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岩佐徹のOFF-MIKE

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「北の桜守」「去年の冬…」75点~好きな人もいるだろうけど~ 18/03/16

北の桜守 75


物語は1945年の南樺太(からふと)から始まる。

江連(えづれ)徳太郎(阿部寛)の一家が大人の身長ほどに育った

桜の木の周りに集まっている。中学生になっている子供たちが

生まれたときに植えた桜が今年初めて花を咲かせたのだ。


本土では終戦が近づいていた8月、突然 ソ連が参戦した。

兵として樺太に残る徳太郎と別れ、妻のてつ(吉永小百合)

二人の子供を連れて北海道・網走に行くことになった。

「必ず、また、家族で桜を見よう」と約束をして…

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1945年・樺太の部分で物語のベースが語られたあと、映画は

大きくとんで1971年の北海道に舞台を移します。

アメリカ帰りのてつの二男・修二郎(堺雅人)が現地で結婚した

(篠原涼子)とともに、ハンバーガーの日本1号店を開きます。


経営に苦労する修二郎のもとに、ひとりっ暮らしの母について

気になる情報が飛び込んできます。


吉永小百合ファンはここから先 読まない方がいいです。ハハハ。

古い読者は知っていると思いますが、私は彼女が苦手です。

演技もセリフの言い方もいつも同じだし、なにより、共演者や

制作陣の彼女を称賛する言葉の“いろあい”がいつも同じ…と

いうのが気持ち悪いです。


世間的には、掛け値なしの偉大な女優さんなのでしょう。

しかし、“強情&頑固でへそ曲がり”(謙遜ですよw)の私は認める

気になりません。これまで、かなりの数の出演作を見ましたが、

唸るような演技に出会っていません。木村拓哉と似ています。

典型的な吉永流の演技が冒頭で見られます。


戦場に向かう夫を追っててつがすがりつく。

「好きな人、死なないでね」と言ってじっと見上げる…。

セリフもしぐさも呆れるほど“作法通り”でした。ハハハ。

こう書くと、憎んでいるように読めるでしょうが、違います。

演技以外の活動で認めるものがたくさんあります。


「おくりびと」であれほど感動させてくれた滝田洋二郎監督も

永小百合は吉永小百合でいいと思っていたのでしょう。全編に

彼女が発する“昭和”のにおいが“手つかず”で漂っていました。

逆に言えば、それが好きだとおっしゃるファンたちにとっては

まさに“どストライク”の作品かもしれません。


恥を忍んで…

1ヶ月ほど前に手にした宣伝チラシに“舞台演出:ケラリーノ・

サンドロヴィッチ”と書かれていました。おやおや、外国人まで

呼び寄せたんだ…と思ってしまいました。日本生まれ&育ちの

日本人演出家らしい…と知ったのは帰宅してからです。ハハハ。


ま、彼の出自は問題じゃありません。

エンディングを含め、数か所に差し込まれる 彼の演出による

“舞台劇”のシーンに強い違和感がありました。木に竹を接ぐ。

これも、滝田ファンにしてみれば「さすが」なんでしょう。

”部外者”が見ちゃいけない映画かも。ハハハ。


ついでに書いておくと、堺雅人…「半沢直樹」に出たことが

プラスになっていないんじゃないか?


去年の冬、きみと別れ 75


郊外の豪邸で火災が起き、写真のモデルをつとめていた盲目の

女性が焼死した。家の所有者、アーティスティックな写真で

売り出し中のカメラマン、木原坂雄大(斎藤工)が逮捕された。

殺人容疑だった。しかし、「撮影中にろうそくが倒れて火がつき、

手のほどこしようがなかったのだ」という木原坂の供述を得て、

担当検事は罪名を保護責任者遺棄致死に切り替えた。

判決には執行猶予がつき、彼は釈放された。


数年後、大手出版社の腕利き編集者、小林良樹(北村一輝)

若いライターの耶雲恭介(岩田剛典)が訪ねた。木原坂に密着して

本を書きたいと言う。

小林は「もう、終わった事件だ」と渋ったが、「大化けするかも

しれないから」と上司が口説いて、結局取材はスタートした…

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又吉直樹がいつも褒めている芥川賞作家、中村文則に興味は

あるのですが、この映画の原作は読んでいません。


ネタバレになりますが、木原坂が二人の女性を焼き殺すに至る

動機や気持ちの動きが描き切れていないと思います。映像では

語れないし、彼のセリフに込めるのも難しいのでしょうが、

この物語の“肝”なのに…と不満が残ります。


一定の評価を得ているという設定の木原坂の写真も観客には

ほとんど見せてくれないのもなぜなのか?

文章で描けるものと映像化しなければならない映画の違いが

はっきり出ています。「北の桜守」で“舞台”に逃げたシーンにも

同じことを感じます。


厳しいようですが、若いライターに扮した岩田、その恋太役の

山本美月…ともにミスキャストだったのではないでしょうか?


by toruiwa2010 | 2018-03-16 09:21 | 映画が好き | Comments(4)
Commented by at 2018-03-16 12:04 x
吉永小百合さん、木村拓哉さん私も同じ理由で苦手です。
同類として松坂慶子さんも。
Commented by toruiwa2010 at 2018-03-16 12:18
ふサン、こんにちは。

同じように感じている人は多いはずです。
言い出しにくい…のが問題ですね。
Commented by みに at 2018-03-22 21:59 x
吉永小百合の夫役が阿部寛?回想シーンで阿部寛が出るだけなのでしょうか?年齢差を感じさせないとかなのでしょうか。
Commented by toruiwa2010 at 2018-03-22 22:37
映画の冒頭、数分間は並んで写ってます。
奇跡です。ハハハ。
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