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岩佐徹のOFF-MIKE

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2198「引越しの記」09/05/13

<<<妻と“もめている”わけではない>>>と書きました。

それどころか、完璧な準備をしてくれたのはほかならぬ妻です。

“せっかち”な妻は、4月に入ったころから、チョコチョコと動き始めました。

私たちは45年の結婚生活の中で8回引越しをしていますが、そのすべてを取り仕切ったのは

妻でした。私はといえば、仮に忙しくなくてもたぶん役に立たなかったでしょう。ハハハ。


あらゆることを想定して準備をしてくれました。

最後に、私が使っていた引き出しの中身を入れるダンボールが閉じられたとき、その数は

7個でした。WOWOW時代の海外出張で使っていた大きなスーツケースが加わります。

とりあえず様子を見るだけでも、“生活をする”となれば、最低限必要なものはあるものです。

その理由は、おいおい“解説”しますが。ハハハ。


51日の朝、ベッドを解体し、コンピューター関係の機器をばらして、あとは業者を

待つだけです。


9時半に到着した業者のやっていることを見ていると、なかなか面白いですね。

ペンキ屋さんの作業でも感じたことがありますが、「あれ、そこまで塗ったんだったら、

そのまま続きを塗っていけばいいのに…」と思うのに、まるで関係ないところに移って

新しい部分を塗り始めたりします。引越し屋さんも同じことをします。

荷物の数を考えて、30-40分ですむと思いましたが、“素人の浅はかさ”…。ハハハ。

形が違ういくつかの荷物を、ため息が出るほどすっきりした形に収め、車が出発したのは

1時間半後の11時でした。



タイミングよく出来あがった、私の大好きな“スパゲッティー・スペチアーレ岩佐風”で

“最後の昼餐”です。


感傷にひたる間もなく家を出ました。

荷物か芦屋に着くのは翌日ですから、この日は京都に泊まることにしました。

この日の朝、ネットを見ていると、つつじがちょうど見ごろのようだったので、ホテルから

近いところに見に行こうと思ったのと、翌日“あるもの”を買うためです。


少しかすんでいたものの、きれいな富士山が見送ってくれました。

車中では、妻が時間をかけてつくってくれた“自立ノート”を開いて、いくつかの“簡単

レシピ“のおさらいです。ハハハ。


3時にチェックインし、すぐにホテルを出て智積院に向かいました。

お寺さんの場合、4時ごろまでに入ったほうがいいと聞いていたからです。

「その先を曲がって…」と、親切に説明してくれ始めた運転手さんの声を聞き流して、

拝観入り口に向かいます。何度も訪れていますから、我が家同然です。ハハハ。

まっしぐらに本堂の庭園を目指しました。

…圧倒されるほどのつつじを想像していましたが、咲いていたのはほんの数株です。

しかし、この庭を見ていると気持ちが落ち着きます。



「つつじには少し早かったのか」と思いながら帰りに拝観券を売っているおばちゃんに

「見ごろは何日ぐらいですか?」と聞いてみました。答えを聞いてびっくりでした。

「いえ、あれで満開なんですよ。たくさんの緑の中に咲くつつじの風情がいいのです」…。

ああ、なるほど。ハハハ。


続いて、東福寺の塔頭である光明院に駆け込みました。

ここは、時間制限はないようです。

受付らしきところもなく、訪れた人々は玄関に立てかけてある大きな竹の筒に“気持ち”を

入れるようになっています。


先客は二組しかいません。静けさの中で贅沢な時間を過ごしました。そして、これからの

生活に思いをはせることも出来、朝からばたばたしたあとの気持ちが落ち着きました。


翌朝は、7時半にホテルを出て蹴上(けあげ)の浄水場に行きました。

運のいいことに、前の日から“公開”が始まっていました。きっと混むだろうからと早めに

出発したのですが、一番乗りです。もっとも、着いたのが815分で開場は9時ですから

そんなに早く行くほうがおかしいのでしょう。ハハハ。

本でも読んでいればいいや、と思ったのですが、早めに受け持ちポジションに着いた警備の

おじさんが話し相手になってくれたので、待っている時間をそれほど長くは感じなくて

すみました。


2日ほど早い」という話でしたが、それでも見事なつつじです。

“時間制限”があるために、大急ぎでてっぺんまで行き、ゆっくり降りていきました。

黄色いつつじがきれいでした。“れんげつつじ”というそうです。


30分で会場をあとにしました! 警備のおじさんも目を丸くしていました。ハハハ。

ホテルに戻り、チェックアウトして伊勢丹の入り口に並んだのが955分…予定通りです。

京都に宿泊した目的のひとつは“はつだの和牛弁当”を買うことでした。

兄に食べさせたいと思ったのです。

わたしは“大食い”ではありませんし、普段の食事の感じから、兄も食べる量は少ないと

判断して、お昼だし、半分に分けて食べればちょうどいいだろうと考えました。


食べるのは“超ゆっくり”ですが、量は私などより多いことが分かりました。

「少し足りない」と言ってテーブルから立ち上がった兄は、おもむろに“サトウのごはん”を

取り出すと“チン”していました。面目なし。ハハハ。


2時過ぎに荷物が届き、運び込みもスムーズに終了。

すぐ、“荷ほどき”にかかりました。

当座、1週間分ぐらいの食品や調味料なども

入っていて仕分けが大変です。

包丁はボール紙にくるまれていました。

それはいいけど、“バンドエイド付き”とは

どういうこっちゃ。ハハハ。


こうして、“芦屋生活”はスタートしました。

“手探り”状態です。まだ何も見えてきませんが、“なんくるないさー”精神で

やっていきます。

皆さんからいただく温かい激励のコメント、身に沁みてありがたいです。


by toruiwa2010 | 2009-05-13 11:40 | Comments(0)
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