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岩佐徹のOFF-MIKE

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2228「松坂に“ブーイング”~初めての試練?~」09/06/20

日本最高のピッチャーに何が起きているのでしょうか?

レッドソックスの松坂がアトランタ・ブレーブスの川上と投げあった今朝の試合を見ました。

川上が1回を三者三振という素晴らしい立ち上がりのあとも安定したピッチングを見せた

のに対して、松坂は相変わらずひどい内容で、5回半ばまでしか投げられませんでした。

特に、目を覆いたくなったのは1回の表です。


1番:初球をホームラン

2番:初球、ハッキリしたボールのあと、三遊間ヒット

3番:初球をライトの右に2塁打・・・ここまで、わずか4球で3安打 無死23

4番:ストレートのフォアボール  満塁

5番:ストレートのフォアボール  押し出し(2点目) なお、無死満塁

6番:ボール球を二つ振って三振

7番:鋭いライナーはファーストの正面に飛んでダブルプレー


“れば”、“たら”を言ってみても意味がありませんが、この打球がどちらかにそれていれば、

この回の途中でマウンドを降りていた可能性があります。

2-4回はとりあえず立ち直ったように見えますが、彼の表情は冴えないものでした。

結局、5回にも3点を失ってブーイングの中、ダグアウトに戻ることになりました。


アメリカでプレーするプロのアスリートにとって、ホーム・スタジアムでのブーイングほど

身に “こたえる”ものはありません。

これまでなら、ブルペンでのウォームアップを終えて、1回表のマウンドに向かう松坂には、

「ダイスケ、頼むぞ」、「いいピッチングを期待しているよ」という、レッドソックス・

ファンの温かい拍手が送られていたものです。


「WOWOWの岩佐ですが なにか?」にも書いたことですが、アメリカのファンは

自分の感情を表す、これ以上はない手段を二つ持っています。

選手やチームに賞賛・感謝を伝える“スタンディング・オベーション”と不満・怒りを

示す“ブーイング”です。

彼らが日本のファンと違うのは、たとえ地元のスター選手であっても、プレーの内容が

チケット代に見合わなければ、遠慮なくブーイングを浴びせるところです。

松坂へのブーイング…それは、間違いなく、“積み重なった”失望感の表れでしょう。


3年前、メジャーで投げ始めてから、松坂は常に“日本代表”のプライドを抱えてマウンドに

立っていました。

打たれても、ピンチになっても、顔色を変えず、負け投手になったあとの会見でも、強気の

姿勢を崩したことはなかったと思います。悪いことではないのでしょうが、私は、試合中に

彼が見せる表情や態度について、ある種の“懸念”があって、何度か指摘してきました。


42歳のスモルツの戦列参加や若手の台頭などがあって、地元紙の中にも「マツザカを

ローテーションからはずせ」という論調が目立ち始めたと言われています。

フォームの問題なのか、メンタルの問題なのか…分析は専門家に譲りますが、松坂大輔が

メジャー入り後最大のピンチにたたされていることは間違いないでしょう。


しかし、何事も考えよう、です。

“厳しい試練”を踏み台にして大きく飛躍したアスリートを、これまで何人も見てきました。

松坂が持っている力を考えたら、このまま終わるピッチャーではないのですから、ファンも

彼に時間を与えて、温かく見守らなければいけないでしょうね。

*ナダルがひざの故障を理由にウインブルドンを欠場するようです。

 松坂と同じです。どんなアスリートにも“一休み”が必要なときがあるのです。

 ナダルのプレー・スタイルを考えたら、ここで一息入れるのもいいと思います。


by toruiwa2010 | 2009-06-20 13:57 | Comments(0)
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