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岩佐徹のOFF-MIKE

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2168「あいつがいた!」09/03/26

私が大リーグを追いかけていた1978年から81年までの中継画面を思い出してみると、

とても“クリーン”でした。テレビの世界で“クリーン”は、画面にスーパー(字幕)が

一切出ていないことを意味しています。

野球中継ですから完全に字幕なしではありません。しかし、SBO(ストライク、ボール、

アウト)の表示も“思い出したように”しか出ていませんでした。ハハハ。

日本のテレビでは得点やボール・カウントを示す字幕が常に画面に表示されていましたから、

視聴者には違和感があったと思います。



打者の成績も前日までの打率などが最終打席まで表示されていました。日本のように、

打席ごとに更新するようになったのは数年後のことです。

今回のWBCでは、しばしばスピード表示の不具合が生じていますが、197879年ごろは

表示そのものがまだありませんでした。

現地から実況する立場としては、“パワー”と“スピード”の象徴のひとつ、ピッチャーの

球速はぜひ伝えたいところですから“歯がゆい”思いをしたものです。


しかし、ドジャー・スタジアムだけは、それが、“ある程度”可能でした。

ネット裏の最前列に、必ず“彼”がいたからです。

今となっては名前を思い出せませんが、ドジャースで中南米担当のスカウトをしていました。

古いMLBファンなら大きく割れるスクリュー・ボールを武器に大活躍したフェルナンド・

バレンズエラを覚えていらっしゃるでしょう。“金太郎さん”のニックネームで知られる

バレンズエラをサインしたのが“彼”です。


その“彼”が、ドジャースのホームゲームのときは、“定位置”に陣取り、小型のスピード・

ガンで1球ごとに球速を測定していました。

当時は、“90mile-par-hour fastball”(90マイル=145キロの速球)という言葉があるほど、

メジャーでも、90マイルのストレートは目立っていました。“彼”は、投球が90マイルを

超えると、スタンド中段にある放送席に向かって指で知らせていたのです。

“グー”ならちょうど90マイル、指1本なら91マイル、そして、指が3本立てば93マイル、

つまり、150キロというわけです。

さっそく、換算表を作って“彼”のシグナルを活用させてもらいました。ハハハ。

WBCを見ていて、サンディエゴのペトコ・パークのネット裏に懐かしい顔をみつけました。

かなりの年齢になっているはずですが、どう見ても“彼”です!!

ストローハットをかぶってガンを構える姿はまったく変わっていません。

変わったのは、どこにも結果を知らせていないことと、いつも左手に持っていた葉巻が

なくなったことです。いつから“健康志向”になったのでしょうか。ハハハ。

キャッチャーの真後ろでガンを構えるのが“彼”です。

ドジャー・スタジアムの試合で写真を撮ろうと思ったのですが、ネット裏に

彼の姿はありませんでした。

パドレスに移ったのか、あるいは、私の記憶の中にある彼とは“別人”なのか? 

ハハハ。


by toruiwa2010 | 2009-03-26 10:45 | Comments(0)
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