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岩佐徹のOFF-MIKE

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2175「イチローに黄色信号~Cogitoからのスピンオフ~」09/04/04 

英語でメジャーの情報を読んでいると、長いシーズンの間には

breeding ulcerという文字に出会うことが、しばしばではないが、

“まれに”ある   潰瘍による出血を意味している


心身ともに優れた者だけがメジャー・リーガーになれることを思えば、

厳しく自己を律することには定評があり、プレッシャーに負けるなど

想像もできなかったイチローに関してこの文字を読むとは考えもしなかった


すでに出血は止まっているということだし、オープン戦最後の2試合を

プレーしているチームから離れてアリゾナに残った彼は、軽い練習を

行っているというから、“回復”に向かっていると考えていいのだろう


昨日の段階で「明日、医師から発表がある」との情報が流れたときから

「問題がなければその場で言うはずだから、何か深刻な事態なんだ」とは

思っていたが、想像を超える事態になっていた

東京ラウンドから調子が上がらないことに、彼ほどの男が、ここまで

追い詰められていたのかと、驚く

思えば、WBC優勝のあと「個人的には想像以上の苦しみ、つらさ、

痛覚では感じない痛みを経験した」と語っていた言葉は“比喩”では

なかったのだ


“年間60本”のペースでホームランを打っていたロジャー・マリスも、

“通算655本”に迫ったときのハンク・アーロンも、ベーブ・ルースを

こよなく愛するファンからものすごいプレシャーを受けたと聞く

オリンピックの北島康介も谷亮子世も、界レベルのアスリートなら

誰もが、“プレッシャー”とは戦っている

イチローの感じたプレッシャーはまったくタイプが違ったのだろう

勝手に“優勝、優勝”ときめつけて盛り上がるファンやマスコミ…

国を挙げての声援を、彼は一人で背負う形になってしまったのだから


さて、海を渡ってから初めて故障者リスト(DL)に入ったイチローだが、

331日にさかのぼっているので、現地の415日にはリストから

出ることができる

ここまでに、マリナーズは8試合を消化している

その結果、どうなるかを、マリナーズでの8シーズンの記録をもとに

シミュレーションしてみた


1試合平均4.63打席

1本のヒットのために要する打席数は3,28

したがって、出場できない8試合で失うヒット数は11本強となる

残り、全試合に1番打者として出場し、ここまでのデータどおりの

成績を収めることができるなら217安打…


余裕じゃないか?

いや、そうは思わない。

まず、新しいワカマツ監督がイチローをトップ・バッターとして

起用する保証はない 現に、イチローにとっての最後のオープン戦は

3番だった  ケースによってはシーズン中にもありうるだろう

1番起用に確定しても、これまでの監督より厳しく“走る”ことを

求められれば、結果として怪我をする可能性も否定できない


ことさら、ネガティブに考えているわけではない

出場の時期をどうするのか? 早くトップ・コンディションにと

あせるあまり、バッティングを狂わすのではないか?

毎年、200安打が目標だと公言し、達成したあとの談話では、必ず、

「近づくにつれて、いかにナーバスになったか」を語ってきた

今年は例年より最低でも8試合少ないことで、9月を迎えるころの

イチローにのしかかるプレッシャーはこれまでの比ではないはずだ


“数字との戦い”…言葉としては過去の8年間と変わらないが、

その中身は、まるで違う

だからといって“あせり”は禁物だ  球団も許さないだろうが


以上、明日のスポーツ紙には「黄色信号」の見出しが躍っているのが

想像できるが、まだ、あまり詳しい情報が出ていないようなので、

一足先に、“データはこう語っている”ことを記しておく

*細かい数字に間違いがあったらごめんなさい。


by toruiwa2010 | 2009-04-04 10:56 | Comments(0)
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