ブログトップ | ログイン

岩佐徹のOFF-MIKE

toruiwa.exblog.jp

実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

今日、222日はにゃんにゃんにゃん

猫の日だとか。

我が家に来て、多くの幸せを与えてくれた、

愛しく懐かしい猫たち。

d0164636_17120781.jpg

















上左はチャメ。短い命だった。ゴメン。

その右のブクは下左のペレと仲のいい兄弟だった。

下右は岩佐家最後の猫、チャバの若いころ。

後ろ姿に哀愁があるやつだった。


妻の作品。


# by toruiwa2010 | 2018-02-22 17:22 | インスタグラム風 | Comments(0)

女子パシュート、みごとな金!


2日前のQFのスタート直後に先頭の高木美帆が勘違いして

上体を起こすというミスがあったにもかかわらず、落ち着いて

立て直し、楽に勝ち上がった。清水宏保が「このレースを見て

金がとれると確信した」と言っていた。スピードスケートを

知り尽した男の言葉を聞いて、私も優勝を信じてレースを見た。

d0164636_08412846.jpg








スタートしてすぐ 3人の足の運び、隊列がきれいに揃っていた。

途中、オランダにリードを許すシーンもあったが、ペースを

乱すことなく完璧な勝利をおさめた。

前から見ても、横から見ても芸術的な美しい滑りだった。

高木姉妹、佐藤綾乃の息が合った滑り、決勝では滑らなかった

菊池彩花、コーチを加えたJAPANのチーム""ークの勝利と

言っていいのではないか。


高木美帆は金銀銅のメダルを手にした。ふさわしい活躍だった


FSが楽しみだね


女子フィギュアSPは男子と同じように見ごたえがあった。


昨日は3ヶ月に1度の通院の日だった。坂本花織が1番滑走の

4組が始まるまでには帰宅できると読んでいた。診察までは

読み通りだったが、会計にとんでもない時間がかかり、結局、

4組の坂本と長洲未来の演技は待合室で見ることになった。


ボリュームを絞ってあるため音楽は聞こえなかったが、坂本の

演技はパーフェクトに見えた。ひょっとして70点台の半ば?

と思ったが、それほど甘くはなくて73.18だった。自己最高を

上回るスコアだ。のびのび滑ったことを評価する。素晴らしい!


最終組の第一滑走は女王、メドベージェワだった。

始まる前から、女子は彼女とザギトワの一騎打ちになるのが

ほぼ確実だと思っていた。今シーズンの初めなら金メダルは

間違いなくメドベ-ジェワだっただろうが、ザギトワの著しい

成長で今はいい勝負になるはずだ。


ポジションについたときからメドベージェワの"プレゼンス"

”存在”は圧倒的だった。華やかで優雅、加えてミスのない演技。

満点だった。そして、自己新を更新して貫録を見せた。


メドベージェワのあと、リンクに降りた宮原知子はさぞかし

やりにくかっただろう。現在の女王が観客を魅了したあとだし、

団体戦でとられた回転不足は不安のタネになっているはずだ。

払しょくできているかに注目して演技を見た。

…杞憂だった。彼女も自己ベストを塗り替えた!


3人目で大人の演技を見せたオズモンドも落ち着いた演技で

自己新を出した。


そして、“伸び盛り”のザギトワ。

初めてのオリンピックとは思えない、プラス15歳とは思えない

落ち着きで完璧な演技を見せた。

すべてのジャンプを集めた後半を見て80点台に乗せてくる

可能性があると思った。まさかとは思いつつ、もしかして、

メドベージェワを上回るかもしれない…とも。


…ずっと、「メドベージェワに金をとらせたい」と言ってきた

私にとっては悪いことに、その通りになった。恐るべき少女は

自己ベストを更新すると同時にSPの世界最高を上回った。

オリンピックという舞台でレベルの高い、完成形と言っていい

こういうパフォーマンスを見られたスケートファンは幸せだ。


これで、FS最終組6人中 上位5人が自己ベストを更新した。

しかも、坂本を含め、誰もジャンプを失敗しなかった。

コストナーがわずかに片手をついただけだ。すごいSPだった。

d0164636_08412417.jpg







明日のフリーが楽しみだ。

ミスがなかったのにザギトワに抜かれたメドベージェワには

ショックがあるのではないか?これまで経験がないことだから、

心穏やかではない…程度では済まないと思う。それがフリーの

演技にどう影響するか?


滑走順が大きなファクターになるのではないか。

上位3人はザギトワ-オズモンド-メドベージェワ…となった。

ファクターになるとは書いたものの、この順を見せられても、

どう影響するかはまったく分からない。ハハハ。


カーリング娘、準決勝へ!


最終戦でアメリカが敗れたために準決勝に進めることになった。

ラッキーとも言えるが、そこまで頑張った結果だ、胸を張って

氷に乗ってほしい。

インタビューを受けていた吉田姉、「あと2試合やれますよ」と

言われて「そうなんですよね」と答えていたが、あそここそ

「そだねー」だったなあ。惜しい! ハハハ。

d0164636_08411795.jpg












あと2試合楽しめるし、メダルの可能性が出てきた。


# by toruiwa2010 | 2018-02-22 08:45 | フィギュアスケート | Comments(0)

絵本作家、のぶみさんが作った「あたしおかあさんだから」が、

ネットで騒がれ、多くの番組で議論のテーマになっている。

歌詞の内容が “母親に”犠牲を強いるものだと批判する声が

多いと聞いて、さっそく、その詞を読んでみた。

d0164636_07511345.jpg









♪一人暮らししてたの 

おかあさんになるまえ

ヒールはいて ネイルして

立派に働けるって 強がってた


今は爪きるわ 子供と遊ぶため

走れる服着るの パートいくから

あたし おかあさんだから


あたし おかあさんだから

眠いまま朝5時に起きるの

あたし おかあさんだから

大好きなおかずあげるの

あたし おかあさんだから

新幹線の名前覚えるの

あたし おかあさんだから

あたしよりあなたの事ばかり


…うーん、これのどこがダメなのか? 率直にそう思った。

自己犠牲? 確かに、子供のために自分が我慢していることを

書き連ねているが、つらいと感じているようには受け取れない。

むしろ、それを喜びとしているように聞こえる。呟いた。


♪母さんが夜なべをして 

手袋編んでくれた 

木枯らし吹いちゃ

冷たかろうて 

せっせと編んだだよ・・・

これもダメなのかい?冗談じゃないぜ。

誰も自己犠牲を強いているわけじゃない。

それでも、母性はこう振る舞う。

だからこそ、母は偉大なんじゃないの?


過去、“男社会”だった日本では、結婚したら 嫁として夫を立て、

子供を生んだら 母として自己犠牲は当たり前としてきた。

男は 良妻賢母という聞こえのいい熟語で女性を自分たちに

都合がいいように仕向けてきた。

今は“イクメン”という言葉さえふつうに通用する時代だから、

作者の頭の中にそんな考えがあったとは私には思えない。

要は、どう受け取るかだろう。立ち位置によって違う気がする。

d0164636_07514371.jpg








「ノンストップ」で話し合っているのを聞いたが、街頭での

意見も含めて“いろいろ”だった。かなり意外だと思ったのは

「結婚する気がなくなる」、「こんなに我慢することになるなら

子供なんて生みたくない」的な声が独身女性から出たことだ。

…そこまで思うんだ。


“自己犠牲”かあ…聞いているうちに難しいなあと思い始めた。

「これの何がいけないんだ?」という初めて詞を読んだときの

“居丈高な”気分ではなくなっていた。案外 素直or/and柔軟。

ハハハ。

d0164636_07513985.jpg





子供が生まれたら、思うようにできなくなることは多いだろう。

しかし、そもそも、友人関係から恋人になったときにある種の

“制約”が生まれるものじゃないの?

で、結婚したら、独身時代にくらべ、制約は格段に増える。

家事をしなければいけない。自由に使えるこづかいなどない。

時間があってもふらふら出かけることはできない…エトセトラ。


ただし、ここまでは男女で大きな差はないのではないか?

夫だって、こづかいが減ってランチも安いもので我慢する。

上司・同僚との付き合いが悪くなる。どうでもいいことだけど

女子社員の間で人気が落ちる。ハハハ。


両性共に、これらのことを我慢できたのは 愛する人と一緒に

暮らす喜びがまさったからではないのか?

しかし、歌詞にある、子供が生まれたことによるさまざまな

制約は我慢できない…んだね? 何が違うんだろう?


そこまで紹介しているところは少ないようだが、歌詞の最後に

こう書かれている。



(我慢しなければいけないことはあるけど)

♪それ全部より

あたしおかあさんになれてよかった

あたしおかあさんになれてよかった

あたしおかあさんになれてよかった

あたしおかあさんになれてよかった


だって、あなたにあえたから


…この部分にヒントはないのか?

私も、わが子が…、10ヶ月、自分のお腹の中にいたわが子が

そこにいる喜びは何よりもまさっていて、それこそが“母”の

強さの大本(おおもと)だと思っていた。そうじゃないんだ。


いくら考えても答えは出てこない。そもそも、男が論じるには

無理があるし、“当事者”の女性にも正解はないのだろう。

しかし、SNSの時代はそんな“結論”で終わらせてくれない。

激しいバッシングに耐えかねて作者が謝罪した。そんな必要は

まったくなかったと思うが。


“対案”としていくつもの替え歌が作られているようだ。

たとえば…と、番組で紹介されたものが気に入った。


あたしおかあさんだけど

子供といっちょにギリギリまで寝るの


あたしおかあさんだけど

自分のアイスは死守するの


イケメンのために仮面ライダー見るの


分かるなあ。少しでも前向きに考えないと子供 持てないよね。

ただ、どう頑張っても、男は妊娠・出産の喜びも授乳の喜びも

味わえないんだ。母と子の間に 見えないけど強い絆がある一方、

ローンのため、子供の教育費用のため、酒もたばこも断って

せっせと働くしかないんだ。

おかあさんだけでなく、おとうさんも我慢してるんだけどなあ。


# by toruiwa2010 | 2018-02-21 08:16 | 岩佐徹的考察 | Comments(2)

男子フィギュアでは羽生結弦と宇野昌磨が日本中を沸かせた。

女子スピードスケートの小平奈緒と高木美帆も輝きを放った。


小平奈緒


小平は 得意ではない1500㍍に登場したときから美しい滑りを

見せていた。自分がここに来るまでに積み上げて来たものへの

揺るぎのない自信を見せていた。

たいした根拠はなかったが、開幕前から彼女の500と女子の

パシュートの金は確実に獲れると思っていた。1500を見たとき、

ワールド・カップの連勝と合わせて”確信”に変わった。


うまくいけば、1000㍍も十分チャンスがあるのではないか…と

思ったが、スタートがOUTだった分、わずかに届かなかった。

それでも、立派な銀メダル。高木の銅と合わせてW表彰台を

実現した。しかし、本人は決して納得しなかっただろう。

長野五輪の500で優勝した清水宏保がいみじくも言ったとおり、

「金は嬉しいし、銀は悔しい。そして銅はほっとする」んだもの。


500が行われた日曜日の夜は、彼女の出番が近づくにつれて

ドキドキが強まっていった。スポーツ中継を見て、こんなに

鼓動が激しくなったのは久しぶりだ。

1000のチャンピオン、オランダのテルモルスが早い組で

好タイムを出した。小平本人がどう思ったか分からないが、

おいおい、これはまずいんじゃないか?と、小心者の私は

少なからず焦ってしまった。ハハハ。

d0164636_09264715.jpg











いよいよ、第14組で小平が出番がきた。

スタートラインの後方に立ったときの鋭い目つきにしびれた。

一つのことに集中している目だった。短距離だけにスタートが

最も大事だと思いながら見守った。


ピストルが鳴る寸前にぴくっと動いたのが分かったが、そのまま

スタートできたのはラッキーだったかもしれない。フライングを

取られていると、どうしたって二度目のスタートに“心理的な”

ブレーキがかかるに違いないからだ。


スケーティングは オランダに留学までして磨きあげてきた、

どこにも無駄のないものだったと思う。一度、滑り始めたら、

“絶対に失敗しない”という大門未知子的な自信があるのだろう。 

凡人には想像もできない世界だ。

次に滑る強敵&親友の イ・サンファにプレッシャーを与える

タイムだった。

d0164636_09311393.jpg








終了後のカメラがとらえたイ・サンファとのシーンは、説明が

なくても“ぬくもり”が伝わるものだった。

無名のころから支援してきたという相沢病院についても初めて

くわしく知ったが、小平にはあったかいものを引き寄せる何かが

あるのかもしれない。淡々としたコメントには控えめな性格が

現れている。そういうもの全部が彼女の“美しさ”の秘密だね。


爆発力や瞬発力を求められる種目だと思う。31歳でようやく

手が届いた金メダルはあなたの勲章だ。おめでとう!


一言

書くまでもないが、相手より興奮してしまう聞き手は失格だ。


高木美帆


15歳のデビューからソチに出られなかった悔しさを乗り越えて

1500㍍で銀メダル、1000㍍で銅メダルを獲った高木美帆にも

「おめでとう」!

d0164636_09281778.jpg









彼女については、オリンピック初出場のバンクーバーのときから

ツイートしている。


2010/02/22のツイート

五輪なう。高木美帆の1500Mが終了。

大会前ブログに<興味があるのは最年少の高木が

出場するすべての種目で自己記録を上回るか

どうかだけ>と書いたが、言葉を間違えた。

スケートの記録はリンクのコンディション次第

なのだから。

「自分の滑りが出来た」と納得していると聞いて安心した


経験不足は明らかで、思うような結果は残せなかった。しかも、

4年後のソチのときは代表に入れなかった。彼女の滑りには

8年分”の思いが詰まっているのだろう。

その割に コメントは“他人事”のように聞こえる。不思議な人だ。


“負けず嫌い”は相当なものがあるのだろう。特に 行けなかった

ソチ五輪以後の努力はハンパじゃなかったはずだ。その成果が

ここまでの銀・銅のメダルに出ている。


いつものことだが、こうなると、日本メディアは大騒ぎする。

しかし…


2017/12/02のツイート

スピードスケートのW杯カルガリー大会の

女子3000で高木美帆が優勝!

何も“からくり”はないんだよね?

私の常識ではかなり大変なことなんだが、

ネットではあまり大きく扱われていない。

編集者のレベルが低いのだろうが、困ったもんだね。


W杯の1500ではたびたび勝っていた高木が3000で優勝…

これはビッグニュースだと思ったのだが、いくら待っても

ネットには記事が出てこなかった。猛烈に腹が立った。

この種目で両サイドにオランダ勢を従えて表彰台に立つのは

とんでもない快挙だ。五輪だったら大騒ぎするくせに…と。

本人は、たぶん、“他人事”のように気にしていないだろうが。

ハハハ。

d0164636_09274767.jpg









昨日のパシュートはヒヤッとしたなあ。

スタートして半周を過ぎたあたりで先頭を滑っていた高木が

ふっと、スピードを緩め、上半身を起こして後ろを振り向いた!

どうした?フライングはなかったよ。

”勘違い”にきづき、思い直して滑走を続けたし、チームとして

力があったからよかったが、そうでなかったら一大事だった。

「俺の金メダルをどうしてくれる」と怒鳴り込むところだった。

ハハハ。


レース後、「なにがあったのか?」と聞くだけで十分だったのに

大騒ぎしていたキャスターには呆れたが、分かりやすい解説で

評価が高い清水宏保は冷静に「レースを見て、間違いなく金が

とれると確信した」と答えていた。“太鼓判”、“お墨付き”だ。

決勝はゆったりした気分で見せてもらおう。

高木は一つの大会で3種類のメダルを手にすることになるね。

日本人では“史上初”じゃない?


必死の努力の結果として出場したオリンピックで 自分の力を

出し切れない選手が多い中で、国民の“勝手な”期待を背負い、

自分も目指したメダルを手にした二人には盛大な拍手を贈ろう。

勝つ、勝てると言われて勝つのはとんでもない偉業だ。

もう一度、おめでとう!


# by toruiwa2010 | 2018-02-20 09:35 | スポーツ全般 | Comments(2)

だいぶ時間がたったが、今日はやはりこの話しかないね。


さて 羽生結弦 が滑る。

練習風景を見る限り右足首の状態は

かなり戻っているようだが、

"試合仕様"まで戻っているか…

ということだ。

「不安要素は何もない」というコメントは

自分を励ます意味もあるはずだ。

アリエフがいい点を出したなあ。

プレッシャーにはなるまいが。


連覇に向けて羽生が公式練習を始めるときにそうつぶやいた。

金メダルの数を予想したとき、羽生は入れていなかった。

直前の長い休みはダメージが大きく、届かないと思ったのだ。

韓国に入ってからの練習を見て、考えは変わった。

跳べるんだ。ならば、話は違うぞ…と。スタミナ面の不安は

残るものの、金のチャンスは十分だ。もともと持ってるものが

違うんだから。

d0164636_07111969.jpg











…ふたを開けてびっくり! なによ、その滑り? ハハハ。

非の打ちどころがない、まさに圧巻のスケーティングだった。

111.68は去年の秋に出した自己ベストに迫るハイスコアだ。

それを、”あっさり”やってのけた。恐るべき男だね。


ネイサン・チェンが大崩れしたために宇野次第で日本の1-2

見えてくる展開になった…羽生が滑り終えた時点でそう思った。

宇野が硬さを感じさせない滑りで高い点を出したときときには

それが確信に変わったが、フェルナンデスに抜かれた。

それでも、SPを終えて1位と3位は上々のスタートだった。

d0164636_07112782.jpg












羽生、フェルナンデス、宇野、金…100点越えが4人という

ものすごいSPになった。ステージが大きくなればなるほど、

選手の出来は両極端になるものだが、今回はいい結果になった。

4人全員に金メダルのチャンスがあると思った。

しびれるような期待感とともに翌日のフリーを迎えた。いや、

選手じゃなくて私だけど。ハハハ。


羽生たちが登場する前に驚かせたのはネイサン・チェンだ。

SP17位に沈んだ男が5本の4回転を成功させたフリーで

215.08をたたき出した。歴代3位にランクされる記録だ。

ソチ五輪の浅田真央を思い出した。彼女も崩れてショート・

プログラムは16位だった。


眠れなかったに違いない夜のあとに見せた二人の”神がかり”な

フリーは称賛に値する。今回の羽生のSPとともに、今後 長く

ファンの間で語り継がれることになるだろう。


さて、フリーだ。

最終組の最初の3人が滑り終えた段階で金博洋が首位に立った。

フリーの得点は伸びなかったが、SPの貯金でチェンを抜いた。

ただし、300点を超えなかった。大きな失敗さえしなければ、

メダル争いは残りの3人に絞られると思った。


羽生…不安だったスタミナ不足からか、後半は厳しかったが、

よく耐えた。実況アナは“圧巻”という言葉を使ったが、私には

そうは見えなかった。むしろ、フェルナンデス、宇野の二人に

逆転金メダルのチャンスが残ったと思った。


フェルナンデス…中盤までノーミスだったが、どうしたことか、

4回転サルコウが抜けてしまった。“羽生の銀以上”が確定した。


宇野…前の選手の滑りを全部見ていたそうで「自分が完璧な

演技をすればトップになれる点数だと分かっていた」と言う。

それでも“平常心”でリンクに立てたらしいからすごい。しかし、

最初に4回転ループを失敗したときには、「笑けてしまった」と

話していた。肩の力が抜けたかもしれないが、そこから大きく

崩れなかったことを褒めたい。

d0164636_07111533.jpg









…日本の鮮やかな1-2フィニッシュに興奮した。

大けがから復活したばかりのビッグイベントで2連覇という

最高の結果を出した羽生はいくら褒めても褒めたりない。

「僕はオリンピックを知ってる」をふくめ、リンク内外での

言動には書きたいことが山ほどあるが、別の機会に譲る。

今日は、ほかにきっちり批判したいことがあるからだ。ハハハ。


男子フィギュアの実況はNHKの鳥海貴樹アナだった。

面識はないし、もちろん、“個人的な恨み”などまったくない。

中堅だと思っていたが、48歳だという。今回 現地に行った

NHKの実況アナの中では最年長だ。私も早くからこの人の

能力を高く評価してきた。間もなく、実況アナのトップに立つ

人材だと思っている。

d0164636_07120030.jpg







しかし、宇野の演技が終わり、結果が出て日本のW表彰台が

決まってからの話の展開にはクレイムをつけたい。


表彰式が始まるまでのおよそ10分間の大半を羽生の“快挙”を

持ち上げることに使っていた。フェルナンデスに続いて宇野の

名前が呼ばれたあと…


宇野昌磨、銀メダル!

全日本の王者として堂々とこのピョンチャンに

やってきて、そして、シルバー・メダルを

勝ち取りました。


レースが終わったあと、宇野個人を褒めた言葉はそれだけだった。

羽生の2連覇は称賛に値するが、初のオリンピック、しかも

最終滑走というプレッシャーの中で逆転で銀メダルを獲った

宇野の頑張りも同じように褒められてよかった。


たびたび書いているが、実況アナの仕事は一つ一つのプレーを

描写することと並んでイベントの"全体像"を伝えることだ。

宇野を応援しているが、熱狂的なファンというわけではない。

その私でさえ、この“バランスの悪さ”には猛烈に腹が立った。

スポーツ紙が絶賛しているが、それこそ“笑けてくる”。調子に

のることなく猛省してほしい!


おまけ

アメリカのジャーナリストが日曜日の夜、こうツイートした。


今日は日出ずる国の日だった。

日本が1-2でフェルナンデスが3位。

トップ6のうち、アジア人および

アジア系アメリカ人が5人! 


# by toruiwa2010 | 2018-02-19 08:00 | フィギュアスケート | Comments(10)

芥川賞・田中某&ジョーダン

~品のなさとカリスマ~( 2012/01/19 初出 )

d0164636_12054332.jpg




よく吠える犬?


普段からそうなのだろう、どこか疲れ切った顔つき・態度で

よろよろと会場に入ってきた男はイスに腰を下ろし、受賞の

感想を求められるとこう切り出した。


たしか、シャーリー・マクレーンだったと思いますが、

アカデミー賞 何度も候補になって最後にもらったときに

「私が受賞して当然だと思う」って言ったそうですが、

ま、大体そういう感じです。あのう…(爆笑&拍手) えー、

4回も落っことされたあとですから、ここらで断わって

やるのが礼儀と言えば礼儀ですが、私は礼儀を知らないので、

あのう、もし断ったって聞いて、気の小さい選考委員が

倒れたりなんかしたら、都政が混乱しますんで、えー、えー、

都知事閣下と東京都民各位のためにもらっといてやる…です。

とっとと終わりましょう。

d0164636_12054864.jpg









芥川賞をとった田中慎弥氏の会見は終始そんな感じだったらしい。

はじめから「言ってやろう」と思っていたようだ。

ただし、彼の“敵意”は都知事&選考委員・石原慎太郎氏だけに

向けられたものらしく、そのほかのことについては、むしろ、

関心がないと言った方が当たっている。


石原知事は数日前の定例会見で、若い作家に欠けているものを

問われて、「自分の人生を反映したリアリティーがないね」と

批判したそうだ。候補作について「今も読んでいますけれど、

苦労しながら。ばかみたいな作品ばかりだよ、今度は」とも。


田中氏はそれが気に入らなかったのだろう。

知事に一言?と問われ、「おじいちゃん新党を作ってらっしゃる

みたいなんで、それにいそしんでください」と言い放っている。

d0164636_12055225.jpg











昨日のフジテレビ「とくダネ」の小倉やラジオ番組の大竹は、

面白がってこの会見の模様を伝えていたが、私の印象は決して

いいものではなかった。“権威”を振りかざすような石原知事の

“もの言い”にも問題があるとして、文学の世界ではきちんと

実績を残した大先輩を稚拙な言い回しで揶揄するコメントは

礼を欠く…というより品がない。

からかってるつもりの言葉が自らのレベルの低さを露呈している。


やるなら、なぜ正面から議論を挑まないのか。

「自分がもらうのが当然」と本当に思うなら、ストレートに

言えばいい。シャーリー・マクレーンを持ち出すことはない。

石原の言はそれなりに“批評”になっているが、田中の発言は

反論になっていない。

言われて悔しいから、腹いせに感情をむき出しにして言い返す…

児戯にひとしい。しかも ワインを2杯あおって臨んだという。

ふてくされた態度と言い、文学者として恥ずかしくないのか。

d0164636_12055723.jpg








一方、石原は昨日、報道陣に対して選考委員を辞めると明かした。

「いつか若いやつが出てきて足をすくわれる戦慄を期待して

いたが、刺激にならない。自分の人生にとって意味合いもない」と。

田中の発言を聞かされて笑っていた。そのあと「いいじゃないか、

皮肉っぽくて」と軽くいなした。小物は相手にしないらしい。

この取り組み、<石原 笑い飛ばし 田中>というところか。


一人だけいるぜ


NBAのレジェンドNo1と言えば、誰もがこの男を挙げるだろう。

マイケル・ジョーダン…まさに伝説の選手だ。

私がメジャーを実況するためたびたびアメリカを訪れていた

時期はちょうど彼の学生時代(UNC)と重なる。

若き日の彼がスーツ姿でビシッとポーズを決めた写真が雑誌の

広告に載っていたのを見て、どういう人物かも知らないまま、

カッコよさにしびれたことを思い出す。


ジョーダンが引退したあと、彼に次ぐレジェンドは誰か?が

しばしば議論されたが、誰だという明快な答えは出なかった。

それはそうだろう。プレーのすごさだけでなく、カリスマ性や

見た目を含めると ほかの選手とはレベルが違ったんだもの。

比較することに無理があるのだ。


本人もそのつもりだったかもしれない。

ただし、ジョーダンの本を書いているライターがつぶやいた。


MJに聞いたばかりだ。たった一人、

比べるに値する選手がいる。

その名は…コービー・ブライアントだ。


なるほど、そう来たか。

d0164636_12074779.jpg










MJが学生ながらすでに全米から注目されていたころに生まれ、

今もまだ第一線で活躍しているスーパースターだ。

聞けばスロー・ダウンの兆候もないらしい。かねてからMJ

コービーを買っていた。“後継者”と呼んだこともあるから、

自分とくらべられるところまで来ているという評価に驚かない

人もいるだろう。

特にアメリカ国内や世界中のNBAファンにとっては


しかし、多くの日本人にとっては“コービーWHOだ。

ジョーダンについては、今でも広く記憶されている。

MJがコービーを高く評価というYAHOOの記事を読んで

書き始めのたが、彼の“大きさ”が際立つ話になってしまった。


# by toruiwa2010 | 2018-02-18 08:08 | 自分的傑作選 | Comments(0)

小島慶子の降板騒動

~去るとき:饒舌な女と寡黙だった男w

( 2012/01/31初出)

d0164636_11595496.jpg




スポーツ紙に“キラキラ降板へ”という記事が出て

ツイッターでも私のアカウント宛てに“本当ですか?”と

質問が来ているので 私からお答えします。

TBSさんも、ちゃんとPodcastで配信してくださいね」

…笑い声混じりではあったが、きっちり制作者側に

注文をつけた上で、パーソナリティの小島慶子が

話し出した。26日の「キラキラ」だ。


今やTBSラジオの看板番組、「キラキラ」は小島慶子の…”

カンムリがついているぐらいだから、彼女が下りれば番組も

消滅する。ラジオ界としては大事件だ。

YAHOOで記事を読んですぐにつぶやいた。


01/26

NHKの住吉アナをフジは久々の昼ワイドに

起用するんだとか。バカバカバカ。

「プロフェショナル」で“技”を感じたことは

ないぞ。

TBSラジオの小島慶子が「キラキラ」を

卒業するらしい。いいんじゃないの。


週末に聞いたPodcastで 小島の話は延々と続いていた。

降板は事実であること、彼女が申し入れたことや番組に対する

スタンスが制作者たちと“決定的に”違ってきたことに理由が

あるのだと分かる。

番組を預かった初代女性プロデューサーとはツーカーの仲だと

聞いていたが、今は男性の名前になっているところを見ると

交代したようだ。ありがちな“女同士の友情は続かない”

だったのか、新プロデューサーとの間で何かがあったのかは

分からない。


胸にたまった“思いのたけ”を吐き出そうとしたために、話は

あっちに行きこっちに飛んで…要するに何を言いたいんだと、

聞いていてかなり混乱したが、小島の話を簡略化するとこうだ。

・去年は、3.11以後、「放送って何だろう」と考える年だった。

・リスナー一人一人との“距離感”を大事にしてきた。それが

ラジオだと思う。

・ふとした一言で人とつながることができる。私はそれでいい。


…そう思っているところへ番組から“要求”された。

40~50代の男性自営業者を意識したトークを入れてくれ」と。

さらに、震災のあと、少女の詩を紹介したりしたが、あれでは

リスナーを取り込めない。

多数の取材を受けているが、“キラキラ”の宣伝をしてくれない…

とも言われた。


私としては、聞いてくれている人たちに向けて話しながら、

その向こうにいる 今は聞いてない誰かに向かって話すことは

できないと思った。

人と人にたとえたら、「元気?」と寄ってきて会話してるときに、

目は自分の後ろの誰かを探してる相手と会話することになる、

リスナーにしてみれば。

そんなのやだよ 私。そんなの、人との会話だと思わないから。


TBSが私に求めている役割と自分がやりたいことは違うと

思ったので 私から降板を申し入れた。

かいつまんでいるから、彼女の真意が伝わらないかもしれない。

しかし、おおむねそういうことだ。つまり、制作者が彼女に

期待することと彼女の考えがどうにもならないほどかけ離れて

しまったのだ。

太字の部分は感情むき出しの言い方だった。まあ、どこまでも

“激しい”女だこと。

d0164636_11595907.jpg








2009年秋、魔女の一撃をくらって安静にしている時期があり、

偶然、TBSラジオで「キラ☆キラ」を聴いた。パーソナリティ・

小島慶子とはそれが初対面だった。

“物珍しさ”と切れのいいトークに引っぱられて、Podcast

聴くようになった。女性、しかも、“局アナ”という立場は、

本来なら“手かせ足かせ”になるはずだが、彼女には何に対しても

ストレートに切り込んでいくきっぷのよさがあって新鮮だった。


しかし、ほぼ1年後、番組の中で、名指しこそなかったものの

同僚女性アナをこき下ろすトークに“遭遇”して、「うん?」と

疑問を感じ、以後、ほとんど聴かなくなっていた。

しばしば個人のうっぷん、私怨を電波に乗せることが多い。

それも「この機会に言いたいだけ言ってやる」と言わんばかりに

激情的な口調で話す。


26日の話も付き合うのが苦痛だった。こまかいことは言わず、

「番組に対する考え方が違ってきたので」だけ言えばいいこと、

どうしても“やりとり”をさらけ出したいのならツイッターなど

ほかの場でやるべきだった。粋な英生放送中の電波に乗せる

というやりかたは、サブ(副調整室)に詰めているスタッフへの“

当てつけ”にしか聴こえなかった。ひどいものだ。


それだけ“自分”を前面に出しておいて「“キラキラ”はTBS

ものですから」と、何度か言った。冗談も休み休み言え、と

言いたい。

電波と時間枠はTBSのものかもしれない。しかし、同時に

キラキラという番組そのものは始まったときから終了まで

小島のものだということを忘れちゃいけない。


番組側の要求は、聴取率で「大竹まこと ゴールデンラジオ」に

連敗していることと無関係ではないだろう。一時期は「今回も

おかげさまで1位になりました」と、発表のたび、自慢げに

話していたが、最近は大竹が連続して勝ち誇っていた。


やれない、と思った以上、辞めるしかない。

予兆はあった。「ずいぶん危なっかしいトークをしてるなあ」と

思うことがよくあった見え見えのしたたかさ、わざとらしい

乱暴な口調やあけすけで露悪的な話し方、初めこそ“新鮮”に

聞こえていた“文学的な表現”も鼻に、いや耳についてきた。

つまり、“あばたもえくぼ”が“えくぼもあばた”になったのだ。

d0164636_12000467.jpg







「いいとも」にゲスト出演したときも、フジの若い女性アナを

軽く“いびって”いたが、それが 自分に求められていることだと

分かっているからだということが見え見えだった。すべてに

計算・演出が匂う。日曜日に「行列ができる…」に出たときも

“蓮っ葉な女”を演じていた。TBSの局アナ時代を振り返って、

周りの同僚たち()を「きれいな顔して、面倒臭い人ばっか、と

思っていた」と話していた。思い出すのもイヤとばかりに

髪をかきむしりながら。一番“めんどくさい”なのは君なのさ。

「そこが好き」、というリスナーが多いと分かっているが、私は

“お腹いっぱい”だ。もしかすると“劇薬”だったのかもしれない。

効果絶大だが、“副作用”がハンパじゃないという…。

d0164636_12001040.jpg








なるほど。なるほど、分かりました。っへっへへ。

分かりましたってのもアレですけど。

この件に関しては、僕はまったく意見はありません。

言いようもないですしね。


…長い長い話を聞き終えたこの日のパートナー、ピエール瀧の

“かわし方”が見事だった。

聴きようによっては 面倒なことにかかわりたくない、変に

「分かる、分かる」と言って、制作側との距離を間違えては

いけない、と考えているようだったが、顔が見えないので

真意は分からない。

番組終了まであと2ヶ月もある。制作者との間にはっきりした

溝があると知りつつ相手をするパートナーたちも大変だ。


他人の話を整理することにかけては素晴らしい才能がある。

アドリブもきく。顔は好みにもよるが、人目を引く女性である

ことは間違いない。ちなみに私は初めから“品がないなあ”と

思っていた。自分のことは棚に上げて。ハハハ。


前年に退社し、ラジオも終わったとき、たぶん、しばらくは、

TBS以外のテレビが面白がって使うだろうと思った。そうか、

芸もないエドはるみが毎日のようにテレビに出ていたあの頃と

同じ苦痛をまた味わうことになるのか。やれやれだなあ…とも。

ハハハ。


思った通り、いくつかのテレビ番組で見かける。

雑誌のグラビアで露出の激しい水着姿を披露し、ネットにも

多数流出してるなあ。度胸はいいし、物珍しさもあるうちは

出番があるだろう。


「行列ができる…」や「1分間の」は我慢して見るとしても

「ノンストップ」などは見ない。“いや”となったら徹底する

タイプなんだ。ハハハ。

ほとんど、“ゲスト”としての出演だが、制作側が何を求めて

いるのか不明だ。聞かれて面白い話ができるタイプではなく、

むしろ自分から仕掛ける方が生きるタイプだ。…かと言って

今更、メイン司会などは考えられない。ラジオ向きなんだ。

来年の春以降、テレビからは声がかからなくなると見ているが、

どうでだろう。

激しい個性が“一部で”受けていたラジオに戻るのが賢明かも。

ただし、“跡を濁して”飛び立った鳥に声がかかるかどうか?


テニス解説の柳恵誌郎さんは、試合が終わったあとも「これが

最後の解説だった」とアナウンサーが告げるのを拒んだそうだ。

私は、解説者・スタッフが帰国するまで「さらばWOWOW」を

更新するのを待った。

“美学”とは言わないが、番組からの去り方はいろいろだ。

ハハハ。


# by toruiwa2010 | 2018-02-17 08:10 | 自分的傑作選 | Comments(0)

不能犯 60


多田友子(沢尻エリカ)は凶悪事件を追う女性刑事だ。バディを

組む新米刑事をいつまでも「おい、新人」と呼ぶ。

管内で奇妙な事件が続発していた。殺人事件のように見えるが、

証拠がなく、死に至る経緯や殺害の動機もはっきりしない。

有力な容疑者はいた。いずれの現場でも黒いスーツの男の姿が

目撃されているのだ。


(松坂桃李)は宇相吹(うそぶき)と名乗り、神出鬼没だった。

一度、任意同行を求めて取り調べたが、聴取に当たった多田の

先輩女性刑事も餌食になって命を落とした…

d0164636_08111482.jpg









宇相吹(松坂桃李)には特殊な能力が備わっています。自分は

手を下さず、独特な目力で相手を死に導きます。公衆電話の

ボックスの下に張り付けた依頼のメモをもとに行動しますが、

彼には動機がなく、彼の行為では人を殺すことはできません。

警察ではこれを“不能犯”と呼びます。


あらかじめ、どんな映画かは知っていました。しばらく 沢尻を

見ていないからなあと思って出かけました。正直にに書くなら、

時間と金の無駄でした。ハハハ。


若手の中で松坂は好きな俳優です。才能も豊かです。…だけに、

こんな作品に出なくてもいいんじゃないのかと思います。

台本をちゃんと読んだのかなあと。せっかくの才能なんだから

無駄遣いしちゃだめだ。


沢尻にも同じことを言いたいです。魅力のある女優だと思って

いるのですが、作品を選んでほしいです。

ただ、典型的な童顔ですから役が難しいですね。


羊の木 70


日本海に面した北陸の町、魚深(うおぶか)市。

新幹線の駅はあるのだが、人口の減少に歯止めがきかない。

市役所に勤務する月末一(つきすえはじめ:錦戸亮)に課長から

声がかかった。転入者が6人いる。雇用先と住むところはもう

決まっている。彼らの受け入れを担当してくれと告げられた。


まず、新幹線の駅に迎えに出た月末の前に現れたのはどこか

そわそわと落ち着きのない男だった。二人の男が一緒だったが、

彼らは改札口を出ることなくホームに戻って行った。

町に帰る途中に立ち寄った食堂で、男は 注文したラーメンと

チャーハンをむさぼるように食べた。


空港に出迎えた二人目は女だった。パフェを食べ終えるたあと

しきりに 着ているセーターのにおいを気にして言った。

「ずっと保管してもらってたのでカビ臭いの」


在来線の駅に降りてきた3人目も女だった。同行してきた

二人の女性は月末に何も言わず、きびすを返した…

d0164636_08111838.jpg











月末の中で大きく膨れ上がった“彼らは何者か”という疑問には

周囲から断片的に答えが出てきます。

衝撃的なのは6人の転入者全員が元殺人犯だということです!

刑務所を効率的に運用するために真面目な受刑者たちを早めに

釈放し、過疎化が進む地方都市に受け入れてもらう。“職住”を

保証したうえで。そんな政府の計画に魚深市が乗った結果です。


しかも、映画が語るところによれば、市長がほぼ独断で決めて

市に伝え、指示を受けた課長が若い職員に丸投げしています。

素性も理由もタウげずに! いくらなんでもねえ。ハハハ。


“訳あり”な人物が多すぎます。彼らを語るには4時間ぐらい

必要でしょう。その時間は撮れないから、みんな中途半端な

描き方になっています。6人の素性が明らかになるところまでは

ともかく、そこから先はいただけません。木村文乃のギターは

ひどかったなあ。ハハハ。


元殺人犯の一人に扮した松田龍平がいいと思いました。

彼にしか出せない雰囲気を漂わせていました。

演技を見るのは“ほぼ初めて”の錦戸が自然体でいいですね。

優香も“頑張って”いました。そんなばかな…という役ですが。

そして、このところ“好調”な北村一輝に凄みを感じました。

作品としては70点がやっとです。


MAN HAUNT 50


なんでしょうねえ。

何かを語る気にならない映画…久しぶりに雨にかかりました。

そう、北野武の「龍三と七人の子分たち」以来でしょうか。


数千発の銃弾が発射され、どんどん人が死にます。ただし、

どんなに撃っても、“そのとき”が来るまで、主な登場人物には

決して当たりません。その代わり、どうでもいい奴には簡単に

命中します。“中国式”…と呼ぶべきかも。

あ、そう言えアバ、たけしの映画も同じ図式ですね。ハハハ。

d0164636_08112253.jpg


# by toruiwa2010 | 2018-02-16 08:14 | 映画が好き | Comments(0)

何度となく書いたが、お笑いが好きだ。“政治ネタ”で笑わせて

もらう必要はない。村本的な漫才は一回で十分だ。

で、テレビに出ていたら必ず見るのはサンドウィッチマンと

ナイツの二組だ。特に、サンドウィッチマンは見逃せない


「ビビット」が彼らに密着していた。

好感度が高いらしい。うれしい話だ。見た目と裏腹に気持ちが

優しいのが分かるし、コンビ愛、郷土愛が素晴らしい。

「全国の人を東北に呼び込みたい」と頑張っているようだ。

自分たちが頑張れば(ふるさとの)仙台がメジャーになる…と。

ライブの売り上げなど総額4億円***を地元に寄付したと聞いて

頭が下がる。

d0164636_07592854.jpg










被災地に向ける彼らの気持ちは半端なものではない。

東日本大震災が発生したとき、彼らは気仙沼でロケ中だった。

大混乱の中、フジテレビの特番に電話で出演していた。

伊達みきおの言葉をよく覚えている。

「連絡がつかなくて心配している人がたくさんいる。ぜひ、

避難している人たちの顔を写してあげてほしい」と話した。

d0164636_07582720.jpg









それを見て安心する人もいるからだ。“目からうろこ”だった。

顔を写す…簡単なことだし、テレビだからこそできることだ。

なのに、気づかなかった。

言葉が届いたのかどうか分からないが、翌日のフジテレビでは、

被災者の顔を写していた。


敗者復活から勝ち抜き、圧勝で王者になった2007年のM-1

初めて見たときのあの衝撃は忘れない。日本とも完ぺきだった。

二人にとっても同じらしい。あれ以上のものはやれない。だから

もう、やらないのだと話していた。そういう世界なんだね。

d0164636_07585731.jpg









コントに近い漫才だが、富澤たけしが書く日常の中からネタを

拾った台本が絶妙だ。そこに二人の持ち味と技が加わる。

スピード感と間の良さに笑いを誘われる。子供か高齢者まで

誰もが笑える。分かりやすい漫才だからだ。本人たち“だけ”が

納得する漫才はダメだと思う。


そうだ。前から考えていたのだが、この機会に彼らのDVD

買うことにしよう!単純。ハハハ。



***追記(15日12:40PM)

この“額”にはカラクリがあると思っていたが、伊達が本人の

ブログで苦言を呈している。

つまり、4億円は全国からの義援金、街頭募金、芸能界の

大先輩やプロ野球選手、芸人仲間…すべてを含んでいる。

全額を自分たちが寄付したように報道されるのは残念だと。


記事の最後に、“3.11”に真面目に向き合っている気持ちが

よく表れているので、そのまま転載しておく。


…あの日から7年経とうとしている今でも、

毎月11日の月命日に決まって振り込みをして

下さる大先輩もおられます。

本当に、心より感謝しております。


記事の捉え方によっては、僕らを信用して大事な

お金を託して下さった方々に失礼で申し訳ない

感じもしたので、訂正と言うか捕捉させて頂きました。


今、我々が出来る事は被災地の復興状態や東北の

味覚や良さを知っている限り伝え、全国から沢山の

人を東北に送り込む努力をするという事。


皆様からお預かりしている義援金は、我々が責任を

もって3月に宮城県知事へ手渡しして参ります。

いつもありがとうございますm(__)m


おしらせ

先日から、コメント欄の承認制を

やめました。ご自由にどうぞ。

私の"逆鱗"に触れたら削除です。

ものさしは"私"です。悪しからず。

ハハハ。


# by toruiwa2010 | 2018-02-15 08:12 | 放送全般 | Comments(6)
昨日、買い物から帰った妻が
コンビニの袋の中を見せながら
「明日のために、スニッカ―ズを
一つだけ買ってきたわ」と言ったが、
なぜ、"明日"なのかと思った。
意味が分からなかった。
第一、今、緩やかではあるけど
"甘いもの禁止"だぜ。
d0164636_13561599.jpg











映画を見た帰り、頼まれた
ヨーグルトを買いにスーパーに
立ち寄ったときに分かった。
そうか、14日か…

My Funny Valentine・・・
ヘレン・メリルの声が耳に蘇る。

# by toruiwa2010 | 2018-02-14 13:58 | インスタグラム風 | Comments(4)

昔、サッカーの日本選抜vsユベントスを実況した記憶がある。

関西の競技場だった。たしか三浦知良のゴールで先制したが、

追いつかれ、追い抜かれて負けた。もともと力が違うのだから、

そんなものだろう…と思い、淡々と実況したが、隣りにいた

解説の加茂周、奥寺康彦さんが放送後、がっくり肩を落として

いるのを見てビックリした。

テニスで、松岡修造や伊達公子の試合を担当しても同じだった。

どうも、出産のとき、母は 私に“愛国心”を植え付けることを

忘れてしまったようだ。ハハハ。


12日の女子スノーボード・ハーフパイプに出場した大江光は

予選の1本目うまくいかず、24位だった。実況アナウンサーは

「大江は24位」という言い方をした。決して間違っていない。

しかし、出場選手は24人だから、最下位なんだよなあ。

単に”24と言っただけでは、その試合の全体像を伝えた

ことにならないのではないかと思う。この件について呟いたが、

言葉足らずだったり、例が不適切だったりで言いたいことが

うまく伝わらなかった。

d0164636_08405392.jpg












そのときその場にいる者にしか

分からないことを、その場に

最もふさわしい言葉で伝える。


実況者の使命をそう考えていた私には、“24という言い方が

現実から目を背けているように聞こえてはなはだ不満だ。

種目の担当が決まってからの長い取材を通じて選手やチームと

親しくなっているだろうから、できるだけネガティブなことを

言いたくないという気持ちは分かる。“最下位”がきつすぎると

思うなら、せめて「何人中の何位」と言わないと。


オリンピックや世界選手権は出るだけで大変…分かってるよ。

しかし、実況者が事実を伝えないでどうする?

競技に精通していない者が見ても、明らかに失敗だったのに

「“わずかに”着地が乱れました」、「もしかすると回転不足かも

しれません」などと言うことが多い。結果として、視聴者は、

解説。実況お話から想定した得点と採点結果とのギャップを

埋めるのに苦労する。

d0164636_08383282.jpg







「運命の2回目が始まります」…出ました!と思う。ハハハ。

強風で競技の開始が遅れているのに、何度も“中断”と表現した

女性アナもいた。気がついたスタッフはいなかったらしい。

最後までそのままだった。


…グダグダ書いてきたことは、私が“元職”だったからだと思う。

自分がヘッドセットマイクをつけて放送席に座ったら、どんな

実況をするかは見当もつかない。「さあ、運命の…」と言うかも。

ハハハ。


一種の職業病だね。

45年前、コロッケさんがやった長渕剛の物まね。

どうしても、“仕事脳”で見てしまう。

この仕事をやっていて一番悲しいことやね」


先日の「ワイドナショー」で、普段、爆笑することはあるか?

と聞かれた松本人志の答えだ。分かる。分かるなあ。テレビで

スポーツ中継を見ると、どうしても実況が気になる。

“同病の士”が日本中にどっさりいるはずだ。ハハハ。


今日の話は、一般の人には理解しにくいだろうなあ。ごめん。


*お気づきかもしれませんが、

 昨日からコメントの承認制を

 やめました。ご自由にどうぞ。


# by toruiwa2010 | 2018-02-14 08:45 | アナウンサー・実況 | Comments(0)

平昌オリンピックが始まっている。

まずは盛り上がった昨日の話から…。

時差がないのは助かるが、逆に、リモコンを持つ手が忙しい。

朝から深夜までテレビにくぎ付けになってしまった。

スポーツ好きには“こたえられない”日々が続く。


アナウンサー時代は“応援放送”が苦手だが、テレビの前では

知らぬ間に”愛国者”になっている。書きっ放し、言いっ放しの

メディアと違い、慎重派の私は日本の金メダル獲得数を5個と

予想している。確実なのはスピードスケート小平奈緒の500

女子パシュートであとは“もろもろ”から3個…と計算していた。


1500の高木美帆、男子モーグルのが原大智は予想の中に入って

いなかったから、「ここで金をとると、大幅に外れるなあ」と

少しあせった。しかし、1位で決勝に進出した原や、最終組で

登場した高木がスタートしたときには「がんばれ!いけ!」と

勝手に力が入っていた。ハハハ。

d0164636_08255302.jpg







逆に、日本勢が予選で敗退してしまった男子スノーボードの

スロープスタイル決勝はもういいやと思っていたが、始まると

釘付けになった。世界の一流のワザは見応えがある。


高梨沙羅の結果はスマホで知った。1本目は見たのだが朝から

頑張ったので疲れてしまったのだ。ハハハ。

彼女の今シーズンの“不振”の原因はメンタルなものだと思って

いただけにメダルには届かないとみていたから、銅メダルという

結果には敬服するしかない。


15歳でバンクーバー・オリンピックにデビューしたあとソチに

出られなかった高木、ワールド・カップでは連戦連勝だったが

ソチで結果が出なかった高梨…ともに、悔しい4年間があった。

ハーフパイプで決勝に進んだ二人を含め、強い大和なでしこに

拍手を贈りたい。


だれが何のためかよくわからないが、“ノロ&極寒”を大々的に

報じるネガティブ・キャンペーンの中、日韓、日朝、米韓、

米朝が絡み合い、南北朝鮮の融和ムードが色濃く演出された

開会式へなだれ込んで行った感がある。

d0164636_08255869.jpg









世間では評判がいい(らしい)開会式だが、私はさっぱりだった。

手袋をしているから拍手が聞こえないのは仕方がないにしても、

あがっていたはずの歓声やパフォーマンスを盛り上げる音楽も

放送上のボリュームが低くて盛り上がりに欠けた。

私的には 聖火の最終点火者はこの人しかいないだろうと信じ、

その通りだったキムヨナの登場以外に納得するものがなかった。

オリンピックの開会式はいつも同じ感想を持つが、“解説”を

聞かないと意味が通じない構成に問題があるのではないか?

2020 TOKYOはぜひ分かりやすい演出にしてほしい。


北朝鮮にさんざん振り回されたはずの韓国が、特に男たちが、

美女揃いの応援団や管弦楽団の一挙手一投足に鼻の下を伸ばし、

大統領が北朝鮮のNo2と首領さまの妹が来てくれたことを

有難がっている構図があからさまだ。せっかくの“南北融和”も

これだけ演出が露骨だと、国内で歓迎する勢力はあるだろうが、

国際社会の反応は決して温かくないだろう。


女子のスノボ・スロープスタイルの予選がキャンセルされたり、

男子ジャンプの終了が時過ぎだったり…強風の影響で選手にも

日程にも大きな影響が出ている。IOCの先生たちはちゃんと

調査をしたのだろうかと怒りがわくなあ。


まあ、大会は始まったばかりだ。中盤から後半にかけて日本の

金メダルが期待できる種目が控えている。楽しませてもらおう。

せっかく、2022年の北京大会まで冬-夏-冬のオリンピックは

アジアでの開催なんだから納得するまで楽しみなさい…と、
神様が言ってくれているんだから。ハハハ。

# by toruiwa2010 | 2018-02-13 08:29 | スポーツ全般 | Comments(4)

オカザイルに感動&宮根

~禍福はあざなえる縄のごとし~( 2012/01/10 初出 )

d0164636_11424801.jpg




2012/01/07のツイート

何を隠そう、日本一 バラエティが好きな爺かも

しれないと自負するが、さすがに最近は見る

機会が減った。今日はそうはいかない。

4年ぶりのオカザイルだもの。どんな“作り”に

なっているのか、じっくり楽しませてもらおう。


いずれ、「バラエティ・考」を書くつもりだと、10月ぐらいに

書いた記憶があります。忘れているわけじゃありません。

民主党と違って、約束は守る男です。ハハハ。

少しずつ書いていますが、“範囲”が限りなく広く、いろいろ

書きたいことが湧いてきて、なかなかまとまらないんです。

“いずれ”書きます。


バラエティ…普通、人は世間の憂さを晴らすためにちょっと

笑わせてもらおうかと考えて見るのだと思いますが、ときに

思いもかけず感動してしまうことがあります。

笑いと涙は背中合わせです。ピエロがそうです。私の中では

ナインティナイン・岡村隆史とピエロが重なります。テレビで

彼を見て涙ぐんでいる自分に気づくことが何度もあるのです。

この芸人がやっていることには笑いだけでなく、ペーソスが

ひそんでいるからでしょう。

小さな体にその両方を詰め込んだ動きから チャップリンの

世界を連想します。

d0164636_11425356.jpg







映画「てぃだかんかん」の彼は、演じるというよりその人物に

なりきっていました。お笑い芸人の演技の域を超えていました。

「ディア・ドクター」で笑福亭鶴瓶を見たときにも似たような

感想を持ちましたが、岡村隆史はさらにその上を行っています。


ジャニーズJrに紛れ込んでSMAPのライブに登場したときは

ただ、笑っただけでしたが、劇団四季の厳しいけいこに耐えて

「ライオンキング」の舞台を踏んだときは感動しました。

“努力”や“一生懸命”というそこらへんに転がっている言葉では

片付けられない何かがこの人にはあります。

そう、惚れました。


暮れに4年前のオカザイルの再放送を見たときから17日の

放送がとても楽しみでした。

EXILEが大きくなりすぎたからなのか、岡村の体調がそこまで

回復していなかったからなのか、期待したほどの“からみ”が

なかったのは残念でしたが、見終わったあとの感想は やはり、

“いいものを見せてもらった”…です。

d0164636_11425851.jpg






EXILEのプロフェッショナルぶりも出ていたし、ふざけながら

ではあっても メンバーの岡村に対するリスペクトも十分に

うかがえました。それがなければ彼らにとって とても大事な

舞台に上げることはないでしょう。今の彼らに“笑い”の要素は

無用なのですから。


バラエティとしての演出もあるのだが、

岡村の一生懸命さは胸を打つ。

この芸人は 存在そのものが

エンタテインメントになっている。

最終的にどんなことになるのか

分からないが、頭からバカにせず

ここらでも見ることを勧める。

きっと押し付けじゃない感動が

味わえるはずだ。


…番組中盤の7時半過ぎに投稿したこのつぶやきは多くの人に

リツイートされていました。同じような気持で画面を見る人が

多かったということでしょう。


さぞ、やりにくかろう…


6日の「ミヤネ屋」の冒頭で画面に登場した宮根誠司は緊張の

極にあるように見えた。それはそうだろう。

現行犯逮捕みたいなもので、どうにも言い逃れできない局面に

立たされ、カメラに向かって謝罪コメントを言うのだから。

どんなにしゃべることが得意であってもあれは厳しい。

d0164636_11430484.jpg








「女性セブン“さん”に書かれていることはすべて事実です」は

いいとして、“私どものこと”は失敗だね。相手の女性を含めた

表現のつもりだが、彼としたことが言葉の選択を間違えた。

“私”だけで十分だったのに。

話している最中に“2ショットにしたりするから、結果として、

隣の女性アナを巻き込んだのは気の毒だった。


朝日放送を退社して“退路”を断ち、満を持しての東京進出も

あまりうまく行っていない。とんでもない“ダブルパンチ”だ。

すぐに動きがあるかどうかはともかく、番組司会者の立場は

Mr.サンデー」ともども、かなり怪しいものになった。

法に触れたことをしたわけではないが、世の女性を敵に回す

タイプの不祥事だからなあ。

石田純一、山本モナ、半井小絵…よく知らんが、不倫疑惑で

仕事を減らしたタレントは掃いて捨てるほどいる。


上昇しているときほど気をつけなきゃいかん…ということか。


# by toruiwa2010 | 2018-02-12 08:09 | 自分的傑作選 | Comments(0)

父親の詫び状

~どうする、みのもんた?~( 2013/09/20 初出 )

d0164636_11312967.jpg




09/13のツイート


1960年代の終わり、神宮球場のヤクルト

ベンチの隅で「文化放送の御法川(みのりかわ)です。

よろしくお願いします」と挨拶してくれた君を

覚えている。

それからいろいろあって君は大物になった。

いま逆境にある君を責める気にはならない。

この際報道を離れろ…それがせめてもの忠告だ。


いろいろ事情があって報道番組は自粛、バラエティは出演…と

なったのだと思うが、“中途半端”の声が多く聞こえてくる。

31歳の息子の件は彼には関係ない。テレビに出ているだけで、

こんなことでさえ、親が「責任を感じる」とカメラの前で

話さなければいけないなんて気の毒な話だ。

しかし、責任とは別に、このところ、芳しくないことが続けて

周辺で起きている。結構キツイだろうなあ。

d0164636_11320088.gif






街の声も芸能マスコミもどうしたって過去のセクハラ“疑惑”と

結びつけて考える。因果関係があるとは思わないが、世間とは

そういうもの。みのもんたというタレントの弱点になっている。


窮地に立たされた男に追い打ちをかける気はない。

しかし、この一連のイベントで彼がとった態度には解せない

ことが多い。「セクハラ」の件では文書によるコメントの発表で

すませていた。放送を見た限りではかなり怪しかった。それが

“濡れ衣”だと言うなら、会見してキッチリ説明するべきだった。


「人としてどうか?」と言われたのだ。

公人にとって一番言われたくないことだろう。

“潔白だ”と言うなら、もっと毅然とした態度を見せなければ

いけなかった。TBSに残る 直前のCM中の映像を見せれば

誰もが納得する証明になるはずだ。それをしないのは、どこか

後ろめたいことをしたと認めているも同然と見るがどうだろう。


そこに息子の“事件”がプラスされた。

“親は関係ない”は紛れもない正論だろうが、“セクハラ事件”の

ほとぼりが冷めないうちだったから、世間はなかなか許さない。

番組における彼の司会進行に喝采を送る人も多いのだろうが、

眉をひそめる人の数はそれを相当に上回るのではないか? 

だから、バッシングが起きるのだ。

d0164636_11322955.gif






数日前に、「とくダネ」で改めて”謝罪会見”を見た。あのとき

服装が白いシャツ、ジーンズにジャケットを羽織り、足元は

サンダルだったことを知った。

自宅前での囲み取材だからこれでいいと思ったのだろうが、

ずいぶん軽率だったなあ。

口にする言葉はあれだけ慎重に選んでいたのに…。


元巨人・柴田勲がトランプ賭博で逮捕されたあとのお詫びの

会見に“トランプ”柄のセーターを着て現れたことを思い出す。

どんなときでもTPOは大事だよね。ハハハ。


スポーツ・アナウンサーを目指してスタートした彼だったが、

その後、“みのもんた”の名でパーソナリティとしてラジオで

成功をおさめ、テレビへの転身を図った。

文化放送の先輩・土居まさるも同じ道を歩んだが、テレビが

肌に合わなかったのか、持ち味を生かせずに早々とラジオに

戻っていった。


みのも最初に担当した番組はうまくいかなかった。ちょうど

そのころに「プロ野球ニュース」の司会(土・日)の仕事が

舞い込んだ。初めはあまり評判にもならなかったが、“珍プレー・

好プレー”のナレーターとして人気が出たのがきっかけになって

“大物”司会者への道を歩んでいった。

d0164636_11330070.gif








そのみのもんたはいま、彼の人生で何度目かの“逆風”の中に

立っている。まだまだ元気だから、バラエティまで降板する

気はないだろうし、必要もない。

しかし、報道番組を続けるのは正直言って厳しい状況だ。

同じメディアの人間でも活字メディアなら仕事を続けることに

世間の大きな抵抗はないと思うが、画面に顔が出るテレビは

そうは行かない。


(降板について)それは局が決めること」と“ゲタを預けて”

しまったのもまずかった。その通りになるかどうかは別にして、

“どうしたいか”は自分で決められるはずだ。この言い方は

「下ろせないでしょう」とも聞こえるじゃないか。


下手をすると、このまま「朝ズバ」には復帰しない可能性もある。

d0164636_11333143.gif







ちなみに、アメリカなどではどうなのかなと思っていたら、

ジャーナリスト、竹田圭吾氏が1本の記事を紹介していた。

FDNY(ニューヨーク市消防局)の若い消防士がユダヤ人や黒人を

差別したツイートを書きこんだ。それが上層部の目に留まり、

騒ぎになった。結局、彼はたった3ヶ月で消防局を退職した。


FDNYのトップだった彼の父親は声明を出した。

「息子、ジョゼフのコメントは本当に残念だ。親として本当に

心痛むものがある。しかし、息子の決定(退職)は正しいと思う」。

どこの国でも、親は親だからなあ。ハハハ。


# by toruiwa2010 | 2018-02-11 08:11 | 自分的傑作選 | Comments(0)

大竹まことが言葉を失った!

~“重荷”を背負い続けてるんだね~( 2013/02/21 初出 )

d0164636_11174069.jpg




火曜日のラジオ「大竹まこと ゴールデンラジオ」は久しぶりに

ナマならではのスリルに富んだものだった。

今週、ラジオは“スペシャルウイーク”を迎え、各局が趣向を

凝らして聴取率アップを狙っているのだが、この日、この番組の

“メインディッシュ”のゲストは女優・樹木希林だった。

彼女が出演した「約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯」の

宣伝が目的だ。試写を見て万全の備えだった大竹との会話が

10分少々あったあと、樹木が“唐突”に言った。

d0164636_11180969.jpg









「せっかく来たので質問していいですか?」と切り出し、

「いろいろ 事件に出会った。自分が引き起こしたり、家族が

引き起こしたりしたが、事件は無縁では起きないんです」と

前置きした上で、こんな趣旨のことを話した。


数年前にタイで仕事が終わったあとプーケットで子供たちと

合流する予定があった。自分ががんになってキャンセルした。

その年にスマトラの大地震が起きた。調べてみると、予定通り

行っていたら、自分たちがプーケットにいる日だった!

もし、家族を亡くして自分が生き残ったとき、その後の人生を

どう生きたかを考えるようになり、いろんな事件に出会った

人に聞くことにしている。


ここまで、聴いていた私もそうだったが、大竹も樹木の質問は

“一般的”なものと考えていたに違いない。しかし、その質問は

大竹個人に向けたものだった。


…大竹さんが昔 事故を起こしたことを誰かから聞いていて、

そこから、どう切り換え、立ち直れたのかをうかがえたらなと

思って…


数年前に、大竹が運転する車が事故を起こし 相手が死亡する

事件があった。彼に非はなかったようだし、直後の対応が

適切だったせいなのだろう、メディアが大騒ぎすることもなく、

その後も、この話を蒸し返されることはなかった。だから、

このことを知らない人も多いと思う。

「日本で一番聴かれているラジオ」と自ら宣伝している番組の

パーソナリティなら、そのことを話さないといけなかった。


しかし、“虚を突かれた”大竹は狼狽し、混乱していたから、

その余裕はなかった。

何をどう話すか、考えがまとまらないまま答え始めた。

おそらく、彼にとっては、事故の瞬間に次いで つらく、長く

感じたに違いない“5分間は以下の通りだ。

できるだけ忠実に文字にしたので意味が通じにくいところも

あるが、それぞれにニュアンスを感じ取ってほしい。

(太字が樹木の発言)

d0164636_11184031.jpg








あのときね、ほんとにね、もうこの業界にいられないと

思ったんです。

で、えー、ただ、この事故に関してね、あのう、どんな風に

出るか、僕は分からなかったんですけれども、結局、これの、

あれは…裁判じゃないんですけど、それで言うと、100かゼロ

という結果が出たんです。


ということは?


私はただ信号に従って運転していただけだという…


はあ。


…結論を出していただいたんです。

でもねえ、それはどうなるかは…、僕はそれでも、

ねえ、いやあ、いくら…、ま、100ゼロはずいぶん

あとですけどね。

「そういう風なことです」と言っていただいたんですけど、

まあ、それ、とってもつらい思いをいたしましてねえ。

えー、えー…


(かぶせて)亡くなられたんですか、相手の方は?


はい、亡くなられました。まあ、あのう…


これはひとごとじゃないんです。

自分のすぐそばにある出来事ですからね。だから、世の中の

出来事が起きるたびに、「あっ、あっ」て自分を思い

浮かべるんですけど…。

そいで、そのあと切り換えて抜けるとき何がきっかけでした?


あのですね、そういう結論をいただいたとき、でも心の整理が

ついていませんからね、僕の場合。

で、あの、名古屋のテレビ局、中京テレビっていうんですけど、

ここでレギュラーやってたんです。


はい。


そこから「悪くないんなら出ろ」って言われたんです。


はい。


「出ない」って、悪い…悪いってことになるんでしょう?


そうですね。


「悪くないんなら出ろ」って言われて…

私は心の整理もついてないんですけども、まあ、うーん…


きつかったんでしょう?ねえ。***


ま、こういう世界に携わる人間ですからねえ。


それが、さらさら出て当たり前なんですけど。


うん、いやいや、当たり前でもないんですけどね。

いや、ただ、やることないから家の前走ってたり、夜中に

走ってたり、いろんなことしたんだけど、ま、いろんな方が

大竹だと分かって、あの、声をかけていただいたり、周りに

いろんなことが、あの…


ありますよね。


…支えていただいたこともあって…。もちろん、それだけじゃ

なくて、私も、生活もありますんで…


でも、そのときに、支える人がいるけど、すごい、逆のあれも、

この、世の中のそういうものを感じませんでした?

逆風みたいなの?


あの、うーん…


あんまりないとすれば、それは大竹さんの人柄ですよね。


うーん。


ああ、なるほどね。


これは、世間の逆風っていうのは、正直、僕はあんまり

なかったんです。


ああ、それは…


バッシングもあまり感じなかったんです。

ま、僕は馬鹿で鈍感で感じなかったのかもしれませんけども。


いや、私なんかはモロに来るんですよね。それをしまいには

快感になってきましたね。えっへっへっへ。

もう面白がるしかない。表に出る人間の、そりゃもう

当たり前のこと。責任っていうか、背負うものだと

思った途端になんてことなくなるっていうか…勿論、もともと

図々しい人間ですから、あの、根がね。

だから、どういいことがあってもそりゃ平気なんですけども。

生きていかなきゃしょうがないんですけど、でも、その、

スマトラ沖のあの、アレは、ぞっとした。

その、ね?あれがときどき、ひょっ、ひょっと出てくる。

あの、で、それをどうやって、じゃ、あのとき自分はどうやって

抜けるか?っていうのを想定すると、もう、プツっと切れて、

もう、想定できないんです。

でも、大竹さんはそういう思いをなさったですね。


ま、僕の話はそうですけども…


コーナーの時間終了が迫っていたため、大竹は3.11被災者の

話を引き合いに出したあと、もう一度、映画の話に戻してから

シメに持って行った。


*** 樹木の言葉の間も大竹の「うーん」は続いていた。

11秒あった。

彼の“苦悩”と“混乱”が伝わってくる低いうなり声だった。

d0164636_11192885.jpg






話が深刻だから言いづらいが、“ラジオもエンタテインメント”と

考えるならば、自由人・樹木希林らしさが出ていて“聴きごたえ”が

ある番組になっていた。

“予定調和”の多いワイドショーを見慣れた人たちにとっては

きわめて刺激の強いやり取りだったと思う。

息をのんで会話の成り行きに耳を傾けた。ラジオのリスナーは

“ながら族”だが、途中から手を止めた人が多かったはずだ。


樹木の質問の意図はよく分からない。彼女のケースはあくまで

“…たら”の話だし、大竹の“事件”は現実だから、普通に考えたら

全く“次元”が違うもの。

まさか、「困らせてやろう」と企んだわけではないだろうが、

それにしては、唐突にこの問題を持ち出すやり方はいささか

乱暴だし、フェアじゃない。


小島慶子を“見限って”以後、大竹を聴いていたが、最近はTBS

「たまむすび」(赤江珠緒)を聴くことが増えている。

大竹の反権力、反原発を中心にした姿勢には評価できる部分も

あるのだが、感情が先走って、話がまとまらないこと、論点が

はっきりしないことが多いのだ。

TVタックル」もそうだが、聴いていると、物事を整理して

話すことがあまり得意ではないようだ。しばしば、横にいる

アナが助け船を出したり、訂正したりしている。

“受け売り”ぽいものが多いのも気になるし、下ネタがかなり

ひどいときもある。


そんなわけで、少し“敬遠”気味なのだが、この日の大竹には

心から同情した。

過失がなかったとはいえ命を奪う形になった事故の当事者として、

忘れようにも忘れられない出来事を持ち出され、さぞ厳しい

時間を過ごしたことだろう。

そして、たびたび腰を折られたために、結局、樹木の質問に

正確に答えることはできていなかったが、少なくとも誤魔化そう、

逃げよう、という姿勢ではなく誠実に話そうとしていた点を

高く評価する。


ちなみに、“樹木らしさ”はこの日のパートナー、眞鍋かをりに

対する態度にもはっきり出ていた。

まさか、遊び半分で出ているとは思わないが、大事なところの

“読み間違い”が多く、そのつど樹木から厳しく指摘されていた。

プロ意識が著しく欠けていたのだから言われて当たり前だ。


# by toruiwa2010 | 2018-02-10 08:15 | 自分的傑作選 | Comments(0)