ブログトップ | ログイン

岩佐徹のOFF-MIKE

toruiwa.exblog.jp

実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

d0164636_91735.jpg

フォワードか!
インテルの長友がセリエで初ゴールをあげた。
自陣左サイドでボールを持った長友は中盤で中央のスナイデルにボールを預けると
そのまま、ペナルティエリアに走り込んでセンタリングを待った。
ボールは右サイドに送られるが、長友はペナルティスポット周辺から動かない。
センタリングをペナルティアークで受けたフサイン・ハルジャからボールは長友へ。
大きなDFに前を塞がれた長友だが、うまくすり抜けると躊躇なく左足を振った。
鮮やかなゴールだった。
d0164636_9141928.jpg
もともと、点を取ることが仕事ではないポジションだが、ボールを持ったところから
シュートまでの一連の流れはフォワード並みだった。
点差があったし、DFだから雑念なく蹴れたのさ…と考えることもできるだろう。
しかし、レベルの高い国に渡り、しかも上位チームに移籍してもなお、自分らしさを
失わずにプレーする長友を見ると、海外に出て行く機会さえなかった釜本の時代から
日本サッカーを見てきた者として、来た道の遥かさを想う。

朝からいいものを見せてもらった。

テクニックか!
「なんでも知っている馬鹿もいる」の寸言は作家の内田百閒だったと記憶する

…3/2づけ“天声人語”はそう書き出していた。
IBMのスーパーコンピューター「ワトソン」が、クイズの王者2人に圧勝したという
ニュースに触れて書かれたものだ。

仮に知っていても、「その通りですよ」「あなたの記憶は正しい」などと、“したり顔”で
投書したりしないように。苦笑されるのがオチだから。
歴代の“天声人語”の担当記者は名文家が選ばれると言われているし、彼らなら、単に
記憶しているだけではなく、きちんと確認した上で書いているに違いないのだから。

ささやかな当ブログでさえ、リズムを考え、内容が伝わることを第一に、読みやすく、
分かりやすくを念頭に書いている。一つのテクニックとして、「AはBだ」と断定的に
書くのではなく、「…と記憶する」と、あえて少しぼかすことがある。
まさか、“天下の”天声人語に投書が行くとは思わないが、当ブログの場合はときたま
コメント欄に“確認”の書き込みがあったりする。“信用”の差が透けて見える。ハハハ。

ちなみに、引用されている百閒の言葉は“抜粋の抜粋”だ。この部分は、全体として…
「なんにも知らない馬鹿がいるし、何でも知っている馬鹿もいる」となっています。

このほうが、言葉としての力が強いと思うが、どうだろう。

第三セクターか!
“100% 同義”かと聞かれれば自信はないが、いまは“第三セクター”と呼ばれている
企業形態が、かつて、半官半民と呼ばれていた。国鉄や専売公社がその典型だ。

「4年間の約束」で逃げるのも限界でマニフェストの見直しが不可避となった民主党、
予算案は衆議院を通過したものの、難問山積プラス支持率低下で頭の痛い菅総理…

今や、ハンカンハンミンは“反菅反民”と書くべきか。
d0164636_955071.jpg

テイタラク!
不思議な夢を見た。割合、整理されていて、しかもオチまであった。

ヘクトパスカルは気圧を示す単位だし、メートル、キロは長さや重さの単位だ。
政治の世界に物差しはないようだが、ちゃんとある。単位は“タラク”だ。
最高が100で、最低は1だから、パーセントと同じだと思えばいい。
この物差しで測るとき「人民の 人民による 人民のための政治」を行ったリンカーンを
100とするなら、末期の自民党政権は50タラクがやっと、誕生したころの鳩山政権は
65タラクだったが、最後は30タラク、そして、50タラクでスタートした菅政権は、
今や20タラク以下に落ち込んでいる。

退陣のカウントダウンが始まっている。なにしろ、この“低タラク”だもの…

うまく落ちてないのは、夢のせいだ。

造語のセンス!
若者の感覚はなかなか面白い。
ギャル(古ッ)たちは、井の頭線を“イノヘッドライン”と呼ぶそうだ。
数年前から使われているらしいが、聞いたのは初めてだ。

響きがいいな。うまいや。
d0164636_963561.jpg

ご到来!
立春は2月4日だった。
関東地方では、25日に“春一番”が吹いた。
27日にウグイスの啼き声を聞いた。
同じ日、今シーズン初めて目に猛烈なかゆみを覚えた。
マンションの中庭でミモザの鮮やかな黄が目立ち始めたのもそのころだ。
そして、管理人さんが3月2日に池でカルガモを見たという。
彼らはマンションの住人に春の到来を告げにやってくる。

そうか、Spring has camo…
d0164636_9152219.jpg


久しぶりにととのえてみた。

98歳の浪速っ子とかけまして
そばの名店とときます
その心は…

チョージュヤン


春近しとかけまして
3年ぶりのサッカー実況とときます
その心は…

カンの戻りが気になります


乗り物の優先席とかけまして
5キロの“やり”とときます
その心は…

オモイヤリ


江戸っ子の年寄りの冷や水とかけまして
窓の向こうに隣りの庭園とときます
その心は…

シャッケー

人気ブログランキングへ

d0164636_98481.jpg
# by toruiwa2010 | 2011-03-07 09:15 | 岩佐徹的考察 | Comments(6)
d0164636_13342270.jpg
「白夜行」85

土砂降りの雨だった。
廃ビルの一室で男の死体が発見された。質屋を営む被害者には妻と小学生の息子がいた。
夫婦仲がうまく行っておらず、妻には若い愛人がいると近所でも評判だった。
被害者が頻繁に通っていた母子家庭が捜査線上に浮かんだ。生活に疲れた母と向上心を
持つ利発な小学生の女の子だった。
その母親と被害者の妻の愛人に疑いの目がむけられたが、二人は別々の“事故”で死亡し、
事件は終わったものとされた。

最初から捜査に関わっていた所轄署のうだつの上がらない刑事・笹垣潤三(船越栄一郎)は
腑に落ちないものを感じて、その後も地道に事件を追っていた。
定年後も事件のことが頭を離れない笹垣は“捜査”を続け、意外な事実にたどり着く。
何のつながりもないように見えた容疑者の娘・雪穂(堀北真希)と被害者の息子・桐原亮司
(高良健吾)の間には、実は強いきずながあったのだ…
d0164636_13404379.jpg
東野圭吾の作品をドラマや映画にするとき、制作者たちは“ていねい”に作ろうとする
傾向があるようです。結果として、長くなります。この映画も例外ではありません。
この映画の場合、少し長すぎるように思います。
にもかかわらず、少年と少女の間に強いきずなが生まれた経緯、少女がどんな過程を経て
変貌して行ったのか、夫はなぜ“腑抜け”状態になってしまったのか…などが十分には
描かれていません。ただし、「悪人」よりは高く評価します。

好みの問題でしょうが、堀北真希がミスキャストに思えます。この映画のミステリアスな
部分をぐいぐい引っ張って行く魅力に欠けています。
“拾いもの”は船越栄一郎でした。周囲の白い目をまったく意に介さず、愚直に事件を
追うベテラン刑事を見事に演じていました。
これまで、たくさんの作品で彼を見ましたが、飛びぬけていいと思いました。
単なる“崖っぷちデカ”ではないようです。ハハハ。


「洋菓子店コアンドル」90

今日もにぎわう評判の菓子店、「パティスリー・コアンドル」に若い女がやってきた。
鹿児島を出て行った恋人がこの店で働いていると聞いて追ってきたなつめ(蒼井優)だ。
「とっくにやめた。どこに行ったかは知らない。鹿児島に帰りなさい」と突き放されて
途方に暮れるなつめだったが、必死に頼み込んでしばらく働かせてもらうことになった。

「仕事が遅い。クリームがゆるい。シロップが…」
なつめが作ったケーキを試食したあと、十村(とむら:江口洋介)という男がそう言った。
ときどき店を訪れる彼は、オーナー・シェフ、依子(戸田恵子)の古くからの知り合いらしい。
今は厨房に立つことをやめ、評論家になっているが、“伝説のパティシエ”だという…
d0164636_13352151.jpg
ケーキ作りのカットを細かくつないでいく冒頭のシーンから期待が膨らみ、その期待が
裏切られることはありませんでした。
店のたたずまい、なつめが転がり込んだ店の二階にあるシェフの部屋、登場人物のウエア、画面の色調、バックに流れる音楽、絵のサイズ…全体に“趣味がいい”映画です。
ストライク・ゾーンの真ん中に来ました。

大好きな蒼井優がいいです。やっぱり、この女優はすばらしい!ハハハ。
表情のバリエーションが多く、思いがけない顔に出会います。
ドラマ「龍馬伝」にも長崎の売れっ子芸者役で登場し、圧倒的な存在感を示していましたが、
演技の幅広さは若手女優の中で群を抜いています。

出演者が揃っていい演技をしています。
出番の短い加賀まり子、鈴木瑞穂、佐々木すみ江、嶋田久作…キャスティングの妙。
十村がシェフをやめた理由をもっとストレートに説明すればよかったのにと思う以外に
減点の材料がありません。よって90点をつけます。
去年の8月にこの映画の宣伝ちらしを目にしてから楽しみにしていました。
こういうとき、とかく“肩すかし”を食うことが多いですが、今回は期待通りでした。


「毎日かあさん」85

マンガ家・理恵子(小泉今日子)は、自分の稼ぎで買った自宅に、二人の子供と、ある日突然
押し掛けてきてそのままいついてしまった母親と暮らしていた。「ほめて育てる」が彼女の
教育方針だ。問題は、元戦場カメラマンの夫・鴨志田(永瀬正敏)だった。
吐血を繰り返す、深刻なアルコール依存症だった。過酷な戦場体験がトラウマになって、
酒から逃げられなくなっているのだ…

途中までは「なんだこれは。70点じゃないか」と思っていました。
しかし、3分の2を過ぎたあたりからどんどん良くなって行きました。ちょうど鴨志田が
全くどうにもならない“ダメなやつ”であることがはっきりするところからです。
そこまでは、“普通”だった小泉と永瀬の演技に深みが増して行ったように思います。
物語の進行とも関係があるのでしょうが、夫婦の距離感がとてもいい感じになりました。
永瀬を起用したことが小泉の良さを引き出し、元妻との共演によって永瀬の良さが出た、
そんな風に見えます。

10年間、依存症と闘う苦しい旅を終えてようやく家族のもとに還った男の安らぎを見て
この映画が成功している大きな理由は、やはり、元夫婦が演じたことにあると思いました。


「再会の食卓」85

ユィアーのもとに一通の手紙が届いた。もう何度目になるのか、孫娘が読み上げる手紙は、
1949年、国共内戦の混乱の中で生き別れになった“夫”・イェンションが40数年ぶりで
台湾から上海に戻ってくることを知らせていた。
ユィアーの心は揺れていた。国民党軍の兵士だったイェンションとユィアーの結婚生活は
1年ほどだった。今の夫・シャンミンは、取り残され、国民党軍兵士の家族だったことで
周囲から白い目で見られる身重の彼女と結婚してくれた。
彼との間には40年以上の“年月”があるのだ。

家族の反応も微妙だった。
「いいことじゃないか」と、歓迎する姿勢の夫に対して、子供たちの態度は冷ややかだ。
「きっと面倒なことになる」「おれには関係ない」「台湾で結婚した奥さんが死んだから
来るんじゃないのか」

楽隊も出て派手に迎えられたイェンションが、ユィアーの家の前に到着した。
タクシーを降りた彼は、戸惑いながらも、人垣の中から、目指す女性をすぐに見つけた。
絞り出すように「ユィアーか?」と声をかけるイェンション。
ほんの僅かに微笑んで、小さくうなずくユィアー…
d0164636_13355426.jpg
心やさしい家長・シャンミンのリードでイェンションの心地よい滞在は過ぎて行きます。
しかし、イェンションには秘めた計画がありました。残りの人生を共に暮らすために、
ユィアーを台湾に連れ帰ることです。
いくら、シャンミンが好人物だからと言って、それは無理な相談だろう、と思いながら
観客は物語の推移を見守ることになるわけですが、ここから先は書きません。ハハハ。

初めから終わりまで、まるで、喧嘩でもしているかのような中国語の会話が飛び交う中、
時間だけは、穏やかに、緩やかに過ぎて行きます。
このゆったりペースがいやじゃないのは、たぶん、同じ東洋人の血のせいでしょうね。
始まって数分で“ズキューン”と心臓を打ち抜かれました。二人の再会の場面です。
俳優たちが素晴らしいです。

数は少ないですが、これまで見た韓国・中国・台湾映画の中で最も高く評価します。


75 完全なる報復 妻と娘を殺された男の復讐 初めは面白かったが途中からおぞましく…
75 トスカーナの贋作 “ずるい”作り方に腹が立つ ビノシュが好きだから5点プラス
90 洋菓子店コアンドル 減点の少ない作品だ 出演者全員がいい 蒼井優にやられた
85 毎日かあさん 依存症を乗り越えて家族のもとに帰ったダメ男 元夫婦の呼吸がいい
85 再会の食卓 40数年ぶりに再会した元夫婦… これまで見たアジア映画ではベスト
75 ジーン・ワルツ せっかくの菅野美穂主演なのにつまらない どうしてくれるんだ
75 あしたのジョー 劇画の世界から抜けきれていない つまり、劇画を読めばいい
80 ザ・タウン 銀行強盗と人質女性の恋 ベン・アフレックが良かった
80 ウォール・ストリート じっとしていても絵になるマイケル・ダグラスの存在
85 白夜行 接点はないはずの容疑者の娘と被害者の息子… 意外な事実が隠れていた

人気ブログランキングへ

d0164636_13371287.jpg
# by toruiwa2010 | 2011-03-06 15:45 | 映画が好き | Comments(2)
d0164636_8335910.jpg

細く見えますが、体脂肪率26~27…立派な“隠れメタボ”です。
甘いものには目がないのに、心行くまで食べられる“時期”は限られています。
「甘いものをいくら食べても太らないんです」なんて人がいますが、許せません。
ちょうど7年前の今日書いた、甘いものにまつわる記事です。


「See's Candies」(2004.03.06)

1ヶ月近く前になります。そう、バレンタイン・デイ。
若い人たちと違って、私の年齢では義理チョコもめったにもらえません。ハハハ。
いや、もらえないことへの愚痴を書こうというわけではありません。
いただいても、どう対応したらいいのかよくわからず、いつも、ブーイング覚悟で何も
お返ししないで済ませてしまう体たらくですから。

今年は、お二人の魅力的な女性から、チョコではなく、おせんべいを渡されました。
意味がよくわかりません。「義理」以下なのか、「義理と本命の間」なのか。…どちらでも
かまいませんが。ハハハ。
そして、もうひとり、当HPを手伝って下さる方から、こちらは本物のチョコレートを
いただきました。会ったことのない彼女から届いたのはオーストリア製のDEMELでした。
そこから、彼女とメールでチョコ談義になりました。
d0164636_8342875.jpg
何をかくそう、私はかなりの甘党です。しばしば判断が“甘く”なるのはそのせいかも
しれませんね。ハハハ。しかし、すぐおなかに脂肪がついてしまうタイプですから気を
つけなければいけません。ケーキやチョコなどは、週末の我が家だけと決めています。
ところが、私がお世話になっているWOWOWは海外出張が多い職場です。
そして、出張帰りの社員は必ずといっていいほど、お土産を持ち帰ります。
甘いものが多いです。女性社員がそれを持って「○○さんの土産です。いかがですか?」と
誘惑しにくるときがヤバイです。のどから手が出るほど欲しいのに「パス!」というのは
勇気が必要です。ハハハ。

毎週土曜日の朝に体重をはかります。
理想体重は66キロで、67キロを超えると危険水域に入ります。そして、ある土曜の朝、
デジタルの数字が68に近づいたら「甘いものは今日と明日でおしまい」と妻に宣言して
協力を求めます。
「今日と明日」については、すでに準備されていることがあるので仕方がないのです。

これだけ気をつけていても、少しでも油断するとあっという間に体重は増えます。
ついに今年の1月10日には、68.7キロをマークしました。わが人生の最高重量です。
二日後にオーストラリアに出発しました。全豪オープン・テニスです。
この、年に3回ある、グランド・スラムの出張が体重調節のチャンスになっているのです。
大会前にはかなりおいしいものも食べますが、大会中は弁当が主体になります。
体調を崩すことは絶対に避けなければいけませんから、弁当のおかずの中から、生もの、
油っぽいもの、揚げ物、消化しにくいものを排除します。結果として、食べられるものは
ほとんど残りません。
そんな食生活が2週間続くのですから、体重は自然に落ちてくれるのです。
今回も、帰国して測ってみると66.3キロでした。
こうなると週末の甘いものは解禁です。これだけを楽しみに長い出張期間を過ごしていると
言ってもいいかもしれません。ハハハ。

繰り返しますが甘党です。
リミットまで余裕があるときにはアイスクリームに小豆をトッピングしてしまうほどです。
甘いもの…いろいろありますねえ。私の好物は幅が広いです。
思い出すままに挙げていきます。
夢に出てきそうなのはANGELINAのモンブラン、中村屋の月餅(げっぺい)とカリントウ、
HAAGEN-DAZSのアイスクリーム、立田野のアンミツ、Top'sのチョコレートケーキ、
BROWN&HALEYのアーモンド・ロカ、風月堂のゴーフル、京都・鍵善のくずきり…
そう、妻が作るチーズケーキやフルーツケーキを忘れちゃまずいですね。
どうです、まいりましたか? ハハハ。
d0164636_8351373.jpg
このあたりは日本でもかなり知られていますが、つい先日、社内でとても懐かしいものを
見かけました。アカデミー賞授賞式の中継に出張していた社員からのお土産です。
See'sのチョコレート!!
メジャーの中継でアメリカ出張が多かったころに教えてもらって以来病み付きになって
いたものです。日本では、まだそれほど知名度が高くありません。
店も、店員さんのウエアも白と黒のシンプルなデザインです。
d0164636_8424944.jpg
このダーク・チョコの詰め合わせが1,500円ぐらいと、決して高いものではありません。
味は平凡ですが、一度食べたら忘れられなくなりました。
ロスの店には、行くたびに5箱、6箱と買ったので、すっかり覚えられてしまったほどです。
西海岸への出張がなくなってからも、知り合いの日系二世に頼んで送ってもらったり、
亡くなった後は、直接本社にお金を送りつけて航空便で取り寄せたりしていました。

妻は「あれだけおいしいのに日本でもうひとつ人気にならないのは、味が日本人向きじゃ
ないのかしら」と言います。しかし、私は、知られていないだけで、味は日本人にぴったり
だと思っています。
もともとロスアンゼルスからスタートしたSee's Candiesは、かつては西海岸にしか
店を置いていませんでした。ラスベガスで見つけたときは飛び上るほど嬉しかったものです。
少しずつ東に進出していますが、今でも、デトロイトが一番西のようです。もう少しで
東海岸じゃないですか。早くニューヨークにも出店して欲しいですね。

おまけをひとつ。いずれ、もっと年をとって、体重も体型も気にしなくてよくなったら、
京都・鍵善のくずきりを食べに行くぞぉーっ。
d0164636_8362216.jpg

人気ブログランキングへ

d0164636_8364243.jpg
# by toruiwa2010 | 2011-03-06 08:43 | 旅に出る食べに行く | Comments(4)
d0164636_1043929.jpg

“掲示板”という言葉にきわめて敏感だった時期があります。
初めは好意的なことを書かれることが多かったので、よくのぞいていたのですが、
「リーガ・ゲッツ!」という“幻の”コラムを書いて袋叩きにあってからは、ある意味、
恐ろしい存在になりました。ハハハ。
私自身のホーム・ページから、記事の削除はもちろん、掲示板も一時閉鎖しました。

今日のアーカイブは掲示板にまつわるものです。

d0164636_1073881.jpg

「掲示板」(旧ホームページ:2003.12.03)

11月上旬にこのHPの掲示板をすべて閉じてから、よほどのときを除いて一切の掲示板を
見ないことにしています。騒ぎを起こした張本人としての責任だと思って、いくつかの
掲示板を時々見てきたのですが、さすがに、ついて行けなくなってしまったからです。
いいことはほとんど書かれませんし。

ただ、表面的には悪いことばかりですが、管理人さん経由など、いくつかのチャンネルを
通して、応援してくださる方からメールを頂戴することがあって勇気付けられます。
「捨てる神あれば、拾う神あり」でしょうか。感謝しています。

最近、「よほどのとき」として掲示板を見たのは、「ひきぎわについて」というコラムを
アップしたあと、若いスタッフから「引退することにされちゃってますよ」と言われた
ときでした。どこをどう読めば「引退」になるのか…狐につままれた気分でした。ハハハ。

「事件」の前は有名な2chをふくめ、よく覗いていました。
アナウンサーは、他人が自分の仕事をどう見ているかをとても気にする業種です。
インターネット上に「掲示板」というものがあって、そこでは、アナウンサーについて
あれこれ言われていることを知っている人は、頻度は別にして、例外なく見ていると
思って間違いないでしょう。
d0164636_108639.gif
視聴者がアナウンサーについて何かを感じたとき、それを表現する手段は電話をかける、
メールや手紙を送る、掲示板に書き込む、などいくつかあります。
テレビ局に直接働きかける電話、メール、手紙という手段をとるのは、怒りを覚えたり、
不満を感じたりしたときが多いようです。
そして、プレゼントへの応募のときなどに添えるコメントには、おおむね、ほめ言葉が
並んでいるものです。プレゼントがほしいわけですから。ハハハ。

どちらも、偏った意見になりがちでした。
しかし、インターネットが盛んになって、掲示板という意見発表の場を得た人たちが、
さまざまなテーマについて自由に書き込みをするようになりました。おかげで、私たちは、
普通の心理状態の視聴者が何を考えているのかを知ることができるようになったのです。

思わぬところで叱られていたり、逆に、本人はとっくに忘れていた、ちょっとした表現が
ほめられていたりと…とても新鮮でした。
40年かけて作ったスタイルですから簡単には変えられませんし、「おもねる」つもりも
ありませんが、視聴者がどういう実況を好むかを知ることができたのは嬉しいことでした。
以前から分かっていた、いわゆる「コネタ」が好評なことも確認できました。
調子に乗って、早野さんに出したイエロー・カードも思った以上に受けたりしましたが、
私のキャラとしてはあれが精一杯でした。ハハハ。

実は、先日のスペイン・ノルウエー戦のとき「相手が早野さんだし、どこかで使えるかも
しれない」と思って、「へー」ボタンを用意しようとしたのですが、“時期が時期”なので
思いとどまりました。ハハハ。***

リーガがスタートしてから、WOWOWの解説・実況についての批判を掲示板でずいぶん
見かけました。準備期間が短かったことや、初めてのシーズンであることから、選手の
プレー・スタイル、チームやリーガの事情についての情報が少なかったのは事実としても、
「つまらない」とか「最低」とか言われているのを見ると不思議でなりませんでした。
そういう書き込みを読むと、大多数がこれまでJSS(Jスカイスポーツ)で見ていたこと、
JSSではかなり裏情報的なものを多く入れた放送だったらしいことなどが分かりました。

一方、WOWOWは91年にセリエをはじめたときから、実況はピッチで起きていることを
伝える、解説者は必要に応じて戦術的、技術的解説を加える、ということを基本にやって
来ました。少なくとも、私はそう思っています。
そして、客観的に見ても、加茂さんや奥寺さんをはじめとする解説者の皆さん、私を含め、
柄沢、田中、八塚アナといった実況陣の評価は決して低くはなかったと信じています。
ですから、「全国区」早野さんが好評なのは当然ですが、私たちが「的確な解説」として
全面的に信頼している信藤さんや野口さんに見当違いの意見があるのには驚くばかりです。

細かい話をしたことはあまりありませんが、スタッフも解説・実況も、“マニアックな”
ファンを意識した面白おかしさではなく、きちんとした放送を求めていると思います。
全員がサッカー大好き人間ですし、以前は「サッカーに対する愛情がない」という意見は
まったくありませんでした。

つまり、すべては「馴れ」や「趣味」の問題でしょう。
局のカラーもありますし、JSSになじんだ方にはWOWOWのスタイルが「面白くない」と
感じられるのはある程度仕方がないことかもしれません。
番組の作り方に関してWOWOWのスタッフにはまったく動揺がありません。
これから先も、放送のスタイルが大きく変わることは、メンバーを全とっかえでもしない
かぎり考えられませんから、視聴者とのギャップを埋めるのはかなり難しそうです。
d0164636_10225333.jpg
それにしても、かつては「WOWOWのファンタジスタ・岩佐のおっさん」という、嬉しい
スレッドがありましたが、いまや「岩佐糾弾」ですからねえ。
一本のコラムのもたらしたダメージが大きかったのは確かです。ハハハ。
d0164636_1018284.jpg
このコラムにも拒否反応が当然あるのでしょうが、それを上回る“声なき”サポーターが
いらっしゃることを信じたいです。私はもう掲示板を見ることはないでしょう。
精神衛生上、お互いに、読んで気分が悪いものは読まないほうがいいですからね。

***当時、フジテレビに「トリビアの泉」という番組があって、視聴者から寄せられた
“雑学”ネタが面白かったら、ゲストたちが目の前のボタンを押して評価していました。
そのボタンは押すと「へー」という声を発し、“へーボタン”と呼ばれていたのです。

人気ブログランキングへ

d0164636_1094270.jpg
# by toruiwa2010 | 2011-03-05 10:23 | blog | Comments(6)
d0164636_7313472.jpg
「英国王のスピーチ」90

1925年、ウエンブリー・スタジアム…
ヨーク公・アルバート王子は大英帝国博覧会の閉会式で父・ジョージ5世国王に代わって
挨拶をしたが、幼いころから苦しんできた吃音症のため惨めな結果になった。
がっくりと落ち込む夫を妻のエリザベスは献身的に支えた。
なんとか治したいと専門家を訪ね歩き、最後にたどり着いたのはオーストラリア出身の
言語聴覚士、ライオネル・ローグのところだった。

豊富な経験と独特のメソッドを持つローグのもとでヨーク公の治療がスタートした…
d0164636_7311720.jpg
90点は、純粋に面白かったからで、アカデミー賞を獲ったからではありません。
どちらかと言えば、私は「ソーシャル…」の方が好きですが、「英国王…」に決まったと
言われれば、「そうですか。まあ、そうかもしれませんね」という感じでしょうか。ハハハ。

予告編を見て興味がわき、見終わって満足感があったのは久しぶりです。
丁寧に作られています。それでいて回りくどくなく、観客が戸惑うことはありません。
監督賞がこの作品のトム・フーパーに決まったあと、スタジオでゲストの一人が受賞の
理由として「分かりやすく撮ったからだろう」という主旨の話をしました。
不満気に聞こえました。一方の「ソーシャル・ネットワーク」は見たあとに、いろいろと
ディスカッションができる作り方で、賞はそちらに獲らせたいと考えていたようです。
たまらず、つぶやきました。ハハハ。

分かりやすい映画のどこが悪いのか?
見たあとに会話が活発にならなければ映画としてダメなのか?
映画はそもそもエンタテインメントではなかったのか?


この時点では「英国王…」はまだ見ていませんでした。
「ソーシャル…」を応援していた立場の発言としては矛盾しているようですが、
映画の基本は“分かりやすさ”であってほしいと考えているので書いたのです。
私が間違っているのでしょうかね?
どっちにしても、反応はなかったのですが。ハハハ。

圧巻は、やはり第2次世界大戦の開戦を国民に告げる重大な演説のシーンです。
コリン・ファースの演技よりスピーチの文章に打たれました。胸に響きました。原文を
読んでみたいと思ったほどです。
ファースの演技が高く評価されることに異論はありません。
しかし、“ひねくれ者”の私は、WOWOWの放送で5人の候補者を紹介し、「ファースが
獲るだろう」と予想しているときにツイッターにこう書きました。

ファースの役は賞が獲りやすく、アイゼンバーグの役は
獲りにくいのだと…。


アイゼンバーグは「ソーシャル・ネットワーク」の主演男優です。
どちらも難しい役だろうと思いますが、激しく感情が起伏するヨーク公に対して
感情を露わにする場面が少ないザッカーバーグ(アイゼンバーグの役)は、演技力を
訴えることが難しい気がするのです。これも、反応ゼロでした。ハハハ。

演技ということでは、もう一点、助演賞にノミネートされながらオスカーには手が
届きませんでしたが、ローグを演じたジェフリー・ラッシュが光っていました。
「ザ・ファイター」はまだ見ていないので何とも言えませんが、授賞式で紹介された
短いフィルムで見るクリスチャン・ベールの演技はいかにも賞を獲りそうです。
スタジオで誰かが「“うまいだろう”オーラを出している」と発言したときのつぶやきは

“うまいだろう”オーラ…日本では、香川照之に少しその空気を感じる。w

…でした。何かひとこと言わなければ気が済まないたちでして。ハハハ。
お断りしておきますが、香川は基本的に大好きで、すごい俳優だと思っています。

アカデミー候補作の中で90点をつけたのは「英国王…」と「ソーシャル…」の2本でした。
主演男優賞と同じで、「英国王…」のほうが賞を獲りやすいテーマだし、作品だと思います。
私もそうでしたが、最後のスピーチに圧倒された人が多いはずです。あれだけで相当数の
票が流れた気がしないでも…。ハハハ。


「トスカーナの贋作」75

南トスカーナの小さな村にあるホテルのホールがざわついていた。
新刊の「贋作」について、イギリスの作家・ミラーが講演をするのだ。
予定時間に少し遅れて登場したミラーは魅力にあふれた中年男だった。
階上の部屋から下りてくるだけだったことを指して「渋滞に巻き込まれて、と
言いわけすることはできませんね」というジョークで講演が始まった。
最前列の席で聞いているのはこの村で小さなギャラリーを営むフランス女性
(ジュリエット・ビノシュ)だ。

翌日、ミラーがギャラリーを訪ね、彼女の案内で二人はドライブに出かけた。
車の中から“本物とニセもの”についての議論が始まる…
d0164636_7321139.jpg
訪れた村で立ち寄った店の女主人から“夫婦”と間違われ、二人は夫と妻として会話を
続けますが、しだいに話の中身が分かりにくくなっていき、観客は混乱に陥ります。
もちろん、理解力が衰えている私も例外ではありませんでした。ハハハ。
開始20分ぐらいで、80歳を過ぎていると思われる男性が杖を頼りに出て行きました。
とても、分かりにくいのです。

途中から妙な方向に進み始めたとき、日本映画「今度は愛妻家」を思い出していました。

私がまとめた序盤の展開はこうでした。

夫・俊介(豊川悦司)は売れっ子のカメラマンだったが、この一年、一枚も
写真が撮れない。“あの日”から、彼の中で何かが折れてしまったのだ。
“ダメ男”に成り下がった俊介に文句を言いつつ、尽くしてきた妻のさくら
(薬師丸ひろ子)が箱根に出かかけると言って朝からバタバタしている。

写真を撮ってほしいと、女優志願の女から電話が入った。
チャンスとばかり、俊介は、さくらと入れ替わりになるようにその女を
スタジオ兼自宅に招いた。
しかし、爪を切るのを忘れた、財布を忘れたと、出かけたはずのさくらが
何度も家に戻ってくる。
このときは気をもんだ俊介が「戻ってきてほしいときには戻ってこない」と、
さくらに懇願するときがやって来る。「いつも、あんなに戻ってきたのに」。

しかし、さくらは戻ってこない。なぜなら…

この映画にはある“仕掛け”がありました。見た方には説明の必要もありませんが、
さくらはすでに死んでいるのです。ふざけてますよ、まったく。ハハハ。

大竹まことのラジオ番組に呼ばれた行定勲監督がこんな話をしていました。

「この映画にはトリックがあって、二重構造になっている。
それが観客にばれないように作っている。2回目を見ると全部納得がいく。
2回目を見る人を狙って作っている」


映画で初めて用いられたトリックではなく、公の場で胸を張って言うほどのトリックでも、
“シタリ顔”で話すほどのものでもありません。
“観客にばれないように”って、“そのとき”まで、まったく触れないのですから、ばれる
わけもないのです。“2回目を見る人を狙って作っている”が成立するとしたら、ずいぶん
人をバカにした話ではありませんか!
彼に限らず、ときどき、観客を高いところから見下ろす感覚でものを言う監督がいますが、
好きになれません。

「トスカーナ…」にもキアロスタミ監督の手で似たようなトリックが仕掛けられています。
初めから、だまそう、混乱させよう、と思っていたかどうか分かりませんが、こういう
映画作りも“独善的”で好きではありません。

朝日新聞の映画担当記者がこの作品を取り上げて、その締めくくりにこう書いています。
「…映画の主題は最初に男の講演の中で示されている。“本物の価値を示すために、
贋作の価値があるのだ”と。美術の真贋で始まったはずが、いつしか男と女の真贋
についての考察になっている。キアロスタミの術中にはまるのは実に心地いい」


…何を言ってんだか。ハハハ。
おれの洞察力はここまですごいぜ、と言わんばかりの書き方に虫唾が走ります。
もっとも、この記者さんは北野武監督の「アウトレイジ」についても

詩情をたたえた従来の作品と違い、やくざの怒鳴り合いと殺し合いを、
娯楽性豊かに描き切った。


と書いていました。“娯楽性豊かに”のところでずっこけてしまいましたが、少し…いや
相当にピントがずれている記者のようです。それとも、監督の独善を“心地よい”と思う
観客が本当にいるのでしょうか。いるのなら、私のほうが“ずれてる”ってことで。ハハハ。

わき道にそれてしまいました「トスカーナ…」に戻りましょう。

もちろん、難解な映画もあっていいでしょう。世の中には、そういう映画を見て自分を
“教養人”だと思いたい人たちもいますから。
ただし、圧倒的多数の映画好きは、“見て楽しみたい”のだと思います。
監督や、分かる人だけが分かって、多くの観客が途方に暮れるような映画はごめんです。

“引力”のある“トスカーナ”という固有名詞にすっかりだまされました。ずるいや。
ビノシュが出ていなければ70点でしたね。ハハハ。

90 英国王のスピーチ 吃音症の国王とそれを治療する男 最後のスピーチは感動的だった
75 完全なる報復 妻と娘を殺された男の復讐 初めは面白かったが途中からおぞましく…
75 トスカーナの贋作 “ずるい”作り方に腹が立つ ビノシュが好きだから5点プラス

人気ブログランキングへ

d0164636_7322760.jpg
# by toruiwa2010 | 2011-03-04 08:23 | 映画が好き | Comments(2)
d0164636_8204943.jpg
1978年からメジャーの実況を担当するようになって困ったのは、日本の新聞・雑誌には
ほとんど情報が出ていないことでした。その代わり…と言えるのかどうか、アメリカに
行けば、嫌というほど手に入りました。ただし、全部英語です。当然ですが。ハハハ。
宝の山にいながら指をくわえているのもくやしいので、このときから、ありとあらゆる
記事を読みまくりました。当時の日本人で、メジャーの記事をあれほど読んでいたのは
私ぐらいだったのではないかと自負しています。パンチョ伊東は読まなくても、ラジオや
関係者との会話でどんどん新鮮なネタを仕入れられる英語力でしたから。

ボキャブラリーの少なさには悩まされながら、なんとか心が折れずに読み続けられたのは
中学・高校で英文法をかなり徹底して勉強したからだと思っています。記者が書くものなら
文法通りですから、言葉の意味が分かれば、何を言わんとしているかは分かります。
テニスのインタビュー・スクリプトで英語圏ではない国の選手が話したものが厄介なのは
文法通りでないことが多いからです。ナダルのインタビューやブログを訳すと、普通の
2倍は疲れたものです。ハハハ。
d0164636_8211567.jpg
ジェーン・ラッセルが亡くなったと聞いて、そんなことを思い出しました。
ハリウッド女優と英文法…接点がないように見えますが、二つを結びつける“カギ”は
ちゃんとあるのです。

ラッセルはbon-Q-bon(ハハハ)の豊かなボディーを武器にしてスターダムを昇りつめた
女優のひとりでした。同じころ、同じタイプで人気だったのがマリリン・モンローです。
「紳士は金髪がお好き」では共演しています。いかにもハリウッドらしい“あざとい”
企画ですが、あっさり引っかかった鼻下長族*たちが映画館に押し掛け、大ヒットしました。
ニキビ盛りの私ももちろん見に行きました。ハハハ。
d0164636_9231631.jpg
ぴったり来る日本語がなかったからか、我がマスコミは彼女たちを “グラマー女優”と
総称しました。この言葉は驚くほどの速さで世間に広まりました。今ならぶっちぎりで
流行語大賞ものでしょう。ハハハ。
“進化”は更に進んで、やがて、ふくよかな体を持つ女性を“グラマー”と呼ぶように
なったのです。
10年以上あとになって大橋巨泉がバラエティ番組「11PM」で言いだして猛烈にはやった
“ボイン”は、いつの間にか聞かなくなりましたが、グラマーのほうは今でも結構、耳に
するような気がします。若い人の間ではやはり死語かもしれませんが。

Glamour とEnglish Grammer。
…そうです。英文法と女優たちは“グラマーつながり”なんです。
区別して発音する自信は全くありません。なにしろ、ほら、読むだけですから。ハハハ。

彼女やモンローの写真をたくさん載せていた映画雑誌、「映画の友」や「スクリーン」を
購読していたので映画も何本か見た気になっていましたが、Wikipediaをチェックすると、
ジェーン・ラッセルの出演作は1本しか見ていません。
モンローには人間としての可愛さがあり、作り物ように胸が大きいだけのラッセルには
あまり興味がなかったのかもしれません。中学・高校生としては健全…。ハハハ。
d0164636_8244579.jpg
英文法じゃないほうのグラマーは少しあとに形を変えてよく使われることになりました。
トランジスター(transistor)が発明されてラジオがどんどん小さくなった時期があります。
1950年代後半から60年代にかけてだったと思います。
マスコミ“主導”で日本人は小さいものを“トランジスタ”と呼ぶようになりました。
その典型的な例は、小柄でも胸の豊かな女性を“トランジスタ・グラマー”…。ハハハ。
たとえて言えば、由美かおるとか榊原郁恵とかでしょうか。

ウォーリー与那嶺が85歳、ジェーン・ラッセルは89歳か。
岩佐徹…72歳で死んだら、何を言われるか分からないなあ。ハハハ。

*鼻(花)の下が長い…今や死語ですが、一時、よく使われた“造語”です。

人気ブログランキングへ

d0164636_8223060.jpg
# by toruiwa2010 | 2011-03-03 09:24 | 岩佐徹的考察 | Comments(0)
d0164636_9491986.jpg
フジテレビに入社してグラウンドで選手たちと触れるようになったのが
1963年の夏だったから、1962年限りで引退した与那嶺要のプレーを
間近で見ることは残念ながらなかった。
少年のころから、いい選手、うまい選手を金の力で根こそぎさらっていく
“読売巨人軍”が嫌いだったが、のちのONや高田繁を除くと、二人だけ
好きな選手がいた。

一人は、子供心に“このおっさん、面白いな”と思った千葉茂だ。
“紳士”が多い巨人の中にあって着るものもプレーぶりも“野人”だった。
日本野球史に残る名セカンドと言っていい。
そして、もう一人が与那嶺だ。
1951年のシーズン途中に入団していきなり“スマート”な野球を見せた。
ここで言うスマートは“頭のいい”という意味だ。
それまで日本で見せられていたのが“野球”だったのに対してハワイ出身の
彼が持ち込んだのはまさに“ベースボール”だった。
d0164636_9524337.jpg
来日間もない頃、三塁線へのバントヒットを鮮やかに決めてファンばかりか、
両チームの監督選手たちさえ唖然とさせた。
体を開き気味に三塁線にボールを転がす“セーフティバント”という発想は
それまでの日本の野球にはなかったのだ。

そして、物議をかもしたのは“フック・スライディング”だ。
片足を“フック=かぎ型”に曲げて滑って行くやり方だった。
ダブルプレー阻止のとき、打者走者をアウトにさせないために、2塁ベースを
カバーする野手の足を払うのが狙いだった。
なじみのない日本人内野手はいいようにやられてケガをする選手も出たりした。
ホームでのクロスプレーでもキャッチャーに体当たりすることがあって「乱暴だ」
「アンフェアだ」という声が挙がった。

“文化”の違いに悩んだこともあったらしいが、彼にしてみれば、選手として、
チームのために“義務”を果たしたにすぎないのだから、つらかっただろう。
30年近くの時間が流れ、1978年にメジャーの実況を始めて、何度もベース上の
“Collision”(激突)を見るたびに、「わあ、これはもめるだろう」と思った。
しかし、靴の底を見せて野手に突っ込んで行かない限り、もめることはなかった。
d0164636_953346.jpg
ボールはすでにキャッチャーの手にあり、待ち構えているところに、滑らずに
体を丸めて肩からぶつかっていく。もんどりうってひっくり返るキャッチャーが、
それでも放さなかったボールを高々とかかげる。審判の右手が挙がる。
“You’re out !”スタンドがどよめく。アウトになった選手は、キャッチャーを
気遣うこともなく、淡々と自分のベンチに向かう。迎えるチームメートたちが
そのお尻を軽く叩いて行く…

やられた側が「アンフェアだ」と非難することは、まず、ない。立場が逆なら、
同じことをやるのだから当たり前だ。ハハハ。
「彼は、やるべきことをやっただけさ」で終わる。そこが潔いと思う。
与那嶺が“当たり前のこと”としてやって見せた数々のプレーは、日本野球が
スピーディーでエキサイティングなものになって行くきっかけだった。

ウォーリーが死んだ。

おまけ:お目覚め?
“冬眠”(?)でしょうか、しばらく顔を見せなかった“私”のクモが
ひさしぶりで姿を現しました。
元気で何より。ハハハ。
d0164636_102967.jpg


人気ブログランキングへ

d0164636_9545632.jpg
# by toruiwa2010 | 2011-03-02 09:56 | メジャー&野球全般 | Comments(8)
d0164636_9165822.jpg
東京は25日に春一番が吹き、20度を超えたかと思ったら、翌日は急降下しました。
以後も、“三寒四温”というより“乱高下”ですが、春はすぐそこまで来ているようです。
カラ梅雨をうっかり喜ぶと、仕事によっては雨を期待している人もいて、お叱りを受ける
こともありますが、まさか、春が来ることを歓迎しない人はいないでしょうね。
まだ、安心はできませんが、この冬はスパッツのおかげで辛くありませんでした。
ユニクロさまさま、ヒートテックさまさま、ついでに、シャーリーズ・セロンさまさまです。
いつ、着用するのをやめるか…が難しいところですが。ハハハ。

ヤフーからエキサイトに転居して2カ月が過ぎました。
がくんとアクセスが減ると思っていましたが、そんなこともなく、土・日も含めて単純に
計算すると、一日平均およそ600件…去年までに比べて30~40件減っているだけです。
原則として新しい記事を書かなくなった土・日にアクセスが落ち込むようです。
アーカイブ(古い記事)からできるだけ面白いもの、タイミングの合うものを選んでいますが、
“古い”というだけで読んでもらえないようです。厳しい。ハハハ。
d0164636_9171946.gif
2月16日から人気ブログランキングのバナーのクリックをお願いしています。
かねてから、バナーは貼ってあったのですが、どうすればどうなるのか…がよく分からず、
“放置状態”でした。フェースブックと同じで、仕組みを理解しないうちに“とにかく
やってみるか”で始めますから、スムーズにいくわけがありません。ハハハ。

自分では何もできず、皆さんのクリックにおすがりするだけですが、結果は上々です。
いきなり1200位前後と表示されたときは我が目を疑いました。それほど“上等”とは
思っていませんから。ハハハ。
急に気分をよくして、当面の目標を“エンタテインメント部門(11000人参加)の100位以内、
総合ランキング(83万人)の500位以内”にしました。

甘かったです。
“総合”では一時500番台の半ばまで上がってゴールが見えましたが、その後は急降下、
“エンタテインメント”はトップ~150位ぐらいまでプロっぽいものやアダルト系が多く、
ポイントが1桁も2桁も違います。お見それしました。ハハハ。
今朝はご覧の通り…全体にかなり下がっています。つられて私のモチベーションも。
d0164636_9175646.jpg
クリックするだけでいいんです。
ブログランキングのサイトに飛びますが、無視して、お好きなページに進んで構いません。
今後も、“読み逃げ”はいいとして、クリックはお忘れなく。
ええ、「面白い」と思ったときだけで結構です。ハハハ。

日本アカデミー賞授賞式と世界フィギュアのときに盛大に呟きました。
ほとんど、手ごたえはありませんでしたが。ハハハ。
面白いことに気付きました。
サッカーやテニス、放送全般についてつぶやいたときにはフォロワーが増えているのに、
この“2大イベント”のときは、フォロワーの数字がどんどん減って行くのです。
「こんなことを言うやつだったんだ。フォローなんかしてらんねえよ」と言われている
みたいでした。ハハハ。

世の中で起きていることすべてについて意見が一致したら、そのほうが気持ち悪いですが、
世間にはそう思わない人が多いということのようです。
おかげさまで、すぐに増え始めました。きっかけはこのツイートでした。

スーパーニュース:麻薬に関わる犯罪は重大だ。
しかし、小向容疑者帰国を伝えるのにハコ乗り(同じ飛行機に乗り込む)して、
機中から電話でリポートする必要がどこにあるのか?
先進国でこんなアホな放送をするのは日本だけだろう。
もしかしてフジテレビだけ?!OBとして恥ずかしい


「考え方が似ている」と思って、逆に「こいつ、突っ込みがいがありそうだ」と思って
フォローし始めるのでしょう。数さえ増えればいいわけではなさそうです。ハハハ。
全豪期間中に1500を突破し、昨日のアカデミー賞授賞式で1600件に迫りました。
d0164636_918158.jpg
最近、妻が強い味方を見つけてくれました。
以前は、パソコンに向かうと、テレビを横目で見ることになっていました。
ワールド・カップやオリンピック、全豪など、ビッグ・イベントのときには、膝の上に
板を置き、その上にPCを乗せて(写真左)いましたが、立ち上がるときが、結構、
面倒でした。妻が通販で取り寄せてくれた新兵器は“ベッドテーブル”です。
車輪が付いているので動かしやすく、“効率”が上がりました。
d0164636_9183676.jpg
フェースブックは“立ち往生”しています。
いつか、時間があるときにいろいろ調べないと続けられそうにありません。
“世間さま”に遅れないようにするのもなかなか大変です。ハハハ。

さあ、いい季節の到来です。
27日に井の頭公園を歩いていたらウグイスが“たどたどしく”啼いていました。
動物の中でもホーホケキョは独特ですね。春が近いなあ、と気分が高揚します。
ただし、池の周りを散歩中に“とんでもなく”目がかゆくなりました。
ここ2,3年は経験しなかったほどです。花粉はこれから本性を現してくるのでしょう。
そして、あっしには関わりのねえこってござんす…が、年度替わりも近づいてきます。
おのおのがた、油断めさるな。ハハハ。

おまけ:ワースト・ドレス
d0164636_1012505.jpg
アカデミー授賞式では、毎年、女優たちのファッションが楽しみです。
たくさんの評論家たちがネット上にBest&Worst を発表しています。
評論家Aにほめられたものが評論家Bには“最悪”と言われたりしています。
いくつかのサイトで、ワーストに挙げられていたのがこの二人でした。
ケート・ブランシェットのジバンシー(左)と二コール・キッドマンのディオール。

人気ブログランキングへ

d0164636_9185350.jpg
# by toruiwa2010 | 2011-03-01 10:14 | blog | Comments(10)
d0164636_8351740.jpg
イチローも松井秀喜もキャンプ地に入り、各チームともにFull Squad(全員)が揃っての
トレーニングが始まっています。
メジャーでは、バッテリーと故障上がりの選手が一足先にキャンプインします。
ピッチャーは、野手組が合流したとき、打撃練習で投げられる状態にしておくためです。
基本的に“バッティング・ピッチャー”はいないのです。今年は女性がいくつかの球団を
回って投げている、と話題になっているらしいですが、例外中の例外でしょう。
普通は、監督・コーチや野手仲間が投げます。コーチたちはシーズン中も投げています。
50歳、60歳のバッティング・ピッチャー!
かつては、バッテリー組と野手組のキャンプインに1週間ほどの“時差”がありましたが、
最近は、2,3日から4,5日のようです。
d0164636_8354524.jpg
フジテレビでメジャーの実況を担当した2年目、1979年には2月27日から3月16日まで
じっくり、キャンプ(spring training)を取材しました。
ご存知かもしれませんが、メジャーのキャンプ地はフロリダとアリゾナに集中しています。
そのオープン戦(exhibition game) は、それぞれの名産品からGrapefruit League ,
Cactus(さぼてん)League と呼ばれます。
私のころはフロリダのほうが少し多かったと思いますが、いまは15球団ずつのようです。
当時のカリフォルニア・エンゼルスだけはパームスプリングスでキャンプを張りましたが、
現在はアリゾナでやっているようです。
d0164636_836642.jpg
フロリダは半島の両海岸にキャンプ地がありますが、1979年の私は、東海岸・マイアミの
オリオールズを皮切りにベロビーチ(ドジャース)まで北上したあと、西のタンパに飛んで
南下して行った記憶があります。

日本のキャンプはいつも少し緊張感が漂っています。
ベテランだけならそんなこともないのでしょうが、どの球団にも“鳴り物入り”の新人が
いることと関係があるかもしれません。というのも、メジャーでは大学(中退)や高校から
入団した選手がいきなり活躍することはめったにないのです。最低でも1-2年はマイナーで
経験を積むのが普通です。“seasoning”という英語がぴったりですね。
マスコミもファンも新人を取り囲んで騒ぐようなことはありません。
d0164636_8364167.jpg
レジー・ジャクソンと。
当時のヤンキースはフォートローダーデールがキャンプを張っていました。


期間中、家をレンタルして家族を呼ぶ選手もいますし、全体として“おとな”の空気が
支配しているのがメジャーのキャンプでした。
練習時間が短い、という人もいますが、表面だけ見るからです。みんな、やるべきことは
やっています。ハハハ。

メジャーでは、日本と違ってキャンプインするとすぐにオープン戦が始まります。
どちらかのキャンプ地で行われます。公式戦の球場を使って試合をするのはエンゼルス
vsドジャースのフリーウエー・シリーズぐらいでしょう。
初めのうちは、マイナーの選手がプレーすることが多く、レギュラーが保証されている
選手たちが何回も打席に立つことはまれです。
d0164636_8372691.jpg
レッドソックスのキャンプ地・フォートマイヤーズでジム・ライスと。

日本ではオープン戦も“興行”ですから全員が開催地に行き、スター選手の出場も話題の
新人のお披露目も“must”ですが、メジャーではお休みの選手もいるし、ホームチームの
ベテラン選手が1打席で試合から退くとそのままサブ・グラウンドに直行して打ち込みを
したりします。“ゆるーい”と言えばいいでしょうか。ハハハ。

ただし、私が取材したころには内野席でも2~3ドルだった入場料が今は15ドル前後まで
上がっていることを知ってビックリしました。
これだけのお金を取ったら、試合中に外野のフェンス沿いをホームの選手が走るような
光景はさすがに見られなくなっていることでしょう。ハハハ。

開幕日にバラツキがあるメジャーでは、準備ができたチームから順に北上して行きます。
heading north…つまり、開幕戦が行われる街に向かうのです。
フロリダやアリゾナに残って試合をしたいチームがあると大学チームが相手をすることも
あります。日本ではプロとアマの交流が少しずつ復活するようですが、あちらはそんな
細かいことは気にしないのでしょう。

いずれにしても、“1回無失点 斎藤佑樹 いい仕上がり”…そんなことがニュースになる
ことは金輪際ありません。ハハハ。

人気ブログランキングへ

d0164636_8381037.jpg
# by toruiwa2010 | 2011-02-28 08:48 | メジャー&野球全般 | Comments(6)
d0164636_1633776.jpg

22日に梅を見に出かけました。水戸の偕楽園です。
事前の情報で“四分咲き”ということは分かっていました。
実際は、ほぼ満開の木もたくさんあって、それなりに楽しめました。
ただ、もう4,5日遅らせたほうがよかったでしょうね。ハハハ。
d0164636_1633253.jpg
上野駅から、“スーパーひたち“に乗れば水戸まで1時間5分です。
d0164636_1633424.jpg
表門から孟宗竹の林を抜けて行きました。
d0164636_16335968.jpg
紅梅・白梅が歓迎してくれました。
d0164636_16342250.jpg
d0164636_1634403.jpg
d0164636_16345229.jpg
d0164636_1635367.jpg
d0164636_16351841.jpg
d0164636_16353124.jpg
d0164636_16354433.jpg
d0164636_1635559.jpg
d0164636_16361374.jpg

d0164636_16363310.jpg
東西梅林の梅はまさに四分咲き…全体が少しさびしい感じになっています。
d0164636_1637231.jpg
白梅の下の芝生で2匹のノラが日向ぼっこ:幸せそうでした。


人気ブログランキングへ

d0164636_16371869.jpg
# by toruiwa2010 | 2011-02-27 16:57 | ギャラリー | Comments(7)
d0164636_7311485.jpg

0374「Qちゃん」

「想定外」の最後に書いた東京国際女子マラソンはいよいよ明日、行われます。
「高橋尚子を応援する」と書きましたが、ちょっと… いや、相当に雲行きが怪しいです。

日本に帰ってから脚の故障が発生したそうです。
右脚3箇所に軽度の肉離れがあることを、昨日の会見で明らかにしています。
「無理をすると北京五輪にも影響する」と警告した医師に対し「痛みは我慢できる範囲」、
「痛みが増したら途中で棄権する」と約束したそうですが、信じられません。
マラソン・ランナーの体、特に脚は極めてデリケートだと言われています。
オーバーに言えば、競技人生を賭けて出場を強行する理由は何でしょうか?
この日刊スポーツの見出しには「尚子には走る理由がある」とありますが、納得の行く
中身は見つかりません。
d0164636_7313283.jpg
私の勘は、明日のスタート地点に彼女の姿がない可能性はかなり高いと告げています。
「ウガチすぎだよ」と非難されることを覚悟の上で書くのですが、主催者(テレビ)や
スポンサーとのしがらみで、このように発言せざるを得なかったのではないでしょうか。
彼女を「売り」にして高い視聴率を稼ぎたいと、ここまで盛り上げてきたテレビにとって、
レースの前に彼女が“消えて”しまうのは最悪の事態です。
少なくともレースが始まる時点では、なんとかして、視聴者をテレビの前に座らせたい…
No1の義務との思いで、彼女にこう言わせた…考えすぎならいいですが。

ゴルフの宮里藍は、先週のトーナメントを足の故障で欠場しましたが、直後にタイガー・
ウッズとエキシビション・マッチをやり、今週は大会に復帰しています。
「やれるからやっているだけ」というのなら、それはそれでいいでしょう。
しかし、競技者人生を長いスパンで考えたいと思っても、いろいろな“しがらみ”に
邪魔されることが日本人アスリートには多いような気がしてなりません。
たとえばメジャーでは、選手が怪我をした場合、その復帰には神経質です。
選手寿命をできるだけ長くさせるために球団ぐるみで取り組むのです。

長い休みのあと、マスターズ・カップに出場しているフェデラーについて、「No1の自覚が
そうさせたのではないか」という主旨の書き込みがありましたが、それはないと思います。
“No1の義務・責任”に「怪我を押してプレーすること」が含まれているとは思いません。
母国スペインのマドリード大会で優勝したナダルは、かなり無理をした気配があります。
しがらみがあったのかどうかはわかりませんが、結局マスターズ・カップを含むその後の
大会には出られませんでした。大きな代償を払ったことになりますね。
フェデラーは、足の故障で出身地・バーゼルのトーナメントさえ欠場しました。
もちろん、マスターズ・カップと比べれば重みがまるで違います。しかし、どんなに
大事な大会であっても、ダメならば出なかった、逆にいえば、出られる状態だったから
出たのだと、私は思うのです。

トップ・プレーヤーの義務として求められるのは、大会を欠場するとき、会場に行って、
お客さんに挨拶するところまでではないでしょうか。ナダルがそうしたように。

さあ、高橋尚子は明日スタートするのでしょうか?
もし、スタートしたら、罰としてスポーツ刈りにしましょう。ハハハ。(2005.11.19)
d0164636_7403389.jpg

0376「深謝」

2005東京国際女子マラソン
優勝 高橋 尚子 2時間24分39秒

おめでとう!!
d0164636_7321355.jpg
高橋尚子、記録こそ平凡ですがあざやかな優勝でした。
見事に「だまされた」というべきかもしれません。ハハハ。
何を言っても言い訳になります。
素直に「大変、思わせぶりなことを言って、お騒がせしました。申し訳ありません」と
申し上げておきます。

インタビューでの彼女の言葉も立派でした。
いつも、この人の一生懸命さは、人の胸を打ちます。
小出前監督の笑顔もよかった。今も、見えない糸でつながっているように見えました。

本当のところ、脚の状態はどうだったのか、ぜひ知りたいですが、決して表に出てくる
ことはないでしょうね。
今となっても、おとといの記者会見の中身にはいくつもの疑問が残っています。
…いやいや、どうしても、ボヤキになってしまいます。やめておきましょう。ハハハ。

「スポーツ刈り」については、しばらくお待ちください。(2005.11.20)


0383「お約束」

d0164636_7434999.jpg
45年前、大学2年(22歳)の私です。
この髪型は高校3年から、フジテレビ入社8年目ぐらいまで続きましたが、この頃の私は
「たわし」「しばふ」と呼ばれていました。
何よりも洗った後すぐに乾くことが嬉しかったです。ハハハ。
当時は、まっすぐで固い髪がうるさいほどたくさんあり、それで「たわし」「しばふ」と
呼ばれるようになったのです。
今回、ほぼ35年ぶりでスポーツ刈りにしました。
聖書に手を置いて誓ったわけじゃありませんし、自分のブログに書いたことで罰ゲームを
やる必然性もないと思いますが(ハハハ)、世間には、冗談もしゃれも分からない人が結構
おいでですから、とりあえず、言ったとおりにしてみました。
写真で見るとこれまでとあまり変っていないかもしれません。
周りの誰もが気づかなかったぐらいですから、変化がないっちゃ、ないんですが(ハハハ)、
それは私の責任ではありません。

d0164636_7334576.jpg
左は、少し伸ばしてアイパーをかけていた3ヶ月前(US Open)、右は今日思いきってバッサリやってもらったスポーツ刈りです。あまり変わっていないように見えますが、本人には顔つきが変わったような印象があります。どちらにしても、アルバムから引っ張り出した45年前の写真と比べると、考えさせられることが多いです。
「男は40歳を過ぎたら自分の顔に責任を持て」「男の顔は履歴書」などと言いますが、まあ、
貫禄がないこと。ハハハ。

若い頃から年齢相応にみられたことがありませんでした。プロ野球の取材をしていても、
若いと思われるせいか軽く見られることが多くて、何度悔しい思いをしたか分かりません。
ハハハ。

顔はあまり老けないのに、髪は薄くなりました。これ以上頭を下げると「危ない」んです。
ハハハ。
サッカーのスタジオ部分で謝らなければいけないことがあるとき、言葉は謝っても、顔は
まっすぐカメラを見据えていました。“決して、頭を下げないアナウンサー”…ハハハ。
今はもう、「顔出し」があるわけじゃないですから、関係ありませんが。(2005.11.22)

…今日は東京国際マラソンが行われます。
こまかいことは知りませんが、以前は、11~12月に独立して行われていた
女子マラソンが今はこの時期に“共催”の形になっているようです。

この3本の記事は2005年の東京女子マラソンについて書いたものです。


人気ブログランキングへ

d0164636_7341763.jpg
# by toruiwa2010 | 2011-02-27 08:03 | スポーツ全般 | Comments(2)
d0164636_1526411.jpg
2月16~17日で山形に出かけました。
「雪山を見たい」という願いは年を追って強くなります。
2月に入って高山でいいところはないものかと、いろいろ探っているうちに、
急に、樹氷が見たくなったのです。
d0164636_15262086.jpg
…最高の樹氷を見ることができました。本文は⇒ http://bit.ly/fLG2Dt
d0164636_15263781.jpg
福島駅に近づいて、安達太良(左)や吾妻の山々が見えてくると
「北国に来たなあ」と思います
d0164636_15265241.jpg
山形から寒河江まで行って、大好きな月山をながめました
d0164636_15271182.jpg
ロープウエーで山頂を目指します
d0164636_15272524.jpg
高度があがるにつれて見事な樹氷が…
d0164636_15273934.jpg
樹氷も見事ですが、その向こうに望む山々がまた…
d0164636_15335627.jpg
d0164636_15363243.jpg
高いところから見る月山も美しい
d0164636_1529311.jpg
めったに見られないと聞いた鳥海山も少しだけ…
d0164636_1529217.jpg
雲ひとつない青空をバックにすると余計に映えます
d0164636_15293965.jpg
下りながら眺める樹氷
d0164636_15401646.jpg
d0164636_1530949.jpg
手前に樹氷、その先に山形盆地、さらに遠くに朝日岳などの山並み
d0164636_1530282.jpg
宿について、外を見ると鮮やかな夕焼け
d0164636_15375936.jpg
米沢駅で買った牛肉弁当もおいしくて、200%満足の旅でした。


人気ブログランキングへ

d0164636_15313812.jpg
# by toruiwa2010 | 2011-02-26 16:27 | ギャラリー | Comments(8)
d0164636_7431037.jpg

3連休の最終日、NHKで「森山良子・ビギン・夏川りみコンサート」を見ました。
それぞれに歌唱力がある3人の歌はいずれも聴きごたえがあったのですが、終盤近くで
「花」(川は流れてどこどこ行くの…)が唄われました。
まず、夏川、つづいて森山良子の番になったときです。
相変わらず澄んだ美しい歌声に耳を傾けているうちに思わず目が潤んでしまいました。

なぜなんでしょう。歌詞に涙を誘う要素はありません。
年齢のせいで涙もろくなっていることに加えて、どうも、彼女のあの声にやられたような
気がします。人によって違うでしょうが、「琴線にふれる歌声」はどなたにもあるはずです。

そのあと、「サトウキビ畑」(ざわわ、ざわわ…)になったからたまりません。
フルコーラスで7,8分、しかも、メロディーにそれほど変化のないこの歌を唄いこなすには
相当の力量がなくてはいけないでしょう。もちろん、森山良子にはその力がありますから、
曲半ばでとうとう“一杯一杯”になってしまいました。鬼の目に涙…。ハハハ。
d0164636_7433262.jpg
そのあと、「サトウキビ畑」(ざわわ、ざわわ…)になったからたまりません。
フルコーラスで7,8分、しかも、メロディーにそれほど変化のないこの歌を唄いこなすには
相当の力量がなくてはいけないでしょう。もちろん、森山良子にはその力がありますから、
曲半ばでとうとう“一杯一杯”になってしまいました。鬼の目に涙…。ハハハ。

森山良子については思い出があります。
1960年代のことです。当時、黒澤久雄(林寛子の前の旦那さん)のいるブロードサイド・
フォーという人気のフォーク・グループがありました。
そのコンサートに、彼の“親戚”(あるいは“幼なじみ”だったかもしれませんが)という
触れ込みで登場したのが彼女でした。
爽やかな若者が揃ったブロードサイドもよかったのですが、森山良子の透き通った歌声は
強烈に印象に残りました。40年近くたっても色あせていません。

歌といえば、その日の昼のワイドショーで、40-50代の女性に「心に残っている曲」を
質問していました。山口百恵の「いい日旅立ち」が上位に入っているのを見て、同じ百恵の
「秋桜」(コスモス)を思い出しました。
最近、何の脈絡もなくこの曲のメロディーが繰り返し頭に浮かんでくるのです。
そして、「このごろ涙もろくなった母が…」、「縁側でアルバムを開いては…」などの歌詞を
思い出すたびに、それは母への思いにつながっていきました。

母は98歳、数年前に脳出血で倒れてから会話はできなくなりました。今はもうほとんど
寝たきりの状態です。倒れる前から耳が遠く、目もほとんど見えなくなっていましたから、
コミュニケーションの手段はありません。
関西の病院と東京に離れているのをいいことに孝行を怠けてしまったことを悔やんでも、
もう遅いのです。
それでも、たまに見舞いに行って赤ん坊のようにやわらかくなったその手に指を添えると、
分かるはずもないのにぎゅっと握ってきます。日々、介護している兄によると、それは
とても珍しい反応だそうです。
そのときは「これなら、もっと来るようにしよう」と思いますが、実際にはそう簡単には
いきません。何とか時間を作ろうとしてもままならず、握り返してくる感触を楽しみに、
年に一度、新幹線に乗るのが精一杯ですね。

それにしても、歌には力があります。
人生の節目に出会った曲はいつまでたっても覚えているものです。考えさせられたり、
勇気をもらったりした歌が皆さんにもきっとあるでしょう。
私たちのアナウンサーという仕事でも、時に、人に感動を与えられることがありますが、
歌手はすごいですね。
今でもテープやCDを大事にしていますが、若いころに聞いて、感銘を受けた井上陽水の
名曲の中には、30年近く前のものがたくさんあります。それでいて、今聞いても新鮮で
「この人は天才だな」と感心します。

しかも、世の中にはそれをはるかに上回って、50年、100年もの間、聴く者の心を
揺さぶる曲があり、歌手が大勢いるのですから、思わずうなってしまいます。
彼らの多くが若さを保ち、生涯現役でいることも、分かるような気がしますね。人に喜びを
与える快感がそうさせるのだろうと思います。

ちなみに、私はリズム感が悪く、人前で唄うのは大嫌いです。
カラオケにもほとんど行ったことがありません。年の差があるせいか、周りの誰からも
誘われないのはむしろ幸いです。ハハハ。(2003.11.26)

旧ブログ(すでに閉鎖)を開設してから半年後に書いた記事です。
11月26日に更新していますが、3日後に母が98年の生涯に幕を下ろしました。
この記事に母のことを書き添えたのは“虫の知らせ”だったのでしょうか。

母の告別式のときに、兄が前立腺がんの手術をうけたこと、病気がわかったのは
“PSA検査”の結果だったことを聞きました。
帰京後、早速受けた検査で私にもがんが見つかりました。
早期発見・手術のおかげで6年以上たった今も元気でいられます。
兄弟の中で一番の親不孝だった私を母の死が救ってくれたことになります。

母親というのは…。


人気ブログランキングへ

d0164636_7442997.jpg
# by toruiwa2010 | 2011-02-26 08:44 | 読書・歌・趣味 | Comments(6)
d0164636_843396.jpg
火曜日に、水戸へ出かけました。お目当ては偕楽園の梅です。
上野から“スーパーひたち”に乗れば、わずか1時間5分で着いてしまいます。
「これは…新幹線?」と妻に聞かれましたが、「必要ないだろう」と答えました。ハハハ。

水戸駅の少し手前で左側に梅が見えました。偕楽園です。すぐ横を通るのです。
あっという間でしたが、“いい感じ”だったので、期待が膨らみました。
バスもありますが、“岩佐流”はパッと行って、サッと見て、トットと帰る…です。ハハハ。
駅からタクシーを飛ばしました。1110円でした。
d0164636_8433252.jpg
線路とは反対側にある“表門”につけてくれました。有難いことに、人影もまばらです。
案内図で、門を入ってすぐ左に曲がれば梅林があることが分かりましたが、まっすぐ進んで、
緑が美しい孟宗竹の林を抜けて行くことにしました。
何度か書いていますが、桜や梅、つつじ・サツキはもちろんきれいですが、私は、なぜか
“緑”にも強く惹かれます。青々とした、もみじや柳の美しさもなかなかのものです。
d0164636_84422.jpg

d0164636_8455621.jpgd0164636_8462155.jpg妻がチェックしていたサイトの情報によると“四分咲き”ということでしたが、たしかに
ちょっと早すぎました。それでも、何本か満開の木もあって十分です。
桜の四分咲きは少しさびしいですが、梅は枝ぶりがよければ“一輪”咲いているだけでも
風情があります。…強がりに聞こえそうですが。ハハハ。
d0164636_8464339.jpg
残念だったのは、たくさんの梅がほどよい間隔で植えられている東西梅林の開花が遅れて
いたことです。それなりには咲いているのですが、紅梅の紅が淡いために余計さびしい
感じになっていました。昨日時点でも“五分咲き”になっていますから来週の半ばごろが
最高の見ごろになりそうです。ただし、今日の気温が高いようですから、早まる可能性も…
保証はしませんが。ハハハ。
d0164636_8471877.jpg
d0164636_8473492.jpg
d0164636_847503.jpg
d0164636_8481736.jpg
d0164636_8485050.jpg
d0164636_8494862.jpg

最近、どこに行っても青空がついてきます。ハハハ。
d0164636_8502518.jpg

d0164636_8504763.jpg
東西梅林:結構咲いているんですが、ちょっとさびしく写ります。
d0164636_851525.jpg
白梅の下で2匹の猫が寄り添って気持ちよさそうに日向ぼっこをしていました。


水戸を訪れたのは、たぶん3回目だと思います。
最初は1976年、野球解説の豊田泰光さんに誘われて、やはり偕楽園に行きました。
「プロ野球ニュース」がスタートし、仕事上のお付き合いが始まっていました。
水戸商業から西鉄ライオンズに入団した豊田さんにとって、水戸はもちろん故郷です。
豊田さんに紹介され、“出世払い”というありがたい約束で通っていた銀座の小さなバーの
バーテンさんと、常連だったイラストレーターの灘本唯人さんが同行しました。

梅園の様子は全く記憶の中にありません。きっと、みんなでワイワイ騒いだことのほうが
楽しかったのでしょう。ハハハ。
市内のどこかで買ったお稲荷さんのおいしかったことが忘れられません。酢メシの代わりに
おこわが入っていました。食感も素材の混ざり具合も絶妙でした。

余談ですが、出世払いの約束は定年間際になってようやく果たしました。
“出世”はしませんでしたが。ハハハ。
そして、灘本さんにはバーで同席したときに色紙をお願いしました。
相当、酔っていましたが、即興で描いていただいた絵は今も大事に持っています。
d0164636_8515062.jpg
2度目は、79年でした。
やはり、豊田さんの企画で開かれた王貞治のサイン会の司会です。
朝早く、目黒区の自宅に王さんを迎えに行き、上野から水戸まで同行しました。
同じ昭和34年に高校を卒業したタメ、しかも、病気をして留年した私が2歳年長でしたが、
王さんが発するオーラは半端ではなく、2時間近い旅の間、“付き人”気分で、途方もなく
長く感じたものです。ハハハ。

仕事は駅の近くのデパートでサイン会の開会を告げるだけの簡単なものでした。きっと、
トヨさんが“小遣い稼ぎ”をさせてくれたのだと思います。
2度とも、30年以上も前のことです。
駅前に立って見渡しても、当時の面影はどこにもありませんでした。

人気ブログランキングへ

d0164636_8525690.jpg
# by toruiwa2010 | 2011-02-25 08:54 | 旅に出る食べに行く | Comments(9)
d0164636_1681696.jpg

「洋菓子店コアンドル」90

今日もにぎわう評判の菓子店、「パティスリー・コアンドル」に若い女がやってきた。
鹿児島を出て行った恋人がこの店で働いていると聞いて追ってきたなつめ(蒼井優)だ。
「とっくにやめた。どこに行ったかは知らない。鹿児島に帰りなさい」と突き放されて
途方に暮れるなつめだったが、必死に頼み込んでしばらく働かせてもらうことになった。

「仕事が遅い。クリームがゆるい。シロップが…」
なつめが作ったケーキを試食した十村(とむら:江口洋介)という男がそう言った。
ときどき店を訪れる彼は、オーナー・シェフ、依子(戸田恵子)の古くからの知り合いらしい。
今は厨房に立つことをやめ、評論家になっている“伝説のパティシエ”だという…
d0164636_1683260.jpg
ケーキ作りのカットを細かくつないでいく冒頭のシーンから期待が膨らみ、その期待が
裏切られることはありませんでした。
店のたたずまい、なつめが転がり込んだ店の二階にあるシェフの部屋、登場人物のウエア、
画面の色調、バックに流れる音楽、絵のサイズ…全体に“趣味がいい”映画です。
ストライク・ゾーンの真ん中に来ました。

大好きな蒼井優がいい。やっぱり、この女優さんはすばらしい!ハハハ。
表情のバリエーションが多く、思いがけない顔に出会えます。
ドラマ「龍馬伝」にも長崎の売れっ子芸者役で登場し、圧倒的な存在感を示していましたが、
演技の幅広さは若手女優の中で群を抜いています。

出演者が揃っていい演技をしています。
出番の短い加賀まり子、鈴木瑞穂、佐々木すみ江、嶋田久作…キャスティングの妙。
十村がシェフをやめた理由をもっとストレートに説明すればよかったのにと思う以外に
減点の材料がありません。よって90点をつけます。
去年の8月にこの映画の宣伝ちらしを目にしてから楽しみにしていました。
こういうとき、とかく“肩すかし”を食うことが多いですが、今回は期待通りでした。


「毎日かあさん」85

マンガ家・理恵子(小泉今日子)は、自分の稼ぎで買った自宅に、二人の子供と、ある日
突然押し掛けてきてそのままいついてしまった母親と暮らしていた。「ほめて育てる」が
彼女の教育方針だ。問題は、元戦場カメラマンの夫・鴨志田(永瀬正敏)だった。
吐血を繰り返す、深刻な依存症だった。戦場での過酷な体験がトラウマになって、酒から
逃げられなくなっているのだ…

途中までは「なんだこれは。70点じゃないか」と思っていました。
しかし、3分の2を過ぎたあたりからどんどん良くなって行きました。ちょうど鴨志田が
全くどうにもならない“ダメなやつ”であることがはっきりするところからです。
そこまでは、“普通”だった小泉と永瀬の演技に深みが増して行ったように思います。
物語の進行とも関係があるのでしょうが、夫婦の距離感がとてもいい感じになりました。
永瀬を起用したことが小泉の良さを引き出し、元妻との共演によって永瀬の良さが出た、
そんな風に見えます。

10年間、依存症と闘う苦しい旅を終えてようやく家族のもとに還った男の安らぎを見て
この映画が成功している大きな理由は、やはり、元夫婦が演じたことにあると思いました。


「再会の食卓」85

ユィアーのもとに一通の手紙が届いた。もう何度目になるのか、孫娘が読み上げる手紙は、
1949年、国共内戦の混乱の中で生き別れになった“夫”・イェンションが40数年ぶりで
台湾から上海に戻ってくることを知らせていた。
ユィアーの心は揺れていた。国民党軍の兵士だったイェンションとユィアーの結婚生活は
1年ほどだった。取り残され、国民党軍兵士の家族だったことで周囲から白い目で見られる
身重の彼女と結婚してくれた今の夫・シャンミンとの間には40年以上の“年月”がある。

家族の反応も微妙だった。
「いいことじゃないか」と、歓迎する姿勢の夫に対して、子供たちの態度は冷ややかだ。
「きっと面倒なことになる」「おれには関係ない」「台湾で結婚した奥さんが死んだから
来るんじゃないか」

楽隊も出て派手に迎えられたイェンションが、ユィアーの家の前に到着した。
タクシーを降りた彼は、戸惑いながらも、人垣の中から、目指す女性をすぐに見つけた。
絞り出すように「ユィアーか?」と声をかけるイェンション。
ほんの僅かに微笑んで、小さくうなずくユィアー…
d0164636_169258.jpg
心やさしい家長・シャンミンのリードでイェンションの心地よい滞在は過ぎて行きます。
しかし、イェンションには秘めた計画がありました。残りの人生を共に暮らすために、
ユィアーを台湾に連れ帰ることです。
いくら、シャンミンが好人物だからと言って、それは無理な相談だろう、と思いながら
観客は物語の推移を見守ることになるわけですが、ここから先は書きません。ハハハ。

初めから終わりまで、まるで、喧嘩でもしているかのような中国語の会話が飛び交う中、
時間だけは、穏やかに、緩やかに過ぎて行きます。
このゆったりペースがいやじゃないのは、たぶん、同じ東洋人の血のせいでしょうね。
始まって数分で“ズキューン”と心臓を打ち抜かれました。二人の再会の場面です。
俳優たちが素晴らしいです。

数は少ないですが、これまで見た韓国・中国・台湾映画の中で最も高く評価します。


「ジーン・ワルツ」75

帝王切開が進められていた手術室に生まれたばかりの赤ちゃんの泣き声がひびく。
「生まれましたよ」の声に続いて、すぐ「胎盤が癒着してる」、「血圧が下がってます」と
緊張した声が飛んだ。
時間がたち、うなだれて手術室を出た医師(大森南朋)は、のちに逮捕されることになる。

「人間は生まれて当たり前、と思っている人が多いですが、生命の誕生は、それ自体が
奇跡なんです」と学生に講義しているのは帝華大学病院の医師・曽根崎理恵(菅野美穂)だ。
彼女は、縁のあるクリニックでも院長代理の仕事をしていた。院長が病いに倒れ、やがて
閉院となるそのクリニックで彼女は4人の妊婦の最後を見届けるのだと心に決めていた。
そのうちの一人は“代理母”による出産だ。その女性は55歳!しかも、彼女は…

もっと“オドロオドロ”した作品かと思いましたが、そうでもありませんでした。
しかし、何を描こうとしているのかが最後まではっきりしませんでした。
“天才医師 〈遺伝子(ジーン)の女神〉が仕掛ける、禁断の奇跡”
“<史上最強の女医> スクリーンに君臨! いま、新世紀医療の闇に迫る”
…公式HPにはそう書かれています。きっと、海堂尊の原作には曽根崎理恵の天才ぶりや
最強の女医ぶりが書き込まれているのでしょう。しかし、この映画のどこを見ても彼女が
“天才”であることをうかがわせるシーンはありませんでした。

何よりもいけないのは、クライマックスの“どたばた”です。
どんな大病院でもそんな緊急事態が2件も3件も重なることはないだろうという修羅場が、
それも、台風が直撃という厳しい条件の中で起きるのです。
まあ、フィクションですけどねえ。ハハハ。

どうしてくれるんだ、せっかく、菅野美穂なのに。


「あしたのジョー」75

劇画(?)もアニメも見たことがありません。病院の待合室などでパラパラした以外は。
数ヶ月前に見た、山下智久と伊勢谷友介の見事にシェープップしたボディーの美しさに
惹かれて見に行きました。いえ、まったくその“趣味”はありません。ハハハ。
正直に言うと、がっかりです。
監督は少しでも劇画に近づけようとしてこの映画を作ったのではないでしょうか。
全体の“作り”があまりにも劇画チックで違和感がありました。
d0164636_1693111.jpg
かなりの割合でボクシングの試合が描かれていますが、嘘っぽくて話になりません。
実写版らしさを求めて出かけたのが間違いだったのでしょう。
原作を知らないのですから、何とも言えませんが、行方をくらませた1年間のジョーの
生活が全く描かれていないのも不思議です。

全体の印象として、山下・伊勢谷が気の毒でした。
プラス、重要な役どころの香里奈の演技が下手すぎました。


「ザ・タウン」80

あまり期待せずに見に行ったのですが、とても面白かったです。
銀行強盗の一員と、一時は人質になった女性の恋物語です。
主役のベン・アフレックが魅力たっぷりです。


「ウォール・ストリート」80

ゲッコーが8年の刑期を終えて出所してきました。
彼の娘と結婚が近い男は投資会社の若手有能社員です。
ゲッコーはひそかに“復活”の機会をうかがっています。
一方で、家庭を顧みなかった父を憎んでいる娘との関係を修復しようと懸命です。

金融の話は、言葉の意味が理解できないと厄介ですが、NHKのドラマ「ハゲタカ」などは
大体のことが分かればついていけました。ハハハ。
この映画は、冒頭の30分ほど、頭が痛くなりました。
しかし、最初の4行を頭に入れてみれば乗り切れます。
私も、そこを過ぎてからは、映画としての面白さを楽しめました。

マイケル・ダグラスの存在感が圧倒的だ。画面に登場するだけで“空気”が生まれます。
こういう映画を見ると、俳優の演技力をつくづく考えさせられます。

90 洋菓子店コアンドル 減点の少ない作品だ 出演者全員がいい 蒼井優にやられた
85毎日かあさん 依存症を乗り越えて家族のもとに帰ったダメ男 元夫婦の呼吸がいい
85 再会の食卓 40数年ぶりに再会した元夫婦… これまで見たアジア映画ではベスト
75 ジーン・ワルツ せっかくの菅野美穂主演なのにつまらない どうしてくれるんだ
75 あしたのジョー 劇画の世界から抜けきれていない つまり、劇画を読めばいい
80 ザ・タウン 銀行強盗と人質女性の恋 ベン・アフレックが良かった
80 ウォール・ストリート じっとしていても絵になるマイケル・ダグラスの存在

人気ブログランキングへ

d0164636_169486.jpg
# by toruiwa2010 | 2011-02-24 08:13 | 映画が好き | Comments(7)