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岩佐徹のOFF-MIKE

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♪あたしおかあさんだから“論争”~いろいろな考えがあるなあ~18/02/21

絵本作家、のぶみさんが作った「あたしおかあさんだから」が、

ネットで騒がれ、多くの番組で議論のテーマになっている。

歌詞の内容が “母親に”犠牲を強いるものだと批判する声が

多いと聞いて、さっそく、その詞を読んでみた。

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♪一人暮らししてたの 

おかあさんになるまえ

ヒールはいて ネイルして

立派に働けるって 強がってた


今は爪きるわ 子供と遊ぶため

走れる服着るの パートいくから

あたし おかあさんだから


あたし おかあさんだから

眠いまま朝5時に起きるの

あたし おかあさんだから

大好きなおかずあげるの

あたし おかあさんだから

新幹線の名前覚えるの

あたし おかあさんだから

あたしよりあなたの事ばかり


…うーん、これのどこがダメなのか? 率直にそう思った。

自己犠牲? 確かに、子供のために自分が我慢していることを

書き連ねているが、つらいと感じているようには受け取れない。

むしろ、それを喜びとしているように聞こえる。呟いた。


♪母さんが夜なべをして 

手袋編んでくれた 

木枯らし吹いちゃ

冷たかろうて 

せっせと編んだだよ・・・

これもダメなのかい?冗談じゃないぜ。

誰も自己犠牲を強いているわけじゃない。

それでも、母性はこう振る舞う。

だからこそ、母は偉大なんじゃないの?


過去、“男社会”だった日本では、結婚したら 嫁として夫を立て、

子供を生んだら 母として自己犠牲は当たり前としてきた。

男は 良妻賢母という聞こえのいい熟語で女性を自分たちに

都合がいいように仕向けてきた。

今は“イクメン”という言葉さえふつうに通用する時代だから、

作者の頭の中にそんな考えがあったとは私には思えない。

要は、どう受け取るかだろう。立ち位置によって違う気がする。

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「ノンストップ」で話し合っているのを聞いたが、街頭での

意見も含めて“いろいろ”だった。かなり意外だと思ったのは

「結婚する気がなくなる」、「こんなに我慢することになるなら

子供なんて生みたくない」的な声が独身女性から出たことだ。

…そこまで思うんだ。


“自己犠牲”かあ…聞いているうちに難しいなあと思い始めた。

「これの何がいけないんだ?」という初めて詞を読んだときの

“居丈高な”気分ではなくなっていた。案外 素直or/and柔軟。

ハハハ。

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子供が生まれたら、思うようにできなくなることは多いだろう。

しかし、そもそも、友人関係から恋人になったときにある種の

“制約”が生まれるものじゃないの?

で、結婚したら、独身時代にくらべ、制約は格段に増える。

家事をしなければいけない。自由に使えるこづかいなどない。

時間があってもふらふら出かけることはできない…エトセトラ。


ただし、ここまでは男女で大きな差はないのではないか?

夫だって、こづかいが減ってランチも安いもので我慢する。

上司・同僚との付き合いが悪くなる。どうでもいいことだけど

女子社員の間で人気が落ちる。ハハハ。


両性共に、これらのことを我慢できたのは 愛する人と一緒に

暮らす喜びがまさったからではないのか?

しかし、歌詞にある、子供が生まれたことによるさまざまな

制約は我慢できない…んだね? 何が違うんだろう?


そこまで紹介しているところは少ないようだが、歌詞の最後に

こう書かれている。



(我慢しなければいけないことはあるけど)

♪それ全部より

あたしおかあさんになれてよかった

あたしおかあさんになれてよかった

あたしおかあさんになれてよかった

あたしおかあさんになれてよかった


だって、あなたにあえたから


…この部分にヒントはないのか?

私も、わが子が…、10ヶ月、自分のお腹の中にいたわが子が

そこにいる喜びは何よりもまさっていて、それこそが“母”の

強さの大本(おおもと)だと思っていた。そうじゃないんだ。


いくら考えても答えは出てこない。そもそも、男が論じるには

無理があるし、“当事者”の女性にも正解はないのだろう。

しかし、SNSの時代はそんな“結論”で終わらせてくれない。

激しいバッシングに耐えかねて作者が謝罪した。そんな必要は

まったくなかったと思うが。


“対案”としていくつもの替え歌が作られているようだ。

たとえば…と、番組で紹介されたものが気に入った。


あたしおかあさんだけど

子供といっちょにギリギリまで寝るの


あたしおかあさんだけど

自分のアイスは死守するの


イケメンのために仮面ライダー見るの


分かるなあ。少しでも前向きに考えないと子供 持てないよね。

ただ、どう頑張っても、男は妊娠・出産の喜びも授乳の喜びも

味わえないんだ。母と子の間に 見えないけど強い絆がある一方、

ローンのため、子供の教育費用のため、酒もたばこも断って

せっせと働くしかないんだ。

おかあさんだけでなく、おとうさんも我慢してるんだけどなあ。


by toruiwa2010 | 2018-02-21 08:16 | 岩佐徹的考察 | Comments(4)
Commented by hhh2lucy at 2018-02-22 15:44 x
岩佐さん,こんにちは。

一度も聞いたことがなく,なぜ炎上したのかと私も歌詞を検索しました。

歌の構成がマズいのかなと思いました。
最後の「あたし,おかあさんになれてよかった」「だって,あなたにあえたから」に行きつくまでに散々「おかあさんだから」と連呼されるのは,ちょっと辟易するかもしれません。

母親というものは,自分が「おかあさん」という属性を持っているから朝5時に起きるのではなく,「木枯らし吹いちゃ(子の手が)冷たかろうて」せっせと編むものなのです。だから『かあさんの歌』を聞いて不快になることはありません。

それよりも「立派に働けるって強がってた」「走れる服着るのパートいくから」にビックリです。女性は立派に働けず,出産すると非正規雇用者になるの? 作詞家の女性観はかなり偏っているのではないでしょうか。

岩佐さんがおっしゃる通り「おとうさん」だっていろいろ我慢しているのだから,今の時代に男女どちらか片方の視点から歌詞を書いたのが最大の失敗だったのかもしれませんね。おかあさんとおとうさん,交互に登場していれば共感を得られたのかも。
Commented by toruiwa2010 at 2018-02-22 16:22
hhh2lucyさん、こんばんは。

おっしゃる通り、多くのツイート、ブログ、
テレビ番組が"だってあなたにあえたから"を
雑に扱っています。きちんと紹介していれば
ここまでの騒ぎにはならなかったのではないかと。
Commented by 親として at 2018-02-23 09:49 x
こんにちは。
この歌詞、おかあさんじゃなくても出来ることだねとは思います。
冒頭だけ、

スポーツカー乗って、飲み歩いてた
ファミリーカーにした、家事するため早く帰る

等に変えて、あとはそのまま
「おれおとうさんだから」
にすれば前向き感が出るのでは。
(あと、新幹線はお花等に変更でしょうか。)
全部お父さんにも、つまり親ならどちらでも該当するはずですから。

今の親向けなのだとしたら、おかあさんの歌としてしまうのは
作者の感覚が10年は古いような。
10年だとこの歌を見る層は卒業してしまってますね。
Commented by toruiwa2010 at 2018-02-23 09:54
親としてサン、おはようございます。

ネット上で見かける替え歌の中にも
"うまいっ!"と声をあげたくなるものが
多いですね。
私は子供がいないので"我慢"したのは
おれ、"夫だから"ばかりです。書けないけど、
ハハハ。
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