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岩佐徹のOFF-MIKE

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脱線映画評論:「グッバイ、ゴダール」~妙にいいね「クレアのカメラ」~18/07/27

グッバイ、ゴダール 75


主な登場人物は二人の男女。

男はジャン=リュック・ゴダールで女はその妻、アンヌ。

ゴダールは1960年、「勝手にしやがれ」で映画シーンに

鮮烈な風を吹き込み、ヌーヴェル・バーグの旗手として

映画界の寵児になった男だ。

女優のアンヌは1967年にゴダールの映画「中国女」に

主演として起用され、間もなくゴダールと結婚する。

この映画の原作の著者だ。


17歳の年齢差がある“監督と女優の結婚生活”は 初めは

順調だったが、1968年にパリが“政治の季節”を迎えると

微妙にぎくしゃくし始める…

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妻は何度も”寝落ち”していました。私も綱渡りでした。

前半も“禅問答”めいた会話が多くてうんざりしますが、

フランスに大学生が中心になった“五月革命”が起きて、

激しい議論が始まると、“観念的な”言葉が飛び交って

何を言いたいのか理解不能になります。フランス語を

日本語に置き換えた字幕を見ていますから ストレスは

倍増するのです。ハハハ。

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隣りで眠る妻を見て「出たいのだろうな」と思いつつ、

最後まで見たのはアンヌ役のステイシー・マーティンに

魅力があったからです。

違うだろう…と言われそうですが、ソフィ・マルソーを

初めて見たときの“感動”に近いものがありました。

ま、その感覚は人それぞれでしょうが。ハハハ。


ゴダールの「勝手にしやがれ」は衝撃的でした。

主演のジャン=ポール・ベルモンドが放つ強烈な個性が

大きかったと思いますが、それまでの映画作りの基本を

無視した作品が まだ若かった私を興奮させました。

ただし、その後のゴダールの映画を見続けたかと言えば

そんなことはなく、「軽蔑」(1963)と「彼女について私が

知っている二、三の事柄」(1967)2本ぐらいです。

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かなり“めんどくさい”男として描かれているゴダールを

ルイ・ガレルが好演しているように思います。


アンヌは去年70歳で亡くなっていますが、ゴダールは

87歳の今も健在で、今年のカンヌ映画祭では彼の新作が

上映され、ポスターには彼の作品「気狂いピエロ」の

1場面が使われました。で、「グッバイ・ゴダール」も

映画祭で上映されると聞いて「実にバカげた発想だ」と

おカンムリのようです。まるでわがままな子供のように

描かれている自分を見たらそう言いたくなるのも分かる

気がします。ハハハ。

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R15+”=15歳以上なら見られる…どうでもいいような

ものですが、結構、はっきりと裸の“前面”が見えます。

松坂桃李の「娼年」を見たときにもビックリしましたが、

映倫の規定は昔に比べ、だいぶ“ぬるく”なったのかな?


参考(Rotten Tomatoes)

原題:LE REDOUTABLE

Tomatometer54

観客スコア:54


クレアのカメラ 85


片づける仕事があってまだオフィスに残っていたマニに

社長が声をかけた。「ちょっとつきあってくれない?」。

会社の近くのカフェに誘い出され、そこで 思いがけず、

クビを告げられた。「あなたが純粋であることは認めるが、

正直とは思わない。そういう人とは仕事ができない」と。

なぜマニが正直じやないと思うのかについて、社長は

何も言わなかった。


カンヌにある映画配給会社で大過なく5年勤めた末の

突然の宣告に戸惑ったが、承諾せざるを得なかった。

気持ちを整理するため、カンヌにとどまっているときに、

ビーチでフランス人の女性から声をかけられた…

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それがクレアでした。教師だと言い、カメラを持って、

行きずりの人や景色を撮っています。「私が写真を撮ると

その人は別人になるのだ」と不思議なことを言います。

映画のチラシにもそのことが強調して書かれていますが、

作品を見る上で気にすることはありません。日本では

「魂を抜かれる」などと言って写真を撮られることを

忌み嫌った時代がありますが、そんな“非科学的”な話は

私は受けつけないし、無視しないと、かえって鑑賞の

”邪魔”になります…と警告しておきます。ハハハ。


社長がはっきりしない理由でマニを解雇を告げる冒頭の

シーンは韓国語のセリフが棒読みに聞こえてしまいます。

「なんだこれは。まるで、大学の映画部が作ったような

映画だなあ」と落胆しましたが、ガマンして見続けると、

妙に引き込まれます。

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理由の一つはマニを演じるキム・ミニかもしれません。

36歳だそうですが、とてもそうは見えません。日本の

女優を見慣れた目には“新鮮”です。ニュアンスがうまく

伝わらない言葉ですが、そうなんです。ハハハ。


参考(Rotten Tomatoes)

原題:CLAIRE'S CAMERA

Tomatometer90

観客スコア:67


セラヴィ! 85


郊外の古いお城を借り切って開かれる盛大な結婚式を

舞台に、プロデューサーの奮戦ぶりと裏側で展開される

すったもんだを描いたフランスのコメディ映画です。

爆笑するシーンはほとんどありませんが、全編を通して

そこはかとなく笑えます。

「最強のふたり」の監督の作品と知って納得です。

暑さを忘れられます。

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参考(Rotten Tomatoes)

原題:C’EST LA VIE

Tomatometer76

観客スコア:63


by toruiwa2010 | 2018-07-27 06:50 | 映画が好き | Comments(0)
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