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岩佐徹のOFF-MIKE

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“ボール回し”批判を考える~ワールドカップ周辺のいろいろ 1~18/07/05

グループリーグ初戦、コロンビアとの試合は開始6分で

PKを得て先制点を挙げた。しかも、レッドカードで

相手が一人減り、試合が終わるまで“11人対10人”の

数的優位で戦えた。今回のワールドカップはそこから

すべてが始まり、日本中が沸いた。


大会はまだ途中だが、日本代表の4戦を含め、いろいろ

話題や議論のタネを提供してくれている。

思うところ、つまり“あくまで個人の感想”を書いてみる。


セルジオ越後という元サッカー選手、現評論家がいる。

辛口で知られている。私の印象は”炎上”評論家だが。

ラジオでポーランド戦のボール回しを厳しく批判した。

他人をとやかく言えない立場であることを承知で言えば、

何についても一言言わずにいられない彼らしい発言だが、

納得しない。

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記事によれば、セルジオは西野朗監督の采配について、

“出場した選手を信頼していなかったのではないか”と

指摘し、あの作戦を「お金を払って見に来ている人に

大変失礼なことをした」と断じたそうだ。


TBS「サンデーモーニング」で、元代表DF・秋田豊が

こうコメントするのを聞いて仰天した。

「監督が100人いたら、たぶんこの作戦を選択するのは

1人か2人だろう」。

秋田の話が途中まで進んだとき、続けて出てくるのは

70人か80人”だろうと思ったからビックリしたのだ。

ハハハ。


レギュレーションを考慮し、スタッフから入っていた

コロンビア―セネガル戦の情報、両国の力関係などを

分析した結果として西野監督はあの決断をしたと、私は

思ったから大きな違和感はなかったのだが、人によって

受け止め方が違うんだね。ある意味 当然だが。


チームを預かっていない、

責任を負っていない、

国民の期待を背負ったことがない

…から言えること。

西野采配はレギュレーションが

示唆する勝ち抜け方を選択しただけ。

文句があったらFIFAに言え。


セルジオについての記事を読んですぐにそうつぶやいた。

彼は「引き分けや勝っていた場合には認められるが、

負けてて勝負しなかった。新しいルールを利用しようと

したところに大きな反発があった」と話したそうだ。


反論しとく。

まず、監督は選手を信頼したからあの決断をしたのだ。

信頼できない選手をピッチに送り出す監督がいるか!

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そして、新しいルールを利用して何が悪い?

GL最終戦前、ファンや関係者の関心事は何だったか?

“決勝トーナメント進出”だったじゃないか。

勝つこと、引き分けることはそのための条件だった。

しかし、りーどされて“条件”が少し変わった。


そして、グループHの各国の状況とFIFAに採用された

レギュレーションを併せ考えたら、このまま負けても

0-1なら、そして、これ以上、カードをもらわなければ

決勝Tに行ける(セネガルもそのまま…なら、だが)

分析も含めた日本代表の“総合力”を信頼して、西野は

“攻めない”という選択をした。どこもダメじゃない。


もともと、GLは“3試合のトータル”でどのチームが

次のステージにふさわしいかを決めるためのものだ。

270分の試合だと考えれば分かりやすい。

日本はあの戦略を含め、3試合で立派に結果を出したと

考えれば恥じることは何もない。

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数十年前には、開始10分である意味“決着”し、あとは

まったく内容のない第3戦があったと記憶する。

苦労してチケットを入手した客が気の毒だとする意見も

あるが、GL3戦にはその危険があることも覚悟して

買わないとね。テレビ局だって日本の第3戦を引いたら

気が気じゃないんだから。ハハハ。


あえて言えば、コロンビアがゴールを奪うのがあと5

遅かったら…と思わないではない。リードされた日本の

ボール回しがその分短くなって、非難はなかったはずだ。


もっと言えば、ポーランドにも決勝T進出のチャンスが

残っていたらよかったね。日本は嫌でも“普通に”プレー

したはずだから。



さらに、セネガルvsコロンビアがもっと激しく動く

試合だったら、どうだったか? 予断を許さなければ

日本は攻めなければならなかった。

あれこれ考えると、すべてレギュレーションに帰着する。

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FIFAは今あるもののを変えないと言っているようだが、

かたくなにならず、カードだけでなく、ショット・オン・

ゴールやコーナー・キックの数などと組み合わせる

ことを考えたらどうか?


もうひとこと。

ボール回しに疑問を呈する人たちは、じゃあ、日本は

どうすればよかったのか…について、“堂々”と攻めて

欲しかったと言う。それでこそニッポン代表だ。

その結果として、2点目を取られてもあきらめがつくと。

フェアプレーだし、誇りが持てると。


一時代前の人たちは、こんなときこう言ったものだ。

「チッ、痴れたことを」。 読み方は本田に聞いてくれ。

 

明日は、ベルギー戦後のインタビューや

同じ試合の最終盤で本田のCKを批判する

声があったことなどについて書く予定です。


by toruiwa2010 | 2018-07-05 07:01 | サッカー | Comments(6)
Commented by 赤ぽん at 2018-07-05 09:54 x
岩佐さん、おはようございます。

この記事について、全く同意(禿同!)です。自分の思っていたことを
よくぞ簡潔・明解に記事にして下さったと、本当にてんぱれ!(天晴れ)
ですし、心中も誰かと同じで「きよきよしい」気分であります(笑)
(彼が、間違いを非常に素直に謝った事、いいと思いました)

私はあの時点での西野監督を支持しますし、何が問題なの?と思いました。
まぁ、カードだけでなくただのシュートでは滅茶苦茶に打ってもよくなってしまうので
ショット・オン・ゴールやら他の行為を加味する方法も有りでしょうし、
なによりクジ引きを是とするのか?という問題をどう考えるかでしょうから。
FIFAのレギュレーションと、日本らしさ?がごっちゃになった反論やら文句やらは本当に「FIFAに言え」ですね。
Commented by モクレン at 2018-07-05 12:23 x
岩佐さん、こんにちは。
明日も楽しみにしてます!
Commented by もくでら at 2018-07-05 21:23 x
岩佐さんの言う通り
だと思います。
ワールドカップをみていると
したたかさもなければ、
勝っていけないんだなぁ、
と思います。
あっ、どんなスポーツも
そうですね。
Commented by toruiwa2010 at 2018-07-06 06:39
みなさん、コメント、ありがとうございました。

珍しく、今回は賛同してくれる人が
多かったようで。ハハハ。
Commented by ふぁぶ at 2018-07-06 22:57 x
ボール回しに対して
賛成:ルールにも則っているし全く問題ない
反対:正々堂々としていないのでダメだ
という2極だけでなく、
自分達ではどうしようもない「確定していない他の試合の結果」も含めての状況だったので話しがややこしいことになっていますね。

ポーランド戦の状況(それまで日本が何度も危ない場面があった)、コロンビア・セネガル戦の状況(コロンビアは絶対勝たなければならなかった)等を考えると今回の戦略が一番可能性が高かったのだとは思います。

私も反対ではないですが、「ボール回しをするのが一番確率が良い」という状況だったのがなんとも、、、という感想です。
残り時間がもう少しあった、試合の流れがセネガルに傾いていた、後半は日本がポーランドの攻撃をほぼ完封できていた、等であれば別の選択になったでしょう。

仮にセネガルがあの後に追いつき日本がリーグ突破を逃したとして、それでも「戦略だったので仕方ない」と納得する人が何人いるでしょう。
岩佐さんはきっと納得したままだと思いますしそういう人も多いと思いますが、きっと賛成側だった人の何割かは「なぜ攻めなかったんだ!」という側に回るでしょう。

どう転んでも賛否ある状況だったと思います。
Commented by toruiwa2010 at 2018-07-07 02:37
ふぁぶサン、おはようございます。

どう転んでも賛否ある状況だったと思います・・・
その通りでしょう。それでも、指揮官は
どちらかを選ばなければいけないわけで。
勇気ある決断だったと思います。
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