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岩佐徹のOFF-MIKE

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なでしこスケーターが輝いた~小平奈緒&高木美帆~18/02/20

男子フィギュアでは羽生結弦と宇野昌磨が日本中を沸かせた。

女子スピードスケートの小平奈緒と高木美帆も輝きを放った。


小平奈緒


小平は 得意ではない1500㍍に登場したときから美しい滑りを

見せていた。自分がここに来るまでに積み上げて来たものへの

揺るぎのない自信を見せていた。

たいした根拠はなかったが、開幕前から彼女の500と女子の

パシュートの金は確実に獲れると思っていた。1500を見たとき、

ワールド・カップの連勝と合わせて”確信”に変わった。


うまくいけば、1000㍍も十分チャンスがあるのではないか…と

思ったが、スタートがOUTだった分、わずかに届かなかった。

それでも、立派な銀メダル。高木の銅と合わせてW表彰台を

実現した。しかし、本人は決して納得しなかっただろう。

長野五輪の500で優勝した清水宏保がいみじくも言ったとおり、

「金は嬉しいし、銀は悔しい。そして銅はほっとする」んだもの。


500が行われた日曜日の夜は、彼女の出番が近づくにつれて

ドキドキが強まっていった。スポーツ中継を見て、こんなに

鼓動が激しくなったのは久しぶりだ。

1000のチャンピオン、オランダのテルモルスが早い組で

好タイムを出した。小平本人がどう思ったか分からないが、

おいおい、これはまずいんじゃないか?と、小心者の私は

少なからず焦ってしまった。ハハハ。

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いよいよ、第14組で小平が出番がきた。

スタートラインの後方に立ったときの鋭い目つきにしびれた。

一つのことに集中している目だった。短距離だけにスタートが

最も大事だと思いながら見守った。


ピストルが鳴る寸前にぴくっと動いたのが分かったが、そのまま

スタートできたのはラッキーだったかもしれない。フライングを

取られていると、どうしたって二度目のスタートに“心理的な”

ブレーキがかかるに違いないからだ。


スケーティングは オランダに留学までして磨きあげてきた、

どこにも無駄のないものだったと思う。一度、滑り始めたら、

“絶対に失敗しない”という大門未知子的な自信があるのだろう。 

凡人には想像もできない世界だ。

次に滑る強敵&親友の イ・サンファにプレッシャーを与える

タイムだった。

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終了後のカメラがとらえたイ・サンファとのシーンは、説明が

なくても“ぬくもり”が伝わるものだった。

無名のころから支援してきたという相沢病院についても初めて

くわしく知ったが、小平にはあったかいものを引き寄せる何かが

あるのかもしれない。淡々としたコメントには控えめな性格が

現れている。そういうもの全部が彼女の“美しさ”の秘密だね。


爆発力や瞬発力を求められる種目だと思う。31歳でようやく

手が届いた金メダルはあなたの勲章だ。おめでとう!


一言

書くまでもないが、相手より興奮してしまう聞き手は失格だ。


高木美帆


15歳のデビューからソチに出られなかった悔しさを乗り越えて

1500㍍で銀メダル、1000㍍で銅メダルを獲った高木美帆にも

「おめでとう」!

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彼女については、オリンピック初出場のバンクーバーのときから

ツイートしている。


2010/02/22のツイート

五輪なう。高木美帆の1500Mが終了。

大会前ブログに<興味があるのは最年少の高木が

出場するすべての種目で自己記録を上回るか

どうかだけ>と書いたが、言葉を間違えた。

スケートの記録はリンクのコンディション次第

なのだから。

「自分の滑りが出来た」と納得していると聞いて安心した


経験不足は明らかで、思うような結果は残せなかった。しかも、

4年後のソチのときは代表に入れなかった。彼女の滑りには

8年分”の思いが詰まっているのだろう。

その割に コメントは“他人事”のように聞こえる。不思議な人だ。


“負けず嫌い”は相当なものがあるのだろう。特に 行けなかった

ソチ五輪以後の努力はハンパじゃなかったはずだ。その成果が

ここまでの銀・銅のメダルに出ている。


いつものことだが、こうなると、日本メディアは大騒ぎする。

しかし…


2017/12/02のツイート

スピードスケートのW杯カルガリー大会の

女子3000で高木美帆が優勝!

何も“からくり”はないんだよね?

私の常識ではかなり大変なことなんだが、

ネットではあまり大きく扱われていない。

編集者のレベルが低いのだろうが、困ったもんだね。


W杯の1500ではたびたび勝っていた高木が3000で優勝…

これはビッグニュースだと思ったのだが、いくら待っても

ネットには記事が出てこなかった。猛烈に腹が立った。

この種目で両サイドにオランダ勢を従えて表彰台に立つのは

とんでもない快挙だ。五輪だったら大騒ぎするくせに…と。

本人は、たぶん、“他人事”のように気にしていないだろうが。

ハハハ。

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昨日のパシュートはヒヤッとしたなあ。

スタートして半周を過ぎたあたりで先頭を滑っていた高木が

ふっと、スピードを緩め、上半身を起こして後ろを振り向いた!

どうした?フライングはなかったよ。

”勘違い”にきづき、思い直して滑走を続けたし、チームとして

力があったからよかったが、そうでなかったら一大事だった。

「俺の金メダルをどうしてくれる」と怒鳴り込むところだった。

ハハハ。


レース後、「なにがあったのか?」と聞くだけで十分だったのに

大騒ぎしていたキャスターには呆れたが、分かりやすい解説で

評価が高い清水宏保は冷静に「レースを見て、間違いなく金が

とれると確信した」と答えていた。“太鼓判”、“お墨付き”だ。

決勝はゆったりした気分で見せてもらおう。

高木は一つの大会で3種類のメダルを手にすることになるね。

日本人では“史上初”じゃない?


必死の努力の結果として出場したオリンピックで 自分の力を

出し切れない選手が多い中で、国民の“勝手な”期待を背負い、

自分も目指したメダルを手にした二人には盛大な拍手を贈ろう。

勝つ、勝てると言われて勝つのはとんでもない偉業だ。

もう一度、おめでとう!


by toruiwa2010 | 2018-02-20 09:35 | スポーツ全般 | Comments(2)
Commented by ヤップンヤン at 2018-02-21 01:48 x
昔、清水宏保は日本人は総じてプレッシャーに弱いから、自分は普段の80%の力でも勝てるようにする努力をしてきたと言っていたのを思い出しました。
小平が80%の力しか出せなかったとは全く思いませんが、国民の期待、プレッシャー、イ・サンファのホームゲーム、連勝記録、大本命、主将のジンクスなどすべてを凌駕して金を獲得したのは本当に強いんだと思います。
Commented by toruiwa2010 at 2018-02-21 06:08
ヤップンヤンさん、小平については
受けたプレッシャーをはるかに
上回るタフさがあったと思っています。
長野五輪の清水に通じるものがあります。
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