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岩佐徹のOFF-MIKE

toruiwa.exblog.jp

実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc


2人にはおめでとう!


平幕の朝乃山が14日目に優勝を決めた。

大関・豪栄道を一方的に下した。入門から3年、

三役未経験での幕内優勝は58年ぶりだそうだ。

強いなあ、とは思っていたが、まさか、こんな

速さで上がってくるとは思わなかったから、

今場所の前半はじっくり見ていなかった。

あれよあれよという間の優勝だった。来場所は

初日からしっかり見せてもらおう。ハハハ。

とにかく、おめでとう。

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同じ14日目、栃ノ心は横綱・鶴竜に勝って

大関への復帰を決めた。おめでとう!

立ち合いの変化は残念だったが、今回ばかりは

栃ノ心を責める気持ちにはなれない。

3連敗(4)していた。前日、納得のいかない

負け方をしていた。誰が相手になるにせよ

9勝のまま千秋楽を迎えたくない…彼の胸中は

千々に乱れていたに違いない。


少々のあと味の悪さは来場所以降の土俵で

大関らしい相撲をとることで晴らしてほしい。


朝乃山 寄り切り 栃ノ心


2敗で横綱・鶴竜とトップを並走中の朝乃山と

あと1勝で大関に戻れる関脇・栃ノ心の対戦で

最初に軍配をもらったのは栃ノ心だった。

しかし、物言いがつき、勝敗は逆になった。


誤審で45連勝が止まった大鵬親方は

生前、「そういう相撲を取った私が悪い」と

言っていました。今日の一番がどうかは

蛇の目にしか分かりませんが、

そう決まったのです。次勝てばいい。


全国紙で相撲記者だった“ツイ友”の呟きだ。

知識が豊富で文章がうまく、語るうんちくは

たいへん読みごたえがある。しかし、しばしば

情緒的になり親方や力士寄りの記事を書くのが

ファンとしては気に入らない。ハハハ。


大鵬の逸話は、一般的には“誤審”と評される

ケースのときに何度かつぶやいている。

…大鵬はそう思えたのだからそれでいい。

しかし、誰もがそう考えられるものではない。

46連勝ならずの瞬間の感想ではないだろうし、

平成の大横綱・白鵬だって見苦しいところを

見せたことがある。

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少なくとも、誤審で“被害”をこうむったときに、

「そういう相撲をとった自分が悪い」と考える

ことを力士の手本とするのは無理がある。


この日NHKの解説をしていた朝乃山の師匠、

高砂(朝潮)(土俵に)跡が残ってない、として、

明言こそしなかったが、栃ノ心のかかとは

出ていないことを認めていた。


ラジオの解説だった北の富士は協議中かどうか

不明だが「取り直しにすべき」と言ったらしい。

amebaTVの解説・錣山(寺尾)は「正面から

見るかぎり出ていないのでは…」と語っていた。

断定的に語る判断材料(映像)がなかったのが

惜しまれる。NHKの映像があれば、彼らしい

“つっこんだ”発言が聞けたかもしれない。

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ネットを見ても、相撲好きの私のフォロワーも

“誤審”の大合唱だった。私も栃ノ心のかかとは

俵の外の砂についていないと思っている。

しかし、…だから誤審だと言うことはできない。

決定的な証拠がないもの。


5人の審判が話し合った結果だ。一番近かった

湊親方(湊富士)が手を挙げたようだ。かかとが

土俵の外の砂をはいたように見えたということ

だったらしいが、その場所を確認する作業は

まったくなかった。たとえ、朝乃山が倒れた

ときに砂が飛んでいたにしてもおかしいだろう。


NHKのビデオを見れば、100人中100人…

100歩譲って、99人が栃ノ心の右のかかとは

砂に触れていないと見るはずだ。

錣山の話では、ビデオルームでは5方向からの

映像を見ることができるらしい。言い方からは

どうも、協会独自の映像のようだ。視聴者が

目にした映像はなかったのかもしれない。

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湊の目に「砂を掃いたように見えた」のなら

物言いがつくのは当然だ。しかし、あの位置は

ほかの審判の死角だし、証拠も残っていない。

ビデオでも確認できない。…ならば、公平を

期すためには最悪でも“取り直し”が正解…

だったと思うがどうか?


誤審と言い切るかどうかはともかく、最終的な

“判定”は見ていた者の共感を得られなかった。


お粗末な審判長


行事軍配は栃ノ心に上がりましたが、

栃ノ心のかかとが出ており、

軍配差し違いで西方力士の勝ちと

決定いたしました

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この日の審判長 阿武松親方が場内に説明した。

ちょっと待ってくれ。この取り組みの“西方”は

栃ノ心だったんだ。その説明じゃ、こうなるぜ。


栃ノ心に軍配が上がったが、

栃ノ心のかかとが出ていたので

栃ノ心の勝ちとする…


からかっているみたいだが、そうじゃない。

阿武松は11日目、朝乃山・佐田海戦で物言いが

ついたときの説明もひどいものだった。


行事軍配は朝乃山に上がりましたが、

佐田の海のかかとが先に出てるんでは

ないかと物言いがつき、協議した結果、

佐田の…朝乃山のかかとが先に出ており、

朝乃山の勝ちと決定いたしました。

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土俵上で何が起こり、どちらがどうしたから

どちらの勝ちと決定したのかが分からない。

協会には協会の事情があると思う。しかし、

広報や審判長には話がうまい親方をあてないと

周囲を苛立たせることになるだけだ。


この件で“カッカした”ために、朝乃山の優勝、

栃ノ心の大関復帰がかすんでしまった。

悔しいのは、控えめに言っても“疑惑の判定”が

栃ノ心の大関復帰を阻んだかもしれない事実が

すぐに忘れ去られてしまうことだ。


トランプ来て去る


考えがあってのことだと思うが、NHKは升席の

大統領をあまり写さなかった。カメラ台数が

制限されている(らしい)amebaTVが写すのは

後頭部ばかりでw初めて生で見る相撲について

大統領がどんな反応を見せたかは分からない。

ネットには「ほとんど無表情だった」と書いて

あったが、 じゃあ、何で来たんだ?って話だね。

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評判の悪い大統領と人気のない総理大臣という

“最強タッグ”が大観衆に囲まれていたわけだ。

大きな迷惑だったものの、トラブルどころか

ブーイングさえ起きなかった。


よかったんじゃねえの。


# by toruiwa2010 | 2019-05-27 07:13 | 大相撲 | Comments(0)


WOWOWが全仏オープンの中継を始めたのは

1992年だった。たまたま放映権が手に入った

全豪オープンの放送を終えて帰国して間もなく

プロデューサーが笑顔で朗報を伝えてくれた。

「全仏を放送できることになりました」と。


テレビ東京が権利を持っていたが、衛星放送は

しないのでその権利をWOWOW が買ったのだ。

“おしゃれなローラン・ギャロスに行ける”…と

興奮したことを思い出す。

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この年は私のほかにプロデューサーと技術者の

3人が現地に行った。解説者はテレ東のために

現地にいた坂井利郎さんと平井健一さんという

元プレーヤーを借りた。しかし、2週目に入る

ところで「放送席がない」と言われた。

このため、私が急きょ帰国して準決勝と決勝を

東京のスタジオで神和住純、柳恵誌郎 両氏の

解説で実況した。私がパリから帰国するまでの

4日間はテレ東の実況を借りた!


完全な自前ではない“窮屈”な仕事だったが、

選手たちが赤土の上で繰り広げる熱戦をナマで

見ながら実況できる幸せに酔ったものだ。

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そのころは 通路が狭くて、アザー・コートに

行くときなどはよく肩と肩がぶつかった。

“ボンジュール”、“メルシー”、

“ウイ”、“ノン”、

マドモアゼルムッシュ以外で最初に

覚えたフランス語は“パルドン”(失礼)だった。ハハハ。


本当の意味で“失礼”だったのは共同作業をした

テレ東のMプロデューサーだった。上記の通り

1年目もかなり失礼だったが、呆れ果てたのは

2年目だ。放送席と連絡をとったり、音声(解説・

実況)と映像を一つにする作業をしたりする

部屋を共有し、両局のプロデューサーが並んで

仕事をした。普通はあり得ない形だった。


それはいいのだが、何日目かに、実況を終えて

控室に戻るとWOWOWのプロデューサーが

苦笑しながら寄ってきて言った。「呆れました。

岩佐さんが話したデータをそのままTに伝えて

いましたよ」と。


Tとは、彼らが実況に起用した女性アナだ。

私が手元のスコアを見て割り出した「XXは最近

10ゲームのうち8ゲームをものにしています」、

XXが自分のサーブで15-40になったのは

初めてです」といった“データ”を話すとM

それをそのまま「…だってさ」とインカムを

通してTアナに教えていたというのだ。隣りに

座っているWOWOWのスタッフに聞こえて

いることは承知の上で…。厚顔無恥。ハハハ。


あらゆるテニス・トーナメントの中でも全仏は

特別なイベントだ。4大大会で最も華やかだし、

美男美女が集まる大会でもあった。ブログで

“会場内で見つけた美女特集”をやったりした。

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VIPをアテンドする女性たちはモデル並みだし、

コートで案内してくれるアルバイトの高校生、

売店の売り子も可愛かった。特に、ハーゲン・

ダッツの売り子は美人揃いだった。大会中に

何度かアイスクリームを食べたが、敷地内を

歩き回ってチェックしてから買っていた。

ハハハ。


控え室周辺の環境もよかったなあ。

屋上テラスに放送席を作れるのもテレビには

有難いことだった。この放送席に座ったのは

一度きりだったと思う。進藤晶子さんと組んで

司会をしていたダバディがほかの仕事でパリを

離れたときだった。

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この季節になるといろいろなことを思い出す。

パリは“美食の街”だから食事も楽しみだった。

柳さんとは、仕事を終えてホテルに帰る途中、

中華やイタリアンで食事を共にした。


メトロ8番線の終点Balard(バラール)駅近くの

チャイニーズには大会中34回は通っていた。

英語が話せる娘さんがいるとき以外はボディ

ランゲージでの会話だったが、雰囲気的には

十分にうちとけて、いつも窓際の隅に私を

案内してくれた。

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量が多く、「残すのは申し訳ないから、少なめに

してほしい。料金は普通に払うから」と頼む

ほどだったが、何を食べてもおいしかった。

特に、酸辣湯(スーラータン)とチャーハンは、

必ずオーダーした。


私がWOWOWのアナとしてパリに行ったのは

2005年が最後だ。ラファエル・ナダルの

最初のGSタイトルを実況出来てよかった。

14年が過ぎた。さて、WOWOWのアナ&

解説のみんなはどんな食生活なのだろうか?

ナダルの優勝はあるか?とともに興味あるなあ。

ハハハ。

# by toruiwa2010 | 2019-05-26 06:48 | テニス | Comments(2)


明日は第86回東京優駿…ダービーだ。

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フジテレビは放送開始直後から

競馬中継をしている。視聴率はそれほど

いいわけではないが、中央競馬会は

スポンサーとして超優良企業だから

やめる気はないはずだ。ハハハ。


遠い昔、入社間もないころ

競馬中継の勉強をしたことがある。

馬場も馬も美しいし、レースを実況する

先輩アナをカッコいいと思っていたから、

張り切って取り組み始めたのだが、

結果的にモノにならなかった。


初めは 出走する馬が少ないレースを

スタートからゴールまでを描写する

訓練から始めた。2ヶ月もすれば

レースそのものを“追う”ことは大きな

ミスもなく出来るるようになった。


当時の競馬中継は、前座的なレースは

若手がやるが、そのほかは一人のアナが

レース前後の解説者との展望や分析、

レースの実況、番組全体の司会までを

すべて担当していた。


私の場合、レースは大過なく追えたが、

さて、勝った馬がどんなレースをしたか?

となると、逃げ馬がそのまま勝ったときを

除くとほとんど思い出せなかった。

レース直後でさえそれだから致命的だった。


先輩から「競馬を覚えるには馬券を買うのが

一番手っ取り早いよ」と言われていた。

しかし、具合が悪いことに結婚直後で小遣いが

少額だったから、自由が利かなかったことも

私には“逆風”だった。ハハハ。


ちょうど、夏競馬の季節が近づいていた。

舞台が地方に移るわけだが、予算の関係で

私は東京に残ることになっていた。せっかく

形になり始めた実況の感覚も薄れてしまう。


秋になって、一からやり直すことになる。

これではとてもやっていけないなと思った。

この時期を逃がすと、ますます、迷惑を

かけることになると考えた。


競馬班のチーフ、鳥居滋夫アナはとても

厳しい人だった。それでも、早めに

告げなければと、意を決して話しに行った。

意外にも、あっさり認めてくれた。

私の“仕事”を見て、無理だと思っていた

かもしれない。1年後輩の競馬好きが意欲を

見せていたのも幸いしたと思う。

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今は、女性アナやタレントが出演するなど、

競馬中継もかなり華やかにになっている。

半世紀前にこの環境だったら、そして

こづかいに余裕があったら我が競馬実況も

もっと続いたかもしれないなあ。そんな

“邪念”があるようじゃ、やっぱり無理か。

ハハハ。

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1964年、東京オリンピックの年の5月以後、

競馬場にはまったく行っていない。

ダービーは大混雑が予想されるが、秋になって

天気のいい日に、一度 でかけてみようかな。

行ったことにない妻を連れて行けば喜ぶかもね。


# by toruiwa2010 | 2019-05-25 07:15 | アナウンサー・実況 | Comments(0)


一昨日、京都に行った。10連休を避けたために

いい時期には間に合わないだろうと思いつつ、

「旅をするだけでたのしい」と妻も言うので

出かけたのだ。京都はいつ行っても楽しいし。

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“時刻通り三河安城を通過”時に見た雲


圓光寺

まず、洛北・圓光寺に向かった。

紅葉のころには何度となく訪れている。

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法然院

続いて“お気に入り”の法然院へ。

2006年にたまたま訪れ、苔むした山門の屋根の

たたずまいに魅せられた。そのころは人影も

まばらだったが、今は、オフシーズンなのに

団体、外国人、修学旅行…賑やかになっている。

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数年前にふき替えた山門の屋根はまだ“往時”の

趣を取り戻していない。


智積院

久しぶりで智積院を訪れた。

長谷川等伯の国宝画もあるが、二度目以後は

庭だけを見せてもらう。どんな季節に来ても

“利休好みの庭”を眺めると気持ちが落ち着く。

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東福寺

青モミジを見る旅だから東福寺は欠かせない。

”単細胞”だからそう考えるだけで、探せば

ほかにも名所はあるはずだけどね。ハハハ。

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夫婦で"マジソン郡の橋"と呼んでいる

龍吟庵に渡る橋

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どこも“新緑”の時期は過ぎ、最高の“みどり”を

楽しむには遅すぎた。それでも、“京都”という

環境の中で眺めればやっぱり素晴らしい!


タクシー2台…いや2


法然院を出てタクシーを拾った。

「智積院へ行ってください」と言いました。

一瞬戸惑った表情を浮かべた運転手さんが

「えーと、チシャクイン?えーと」と…。


こちらも途方に暮れた。

何度も行っているが、住所はおろか、近くの

目印になるような建物も咄嗟には出てこない。

スマホで調べた住所を読み始めると、途中で

思い出してくれて、ほっとした。


「年取って思い出すのに時間がかかって…」と

振りむいた運転手さんの顔を見ると、前歯が

2本ぐらいしか見えなかった。歯で運転する

わけじゃないからそれはいいんだが。ハハハ。

「おいくつですか?」と聞くと、83歳という

答えが返ってきた。


おいおい、ちょっと待ってくれよと思ったが、

もう走り出していて「降りる」とも言えず。

しばらく走ると、運転技術はしかりしているし、

会話も弾んだので安心した。


修学旅行生の話になった。

よく乗せたが、トイレと称しての喫煙やレジの

混雑時を狙った無銭飲食など、関東の高校生が

「はなはだ 態度がよろしくない」と言っていた。

関東人として「申し訳ない」と謝っておいた。

ハハハ。


小さな事故・違反もしないから会社は

「そろそろどうですか?」とも言ないので

続けている。6月ごろには免許を返上しようと

思っていると話していた。料金を払い終えて

「どうぞお元気で」と声をかけるとにっこり

笑って「おおきに」と言った。


83才か。Tさんのドライバー人生の最晩年に

客になったのはなにかの縁かも。


別のタクシーでこのエピソードを話した。

50代のドライバーが話に乗ってきた。

広島の中学生を乗せたときの話がおかしかった。

ホテルに迎えに行き4人を乗せた。学校からは

“少なくとも二つの世界遺産に連れて行って”と

指示されていたそうだ。さて、どこに?と

検討しようとするとリーダー格の少年が言った。

「神社とかには興味がないので初めにどこかで

土産を買いたい」と。


京都タワーに行き、車を止めてくると言うと、

リーダーがこう言ったそうだ。「運転手さんは

ついてこなくていいからパンフレットを集めて

来てほしい」!!


1時間ごとに安全を確認する電話をかけながら

“仰せの通り”パンフレットを集めたと苦笑する

運転手さんは「きっと生徒たちは京都タワーで

ゲームざんまいだったでしょう」と。

そう言いつつ、「運転手さん、コンビニでたばこ

買ってきて、ビール買ってきて」と甘えたり、

可愛いところもあるんですよと笑っていた。

今どきの中高生の頭の回転はなかなかだ。

別の道で生かすことを考えてほしい。ハハハ。


…尽くし


鍵善(四条本店)でくづきりをいただいた。

器もホット&アイスの抹茶も緑尽くし。

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番外編


京都造形芸術大学の特徴的な石段。

「科捜研の女」で若村麻由美扮する

風丘先生が勤務する洛北医大として

しばしば画面に登場している。

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# by toruiwa2010 | 2019-05-24 07:03 | 旅に出る食べに行く | Comments(2)


全仏オープン・テニスが近づいている。

おしゃれをした観客、ラコステの衣装に身を

包んだアテンドの女性たち、その間を縫って

颯爽と行く選手たちの姿が目に浮かぶ。

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5月のパリかあ。いいなあ。

全仏の14回をふくめて20回近く訪れている。

食事やショッピングでシャンゼリゼには何度も

行ったし、エッフェル塔やルーブル美術館には

さすがに行ったが、先日、火災に見舞われた

ノートルダムやオペラ座は外から眺めただけだ。

もったいないことを!


初めて訪れたのは1973年だ。飛行機の都合で

ニューヨークに行くのにパリ経由だったのだ。

トランジットで一泊したが、ホテルで頭を洗い

持参したドライヤーを使うと30秒で炎上した。

日本仕様の器具を220ボルトの電源につなげば

そうなるさ。ハハハ。


行きは1泊だけだったが、帰りは4泊した。

乗り継ぎ便がないから…とウソをついて。

ウソは上司も知っているし、自分も同じような

ことをやってるから咎められなかった。

♪いつか来た道。ハハハ。



その頃、ルイヴィトンはシャンゼリゼの上の方、

凱旋門に近いところにあった。買い物中に

大型バスが横付けされて日本人観光客がどっと

入店してきたことがある。その“騒がしさ”に

顔をしかめ気味の店員を相手に用を済ませた。

今の中国人を笑うことはできないのだ。

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このときサントノーレのグッチで手に入れた

何本かのネクタイは今もクローゼットにある。

ローラン・ギャロスは美しいスポーツ施設だ。

私が通った14年間だけでも拡張に次ぐ拡張で

充実度を増していた。オリンピックが決まり、

さらに拡大するのではないか?


宿泊するホテルによっては徒歩でも行ける。

30分から40分だったと思う。うっすらと

汗をかくが、まだ、目覚め切っていない街を

抜けていくのは快適だ。


歩けない距離なら地下鉄を使う。

Porte d’Auteuil(ポルト・ドートゥイユ)駅から

マロニエの並木をぶらぶら歩いて行くのもいい。

通りの向こうはブローニュの森が広がっている。

この森はフィリップ・シャトリエの放送席に

座ったときもスタンドの向こうに見えていた。

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1990年代半ばまでは右手にエッフェル塔も

見えていたが、スタジアム横に植えられた木が

成長して見えなくなってしまった。嗚呼。


全仏オープンは56月にかけて行われるから

季節的にもばっちりだ。

60才が近づいたころから、時差ボケがひどくて

スタッフより2日ほど早く日本を出るように

してもらっていた。“わがまま”と言われれば

言い訳できないが、全員がそろったときに

同じように動けないと迷惑をかけるからだ。


スタッフが到着するまでは、単独行動だから

眠いときは横になり、目が覚めたら散歩する。

食事はその合間を縫って適当に…。

2005年は なぜか初日からぐっすり眠れた。

思い立ってモンマルトルに行った。

目指したのはサクレ・クール寺院だ。寺院前の

石段からパリの街なみを眺めるのが好きだった。

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夜、よく眠れるように少し体を疲れさせるのが

目的だから ケーブル・カーには乗らず、200

以上ある階段をゆっくりとのぼった。


サクレ・クールにはほぼ毎年出かけていた。

いつもは最終日の翌日に行くのだが、買い物が

あるので、「今年も来ましたよ」と慌ただしく

挨拶をするだけだった。時間がたっぷりある

この日は寺院の裏手にも回ってみた。


“こじゃれた”カフェの前の公園には似顔絵師が

イーゼルを立てて客待ちしていた。その中には

風景や静物など自分の作品を並べて売っている

絵師もいた。葉書ほどの大きさで2040ユーロ

(2500 ~5000)の値段がついていた。


ひと回りしたところで、ふと、せっかくだから

似顔絵を描いてもらおうと思った。

こんなとき、真面目なものでは面白くない。

少し迷ったが、何枚か飾ってある絵を見て、

うまく戯画化していると思ったオヤジを選んだ。

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高校生と思われる年齢のオランダ人の団体が

通りかかり、私とどんどん出来上がっていく

絵を見くらべて、くすくす笑っていた。

顔の向きを指定されている私にはどんな風に

描かれているのか分からず、不安が募った。

ハハハ。


…およそ20分で、出来上がったものがこれだ。

外国人には、やはり“日本人イコール侍”らしい。

笑得るかもしれないが、本人はあまりいやな

気分ではない。いい思い出になっている。


日曜日に"続き"的なものを…


# by toruiwa2010 | 2019-05-23 07:18 | テニス | Comments(0)


轢き逃げ 75


息を切らして若い男が走る。

焦っているのか、右に左によろけている。

逃げているのではなく時間に遅れているようだ。

それにしても、様子が尋常ではなかった。


やがて、道の端に停まっていた車まで来た。

待ち合わせしていたらしい。走ってきた男は

助手席のドアを開けて乗り込みながら運転席の

男に声をかけた。「悪い。15分遅れた」


待っていた男は数日後に挙式を控えている宗方、

走ってきたのは披露宴の司会を務める予定の

宗方の親友 森田だ。2人は打ち合わせのために

式場に向かうところだった。


婚約者が待っているはずだが、遅れることは

間違いのに渋滞していた。抜け道を行こうと

決めた宗方は、狭い道を猛烈に飛ばした。

座席の下に落としたスマホを拾おうと森田が

頭を下げた瞬間、ドスンと鈍い音がした。


道の中央で写真を撮っていた若い女を轢いた…

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生きた心地がしない日々が始まります。
それにしては事故の翌日の会社の中でたばこを
吸わない2人が喫煙室でこそこそ話し合うなど

つじつまの合わない行動が見られたりします。

ハハハ。


上映開始から40分が過ぎたころ、同じように

眠れない毎日を送る初老の男女が登場します。

轢き逃げされた女性の父と母です。そこから

物語は新しい展開を見せますが、そこから先は

書かない方がいいでしょう。


あまり気が進まなかったのですが、被害者の

父親を水谷豊が演じるので見ることにしました。

彼の演技が映画賞の候補になったときになにか

言えるようにしておきたかったのです。ハハハ。

…そういう演技ではないと思いましたが。


ド素人の私が言うのもおかしいですが、脚本が

“穴だらけ”に見えます。


ちなみに、邦画を見るのは1ヶ月ぶりでした。

高齢者が見たいと思う邦画が減っています。


映画サイトの評価

映画.com 3.2

Yahoo映画 3.44

Filmarks3.3

ぴあ映画生活 65


コンフィデンスマンJP


天才的詐欺師・ダー子が新しい標的を決めた。

“香港の女帝”と呼ばれる大富豪、ランリウだ。

直ちに ボクちゃん、リチャードら、気心知れた

メンバーを招集して香港に乗り込んだ…

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フジテレビで放送したドラマは第1話の冒頭

およそ5分で脱落しました。本作を見るための

参考にしようと、日曜日に放映された映画も

10分がガマンの限界でした。“わざとらしい”

はしゃぎ方がダメなんです。


なんとか序盤を乗り切ったおかげでこの映画は

最後まで見ることが出来ました。

そんなに悪くないと思いました。なにごとも

“我慢”が肝心ですね。ハハハ。


報道されるような高齢者相手のオレオレ詐欺に

引っかからない自信は100%あります。しかし、

コンゲーム(con game)なので、どこかにウソが

あることは分かっていても、どこから騙されて

いたかは分かりません。分かろうなどとせずに、

向こうが種明かしするのを待つのが賢明です。

ハハハ。


長澤まさみ…数年前のキンチョールのCM

映画「海街diary」で演技が“はじけた”なあと

見ているのですが、その後、太りましたかね?

内臓の病気とかないのだろうかと、心配です。


ダー子:長澤まさみ

ボクちゃん:東出昌大

リチャード:小日向文世

香港の女帝:竹内結子


ほかにも、名のある俳優が出て来ます。

最後の最後でかなりの“大物”がとぼけた表情で

画面に現れたときはびっくりしましたが。

ハハハ。


ちょっとほめ過ぎじゃないの?


映画サイトの評価

映画.com4.1

Yahoo映画4.05

Filmarks4.1

ぴあ映画生活 76


# by toruiwa2010 | 2019-05-22 04:50 | 映画が好き | Comments(0)


最近、みうらじゅんに妙に“はまって”いる。

以前は、少々むさくるしい風貌…というだけで

敬遠していたのだから、我ながら不思議だ。

本やDVDを買い込んだりするほどじゃないが、

大竹まことのラジオに月に一回出演するときは

聞き逃さないようにしている。radikoだけど。


“ゆるキャラ”、“マイブーム”という言葉を生み、

サブカルチャーの教祖のように言われる男だ。

話がうまい。知識の幅も量も半端じゃないから

聞いていて飽きることがない。 “達者”…とは

思わないが、ユーモアの“ほど”がいい。

ねにより、たとえ方が抜群だ。


何気なくテレビ欄を眺めているときに、NHK

「最後の講義 みうらじゅん」を見つけ、どんな

コンセプトかも確かめずに録画を予約した。

22日に放送されたものの再放送らしい。

危うく見落とすところだった。

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都内の大学の校舎で行われたこの講義のために

構想に一年をかけたそうだ。質疑応答をふくめ、

50分が短く感じるほど聞きごたえがあった。

50過ぎたあたりから、飲んでいても

妙にトイレが近くなった。

相手の話も耳に入らない。

“老いるショック”と呼んでいる…


文字にすると”味”が伝わらないが、若者が多い

聴講生のハートを入口でがっちりつかんでいた。

若い女性にも拒絶反応を起こさせない程度の

軽い下ネタを挟みつつ話が進んでいく。


自分とは何か?

自分らしさとは?

自分は他者にある

自分なくし


“自分”にこだわった話が多かった。

人は死ぬんだって…という話に熱が入っていた。


…人間は無から始まって

無で終わるだけだから

(死ぬことは)怖いことじゃない。

たぶん、仏教はそう言っている。


駐車場でよく見かける“空あり”に始まった長い

話のごく一部を切りとったから分かりにくいが、

仏教や仏像にも詳しい彼のこのあたりの講義は

もう、高僧の“法話”に聞こえる。

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質疑で“自信”について問われてこう答えた。


自信はない。

人間だから当然比較する。

比較して生きているから

不幸になる。


比較の対象は“他人・過去の自分・親”だという。

“比較三原則”と呼んでいるそうだ。ハハハ。


講義の終わりに“走馬灯”の話をしていた。


死ぬ直前に見る夢だとする。

どうやら、いつも見る夢ではなくて、

どこかにいる編集マンが作ってくれる

“ベスト盤”のようなもの。


どういうわけか、“自分らしさは必要か”を

問われた時の答えがドーンと来た。


自分があると面倒くさい

喧嘩は自分があるからやる。

相手が言うことを“へえ、ふーん”と

聞いてれば喧嘩はない。


いいこと聞いたぞ。

ブログへのつまらないコメントにはこれからも

反応すると思うが、ツイッターでからむ奴には

以後、“放置”で対応するすると“自分”に誓った。

徹底して、へえ、ふーんでかわす。

難しくはないはずだ。


みうらじゅん…あの風貌で“なかなか”だ。


# by toruiwa2010 | 2019-05-21 06:40 | 番組 | Comments(0)


トランプが来るぞ


アメリカのトランプ大統領が国技館に来る。

ます席にイスを持ち込むという“まさか”な話が

実行されるらしい。総理大臣や官房長官から

じきじきとは思わないが、官邸筋から文科省を

通じて相撲協会に然るべき指示が出たことは

容易に想像できる。“庶民”の声にはかたくなな

協会でも抵抗など出来るわけがない。

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報道によると、千秋楽の正面のます席は協会が

確保しているという。トランプご一行さまが

必要なだけ持っていく。さて、残された席を

どうするかということらしい。彼らは最後の

数番だけを見る。ということは、その時間まで、

テレビ画面には正面の空席が目立つ最高の席が

映り続けることになる。伝統とか文化とか

言わないが、なにかが踏みにじられた気分だ。


NHKアナ:劣化が進む?


初日の放送中に何度もテレビを“二度見”した。

映像・音声…放送についての私のセンサーは

かなりシャープに反応する。だから、テレビが

つまらないミスをするとキャッチしてしまう。

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4時半ごろ、志摩ノ海と矢後が仕切り直しを

繰り返す中で「朝 土俵におりれない日も」と

言っているのが聞こえた。

組織もそこで働く個人も知らぬ間に“尊大”に

なってしまうところがあるNHKは大嫌いだが、

一方で、それならそれでしっかりしてほしいと

願っている。それだけに大相撲初日の正面を

任されたアナがはっきりと"ら抜き言葉"

使ったことに驚いた。


結びで鶴竜が御嶽海を押し出して勝ち名乗りを

受けたあと、このアナが何か問いかけたとき、

北の富士の反応が“はかばかしく”なかったので

おかしいな、と思った。戸惑い気味にアナが

30秒ほどつないでいたが、そこで勝昭が言った。


ところで、さっき、俺のこと

“キタノウミ”と言わなかった?

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 いま、なんつった?


聞き直してみたが、花道を引き上げる鶴竜に

かぶせてたしかに「キタノウミさんも…」と

言っていた。レフト前に弾んだヒットを堂々と

「ライト前ヒット!」と言った経験はあるから

責める気はないけど、"正直"でありたいなあ。


3日目、志摩の海が幕内で初白星を挙げた。

舞の海が花道を下がっていく映像に合わせて

「普段の表情と笑ったときの表情のギャップも

志摩の海の魅力」と語った。それを聞いて私は

妻に言った。「インタビューで必ず、今の話を

するよ」と。経験がそう言わせた。

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…一切触れなかったインタビュアーに失望した。

「舞の海さんがそう言ってましたよ」と振って

ニコッとさせればいいじゃないか。妻に対する

私の立場はどうでもいい。“放送の連続性”を

考えたら、あそこは“必ず”なんだけどなあ。


数年前の話だが、解説の谷川親方が「妙義龍の

広背筋(こうはいきん:背中の筋肉)がすごい。

前からも見える」と熱心に語っていたことを

思い出してしまった。数秒から数十秒後には

妙義龍の背中をとらえた映像が来ると思ったが、

来なかったのだ。カメラマン、ディレクター、

スイッチャーが揃って注意力散漫だったんだね。

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これもその頃だが、引退した朝青龍が国技館に

来ていたとき、無関係の場面で一度見せたのに、

後輩・日馬富士が快勝したとき、写さなかった。

喜んでいたはずなのに。そんな例は山ほどある。

しっかりしてくれ。


元稀勢の里、いいなあ


2日目、荒磯(稀勢の里)の解説に感心した。

経験に裏打ちされた広範囲の話に対応できる。

アバウトでなく、“断定”する勇気を持っている。

言葉の整理が出来ているから聞きやすい。

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“ポスト北の富士”の一番手は二子山(雅山)

錣山(寺尾)だと思っていたが、急浮上だ。

幹部候補生だろうから実際は難しいと思うが。 


現在、二番手扱いされている舞の海は頑張って

いるし、それなりにファンもいると思うが、

話に「芯」が感じられない。“体幹”がないんだ。

6日目、舞の海が正面に座り、錣山が向正面を

担当した。この布陣にする理由が分からない。


NHKへの貢献度?紅白じやないんだから。

格が違う。話の中身、深み、面白み…すべてで

寺尾が上回っているのに。

この日も藤井アナが寺尾に話しかける回数は

多かった。面白くしようと考えたら当然だ。


舞の海への忖度は無用だ。相手が先輩だったり、

現役のときの番付が上だったりするとどうせ、

舞の海は遠慮するのだから。


貴景勝が戻ったが…


初日、2日目と完勝していいスタートを切った

新大関・貴景勝がケガをして5日目から休み、

昨日、戻ってきた。責任感とか周囲の圧力とか

ではなく、大丈夫と本人が判断して出たのだと

思いたい。間違っても、一場所で二度も誰かに

不戦勝を与えたりしないでほしい。

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一般論だと断りながら、碧山のような立場の

力士が変化するのは“優しさ”の表れだと説く

”相撲記者”がいる。そういうことにしておくか。

短かったが、思った以上に動けるようだから

見守ろう。毎日、土俵を見るのがこわいけど。


栃ノ心が遠藤のうまさにやられて黒星を喫した。

10勝以上をあげれば大関に戻れる。なんとか

達成させてやりたい。彼の真面目な土俵態度が

好きだから。ただそれだけの理由で。ハハハ。


栃ノ心で思い出した。

もう一度アナについてクレームをつけておく。

序盤で2日続けて正面の実況アナが栃ノ心の

取り口について“吊るように”と言っていた。

あれは、吊ってるんじゃないのかい?


# by toruiwa2010 | 2019-05-20 07:07 | 大相撲 | Comments(2)


金曜日、快晴に恵まれて短い旅をした。

行く先は箱根・山のホテル。

2008年以来、12年間で8回目になる。

岩佐家、5月の恒例行事だ。

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ぜいたくだが、時間の節約を考えて

湯本からタクシーに乗る。緑の濃い

旧道はすいていて気持ちがいい。

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珍しく、9時の開園前に着いた。

最初の年こそ山のホテルに泊ったが、

以後は朝6時に家を出てお昼過ぎに

帰宅する“日帰り”で楽しんでいる。

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主役はもちろん咲き誇るツツジだ。

全部がそろったときに訪れるのが

ベストだが、“至難”だ。今年も85点。

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色が溢れる中で鮮やかな存在感を

見せる緑が好きだ。

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ピークを過ぎたシャクナゲや藤も

それなりに美しい。

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# by toruiwa2010 | 2019-05-19 06:06 | 旅に出る食べに行く | Comments(0)


テレビ朝日「モーニングショー」は

連日、小室圭&眞子さまの件を扱う。

木曜日はとりわけ面白かった。

予定“不”調和…という意味で。


ゲストに呼んだ皇室ジャーナリストが

小室氏に“厳しい”秋篠宮殿下寄りの

コメントをしたのに対して番組“名物”、

玉川徹記者が言い放った。

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「小姑の話を聞いてるようにしか

聞こえない」と。(腹が決まっていた)

隣りのレギュラー・コメンテーター、

高木美保お姉さまがすかさず叱った。

「そういう言い方はちょっと失礼だと

思うわよ」(いつか言おうと思っていた)


玉川記者、意に介さず話を続けた。

「失礼を承知で言いますけど、〇〇さんも

ジャーナリストですよね?(以下略)

(かぶせて高木姉「けんか腰になるのは

おやめになった方がいいですよ」と)


前後の丁々発止も面白かったからひとつ

ひとつをていねいに書きたいところだが、

今日はここまでにして、“白眉のシーン”

だけにとどめておく。

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「朝まで生テレビ」のように初めから

“対立”の構図をもくろむ番組もあるが、

ナマの情報番組では“落としどころ”が

決まっているとしか思えないものが多い。


時間という制約があるから仕方がない

面もあるが、「サンモニ」のように

パネリストが“これしかないだろう”と

言わんばかりに持論を展開する番組で

反対意見がほとんど出ないことには

違和感があるし、面白みに欠ける。


玉川記者に拒否反応を見せる視聴者が

多いが、私はいつも興味深く聞く。

思いがけない角度からのコメントに

驚くこともあり、受け付けない意見も

あるものの、少しは、“神経を逆なで”

されるぐらいの話の方が考える材料に

なってありがたい…と、大人の態度で

聞けないコメントもしばしばだが。

ハハハ。


どっちにしろ、一定の結論に向かって

話が進み異論が出ない番組はつまらない。

スタッフが緊張しながら推移を見守る

番組を歓迎する。ハハハ。


# by toruiwa2010 | 2019-05-18 06:39 | 番組 | Comments(0)


ビリーブ 85


ハーバード法科大学院の入学式に向かう人の波。
ダーク系のスーツに身を固めた男子学生たちに

埋もれるように一人だけ小柄な女子学生がいた。

ルース・ベーダー・ギンズバーグだ。

席について見回すと何人かの女子学生がいた。


その夜、学部長主催の女子学生歓迎会が開かれ、

冒頭、自己紹介とともにハーバードに入学した

理由を話せと求められた。その場の雰囲気が

かなり屈辱的だったため、帰宅したルースは

怒りを法科大学院で1年先輩の夫にぶちまけた。

1956年だった…

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根拠もなく、アメリカは“自由・平等の国”だと

思いがちですが、この映画の舞台になっている

1950年代は公民権運動華やかなりしころです。

公然と人種差別が行われ、画面にもほとんど

黒人が登場しません。

レディ・ファーストの国のはずなのに、当時の

アメリカ男性は 働いて家族を支えるのは男で、

家にいて子供を育て家事をするのが女…と

考えていたのです。


成績優秀にもかかわらず、大学でも差別を受け、

弁護士になりたいという強い希望もさまざまな

障害に阻まれ続けたルースは大学教授になって

気を紛らせていました。

そんなある日、夫に見せられた 税法についての

裁判資料の中に大きな“穴”を見つけます。

母親の介護をする人が 税金の控除について

“性による差別”を受けていたのデスク。しかも、

男であるがゆえに!


実話です。性差別と闘い続けたルースはのちに

最高裁判事まで上り詰め、85歳の今も現役です。

面白い、楽しいという映画ではありませんが、

とても見応えがありました。ルースが輝きを

放つ“4分間の反論”に圧倒されました。


どうでもいいことですが、

オプ二ングで階段を上がるルースの後ろ姿では

ストッキングの中央に縦の線がありました。

若い女性には意味が分からないでしょうが、

Seam(シーム)、縫い目です。

エンディング近くで同じように後ろ姿が写ると

縫い目はありません。今ではそれが当たり前で

わざわざ言いませんが、登場してから数年間は

“シームレス”と呼ばれたストッキングです。

時代が移ったことを示すカットでした。


参考(Rotten Tomatoes)

原題:On The Basis of Sex

Tomatometer73

観客スコア:72


RBG 最強の85才 85


RBGRuth Bader Ginsburgのイニシャルです。

85才で今もアメリカ最高裁の現役判事です。

「ビリーブ」で若い日が描かれていましたが、

彼女の人生は“性差別”との闘いだったようです。

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“ゾンビ”と呼ばれたり、由来は分かりませんが、

Notorious RBG悪名高きRBG”などという

ニックネームさえ持っています。

このドキュメンタリ―映画を見るとアメリカの

判事たちは公開の場にもどんどん出て行って

インタビューを受けたり、トークに参加したり

することが分かり、日本との違いに気づきます。

ふだんは法衣に包まれた彼らのキャラクターが

分かることがいいのか悪いのか?


本作の方が先に公開された洋右です。

順番に関係なく、できれば、日本とも見た方が

ルースをよりよく知ることができると思います。


参考(RottenTomatoes)

原題:RBG

Tomatometer94

観客スコア:77


# by toruiwa2010 | 2019-05-17 04:50 | 映画が好き | Comments(0)


東京オリンピックの前年、1963年に

フジテレビに入った。いやなことも

多かったが、たくさんの素晴らしい

思い出が残っている。当然、OBとして

愛情を持って眺めている。

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ホリエモンによる乗っ取り騒動やら

韓国寄り報道、フィギュアスケートの

中継批判、視聴率の長期低落傾向…

わが“母局”は私を喜ばせることより

ガッカリさせたり、イライラさせたり

することの方が多くて困っているが。

ハハハ。


一番悩ましいのは「バイキング」だ。

7日には、秋篠宮家の長女 眞子さまの

“婚約者”小室圭さんについて不可解な

情報を流した。彼の代理人の話として

(小室さんは)弁護士になるとは

言っていません」と語ったと。


1155分の放送開始から、画面には 

視聴者を引き付けようとるテロップが

連続して出ていた。


小室圭さんNY走力取材


代理人弁護士が衝撃発言


極秘情報を入手 

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ニューヨークまでスタッフを送り、

小室さんの周辺を“総力”取材した

(どうでもいいw)成果を見せつつ、

彼が苦労していることを伝えて

視聴者を引っ張った挙句だった。


これだけ騒がれてもNYに行って

一生懸命勉強してるんだから

弁護士になる覚悟はあると思う…と

強調したうえで、坂上忍が言った。


小室さんの代理人弁護士さんに

お聞きしたら…僕もこれには

びっくりしたんですけど、こんな

ことをおっしゃったんですか?


…と、サブ司会の榎並アナに振った。

画面にフリップが大写しになった。

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弁護士になるとは言っていません。

彼は今ライフプランを作っている

最中です。


…そりゃ、みんなびっくりするよね。

そのために勉強しに行っていると

誰もが思っているのに、違うんだ。

ハハハ。


…一昨日の「モーニングショー」が

この件を取り上げていた。

途中から見始めたのだが、雰囲気が

なんとなくイヤーな感じだった。

小室さんの件だが、“ターゲット”は

名指しされてはいないが、母局だ。

責められてる感じ…。ハハハ。


すぐに、“その通り”だと分かった。

テレ朝のスタッフが代理人にウラを

取りに行っていたのだ。その結果、

代理人の説明はこうだったという。

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NYで弁護士をやるんですね?」

という質問だったのでNYで弁護士を

やると確定しているわけではないと

言っただけ。


どちらの話が真実かは第三者には

判定できないが、過去の経験から

母局の分が悪いのは明らか・・・

と言うしかない。


トークの中でコメンテーターの

テレビ朝日・玉川徹記者が痛烈に

“番組”を批判していた。

我が方の取材に信ぴょう性がある。

正確にやりゃあいいじゃないか?

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そして、どうしてこういう放送に

なったかについてのコメントは…


二つしかありえなくて

理解力のないディレクターだったか

悪意を持って伝えたか、どっちかしかない。


ライバル局(名指してはいないが)

これほどはっきりと非難した発言…

もっと言えば、ケンカを売った例は

ちょっと記憶にない。

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“理解力がない”断じられたD

怒らなきゃいけない。言われたまま

黙ってたら認めたことになるぜ。

そんなことになったら、提示された

素材を真実と信じて番組を進行した

坂上の立場がなくなる。

知らなかったとは言わせない。

必ず、言い返せ!…と煽っておく。


あ、私はOBだが、“条件なし”に

フジテレビを応援する気はない。。

よければ褒める。ダメなら叱る…

立ち位置は常に是々非々だ。

この件では今のところ、玉川記者に

分があると言わざるを得ない。

それでも言われっぱなしはダメだ。


# by toruiwa2010 | 2019-05-16 03:22 | 番組 | Comments(0)


高須クリニックの院長、高須克弥氏の別宅に

空き巣が入り“3000万円相当の金の延べ棒が

盗まれたという。完全にプロの仕業で鮮やかな

手口に、被害者が「褒めたい」と言ったほどだ。

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2003年に当ブログの前々身を始めたときは

現役バリバリだったから年に数回の海外出張が

あった。ブログを読めば私の日程は“周知”と

なっていた。井の頭線沿線在住だと書いたが、

街を特定されないように気を付けていた。


しかし、子供がいないことも書いていたから

出張している間の岩佐家には妻しかいない…と

公言しているようなものだった。念のため、

出かけるときのブログには「出張中は甥っ子が

泊りに来ててくれる」と書いたりした。ハハハ。


野球やサッカー、相撲など、プロアスリートも

スケジュールは簡単に分かられてしまうから

それぞれに防犯対策を考えているのだろう。


テレビを見ながら「無防備だな。いいのか」と

よけいな心配をしたのは月曜日だった。

天気予報のコーナーで“視聴者”から提供された

この写真が紹介された。

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電柱を支えるワイヤーのカバーの中をくぐり

抜けて咲いたツツジだ。まわりに写っている

“仲間”はもうすでに咲いて散っているが、

この花たちには“時差”が必要だったのだ。

生命力のしたたかさがあっぱれ…という

話じゃない。天気予報士が提供者の名を

「○○市にお住いの○○さん」と告げると、

MCが「ええ、私なんです」と名乗りを上げた。


そして、“これ、自宅の前なんです”と言った。

おいおい!かぶせ気味にレギュラーの一人が

「言わない方がいいんじゃないの」と

言っていたが、その通り。これでは少なくとも

周辺1㌔ぐらいの人たちに自分の住所を

公表したようなものだ。あっぶねえなあ。 

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ちょうどそのころ、空き巣被害に遭い

高額“へそくり”と盗まれた院長の姿は

五月場所2日目の国技館の桟敷にいた。

よかったねかっちゃん、何があっても

20195131458分のあなたの

アリバイはばっちりだ。ハハハ。

# by toruiwa2010 | 2019-05-15 06:27 | 放送全般 | Comments(0)


18日はオーストラリア総選挙の投票日だ。

労働党が勝ったら、外相にはマレーシア系の

女性、ペニー・ウォンが就任するだろう…と

CNNが伝えている。

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3人続けて女性が外相を務めることになるが、

アジア系では初だ。そして、“ゲイ”としては

最高ランクの政治家になるだろう、と。


関西の番組でコメンテーターWが激怒した。

お笑い芸人が、男性か女性か分かりづらい人の

性別を確認するために免許証を見せてもらう

などしたことに対して、「人権感覚の欠如だ。

よくこんなもん放送できるね」と怒り心頭、

スタジオが静まりかえる事態になった…そうだ。

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80歳を過ぎ、“お迎え”が来る日も近いのだから

ややこしいことは次世代の人たちに任せよう…

そう思っているのにLGBTQがらみの情報には

敏感に反応してしまう。週末、目に留まった

二つの話は、書きかけの記事とリンクしていた。


どんな話かと言えば…。


東京レインボープライド2019。 430日、

代々木公園でそんな“フェス”が開かれ、翌日の

「ノンストップ」が時間を割いて伝えていた。


何度も書いているが、LGBTQについては

気安く書くことができない。意図がなくても

下手をすると“差別”だと非難されるからだ。

人種、政治や宗教も含めて、自分では一切の

差別意識はないと思って生きてきた。


言葉が通じないで、コミュニケーションが

まったく取れない人と一緒に過ごすのは

居心地が悪いが、そうでなければ、どんな

国の人とでも付き合えると思う。

政治や宗教について考えが異なる人でも、

それだけでは 差別はもちろん、相手を避ける

こともないだろう。しかし、ことLGBTQ

人たちについては微妙な違いがある。

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中学校のときに“それっぽい”同級生がいたが、

子供らしく からかうことはあったものの、

いじめたり差別したりすることなく過ごした。


高校・大学時代には、周囲に1人もいなかった。

社会人になって、後輩に1人、“らしき”男が

いたが、まったく問題なかった。

80年の生涯を通じて、女性の同性愛者には

出会ったことがない。…と思っている。


“性差別”については難しいことがたくさんある。

オーストラリアの“次期外相”の話はもし日本で

同じことが起きても、能力があればまったく

問題はないと思う。


厄介なのは“免許証”確認の件だ。動画を見た。

全体の流れの中でこの番組は同じスタンスで

ずっとやってきたのだと思えた。たしかに

ガチで激怒しているが、おそらく、過去にも

“激怒する”タイミングはあったのではないか?

なぜ、このタイミングで?なぜ、この件で?


公的機関が性別確認のために提示を求めたなら

大問題だが、あくまでお笑い芸人を起用した

コーナーの中だった。だから許せとは言わない。

しかし、そこまで怒るなら、自分の考え方を

ふだんからスタッフに分からせておくべきだ。

“人権感覚の欠如”は別の機会に使ったほうが

いいんじゃないかと思う。

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昨日、局アナらが謝罪した。「人権への配慮を

著しく欠いた不適切な放送をした」と。

哀れなのは“やらされた”藤崎マーケットだ。

彼らの人権は?…などとは言わないが、初めて

テレビに出たわけじゃないだろう。その場は

別の言い方で異を唱えておき、終わってから

制作者を叱ればよかったんだ。


ややこしい奴だと知られてしまったから、

私が言う“別の機会”があるかどうか微妙だ。

名前はたまに見てるから、テレビがその

程度のメディアだということは分かってると思うが。


ことほどさように、LGBTQについてはどんな

言動が差別になるかを正確に判断することは

きわめて難しい。かっこよく激怒して見せた

Wさんだって絶対の自信はある麻まい。

それ以前に、個々人のセクシュアリティが

必ずしも明らかにされているわけではないから

知らぬ間に差別していることもある。

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さまざまな“愛のカタチ”があっていいとは思う。

しかし、申し訳ないが、理解することは無理だ。

一人でいるところにナジャ・グランディーバや

ダイアナ・エクストラバガンザのような本格的

“ドラアグクイーン”が来たら、反射的に席を

立ってしまうかもしれない。嫌悪とか差別とか

ではなく、付き合い方が分からないからだ。


その意味では、この日「ノンストップ」で

紹介していたミッツ・マングローブの言葉に

心からほっとした。

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(セクシュアルマイノリティに対して)

生理的に無理だなって思うところは

無理にふたをする必要はないと

個人的には思っている。そこを

なんとか共存させることが

令和の時代の課題になってくるのかな。


そう、“無理”をすればどこかで摩擦が生まれる。

互いに無理することなく“住み分ける”知恵を

身につけたい。決して排除や差別しないように。


ついでだが…

いつからか“障がい者”と書くようになってる。

“外人→外国人”と同じ発想か。ま、いいけど、

そもそも、“障がい者”という言い方はどうか?

対する“健常者”と書くとき抵抗がある。


もっと困るのは、LGBTQの内容は複雑だし、

それに対して“普通に”異性を愛する人間を

何と呼べばいいのかがはっきりしない。

”正常”や“ノーマル”は差別につながるし、

“ヘテロセクシュアル”や“ストレート”では

高齢者や子供には理解されないだろう。


みんな、この問題については腰が引けてるね。

蛇足になるが、長くなったついでに

昨日発信したツイートを貼りつけておく。

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土曜日の「メレンゲ」見ていたが、

違和感はなかった。

フィギュアスケートの高橋大輔が

単純に「ザギトワの脚が

きれいだと思う」と言い、

顔を隠した写真から当てさせる

趣向だった。百歩譲って

今はそれもダメと言われれば

そうかもしれない。(


続)しかし、それを批判する

女性弁護士のツイートを見て、

どうやら番組を見ないで

批判ツイートをしたと思われる

蓮舫はどうなのか?

これもまた、たちが悪い、

あざといとさえ思うのだが。


# by toruiwa2010 | 2019-05-14 07:44 | 岩佐徹的考察 | Comments(0)


花って 香りがそれぞれ違うしねえ。

色も違うし。みんな、器量一杯

咲いてくれるから可愛いよう


おじいさんも遠くに行っちまった。

どこまで行ったんだか


なんとなくなあ、さびしくも

恐ろしくもないんだけど、

つい涙もろくなっちゃった

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…仕事の厳しさをサバサバと語り、畑を荒らす

イノシシに対しても 腹を立てるのではなく、

えさを奪った人間の“身勝手さ”を静かに叱る。

“構える”わけでもなく、いいことを言おうと、

言葉を選ぶわけでもない。淡々とつむぎ出す

彼女の言葉のひとつひとつが胸を打つ。

まさに、“秩父の語り部”だ。


先週末は「すばらしい番組を再放送してくれて

ありがとう」と、めずらしくNHKに感謝した。

DVDに焼いてあるから私は別にぃ…だけど

地味だから見落としている人は多いはずだ。

この機会に、新たに何千人…いや何万人かが、

感動することになればいいと思ったのだ。


秩父山中で暮らす農家の主婦、ムツさんの

日常を切り取ったドキュメンタリーだ。

なんとも言えず、穏やかな表情が魅力的だ。

顔中に刻まれた深いしわがどれだけ豊かな

人生だったかを物語っている。


苦労がなかったと言えばウソになるだろう。

しかし、彼女の顔を見ると、やましいこと、

後ろめたいことを何ひとつせずに、満ち足りた

凛とした人生を送った人に違いないと、容易に

想像できる。そこがすごい。

誰にも恥じることのない堂々たる人生…

こんな一生を送りたいものだと思わされる。


まるで、働かないことは罪と言わんばかりに

すっかり腰が曲がった小さな体をひとときも

休めることなく、せっせと仕事に精を出す

ムツさんを見ていると“神々しさ”を感じる。

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埼玉県秩父市吉田 太田部 楢尾。

かつては急な斜面いっぱいに段々畑が広がって

いたそうだが、過疎化が進んで人が減り、

耕す人もわずかになった山あいの集落だ。

ムツさんは使わなくなった畑に花を植えて

“山に返そう”と、夫の公一さんとともに、

10数年をかけて1万本以上の木を植えてきた。


これまで世話になった感謝の気持ちをこめ、

通りすがりの人が喜んでくれれば、こんなに

うれしいことはないと言って。

この番組を初めて見たのは200712月だが、

そのときの“幸福感”は今でも鮮明に残っている。

“心を洗われた”気がした。


ムツさんについては当ブログに何度か書いた。

書かずにいられないお人なのだ。ハハハ。

10年前に世を去っているが、彼女の言葉を

中心に作られたこの作品は“人の幸せ”について

淡々と語りかけるドキュメンタリーの“傑作”だ。

少なくとも、人の心を打つ点において。


土曜日の夕方、ムツさんが住んだ集落の現在を

含めて、全体を1時間半にまとめた“最終章”が

放送された。“現在”が多すぎたなあ。あれでは

初めて見た人には“ムツさん像”が伝わらない。

最後だと思えば、余計に残念だ。

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ただし、おかげで、彼女が逝って10年になる

この春も、集落を訪れる人が大勢いたことが

分かってよかった。番組を見て感動した人が

ムツさんと夫が残した花々を見に来たのだ。

どこかで、嬉しそうに笑っているムツさんの

“福々しい”顔が目に浮かんだ。


*シリーズには「ムツばあさんの花物語」

「秩父山中 花のあとさき」「秩父山中 

ムツばあさんのいない春」の3本ある。

mwん、再放送の予定はないようだ。

NHKオンデマンドを検索してみたが、

先日、放送したものしかないようだ。



# by toruiwa2010 | 2019-05-13 04:31 | blog | Comments(0)