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岩佐徹のOFF-MIKE

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実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

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この冬一番の寒さの中、早起きして三島に行ってきました。
お目当ては、まず柿田川公園に行き、その帰りに富士山を見る…です。
6時に起床して、ライブカメラで三島が晴れているようなら“GO!”と決めておきました。
新富士のカメラは真っ暗でしたが、河口湖畔のカメラを見ると、薄明かりの中、富士山の
輪郭がすっきりと見え始めたのが6時半ごろだったでしょうか。

こだまの時刻表を確認して7時半に家を出ました。
8時34分の新幹線が品川を出て間もなく、“完璧な”富士山が見えると気分が高揚します。
小田原までは雲ひとつかかっていませんでしたが、トンネルを抜けて三島に着くと、ああ、
何ということでしょう、頂上付近と裾のほうに雲がかかっているではありませんか!
ほぼ全体が見えていた小田原から30分もたっていないのに…。
地元の人の話では、富士山は、少し気温が上がるとどうしても雲がわくようです。
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しかし、柿田川公園はよかったです。
1日100万トン(25mプール2,000杯分)、“東洋一”と言われる水が湧いています。
富士山の周辺に降った雨が長い年月をかけて地下を通り、ここに出てくるのです。
写真は第一展望台の下にあるポイントです。分かりにくいかもしれませんが、どこまでも
透き通った水がこんこんと湧いていました。
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残念なのは、“見せる工夫”が足りないことです。
多くの人に見てほしいけど、水は汚されたくない…その気持ちはよく分かります。
しかし、水のそばに行けるポイントがありません。展望台はありますが、訪れた人は
もっとそばまで行きたいと思うはずです。
特に、湧いた水が集まって流れとなる柿田川は長さわずか1.2キロ!その“全景”を
見渡す場所がないのです。
工夫次第で、観光客も満足、水も汚れないというバランスをとることは可能でしょうに。
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吸い込まれるような水を見て、心が洗われるような気がしました。72年の汚れですから
なかなか、大変ですが。ハハハ。
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上空は真っ青な空が広がっているのに、富士山だけ雲に隠れて顔を見せてくれません。
“独立峰“ですから仕方がないのでしょうが、せっかく東京から来たんだから…。
状況が良ければ、御殿場線で富士岡に行き、長く裾を引く富士山をじっくりと堪能して
帰るつもりでしたが、雲がとれる気配はなく、すごすごと三島駅に戻りました。
ホームに上がると、気の毒にと思ったのか、ほんの数分間、「ちょっとだけよ」と
言わんばかりに頂上を見せてくれました。今回はこれでよしとしましょう。
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二兎を追うものは…と言いますが、その通りになってしまいました。
ただし、+一ネコ…。ハハハ。
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# by toruiwa2010 | 2011-01-18 14:03 | 旅に出る食べに行く | Comments(6)
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Mens 1R
Nishikori d.Fognini 6-1 6-4 6-7(4) 6-4

錦織のスタートはまずまずと言っていいのかもしれません。
しかし、私は気がかりです。去年の有明でも同じことを感じたのですが、デビュー当時の
さわやかさを失っているように見えるのです。石川遼や斎藤祐樹と比べると分かります。

6-1 4-4…ボール交換の1ゲーム前のタイミングでチェアに戻りました。ゆっくりと。
フォリーニは「なんだよ、あれは」と言わんばかりの表情を見せていました。
その視線の先で錦織はラケットを換えていました。外したビニールのカバーをコート上の
ラケットバッグの上にふわりと落としてポジションに向かいます。
ゲーム間にラケットを換える選手はたくさんいますが、記憶する限り、トップクラスで
こんな振る舞いを見せる選手はいないと思います。
風が強かった有明でも同じことをして主審がボールパーソンに処理させましたが、なぜ、
バッグに軽く押しこむ僅かな手間を惜しむのでしょうか?
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新しくコーチになったブラッド・ギルバートには“Winning Ugly”という著書があります。
醜く勝つ…つまり、どんな手を使っても勝つ、というニュアンスだと思いますが、まさか、
それを実践しているわけでもないでしょう。ハハハ。

試合前のミーティングで主審から線審たちに「注意して見るように」との指示があったのか、
何度もフットフォルトを取られてフォニーニはいら立つ様子を見せていました。
その意味では一定の効果はあったかもしれませんが、そんなことで勝てたとしても長くは
続かないでしょう。
ごく若いうちに親元を離れて海外に出たことで、日本人の良さが失われ、“悪い意味”で
アメリカナイズされてしまったのではないかと心配です。

力強いストロークには魅力を感じますが、“勝てばいいのさ”とまでは思いません。
彼についてはデビューのころから、その“危うさ”を指摘してきました。
テニス界には、若くして成功してもまったく“スポイル”されることなくビッグになった
サンプラスやナダルのような選手もいれば、アガシ、ロディックのように“寄り道”を
してしまった選手もいます。

WOWOWの解説・実況でもほめるばかりだったようです。彼が勝ち進めば、視聴率的にも
有難いのですから、いいムードで放送をしたいのでしょう。ネガティブことを言いにくい
雰囲気があることは想像に難くありません。ハハハ。

新聞も、遼、祐樹、圭…と書いていれば普段より売れるようです。“持ち上げる”ことしか
頭にないのは当然です。
昨日の「とくダネ」で“エリカさま”を取り上げたとき、ピーコだったかおスギだったかは
あたりさわりのないことしか言いませんでした。言いたいことは山ほどあるでしょうが、
そのうちスタジオに呼ぼうと考えているに違いない番組としては、打ち合わせのときから
余計なことを言わないように、という“空気”を作っていたはずです。

そして、ファンは勝ちさえすればいいのでしょう。ツイッターをのぞくと「2回戦の相手は
ハ○デンコ…」と身体的な特徴をからかうつぶやきもありました。
(実際はマイヤーが勝ちました)
応援する、というのはそういうことではないと思うのですが。

いいアドバイザーがほしいところです。

「強さイコール優しさだと思ってるんでね。
やっぱし、試合終わって相手をたたえられない人間なんて、そのうち、すぐ負けますよ」

…本物の強さとは、と問われたボクシングの長谷川穂積がそう答えていましたね。

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# by toruiwa2010 | 2011-01-18 08:35 | テニス | Comments(18)
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2011全豪オープンは初日を迎えました。
メルボルンとの時差はわずか2時間…11時から各コートで試合が始まりますが、日本では
午前9時です。ご主人や子供さんを送り出した主婦たちには、ちょっと息抜きができる
時間帯でしょうか。もっとも、二人暮らしの我が家でも朝から洗濯機が回っていることが
多いですから、子供さんがいる家庭では、私が考えるほど主婦がのんびりできる時間では
ないのかもしれませんね。

何度も書きましたが、全豪は最もお気に入りの大会です。
気候は温暖、会場は定宿のヒルトン・ホテルから歩いて10分少々の至近距離、放送席も
これ以上は望めないという絶好の位置にあります。仕事をする環境が最高なんです。
コメンタリー陣は、おかげさまでどこに行っても大事にしてもらえる一方、予算の関係で
スタッフのホテルはワンランク下げざるを得ないことが多いのですが、全豪だけは全員が
同じホテルです。こちらの環境もきわめて良好です。
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ホテルの食堂から公園が見えます。
「メシより寝たい」スタッフは足を踏み入れませんが、私は毎朝6時半から7時の間には
この窓際に座っていました。
新聞を読み、軽い食事をとりながら通りの向こうの“緑”を楽しむのです。
リリー、エバートン、ブライアン…顔なじみになった給仕さんたちは2006年から急に姿を
見せなくなった私のことを心配しているかもしれません。「年も年だからなあ」…。ハハハ。
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天気が良くて、第1試合が担当でない日は健康のために遠回りをして会場入りしました。
公園を抜けて、その向こうにあるダウンタウンを目指すのです。
外側を回る1時間コース、それほど時間の余裕がないとき、街のヘリを回る40分ぐらいの
コースと、いろいろ取り揃えていました。ハハハ。
資料をつめたリュックを背負って歩くといい運動になります。なにより、緑が豊かな森の
さわやかな空気を胸いっぱいに吸うと、それだけでかなり幸せな気分になります。
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簡単に35度ぐらいまで気温が上昇するメルボルンですが、朝晩はそれほど暑いわけでは
ありません。…と言っても、油断は禁物です。
皮膚がんの罹患率が高いことでも分かるように、日差しは気温以上に強烈なんです。
うっかりして、まとまった時間、戸外にいるとたちまち「ヤケド」をしてしまいます。
髪が薄くなっている私は、三日目ぐらいに頭皮がむけてきたことがありました。ハハハ。

訪れるたびにこの会場は“顔”を変えてきました。もちろん“いい方に”です。
コートなどの施設は毎年どんどん改善されて、今では4大大会で一番充実しています。
初めの2、3年はハエが多くて、番組の冒頭で皆さんにご挨拶する部分の収録中に解説者の
目のふちにとまったり口の中に入ったりして、そのために撮り直しになったことが何度も
ありました。
選手もさぞかし集中しにくかったろうと思いますが、いつのまにか見事に姿を消しました。
会場がある公園もフリンダース・パークからメルボルン・パークと名前を変えています。
大会側には、“ウインブルドン”や“ローランギャロス”のように、会場の名称を大会の
呼び名として定着させたい思惑があったのですが、見事に失敗しています。ハハハ。
*************
変わらないのは、ホテルに隣接する公園で、毎晩愛嬌を振りまいてくれるポッサムです。
リスのような、ねずみのような有袋類で保護の対象になっています。
昼間は木の上で寝ていて、夜になると地上におりて、主に観光客から食べ物をもらいます。
闇の中で光る目、両手で食べ物を支えて食べる様子がなんとも可愛くてたまりません。
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今大会、私の関心は2点です。
ナダルのグランドスラム4大会連続優勝は、可能性を30%ぐらいだと思っています。
3回戦の相手になりそうなフェリシアーノ・ロペスに勝てば準々決勝までは問題ないと
思いますが、そこから先はダビド・フェレル(準々決勝)、ソダリングorマレー(準決勝)…
そう簡単ではないでしょう。直前に風邪をひいたという話を聞きますが、メルボルンの
暑さを考えると、スタミナ面の心配もあります。ナダルのスタミナが問題になるなんて
珍しいことですが。ハハハ。

もう一人は錦織です。
ジャパン・オープンに来た時の彼にはいろいろな点でがっかりしましたが、注目するのは
コーチがブラッド・ギルバートに変わったらしいからです。
戦略家だし、なにより、選手をその気にさせる“Mr.Motivator”として実績があるだけに
錦織をどう導いていくか、その手腕に興味があります。
試合中に周囲と話に夢中の彼の姿を見ることが多くなりそうです。そこで柳さんが一言、
「また、試合を見てませんね」と言えば、私的には完璧です。ハハハ。

今日は、阪神・淡路大震災が起きた日ですね。
1995年のその朝、控室に着いたとき、スタッフが地元局のニュース映像にくぎ付けに
なっていたことを思い出します。
芦屋市内のマンションに住んでいた母と長兄が気がかりで妻に電話すると、「さっきから
電話しているけどつながらない」と言う話でした。
連絡がついた、と聞いたのは、一仕事終えて戻ったときでした。
関東大震災を経験している母、そのとき母のおなかにいた兄は、ともに無事でした。

16年がすぎました。

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# by toruiwa2010 | 2011-01-17 08:09 | テニス | Comments(1)
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MVP:2回
三冠王:3回(1982年、1985年、1986年)=史上最多
首位打者:5回(1981年 - 1983年、1985年、1986年)
本塁打王:5回(1982年、1985年、1986年、1990年、1991年)
打点王:5回(1982年、1985年、1986年、1989年、1990年)


現中日ドラゴンズ監督・落合博満の選手時代の成績だ。
どこに出しても恥ずかしくない数字が並んでいる。同等はいても、打者として
彼を上回る実績を残した選手はほとんどいない。
多くの人がイチロー、イチローと騒ぐが、ヒットならいつでも打てる技術と、
その気になればホームランだって楽に打ってしまうバッティング…打撃術では
落合のほうが上だと思っている。

…なのに、おととし、去年と2年連続、わずか1票差で殿堂入りを逃がした。
そのつど、そんなバカな話があるかと、書いてきた。
名古屋ではどうだったか知らないが、全国的には2年とも大した“ニュース”に
ならなかった。

ドラゴンズ・ファンでもないし、落合が特別好きなわけでもない。
しかし、このニュースを聞いたとき、プロ野球の取材に携わった者の一人として、
猛烈に恥ずかしい思いと怒りを感じた。

殿堂入りの選手は、取材経験の豊富な野球記者の投票によって選ばれるのだが、
こんなことになるのは彼らが“好き・嫌い”を基準に投票しているからだ。
現役時代、報道陣に評判が悪かった人は不利になる。
3年目の今年も同じことを書くのだが、日本では唯一の400勝投手、金田正一も
選ばれる資格を得た1年目には殿堂入りできなかった。
外国のメディアは日本の野球殿堂入りなどに関心がないからいいが、我がスポーツ・
ジャーナリズムの程度の低さは目を覆いたくなるほどだ。

去年の同じ時期に書いた記事の最後をこう締めくくっている。

落合は、去年圧倒的な得票で殿堂入りしていなければいけなかったのに、
子供っぽい記者たちの犠牲になってしまった。気の毒に。
同じ仕事をしてきた者の一人として恥ずかしい限りだ。

今年1年、にこやかに接してみるか。ハハハ。

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落合が、昨シーズン、報道陣とどう付き合ったか知らないが、今年は必要な票数を
30票ほど上回ってめでたく選出された。
新聞に出ていた「いつかもらえればいいなと思っていたけど、こんなに早く表彰されて
戸惑っているのが本音です」という落合の談話にホッとした。大人…ということだ。


30年遅いわ!!
神宮球場が、スピードガンの見直しを検討しているそうだ。
昨年、由規が161キロをマークしたとき、テレビ中継では「152キロ」と表示され、
大きな誤差が話題になったという。

私が神宮で実況していたのは1970年代終盤だが、当時から、神宮はよその球場より
数字が出る、ちょっと、おかしいんじゃないかと感じていた。
入団したての江川が最後の一球で152キロを出したこともある。
ずっと、チェックされずにいたことのほう不思議だ。

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# by toruiwa2010 | 2011-01-16 09:21 | メジャー&野球全般 | Comments(7)
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「シェフチェンコ。切り返して、シュートーッ!」
恥ずかしいほど裏返った声で描写したあと、私は沈黙しました。
振り返ると、隣の早野さんも勘のいい方ですから心得たもので、しゃべり出す心配は
ありませんでした。
2003年5月13日、チャンピオンズ・リーグ準決勝第2戦、インテルを相手にミランが
先制した場面です。手元のモニターには、喜びに沸く数的には劣勢のミラニスタたち、
めずらしく顔面を紅潮させているアンチェロッティ監督、抱き合って喜び合うミランの
イレブン…頭に浮かぶフレーズを飲み込んでゴール・シーンのスローが出るまで31秒、
しゃべるのを我慢しました。ハハハ。
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9月25日。
全米オープン・テニス初日のナイト・セッションでは、第1試合のあとに、偉大な足跡を
残したピート・サンプラスの引退セレモニーが行われました。
舞台がととのったところで呼び出された彼がセンター・コートの入り口に姿を見せると、
2万人を超えるスタンドのファンが立ち上がって拍手を送り始めました。
このときも、出席者たちと挨拶を終えたサンプラスがこのスタンディング・オベーションに
思わず嗚咽し始めたところから司会者がセレモニーをスタートさせるまでの1分53秒間、
黙っていました。

しゃべりたいのを我慢して、画面に語らせる。すべての人に受け入れられるかどうかは
分かりませんが、これが私の好きなスタイルです。
「もう少ししゃべったほうがいい」と考える人の中には、試合のハイライトや年末の
総集編などを担当するディレクターもいます。
「チッ、これじゃ盛り上がんないジャン」(ハハハ)とか言ってるに違いないのですが、
私はそのとき、その瞬間を視聴者と共有することを優先するようにしています。

テレビ放送が始まって50年、「見れば分かることはしゃべるな」とよく言われます。
アナウンサーになりたてのころ、先輩から耳にタコができるほど教えられたものです。
しかし、基本的にはその通りですが、実際はそうも行かないのです。
一つ一つのプレー、技を描写しなくてもいいのは、フィギュアスケート、体操、ゴルフ、
テニス、相撲など限られた種目だと思います。
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まったく実況しないのではなく、「ここからが見せ場です」、「見事に決まりました!」、
「あざやかなパッシング・ショット」、「よく残しました」など、ここという場面では
視聴者の気持ちを惹きつけるために最小限の描写は入れます。
逆に、ボクシング、競馬などは、「見れば分かる」と分かったうえで、ほとんどすべての
動きを言葉で追っていきます。
視聴者が映像を見ながら実況によって気持ちを盛り上げることを知っているからでしょう。
面白いことに、アメリカでもこの両種目は日本と同じようにラジオ風の実況をしています。

残りの種目については、両者の中間、つまり、少し“抑え目”に実況をつけているのが
現状だろうと思います。たとえば、ラジオなら「センターサークルにはボールをはさんで
手前にロナウド、向こうにラウール、その向こうにレフェリーのコッリーナさんの顔が
見えています」としゃべるところをテレビは「顔がロナウド、背中はラウール。
レフェリーはコッリーナさんです」で終わりです。
「そのメンツなら名前もいらない」などとチャチャを入れないように。ハハハ。

このように、“どれぐらい実況するか”は、種目ごとにこれまでの放送の歴史の中で自然に
「落しどころ」が決まってきたのだと思います。あとは個人差でしょう。
ただし、その“個人差”はしゃべり手と受け手、それぞれにありますから微妙です。
わずかな差でも実況が多いと感じれば「いちいち言わなくても分かるよ、うるせえな」、
逆に情報が多すぎると思えば「どうでもいいことばっかりしゃべってないで、ちゃんと
実況しろよ」とお叱りを受けますからね。
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落しどころと似ているものに用語などについての「不文律」もあります。
たとえば、ゴルフでは、「1から10までは英語で、11以上は日本語で」という不思議な
現象が定着しています。つまり、「ワン・アンダー」、「ワン・ストローク」から「テン・
アンダー」、「テン・ストローク」まで英語のあと、いきなり「じゅういち・アンダー」、
「じゅういち・ストローク」になるのです。長年こう聞かされてきた大多数のゴルフ・
ファンには違和感がないでしょう。「慣れ」があるからです。

ところが、10年ほど前、NHKの中継であるアナウンサーが「イレブン・アンダー、
トゥエルブ・アンダー」と言い始めたときには「おやっ?」と思いました。
ディレクターと話し合った上でのトライだろうとは想像がつきました。
しかし、ラウンドが進んで「フィフティーン・アンダー、シックスティーン・アンダー」
あたりになるとやはり違和感を覚えるようになりました。

私の記憶では、この試みはその大会だけで終わり、元に戻ったと思います。
本来おかしな言い方に違和感がなく、正しい言い方のほうがおかしく感じる、それこそ
おかしな現象が起きたことになります。

テレビでラグビーを見ることが減ったので、「定着」しているかどうか分かりませんが、
ファウルがあってプレーが止められたときに「A大学にペナルティーがありました」と
実況するアナウンサーがNHKにもいて驚いたことがあります。
本来、まず「B大学にファウルがあって」その結果として「A大学にペナルティー・キック」
なんですが、ファウルとペナルティーがごっちゃになっているのです。

WOWOWでアイス・ホッケーを担当していたときにもまったく同じことが起きました。
しかも、専門家である解説者が疑問を感じていないので困ったことがあります。
何度か話をして、一度は「確かに言われてみればそうだね」と納得してもらったのですが、
とにかく、何十年もしみ込んでしまっているのですぐ元に戻ってしまい、最後には私が
ギブアップすることになりました。
このあたりのことは書き出すとキリがありません。長くなってしまいましたので、続きは
またの機会ということにしましょう。

10日にメディカル・チェック、11日にはぴあ主催のテニス・トーク・ショーをやって
12日にオーストラリアに向かいます。
では、今年もヨロシクお願いします。

*2004年1月、旧HPに書いた記事です。
“ファウル・ペナルティー”の件については、先日、学生ラグビーの準決勝、決勝を
見ましたが、NHK,の実況アナは今でも、同じ言い方をしているようです。
たぶん、私がこだわりすぎなんでしょうね。ハハハ。

あとで、落合の殿堂入りについて書く予定です。

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# by toruiwa2010 | 2011-01-16 08:05 | 放送全般 | Comments(4)
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紛糾し、怒号が飛んだ民主党大会のビデオのあと、、MCの小倉が切り出した。
「活発な議論…という印象かもしれないけど、そうじゃなくて、ぐちゃぐちゃなんだ」
ゲストの田崎史郎(時事通信)が「政党として機能しなくなってる」と応じた。
ここで、大村リポーターが内定している改造新内閣の顔ぶれを紹介。

小倉が、仙石から枝野に替わったことについて尋ねると田崎はこう答えた。
「仙石と枝野は義兄弟のようなもので非常に仲がいい。問題ない」
小倉「それで、うまく行くのかどうか?」
田崎「この政権は、つきつめると、菅・岡田・仙石・枝野の4人で動かしている。
小沢を切ることについても、4人でやってきた。チームワークに問題はない」
小倉「(この人事は)閣僚にとってはいいこと?」
田崎「政権がwork(機能)していくためにはいい人事だと思う」

ここで大村が与謝野馨の著書「民主党が日本経済を破壊する」を紹介。
「…こういう人を閣僚にするのはおかしいんじゃないかという声も…」
岩上「いや、おかしい。(顔面紅潮)どう考えたって…」
小倉「おかしい?」
岩上「おかしいですよ、そりゃ。明らかにね」

岩上の剣幕に小倉はまとめようとする。
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顔面紅潮の岩上氏

田崎「この陣容を見ると節操がない。参議院議長を務めた人がいち閣僚なんて変なこと。
与謝野さんにしてもあれほど民主党を批判してきたし、前の選挙では自民党から
比例代表で当選している」
小倉「岩上さん、与謝野さんは誰に負けたんでしたっけ?」
岩上「東京1区の海江田さんと闘って負けた。その東京1区の勝者と敗者が同じ内閣に
  入って、しかも、昨日まで別の党。“立ちあがれ”にいた人が内閣に座っちゃった。
  立ちあがってた人が座っちゃった。(スタジオに笑い)
  マニフェストでは増税しないと言ってたのに、今度は増税しろという人が入ってくる。  
  でたらめ内閣だ。
  さっき、田崎さんが素晴らしい人事だといったが、とんでもない人事だと思う」
田崎「僕は枝野さんの起用について申し上げた」
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突然かみつかれ当惑気味に口をつぐみ、苦笑いの田崎。

小倉「小沢さんが(閣僚を)入れようとしないからこうなる?」
田崎「それもあるが、家庭内別居みたいなもので、菅・仙石から見ると、小沢サイドが
足を引っ張ると。だから、こっちでやってくんだ…というところもある」
岩上「普通に見たら、逆じゃないか。“小沢排除”って言い続けている側が排除してる。  
  どう考えたって、それは言い方がおかしい」
田崎「おかしいと思わない」
岩上「いやいや、全然おかしいと思う」
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もてあます小倉
なおも、“言いあい“は続いたが以下カット。

底流に、記者クラブや官房機密費をめぐって“既存の”政治ジャーナリストたちを批判し
続けてきたフリーランス・ジャーナリストの一人として、岩上の田崎に対する“一定の
感情”があったと思われる。
このコーナーは小倉が田崎に話を聞く形で進めることになっていたはずだが、横で聞いて
いるうちに、岩上の中で田崎の発言に対する不満がこみ上げて冷静さを失ってしまった。
そのきっかけは、岩上のちょっとした“誤解”だったと思う。

なぜ、そう書くかといえば、大村は“顔ぶれ紹介”の中で与謝野のことにも触れていたが、
小倉と田崎の最初のやりとりは小倉が「仙石から枝野は?」と振ったことから始まったし、
田崎の「いい人事」は枝野について語ったと分かるからだ。
岩上の“不満の爆発”はそれを“与謝野入閣”も含めていると思い込んでしまったためだ。
もともと、田崎-岩上間で意見が一致するとは思わないが、少なくとも最初の田崎発言を
正しくとらえて聞いていたら、あれほど、頭に血がのぼることはなかったはずだ。

いやあ、しかし、久しぶりで面白いシーンを見せてもらった。
本来の意味とは少し違う使われかたをしているが“予定調和”という言葉がある。
あらかじめ決めてある着地点に話を導いて行ってまとめる…というワイドショーの進行は
まさに予定調和の典型だが、昨日の、このコーナーはみごとな予定“不”調和だった。

問題のシーンを見ながらもう一つ頭に浮かんだ言葉がある。“破調の美”…。
台本や進行表通りに話が進むと見た目はすっきりするが、面白くはならない。
番組のリズムが乱れたとき、面白いものが見られる。
違った意見の持ち主が5~6人出演する「サンデーモーニング」でさえ、激しい議論は
ほとんど聞けない。予定調和だ。
誰に話を振るかは項目ごとに決めてあるのだろうし、全員が“その気”で議論を始めれば
エンドレスになる可能性もあるが。ハハハ。
だから、江川vs張本は面白かったのだ。

小倉は少々焦ったかもしれない。短命に終わったが、土曜日に番組をもったときも田崎は
レギュラーだった。お気に入りなんだろう。


ちなみに、これまで岩上の発言に違和感を覚えたことはない。
まさか、フジテレビもこんなことで、番組から消すようなことはしないだろうな。
それほどのアホとは思いたくないぞ。
岩上本人は、昨日の昼ごろ同じような懸念を書いた書き込みにこうつぶやき返している。

ないとはいえません。でも、黙って見過ごすわけにはいきませんでした。

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# by toruiwa2010 | 2011-01-15 10:22 | 放送全般 | Comments(1)
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オーストラリアのシドニーに来ています。
英語国民はこの国を“DOWN UNDER”と呼びます。赤道のはるか南、アメリカからも、
ヨーロッパからも、「遠い国」なんでしょうね。

国同士、あるいは大陸同士などの間には、相手を呼ぶときに独特の言い方をすることが
あるようです。
詳しいことがよく分かりませんし、中には相手を見下したりからかったり、極端な場合は
侮辱する意味合いのものもありますから、気をつけなければいけません。
差し障りのなさそうなところでは、英語でchinaは磁器、japanはうるし。
どちらも、かつて、それぞれの特産品をヨーロッパに輸出していたようですから、国名が
品物の名前として定着してしまったのでしょうね。ニュアンスがよく分かりませんが、
オーストラリア人がイギリス人のことを“POM”または“POMMY”と呼ぶとき、何か
「意味ありげ」です。どういうことなのか今大会中に確認することにしましょう。
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そういえば、ゴルフ中継を担当していたころ、こんなことがあったのを思い出しました。
ナレーションを頼まれた時のことです。アメリカとヨーロッパの女子対抗戦、ソルハイム・
カップがイギリスで行われる直前に抱負を聞かれたアメリカの選手が“…we’re going
to play beyond the pond”と答えました。
字幕を見ると、WOWOWが頼んだ翻訳者はこの部分を「池越えにプレーするから…」と
訳していました。英語はもちろん、スポーツにも詳しい女性の仕事だし、ゴルフには
「池越えのショット」がありますから、このままで通ってしまうところです。
ところが、岩佐爺はしつこいのです。ハハハ。

決して自慢話のつもりではないのですが、これまでの経緯でどうせそう取られるだろうと
覚悟した上で書くことにします。
大会への抱負を聞かれて「池越え…」と答えるのはおかしくないかと思いました。
会社に帰って大きな辞書で調べてみると、「アメリカ人が大西洋の事を“POND”と呼ぶ
ことがある」と出ているではありませんか。「大西洋なんて池みたいなもの」と、少し軽く
見ている感じなんでしょうかね。
つまり、ここは「太西洋を越えて行ってプレーするのだから…」が正解だったわけです。

話がいきなり横にそれてしまいましたが、さすがは、赤道の南にあるオーストラリアは今、
夏のさかり。暑いです。今日も、35度近くまで上がりました。
月曜日の夜に成田を出発して、午前8時にシドニー着。ホテルに着いたのが9時前でした。
これまでは、部屋の掃除ができていなくて待たされることが多かったのですが、今回は
幸いにも空いている部屋があって、すんなりチェックインできました。

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荷物をほどいて、10時のバスでさっそく会場に向かいました。
第一試合が11時開始ですから、この便に乗る報道陣が多く、満員でした。すぐにセンター・
コートをのぞくと、パティー・シュニーダーが練習していました。かつて、ダイエットと
称してオレンジ・ジュースを大量に飲ませたりする妙な男に引っかかって苦労した彼女も
去年結婚したと聞いて、「あの、柔らかなテニスがよみがえるか」と期待していたのですが、
ベテラン、クッツァーに逆転負け。

ここだけの話ですが、ご主人とおぼしき男性が、またしても結構怪しげなんですよ。
そういう「さが」なんでしょうかね?私生活のほうが幸せなら周りがとやかく言うことは
ありませんが、ちょっと心配です。そういえば、結婚して「シュニーダー・ホフマン」と
名乗ると聞いていたのですが、ここではシュニーダーのままでした。

彼女の前に、私が期待しているブレークもフェレイラに敗れました。
チャリティーのためにドレッド・ヘアをばっさり切り落とし、すっきりした坊主頭でした。
ダベンポートと組んだホップマン・カップの優勝まではよかったのですが、どうもあの
ヘアー・スタイルでないと平凡な選手に見えました。

ハンチュコワがひどいことになっています。
クラスノルツカヤとの対戦でしたが、ほとんどすべてのポイントがハンチュコワしだいで
決まっていました。うまく打てれば自分のポイント、エラーをすれば相手のポイント…
クラスノルツカヤが何もしないうちに試合が終わっていた感じでした。

帰り際、クライシュテルスが足を引きずっているのを見ましたが,シドニーは欠場です。
全豪が心配です。カプリアティも全豪欠場が決まってしまいました。

ナイト・セッションの杉山を応援しに会場に戻る予定でしたが、「ちょっと、ひとやすみ」
のつもりが寝過ごして、最後のバスを逃してしまいました。
昼間、かんかん照りの中、6時間もコートにいたので疲れていたようです。
「やすみなさい」と神様がおっしゃっているのだと勝手な解釈をしてテレビで見ることに
します。デシーに勝って会心の笑顔の写真を入れるはずがパーになってしまいました。
ごめんなさい。 (2004年1月)

午後、昨日の「とくダネ」の“騒ぎ”を書く予定です。

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# by toruiwa2010 | 2011-01-15 07:39 | テニス | Comments(0)
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一昨年、芦屋で長兄と同居生活をしたとき、初めは、食事は一緒にするつもりでした。
しかし、すぐに、歯が弱っている兄は少しでも固いものは苦手だと分かり、それまでの
生活習慣の違いもあって、無理に合わせるのはよくないと判断し、当面は好きなものを
好きな時間に食べることにしました。

東京を出発する前から、できるだけ“自炊”をしようと考えて、簡単な料理のレシピを
妻に作ってもらっていました。
レシピを見ながら妻が作るのを横で見ていたときは「まあ、なんとかなるさ」と思って
いましたが、実際にやってみると“甘かった”ことにすぐ気付きました。
実践を一度も経験していないのですから当然ですし、“1人前”を作るのは難しくて、
うまくできたものは少ないです。
トリ雑炊が完璧な失敗に終わったとき、ホットケーキ一枚も満足に焼けなかったときには
本当に情けない思いがしました。ハハハ。
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“苦闘の記”を書いたときは“読者”の皆さんにもずいぶん励ましていただきました。
特に、カレーライスとしょうが焼きにはたくさんのアドバイスがあって驚きました。
あのご恩は一生忘れません。いえ、ホントです。

先日、数カ月ぶりで妻がチャーハンを作ってくれました。私の大好物です。
私だけでなく、好物に挙げる人が多いと思います。
おいしいのはもちろんですが、食べやすいという点でも抜群です。特に男は、カレーと
並んで好きな食べ物の上位にランクするはずです。

芦屋暮らしの間に必ず挑戦し、“岩佐徹式”のチャーハンを編み出すつもりでいたのですが、
諸般の事情でそこまで行かないうちに“撤退”ということになってしまいました。

釜めし、五目めし、ちらしずし、豆ごはん…ひっくるめて“混ぜごはん”というものを
日本人はこよなく愛しているのは間違いありませんね。
カレーとチャーハン…共通しているのは手軽に食べられることと家によって“お好み”で
味付けが少しずつ違うことでしょう。
我が家の場合も、ハムとニンニクを刻んだものを混ぜたガーリックライスと万能ねぎと
玉子のねぎチャーハンの2種類があります。妻が提供してくれたレシピは…

「ガーリックライス」
ガーリック みじん切り(大き目の一片)
ハム 3枚 みじん切り(枚数は適当で)

作り方
オリーブオイルをフライパンに大匙2杯ほど入れ、
ガーリックのみじん切りを弱火で、薄い狐色になるまで炒め、油を切って
キッチンペーパーの上に取り出しておく。

フライパンに残した油で、みじん切りしたハムを炒め やはり油を切って
キッチンペーパーの上に取り出しておく。
(ガーリックもハムもペーパーが油を吸ってくれるので、パリッとする)

大盛り一膳の冷ごはんをレンジであたため、先ほどのフライパンで炒め
ガーリック、ハムを加え、塩、コショー、醤油で味付けする。
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「ねぎチャーハン」
万能ねぎ 1/2 わ (5mmくらいの幅に刻んでおく)
玉子   2個
ご飯   大盛り一膳(レンジで温めておく)

作り方
フライパンにサラダオイルをいれ、熱くなったら、玉子を入れ、ヘラで適当にかき混ぜ、
そこに、ねぎと、ご飯を入れて炒め合わせる。塩、コショウ、醤油で味を整える。
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…味の整え方は、“塩・コショウ”の一点にかかってきますね。
妻が作るものは血圧の高い私のことを考えて“塩分控えめ”です。それでも、私にとって、
「今晩はチャーハンよ」は実に心地よく響くフレーズです。“塩をもうひとつまみ…”と
思わないではありませんが、健康で長生きするためには我慢も必要です。ハハハ。

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# by toruiwa2010 | 2011-01-14 06:44 | 旅に出る食べに行く | Comments(6)
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「江~姫たちの戦国~」NHK:日曜
天下統一をもくろむ兄・信長(豊川悦司)のためにと、浅井長政(時任三郎)と政略結婚した
お市の方(鈴木保奈美)だが、やがて、夫を深く愛するようになって行く。
しかし、運命は過酷だった。時が流れ、夫は兄と闘うことになり、敗れて自害する。
戦の中で生まれた江(ごう:上野樹理)を含む3人の娘を連れたお市は信長のもとに帰る…
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「龍馬伝」からの“流れ”もあり、妻が「とりあえず見ましょうよ」と言うので、「江」の
1回目を見ました。結論を言えば、2年連続の大河は、私には“酷”かもしれません。
この先、1年間、「…でござる」調のセリフを聞き続けるのは辛いでものがあります。

上野樹理…あまり魅力を感じません。単に“好みじゃない”からで、理由はありません。
いい、と判断する人もおいででしょう。
お市に扮する、久しぶりの鈴木保奈美も“天下一の美女”も少し無理がありませんか?
そんな中で、ただ一人、豊川に存在感があった。

1回目の視聴率は21.7%で「龍馬伝」の23.2%には及ばないものの、まずまずでしょう。
脚本の田渕久美子は、昼間の母校を訪ねて子供と触れ合う番組で好感を持ちましたが、
茶々役の宮沢りえに“後ろ髪ひかれ”つつ、たぶん、あと2,3回でしょうかね。ハハハ。

「相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿」映画(テレビ朝日)
連続殺人の現場に残された“謎の記号”がチェスの棋譜だと見破った右京たちの活躍で
東京ビッグシティマラソンを舞台に計画されたテロは阻止された。
あと処理を任されていた鑑識係の米沢守(六角精児)がビデオでマラソンのスタート地点を
チェックしているとき、参加選手たちの中に、数年前、彼のもとを去った妻を発見する。
しかも、翌日、彼女は変死体で発見され、“自殺”と断定された。

しかし、彼女は米沢の元妻によく似た別人で、別の署の刑事(萩原聖人)の元妻、そして、
その死因には疑わしい点があることが分かった。
奇妙な偶然をきっかけに知り合った二人は力を合わせて事件を追う…

「相棒 劇場版 絶体絶命!42.195km東京ビッグシティマラソン」からの スピンオフと
言っていいのでしょうか。
率直な話、公開中のものも含めて“本編”より、こちらのほうが面白いと思いました。
“余計なこと”をせずに、素直にストーリーを展開しているところに好感をもちます。
フジテレビの“踊る大捜査線”シリーズも、私はむしろスピンオフの「交渉人 真下正義」、
「容疑者 室井慎次」のほうが、素直に楽しめました。


「最上の命医」テレビ東京:日曜
アメリカで名誉ある医学賞を受けたこともある若い小児外科医・西條命(みこと:斎藤工)が
平聖中央病院に赴任してきた。帰国の機上で若い妊婦の緊急出産を成功させるなど、
腕はたしかだった。
しかし、この病院では「採算がとれない」を理由に、1年前に小児外科を廃止していた。

実質的に経営を仕切っている副院長(陣内孝則)は徹底した合理主義者だった。
実績を作りながらやって行こうとする西條に周囲は冷ややかだったが、そんな中、やはり
小児外科医を目指す研修医・瀬名マリア(比嘉愛未)だけは心酔して行く…
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どーれ、テレビ東京がいったいどんなドラマを見せてくれるのだろうと、少々たかをくくって
見始めたのですが、“拾いもの”でした。
予算も潤沢ではないでしょうが、まじめに作っていることが伝わってきます。
これまで見た作品の中では目立たなかった斎藤が気に入りました。信念をもって仕事に
取り組む青年医師をしっかり演じていて、悪くないです。
相手役の比嘉は「ドクターヘリ」以後、注目している女優です。陣内がもう少し“普通に”
演技をしてくれたら、文句はありません。ハハハ。

主演クラスの3人のほかにも、泉谷しげる、池内博之、板谷由加、北川弘美と、顔ぶれが
揃っています。よほどのことがない限り、最終回まで見るでしょう。


「LADY」テレビ朝日:金曜
また、一家惨殺事件が発生した。これで連続3件になる。懸命の捜査にもかかわらず
解決の糸口はつかめない。
警視庁に新設された犯罪行動分析室に協力が要請され犯人を割り出す作業が始まった。
心理状態や人物像を分析・推理することで犯人に迫る“プロファイリング”だ。
主任の結城(木村多江)以下のメンバーが意見を出し合うが、アプローチが違う。中でも、
FBIアカデミー出身のプロファイラー・香月(北川景子)は、新人だが、独特の視点を持ち、
自分の意見には自信満々、周囲から浮いている…

解決法が乱暴すぎて、ちょっとなあ。ハハハ。
推理小説を読むと、アメリカでのプロファイリングは当然のことになっているようですが、
日本ではどこまで捜査の最前線で利用されているのか“定か”ではありません。
どんな犯行にも一定の傾向があり、連続事件ではそれが顕著になって、プロファイラーが
解決に大きく貢献しています。小説・映画の話ですが。ハハハ。
ただし、このドラマでは推理・分析のステップがかなり雑に踏まれていて「そんなことで
判断しちゃっていいのか」と、見ているものが心配してしまう場面が出てきます。

そして、北川景子にはまだ看板を背負って主役を張るのは無理のような気がします。
金曜日はあまり見るものがないですが、あと1回かな。


「味いちもんめ」テレビ朝日:新春スペシャル
伊橋悟(中居正広)は東京の料亭「藤村」で働く、親方(小林稔侍)も認める板前だったが、
“おいまわし”と呼ばれる新人の教育にはことごとく失敗していた。
京都の名門「菊華庵」に頼まれて預かった跡取り息子・信太郎(山本裕典)も、力づくで
言うことを聞かせようとする悟のやり方に音を上げ、京都に逃げ帰ってしまった。

ほどなく、その吉華庵の主人が亡くなった。
通夜・告別式に参列するため親方とともに京都入りした悟は、そのまま菊華庵の板場を
預かることになってしまう。前からいた板前が食材の“産地偽装”をマスコミにばらして
憂さを晴らしたため菊華庵は窮地に立たされた…
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中居の少し“軽め”の演技がこのドラマにぴったり合っていますね。シリアスな役だった
「私は貝になりたい」は空回りしていたのですが、これは彼のはまり役のようです。
物語は“ありきたり”ですが、見たあとの気分がすっきりしていて、ドラマ・シリーズを
見なかったことが悔やみました。ハハハ。

それにしても、料亭の調理場を舞台にしたドラマは過去にもたくさんあり、今も繰り返し
作られますが、梅宮辰夫・萩原健一コンビの「前略おふくろ様」を上回る作品にはなかなか
お目にかかれません。
親方と若い調理人の関係、実家の親兄弟との関係、厳しい修業と挫折、挫折を乗り越えて
成長していく若者たち、調理人仲間の友情や嫉妬…描かれる世界とそこで繰り広げられる
人生模様が“限定的”だからでしょうか。


「釣りバカ日誌 ファイナル」映画(TBS)
「寅さん…」と並ぶ“国民的”映画ですが、数本ずつしか見ていません。非国民…。ハハハ。
たまたま、見始めたら面白いので最後まで見ました。
監督であれ脚本家であれ“大御所”と呼ばれる人たちを好きになれないのですが、これなら
過去の作品をあと何本か見てもいいな、と思います。

ただし、病床のスーさんが夢の中で三途の川の渡し場をうろうろする終盤のシーンは
“ナントモハヤ”としか言いようがありません。木に竹を接いだような違和感…。
山本洋次の脚本となると、周囲は何も言えなくなってしまうのでしょうかね。
このシリーズには多勢の熱狂的なファンがいるでしょうが、彼らの感想に興味があります。


2011年1月期のドラマも始まっています。
何を見るか…についても書きたいのですが、すでに相当長くなっていますので、来週に
持ち越すことにします。ご容赦を。
何か、お勧めがあったら教えてください。ハハハ。

ITいたずら?
ニコニコ動画で民主党の議員総会を見ているうちに“いたずら心”が抑えきれず、
ついつい、コメントしてしまいました。(最上段)
もっとも、分かる人にしか分からず…。ハハハ。
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# by toruiwa2010 | 2011-01-13 08:39 | ドラマ | Comments(4)
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1970年代の半ばごろまではゴルフ中継にも関わっていました。
自分ではほとんどやらないので“勘どころ”がつかみにくくてあまり得意な実況種目とは
言えませんでした。先輩に担当する人が少なかったためにお鉢が回ってきたのです。
やりたい種目、いい種目を担当できるかどうかは“めぐりあわせ”次第です。ハハハ。

当時のフジテレビの解説者は、キャディ上がりの“お茶目な”超ベテラン・Hプロと
プロの経験はないものの、声が良くて話がうまいTさんのコンビでした。
収録開始の30分前ぐらいには放送席にコメンタリーが勢ぞろいして最後の準備をします。
その一つに、マイクテストがあります。簡単に終わる作業ですが、このお二人と一緒だと
テストが済んでも話が脱線気味に延長することがしばしばでした。

私も加わって、収録ホールの紹介などを始めると、カメラも合わせてテストするのですが、
コースサイドの女性ギャラリーが写ると「その子をアップにしてくれ」とか「少し戻って
赤いチェックのスカートをはいてる女の子を写してほしい」とか注文をつけ始めるのです。
スロープに座り込んだ“無防備な”女性を見つけたりしようものなら“文字にできない”
言葉を連発するほどにエスカレートして収拾不能に陥ります。ハハハ。
東京のマスター・ルームから「お話は、回線チェックの関係個所を経由していますので
もう少し、トーンダウンしてください」と注意を受けたことがあります。
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そのころ、男子プロの開幕戦は沖縄・名護で行われる沖縄テレビ主催のOTV杯でした。
OTVにはゴルフの実況ができるアナがいなかったため、私たちが応援に行っていました。
1月の寒い時期に暖かい名護に行けるのはありがたいことでした。
ただし、笑える“困った”話もあります。

ある年、中継が終わったところで沖縄テレビの偉い方から、「7時から公民館で打ち上げを
やるのでお集まり下さい」と声がかかりました。打ち上げは応援の楽しみの一つです。
「どんなにおいしいものが食べられるのか?」と、タクシーに分乗して公民館に到着すると、
玄関の横にヤギが一頭つながれていました。
「あれは何?」と運転手さんに聞くと、「あれを“シメテ”皆さんにお出しするんです。
今晩は“ヤギづくし”でしょう」と言うではありませんか!

いやいやいや、そりゃ駄目でしょう。沖縄では“最高のもてなし”だと聞いてはいますが、
旺盛だった食欲はいっぺんに吹き飛んでしまいました。ハハハ。
その場で、「30分後に迎えに来てほしい」と運転手さんと約束をして、乾杯だけしたあと
会場を抜け出しました。街に出て食べたのは結局、カレーライスでしたっけ。

3日目の土曜日。
早めに放送席についた私が一人で真面目に品のある(ハハハ)おしゃべりをしていました。
「えー、まあ、こうして私たちがお話しすることが○○を経由し、さらに△△を通って
東京タワーから皆さんのお茶の間のテレビに届くわけです」…

10分ほどして、中継車の周辺の動きがあわただしくなりました。
ディレクターが緊張した表情で放送席にやってきます。「なにかまずい話をしたかなあ」と
一瞬身構えましたが、そうではありませんでした。
マイクロ回線の中継点で私の話を耳にした技術者が「えっ、沖縄からの回線の申請なんか
出てたっけ?」と不審を抱きました。
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チェックした結果、申請漏れと分かったのです。
逆ルートでOTVに連絡が入り、大あわてで申請して確保した回線は、予定した時間より
20分ほど遅くなってしまいました。
途中でトーナメントディレクターが最終3組ほどの進行をスローダウンしてくれましたが、
それでも、すべてのプレーヤーがホールアウトしたあと放送時間が15分余っていました!
急きょ、最終組の選手に残ってもらい、グリーン横でインタビューをすることにしました。
1年後輩のMアナが言葉少ない選手たちをリードして10分少々をうまく埋めてくれました。

私が“おしゃべり”をしていなかったら…と思うとぞっとします。

不体裁な放送になった責任を感じたプロデューサーは、仕事が終わったあと、飛行機で
ひとっ飛びの台湾に行って“おいた”をする予定でしたが、そそくさと東京に戻りました。
もう一人は、友人の“不幸”を横目に予定通りに出かけましたが。ハハハ。

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# by toruiwa2010 | 2011-01-12 08:44 | 放送全般 | Comments(2)
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メジャーでは“南下する”はフロリダやアリゾナなど暖かい土地に向けて各チームが
出発することを意味します。つまり、キャンプ・シーズンの到来です。
テニスの世界で“南に向かう”と言えば、新しいシーズンの開幕に向けてオーストラリア、
ニュージーランドなど、南半球に出発することを意味しています。

私も、1992年から2005年までの14年間、毎年いまごろ南を目指したものです。
南半球は真夏です。真っ青な空に浮かぶ夏雲…寒がりの私にとっては、まさにパラダイス。
子供のように「もういくつ寝ると…」と年明け早々から出発を指折り数えて待ったものです。
ハハハ。
出発に当たっては、少々テクニックが必要です。
気温が7~8度の日本から軽く30度を超えるオーストラリアに行くのですから、着るものの
調節が難しいのです。
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出かけるときは、Tシャツ、デニムのスポーツシャツ、夏物の上着にローランギャロスで
購入した薄手のハーフコートを羽織って家を出ました。
成田に着くとコートは畳んでスーツケースに入れて預けます。再び成田に帰ってくるまで
一切用がないのですから。ハハハ。
現地空港に着陸する前にはスポーツシャツも機内持ち込みのケースにしまいこまれます。
帰国の時は、この逆になります。

最後の7~8年はほかの人たちより早めに日本を出てシドニーに立ち寄っていました。
有力選手が集まる前哨戦を取材して情報を集めるためです。私を“大事に”扱ってくれた
プロデューサーの“好意”でした。一人旅ですが、英語で最低限のコミュニケーションは
とれますから何の不安もありません。
ただし、一度だけ、「ああ、英語でケンカできたらなあ」と思ったことがあります。

シドニー空港での通関のときです。
“食品を持っているか?”という質問には“yes ”にチェックを入れておきました。
クラッカー、ナッツ類、カップめん…朝、時間がないときに部屋で食べるための食品を
常に持ちこんでいたからです。
いつもは問題がないのに、そのときだけ「これは何だ?」と聞かれたのはカップめんでした。
説明すると「開けてみろ」と言われました。

開けてしまったら…と思いましたが、抗議しても通じないいのは分かっていますから、
しぶしぶふたを開けると、係官は持っていたボールペンの先で中身をより分け、褐色の
かけらを指して「これは肉だから、持ち込むことは許可できない」と“宣言”しました。
「そうかもしれないけど、加熱・加工してありますよ」と言いましたが、認めてもらえず、
結局、5個のカップめんは没収され、彼の後ろのテーブルに移されました。
恨みがましく見送るしかありませんでした。「どうせ、君の胃袋に収まるんだろう」と
毒づきながら…。ハハハ。
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まあ、しかし、オーストラリアは…と言っても、シドニーとメルボルンしか知りませんが、
気候も人の気持ちも穏やかで外国人には“優しい”国だと思います。
Tシャツ・短パンで過ごせるのが何よりです。

全豪に出る予定の選手たちはもう全員がオーストラリアに到着しているはずです。
ショッキングな暑さになることがありますから、体をならしておかないと大変です。
WOWOWのコメンタリーや制作陣も何班かに分かれてメルボルンを目指しているでしょう。

私ですか?私は大嫌いな寒さから逃れて南に向かう…という“特典”を楽しめなくなって
6年目の1月を、震えながら東京で過ごしています。ハハハ。

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# by toruiwa2010 | 2011-01-11 09:00 | テニス | Comments(6)
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私が愛してやまなかった作家、A.J.クイネルが死んだ!
次の作品が出版されるのを首を長くして待っていました。
なかなか出版されないのは、それだけ話が入り組んでいるに違いない、と勝手に想像を
膨らませて待っていたのです。病気(肺がん)とは知りませんでした。
戦争、内戦、不正…世界を舞台にスケールの大きな作品を次々に送り出していました。
書かれているものから、強い精神力と頑丈な肉体を持った人と想像していたのですが…
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クイネルとの出会いは今から20年近く前になります。
何を読もうかと迷っていた私にある友人が「今ならクイネルしかないでしょう」といって
「スナップ・ショット」を貸してくれました。
物語の展開の早さと登場人物の魅力で、たちまちトリコになってしまいました。
友人は「してやったり」という顔つきで「メッカを撃て」「サンカルロの対決」「燃える男」
「ヴァチカンからの暗殺者」の4冊をさしだしたのです。***

作品の中に、元傭兵・クリシーを主人公にしたシリーズがあります。
男っぽく、少し影があって寡黙、リーダー・シップもある彼は男から見ても魅力的です。
彼が活躍するシリーズは、読むのを中断するのが惜しく読み終えてしまうのはもっと惜しい…
そう言いたくなるほど、読む者の気持ちを惹きつけました。
活劇っぽい話が多く、女性向けではないかもしれませんが、男には“たまらない”作家です。

なぞの多い作家でした。
晩年は少しずつ明らかにしていたようですが、彼が扱うテーマの周辺が極めて危険なため、
正体を明かせないのだという話がまことしやかに伝わっていました。
途中から原文で読むようになったことで、彼の魅力は更に増しました。
難しい単語が使われていないので読みやすく、英語だともっとスピード感があるからです。
アマゾンなどなかったころから、アメリカに行くたびに新作を探したものです。
ただし、「こんなに面白いのになぜ?」と不思議に思うほど、どの本屋にも置いてあるという
わけではなく、しかも、新作の発表までに少しずつ時間がかかるようになっていました。
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全作品を読みましたが、もう彼の新しい物語に出会うことはありません。
特に、男がほれる男、クリシーに会えないのは悲しいです。
亡くなった場所が、彼が愛し、クリシーもまた愛した地中海に浮かぶ島、ゴゾだったのが、
せめてもの救いでした。

全米でニューヨークに行ったら、はじめに日本語訳で読んだ5作品の原語版を手に入れようと
考えています。 (2005年7月)

***アマゾンで入手できるようです。


同年代が相次いで…

先日の山下敬二郎さんに続き、昨日は高見沢宏さん、今日は横沢彪さんの訃報に接した。

高見沢さんは男性コーラス、ダークダックスの一員だった。
慶応の合唱団、ワグネル・ソサエティーから生まれたダークダックスは美しいハーモニーと
清潔感が売り物でファンから長く愛された。
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横沢さんはフジテレビの1年先輩だったが、同年齢だったこともあって、よく話をした。
フジテレビに労働組合が誕生して間もなく、日枝現会長らとともにその中心的人物として
経営者からにらまれ、一時、子会社や関連プロダクションなどに“飛ばされて”いた。
苦労人のプロデューサーは本社に戻ったあと、「THE MANZAI」、「オレたちひょうきん族」、
「笑っていいとも」などのヒット番組を生んだ。
その前に、彼が子供向け番組「ママと遊ぼうピンポンパン」のプロデューサーだったことは
あまり知られていないが、なかなかのアイディアマンだった。

テレビの世界では、強力なプロデューサーと、その下で働くディレクターたちのグループを
“シマ”と呼ぶが、面倒見がよくて人望がある彼のシマはまとまりの良さを感じたものだ。

数年前から体調が悪そうなことは知っていたが、今朝のニュースで亡くなったことを知った。
どんどん、さびしくなる。

Archivesについて
当ブログは2003年4月下旬に開設したHPに始まり、YAHOO時代を経て
今年から、こちらに移ってきました。間もなく“通算”で9年目に入ります。
中には初めからずーっと読んでいる方もおいででしょうが、書き込みなどを
見ていると、1,2年周期で“読者”が入れ替わっているようです。

そこで、気分を新たにスタートしたこちらのブログでは、古い記事の中から、
“面白そうな”ものを選んで、土日・休日に再録して行くことにします。
誰も選んではくれませんから、もちろん“自選”です。お気に召さなくても
責任はとれません。あしからず。ハハハ。

書き込みについて
コメントの際にはハンドルネームと削除用のパスワードが必須のようです。
どちらも、“適当”で大丈夫です。
例)ハンドルネーム:ペットの名前
  パスワード:012345 5,6ケタ


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# by toruiwa2010 | 2011-01-10 08:22 | 読書・歌・趣味 | Comments(7)
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トリノの霧には振り回されました。
セリエAの時の経験でミラノやトリノのあたり周辺は11月から12月にかけてよく霧が
発生することは知っていました。
ダービーの中継のためにミラノを訪れるのは、春は4月の復活祭前後、花々が咲き始めて
本格的な春の到来を告げる過ごしやすい気候ですが、秋の日程が11月の時は、出発前から
飛行機が下りられるだろうか、試合に影響は出ないだろうかと、霧のことがとても気に
なったものです。
さいわい、試合の開始が遅れたり、中止になったりすることは一度もありませんでしたが、
帰る日に霧が出て、視界が悪い中を空港に着くと、地上10メートルぐらいにたちこめた
一面の霧の上に、たくさんのジャンボ機が“浮かんで”いたことがあります。

「天災は忘れたころに…」と言いますが、今度の「霧騒動」はまさにそれでしたね。
今は夏時間が終わったので、私たち解説・実況は午前3時に辰巳のスタジオに集合します。
最後の情報チェックや打ち合わせ、リハーサルがすんで一息入れる頃、現地と衛星回線が
つながり、映像が届きます。 
この日は、その瞬間にスタッフがあげた「何だ、これは!」というすっとんきょうな声が、
廊下をはさんだ控え室まで聞こえてきました。
こういう時には、決していいことは起きません。ハハハ。
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サブ(スタジオに隣接する副調整室)に飛んで行くと、“やっぱり”という感じで白っぽい
画面には人影がぼんやり映っているだけでした。  
解説の水沼さんが「こりゃ、ダメだ」と言うまでもなく、状況は最悪でした。
ピッチに立った選手たちにも、逆サイドはおそらく見えなかったでしょう。
とりあえず、放送は始まりましたが、当然のように試合は中止、1週間後に仕切り直しと
なりました。  
そして、その1週間後もまったく同じ結果になってしまったのはご存知のとおりです。

選手も同じでしょうが、私たちも手間と時間をかけて資料を集め、気持ちを高めて放送に
臨んだのに、こんな結果に終わると消化不良でみょーな疲れが残ります。ハハハ。
「今度はいつになるのか」と思いながら家に帰ると「日本時間の今夜やることになった。
また来てくれ」というメールが入っていました。

こんなとき「カンベンしてくれよ」とは思いません。
素敵な“お嬢さん”とのデートをキャンセルすることになったのはまことに残念でしたが、
(ハハハ)「これでイヤな気分をひきずらなくてすむなあ」と、むしろほっとしました。
3時間半ほど仮眠した後、午後はインターネットでその後の情報を探って資料を整理し、
スタジオに向かいました。
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今となっては懐かしい両チームの顔ぶれ

3度目の正直…スタッフを含めて、思いはひとつ、「いい試合をしてくれよ」でした。
結果はご承知の通り、レバークーゼン・ファンには申し訳ないのですが、ユベンテイーノに
とっては満足のいく試合になりました。
とくに、日本にも大勢のファンがいるデルピエロが、キレのいいプレーを見せたのが目を
ひきました。今シーズンの彼は久々に好調だと見ていたのですが、チームの経営者たちは
彼に対して不満があったようで、「今の彼は、ケガをする前のデルピエロではない」とか、
「結局、彼はゴド-だったということか」といった、かなり手きびしかったのです。

あとの話は、少し解説が必要だと思います。
「ゴド-を待ちながら」という、きわめて難解な戯曲があります。
登場人物たちが、ゴド-という人物が来るのをひたすら待ちつづけるのですが、とうとう
姿を現わさないのです。つまり、チームの経営者たちは「デルピエロにはずっと期待して
来たけど、どうやら最後まで本当の彼を見ることはなさそうだ」と言いたいらしいのです。
欲が深いといえばそれまでですが、大金を出している人たちには、それなりの言い分が
あるのでしょう。
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しかし、今年の彼がここ数年では一番好調だというのは、多くの人の意見だと思います。
点もよく取っていますし、この試合でも周囲を生かしながらチャンスがあれば自分も行く
という姿勢が見えて見事だったと思います。 惜しかったのは、前半に見せた、鮮やかな
ファースト・タッチから切り返した後のシュート失敗ですね。 あれが決まっていれば、
まず今シーズンのベスト・ゴールになったでしょう。

実況的にも、しっかり追えていて、アナウンサーにとっては、いわゆる「オイシー」場面
だっただけにまったく残念です。ハハハ。 
まだ大舞台では真価を発揮していないデルピエロですが、イタリアがワールド・カップ
1次リーグを日本でプレーすることが決まったこともあり、なんとか大きな花を咲かせて
ほしいと思います。 
(2001.12.7 WOWOWのHPに書いたコラム)

Archivesについて
当ブログは2003年4月下旬に開設したHPに始まり、YAHOO時代を経て
今年から、こちらに移ってきました。間もなく“通算”で9年目に入ります。
中には初めからずーっと読んでいる方もおいででしょうが、書き込みなどを
見ていると、1,2年周期で“読者”が入れ替わっているようです。

そこで、気分を新たにスタートしたこちらのブログでは、古い記事の中から、
“面白そうな”ものを選んで、土日・休日に再録して行くことにします。
誰も選んではくれませんから、もちろん“自選”です。お気に召さなくても
責任はとれません。あしからず。ハハハ。


書き込みについて
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どちらも、“適当”で大丈夫です。
例)ハンドルネーム:ペットの名前
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# by toruiwa2010 | 2011-01-09 10:01 | サッカー | Comments(0)
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春の高校バレーが始まっています。
去年までは3月下旬に開かれていましたが、今年から1月に繰り上げられました。
この結果、従来は出られなかった3年生が出られるようになったのが大きな変化です。
進学する選手は大変ですが、出場する大会数が増えることで3年生のモチベーションは
確実に上がるはずです。名称も、これまでの選抜優勝大会から選手権に変わりました。
響きがいいですね。

1964年東京オリンピックで一気に火がついたバレーボール・ブームに目をつけたテレビは
日本リーグの中継に熱を入れました。フジテレビも例外ではありません。
視聴率が割合よかったこともあって、やがてそこで活躍することになる高校生の大会を
作ろうという機運が盛り上がりました。

詳しいことは分かりませんが、当時の日本協会の前田豊会長・松平康隆専務理事コンビが
フジテレビを巻き込んだのだろうと想像しています。二人とも、土日に声を聞かない日は
ないというぐらいテレビで解説をしていて話がうまいのですから。ハハハ。
決して悪い意味で言っているのではありません。ご両所ほど、バレーボールをメジャーに
するために力を注いだ人はいないだろうと思います。そして、スポーツ・コンテンツが
少ないフジテレビにとっては“渡りに船”でもあったはずです。
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1970年に始まった大会は、視聴率こそ低調でしたが、会場の熱気はものすごくバレー熱を
広げるのに大きく貢献したのは間違いないところでしょう。
入社7年目、経験が求められる野球の実況にはまだ手が届かなかない私のような若手にも
大きなチャンスを与えてくれました。日本リーグ、春高バレーの実況によって、局内で
少しは認められるようになったのですから、ありがたい存在でした。

選手とのコミュニケーションがうまくとれず、野球の取材に手こずっていた私にとって
高校バレーほど取材しやすかった種目はありませんでした。
監督に連絡さえしておけば、望む情報はほとんどすべて手に入りました。
体育館に入って監督に挨拶をするとすぐに「おい、全員集合!」と練習中の選手に声を
かけて集め、「フジテレビの岩佐アナウンサーさんだ。春高の取材に見えた。ご挨拶を」と
紹介してくれます。

キャプテンが「気をつけ、よろしくお願いします!」と大声で言うと全員が声をそろえて
同じことを“合唱”します。学校によっては、そういうときや監督が注意を与えるとき、
ずっと直立の上つま先立ちになっていることもあります。学年が低い生徒は辛そうですが、
すべてが強化につながっているのです。
練習が終わるころになると、監督が「誰かに話を聞きますか?」とわざわざ聞いてくれて、
始まる前と同様「気をつけ、ありがとうございました!」のあと、「○○と△△と□□は
岩佐さんからお話があるから残れ」と言ってくれます。
至れり尽くせり。プロ・スポーツでは絶対にあり得ません。ハハハ。

いいことづくめのようですが、ときどき困ることもありました。
取材が入ると極端に張り切ってしまう監督がいることです。
レシーブの練習では、極端に遠い所に強いボールを打ち込んだり、ミスを続けた選手を
泣くまで怒鳴りつけたりします。思わずアドレナリンが出てしまうのでしょう。たぶん、
厳しさが普段の数割増しになっていたはずです。ハハハ。
私たちが取材に行くのは、監督は歓迎しても、選手にとっては迷惑だったかもしれません。

全国大会ですから、ディレクターやアナウンサーが足りず、ネット局の応援を求めます。
アナウンサーなら、誰だって決勝をしゃべりたいものです。
しかし、私はとうとう決勝の実況はやれませんでした。
当時、大阪の大商大付属が強く、地元・関西テレビの塩田アナが男子決勝を、女子決勝は
フジの大先輩・山田アナが担当しました。
準決勝までで仕事が終わると、次の土・日は後楽園で巨人の最後のオープン戦を見るのが
私の定番のスケジュールでした。

バレーボールの解説者は“達者な人”が多かった記憶があります。
松平さんは“名物男”でした。男子監督として見事な実績を残しただけでなく、いつも、
バレー人気を盛り上げるための努力を惜しまない人でした。解説者として放送席に座ると
外国選手に“バルカンの大砲”など、親しみやすいニックネームをつけたり、“Aクイック・
Bクイック”、“時間差攻撃”などの技に名前を考えたり、バレーの面白さを伝えることに
一生懸命でした。明るいキャラクターとともに欠かせない存在だったのです。
ただし、話好きだけにしゃべり出すと止まらない“欠点”と、頭の回転が速い人なので、
こちらの未熟さを見抜かれるのではないかという“怖さ”がつきまといました。ハハハ。
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女子の試合の放送では生沼スミエさんと数えきれないほど組みました。
日立製作所や日本代表として大活躍し、のちに初めての代表監督にもなった生沼さんは、
いわゆる“美人アスリート”のハシリだと言っていいでしょう。ご本人は、そんなことを
まったく鼻にかけることなく、記憶する限りでは化粧もほとんどしていませんでした。
サッパリとして、どちらかと言えば男っぽい性格でしたから、仕事で付き合うのに気を
使うことはいっさいありませんでした。

キャリアの中で彼女ほど呼吸が合った解説者5人の中に入ります。うまい下手ではなく、
彼女と組んだ仕事を終えたあと「今日は失敗した」と思った記憶がないのです。
女性解説者にはありがちなことですが、選手に関してネガティブなことが言えないという
マイナス点を除くとコンビを組んで最高に仕事が楽しめる人でした。

古いビデオを見ていると、70年代の実況では、「…東京都体育館であります」「…の対戦で
ございます」調のしゃべり方になっているのに驚きました。
今 聞くと、とても違和感がありますが、当時はそれが普通だったのです。


今日は4時から準決勝が放送されます。
この時期に繰り上げた結果、レベルも上がっているようです。
40年前にかえって、黄色い歓声がこだまする会場で高校生たちが必死にボールを追う姿を
久しぶりに見ることにしましょう。

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新年からこちらで“営業”しています。
新参者ですが、よろしくお願いします。
これまではYAHOO!でやっていました。
古い記事は http://bit.ly/ayAddJ でどうぞ。


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# by toruiwa2010 | 2011-01-08 09:11 | スポーツ全般 | Comments(9)
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元旦からこちらで“営業”しています。
新参者ですが、よろしくお願いします。


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東京・吉祥寺の明星学園で同じクラスにいた三橋俊夫君…どうしているだろうか?
めったに登校することはなく、たまに顔を出すときはステージ衣装だった。
彼をとり囲んで「なんだよ、このズボンは。脚より細いじゃねえか」とからかったものだ。
彼はアルバイトでバンドに入り、当時おおはやりだったロカビリー喫茶などでステージに
上がっていたのだ。着替える時間がなかったのか、見せびらかすためだったのか、彼は
そのままの格好で学校に来ていた。

通学路に井の頭公園があって、しょっちゅう不良学生がたむろしていた。
そんな所を派手な衣装の少年が通りかかるのだから、絶好のカツ上げの対象になった。
極端なときには行き帰りに二度も餌食になったというから少しは考えればよかったのに。
ハハハ。
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ラジオで山下敬二郎が死んだことを知った。
40歳代以下で彼が何者かを知る人は数少ないことだろう。
平尾昌晃、ミッキー・カーチスと並ぶロカビリー3人男の一人だ。
山下は落語家・柳家金語楼の息子だったことは当時こそ有名だったが、今どき金語楼の
名前を知っている人はもっと少ないだろう。

高校生のころ、ロカビリーが全盛だった。
教室で「ダイアナ」の歌詞カードが回され、授業そっちのけで写したものだ。
ロックンロールのプレスリーや爆発的人気のビートルズの少しあと、ロック、ヘビメタが
登場する少し前だったと思う。
数寄屋橋の一角に日本劇場、通称“日劇”と呼ばれた日本を代表する大劇場があって、
年に数回「ウエスタン・カーニバル」が開かれ多くのロカビリーバンドが出演して派手な
演奏を見せていた。

投げ込まれるテープの山に埋もれた彼らに若い女性が殺到して、ステージから引きずり
下ろすような騒ぎが毎回起きていた。
大阪から東京に戻ったばかりの私も友達を誘って一度だけ出かけたことがある。
同じ年代の女性たちの“狂気じみた”行動にあぜんとしたことを思い出す。ハハハ。


山下、平尾、ミッキー…3人とも同世代だ。そういう年齢になったということか。
首筋が寒くなってきた。風邪のせいでなく。ハハハ。

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# by toruiwa2010 | 2011-01-07 08:02 | その他 | Comments(0)