2008紅白を見る~自分的傑作w選~17/01/06
カテゴリの名前を”自分的傑作選”としました。
ええ、恥ずかしげもなく。ハハハ。
一人でも多くの人に読んでほしいので。
今年最初の傑作選は「紅白」の感想3連発!!
2008 紅白を見る(2009/01/05 初出 )
2009年レギュラーの1本目が紅白というのはどうなのか…と
思いつつ書きます。ハハハ。
年末年始になにか書きたいことがあるに違いないと軽く考えて
いたのですが、これと言った“事件”も起こらず、紅白歌合戦は
“つっこみどころ”が満載でしたからねえ。
私が民放育ちのせいでしょうか、お寒い演出と、“大NHK”の
おっしゃることには逆らえない立場の歌手・タレントたちが、
言われるままに動いている様子がおかしくてたまりませんでした。
あのテリー伊藤でさえ、3回目(?)に登場したラジオ放送席の
場面では 声は上ずる、話もまとまらない、“金縛り”状態でした。
「NHK、おそるべし」です。ハハハ。
「今後のこともあるからNHKにはいい印象を…」と考える
芸人が多い中で、“こわいものなし”のIKKOとはるなが目を
覆いたくなるパフォーマンスで“精一杯”がんばったのですから、
テリーはもっと“存在感”を見せないと。“期待”があっただけに
“アニー伊藤”のたまご焼きの宣伝に終わったことに大きな不満が
残りました。あれでは“テリー”の名前が泣きます。
関根麻里、沢村一樹とともに、応援団とやらに決まったとき、
「何をやらせるのだろう?」と興味を持ったのですが、結局、
演出側には初めから“何かをやらせるつもりなんかなかった”、
ということですか。ハハハ。
その体たらくを思えば、「羞恥心」の応援団として出演した
「ヘキサゴン」組は“したたかさ”を見せたかもしれません。
アップはなかったものの、中村アナが着ていた“目玉マーク+
代表”のTシャツは結構 目立っていました。
カシアス島田こと島田紳助“プロデューサー”に「民放らしさを
見せなかったら承知しないぞ!」と相当ハッパをかけられて
いたのでしょう。ハハハ。
「最初の30分に1000人を舞台に出す」とプロデューサーが
語っていました。“これは、ステージ裏の交通整理が大変だ”と
心配するほどの“人海戦術”…しかし、そのせいでしょうか、
誰にも分かる進行の不手際が多く見られました。
舞台の下手(しもて=客席から見て左側)でMCが次の出場者と
話をしているときに、袖の部分から出入りするスタッフの姿が
何度も映ってしまいました。業界的には一度でも恥ずかしい
初歩的なミスのはずです。経験の浅い民放ディレクターでさえ
笑ったことでしょう。
何台のカメラを使っていたのか知りませんが、「大丈夫、あゆ?
ケガは大丈夫だった?」と呼びかける中居への浜崎あゆみの
リアクションをとらえることができませんでした。ふだん、
台本通り、リハーサル通りの進行しか経験していないせいで、
“アドリブ対応”がへたなのでしょうが、あれぐらいはねえ。
一番期待していたのは秋元順子でした。
実力で選ばれた彼女の歌をゆっくり味わいたいと思ったのに、
“ワン・コーラス半”しか歌わせませんでした。初出場だから
扱いが“軽く”なったのかもしれませんが、彼女の歌はしっとり
聴かせてこそ値打ちがあるのにと、腹が立ちました。
娘さんからの あまり意味があるとも思えない手紙の朗読で
時間を使ったからでしょうね。森進一の「おふくろさん」が
フルコーラス(全曲)だったし、あまりにも露骨じゃないですか。
とっくに認めていましたが、中居正広はつくづく 押すところ、
引くところをよくわきまえた司会者だと思います。一昨年、
鶴瓶と組んだときは、少し引いて相手を立てていたと思えば、
仲間由紀恵に代わった去年は台本を基本にしながらアドリブを
きかせて自由にやっていました。“買いかぶり”かもしれませんが、
そう思わせる言動がありました。
「空気、関係なしですね?」とからかったIKKOに加えて、
はるなもからんだ美川憲一の歌唱終わりで“やれやれ”という
表情を浮かべながら「“まさかの”白組でした」と、お茶の間の
気持ちをアドリブで代弁したあたりはたいしたものです。
紅白一番の“あっぱれ”だったと言ってもいいでしょう。ハハハ。
男で平井堅、森山直太郎、女で平原綾香の歌が心に響きました。
まるで“コンビニ帰り”のように見えた平井堅のTシャツ+
ジーパンは、テレビに出ることを意識した上での“私服”かと
思いましたが、エンディングに登場したときは違うものを着て
いましたから、あれはあれでまぎれもない“舞台衣装”だったと
確認できました。ハハハ。
視聴率的には少し持ち直したらしいですが、“歌手の選択”と
“演出”をなんとかしないと、先細りは避けられないなあ…が
全体を見た印象でした。
つい先日、出演者のレベルもテレビの演出も完成度が高い
AMA(American Music Awards)を見たばかりだったので、
余計に“みすぼらしさ”が目に付いてしまいました。
いろいろクレームをつけましたが、私以外にも、“つっこむのを
楽しみに毎年この番組を見ている人は大勢いるはずですから、
