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岩佐徹のOFF-MIKE

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実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

<   2017年 11月 ( 34 )   > この月の画像一覧

横綱・日馬富士が引退した。母国の後輩力士に暴力をふるって

大ケガをさせた責任をとり、横綱として…つまり、相撲界的に

“けじめ”をつけた。あとは警察がどんな処分をするかだ。

貴乃花のかたくなさを考えれば、示談にはしないのだろうから

裁判までいくのだろう?私としては、その場合でも、この先は

罪は罪としつつ、日馬富士の"次の人生"にチャンスを与えて

やってほしいと思う。できれば、親方になる道は残してやりたい。


午後2時過ぎから始まった引退会見。

伊勢ケ浜親方の涙まじりの挨拶に気持ちがこもっていた。

親方と力士の関係はこういうことなんだね。胸を打たれた。

事件は事件として、これはこれで“美しい”と思った。

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状況を考えたら、いい会見だったと思うのだが、日馬富士の

記者とのやり取りに若干の疑問が残った。彼としては単なる

“暴行”とされることが納得できなかったのだろう。二度に渡り、

あくまで礼儀・礼節を教えるための“しつけ”だったかのような

言い方をしてしまった。貴ノ岩に向けた直接的なわびの言葉も

なかったことと合わせ、”謝罪になっていない”“自己弁護だ"

非難されることにならないか?


とにかく、こうして日馬富士は引退した。彼のスピードのある

相撲が好きだった私としては、力士にとって最も重いけじめ、

"引退"を決めた横綱に、今はこれ以上言わなくていい気がする。

「日本を愛しています」にはぐっと来た。


関連して2


会見終盤、“ハプニング”があった。指名されたテレビ朝日の

「報道ステーション」 の富川キャスターがしつこかった。

きっと彼は日馬富士との一問一答をそっくりそのまま自分の

番組で使いたかったのだ。最初の質問がうまく“まとまらず”、

2問目を繰り出した。苛立った親方にさえぎられて、これも

使えないなあとなり、制止を振り切って 3問目を放った。


…まあ、そんなところだろう。“一人一問”と決められていたか

どうかは不明だが、常識的には会見のルールに反してる。

終了後、記者クラブから抗議を受けたかもしれない。

そこまで行かなくても、“勇み足”、”掟破り”、“無法”のそしりは

免れないね。


富川キャスターの気持ちも分からないではない。彼に限らず

電波媒体の記者なら、大きな会見に行ったら爪痕を残したいと

考えるものだ。「STAP細胞はあるんですか、ないんですか」と

質問して小保方晴子さんに「STAP細胞はあります」と言わせた

「とくダネ」のリポーターは生涯の宝物を手にしたんだと思う。

ハハハ。


もう一つ。

朝のテレビで 記者クラブ会友の杉山邦博がこの引退について

「とても残念だし、タイミングが早すぎるのではないか」と

話していた。おいおい。“残念”は分かるとして、“早い”か?

相撲の今後の日程や警察の動きもある中でこのタイミングしか

なかったと思うぜ。


貴ノ岩が休場を余儀なくされるケガを負い、本人が認めた以上、

社会常識として“逃げられない”状況だったのだから、むしろ

私は“遅い”と思っていた。会見で彼自身の口からも早い段階で

”覚悟”していたことが分かる。元NHKアナより、大草原の

国からやってきた力士の方が常識をわきまえていたのだ。


彼はまた、「9月場所、満身創痍で真っ先に休みたいと言っても

おかしくない状態だったにもかかわらず出場した」とも言った。

君は日馬富士じゃないと思うのだが、 なぜ、“満身創痍”とか

“真っ先に「休みたい」と言ってもおかしくない状態”などと

言い切れるのか。


横綱・日馬富士が土俵を去った。

しかし、日本相撲協会はまだまだ多くの問題を抱えたままだ。

今日は理事会が開かれる。貴乃花は口を開くのだろうか?

昨日、私のところに土俵外からの不穏な情報が流れてきたが、

今のところ、“見掛け倒し”だ。…にしても、余震は続くようだ。


by toruiwa2010 | 2017-11-30 08:05 | 大相撲 | Comments(2)

どの時点から“トップ”だったかは議論が分かれるだろうが、

結成から20161231日まで、日本でSMAPという

グループが活躍し、国民的な人気者だった。

グループでも、歌手・俳優としての個人でも、8090%

日本人が彼らを認知していた。その存在は圧倒的だったし、

“解散”をめぐる騒ぎは社会現象になった。

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以上は、日本人が共通して認識する“事実”だと思う。


しかし、一部のテレビは違う認識をしているようだ。

先日 男性ファッション誌GQの年間表彰式が行われたが、

その模様の伝え方があまりに露骨で、認識ぶりが分かる。

この件を知ったのはネットで以下の記事を読んだからだ。


加藤浩次が「なんだよそれ」と激怒?

スッキリがVTRから元SMAPを「排除」


という見出しがついていた。中身を読むと…


木曜日の「スッキリ」でGQの表彰式を取り上げたが、映像の

編集が不自然だったことに腹を立てた司会の加藤が不満げに

「なんだよ、それ」とつぶやいたのが放送に流れた…らしい。

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早速、ビデオを見てみた。


日本テレビ・スッキリ

2分半のコーナーに表彰式の映像が流れたが、編集の仕方は

たしかにおかしかった。

雑誌の最新号は元SMAPの草彅・香取・稲垣を表紙に扱い、

表彰式でも3人が真ん中に立つように演出されていた。

Men of the Year 2017”として9人を表彰するが、あくまで、

SMAP3人がメイン…が雑誌の意図だと受け取れる。

 

しかし、番組内で“声”が流されたのは長谷川博己とロバートの

秋山だけで、映像も9人のロングショットはあるが、3人の

アップは一度もなかった。彼らが選ばれていることを知って

いれば分かるかもしれない…という程度のロングだった。

天の声(山里亮太)と加藤との会話の中で3人の名前が出たが、

聞こえない視聴者がいたかもしれないと思うほど小さかった。


 

そして、その流れで加藤が「…いたんだ。なんだよ、それ」と

”激怒”したと記事には書かれている。しかし、かなり音量を

上げても “そう言っていると思って聞けば言ってるかなあ”と

思うレベルだ。記者は相当いい耳をしているんだね。ハハハ。


それはそれでいい。どっちにしても番組内部の話だから。

気になったので、他局の同じ時間帯の番組をチェックしてみた。


フジテレビ・めざまし(215)

長谷川、斎藤、秋山中心の作りで声も3人のものだけだった。

3人を含む全員のロングショットがあって、ちゃんと見れば

彼らがいることは分かるが、声はいっさいなかったし、名前も

まったく触れられなかった。


TBS・あさチャン(130)

3人の名前が大きく見出しになっているスポーツニッポンの

記事の紹介から入り、3人のアップをカメラがパンする形で

映像が流れたし、コメントも肉声はなかったものの、一人ずつ

映像付きでアナが紹介していた。

この番組では元SMAP3人を中心に編集してあり、残りの

6人の受賞者がその他大勢の扱いだった。

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テレビ朝日・グッドモーニング (150)

長谷川より斎藤をフィーチャーしていたが、3人のショットも

あったし、稲垣のスピーチやフリートークでの香取のジョークも

紹介されていた。時間は短かったが、全体像が分かる編集だった。


なお、「スッキリ」の前の「ZIP(日本テレビ)には9人全員を

パンする中に彼らだと分かる形で3人の映像も入っていた。

なお、「とくダネ」(フジ)、「モーニングショー」(テレビ朝日)

「ビビット」(TBS)はまったく扱わなかったようだ。


…局によって、番組によって、対応が“バラバラ”だと分かる。

ジャニーズ事務所への“遠慮”、“気遣い”、“忖度”のいずれかが

働いていると考えるのが自然だ。逆に言うと、それほど編集に

“不自然”なものがあるということだ。そこまで露骨にやるなら、

むしろ、まったく扱わない方がいいと思うけどね。


by toruiwa2010 | 2017-11-29 08:20 | 番組 | Comments(0)

「岩佐クン、大統領に会うんだから、

今日はネクタイをしめてくれよな」


昭和30年代の終わりだったと思うが、当時 産経新聞社長の

水野成夫さんが編集総長だった私の父親にそう言ったらしい。

なにしろ、“黒シャツ・ノーネクタイ”がオヤジのスタイルで

私の結婚式のときも同じだった。さすがに、アメリカ大統領に

それではまずいだろう…と水野さんは心配だったのだ。

社長に言われて抗しきれず、オヤジは仕方なく秘書に買いに

行ってもらったと笑っていた。


そんなオヤジの背中を見て育ったせいか、私も“フォーマル”が

大の苦手だ。長兄を荼毘に付したときも短パン・ポロシャツ・

スニーカーだった。急いで東京を出たから…は言い逃れだ。

日々の生活でも改まった席に出ることは、きわめて少ないから、

年間、250日ぐらいはスニーカーで過ごしている。

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先日、スニーカーを買った。ここ数年 愛用しているVANS

同じデザインのものを買った。(下左が新品)

靴というのは新しいものを“試着”するとき、脱いで 横に置いた

古い靴のみじめさが目立つんだよなあ。布でもかぶせておいて

くれないかと思うことが多い。ハハハ。


下右のシューズは先日まで履いていた。今後は出かける段階で

“天気があやしい”ときに履くことになる。

3足目()は、最も古いシューズで、朝、ゴミ出しのときに

履いている。ヒモの編み方を工夫して靴ベラの世話にならずに

すんなり履けるようにしてる。“加減”が難しく、ゆるすぎると

階段の途中で脱げたりする。

岩佐家のスニーカーにはそれぞれの役目があるということだ。

ハハハ。


by toruiwa2010 | 2017-11-28 08:15 | インスタグラム風 | Comments(0)

まずは白鵬におめでとうを言いたい。

今場所 好調だった遠藤をまったく問題にせず下した。

40回目の優勝は“あっぱれ!”としか言いようがない。相撲は

強ければいいというものではないのだろうが、この数字には

ただただ“ひれ伏す”しかない。


宝富士戦を除けば、勝った取り組みはいずれも圧倒的な強さを

見せていた。強さの秘密は私などにはわからないが、先場所を

全休したことをしっかり生かしていたと思う。休んでも番付に

影響しない横綱だからこその“特権”だが、それを使って横綱の

権威を守ったことはほめられていい。

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11日目、嘉風に敗れたときの“もの言い”がなかったら、内容を

伴った優勝として喝采を浴びたのに惜しいなあ。

…と、最近は つまらない言動についてついつい“辛口”になる。

横綱に上がるころから10年ほど、文句なしに“力士の手本”だと

考えてほめまくっていたものだけど。ハハハ。


モンゴルからこれまでにいったい何人の力士が来日したのか

定かではないが、風貌が日本人によく似ていて違和感が少なく、

礼儀正しい物腰にも好感を持っていた。中でも白鵬は、先輩・

朝青龍の横綱昇進後の言動に嫌気が差していたところに頭角を

現してきたこともあって、大いに期待した。


初優勝のインタビューで「親方をはじめ、私を日本につれて

きてくれた旭鷲山関、お父さん、お母さん、部屋の皆さんに

ありがとうと言いたいです」と話したとき、驚いた。

親や部屋の関係者への感謝はともかく、モンゴルから相撲界へ

導いてくれた郷土の先輩の名前までは思い付きで出てくるとは

思わない。モンゴルの力士たちからは学ぶべきことがたくさん

ありそうだと思った。


朝青龍がいなくなったあと、一人で相撲を支えてくれたことに

感謝する気持ちもある。“一人横綱”は厳しかったと思う。

栃錦には若乃花がいた。輪島には初代・貴ノ花が、大鵬には

柏戸が、そして貴乃花には曙が…いつの時代も、強い横綱には

好敵手がいたものだ。朝青龍が事件を起こさなければ、相撲は

人気を維持し続けていたのではないだろうか?


白鵬には人間としての魅力もあった。

子どもの人気者は“優等生”ではなく、“いたずらっ子”タイプだ。

白鵬には朝青龍のようなきわだった個性がないから、爆発的な

人気にはならない。しかし、日本人より日本の文化や伝統に

深い関心を持ち、“相撲の心”を理解するための努力を惜しまない

モンゴルの青年に相撲ファンはもう少し敬意を払ってもいいと

本気で思っていた。

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私たちは、報道を通してしか彼を知らない。素顔については

まったくうかがい知れないが、数年前 週刊朝日の表紙を飾った

ときの白鵬のエピソードに感動した。

撮影中「ちょっと恥ずかしいです」とはにかみながらカメラに

向かっていたそうだ。だが、撮影が終わると「今度はみんなで

撮りましょう」と、その場に居た人たち全員との記念撮影を

提案したのだという。土俵を離れたら、常識が通じる普通の

青年なのだと分かった。今もその気持ちを持っていてほしいと

強く願う。“ヒール”のような形で相撲人生を終えてほしくはない。


ここ数年、白鵬の胸中には積もり積もった不満やもどかしさが

渦巻いているのだと見ている。モンゴルの相撲でこれだけの

結果を出せば、”史上最高“の英雄として扱われるのだろうが、

日本大相撲ではそうではない。いつだったか、館内で起きた

“稀勢の里コール”は自分への敬意がないからではないか?

慕っていた大鵬が亡くなったとき、“前例がない”との理由で

協会葬ではなかった。

相撲人気が地に落ちたとき、挽回するため力士の先頭に立って

頑張ったことや横綱になってから8年以上も休場することなく

ふさわしい相撲を取り続けてきたことも協会は当然のように

思っているのではないか?…など、“忖度”すればキリがない。

いらだつ気持ちも分からくはない。


その苛立ちが、2年前の一夜明け会見での審判部批判をはじめ

たびたび物議をかもす言動にどこかでつながっているような

気がしてならない。

張り手とダメ押しについては誰も何も言えないようだ。

モンゴル人独特の“強さの誇示”だという専門家の話も聞いたが、

土俵の中で嫌というほど見せつけているじゃないか…と思うが、

白鵬には違う思いがあるらしい。あれを続けるなら、残念ながら、

私の敬意が100%に戻ることはない。惜しい!ハハハ。


それにしても、最終的に9人が休んだ。途中休場し、戻ってきた

碧山を除いて…。14日目に横綱が平幕と取るのも異常だけど、

42人の幕内力士の二割が休むのもかなり異常だ。伸び盛りの

若手たち、御嶽海、北勝富士、貴景勝、阿武咲(順不同)…には

ケガがないようにと切に祈る。


“暴行”事件は今日から激しく動くのだろうなあ。

連日、すっかりなじみになった顔がテレビ画面を賑わすことに

なるんだね。やれやれ。ハハハ。


by toruiwa2010 | 2017-11-27 08:13 | 大相撲 | Comments(2)
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なじみの店のいつもの席から
素晴らしい秋空を見上げる
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いつもよりドレスアップした生ハム
いつも通り美味
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暗がりだったのに・・・

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ユニクロ製ヤンキース印の
ウルトラライトダウンもデビュー



by toruiwa2010 | 2017-11-26 17:40 | インスタグラム風 | Comments(0)

フジタ・百閒・向田・漱石

~猫を愛した芸術家たち( 2011.07.08初出 )

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飼った事はないのですが、もともとは“犬派”でした。

結婚後アパート暮らしだったころは、もちろん動物を飼うのは

無理ですが、雑誌を見ては 飼うならダックスフント、ビーグル、

シェットランド・シープドッグ、ウエルシュ・コーギーのうち

どれかだと決めていたほどです。


私たち夫婦が初めて猫を飼ったのは、両親の家に2階を建て

増して同居し始めたばかりのちょうど40年前のことです。

その猫は、1971年1月のある雨の日、夜遅くに私が仕事から

帰ると、アラジンのオイル・ヒーターの横にちょこんと座って

迎えてくれました。

「借りてきた猫」と言いますが、首をかしげて見上げる彼の

様子は「どなたですか?」と言わんばかりで、すっかり部屋の

空気になじんでいました。ハハハ。


妻によると、土砂降りの雨の中、長い間 鳴いていたようです。

気になって、2階のトイレの窓からのぞくと、なにかの工事を

している作業員にまとわりつくずぶぬれの彼がいたのです。

かなり迷った末に拾い上げて部屋に入れ、タオルでぬぐうと、

もう何ヶ月もいるかのように落ち着いてしまったそうです。


名前は、私が子どものころに飼っていた猫を思い出して

「チャメ」としました。

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残念なことに短命でしたが、いかにも猫らしい可愛い奴でした。

その日から20033月まで、全部で4匹の猫を飼いました。

どの猫にも語り尽くせないたくさんの思い出があります。


“不気味だ”などと言って忌み嫌う気の毒な人も多いようですが、

この生き物の可愛さが分からない!わけが分かりません。

好きでも嫌いでも自由ですが。ハハハ。

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媚びるようで媚びない 媚びないようで媚びている 

好き・嫌いがはっきりしている 頑固

目いっぱいの愛情を受けるのは当たり前、甘えて見せるは

“慈悲”と心得ている

窓辺で遠くを見つめる顔の気高さを意識している

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腹を見せ、体をよじり、首をかしげて上目づかいで人を見る…

最高の人たらし

呼んでも知らんふりのくせに、新聞を読んでいる、放送用の

資料を整理している…こちらが集中していると割り込んできて

邪魔をする ポージングの数と巧みさはトップモデル並み


・・・魅力を書き始めたらキリがありません。

猫好きなら、どれも覚えがあるはずです。

魅力に取りつかれた人の中には古今東西の芸術家もいました。

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“おまえなしでは生きていけない~猫を愛した芸術家の物語~”を

見ました。放送されたものを録画し、まとめて見たのです。


1回:藤田嗣治

2回:内田百閒

3回:向田邦子

4回:夏目漱石


藤田嗣治編と夏目漱石編はいささか“看板に偽りあり”(ハハハ)

でしたが、ほかの2編は “ドラマ”としてよくできていて面白く

見ることができました。


内田百閒編では猫が大の大人をどこまで“へなへな”にするかが

うまく描かれています。石橋蓮司が百閒の“みっともなさ”を

見事に再現していました。

随筆家として名高い百閒には「ノラや」という作品があります。

庭に来ていたノラ猫を飼うことにしたのですが、あるとき、

いつものように外出したきり戻ってきません。

新聞に懸賞金付きのチラシを入れたりして懸命に探しましたが、

見つかりませんでした。ずっと泣いて暮らしたと記しています。

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食事ものどを通らず、眠れぬ夜が続き…編集者や周りの者には

頑固で“こわい”男として知られていた百閒は、70歳近い明治の

男としては実に情けない内容を恥ずかしげもなく書いています。

ハハハ。

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猫との関係が一番よく描けていたのは向田邦子編でした。

ミムラを向田役に起用したのが大成功だったと思います。

内面からにじみ出る美しさを持つ作家だった向田を自然体で

演じていました。


4夜連続の放送は楽しめました。しかし、どうせやるのなら、

アーネスト・ヘミングウェー編をぜひ作ってほしかったですね。

役者を見つけるのも、キーウエストの彼の家にたくさんいた

猫たちを再現するのも大変でしょうがね。ハハハ。

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村松友視「アブサン物語」、大佛次郎「猫のいる日々」と合わせて

http://bit.ly/jDrLkL に「読みくらべ」があります。

興味があったらどうぞ。


by toruiwa2010 | 2017-11-26 08:16 | アーカイブから | Comments(0)

Coca Cola白缶 回収 !

サプライズは成功したが( 2011.12.16 初出 )

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1991321日の午後、私はオーストリアの首都ウイーンの

シュテファン大聖堂に近いホテル・ザッハのカフェにいました。

ラスベガスでボクシングのタイソン・ラドックを実況したあと、

ロスに出てこの街に飛んできたところです。アイスホッケーの

世界選手権に出場する日本代表チームと合流するためです。

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運ばれてきたケーキを食べた直後にデスマスクをとっていたら、

至福の表情を浮かべていたにちがいありません。

世界に名高いザッハ・トルテの たとえようもなくおいしい味を

本家で味わった瞬間だったのですから。ハハハ。


お土産にしたいと思いましたが、帰国するのは1ヶ月も先の

予定でしたから、その場で用紙をもらって自宅に送りました。

スイーツ好きで缶・箱“フェチ”の妻にはこれ以上のアイテムは

ありません。20年後の今もそれはいろいろと活用されていて、

断・捨・離の対象外です。ハハハ。

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2週間ほど前、ネットをうろついているとき「これは」と

思う記事を見つけました。

コカコーラが期間限定で白を基調にした製品を販売している

というのです。アメリカ国内の話で、日本では売り出す様子も

ないらしいことが分かり、「入手できれば、クリスマスを前に

いい“サプライズ”になるんじゃないか」と考えました。

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頼めるかもしれない人物がいました。

メジャー関連の記事に添える球場内の写真がほしいとき撮影を

頼んでいるアメリカ在住の学生さんで、私が勝手に“当ブログの

西部地区責任者”(ハハハ)に任命している青年です。

…恐る恐る メールを送ると、気持ちよく協力しますよと言って

くれました。謝々。


昨日の午後、待望の荷物が届きました。

シャワーを浴びる用意をしていた妻が受け取り「冷たいけど、

なにかしら?」と、不安げに私の机に置きましたが、「ああ、

頼んであったんだ」ととぼけました。なにしろサプライズに

しようとしているんですから。ハハハ。

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箱を開けると、これ、この通り。

写真は見ていましたが、“白い”コカコーラは新鮮だし、白熊の

イラストも可愛らしく、「いい物が手に入った」と大満足でした。

大急ぎで写真を撮ったあと、冷蔵庫に収納する…20分ほどして

浴室から出てきた妻が冷蔵庫を開けてそれを見つけて大喜び…

まあ、思い描いたほどではありませんでしたが、筋書き通りに

事が運びました。


これで、しばらくは機嫌がいいはずです。

骨折以来 いろいろ面倒をかけています。理容室に行けないので

散髪も頼んでいます。5年、10年後には“老・老介護”を頼む

パートナーですから、たまに喜ばせておくことは大事なんです。

ハハハ。


コカコーラ社はホッキョクグマの保護を訴えるキャンペーンの

一環として、このコーラを毎年、製造・販売しています。

ただし、いつもは、伝統の赤を基調にしたデザインなのに、

今年はなぜか 初めて白にしたのだそうです。

私が食指を動かしたのも「白は珍しいな」と思ったからです。

“コカコーラと言えば赤”という“思いこみ”の裏をついている

ところがお洒落だな…と。きっと、世界中で同じように考えた

人は多いと思います。



ところが…この白缶コーラが思いがけない事態を招くことに

なりました!まず、味が少し違うという苦情が寄せられました。

大した問題ではなかったと思います。

しかし、続いて ダイエットコークの缶に似すぎていて とても

紛らわしいとのクレイムが殺到したときは会社もあわてました。

たとえば糖尿病患者のように甘さを抑えるためにDiet Coke

飲んでいる人が そのつもりで飲んだら“レギュラー”だった…

というのではしゃれになりません。

アメリカ人はこの手のものをスーパーでまとめ買いしますし、

世界に知れわたった“訴訟社会”ですから、ことは深刻です。

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…結局、コカコーラ社は2月末まで販売する予定だった白缶を

回収し、従来の赤色の缶に戻さざるを得ませんでした。ただし、

「クレイムがあったからではなく、プロモーションの新しい

展開だ」としています。この二枚腰。

理由はどうあれ、哀れ、白缶の命は111日の販売開始から

およそ1ヶ月で終わってしまったとさ。缶に罪はないのに。

ハハハ。


白缶とDiet Coke…二つ並べてみると、うーん、

たしかに 似てるっちゃあ似てるなあ。

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by toruiwa2010 | 2017-11-25 08:16 | アーカイブから | Comments(6)

小雪(しょうせつ)も過ぎて、本格的な寒さがそこまで

来ているという感じです。今日は暖かいなあと思えば、

翌日は寒かったりして 11月は着るものに苦労します。

何かを羽織って出かけて、暑く感じるようなら脱いで

手に持てばいいと思いますが、重量のあるものだと

面倒ですよね。

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この時期に重宝するのは去年ユニクロで購入した薄手の

ハーフコートです。妻が着ているのを見て デザインが

気に入り、男物がほしいと思いましたが、残念ながら

女物しか作っていませんでした。


XLなら何とかなるかもしれないと思い、下北沢、渋谷、

吉祥寺、新宿…と都内を探し回りました。見つけたのが

どこだったかを思い出せないほどです。ハハハ。

あきらめかけたときにやっと見つけて、袖を通したとき、

そして、どうしたって、袖が少し短いかなという感じは

あっても、着て着られなくはないと分かったときの喜び!


しばらくの間、着るときに戸惑いました。

“左前”の男物と違って、女物は”右前”なので、ジッパーを

閉めるとき ぎこちなくなるのです。外出して、誰かから

不審な目で見られたことはありません。ない…はずです。

女装とは違いますから気づきにくいし、仮に気づいても

“変な人”とは思わないでしょうけどね。ハハハ。


このコート、ユニクロ製ですが、人によってはPapasのものと

思うかもしれません。妻が“いたずら”しているからです。

見えないでしょうが、着なくなったPapasのシャツのラベルが

貼られているのです。ハハハ。

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実況や食べ物など、“シンプル”なのが好きですが、着るものも

ごちゃごちゃしたデザインは好きじゃありません。かと言って、

コートやブルゾンはまったくの無地だと落ち着きません。

いつのころからか、デザイン的にちょっと“寂しい”バッグや

コートのどこかに妻の手でヘンリー・コットンやマルボロ―の

ラベルが縫い付けられるようになりました。

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先日、購入したユニクロのウルトラライトダウンのベストに

ローラン・ギャロスのラベルが昨日 デビューしました。

ヤンキース・ロゴのジャケットも出番を待っています。

妻の“秘密の箱”には、古い衣類を処分するときに切り取った

色とりどりのラベルが山ほど詰まっていますから、まだまだ

楽しめそうです。“物は増やさない”という我が家のポリシーと

すり合わせが必要ですが。ハハハ。

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念のために書いておきますが、

“登録商標法”的にはこの行為は

いけないのかもしれません。

真似をするときはご注意を。


by toruiwa2010 | 2017-11-24 07:55 | 岩佐徹的考察 | Comments(0)

先に両手をついていた嘉風、遅れて右、左と両の手をついた

白鵬が先に立ち上がる。嘉風は一瞬(1/10秒単位)間をおいて

立ち上がった。しかし、「待った」はしていない。

前に出ながら左手で嘉風の顔を張った白鵬は左上手を探る。

そこまでの動きはスムーズで“いつも通り”に見えた。しかし、

次の瞬間、嘉風は左、右を差してもろ差しになった。そのとき、

白鵬は嘉風の肩の上にあった右手を挙げている。

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嘉風は構わず寄って出て、白鵬を土俵下に落とした。

2列目まで転がった白鵬は 立ち上がると、行司(審判)の方に

向かって右手を挙げた。「呼吸が合わなかった。不成立だ」と

言いたかったのだろう。口が動いていたが、何を言っていたか

分からない。土俵を割ってから戻るまで1分以上かかっていた。

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よく似たシーンを先場所も見た。“主役”は日馬富士だった。

三日目、琴奨菊との一番で 立ち上がり、中に入られたあと

「待っただ」と、相手の身体をタップしたが、成立した。

このときも、行司は式守伊之助だった。どちらのケースでも、

伊之助は不満な表情を見せる横綱に目をやることなく端然と

正面を見据えていた。立ち合いが成立していたことについて

絶対の自信がある態度だった。

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NHK正面の実況はベテラン・藤井康生アナだった。

勝負が決まった瞬間以後のアナウンスを文字に起こしてみる。


寄り切り! 嘉風 勝ちました。

白鵬、立ち合い合わず、少し力が抜けました。

今、白鵬が手を挙げて、これをアピールしていますが、これは

もう成立しています。

白鵬 戻らない。

これはダメです。もう勝負は成立して…ああ、こんなシーンは

見たことがありません。

これは鳴門さん、いくら不服でも、認めなければならないと

思いますが、どうでしょうか?

鳴門:審判が手をあげなかったらね。

藤井:そうですよね。

鳴門:これは自分では物言いはつけられないですね。


その通りですね。いやいや、これ、審判長も行司も しかし、

黙ったままですが、これ、いけません。いや、こんなことは

あってはならないことです。


あ、今、向こう正面の◯◯審判が「戻りなさい」という風に

手をあげました。

ようやく、横綱戻りましたが、1敗です。


ここ数年、藤井アナはかなり思い切った言葉を口にしている。

自信もあるだろうし、マイクの前を離れる日が近いから…という

事情も少し関係しているかもしれない。昨日のアナウンスにも

「これは言わなければいけない」という強い意志が感じられた。

“禿同”の視聴者が多かったはずだ。ハハハ。

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勝ち名乗りが告げられ、呼び出しが柝()をうつ中でも白鵬は

土俵を降りなかった。表面は“激怒”という感じではなかったが、

よほど、腹に据えかねたのだろう。


2015年初場所の優勝から一夜明けた会見を思い出す。

白鵬が13日目の稀勢の里との一番を取り直しとした審判部を

批判した“事件”だ。

当ブログでも取り上げたが、どうしても書きたかったのは

以下の部分だった。


…さらに、白鵬にはいろいろな不満や不信感が

たまっていた。たとえば…

慕っていた大鵬の葬儀が“前例がない”との理由で

協会葬ではなかった。

地に落ちた相撲人気を挽回するため先頭に立って

頑張ってきたことや20077月場所で横綱に

なってから8年近く休場することなくふさわしい

相撲を取り続けてきたことなどへの敬意が少ない

ことなどです。苛立つ気持ちは理解できます。


だから、何を言っても許されるとは思いませんし、

以前から、立派な横綱ではあるけれど、ダメ押しや

胸の汗、賞金を受け取るときの所作などに問題が

あると思っています。

しかし、協会側に問題がないかと言えばそんなことは

ないでしょう。私には取材の機会がないので“空気”しか

分かりませんが、この件で問題だと思うのは“匂い”です。


“事件発生”以来の北の湖理事長や横審、そして審判部の

“物言い”には、横綱を含めた力士たちより自分たちの

方が立場が上だということを示したがっている意図が

露骨です。かつては、ほぼあらゆる競技で“協会(チーム

/オーナー)>選手という力関係でした。

しかし、今は時代が違います。力でねじ伏せようと

考えた時点で“遅れて”います。(後略)


ある元相撲担当記者がこのときのことを“彼の「叫び」のように

聞こえていました”とツイートしていた。 “専門家”とド素人の

違いはあってもおそらく私の感覚と似ているのだろうと思う。


どんなに頑張っても、“ふさわしい”認められ方をしない…

昨日の“行為”はかばいようがないし、反省してほしいと思うが、

孤高の横綱にはさまざまな思いが、私たちの想像をはるかに

超えてたまっているということも分かる。

かつては、白鵬を100%支持した私は、これでまた、ファンや

協会から彼が責められることになるかと思うと、悲しい。


by toruiwa2010 | 2017-11-23 10:05 | 大相撲 | Comments(2)

この記事にあるように、1993年のウインブルドン決勝の

CHOKE”を知っているからか、いつも悲しげに見えた。

ノボトナが死んだ。49歳、がんだった

人の命のはかなさを思う。


ヤナ・ノボトナ 殿堂入り

1998 ウインブルドン女王~(2005.07.10.初出 )

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人柄は地味でしたが、今は珍しいサーブ・アンド・ボレーの

華麗なプレース・タイルで多くのファンがいたチェコの

ヤナ・ノボトナがテニスの殿堂に入ります。


*「CHOKEについて考える」に書いたことと

ダブる部分がありますが、ご了承ください。


去年、彼女は女子35歳以上の部門(ダブルス)に出場するため、

ウインブルドンに戻りました。1998年に念願の優勝を果たした

思い出の舞台…そして、失意のどん底を味わった悪夢の舞台へ。


1990年代、女子のトップ・プロの中で、どうしてもグランド・

スラムがとれない選手として常に名前を挙げられていたのが

ノボトナでした。

現在では、特に女子としては珍しいアグレッシブなプレー・

スタイルの彼女は 人気もありましたが、その一方、ここ一番で

力を出せずに、“choker”(勝負どころで萎縮する選手)という

レッテルを貼られていました。


テニス・ファン、中でもノボトナ・ファンが忘れられないのが、

1993年のウインブルドン決勝(vsグラフ)でした。

ファイナル・セット4-1、しかも、自分のサーブで5-1にする

ポイントまでありながら、そこからの逆転負けでした。

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セレモニーで、ケント公夫人から「大丈夫よ、ヤナ。あなたは

来年必ず戻ってくるわ」と優しい言葉をかけられたノボトナは、

たまらず夫人の肩に顔をうずめて泣きじゃくりました。

「我慢できなかったんです。夫人はお友達だったし…とても

素敵な方でした」


ウインブルドンを主催するオール・イングランド・クラブは、

マスコミに対して、この写真を使わないで欲しいと“圧力”を

かけたこともあったそうですが、この“できごと”は彼女には

一生ついて回ることでしょう。本人も分かっています。


「子供時代からのすばらしいDVDを友人が作ってくれました。

美しい思い出の数々…勝っても負けても、ウインブルドンの

一部であることは特別です」

…ノボトナが今 そう言えるのも、5年後のウインブルドンで

トージャを破って、ようやくグランド・スラム・タイトルを

手に入れたからでしょうね。


彼女のプレー・スタイルは、チェコの先輩、ナブラチロワを

真似たものと思われがちですが、そうではないようです。

「当時のチェコでは、亡命してからの彼女は存在しないのと

同じで、私たちが映像や結果を知ることはありませんでした。

私はシングルスよりダブルスのほうがうまかったし、攻撃的な

プレーをさかんにやっていました。積極的にネットへ出る方が

勝つチャンスがあると思っていました。今、試合を見ていて、

ネットに出る選手がいると思わず『そうよ、それ、それ』って

テレビの前で言ってしまうんです」


代理人から殿堂入りのニュースを聞かされたとき、たまたま、

チェコの家族を訪ねていたのだそうです。

「あのとき、家族と一緒でよかったわ。だって、私にとっては

最高の栄誉ですもの」

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現地時間の今日、アメリカ、ニューポートにある

「テニスの殿堂」でセレモニーが行われジム・

クーリエ、ヤニック・ノアらと並んで殿堂入りの

表彰式が行われる予定です。


by toruiwa2010 | 2017-11-23 08:16 | アーカイブから | Comments(0)