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岩佐徹のOFF-MIKE

toruiwa.exblog.jp

実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

今週の木曜日に兄は入院している市立芦屋病院から西宮にある

“施設”に転院することになりました。


紹介を受けて先月29日に見学した際、「お世話になりたい」と

伝えたとき、“最低でも1ヶ月待ち”と言われていました。

“療養型病院”として、とても評判がいいのです。

肺炎の治療が終わったため、兄は“急性期”の患者を対象とする

芦屋病院に長く居続けることはできません。ベッドが空くまで

23週間、どこかで待機することになる…そう覚悟しました。


病院の中に“地域連携”というセクションがあって、退院後の

ことを考えてくれます。そこの看護師さんが「南芦屋浜病院に

そういう患者を預かるベッドがある」と教えてくれました。

偶然ですが、そこは母が息を引き取った病院です。脳溢血で

寝たきりになった母の病室に兄は朝昼晩 通って食事の世話を

していました。いわば縁のある病院だし、私も3回、見舞いに

行ったところなのでなじみがあるし、そこで待機できるのなら

ありがたいなあと思っていました。


ところが、意外に早く“朗報”がもたらされました。

ワンクッションなしに、直接 転院できることになったのです。

この場合、ベッドが空いた…ということは、人が亡くなった

ことを意味するのですから手放しで喜ぶことはできませんが、

環境の変化が一度で済むのは兄にとってはありがたいことだし、

弟としても嬉しいことでした。

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どの施設にお世話になるにしても、転院したあとの兄の様子を

見届けたら東京に引き上げる予定ですが、一度、芦屋を離れたら

それほど頻繁に関西に来ることはないでしょう。それだけに

どの施設にするかについては大いに悩みました。


まず、普通の病院ではなく、特別な施設に入るためには費用が

発生します。当初、第一候補に考えていたのは某大企業経営の

“老人ホーム”でした。1000万円単位の入居金を払えば、月額は

20万円台ですが、そうでなければ、兄のケースだと月に40

50万円が必要になるのです!


それでも、見学したときに目にした施設の清潔さや働く職員の

感じよさに気持ちが動き、兄の資産なら対応できると考えて

”第一候補“にしていました。

ただし、ひとつだけ不安材料がありました。

看護師は24時間常駐ですが、医師がいないことです。近くの

病院と連携しているものの、不安は残ります。


そんなとき、芦屋病院・地域連携の看護師さんが西宮の施設を

教えてくれたのです。

24時間 医師がいることと費用が安いことも大きな魅力でしたが、

実際に清潔さと静かな環境を見たとき、迷わず決断しました。

ここなら、安心して兄を任せられると。


入院から2ヶ月、芦屋病院には大変お世話になりました。

主治医は若い先生でしたが、重篤だったと思われる兄の生命を

つなぎとめてくださいました。少しも“義務的”と感じさせない

ナースたちの看護ぶりと合わせて感謝したいと思います。


兄はよく頑張りました。

入院当初にはよほど苦しかったのか、「早くあの世に行きたい」と

弱気なことを言ったこともありましたが、どこに秘めていたのか、

強い生命力を見せて、ここまで回復してくれました。

新しい環境にうまくなじんでくれることを祈ります。


おめでとう、ラファエル・ナダル


Nadal d. Wawrinka 62 63 61


録画で全仏決勝を見た。ナダル、圧巻のV10だった。

許したブレークポイントはたった1

バブリンカにつけ入るスキを与えなかった。

決勝でこのスコアで勝つのは相当のことだ。

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2005年の初優勝を実況したが、プレースタイルを

考えると、全盛期は長くないだろうと思っていた。

30代でこの強さを維持しているとは想像しなかった。

致命傷化と思っていた故障を克服してこの快挙。

こういうところが"チャンピオン"だね。おめでとう!


# by toruiwa2010 | 2017-06-12 08:49 | 芦屋から | Comments(2)

長友、出場ならず!

~街を二分するダービー~

( 2011.04.07 初出 )

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5年前の今頃、テレビから八塚アナの声が聞こえてきました。

「いやー、ミラノ・ダービーがデーゲームというのも違和感が

ありますけども…」。

私より前からセリエAの放送にかかわっていた彼の言葉とは

思えませんでした。かつて イタリア・サッカーは、ダービーを

含めた全試合がデーマッチだったのですから。


WOWOWでセリエAの放送が始まったのは19919月です。

日本では、一部の熱狂的なファンには知られていても、その

レベルの高さまでは、広く認知されていませんでした。

熱心な交渉の結果、放送権を獲得してきたプロデューサーは

大した奴なんですが、放送開始にあたって、「実況を司会役の

川平慈英にやらせる」と聞いたときには「お前、素人か?」と

思いました。ハハハ。


案の定、無謀な試みは大失敗で、慈英さんの実況は一回だけで

終わりました。

以後、実況は元文化放送の二人のアナに依頼して、サッカーの

実況をやったことがないと思ったのか、年上で扱いにくいと

思ったのか、私には頼んできませんでした。


しかし、10月の半ばごろ、そのプロデユーサーが私のところに

やってきました。

11月にダービーというビッグ・マッチを現地から放送する 

ことになった。特別な試合なのでWOWOWのアナウンサーで

放送したいのだがどうか?」

…すぐにOKを出しました。待ってたんですから。ハハハ。

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“ミラン・ダービー”は イタリア北部の街、ミラノに本拠を置く

インテルとミランが年に2回、文字通り“街を二分”して戦う

ビッグ・ゲームです。

試合の当日は、朝から何となく雰囲気が違います。

たしか、労働者はミランを、中産階級はインテルを応援すると

聞いたことがありますが、私が取材した限りでは逆でした。

ホテルのレストランでウエイターたちに話を聞くと、いつも

インテリスタ(インテル・サポーター)がミラ二スタ(ミラン・

サポーター)を少しだけ上回っていたという記憶があります。


10試合ほど実況しましたが、最初の試合の印象が強烈です。

この時のインテルには、マテウス、クリンスマン、ブレーメの

ドイツ・トリオ、ミランには、ファン・バステン、フリット、

ライカールトのオランダ・トリオがいました。

このダービーは、こうしスーパースターの競演という意味でも

世界中のサッカー・ファンが注目していたのです。

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舞台になるサンシーロはもう一度訪ねてみたいスタジアムです。

建物としての美しさはありませんし、日照の関係で、毎年、

春のダービーのころは芝の状態がよくないのですが、大きくて

独特の雰囲気を持っています。

2階席に陣取ったウルトラスのリーダーが試合開始の何時間も

前からサポーターたちをあおり、場内は最高の盛り上がりです。

待っている時間が長いと感じたことは一度もありません。


まず、ファン・バステンのスライディングシュートでミランが

先制し、スタンドが大爆発しますが、クリンスマンのボレーで

インテルが追いつくと、そのボルテージは頂点に達しました。

サンシーロという舞台で、豪華メンバーたちがエンジン全開の

プレーを見せてくれて、しかも、エース同士がゴールを決める…

放送する側として、これ以上望むことはない展開でした。

サッカーの実況は17年ぶりでしたから、出来はお恥ずかしい

限りですが、私にとっては最高の思い出の一つです。


…タイミングを合わせて更新する予定でしたが、大災害に気を

取られているうちにミラノ・ダービーが終わってしまいました。

長友の出番がなかったのは気の毒でした。

あの、スタンドにいるだけで体が震えるような興奮が味わえる

最高の舞台・サンシーロのピッチに立つ日本人選手…90年代には

夢のまた夢でしたから。


春のダービーは、北イタリアでもちょうど花々が咲き始める、

とてもいい季節です。“足”になるアリタリア航空が予告なしで

ストライキに入ることが不安材料でしたが、4月のミラノを

訪ねる旅は毎年、大きな楽しみでした。

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イタリアに行ったのは1991年が初めてでした。

地理も言葉も分からないまま、出かけましたが、2度目からは

少しずつ言葉を覚えて行ったものです。

ボンジョルノ(こんにちは)などの挨拶やグラツィエ(ありがとう)

スクーザ(失礼)以外で最初に覚えたのは「アクアミネラーレ

センザ ガス」でした。ガス抜きの水はチェックインしたあと

まず買わなければいけないものですから。ハハハ。


私たちの定宿のフロントにはクラウディオという男がいました。

英語が堪能なインテリスタでした。すぐに顔なじみになって、

いろいろとサッカー・ネタを提供してくれました。

アンテナはできる限り広く張りめぐらす…スポーツの実況に

携わる者の鉄則です。


それはよかったのですが、このホテルには短所がありました。

買い物の“名所”モンテナポレオーネが近かったことです。

歩いても15分ぐらい!

ここだけの話、サッカー中継の出張は自由時間が多いので、

ついつい、ちょっと行ってみるか、ということになりがちです。

ハハハ。

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日本では2回ぐらいしか買い物をしたことがないジョルジオ・

アルマーニの店にも毎回、足を運びました。

明らかに“おねえ”系と分かる、なよなよした店員やテキパキと

仕事をする日本人のケンちゃんとも親しくなり、円高のときは、

かなりの買い物をしました。

もっとも、それほど値が張らないネクタイが多かったですが。

ハハハ。


ミラノか。ミラノ、そしてミラノから車でトリノまで、もう一度

行ってみたいと思います。

放送席があったあたり(客席最上段に机を置いただけ)に座ったら、

きっと、こみ上げるものがあるだろうなあ。


# by toruiwa2010 | 2017-06-11 08:19 | アーカイブから | Comments(0)

再開したばかりですが、土・日と祝日は

「アーカイブから」として、古い記事の

中から“見つくろって”再掲します。

いまは、6年前、2011年の記事が中心です。


好発進した羽鳥慎一~来る人・去る人

( 2011.04.05 初出 )

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“バード”こと、羽鳥慎一がいいスタートを切ったようです。

日本テレビの「ズームイン」が終了したと思ったら、4日後の

昨日、さわやかな笑顔でテレビ朝日の画面に登場しました。

日本のテレビ界ではめったに見られない現象です。

彼をメイン・キャスターに迎えて新たにスタートしたのは

「モーニングバード!」です。


徳光和夫やみのもんたの時代は終わったと思っています。

テレビ界を見渡して、このあと主流になるのは羽鳥慎一と

安住紳一郎(TBS)しかいないでしょう。

そう言い切れるほど、この二人は群を抜いているし、安定感が

あります。母局の後輩、伊藤利尋にも大いに期待していますが、

持ち味・立ち位置が違います。

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初日をじっくり見ましたが、まったく違和感がありませんでした。

フリーになって迎えた第1日、スタートしたばかりの番組、

しかも、なじみのない環境…緊張感があるかと思いましたが、

“昨日の続き”という空気で入ってきました。

その分 フレッシュさに欠けた感じですが、実績を持つ人らしい

落ち着いた初登場でした。


この人の良さは、日テレの先輩、徳光・福留と極めて対照的な

“さわやかさ”にあると思っています。

イケメンなのに親しみやすい容姿だけでなくしゃべりがくどく

ないのも好感が持てます。

何よりもいいのは、ユーモアの“ほどの良さ”です。

ワイドショー、クイズ番組、トークショー、歌番組…どんな

番組でも不可欠な要素です。


“敵”を作らないし、逆に“味方”を増やしていくタイプでしょう。

このタイプは、皮肉や少々きついことを言われても、相手は

苦笑するしかない…そんな感じです。経験で身につけたものも

あるでしょうが、生まれつきの部分が大きいのではないかと

思いながら見ています。


少し、ほめすぎたかもしれません。しかし、欠点が少ないのは

誰もが認めるはずです。

番組そのものは未知数です。「とくダネ」や「朝ズバ」にくらべ、

“羽鳥の色”がまだあまり出ていないので、もう少し見ないと

分かりませんが、ライバル番組は彼らしさが前面に出る前に

“対抗策”を考えておかないとヤバイかも。ハハハ。

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羽鳥の獲得に相当の金を使ったのか、「やじうまテレビ!」が

かなり地味になりました。

メイン・キャスターだった依田司気象予報士をスタジオの外に

出したのは正解でしょう。周りに支えてもらうこともありますが、

一つの番組をメインとして引っ張っていくのは並大抵のことでは

ないのです。彼を起用したのは間違いでしたね。

プロの仕事を甘く考えちゃダメなんです。ハハハ。


「スーパーモーニング」で赤江玉緒と組んで司会をしていた

小木逸平アナが夕方のニュースに移ってフィールドリポーターを

やっていました。スパモ二が始まったころは頼りないところも

あったのですが、終わるころにはしゃべりがだいぶなめらかに

なっていました。リポーターとして“いい仕事”をする可能性が

あります。


ほかに、将来性がありそうだと思っていたのが、スパモ二の

リポーターとしていい味を出していた佐々木亮太アナですが、

何処にいったのでしょうか。小木・佐々木…この二人が 今後

どう変わっていくか、興味があります。

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「ズームイン」(日本テレビ)のあと番組として始まった「ZIP」も

初回を見ましたが、何をコンセプトにしているのかが伝わって

きません。メインにすえた枡太一アナは、この段階であれこれ

言っても気の毒でしょう。


硬いのは仕方がないとして、滑舌が甘い上に、ややもすると

早口になる傾向があるのでますます聞き取りにくくなります。

日テレは、発声に少し難点があるのは承知の上で、麻布中学・

高校~東京大学~東京大学大学院という“超高学歴”に惹かれた

のかもしれません。


彼を初めて見たのは日本アカデミーの授賞式でした。

そのときに感じた“フレッシュさ”がこの番組ではどこかに消え、

よく言えば“落ち着いて”見える、悪く言えば“老けた”感じに

見えます。日本語の難しさ。ハハハ。


まだ、番組全体が整理されてなくて、メインのはずの枡アナが

しばしば、関根麻理のアシスタントのように見える時間帯が

あるのは明らかに演出の責任でしょうが、5年の経験しかない

29歳の若者にこの大役を任せたからには、局のほうにも相当の

自信と覚悟があるはずです。

彼がこのあとどう育って行くかは業界全体が注目しています。

ときどき、見ることにしましょう。

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情報系番組に登場する女性アナの中では好感をもって見ていた

NHK「ニュースウォッチ9」の青山祐子アナは1日が最後の

出演になりました。この人はスポーツコーナー担当のころから、

べたつかない、きりっとした伝え方が光っていました。

最近の女性アナでこういうタイプは珍しいと思います。


…せっかく“いい感じ”だったのに、3月に“痛恨のエラー”を

してしまったのが惜しまれます。

昔の実況アナウンサーだったら「やんぬるかな!」と叫んだ

ことでしょう。ハハハ。


さっぱりした性格のようですから、長く引きずることはないと

思います。新しい“職場”・「スタジオパークからこんにちは」で

巻き返してもらいましょう。有働に負けんじゃない!

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昨日から新しいサブ司会の井上あさひアナが登場しました。

白いスーツだったせいか、“遠目”には、青山アナとそれほど

印象が変わりません。

相当に緊張しているのが分かりました。ライバルは多いし、

女性アナにとってはNHKで最高のポジションでしょうから、

無理もありません。

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フジテレビの「スーパーニュース」もメンバーが変わりました。

“臨時登板”だった?境アナが昼のニュースに移り、 奥寺アナと

大島アナ& 椿原アナ(隔週)が安藤優子を支えることになります。

いくら“サブ”とはいえ、局の看板ニュースのアナウンサーが

1週交代って、どうなのかなあ。


どちらにしても、彼らのポジションは、誰がやっても、主役は

安藤と決まっていて、“おいしいとこ”はみんな持って行かれる

のですから、さぞやりにくいでしょうが、仕事だと割り切って

やるしかありません。私なら、逃げ回るでしょうが。ハハハ。


奥寺アナはメークをしてないのかな?健康そうに見えませんね。

パンケーキを塗るだけでもいいのに。男性も見た目は大事だと

思うけどなあ。


ほかにも“春の異動”はあったでしょう。

この時期は、新しい仕事、それも、ステップが上がった仕事を

与えられて気持が盛り上がっている中堅・若手アナがたくさん

いるはずです。私には、新人の頃“大抜擢”されて始めた大型

バラエティ番組をたった3回で降された 経験があります。

「岩佐 気にするな。お前にはもともと向いてなかったんだ」と

先輩に慰められるまで、かなり落ち込んだものです。

どう頑張っても、似た思いを味わう後輩も出てくるでしょう。

どの世界でも 挫折を知らずに成長する人ばかりではありません。


厳しく言うだけではなく、いい仕事をしている若手を見たら、

積極的に誉めて行こうと思っています。遅ればせながら。

ハハハ。


# by toruiwa2010 | 2017-06-10 08:15 | アーカイブから | Comments(0)

番組の冒頭、司会の山本浩之が緊張した表情で話し始めた。

「こんにちは、山本浩之です。ちちんぷいぷい、今日も一日

よろしくお願いいたします。今日はまず古川さんからです」


振られたベテランの女性アナも緊張していた。

「はい。本日発売の週刊文春で障がい者雇用支援をしている

西宮のNPO法人から石田英司が飲食の提供を受けたり、

ハワイ旅行に招待されたりしていたという記事が掲載されました。

このNPO法人の活動はかつてちちんぷいぷいなどで取り上げた

ことがありました。MBSの調査の結果、記事にありますように

そうした飲食や旅行が放送に関して影響を与えたことは一切

ありません。また、飲食や旅行につきましても行き過ぎた接待を

受けた事実はありませんでした」

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画面が変わると、普段とまるで雰囲気が違う石田記者が映った。

「えー、いろいろと私のことでお騒がせしております。

また記事の中にはプライベートな部分も書かれておりましたが、

その部分に関しましては私の不徳の致すところです。

申し訳ありませんでした。今後、改めて襟を正してまいります」


再び、画面が山本アナに戻ると「はいッ」と大きな声で受け、

いかにも“一件落着”的な空気を演出して本題に移っていった。

ハハハ。


隅から隅まで見たわけではないが、以後、番組内ではいっさい

このことについての発言はなかったようだ。


確かに、昨日発売の週刊文春に掲載された記事にはいつもの

鋭さがなかった。


障がい者の雇用を支援するNPO団体が国税局から5億円の

私的流用を指摘された。

この団体の活動を大阪・毎日放送が201415年に取材し、

放送した。

この団体の会長と「ぷいぷい」の出演者・石田英司記者は

取材の直前に知り合い、知人によれば“ずぶずぶ”の関係で

団体主催のフォーラムで司会をしたり、高級クラブなどで

接待を受けたりしていた。

さらに、2015年に石田氏はハワイ旅行に招待されている。

5年の付き合いになる(石田氏談)という愛人同伴だった。

石田氏の説明

(ハワイ旅行)同伴した女性とは5年の付き合いになる。

二人分20万円を後輩を通じて払った。後輩がどうしたか

分からんけど、ちゃんとやってると思う」

(NPOの接待)クラブ代、ハワイ代を合わせても百万円は

行かない。ハワイや新地で食事代を出したこともある」

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岩佐徹のツイート

mbs「ちちんぷいぷい」。好きな番組だが、なんだ

今日の放送は!冒頭、山広が局アナに振り、

石田英司記者の"不祥事"について、奥歯にものが

挟まった言い訳を述べ、本人も中途半端な話を

しただけだった。

今後、誰に対しても"説明責任を果たせ"などと

言う資格はなくなった。


そういうことだよね。

記事も番組も“曖昧模糊”として中途半端だ。話にならない。

「ちちんぷいぷい」は8年前に、芦屋に来たとき初めて見て、

たちまち気に入った番組だ。その頃の司会者、隅淳一の

構えずまったりした進行と合わせて、石田英司記者の話の

分かりやすさが素晴らしいと思ったのだ。


石田と団体の付き合いはアウト/サーフのきわどいところだ。

それにしても、昨日の説明はふだんの石田のキャラクターと

かけ離れていて、大臣や官僚の責任逃れと変わらなかった。

残念だ。

ツイートの言葉を繰り返しておきたい。


このままでは、「ちちんぷいぷい」には、他人に“説明責任”を

求める権利はない…と。
# by toruiwa2010 | 2017-06-09 08:46 | 放送全般 | Comments(0)

金鳥のラジオCMが一部で話題を呼んでいる。

いなかの中学生の男女が学校の行き帰りにさりげなく交わす

会話が聴く者に青春時代の気持ちを呼び覚ます。

男子は大沢くん、邪心のない素朴な少年だ。

女子は高山さん、“さりげなく”と書いたのと少し矛盾するが、

彼女が口にする言葉には“計算”が感じ取れて少年にとっては

とても刺激的だ。逆に、“少女らしい”のかもしれない。


なにより、いかにもこの年代の少年少女が言いそうなセリフの

“みずみずしさ”に汚れた心が洗われる。そして、高山さんの、

からかいを含んだ言葉にどぎまぎする大沢くんがいとおしい。

65年前の自分を思い出す。ハハハ。


以下、文字に書き起こしたものをどうぞ。

あえて、どちらのセリフかは書かないが、自然に分かるはずだ。

彼らの年代になり切って読んでほしい。

今日はまず、2016年に放送された4本・・・


蚊がいなくなるスプレー


(SE:じゃり道を踏むスニーカーの音)

おはよう、高山さん

おはよう、大沢くん

高山さん、蚊がいなくなるスプレーって知ってる?

え?

蚊がいなくなるスプレー

知らん

すごいええらしいよ。寝る前にワンプッシュしといたら

朝まで蚊が出えへんようになるって

へえ・・・あっ、見た?

え?

私のうなじの蚊に刺されたあと

うん?いやいや。知らん。

見てたんや・・・いいよ。

え?

見てて。今日、蚊がいなくなるスプレー買うから、

私が蚊に刺されてないか、あしたも見てて、大沢君。

えっ!


キンチョール


高山さん

なに?大沢君

高山さんのとこって、野菜 作ってるんやんなあ?

きゅうり

お父さんもお母さんも、夏 大変やんな、蚊 多くて。

まあ、うん。

今度オレ、手伝いに行こうかな、キンチョール持って。

えっ?

オレ、めっちゃうまいねん、キンチョールで蚊 落とすの

もし迷惑やったらアレなんやけど…

いいよ

えー?

別に…いいよ

え?

今度の日曜、うちの親、組合の旅行でいないねん

うん

畠やなくて、私の部屋の蚊 落としてみてよ、大沢君

えっ!

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虫よけプレシャワー


あ、高山さん

大沢君

それ、すごいやん、ゆかた

ありがとう。お姉ちゃんのおさがり

そうなんや

ねえ、大沢君

なに?

蚊、多いね

うん

これ、かけてくれへん?

え、なに?

プレシャワー。虫よけやねん。かけて

かけるて、どこ?

足首

え!

ほら。これで、お願い。シュッて

あ、うん。

大沢君

うん?

ひざまずいた方がかけやすいよ

あ…うん

大沢君

え?

足首だけやで

…はい


蚊がいなくなるスプレー


大沢君

あ、高山さん

今度の林間合宿、何班?

オレ、5

私、6

そうなんや

2班の男子が夜中に女子の部屋来るとか

言うてるらしくてさ。めっちゃいややわ

ふーん

どうしようかな、2班の後藤君が部屋に来たら

後藤な。カッコいいよな

大沢君

うん?

大沢君が教えてくれた蚊がいなくなるスプレー

私今、毎晩使ってるんよ

ワンプッシュしに来てよ大沢君、女子の部屋に

ええっ?

あかん?

そんな、行かれへんよ

大沢君にワンプッシュしてほしいねん

そんなん。もし先生に見つかったら

いいの、後藤君に頼んでも

えっ?


それぞれ、高山くんの“絶句”や消え入るような声のあと、

金鳥製品のCMがアナウンスされています。


イラストは“とかげ2319”さんのブログからお借りしました。

子育て中の主婦の漫画が魅力的です。

http://bit.ly/2r3Kyt0


# by toruiwa2010 | 2017-06-08 08:34 | 岩佐徹的考察 | Comments(2)

家族はつらいよ2 90


朝の洗面所で周造(橋爪功)が鏡を見ながら鼻毛を切っている。

お気に入りの野球帽をかぶると満足げな表情で玄関に向かった。

廊下を曲がったところで、起きてきた長男・幸之助(西村雅彦)

鉢合わせした。いい匂いを残して無言で立ち去る父親の背中に

幸之助が叫ぶ。

「俺のオーデコロン、使わないでくれよ。高いんだから」。


台所にいた妻(夏川結衣)に出て行った父親の行く先を尋ねると

「早起き体操よ」という答えだった。そこで、行きつけの



飲み屋の女将(風吹ジュン)と会うのが朝の楽しみなのだ。


出勤する幸之助と妻が周造の車をチェックしている。

新しく“こすった”跡が見つかった。全体に傷だらけだ。

「危ないから運転をやめさせよう」が家族の総意だった…

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妻が友達とオーロラを見に北欧に出かけて“にわか”独身になり、

周造は少々浮かれて羽目を外します。深夜に、高校時代の友人

(小林稔侍)を自宅に連れ帰ったのは、幸之助の提案で開かれた

家族会議の前日でした。議案はもちろん“免許返上”です。

しかし、その日、話し合いに入る前に“事件”が発覚します。


…ご存知の通り、世間で“大御所”と称される連中が苦手です。

本作の脚本・監督、山田洋次もその一人です。ハハハ。

したがって、大きな期待を持たずに出かけました。

面白かったです。素直に楽しめました。

終盤で、困窮した年寄りが炎天下で働かざるを得ないのは

政治が悪いからだと周造が“スピーチ”をする場面が唐突だし、

そこだけ、山田作品のいやなところが出ていますが、ほかには

“瑕疵”がありません。完成度の高い喜劇と言っていいでしょう。


思えば、ここ数年、山田作品はたくさん見ていますが、前作は

80点だったし、世間的に高く評価されていた二宮和也・吉永

小百合の「母と暮らせば」は75点でした。「武士の一分」、

「小さいおうち」、「東京物語」も85点が精いっぱいだったので、

初めての90点作品ということになります。


俳優陣もみんな“はまって”いて、見事なキャスティングですね。

浮いている俳優が一人もいないというのは驚きです。


ちなみに、休載期間中に見た作品は以下の通りです。

そのときにつけた感想点と見た直後にツイートしたものを

そのまま採録しておきます。


ジャッキー 85


無限の住人 45


木村拓哉の「無限の住人」を初日の西宮で見た。

8分の入りだった。ひどかった。

これほどひどいのは久ぶりだ。

キムタクの演技を云々する以前の出来の悪さだ。

ネットの評判がそれほど悪くないことに驚く。

木村なら、三池崇史ならなんでもよしという

手合いが多いのか?


木村拓哉主演「無限の住人」…評価は45点!

タテの迫力はアップが多いから。木村演じる

万次は剣の達人かと思ったが、何度も手首を

切り落とされる。""のおかげで再生するから

死なないだけ。

よかったのは杉咲花の熱演と海老蔵のセリフ

回しだけだった。まれにみる愚作だ。

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3月のライオン 後編 80 


映画「3月のライオン 後編」…80点かなあ。

前編でも詰め込み過ぎていると感じたが、

後編の"いじめ""父帰る"のエピソードも

うまくつながってない。整理すれば2部作にする

必要もなかった気がする。

有村架純が一段ランクを上げた。賞レースに

名前が出てもいいと思う。


カフェ・ソサエティ 75


追憶 90 


岡田准一の「追憶」…

文句なしに今年上半期で最も優れた映画 だ。

「軍師官兵衛」をはじめ岡田はこの数年いい作品に

恵まれてる。しっかりドラマを引っ張っている。

小栗旬(助演男優)、長澤まさみ(助演女優)、木村大作

(撮影)…岡田とともに賞レースに名前が出そうだ。


@xxxx 随所に出てくる映像美木村大作がその瞬間を

フィルムに焼き付けたいと強く思ったに違いないと

思わされる。あれを見るにはスクリーンに限るかと。


映画「追憶」

ネットの評判は思ったほどよくないが、2017

上半期の最優秀作という私の評価はまったく揺るがない。

岡田、小栗の熱演に心惹かれるが、キンチョーの

CMでも吹っ切れた演技を見せる長澤まさみに驚く。

あと数年で大化けするのではないか。

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マンチェスター・バイ・ザ・シー 90


マンチェスターバイザシー

最後までひきつけられた。

主人公の心のひだを丁寧に描いた演出とケーシー・

アフレックの演技に納得。

ムーンライトは見ていないが、ここ数年のアカデミー

作品賞を獲った作品より出来がいいと思う。

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*今年、これまでに公開された洋画の中では

 No1だと思っています。


# by toruiwa2010 | 2017-06-07 08:33 | 映画が好き | Comments(2)

・・・つづき


転居に向けた準備


4月に入ると、兄が私たちに買い物を頼むようになりました。

「駅前のバーガー屋でフレッシュネスバーガー」、「セブン

イレブンで中華丼」…「一人で大丈夫。買い物にも行ける。

誰の助けも必要ない」と言い張っていた兄が私たちに何かを

頼むのはかなり珍しいことでした。


迂闊なことに、それが“サイン”だとは気づきませんでした。

気持ちも身体も弱っていることに。

転居の日が近づくにつれて環境が大きく変わることへの不安が

膨らんでいったようです。私たちが家の中で動き回ることも

不安を増幅したかもしれません。


10日にじっくり話し合った結果、私の判断でしばらくは転居を

見送ることにしました。


この時点で兄の部屋はかなり整理されて生活環境も衛生的には

大幅に改善されていました。

1週間、ノンストップで助けてくれた妻は東京に帰りました。

すべては、私がこちらに来た21日以前の状態に戻ることに

なりました。つまり…。


兄は一人暮らしを続ける。私は東京に戻って見守りケイタイで

兄の安全を日常的に確認する。なにか“異変”を察知したら次兄に

連絡し、家までチェックしに行ってもらう…兄が一人暮らしに

こだわるのなら、このようなルーティンでその通りにさせて

あげよう。冷たいようだけど、万一のことがあっても、それは

長兄の選択だから…と納得しよう。

そう考えることにして、私も“あとかたづけ”をすませ、4月末に

芦屋を引き払うことに決めました。


兄の家でまとめてあったペットボトル、新聞、衣類などのゴミを

それぞれの指定の日に出しに行ったり、新居に予定していた

マンションに取り付けたカーテンをはずしたり、リビングに

敷く予定で注文してあったカーペットを受け取りに行ったり…

“あとかたづけ”としてやることはたくさんあるのです。


すべてがひっくり返った!


しかし、4月中旬に事態が一変しました。

兄が救急車で病院に運ばれたのです。次兄の家にいるときに

熱が出たそうです。重い肺炎を発症していました。

419日に次兄から電話がありました。

「いざと言うときに人工呼吸器を使わない。心臓マッサージは

行わない」などについて意見を聞きたいということでした。

この時点で入院から丸2日が経過していました。私への連絡が

遅れた理由は分かりません。


急いで病院に駆けつけ、話し合って“延命処置は行わない”旨の

同意書にサインをしました。最悪の事態を想像して、思わず

涙がこみ上げました。

兄の様子はそれほど深刻には見えませんでしたが、高齢ですし、

もともと、間質性肺炎という病気をもっていたこともあって

医師からは「いつ、危険な状態になるか予断を許さない」旨を

告げられました。

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毎日、病院に通いました。ナースステーションで最初に聞くのは

「昨日は熱は出ましたか?」でした。明け方に3839度の熱が

10日ほど出続け、抗生剤でなんとか平熱に下げていたからです。

正直に言うと、私はこのとき覚悟を決めていました。年齢的にも、

とてもこの危機を乗り越える体力はないだろうと。

しかし、兄はすごい回復力を見せました。時間はかかりましたが、

とうとう肺炎を克服しました。

「間質性肺炎はそのままですが、肺炎の治療は終わりました」と

医師から告げられたのは516日、入院からちょうど1ヶ月が

過ぎていました。


手放しでは喜べません。

長い入院生活で足の筋肉が落ちた兄はもう歩けません。

食べ物を飲み下す力が弱っているために固形物を食べることも

できません。“誤嚥”…食べ物が気管に入って窒息する可能性が

高いからです。

したがって、残念ですが、もう、一人暮らしはできません。

老人ホーム、養護施設…いくつもの施設を見学に行きました。

帯に短し、たすきに長し。

費用がリーズナブルだと思えば、清潔感に欠けている。

職員の感じがとてもいいところは費用がベラボーに高い。

気に入った施設は看護師が常駐しているものの医師が不在。


しかし、最後に見に行った“療養型病院”は別格でした。

進行はゆっくりだと説明されましたが、間質性肺炎と

糖尿病を持っているので、“医師が常駐”は最大の魅力です。

病院ですが、外来・救急患者が来ることはなく、きわめて

静かな環境にも惹かれました。

希望する個室はなくてすべてが4人部屋という点に不満が

あったのですが、「独りぼっちより、誰かがそばにいる方が

いいと思う」という妻の言葉に背中を押されました。


なにより、“老人ホーム”スタイルの施設にくらべると

費用もはるかに安くてすみます。弟としては、これまで

つましい生活をしてきた兄にせめて“最後”はぜいたくを

させてやりたいと思っていましたが、倹約家の兄としては

この選択の方がうれしいでしょう。


問題があります。目下“満床”…ベッドが空いていないのです!

最低でも一か月待ちです…と言われました。6月中旬には

退院できる状態ですから、ベッドが空くのを待つ間をどこで

過ごすかということです。***


つづく・・・


***今週から来週にかけて大きく動きそうです。

時期を見て、又、報告します。まあ、あまり関心は

ないと思いますが。ハハハ。


# by toruiwa2010 | 2017-06-06 08:31 | 芦屋から | Comments(6)

今日から再開します。

休載する前のように、毎日、同じペースで自分が納得できる

エントリーを書き続けられるとは思いませんが、いつまでも

休んでいると、そのまま書けなくなってしまうのではないか

という怖さもあります。ハハハ。


そんなわけですから、当面はちょこちょこ休むと思いますし、

とりあえずは、この期間に何があったかを記録するための

経過報告的な記事が多くなるでしょう。

これ、ちょっと書きたいなあ…と思った事柄についても

遅ればせながら、少しだけ書かせてください。

日々起きる“事件”について、タイミングよく書けるように

なるのには時間が必要です。ご容赦ください。

では。


芦屋に来てからのこと


2月に芦屋に来たとき、兄の家はほこりにまみれ、絶え間なく

流れる鼻水をふき取ったティッシュが部屋中に散乱していて

“ゴミ屋敷状態”でした。

ゆっくりとですが、杖などに頼らず歩いていました。耳が遠く、

目もほとんど見えない状態ながら、買い物は自分でできるし、

洗濯もしていました。しかし、どう考えても、“一人暮らし”は

無理でした。


施設に入ってもらうことを納得してもらおう…

それが2月時点で私が考えていたことです。難航することは

予想していました。頑固なまでに“一人で暮らしたい。他人の

世話にはなりたくない”と考える兄を説き伏せるのが簡単では

ないことは分かっていました。


案の定、初めは「頭はしっかりしてるからねえ」と、まったく

受け付けてくれませんでした。

ゴミを処理し、生活環境少しずつ改善しながら辛抱強く説得を

続けなければいけないのだと覚悟しました。半年、1年という

長期戦になることも。


しかし、3月中旬、想像していなかったことが起きました。

私の“ミッション”を助けるため芦屋に来ていた妻と些細なことで

言い合いになり、胸に突き刺さる一言を聞かされたのです。


「寂しい。私も75歳よ」

もしかすると、私以上に兄を愛している妻が絞り出すように

そう言いました。8年前にも私が兄と同居するためにこちらに

来たことがあり、そのときは自分なりに“一人の時間”を楽しく

過ごしたから問題はないと思って送り出したけれど、今回は

違うのだと言うのです。

思えば、私も間もなく79歳です。ともに後期高齢者になった

夫婦にとってはこれからの11日はとても貴重です。

妻の言葉を聞いた瞬間、そのことに思い至りました。互いに

時々行き来すれば大丈夫だろう…と“軽く”考えていたのです。

迂闊でした。


これはいけない。兄も大事ですが、妻はもっと大事です。

芦屋に長居をするのはよくない。兄が快適に暮らせるように

部屋を整えて、できるだけ早く東京に帰ろう…。

そう決めるまで時間はかかりませんでした。 

すぐに兄のところに行きました。


転居が決まった!


実は、芦屋市内に住む次兄からこんな話を聞いていました。

彼のマンションの同じフロアに空き部屋が出るたびに長兄に

声をかけてきたが、聞き入れない。先日も中庭を挟んだ部屋が

売りに出ていたが、興味を示さなかった…。


長兄に私たち夫婦のことを話し、改めて、次兄の提案について

考えてみたらどうかと促しました。「ここでの一人暮らしより

ずっと安全だし、僕も安心して東京に帰れるから」と。

意外なことに、兄の気持ちが動きました。

「もう、(その部屋)売れてるよね?」と聞いてきました。


すぐに、私がこちらでマンションを借りるときに世話になった

不動産屋さんに電話を入れると、まだ売れていなくて、しかも

その日がオープンハウスの日だと分かりました。

兄も「見たい」と言うので早速、車を手配して出かけました。

次兄夫婦や甥も参加して内見すると、リフォームした部屋は

一人には十分な広さがあって、玄関を除くとほぼバリアフリー、

清潔で快適な暮らしができそうでした。

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先に目をつけていた人がいて紆余曲折しましたが、さいわい、

長兄が手に入れることができました。312日のことです。


あわただしく決めてしまったことに少々不安がありました。

すぐ近くにスーパーがあるので日常生活に問題ないと思って

いましたが、慣れている店やかかりつけの病院までの距離が

これまでの5割増しになることが最大の心配のタネでした。


その点については「大丈夫だ」と言っていた兄でしたが、

10日ほど過ぎたころからテンションが下がってきたので

どうしたのかと尋ねると、弱気ななことを言い始めました。

もう一度、引っ越すことのメリットとデメリットを話して

「ゆっくり時間をかけて考えて頂戴」と伝えました。


二日後に出た答えは「引っ越す」でした。無理をしている

様子はないので安心しました。

329日に最終契約を終えて、部屋は正式に兄のものになり、

420日前後を引っ越しのめどにしました。

10日ほど様子を見た上で東京に帰ることにして、借りていた

マンションも4月末で解約することを伝えました。

“ゴール”が決まったことで、持っていくものと処分するものを

仕分ける私たち夫婦の作業のピッチも上がりました。


焦ったつもりはありませんが、思わぬ落とし穴がありました。


つづく・・・


# by toruiwa2010 | 2017-06-05 08:30 | 芦屋から | Comments(10)

20日から1週間、東京の自宅に帰っていました。

それなりの広さがあって、どこまでも清潔な風呂につかり、

上がれば、大好物のアンジェリーナのモンブランが待つ。

テレビの向こうには窓いっぱいに新緑の公園が広がっています。

2003年に入居以来、見慣れた光景が目に入る幸せ…


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そして、先週金曜日に再び芦屋に戻り、その足で市役所に行き

兄の印鑑登録書をもらい、病院で医師から1週間の報告を聞き、

不動産屋に寄って翌日の打ち合わせと忙しく動き回りました。

引っ越す予定だった兄のマンションを売却することになって

売主の代理を務める私には 取り揃えなければいけない書類が

いろいろとあるのです。


土曜日は、買い主の司法書士と一緒に病院に行きました。

私が売主のやるべき署名・捺印などの事務処理を代行する…

それを兄が承知していることを確認する必要があるのです。

委任状にサインをするだけでも、目が不自由な兄にとっては

難しい作業でしたが、なんとかやり遂げてくれました。


日曜日、不動産屋で仮契約。

幸いなことに、購入した額に20万円を上乗せした値段で

あっという間に売れたのです。20万円 上乗せしたのは

“欲”からではなく、切りのいい数字にするためでした。

念のため。ハハハ。


昨日は、退院後の兄を預ける施設の見学に行きました。

これまでいくつも見てきましたが、素晴らしい環境に

ビックリしました。ただし、最低でも1ヶ月待ちです。

病院に回って、サポートしてくれる地域連携の看護師と

今後の作戦を相談しました。


午後は証券会社と銀行に行きました。

特に、銀行との話に臨むときには珍しく緊張しました。

兄の“施設暮らし”を支えるためには資産を使うのですが、

本人が銀行や郵便局の窓口には行けません。他人の金を

預かっている銀行はきわめて慎重です。本人が不在では

なかなか動かせません。キャッシュカードはあるものの

暗証番号が分からないのです。


細かいことは省略しますが、私の前に立ちふさがっていた

大きな壁に風穴があきました。


まだゴールは遠いですが、少し先が見えてきました。

昨日は芦屋に来て一番うれしかった日かもしれません。

朝の“めざまし”で「今日、最も悪い運勢なのは…

ごめんなさい、てんびん座の人です」だったので

それなりに覚悟していましたが、1日の終わりに東京の

妻にいい報告ができてよかったです。


そんなわけで、あわただしい日々を過ごしています。

夜中に目が覚めたとき、自分の身体に強いストレスが

かかっていることが分かります。気をつけねば。


# by toruiwa2010 | 2017-05-30 08:18 | blog | Comments(12)

バタバタしているうちに5月です。

バタバタしているうちに連休も終わりました。

2月中旬には近場の梅の名所を訪ねましたが、

好きな桜は通りすがりに眺めるのがやっとで、

時間をかけて楽しむゆとりが持てない間に

咲いて散っていきました。

今はハナミズキがきれいですね。


長兄のマンションではつつじが満開です。

しかし、兄は4月中旬からの入院が長引いて、

このつつじを見ることもないまま、当分は

病気と闘うことになります。

重い肺炎にかかり、入院生活はすでに3週間を

超えました。


入院当初の “ピンチ”は一時的に脱したものの、

93歳という高齢なので、いつ容体が急変するか

予断を許さないと担当の医師から言われており、

こちらも緊張の日々が続いています。


4月末、3カ月ぶりで帰京しました。私自身、

いくつかの病院で診察を受け、薬をもらう

必要があったからです。久しぶりの我が家の

風呂は最高で、命の洗濯をしてきました。

2泊しただけで芦屋に戻り、毎日、病院に

通っています。


肺炎が治らないとリハビリを始められません。

自力で歩けるようにしないと一人暮らしには

戻れません。寝ている時間が長引けば、筋肉が

どんどん落ちます。それが分かっているので

本人も気が気ではないようです。思うように

病状が改善しないことに弱気になっています。

手を変え品を変え、励ます日々です。


…見舞い以外にはすることもないのですが、

まだ、ブログを再開する心境ではありません。

関心があることについてのたまのツイートが

精一杯です。

休載に入る前に、5月から再開できそうなことを

書いたのに、約束が果たせず申し訳ありません。

どうか、もう少し時間をください。
# by toruiwa2010 | 2017-05-08 08:07 | blog | Comments(12)

昨日の記事を最終回にする予定でしたが、

本人が会見で「全日本が終わったときに

無理だと思った」と語っていたので

自分の記事を読み直し、わずか4か月前の

ものですが、再録することにしました。

皆さんにはどうでもいいことでしょうが、

浅田真央についての私個人の思いをまとめる

意味もこめて・・・。


…さて、浅田真央だ。

SPを受けたテレビのニュースで見出しに浅田、8位スタート

書いたものがあった。

まあ、注目のポイントではあるが、宮原知子の3連覇について

触れないのはそれこそ失礼だ。


この大会の若手たちとほぼ同年齢で全日本に出てきたころから

浅田を見ているが、SPの冒頭でトリプル・アクセルがすっぽ

抜ける姿を見て痛ましいと思った。

好きだからリンクに立つ。それはいいが、競技だからなあ。

本人もつらいだろう。

もっとも、キス&クライにいるときの顔は明るかった。そして、

テレビカメラに向かって「ありがとうございました。 また明日

頑張ります」と話しかけた。珍しいね。


ついでだが、苦言を一つ。

得点が出たところで実況アナが「なんとか60点台に乗せて、

ショートを終えて8位の位置につけています」と言った。

シニア・デビュー戦の選手ならわかるが、浅田の結果を伝える

言葉として的確かどうか?

私なら「何とか60点台には乗せましたが、浅田真央、ショートを

終えて8位と、苦しいスタートになりました」と言う。

そう言わせる“空気”があることは分かるが、本当のところを

伝えるのがアナの仕事だ。

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1年のブランクから復帰以来の自己最低だったSPにくらべると

「頑張ります」と言ったFSは今季の最高だったが、114.10

という数字は寂しい。寂しすぎる。思わずうなってしまった。

かなり厳しいね。本人にしてみれば、トリプル・アクセルに

挑むことが重要らしいが、“結果として”跳べない。こんなに

転倒する選手じゃないのに。


スケーティングの美しさは群を抜いているだけにもどかしい。

FSの演技後、花束を丁寧に拾っていた。どんな心境だったか?

本人は、ファンの声援が無条件でうれしいようだが、若手に

送られる“がんばれ”の声と、自分に向けられた声援の意味が

違うことは分かっているはずだ。それをどう考えるか?

ひざの状態もあるが、私は、いつ“会見”が開かれても驚かない。


メディアは来シーズンも現役を続けると伝えている。

根拠はこうだ。

FSの演技を終えた直後の囲みの会見で「来季は続行するのか」と

記者に聞かれた浅田が「そうですね、はい」と答えた。

…新聞的には"続行を明言"となる。


たとえ“引退”を考えていたとしても、まだほかの選手が演技を

している中で言えるわけがない。自分がその言葉を口にすれば

大騒ぎになり、チャンピオンの影が薄くなってしまうのだから。

決してやめさせたいわけではないが、私はメディアが伝える

“現役続行”をまだ信じていない。 ハーフハーフだろう。


もともと、アスリートには2種類ある。

肉体がボロボロになるまで現役を続ける選手と“自分らしい”

プレーが出来なくなったらそこでやめる選手だ。


応援するファンも同じだと思う。私は後者だ。

白鵬が前頭の若手に簡単に寄り切られるところを見たいとは

思わない、彼がどんなに相撲を好きだと言っても。

吉田沙保里や伊調馨がオリンピックや世界選手権の準々決勝

あたりで無名の外国選手に負けるところを見たくはないし、

ロジャー・フェデラーやラファエル・ナダルがグランド・

スラムのベスト8にも進めなくなったら、見るのがつらい。


そういうことだ。


*いつ“会見”が開かれても驚かない…

会見とはつまり"引退会見"の意味です。

この時点で、かなりの確率で年内に引退発表が

あるのではないかと思っていたのです。

浅田のちょっとしたしぐさや言葉の端々にそれを

感じたからです。


気持ちの整理やスポンサーとの調整など、時間が

必要だったのでしょう。彼女クラスの選手になると、

個人の思いだけで行動に移れませんね。


これで、浅田真央引退がらみの古い記事の更新は

本当に最後です。お騒がせしました。

そして、ふたたび"冬眠"に戻ります。


# by toruiwa2010 | 2017-04-15 08:21 | アーカイブから | Comments(8)

浅田真央、現役続行!

~応援はするが、厳しいなあ~( 2015.05.19 初出 )


浅田真央がフィギュアスケートの世界に戻って来る。

昨日 ブログで現役続行を明らかにし、会見で話した。

いろいろ考え合わせたら、この選択をする可能性は

低いと思っていたのだが。


ファンはさぞかし大喜びだろう。

彼女が休み、鈴木明子がやめた昨シーズンのリンクは

宮原、本郷、村上たちが頑張ったが、“何か”が違い

寂しさが否めなかったもの。

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復帰を選択しないだろうと思った理由はいろいろある。

まず、モチベーションの持ち方の難しさだ。

フィギュアの世界では珍しいことではないと言っても

アスリートが1年間、競技を離れたあと戻ったとき、

自分をどう奮い立たせるかがきわめて難しいことは

容易に想像できる。


人によって程度の差はあるだろうが、アスリートは

コンペティション(競技、競うこと)が大好きだ。

引退した彼らが最も寂しいと感じるのはその雰囲気を

味わえなくなることだと取材しているときによく聞いた。

浅田が「試合で最高の演技をしたときの達成感や喜びの

感覚が恋しくなり・・・」と会見で語ったのも同じ意味だ。


次にコンディションだ。

周りは、「アイスショーに出ていた。そのために練習は

続けていた。だから心配は無用だ」と言うが、そんなに

単純なものだとは思わない。

だいたい、他の競技では大けがをしたときなどを除いて、

1年休んでまた戻ることなど考えにくい。プロアマを

問わず、トップレベルはそんなに甘いものではないのだ。


浅田クラスの選手が休養のあとカムバックするからには、

大会に出場するだけではダメだ…というのも悩ましい。

いや、ファンやメディアが満足しないからではない。

誰より本人が求めるものが高い位置にあるからだ。


しかも、今回またコーチを依頼した佐藤信夫コーチから

「上手く行けば試合に出られるかもしれないし、そうで

なければ試合に出られない事もある」と言われている。


浅田真央でも戻るのはそれほど難しいということだ。

経験がなくても それが簡単じゃないことは想像できる。


彼女が戻るとなれば それは日本でトップだけでなく、

世界レベルの大会でメダルを争える状態に持っていく…

ということだ。今年すぐにとは言わないが、グランプリ・

シリーズでの活躍にとどまらず、ファイナル、世界選手権、

そして3年後のオリンピックでメダルを狙うそこまで

行かないといけないのだから超えるべき山は多いし高い。


コーチは10月のGPシリーズではなく、12月の全日本を

彼女の復帰のめどと考えているようだ。急ぐあまり結果が

出ない事態を避けたいのだろう。


自分の年齢と若手の台頭も考えなければならない。

次のオリンピックを彼女は27歳で迎えることになる。

ざっと調べた限り、戦後のオリンピックの金メダリストは

圧倒的に20歳前後で占められている。


「ベテランになっているので大人の滑りができれば…」と

昨日、話していた。本当は、そういう演技で勝負ができる

フィギュアスケートであってほしいが、現実に目をやれば

ジャンプでポイントを稼がなければメダルを争えない競技に

なっている。大人の滑りで伸び盛りの若手を上回ることは

口で言うほど簡単ではないと思う。

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前例がないから優勝できないなどと言うつもりはない。

復帰するからには、女子フィギュアスケート史上最年長の

オリンピック金メダリストを目指してほしい。

ただし、ファンは今の時点で過大な期待をしてはいけないと思う。

日本中に感動をもたらした“ソチのフリー”は今も記憶に新しい。

しかし、あれは“特別”だ。

考え得る条件がすべて整ったからこそできた奇跡の演技だもの。

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まさか、これでキム・ヨナもカムバック…なんてあるのだろうか?

次のオリンピックは韓国だからあり得ない話ではないよね。

ともに27歳になるふたりが大人の演技で競い合うところも

見て見たい気がするが、そうなると、また日韓のファン同士が

醜いののしり合いを始めるのだろうね。それはやだな。


浅田真央:乗り越えろブランク

~私にも経験がある~( 2015.06.15 初出 )


スポーツ・ニッポンによるとフィギュアスケートの浅田真央が

10月下旬に始まるGPシリーズにエントリーするようです。

4週間前の会見で現役の続行を明らかにしたときは「復帰戦が

いつになるかは分からない。うまく行けば試合に出られるし、

そうでなければ試合に出られないこともある」と話していました。

“復帰”が口で言うほど簡単じゃないということでしょうね。

メディアの多くも12月の全日本が有力だと伝えていました。

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私は復帰しない可能性が濃いと考えていました。

モチベーションを持つことの難しさ、1年前のコンディションを

取り戻し、世界レベルの大会でトップを争うところまで力を

戻すことの難しさを考えると、ハードルはかぎりなく高いと

思っていたからです。


しかし、GPシリーズに出場するという話が事実なら コーチが

“GO”サインを出し、本人も“I’m ready”と判断したのでしょう。

現役続行が伝えられたときに書いた通り、浅田クラスの選手が

復帰する以上、どんな大会でも表彰台に乗ることが“マスト”に

なります。「大丈夫です」と言える自信を得たのでしょう。


頼もしい限りです。

4週間前、「フィギュア以外で1年休養したあと現役に戻る競技は

珍しい」と書きました。

柔道の野村忠宏やMLBA・ロドリゲスなど、ごく僅かです。

それだけに、世界でもトップクラスの実力を持つ浅田の復帰・

続行は注目されます。

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くらべられませんが、私にも長いブランクから復帰した経験が

あります。


198221日、「報道局報道センターへの異動を命ず」という

辞令を受け取りました。

19633月入社ですから、フジテレビでのアナウンサー生活は

19年で終わったのです。

1月中旬のバレーボールが最後の実況になりました。

形は本人の希望ですが、本心から出た希望ではありませんでした。

未練たらたら。ハハハ。


「いつかマイクの前に戻ってやる」と誓い、「アナウンサーで

なくたってしゃべる方法はあるのではないか」と模索しました。

しかし、行きがかりで「未練はない」と言い残したこともあって、

アナウンス部の対応は厳しいものがありました。

報道でナレーションをやっても、その後異動したスポーツ部で

ディレクターたちが知恵をしぼってしゃべる機会を作ろうと

しても激しく反対されました。自分の人徳のなさに呆れます。

ハハハ。


それでも、「いつか・・・」の思いは消えませんでした。

テレビを見るときは音声をミュートにして頭の中でプレーを

描写したり、アナウンサーと解説者のやり取りを聞きながら

「そこはその話じゃなくてこのことを聞くべきだろう」と

突っ込んだりしていました。実況の“シミュレーション”です。


WOWOWの前身、日本衛星放送に出向したとき、初めは衛星を

打ち上げる会社だと思っていましたが、その打ち上げが近づき、

“放送もする”と聞いて奮い立ちました。

強引に売り込んでアナウンス部を作り たった一人でそこに

異動しました。寄り合い所帯の会社ですから、放送のことなど

何も知らない人が多く、弁舌さわやかに“だまし”ました。

ハハハ。

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19901015日、都内のスタジオでヘッドセット・マイクを

つけました。89ヶ月ぶりです。

4月に現地で観戦・取材したアイスホッケー世界選手権に実況を

つけるのが初仕事でした。

実況の経験はないし、あらゆる競技の中で最も速く動く小さな

パックを画面だけで追って描写する…ハードルの高さは浅田と

いい勝負でしょう。ハハハ。


そのあと、11月には試験放送開始の特番でマイク・タイソンの

ボクシング、翌年1月にはアルペンスキーの世界選手権・・・と、

初めて実況する種目ばかりでした。50歳を過ぎていましたが、

声は出たし、滑舌も合格ラインに届いていました。

なにより、長いブランクのあと念願だった仕事に戻れた喜びが

ありました。


きっと、浅田も同じ喜びを味わうことでしょう。

ただし、彼女がいるのは“勝負の世界”です。結果が求められます。

厳しさは私などの比ではないはずです。しかし、彼女には胸を

張れる実績があります。支えてくれるでしょう。

襲って来るに違いないプレッシャーさえ楽しめるようになれば

しめたものですね。


蛇足ですが、日本の放送史上、89ヶ月もの

ブランクのあと復帰したアナウンサー、特に

会うぽーつ・アナはほかにいないと思います。


お帰りです~ジャパンオープン~

(抜粋: 2015.10.05 初出 )


浅田真央 がリンクに戻って来た。

結果をネットで見てしまったし、放送も録画だったので緊張感がなくなってしまったが、

鮮やかな復活を見せた。数日前のニュースで練習風景の映像を見て想像できた。

3Aを実に楽に、しかも柔らかく跳んでいた。いくら練習でもと思うほどだった。


プレッシャーが少ないチーム戦を復帰の舞台に選んだのも大成功だったね。

「なんてこと言うの。チーム戦も真剣勝負よ」としつこいマニアには怒られるだろう。

そりゃそうだけど、オリンピックでもない限り、負担は個人戦の比ではないはず。

553日ぶりの実戦だったが、彼女の気持ちが穏やかな状態にあることを写すように

実にゆったりと落ち着いた“おとな”の演技だった。

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私の目には トリプル・アクセルの着氷がわずかに乱れたように見えたが、ネットには

“成功”と出ていた。それならそれでいい。

しかし、フィニッシュの瞬間に合わせて「やはり、彼女に比肩する者なし」と言い放った

実況アナにはガックリした。“その通り!”と思う人もいるのだろうし、褒められただけで

喜ぶファンもいると思うが、そこまで言われるとかえってシラケてしまう。


そして、“141.70”にもビックリした。出すぎではないか? ご祝儀? まさかね。

浅田の自己ベストは“奇跡”と呼んでもいい2014ソチ五輪の142.71だ。どう考えても、

この日の演技があれに限りなく近かったとは思わない。“ケチ”をつけているのではなく

事実を言っている。

ジャッジがどういう構成だか知らないが、どこに行っても、どんなレベルの大会でも

こんなに点数が取れるとは思わない方がいい。喜ぶのはマニアとメディアだけだ。


思い入れが強いと聞く「蝶々夫人」が合っているのかどうか分からない。

楽曲のせいかパフォーマンス全体が重く感じられた。年齢的に、“軽やかに舞う”時代は

終わったのかもしれないが、フィギュアスケートでは会場の“空気”を味方にすることが

大事だと思う。その点でどうなんだろう。


着物を意識した衣装にも疑問がある。

“帯”はいいと思う。しかし、競技のコスチュームとしてはまったく問題がない胸元が

着物として見ると開きすぎていて気になるのだ。ま、私だけだろうけど。


なにはともあれ、浅田真央がカムバックを果たした。

日本の女子フィギュアにしっかりした芯ができた。本格的なコンペティションの場になる

11月のGP(中国杯)で世界のトップクラスと競うときにどんな演技を見せるか楽しみだ。


浅田真央、秋晴れから雨に

~グランプリ:中国杯~( 2015.11.09 初出 )

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浅田真央がスケート中国でリンクに戻って来ってきました。

ジャパン・オープンに出ているし、本人も「“復帰戦”という

気持ちじゃない」と話していましたが、 やっぱり真剣勝負

場は違うでしょう。気合の入り方も。


SP6分間練習に備えて控室からリンクサイドに出てきた

ときの動きを見て驚きました。

周りにいる人たちの位置を確認しながら、両腕を回したり足を

伸ばしたり、かなり身体を動かしていました。以前はほかの

選手の後方からリンクをのぞいていることが多かったと思います。

滑走順が1番だったにしても、すごく気持ちが前に出ている

気がしました。


一転して、演技スタートのポジションについたときには表情が

柔らかいなと感じました。やる気と自信を見せながら“いい顔”を

していました。

3A3-33ルッツと次々に成功(一つは回転不足だった?)

させて波に乗ったあとは氷の上の時間を楽しんでいるようにさえ

見えました。

テレ朝が流した試合前のインタビューにあった“若い人には

出せないスケートの味”を見せてくれました。

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復帰第1戦で優勝! やっぱり、あっぱれでしょう。

ただし、ほぼ完ぺきだったSPにくらべてFSは最悪でした。

貯金で辛くも逃げきったのは事実です。ファンにとっては

「だからどうした?1年の休養を経て日本のエースが戻って来た…

しかもいきなり優勝した。それだけで十分さ」でしょうね。


しかし、浅田本人は 心も身体もリフレッシュし、満を持して

カムバックしたのですから、この結果を心から喜ぶわけには

いきません。満足できない、悔しいという気持ちでしょう。

「アクセル以外で失敗があって、まだまだ」とインタビューでも

語っていましたが、内心、言葉以上に悔しいはずです。

世界のトップに立ったことがある浅田にしてみれば、“きっちり”

勝ちたかったのだと思います。このレベルの選手が“戦場”に

戻った以上、ブランクだとか顔触れがどうだとかは一切関係なく

結果を出したかったはずです。


一人、異様に盛り上がる修造。

ついて行けず戸惑う荒川。

精いっぱい頑張ってるけど泣きたい心境の信成


土曜日の放送の冒頭でした。

グランプリの放映権を持つテレ朝にとって、浅田真央の復帰は

天の恵み、ショートの完璧さがスタッフを高揚させ、それが

タレント司会者に乗り移った。しかし、専門家はそれほど

“手放し”にはなれない…空気に差が出た。そんなところでしょう。

笑えました。

視聴率をとりたいのですから、盛り上げるのは構いません。

しかし、正確に事実を伝えないといけないと思います。

浅田に関してはなにがなんでも褒める、“ネガティブなこと”は

言わない、触れないというのではねえ。


練習ですからどうでもいいですが、SPFSとも6分間練習の

最後に跳んだ3Aをスローで見ると回り切って いないように

見えました。 アナウンサーは「あざやか」と言い、司会者は

オフで「すごくきれい」と騒いでいるのが聞こえましたが。

断るまでもありませんが、難癖をつけているのではありません。

事実を知りたいのです。

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SPは世界最高難度のプログラムと専門家たちが口をそろえて

言っていました。“挑戦”でもあるのでしょうが、“自信の表れ”と

とることもできますね。

少しずつ減点要素があったようですが、逆にシーズン後半への

期待が高まります。


フリーはどうしちゃったんでしょうか?

前日のSPがうまく行きすぎたのか。こわいですね。

3Aが決まって流れに乗るかと思いましたが、以後のジャンプは

失敗の連続でした。思い入れのある“蝶々夫人”を演ずることに

気をとられ過ぎたのかもしれません。

結局、フリーだけで言えば本郷理華、エレーナ・ラジオノワに

後れを取りました。トータル200点未満での優勝は今シーズンの

GPでは初めてのはずです。


今さら言うのもなんですが、復帰していきなり完璧・・・というのは

簡単じゃないってことですね。

私などにはそれが何かは分かりませんが、本人とコーチには

課題が見えているのでしょう。

NHK杯までの3週間にきっと克服してくると思います。

フリーが悪かったことで逆に、完成型の“ニュー浅田真央”を

見るのが楽しみになりました。

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本郷理華が着実に成長しているのが分かりました。

本来大きな武器になるはずの長い手足を生かし切っていない

点がいつも不満なんですが、今回はかなりいい出来で2本を

そろえました。見事です。

わずかに減点材料はあったようですが、ジャンプはほとんど

ノーミスでした。SP,FSとも冒頭の33を跳ぶときに自信が

うかがます。頼もしいです。着氷後に流れがでればもっと

点がもらえる気がします。


相変わらず、リンクに立ったときの姿勢が気になります。

“出来映え”の採点でマイナスに作用しなければいいのですが。

肩を引き、胸を張ってほしいです。

振付けだけでなく、その点でも鈴木明子の指導に期待します。


彼女の成長で、宮原知子、村上佳菜子とのNo2争いが激しく

なるのはいいことですね。


今シーズンは女子が面白そうです。


超長くて恐縮です。

浅田真央についてはいろいろ書いてきましたが、

今回はこれにて終了です。

日本フィギュアスケート界では“唯一無二”の

存在でした。改めてお疲れ様と言いたいです。


今の調子ではおそらく、今月いっぱいは

記事の更新を休むことになります。

ご容赦ください。


# by toruiwa2010 | 2017-04-14 08:21 | アーカイブから | Comments(0)

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ああ、浅田真央が

~メダル圏外へ:トップはキム・ヨナ~

( 2014.02.20 初出 )


大会のハイライト、女子フィギュアの

SPが終わった。トップにはキム・ヨナが立ち、

浅田は大きな失敗をして遠くメダル圏外に去った。

インタビューでも呆然としていた。

信念に基づいての挑戦だったが、完敗した。

ファンもあきらめきれんが。

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勝負だからいろんなケースを予想するが、想定を超えた。

浅田真央に何かが起きるとしてもトップと5,6点差の範囲内に

とどまると思っていた。20ポイント近い差がついての16位とは。

多くのファンと同じで、言葉がない。


ポジションにつく前、頭上の時計を確認する顔が柔らかくて、

これなら大丈夫と思った。しかし、3Aの着地に失敗して転倒!

回りきったように見えたが、スローを見ると回れていなかったし、

コンビネーションの最初の3回転が2回転になり連続ジャンプに

ならないという大きなミスもおかした。


記者会見で「悔いなく終わりたい」と浅田は言い続けていた。

そのためにはSPで冒頭の3回転半を成功させることが大きな

カギになる。十分に回り切って、着地でエッジが的確に氷を

とらえることが求められる。成功率が低いだけに息をのんで

その瞬間を見守ったのだが、結果は残酷だった。


数は減らしたものの、「リスクを冒しても3回転半を跳ぶ」は

彼女がさんざん考えた末に自分で選択したものだ。その挑戦に

敗れたのだから受け止めるしかない。

だから言ったじゃないか…と言ってみても仕方がない。

浅田に限らず、一流アスリートは頑固なのさ。

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浅田がいないのは残念だが、上位3人は実力派が揃った。


キム・ヨナには本人が納得いく、世界のスケート・

ファンを魅了してきた美しい演技で選手生活を

締めくくってほしい。

出遅れただけに銅メダルに届けば上出来だと思うが、

豊富な経験と輝かしい実績でその予想を上回る

可能性はあると思う。

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オリンピックで彼女の出来を左右するのはブランクではなく

体調だと思っていた。今朝の彼女は6分間練習のときから

表情が硬いのが気になった。しかし、冒頭の3-3回転を確実に

決めたのをはじめ、相変わらず流れのあるきれいな滑りだった。

74.92は妥当だと思ったが、解説の八木沼純子のコメントは

キムに対する言葉数が少なくて違和感があった。素直に見れば

もう少しほめ言葉があっていいはずだ。

まさか、マオタに叩かれることを恐れているわけじゃあるまいと、

余計な詮索をしてしまった。ハハハ。


キムが暫定ながらトップに立ったことでオタがつまらぬことを

言って騒ぐのではないかと思ったが、#figureskateTL

流れるツイートにキムの演技と点数を“普通に”認めるものが

多いことにホッとした。日本人スケートファンにきちんとした

バランス感覚があることが分かってうれしかった。

そうでなくちゃね。スポーツだもの。


ソトニコワ…浅田、リプニツカヤ、キム以外から

メダルに手が届く可能性を秘めているのは彼女だ。

実績があるのに、オリンピックでは大きな注目を

浴びずにこの日を迎えた。

直前で高得点を出されると浅田にとっては厄介な

ことになる。

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ダークホースだとは見ていたが、ここまでやるとは思わなかった。

大騒ぎされる後輩・リプニツカヤへの対抗心もあるだろう。

最初のコンビの二つ目のジャンプを降りたあと、流れがなかった

気がするが、全体としてやはりいい演技だった。スピードが

足りなかったようだが、最後の2Aがきれいに決まったのは

イメージ的に大きかったかもしれない。

もしかしてキムを超えるかと思ったが、わずかに届かなかった。

しかし、明日、逆転のチャンスは十分だね。

コストナー…うまくまとめたなあ。

完成度の高い演技で高い得点が出そうだ。

衣装もエレガント、「アベマリア」に

よく合っていた。

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彼女らしい華やかなパフォーマンスで観客を魅了した。

終わった時点では74.12でキム・ヨナに僅差の2位につけた。

難しい技より、ミスの少ないきれいな滑りに対していい点が

出ている印象があった。“不公平”感はなかった。これでいい。


リプニツカヤと浅田で金メダルを争うことに

なると見ている。15歳だが若さを感じさせない

実績をすでに残している。

加えて、地元の利と勢い…。極端にミスが

少ないことも強い味方だ。

冒頭のジャンプが決まったら恐ろしいことになる。

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最初のジャンプから彼女らしさがでていた。指摘されている

“幼さ”はあるものの、ミスのなさがそれを補って余りある。

度胸のよさも半端じゃない。全観客を味方にして圧巻の演技だ…

と思ったとたんに転倒した!ソチにも魔物がいたんだね。


私の予想では1-2だった二人が厳しいスタートになった。

浅田がメダルに届く可能性はほとんどないし、リプニツカヤも

誰かがミスをしない限り、難しいだろう。これが現実だ。


村上佳菜子はコーチの言葉を聞いているときはいい表情だった。

最初の3-3が実にうまく入った。八木沼もビックリした感が

はっきり出た素直な反応。聞いていてこっちが驚いたわ。ハハハ。

せっかくいいスタートを切ったのに、トリプルがシングルに

なるミスが出て下位に沈んだ。この子が勝負師の根性を身に

つけたたらなあと思う。


“日本チャンピオン”としてオリンピックに臨んでいるのに、

注目度はそれほど高くないまま、本番を迎えた鈴木明子には

期するものがあったはずだが、リンクイン直前の顔が硬かった。

得意のステップまでうまくつなげられたら、上位に食い込む

チャンスは十分だと思ったが、いきなり、最初のジャンプが

両足着氷になってしまったのが惜しい。ベテランらしく、

後半は持ち直したものの8位にとどまった。

今日の流れでは健闘だが。


整氷時間中、NHK-BSはスタジオに戻ってキム・ヨナのVTR

何回か見せた。暫定1位だから当然なのに異を唱える集団が

いたのに呆れた。彼らが嫌っているからとか、外国人選手だから

流さなくていいというものではない。こういう奴はスポーツ・

ファンとは呼べない。あきれてものが言えない…というか、

つくづく情けない。


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6位・浅田真央にありがとう!

~ソトニコワ金 キムヨナ銀 コストナー銅~

( 2014.02.21 初出 )


女子フィギュアはロシアのソトニコワが

逆転金メダル。女王にふさわしい演技だった。

銀はバンクーバーの女王、キム・ヨナ、

銅は初メダルのコストナー…

特筆すべきは浅田の魂のこもった演技だ。

3強の高いレベルの演技を引き出した。

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誰を応援しているかで多少意見は分かれるだろうが、世界中の

スケート・ファンにとっては夢のようなフリーの戦いだった。

まれに見るハイスコアのFSを演出したのは間違いなく浅田の

演技だ。


「思っているような演技が全然できなかった。

自分の体がうまく動かなかった」と語ったのは

昨日のことだ。わずか24時間で劇的に変わるはずがない。

ぐっすり眠れれば別だがあのSPのあとで熟睡できた

わけもないだろう。多くを望むのは酷だと思うが。


ツイッターのTLに「メダルも国民の期待も忘れて自分のために

滑ってちょうだい」というファンのコメントが洪水のように

流れていた。「バカなことを言いなさんな」と思った。

そんなに簡単に切り替えられるなら苦労はしないよと。

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…浅田の偉大さを思い知らされることになった。

6分間練習の動きは八木沼が言う通り、悪くなさそうに見えた。

その姿を見ながら思ったのは、日本のスケート史に輝かしい

足跡を残してきた偉大な選手だけに、せめて最後は“悔いのない

終わり方”をさせてやりたいということだった。

スタートのポジションについたときの表情は少し硬かったが、

きれいに3Aを降りて波に乗った。

2組という早いグループで滑るモチベーションを持つのが

きわめて難しい中で、8種類の3回転ジャンプを決めた。

素晴らしかった。

フィニッシュのあとの涙に万感の思いがこもっていた。


140点台が出た。この時点でのトータル198.22は上位3人に

かかるプレッシャー次第でメダルに望みが出る数字だと思った。

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ジャンプの評価by NYタイムズ。青はgood、グレーは普通、

赤はpoor(よくなかった) 


NYタイムズの記者がこうツイートしていた。


素晴らしいプログラムを終えて浅田が泣いている。

彼女は美しく、そして自由だった。

プレッシャーから解放されるとこういうことが起きる。


たしかに、SPの結果、大きく下位に沈んでメダルや順位という

呪縛から解放されて“自由”になれたことは大きい。しかし、

失意の“どん底”に落とされたはずの前夜からこれほど変身した

パフォーマンスを見せてくれるとは想像もしなかった。

昨日の記事に「自分が納得できる演技、世界最高レベルの演技を

期待したい」という書き込みに対して「無理だと思う。長い

取材経験からそう断言できる」と言い切った自分が恥ずかしい。


すごい演技をしたのだから当然だが、浅田の順位がどんどん

上がっていった。箱根駅伝のギタウ・ダニエル並みに“ごぼう

抜き“の記録を更新するんじゃないかと思った。最終的には

6位だったが、メダルに匹敵する感動的なパフォーマンスだった。


最終組は6人とも素晴らしい演技を見せた。

ワグナーを除く5人が135点以上を出した。


リプニツカヤ…コーチによると昨日の転倒は

フェンスが近すぎたせいだそうな。あそこまで

ノーミスだっただけに惜しまれる。

逆転するためには上位陣の前にかなりの高得点を

たたき出して見せることしかない。

しかし9±の差はさすがの彼女にも大きすぎるなあ。


前半のジャンプはほぼ完ぺきだったのに後半で崩れた。しかし、

135.34が出て、この時点で浅田は暫定1位の座を譲った。


コストナー…昨日の彼女はエレガントだったし

華やかさがあった。ゆったりとした滑りからは

余裕すら感じ取れた。

バンクーバーのあと引退を考えたそうだが、

戻ってきた。「辛いときほど自分が何を

したいのかが分かるの」と言って。

同じ滑りができたら逆転もあるね。

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素晴らしいボレロだった。

優雅で“大人”を感じさせるスケーティングだった。

リンクを完全に支配していた。ゆったりした曲調が現在の

彼女の持ち味にぴったりだった。

全員が滑り終わったあとで誰が一番好きだったかと聞かれたら、

SPと合わせてコストナー」と答えたと思う。


ソトニコワ…力があることは誰もが認めるが

昨日の彼女の演技は思わずうなってしまうほど

見事だった。ほとんどノーミスだったのではないか。

差はわずかだ。キムのフリーにはスタミナの

不安があるだけに大きなチャンスと言っていい。

問題はそれを意識したときだ。

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…当然、意識はしていたはずだが、スピードに乗った見事な

演技を見せた。ジャンプがどれもきれいだったね。

3連続ジャンプの三つ目の乱れがあってコストナーを抜けるか

どうかは微妙だったが、149.95!! 

今日のFSは点の出方が半端じゃなかった。大盤振る舞い。

バナナのたたき売りのごとく、「えーい、持ってけドロボー」

状態だった。ハハハ。


ゴールド、ワグナーがソトニコワを抜けず、残すはキム・ヨナだけになった。


限られたものしか読んでいないが、

海外メディアはキム・ヨナを普通に

チャンピオンとして扱っている。

少しでも買収や不公正採点の疑いが

あったら、こうはならない。

もし彼女がメダルを手にしたら

日本のスケート・ファンはそれらしい

敬意を示すべきだと思う。

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“嫌韓・嫌キム派”は何かといちゃもんをつけていたが、SP終了

直後の笑顔やリンクから上がる際にボードを叩いた仕草などに

彼女の内面を見る気がしていた。言葉通り、結果にこだわって

いないのだと思えた。英語の通訳を交えて日本のインタビューを

受けるときの柔らかな表情にもそれが見て取れた。

すでに自分の出番が終わっているとはいえ、翌日にFSを控え、

まだほかの選手の演技中にあんな顔にはならないものだ。


コストナー、ソトニコワと、目の前で高い得点を出されると

相当のプレッシャーがあったはずだが、キムの演技も堂々と

したものだった。ソトニコワと比べるとスピードはなかったが、

きれいにまとめるテクニックは確かなものがある。

問題は審判がどちらを上と判断するかだと思ったが、答えは

ソトニコワだった。

点が出たときのキムの表情は十分に納得した人のものだと思う。

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いい結果になった。地元が優勝。前チャンピオンが銀メダル。

それぞれに意見はあろうが、採点競技はジャッジが決めるものだ。

今回、日本ではごく一部で「すべての選手に公平な採点を」

という声が起きていたが、いい演技に対してはしっかり点が

出ていたと思う。これでも文句をいう奴はきっといるだろうが、

放っておけばいい。


実況の鳥海アナはメリハリという点で物足りなさはあるものの、

“抑制”が効いていてなかなかよかった。スタジオを担当して

いるころから実況を聞くのが楽しみだった。

10年後には間違いなくNHKのエース格だね。


最後に、浅田真央さん、

今日、あなたらしさを見せてもらいました。

ありがとう。

“普通に”あなたを応援してきた者の一人として

とても嬉しいです。心からお疲れさまと言います。

疲れた心身をゆっくりと休めてください。


# by toruiwa2010 | 2017-04-13 08:30 | アーカイブから | Comments(0)

新しい記事を書く“気力充実”の状態ではないので

世間の注目に合わせて浅田真央の過去記事から

節目節目のものをいくつかを更新しておきます。

興味があったらどうぞ。


2011GPファイナル(開幕前に緊急帰国)から全日本まで。

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浅田真央:欠場と出場

~ツイッターがさわがしい~( 2011.12.15 )


12/09

浅田真央がフィギュアのGPファイナルの

出場を取りやめ、すでに帰国の途についている。

母親の病気が理由だと言う。

残念だが仕方があるまい。男子のアスリートなら

頑張って出場するという選択もあるのだろうが、

20歳前後の女性には酷な話だ。


浅田が帰国すると聞いたときにそうつぶやいた。

140文字の制限内で書こうと思うとどうしてもツイートは

偉そうな言葉遣いになるので危険だ。口調だけで反発する人も

いるから。

しかし、このツイートで見ず知らずの人から非難されるとは

少しも思わなかった。「家族の病気でそういった決断をするとき、

男女の違いも年齢も関係ない。軽はずみな発言ではないか」…

いくつかのリプライを集約するとそういうことだった。

中に「所詮、年とった男性のジェンダー観なんてこんなもの

というものまであって仰天した。そんなに大げさな話じゃないのに。


反発の仕方を見ると“男は強く、女は弱い”と言われたように

“短絡”している。長くアスリートを見てきて、一般論として

考えることを書いただけであって、そこには“男女の優劣”など

含まれていない。決断に違いが出るとすればそれは個人の差だ。

ただし、男女で差はあるだろうと思う。強い・弱いではなく、

あくまで“違い”だ。

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こういう状況に直面したときの対応の仕方には個人差がある、

というのは分かる。

しかし、一般的に、どちらかと言えば、男子は「出場するか

どうするか」を考え、女子は「帰国するかどうか」を考える…

微妙だがその違いだ。いいとか悪いとかの話ではない。

これを“ジェンダー観”というのならそうなのかもしれない。

難しい単語を使うのもいいが、私はシンプルなことを深刻に

考えるのは苦手なもので。


芯は強そうに見えて、いかにも家族思いの浅田のことだから、

日本から病状についての連絡を受けたとき、“出場を取りやめ、

即帰国”を決めるのに迷いはなかったのだと思う。


フィギュアの選手は家族の支えが不可欠だから絆が強い…と

言われる。しかし、それはフィギュアに限った話ではない。

テニスだってゴルフだって同じだ。個人競技は、もっといえば

ピアノだってバレエだって家族の支えは重要だろう。

ここでいう家族とは主に親だ。そして、父親は仕事があるから

母親ということになる。

いずれも幼いときから練習・レッスンを始めるから、それこそ

“ジェンダー”で言えば男子より女子の方が依存度や絆は強くなる。

もう一度、一般論だと断っておく。


覚悟はあったろうが、その母親が48歳の若さで亡くなった

のだから、浅田にとって競技は二の次だったはずだ。

ツイートへのリプライ(返事)の中には、GPファイナルは

プライオリティが低いからではないか、というものがあったが、

そうは思わない。

オリンピックでも世界選手権でも彼女は同じ選択をしたと思う。


…それにしても、彼女の帰国以後のツイッターやテレビには

呆れるばかりだ。

どこまで浅田を子供扱いすれば気が済むのか?

テレビが大きく取り上げるのはいつものことだから驚かない。

しかし、テレビを激しく攻撃する 世のフィギュア・ファンの

もの言いも同じレベルに見える。

まるで、自分たちだけが彼女の辛さや苦しみを理解している。

ほかの人は黙っていてほしいと言わんばかりだ。


「かわいそう」、「強い」、「けなげ」、「取材を控えろ」…幼子を

かばう親の言動でリスペクトになっていない。まわりがとやかく

言わなくても彼女は十分強い。


12/12

浅田真央が全日本に出る。

欠場した場合の“特例扱い”の話が進行する前に

はっきりさせたのはよかった。

21歳は十分に大人。特に幼いときから海外に

出てもまれた精神力は強い。

難しいがファンもマスコミも“普通に”扱うべきだ。

それこそがリスペクトだ。


帰国から2日後のツイートだ。

figureskatemaoasadaのタグをつけて書いた。両刃の剣だ。

最初のツイートはタグに集まっている熱狂的なグループから

かなり攻撃を受けたが、こちらは、意図は不明だが50回以上

リツイート(拡散)された。リスキーだが、フィギュアや浅田に

関心がある人に広く読んでほしいからタグをつける。

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帰国が報じられたあと、あるサイトで妙な記事を読んだ。

23日から全日本選手権が予定されていた。

GPファイナルを欠場した彼女が3月の世界選手権に出るには

全日本で日本勢の上位3位までに入ることが必須らしい。

日本連盟の規定でも、世界選手権代表入りには全日本出場が

必須条件だという。

記事は、母を失った痛手から全日本も欠場する可能性があった

浅田にたいして連盟が特例措置を講じるのではないかという

観測を伝えていた。


すぐそういう話になるところが嫌いだ。

誰だって世界選手権での彼女の美しい滑りを見たいと思う。

しかし、そんな特例を認めたら、その結果“はじかれる”選手が

生まれるわけだ。とてもフェアとは言えない。

“動き”があるというだけで、純粋にスポーツを愛する者には

不愉快な話だ。

動きが本格化する前の段階で出場を発表したのは浅田真央の

ファインプレーと言える。彼女の“強さ”が誰にでも分かる形で

表に出た行動だったと思う。


さて、全日本選手権の中継はフジテレビか。相変わらず評判が

悪いなあ。SNS上には始まる前から“注文”が殺到している。

過去の放送を引き合いに出して、GPファイナルを中継した

テレビ朝日も道連れにしての“ダメだし”もテンコ盛りだ。

目につくのは「ほかの大会や前日のリピートはやらなくていい」

というものだ。そりゃそうだ。彼らは自分で録画したものや

youtubeで繰り返し見ているのだから。

“普通のファン”は違う。見せてもらうのはありがたい。

民放はどこが放送しても同じ手法なのだから、数十分、ほかの

用事をしてからチャンネルを合わせればいい。

ブツブツ言いながら見ているとテレビ局の視聴率獲得作戦に

乗せられることになる。


もうひとつ目立つのは「浅田真央をそっとしておけ。泣かせる

ような演出をするな」だ。

異論はない。すくなくとも、彼女の集中を妨げるようなことは

するな、と言いたい。

ただし、インタビューでは触れないわけにいくまい。それは

NHKが放送しても同じだ。


どう考えても、浅田真央がいい条件で臨める大会ではない。

母親への思いは思いとして、今の彼女にできる演技を見せて

くれれば十分だ。

全日本が終了したあと、12/25には

「すべらない話」と並べてフィギュアスケートの

記事を書いた。浅田に触れた部分はこうだ。


12/24

女子の注目はどうしても浅田真央になる。

出る以上結果を出さなければ本人も納得しないだろう。

出場を決めた時点で覚悟しているはずだ。

状態が完ぺきではない中で どんなジャンプを跳ぶかに

ファンの目は集中する。


全日本フィギュア選手権の女子SPは村上佳菜子、浅田真央、

鈴木明子が上位を占め、鈴木を追う若手2人が僅差で3位を

狙う形になりました。今日のフリーが楽しみです。

女子ジュニア、あるいはジュニアを“卒業”したばかりの選手層が

物凄く厚いですね。

2,3年後の表彰台争いはとんでもないことになりそうです。


村上佳菜子・・・GPの不振を取り戻せたかどうか?

バイオリンによく合っている。ジャンプは高く遠く

きれいに跳んだ。丁寧さが目につく。

表現力も身についている。成長のあとが見えた。

短い期間でよくここまで。

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気合が入った滑りで高得点が出たのも分かります。

問題は僅かなリード、しかも追ってくるのが浅田真央…という

状態で臨む今日のフリーです。本当の意味で階段を1ステップ

上がったかどうかが問われますね。

村上の得点が浅田を上回ったことについてごちゃごちゃ言う

グループがいるみたいですが、“気の毒に”と思います。ハハハ。

不満を言えばきりがない。あるがままに受け入れたらいいのに。


浅田真央の出番が近づくにつれて、“あおり”のビデオが何本か

入りました。母親の死について具体的に触れたビデオのときに

こうつぶやきました。


このあおりは仕方がない。

どこの局だってやる。NHKだって。事実だもの。

これも含めて浅田真央を普通に扱うということだ。

真央ちゃんだの、まおまおだのと呼ぶから20歳を

過ぎても人前で「お母さん」と言う。


2週間近く前、「マスコミもファンも浅田を普通に扱うべきだ」と

書きましたが、それは“母親の死”も含めての話です。

亡くなったことを“なかったこと”のように扱うのはかえって

不自然です。

可憐な容姿の彼女を、少女時代のまま「真央ちゃん」はまだしも

「まおまお」などと呼び続ける周囲にも問題があります。

彼女は、もう十分に大人です。

20歳を過ぎたら、公の場では「母」と言ってほしいです。

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浅田真央・・・すべり出す前の顔を見ても、結局、

誰よりも本人が一番”普通”だと分かる。

最初の2Aをきれいに降りたあと、流れるような

演技だった。無駄なアナウンスが入った。

音楽と自然に沸き起こる拍手だけで十分なのに。

いい演技だった。


53回リツイートされています。

全日本が始まってから2日間で60人ほどフォロワーが

増えました。ヲタクには不評ですが、そんな中で、

聞く耳を持っている人がそれだけいたことがうれしいです。

ついでに、昨日、反応が大きかったツイートをいくつか。


塩ちゃん、聞いていておしりがこそばゆいなあ。

君はビデオを見るんだろう?何も感じないのかい?

これはいいやと思うのだろうか?そりゃおかしいよ。

ヲタクのごタクは放っておいてもいいけど、多くの

人の感動を横取りしちゃだめだろう。

(浅田滑走の直前)


いろいろあって迎えた”今日”と言うことを

考えたら、演技終了後は“しばらく黙る”が

ベストな選択だったんですがね。

マイクをつけると、これがなかなか・・・。

アナウンサーはしゃべるのが仕事ですから。

ハハハ (滑走直後)


塩原→西岡アナに交代、少し聞きやすくなった

気はする。少なくとも苛立つことはない。

少し、声に悲壮感が出ているなあ。

何を狙っているのか分からないが。

ヲタクの中にはアナの交代を求める声が

あるようだが、“序列”があるから無理。

(男子フリー開始後)


えーと曲名紹介は滑走開始前に言い終わり

演技中は何もしゃべりませんがいいですか?

「ブルーのサンタクロース」「荒川静香の

おでこにキス」など予定したコメントも

言いませんが。 

@xxxx 岩佐さん、復帰して塩原さんと替わって


終わった直後もしばらくしゃべらない

つもりですから、ダイジェストをやったら

私の声は出てきませんね。ハハハ。


# by toruiwa2010 | 2017-04-12 09:37 | フィギュアスケート | Comments(0)

フィギュアスケートの浅田真央が現役を引退するという。

諸般の事情を考えたらこれが自然の流れだと思う。

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全日本までの演技や結果を見れば

来シーズンにも大きな期待は

できない気がする。

発言を聞くと“前向き”だが、難しいのは

モチベーションの持ち方だと思う。

若手が伸びている中で「彼女たちを

押しのけてでも平昌には絶対に行くんだ」

という気持ちになれるかどうか。

彼女を応援してきた多くのファンも、

“ボロボロになっても滑る”真央を見たい

わけじゃない。


…今月初めの記事にそう書いた。

“あと出しだ”と言われるだろうが、あえて言うなら、最後に

「浅田真央の引退の時期が早まった気がする」と書きかけて

手を止めた。そうは言っても、来シーズンの幕が開く秋までは

“平昌への道”を模索し続けるだろうと思っていたからだ。


引退を決意するに至るまでには長い苦悩の時間があったはずだ。

最後に彼女の背中を押したのは“衝撃的”だった、世界選手権の

レベルの高さだったのではないか?


今の自分の心身の状態ではどう頑張っても

このレベルには戻れない…


年齢を重ね、気持ちと体が一致しなくなる。モチベーションの

維持が難しくなる。ケガが多くなる。治るまでの時間がかかる

ようになる。若手が伸びてくる。急激に。


ベテランが“引退”の2文字を考え始めるパターンは似ている。

浅田も例外ではなかったということだ。

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私たちが彼女から受け取った喜びや感動は数えきれない。

中でも、ソチ五輪のフリーの演技を忘れることはないだろう。


「スケート人生に悔いはありません」という言葉を信じたい。


おつかれさまでした。

今はゆっくり休んでください。

そして、これからは あなたにふさわしい

幸せに満ちた第二の人生を楽しんでください。


休載中ですが、ニュースを聞いて急いで書きました。

浅田真央について書くべきことはもっとあるはずですが、

いまはこれが限界です。


しばらくは新しい記事を書けそうにありません。

今月いっぱいは休むかもしれません。ご容赦を。



# by toruiwa2010 | 2017-04-11 07:17 | フィギュアスケート | Comments(0)