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岩佐徹のOFF-MIKE

toruiwa.exblog.jp

実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

まだ、フジテレビが新宿・河田町にあったころ、
プロ野球ニュースに出演後、解説者(主に豊田康光氏)や
スタッフとフジテレビ下通りにあった居酒屋で反省会を
やったものだ。そう、飲み食いが主たる目的だが。
ハハハ。

私のオーダーはいつも同じだった。
ぶり照り、バタじゃが、そして、焼き銀杏。

昨日、妻が東横デパートで買ってきた。
400グラム買ったそうだが、朝からむいていた。

”やせた”ぎんなんにがっかりすることがあるが、
今回のは"当たり”だった。ふっくらと”豊か”で
僅かに塩を振っただけなのにうまし!
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# by toruiwa2010 | 2017-10-19 08:42 | インスタグラム風 | Comments(0)

10/13 木曜日のドラマ


テレビ朝日の“ドル箱”ドラマ、「ドクターX」が 第1話から

20%に乗せてきた。

筋立てはいつも通りだし、セリフの中に“患者ファースト”、

“忖度(そんたく)”、“ジャイケル・マクソン”など、チープな

単語が放り込まれていて笑うしかない。加えて、女性院長の

失脚のきっかけが写真週刊誌のスクープ撮だったりする。


安っぽさについて 何か言われるのは覚悟しているのだろう。

好きなようにお書き下さい。でも、数字はいただきますから…

一種の“開き直り”だね。なんだかんだ言ったって、なじみの

お膳立てというのは妙な"安心感"があって視聴者はなんとなく

最後まで見てしまうことを見抜いているんだ。

裏を返せば、テレビ朝日がそれほど強気だということか。

ここまで強気になってみたいものだよね。ハハハ。

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私はむしろ、同じ木曜日のフジテレビ「刑事ゆがみ」に期待する。

浅野忠信と神木隆之介の共演が化学変化を生んで、これまでの

刑事ものとは一味違う何かを見せてくれそうな気配がある。

視聴率的に、初回は大差がついたが、「ドクターX」があぐらを

かいていると、そのうち差を詰めるかもしれない。


10/14 長嶋茂雄が引退した日


友人のツイートでこの日が長嶋さんが引退した日だと知った。

43年前のこの日、後楽園の内野席で見ていた。後輩アナと並んで。

中日とのダブルヘッダーの試合と試合の間に長嶋が外野の

フェンス沿いを歩いていた。途中でスタンドの歓声に応えて

両手を挙げたあと、顔を覆って、少しよろけた。

その瞬間、目頭が熱くなった。急いで横を向き、隣りの後輩に

涙を見せないようにした。ハハハ。

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ちなみに、有名なスピーチ「わが巨人軍は永久に不滅です」は

おそらく彼の番記者(報知?)の作文だろう。私が知っている

長嶋さんはあんなことを口にする男じゃない。


10/14  ヒューストン・アストロズ


テレビでメジャーを見るとき、悪いけど 副音声にしている。

日本人アナの実況には納得しないからだ。

14日の朝、田中将大が先発するヒューストン・アストロズvs

ニューヨーク・ヤンキースを見たとき、副音声が始まる前に

NHKのアナの実況が流れてきた。冒頭のアナウンスの中に、

「スタンドがオレンジに染まっている。アストロズのチーム・

カラーだ」という意味の言葉があった。ああ、そうなんだ、と

思った。

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私がこの街を初めて訪れたのは39年前、1978年の春だった。

当時、アストロズはナショナル・リーグ西地区(2地区制)

ユニフォームはホームもアウエーも“レインボー”と呼ばれる

同じものを着用していた。実際は二色のグラデーションだったが。

ハハハ。


本拠地は“新・世界七不思議のひとつ”が売り物のメジャー初の

ドーム球場だった。この年から始まった大リーグ中継に力を

入れていたフジテレビは開幕シリーズを現地から中継した。

シンシナティを皮切りにニューヨーク、ボルチモアを回って

この街に来た。パンチョ伊東さんと実況したが、打球の音が

普通の球場と違って面食らったことを思い出す。

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1978年から2017年 Yes,time flies !



10/15  日米ともにポスト・シーズン


アメリカではプレーオフがたけなわだし、日本では悪天候に

悩まされながらクライマックスシリーズが始まっている。

どろんこのグラウンドでまんがチックなプレーを強いられた

阪神・DeNAの選手たち、それを見せられたファンに同情する。

昨日、試合ができてよかった。雨で中止だったら、規則として

3戦を戦わずに 阪神が次のステージに進むところだった!

どう説明するんだ?

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日程もいつも疑問だらけだね。

広島の優勝が決まったのは918日で、公式戦最後の試合は

101日だった。それ以後、社会人チームを相手に何試合か

やっただけで今日からのファイナルステージを迎える。

んなアホな。

開幕前から最終戦の日程が決まっていて、公式戦が終わった

2日後にはプレーオフが始まるメジャーのようにとは言わない。

もう少しでいいから、テンポよくやってくれ。


10/15  ヤンキースvsドジャース?


リーグ・チャンピオンシップ・シリーズ(LCS)に進出している

顔ぶれを見ると、今年のワールド・シリーズがヤンキースvs

ドジャースという“ドリーム・カード”になる可能性がある。

調べてみると、実現すれば1981年以来らしい。へえっ!


私がメジャーの実況を担当した1978年から81年の4年間で、

この顔合わせが2度あった。78年と81年だ。

当時の日本で人気があったのがこの両チームだったし、私も

好きなチームだったからワクワクしながら実況したものだ。

特に、解説が“浪人”中の長嶋茂雄さんだった81年は贅沢な

シリーズになった。

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試合内容も面白かったし、長嶋さんも解説を楽しんでくれた。

忘れられないのは、ニューヨークでの試合のあと、ホテルに

戻ってからの夜食だった。近くの吉兆が協力してくれた。それも

“長嶋さんあって”のものだ。深夜だから、おにぎりと味噌汁、

簡単なおかずだったが、終始上機嫌の長嶋さんを囲んでの歓談は

宝物のような時間だった。


ドジャースvsカブスの試合を見ていると、イニングの合間に

一階内野席上の通路が何度も映った。思い出につながった。


常設のネット裏の放送席には限りがあるから、球団は1塁側、

3塁側内野席の後ろに仮設の放送席を作ってくれた。ベニヤで

囲っただけの質素なものだが、一応カギはかかるし、球場への

出入りのチェックも厳しいから心配する要素はなかった。

…ないはずだった。

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しかし、試合前日にマイクやモニターテレビなどをセットして

引き上げ、翌日行ってみると、すベての機材がやられていた!

フジテレビだけではない。各国、軒並みだった。

“盗み”はこっそりやるのだと思いこんでいたが、この場合は

ガードマンたちが怪しまないほど“堂々”とやったのだろう。

敵ながらあっぱれだと言うしかなかった。ハハハ。


10/15  アクセスが今年最低


2週連続で週末の“アーカイブから”に“村上春樹を認めない”

シリーズを更新した。最終日の日曜日はアクセスが412だった。

当ブログとしては300を切ったこともあるから驚かないが、

今年に限っては最低だ。飽きられたか、呆れられたか?いや、

ハルキストの怨念か?ハハハ。


10/15  わだかまりなし


夏の甲子園で仙台育英の選手が大阪桐蔭の1塁手の足を故意に

蹴ってけがをさせたとかなり話題になった。蹴ったとされた

選手は決まっていた大学の推薦が流れたという話もある。

この二人、秋の国体で再会したそうだ。若者らしく、そして

球児らしく、どちらにもわだかまりはなかったそうだ。

この夏、"超スローボール"の西嶋亮太君と会って 念願だった

直接の謝罪を果たした私自身の“救われた”気持ちを思い出した。

特に さぞほっとしたに違いない“加害者”少年の胸中を思った。

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# by toruiwa2010 | 2017-10-18 09:02 | メジャー&野球全般 | Comments(2)

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電話の横に2通の封書が立てかけてある。

インフルエンザ予防注射のときの予診票と

衆議院議員選挙の投票用紙が入っている。

予診票の方は私のもの、妻は注射をしない。

一度もやったことがないそうだ。

私は高熱を出したくないが、妻は「かゆく

なりそうだから」と寝ぼけたことを言う。

ハハハ。


このところ、どんなレベルでも投票する。

今回も投票所にはいくが、誰に入れれば

いいのか、迷っている。比例で投票する

“党”は決まっているのだが、掲示板を見て

愕然とした。いやいや、あいつはダメだ。

名前を書く気になれん。

ま、時間があるからじっくり考えよう。

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新聞記者だった父は多忙であることを理由に

一度も投票に行かなかった。見出しをつける、

写真をどこに置くかを考える以外の時間は

酒を飲むのに忙しかったから仕方がないのだ。

ハハハ。


# by toruiwa2010 | 2017-10-17 07:04 | 岩佐徹的考察 | Comments(0)

日本一…とは言わないが、10本の指には入るんじゃないか?

そう思っていた時期がある。“バラエティが好きな爺”という

特別なカテゴリで。ハハハ。


最近は、さすがに見る機会が減っている。80歳近い老人には

正直、ちょっと騒がしすぎるのでね。

しかし、土曜日の「めちゃイケ」は見ないわけにいかなかった。

久しぶりの“岡村オファー”だもの。しかも、ダンスものだもの。

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ジャニーズJr、ミュージカル(劇団四季)EXILE、歌舞伎…

毎回、楽しませてもらったが、47歳でのダンス挑戦と聞いて、

ますます興味をそそられた。能力は疑わなかったが、年齢的に

激しい動きはさぞつらいだろうと思ったのだ。


はじめ、「ダンスはやり切ったから」とその気を見せなかった

岡村が 最後は「やらせてください」と土下座する“お約束”の

展開でオファーへのチャレンジが始まった。

紹介された三浦大知の歌とダンスには圧倒された。Jポップが

ここまで来ているなんて、迂闊なことにまったく知らなかった。

同時に、岡村の小さな体にのしかかる重圧を思った。

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しかし、彼の抜群の運動能力と強い意志がそれをはねのける。

今 始まったことではないが、一生懸命さに胸を打たれる。

視聴者は普通、職場や学校、家事の中でため込んだストレスを

吐き出したいと思ってバラエティを見るのだが、ときに思わず

感動してしまうことがある。笑いと涙は背中合わせだからだ。

岡村を見て知らぬ間に涙ぐんでいる自分に気づくことがある。

小さな体に笑いの要素とペーソスを詰め込んで提示してくる。

前にも書いたが、チャップリンの世界を連想する。


いつも不思議に思う。

歌舞伎にしても、EXILE、四季にしても…オファーする側は

すでにしっかりと地位を確立し、“バラエティ”の要素などは

無用のはずなのになぜ?と。

結局、岡村の能力と真面目な取り組み、もたらす相乗効果…

などを考えるとマイナス要素はゼロだということなのかな。

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出来上がったものを見ればまさにその通りだったね。

観客はもちろん、テレビの視聴者を十分に楽しませてくれた。

ダンスそのものの出来を専門家が見れば、物足りない部分も

あるだろうが、“ショー”としては完成品だった。


番組的には、“本番”に至るまでの練習のプロセス、三浦本人や

バックダンサーたちとのやり取りも、テンポよく編集されて

長さを感じさせなかった。エンタテインメントとして立派に

成立していたと思う。芸人・岡村に拍手を贈りたい。そして、

いつもながら、すべてをコントロールした矢部浩之にも。

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“バラエティ”とはこういうものなんじゃないかと思わせた。

若手をいじめたり、食べ物を粗末に扱ったりすることが多い、

今のバラエティは若者には受けるのかもしれないが、一定の

年齢に達したものには“うんざり”だ。


きっと、いい数字をとるだろうが、それで満足することなく、

これを機に、バラエティを見つめなおしてほしい。

あ、もちろん、年寄りには数年に一度の“オファー”を楽しんで

もらえば十分…と言うなら、これ以上話すことはないけどね。

ハハハ。

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# by toruiwa2010 | 2017-10-16 08:30 | 番組 | Comments(0)

村上春樹落選

~翻訳文学のむつかしさ…~( 2014.10.14 初出 )

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2014/10/09のツイート

ノーベル文学賞はフランス人作家に!! 

ハルキスト、残念。今年こそ、今年こそと

騒ぎすぎじゃないのかなあ。


村上春樹について…正確には「1Q84」を読んだ印象について

書きたいことは書き切ったと思っているので「もう書かない」と

決めていたはずですが、この時期になるとどうしてもなにか

ひとこと 言いたい気持ちを抑えられません。

厄介な性格であることも認めますが、毎年、受賞者発表を

はさむ数日間、テレビや新聞が“大騒ぎ”するからいけないのです。

断固、私は悪くありませんっ!ハハハ。

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メディアが騒ぐのは…テレビ的には“おいしい”からでしょう。

熱狂的なファンがカフェに集まり、発表のタイミングに合わせて

カウントダウンし、ハルキ・ムラカミと告げられなかった瞬間、

揃ってガックリ肩を落とす…など、映像的に面白いのです。

本屋だって、必ず話題になるのは有難いことだと思います。

♪もしかしてだけど…(by どぶろっく)、いや、♪マジな話、

ずっと、受賞しないで今の状態が続くことを願っているかも。

ハハハ。


1Q84」が村上文学のすべてではないでしょうが、悲しいかな、

それしか読んでいません。私には 一体何を言いたいのかが

まったく理解できなかったし、少しも面白くなかったので

文学としては評価しません。

一方、「分かる」と主張し、喝采する人たちがいるのも事実です。

だからこそ、彼の本は発刊されるたびに他を圧倒する勢いで

売れるのでしょう。

多くの人が称賛する比喩についても書きたいことはたくさん

ありますが、たしか、去年も書いたので、自重しておきます。

お望みなら、また、来年にでも。ハハハ。


今日 書きたいのは、文学における翻訳の難しさについてです。

日本人が読む日本語で書かれた村上作品と、外国人たちが読む

それぞれの国の言語に翻訳されたものは別物だと思います。

審査員が受賞者・候補者の作品を何語で読むのか知りませんが、

何語にせよ、他国の言葉に訳されたものがノーベル賞の対象に

なることには以前から疑問を持っています。

たとえば、村上春樹が描きたい世界を 外国人が英語などに

置き換えて表現できるはずがありません。

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日本語では実に多様な言い方がある“色”を考えれば分かります。

緋色、茜色、朱色、丹色(にいろ)、くれない、朱鷺色、べんがら色、

サンゴ色、あずき色赤だけでも何十種類もの言葉があって、

作家がその中からどれかを選んで使うときにはそれぞれの

“思い”があります。歴史的、文化的な背景もあります。

外国人の審査員にそのニュアンスが理解できるとは思いません。


「吾輩は猫である」は決して「I am a cat」じゃないでしょ?

ハハハ。

「木曽路はすべて山の中である」…どんな英語を持ってきても

島崎藤村の“心”が伝わるとは思いません。


文学の価値を判断するとき、物語だけでなくそこに込められた

作家の思想や精神が評価の対象でしょう。そのとき、日本人が

読む原作と外国人が読む翻訳されたものとでは、尺貫法と

ヤード・ポンド法ほどの違いがあると思います。ハハハ。

“翻訳”が原作の単語一つずつを外国の言語に置き換えるだけで

成り立つのなら問題はありませんが、そうではありませんね。


村上は、日本人として生まれ育った人生を基盤にして物語を

つむぐのだと思います。一つ一つの言葉を選びぬき、さらに

哲学や思想を作品に織り込んでいくはずです。外国人である

翻訳者がどんなに頑張っても“村上春樹”にはなれません。

自分が持っている日本語の知識を駆使して置き換える言葉を

選ぶしかありません。しかも、そののとき、そこには翻訳者の

考え方や人生が必ず反映されるはずです。

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たとえば…です。

英語版1Q84」を100ページほど読んだことがあります。

作家志望の天吾に雑誌編集者・小松がこう言う場面があります。

「俺が望んでいるのは、文壇をコケにすることだよ」


読者が日本人なら“文壇”には周辺情報がたくさんついて来ます。

文学の世界で“一定”のグループを指す言葉だし、“ムラ”的な

ニュアンスもあり、ステータスやテリトリーといった意味合いも

含んでいるでしょう。


こう訳されていました。


I’d be doing it to screw the literaryworld.


うーん、どうなんでしょうね。literary worldが日本社会の中で

文壇が占めているポジションを伝えているでしょうか?

じゃあ、どう訳せばいいの?と聞かれても困りますが。ハハハ。


村上自身も十分に納得したとは思いません。

その証拠のように、数行後には同じ言葉を“でくくっています。

原作は文壇のままです。英語版で“literary world”としたのは、

日本では、この言葉が独特のニュアンスを持っていることを

伝えたいからでしょう。

作家が自らの母国語で書いたものと他人が自分の国の言葉に

置き換えたものでは大きな違いが生まれます。両者が生まれ

育った環境や個人のキャリアが違うから当然です。


同じ芸術でも 音楽や絵画・彫刻は作品自体が共通言語ですから

誰もが同じものさしで価値を判断できますが、文学は違います。

翻訳した瞬間に“別物”になるのです。

極論すれば、いつか、村上春樹がノーベル賞を受けることが

あったら、それは翻訳者に贈られるべき性質のものだと思います。

キリっ!ハハハ。


過去の受賞者を見れば、英語圏以外の国籍の作家はたくさん

いますから、言語の違いなどまったく問題にしていないことは

明らかですが、翻訳された作品でその価値が判断されることに

私は納得しません。特に、アジア系の作家たちが公平・正当に

ジャッジされたとは思えません。

つまり、私は川端康成や大江健三郎の受賞にも首をかしげて

いるのです。大胆不敵。ハハハ。


*以下は、昨日の記事と完全に重複するので割愛します。


# by toruiwa2010 | 2017-10-15 06:15 | アーカイブから | Comments(0)

先週に続いて村上春樹ネタ2連発です。

ファンの方、すみませんね。

今日と明日で終わりです。我慢してください。

もっとも、この2本は村上文学を批判する

ものではないけれど。


村上春樹 受賞を逃がす

~思い出すぜ「1Q84」騒動~( 2012.10.12 初出 )

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2012/10/12のツイート


今夜 ノーベル文学賞の発表らしい。

前もって書いておく。村上春樹が受賞したら、

めでたいことだとは思うが、認めない。

1Q84」・・・どこが良かったのか?

突っ込みどころ満載で、ブログでもずいぶん

書かせてもらった。

そもそも、翻訳された文学ってなに?


文字数の関係で言葉足らずになったが、この賞は1作に対して

与えられるのではなく、業績全体が対象であることはちゃんと

承知している。めでたいけど認める気にならないそもそもの

理由が「1Q84」だと言いたかったのだ。

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3年前に出版された当時、村上春樹の「1Q84」を読んだ。

最後まで読みとおしたとき、自分をほめたいと思った。ハハハ。

たしか、それまで彼の著作は1冊も読んでいないと思う。

読んでいれば記憶があるはずだから、“…と思う”は言い方が

変だと突っ込まれそうだが、あいまいなのだ。

きっと、読みかけてやめたのが1冊ぐらいあるのだろうと思う。


1Q84」も、読みとおしたには、若干のがある。

BOOK 3までは読んだのだが、BOOK4は読んでいない。

だって、当初 聞いていたのは3部までという話だったもの。

それに どう頑張っても、妻が買って読み終えたBOOK 4には

手が伸びなかったのさ。満腹感。ハハハ。

1Q84」については、読みながら、そして、読み終えたあと、

数回にわたって書いた。

去年10月に骨折したとき、せっかく訪問した読者を手ぶら

返すのは申し訳ないと、Archiveとして更新した。


中略(注:先週末 更新しているのでカット)

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ノーベル文学賞でいつも疑問に思っているのは“翻訳文学”の

意義・存在だ。

村上作品は世界40数カ国の言葉で発刊されていると聞く。

それは素晴らしいことだ。

論文や記事なら事実関係が大事な要素だから、違う国の言語に

訳されても大きな問題はないかもしれない。

しかし、登場人物の心の中、感情のひだが重要になる文学の場合、

どうなんだろう、と思う。


極論に聞こえるだろうが、日本語で書かれた「ノルウェイの森」と

英語に訳されたそれは“別物”だと思うわけだ。だって、言語には

その国の文化や歴史が深くしみ込んでいるからね。

「分かっとらん。完璧に、忠実に村上の世界を映している」と言う

輩がきっといるだろうね。じゃあ聞くが、そう言い切る根拠は

あるのかね? ないよね。ないと思うよ。

私に言わせれば、翻訳で選ばれた言葉は訳者のものだもの。


山中教授のiPSや物理学賞、化学賞のように言語に関係なく

世界に通用するものはいいとして、文学の優劣を世界規模で

語ることは難しいと思う。

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3年前にも、病状に差はあっても当ブログの読者の中に

ハルキストがいたと記憶する。残っていればさぞ不愉快だろう。

最近 立て続けに、北野武やらイチローやらに噛みついている。

いやな爺さんだね。

スーパースター、頂点に立つ男(女も)、絶対視される者たちを

常に懐疑の目で見るのが岩佐流だから、今更呆れても遅い。

読み始めた以上、我慢してもらわなければ。ハハハ。


英語版「1Q84」を読む

~面白いけど別物だよね~( 2012.11.30 初出 )

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朝日新聞の文化面に「英語で読む村上春樹」というコラムが

載っていた。見出しを見た瞬間にビビビっと来た。

記者は語学力向上のために英語で読み始めたらしい。以前は

村上の“いい読者”ではなかったと前置きし、こう書いていた。


「海辺のカフカ」で15歳の少年が筋トレをして

コルトレーンを聴く描写に鼻白み、追うのを

パタリとやめた。村上特有のしゃれた比喩や

ジョークさえ、「なんだかなあ」と鼻につく。

ところが英語だと、ずっと肺腑にしみる・・・


そのあと、なぜかについて考察している。


記事を読み始める前から「その手があったか」と思っていた。

目からウロコ…だった。

早速、本屋に行き英語版「1Q84」を買った。

BOOK1-31冊に収めているので1300ページ(!)を超える

大作になっていた。一緒に購入したグリシャムの本と比べると

その厚みが分かる。

ほかの作品でもよかったが、妻が日本語版を持っているので

“読み比べ”ができると思ったのだ。

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実際に読んでみると、スーッと頭に入っていく。

一度、日本語で読んでいるせいもあるが、多分、こうだ。


日本で生まれ育った者が 書かれている日本語の文字を目に

したとき、その単語の“辞書的”な意味だけでなく、付随する

さまざまなニュアンスを無意識のうちに加えて理解していく。

その“周辺部分”に含まれる情報量は読み手が育った環境によって

大きく変わる。


情報量が少ない人たちには村上春樹の“持って回った”比喩も

気にならないだろう。

しかし、74年も生きてきた老人はうざいと感じてしまうんだ。

英語で読むと、単語ごとに辞書に出ている意味のうち、文脈に

なじむもの一つをあてはめて読み進むから、“余計な情報”が

邪魔する余地が少ないのだと思う。


たとえば、作家志望の天吾に雑誌の編集者・小松がこう言う

場面がある。「俺が望んでいるのは、文壇をコケにすることだよ」


“文壇”には周辺情報がたくさんついて来る。

文学の世界では一定のグループを指す言葉だし、“ムラ”的な

ニュアンスも感じる。

ステータスやテリトリーといった意味合いも含んでいる。

英訳だとこうなる。


I’d be doing it to screw the literaryworld.


うーん、どうなんだろうね。literary worldで、日本社会の中で

文壇が占めているポジションが伝わるとは思えない。

じゃあ、どう訳せばいいの?と聞かれても困るが。ハハハ。

村上自身も十分に納得したわけではないだろう。

その証拠のように、数行後には同じ言葉を“でくくっている。

日本語版では文壇のままだ。英語版で“literary world”としたのは、

この言葉が日本では独特のニュアンスを持っていることを

伝えたいからに他ならない。

このように、作家が母国語で書いたものと、他人が自分の国の

言葉に置き換えたものでは大きな違いが生まれる。

両者が生まれ育った環境や個人のキャリアが違うから当然だ。

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村上春樹は毎年ノーベル賞の季節になると、「今年こそは…」と

期待が高まるほど、候補の常連だが、そのたびに当ブログは

疑問を呈してきた。

“翻訳文学”というものの意義・存在だ。彼の作品は40数カ国語に

翻訳されているらしいが、ノーベル賞の候補に挙げられるのは

何語かに訳されたものを読んだ結果であって、万が一にも、

“日本語版”ではあるまい。普通に考えれば、“英語版”だろう。


そして、どう考えても、原語と ほかの国の言葉に翻訳された

ものとは別物だ。音楽や絵画は翻訳を必要としない芸術だ。

医学や、化学・科学、物理学、生理学…すべて、絶対の真実が

ものをいう分野もそれだけで世界に通じる。

しかし、文学はそうはいかない。限界がある。

「いや、文学で大事なのは物語だし、全体を支える哲学だから、

こまかい言葉のニュアンスなんて関係ない という外野の声が

聞こえる気がするが、登場人物の思い、感情のひだ、物語の

舞台が持つ歴史や文化を理解できないまま、その文学を完全に

理解することなど不可能ではないか。


極論するなら、日本語で書かれた「1Q84」と英語に訳された

それは別物だ。“文壇”と“literary world”が別物であるように。


まだ、30ページほどしか読んでいないが、困ったことにこれなら

面白いのだ。ハハハ。

もっとも、途中から苦手なカルトっぽい話になっていくことを

知っているから、その部分の手前で読むのをやめる予定だ。


朝日の記事は“ノーベル賞は、むろん遠くないのでしょう”と

結ばれている。くどいようだが、私は正反対の結論だ。

ここは、ハハハでなく、Hahaha


ほら、まったく雰囲気が変わるよね。ハハハ。


# by toruiwa2010 | 2017-10-14 06:58 | アーカイブから | Comments(0)

ナラタージュ 70


深夜のオフィスで電話か鳴っている。

(有村架純)が出ると「ねえ、見た?」と女の声が聞いてきた。

メールで送った子供の写真を見たかと聞いているのだ。

会話は電話の向こうで赤ん坊が泣き始めたため短く終わった。


いつの間にか外は雨になっているようだ。

立ち上がり、窓際まで行って、ブラインドのすき間からそれを

確認した泉は 手にした懐中時計を見つめた…

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泉の思いは高校生の頃に飛びます。

今も忘れられないのです。学校の中で孤立しがちだった彼女を

演劇部に誘ってくれた顧問の葉山先生(松本潤)のことが。

映画は二人の恋を中心に描いていきます。しかし、気持ちは

一直線ですが、内に秘めるタイプの泉と、教師という立場から

“受け身”一方の葉山ですから、なかなか前に進みません。


この“じれったさ”がたまらないのかもしれません。若い人で

いっぱいの客席で二人の心の揺れが理解できる79歳の自分に

気づき、精神はまだ“しなやか”なんだと満足しました。ハハハ。


前半は「85点ぐらいかな」と思いながら見ていました。しかし、

途中から様子が変わっていきます。

葉山には 病気で別居中の妻がいるのを知ったことなどから、

卒業以来疎遠になっていた二人ですが、大学生のとき、突然、

葉山から泉の携帯に電話がかかります。「部員が足りないので

文化祭の公演を手伝ってくれないか?」。

再会を機に、ふたたび互いの気持ちが高まりますが、二人とも

積極的にアプローチしませんから、相変わらず“グダグダ”です。

ハハハ。


その原因は、途中から“参戦”の演劇仲間・小野(坂口健太郎)

含めた3人の立ち位置がはっきりしないからだと思います。

高校生部員の自殺、小野の“豹変”ぶり、物語の結末…すべてが

“いきなり”すぎて、どんどん、評価が下がっていきました。


松本がよかったし、有村はもっとよかったです。この子はいい。

泉が風邪で寝込んだとき、葉山が見舞うシーンがあります。

泉が珍しく感情をぶつけるセリフが“なかなか”でした。


気がないんだったら、どうしてこんなに

優しいことするんですか?


先生、私の気持ち、ずっと知ってましたよね。


私のことどう思ってるんですか?


世間の評価は私ほど悪くないようです。

朝日夕刊で専門家のこんな批評に出会いました。


(行定監督の別の作品にくらべ)今回のダメ恋愛はなんと

豊潤なことか。ロマンチシズムを程良く含んだ観念化の

回路を通すことで、きっと彼の個性は完成するのではないか。

キラキラとドロドロが不意に反転し、観客は年齢を重ねても

消えない人間の不定形で未分化な感情にゴツッとぶち当たる。

心情描写に余白を残し、説明しすぎない抑制も見事。

監督を始め万全の座組みが全力投球した心地よさに満ちている。

ヒットして欲しい。


映画を上回る分かりにくさに面食らいました。ハハハ。


蛇足


泉が葉山を助手席に乗せて雨の中を走るシーンがあります。

最低でも30キロか40キロは出しているはずです。ところが、

車内のカメラがとらえた窓に当たる雨の“様子”が変です。

雨の量、走る車…絶対に、あんなじゃないはずです!きりっ。


ドリーム 90


1961年のアメリカはまだ人種差別がはびこつていた。

人間を乗せたロケットを宇宙に向けて打ち上げようとする

NASAでさえ、それは同じだった。


組織の中枢である技術関係の職場には白人しかいなかつた。

トイレ、水飲み器、コーヒーメーカーなど、いたるところに

差別が見られた…

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この作品は、そんな時代に、国家的事業としての宇宙開発を

陰で支えた黒人女性たちの姿を実話に基づいて描いています。

中でも、幼いころから数学の天才だったキャサリンは配属された

特別研究本部でずば抜けた計算能力を発揮して、さまざまな

宇宙計画の成功に大きく貢献します。コンピュータが本格的に

登場する前ですから彼女の存在はものを言いました。

彼女の能力が あからさまな差別をしながら偉そうに振る舞う

白人たちの鼻をあかすシーンは 見ていて痛快でした。


技術部門でエンジニアを希望しながら、超えなければいけない

壁の高さを知っている女性のセリフが胸に突き刺さります。

「私は黒人ですから、叶わない夢は持ちません(大意)」。


そして、いまも差別があることを世界中が知っています。

若いころからアメリカが好きな私も最近は少々うんざりです。

この国は進んでるようで遅れてるんですかね。


アウトレイジ最終章 60


この映画について何かを書こうという気になれません。

いつものことですが、役者たちは、そろいもそろって、精一杯

むつかしい顔を作り、思い切りドスをきかせ、声を張り上げて

セリフをまき散らすだけ…せっかくいい演技ができる役者を

揃えたのにもったいない話です。終わりに近いところで館内から

笑いが、明らかな失笑が起きていたことを報告しておきます。

ハハハ。


何度も書いていますが、芸人たけしは好きですが、文化人を

“気取る”北野武は嫌いです。“60点”はその先入観のせいだと

言われても否定できません。

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しかし、それにしても、この映画はひどい。ひどいを何十回

書いても足りないぐらいです。

ネット上で案外評判がいいのは熱狂的なファンが書きこんで

いるからだと思うことにしています。


オープニングロールのバックなど 何カットか、北野監督らしい

美しい映像があったことは認めますが、ほかに収穫はありません。

ストレスの発散になる人もいるでしょうが、私はぜんぜん…。

セリフはショボいし、編集もおかしな箇所があったなあ。

北野は、「銃の種類に応じて本物の音をつけてる。薬きょうが

落ちる音も本物だ。こだわってる」と豪語しているようですが、

そこにこだわるなら、聞くに堪えない関西弁を何とかせい!

ハハハ。


で、大友はなぜ死んだのかな?


ナミヤ雑貨店の奇蹟 75


一人で行っていたら、妻が大好きな東野圭吾の原作でなければ、

この日が私の誕生日で、映画のあと外食する予定がなかったら、

間違いなく途中退場していたでしょう。ハハハ。


“いい話”っぽくて好きなカテゴリの物語ですが、古い雑貨店の

郵便ポストを介した手紙のやり取りが、“33年”という 時間の

経過の中で行われていることが初めから分かっているのでは

興覚めです。“虚構”と分かっていると乗れないのです。

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*今日の記事は、昨日、半日かけてほぼ書きあげてありました。

書き足したいことを思い出してファイルを開けると、せっかく

書いた記事の大半がどこかに消えていました。

今朝は早起きして、記憶をたどりながら、しこしこと書きました。

ほとんど、一から書いたようなものです。疲れました。ハハハ。


# by toruiwa2010 | 2017-10-13 08:45 | 映画が好き | Comments(2)

5日の「バイキング」で“放送禁止用語”が飛び出した。

ラスベガスの銃乱射事件を扱ったコーナーで発言を促された

俳優・歌手の小林旭がこう言ったのだ。


…無抵抗の人間だけを狙ってああゆうことをする

やつってのは、馬鹿かキ〇〇〇しかいない。


あまりにも突然だったから、司会の坂上忍以下、出演者一同、

完全に無防備だった。小林のあとも出演者の発言が続いたが、

しばらく、重い空気がスタジオに充満していた。


CMに入り、ふたたびスタジオに戻ったとき、榎並アナが

神妙な面持ちで詫びアナウンスをした。


先ほどの議論の中で 精神障害の方に対する差別を

助長する発言がございました。

お詫びして取り消させていただきます。


ネット上には、局アナに謝らせるのは可哀相、言った本人が

謝るべきだ…という書き込みが相当数あったらしい。

しかし、番組として謝罪するときは局アナがいれば局アナが

担当するのが無難だ。部内での約束事でもあるはずだ。

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本人に謝らせるのは理想だが、文言をどうするかが厄介だし、

うまく行かなかったとき、謝罪のやり直しになったりするから

初めからアナがやる方がいい。

実際にそう呼んでいるかどうかは別にして、これは”保険”だ。

抗議の電話があったときに、「番組内でも謝罪を致しましたが、

大変 申し訳ありませんでした。今後十分に気をつけます」と

対応できるからだ。


私も、何度か経験がある。

奥様向けのワイドショー「3時のあなた」に保険金殺人事件の

有力容疑者・荒木虎美を迎えたとき、途中で荒木が席を立った。

犯人と決めつけた聞き方になっているのに腹を立てたのだ。

司会陣がスタジオの出口で追いつき、「席に戻ってください」、

「約束と違うじゃないか。いやだ」と押し問答になった。

数分が過ぎたとき、ADが寄ってきて私に告げた。「Yさん

(プロデューサー)が『謝っておけ』と言ってる」と。

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出演者の中にフジテレビの社員は私だけだからやるしかない。

不愉快な思いをさせたことを謝ります。申し訳ありません…

という趣旨の謝罪をした。…と思う。


“キ〇〇〇を口にする人は少なくなっていると思っていたが、

絶滅してはいなかった。

人を差別する言葉を放送で使うことはやめようという傾向が

最も強かったのは、私が藤井テレビに入った昭和30年代の

終盤だったような気がする。


特に野球中継などのときは解説者の発言にひやひやしたものだ。

変化球に弱い打者を“カーブメ〇〇と呼んだり、足を引きずる

選手がいると“ビ◯◯”引いてます…現役時代、彼らの世界では

それが普通の言い方だったから抵抗がないのだ。


多くの場合、言った本人に自覚がない。スタッフから事情を

説明されてもなかなか「分かった」とは言わない点もこの種の

問題に共通している。小林もそうだった。

番組の終わり近く、坂上に「今日は楽しかったか」と聞かれて

「いや、あんまり楽しくなかった」と答えた顔も不満げだった。

もう、呼ばれることはないだろうけど。ハハハ。

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ついでに書いておく。


坂上忍が俳優出身だし、司会業の経験は浅いが、バイキングの

仕切り方は“達者”だと感心していた。…一時は。

この数ヶ月を見ていると、そのテクニックについての“過信”、

強引な進行、いささか身勝手な“正義感”が目につくようになり、

いろいろ“あぶなっかしい”。

どこかの時点で“何か”が起きて、降板となっても不思議じゃない。

あくまで、個人の感想だ。ハハハ。
# by toruiwa2010 | 2017-10-12 08:54 | 放送全般 | Comments(0)

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先週の木曜日、花束を抱えて出かけた。

行く先はなじみのイタリアンだ。

その前の日曜日にも行ったからインタバルが短いが、

その日が、吉祥寺に移ってから10周年だと聞いて

“しまった”からだ。特別 義理堅いわけではないが、

せっかくなじみになり、いつも温かく迎えてくれる。

ぜひ長くここで営業してほしいと思うし、10周年は

やはり 特別だから…と思ったのだ。


もうひとつ、「期間限定で、このピザを出します」と

見せられた写真がおいしそうだったのにつられた。

ハハハ。


我が家のオーダーは、店に申し訳ないほど“不動”だ。


新鮮なモッツァレラとトマトのカプレーゼ

これも新鮮で塩加減が絶妙な生ハム

ピザはマルゲリータとクワトロフォルマッジを交互に

(トッピングの多いものは苦手なのさ)

デザートはパンナコッタかティラミスを気分で

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この日のピザは10周年記念の“オリヴェッラ”。

水牛のモッツェレラ、ルッコラ、ミニトマトなどが

トッピングされておいしかった。

会計のとき、ぜひ、レギュラーメニューに加えて

ほしいとスタッフに注文しておいた。

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贈った花は空いているテーブルに飾られた。


# by toruiwa2010 | 2017-10-11 06:48 | 旅に出る食べに行く | Comments(0)

21 民衆の敵 フジ 10/23

篠原涼子、高橋一生、古田新太、前田敦子、千葉雄大


「コード・ブルー」がしっかりと数字をとったあと、“月9

本当に復活したか”という問いに答えることになる。

篠原は転職を繰り返す夫と幼い娘を抱えて パートで家計を

助ける妻を演じるが、職場のルールに納得いかず、逆らって

クビになってしまう。


よくある設定だが、そこからがちょっとなあ。

テレビが伝える市議会議員の汚職事件をきっかけに、彼らの

高額報酬ぶりや市区町村議員の当選確率が高いことを知り、

猪突猛進型の性格もあって市議会議員に立候補する…


人気女優・篠原と現在 絶好調の高橋を組ませたのはいいけど、

この設定で果たしてどんな視聴率をたたき出すか?

当初、16日開始の予定だったが、総選挙と重なるため1回目を

1週間 後ろにずらした。どう出るか?


21 明日の約束 フジ 10/17

井上真央、及川光博、工藤阿須加、新川美憂、白洲迅


物語の主人公は高校でカウンセラーとして働く日向(ひなた:

井上真央)だ。過剰に干渉する母親との関係に苦しんだ経験を

持つ日向は多感な生徒たちのよき相談相手になっているが、

ある日、一人の男子生徒から「ヒナタ先生が好きです」と

告白される。そして、彼はその翌日、謎の死を遂げる…


見ないだろうなあ。ハハハ。


21 監獄のお姫さま TBS 10/17

小泉今日子、満島ひかり、伊勢谷友介、夏帆、菅野美穂


ほかにも坂井真紀、森下愛子…豪華な女優陣が揃った。

罪を犯した5人の女性と刑務官に扮するようだ。立場的には

相容れないはずの彼女たちの間で心が通じ合い、ある男への

リベンジが始まる…そうだ。


“クライムエンターテインメント”と謳っているが、せっかく

揃えた俳優たちを無駄遣いしてないだろうね。

とりあえず、1回は見る。

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21 相棒season16 テレ朝 10/18

水谷豊、反町隆史、石坂浩二、仲間由紀恵、鈴木杏樹


毎回 書いているが、反町のキャラ付けを変えたらどうなの?

なぜ、彼におどけた芝居をさせるのか意図が分からん。普通に

カッコよくやらせると水谷がかすむから?まさかね。


妻が気に入っているから付き合う。


22 奥様は、取り扱い注意 日テレ 10/4

綾瀬はるか、広末涼子、本田翼、西島秀俊


綾瀬が演じる菜美は合コンで出会った夫と高級住宅街に住む

セレブな専業主婦だ。料理も掃除も超苦手だが、正義感が強く、

怒ると狂暴になるという。生い立ちにその理由があるらしい。


…ここまではHPに出ていた話だ。

コミカルな綾瀬はいいかもしれない、見てみようと思っていた。

出来の悪いコメディは苦手だから“短命”かもしれないと思いつつ。

ビンゴ!だった。ハハハ。


ゴールデンのドラマのトップバッターとして先週スタートした。

「私がほしいもの、それは穏やかな生活と温かな家庭」という

菜美(綾瀬)のナレーションで始まった。

しかし、画面に現れた光景はいかにも“怪しげ”だった。

で、話の続きを聞くと、彼女はある国家の情報機関に雇われた

特殊工作員なのだそうな。そこで見るのをやめればよかった。

ハハハ。


脚本のひどさにあきれる。よくこんな設定の企画が通たものだ。

そして、1回目の視聴率が11.4%もあったと知ってビックリ。

11月に入ったあたりで6~7%まで下がっても驚かないなあ。

見るべきドラマが一本、消えてくれて有難いけど。ハハハ。


20 科捜研の女17 テレ朝 10/19

沢口靖子、内藤剛志、若村麻由美


平均点が高いシリーズだから、最初から最後まで見るだろう。

沢口靖子…いつまでもきれいだなあ。52歳なんて信じられん!


21 ドクターX テレ朝 10/12

米倉涼子、永山絢斗、野村周平、草刈正雄、内田有紀


だいぶ 新しいメンバーが入るようだが、このドラマは 設定も

顔ぶれもあまり関係ないね。毎回、いいところは必ず大門が

さらって行くのだから。ハハハ。

それにしても、各局ドラマ班どの、視聴率は稼ぎたいものだね。


ほかに、レギュラーの西田敏行、岸部一徳、遠藤憲一に加え、

陣内孝則、大地真央、田中圭、目もくらむような出演者たち。

ちなみに、草刈は日本の医療界を牛耳る組織の会長らしい。

あの顔でどんな“ワル”を演じるか?

悔しいけど、見るね。


22 刑事ゆがみ フジ 10/12

浅野忠信、神木隆之介、山本美月、稲森いずみ


浅野が扮するのが事件解明のためなら違法捜査もためらわない

“天才偏屈”刑事・弓神適当(『ゆがみ』・ゆきまさ)だという。

それを聞いて、ガクッと来たが、浅野は大好きな俳優なので

とりあえず、何回か見たいと思う。なんて名前だ!ハハハ。

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22 コウノドリ2 TBS  10/13

綾野剛、松岡茉優、星野源、坂口健太郎 吉田羊 大森南朋


前回の放送からちょうど2年、メンバーもほぼそのままだ。 

実は、“産婦人科医で天才ピアニスト”という無理矢理な設定は

あまり気に入っていなかったが、前のシリーズには総括のとき

85点”をつけた。そういうこともあるよね。今回も期待する。

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22 先に生まれただけの僕 日テレ 10/14

櫻井翔、蒼井優、多部未華子、平山浩行、瀬戸康史、木南晴夏


うたい文句はオリジナル社会派エンタテインメントドラマ…

ずいぶん欲張りだよね。ハハハ。

商社マンだった櫻井が会社の命令で校長先生になる…学校を

舞台にしたドラマのようだ。主演の二人を初め、好きな俳優が

揃ったからとりあえずは見てみる。無理そうだけど。


21 陸王 TBS 10/15

役所広司、山崎賢人、竹内涼真、風間俊介、上白石萌音


池井戸潤の作品が再びみたび日曜劇場に帰ってくる。しかも、

日本の俳優でいま最も好きな役所広司の主演だから見ない

理由がないなあ。ハハハ。


100年以上続く老舗の足袋業者の四代目社長が主人公だ。

“先細り”を打開するための新規事業に参入することを決める。

技術を生かしたランニングシューズの開発に乗り出すのだ。

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「半沢直樹」、「ルーズヴェルト・ゲーム」、「下町ロケット」…

この枠が生んだヒット作はみんな好きだし、「空飛ぶタイヤ」、

「アキラとあきら」(WOWOW)や「花咲舞が黙ってない」

(日テレ)など、池井戸潤の物語は“はずれ”が少ないね。


ひとつ気になっているのは、番組の予告として時々放送される

短いビデオの雰囲気が私の予想していたものと違うことだ。

中でも、役所の演じ方が…。


見てのお楽しみだね。ハハハ。


22 今からあなたを脅迫します 日テレ 10/15

ディーン・フジオカ、武井咲、島崎遥香


1回目を録画するが、一度も見ないまま終わりそうだ。


2340 さくらの親子丼 フジ 10/7

真矢ミキ、吉本実憂、本仮屋ユイカ


特別な理由はないが、11時以降に始まるドラマの中で少しだけ

興味があった。録画で見たが、10分足らずでやめた。あまりにも

“雑”で話にならない。


結局、今期のドラマで期待するのは「陸王」、「コウノドリ」、

「刑事ゆがみ」の3本ということになる。

世間の“期待度”とはかなり温度差があるようだね。ハハハ。


余談だが、9月にテレビ東京で放送されたスペシャル・ドラマ

「琥珀」が最高だった。地方を舞台にした浅田次郎の物語だが、

西田敏行、寺尾聡、鈴木京香が見ごたえのある演技で2時間を

飽きさせなかった。


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# by toruiwa2010 | 2017-10-10 08:10 | ドラマ | Comments(0)

見落としているだけかもしれませんが、カズオ・イシグロを

紹介する記事は多いですが、村上春樹が今年もノーベル賞の

選考から漏れたことについて大きく取り上げた記事はあまり

見かけませんね。正直な話、12回も“落選”することそのもが

偉業だと思いますが。いや、ホントに。


1Q84」だけを取り上げれば、この物語を外国人が理解し、

高く評価するとは 私にはとても思えないことをあらためて

書いておきます。


なお、前の2本は2009年7月に書いたもの、今日の記事は

2010年4月に更新したものです。


読んでたまるか“1Q84”

~分かった”フリ”はやめようぜ~( 2010.04.17 初出 )

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「予約したほうがいいかしら?」

「大丈夫ですよ、売れないから。前の2部だって

評判よくなかったし

「私は好きで、ほかの作品も全部読みましたよ」

「そうですか(不満そうに)」

「主人には悪評でしたけどね」

「私と同じだわ(満足そうに)」


数日前、行きつけの本屋の店頭で妻と本屋の奥さんが交わした

会話をおおざっぱに再現するとこんな感じだったようです。

話題の中心はもちろん、村上春樹の「1Q84BOOK3です。

昨日の午前零時に発売開始とかで、中には行列ができた本屋も

あったらしいですね。iPadの売り出しじゃあるまいし。ハハハ。


ここ10数年、ほとんど原書(ミステリー&小説)しか読まない

生活をしていますが、時々は日本語のものも読みます。

1Q84」はその数少ない例外のひとつです。

あまりにも大きな話題になっていたのと、妻が購入したからです。

わざわざ買う気はないけど、そこにあるなら読んでみようか…

それぐらいの関心度でした。


正直、2冊読むのにかかった時間を返してほしいと思いました。

読んでいるうちに、猛烈に腹が立ち、読了後と合わせて2度も

ブログに長文の記事を書きましたから、その時間も。ハハハ。

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村上ファンは若者を中心に大勢いるらしいですね。

しかも、翻訳されて海外でも高評価を得ていますし、ノーベル

文学賞の候補にさえ挙がっているほどですから、その才能は

疑う余地がないのでしょう。


…が、「1Q84」を読んだ限り、私にはその良さが理解できません。

純文学にありがちな“比喩”の多用…、いや“乱用”にあきれます。

はいはい、それこそが村上文学の面白さ・真髄じゃないか、と

言われるのは覚悟しています。あれが好きなら“はまる”でしょう。

私にとって 感心するような比喩はほとんどなかったのですが。

また、純文学なら読んだあとに何かが残るはずなのに、私には

混乱と脱力感しか残りませんでした。


皮肉でなく この本に書かれていることを理解できたと言う人は

“すごい!”と思います。私には、とても無理です。

ただし、文学って、こんなにややこしいものでいいのか?という

疑問が残ります。

そして、“理解できた”人たちが、「“理解できない”とは格好悪くて

言えないから」との思いから、そうおっしゃっているのでは

ないことを祈ります。ハハハ。


BOOK1-2読了後の「駄作としか思えない・・・」の終りの

ほうにそう書いています。

どうか皆さん、正直になってください。分かった“フリ”は

お互いにやめましょうよ。本当は分からないのでしょう?

ハハハ。


もちろん、BOOK3は読みません。

もっと言えば、読んでたまるか!の心境です。

青豆や天吾の運命にも、リトル・ピープルや空気さなぎとは

何かにもまったく興味がありません。ハハハ。

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読んでみようかどうしようかと悩んでいるのでしたら、以下の

2本の記事をどうぞ。少しは参考になるかもしれません。

ただし、世間的に評価の高い人や物を簡単には認めないことが

多い男、つまり、岩佐徹が書いた記事であることをお忘れなく。


例によって、この記事に対するコメントは

今朝早く更新してあります。興味があったらどうぞ。   


# by toruiwa2010 | 2017-10-09 07:30 | アーカイブから | Comments(0)

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「残念でした 村上春樹 3」には

多くのコメントがありました。

私は、書いた通り、とうとう読みませんでした。

コメント欄とツイッターのやりとりの中で提唱した

“読んでたまるか・クラブ”にはトータルで18人の

加入申し込みがありました。一切 活動してませんが。

ハハハ。


ちゃんと読んでいらっしゃるので批評する権利をお持ちの

岩佐さんと違って私なんぞは「最初っから読んでない」のです。

もともと村上春樹の作品に興味がないのです。

いくつか読んだことはあるものの、大した感銘はなかったん

でしょうね。数年後に図書館の棚に常備されるまで待とうと

思っています。今は貸出しの予約が1年以上待ちらしいですから。

活字離れが問題とされている世の中にとっては、いいことでは

ないでしょうか。普段、あまり本を読まない人には、これを

きっかけに他の多くの本を読んでもらいたいですね。


桜の花が長持ちした年は、総じて天候不順だそうです。

東京の遅い雪もその表れの一つなんでしょうか。アイスランドの

火山噴火によるヨーロッパ中の空路大混乱も大変そうですが…

[ はせぴょん ]


村上春樹に関しては、私は一時期親しんだ体験があり、特に

『ダンスダンスダンス』などは良かった記憶を持っています。

最高傑作は『ねじまき鳥クロニクル』だと思っていますが、

1Q84』はそれには遠く及ばないとネットで見たので、

関心はなくなりました。


私もミステリは好きで、最近では『ミレニアム』に嵌りました。

映画はイマイチでしたが、続編も見に行くつもりです。[ 塩野 ]


ブログのほうははせぴょんサンが一番乗りでしたが、

ツイッターには早々と3件、同意の反応がありました。

“クラブ・読むもんか”が結成できそうです。ハハハ。 [ toruiwa2006 ]


塩野さん、こんにちは。

ミレニアムは3冊とも手元にあるのですが、

継続中の本があるので、実際に読むのは、

まだ先の話になりそうです。 [ toruiwa2006 ]


岩佐さん、こんにちは。

ついつい村上春樹には反応してしまう私。

図書館でいつから貸し出しが始まるかチェック中です。

奥さまが一番気に入られた作品が何かとても気になります。


あとお詫びなのですが、ニュースキャスター関連のスレでかなり

感情的なレスを勢いでつけてしまい、反省して削除しました。

岩佐さんからは「なぜ削除したのですか?」と言われそうな

気もしたのですが、私の主義に反していたのでお許し下さいませ。

[ masa ]


masaさん、ちゃんと読んでますって。ハハハ。

気にしなくていいです。

ただし、多少、感情が強めに出ていましたから

削除されてよかったかもしれません。


さらに、ただし・・・です。

書かれた“発言“がどんなものだったのか

とても興味があり、検索してみてわかりました。


彼は、訓練された記者でしたから、自分の発言には

気を配っているはずなので、聞き間違いであってほしいと

思いますが、ネット上に同様の記事がありましたからね。

[ toruiwa2006 ]


私も クラブ・読むもんか に入りたいのですが・・(笑)

へその曲がり具合なら、岩佐さんのヘソくらいまでは届いている

自信があります!失礼しました♪ [ shin555 ]


shin555さん、大歓迎です。


・・・ただねえ、カミサンは会員にはならんのですよ。

ハハハ。 [ toruiwa2006 ]


こんにちは。

ハルキですかー。そうですね・・・ずっと前に「ノルウェーの森」を

立ち読みして、さむざむしい気分になって以来読んでいません。

エッセイは好きで、「村上朝日堂」とか「日出づる国の工場」とか

数冊文庫本を買ったものです。安西水丸の挿絵につられたのも

ありますが。

今回の騒ぎも、何も夜中に売り出し始めなくてもいいと思い、

あきれています。好きならば、図書館貸し出しを待たずに速攻

買ってあげてください。(^o^) [ min*777*p ]


min*777*pさん、こんにちは。


えっと、入会希望ということでいいですか?

ハハハ。 [ toruiwa2006 ]


こんにちは。


昨日の報道によると「1Q84」は累計80万部に達したそうで、

印税がいくらになるのか、つい計算してしまいました……。


比喩多用の文体は、村上氏自身がどんなつもりかわかりませんが、

こけおどしとしか感じません。

ただ、私の周辺でもそうですが、修飾語句で飾りたてた饒舌な

表現や持ってまわった言いまわし、くどくどしくて説明的な

文章が、読者には「うまい」「筆力がある」と受けとられがちで

あることは確かです。

物書きは基本的に書くことが大好きな人種ですので、言葉数を

増やそうとおもえば、いくらでも書けます。しかし、平易で

読みやすくて、一見簡単に書けそうに見える文章の方が、実は

難易度が高いものなんですがね……。 [ レニ ]


レニさん、こんにちは。

あなたの周辺の方の受け止め方が一般的だと思います。


私は専門家ではありませんが、「平易で読みやすい」文章を

心がけています。「言葉数を増やそうと思えば、いくらでも

書ける」ためついつい長くなる傾向があります。ごめんなさい。

ハハハ。 [ toruiwa2006 ]


岩佐さんこんにちは。

愛読書が「御宿かわせみ」の私には全く縁のない作家さんですが、

題名を付けるのは巧いと思います。 [ けん ]


岩佐さん、こんにちは。

岩佐さんの温かいお言葉に感謝します。

そしてこれからもよろしくお願いします! [ masa ]


けんサン、こんにちは。


確かに、タイトルはうまいかもしれませんね。

「なんだろう?」と思わせますから。

その手に乗っちゃダメなんですが。ハハハ。 [ toruiwa2006 ]


岩佐さん、こんばんは。


村上ミステリーより、『刑事コロンボ』の方が

解りやすくていいですね~

夫は毎週録画をして、今更ですがかなりハマッて

見ています。 [ モクレン ]


モクレンさん、こんばんは。


刑事コロンボ…30年近く前に放送されていたころは

必ず見たものですが、今見ると、やはり鮮度がねえ。ハハハ。

ご主人が楽しければ、それでいいのですが。 [ toruiwa2006 ]


村上春樹、高校生の頃にけっこう読んでいた記憶がありますが、

今話題の本は買うのはもちろん読む気にはなれません。

(入会します!)

今好きな作家は宮部さんと辻村深月と、最近お亡くなりになった

北森鴻さんですかね。

北森さんは、シリーズ物が多くてはまってました。


うちの母親も、毎週BSで放送されている「コロンボ」を録画して

あげると、喜んで見てます。何度も見ていても面白いらしいです。

[ pon ]


ponさん、こんばんは。


クラブ・読んでたまるかへようこそ。

数え方が難しいですが、ツイッターと合わせると

たぶん12人目の会員です。ハハハ。 [toruiwa2006 ]


クラブができたんですネ。

愉快なネーミングと、スカッとする今日のタイトル!に、

傑作ボタンを押していきます(^^) [ 老・ましゃこ ]


クラブ読んでたまるか、盛り上がってますなぁ()

blogの一番乗りですが、なんとなく読む気がしないんです

ぐらいですので、私は準会員ということにして頂ければ(苦笑)


作家の書きたいこと、あるいは読ませたい文章と、読者が

読みたいもの、ないしは読んでよかったと思わせる文章が

一致した作品がベストセラーになるとは限らないという

ことかもしれません。だからこそ、私のような活字中毒患者は、

面白い本を探して果てしない旅を繰り広げるわけですが。

[ はせぴょん ]


老・ましゃこサン、おはようございます。


入会審査も規約もないクラブです。

ついでに、活動もありません。

読まないんですから。ハハハ。 [ toruiwa2006 ]


以前の2本の記事もあわせて読ませていただきました。

ワタシは昔からのファンで、小説はすべて読んでいるものなので、

気持ちよくはありませんが、でも、むしろ安心しました。

あくまでもメインストリームではなくアンダーグラウンドに

一部の固定ファンがこっそり楽しむタイプの娯楽だと思う

からです。やめられないけど、公言するのは憚られる、悪い

癖みたいなものなんです。

ワイドショーに取り上げられ、「ハルキスト」などと名乗って

バーで酒を飲みながら本作を読んでみせ、インタビューに

答えている人を見かけると、はっきり言って気持ち悪い。

自分はそうならないようにしようと思わざるをえません。

[ ts_*rk ]


メインストリームではなくアンダーグラウンドに

一部の固定ファンがこっそり楽しむタイプの娯楽だと

思うからです。やめられないけど、公言するのは憚られる、

悪い癖みたいなものなんです。・・・


ものすごく意外です。

そんな風に考えている春樹ファンは

あなただけではないですか?

ツイッターを見ると、みなさん、

「われこそが村上文学の理解者」と

思っているみたいですが。 [ toruiwa2006 ]


どうなんでしょう?よく言うあれじゃないでしょうか。

見えているのは氷山の一角に過ぎないってやつです。

むしろ見えたがる部分ばかりが水面に出てきて、

見られたくない部分は潜っているのかも知れませんよ。

ワタシもツイッターとかmixiのコミュニティとか見ると、

「あれ?」って違和感があります。

S…2って名でツイートしてます。 [ts_*rk ]


ts_*rk さん、分かりました。


でも、つくづく意外です。

そんな読者に支えられている作家が

ノーベル賞候補になるのですから。


うーん、だとしたら、あまりからかうような

書き方をしたら悪いかもしれないなあ、と

少し心配になってきました。遅いですが。

ハハハ。 [ toruiwa2006 ]


彼のエッセイとかドキュメントは読まないのと、

図書館とか文庫本とかで読むので、経済的には

あまり支えになってないかと思います(笑)

ノーベル賞候補っていうのもワタシにはよくわかりません。

でも、大江健三郎もわからないので、そんなものなんでしょうか。

純文学というくくりに入っているのもイマイチ納得いって

ません(笑)

煙草みたいなもので、吸わない人に無理にすすめようとは

思いません。


からかうような書き方をすると悪い…なんてことはないと

思いますよ。

読まない人、読んで嫌いな人、嫌いなので読まない人、いろいろ

いて当たり前ですし、そうでない風な風潮が気味悪く感じて

いましたので、安心しているところです。

長々とおじゃましました。 [ ts_*rk ]


以下は、2011年10月にこの記事を再録したときに

皆さんから寄せられたコメントです。



おはようございます。

本当にコメントが少ないですねえ。

タイムリーで、毒があって興味深い内容だと思うのですが。

ただ、村上ファンの皆様はコメントするのが難しい記事では

ありますね(笑)。

純文学というジャンルは分かるようで分からないのですが、

コメント3に投稿されていた

<アンダーグラウンドに一部の固定ファンがこっそり楽しむ

タイプの娯楽>というのは的を射ている表現だと思いました。

はっきりと2層に分かれてファンが存在し、表立って騒ぎ立てる

層だけを取り上げ、それがブームになっているためにどことなく

違和感を覚えてしまうのではないでしょうか。[しょう]



しょうサン、こんにちは。


読み返してみると我ながらよく書けているのですが・・・

自分で言うしかありません。ハハハ。


ただ、“違和感”を覚えたのは間違ってなかったと

自信が持てます。ハハハ。[toruiwa2010]



私、クラブ・読むもんか!の会員ですし、当然読んでいませんし

ノーベル賞候補になっていたなんで知りませんでしたし、

興味ないですし・・・


と、コメントさせていただきます(^_^;) 失礼しました()

[shin555]

ただし面白かったこのエントリーをまとめて再読できたので

3日間、楽しい連休の朝になりました



shin555さん、こんにちは。

会員らしいコメント、結構でした。ハハハ。[toruiwa2010]



私の相方は外国人で、先ごろ、英語版のノルウェイの森を

読んだみたいですが、"So-so”というという言葉が返ってきました。

好みの問題、翻訳レベルの問題ですかね…。[ヤップンヤン]



ヤップンヤンさん、こんにちは。

最初の記事で指摘した“妙ちきりん”な

文章の中には日本語としても通じないものがあります。

訳者が外国人ならもっと理解不能でしょう。

まして、それをほかの国の言葉に置き換えるなんて・・・

それはまるで 番地のない見知らぬ街で初めて訪ねる

親戚を探し当てるような途方もない作業だった・・・と

ハルキなら書くかも。ハハハ。[toruiwa2010]



岩佐さん、こんにちは。

「1Q84」なんだかなつかしいです~もちろん私はBOOK3

読みましたよ。ちょっと帳尻合わせっぽかったですけど。

もしかしてノーベル賞が取れなくて村上春樹もがっかりしてる

ような報道のされ方してませんか?

ご本人は賞を取るために小説を書いてる訳じゃないから賞に

関心はないけど、賞金がついてくるからもらえるものは

もらうって発言を以前してましたがどうなんでしょうね。

ノーベル賞って確か賞金の額、大きいですよね(^^;;;[masa]




masaさん、こんばんは。


賞金は確か1億円ぐらいだったですよね。

1Q84」でナンボ稼いでんねん、と

突っ込んでる人が多いことでしょう。ハハハ。


ま、金のため・・・っていうのは、字義どおりではなく

なにか意味があるんでしょうけど。[toruiwa2010]



岩佐さん、こんばんは。

コメントが少ないのは連休でお天気が良かったからでは

ないでしょうか。


「ノルウェイの森」を読んだとき、ああもうこの人の作品は

たぶん読まないだろうなと思いました。

なぜかを真剣に考えたことはなかったですが今回のブログを

読んで明確になりました。

私には(も?)文章がなかなか入ってこず読むのに疲れて

しまったからです。ですので「IQ84」も読んでいません。

今回その点を指摘されていて、同じような方はいらっしゃる

のだなと思いました。


あとは好みの問題なので私はオリジナル作品を「読まない」を

選択しますが、ドキュメンダリーの「アンダーグラウンド」や

翻訳ものを目にすると("読むではなくて文字を追うと

意味です)あまり感じません。これもなぜだろうと思って

いましたが、たぶん同じ理由だろうと思います。

フィクションの時は想いを込められるのでしょうね。[らすかる]



岩佐さん、こんばんは。


連休中出掛けておりまとめてこの数日分を読ませていただき

ましたが大変面白かったです。

僕は短編集の地底に居るかえるくんが世界を救うようなのを

読んで???マークが浮かんで以降、皆さんと一緒で読むもんか

クラブの会員です(笑)まったく理解ができませんでした。

比喩の乱用・・・なるほど納得です。流行り物に弱い日本人

(の一部)はこれからも読み続けるのでしょうね。

[赤ぽん]



らすかるサン、こんばんは。


連休を考慮に入れても・・・

ブロガーは欲張りなので。ハハハ。


純文学でも読みやすいものも

あるんですけどね。[toruiwa2010]



赤ぽんサン、こんばんは。


はやりもの・・・というより、

一種の“ファッション”になっているようなのが

気になるのです。[toruiwa2010]



岩佐さんこんばんは。

単純な疑問なのですが、村上春樹をここまで持ち上げたのは

一体いつ、どこで、誰が、なんでしょう?いつのまにか…

ですよね。きちんと読んだ事はないので何ともいえませんが、

村上春樹っていいよね。って言う人に会うと、一時ボジョレー

ヌーボー解禁に群がってた妙な人々の光景に似てる気がします。

[chibita]



chibitaさん、おはようございます。


ブームの仕掛け人は必ずいます。

今なら広告代理店などがからんでいるでしょう。

村上本の場合は、発売まで秘密主義をとるなど、

出版社が売るための画策をしてますよね。

BOOK3の発売はたしか、真夜中でしたね。

商魂…ハハハ。著者に責任はありませんが、

あざといですね。[toruiwa2010]


高校生頃、当時ベストセラーと評判だったノルウェイの森を

読み、読了後直ぐに燃やしました ムラカミはファッション

であって文学ではない私もそう思います。[hiroyuki229]



hiroyuki229さん、こんにちは。

ハルキ=ファッション説は成立する・・・ということで。

ハハハ。[toruiwa2010]


はじめてコメントさせてもらいます。


「比喩の乱用」的を得た表現ですね。そこにファッション性が

あるなら一つのブランドとしてよろしいのではないでしょうか。

学生の頃を思いだし、大人になった今読んでみましたが、

相変わらずの村上ワールドでした。ただ、若い人達が興味持って

文学のあれこれを日常会話に盛り込むきっかけとなるなら

村上ワールドもまたよしではないでしょうか。

私は物書きではないので、誰のどんな文章を読んでも、いつも

活字の魅力に満足して本を閉じます。マスメディアの背景まで

読み取りだすと、ジャーナリズムが絡んできますので、ただ、

純粋に書物としてとらえれば、面白いストーリーだったと

思います。デジタルは肯定から、アナログは否定から入ると

言われておりますが、賛否両論含め、良し悪しを自分で

判断しながは文字と向き合える楽しみで見れば、楽しめる

作品だと感じました。


それも踏まえて作中では「ただ、目の前の事を受け入れなくては

いけないのだ」と念をおすように何度も言われていたのかも

しれませんね。長くなりコメントスペースを汚してしまいましたが、

他の記事も楽しみにブログ閲覧させてきただきます。[ゼンマイ]



ゼンマイサン、おはようございます。


古いエントリーをよんでいただいて・・・


この本がほとんど初めて読む村上春樹の小説だったので

あなたが言うファッション性に面喰いました。

そして、自己満足しか感じ取れない比喩オンパレードを

分かったように言うハルキストに違和感がありました。


まあ、自分に文学を語る素地がないことは自覚してますが。

ハハハ。[toruiwa2010]



岩佐さん、とても早いお返事ありがとうございます。


ハルキスト・・・良くも悪くも巷で耳にすることが増えました。

出版社の方達が、意図して作った皮肉なのかもしれませんね。


過度な擁護は時に怖さを感じます。村上春樹さんはそれを望んで

自分の世界を執筆しているかもしれませんが。

私も大きな事を言えるほどの才は持ち合わせていませんが、

このような場で、沢山の意見の一つとして埋もれることは純粋に

楽しませてもらってます。(あまりハルキスト寄りには行きたく

ありませんが)


話はそれますが、自分はあまりネット媒体からの情報は得ません。

リーズナブル過ぎて、一過性よりも素早く意識から去ってしまう

からです。ただ、岩佐さんのブログはとても熟読させてくれます。


発信する方の熱意と思いに引き込まれます。


是非今後も楽しみに拝見させていただきたいと思います。[ゼンマイ]

ゼンマイさん、こんにちは。


熟読・・・ありがとうございます。

どれだけ思いを込めても伝わらないことが多くて。

ハハハ。[toruiwa2010]



ついこの前、国公立大の試験が終わり、何か本が読みたかったので、

とりあえず1q84を読んでみようと思い、手に取りました。

(村上作品は初めてです)

受験で活字に触れていなかったせいか、村上氏の比喩の乱用による

丁寧な描写がとても新鮮で美しく感じました。読み終わった後味も

じわじわと温かいもので、個人的にはこの作品をとても気に入り

ました。しかし、このサイトに来て経験豊かな方が読むとそんな

風に見えるのかと衝撃を受けました。実際僕は内容はほとんど

理解できていないと言ってもいいぐらいなのでしょうが、それでも、

読んでよかったとは思いました。

まだまだ読書の仕方も知らず、大した批評もできませんが、

ちゃんと本を読めるようになりたいと思いました。

またちょこちょこおじゃましに来ると思います。

ありがとうございました。[おまめ]



おまめサン、こんにちは。


比喩の乱用が新鮮…

入口で私と違う反応だったんですね。

村上作品に抵抗なく入れたのは

めでたいのかもしれません。

妻は愛読者ですが、私はダメでした。

そういう作家なんだと思ってます。[toruiwa2010]


# by toruiwa2010 | 2017-10-09 06:05 | アーカイブから | Comments(0)

村上春樹「1Q84」のBOOK1~2を読むのにどれほどの時間が

かかったのか、今になると思いだせません。途方もない時間

だったような気もしますし、あっという間だったような気も…。


どちらにしても、“充実した いい時間”を過ごしたという

記憶はありません。ハハハ。


駄作としか思えない( 2009.07.31 初出 )

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苛立つ自分をなだめながら、なんとか、村上春樹著「1Q84」を

読み終えました。

本を読んで、これほどストレスがたまったのは初めてです。

読了後の感想を率直に書くなら、“これは駄作だろう”以外の

言葉が思い浮かびません。

私自身が5件 書き込みましたが、それをのぞいても8件の

コメントがありました。

最近では、“カレー騒動”に次ぐ“珍事”です。ハハハ。

その内容を分析すると、正面から私のエントリーに“不快感”を

示したものはほとんどなくて、村上ファンだと認めたうえで、

私の感想にもおおらかな反応を見せた方が数人…、なにより、

感情的な反論がなかったことを嬉しく思います。

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「説明しなくてはそれがわからんというのは、つまり、

どれだけ説明してもわからんということだ」


物語の中では、認知症が少しずつ進行している天吾の父親が

語った言葉ですが、それは、どう考えても、作者が言いたい

ことでもあるのでしょう。

決して、重箱の隅をつつくつもりはありません。

しかし、無償で、読みたい人だけが読めばいい、ささやかな

ブログを書いている私などと違って、BOOK 1-2で合わせて

3780円も払わなければ読めない本を書く世界的な大作家なら

こんなに読者を混乱させる文章は書かないでほしいと思います。

それとも、“説明責任”なんて言葉も辞書から削除しますか?

載ってないけど。ハハハ。


読んでいるときから「なぜ、こんなことを書いたのだろう?」

という疑問が頭から離れなかった描写があります。ともに、

BOOK 1です。


ぱっとしない左右でいびつな乳房と、手入れの悪い

サッカー場を思わせる○毛。(204P


乳房は大きさが足りないし、おまけに左右非対称だ。

○毛は行進する歩兵部隊に踏みつけられた

草むらみたいな生え方をしている。(326P


特別の意味があって、この部分を選んだわけではありません。

当ブログの訪問者は皆さん、“オトナ”だと思っていますから、

これぐらいの“下ねた”は大丈夫なはずです。

品位を保つために、1文字 “伏せて”おきましたがが(ハハハ)、

これはダメでしょう。

これだけ長い小説であれば“無駄な”文章も、あって不思議では

ありません。しかし、この二つの描写で、村上春樹は青豆に

ついて何を言いたかったのか?その意図がさっぱり分からず、

単なる“言葉遊び”としか、思えません。


初めて読む村上春樹作品が“これ”だったのがわが身の“不運”

なのかもしれません。

過去の作品もすべてこの調子なんでしょうか? まさかね。

内外を問わずきわめて高い評価を受けている作家ですから、

そんなはずはないでしょう。

ただ、私が、果てしない“混乱”の中でこの本を読んだことは

まぎれもない事実です。

途中から、「これはSFなのか?」と思い始めました。

「それならそうと、初めから言ってくれよ。映画でも小説でも、

SFものは敬遠することにしているんだから。

“絶不調”だった5番・新井の前の4番・金本みたいに。ハハハ。


青豆が、見落とすはずがない大きな事件についての情報の“洩れ”を

自覚するあたりから「怪しいな」と思い始めました。

さらに、この物語が進行している年、1984年を“1Q84

呼ぶことに決め、やがて、空に浮かんだ“二つの月”に気づき、

それが、彼女の一時的な“錯覚”や“思いこみ”で終わらないと

分かった時点で、読み続けることが苦痛になってきました。


この作家は“錯乱”しているのではないか?

言いたいことは何なのか?

あちらの世界、こちらの世界とは何か?

空気さなぎとは、リトル・ピープルとは何を象徴してるのか?

また、それらを登場させることで作者はどんなメッセージを

伝えようとしているのか?

…ナゾは、何一つ解けることなく、ナゾのまま残りました。

今更 解きたいとも思いません。ハハハ。


BOOK 2の中盤で青豆と教祖が“11”になるところまでは、

その先の展開にいくらかの期待がありました。

しかし、見事に裏切られ、残ったのは時間がもったいなかった

という思いと疲労感です。


圧倒的な高評価で新人賞を取ったとされる「空気さなぎ」が

一部 登場しますが、それほどのものとも思えません。

BOOK 2396ページに


『空気さなぎ』は幻想的な物語のかたちをとって

いるものの、基本的には読みやすい小説だった。


…とあります。きっと、作者は、「1Q84」もそうだと言いたい

のでしょうが、私には、どちらも“ちんぷんかんぷん”です。

ハハハ。


そもそも、小学校4年生(10)のある放課後に、少女が少年の

手を握っただけなのに、20年後になっても、その二人が互いを

想い続けるなんてことがあるのだろうか?

それがまさに 1Q84年の、あっちだかこっちだかの世界だから

こそ見られる現象なのか?

脳細胞をフルに動員しても、この本に書かれていることを

理解するのは不可能でした。


そういえば、何かの受賞のスピーチが話題になっていたなあと

ウイキペディアをのぞいてみたところ、精神科医&批評家の

斉藤環氏の書いたこととしてこんな記述がありました。


隠喩能力を、異なった二つのイメージ間の

ジャンプ力と考えるなら、彼ほど遠くまで

ジャンプする日本の作家は存在しない。


…なるほど。えーと、これはほめているんですよね。

「たしかに」、「これはうまいなあ」と思うものもありますから、

評価があるのも当然です。

隠喩や比喩については、前のエントリーで散々書きましたから、

これ以上は書きません。

しかし、これほど“乱発”しちゃあダメじゃないかなあ?

ここというときに“放って”こそ、値打ちがあるというものです。

WBCのイチローのように。ハハハ。

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指摘されるまでもなく、これが“書評”になっていないことは

本人が一番よく分かっています。

“ありてい”に言えば、単なる感想? いけませんか? 

新聞や週刊誌では、専門家の書評を見かけないので、ネットで

検索して、いくつかを読みましたが、読まなきゃよかったと

思いました。本編を読む以上に混乱してしまったからです。

もっと恐ろしいのは“上・巻”ではなく、“BOOK 1” “BOOK 2”

なっている以上、“BOOK 3”“BOOK4”が出てもおかしくない

とする説があることです!!

「これ以上、いじめんといてくれ」…ハハハ。


若いころから、絵画、音楽、文学…どんな分野であっても、

「分からない奴は分からなくていい」というタイプの芸術は

認めないことにしています。“ミロのヴィーナス”は美しいし、

素直に感動しますが、“ゲルニカ”などは何度見てもそのよさが

理解できません。専門家の解説を聞いても、です。

芸術作品の評価を決めるものさしの中に“見て、聴いて、読んで、

万人が理解できる”を入れるべきではないでしょうか?


そういえば、政治体制を「壁」、人間を「卵」にたとえた村上の

エルサレム賞のスピーチですが、「どんなに壁が正しく、どんなに

卵が間違っていても、私は卵の側に立つ」…

私の胸には響きません。どちらかといえば“うすっぺら”、“空虚”

という印象です。

ムツさん(「秩父山中 花のあとさき」NHKドキュメンタリー)

言葉のほうがはるかに訴える力を持っています。

それは“頭でつむがれた”のではなく、“ハート”から出てきた

言葉だからです。

“大作家”と“山里のおばあさん”だと、前者の言葉に感心して

しまいますがちですが。


皮肉でなく、この本に書かれていることを理解できたと言う人は

“すごい!”と思います。私には、とても無理です。

ただし、文学って、こんなにややこしいものでいいのか?という

疑問が残ります。そして、くれぐれも、“理解できた”人たちが、

「“理解できない”とは格好悪くて言えないから」との思いから、

そうおっしゃっているのではないことを祈ります。ハハハ。


1冊読んだだけで、大作家を切り捨てたのでは後悔するかも

しれないと思い、初期の作品、「ノルウェイの森」を購入しました。

私より先に読んだ妻は「似たようなもの」と言っていたのに、

さらに、「ねじまき鳥クロニクル」と「海辺のカフカ」を買って

きました!

この期に及んで「はまりそうだわ」と言い出していますが、

「お好きなように」と言っておきました。ハハハ。

「ノルウエイの森」を含め、私が読む可能性は低そうです。

5日前に4冊の新作がAmazonから届いたからです。


マイケル・コネリーの「The Brass Verdict

ネルソン・デミルの「The Gate House

マイケル・コネリーの「The Scarecrow

ケン・フォレットの「World without End

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好きな作家ばかりで、わくわくします。12月にかけてさらに

4冊、届く予定です。頭が痛くなるような、わけの分からん

小説を読んでいる“ヒマ”はないのです。ハハハ。

先日の朝日新聞(be)に「村上春樹の作品を読んだことが

ありますか?」との設問があり、「ある」が45%、「ない」が55%、

「ある」人に「好きですか?」と尋ねると、その回答は「はい」が

51%、「いいえ」が49%だったそうです。

「はい」と答えた人たちにその「魅力」を聞くと、回答の

上位ふたつは次のとおりでした。

「隠喩多用の文章」22

「幻想的な物語」22


…そのふたつが気に入らない私には、読む資格がないようです。

口惜しくもないし、困ることもありませんが。ハハハ。


今朝早く、この記事に対するコメントを更新しています。⇓


# by toruiwa2010 | 2017-10-08 07:30 | アーカイブから | Comments(0)

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貴重な情報ありがとうございました。

私も、その作品、購入しようかどうか迷っていたのですが、

やはり、そうでしたか。[ mimo ]


おはようございます。

昔は「風の歌を訊け」「1973年のピンボール」「羊を巡る冒険」と、

後から青春三部作といわれた作品がとても新鮮で好きでした。

以降は、ノルウエイの森も途中で放棄。この辺から『「はい」と

答えた人たちの「魅力」』的な小説になっていき・・・、

岩佐さん同様、私も、もう読む機会もないでしょう。[ ]


村上春樹作品は謎だらけの中でいろいろな想像をすることを

楽しんでいます。理解できない中で空想するのがお気に入りです。

多様な感想があるのは当たり前で、それぞれお気に入りの本を

読めば良いと思います。 [ ぞうやん]


""さんとほぼ同じです。

でも本屋さんで平積みされているのを見るたびどうしようか

考えていましたが・・・やっぱやめます。

もしかして、英語やフランス語に翻訳されると新たな魅力が

生まれるのかもなんてあるんでしょうか。 [ yy ]


こんにちは

村上春樹、「羊を巡る冒険」は好きでした。内容も記憶に残って

います。高校生の時に「ノルウエイの森」でギブアップ。

その後、全く手が遠のいてしまいました。


優れた芸術作品ってナンなんでしょうね。

映画や文学を見ていて世界的に評価されてこれは素晴らしいと

いわれたものが私には理解できないものがあります。

よく分からないというと「だから凡人は…」って言われたり。


そーかなあ、世の中には凡人のほうが多い気もするけど。

さりげなく分かりやすく、面白いほうが親切だと思うんだけど。

そういった素晴らしい芸術作品(1Q84以外のものも含めて)

分かったフリは自分らしくないので、やっぱり「理解できない」と

言い続けるんでしょうね。ま、いろいろな感覚の人がいるから、

生活してて楽しいんだし。 [ orangepanya_yuko ]


作家という人達は、年齢を経るに従い、自分独自の世界を

構築するようになります。読者不在の文法を用いるようになり、

やがて本人と担当編集者しか理解できない文章を書くように…

その段階に至ると、世間は、その人を芸術家と呼び、作品を

離れて名声だけが一人歩きをはじめます。

そうなると、書いている本人、孤独でしょうね。[ mimo ]


あまりに否定派が多いのでフォローを。

「ノルウエイの森」が流行った時、わたしも読みましたが

なぜそんなにベストセラーになったのかわかりませんでした。

そして結婚して夫の本棚にあるのを見つけ読み直してみたら

なかなかよい作品だなぁ…と全く異なった感想を持ちました。

その時の精神状態によって村上春樹は訴えかけてくる時と

来ない時があります。

ちなみに、わたしは図書館で借りて読んでから気に入ったら

買う派です。[ masa ]


フリージャズを聴かされているような苦痛を感じて以来、

避けて通っています。 [ けん ]


昔からHP・ブログを拝見してますが、岩佐さん、変わりましたね。

[ TK]


結局は、ある人にとっての傑作は、他人にとっては駄作になり

うるってことですね~


1点気になったのですが、所詮は芸術ってすべて「分からない

奴は分からなくていい」ものではないでしょうか。

岩佐さんは“ミロのヴィーナス”は美しいけど“ゲルニカ”は

理解できないとおっしゃいますが、それとまったく逆の感性を

持つ人もいっぱいいますよね。(たとえば先入観のない子供は、

古典美術よりピカソ後期の作品に興味を持つと聞いたことが

あります。)

となると、「万人が理解できる」かどうかを、誰のものさしで

判断すればよいのでしょう…やっぱり芸術って伝わる人に

伝わればよいのではないでしょうか?


それにしても、“IQ84”の報道ぶりはちょっと異常ですね。

マスコミに流されず、自分で好みの作品を見出すところに

読書の面白さがあるのになぁって思います。 [ きゅう ]


きゅうサン、こんにちは。

このブログ全体がそうですが、ものさし…の部分は

私はこう思う、ということを書いたまでです。

異論があるのは当然です。

そして、おっしゃる意味はよーく分かります。


私が口をさしはさまないうちに、コメントが

10件に達しました。

良くも悪くも、“ハルキ”には皆さん、関心が

あるということでしょうか。ハハハ。[ toruiwa2006 ]


岩佐さん、こんばんは。

久しぶりに書き込みします。


「村上春樹」論ですか…。

作品の世界観が作者自身の感性にものすごく依拠しているのが

強烈に感じられ、その感性に読者側が歩み寄らなければなかなか

理解することが難しい、作者の世界観に乗っかることのできる

人以外を排除してしまう傾向にある(本人にその意図はなく、

読者側だけの問題かもしれませんが)作家の1人だと思います。


むしろ、登場人物が抱く青春期のどこかしら屈折した心情など、

理解できない部分もまったくないわけではないんですけども。


「ノルウエイ」「ねじまき鳥」「カフカ」…。

このうち「カフカ」は未読なので何とも言えませんが、

物語の世界が比較的つかみやすい、という点で言うなら、

あえて以上のどれでもなく、「世界の終りとハードボイルド・

ワンダーランド」をお勧めします。


とりとめなく、長々と失礼いたしました。 [ a73*su*4shi ]


a73*su*4shiさん、こんばんは。


…という、書き込みがあったと

妻に伝えておきます。ハハハ。


私は、二度とあの疲労感と時間を無駄にした気分を

味わいたくないので、読むことはありません。[ toruiwa2006 ]


私は村上作品は最新作を除きすべて読みました。

それも繰り返し。周りの人に聞くと大好きと嫌いか分からないに

はっきり分かれます。奥様の場合は、「ねじまき鳥クロニクル」を

読まれた後に、はまりそうだとおっしゃったなら、村上に

親和性がある方だと思います。

ユング派の故河合隼雄氏が、これは、夫婦のことを扱った

すごい本ですね、と二人の対談本の中で言ってました。

[ chacha ]


以下は、201110月に同じ記事を再録したときに

寄せられたコメントです。1件と私のレスですがw


岩佐なんこんばんは。


村上春樹は…読んだ事がないんです。本屋で手にとっても、

図書館で借りてみてもまったくページが進まないんですよ。

頭にも入ってこないし何というか、メンドクサイ言い回し

だなぁって思ってしまって。

村上春樹を読まずして文学を語るべからず。

日本人なら読むべし。みたいな事が各方面で言われましたが、、、、

ダメだと思ってるのは私だけじゃなくて良かった~。[chibita]


chibitaさん、こんばんは。


みんなが正直になればそういうひとが

多数派になると思いますけど、ウソツキが多くて。ハハハ。

[toruiwa2010]


# by toruiwa2010 | 2017-10-08 06:00 | アーカイブから | Comments(0)

今年もまた、村上春樹はノーベル文学賞を取れませんでした。

かねてから、あまりの高評価に疑問を持っている私の感想は

「まあ、そうだろうね」です。「1Q84」を読みましたが、賞に

値するとは思っていないので。

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疑問の点や、ひねくれ屋のいちゃもんは何度か書いています。

この3連休にまとめて更新します。御用とお急ぎでない方は

ご一読を。純正・ハルキストや準ハルキストは読まない方が

いいと思います…そう警告しておきます。

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論破してやる、などと力まないことです。“言うだけ無駄”と

あきらめるのがベストです。ハハハ。

ちなみに、ビートたけし大先生も先日、「アイツの本なんて、

大したこと書いてねえ」と言っておられました。ハハハ。


“村上春樹「1Q84 」を読む~

げに 純文学とはややこしきもの~( 2009.07.10 初出 )

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・投げた石が必ず落ちるように俺は確実に死ぬ。

・が、テストを受けなければ、今全身をわし掴みにしている

不安が永遠に続くこともまたハッキリしていた。

墜落機の中にでもいるような激しい衝撃は収まったが、

高みに渡されたガラス板の上に立って下を見るような、

踏ん張りのきかない絶望感が彼の全身をしっかりと

捉えていた。

・まるで糸の切れた凧のように嬉々として、彼はたちまち

ラグビーに打ち込んだ。

・それは目まいに似た暗闇を頭の中に喚起して彼をたちまち

恐怖の底に突き落とした。

・たちまち彼の気分とは噛み合わない交換手の呑気な声が

返ってくる。


出張先の海外で 文学を志す友人から「習作だけど、読んで

感想を聞かせてくれないか」と言われて預かった小説のコピーが

手元にあります。

帰国の飛行機の中から読み始めました。15年も前のことです。

…結局、彼に“感想”を伝えることはありませんでした。


頻繁に登場する、純文学にはありがちな“修辞法”(同じことを

言い換えたり 単純な名詞や動詞に“持って回った”形容詞や

形容詞句を書き足したりするやりかた)にひどく違和感があり、

日本語的におかしい表現がたくさんあったからです。

それを伝えてこそ“友”なんでしょうが、最後の数行をのぞくと、

共感するところ、感心するところが少なくて、「これではなあ…」と

ためらってしまったのです。


広辞苑では“純文学”をこう説明しています。

大衆文学に対して、純粋な芸術を志向する

文芸作品、殊に小説


かつて、「岩佐徹的比較文化論」に書いたとおり、私は、

一貫して、芥川賞作品より直木賞作品のほうが好きでした。

物語としての面白さを追及して、比較的分かりやすい言葉で

簡潔に話を前に進めていく大衆文学に対して、作家が大事だと

考えるテーマを言い換えやたとえ話をちりばめて書くあまり、

ストーリーが停滞する純文学は、“生理的”に受けつけません。

ハハハ。


“帰省中”にフレデリック・フォーサイスの「アヴェンジャー」を

読み終えたあと、次は何を読もうかと本棚を探したのですが、

適当なものが見つかりませんでした。

うっかり、妻が読み終えてテーブルに積んであった“話題騒然”、

村上春樹の「1Q84」が目に入ってしまいました。

最近は 芥川賞作品を初め、たとえ話題になっていても、日本人

作家の作品はほとんど読んでいなかったのですが、すさまじい

人気のこの作品には関心がありました。

「そんなにすごいの?」「どこがそれほど面白いの?」…

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見た目はきりっとしたキャリア・ウーマン、実は…という女、

青豆(アオマメ)と作家志望の青年、天吾(てんご)が1章ずつ、

交互に登場して物語が進行していきます。


読み始めてはみたものの、たちまち、“15年前と同じ感覚を

味わうことになりました。もちろん、友人には悪いですが、

レベルは違います。しかし、「普通に書けばいいじゃない?」、

「どうして、そんなに得意げなの?」、「なぜ、まるで『どうだ、

うまいだろう。こういう言い換えは俺にしかできないのだ』と

言わんばかりに くどい形容詞や形容詞句を書き連ねなければ

いけないの?」と、へきえきした気分になるところは同じです。

ハハハ。


冒頭の3-5行目にかけて、こんな文章があります。


中年の運転手は、まるで舳先に立って不吉な潮目を読む

老練な漁師のように、前方に途切れなく並んだ車の列を、

ただ口を閉ざして見つめていた。


“余計な”文節のおかげで、逆に運転手の表情が頭に浮かんで

きません。ハハハ。

“中年の運転手は、前方に途切れなく並んだ車の列を、

ただ口を閉ざして見つめていた”


では、どうしてもダメなのか?

それに、“途切れなく”という日本語、あるんですかね?

私の貧しいボキャブラリーには“途切れることなく”あるいは、

“切れ目なく”しかありませんので、この言葉に出会ったとき、

びっくりしました。

推敲に推敲を重ねたはずですから、“大作家”に間違いはなく、

私が知らなかっただけ…当ブログでは、とりあえず そういう

ことにしておきましょう。こう見えて謙虚なんです。ハハハ。


珍しい苗字を持つ主人公の一人が、行く先々の町で電話帳を

開いてみるが、同じ名前を持つ人物は見当たらなかった…という

記述のあとに“そのたびに彼女は、大海原に投げ出された孤独な

漂流者のような気持ちになった。”と書かれています。

数行後には“名刺を渡すと相手はしばしそれを凝視した。まるで

出し抜けに不幸の手紙でも渡されたみたいに。”とあります。


ほかにも・・・。


なのに、その音楽の冒頭の一節を聴いた瞬間から、彼女の頭に

いろんな知識が反射的に浮かんできたのだ。開いた窓から一群の

鳥が部屋に飛び込んでくるみたいに。


録音された拍手を長く聞いていると、そのうちに拍手に聞こえ

なくなる。終わりのない火星の砂嵐に耳を澄ませているみたいな

気持ちになる。


「現実はいつだってひとつしかありません」、書物の大事な

一節にアンダーラインを引くように、運転手はゆっくりと

繰り返した。


それは揺れというよりはうねりに近い。荒波の上に浮かんだ

航空母艦の甲板を歩いているようだ。


堅く閉じられた唇は、よほどの必要がなければ微笑ひとつ

浮かべなかった。その両目は優秀な甲板監視員のように、

怠りなく冷ややかだった。


…傾向はお分かりでしょう。

省かれていることが多いですが、一つの文章を説明するときに、

“まるで(たとえば)、…のように(みたいに)”という形の文章が

続くのです。第1章、19ページ分の文章の中だけで“おかしな

”ところがこんなにあります。てんこ盛り。ハハハ。


ファンの多い、世界的に有名な作家ですから、当然、「それが

村上文学さ」とおっしゃる読者がたくさんいるのでしょう。

だからこそ、意図的に宣伝しなかったのに初日だけで数十万部を

売り上げたのでかもしれません。


しかし、天邪鬼の私はそれほど、感心したり、「参った」と

言ったりしません。ハハハ。

これは、作家の“言葉遊び”じゃないかと思うのです。

それが好きだと言う人もいるでしょう。しかし“いちいち”

感心したりしない私のような読者には余分なものでしか

ありません。どんなに高邁なテーマで小説を書いたって

読者に伝わらなければ意味がないじゃん。

分類上、純文学だろうが、大衆文学だろうが、分かりやすい

ことが肝心じゃないのかなあ。


考えすぎでしょうが、なによりも、読者に「うまいなあ」と

言わせたがっているように思えてなりません。“大向こう”に

受けることを狙っているようで、好きにはなれません。

もともと、世間が“絶対視”する事物には、“眉に唾する”ことに

している私ですから、大作家がこういう“自己満足”的なことを

やっているのが我慢できないのです。ハハハ。

ウエアや音楽をはじめ、やたらにブランド名や“うんちく”が

出てくるのも、かえって、作品全体の質を落としているように

感じます。“やすおチャン”に任せておけばいいのに…。


純文学とは“対極”に位置する分野(推理・探偵小説)になりますが、

私の大好きな作家に“ハリー・ボッシュ・シリーズ”で知られる、

マイケル・コネリーがいます。

探偵小説を馬鹿にしてはいけません。彼は、新聞記者として

“ピューリッツァー賞”の候補になったほどの実績を残していて、

今では、日本でもファンが増えています。

ときどき“うんちく”は出てきますが、英語で読んでも、彼の

書き方のほうが“無駄”が少なく、はるかにスマートです。

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…そんなことを言いつつ、BOOK1を読み終えてしまいました。

ハハハ。

こうなった以上 最後まで読むつもりですが、いまのところ、

高く評価できる小説だとは思わないし、“面白い”とも思いません。

“行きがかり上”、読み続けているだけです。


BOOK1の終り近くにこんな箇所があります。


「世界というのはね、青豆さん、ひとつの記憶とその反対側の

記憶との果てしない戦いなんだよ」

「たしかに」と青豆は言った。


…文化人類学者や哲学者ではなく、“普通の”20歳代半ばの女性

二人の会話です。すっげー!

小説だから、と言ってしまえばそれまでだし、こういう深ーい

会話ができる若い女性がいたっておかしくはないのですが、

ひたすら尊敬しちゃいますねえ。ハハハ。


編集者が天吾に向かって電話で 「ホットケーキみたいに

作るそばからどんどん売れている」と話す場面があります。

哀れな私の頭は“混乱”しました。

“花畑牧場の生キャラメルみたいに、作るそばから…”なら、

私の頭でも分かります。

しかし、この作家の書き方だと、“ホットケーキ”とは、“作る

そばから売れる”もの、ということになり、それはとてもおかしな

“決め付け”です。それとも、1984年当時はホットケーキが

“爆発的に”売れていたんでしょうか。まさかね。ハハハ。 


読みはじめたばかりのBOOK2にも、いきなりこんな記述が

あります。


百合は大きく、瞑想にふける異国の小さな動物のように

もったりしていた。

唇には色がなく、長い眉の外端は、まるで万有引力に抗する

ことをあきらめたかのように、わずかに下に降りていた。



相変わらず…。ハハハ。

こういう描写が、ものすごく気になるのです。


ただし、初めは、まったく接点がなさそうに見えていた2人の

主要な登場人物の間に、少しずつ、“絆”があることが明らかに

なってきています。これから面白くなるのか?!

仮に、読み終えたときの感想が大きく変わっていてもどうか

私を責めないでください。ハハハ。


このエントリーを書くのに、少し“ためらい”がありました。

ささやかではあっても、不特定多数の人の目に留まるブログで、

ノーベル賞を獲ろうかという世界レベルの大作家の作品に

“いちゃもん”をつけ、文章についてまでごちゃごちゃ言うのは

それなりの“勇気”が要ることなのです。ハハハ。


これを何と言えばいいのでしょうか?

“飛んで火に入る夏の虫”?…じゃあないでしょう。

“風車に挑んだドン・キホーテ”?…違いますねえ。

“蟷螂の斧”?…これも違うなあ。

“「私を総裁候補に」の東国原知事”?…。ハハハ。


ピッタリの言葉は見つかりませんが、周囲からの“冷ややかな”

目を意識しながら、勝てる見込みのない相手に挑んでいる

自分が見えます。それぐらいの自覚はあります。ハハハ。


参考のために、この記事に対するコメントを先に()

更新してあります。興味があったらどうぞ。


# by toruiwa2010 | 2017-10-07 07:30 | アーカイブから | Comments(0)