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岩佐徹のOFF-MIKE

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松坂大輔、球宴へ!その1~自分的傑作w選~ 18/06/30

いかにも“日本的”だが、松坂大輔が球宴に選出された。

ファンの夢を叶えるのが球宴なら“あり”なのかな?

彼が西武ライオンズに入団し初登板したとき、日本中、

大騒ぎだった。平日、夕方のニュースの時間だったが、

彼がマウンドに上がるとき、全局が生中継していた。

こんなことは、あとにも先にもなかった。…たぶん。

ハハハ。


メジャーに行くときも騒ぎになった。

入団から“転落”までを回顧しておく。


松坂 メジャーへ

( 2006/11/02初出 )

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プロ入り一年目のオフにメジャーを見に

行かせてもらったときに、スタンドからも

グラウンドのにおいが分かった


ポスティングによるメジャーへの挑戦を正式に発表した

西武の松坂大輔の言葉の中で一番共感できる部分です。

購読している朝日と日刊スポーツにもこの言葉が載って

いました。当然です。それこそが彼がメジャー行きを

決意した最大のポイントだったと思います。

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懐かしく思い出すのは、世話をしてくれた日系二世の

トム・田山が父親の広島なまりを受け継いだ口調で

「イワサ、今日は誰が遊ぶんかね?}とよく聞いてきた

ことです。

「どことどこが対戦するのか」という意味ですが、彼の

頭の中では英語の“play”と日本語の“遊ぶ”が違和感なく

結びついたのでしょう。


そんなことより、松坂です。


1980.9.13生まれ 26歳 182cm/85kg

204試合 10860敗 防御率 2.94 投球回 1402⅔ 

奪三振・与四球 1355/502


…通算成績を見ても堂々たるものです。

日米で野球の質が違うので、単純には比べられませんが、

メジャーが一番注目するのは“奪三振・与四球 1355/502”

というデータではないでしょうか。アメリカでは投球を

見ないで投手を評価するとき“Strikeout-to-walk ratio”

呼ばれるこの数字をチェックすると聞きました。つまり、

三振とフォアボールの比率です。先発ピッチャーなら

最低でも2.00は必要でしょう。

三振2個に対してフォアボール1個…フォアボールを

四つ与えるなら少なくとも8個の三振が取れなければ

この“指標”に届きません。1977年に、341三振を奪った

かと思うと204個のフォアボールを与えたことがある

ノーラン・ライアン(1977)でさえ、通算では2.04

2.00をクリアしています。


松坂の数字は2.70ですから、立派に合格です。

2ストライクを取られると当てにくるバッターが多い

日本の野球を考えるとメジャーでは3.00に匹敵すると

思います。


松坂は「初めてメジャーを意識したのは10歳のとき。

そこからステップを踏んできた」と語っていましたね。

「そういう時代になったんだ」という感慨がありました。

“メジャーといえばパンチョ”のパンチョ伊東が聞いたら

なんと言うでしょうか?

これからもプロ入りのときから日本球界を踏み台にして

メジャーを目指す若者は増えるのでしょう。

引き止めるには魅力ある環境作りが求められます。

今の球団経営者たちを見ているとお先真っ暗ですが。

ハハハ。


First roll of the Dice

( 2007/04/06初出 )

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I knew I can play like this”


…しばらく、先発からはずされていたベテラン選手や、

ファームから上がったばかりの若手選手が 起用された

試合で活躍したあと、そんな風にコメントすることが

メジャーではよくあります。

「これぐらいやれるのは分かってたよ」は、活躍の場を

与えられなかったことに対する苛立ちを示しているとも

言えますし、なにより、自分に対する自信やプライドの

表れでしょう。国民性もあって、日本人選手がこんな

言葉を口にするのを聞くことはめったにありません。


しかし、メジャー初登板でまずまずのピッチングを見せ、

1勝を挙げた松坂大輔はこれに近い気分だったのでは

ないでしょうか。


公言通り…と言うか、一流ピッチャーは大体そうですが、

1球目はストレートで入りました。それも150㌔あって、

狙っていたディヘーススもファウルがやっとでした。

最後のストレートも149㌔ありました。それなりに

立派なピッチングだったと思います。

かなりの寒さに加えて、感触がつかめていないはずの

メジャーのボール、まだ慣れていないメジャー独特の

固いマウンド…難しい条件の中での1勝でした。


現時点での私の予想は、今シーズン、

10勝ラインを超えれば御の字です


そう書いたのはほんの4日前のことですが、近いうちに

修正することになるかもしれません。ハハハ。

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ただし、心のどこかに、楽観視するのはやめた方がいい

という気持ちがあるのも事実です。

日本でもやっていることですが、メジャーの“Advanced

scout”は相当にレベルが高いと聞いているからです。

日本では“先乗りスカウト”といいますが、次に対戦する

チームを観察してデータを作る役目の人たちのことです。


もちろん、その能力は人によってまちまちでしょうが、

高いレベルの人は“相手を丸裸にする”と言われます。

どんなに小さなクセも見逃さないそうですからご用心を。

ハハハ。


もうひとつ、やめた方がいいなあと思うのはマウンドで

笑顔を見せることです。メジャー・リーガーが試合中に

歯を見せることはめったにありません。

たぶん、彼自身は 言われても、「僕のスタイルだから」と

やめないでしょうが、メジャーには“unwritten rule”

(書かれざる法律、つまり不文律、仁義)があることを

知っておくべきです。

“笑顔”が自分たちに向けられていると、相手チームが

感じたらややこしいことになります。その覚悟があれば

いいですが。ハハハ。

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First roll of the Dice”はヤフーMLBHPに出ていた

見出しです。入団が決まった当初は“A-Rod”のように

“D-Mat”という呼び方が多かったようですが、最近は

Dice –K”などと書かれているものが目に付きます。

Dice はサイコロのことで、見出しはサイコロの最初の

ひところがりという意味でしょうか。

「叶わないのが夢。僕はずっとここで投げられることを

信じて 目標にしてやってきた。だから今、ここにいる

のだと思います」

入団会見で彼が語った言葉です。

その“目標”の第一歩をいい形でスタートが切れて本当に

よかったですね。


松坂の一年

( 2007/09/25初出 )


年齢なども含めれば、日本が送り込んだ

最高のピッチャー、松坂のピッチングが

どこまでメジャーで通用するのか大いに

関心があります。

現時点での私の予想は、“今シーズン

10勝ラインを超えれば“おんの字”です。


マスコミの“ちょうちん記事”が書いている、

15勝や、まして20勝などには届かないと

思っています。メジャーには長い間の

思い入れもあり、「そんなに簡単なもので

あってほしくない」という願いもこめての

予想です。ハハハ。


メジャーが開幕する直前にそう書きました。

その松坂が15勝目を挙げそこないました。

リリーフが逆転3ランを浴びたのですが、その流れを

作ってしまったのは松坂です。6回までひとつだった

フォア・ボールを、72アウトから二つベンチが

一番嫌う状況でしたから、代えられたのは当然です。

100球を少し超えたところでした。これから先、再び

“100以後の彼に疑問符がつくことは避けられなく

なるでしょう。


7月終了時点、128敗 3.75は立派なものでした。

しかし、8月は13敗 4.469月にいたっては、

11 9.75…考えられない落差です。

「疲れは関係ない、体は大丈夫」と言っていましたが、

本当にそうでしょうか?

初めてのメジャー、日本にくらべれば、はるかに厳しい

スケジュール、基本的に中5日の間隔で回って来る登板、

自ら掲げた高い目標、周囲からの大きな期待…精神面の

重圧があったはずです。


もうひとつ、これもシーズン初めに書いたことですが、

メジャーのスカウティング能力、つまり、相手チームの

戦力分析力が実を結んだ可能性はないでしょうか。

ヤンキースには初顔合わせでやられましたが、初めは

抑えられたのに2度目の対戦以降打ち込まれたケースが

目立ちます。タンパ・ベイ、トロント、ボルチモア・・・

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打者ひとりひとりの“馴れ”や“工夫”もあるでしょうが、

チーム挙げての“分析”の成果と考えると納得できます。

日本にも同じようなシステムはありますが、同じ投手と、

シーズンに1-2回、多くても3-4回しか対戦しない

メジャーでは、この能力は大きくモノを言います。

知らぬ間に松坂大輔は丸はだかにされていたかも。

ハハハ。


それにしても、529日には最大14.5ゲームの差を

つけていたヤンキースに猛烈に追い上げられています。

客観的にみると、ここまで追い込まれた原因のひとつに

松坂の“急ブレーキ”があるかもしれません。


熱い期待を背負い、高額の移籍金でメジャー1年目に

臨んだ松坂には平常心が欠けていたように思えます。

“日本のエース”というプライドも邪魔したでしょうか。

打たれれば「想定していました」、抑えても「僕が求めて

いるのはこんなものではありません」という言葉が出て

いたあたりにそれを感じました。

本人は否定するでしょうが、無意識のうちに、“肩肘”を

張っていたと思うのです。ポーカー・フェースも私には

作り物に見えます。

“挑戦者”の立場を忘れずに“淡々”と臨めばもっと楽な

気持ちで投げられたはずです。


もうひとつ、アメリカにも“ヘボ監督”はいます。

わけのわからない交代もあるでしょう。

しかし、フランコーナのようにワールド・シリーズで

優勝した実績もある監督なら、選手を使うときには

長いシーズン、特に松坂については数年の“スパン”を

考えて起用していくものです。

その監督がマウンドまで来たら、黙ってボールを渡して

ベンチに向かうべきです。渡さなかいことで、責任感の

強さを示す必要はありません。自分への怒りや悔しさは

ベンチで、つまり、フィールドを離れてから発散すれば

いいのです。パフォーマンスととられかねず、損です。


ただし、期待が大きかったからいろいろ言いますが、

誰が見ても、1年目としては上出来だと思います。

この一年の経験を踏まえた来シーズンの松坂は序盤さえ

うまく滑り出せば、18-20勝出来るでしょう。


つづく・・・


by toruiwa2010 | 2018-06-30 06:56 | 自分的傑作選 | Comments(0)
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