリンピック開催を巡ってはさまざまな意見があった。

多くは、大震災があって、原発事故の収集もままならない中でオリンピックに

大金を投じている場合ではない…だった。


私の思いは“福島は福島として対応しつつ、オリンピックは来てほしい”だった。

“経済効果”はせいぜい大会までの話だが、子供たちの目をスポーツに向けさせる

キッカケになることは長いスパンで将来の日本に大きな財産になるからだ。

まさに、今回の招致運動の基本理念、“Sport for Tomorrow”だ。

よって、福島があるからオリンピックはノーという議論には反対だった。

何かというと、福島や被災者を前面に出すもの言いは、もしかすると、相手に

失礼かもしれないし、あまり好きじゃない。


先日のブログにこう書いた。


すでにボールはIOC委員に渡っています。

どこにそのボールが投げられるかを静かに待ちましょう。


…ボールは“東京”に戻ってきた。

これから東京がやらなければいけないのはこのボールを“生かす”ことだ。

「自分が責任を持つ」と言い切った安倍首相はその言葉を忘れないでほしい。


そして、決まったのだから、ここからは国民が力を合わせてTOKYO2020

成功させたいものだ。

私? 7年後は82歳だから、生きているかどうかも分からない。健康に気をつかい、

なんとか“その日”を元気に迎えたいと思う。辛口も健在だといいけど。ハハハ。

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by toruiwa2010 | 2016-12-11 07:52 | 自薦・厳選300? | Comments(0)

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イチロー・遼・ユニクロ

Cogito風に~( 2009.07.22 初出 )


イチロー


数年前、「古畑任三郎スペシャル」にゲスト出演

したときも、まったく違和感がなかった

少なくとも、“目を覆う”ようなシーンはなかった

アスリートのドラマ出演としては異例のことだ

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つくづく…という思い入れたっぷりにグラスを眺め、

「うまく絞ってるなあ」と一言

キリンビールの一番しぼりのときも「うまいもんだ」と

感心したが、ENEOSでも見事な役者ぶりを見せている

セルフでガソリンを入れているイチローの視線の先で

若い女性が整備士から何やら教えてもらっている


「ウン、あれなら大丈夫だな」という顔つきで運転席に

身体を滑り込ませるイチロー

最後に女性の方向に送った視線 その目つきがにくい

シロウトであんな演技が出来る奴はそうはいないだろう

まして、現役のアスリートが…


本業でも、開幕時の8試合欠場をまったく問題にせず

200安打ペースで打ちまくっている

何より、ノーヒットの試合が少ないことに驚く

いざとなれば、3塁線のバント・ヒットがあるのが心強い


ただし…いや、やめた、やめた 

今回は“ほめる”だけにしておこう


石川遼


メジャーでタイガー・ウッズと同組で回る…

テレビ朝日も相当に金を使ったに違いない

天候に恵まれたとはいえ、初日にはしっかりと結果を出した

「もしかすると」と期待もしたのだが、風が出た2日目は

なかなか思い通りにならず、回りの大人のたちの“思惑”は

見事に外れた

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マスターズに続いて全英も予選落ちだが、考えようだ

彼のキャリアを考えたら、最初からすべてがうまくいくより、

この方がはるかにプラスになるはず

しかも、「どうにもならないだろう」と思われたプレッシャーに

負けることなく、2アンダーをマークした初日のプレーは

堂々たるものだったと思う

“タイガーに勝った”と、手放しで騒ぐマスコミに対しては

“笑止”と言うほかないが、石川は胸を張っていいと思う


“はにかみ王子”と呼ばれ始めたころは「何よ、それ?」と

思ったが、周囲の雑音に流されることなく、ここまでの成長は

見事と言うしかない

全英の出場権を“優勝”で手にするところなどは、誰もが

出来ることではない


トム・ワトソン


Old fogey almost did it 

全英のプレーオフで敗れた59歳のワトソンはそう語ったという

“時代遅れ”がもう少しでやってのけるところだったよ…


ゴルフを愛するすべての人が拍手喝采を送ったに違いない

それにしても、石川遼…ほめたばかりだが、今度もまた、

負けたらすぐに帰ってきちゃったのね

もったいないことをしたと思わないか?

決勝に残った選手のプレーを見ておけば、ツアーで数年

プレーするのと同じぐらいの勉強が出来たろうに


ユニクロ


ジャケット、パンツ、ベルト、シャツ、ネクタイ、ソックス…

一時、Papasの製品がクローゼットを占領していた

アナウンサーとしての現役を退いてからは、いいものを着る

“必要”もないし、“機会”も激減した

清潔でこざっぱりしていて、自分らしければ、身に着けるものが

高価である必要はなくなった


最近は、もっぱら、UNIQLOGAPで間に合わせている

デザインがシンプルで飽きない

カラーが豊富

安いが、“安っぽい”とは感じない

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今年の夏は、ポロシャツ3(ピンク、モスグリーン、チャコール・

グレー)と短パン2(ネービーブルー、ベージュ)をゲットした

これで十分だし、これを着て電車に乗ることもためらわない


帽子はギャップ、靴は三宮・ABCマートで買ったナイキ

全部あわせても16,000円ぐらいだったと思う

年金生活者にとっては、まことにありがたいことだ


From Ashiya


いつも…というわけではないが、「見出し」が決まると、本文を

書くのもはかどる

特に、気に入った場合にはうれしいもの

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From Ashiyawith Love」は、1964年公開の007シリース第2作、

From Russiawith Love(ロシアより愛をこめて)」をもじったもの


タイトルが決まってから、「さて、何をどう書こうか」と考えたぐらい

気に入っている


誰もほめてくれないので、自分でほめておく


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by toruiwa2010 | 2016-12-10 08:39 | 自薦・厳選300? | Comments(2)
ブルーに生まれついて 85

1950年代、たばこの煙が立ち込めるマンハッタンの名門ジャズクラブ、バードランド。
テーブルを縫って若い男(イーサン・ホーク)がステージに上がった。その右手には愛用の
トランペットが握られている。男の名前はチェット・ベイカー、“ジャズ界のジェームス・
ディーン”と呼ばれていた。

成功を収めたベイカーだったが、50年代後半から へロインに溺れてしばしばトラブルに
巻き込まれるようになっていく。
公演先のイタリアでも留置場にぶち込まれたが、ある映画監督が救い出した。彼を主演に
映画を製作する意図があった。

撮影は順調に進んでいたが、ある夜、相手役の女優、エレイン(カーメン・エジョーゴ)と
食事をした帰り、数人の暴漢に襲われた。ヘロインの代金が未納になっていたようだ。
頸椎とあごに重傷を負い、トランペッターの生命ともいうべき前歯も数本折られた…
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映画は、エレインの助けを借りてベイカーが立ち直り、ミュージシャンとして再び脚光を
浴びるところまでを描いています。
1950年前後の日本で音楽と言えば、古いイメージの“流行歌”でした。大人たちは楽しんで
いましたが、若者の多くはアメリカから入ってくる音楽の主流だったジャズに夢中でした。
中学生だった私もほんの少し“かじった”ことがあってベイカーも聞いたことがあります。

ただし、この映画を見るのにジャズの知識があるかどうかはまったく関係ありません。
マイルス・デイビスとディジー・ガレスピーの名前が出たら、それはジャズの巨人だと
思えば十分でしょう。ハハハ。

ホークの演技は絶品です。なり切ってますね。口パクのようには見えないのですが、
ハスキーな声で歌う♪ My Funny Valentine は魅力たっぷりでした。

マダム・フローレンス 80

莫大な財産を受け継いだフローレンス・フォスター・ジェンキンス(メリル・ストリープ)は
音楽愛好家だった。子供のころにホワイトハウスでピアノを披露したこともあり、今は
専門家から歌のレッスンを受けている。音楽への熱意と愛情には疑いの余地はない。

しかし、致命的な問題があった。音程がかなり狂うのだ。
もっと問題なのは本人が気づいていないことだったし、周囲が教えないことだった…
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他人が歌うのを聴くのは大好きです。水曜日のFNS歌謡祭もたっぷり楽しみました。
そんな私もフローレンスと同じように音痴です。
ただし、私の場合、正確には“リズム音痴”の方が問題だし、音程が狂うことにはしっかり
自覚があるので人を辟易させたことはないはずです。

写真は数十年前の暮、フジテレビの奥様向けワイドショー「3時のあなた」で野口五郎の
「私鉄沿線」を歌ったときのものです。「何か歌え」と言われ、好きだったので選びました。

♪改札口で 君のこと いつも待った ものでした
電車の中から 降りて来る 君を探すのが 好きでした
悲しみに 心とざしていたら 花屋の花も かわりました…

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ここまではまずまずでした。しかし…、しかしです。
案の定、「ぼくの街で もう一度だけ…」の「ぼくの」が早くなってしまいました!
そこをとちったらダメじゃん、というところで思い切りとちってしまったのです。
このときを最後に、人前で唄ったことはないはずです。
バンドに助けてもらいました。ビデオが残っていなくてよかったわ。ハハハ。

話がそれました。
フローレンスは幸せな女性だと思います。夫・シンクレア(ヒュー・グラント)をはじめ
周りの“ディフェンス”が完璧でした。SNS全盛の今はこんな風に自分のことを知らないで
過ごすことは不可能です。

“音楽好きでお金持ちのマダム+音痴”という図式を描いた映画は今年2本目ですね。
春に公開された「偉大なるマルグリット」も“まあまあ”面白かったのですが、私の評価は
やはり80点どまりでした。こう書いています。

“そこはかとなく”おかしい映画です。楽しめます。
しかし、正直に言うなら、彼女が歌う時間帯は苦痛でした。


”奇遇“ですね。「マダム・フローレンス」についての感想はまったく同じです。
歌を聴くのは好きですが、あくまである程度の水準に達してないと。ハハハ。
ストリープはもともと音楽的才能のある人だと思いますが、出演に当たってはオペラの
コーチのもとで2カ月間、アリアを“正しく”歌うトレーニングを受け、最後の2週間で
“音程を外す”練習をしたそうです。音痴を演じるのは、音痴にも歌上手にも難しいんだなあ。
ハハハ。

by toruiwa2010 | 2016-12-09 08:41 | 映画が好き | Comments(0)
つるの剛士が「保育園落ちた日本死ね」が
流行語大賞トップ10入りしたことに言及。
「汚い言葉だと思う。とても悲しい気持ちに
なりました」とツイート。分かる。
"勢い"で拡散したが、本質をついていたとは
思わない。
生まれ育った国を指して「死ね」はない。
まして大賞など。

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ある女性のブログに「保育園落ちた日本死ね」と書かれていた。
待機児童の問題に一石を投じた母親の思いに反対するつもりはない。
そして、ブログで使われ、ネットで拡散されていたときも違和感はなかった。
しかし、流行語大賞のトップ10に選ばれたことを知ってこのツイートをした。

自分をコテコテの保守主義者とは思っていない。“中道右派”と自認しており、
ナショナリストでもない。
その立場で “死ね”がどうしても引っかかったのだ。“受賞者”として登壇した
民進党の女性議員の得意げな笑顔もカンに障った。
そして、ツイートの発信者が子育てに熱心で、シャウトする歌に強く惹かれる
つるのだったことに引きずられたかもしれない。

ツイートしてから数時間後、“日本死ね”が流行語大賞になったことを批判する
人たちへの“反論”が出ていることをネットで知った。今度は、書いているのが
古市憲寿と分かって苦笑してしまった。1年ほど前から妙に気に入っている
コメンテーターだからだ。奇遇…ハハハ。

で、彼のツイートだが、詳しく知りたければ @poe1985 で読まれたい。
“言葉は文脈をともなって初めて意味を持つ”と言わんでもいいことに始まり、
“…批判よりも共感が多かったのは「日本死ね」という言葉ではなく、あの
ブログが多くの人に読まれたから“と続く。
さらに、当時、「日本死ねなどけしからん」と言っていたのはおじさん政治家で
いま怒っている人との共通点はちゃんとブログを読んでいないことだと言う。

つまり、ちゃんと読めば、“けしからん”とはならないというわけだ。
そして、“日本死ね”についてはこう解説している。
“人格攻撃でもなく、あくまでも比喩としての「死ね」と、具体的な他者や人格を
貶めるために使う「死ね」は全然違う。他にどうしようもなくそうするしかない
悲痛な叫びとしての「日本死ね」でしょ“
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“死ね”が字義通りの意味でないことはいい大人なら解説抜きでも分かるよね。
しかし、だからこそ違う言葉を探そうよ…と思う。母親の悲痛は理解できる。
ツイートしたり、ブログに書いたりするのは問題がない。少なくとも私は。
しかし、改めて流行語大賞トップ10として取り上げることには違和感がある。

騒ぎの最中はいざ知らず、今この時点でその母親はまだ“日本死ね”と思うのか?
絶望を表すためにインパクトの強い言葉を使うことで共感を得たし広まったから、
目的は十分に達した。しかし、“日本死ね”が強烈すぎて肝心の待機児童問題は
影が薄くなってしまった。

古市の反論が出たあと、つるのは“すいませんでした”とツイートしていた。
いや、違和感があったから呟いただけなんで謝ることはないのにと思ったが、
“ウチの子供が「◯ね」なんて言葉を吐いたらスペシウム光線でブッ飛ばしますし、
親として反省することは間違いないです”と続けてつぶやいていた。

彼の感覚は間違っていないと思う。

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by toruiwa2010 | 2016-12-08 08:20 | 岩佐徹的考察 | Comments(0)
「サイン?しました。2億7000万です」

時代というのか、大谷翔平はあっけらかんと記者の問いに答えた。
“二刀流”として10勝&22ホーマーでチームの優勝に大きく貢献し、MVPにもなった。
今年が2億だったのなら3億突破はおろか、3億5000万でもおかしくないだろう。
そうならなかったのは きっと、“チーム事情”だね。
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昔、ジャイアンツに長嶋茂雄という立教大学出身のスーパースターがいた。1年遅れて
早稲田実業出身の王貞治が入団した。そこから“ON”と並び称される時代が長く続いた。
日本プロ野球の黄金時代と重なる。純粋に数字だけを見れば、王の貢献が長嶋をしのいだ
シーズンの方が多いと思うが、王の年俸が長嶋のそれを抜くことは最後までなかった。
長嶋がうちのNo1というチーム内の序列を守るための読売の大方針だったからだ。

日ハムの内情はよくわからないが、おそらく、中田翔がNo1なのだ。
5年先輩の主砲が2億8000万円である以上、大谷がそれを超えることは“マズイ”のだ。
ありえない!と言っても無駄。チームを円滑に運営していくためには配慮が必要なのさ。

余談だが、昔の選手は額を言わなかった。中で、気持ちの優しい王はこんな言い方をした。
「3で割れて、4でも割れる切りのいい数字」。 前年までの推定額とその年の成績から
メディアが自分たちで計算して伝えた。それほど間違っていなかった…らしい。
また、日本での契約期間は10か月のはずだが、年俸を12で割って毎月 受け取る。
今は振込だがかつては現金だった。1000円札しかなかったころ、ONクラスの給料袋は
横にして机に置くと“立った”という。ハハハ。

わがままって言うか?

天皇陛下の生前退位を否定!?
政府の有識者会議では特例法で
生前退位を認めることを否定する
意見が支配的らしい。
「天皇のわがままで"抜け道"を作る
安易な対処という印象を与える」。
そんな心配を示す意見もあるという。
おかしいだろ!
誰一人、そんなことは思わない!

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単純な話だ。今の天皇陛下が退位を望まれているのは“わがまま”からじゃないんだ。
国民の象徴だから“即位・退位”が天皇陛下の意志だけで決められていいわけはないだろう。
しかし、“終身在位”という考え方は100年以上前のものだ。その当時は考えられないほど
世界が“小さく”なり、寿命が延びている。今の時代に即した考え方があっていいと思う。
天皇陛下が求めているのはそういうことだ。特例法での対処は人間の知恵だ。

皇室典範を論拠にしたり、憲法違反だとまで言って“生前退位”に反対する人は天皇陛下が
人間であることを考えていない。戦後に生まれ、天皇学も十分に学ばれた皇太子殿下が
おられるのだから、ご苦労の多かった天皇陛下にはこの辺でゆっくりしていただこう…
なぜ、そう思えないのか、私には分からん。

ベッキーを“聴く”

「“初めまして”だから緊張するわー」


月曜日のTBSラジオ「たまむすび」のオープニング・トークで、まだ、実際に会うまで
1時間もあるのに赤江珠緒がそう言った。「いやあ、“普通”でいいんじゃないですか」と
カンニング竹山が応じた。この日、ゲストとしてベッキーが来ることになっていたのだ。

もともと、竹山が仕切るコーナーへのゲスト出演で、“あの話”をするためではなかった。
しかし、このタイミングでベッキーが出るのに何も触れないのはどうなのかという迷いも
赤江の中にはあったようだ。そこはベッキーと同じ事務所の先輩・竹山が救った。
あの件は、日本中が登場人物も経緯も知っている。それをほじくり返しても仕方がない。
そこを踏まえて普通に接すればいいのではないか…と。
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結局、赤江があの件に触れたのは一回だけだった。
あれほど好きだった人との仲を引き裂かれた。そこをどう切り抜けたのか?と聞いた。
ベッキーの答えはこうだった。

「心と頭の戦いじゃないけど、頭で考えて、
気持ちを整理しようと決めて、心がそれに
ついていった。 一瞬じゃできなかった」


当時の彼女の心情が伝わる言葉だった。赤江もそうだったが、私も納得した。
番組で話す時間はそんなに多くなかったが、元気だったのでほっとした。
そして、ベッキーのトークの力は健在だった。その“瞬発力”は貴重な財産だと思う。
表舞台に出ればまたとやかく言われるだろうが、いまのままではもったいない。

出演時間の最後で「来年はたくさん仕事をしたい。初心を取り戻したのでゼロから、
マイナスからがんばっていきたい」と話していた。
テレビは彼女を生かす道を考えてほしい。

時代が終わった?

鬼平犯科帳 が始まる。
時代劇は苦手だが、今日は見る。
このシリーズのファイナルだからだ。
今もそうだと思うが、フジテレビで
同期のアナだった男がプロデューサーを
つとめているはずだし。アナウンサー人生は
短かったが、制作者として成功した。
おつかれ、能村庸一!

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フジテレビに入社したとき、異色のドラマ「三匹の侍」が人気を博していた。
のちに大監督になった五社英雄(当時は社員)の演出で丹波哲郎、平幹次郎、長門勇主演…、
ダイナミックでスピード感がある型破りな時代劇だった。

能村はプロデューサーではなく企画者として名前が出ていた。
番組中にあるフォロワーさんから「ナレーターもつとめている」という情報をもらった。
注意深く聞いたが、私が知る彼の声ではなかった。しかし、前編の夜、最後のフレーズを
聞いた瞬間 びっくりした。

「訪れる旅人の足は引きも切らなかったという」の“と言う”がまさに彼の声だったからだ。
エンディングロールには“能村太郎”の名前があった。語りをやるときの“芸名”だそうだ。
前任者が亡くなったあと、ナレーターとして参加していたことを知らなかった。
社員時代から時代劇に力を注いだ同期がいい仕事に巡り合えたことを喜ぶ。

終始、画面が暗く、視聴率が心配だったが、12.3%、10.9%と、最近のフジテレビとしては
健闘したことも喜ばしい。ハハハ。

写真3点

ロンドンのエクアドル大使館の窓から雨空を見上げる猫。
ありがちだけど。
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マシロな雪いただける穏やかな山容…
どんな雪国の山かと思えばハワイの火山、マウナケアだと。
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やめない、やめる、やめた
今年の5月1日に撮られた一枚。
左からキャメロン(やめた),オバマ
(やめる)、メルケル(とどまる)、
オランド(やめる)、レンツィ(やめた)…
あっという間の出来事のような。

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by toruiwa2010 | 2016-12-07 08:06 | 岩佐徹的考察 | Comments(0)
コメント 弱すぎないか?

「薬物を使用したことはいっさい
ありません」というコメントを
信じたい。しかし、じゃあ
この写真はなんなのさ?」と
当然突っ込まれる。それについて
まったく説明しないのでは疑惑は
疑惑として残るなあ。


フライデーが自信満々で載せた写真はまさに“衝撃的”だった。紅茶とケーキを前にして
楽し気に談笑しているものとは受ける印象がまったく違う。添えられた記事が事実だと
思わせる写真だ。ハッキリ言って“いかがわしい”匂いが漂っている。
成宮寛貴は好きな俳優だから記事を信じたくはない。だからこそ、本人や事務所が出した
コメントは歯がゆい。単に否定するだけじゃダメだと思う。
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写真が持っているインパクトの強さに対して「クスリはやってない」は弱すぎる。
映っているのが本人なら1か月前のこのシチュエーションは思い出せるはずだ。
「これは いつ、どこで撮られたものだろう。テーブルの上の白い粉のようなものは○○だ。
手前に写っているのは友人のXXだから、彼に聞いてもらえば分かる」。
そこまで言って初めて疑惑は晴れる。とりあえず。

この手の記事は書かれた者のダメージが大きい。
逆に「ワイドナショー」で松本人志が言っていた通り「下手すれば廃刊もの」だ。
書いた側もそれほどのリスクを背負っている。雑誌にはその覚悟があるということだろう。
“ゲス不倫”で明けた2016年はASKAの“再犯”と成宮の“疑惑”で年の瀬を迎えた。

アラさんが逝った

元巨人のコーチ、荒川博さんが亡くなった。
王貞治の一本足打法を生み出した師匠だった。
野球中継やプロ野球ニュースでコンビを組んだが、
飾り気のない人だった。ご冥福を。

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ヤクルトの監督をしているとき、鹿児島県湯の元のキャンプ地を訪れるとネット裏にある
一段高い監督席に招き入れて1年間で使い切れないほどのおいしいネタを提供してくれた。
サービス精神が旺盛な人だった。

巨人のコーチをやめてフジテレビ専属になったとき、解説という仕事を軽く考えていた
節がある。特に、「プロ野球ニュース」はアナが聞くことに適当に答えればいい、と甘く
見ていたようだ。短い時間に大事なことを話し切らなければいけない難しさに戸惑って
「岩佐クン、こんなに難しいとは思わなかったよ」と言われた。素直な性格の人だった。

キャンプの取材で宮崎に同行すると王さんとの食事の席を作ってくれた。王さんにとって
師匠は“絶対”だった。プロ野球担当のアナにとってこんなにありがたいことはなかった。
二つの意味で“ごっつあん”…。ハハハ。
“礼儀”として正面からの取材はしなかったが、荒川さんと王さんが交わす話の中で多くを
知ることができた。ホテルに戻ると一生懸命にメモをまとめたものだ。
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荒川博と王貞治…その絆の強さには疑いの余地がない。
二人のどちらから聞いたのか忘れてしまったが、師弟関係が揺るぎのないものになり、
王が偉大な打者に成長した最大のカギは出会いのタイミングだったという。
当時21歳の王は野球に打ち込む時期だったし、30歳を過ぎたばかりの荒川にはハードな
練習に付き合う心身のスタミナがあった…。

私がWOWOWに移ってからは会えなくなってしまったのが残念だ。

小川宏さん…

小川宏さんが亡くなっていた!
典型的なNHKのアナウンサーだった。
晩年は不遇だったようだが…


高橋圭三がNHKを離れたのが1961年、野村泰治は1975年だと言う。
木島則夫、小川宏が相次いでフリーになり民放に移ったのは60年代の半ばで、二人とも
新設されたモーニングショーの司会者として引き抜かれた。
今でこそ、ワイドショーの司会を俳優やタレントがやっているが、当時 番組を仕切るのは
アナウンサーの仕事だった。NHKでクイズ番組などの司会をしていた彼らは“任せて安心”な
人材だったのだ。
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「小川宏ショー」は日本教育テレビ(現テレビ朝日)の「木島則夫モーニングショー」の
圧倒的な成功を見てフジテレビが後追いしたものだった。
フリーだった木元教子と私の同期・露木茂がアシスタントをつとめた。数年後になって、
大先輩アナから、「露木か君か…だったけど、君にはスポーツをやってもらおうと思ってね」と
言われたことがある。本当かどうか分からないが、アナウンス部は正しい判断をした。
仮に私だったら、露木ほどはまらなかったと思うし、彼ほどうまくはやれなかったと思う。
謙遜でなく、キャラクター的に無理だったはずだ。

今のワイドショーと違い、当日の朝には台本が出来上がっていて、それに沿って進行した。
貶めるつもりはないが、台本に従って忠実に進めていくことに関してNHKのアナたちは
豊富な経験に支えられて見事な仕事を見せた。
小川さんがゲストから話を引き出すのを見て、「…ということは実際ありましたか?」と
ある程度 話を絞って問いかけることが多いのに気づいた。放送に慣れていないゲストが
多かったため話がまとまらなくなることを防ぎ、視聴者が理解しやすくする効果があった。

「小川宏ショー」が終わり、フジテレビが長年の功績に報いるために用意したのは週末の
30分番組だったと記憶する。小川さんはかなりがっかりしたのではないかと推測する。
うわさに聞いたその後の“不遇”と重なる。気の毒だった。

ともに長い年月 河田町の局舎で働いていたのに、接点がまったくなかったのは残念だ。

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by toruiwa2010 | 2016-12-06 08:46 | 岩佐徹的考察 | Comments(5)
「ちょっと、それは失礼なんじゃないですか?!」

記者が「(バレー会場が有明になれば)“大山鳴動してネズミ一匹”ということに…?」と
言ったとき、質問は終わっていないのに、さえぎって東京都知事・小池百合子が言った。
メディアは予想した通りこれを”気色ばんだ”と形容した。8月の就任以来、定例会見も
議会の所信表明も生中継が当たり前になり、カメラの前で思い通りのパフォーマンスを
見せ続け、非難されたり、答えにくい質問に接したりすることはなかった。この場面も
言い方が気にさわったのは事実だが、本人としては“可愛く”かわしたつもりだったと思う。
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この書き方も意地悪じゃないか。この写真だって恣意的じゃないかと言うかもしれない。
しかし、彼女だって、こんなもっとあからさまなことやってたしなあ。ハハハ。
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痛いところを突かれたのは間違いない。
誰がどう見ても、オリンピックの会場問題は実質0勝3敗に終わった。…終わりつつある。
“クリスマスまで”と言ったから、ヨーロッパの慣習を考慮すれば、遅くても19日までに
発表することになるだろう。「バレーは有明で。ただし、さらなる経費削減を目指す」と。
11月7日のIOC・バッハ会長との公開会見で“ルールは変更しないことが望ましい”と
太い釘を刺されたときにこの結論は見えていたのだ。

本当は先月29日に開かれた4者のトップ級会談の場で決着がつけられたはずなんだ。
聞けば横浜市が東京都に送った文書で難色を示していたことを、小池は知らされておらず、
森は知っていたと言う。もしあのときに森が「私の知りうるかぎり…」と思わせぶりな
言い方でなく、ハッキリと中身を読み上げていれば小池は誤魔化せなかったはずだ。

横浜市の文書は「東京2020大会の成功に向けて、最大限協力してまいります」としつつ、
民有地の利用や周辺環境の整備などはすべて都と組織委でやってくれと丸投げしている。
その上で、結論的な部分で「IF(国際競技団体)、NF(国内競技団体)など競技団体の皆様、
さらにIOC(国際オリンピック委員会)の意向が一致していることが重要と考える」と
言っている。ここが肝心だ。横浜市側は各競技団体やIOCが“有明”を望んでいることを
認識した上でこの文章を書いているのだ。横浜市が言っているのは「ね、うちでやるのは
どう考えたって無理なんですよ。分かりますよね」ということだ。
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小池知事は林横浜市長とは「“ゴルフ友達”なんです」とコケティッシュに笑って見せた。
こっちも笑ってしまった。親密であることをアピールしたつもりかもしれないが、一緒に
ゴルフをすることが自治体の長同士の仲の良さを示すものではないと思うからだ。

大山鳴動鼠一匹…記者だけでなく、多くの都民がそう思っているのではないか。
もちろん、“ブラックボックス”のすべてではないものの東京が抱えるいろいろな問題を
目に見えるようにした功績、いくつかの会場の新設費用をかなり削った功績はあるだろう。
しかし、豊洲への移転が早くても“来年冬”と発表し、オリンピックの3会場問題について
ほぼ結論が見えたところで小池劇場の終わりは見えてきた気がする。

旗揚げのときからこの“小池百合子一座”は注目されてきた。
常に観客の関心を呼ぶ“出し物”をかけた。客を飽きさせない“演出”もうまかった。
特に宣伝もしていないのにメディアがバンバン取り上げてくれるから、小屋には観客が
押し寄せた。なにより“座長”に半端ない華があった。少し首を傾げ、にっこり笑いながら
下から見上げるような視線を送れば観客が沸いた。
…そんなところか。

しかし、圧倒的だった人気に陰りが見え始めた。
小池知事の強みは観客、つまり、都民の圧倒的な支持だったが、就任から4か月を過ぎて
緩やかなカーブを描いて人気が下降線をたどり始めた。
これまで最大の課題だった豊洲市場問題は“食の安全・安心”、3会場問題はアスリート
ファースト”をそれぞれ錦の御旗にして突っ走ってきたが、“移転延期”についてはいささか
強引すぎる印象が残り、3会場はほぼ“完敗”に終わりそうだ。

今のところ、都民の支持はまだ高いようだが、メディアからは少しずつネガティブな話も
出始めている。何かをきっかけに一斉に“キバ”を向いたら必ず反動が出てくる。
少なくとも これまでのように初めから優位に立って思うようにパフォーマンスができる
状況ではなくなるだろう。

“悪代官”というわけではないのだが、もっと慎重にやればよかったのに、勢いにまかせて
調子に乗りすぎた…ように私の目には映る。
「失礼なんじゃないですか」はメディアを敵に回すきっかけになるかもしれない。

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by toruiwa2010 | 2016-12-05 09:15 | 岩佐徹的考察 | Comments(3)

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安藤vs浅田 魅せた!!

3人のスマイルが最高だった~ (2010.12.27 初出 )


浅田真央に笑顔が戻ったことが、2010全日本選手権最大の収穫だったと言っていいのでは

ないでしょうか。グランプリ2大会ではまったくいいところがなく、この試合のショート

プログラムも“こわごわ”跳んでいるように見えましたが、最後のフリーでは彼女らしい

“柔らかさ”、“なめらかさ”、“優雅さ”がすべて戻っていました。

最後のほうのジャンプが一つグレードダウンしたように見えた以外は、ミスらしいものは

ありませんでした。

終わった瞬間、「安藤の出来次第にしても、優勝の確率は90%だ」と思いました。

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その安藤美姫も見事な滑りでした。

このところ、フリーではずっと1位になっている自信がそうさせるのでしょうか、堂々と

不安をまったく感じていないかのようなパフォーマンスが見る者の心をつかみます。

一度書きましたが、彼女が今持っている“自信”はスケートだけではないと思っています。

演技終了後や得点が表示されたあとのモロゾフ・コーチとの“熱い”抱擁は見る者には

“刺激的”(ハハハ)ですが、彼女にとってそういう“存在”は計り知れない力の源だろうと

思うのです。“愛されている自信”…。


あくまで、伝えられる“熱愛説”が事実だとすれば、の話ですが。ハハハ。


3位に入った村上佳菜子も将来性を十分感じさせるパフォーマンスでした。

あの笑顔は万国共通…審査員も人間ですから、引っ張り込まれますよね。

緊張していてもそう感じさせない自然な笑顔は大きな武器だと思います。


私が、村上以上になると期待するのは庄司理紗です。***

14歳とは思えない落ち着き…少なくともそう見える雰囲気をもっています。この年齢では

なかなか身につかない表現力もあります。

大胆なようですが、2年後には村上を抜いて日本のエースになっている可能性があります。

あ、そうすると、村上だけでなく、浅田も安藤も抜くことになるのか。うーん。ハハハ。

しかし、日本の充実ぶりはすごい。


それにしても、フィギュアという競技は観戦の仕方が難しいですね。

点数の付け方が、ごく一般の視聴者には複雑すぎてよく分かりません。審判でさえVTR

見て確認することがあるぐらいですから。

オリンピックのときにも書きましたが、私は、“より美しく見える”演技がいいのだと

思って見ています。ですから、私の“採点”と審判の出す点数が違うことがしばしばです。


実を言うと、安藤が派手なガッツポーズを見せたときにも、浅田を上回るかどうかは

“微妙”だと見ていました。まさか、8点以上の差で逆転するとは思いませんでした。

今朝の新聞を読んで、浅田の冒頭のトリプルアクセル(3回転半)が“やや回転不足”と

判定されていたことを知りました。

放送の中では触れられなかったと記憶します。つまり、専門家でもリアルタイムでは

確認できない“ミス”があるのですから、素人にはどうにもならないのです。ハハハ。


ブログ更新です。

「フィギュア放送を見て~小塚、おめでとう !~」…

昨日のフィギュアの放送を見てつぶやいたことを

中心に放送への注文などをまとめました。

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午後140分のつぶやきです。

日曜日だったからでしょうか、わずか15分でブログへのアクセスが100件を超えました。

夕方までに700件を突破!! ツイッター恐るべし。ハハハ。

おかげで、ブログへのアクセスは昨日一日で1500件以上を記録しました。

これほどすごい勢いでアクセスが増えたのは、ワールドカップ期間中の626日以来です。

このときは「“ないものねだり”ということ~日本戦:つぶやきを交えて~1,2」と題して

タツジンを非難し、デンマーク戦のつぶやきをまとめました。

誰かが掲示板にURLを貼ったらしくて、1日で6000件超の“大記録”をマークしました。

ハハハ。


いかんいかん、今日はフィギュアがらみは書くつもりなかったのに。

放送に関しては、来年の世界選手権まで“封印”です。ハハハ。

午後、映画のレビューを更新する予定です。


***6年前の記事です。

かなりほれ込んでいたことがうかがえる“庄司理紗”が

消えてますね。何があったのか?


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by toruiwa2010 | 2016-12-04 07:53 | 自薦・厳選300? | Comments(2)

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フィギュア放送を見て

~小塚、おめでとう !~ ( 2010.12.26 初出 )

気がつくと、昨日の夜、フォロワーが一時的に1300人を突破しました。

理由はただ一つ、フィギュアを見ながらつぶやいたことが、いい意味でも悪い意味でも

読む人の神経に“信号”を送ったのでしょう。

あくまで“一過性”のもので、すぐに減るだろうと思いますが。ハハハ。


フィギュア全日本:浅田の復活はどうか?

去年もフランスGPでキムヨナに大差で敗れ、

ダメージが大きいと思われたが、全日本では

見事な滑りだった。 彼女の笑顔を見たいのは

だれも同じだ。フジテレビのパフォーマンスも

見どころだ。ハハハ。(放送開始直後)

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安藤美姫もいい、鈴木明子もいい。村上佳菜子にも期待ができる。

しかし、バンクーバー五輪をはじめ、不本意な結果に終わった2010年の最後に浅田真央の

笑顔を見たいと思うファンは圧倒的に多かったはずです。

本人も「ラストチャンスに強い」と言うほどです。去年も最後の全日本で立ち直りました。

フリーが終わるまで安心はできませんが。


フジテレビに関しては、前日の男子の放送が不評でした。競技に使われた時間が全体の

半分程度だったからです。女子をどう放送するかに注目しました。


一流のスポーツは競技・パフォーマンスそのものの中に

ドラマがあるのだから、実況で盛り上げようとか、

演出しようとかするのはやめたほうがいい。

邪魔になるだけだ。いい加減で気づいてくれ。

こういった実況がいいと思う視聴者がいるのだろうか?


実況が始まってすぐに書きました。

スポーツの感動はプレーそのものの中にあるのだから言葉で飾るのはやめよう。あらかじめ

用意した言葉ほど興ざめなものはない。“絶叫”で視聴者の感動を横取りするのはやめて、

“黙る勇気”を持とう。状況が人々の共感や感動を呼ぶとき飾った言葉、作った言葉は無用。

…“晩年”の私の実況についての基本的な考え方でした。


以下は、特に“注釈”を加える必要はないでしょう。


それにしてもフジテレビ。

昨日の男子は視聴率が上がらないから

競技は半分だけ、今日の女子は見た目が

華やかで数字もとれるからと初めから

競技を見せる。…ふむ、分かりやすいな。

ハハハ。


庄司理紗、いいなあ。14歳で、すでに今の

浅田真央の雰囲気を身につけている。

これは、すぐにトップクラスに入ってくるなあ。


酷なようだが、言葉が整理できない解説者は

失格だと思う。それが仕事なんだから。


安藤美姫、大人の演技でSPを終えた。

この時点で優位に立ったといってもいいのでは?

浅田にも頑張らせたいが。


holy nightはいいとして、long time story!!!

塩ちゃん、やめようよ。

別に高島彩のコメントを聞きたいとは思わないが、

彼女のほうがいいボキャブラリーを持っていることが

はっきりわかる。


何度も書いてるんですが、後輩の耳に届きません。w


@yuko 皆同じ事を感じてます RT@toruiwa

見るほうもだが、本人が一番”こわごわ”だったのではないか。

最初のジャンプに入る前のスピードがなくて心配したが、

何とか…。完全復活とは言えない危うさが付きまとう。

これで自信復活?by荒川 は疑問。

さあ、安藤をも上回るか? 


番組間に流れた“スポット”「滑ったあとは“すべらない話”」はうまかった。


一番悪いのはプロデューサーです。彼らの頭の中が変わらないと。

@Dki_ みな思ってますよー。しかし代わりのアナがいない…

演出が嫌なら見に行くしかないですね。

RT @toruiwa: 一流のスポーツは競技・パフォーマンス

そのものの中にドラマが…


最後のツイートを少し説明しておきます。


番組を担当すると、プロデューサーと呼ばれる“人種”は何か特別のことをしなければ

いけないと思うようです。たくさんのプロデューサーを50年近くそばで見てきましたから、

この“考察”は間違っていないと思います。

特に前任者から引き継いだときは、新しいやり方、よりスケール・アップした演出を、と

考えがちです。メイン司会にタレントを起用する、コメンテーターを増やす、より細かく

編集をする…視聴者にとっては別にどうでもいいこと、むしろ“余計な”ことです。

しかし、彼らの感覚ではそれが“must”なんです。

その繰り返しが現在の“ゆがんだ”スポーツ中継につながっていると私は考えます。


掲示板やツイッターでどんなに非難の嵐が吹き荒れていても彼らは“馬耳東風”…

遮眼帯をかけた競走馬のごとくまっしぐらに彼らの“ゴール”を目指すのです。

不幸なのは視聴者です。


いつか、誰かが気付いてほしいと願います。視聴者がスポーツ中継に何を求めているか…

それが分かれば、原点に帰る日も来るだろうと思うのです。

フジテレビのアナウンス部(現在は“室”)もスポーツ部も古巣です。少しでも“聞く耳”を

持ってくれるといいのですが、悲しいことに、“影響力”はまったくありません。ハハハ。


正確ではないでしょうが、“一流のスポーツは…”のつぶやきは25件ほどRT(リツイート)

されています。同じ思いの人が大勢いることを示しています。


信じてほしい

2年半ほど前、小塚をみたとき、「ジャンプの切れがすごい

きっと高橋や織田を抜く」と確信した

妻にそう話した記憶がある

優勝こそ逃がしたが、ようやく出てきた!

自らの“慧眼”に驚く(冗談の分かる人にだけ読んでほしいと願う)


…ちょうど2年前の全日本で2位に入った小塚崇彦を見ながら「Cogito,15」に、

そう書きました。文中の“2年半ほど前”は“2006年のNHK(3)”を指します。

とうとう、高橋、織田をきっちりと抜きました。

フリーの演技は納得できないでしょう。ショート・プログラムの貯金、高橋の体調不良、

織田のもろさ…いろいろプラスになる要素もありましたが、SP,フリーともに1位ですから

胸を張っていいし、ポテンシャルはもっとあると思っています。


フィギュアの細かいところは分かりませんが、“見る目”はあるのです。ハハハ。


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by toruiwa2010 | 2016-12-03 08:23 | 自薦・厳選300? | Comments(0)

胸騒ぎのシチリア 80


圧倒的な人気を誇るロック歌手・マリアン(ティルだ・スウィントン)は、恋人・ポール

(マティアス・スーナールツ)と手術をしたばかりの声帯を癒しながら休暇を楽しんでいた。

イタリアのシチリア島とアフリカ大陸のちょうど中間、地中海の真ん中に浮かぶ小さな島、

パンテッレリア島は忙しいスケジュールを逃れて恋人同士が過ごすには絶好の場所だった。


彼らが借りている家は丘の中腹にあり、食事や買い物でふもとの村に出かけるとき以外は

まともに服も身にまとわないでいられる。その“自由”は上空を飛ぶ飛行機からの電話で

あっさり終わりを告げた。迷惑な声の主はマリアンの“元カレ”でポールもよく知っている

音楽プロデューサー、ハリー(レイフ・ファインズ)だった。


しぶしぶ空港に出迎えた二人の前に姿を見せたハリーはやたらテンションが高かった。

あとからゲートを出てきた若い女(ダコタ・ジョンソン)を娘だと紹介した。


二人の悪い予感は的中する…

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見に行くなら、物語の舞台を頭に入れておくといいかもしれません。

鹿児島の桜島、熱海の初島のように、パンテッレリア島はシチリアの近くにあるとばかり

思っていましたが、こんなところにあるんですね。大金をつぎ込んだリゾート地ではなく

お忍びカップルのプライバシーが保てるのが売りというタイプの観光地のようです。


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金持ちたちは素朴な自然や完全なプライバシーを求めてこの島に来るのでしょう。

酒と食事とセックス…彼らがいささか“乱れた”生活を送る島の沖合の海では中東の難民が

毎日のように命を落としています。描かれてはいませんが、話として伝わります。真意は

分からないものの、制作者には伝えたい気持ちがあったのだと思います。


日本人にはハリーという人物が理解しにくいかもしれません。少なくとも私は、いきなり

彼がマリアンと別れたあとの苦しみについて話すことに強い違和感がありました。

「君の生活ぶりを見てると、とてもそんなことでへこむようには見えないぜ」と言いたい

衝動にかられます。ハハハ。


この映画は最後の30分ほどで思いもかけない展開を見せます。そして、私に言わせれば、

かなりいい加減な終わり方をします。ネタバレになるので書きませんが、イタリア人が

見たらきっと“vaffanculo!”(バッファンクーロ)と言うでしょうね。アメリカの映画人は

イタリアに行ってもしばらくはカラビニエリに近寄らない方がいいかもしれません。ハハハ。


余談ですが、ヌードも披露するスウィントンが撮影した当時、55歳だったとあとで知って、

腰が抜けるほどびっくりしました。その年齢で“脱げる”日本人女優って誰がいるだろう…と

考え込んでしまいました。かろうじて頭に浮かんだのは宮沢りえだけでした

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もう一つ驚いたのは、NYタイムズ、LAタイムズ、ボストン・グローブ、ワシントン・

ポスト、USAトゥデイ、AP、ローリング・ストーン、ヴァラエティといったメディアの

コラムニストたちが好意的な記事を書いていることです。

ときどき参考にしている“くさったトマト”では35人の記者・評論家たちのうち30人が

書いた記事について「この映画を“新鮮”と認めている」と判定しています。


ま、エロティックなシーンやぼかしの入った裸を見たければどうぞ。

ちなみに、初日の2回目、1055分からの回、ピカデリーは30人ぐらいしか入って

いませんでした。


ハンズ・オブ・ラヴ 85


ニュージャージー州オーシャン郡の女性刑事、ローレル(ジュリアン・ムーア)は自分が

同性愛者であることを相棒・デーン(マイケル・シャノン)にも隠していた。オーシャンは

保守的な土地だったし、警察という組織の性格も決して“オープン”ではなかったからだ。

自動車整備工のステーシー(エレン・ペイジ)と出会い、郊外の一軒家で同居が始まった。

しばらくは、それなりに幸せな生活が続いたが、ある日、ローレルにがんが宣告された。


かなり進行した肺がんだった…

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問題はそれだけではありません。余命が短いことを知ったローレルは自分が死んだあと、

ステーシーが遺族年金を受け取れるようにしたいと考えます。“妻”なら問題ないのですが、

当時のニュージャージー州はまだ同性婚を認めていませんでした。

命の期限を切られ、周りの目も厳しい中でローレルはステーシーやデーンの助けを借りて

抗議行動を続けます。


同性愛についてはどんなに努力してもよく理解できません。

現在の私の周囲にはいませんが、若いころに友人がそうだったら、少しずつ疎遠になって

いったでしょう。差別する気持ちはないものの、“不自然”という気持ちは抑えられません。

ただし、この映画の主題は同性愛ではなく、権利を求めて戦う人の強さです。

その部分では十分に訴える力がある映画でした。「胸騒ぎ…」とは逆に“くさったトマト”の

評価はびっくりするほど低かったのですが、私の基準では85点に値すると思います。


ニコラス・ウィントンと669人の子どもたち 85


第二次世界大戦前夜、チェコスロヴァキアはナチスドイツの脅威にさらされていた。

特にユダヤ人は戦争の足音が高まる中で子供たちの命をどう守るかが喫緊の課題だった…

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この映画で初めて知りましたが、チェコで本当にあった物語です。

当時の記録映像やニュース映像と一部再現ドラマで構成された映画の主人公はイギリスの

ビジネスマン、ニコラス・ウィントンです。

自分たちはどうなってもいい、せめて子供の命を助けたい…絶望的な親たちの依頼を受け、

ウィントンは子供たちを自分の母国に送り、そこで希望するイギリス国民と養子縁組する

仕組みを考えて実行に移したのです。


この仕組みによって669人もの子どもたちの命が救われましたが、ウィントンの存在は

長い間、世に知られていませんでした。“救出劇”から50年後の1988年、彼の妻が物置で

ほこりをかぶったスクラップブックを見つけたことで明るみに出ました。そこにすべてが

記されていたからです。


一人の男の行動がきっかけで命を救われた669人の子どもたち、彼らの子や孫…どこまで

“裾野”が広がっていくかを考えると感動します。終わりに近いころ、館内にはたくさんの

すすり泣きが聞こえました。


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by toruiwa2010 | 2016-12-02 08:41 | 映画が好き | Comments(0)