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岩佐徹のOFF-MIKE

toruiwa.exblog.jp

実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc


ミッション:インポッシブル/フォールアウト 85


ベルファストのアジトでイーサン(トム・クルーズ)

夢を見ていた。ジュリアとの結婚を司る神父の言葉が

途中から妙な方向にずれていく。

悪い夢から覚めたところへIMFからの指令が届いた。

盗まれた3個のプルトニウムを回収すせよ。


金とブツの交換は目前まではうまくいったが、そこで

不測の事態が起き、仲間の生命を優先したイーサンは

ミッションに失敗する。


この結果、次のミッションはさらに難しいものになった。

3個のプルトニウムを用いて組織が目論む 世界3ヶ所・

同時核爆発を阻止せよ。

イーサンの働きに不満を持っていたCIAはその作戦に

監視役のエージェントを張り付けた…

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シリーズ第6作になるようですね。

全部見ているような気もするし、何作目かが抜けている

可能性もあります。つまり、このシリーズに“ドップリ”

はまっているわけでもないのです。ハハハ。


その程度の“入れ込みぐあい”の人は多いと思います。

私をふくめて、そういう人には、人と人、組織と組織の

関係を字幕だけで正確に理解し、把握することはとても

難しいのだと覚悟しないと厳しいと思います。


がまんして見続けるしかありません。

極め付きのファンには申し訳ないですが、“活劇”なので

すべてを分かろうとしないで、アクションの面白さを

楽しむつもりで見ることを勧めます。私は、それで十分

楽しめました。

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ちなみに、スタントの大部分をトム・クルーズ自身が

演じたとされていますが、私は信じません。決して!

彼はスーパーマンじゃないんだから。ハハハ。


翌日、NHK-BSで「M:I-2」を見ました。2000年に

公開されたシリーズ第2弾です。18年前のクルーズは

やっぱり若いです。ハハハ。


参考(Rotten Tomatoes)

原題:Mission: Impossible -Fallout

Tomatometer97

観客スコア:90


オーシャンズ8 85


ギーィっとドアが開き、デビー・オーシャン(サンドラ・

ブロック)が部屋に入ってきた。彼女が腰を下ろすと、

係官が、犯罪者と接触してはならないなど、仮釈放の

条件を話し始める。


化粧っ気のないデビーは神妙だった。

ここを出たら、仕事について、友だちを作り、払うべき

ものは払って…と、地味に暮らすことを誓った。ときに

感極まって言葉を詰まらせていた。


出所のときのでビーは、そんなに殊勝ではなかつた。

顔見知りの婦人警官に「上手くやった」と自慢げに話し、

5年も練習したんだもの」とうそぶいてさっそうと

出て行った…

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デビーはジョージ・クルーニーが演じた大泥棒、ダニー・

オーシャンの実妹です。ムショで過ごした5年の時間を

無駄にはしません。練りに練ったビッグなたくらみを

実行に移すため相棒・ルー(ケイト・ブランシェット)

仲間集めにとりかかります。


“たくらみ”とは、世界最大級のファッションイベント、

メット・ガラでハリウッド女優(アン・ハサウェイ)

身につける超高価なネックレスを盗むことでした。

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…“本家”のオーシャンズにくらべると全体にスケールが

小さく、びっくりするような“仕掛け”もありませんが、

おしゃれ感はあって、私はそれなりに楽しめました。

50歳を過ぎたブラロックが今でも”ゴージャス”です。


実に細かいことですが。予告編を見るたびに、デビーが

“…pay my bills”のところの字幕が「地味に暮らすわ」と

なっているのが引っ掛かっていました。

そうか、請求書が来たら払うことがアメリカでは地味に

クラスことの代名詞なんだ、と思っていました。


本編はこの記事のようになっていて違和感なしでした。

ずらしてたんですね。


参考(Rotten Tomatoes)

原題:Oceans8

Tomatometer67

観客スコア:47


# by toruiwa2010 | 2018-08-17 07:23 | 映画が好き | Comments(0)

2100 絶対零度 フジテレビ

沢村一樹、横山裕、本田翼、柄本時生、平田満、上戸彩


入り方がわざとらしくて15分が限界だった。

視聴率的には悪くないようだ。平均で“二けた維持”には

ビックリだし、自分が見る・見ないに関係なく、有難い。

最近 元気がいい沢村に感謝だね。ハハハ。


2200 ラスト・チャンス テレビ東京 

仲村トオル、椎名桔平、和田正人、大谷亮平、水野美紀


勤務先が吸収合併されて仲村の人生は大きく変わる。

リストラされ、再就職に苦労する元同僚が大勢いる中で、

ツテがあって外食関連の会社に転職した。経営が傾いいる

会社の再建が仕事だった。

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前期、面白かった「ヘッド・ハンター」の“続編”だし、

仲村が好きだから見始めた。丁寧な作り方ではないが、

気に入っている。


2100 健康で文化的な最低限度の生活 フジテレビ

吉岡里帆、井浦新、川栄李奈、山田裕貴、田中圭


CMなどを見ると、吉岡は元気でいいなあ、と思うが、

このドラマは…職場に配属されたところで離脱した。

生活保護はだいじなテーマだが、ゴールデンのドラマの

題材としては無理がありすぎる。誰が興味を持つのか…

と思っていると、視聴率も2回目から5%台に下がり、

前回は4.7と“打ち切り”が見えてきた。私だけでなく、

視聴者は見限るのが早くなってるよね。


2200 義母と娘のブルース TBS  

綾瀬はるか、竹野内豊、佐藤健、浅利陽介、麻生祐未


「世界の中心で愛を叫ぶ」や「JIN-仁-」、「とんび」、

「天皇の料理番」過去に気に入った作品を書いている

脚本家だと知って 最後まで見ると“展望”に書いたが、

竹野内が綾瀬との再婚を幼い娘に納得してもらおうと

苦戦しているところで“私的には”終わった。


数字がいい(1112%)のには理由があるのだろうが、

見るのをやめたものについてはどうでもいい。ハハハ。


2100 刑事7人 テレビ朝日

東山紀之、田辺誠一、倉科カナ、塚本高史、吉田鋼太郎


特に何がいいと言うわけではないが、見ている。

東山のエロキューションは変だけど、画面での存在感が

あるので許す。

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2200 高嶺の花 日本テレビ 

石原さとみ、峯田和伸、芳根京子、千葉雄大、三浦貴大


1回目の10分ほどでギブアップした。

なぜか石原には引っ張り込まれる傾向があるが、本作は

それほど“引力”がなかった。人を見た目だけでとやかく

言ってはいけないが、石原が峯田に恋をするというのは

想像するのが難しい。不似合いすぎるわ。ハハハ。


視聴率がじりじり下がっているのは分かる気がする。


2000 遺留捜査 テレビ朝日

上川隆也、栗山千明、永井大、甲本雅裕、戸田恵子


上川扮する糸川は“相変わらず”だ。ドラマのリズムも

展開も“相変わらず”だが、特にダメなところもない。

1回目に14.7%と今期最高をとったことに驚く。

2回目以降、少し下がったが、10%を割る気配はない。

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2100 ハゲタカ テレビ朝日 

綾野剛、渡部篤郎、沢尻エリカ、池内博之、木南晴夏


証券会社、銀行など金融関係がからむドラマには厄介な

専門用語が出て来る。全部 分かろうとすると混乱する。

適当に聞き流す。俳優の表情を見て、どちらに有利で

どちらに不利な流れなのかは分かるから。ハハハ。

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綾野が率いる外資系ファンドが“活躍”するこのドラマも、

その“方式”で見ているが、楽しめる。


期待していた綾野だが、残念なことに、映画やNHK

ドラマにしたときの大森南朋に及ばない。見た感じ、

キャラクターの設定に失敗している。大森は大きな声を

出したりせずにこの役の“すごみ”を表現していた。


2200 グッド・ドクター フジテレビ

山崎賢人、上野樹里、藤木直人、戸次重幸、柄本明


展望から漏れていた。

ネットの書き込みなどに刺激されて見たが、よかった。

自閉症でサヴァン症候群の医師がレジデント(研修医)

としてやってくるという設定にはかなり無理があるが、

ドラマは山崎の好演もあって、いい出来だと思う。

10時の枠で二けたキープは立派だ。フジテレビだし。

ハハハ。


ただし、病状や治療法について患者になんでも話して

しまったり、命にかかわるからと病院の規則を無視して

患者を手術室に運び込んだり…この“無理”がどこまで

視聴者に受け入れられるかは分からない。


好意的に見ていたが、トラブルの起き方、山崎の反応、

途中経過、収まり方…がパターン化されていているのが

いやになって、4話からは見ていない。それにしても

視聴率がいい。母局のドラマで“二けたが2本”なんて、

いつ以来だろう? 


ほっぺたをつねる。しかも、どちらも見てない!ハハハ。

目立たないが、上野がいい。


2000 警視庁ゼロ係 テレビ東京

小泉孝太郎、松下由樹、安達祐実、木下隆行、加藤茶


見ない…と展望に書いたが、小泉が好きだから第1話を

録画で見た。事件現場に派手な格好で現れた小泉を見て

即、離脱した。ハハハ。


2200 透明なゆりかご NHK 07/20

清原果耶、瀬戸康史、酒井若菜、マイコ、水川あさみ


見ていない。


2200 チアダン

土屋太鳳、石井杏奈、佐久間由衣、オダギリ・ジョー


1話を見終わるのに苦労した。この手の学園ものの

始まり方は”パターン”があって、その部分が苦手なのだ。

特に 部活ものには、部員間の対立、やる気のある子と

ない子のギャップ、顧問の先生の違和感etc…ほかに

もっとあるんじゃないの?と言いたい。ハハハ。

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ロングヘアのウイッグをかぶって広瀬が登場したとき、

初め 分からなかった。大ファンなのに。ハハハ。

設定から考えると、土屋は高校生だから16,7歳、広瀬は

9年前のチアダン優勝メンバーだから26,7歳、だろう。

土屋23歳、広瀬20歳という実年齢を知っているから

やっぱり無理があるなあ、という感じが否めない。

土屋には「もう高校生役は卒業したら?」と言いたい。


2話までは見たが、それ以上は無理だった。

制作陣にとっては、テレ東「警視庁ゼロ係」、フジテレビ

「健康で文化的な最低限度の生活」と“つばぜり合い”に

なっているのはショックではないか?


2200 サバイバル・ウエディング 日本テレビ

波留、伊勢谷友介、吉沢亮、風間俊介、ブルゾンちえみ


30歳の誕生日の挙式を前に寿退社した波留。

しかし、あろうことか、その夜 婚約者のベッドの中で

真っ赤なヒモパンを見つけてしまう!

しかも、逆ギレから婚約破棄された!!


これも見た目で恐縮だが、それほど魅力的とも思えない

風間に未練タラタラという設定が私には“無理”に見える。

3話目を見忘れた。録画で見られるが、その気はない。


2100 この世界の片隅に TBS

松本穂香、松坂桃李、村上虹郎、二階堂ふみ、伊藤蘭


中国地方に住むおっとりした性格の浦野すず(松本)

懸命に生き抜いた戦前・戦中・戦後の日々を描いている。

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1話がいい入り方をしたと思う。この枠の演出家は

視聴者のハートのつかみ方がうまいわ。ハハハ。

アニメ版は秀作だったが、“実写”でどこまであの時代を

映し出せるかと心配だった。部分的に的中した。

映像的な問題だけでなく、描いている時代が時代だから

エピソードの中には伝わらないものもある。


榮倉奈々登場の“現代”の挿し込み方にも無理があるなあ。


2200 ゼロ 日本テレビ 07/15

加藤シゲアキ、間宮祥太朗、小関裕太、小池栄子


初めから興味なかった。


…見続けているのは「ラスト・チャンス」、「刑事7人」、

「遺留捜査」、「ハゲタカ」、「この世界の…」の5本だ。


726日の視聴率を見ると、8時の「遺留捜査」、9時の

「ハゲタカ」より10時のの「グッドドクター」の方が

いい数字を残していた。

しかも、月9が平均で二けたをキープし、石原さとみの

「高嶺の花」や土屋太鳳の「チアダン」が振るわない。

…今期のドラマは読めないなあ。


つい最近、特筆すべきドラマに出会った。


2315 「dele(ディーリー)」 テレビ朝日

山田孝雄、菅田将暉、麻生久美子+ゲスト俳優


主演級の顔ぶれを見て心惹かれたが、深夜の放送なので

“とりあえず”録画しておいた。ブログ休筆中に第1話を

見てぶっ飛んだ。山田は 一定時間が経過しても連絡が

ないとき、死亡を確認したうえで、預かったデータを

消去することを生業とし、菅田はその“助手”だ。

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二人の確かな演技があり、二人の間の“呼吸の良さ”が

いい作品につながっていると思う。脚本も素晴らしい。

せりふの一つ一つに味があってムダがない。

一気に3話まで見たが、私の中では、今期のベストだ。

まだ見てなかったら、ぜひ。ODで見る値打ちも十分だ。


# by toruiwa2010 | 2018-08-16 08:23 | ドラマ | Comments(2)

ブログを休んでいる間に、日米 二人のベテラン俳優の

情報に触れた。日本では名優・津川雅彦が亡くなり、

アメリカではロバート・レッドフォードが引退した。

どちらも 若いころは二枚目として活躍し、年とともに

演技派として鳴らした。


作家としての石原慎太郎、俳優としての裕次郎兄弟が

好きだったから、「狂った果実」に登場した津川のことは

よく記憶している。子役時代があるから“デビュー”とは

言えないが、多くの人に鮮烈な二枚目ぶりを印象づけた。

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演技派への“転向”は早かった。演技の幅が広かったから

実にさまざまな役をこなした。ただし、幅が広すぎて

津川と言えばこれ…という作品がすぐには出てこない。

それほど“多彩”だったんだ。そして、うまかった。

特に“目”の演技に独特のものがあったと思う。


少年ぽさを残したまま大人になったような、愛すべき

人物だったと思うが、惜しまれるのは、晩年、政治的な

発言が増えたことだ。役者やアスリートは黙ってろ、と

言うつもりはないが、あまりの“右寄り”発言が多過ぎて

しばしば戸惑わされた。


超高齢化の時代、78歳は若い。定年のない芸の世界で、

もっともっと楽しませてほしかった。

妻・朝丘雪路が逝ってわずか数ヶ月…冥福を祈る。

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レッドフォードはいかにもハリウッドの二枚目…という

イケメンの俳優だった。

私には池部良(知らないだろうなあ)とダブって見える。

ベテランになるにつれて渋みが加わっていったところが

そっくりだ。


こしらも現役が長かった割に、印象に残る作品が少ない。

代表作「明日に向って撃て」以外には「大統領の陰謀」

「ナチュラル」「大いなる陰謀」しか頭に浮かばない。


レッドフォードの名前を聞いて真っ先に思い出すのは

こんなエピソードだ。

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「明日に向って…」で共演したポール・ニューマンとは

それ以来の親友だったようだが、ニューマンがいつも

車やレースについて熱く語ることに辟易していたらしい。

そこである日、中古車店に電話してスポーツカーを買い、

それをぼこぼこにしてニューマンの家に送り付けた!


アメリカ人は話で笑わすだけでなく、アクションを伴う

“プラクティカル・ジョーク”が好きだが、これもそうだ。

ふつうは、ニューマンが「あいつめ!」と苦笑いして

終わるのだが、この一件には“続き”があった。


頭をひねったニューマン…この車を産廃業者のところに

持ち込んで巨大なマシンでアートのように立方体に固め、

夜中にレッドフォード邸の前庭にドンと置いた!!


今日の記事は、この話が書きたかったんだ。ハハハ。


81歳のレッドフォードの引退は、いいんじゃないのと

思えるが、私より若い津川が78歳で亡くなったのは

なんかこたえるなあ。


# by toruiwa2010 | 2018-08-15 07:20 | 映画が好き | Comments(0)

古い写真が一枚。

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いかにもお屋敷という家の門前に人が集まっています。

サーベルを下げた巡査の横に立つソフト帽の男は父です。

日付は昭和7515日です。歴史に詳しい方はそれだけで

この先、どういう話になるかが分かるでしょう。


世に言う“五・一五事件”の現場の一つ、将校たちに襲われ

射殺された犬養毅首相の私邸前です。

東京日日新聞(現毎日)の記者だった父は神宮で学生野球を

見たあと、会社に上がって事件を知り、社会部の記者と

ともにここに駆けつけたそうです。

本来は取材活動をしない整理部の記者でしたが、現場を

見るのも勉強だと考えたようです。

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”五・一五“をはさむ数十年は激動の時代でしたから、

その後も父はたくさんの大事件に遭遇しています。

大きな戦争を始め、焼け野原の中で敗戦を迎えました。

編集幹部としてどんな気分で終戦の日の紙面を作ったか?

73年後の夏、それを綴ったコラムに出会いました。



ことしもまた、終戦記念日を迎えた。二十年――。

あの日はもうふた昔も前のことになってしまったのである。

だが、私の脳裏には今もその前夜の編集局の光景が鮮明に

蘇ってくる。昭和二十年八月十四日。当時、私はふたたび

毎日新聞東京本社の整理部長の職にあった。

無条件でポツダム宣言をのむかあくまで国体維持を条件と

するかをめぐる最後の御前会議が開かれたその日、まず、

天皇の聖断によって無条件降伏することになったという

情報がもたらされ、やがて終戦の詔書が私たちの手もとに

届いたのは、夜ももう遅い時間だった、と記憶する。


「朕深ク世界ノ大勢ト帝国ノ現状トニ鑑ミ

非常ノ措置ヲ以テ時局ヲ収拾セムト欲シ

茲ニ忠良ナル汝臣民ニ告ク…」


整理部のデスクには、私のそばに副部長の大西隆君(現在

病気静養中)や古谷剛正君らがいた。

相談しながら、見出しがきまった。

 

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「聖断拝し大東亜戦終結

   時局収拾に畏き詔書を賜ふ」

 「四国宣言を受諾

   萬世の太平開かん

    新爆弾、惨害測るべからず」


翌日の正午、玉音放送と同時に配布を許可されることに

なっていたその新聞づくりの作業は、しごく平静に進んだ

ような気がする。終戦は時間の問題だという気持ちが

前々から私たちの心を支配していたためかもしれない。

あるいは、敗戦の実感が本当にはまだわいてこなかった

ためかもしれない。


さらに、事柄が事柄だけに、さすがに記者的な競争意識が

このときばかりは押し殺されていたためかもしれない。

とにかく、大事件の時にいつもわれわれを包む、あの

熱っぽい興奮はなかった。冷静に、この歴史的な紙面の

作製に取り掛かることが出来たように、私は憶えている。

古谷君も先日、「動揺といったものはまったくなかった。

やはり、近いうちにとうぜんこの日が来るということが、

わかっていたからでしょうね」といっていた。


しかし、若い人たちは、とうぜんのことながらガックリと

力を落としていた。空襲警報下、薄暗い工場では大西君が

自ら大組みに取り組んでいた。葬送曲の伴奏で大組みを

しているようなものだった。ことばを発するものがない。

活字のゲラを指して作業をすすめる。


午前二時ごろ降版がすむと、整理部員も工場の人たちも、

その場に倒れ込むようにして、寝入ってしまったもので

ある。この瞬間、敗戦の重荷が、ぐっとのしかかって

くず折れたのだ。私は安全灯を首からぶらさげて、

編集局から印刷局へと社内を見回った。そうしながら、

いろいろの思いが、胸のうちを去来した。もちろん、

これからの日本、私たちの生活、そして新聞づくりに

対する不安がなかったわけではなかった。


だが、心の中でうずくのは、やはり、自由な時代が

やってくるのだという喜びであった。

長い間、軍部独裁に押さえつけられてきた新聞。

米軍が来て、どういう政策を実施するかはまだ

予想すべくもなかったが、ともかく戦争は終わった

のである。少なくとも、時間はかかるだろうが、

ほんとうのことが言える自由な新聞づくりが出来る

時が来るだろう、いや来るに違いないと思いながら、

疲れ果てて眠りこける人びとの間を私は縫って

歩いたのであった。

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…ポツダム宣言を受け入れて日本が前面降伏することを

告げる天皇陛下の“玉音”がラジオで放送されたのが

815日でした。皇居前の、玉砂利が敷かれた広場には

多くの国民が詰めかけて土下座していました。

16日付の毎日新聞はその写真をトップで大きく載せて

います。2面しかない貴重な紙面の多くを使っています。

整理部長としてのモットーは”国民の思いに寄り添え“

だったと聞いていますが、この“編集”にそれが表れて

いる気がします。  キャプションは…


“忠誠足らざるを詫び奉る”


是非はともかく、それがこの日の日本人の気持ちだと考え

鈴木内閣の総辞職、阿南陸相の自刃よりも大きく扱う

ことで自身の“思い”も込めたのでしょう。私は"是"とします。


ちなみに、朝日()、読売報知(現読売)

815日、16日の紙面はこうなっています。

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あの日から73年の時が流れました。

父はこの年の12月、待命休職になりました。

”休職”と言っても復職の見込みはなかったそうです。

占領政策が進む中で社内に“民主化運動”が起きました。

朝日、読売にも同じような動きがあって、それは、

経営者や幹部記者の戦争責任を問う若い人を中心と

する運動のようです。


勝てるはずだった戦争に負けた…戦後の日本を虚無感が

覆い、若者の不満や怒りは“旧世代”に向けられました。

新聞社では「戦争に協力したじゃないか」と糾弾されました。

大いに不満だった父ですが、大きな“うなり”に抗しきれず、

会社を去ることになったようです。

誰に非があるのかは分かりません。

ただ、激しい時代だったんだなあ…と。


# by toruiwa2010 | 2018-08-14 07:45 | 岩佐徹的考察 | Comments(2)

9日間、ゆっくり休んだ。とてもリラックスできた。

毎日、何か書かなければと材料を探し、考えをまとめて

一本仕上げるのには結構 エネルギーを必要とする。

リラックスできた…ということは、ブログを書くことが

もうすぐ80歳の爺には簡単なことではなくなっている

ことを示しているかもしれない。今日から再開するが、

臨時の休みが増えそうな予感がある。ハハハ。


さて、納豆がプチ・ブーム…なのかな?

スーパーやコンビニで手軽に買える今の若い人たちは、

東京では早朝の住宅地を納豆売りが回っていた時代が

あったことなど知らないだろうなあ。


ナット、ナット―、()ナット!

ナット―オ、ナットウ!


地域によって差があると思うが、売り子が叫ぶ売り声は

この2種類だった。私は前者だった。


うん?と思うかもしれない。

小学生のとき、中古の自転車が欲しくて“売り子”をした

ことがあるのだ。

5時ごろに起きて、農家に行き、ワラに包まれた納豆を

5本か10本仕入れて売りに行った。秋から冬にかけての

1,2ヶ月だった。早起きも寒さも厳しかったが、自分の

ためだからつらいとは思わなかった。

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戦後まもなくで 食料の乏しい時代だったから、納豆は

貴重な食べ物だった。だからよく売れたと記憶する。

ただし、母が毎晩 ご近所さんに声をかけてくれていた。

“レール”が敷かれていたのだ。ずるいな。ハハハ。


一方、岩佐家では父親がたまに食べるぐらいで、母親も

兄たちも納豆を食べる習慣がなかった。多くの人と同様、

“ねばねば”感がダメだった。ただし、体が受け付けない

というわけではないから“死ぬほど腹ペコで、ほかに

食べるものがない“状況なら、何も言わずにたいらげる…

その程度の“ダメ”だった。


そんな私が、休業中に“納豆デビュー”した。

キッカケはテレビ番組だ。すぐれた食品であることは

前から分かっていたが、先日の番組では大豆そのものの

良さを伝え、“長生きホルモン”の分泌にもいい影響を

与えると話していた。

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それほど“長生き”にこだわってはいないが、なぜだか、

このときは妙に引っかかった。食べられないわけでは

ないのだから、そんなに体にいいなら食べてみるか。


妻が、翌日買ってきた。テレビがこの手の企画をやると

翌日、スーパーの棚がからっぽになることが多いのだが、

たっぷりあって拍子抜けしたそうだ。ハハハ。


品物はタカノフーズの“おかめ納豆”だ。デビューだから

30グラムの小さなやつだ。

刻んだネギをまぶし、タレとカラシをよく混ぜて食べた。

“ねばねば”はやっぱり好きじゃないが、味は、どうって

ことはなかった。これなら十分食べられる。なんなら、

ちょっと、おいしいかも。ハハハ。

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翌日からタレとカラシの量をうまく調節して食べている。

週末から2(60gr)に増やした。

これで、長生きできなかったら、渡部と山瀬のところに

化けて出てやる。ハハハ。


休んでいる間にかねてから“やりたい”と

思っていた“大事業”を完成した。

それがなにかはあえて書かない。

完成度が低いからだ。

もう少し形を整えてから報告したい。


# by toruiwa2010 | 2018-08-13 07:24 | Comments(4)

812日まで

長期夏季休暇中です。

“何か”が起きたら別です。

ハハハ。


# by toruiwa2010 | 2018-08-09 12:09 | blog | Comments(1)


さいわい、すでに快方にむかってるそうだが、
”長嶋さん”入院と聞いて2004年3月を思い出す。
当時書いた記事を再掲しておく。
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長嶋さん、突然思いもかけないニュースに接して、大変心配しています。

長嶋さんのことですから、きっと回復して、元気な姿をまた見せて

いただけるとと信じていますが、心配なのは、とりあえずなおった

あとのことです。倒れた直後から「アテネはどうなる?」という声が

多かったのに驚きました。その気持ち、わからないではないのですが、

問題なのは、そういった言葉がきっと長嶋さんの気持ちに影響を

及ぼすだろうということです。


直接お話しする機会があったとき「学生時代から、打球をどう捕って、

どう投げたらお客さんが喜ぶかを考えていた」とおっしゃったほど、

サービス精神のきわめて旺盛な方、気遣いの方です。


また、おそらく奥様のアドバイスがあってのことでしょうが、

長嶋さんは、できるだけ相手の名前を言うようにしていらっしゃいました。

言われた人が喜ぶことを心得ていらっしゃったのでしょうね。

テレビ出演のときなどにも、常に司会者や聞き手の名前を意識的に

はさんでいました。実際はどうであれ、そういうやり取りを聞いていると、

両者の関係が単なる聞き手とゲストではなく、親しい関係にあると

思わせる効果を生んでいました。


92年の8月、全米オープン・テニスの会場で数年ぶりにお会いしたときも

そうでした。フジテレビ時代、選手・監督―取材者の立場で20年以上の

お付き合いがありましたし、81年のワールド・シリーズ中継では2週間近くを

ご一緒したとはいえ、覚えていらっしゃるかなあと、多少不安がありました。


このとき、長嶋さんはTBSのゲスト解説者としてのニューヨーク入りでした。

白いスーツでさっそうと棟続きのお隣の控え室からWOWOWの部屋に入って

くるなり「やあ、やあ、イワサ"キ"さん、おひさしぶり」と右手を差し

出されました。惜しい!! ハハハ。

初対面の人間だけでも毎日数十人、100人を超えることもザラに違いない

のですから、少しぐらい間違えることはありますよね。


ご存じなかったと思いますが、「プロ野球ニュース」用に三分間の

インタビューをとるとき、優等生は王さん、編集者泣かせは長嶋さんでした。

王さんはインタビュアーさえしっかりしていれば、ほとんど編集なしでも

使える、まとまった話をしてくれました。一方の長嶋さんは、まとめるのが

大変だったんですよ。いい話をしようというサービス精神の結果として、

ひとつの話の中に主語が三つ、四つ、述語はもっと多くなります。結局、

「言語明快、意味不明」の文章になってしまうことがしょっちゅうでした。

私たちは"とっちらかり"ぶりがおかしくて、喜んだものですが


私が、試合以外で「ナマ長嶋」にはじめて接したのは、1963年の夏の

終わりでした。入社1年目から、「プロ野球ニュース」要員にしてもらい、

大張り切りで通っていた後楽園球場でした。


そのころ、試合が終わるとほとんどの選手がロッカーへ直行する中、

その手前の「サロン」と呼ばれる部屋に二人の選手が足を止めていましたね。

入ってすぐ右のソファに長嶋さん、左奥のソファに王さんがどっかりと

腰を落とし、勝っても負けても報道陣の質問を受けていたものです。

当時、ベテラン記者の中には、まだ「長嶋」「シゲ」と呼ぶ人もいましたが、

やがて「ミスター・プロ野球」の意味で、「ミスター」と呼ばれるように

なりました。


とてつもないオーラに、新米アナウンサーは、ひたすら先輩たちとの間で

交わされる会話をメモするのが精一杯でした。相手の内懐に入るのが

下手だった私が、マイクを持たずにお話をするようになれたのは、かなり

あとになってからのことです。

たぶん新聞でチェック済みなのでしょう、バッティング練習のあとなどに

「今日は岩佐さん、中継でしょう?」と声をかけていただくことのほうが

多かったと記憶しています。


それほど、ミスターはどんなときにも気配りを忘れない人です。

81年ワールド・シリーズのときも、帰国した後お誘いがあり、西麻布の

フランス料理店でスタッフ全員がご馳走になったうえ、帰りには一人ずつ

エルメスのネクタイをお土産にいただくというとんでもないご接待を

受けてしまいました。


そんな、人を喜ばせることが大好きなミスターが、退院したあと国民の

期待を耳にされたら、きっと「ユニフォームを着よう」とお考えになるに

違いありません。そこが私の一番心配な点です。長嶋さんがおつらいのは、

普通に退院するだけでなく「あの長嶋さん」として復帰しなければ、

世間が納得しないところでしょう。それは生易しいことではありません。

「無理をして欲しくない」という一茂さんの言葉はよく理解できます。


みんなの期待が大きければ大きいほど、応えようという気になるのが

ミスターの最高の美徳だとは分かっています。しかし、同じ時代を生きて

きたものの一人として、いまはオリンピックをはじめ、すべてを忘れて、

ただ健康を取り戻すことに全力を注いでいただきたいと切に願います。


1974年10月14日夕方の後楽園球場を思い出します。

長嶋さんの現役最後の日でしたね。私もスタンドで見ていました。

思い切り泣きましたよ。日本中で、いい年をした大人が人目もはばからず

泣いた日でした。

今は、長嶋さんのプレーを実際に見たことのない若い人たちも含めて、

お元気になることを祈っています。


「私たちの長嶋茂雄は永久に不滅」と念じつつ。

                            敬具



# by toruiwa2010 | 2018-08-09 11:56 | Comments(2)

カメラを止めるな 75


人里離れた廃工場でホラー映画の撮影が行われていた。

ゾンビと化した男が恋人に襲いかかろうとしている。

両手でしっかりとつかんだ斧を構えてじりっじりっと

後ずさりする女の顔は恐怖で引きつっていた。

「はい、カット!」の声がかかった。

俳優たちが演技を止めたところで「何テーク目だ?」と

監督が尋ねると助監督が「42テーク目です」と答える…

 

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今や、“社会現象”と化しているインディズ映画です。

運よく、渋谷ユーロスペースでチケットが取れました。

平日の13時半の回でしたが、スクリーンがある3階で

エレベーターを降りると、狭いロビーは前の回の終了を

待っている人で混雑していました。この劇場で、こんな

光景を見たことは一度もありません。


二つの列ができていました。

オンラインチケットを発券する列と当日券を買う列です。

二つ目の列に対応するスタッフが「1時半の回はすでに

満席です。立ち見券も終わりました」と言っているのが

聞こえます。入場するときにはスタッフの後ろの壁の

一欄表には“売止”の紙がべたべた貼られていました。

立ち見を含め、売る券がありません…という意味です。

ま、それぐらい“話題沸騰”の映画だってことです。

その人気のほぼすべてが口コミによるものだというのも

すごいじゃないですか。

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俳優陣の中に知った顔はありませんでした。予備知識は

持たない方がいいというコメントをどこかで見たので

なにか“仕掛け”があることは予想していました。

しかし、まさか 冒頭の“37分”がその“仕掛け”だとは

想像をはるかに超えていました。


これから見る人の“邪魔”をしないように映画の感想を

書くのは難しいです。どうしても“仕掛け”に触れるし、

その後の展開も書くことになるからです。“一言だけ”

書くなら、そんなに面白いかなあ…です。

ある種の“熱気”は伝わりますが、演出・演技が未熟だし、

映画としての完成度が高いとは思いません。少なくとも

“今年のベスト”には程遠いです。


後方の立ち見と階段にも座り込んだ客(料金は同じ)

40~50人はいたでしょうか。終わって出口に向かうとき、

興奮した声で感想を話し合う彼らをながめながら、爺は

それほどでもないよ、と“ひとりごち”ました。つまり、

年代によって、受け止め方に落差があるってことです。

50代以上の人はその覚悟を持ってお出かけください。


サンプル数が少ないようですが、

“腐ったトマト”はこんな数字です。

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悲しみに、こんにちは 85


バルセロナで暮らしていたフリダの母親が死んだ。

6歳の少女は母親の弟夫婦に引き取られ、山間の農場に

やってきた。環境がすっかり変わってしまったことに

戸惑うフリダは、子供らしくわがままに振る舞ったり、

4歳になるいとこ(弟夫婦の娘)に意地悪をしたりする…

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フリダが過ごしたひと夏の物語は女性監督が幼いころ、

実際に経験したことだそうです。特別にドラマチックな

出来事が起きるわけではありません、この小品が見る

者の心に刺さるのは二人の少女を演じる子役の自然な

演技が強く“訴える”からでしょう。状況だけを告げて

自由にやらせたり、セリフを口伝えにしたり、監督は

苦労したとうですが、何よりも少女たちのみずみずしい

“感性”がこの演技をさせるのだと思います。


そして、映画は“いきなり”終わりを迎えます。しかも

私の頭に“?”を残して。いえ、こうなるのだろうな…

という“方向”はなんとなく分かりますが、具体的に何が

原因でそうなるのかが分かりにくいのです。

そもそも、母親がなぜ亡くなったのか、なぜ、フリダが

病院で血液検査を受けなければいけないのか…うっかり

見落としたのかもしれませんが、はっきりしないのです。

少なくとも、言えばはっきり分かる病名は一度も字幕に

表示されなかったと思います。“にぶい”と言われるかも

しれませんが、「そういうことか」とヒザを叩いたのは

帰宅してからでした。


ここまでの私の記事で、分かる人は分かるでしょうが、

分からない人には、特に若い人には分からないでしょう。

そのもどかしさがなければ、90点でもいい気がします。


フランソワーズ・サガンの有名な小説をデボラ・カー、

デイヴィッド・ニーヴンらで映画化した「悲しみよ

こんにちは」と紛らわしいタイトルですが、もともとの

題名は“Estiu 1993”…1993年 夏です。簡にして潔。

邦題は、かえって観客を混乱させます。


参考(Rotten Tomatoes)

原題:SUMMER1993

Tomatometer100

観客スコア:81


コード・ブルー 85


翔北大学付属病院の救命救急センターに出動を要請する

連絡が入った。成田空港で航空機が緊急着陸して多数の

負傷者が出ているという。駆けつけた白石(新垣結衣)

冴島(比嘉愛未)らが忙しく対応しているとき、機内から

一人の男が若い女性をかかえて降りてきた。トロントに

行っていた藍沢(山下智久)だった。たまたま、別の便で

帰国して事故を知り、機内でけが人を診ていたのだ…

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2008年から2017年まで10年にわたってフジテレビが

放送したドラマシリーズの初めての劇場版です。

ドラマも大好きでしたが、映画はシリーズの“集大成”に

なるのではないかと思っていました。集大成は、つまり、

すべてを一つにした最高のもの、でもあり、俳優たちの

年齢と役柄を考えると、これが最後になるかもしれない

という意味も込めています。


見ている間、ひしひしと感じたのは、この作品に寄せる

出演者たちの愛情とチームワークです。ドラマや映画が

成功するためには欠かせない要素だと思っています。

救命医の仕事も“共同作業”ですから、チームワークが

生まれやすいのかもしれませんが、山下&新垣を中心に、

戸田恵梨香、比嘉愛未、浅利陽介…似たような年齢の

俳優たちがいいハーモニーを見せています。みんなが

仲良くやればいい作品になるわけではないでしょうが、

このドラマや映画が見る者を引き込むのはそこですね。


海ほたるでの事故発生からの40分ほどはとてもよく

できているのですが、そこまでが欲張り過ぎましたね。

あれもこれもと詰め込んだために、“しんどい”です。

特にかたせ梨乃のからみは浮いているように感じました。


勝手にこれで終わりだと決めていたので、終盤で藍沢が

白石に“何か”言うんじゃないかと期待していましたが、

何もありませんでした。ハハハ。

逆に、…と言うことは“次”があるということかも。

俳優たちの年齢が上がることで、物語の幅が広がるかも

しれないし、「救命病棟24時」のようなシリーズに

なるのが理想ですが、さあ、どうでしょうね。


初日(金曜日)の午後の回でしたが、95%の入りでした。


ヒトラーを欺いた黄色い星 90


第二次世界大戦中の19439月、ゲッペルス宣伝相は

「ベルリンからユダヤ人を一掃した」と宣言しました。

しかし、およそ7000人がナチスの目を逃れて潜伏し、

1500人が戦争終了まで生き抜いたと言います。

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戦前の生まれですから、日本人が経験した戦争について

少しは知っています。しかし、私が知っていることなど

全体の1%にもならないような過酷かつ悲惨な現実が

あったでしょう。


この映画はヨーロッパではまったく違う形の“不条理”が

あったことをことを教えてくれます。虚を突かれました。

あの時代のユダヤ人が味わった恐怖は想像を超えます。

思わず正座して見たくなるような映画でした。

深夜、「秘密国家警察だ!」と叫びながら、アパートの

部屋のドアを力任せにたたく音にすくみ上ります。


最後方の席に小泉純一郎元総理の姿がありました。


# by toruiwa2010 | 2018-08-03 08:10 | 映画が好き | Comments(0)

新婚時代を過ごした民間アパートに始まり、これまでに

8回、引っ越しを経験した。芦屋の単身赴任は含まない。

結婚から3年、風呂のない木造アパートで暮らしながら、

あらゆる機会をとらえて公団住宅に申し込んでいた。

雑司ヶ谷墓地の向かいに建った東池袋の公団アパートに

当選したときの喜びは忘れ難い。風呂があったものなあ。

ハハハ。


両親の家に二階を建て増して同居することになったのは

それから5年後だった。結婚して8年が過ぎていたから、

二人の家財道具も増えていた。


引っ越しの日、荷物の運び込みもほぼ終わっていた。

すぐ使うものから優先的に荷ほどきをしているところに、

年配の作業員が“恐る恐る”という感じで近づいてきた。

「奥さま、これを…」と、“あるもの”を差し出した。

岩佐家伝来の書だった。

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“岩佐邸案内”と墨痕鮮やかに書かれている。

“本文”はこうだ。


関ヶ原の戦(一六〇〇)に於ての功績

を称えられ岩佐徹之進が一六一〇年に

徳川家康公より贈られたのが当邸

である

この邸の見所は

広く長い鴬張りの廊下である(国宝)

作は左甚五郎 京都知恩院

にも鴬張りの廊下があるがあれは

岩佐邸を作るための試作品である

何故あちらの方があの様に有名

になったか合点がいかぬ

又 客殿の襖絵は丸山応挙

描くところの

“虎” (国宝) 

他にもたくさんの文化財国宝などが

あるが詳しくは右におる

美人ガイドに案内してもらう

が良い

第一八代 岩佐家当主 徹


車から取り出そうとしたとき妻が日曜大工で作った額が

壊れてしまったようだ。エライことをしてしまったと、

さぞ、焦ったことだろう。しかし、“焦った”のはむしろ

私たちだった。


いかにも古いものに見えるが、いたずらが大好きな妻が

字のきれいな私の母に書かせた“まがいもの”だった。

申し訳ない。ハハハ。

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新居は妻のアイディアで床も壁もすべて“板張り”にした。

引っ越し業者のオヤジさんたちは見回しながら言った。

「これは…まだ工事中なんですか?」。

そう来るか。ハハハ。


当時は額装してあったこの“書”はこれを機に掛け軸に

仕立て直し、今も、岩佐家の家宝として収蔵している。

引き継ぐべき子孫はいないのだが。ハハハ。

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ちなみに 我が家は引っ越しの“ベテラン”だが、すべてを

妻が仕切り、私は関与したことがほぼない。妻の指示で

“ごく”身の回りのものを段ボール箱に詰めるだけだ。

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また、母の書はかなりのものだったし、父も“味のある”

字を書いたが、私はどちらの血も受け継いでいない。

まことに残念!ハハハ。

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# by toruiwa2010 | 2018-08-02 06:32 | blog | Comments(0)

大手通販会社との間に起きたことを書く。

一部は“クレーム”だが、全体はそうではない。


関係者様

正面の線がずれています。

かぶったときに落ち着きません。

交換をお願いします。


妻が買い物のついでに買ってきてくれたキャップはとても

気に入っていて、外出のたびにかぶっている。

ウォーキングでかぶると汗がシミになるからと5月末に

某大手通販で見つけたデニムのキャップを注文した。


数日後にブツが届いた。

取り出してかぶり洗面所に行った。モノは気に入ったが、

実際にかぶった感じは見てみないと分からないからだ。

鏡を見ると、なにか変だ。よく見ると中央の縦線が微妙に

ずれている!たぶん、大量生産の過程でたまたま生まれた

縫製のミスだろうと思う。まさか、「そういうデザインで

ございます」とは言うまい。ハハハ。

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これはダメだ。1日、2日のことなら我慢できると思うが、

気分が落ち着かないんだ。ウォーキングのときには自分の

頭は見えないのだから、神経の太い人は気にしないかも

しれない。しかし、私はダメだ。


で、段ボールを用意してもらい、差出人のところにあった

住所に送り返した。冒頭のメモを添えて。

なかなか連絡がない。しびれを切らし、私から通販会社に

メールを送った。


いつもお世話になっています。

この商品は5月末に届きました。しかし、キャップ

正面の縦のラインが微妙にずれていました。

かぶっていて気持ちが落ち着かないのです。

その旨のメモをつけて返送しました。

「交換してください」と書いて。

商品は¥1,498、宅急便は¥1,261ですが、お金の

問題ではないのです。

13日午前9時現在、何の連絡もありません。

返送先は「川越市南台xxxXXXX合同会社」です。

それしか、住所が分かるものはありませんでした。

クレームと言えばクレームですが、それより、

希望する商品を手に入れたいと思っています。

写真も残してありますが、このフォーマットでは

送れませんね。

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このメールと入れ違いに相手側からもメールが来た。

商品の到着から2週間近くの時間がっていた。それから

何度かのやり取りで“返品”が認められ、後日、返金される

ことになった。カードで払っているので、最終的に返金を

確認したのはカード会社から明細書が来た7月中旬だった。

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初め、コミュニケーションがうまくいかなかった原因の

一端は私にあった。

届いた商品を返品する場合には返品用のフォーマットが

あることに気づかないまま、“やみくも”に送り返したため

余分な時間がかかったのだ。


ただし、私の一番の不満は対応のまずさや時間がかかった

ことではない。メールや商品・出品者の評価の中で何度も、

“交換”してほしいと告げているのに、返ってくる答えは

そのことにまったく触れず、「こういう形で返金する」だけ。


金じゃないんだって。キャップは1498円なんだ。

“金”にこだわるなら、1261円かけて送り返したりせんわ! 


…金だけ返ってきた。どうしてもこの帽子がほしければ

もう一度、初めから注文しなければいけない。

腹の虫がおさまらないが、これ以上は言わない。

これからも世話になるし、ガマンするところは

ガマンしないとね。私も大人になったものだ。

ハハハ。


…と言いながら、返送手続きの文言について

1点だけ言っておきたい。


お客様のご都合によるご返送料は、

お客様のご負担(元払い)になります。


それ以上は書いてない。無言のうちに、これはあなたの

“都合”だから、返送料は払いません…と言ってるわけだ。

もともと、もらうつもりもないが、届いた商品に不満が

あって送り返す行為は“買い主の都合”ではないはずだ。

“客目線”じゃないよね。言っても通じないだろうだけど。


# by toruiwa2010 | 2018-08-01 07:43 | 岩佐徹的考察 | Comments(0)

今月6日の7人に次いで26日に、元オウム真理教信者

6人の死刑が執行された。21世紀になってから執行が

ゼロだったのは2011年だけで、毎年、執行命令書に

そのときの法務大臣が署名している。

それにしても、“3週間で13人”は驚くべき数字だから

世間の関心は高く、いろいろな人が意見を述べている。

“百家争鳴”状態だ。どの考え方が“絶対に正しい”とは

誰にも言えまい。

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国家が法の名のもとに人の命を奪う…死刑というものを

どう考えるか。制度としては、多くの先進国ですでに

廃止されているし、日本でも廃止論は根強くある。


ずるい言い方だが、私はどちらでもいい。

特に、今回の件に限って言うなら、1995320日に

“地下鉄サリン事件”が起きて一般市民13人が亡くなり、

今も、多くの人が後遺症に苦しんでいる事実があって、

16年に及ぶ裁判は法律の定めるとおりに行われた。

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証拠もそろっていたから裁判所は“法律に従って”判決を

下したのだと信じている。現下の日本国の法律が定める

もっとも厳しい刑罰が“死刑”であり、13人の行為は、

それに“ふさわしい”と判断したから裁判官は死刑判決を

下したのだ。むしろ、そうしなければ職務に、法律に

忠実でない…ということになるのだろう。

“執行”も同じプロセスを経て行われたのだから、私には

批判する理由がない。逆に、まるで 数の多さをきっかけ

としたかのように死刑廃止論が噴出していることの方が

おかしいのではないかと思う。


…とはいえ、多くの人が指摘する通り、裁判と言えど

人間が裁く以上、どこかで間違える可能性は常にあり、

“えん罪”が生まれる危険性を考えると刑の執行は慎重で

あるべきだとする意見もよく分かる。


被害者や遺族の気持ちをどうするのか、何人 殺しても

死刑にはならない、となったとき、人はどうするのか…

考えなければいけないことは山ほどある。


だから、どちらでもいい…と書いたが、実際は、私には

“どちら”と決める決定的なポイントが見つからないのだ。


国民の総意で廃止と決まるなら反対はしない。ただし、

廃止するときは、その代わりにこうする…という制度の

整備がマストだと思う。“被害者感情”をどうするのか、

“抑止”をどうするのかを置き去りにすることはできない。

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ノーベル賞候補作家・村上春樹が毎日新聞に「胸の中の

鈍いおもり」と題する一文を寄せていた。読んでみたが、

何を言いたいのかよく分からん。

“死刑制度そのものに反対”と言う一方で、少なくとも

この件に関しては“死刑制度には反対”とは、簡単には

公言できない…とも言う。その理由として、被害者や

遺族にインタビューして その悲しみ、苦しみ、怒りを

知っているからだと言っている。なんだ,それ。


この執行を“十三人の集団処刑(とあえて呼びたい)”と

かなり刺激の強い表現で記したあとに、“それが正しい

決断だったのかどうか、白か黒かをここで断ずることは

できそうにない“とも。なんだ、それ。


日曜日のTBS「サンデーモーニング」でも扱っていた。

大阪国際大学准教授という女性コメンテーターの発言が

私の“アンテナ”にひっかかった。


法務大臣が「世論の多数が支持している」と

言ってたんですけど、その世論は正しい知識と

背景をもとに形成されたものだろうかという

ことをやっぱり考えてしまいますね。

私ィ、1ヶ月に13人も死刑になる国にいま

住んでるんだって、すごく感じて…

なんか、ある種の公開処刑のように

私の目には映ったんですね


わずか20秒のコメントなのに突っ込みどころが多い。

“前段”はこの件と直接の関係はないのだが、聞いていて

最初に“うん?”と思ったのはそこだった。

世間には“正しい知識と背景をもとに形成され”ていない

意見はゴマンとある。それも含めて“世論”なのだ。

第一、 あなたの言う“正しい知識と背景”ってなんだ?と

聞いてみたいが、本筋からどんどん離れてしまうので

やめておく。


“後段”は、私以上にずるい!意見を求められているのに

“へえ、そうなんだあ”と投げ出している。裁判もせずに

死刑判決が出され、法律を無視して執行されたのなら

“公開処刑”との非難もアリだが、これでは強い言葉を

使いたかっただけという印象しか残らない。

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彼女のコメントはこのあとさらに40秒続いた。

賛成が多かったフランスでは死刑が廃止され、2001年に

“マインドコントロール規制法”ができたと話したあと、


今回のオウム事件で、やっぱり優秀な前途ある

若者がカルトにはまっていった背景という

ものをちゃんと考えなくちゃいけなくて

中にはやっぱり、加害者であり、被害者で

あった人がいるんじゃないかっていうことを

深く、私は考えなくちゃいけないんじゃないかと

思っています。


加害者であり、被害者…そういう情緒的な考察は言葉は

問題の本質をゆがめる。死刑制度に反対しているとしか

思えないが、で、どうするについては何も言わなかった。

まさか、いろいろ 深く考えようってことじゃあるまい。


あれこれ聞いた識者のコメントの中で一番“響いた”のは

元東京地検検事・土本武司氏の話だった。検事として

執行に立ち会った経験を話していた。


…最後の断末魔としての痙攣状態に

至るまでの受刑者のありさまというのは

少なくとも正視に耐えないものだった。

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経験した者でないと分からない部分もあるだろうが、

これだけでも、“死刑”というものの残酷さは伝わる。

それは分かる。しかし、一方で死刑判決を受けるのは

普通、複数の人の生命を奪った者だ。その犯行現場の

凄惨さはこれの比じゃないはず…と考える私がいる。

難しい。


この件では、上川陽子法務大臣の“勇気”に目を見張った。

公務だから、本来“性差”はないのだろうが、よほどの

信念がないとここまで粛々と進められるものではない。

10年前を思い出した。


永世死刑執行人 鳩山法相。

「自信と責任」に胸を張り、

2ヶ月間隔でゴーサイン出して

新記録達成。またの名、死に神。

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1年で15人の執行命令書にサインした鳩山邦夫氏を

からかったつもり?の朝日夕刊・素粒子の記述だ。

1000件超の抗議を受けて事実上 謝罪した。

“下手人”は「詫びてはいない」と言うかもしれない。

だって…


風刺コラムはつくづく難しいと思う。

法相らを中傷する意図はまったくありません。

表現の方法や技量をもっと磨かねば。


うーん、こりゃ謝ってはいないね。活字でもテレビでも

メディアってプライドが高く、素直じゃないんだよなあ。


# by toruiwa2010 | 2018-07-31 07:04 | 岩佐徹的考察 | Comments(3)

2年前、2本のアニメが大ヒットし、日本アカデミー賞で

アニメ部門の最優秀を争ったことは記憶に新しい。

苦手なカテゴリだが、どちらも見た。

「君の名は。」は世間の評価があまりにも高かったので、

賞レースに出て来たときに何か言いたいから見たのだし、

同じように見ないつもりだった「この世界の片隅に」は

当ブログの読者に勧められたから出かけたのだった。


鑑賞後の私の評価は明確だった。

「君の名は。」は 二人の登場人物が“入れ替わる”という

設定が気に入らず、75点、戦争中の物語だからさぞかし

暗いだろうと覚悟していた「この世界の…」は“反戦”を

静かに訴える作り方を好感して85点だった。

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7月期にTBSがドラマとして放送している。

広島市江波(えば)で生まれ、家族総出でノリづくりを

しながら育った浦野すずが 海を望む丘の上で暮らす

男性に嫁ぎ、夫やその家族とともに 第二次世界大戦を

懸命に生き抜いた物語だ。


TBSの日曜9時の枠は伝統があるから期待する一方で、

主演の女優さん(松本穂香)になじみがないし、解像度の

高いハイビジョンカメラが撮る映像で、暗く沈んでいた

あの時代の”空気”を出せるかなあという疑問があった。

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今のところ(3話終了)、“やっぱりね”という感じだ。

家の中はまあまあだが、すずが砂糖を買いに行く闇市の

シーンなど、外に出るとそうはいかない。

新しい工芸品をわざと汚して骨董品に見せる“贋作”ぽい

場面が何度となく出てくる。テレビドラマの限界だけど

よく頑張っているとは思う。


ドラマの成否がかかっている松本は予想を超えていい。

“もわーっとした”不思議な雰囲気を漂わせている。

大化けするかもしれない。

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…とまあ、私はそれなりに気に入ってTBSのドラマを

見ているが、不満、あるいは不快と感じている人たちが

いるようだ。アニメ映画版「この世界の片隅に」製作

委員会の面々だ。

“我々はドラマ版とは関係ない”とHPで宣言した!


現在放送中の漫画『この世界の片隅に』を

原作とする実写ドラマに「special thanks to

映画『この世界の片隅に』製作委員会」と

表記されておりますが、当委員会は当該

ドラマの内容・表現等につき、映画に関する

設定の提供を含め、一切関知しておりません。

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special thanks”としたTBSの意図も分からないが、

正面から「あんなことを言ってますが、我々はいっさい、

関係ありませんから」とあえて異を唱える意味がどこに

あるのかもよく分からん。


そこまで“こだわる”理由の一つはドラマにはときどき、

“現代”が顔を出すことかもしれない。すずのひ孫()

恋人と思われる男と一緒にすずが住んでいた家を訪ね、

リフォームしてここに住むと言っている。

たしかに、木に竹を接ぐ“無理やり”感は否めないものの、

ひ孫役の榮倉奈々が好きだから私は何の不満もないが、

委員会は“不要”だと言いたいのではないか?

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誰もが、あっちはアニメ、こっちはドラマ…と、違いは

認識しているし、せっかくいい話なんだから、あんまり

“ぎくしゃく”して欲しくないんだけどなあ。


# by toruiwa2010 | 2018-07-30 07:47 | ドラマ | Comments(1)

・・・つづき


Nステ」の終了からほぼ1年後、久米は

テレビカメラの前に戻ってきました。

そのときに書いた記事を思い出したので、

おまけとして載せておきます。

“おまけ”にしては結構 長いですし、なぜか

呼び捨てになってますが。ハハハ。


ヒロシです

( 2005/04/18初出 )


久米宏がテレビ画面に戻ってきました。

日曜夜8時、日本テレビの「A」という番組です。

日テレのこの枠では、彼と天才・横山やすしが共演した

TVスクランブル」が懐かしく思い出されます。

久米がTBSをやめたあと、「ニュース・ステーション」が

始まる半年前まで放送されたもので、付き合いの長い

オフィス・トゥー・ワン制作の人気番組でした。

時事ネタのビデオを見たあとやすしが好き勝手なことを

しゃべる、その、どこに向かうか分からないやすしを

久米が見事な手綱裁きで導いていく…という趣向でした。

“生放送+過激発言が多いやすし”ですから、スリルを

感じながら見た方も多かったはずです。

そして、久米のよさ、才能が十分に生きた番組でした。

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今回の興味は、20年近く大変なストレスがたまる番組を

やり終えたあと、しっかり“充電”した久米宏がどんな

切れ味を見せてくれるかという点にありました。

結論から言うと、「肩すかし」・・・。ハハハ。

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一回見ただけで言うのは酷だとは思います。

しかも、間が悪すぎましたね。けさの新聞で一回目の

収録が“323だったと知りましたが、その時点では

まさか、アジアの情勢がこんなことになるとは思いも

しなかったでしょう。同情の余地はあります。


それにしても、まず、北京のある家庭とスタジオを

映像つきのインターネットを結んで、出てくる話題が

なぜ、“肥満に悩む少女”?!

二つ目が、同じ方法でソウルと結んで、“学歴重視“を

反映して妻子が海外留学したために“逆単身赴任”する

サラリーマンの話!!

知っているようで知らないアジアを広く知ってもらおう

というコンセプトなんでしょうが、この番組をはさんで、

いやというほど見せられる中国や韓国で”現在進行形”の

極端な反日行動とのギャップが激しくて、見ているのが

痛々しい感じでした。

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スタッフや、久米の気持は手に取るように分かります。

「しまった。やっぱり撮り直すべきだった」と思った…

はずです。収録の内容を考えれば、そのまま放映したら

現状との“落差”は明らかだったのですから、スタッフの

対応のまずさは最悪です。

この“ゆるい”感覚で今後も番組を作っていくとしたら、

この先も明るいとは言えません。


「撮り直したほうがいいのではないか」の声はどこかで

出たはずです。もし出なかったとしたら、局そのものの

ニュース感覚を疑ってしまいます。

私は、これまでの言動から言っても、番組の看板である

久米宏本人が、まず言ったのではないかと思います。

言わなかったとすれば、もう、彼の感覚がずれています。


番組一本撮り直すための費用は、半端ではありません。

しかし、肝心の一回目の中身があれでは、期待して見た

はずの大勢の視聴者を裏切ってしまったと思うのです。


番組の作り方も、久米のよさは生かされていません。

彼自身が番組内でこう語っていました。

「自分が目立たないようにしたい」と。

…本心ではないと思います。視聴者は、黙って人の話を

ニコニコ聞く彼を見たいわけじゃないでしょう。ハハハ。

海外と結んでいるために音のディレーがあり、その上

通訳が入りますからかなり細かく編集処理をしています。

このことも、番組全体のリズムが心地よくない理由だと

思います。この作り方だと、ライブは絶対に不可能だし、

“当意即妙”を売りにする久米が発言しにくくなるという

ジレンマを生んでいます。


事情はあるのでしょうが、収録と放送の間が空きすぎて

いるのも興をそぎますね。

この時期の“3週間強”は、現地も日本も季節感が大きく

変わる時間です。スタジオで収録するクイズ番組なら

いいでしょうが、“アジアの今”を伝える為には、こんな

スケジュールではダメだと思います。


厳しすぎるのは自覚しています。

でも、私のブログだし番組関係者が見るわけもなし・・・。

お断りしておきますが、フジテレビOBの私でも、

“母局”で変な番組があればクレームをつけますよ。

もっとも、このところ“さわぎ”はあっても話題になる

ような番組はどこを探してもありませんものねえ。

ハハハ。


「クメピポ」終わる

~また、会おう~( 2009/08/07 初出 )


才人・久米宏が司会する「クメピポ」が“早くも”終了。

「ニュースステーション」降板後、彼が“メイン”として

かかわった番組はどれひとつ長続きしていません。


「A」2005.4.176.26(NTV)

「久米宏のテレビってヤツは!?

2008.10.222009.3.11(TBS系)

「クメピポ」 2009.4.157.29TBS系)


「A」がワン・クール(3ヶ月)、ほぼ同一番組と考えても

いいと思われるあとのふたつは、合わせても1年間も

もたなかったことになります。


「A」が始まったとき、本気で“復活”を目論んでいる

のだろうかと疑いました。ストレスがたまるに違いない

「Nステ」を20年近くやったあと、じっくりと充電して

テレビに戻ってきた彼には大きな期待を持っていました。

見事に裏切られました。

まず、情報系の番組だというのに、まるでスタジオの

クイズ番組みたいに、数週間前の収録という取り組みが

納得できませんでした。

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彼自身の発言が少ない作り方にも違和感がありました。

番組内で「自分が目立たないようにしたい」と語って

いましたが、視聴者は、黙って人の話をニコニコ聞く

彼を見たかったわけじゃないでしょう。ハハハ。

久米宏ならではの“当意即妙”さに欠け、番組のリズムは

どこにもなかったのですから、早々に打ち切られたのも

仕方がありません。


「久米宏のテレビってヤツは!?」が始まったとき、私は

Cogito, ergo sum 9」の中でこう書いています。


久米宏の新番組が始まった 視聴率は出ないと思うぞ

最初のテーマが“三浦元社長は自殺か他殺か”ではね

出演者が多すぎてまとまりを欠き、さすがの久米も

“仕切り”に苦労していた

久米がいれば八木亜希子は不要だろうに


あるサイトによれば1回目視聴率は5.5%  

1日前にスタートした劇団ひとりの「学べる!!

ニュースショー!スタート2時間スペシャル」は

11.9%とってる  どうする?


…視聴率は上がらないまま。5ヶ月弱で終了しました。

久米宏ほど“達者な”聞き手がいるのに、八木亜希子が

いるのはなぜ?と思いました。久米、事務所、制作者…

誰の意向か分かりませんが、首を傾げたくなる愚策です。

「クメピポ」も作り方はあまり変わっていませんでした。

むしろ、八木に加えて、千原ジュニアとベッキ―まで

“司会グループ”に入れるなど、“迷走”している始末です。

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「クメピポ」・最終回のゲストはビートたけしでした。

筑紫哲也がキャスターを務めた「NEWS 23」の1回目の

ゲストもたけしだったそうです。どうも、文化人意識の

強いタレントには“たけし崇拝者”が多いようです。

たけしを評価することが自分の“文化度”を表すとでも

思っているようで笑えます。そして、視聴率も10%を

叩き出してしまうからなあ。「相手の思う壺にはまるのは

口惜しい」と思いつつ、私も見てしまったし。ハハハ。



話がそれました。「クメピポ」終了です。

果たして、久米宏は“終わって”しまったのか?

最終回に至る、7回分の平均視聴率が“5.9%”ですから、

しょうがないでしょう。

数々の修羅場を踏んだ、彼ほどの“腕”が、そう簡単に

落ちるとは思えません。

回転が速く、優秀な頭脳の持ち主のはずなのに、「A」で

復活したあとも、基本的に「Nステ」時代と変わらない

アプローチをしているのが間違いだと思うのです。


ニコニコ笑っていたり、何人もの“脇役”を従えたりして

いるのは“形”にすぎません。

久米らしい角度からの“聞き役”、“引き出し役”に徹して

11でゲストと向き合ったら、彼に勝るタレントは

いません。そうなると、出演することをためらう人が

増えるでしょうが。ジレンマ。ハハハ。


テレビの歴史に大きな“足跡”を残した彼がこんな形で

消えていいはずはありません。事務所の奮起を促して

おきましょう。


# by toruiwa2010 | 2018-07-29 06:12 | 自分的傑作選 | Comments(0)

20043月末、テレビ・ジャーナリズムに

革命を起こした「ニュースステーション」が

使命を終えて幕を閉じました。

評価する声も、批判する声もたくさんあって

キャスターの久米宏が貯めこんだストレスは

想像を超えていたと思います。


Nステ終わる

( 2004/03/31初出 )


久米宏さんの「ニュースステーション」が終了しました。

「あれを見ないと一日が終わらなかった」方も多かった

ことでしょう。

“司会者”がニュース番組を切り回すという、それまで

日本では見られなかった手法、その司会者、久米宏が

発する圧倒的なオーラ、斬新なセット…どれをとっても、

注目を集める要素を十分に持っていました。

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話題になっていましたので、ライバル局の番組でしたが、

初めはよく見ていました。

しかし、しばらくすると見なくなってしまいました。

理由は、番組の“売り”である久米さんのキャラクターや

彼が“自分を演出する”そのやり方に“辟易”したからです。

野球やサッカーの中継にまで顔を出すんだもの。ハハハ。


彼の才能のすばらしさは素直に認めます。

思い出すのは、今から30年近く前の若き日の彼です。

たまたま乗ったタクシーのラジオで、売り出し中だった

彼の声を初めて耳にしました。

永六輔さんが司会をする番組、「TBS土曜ワイド」で

外回りのレポーターをやっていました。

短い時間の中に、独特の視点からしっかり自分らしさを

出したレポートでした。


レポートの原点は「その場にいる者にしか分からない

ことを伝える」ことです。

この一点をとっても、久米宏はほかのレポーターとは

はっきり違っていました。

研ぎ澄まされた感覚で自分が感じたことを“そのまま”

言葉に置き換え、明るくテンポのいいしゃべり口で

リスナーに訴えていました。

ほめすぎかも知れませんが、「こんな奴がいるんだ」と、

同業他社の後輩アナの仕事にびっくりしたのは事実です。


はじめはラジオ中心に活躍していました。彼の“基礎”は

そこで出来上がったのだと思います。

その後、テレビに出始めると、「ぴったしカンカン」で

軽妙な司会ぶりをみせました。さらに、黒柳徹子さんと

組んだ歌番組、「ザ・ベストテン」でも大人気でした。

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数年後、フリーになって、日本テレビでやった生番組、

「ニューススクランブル」は、コンビの横山やすしとの

やりとりが緊張感とスリルにあふれて、最高に面白い

番組でした。

1週間のニュースを二人がアドリブで斬るのですが、

両者のキャラクターの見事なまでのコントラストと、

何を言い出すか分からないやすしをコントロールする

久米さんのワザが視聴者をひきつけました。


そんな経験を集大成したのが「ニュースステーション」

だったと言ってもいいのでしょう。

はじめは「さすがだ」と感じ入ったのですが、そのうち、

やり方が気になり始めました。

何よりも、「ずるい、フェアじゃない」と思ったのは、

CM直前の捨て台詞でした。

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“申し子”といってもいいほど、「放送」を熟知しています。

CM前の10秒のカウントダウンに合わせて、ゲストを

斬り捨てるような一言を入れる、テーマについての

自分の考えを放り込むことなど、彼にとってはいとも

簡単なテクニックです。


海千山千の国会議員でもどんなに口の達者な評論家でも、

放送の仕組みをそこまでは分かっていません。

反論しようとしても、そのときには番組はもうCM

入っています。結果として、彼の言葉がそのコーナーの

“結論”であるかのように視聴者の脳に残るのです。


業界内の多くの人が指摘し、批判しました。しかし、

ご本人はいわば確信犯、承知の上でやっていますから、

やめる気配はありませんでした。

番組内の“立ち位置”が違いますから一概に言えませんが、

田英夫、筑紫哲也、磯村尚徳、俵孝太郎、木村太郎…

彼以前の名だたる、そしてかなり強烈な個性を持った

キャスターたちにも見られなかったやり方でした。

だからこそ、視聴者の目には新鮮に映り、アンチ久米を

上回る熱烈な久米ファンが生まれたのだと思います。


ニュースの送り手は、“事実をありのままに伝え、判断は

視聴者に任せるべきだ”と考える私にとって「Nステ」の

最終評価はNOです。しかし、テレビの世界にまったく

新しいニュースの伝え方をプレゼンし、賛否はあっても

それを確立した功績は大きいと言わざるを得ません。

その意味で、日本のテレビ史に、「Nステ」と久米宏の

名前がしっかりと刻まれるのは間違いありません。


大きな功績にくらべればとるに足らないことでしょうが、

そのかげで見過ごされていることに触れておきます。

功罪の“罪”の部分です。

それは“亜流”を作ってしまったことです。それだけ、

影響力があるということなのでしょう。テレビ朝日には、

サッカーの角沢アナ以下、似たようなしゃべり方をする

アナウンサーが何人もいます。女性アナにもいますから

驚きます。残念ながら、形は似ていても、内容もキレも

まるで違いますが。


亜流を作った点では久米さんに代わって新たに登場する

古舘伊知郎さんも同じです。偶然の一致でしょうか、

二人とも極め付きと言っていいアクの強さが持ち味です。

いい意味でも悪い意味でも、“だから”視聴者の神経が

鋭く反応するのでしょう。

今までになかったスタイルを編み出して、“個性”にまで

結晶させたところに値打ちがあります。

そして、それが人気になったり、評価を受けたりすると、

若い人たちがついつい同じ方向を目指してしまうのは、

どの世界にも見られる現象です。


ある局で、大人気のアナウンサーが生まれると、それを

真似る後輩アナが必ず現れます。なぜ、先輩、上司が

注意しないのでしょうか。形だけ真似をしても、そこに

実力が伴わなければ、“久米もどき”、“ミニ古舘”以上に

なることはありえないはずなのに。

“罪”とは言ってもご本人たちにはまったく責任のない

話でしたね。ハハハ。


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さて、古舘伊知郎の「報道ステーション」は楽しみです。

12月に節目の50歳になるようですが、大勝負に出た

ものですねえ。古舘さんにとって「久米のあと」という、

これほどやりにくいシチュエーションはありません。

これまで彼の最大の売りだった、あの“言葉遊び”も

できないのですからね。

なのに引き受けたのはそれなりの勝算があったはずです。

きっと、彼個人だけでなく有能とされる彼の事務所にも

秘策があるのでしょう。同じ放送人として、それが何か

是が非でも知りたいです。 ハハハ。


つづく・・・


# by toruiwa2010 | 2018-07-28 07:04 | 自分的傑作選 | Comments(0)

グッバイ、ゴダール 75


主な登場人物は二人の男女。

男はジャン=リュック・ゴダールで女はその妻、アンヌ。

ゴダールは1960年、「勝手にしやがれ」で映画シーンに

鮮烈な風を吹き込み、ヌーヴェル・バーグの旗手として

映画界の寵児になった男だ。

女優のアンヌは1967年にゴダールの映画「中国女」に

主演として起用され、間もなくゴダールと結婚する。

この映画の原作の著者だ。


17歳の年齢差がある“監督と女優の結婚生活”は 初めは

順調だったが、1968年にパリが“政治の季節”を迎えると

微妙にぎくしゃくし始める…

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妻は何度も”寝落ち”していました。私も綱渡りでした。

前半も“禅問答”めいた会話が多くてうんざりしますが、

フランスに大学生が中心になった“五月革命”が起きて、

激しい議論が始まると、“観念的な”言葉が飛び交って

何を言いたいのか理解不能になります。フランス語を

日本語に置き換えた字幕を見ていますから ストレスは

倍増するのです。ハハハ。

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隣りで眠る妻を見て「出たいのだろうな」と思いつつ、

最後まで見たのはアンヌ役のステイシー・マーティンに

魅力があったからです。

違うだろう…と言われそうですが、ソフィ・マルソーを

初めて見たときの“感動”に近いものがありました。

ま、その感覚は人それぞれでしょうが。ハハハ。


ゴダールの「勝手にしやがれ」は衝撃的でした。

主演のジャン=ポール・ベルモンドが放つ強烈な個性が

大きかったと思いますが、それまでの映画作りの基本を

無視した作品が まだ若かった私を興奮させました。

ただし、その後のゴダールの映画を見続けたかと言えば

そんなことはなく、「軽蔑」(1963)と「彼女について私が

知っている二、三の事柄」(1967)2本ぐらいです。

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かなり“めんどくさい”男として描かれているゴダールを

ルイ・ガレルが好演しているように思います。


アンヌは去年70歳で亡くなっていますが、ゴダールは

87歳の今も健在で、今年のカンヌ映画祭では彼の新作が

上映され、ポスターには彼の作品「気狂いピエロ」の

1場面が使われました。で、「グッバイ・ゴダール」も

映画祭で上映されると聞いて「実にバカげた発想だ」と

おカンムリのようです。まるでわがままな子供のように

描かれている自分を見たらそう言いたくなるのも分かる

気がします。ハハハ。

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R15+”=15歳以上なら見られる…どうでもいいような

ものですが、結構、はっきりと裸の“前面”が見えます。

松坂桃李の「娼年」を見たときにもビックリしましたが、

映倫の規定は昔に比べ、だいぶ“ぬるく”なったのかな?


参考(Rotten Tomatoes)

原題:LE REDOUTABLE

Tomatometer54

観客スコア:54


クレアのカメラ 85


片づける仕事があってまだオフィスに残っていたマニに

社長が声をかけた。「ちょっとつきあってくれない?」。

会社の近くのカフェに誘い出され、そこで 思いがけず、

クビを告げられた。「あなたが純粋であることは認めるが、

正直とは思わない。そういう人とは仕事ができない」と。

なぜマニが正直じやないと思うのかについて、社長は

何も言わなかった。


カンヌにある映画配給会社で大過なく5年勤めた末の

突然の宣告に戸惑ったが、承諾せざるを得なかった。

気持ちを整理するため、カンヌにとどまっているときに、

ビーチでフランス人の女性から声をかけられた…

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それがクレアでした。教師だと言い、カメラを持って、

行きずりの人や景色を撮っています。「私が写真を撮ると

その人は別人になるのだ」と不思議なことを言います。

映画のチラシにもそのことが強調して書かれていますが、

作品を見る上で気にすることはありません。日本では

「魂を抜かれる」などと言って写真を撮られることを

忌み嫌った時代がありますが、そんな“非科学的”な話は

私は受けつけないし、無視しないと、かえって鑑賞の

”邪魔”になります…と警告しておきます。ハハハ。


社長がはっきりしない理由でマニを解雇を告げる冒頭の

シーンは韓国語のセリフが棒読みに聞こえてしまいます。

「なんだこれは。まるで、大学の映画部が作ったような

映画だなあ」と落胆しましたが、ガマンして見続けると、

妙に引き込まれます。

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理由の一つはマニを演じるキム・ミニかもしれません。

36歳だそうですが、とてもそうは見えません。日本の

女優を見慣れた目には“新鮮”です。ニュアンスがうまく

伝わらない言葉ですが、そうなんです。ハハハ。


参考(Rotten Tomatoes)

原題:CLAIRE'S CAMERA

Tomatometer90

観客スコア:67


セラヴィ! 85


郊外の古いお城を借り切って開かれる盛大な結婚式を

舞台に、プロデューサーの奮戦ぶりと裏側で展開される

すったもんだを描いたフランスのコメディ映画です。

爆笑するシーンはほとんどありませんが、全編を通して

そこはかとなく笑えます。

「最強のふたり」の監督の作品と知って納得です。

暑さを忘れられます。

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参考(Rotten Tomatoes)

原題:C’EST LA VIE

Tomatometer76

観客スコア:63


# by toruiwa2010 | 2018-07-27 06:50 | 映画が好き | Comments(0)