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岩佐徹のOFF-MIKE

toruiwa.exblog.jp

実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

・・・つづき


NHK堀潤アナのアカウントは

2012/03/31で閉鎖された。


堀アナ&世界選手権

~アツイ応援もほどほどに~( 2012.03.30 初出 )

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2012/03/29のツイート

NHK堀潤アナのアカウントが閉鎖される件:

局の論理では 組織の枠を踏み出した発言が

あっては困る。

直接、それを禁じるやり方もあるが、それでは

非難の標的になる。外堀を埋める意味で・・・

「内容変更に伴い」と理由をつけて番組から外す。

当然アカウントは閉鎖。(続


続)そんな流れで“不都合な”アカウントを

閉じたわけだ。外から何を言っても無駄だ。

彼らが 生きるための確固たる考え方に基づいて

いるのだから。熱い応援もいいが、自制心を

働かせるべきだ。今でもNHK内での立場が

危うい彼をさらに追い詰めることがないように。


当ブログの過去の記事にも彼の女性ファンが熱いコメントを

多数 寄せていた。彼のアカウントが閉鎖になる件については

ツイッター上にNHK番組審議委員を初めとする有識者からも

疑問の声が寄せられ、「堀アナのアカウントを残して」の声が

無限とも思える勢いで拡散されていた。

気持ちは分かるが、ヒステリックに声を上げても意味はない。

理性を働かせれば、それは無理だと分かるはずなのだから。

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以前にも書いたが、彼のツイートに問題があったとは思わない。

完全に個人の資格でやったのならほぼ100%うなずける内容だ。

賛成する人も多いはずだ。

しかし、“保守的”&“事なかれ主義の権化たる大NHKの中で、

番組の公式アカウントを使って…となると話は違ってくる。

上層部にもいろいろな考え方があるだろうが、最後には必ず

“組織の論理”が顔を出すからだ。


視聴率は分からないが、大きな失敗はしていないようだし、

不評でもなかったのに、“担当2年での交代は通常のNHK

やり方ではない。今回 彼を番組から外したのはアカウントを

使わせないようにするのと同時に“懲罰”の意味が込められて

いると考えるのが自然だと思う。“それだけ”で済んだことが

信じられないほどだ。

NHKに限らず、組織が大きくなればなるほど、その防衛には

“恥も外聞もなく”対応するのが普通だ。


感情に流されてやみくもに彼を応援するのは考えもの。

アカウントが残ってもこの流れなら彼自身の発信は制限される。

だとしたら、どんな意味があるのか?

サポーターたちがその思いを共有し続けたいと言うのなら、

特別なハッシュタグを作ってそこに集まれば事足りるはずだ。

一人のアナウンサーを偶像視したり、いまあるアカウントを

特別視したりすることは彼にとってプラスになるとは思えない。

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“問題”になった投稿のときも、時間の経過とともに、気分が

高揚して行くのが文面にも表れていた。山本太郎や高岡蒼甫を

思い出した。そういう性格なのだろう。

今回の「アカウント残せ」のRT大合唱に背中を押されて、

まかり間違っても更なる“愚行”を重ねないことを望みたい。


堀アナ&世界選手権2

~“ななめ”から眺める~( 2012.04.02 初出 )


“ていよく”消された?


2012/03/29のツイート

NHK堀潤アナがツイッターで二つの報告をしている。

1.海外留学することになった。

2.業務用アカウントは終わるが新たに

全国のNHKアナのためのアカウントが開く。

・・・眉に唾して読まなきゃダメだ。

決して「めでたしめでたし」ではあるまい。(続


続)バカに急な海外留学だ。

やけに都合のいい話だ。

うわべは円満解決に見えるが、NHKとしては

ていよく「ところばらい」した、

ということじゃないのか。

期間は不明だが、帰国時アナウンサーとしての

席がなくても不思議じゃない。

そういう組織だと思うぜ。


外部からながめていただけだから、実際にどの程度の“摩擦”が

あったのか、あるいは、なかったのかは知らない。

わずかな情報を根拠に想像するなら…

堀潤アナは番組から外され、キャスターだったが“ゆえに”

使えていたアカウントも閉鎖になった、ということだ。

会社側の提案らしき新しいアカウントは全国のNHKアナと

“共有”だから、これまでとは 意味も意義もまったく違う。

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本人はめげることなく、相変わらず意気軒高だ。

新たにプライベートなアカウントを作って発信を続けている。

これには会社も手出しはできまい。あくまで個人の立場だもの。

ただし、だからと言ってまったく自由に発言できるわけでは

なかろう。彼には“NHK職員の肩書がどこまでもついて行く。

発信の内容次第で 組織はいろいろなことを仕掛けてくると

思った方がいい。


今度の“結論”にも意外な要素が詰まっている。

地方へ…ではなく、海外留学だそうだ。

うわべはまるく納まった感がある。

うーん、そう来たか…である。

めでたし、めでたしなのか?


そうではあるまい。組織としては、彼らから見れば“病んでいる”

細胞を除去した。先のことは、またそのときに考えればいい。

そんなところだろう。臭いなあ、匂うなあ、悪臭ふんぷんだ。

留学終了時、「さらに視野を広げてほしい」と地方局への転任…

「定期的な通常人事の一環」と言われれば拒むことはできない。

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担当番組の最終回、軽く最後だというアナウンスもあったが、

「それでは・Bizスポ・今日は・この辺で・失礼します」と

“普通”に締めくくっていた。そこに思いを込めたようだ。

精神的にはタフなようだから心配は無用なのだろう。

新たなアカウントから精力的に呟き続けている。

この“物語”も さらに続くのだという予感。


NHK・堀アナ退社へ

~その道、険しかるべし~( 2013.03.28 初出 )

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堀潤アナが201341日付で

NHKを退社することが明らかに

なったのは318日前後でした。


2013/03/20 “面識のない人のツイート

一年前にRTした堀潤アナに関する

岩佐徹(@toruiwa)さんのツイート。

完全に予想通りの結果になった。

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TLでいきなりこのツイートを見たとき、ぎょっとしました。

最後の2行は私が書き込んだツイートだと分かるからです。

自分が呟いた内容には責任があるし、間違っていない自信も

ありますが、“万一”ということもありますから。ハハハ。


*ここに書かれている私のツイートとは

上記 2012/3/31づけのものなので省略。

また、堀アナの“そもそも”のツイートは

“国や組織に期待してはだめだ”以下、

昨日の記事に書いた通りなので省略。


20111214日には記事も書きました。

経緯を記したあと、この時点で正月の特番の収録も終わって

いましたから、年内はこのままにして、特番を放送したあと、

正月休み明けにも“処分”の発表…そんな経過が考えられる、

正月明け以降“転勤(異動)”先の地域以外ではイケメンとして

人気がある彼の姿を見られなくなる可能性は非常に高いなどと

書きました。

受信料で成り立っているNHKがこれを放置するはずがないと

思ったからですが、私の予測はものの見事に的中しました。

振り返ると、この件に関してはきっかけから結末まですべて

予想通りだったのです。


その道、険しかるべし


1年のアメリカ留学を経て詰め腹退職に至りました。

ツイッターのフォロワーを彼の“サポーター”だと考えるなら、

支持者は多いようです。しかし、NHKの看板を背負っていた

ときとこれからでは取材のやり方もガラッと変わります。

変わらざるを得ないのです。ジャーナリストとしての確固たる

実績はまだありません。その中で、今後やりたいと言っている

個人としての取材・発信がどこまでできるか?

正直言って、少し疑問です。


フジテレビで“問題発言”があって退社した後輩・山川建夫は

「たとえ人通りがなくても、タクシーが一時停止しなかったら

注意します」と言っていたほど筋金入りの正義漢でした。

堀にそこまでの覚悟があるでしょうか。

SNS時代の今は 応援する人の声が直接耳に入ってくるだけに

“支えられている”感は半端じゃないでしょうが、それに乗って

しまうのは危険じゃないですかね。


ちなみに、彼について何度かツイートし、記事を書いたあと、

1216日から業務用アカウントで私をフォローしていました。

あまり誉めてはいなかったし、ネットが“ざわざわ”したときの

ブログ記事ではNHKのような組織の社員としてどうなのかと、

“冷めた”書き方だったぐらいなのに。

フォローにどんな意図があったのかは知りません。ハハハ。

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なお、石田研一放送総局長は定例の会見で「突然で驚いた。

本人の強い希望なので、残念だが、いたしかたない」と話した

そうです。ウソおっしゃい。ハハハ。

…組織は、ていよく、彼らに言わせれば“病んでいる”細胞を

除去したのです。しかも、“本人の意志”で押し通せる形で…。

最高の決着です。まさに、願ったりかなったりでしょう。

まったく、組織ってやつは。ハハハ。


一歩踏み出したのですから、その道を進むしかありません。

かなり険しい道になると思います。今朝の一般紙に載っていた

週刊文春の広告に“NHK・堀潤アナ-電撃退社の陰で「上司も

知らない」重大疑惑!”とあります。

きっと、“重大”でも“疑惑”でもなく、上司が知らなくてもいい

ネタなんでしょうが、彼の周辺と違って、世間の目は“冷めて”

いると思わなければいけません。


35歳です。1981年に43歳でアナウンサーを辞める決意をした

私のように後悔しないことを祈るばかりです。面識もないのに

余計な心配でしょうが。ハハハ。

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# by toruiwa2010 | 2017-12-17 08:12 | Comments(0)

ちょっと、ヤバイんじゃないの?

“NHKのイケメンのツイート~( 2011.12.14 初出 )

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2011/12/13のツイート

数年前「NW9」にヘアスタイルだけを見たら

中村獅童と間違えそうなアナが出ていた。

昨日の彼のツイートに驚く。NHK職員がここまで

モノを言ったことはないと思う。

時間とともに高揚していくのが分かる。

山本太郎や高岡蒼甫のようにならなければいいが。 

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フジテレビの後輩&好漢・山川建夫を思い出す。

入社してきたときから“大人”の言動が目立ち、私の方が5

先輩だったが、話すたびに、腹の中を見透かされているようで

はなはだ落ち着かない気分だった。

人気番組「小川宏ショー」の司会グループに大抜擢されたのは

入社3年目だった。しかし、ほどなく、会社上層部の“逆鱗”に

触れてしまった。


“ベ平連”で活動していたこともある彼は 同じフジテレビの

番組でベトナムを取材・報告した「3時のあなた」の司会者・

山口淑子(元女優)を放送の中で批判したのだ。

「わずかな取材時間で戦争の実態が分かるのか」と。

…出番を減らされ、結局、1年で番組を下ろされた。たしか、

最後の挨拶でも「自分の意志ではない。下ろされるのだ」と

発言していたと記憶する。


堀アナの話に戻す。

リポーターとして登場するたびに「その髪型、ヘンだぜ」と

突っ込みを入れていた。冒頭の私のツイートはあとに記す彼の

ツイートを見て投稿したものだ。

“昨日”とあるのは1212日のことだが、その二日前に彼は

正月特番の司会をしていたようだ。

「新世代が解く ニッポンのジレンマ」(2012/01/01 Eテレ)

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40歳以下の若い世代による討論番組でテーマは「格差」だ。

収録は6時間に及び、そこで彼の中の何かが刺激されたようだ。

翌日は何もなく12日の早朝と夜、立て続けに呟いていた。

その日 最後のツイートがこれだ。


国や組織に期待してはだめだ。

もうだめだ。僕らで動こう。

僕らで考えよう。僕らでこの国を変えよう。

だって、僕らの国なんだからさ。

誰かに任せるのは、もう、やめよう。

僕らは皆仲間だ。

ここでこうして繋がっている皆は、

何かに気が付いたからこうして

繋がっている。だから、僕らが動こう。


時間の経過とともに気持ちが高まり アドレナリンが猛烈に

流れ始め、自分の言葉・行動に酔って行く様子がうかがえる。

書かれていることは個別に見ればそれほど大したものではない。

ある意味“巧妙に”、攻撃相手の決定的な名指しも避けている。


しかし、ネットはざわめいた。

「すごい!」「応援する」「NHKにもこんな人が」と絶賛の嵐だ。

分からなくはないが、NHKで報道・情報系の番組の総合司会を

つとめるアナウンサーが、NHKの公式アカウントを使って

書いたとなると、いささか問題があるだろう。


特に“みなさまからの受信料で成り立っている”企業の社員が

外に向けて“一定の思想”をほのめかす発言をするのはまずいと

上層部は考えるはずだ。

昨日深夜のレギュラー番組の司会は普通にこなしていた。

この番組から外して正月特番をそのまま放送では、いかにも

不自然だからか?

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3時間特番の収録はすでに終わっている。今から録り直すのは

常識的に無理だ。総合司会だから彼だけをカットすることは

きわめて難しい。年内はこのままにして、特番を放送したあと、

正月休み明けにも“処分”の発表・・・

考えられるのはそんなシナリオだ。


いずれにしても、正月以降、 “イケメン”として人気がある彼を

テレビ画面で見ることは “転勤”先の地域をのぞけば なくなる

可能性が非常に高い。


今のところ、昨日、今日はツイートがない。

もともと毎日つぶやいているわけではないが、相当“エッジ”が

効いた発言のあとのこの沈黙には意味があるのかもしれない。

批判するにしても擁護するにしても、材料が少なすぎる。

しかし、このあと発言するたびに視聴者はその言葉の裏にある

ものを考えてしまうことになった。

これはまずい。やっちまった…ということか。


予測が的中した( 2012.02.29 初出 )


2012/02/28

NHKBizスポ」の堀潤アナが番組から

外れることになった。本人がツイッターで

報告している。番組内容の変更に伴って、

となっているが「狙い撃ち」されたのは

間違いない。12月のツイートで政府批判を

していたときに「危ないぞ」と書いたが、

的中してしまった。


1212日の夜、NHKのイケメン・堀アナが矢継ぎ早に放った

ツイートがネット上で話題になっていました。好奇心が旺盛な

(ハハハ)も早速読んでみました。

一般の人が言うならほとんど問題にならない発言でした。

しかし、NHKの職員としてはどうなのかなと思い、14日に

「ちょっと、ヤバイんじゃないの? ~“NHKのイケメン

ツイート~」を書きました。


(中略)

彼のツイートとそれを見た私のツイートは

上記の通りなので省略する。


テレビもラジオもすべて総務省の監督下にあります。中でも、

予算・決算ともに国会の承認が必要なNHKは 組織として

時の政権の顔色をうかがっているのだと思います。ことの

是非は別です。

「これはきっと問題になるぞ」と直感しました。上層部は必ず

個人より組織を優先することを“経験”で知っているからです。


個人のアカウントだったとしても、彼は名前と立場を明かして

彼は、NHKの公式アカウントで発信したのです。

受信料で成り立っているNHKとしてこれを放置するはずは

ないだろうと思いました。彼もNHKの企業としての特性は

入局するときから理解していたはずです。

「これぐらいは大丈夫だろう」と考えたとすれば、“浅慮”の

ソシリはまぬかれません。


前述の私の予測は、この時点で収録が終わっていた正月特番の

放送後、番組からの降板、地方への異動をふくむなんらかの

処分が出るのではないか…でした。

時期はずれましたが、不幸にも的中してしまいました。

彼のツイートを読むと“不退転”の決意がうかがえます。すべて、

覚悟の上でなんとか風穴を開けたいと思っての行動でしょう。

だとすれば、後悔はないはずです。

是非 そうであってほしいと思います。


つづく・・・

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# by toruiwa2010 | 2017-12-16 08:11 | アーカイブから | Comments(0)
写真の出来栄えに満足しないが、
今夜のメイン、肉じゃがだ。
意外だったが、妻にとっては
肉じゃがデビューだと言う。
そう言えば、食ってないか。
ハハハ。
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クックパッドで見かけたので
チャレンジしたそうだ。
こういうチャレンジは大歓迎だ。
うまかった。
もう少し味付けが濃い方が
満足度は高いと思うが、私の
健康を考慮しての"薄味"だから
がまん、ガマン、我慢。

# by toruiwa2010 | 2017-12-15 16:26 | インスタグラム風 | Comments(0)

ビジランテ 65


深夜の川の中を数人の人影がこちらに向かってくる。3人いる。

子どものようだ。水しぶきを上げ 大柄な男が彼らを追っている。

先頭で上がってきた年長と思われる少年が 岸辺の土を掘って

持っていた四角い缶を埋め始めた。


追いついた大男によって少年たちは家に連れ戻された。

彼らは暴力をふるう父親から逃げ出そうとしたらしい。

激しいせっかんにたまりかねた長男が家を飛び出していった。


25年が過ぎて、父親が死んだ。父の地盤を継いで市会議員に

なっている二男・二郎(鈴木浩介)が葬儀の喪主をつとめていた。

声をかけてあった三男・三郎(桐谷健太)はとうとう来なかった。

地元暴力団の下で数人の女を抱えてデリヘルの店長をしている。


二郎は会派のボスから 父親が所有していた土地を相続しろと

厳命されていた。市が誘致するモールの用地にするためだ。

しかし、父親の死を知って ふらりと故郷に戻ってきた長男・

一郎(大森南朋)が「あの土地は俺がもらう」と言い放った。

公正証書を持っている…

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先週の金曜日、初日、初回のテアトル新宿に出かけました。

10時の上映開始20分ぐらい前に劇場に着くと、長い行列が

出来ていてびっくり!

本編が始まる寸前、場内を見渡すと八分ぐらい席が埋まって

いることにまたビックリ!

へきえきしながらも、最後まで見て、真っ先に劇場を出ると、

入場を待つ人でロビーが込み合っていて3度目のビックリ!

ハハハ。


ある程度、予想はしていましたが、物語と関係のないセックス・

シーンの多さにも驚きました。もし、“サービス”のつもりなら

too muchと言っておきます。


意外なほど客が多いのは“口コミ”のせいでしょうが、きっと、

誰かプロが褒めているのだろうと想像できます。見つけました。

高名な()山根貞男という評論家が朝日新聞に書いています。


まず、記事の2/3が物語の中身…ってのはずるいわ。ハハハ。

そして、“日本社会の縮図を思わせる映画で、重苦しい。それを

集約して3兄弟は苦渋にまみれる”からようやく映画評らしく

なっていきます。一読して、同意できるのは”俳優3人が個性

豊かに演技合戦を繰り広げる“という部分だけです。

特に、“しめ”の文章にはまったく納得しません。


監督は入江悠。自らの脚本で入魂の一作を撮った。


“入魂”って、こういうことを言うのだろうか?

えっ、まさか、あの大勢の観客はこの評を読んで、来たの?

「あなた、見事に騙されましたね」と同情します。ハハハ。

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配給元らしいアカウントがさっそく、「昨日の朝日新聞夕刊にて

映画評論家の山根貞夫さんが『ビジランテ』を〈入魂の一作〉と

激賞して下さいました!」と“利用”されていました。

これはあれだ、つまい、持ちつ持たれつ…っていうこと?

ちなみに、ぴあの初日満足度ランキングでは90点近い評価で

「仮面ライダー」「鎌倉ものがたり」についで3位だったとか。


封切直後は“バカに”高評価でしたが、その後、私の感想に近い

評価に“下がって”きたのでほっとしています。

3人の熱演は認めます。特に桐谷は素晴らしい演技でした。

しかし、映画そのものは 私には暑苦しすぎました。

桐谷、大森、鈴木…みんな好きな俳優なので申し訳ないけど。

ハハハ。


オリエント急行殺人事件 80


1934年のエルサレム。

観光や礼拝の人々でごった返す嘆きの壁の広場を一人の少年が

懸命に走っていた。ホテルの食堂ではエルキュール・ポワロが

待っていた。ベルギー人の探偵だ。毎朝食べる二個のたまごは

サイズが同じでなければいけないし、ゆでる時間は“きっかり

4分“と決めている完ぺき主義者だった。必死に運んだたまごは

サイズが違うと言われ、哀れな少年はふたたび走り出した。


依頼を受けた事件を前日までに解決したポワロは 食事のあと、

船でイスタンブールに渡り、そこからオリエント急行に乗った。


事件が起きた…

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原書で小説を読むときはほとんどがミステリーです。基本的に

推理物は嫌いじゃないのでしょう。映画やドラマもこの分野の

作品はよく見ています。なぜか、ポワロやホームズが主人公の

ものは、映画よりドラマの方が出来がいいような気がします。

えっ、そう思うのは私だけ?


予想したよりは面白かったのですが、この映画もNHKで見た

ドラマ版に及びません。まず、私の頭の中でポワロと言えば、

イギリスの俳優、デヴィット・スーシェのイメージで固まって

いますから、違和感が消えるまで時間がかかりました。ハハハ。

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有名な アガサ・クリスティの原作は読んでいませんが、何度か

ドラマで見ていますから、“物語”はよく知っています。従って

“謎解き”の面白さは半減します。なにで惹きつけるか?

映像の美しさ?魅力的な女優?ビックリするような仕掛け?

残念ながら、どれも“決定打”はありませんでした。

“腐ったトマト”も58と、低い評価でした。納得です。

あ、妻は大納得していたようです。ハハハ。


ひとつだけ。

ポワロにつぐ“準主役”・オリエント急行の走る姿が美しかった。

ハハハ。

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# by toruiwa2010 | 2017-12-15 08:18 | 映画が好き | Comments(0)

昨日の記事の“続き”を思い出した。


CNNの放送の仕方を知りたいと思う。

画面には“LIVE”の文字があるが、完全な生放送なのかどうか?


何度も書いているが、1979年はMLBを追ってほぼ1シーズン、

アメリカで過ごした。週の前半、ボルチモアにいたかと思えば

後半にはシカゴのリグレーフィールドで実況していたりした。

ある意味、“神出鬼没”だった。当時、メジャーを追いかける

日本人は私たちぐらいだったからとても目立った。

「面白そうな試合を収録して日本に送り毎週放送している」と

話すと、興味を持って取材を受けることもしばしばだった。

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パンチョ伊東やアイク生原さんがいるときはお任せしておけば

よかったが、あるとき、ロサンゼルスでラジオ局に捕まった。

生放送だと言う。「いや、俺の英語力じゃ無理 無理」と言って

逃げようとした。「アイクに聞けばいいじゃないか」と言っても、

「いや、お前に聞きたいんだ」と食い下がられた。


覚悟を決め、まだ客が入っていないスタンドでインタビューを

受けることにした。ところが、”生”と言っていたのに、相手と

私の間には小型のテープレコーダー(通称・デンスケ)があった。

オープンリールの…。

なんだ、録音か…と一瞬 ほっとしたが、そうではなかった。

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アメリカのラジオでは”トークショー”が盛んだ。

タレントが出てきて面白い話をする…日本のあれではない。

多くは、やたら野球にくわしい男がホストをつとめ、前の夜の

試合について、よかったこと悪かったこと、監督の采配などを

電話をかけてきたリスナーと面白おかしく語り合う趣向だ。


まれにだろうが、ホストとのやり取りでかっとなり、いきなり

4文字言葉”を投げつけたりするやつがいる。“完全に生”だと、

そのまま放送してしまう。それはまずいので、予防措置として

こんなことをするのだ。


放送のすべてをテープに入れて、“5秒遅れ”で電波に乗せる。


これだと、リスナーがよくない言葉を口にしたら、飛ばして

テープを流せば、“事故”にはならない。うまく考えたものだ。

ハハハ。


5秒遅れの生放送…ラジオは今でもそのやり方だと思う。

テレビはどうなのか? 答えを知っている人はぜひご一報を。


ちなみに、私のインタビューだが、心配した通りになった。

挨拶ぐらいは普通にできるから、放送の初めは問題なかったが、

途中から相手が早口になって、何を聞かれているのか分からず

かみ合わない会話になってしまった。私に責任はない。ハハハ。


# by toruiwa2010 | 2017-12-14 08:14 | 放送全般 | Comments(0)

アメリカのケーブルテレビ局ESPNの女性記者がツイートした。

“トランプ大統領は白人至上主義者だ“と。

大統領もツイッターで反論した。

“解雇に値する。嘘(untruth)を謝れ”。


後日、この件を議論する番組がCNNで生放送された。

司会はジュディ・ボールドウイン、女性キャスターだ。

別の場所にいる二人のゲストの一人はFOXスポーツの記者、

クレイ・トラビスだった。


ボールドウインに発言を促されたトラビスは何を思ったのか、

意見を述べる中でいきなりこんなことを言い放った。


僕が完全に信じるのは二つのこと、修正第一条*とおっぱいさ。

*言論、信教などの自由を保障している。

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うん、いま、なんつった?(宮藤官九郎じゃないけどw)


たちまち、ワイプで画面の中央に映っていたボールドウインの

美しい眉が吊り上がった。

「ちょっと待って。番組のホストとしてあなたの発言を正しく

聞いたかどうかを確認したいんだけど、なんて言いました?

憲法第1条とおっぱい(b-double-o-b-s)って?」

(booze=酒だったかもしれないと思ったと言うが、怪しい。w)


「おっぱいだよ」と言下にトラビスが確認し、さらに続けた。

「この国の歴史上、僕を決して裏切らなかったのは二つのこと、

憲法第1条とおっぱいなんだ」


同じやり取りはもう一人のゲストの発言後、再び繰り返され、

ボールドウインは顔を紅潮させていたが、どう思われたって

構わんと言わんばかりのマイペースでトラビスが“おっぱい”を

繰り返す中でこう言った。

「女性MCのライブの全国放送でなぜ、そんなことを言うの?

どうして、そんな話になるわけ?」


そして、言い募るトラビスの口を彼女が封じた。文字通り。

「もう結構。終わりよ。会話は終わり。マイクを切って頂戴!」。

…ここまで、最初の“boobs”からちょうど3分だった。


サブ(副調整室)からの指示があったとしても、キリっとして

カッコよかった。ジャーナリストだったらこの程度の“見識”が

あって当然だ。状況が違うから単純にはくらべられないが、

男性議員にヤジられて“立ち往生”した 日本の女性国会議員や

都議さんには見習ってほしいものだ。


問題のやり取りはここで見られる。

http://bit.ly/2AHik91

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# by toruiwa2010 | 2017-12-13 08:12 | 放送全般 | Comments(4)

眼鏡を作りに出かけた吉祥寺で

妻が小川軒のレーズン・ウイッチを

見つけて買ってきた。


テレビを見ていた私に電話をかけてきた。

「…を見つけちゃった」と言った。

聞き取れなかったので「なにを?」と

聞き返したところで切れてしまった。

公衆電話だからどうすることもできず、

何を見つけたのかと気が気じゃなかった。


それがレーズン・ウイッチだった。

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何十年ぶりだろう?

期待に胸を膨らませて口に入れたが、

記憶していたものと違った!

"記憶"の中にあるレーズン・ウイッチは

口に入れた瞬間、ブワーッと何かが

いっぱいに広がる感じだったけどなあ。


# by toruiwa2010 | 2017-12-12 13:14 | インスタグラム風 | Comments(4)

“I really wanted No. 27, but it was alreadytaken,

so I chose No. 17.”

「本当は27番にしたかったけど、埋まっていたので…」


…なぜ、背番号を17番にしたかと聞かれ、チームだけでなく、

メジャーの大スター、マイク・トラウトを“ダシ”にして大きな

笑いを誘ったのはグッドジョブだ。そのあとに浮かべた笑顔

(地元紙はboyish smile=“少年のような笑顔”と)も最高だった。

特に女性ファンのハートを一気にわしづかみにしたに違いない。

ちなみに、日ハム時代の11番は、ジム・フレゴーシ元監督が

つけていて永久欠番になっているようだ。

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two way star”・大谷翔平のエンゼルス入りが決まった。

彼がエンゼルス入りを希望しているとの電話を受けたビリー・

エプラーGMは喜びのあまり椅子から飛び上がった。そして、

座り直そうとしたとき、そこに椅子はなくて床に転げ落ちた…


ハハハ。現地のメディアが面白おかしく書いている。それほど、

大谷がどの球団を選ぶかは全米の注目を集めていた。


今後は、球団が彼をどう起用法するかがポイントになってくる。

監督はマイク・ソーシアだ。私がメジャーを追っていたころ

ドジャースで頭角を現してきたキャッチャーだった。

S-C-I-O-S-C-I-A…おーい、これ なんて発音すんだい? 

あちこち尋ね回って“ソーシア”に落ち着くまで時間がかかった。

ハハハ。


監督歴18年のソーシアにとっても、“二刀流”は厄介だ。

幸い、大金を投じた選手ではないが、球団にとっては激しい

争奪戦を制して獲得した“金の卵”であることは間違いない。

誰もが納得する使い方で結果を出させなければ“腕”が疑われる。

序盤でケガでもさせようものなら、またまたGMが椅子から

転げ落ちることになる。ハハハ。


ケガ…私が最も恐れるのもメジャーで二刀流にこだわったら

どこかの時点で故障するのではないかという点だ。

東と西では3時間の時差がある広い国土を転戦するだけでも

かなりハードだ。


エンゼルスの2018シーズンの日程を見ると…

42日に開幕して930日に閉幕する。そこのあなた、

“さらっと”読み流さないでほしい。つまり、この182日間に

162試合を戦うわけだ。試合がないのはたった20日だ。

“試合がない”の意味は旅行日だったりするからだ。

日本のように“休養”に充てる日はないと言っていい。しかも、

20日の中に、球宴休みが4日ある。

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まず この“日程の過酷さ”が大谷を襲ってくる。知らず、知らず

心身の疲労が蓄積され、ケガをする可能性が増していく。

投打のどちらかに専念していてもそうだから、“二刀流”の場合、

さらに危険度は上がるだろう。


仮に、とりあえずチャレンジするとなっても、起用法はかなり

複雑になる。投手が基本になるが、“中何日”で登板させるかで

先発陣の人数が変わってくる。二刀流の場合はどう考えても

6人は必要になる。簡単なことではない。しかも、遅くても

キャンプ中盤までには結論を出さなければいけない。野手の

編成にも関係してくるからだ。


9月にも書いたが、MLBと日本では選手登録の仕方が違う。

28人が1軍に登録され、試合ごとに25人がベンチ入りする

日本では3人の”余裕”があるが、MLBは“25人登録・25

ベンチ入り“だから投手も原則的に全員が毎試合ベンチに入る。


12人の投手編成の場合、野手は13人になる。捕手2人として

内・外野手を11人でまかなうことになる。大谷に“二刀流”を

認めるか、認めないか、認める場合、中何日で先発させるかで

チーム全体の編成方針が変わってくる。GMや監督はさぞかし

頭を悩ませているはずだ。

まあ、遅かれ早かれ、MLBの厳しい環境の中で“two way”を

やることの無謀さに大谷本人が気づくと思うが。


“投手に専念する大谷”が100(161)超の速球とキレのある

スライダーでメジャーの強打者をきりきり舞いさせるところを

見てみたいと思う。

ああ、しかし、トラウト、アプトン、プホルスと並ぶ打線に

加わった大谷の打撃がどこまで通用するかも見たいしなあ。

うーん。悩むのはGMや監督だけじゃないわ。ハハハ。


大谷の“転職”先がエンゼルスと決まった。ヤンキース入りを

望んでいた私は少し残念だが、嬉しいこともある。

田中将大が本拠地でデーゲームに登板するとき、午前2時に

起きなければならないのだが、西海岸なら5時でいいのだ。

時差のありがたさ。ハハハ。


# by toruiwa2010 | 2017-12-12 08:14 | メジャー&野球全般 | Comments(0)

先月半ば、京都で紅葉をめでたあと、芦屋に行った。

長兄が遺した資産の相続の整理を銀行に依頼してあったが、

その作業が大詰めに近づいていた。

さかのぼって、記憶を頼りにできるだけ詳しく書く。


7月半ばに兄が亡くなった。

私はすでに芦屋を引き払い、東京の自宅に戻っていたので

時間を節約する目的もあって慌ただしく事後処理をした。


昼近くに“危篤”の知らせを受け、すぐに自宅を飛び出した私は、

夕方には病院につき、事務の人たちと所定の手続きを済ませて

新幹線の中から手配してあった車に兄の棺を乗せて葬儀社に

運んでもらった。慌ただしすぎるが、事情はこうだ。


新幹線の私に電話があった。病院に先着した次兄からだった。

「病院の霊安室はできるだけ早く開けてほしい」と言われた…

ということだった。病院に紹介されたいくつかの葬儀社に

新幹線から電話して、費用や病院との距離などで一社を選び、

とりあえず車を手配したのだ。


翌日、市内で荼毘に付した。列席したのは 私と、市内に住む

次兄の家族だけだ。兄を愛していた妻は来なかった。決して

冷たいわけじゃない。

“亡くなった顔は見たくない。元気なときの顔を覚えておきたい”

という考え方を持っていることを知っているし、ほかの事情も

あったので来なかった。私が了解していればそれでいい。

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その日のうちに、銀行に行って口座を閉鎖、近くの郵便局に

回って、同じく口座の閉鎖と郵便物の東京への転送を頼んだ。

翌日は 再び銀行で兄の遺産整理を依頼する手続きをした。

私は東京に帰るし、持病を抱えた次兄はあまり動けず、相続に

関わる膨大な作業はとても手に負えるものではないと判断して、

相談した結果、銀行に任せることにしたのだ。


膨大な作業…とにかく、やることが山ほどある。

全貌はよく分からないが、相続人が次兄と私だけであることを

確定させるために かなり“さかのぼって”確認する必要があり、

そのために、たくさんの戸籍謄本を取り寄せることから始まる。


亡兄の場合は、後述する”遺言信託”のために、途中まで作業を

進めていたので 多少 手間が省けたらしい。いずれにしても、

これに加えて、兄の資産を確認する。負債がないかを確認する。

亡くなったあとも払う金、入ってくる金があって、その“プラス

マイナス”を処理する…細かい作業だし、専門的な知識がないと

とても対応できない。


兄が亡くなったあと“相続人代表”になった私のところには、

その後、かなりの量の書類が郵送・転送されてきた。

税金など、払うべきものは払い、兄に代わって受け取る金を

振り込んでもらう口座を連絡する。

たとえば、口座を閉めたために受け取れない年金がある。

“未払い年金”と言う。私が相続人代表であることを証明して

申請する。送られてきた書類には、同居していたか、家計が

一つだったかなど、未払い年金を受け取る資格を証明せよ…

的な設問が並んでいた。電話をして「同居はしていなかったし、

家計も別だった。近くに部屋を借りて週に何度か通って世話を

していた“だけ”だ。これは資格なしということか?」と問うと、

「いや、その旨書いてくれれば認められると思う」と言うので

その通りにした。

…振り込まれるまで2ヶ月半かかった。


遺産整理はなかなか進まなかった。

8月初め、芦屋の銀行で委任の契約を交わしたのと並行して

次兄と私の相続税申告、亡くなった兄の今年の準確定申告を

税理士に依頼した。


3ヶ月が経過して、呼び出しがかかったのが先月半ばだった。

亡兄が遺した財産の目録が完成した。各金融機関に連絡して

残高を確認したり、証券会社で保有する株や証券を確認したり…

そりゃまあ、時間がかかるのはしょうがないなあ、という感じ。

ハハハ。


次兄と私に、税理士と遺産整理チームのリーダーが説明した。

要は、「お兄さんはこれだけの財産を遺しています。あなた方が

相続するのはそれぞれこういう金額になります」ということだ。

こまかいし、聞いても理解しきれない二人の話を聞いたあと、

「これで結構です」という承認の書類、今後の作業に必要な

書類への署名と押印をして、ほぼ1時間で終わった。


最終的に財産分割が終わって私たちの口座に振り込まれるのは

まだ先の話だ。まず、証券類の売却に相当 時間がかかるそうだ。

たぶん、年をまたぐことになるだろう。急がないし。

証券会社にしてみれば、“金が逃げていくのだから”と 処理する

優先順位があとになるようだ…と、これは別の銀行関係者の話、

真偽のほどは分からない。ハハハ。


後述する…とした“遺言信託”については

改めて書くことにします。

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# by toruiwa2010 | 2017-12-11 08:17 | 芦屋から | Comments(2)

絶叫中継( 2005.08.14 初出 )


日本でスポーツ実況が始まったのは放送局がNHKしかない

時代でした。もちろんラジオです。見たままを言葉にする…

からスタートしたのだろうと思います。

「神宮球場どんよりとした雲、黒く低くたれた空、カラスが

1羽、2羽、3羽、4羽、風雲いよいよ急を告げております」。

戦前の六大学野球で松内則三アナが残した名実況です。


1932年のロサンゼルス・オリンピックでは何らかの事情で

競技場からの中継が認められませんでした。そこで生まれた

窮余の一策は“実感放送”です。アナウンサーが見てきたことを

スタジオで描写するのです。

そのころでも11秒ぐらいで走ったはずの100㍍が、放送では

1分もかかってしまう珍現象も起きたそうです。ハハハ。

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私が子供のころは、NHKのラジオしかない時代でした。

スポーツが大好きだった岩佐“少年”は、各種のスポーツ中継に

いつも耳を傾けたものです。

その中には、アナウンサーとしては初めて野球の殿堂入りを

果たした志村正順さんがいました。野球と相撲を主に担当した

名アナウンサーでした。スポーツ実況の“原型”を作った人です。

NHKからはその後も、続々と花形スポーツ・アナウンサーが

生まれました。ただし、目に映ったことを言葉にする、という

流れは基本的には変わりませんでした。


やがて、テレビの誕生です。

学生のころのことですから、細かいことは覚えていませんが、

新聞でどなたかがこんなな主旨のことを書いていました。

「これまでなら『横綱、照国が西から登場しました』と言う

ところだが、○○アナは『西から登場したのは横綱、照国』と

言った。これがテレビの実況である」…音声だけのラジオと

映像があるテレビでは小野豆と実況のやり方に違いがあって

しかるべきだと言うのです。なるほど。


しかし、全体としてはラジオ的な実況を続けるアナウンサーが

圧倒的に多かったと思います。

そのうち、業界内からも視聴者からも「見てりゃ分かることを

しゃべる必要はない」という声が出始めました。

ちょうどそのころ、私はフジテレビに入ったのですが、当時の

アナウンサーたちは「それじゃあ、われわれは何をしゃべり、

何をしゃべらないのか?」についてまだ迷っていました。


実は、この「見りゃ、分かる」をどう考えるかはとても難しい

ところなんです。言葉通り、画面を見ていれば、現場で何が

行われているかがすべて分かる人もいるでしょう。

一方、本人は分かっているつもりでも理解が間違っていたり、

まったく分からない人もいるはずです。


先輩たちが迷っていたのは、どこを“落としどころ”にするか、

ということだったのでしょう。また、競技によっては、画面で

すべて見えていても、実況がないと物足りないものもあります。

ボクシングなど、格闘技が典型的な例ですね。

雰囲気的に、ないとおかしな競技もあります。

競馬中継に実況がないと落ち着きませんよね。

お金がらみですから、アナウンサーには“絶対ミスはできない”

というプレッシャーがかかりますが。

最後に、非常に微妙な、“盛り上げるため”の実況があります。

ハハハ。

つまり、見えていることでも、アナウンサーが実況することで

視聴者の興奮をさらに高めよう、というわけです。

その弊害がここ10年ぐらい激増している「絶叫型」の実況では

ないでしょうか?

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年齢的なことでしょうが、この夏のスポーツ中継、暑苦しくて

仕方がありません。ハハハ。

バレー・ボールのワールド・グランプリ、世界水泳、サッカーの

東アジア選手権、世界陸上…まず、スタジオが熱すぎて!! 

誰が どう、ということではありませんが、生理的にどうしても

受付けないんですからしょうがないですよね。

「この演出が本当に必要か?」「視聴者はこれが好きなのか?」と

考え込んでしまいます。


アナウンサーたちの気持ちを考えると複雑です。

局の方針もあるでしょうから、アナウンサーばかりを責める

ことはできませんがね。今年は、水泳や陸上で、独りよがりの

“古舘節”を聞かないですむのが唯一の救いでした。


「数字を上げるためなら、金に糸目はつけない。何をやっても

いいから」と、1995年のバレー・ボール、ワールド・カップの

中継を任された私の親しいプロデューサーは、バレー中継の

経験の浅い三宅アナをメインに据え、ネット局から“絶叫系”の

アナウンサーを二人呼びました。

「どうですかね?」と聞かれたとき、「そんなの無理だよ」と

答えました。私の言葉に関係なく決めてるくせに。ハハハ。


しかし、分からないものです。ふたを開けてみると、三アナを

のぞけば、テクニックも何もないやかましいだけの放送なのに

“いろどり”として起用したV6の効果もあって、前回大会を

大きく上回る視聴率をたたき出したのです。私の“認識”では、

プロレス以外で、絶叫型が誕生したのはこのときです。


あっという間に、どの局も足並みをそろえて、スポーツ中継は

実況中継ならぬ「絶叫中継」になっていきました。

アナが絶叫する理由ですか。いくつか考えられます。


・局の方針に従っている

・かっこいいと思っている

・視聴者の共感を得ていると思っている

・盛り上げる方法をほかに知らない

・この場面を伝えるにはこれ以外にないと思っている・・・


こんなところでしょうか。


本にも書きましたが、“状況を考えずに”絶叫すると視聴者に

嫌悪感を与えるのだと思います。とても難しいことですが、

絶叫する場面が視聴者の気持ちの“高まり”とシンクロすれば

違和感はないはずです。


絶叫はなんとか我慢できるとしても、“事実”に目をつぶって、

「まだチャンスはある」「巻き返せる」と、解説者も巻き込んで、

視聴者を間違った方向に引っ張っていく昨日のマラソンの

ような放送の仕方は勘弁して欲しいですね。

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少なくとも、WOWOWに来てからの私は、“癒し系”とか

“絶叫とは対極にいるアナ”とか言われ、いくつかのサイトに

取り上げられたことがあります。“縁側のひだまり実況”と

評した視聴者もいました。あちらは褒めたつもりではないかも

しれませんが、気に入ってます。ハハハ。


私も、「絶叫」しないわけではありません。ここという場面では、

放送上の効果を狙って、声を張り上げることもしばしばですが、

実況全体のトーンがかなり“おとなしめ”なので、そんな印象を

与えるのでしょうか。

今のスポーツ中継はどこの局もにぎやかな演出を好む傾向に

向かっています。若いアナほど、その方向に“合わせた”実況を

しなくては生き残れないでしょう。

しばらくは、“オーソドックスな”実況をするアナウンサーが

出てくる可能性は低いかもしれません。


ここ数年は、Jリーグや高校野球に出てくる若いアナの中には、

かつてのNHKにはいなかったような絶叫型アナウンサーが

時々います。アテネ・オリンピックでもかなり絶叫する人がいて

びっくりしました。「ブルータス、おまえもか?」。ハハハ。


時代とともに、年寄りには、だんだん見るものがなくなって

住みにくい世の中になってきました。ハハハ。

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# by toruiwa2010 | 2017-12-10 08:30 | アーカイブから | Comments(0)
# by toruiwa2010 | 2017-12-10 06:37 | blog | Comments(0)

独特の、紙のにおいがたまりませんでした。

“それなりに”苦労して書いた原稿が形になったのです。

2002114日、出来上がって、届けられた本の山を

目にしたときの感動を忘れることはありません。

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「絶対、本を書くべきですよ」という後輩の言葉に背中を

押されるように、スポーツ・アナとしての自分を振り返る

原稿を書き始めたのは前年の6月、全仏オープンの出張を

終えたあとでしたから、完成まで1年半かかっています。


出版社を探す努力もしませんでしたから、500冊限定の

自費出版になりました。

タイトルは「WOWOWの岩佐ですが なにか?」ハハハ。


視聴者には抽選で差し上げたのですが、外れた方の中から、

残念と言う声が届いていました。

2003年に始めたHPのコンテンツに「MY BOOK」として

全文を再録しました。“ハプニング”のため中断しましたが、

先日、ようやく完了しました。( 2011.08.06 )


棚の上の自分 ( 2004.09.20 初出 )


タイトルの意味は、「自分のことは棚に上げて」です。念のため。ハハハ。


ちょうど「リーガ・ゲッツ」のころ、「MY BOOK」の更新が

デンジャラス・ゾーンにさしかかっていました。そこで、

無用の摩擦は避けようとアップを中断しました。

自伝的な部分や「アナウンス論」などは、賛否があっても

それなりに読んでいただけると思いましたが、「テレビで人気の

アナたち」で取り上げている“同業者”たちには固有のファンが

いらっしゃいますからね。

「ちょっと、“トーンダウン”させておこうか」と考えないでも

なかったのですが、それでは、そもそもこの本を書いた意味が

なくなってしまうので、“まんま”更新できる状況になるまで

中断することにあしたのです。

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本を書き始めた当初は、必ず出版社を見つけられると思って

いましたから、書店に並ぶことを想定して書いていました。

「でも、本音は隠さないように書こう」と考えていました。

逆に、残念ながら自費出版になったときに「プライベートな

ものなら、もっと激辛にしようか」とも思いませんでした。

“元の文章”を知っているのは自分だけですが、だからといって、

状況しだいで中身を変えるのはフェアではないと考えたのです。

その流れで行けば、HPに再録するときも“オリジナルのまま”が

正解でしょう。


今回、アップを再開すると決めたのは、「1年たったから、もう

いいだろう」ではありません。

2回分を残して長く中断しているのは気持が落ち着かないのと、

そこまで読んでいただいた方たちもきっと“中途半端”だろうと

考えたからです。

でも、特に山本、倉敷アナには強烈なファンが多いからなあ…

って、まだ迷ってます。ハハハ。


いや、この結果として「彼らも好きだが、岩佐も支持する」と

言って下さっていた方たちにそっぽを向かれても仕方がないと

覚悟はできてますから大丈夫です。

それに、書き始めた動機のひとつにこの部分があるのですから、

今になって動揺したらおかしいのです。

参照

MY BOOK 49(山本アナ) http://bit.ly/2j0iGDt

MY BOOK 50(倉敷アナ) http://bit.ly/2nC8ySC


この本では、ずいぶん勝手なことを書かせてもらいました。

若手にはかなり厳しいことを書いています。しかし、少し前に、

NHKの島村アナと話したときに、私が「今の若手たちは

僕の若いころにくらべると はるかにうまい」と言ったところ、

彼も同感でした。彼が私とまったく同じことを感じているか

どうかは分かりませんが、少なくとも私は、フジテレビ時代の

自分の実況を今聞くと「情けない」と思います。


02年の暮れから自分の古いテープをDVDにコピーする作業を

しています。懐かしさから、時々聞いてみると、盛り上がった

場面でのけたたましいしゃべり、解説者おいてきぼり、自説の

押し付け、情報の押し売り…若手に「やっちゃいけない」と

今、お説教していることをそのまま実践している若い自分が

そこにいるのですから やり切れません。


その場に居合わせた後輩のアナが「今の若手は昔の人の実況を

“たたき台”にして、それに上乗せしているんですからうまくて

当然ですよね」と、フォローしてくれました。

便乗するわけではありませんが、それはあるかもしれませんね。


アナウンスにかぎったことではなく、たとえば、スポーツの

どんな種目を見ても、10年前にくらべれば、今の選手の方が、

肉体面はもちろん、テクニックも戦術眼も優れています。

それは、先輩のいいところを学び、新しいものを積みあげて

いった結果だろうと思います。


なんだそうなんだ、ま、そんなに下手だったわけじゃないし、

「フジテレビ 将来のエース」とか言われたこともあったしなあ。

ハハハ。


冗談はともかく、若い人の中には“達者なアナ”が大勢います。

怖いのは“達者”だと、自分に酔ってしまいがちなことです。

アナウンサーが考えなければいけないのは「自分が納得するか」

ではなくて、「視聴者が面白いと思うか」なんです。

ただし、自分のスタイルは守りながら、視聴者が求めるものを

織り込んでいくことが大事で、「迎合する」「おもねる」のとは

違います。微妙なところですが、そこをしっかり認識しないと、

せっかくいい素質を持っていても視聴者にそっぽを向かれる

アナウンサーになってしまうでしょう。

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私は、去年の夏、とうとう世界水泳を楽しめませんでした。

生理的に“古舘節”を受け付けることができず、ボリュームを

上げる気にならなくて、チャンネルを変えてしまいました。

そういう視聴者は多かったと思います。

前回も同じ批判はあったはずですが、テレビ局が同じやり方を

選んだのは、“成果”があったと見ているからでしょう。

何度も書いていますが、スポーツ実況のよしあしに関しては

絶対的な“物差し”がありません。すべては人それぞれの好みで

決まりますから、いろいろなスタイルがあっていいと思います。

しかし、おのずから、落しどころ、最大公約数があるだろうと

思いたいのですが、その答えがああいう放送だとは思えません。 

悲しいことに、スポーツそのものを愛する人たちにとっては、

この“受難の時代”はまだまだ続くことになりそうです。トホホ。


古舘アナは「報道ステーション」の司会者になりました。

当然ながら、キャスターとして、私が“現代の講談”と名づけた

スポーツ実況とは違う方向を目指していますが、まだ答えは

見つかっていないようです。“才人”であることは誰もが認めて

います。この先どんなスタイルを作り上げるのか、皮肉でなく、

とても楽しみです。


こう書くと、自然の流れで「お前はどうなの?」となりますよね。

私は、2004年でサッカーの実況から足を洗いました。いわば

“半分隠居状態”ですが、現役アナとして仕事をしている以上、

常に批判の対象にされることは避けられません。

特に、これから先は、「衰えた」、「口が回らない」、「反応が遅い」

などの指摘はますます増えるでしょう。それは、私自身にも

十分、自覚があります。ハハハ。


年齢から来るこうした現象は止めようがありません。

ただ、今でもそれなりに応援してもらえるのは、そういった

マイナス面を補うなんらかの要素が私の実況の中にあるのだと

自負しています。

それがなかったら、私はとっくの昔に、マイクを置かざるを

得なかっただろうと思います。

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くどいようですが、細かい点はともかく、自分のしゃべりには

納得しています。40年以上の経験で、一応“自分のスタイル”を

見つけたつもりですが、視聴者がどう感じるかはまた別の話です。

実況アナウンサーとしての“ゴール”は見えていますが、時間と

競争しながら一人でも多くの方の共感を得られるような実況を

していきたいと考えています。


*この記事を書いた1年後、“現役生活”に

終止符を打ちました。

これでも、実況についてのエントリーを書くとき、

現役中は多少の遠慮があったのですが、辞めてからは

なくなりました。“タガ”が外れたのです。

現役の後輩には迷惑な話でしょうが。

ハハハ。


# by toruiwa2010 | 2017-12-09 08:15 | アーカイブから | Comments(0)

探偵はBARにいる 80


一面の雪に覆われた札幌郊外。

畑の中の一本道を一台の大型トラックが走っていた。

やがて、行く手に小型のバンが道路をふさぐ形で止まっていた。

トラックを運転していた男はぶつぶつ言いながら、運転席の

横に放り出してあった拳銃を手に取ると降りて行った。


バンの屋根を叩きながら「なにをしてんだよ」と怒鳴る男に

応答するように一発の銃声が響いた。車の中から撃たれたのだ。

弾かれるようにうしろに飛んだ男はそのまま雪の上に倒れ込んだ。


バンから降りた人物は、トラックの後ろに回り、扉を開けた。

毛ガニの箱が山積みになっている。黙々と、荷物をバンの

荷台に積み替える様子をトラックの助手席からふるえながら

見守る女がいた。麗子(前田悦子)だ。


市内の高級クラブでは、探偵 (大泉洋)が集めた関係者を前に

別の事件の謎解きをしていた…

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シリーズの3作目になります。探偵と、北大の研究所に籍を

置きながら探偵の助手兼運転手をつとめる高田(松田龍平)

呼吸もぴったりです。探偵の粋がりかたも高田のとぼけ具合に

くすくす笑っているうちに物語は勝手に進んでいきます。

あそこがおかしい、ここが変…と突っ込んでも始まりません。


松重豊、リリー・フランキーらが見せる“なりきり”ぶりなどを

楽しんでいるうちに映画は終わります。ハハハ。


大泉洋…なかなか達者な俳優です。で、俳優にしてはトークが

秀逸ですね。この人が出るバラエティはほとんど見ています。

爆笑することは少ないですが、脇腹をくすぐられているような

笑いが止まりません。この人の持ち味で、「探偵は…」も同じ

テーストで仕上がっています。


今回が第3作ですが、過去2作も私の“感想点”は80でした。


80


東京の南に浮かぶ離島、美浜島が津波に襲われ、生き残った

島民たちは散り散りになった。

20年後、中学生だった信之(井浦新)は川崎市役所の職員になり、

結婚して一人娘、椿の父になっている。


閉塞した島で唯一 信之が心を許す相手だった同級生の美花

(みか:長谷川京子)は東京に出て女優になっている。


島では弟分だった輔(たすく:瑛太)は同じ川崎市内の工場で

溶接工として働いていた。汚い木造アパートにしばしば女が

通ってくる。信之の妻、南海子(なみこ:橋本マナミ)だ…

信之、輔、美花の三人は島で起きた秘密を共有しています。

あることをきっかけに、信之が美花の頼みを受けて裏山の森で

島を訪れた男を殺し、輔はその遺体をカメラに収めたのです。


三浦しをんの原作を映画化したものですが、物語が物語だけに

全編、かなり重苦しい空気に覆われています。加えて、何回か

挿入されるシンボリックな音楽が観客の神経を逆なでます。


圧倒されるのは瑛太と井浦の演技力です。二人の才能なしには

この映画は成立しなかったと思います。

橋本マナミ…うーん。頑張ったことは認めますが、この二人に

はさまれるとかなりつらいですね。脱いでくれた“うしろ姿”、

あまりきれいじゃなかったし。生活感は出たかもしれないけど、

監督の狙いは“そこ”じゃなかったと思います。ハハハ。


きわどいシーン、セリフがある映画です。

14歳の美花を演じた女優が17歳だと聞いてほっとしました。

きっと、納得して出演したのだろうと思えるからです。

幼稚園児、椿は変質者に連れ去られる役でした。6歳の子役は

間違いなく何の自覚もなくセリフを言わされたのでしょう。

将来、いじめの材料にならなければいいがなあ、と思います。

映画を見て、俺はいったい何を考えているのだろう?
ハハハ。

# by toruiwa2010 | 2017-12-08 08:22 | 映画が好き | Comments(0)

189人乗りの旅客機がたった1人の乗客を乗せてイギリスから

ギリシャに飛ぶ“珍事”があったという。料金は7000円弱。

今年、グラスゴーからクレタ島に飛ぶ“最後の便”だったが、

折り返し便は満杯状態だったそうだ。

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貴重な経験をしたグリーブさんによれば、正副機長をはじめ、

乗務員全員が揃い、離陸前には乗務員による緊急時の対応の

アナウンスも行われたそうだ。一人でも手は抜かない。ハハハ。


私が初めて海外に行ったのは1971年の夏だった。

台湾で開かれたリトルリーグ極東選手権の中継のため、台北に

飛んだのだが、給油のために立ち寄った“返還前の”那覇でも

パスポートが必要だった。

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世話になった台湾中央テレビの幹部が大会前に歓迎会、中盤で

激励会を開いてくれた。“実態”は 社員を集め、私たちをダシに

飲んだり食ったりしていただけだと思っているが。ハハハ。

困ったのは、円卓を囲んだ“敵”のメンバーが次々にやってきて

「岩佐さん、かんぺえ(乾杯)と言ってくることだった。あちらの

正式な流儀はウイスキーグラスの紹興酒を顎をあげて飲み干し、

底を相手に見せることだと聞かされていたからだ。どちらかと

言えば、あまり飲まない方だった二人は“へべれけ”にされて

午後の取材ができなくなった。ハハハ。

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もう一つの思い出すのは持ち帰ったビデオテープのこと。

そのころの業務用のテープは幅が2インチ(5センチ)あって、

ものすごくヘビーだった。

その“ヘビーな”2インチ・テープを持って帰国したとき、

ボーイング727に乗ったが、客はディレクターと私だけ。

客室乗務員たちは後方の席でずっとカードに興じていた。

ハハハ。


似た経験は、ほかに一回。

20081219日、「クライマーズ・ハイ」を見に行った渋谷・

シネマGAGA200ほどの座席があったが、係の人がドアを

閉めたとき、客は私一人だった!


# by toruiwa2010 | 2017-12-07 08:15 | blog | Comments(0)

日本でも知られている大物コメディアン、ビル・コスビーが

性的暴行で告発されたことが数年前からネットを賑わしていた。

聖職者も性犯罪にかかわるし、彼らの総本山、バチカンからも

聞きたくない話が伝わってきた。

日本では、朝の超人気番組で長く司会をつとめた大物MC

アシスタントの女性アナに触った触らないで騒ぎになった。

今年になって、ハリウッドのプロデューサーが告発されたのが

“きっかけ”になって()、さまざまな分野の男たちがやり玉に

挙げられている。そして、ほぼ毎日のように、誰かが、標的に

なっている男にこんなことをされた、あんなことをされた…と

訴えている。

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ちょい悪…いい顔立ちだし、セックス・アピールもある。

人気司会者だった理由も分かる気がする。

来月号からでも「LEON」の表紙を飾れるんじゃないだろうか?

おつかれさん、ジローラモ…だね。ハハハ。


男の名前はマット・ラウア―。アメリカNBCの朝のショー、

TODAY」のアンカーを20年以上つとめてきた。

先週の水曜日の番組で、突然 彼の解雇が視聴者に告げられた。

月曜日の夜、同僚(女性)が幹部に訴え、火曜日の夜には解雇が

決まったという。それほど、“救いよう”がなかったのだ。


ラウア―の“不適切な”行為はソチ五輪の舞台、ロシアで始まり、

帰国後も続いたとされ、幹部は問題が一人だけに留まらない

という確信に至り、早々に決断したそうだ。

ラウア―の親しい友人でもあるNBC NEWSの会長が電話して

直接伝え、ラウア―は受け入れて「悔いている」と話したという。

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“主役”がビッグネームというだけで、今は世界中で起きている

セクハラ騒ぎ…特にアメリカでは つい先日も有名な指揮者が

80年代の少年に対する性的虐待で訴えられている。 この際、

一気に“ウミ”を出し切ろうという女性たちの強い意気込みが

伝わってくるような広がり方を見せている。

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そのせいか、続報・詳報に出てくる話が “割り引いて”聞いても

“おぞまし”すぎる。さすがの私の筆も鈍るほどだ。ハハハ。

あえて紹介すると、映画「レ・ミゼラブル」公開の直後に女優

アン・ハサウエーがゲストでスタジオに来たとき、挨拶のあと、

いきなり、数日前のレッドカーペットで起きた“事件”に触れた。

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このドレスで会場に現れた彼女が車を降りるとき、待ち構えた

パパラッチに”不適切な”写真を撮られてしまったのだ!

気持ちを込めた映画が公開された直後に人気番組に呼ばれて

高揚していたに違いないハサウエーだが、冷水を浴びせられた

気分だっただろう。忘れたかったはずのインタビューなのに、

今度の“事件”でネット上に流れている。気の毒に。


ラウア―の部屋のデスクの下にはドアをロックするリモコンの

ボタンが仕込まれていた(!)という話さえあった。驚くことに、

ほかの幹部もやっていると証言する女性幹部の証言もある。


気の毒なことに、オランダ出身で元モデルの奥さんはどうやら

ハンプトンの家を出て故国に帰ったようだ。結婚生活は20年、

10年ほど前に夫人が離婚訴訟を起こしたが、彼は“イメージ”を

守るために5億円を妻に払うことで訴訟を取り下げたそうで、

もともと“仮面の夫婦”だったのかもしれない。十代の子どもが

3人いるそうだが、どうしているのか?

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私が初めてSexual Harassmentという言葉の存在を知ったのは

1960年代だったと思う。

アメリカ兵や家族向けのFEN (Far East Network:現AFN)

音楽を聴いていると、兵士に呼び掛ける告知の中にこの言葉が

なんども出てきた。「あってはならないこと」、「被害を受けたら

委員会に報告しなさい」という内容だったと記憶する。

アメリカの軍隊ではそのころから女性兵に対する嫌がらせが

大きな問題になっていたのだと思う。


当時は、アメリカでも“ハラスメント”とは女性に対する性的な

嫌がらせ…というとらえ方だったと思うが、今では、パワハラ、

モラハラ、マタハラ、アカハラ…と範囲が広がっている。

今回、超人気の司会者が職場で同僚にセクハラに及んだ。

その後もメトロポリタンの有名指揮者による“少年”に対する、

テレビで有名になった女性歌手による“女性の友人”に対する

わいせつ行為の訴えが出ている。複雑多岐…。

そして、とどまるところを知らない。


“対岸の火”と思わない方がいい。

アメリカで“はやった”ものはわずかな時差で日本を襲ってくる。

スネにきず持つ輩は今からスネと首を洗っときなさい。ハハハ。

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余談だが、アメリカTIME誌が発表した“今年の顔”の候補の中に

#METOO Movement が入っている。ハリウッドの制作者の

セクハラが明るみに出たあと、多くの人がこのハッシュタグで

自分の被害体験をツイートしているそうだ。


# by toruiwa2010 | 2017-12-06 08:35 | 岩佐徹的考察 | Comments(0)