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岩佐徹のOFF-MIKE

toruiwa.exblog.jp

実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc


マイ・ブックショップ 85


いつも雲が低く垂れこめる 海に臨む小さな町。

ここで暮らすフローレンス・グリーン(エミリー・

モーティマー)は未亡人だ。夫が死んで16年になる。

寂しいのは事実だが、結婚が幸せに満ちていたせいで、

彼女の明るい性格は少しも変わらず、常に前向きだ。


最近のフローレンスは張り切っている。長い間の夢が

現実のものになりそうだったからだ。町の一角にある

廃屋を買い取り、リフォームして本屋を開くのだ。

店名はTheOld House Bookshopと決めた。

銀行は協力的ではなかったが、周囲の力を借りて

準備は着々と進み、待望のオープンが迫っていた。


町の有力者ガマート夫人から思わぬ横やりが入った。

「あの建物は私も狙っていた。芸術センターにしたい。

本屋はほかでもやれるでしょ」だった…

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妨害にもひるむことなく フローレンスがオープンした

小さなブックショップのたたずまいがいいです。こんな

本屋があったら、週に何度か通うことでしょう。

特に、フローレンスが対応してくれたりしたら。

ハハハ。


町のはずれの瀟洒なお屋敷に引きこもっていた老紳士の

応援もあってフローレンスの店は繁盛します。しかし、

この映画はハッピーエンドにはなりません。いや、

別の角度から見ればこれでよかった…と思えるかも

しれませんね。何が“ハッピー”か、ということですが。


1950年代の終わりの話ですが、当時のヨーロッパに

これほど“古い町”があったのかと驚きます。

関連があるかどうかわかりませんが、映画の舞台が

意味を持っているかもしれません。イギリスですが、

本島に寄り添うように横たわるアイルランド島の

北に位置する北アイルランドのさらに北の端にある

小さな町です。


フローレンスが大量に仕入れた本、「ロリータ」が

懐かしいです。1955年にロシアで発行され、世界中で

たいへん話題になった本です。私は読んでいませんが、

“少女愛”の男を描いた小説です。今もときどき使われる

“ロリコン”という言葉がこの本から生まれたことなど

若い人は知らないでしょうね。


腐ったトマトの評価は悪いです。アメリカ人が

好きなタイプの映画じゃないから無理もないでしょう。

彼らは近未来物のドンパチやる映画が好きなんだから

この映画の良さなど伝わるはずがありません。


参考(RottenTomatoes)

原題:The Bookshop

Tomatometer55

観客スコア:51



家族のレシピ 75


のどかな田園風景が広がる高崎郊外の田舎町。

田んぼの中を走る電車は2両連結、単線だ。

流行っている小さなラーメン屋があった。昼どきには

行別ができるほどだった。調理場に三人の男がいた。

店主の山本和男(伊原剛志)と弟の明男(別所哲也)

そして 和男の息子の真人(まさと:斎藤工)だ。


和男は口数の少ない男だった。夕方の客が一段落すると

エプロンを外し、何も言わずに店を出て行く。

4軒先のバーに入り、奥のスツールに腰を下ろすと、

切子細工のお銚子とグラスで冷酒が彼の前に出て来た。


その和男が急死した。“出勤”してきた明男と真人が

調理場で倒れているのを見つけて病院に搬送したが、

あっけなく息を引き取った。

葬儀のあと父のわずかな遺品を整理していた真人は

自分が幼かったころの写真や母の日記などを見つけた。

そして、母の弟からの一通のエアメイル…

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真人の母親は和男が若いころ暮らしたシンガポールで

結婚した現地の女性でした。10歳のときに病死した

彼女を真人はほとんど知りません。手紙を頼りに、彼は

シンガポールに行き、現地在住のフードブロガー、

美樹(松田聖子)の助けを借りて母の弟を探します。


あまり宣伝もされていない作品です。出かけたのは

こういう小品にときどき佳作があるので 見落として

後悔したくないからだし、斎藤工が好きだからです。

ハハハ。


結果は…“見なくてもよかったかなあ”の75点でした。

父と子の関係、母とその家族の関係、シンガポールと

日本の関係、そして、バクテー(料理名)へのこだわり。

欲張りすぎて、すべてが中途半端な描き方になった

印象が否めません。特に、戦争中の日本兵の“蛮行”の

エピソードが唐突過ぎて違和感がありました。


松田聖子がいい感じでした。

各映画サイトの評価がこんなに↓高いことにかなり

びっくりです。特にぴあは先日まで95点でした。

出口で聞かれるやつでしょうが、“与えすぎ”です。


映画サイトの評価

映画.com 3.5

Yahoo映画 3.44

Filmarks 3.4

ぴあ映画生活 85


# by toruiwa2010 | 2019-03-22 06:21 | 映画が好き | Comments(0)


一度グラウンドに送り出した選手を、

一拍おいてベンチに呼び戻す…MLBでは

ときどき見られる光景だ。こうすれば、

守備位置からベンチに帰る選手に観客は

拍手・歓声を贈って感謝の意を伝えられる。


もちろん、その選手が観客から拍手を

もらうに値すると球団が認めた場合だ。

イチローは彼らの開幕戦で何かをした

わけではないが、球団は、2001年から

貢献してくれたイチローへの気持ちを

この形で表したかったのだろう。きっと、

日本に向かう前から考えていたことだ。

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オープン戦でもがいていたし、巨人との

2試合、この日の打席…ど素人が見ても

バットの芯がボールをとらえるイメージが

浮かばないバッティングだった。首脳陣の

目にはもっとはっきり“現実”が写っていた。


相手ベンチも立ち上がって拍手を贈った。

一選手が途中で交代するシーンとしては

異例だしある意味 異常だ。つまりこれは

マリナーズからA’s側に何らかの情報が

伝わっていたのだ。これが最後だと…。


だとすると、今日の“演出”が難しいなあ。

少なくとも先発はさせないんだ。たぶん、

出番もない。出せば 相手にそれなりの

対応を迫ることになるもの。


試合終了後にイチローをグラウンドに

出してファンに挨拶をさせる…そんな

ところではないか。


ところで、日本は上を下への大騒ぎだが、

マリナーズの地元はどうだろう。試合が

始まる午後7時は午前3時だ。日テレの

都合に合わせているからこうなるのだが、

その時間に“イチローの最後”を見ようと

どれほどの人が起きているだろう?


# by toruiwa2010 | 2019-03-21 08:25 | メジャー&野球全般 | Comments(2)


昨日は富士山に“会いに”行ってきた。

暖かくなってきたので、関節の具合が

いい状態を見られるのはあと少し…と

思ったので、天気図をにらんでいた。


基本的に“行く”と決め、最終的には

朝、現地のライブカメラを見てから…

と考えていた。起きてすぐにパソコンを

見ると文句のない画像が出てきた。


820分に家を出た。

新横浜、小田原…かなり裾の方まで

雪が残っているのが分かった。

1034分、新富士着、タクシーで

“行きつけ”の岩本山公園近くの茶畑へ。

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ここに来るのは6回目ぐらいになる。

茶畑越しの景色が好きだ。

真南になるのでだいぶ雪がとけているが

まだまだ美しい。

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駅に戻る途中からも一枚。


時間が余ったので浜松に行った。

駅前の“八百徳”でうな重を食べる。

ぜいたくだけど、ちゃんと勉強し、

ちゃんと働き、80年 生きてきた。

たまのプチセレブ旅は許されたし。

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帰宅は4時ちょうど。


# by toruiwa2010 | 2019-03-21 06:55 | 旅に出る食べに行く | Comments(0)


“テレビっ子”だから家にいると必ずテレビが

ついている。“ながら見”をしているときでも

脳が、耳が反応してミスに気づいてしまう。

厄介な体だと思うが、“為になる”話や思わず

うなずくような話に出会えるから嬉しい。


貴景勝のインタビュー(ameba tv)


(勝った負けたで一喜一憂しない

理由を聞かれたのだと思う)


自分にとってよくないことが

起きたときに精神の成長ができると

思うようにしている。そうすると

ちょっと頑張れるというか、ここで

乗り越えたらまた一段階いけるんだと

思うようにしている。

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自分の性格をよく知るようにしている。

人によって違う。勝ったときは嬉しい、

負けたときは悔しい。それが明日の

活力になる人もいる。自分はこういう

スタイルでやるのが一番合ってると

思うからこうしている。

全然ストイックじゃない。


22歳の力士…昭和50年代ごろまで人前では

ほとんどしゃべらなかったものだ。今は違う。

中でも貴景勝はインタビュールーム以外では

かなりいろいろしゃべる。理路整然と。

この精神力は大関取りにプラスだね。


談志の気持ち、分かるなあ


フジテレビ 日曜昼の「なりゆき街道旅」は

毎週 欠かさず見ている面白い散歩番組だ。

“引率者”ハライチ澤部の起用が成功している。

丸っこい見た目と、初対面のゲストでも温かく

包み込んでしまう持って生まれた“人間力”が

2時間の長丁場を少しも飽きさせない。

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先週はゲストの立川志らくと川上麻衣子に

準レギュラーのコカドケンタロー(ロッチ)

4人で築地界隈を歩いていた。雨が降っていて

寒そうだったし、大勢の人が行きかう中での

ロケはやりにくかったはずだが、ちゃんと

楽しくまとまっていた。


川上が一度だけ談志に会ったときの話をした。

銀座の超有名なクラブで談志、中村勘三郎、

志村けん、上島竜平という顔ぶれが揃った。

芸の話になったと聞いた澤部とコカドが口を

揃えて「その場にいたかったなあ」と言った。

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志らくが引き取って、「それが大事だ」と、

師匠・談志のエピソードを語り始めた


ある番組の打ち上げで、談志、ビートたけし、

上岡龍太郎、石原慎太郎と言った顔ぶれが

雑談していた。電車がなくなると言って帰る

弟子がいた。「帰っていいよ」と言ったものの

談志にはそれが信じられないと嘆いたという。

「電車がなくなろうが、このメンバが飲んで

話すことが芸人として聞きたくない!

その時点で芸に向ていない」と。


そりゃそうだ。なんなら、私だってその場に

居合わせたかったもの。ハハハ。


ピエール瀧 余聞


余韻がおさまらない。

引っかかる発言があるなあ。


能町みね子(ラジオで)


私は個人的にはちょこっと謹慎して

復帰すればいいんじゃない?

くらいに思っていて・・・。


呆れた。

いくらなんでも、その言い方はないだろう。

本気でそう考えているなら、頭がおかしい。


北野武(テレビで)


おととい、ロケに行って現場で

「どーもピエール瀧です」って

言ったら(スタッフが)

全員引いちゃった。(中略)ギャグが

分からない奴はしょうがないね。

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遠い昔、ワイドショー「3時のあなた」に

出たとき、父親の死を漫才のネタにして、

その日のゲスト近江俊郎を激怒させたのを

スタジオで目撃している。だから、TPO

わきまえない、この程度の低レベルな

ギャグには驚かないが、それが受けなかった

ことを他人のせいにしているこの男の傲慢さに

それこそ、“しょうがないね”と思った。


浜田理央記者(ハフポスト)


先日 紹介した坂本龍一について書いた記事が

ネットに出ていた。ダブるけど再録する。


電気グルーヴの音楽が売られて

困る人がいるのか?

ドラッグを使用した人間が作った

音楽は聴きたくないという人は、

ただ聴かなければいい」と見解を

述べた上で、「音楽に罪はない」と

語気を強めた。(日本版)


… “語気を強めた”はダメだ。

音楽に罪はないも坂本のツイッターにある

フレーズだが、あくまで、文字だ。どこにも

“語気を強めた”形跡はない。twitter上の発言と

断っているのに面白くしようと“脚色”している。


この記者は、全米オープン優勝後に帰国した

大坂なおみの会見でも“めんどくさい”質問で

チャンピオンを悩ませていた。

https://goo.gl/r5Cta4


# by toruiwa2010 | 2019-03-20 07:08 | 岩佐徹的考察 | Comments(0)


・・・つづき


日本メディアの変化


マリナーズ時代のイチローについて“批判的な”ことを

日本のメディアは一貫して書かなかったが、少しずつ

変化を見せ始めた。20108月下旬の朝日新聞。

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イチローが2打席連続の本塁打を放った。(中略)

いずれも甘い球を見逃さず、バットに乗せるように

ボールを飛ばした。1,2本目の手ごたえを問われると、

イチローはそっけなく言った。

「ああ、そういう浅い話でいいんだ。だったら簡単。

ぜんぜん違うよ」 (中略)

右中間が極端に狭いヤンキースタジアムならではの

連続本塁打に、イチローは「普段なら入らない

打球なのに、入ってしまうんだから。

ここはいい球場だよね」と淡々と語った。

(ニューヨーク=村上尚史)



書き方に感情が出ている。

「」の前半を省いた読売新聞はこう書いている。

「普段なら入らないのが入る。いい球場だね」

記者の“立ち位置”に微妙な違いを感じた。

おそらく、朝日の記者の書き方がイチローの発言に

“より近い”ものだと思う。


取材する側とされる側には、一定の信頼関係がある。

“オフレコ”と言われたら書かないのはもちろん、両者が

良好な関係にあるときは、タメ口で話したコメントも

少し丁寧な言い方に改めて書いたりするはずだ。

まして「ああ、そういう浅い話でいいんだ」はこまかい

ニュアンスが分からないが、愉快な“物言い”ではない。

言ったのが事実だとしても普通、こうは書かないだろう。

スポーツ紙は分からないが、読売が省略したこの部分を

朝日が書いていることに興味を持った。

この記者は、かねてからイチローの発言・対応に不満を

持っていたのではないか?


イチローを持ち上げるのに巻き込まれて無用の非難を

浴びた元大リーガーもいる。MLBの最多安打記録を持つ

ピート・ローズだ。イチローが10年連続200安打を

達成したとき、日本の新聞の取材を受けている。



"The guy has to be the luckiest guy in the history

of the world to get that many infield hits!"


…そう言ったらしい。

「そんなにたくさんの内野安打が打てるなんて、彼は

世界一ラッキーなやつに違いない」…というところか。

偉大な記録に対して“ラッキー”と言うなんて…と非難が

殺到した。記事を読めば「全体の27,8%が内野安打だと

いうことを知ってるか?」と聞かれて答えたものだ。

私には、そんな速い脚を持って生まれて来たイチローは

しあわせな奴だ…と言っているように聞こえたが。


当然 無視された進言


それはともかく、10年目のイチローは彼にしては苦しい

シーズンだったかもしれない。安打数の伸びが鈍かった。

7月末にこのブログで「10年連続200安打を達成しても

しなくても、大きな区切りなんだから、ビッグクラブに

移ってチャンピオン・リングを獲りにいたらどうだ」と

進言した。 メジャーで3000安打が視界に入ってる

だろうから言ったって無理だろうなあと思いつつ。

ただし、ワールドシリーズでイチローを見たい…は

偽りない気持ちだった。


もちろん、イチローは動かなかった。マリナーズは

よほど居心地がいいのだろう。“200安打マスト”の

イチローにとってはプレーしやすいのかもしれない。

そのころも、折に触れて私は彼を批判している。


2012.06.24のツイート

“事件”だ。

イチローがフォアボールを選んだ。敬遠ではない

フォアボールはトップに戻ってから初めて、

3番時代の57日以来41試合ぶりだ。

“見事な”記録だが、誰も言わない。

2盗に成功し、続いて狙った3盗は失敗した。

ノーアウトで!それについても誰も言わない。


…私の目には「勝手に野球をやっている」と映ったのだ。

私だけならいい。首脳陣や同僚たちにも「走ってほしい

ときに走らず、走らなくていいときに走る」と見えたら

ますます、ヤバイことになるんじゃないの、と思った。


数日前の地元紙、2紙に似た論調の記事が出ていた。

“事情通”に聞くと、レベルの高い記者ではないようだが、

気になった。

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イチローをどうする?(Seattle Post)


マリナーズは将来を目指して試合をしている。

次に優勝を争うチームになったとき、しかるべき役割を

担ってくれると思える若手を見つけようとしている。

30歳以下で将来性のある選手が何人かいるのだから、

チームは今シーズン最後の3ヶ月間、イチローをどう

起用するかを決めるべきだ。7月のどこかで、残りの

2ヶ月間、彼にどれぐらいプレーさせるか決めなければ

ならないだろう。


イチローは“10&5”の権利を持っているから同意なしに

トレードはできない。同意があっても“オーナー”が

ウンと言わなければGMは実行に移せないと思うが。

関係者と話し合いを始めるのがいいのではないか。

マリナーズで“パートタイマー”になることを避けて、

シーズンの終盤を優勝争いするチームでプレーしたいと

彼が言えばそれは誰にとってもいい結論だろう。

今のイチローは“everyday player”(常時出場する選手)

ではない。少なくともマリナーズでは。

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再建中のチームの中でイチローも同等に

扱われるべきときが来た(Seattle Times)


イチローが先発を外れた日、代わってライトに入った

キャスパー・ウエルズはランナーを1塁において

2ベースヒットを放ち打点を挙げた。前任者が久しく

やれなかったことだ。1試合では何も言えない。

ただし、球団はウエルズに何ができるかを証明させる

チャンスをもう少し与えるべきだろう。イチローを週に

2試合休ませてライトにウエルズを起用する手もある。


ウエッジ監督であれ誰であれ、野球にかかわっている

者なら、シーズンを通して得点圏打率が282厘の

選手をトップに据えることが勝ち星を増やす策だとは

考えないものだ。勝ちたいのなら、今すぐにイチローの

打順を7番以下に下げ、毎日プレーさせることをやめる

べきだ。パワーもなく、この1年半の出塁率が3割を

前後しているイチローの契約を延長するのなら、この

“再建”の本質とは何なのか?


目の前で起きていることに目をつぶって同じことをして

いたら、ひどいことになる。イチローをほかの選手と

同じように扱うようにしようじゃないか。


…かなり手厳しい。2人ともイチローの実績を認めた

上で書いていたが、厳しいと思える部分だけを“抜粋”

していることと、私の“貧しい”英語力をお忘れなく。

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明らかなことが2点ある。


イチローの衰えは隠しようがないこと。

チームはすでに将来に向けて再建を始めていること。



地元紙にこういう記事が出た。黄色信号が灯ったのだ。

このときも、私は書いている。


悪いことは言わない。最下位が常連のチームで

“パートタイマー”になる屈辱を味わう前に、

優勝争いができるチームに移ることを勧める。

来年などと言わず、シーズン途中からでもいいから。


遅かった“脱マリナーズ”


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ヤンキースへの“電撃”トレードが成立したのはそれから

ほぼ1ヶ月後のことだ。 →https://goo.gl/T6LYiu


日本の野球ファンにとってはビッグニュースだったが、

結果的に”toolate”だった。あれから6シーズン以上が

過ぎたが、このときマリナーズに移った二人の若手も

結果を出せていない。

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イチローにピンストライプはよく似合った。しかし、

ときに“さすが”というプレーを見せたものの、ピークは

すでに過ぎていた。2年半でマーリンズに移り、3年後、

古巣・マリナーズに戻った。


そして、明日からの2試合でイチローの現役生活に

ピリオドが打たれる。アメリカでのオープン戦は

残っているが、公式戦については引退は間違いない。

誰にだってこの日は来る。胸を張って日本のファンに

  別れを告げればいい。  


巨人との2試合を見たが、結果が出ていなかった。

日本人投手のボールが遅いとか速いとかではなく、

イチローのHEC(hand eye coordination)が

衰えているのだと見る。つまり、目でみたものを

脳が判断して腕に指令する…sの関連性がうまく

行かなくなっているのだ。40歳ごろから明白だった。

プレーのあらゆる面で"速さ"を生命としてきた

イチローにとっては致命的だと思う。さすがに本人も

 "覚悟"ができているのではないか。



(完)


# by toruiwa2010 | 2019-03-19 06:32 | メジャー&野球全般 | Comments(4)


音楽家・坂本龍一がツイッターで苦言を呈している。

ピエール瀧がコカイン使用疑惑で逮捕された結果、

彼が所属する“電気グルーヴ”のCD・音源が回収され、

出荷・配信停止となっている件についてだ。

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なんのための自粛ですか?

電グルの音楽が売られていて

困る人がいますか?

ドラッグを使用した人間の作った

音楽は聴きたくないという人は、

ただ聴かなければいいだけなんだから。

音楽に罪はない。


劇作家&演出家・鴻上尚史もピエール瀧が出演する

ドラマの放送や映画の公開が危ぶまれていることに

ツイッターでクレームをつけている。

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出演者の不祥事によって、過去作品が

封印されるなんて風習は誰の得にも

ならないし、(中略)

ここは制作者は踏ん張って、作品と

1人の俳優はイコールではないと

持ちこたえないと、この国の文化は

悲惨なことになってしまう。


どちらのコメントも正論だ。残念なのは影響力がある

こういう人たちの声をあげるタイミングが遅いことだ。


過去にも、芸能人が薬物疑惑で逮捕されたことはある。

少し検索しただけで 酒井法子、高知東生、清原和博、

ASKA、井上陽水、長渕剛、槇原敬之、赤坂晃…と

枚挙にいとまがない。しかし、今回のように、

「作品はいいんじゃないの」という考え方がメディアで

示されたことはほとんどなかったと記憶する。


今回は情報系の番組でも同様の意見がよく聞かれる。

なぜか、彼を“さん”付けで呼ぶ人までかなりいる。

過去には”律儀”なぐらい“…容疑者”と呼んでいたのに。

瀧と過去の有名人にどんな違いがあるのか不明だ。


いや、“それはよくない”と言ってるわけじゃない。

私は前から坂本や鴻上と同じことを言ってるもの。

20147月に歌手・ASKAが保釈されたとき、

このブログにこう書いている。


麻薬はやっちゃいけないでしょう。

反社会的行為だし、与える影響も

大きいのは確かです。

犯した罪は厳罰に値します。


しかし、だからと言って、

“健常”なときに作った楽曲の

すべてを否定するのはどうなんだろう…と

考えてしまいます。

彼の人生すべてを“なかったこと”にする

必要があるのでしょうか。

誰のために?


関連企業にすると、こうしなければ、

“甘い”と非難されるのではないかという

怖さもあるのでしょうが、

過剰反応だと思います。


彼らが世に送り出した楽曲の中には

日本の音楽史に残る名曲もあるのだし、

関係者も世間も、もう少し冷静に

対応すべきではないでしょうかね。

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ASKAの曲はテレビもラジオもまだ大っぴらには

電波に乗せない。執行猶予期間も終わっているのに、

どこかで誰かが”自粛”してるんだ。無意味だし情ない!


薬物に手を染めた個人と作品はあくまで別個のものだ。

そんな簡単な理屈がこれまでは受け入れられなかった。

見る側、聴く側に選択権がない電波媒体は難しいかも

しれないが、、映画やCDまで“禁じる”理由はなんだ?


それともなにか?ダヴィンチやモーツアルトでは

もはや検証もできないだろうが、ビートルズの

メンバーやバンクシーが犯罪にかかわったら

彼らがこれまでに遺した傑作たちも我々の目や耳に

触れなくなってしまうのかい?


…と基本的には思う。しかし、土曜日に「いだてん」の

“逮捕”前の回の再放送があると聞き、どんな編集を

するのかと、10日の放送をビデオで見ると、やはり、

足袋屋に扮した瀧が登場するシーンは今は生々しくて

“違和感”が否定できなかった。(再放送ではカット)

脳で考えることと“皮膚感覚は違うことが分かる。


しかも、いかにもピエールらしく20代からの使用を

あっけらかんと認めているという。事実ならまずい。

使用歴が20年以上…ということになる。

“逮捕”は初めてだが、“常習”だったと疑われる。

法律も“初犯”には甘いし、今回、“優しさ”を見せる

著名人やメディアの態度も今日からは微妙な変化が

出てくるのではないか。好きな男だったから気になる。


# by toruiwa2010 | 2019-03-18 07:06 | 岩佐徹的考察 | Comments(0)


・・・つづき


“わがままなプレーも?


2009年、WBCで体調を崩し、彼自身の開幕が遅れた。

MLBに行って初めてのDL入りを経験した。本人は

大丈夫だと言っていたようだが、球団が認めなかった。

”ピンチ”だった。

このころには 開幕前に200安打が目標だと公言し、

達成したあとは、「近づくにつれて、いかにナーバスに

なったか」を語っていた。序盤の8試合を欠場したのは

200安打を狙うイチローにはかなりの“ハンデ”だ。


5月上旬のアスレチックス戦でこんな場面があった。

延長に入り 3点差を1点差まで追い上げ、更に得点圏に

ランナーをおいてイチローがバッターボックスに立った。

1塁は空いていた。ストレートのボール三つで3-0

なったとき解説が「さあ、ここで、イチローがきわどい

ボールを見きわめられるかどうかですねえ」と言った。


いいことを言うなと思って見ていると、イチローは次の、

“見送ればボール”という高めの球にバットを出した。

さいわい、ファウルになった。

「これなんですよ。フォアボールでは出たくない。(中略)

なんとか、ファンにいいバッティングを見せたい…と

思うタイプなんですよ」


結果的に、フルカウントからヒットを放って同点にし、

2イニング後マリナーズがサヨナラ勝ちした。この場合、

3-0からボール球に手を出したことは、どこも伝えない。

二つ目のコメントの前半は、これまで、NHKの解説者が

言わなかったことだ。まるで、「イチローがやることに

間違いはない」と言わんばかりに、彼らはイチローの

プレーに批判がましいコメントをしない。少なくとも、

私は聞いた記憶がない。


惜しまれるのは、せっかくいいことを言ったのに後半で

余計なコメントを加えてしまったことだ。ハハハ。

イチローに求められているのは、チームが“勝つための”

バッティング…、このケースではボール球を見送って

塁に出ることだ。決して“いいバッティングを見せる”

ことではない。マリナーズの勝ち負けよりイチローの

打撃を見たい、などと愚かなことを言うのは 観光中に

観戦に訪れる日本人ぐらいのものだ。


地元で聞こえ始めた雑音


そんなイチローに地元からも雑音が聞こえはじめる。

“出遅れ”の焦りからか、どんどん打ちに行ったから

4月の14試合で得た四球はわずか1個、それも敬遠!

それも最後の14試合目で得たものだ!!

だから、もともと、打率の割に出塁率が低い選手だが、

この月の数字を見ると13試合目までの打率は.310

そして、出塁率も.310だった!!


1番バッターの役割を考えたら、“べらぼー”な数字だ。

日本のメディア、NHKの解説者などがその事実に

触れたことは一度もない…はずだ。


イチローは、“なんとしてもヒットがほしい”のだ。

彼ほどの選球眼があったらボール球に手を出さないのは

それほど難しいことではないはずだが、「フォアボールで

歩いたら、ヒット数が増えない」と考えているとしか

思えないバッティングを見せることがしばしばだ。

こんな1番バッターはどこを探してもいないだろう。

おかしなことだし、マスコミがそれを指摘しないのは

もっとおかしなことだ。そして、岩佐徹が“孤軍奮闘”

しなければいけないのはもっともっとおかしなことだ。

ハハハ。

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そうは言っても、10年連続200安打、10年連続3割、

10年連続オールスター&ゴールドグラブは見事だ。

4年目には史上最多となる262安打を打ち、9年目には

MLB2000本安打を達成した。偉業と言っていい。


しかし、ずば抜けているのは守備能力だと、私はずっと

思い続けている。スピードを生かした守備範囲の広さも

素晴らしいが、糸を引くような正確な送球の見事さは

MLBの歴史の中でも“屈指”のものだ。肩の強さだけなら、

彼を上回る選手がいるだろうが、正確さと合わせれば、

彼以上の選手はなかなか思い浮かばない。


…つまり、彼がメジャーでも“最高ランク”の選手である

ことに疑問の余地は“これっぱかり”もない。

“技術”と“能力”に関しては、だけど。ハハハ。

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2009年秋、地元紙のフォーラムに立てられたスレッドだ。

「イチローをトレードしろ」…

「自分勝手だからオフにはトレードしてほしい」という

呼びかけに400件のレスポンスがあったが、さすがに

同意しているのは少なくて、大多数の人が イチローの

残した数字を挙げて反論していた。


天邪鬼の私はファンが言う“数字”にも異論がある。

「バッティングより守備を評価する」と書いた。

いくつか、日本ではあまり報道されない事実(数字)

挙げておきたい。


彼が放った3089安打の23%(713本)が内野安打だと

いうことを指摘する人は少ない。意味がないからか?

そんなことはなかろう。なぜなら、彼が打つヒットの

数こそが「イチローはバッターとして偉大だ」とする

人たちの最大の根拠になっているのだから。


ちなみに、殿堂に入っている俊足好打のリッキー・

ヘンダーソン(史上最多の1406盗塁)は、記録が残る

1988-2003年の16シーズンで245本しかない。

左投げなのに右打ち”だったことが大きな理由だろう。


マニア(本人も?)が言う“内野安打も技術のうち”は

“無理矢理感”があって私は認めない。断固として。

“普通の”ゴロ、あるいは“当たりそこね”のゴロが安打に

なるのは、単に足が速いからだ。ハハハ。

内野安打の中には、送球をあせる野手が打球をはじいた

ものもかなりある。これは“技術”とは関係がない。


メジャーでは地元紙の記者が公式記録員をしているため

雰囲気に流されて判定してしまう傾向がある。

“偉大な打者”、“打撃術最高”と呼ぶには、文句なしの

ヒットがもっと多くないとなあ、と思い続けた。

イチロー・マニアや我がスポーツ・マスコミがヒットの

数だけで彼を“神”のように称えることへの反発だ。

ハハハ。


スポーツ紙はしょうがないけど、一般紙にはしっかり

してほしい。2000安打達成の翌日の朝日を読んで笑った。


「ワンバウンドの球さえヒットにできる」と、

巧みなバットコントロールに敬意が払われている。


彼が、“投球を正確に見きわめ、バウンドしてはずんだ

ところにバットを合わせてヒットにした”のならば、

好きなだけ褒めればいい。しかし、実際は“低めの投球に

合わせようとしたら、思った以上にボールが沈んだため

コンタクトに失敗したが、振り出したバットに投球が

たまたま当たってヒットになった”だけじゃないか?

違うか?


私が嫌いなのは、イチローのやることをすべて“賞賛”に

結びつけたがる、メディアのこのものの言い方なのさ。


200安打への強いこだわり


私が最も危惧していたのはチーム内の反応だった。

開幕時から“200安打を意識しているのがあからさまな

彼を快く思わないチーム・メイトもいるはずだからだ。

ボール球に手を出すこと以外にも 自分勝手な判断での

プレーが目についた。


マリナーズのロッカーで「あの野郎ぶん殴ってやる」と

息巻く選手がいたと伝えられたのが何年ごろだったか、

もう思い出せない。ま、どっちにしても事実かどうか

はっきりしない話だから、ここには書けない。しかし、

当ブログで古い記事を検索すると20099月に私は

こんなことを書いている。


<<<815日のbox scoreCS-Suzuki (8, 3rd base)

あります。CScaught stealing、つまり、盗塁死()

今シーズン8個目と表示されています。このままだと、

5年ぶりに二桁になるかもしれません。自慢の脚力、

盗塁のカンが鈍り始めたのでしょうか?


しかし、問題は、そのことではありません。

場面は4-2とリードされた7回裏、21-2塁で打者は

5番のブラニアン、カウントは0-2でした。そして、

記録に書いてある通り、サードでアウトになっています。

野球のセオリーは、“第3アウトをサードで取られては

いけないと教えていますけどね。>>>


例のスレッドでイチローをトレードしろと訴えた男も

“わがまま”の一例としてこのプレーを挙げていた。

ボーンヘッドだから、ファンが怒るのも当然だ。

2アウトでイチローの足なら、ワンヒットでらくに

ホームに帰ってこられるのだから、リスクをおかす

必要はなく、監督も納得していなかったのだ。


イチローは「2,3塁にしてワンヒットで同点にできる

状況を作りたかった」と説明したそうだ。1塁走者の

ロペスも走って、ともにセーフになれば、の話だね。

そして、それを考えるのは君の仕事じゃないよ。ハハハ。

どちらにしても、この失敗はマリナーズの勢いを止め、

試合は5-2で敗れた。


日本メディアが伝えた彼の言葉で一番好きじゃないのは、

「自分が打てなくてもチームが勝てば嬉しい、という

気持にはなれない」だ。まさに“ジコチュウ”だ。そんな

気持ちならメジャーでプレーすんなと言ってやりたい。


2000安打達成のとき、ベース上からベンチの選手全員が

拍手しているのが見えたそうだ。「嬉しいよね、チーム

メイトのそういう反応も」と話している。その談話を

読んだときに思った。


それだよ。君に足りないのはその気持ちだよ。


つづく・・・


*都合により、最終回は

明後日、火曜日になります。


# by toruiwa2010 | 2019-03-17 06:36 | メジャー&野球全般 | Comments(0)

火曜日に高尾梅郷に行った。

東京にこんなところがあるとは

まったく知らなかった。

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ウグイスが一羽だけ啼いていた。

まだ幼い啼き方だった。

久しぶりに10㌔近く歩いて

かなり疲れた。



# by toruiwa2010 | 2019-03-16 13:52 | 旅に出る食べに行く | Comments(0)


イチローこと鈴木一朗、元日本プロ野球選手で現在は

MLB シアトル・マリナーズ“所属”の野球選手。

日本だけでなくメジャーでも結果を出した偉大な選手だ。

資格を得たその年に、日本でもアメリカでも 間違いなく

野球の殿堂に入る選手だ。

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当ブログでは数えきれないほど彼について書いている。

彼のファンからは“ディスってる”“アンチ・イチロー”と

ブーイングを浴びる。ただし、批判的な記事が多いのは

事実として、褒めるところは褒めているつもりだ。


開幕戦を日本で開催するマリナーズのメンバーとして

きのう“来日”した。オープン戦の出来が悪いようだが、

どこかに力が入っているのだろう。日本メディアも

今日から きっと、あちこちに力が入るはずだ。

ハハハ。


去年の序盤 ロースターから外したとき、マリナーズは

“引退”とせず、“会長付特別補佐”という肩書を与えて、

組織の中に残した。日本での2試合で花道を飾らせよう

という親心だった。あるいは、最後の一儲けを考えた。

25人枠から外したのは彼が衰えたと判断したからだし、

「今シーズン、再びユニフォームを着ることはない」と

明言したのもそういうことだ。(規約的にもダメだが)


日本での2試合はロースターが28(ベンチ入りは

あくまで25人だが)になり、イチローはベンチ入りが

約束されているようだ。チームは「プレーさせる」と

言っているだけのようだから、先発できるかどうかは

保証の限りではない。どちらにしても、アメリカでの

本格的な開幕からは登録が25人になるからイチローが

残る可能性は限りなくゼロに近い。私たちは輝かしい

野球人生の終わりを目撃することになる。


私なりに、イチローの18年をまとめておきたい。

呆れることに この項、月曜日まで続く。悪しからず。


「育てるのも僕らの仕事」!

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初めの4シーズンは文句のない成績だったと思う。

私も、ほぼ“手放し”で応援していた。

“えっ”と思うことが多くなったのは2005年からだ。

“批判”の多くはプレーより彼の考え方や発言の中身に

向けたものが圧倒的に多かった。


(新聞記者を)育てるのも僕らの仕事

一部だと思ってるので

*打っても打たなくても会見に応じる松井を暗に批判。


「自分が打てなくてもチームが勝てば嬉しい、

という気持にはなれない」

「さあ、楽しもうぜ、というのも違う」


「流れもクソ(失礼!)もない。こんなゲーム。

自分たちから『どうぞ』と点をやってるんですから」

「今日のゲームに勝てなかったら、絶対勝てない。

それに負けた。それ以外にないでしょ。

思うこと?落胆です」


「」内はスポーツ紙に載った彼の談話から抜粋した。

確かめようがないから、正確に彼の言葉通りかどうかは

分からないことを断わっておく。


…これではまるで「自分はやるべきことをやってる。

ほかの選手がだらしないから勝てないんだ」と言って

いるのと同じじゃないか。

チーム・プレーである野球で、彼のように“引っ張る”

立場の選手がこれを言ったらチームはばらばらになる。


日本メディアとは特定の記者としか話さない。試合後に

囲まれて取材を受けるとき、背中を向けて話す…など、

“よからぬ”噂も耳に入るようになっていた。さまざまな

事情があって、現地で彼を取材する記者の質は必ずしも

高くないだろうと想像できる。しかし、“字義”どおりで

ないとしても、“記者を育てる”と受け取れる言い方は

敵を増やすだけだ。残りのコメントは、チームメイトを

言外に(ある意味露骨に)批判している。言っちゃダメ。


陰で 監督や仲間の批判をするのはスポーツの世界では

タブー中のタブーだ。5年目の彼がそのことを知らない

わけはない。だから、これらのコメントに驚いた。

同時に、とびぬけた力を持った選手だと認めた上で、

これではチーム内で“浮いて”しまうぞと危惧した。


イチローは“虎の尾”を踏んで

しまったのではないか。

杞憂ならいいのですが。


…“やばいよ、やばいよ”とタイトルをつけた

当時のブログの最後にそう書いている。


この年、5年連続で200本安打をクリアしたときには、

「最高の気分です。200ヒットがなかったら、ひどい

シーズンだったし、ひどいチームでした」と語っている。


…公式戦はあくまでチームの優勝を争うものであって、

個人の成績は二の次と考えるべきだ。「個人としては満足。

チームはひどいものだった」では、順番が逆だ。

“ひどいチーム”という言い方にもほとほと呆れた。

性格的に“チーム・リーダー”のタイプではないだろうが、

中心選手としての発言の重みを考えていない。


コメントへの違和感


このシーズンあたりから“200安打”にこだわる姿勢が

かなり露骨になって行った気がする。


2007年、“監督批判”も聞こえてきた。たとえば・・・


3点差を追っている7回にヒットで出塁したときに

仕掛けたヒット・エンド・ランが失敗して彼は2塁で

アウトになった。アメリカン・リーグの連続盗塁記録が

45で止まった瞬間だ。


日本の新聞にはこんな風に書かれていた。

三塁コーチから言われたとき「嫌な雰囲気があった」と

打ち明ける。

3点差。ランナーをためたい場面だったのに

嫌だったけど(中略)スタートしました」


シアトル・タイムズには、監督には「ダブルプレーを

避けたい」という意図があったと出ていたが、そうで

あろうとなかろうと、これはまぎれもない“監督批判”だ。

彼のことだから、そう取られてもいいと思ったのだろう。

そうでなければ、“おろかな”発言だ。当時 監督だった

ハーグローブはイチローに「ファースト・ストライクは

打たないように」と指示したことがあって両者の間に

不穏な空気が流れた…と伝えられていた。


開幕間もないころ、「4月はそれ以後のシーズンに向けた

助走期間ですから」という意味のことを言っていた。

「だから、チームには我慢してもらう」のだろうか?

「キャンプは開幕に向けての助走期間」ならまだ分かる。

しかし、公式戦が始まっていて、ひと試合ひと試合の

結果が優勝に結びつくというのに…。

このコメントを読んだときにも、「僕は別格だから」と

言っているようで不愉快だった。そして“危惧”した。


このころから、シアトルでも少しずつイチローの言動に

疑問を呈するような記事が出始めた。


実は、たびたび、批判的な記事を書いたが、もちろん

彼が読むわけはなく、一向に改まらなかった。日本の

メディアは持ち上げることしかしないから当ブログは

完全に浮いていた。

そんな中、“天下の”朝日に心強い記事が載ったのは

2008年夏だった。


「自由自在」という囲み記事に「イチロー 美学と孤独」の

見出しがついていた。ブログから再録すると…


「自分のことしか考えない選手」。「格好を気にして、

泥臭いプレーをしない」。(中略)

米報道の批判の矛先がイチローに向けられ始めている。

チーム改革のためのトレード候補の一人、とまで

主張する過激な記事もある」と書き出された記事には、

ある主力投手の「自分さえ安打を打てばいいと思って

いる主力選手がいるんだよ」と不満を訴える言葉も

紹介されています。


新聞を読んで少し探ってみると、地元新聞の掲示板にも

読者からのイチロー批判がかなり載っていた。序盤の

イチローが精彩を欠いたことでチームが低迷した部分も

あったから、ファンの心理も分からなくはなかった。


チームの不振はフロント、監督・コーチ、選手すべてに

責任があり、イチロー一人が責められるいわれはない。

ただ、チームの成績が上がらないとき、フロント、監督、

選手の順で非難の対象になり、中でもスターと目される

選手が槍玉に上がるのは避けられないことだ。

まして、地元マスコミが過去の言動を批判的に伝える

ようになると、その流れは止まらなくなる可能性がある。

このころのイチローは、2001年にメジャーに行ってから

初めてのピンチを迎えていたと言ってもいい。


つづく・・・


# by toruiwa2010 | 2019-03-16 06:59 | メジャー&野球全般 | Comments(0)


運び屋 85


2005年初夏、イリノイ州ペオリアの農場で色とりどりの

デイリリー(ヘメロカリス)が咲き乱れている。1日だけ

咲いて、すぐに萎れてしまう短命な花だ。

農場主 アール・ストーン(クリント・イーストウッド)

すこぶるご機嫌だった。


町の小さなホテルでは家族がアールの到着を待っていた。

娘の結婚式が始まるのだ。しかし、彼が“めかしこんで”

出かけたのは花のコンベション(品評会)だった。

そこでは仲間からヒーロー扱いだし、おまけにこの年も

金賞を獲得した。すっぽかされた家族は激怒した…

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家庭を顧みないアールは妻にも娘にも見放されます。

悪いことに農場も経営難に陥って手放すことになります。

八方ふさがりの彼に耳寄りな話が舞い込んできました。

車を運転するだけで金になる、つまり“運び屋”です。

少しは怪しいと思ったかもしれませんが、第二次世界

大戦の勇者、アールに怖いものはありません。ハハハ。


“ブツ”を運び終えるたびに大金を手にしたアールは

少しずつ、家族との絆を取り戻し始めますが、一方で

組織から預から麻薬の量はどんどん増えていきます。


実在した“超高齢”運び屋を取材したNYタイムズ・

マガジンの記事を下敷きにした作品です。ほぼ同年代の

人物を演じていますからイーストウッドはなんの苦労も

なかったのかもしれません。マカロニ・ウエスタンは

2,3本しか見ていませんが、1990年代に入ってからの

作品はすべて見ています。役者としても監督としても

大好きなので、点数は甘くなりがちです。ハハハ。

捜査官役でブラドリー・クーパーが出て来ます。

「アメリカン・スナイパー」では監督と俳優として

コンビを組みましたが、本作では初めての共演です。

いい空気を醸し出していました。


山場がほとんどなくて物足りないところはあるものの、

イーストウッドの世界を楽しもうと思うならガッカリは

しないと思います。88歳…“健在”がうれしいですね。


参考(RottenTomatoes)

原題:The Mule(ラバ:薬物の運び屋を指す)

Tomatometer70

観客スコア:69


あなたはまだ帰ってこない 85


19454月、連合軍によって解放されたパリ。

捕虜になっていた兵隊たちが続々と街に戻りつつあった。

芋を洗うような通りに立ってマルグリットは思いつめた

表情で行き交う人々の顔を凝視している。

夫がいるのではないか。


ほぼ一年前、ロベールはスパイ容疑でナチスに逮捕され、

以後、行方が分からなくなっているのだ…

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マルグリット(デュラス)は実在する女性作家だそうです。

暗い話だから妻はどうかなと思っていましたが、原作を

読んでいたようで「見たい」と言いました。

ナチスに占領されていたパリを舞台にした物語ですから

たしかに“暗い”ですが、あくまで心理的なものです。


ひたすら夫の帰りを待ち続ける妻を演じたメラニー・

ティエリーという女優は初めて見ましたが、いいですね。


具体的には書きませんが、エンディングが意外でした。

しかし、映画を見ながら、マルグリットにとっては

“夫を待つこと”が人生の目的になっているのかなあ…

とうすうす感じていましたから、ああ、やっぱりという

なりゆきではあります。


原題、邦題、英語タイトルの違いが

なかなか微妙です。日本で出版された

本のタイトルは…「苦悩」。うーん。


参考(Rotten Tomatoes)

原題:La Douleur(仏:痛み)

英題:Memoir of War(戦争の体験記)

Tomatometer61

観客スコア:55


# by toruiwa2010 | 2019-03-15 06:35 | 映画が好き | Comments(0)


分野を問わず、世の中全体が考えられないような速さで

変化・進歩している。今はそうでもないが、かつては

“時代の先端を行く”と言われたテレビも例外ではない。

経験30年以下の若いアナには想像もつかないだろうが、

私が入社した1960~70年代は、提供スポンサーの名前を

ナマで読みあげていた。15秒、30秒のCMコメントや

局が主催する各種イベントの告知なども同じだった。


入社当時は 朝 会社に着くと、その日、どんな仕事が

与えられているかをまず確認したものだ。

しっかりメモを取っても、忘れたり、読み間違えたりと

ナマだからこその失敗や間違いが“山のように”生まれた。

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うっかり忘れてしまうこともあるし、せっかくブースに

入っていたのに、待ってる間に“寝落ち”した先輩もいた。

水羊羹の“井村屋製菓”を“中村屋製菓”と読んでしまった

先輩は 営業部員の付き添いで謝りに行かされてたっけ。


先日、TBSの女性アナが寝坊してラジオのナマ番組を

すっ飛ばしたばかりだが、これらのミスを総称して

業界では“(放送)事故”と呼ぶ。

“犯人”はアナウンス部備え付けの事故簿に書き込むのが

規則だった。失敗したことに落ち込んでいる上に記録に

残さなければいけないのが屈辱だった。


少し前だが、母局のアナウンサーが大勢出ている番組を

見ていたら、私の知らない話がいくつか語られていた。

“眉間のしわ”を“股間のしわ”“海ほたる”を“ホタルイカ”

“毛沢東”を“け・たくさん”…ウソだろ?というのもある。

ハハハ。


で、わがフジテレビ・アナウンス部の事故簿を見れば…

赤裸々を“アカハダカ”、雪上車を“ユキジョーシャ”、

干物を“ホシモノ”、放水車を“放れグルマ”!!...と、

なんでそうなるの?級のミスがテンコ盛りだ。ハハハ。

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若いころ 正月に出勤したことがある。ニュースを担当し、

狭いブースで自分の原稿を読み終えて、先輩女性アナが

各地の正月風景を描いたトピック・ニュースを読むのを

聞くともなく聞いていた。“呑んだり、お湯につかったり”

というフレーズが聞こえた。原稿を覗き込むとたしかに

“のんだり…”と書いてある。正月だから、酒と温泉を

楽しんでいるんだな、と思った。しかし、耳に当てた

ヘッドフォンに担当ディレクターが「あっ」と叫ぶ声が

聞こえてきた。“何か”がおかしいのだ。

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のんだり…ではなく、“のんびり”だった。書いた記者は

クセのある字を書く男で、少し崩れた“た”が女性アナの

目には(チラ見した私の目にも)“ひ”と見たのだ。

悲劇だね。ハハハ。


事故とは直接関係ないが、入社のころ 先輩・上司から

くどく念を押されたことがある。

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デジカメやフィルムの“富士フイルム”をご存知だよね?

さらっと読まないで、”シゲシゲ”と見てほしい。

filmはフ“ィ”ルムだけど、会社名はフ“イ”ルムなんだ。

下唇を噛むかどうかの違いがあるんだ。ハハハ。

スポンサー名は”絶対”だから、間違えることはできない。

極端に言えば、フジフイルムのフィルムは…となるんだ。


…今のフジテレビ・アナウンス室に事故簿はないらしい。


# by toruiwa2010 | 2019-03-14 07:20 | アナウンサー・実況 | Comments(3)


しっかりしてくれ「ゴゴスマ」!


東国原英夫が「ゴゴスマ」でかつて小池百合子が言った

”的を得る”は間違いだ(正:的を射る)と指摘していた。

そりゃそうだ…と聞いていたら、少し時間が過ぎたあと、

番組を制作しているCBCの解説委員 石塚がこう言った。


キャスティング・ボードを握る

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あらら、やっちゃったね。わずか6分前に小池の過去の

発言を正した東国原がどうするか、興味深く見ていたら

石井アナがちゃんと指摘したようだ。それでいい。

casting "vote"(投票の結果を決定する一票)だからね。

springboard(飛躍のきっかけ)があるからややこしいね。


石塚氏は以前にも“旗幟鮮明(きしせんめい)”のつもりで

(…だと思う)“きしょくをせんめい”と言ったことがある。

ほどよいユーモアが気に入って応援している石井アナも


これまでの放送で“見とがめる”、“守旧派”という単語を

知らなかったらしいところをみせている。


この日は「ゴゴスマ」の“厄日”だったかもしれない。

石井アナと皆藤愛子(サブ司会)が、“息巻く”を読むとき、

“息”と“巻く”の間にわずかな隙間を作った。この言葉は

イキマク…と一語として読まなきゃ。


私が個人的によく見るから、ミスに“遭遇する”機会も

多いのだが、大好きな番組だからしっかりしてほしい。

CBC報道の信用にかかわるんだから。


追記

同じ日の夜、TBS「水曜日のダウンタウン」でも堂々と、

「白のつなぎをキャン“パ”スに…」と読んでいた。

どっかの大学の敷地に絵の具を塗りたくったんだね。

芸人のアドリブなら仕方がないけど、ナレーションで…。


君はテレビで働いてるんだろ?


英語による会話に自信はないが、英語で書かれたものを

読むことに関してはたぶん大きな問題はないと思う。

たとえば、定冠詞“the”を次に来る名詞が母音で始まれば

“ジ”(ði)だし、子音で始まっていれば“ザ”(ðə)と発音する。

中学でさんざん叩き込まれたから沁み込んでいるのだ。

ネイティブじゃない悲しさで、theR1the M1などは

“ザ”と言ってしまいそうだが。ハハハ。


日本語はどうか。

“人気のキャンディショップが行った世界一の…”という

原稿をいきなり渡されても経験のあるアナウンサーなら

10人中8,9人が「…おこなった」と読む。訓練の賜物だ。

しかし、他人が書いたものを読むことに慣れていない

人たちにそれを望むのは難しい。

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「ビビット」で真矢みきは一度"いった"と読み、すぐに

おかしいと気づき、"おこなった"と言いなおした。

間違いなく、原稿には「行った」と書いてあったのだ。

現在の“国語”ではそれが正解だろう。しかし、書いた

記者はテレビで仕事をしている。自分が書いた原稿を

他人が読む…という流れを考えたら ここは“行なう”、

または“おこなう”と書かなければいけない。


ちなみに、“送り仮名”として正しいのは“行う”だが、

“行なう”も“許容”されるとなっているようだ。


活字メディアで文章を書く人間とテレビで働く記者は

“発想”を変えなければいけない。このディレクターは

真矢に一瞬でも“しまった”と思わせ、「失礼しました」と

言わせてしまったことを今後に生かしてほしい。


いいねえ、Not 予定調和?


“透析治療中止による患者死亡”を取り上げた昨日の

「モーニングショー」は見応え(聞きごたえ?)があった。

私にも意見があるが、今日はやめておく。書きたいのは

コメンテーター間のやり取りに迫力があったことだ。

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自分の感情を前面に出して“自説”を押し通そうとする

玉川徹記者に対して、法律家らしく“コインの裏側”にも

光を当てようとする菅野朋子弁護士がコメントした。

玉川記者の言うことも一部理解できたが、一方的過ぎる

部分もあって、菅野氏の見解と対立する形になった。

見る者にとって、そこが面白かった。


ほかの情報番組では、こういうことがきわめて少ない。

番組の目指す方向に司会者が“誘導”し、最終的に誰かが

結論めいたコメントをして終わらせる。“予定調和”だ。

対立する意見があって初めて視聴者は学べるのに。


Why コカイン?


自分の野球チームにピーエル学園と名付けるなど

ほどよいユーモア精神がある男・ピエール瀧…

未明にトイレに起きたとき、スマホで“逮捕”を知った。

容疑が“コカイン”だと知って仰天した。“やらかしそうな”

ことの中で、薬物は一番遠いと思っていたからだ。

電気グルーヴについては詳しくないが、俳優としての

活躍ならよく知っている。NHK「ロクヨン」の名演は

忘れがたい。多くの作品で“つめ跡”を残している。


TBSラジオ「たまむすび」()で聴かせる赤江珠緒との

呼吸が合った会話は毎週楽しませてもらった。惜しい!

バレないと思ったのだろうか?だとすれば愚かだ。

娘さんのエリザベス、心配だなあ。

# by toruiwa2010 | 2019-03-13 07:10 | 放送全般 | Comments(0)


言葉のチョイス(@サンモニの場合) 


あの日を思い出すとねえ。

本当に、日本が変わってしまう。

また、いい言い方をするとね、

なんか、日本が新しくなるかもしれない…

という感じもあったんですよ。

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一昨日のサンデーモーニングは“東日本大震災”について

多くの時間を割いていた。あの日の東北の状況を簡単に

まとめたビデオが終わってスタジオが映し出されたとき、

関口宏がそう言った。


…なんてことを言うんだ、と思った。

初めに“いい言い方を…”としたり顔で話し始めた瞬間に

強い違和感があった。“3.11”に関して何を言うにしても

“いい言い方”などないではないか。それに続いた言葉は

論外だった。


彼の脳内にあったのはこの言葉通りではなかったと思う。

しかし、関口の立場、取り上げている事柄を考えたら、

言葉を尽くして、しっかり伝わるように話さなければ

結果として、多くの人の気持ちを逆なですることになる。

しかも、彼の場合、この手の話をするとき、いかにも

”弱者の味方”のような顔をするから始末が悪い。


あの僅か10秒ほどのコメントで 彼は口を開くたびに

失言する桜田五輪大臣を批判する資格・権利を失ったね。

「いや、そんな意味で言ったんじゃないよ」と言うかも

しれない。しかし、これまで君らが叩いてきた人たちの

言い訳には耳を傾けようとしなかったよね。ブーメラン。


とは言え、あれだけ感度のいいネットメディアがどこも

このコメントについてまったく触れないことに驚く。

それともなにか、関口宏とか、サンモニとか…は相当

“いじりにくい”のかなあ?


言葉のチョイス(@めざましの場合) 


アメリカ・フロリダ州で車同士が出合い頭にぶつかった。

はずみで1台は大きく吹っ飛ばされ、塀に激突した。

Striking NEWS”としてこの映像を流した「めざまし」で

読まれた原稿はこうだった。

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ぶつけられた車の運転手は

脳に損傷があったものの

無事だということです


おいおいおい!マジか!

その前に“実に 3秒間に5回転したと言っておいて?

この状態を君たちは"無事"って言うのか?


何を考えてんだか


起訴された被告が拘置所を出てくる、それも10億円の

保釈保証金を積んで出てくる場面に”茶番”が入り込む

余地はない。普通はない。しかし、その茶番を世界中が

目撃した。理由はなんであれ、ジブリの御大に激似の

仕掛け人が言う通り、ゴーン氏の名声に泥を塗ったのは

間違いない。それはもういい。いずれ、みんな忘れる。

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そんなことより、あれを見た瞬間、9年前を思い出した。


…なにがあったのか告げることなく、20107月から

長い休養に入っていたナインティナイン・岡村隆史が

4ヶ月ぶりで「めちゃイケx2」に戻った日だ。

どんな形で番組に復帰するのかと見ていると、その年、

チリで起きた落盤事故の救出劇をパロって、

最後の一人として地上に現れた!

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着ているものも取り囲んでいる人も違ったが、雰囲気が

よく似ていると思ったのは私だけなのかな。


# by toruiwa2010 | 2019-03-12 07:02 | 番組 | Comments(2)

“あの日”から8年の時が流れました。

2ヶ月半後の525日、被災地を訪ねました。

そのときに書いたブログ記事を再録します。

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2011/05/30&31


水曜日に、東北の被災地を訪ねました。少しでも見て

おきたかったからです。もちろん、“見物”といった不謹慎な

気持ちではありません。かつて、ほんの少しですが、

報道に関わった者の一人として、この災害の発生当初から

“実際に見なくては”という、強い思いと衝動に駆られて

機会を待っていたのですが、ようやく実現したのです。

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“つなげよう 日本”のステッカーを貼った東北新幹線“はやて”は

大宮から仙台までノンストップです。新幹線はかなり

内陸を走りますから、津波はもちろん、地震による被害の

跡もほとんど見えず、緑がいっぱいののどかな田園風景が

左右に広がっていました。
しかし、仙台駅が近づくと、民家の屋根のブルーシートが

目につくようになりました。1995年、阪神淡路大震災のあと、

212日に訪れた神戸一帯を思い出します。


今回の地震と津波は、発生が昼間だったことで被害が

かなり抑えられた面があります。同時に、各種メディアを通して、

私たちは様々な映像を目にすることになりました。
私の脳裏には、宮城県名取市の映像が強烈に焼き付いて

います。結果として失われた人命や家財を考えたら、

ほかの港町を襲った津波のほうが破壊力がはるかに

大きかったのだと思います。しかし、がれきをのみ込んで、

巨大な龍のように身をくねらせながら畑の上を“走って行く

”津波の映像のインパクトは強かったのです。
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今回、まず訪れることを決めたのはその名取でした。

仙台の少し南に位置する町です。
仙台から常磐線に乗り換えました。
乗り合わせた地元の人の会話が聞こえてきます。聞き耳を

立てているわけではないのに“津波”“余震”“流された”

“行方不明”…そんな単語が耳に飛び込んできます。
被災地のど真ん中でもない場所ですが、交わされる会話の中に

それらの言葉がまるで普通名詞のように混じっていることに

この災害の大きさを感じました。


15分ほどで着いた名取の駅はエスカレーターが故障して

いる程度で、ほかに“被害”と思われる個所はありませんでした。

改札口は駅の高い位置にあり、そこから見渡しても普通の

町並みが見えるだけで、津波に襲われた場所らしきところは

見えません。タクシーを頼むことにしました。


興味本位で来た…と受け取られることが怖かったのですが、

行きたい場所の話をすると、運転手さんは「分かりました」と

言って車を発進させました。少し走ると、やはり、大きな

傷跡が目に入るようになりました。話によると、地震の被害は

311日より47日の余震のほうが大きかったそうです。
最初の地震でダメージがあったからでしょうが。
そして、津波も第一波がそれほどではなく、一度逃げたあと、

貴重品などを取りに戻って第二波に流された人が多かった

ということでした。新聞や週刊誌では読んでいた話ですが、

現地で聞くと現実味が増します。

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突然、“荒涼”とした風景が目に飛び込んできました。

津波が蹂躙した畑の跡です。
「かなり片付いてますけどね」と運転手さんが言う通り、

津波が引きずっていた物凄い量のがれきや車は大部分が

処理されていました。
映像を見たとき、津波が土手に当たってしぶきを上げていた

ことを覚えています。町を南北に走る仙台東部有料道路の

土手です。盛土されているこの道路のおかげで多くの人が

助かったそうです。海岸から4キロほど、太平洋から

遮るものがほとんどない名取平野を突っ走った津波は

ここで初めて“抵抗”に遭ったのでしょう。
400-500メートル先だと思える道路まで、見渡す限り

荒れた灰色の土地が続いていました。

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     画面を左右に横切っているのが有料道路

帰りの電車の時間まで余裕があったので、仙台空港まで

行ってみました。海からの距離はわずか数百メートルです。
空港ビルから撮影された映像には、海水が、車だけでなく、

ヘリコプターや小型機を押し流すところが映っていました。

まさに、“息をのむ”光景でしたが、海からの近さを見ると

分かるような気がします。
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周辺には住宅がかなりあったそうですが、形だけ残っている

家屋はわずかな数で、しかも、家の中はがらんどう、

破壊し尽くされていました。
確かに人が暮らしていたはずなのに、その痕跡が感じられない

怖さがあります。


仙台に戻り、腹ごしらえをしたあと、石巻に向かいました。


“日帰り”という制約があるため、出発前から、訪れるのは

名取と石巻に決めていました。
マスコミが大勢いそうなところはうっとうしいのと、

被災者が実際に復興に向けた作業をしているところは

用のない者が行ってはいけないと思ったのです。


つづく・・・

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・・・つづき


仙台駅前のターミナルから高速バスに乗って今度は北に

向かいました。
目指すのは石巻です。できれば気仙沼まで行きたかったの

ですが、車の運転もできず公共の運送手段に頼る旅ですから、

いろいろ考えると、石巻が限界でした。
1時間15分で到着しましたが、仙台寄りの場所でがれきの

集積場が一か所あったほかにはブルーシートがところどころに

見えただけでした。実際には、楽天イーグルスの本拠地、
Kスタ宮城も大きな被害があったのですから、バスから

見たのでは分からないのでしょう。


石巻駅前についてバスを降りると、いきなり、海の匂いが

鼻をつきました。…と、思いましたが、少し違いました。

潮の香りにしてはかなり強烈なのです。
あとで分かったのですが、漁港に近いところでは、そこに

あった水産加工工場や倉庫から大量の魚が流れ出し、

それが腐ったために異臭を放っているのです。
がれきの集積場も含め、場所によってはマスクをしなければ

厳しいと思いました。雨に加えて 気温が上がってくると、

この匂いは被災者を悩ますことになりそうです。


時間に制約があるので、すぐにタクシーを拾いました。
がっちりした体をした、鋭い眼つきの運転手さんで、

ちょっとひるんでしまいましたが、そのまま乗り込み、

「石巻の漁港も大きな被害を受けたと聞きました。

状況が分かる場所に連れて行ってくれませんか?」と

ストレートに頼みました。


特に嫌な顔もせずに車を出した運転手さんとは、それから

2時間近く付き合いましたが、とても“いい人”でした。

いかにも東北人らしく、語り口はトツトツとしています。
しかし、私が何かを尋ねると、優しい言葉で話をして

くれました。
彼は客待ちをしていて地震に遭い、揺れを感じてすぐに

高いところに逃げたため、なんの被害もなかったのですが、

奥さんの家族が南三陸を襲ったで津波に流され 今も

行方不明だそうです。


石巻の駅前も1メートルぐらい浸水したようですが、

駅を離れてすぐの商店街に入ると地震と津波 両方の被害が

はっきり見えてきました。建て直しの工事に取り掛かっている
店もありますが、ほとんどは“手つかず”のままです。
しかも、一帯がいまだに停電中で信号が機能せず、警官が出て

交通整理をしていました。
北から来た車が中心街に向かう道ですから、反対車線は

かなりの渋滞になっています。
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漁港に出ると、2カ月以上 経過しているのに、直後の惨状が

うかがえる状況が見えました。
打ち上げられた漁船などの多くはすでに片づけられて

いますが、道路沿いに建つ家屋は大半がぺしゃんこに

なっています。
家にめり込んでいる小型の漁船が残っていました。

数は多くないのですが、そこここに作業をしている人がいて、

漁港周辺ではとてもカメラを向けることはできませんでした。


運転手さんが「女川も相当ひどいです」と話してくれました。
往復でどれぐらいかかるか聞くと、1時間程度だと言うので

行ってもらうことにしました。
両サイドに、崩れ落ちた家屋が見える中、女川街道を

東に走ります。


しばらくすると、右手に穏やかな海が見えてきました。

万石浦(まんごくうら)です。
ニュースで見ましたが、昨日の雨で冠水していましたね。

小中学生の通学のためにバスが運行していました。
しかし、私がタクシーで走り抜けたとき、周辺には被災の跡は

ほとんど見えませんでした。地盤沈下はあったようですが、

ここに津波は来なかったのです。万石浦の“入り口”が
狭いことが理由だそうです。太平洋から石巻湾を経て

この狭い入口から万石浦に入った津波は、その広い懐で

勢いと高さを失った…運転手さんの話ですが、説得力が

ありました。

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三陸独特のリアス式海岸は、その地理的形状のゆえに

津波の高さや速さを増すことになり、沿岸の町に“想定外”の

大きな被害をもたらしました。一方で、この地域一帯の

ように、造化の神の“恩恵”をこんな形で受けた場所も

あることが分かります。
今回の災害には、原発事故の問題や行政の立ち遅れなど、

“人災”と考えざるを得ない点も多いですが、“人智”の及ばない

側面もあることを知りました。

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“女川”の標識が見え始めて間もなく、ハンドルを左に

切ったとたん 爆撃を受けた直後の市街地のような光景が

目に入ってきました。 左手の高いところに町立病院が

ありますが、その右側、海岸に至る平地がまっ平らに

なっています。ここでも 突然、色が消えました。
がれきはかなり取り除かれていますが、いくつかのビルが、

土台から引き抜かれたように横倒しにされたままになって

います。津波の強さを物語っています。

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病院の駐車場が海抜20メートルだそうですが、その病院の

一階は水に浸かったと言います。
そこに上って見下ろすと、波に運ばれた車がビルの屋上に

乗っていました。津波の高さが想像されます。“災害派遣”の

横幕をつけた自衛隊の車両やパトカーなどは見えますが、
港を含めて作業する人の姿はそれほど多くはありません。

それでも、写真は数枚撮るのが精いっぱいでした。
港全体を見渡せるこの駐車場には、状況を見に来た人たちが

数人いましたが、押し殺した声しか聞こえてきません。

ここで人々が暮らしていた、建物があった、…それを考えると、
言葉は出ないのです。
 

石巻に戻るとき、渋滞が激しいこともあって海に近いところを

走ってもらいました。
途中に大きながれきの集積場があり、多くのトラックが

出入りしていました。写真を撮るために車を降りると、

悪臭が強烈でした。ここでも自衛隊の車両が目立ちましたが、

今回の10万人体制で道路の整備が早かったと運転手さんも

話していました。ただし、当初から多数の行方不明者が

いたため、がれきの処理に重機が使えないことは大きな

ネックになったようです。

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港から1キロほどの日和山(ひよりやま)公園に行きました。
海抜56メートルですが、町の様子はよく分かります。

女川と同様、東北沿岸部の被害はまさに“壊滅”としか

言いようがありません。
写真を撮っているとき、前に立っていた男性が知人らしい

連れの人に話していました。
「私の家は、あそこに見える…」
その淡々とした話し方が、逆に衝撃でした。実際に家を

失った人が目の前にいる。もしかすると家族も?と、

思わずシャッターを押す手が止まってしまいました。

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…私が見たものは、今回の災害の規模を考えたら、きっと、

“氷山のほんの一角”でしょう。
70日以上がたち、復旧が相当に進んでいましたから、

本当の災害の姿でもありません。それでも、いまさらですが、

自然の力のすごさに“畏れ”を抱きました。十数万人の

被災者は、これだけ強大な自然の猛威に直面したのです。
その人たちの気持ちはとても想像することができません。
恐怖、絶望、無力感…そんな単純なものではなかった

はずです。


大災害発生から80日が経ちました。
政府・自治体の動きは相変わらずのようです。

東北の人たちは我慢強いと言いますが、被災者の皆さんが

よく怒りの声を上げないものだと思います。
原発事故による放射能汚染のほうが深刻な福島も同じ

ことでしょう。義捐金の分配、補償金、仮設住宅、

放射線量の設定…すべて立ち遅れているように見えます。


“菅下ろし“の動きを、「そんなことをしている場合じゃ

ないだろう」と、批判する声が圧倒的ですが、私はそうは

思いません。このままで本当にいいのか…と問いたいです。

これだけの規模の災害に対応するのに時間がかかることは

ある程度、仕方がないでしょう。しかし、それにしても、です。
道筋さえなかなか見えてこない状況は“あり得ない”です。

性格の問題かもしれませんが、発生当初から現在まで、

一貫して、“温かみ”が感じられないことが腹立たしいです。
首相を初め、閣僚・議員は現地を見ているはずです。

この惨状を目にしたとき、人として何を思ったのかを

聞いてみたいです。
被災地の皆さんが大人しいのをいいことに、あまりにも

動きが鈍いことに怒りを覚えます。


「政治の空白は避けるべきだ」

「代わりがいないもの」

「誰がやっても同じさ」…
分からないではありません。しかし、この総理大臣のもとで

このまま復旧・復興作業を進めれば、時間の経過とともに、

見えない“2次災害”、“3次災害”が増える気がしてなりません。
「急流で馬を乗り換えるなんて」とい人もいるようです。

リンカーンの言葉らしいですね。
この期に及んで、菅をリンカーンになぞらえますか?
リスクはあるでしょう。

しかし、馬ごと急流に流されそうになっている今、

2次災害”を避けるためにも、馬を乗り換えることを

選択肢から外す理由が分かりません。


427日の記事の最後に書いたことを再録しておきます。


運命…それぞれの立場


いま、このときに自分が総理大臣でいることに運命を

感じると菅直人は言った。

いま、このときに菅直人が総理大臣でいることを受け

入れなければいけない被災地の人々の過酷な“運命”を思う。


# by toruiwa2010 | 2019-03-11 06:55 | blog | Comments(0)


翔んで埼玉 80


猛暑の埼玉県熊谷から車で東京に向かう一家。

娘の結納の日だった。

「どうして急に埼玉が嫌いになったの」と母親が聞く。

「だって、ダサいじゃない」と後部座席の娘が答える。


同じころ、東京の名門 白鵬堂学院に転校生がやってきた。

アメリカ帰りで資産家の息子 麻実麗(GACKT)だ。

クラスメイトが「生徒会長に紹介する」と言って彼を

百美(ももみ:二階堂ふみ)のところに連れて行った。

東京都知事、壇之浦(中尾彬)の長男だ…

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時代設定がはっきりしませんが、たぶん どうでもいい…

あるいは観客に任せる…なんでしょう。気になりません。

笑えました。周囲はほとんど若い世代の人たちでしたが、

彼らは私よりずっと笑う回数が多かったです。“つぼ”が

多いのだと思います。羨ましい!ハハハ。


最初に断っておきますが、これはフィクションです。

とくに地名はまったく関係ありません。


最初にそんなお断りがありますが、そこから始まって、

埼玉県民が東京に入るときには“通行手形”が必要…など

ずっと“軽いギャグ”のオンパレードで、“サイタマ”を

笑いの対象にしています。もっと言うとディスってます。


笑えるのは事実ですが、ギャグの大半はバラエティで

何度も聞いたことがある程度のものです。

ま、このネタは何度でも笑えるのがミソですが。ハハハ。


GACKT”が邪魔にならないかなと危惧していましたが、

学院の設定や周りの登場人物が彼に“寄せて”いるので

まったく気になりませんでした。GACKTが周囲から

“浮かない”って、すごいことですね。


大宮と浦和が“住みたい街”のトップ10に入りました。

いつまでもバカにできない“流れ”になっていますから、

この手の作品を作るなら今しかないのかもしれません。


おまけ

どんなギャグよりもエンディングに流れた

“はなわ”の歌「埼玉県のうた」が一番受けた。

少なくとも岩佐徹的には。ハハハ。


映画サイトの評価

映画.com 3.8 

Yahoo映画 4.23

Filmarks3.8

ぴあ映画生活 83


グリーンブック 90


マンハッタンの有名なナイトクラブ“コパカパーナ”が

改装工事のため休業することになり、店のドアマン兼

用心棒のトニー・バレロンガ(ビゴ・モーテンセン)

その間の仕事を探す必要に迫られた。

イタリア系の彼には仲間が多く、その一人から耳寄りな

情報が入ってきた。「“ドクター”が運転手を探してる」。

さっそく面接に出かけた。


紹介された住所はカーネギー・ホールだった!

てっきり 間違えたと思ったが、そこに居合わせた女性が

「それはシャーリーのことね。この上に家があるわ」と

教えてくれた…

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“ドクター”=ドン・シャーリー(マハーシャラ・アリ)

クラシックとジャズの演奏で定評のあるピアニストです。

面接はうまく行かず、そのときは「おつかれさま」と

言われて終わりましたが、結局はトニーが運転手に

採用されます。ユダヤ系(白人)老婦人とアフリカ系の

運転手の間に生まれる友情を描いた「ドライビング・

ミス・デイジー」の“逆バージョン”ですね。


“問題”がいくつもありました。

まず、雇い主・ドンは黒人、雇われたトニーは白人です。

1962年の話ですから、露骨な人種差別があった時代です。

しかも、ドンのツアーは中西部から始まって最も差別が

厳しかったディープサウス(最南部)の諸州を回ることに

なっているのです。旅の行く手にはたくさんの“波乱”が

予想されました。


アカデミー作品賞を獲ったぐらいですからとても面白く

作られています。“差別”の部分は気持ちのいいものでは

ありませんが、全体としては楽しめます。

これまで、人種差別と言えば不当に虐げられる黒人…

というパターンが圧倒的に多かったのですが、本作で、

成功した黒人が感じる“孤独”があることを知りました。

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グリーンブックは、当時の黒人が安全にアメリカ南部を

旅行出来るようにするために書かれたガイドブックの

名前です。黒人を受け入れるホテルやレストランなどが

紹介されています。Victor Hugo Greenという人が

著者兼発行人です。


Oscar goes to Green Book”というアナウンスの直後、

ステージに向かうグリーンブック陣営と入れ替わりに

候補になっていた「ブラック・クランズマン」を撮った

スパイク・リー監督は会場から出て行こうとしました。

ドアのところで係員に止められたそうです。はずっ!

ハハハ。


参考(Rotten Tomatoes)

原題:Green Book

Tomatometer79

観客スコア:92


# by toruiwa2010 | 2019-03-08 06:29 | 映画が好き | Comments(0)