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岩佐徹のOFF-MIKE

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256「fan & walk~野球で使われる英語~」09/07/28

Arbiter:審判のこと。紺色の制服を着ていることからman in blue ともいう。


Blank:完封のこと。本来のshut out 以外に、white washという言い方もある。

    とにかく、相手を真っ白にするという感覚なんだ。


Butter finger:ボールをポロポロこぼす内野手のことを言う。

指にバターがつき、ヌルヌルしていて、ボールがつかめないのだろう。



Game ending homer:字義通りサヨナラ・ホームランのこと。何であれゲーム最後の

プレーにはGame ending double play,Game ending hit というように

Game endingがつく。因みにさよなら・ホームランと言うのは素晴らしい訳だと、

アメリカの野球関係者は感激していた。


Hit by pitch:デッドボールのこと。デッドボールは、日本野球でよく使われる和製英語だ。

バックスクリーンはback drop、バックネットはbackstop、ナイターはnight gameだ。


Hang up:引退すること。日本では、ユニフォームを脱ぐと言うが、ユニフォームを

    ロッカーなどにずっとかけておく、というほどの意味か。    


Insurance run2223Insurance Run~保険をかけるとは?~」をどうぞ。


Knock down pitch:デッドボールぎりぎりの近めの球を投げて打者を地面に叩きつけること。

    強打者ほど、このボールに見舞われる。結城を重んじるアメリカ人の間では、

    Knock downのあとにホームランやタイムリー・ヒットを打った打者は、ファンや

    チームメイトから絶大な尊敬を得ることができる。  


Money pitch:その投手の得意なボール。つまり、お金を稼げる鳩首である。


Thumb:退場のこと。昔は親指を立てて退場を宣告していたことから、親指(thumb)が

    そのまま退場の意味になったのだろう。今は人差し指で外を示しているようだが。


Unwritten law:「ルール」(2005.03.03)および「ルール2」をどうぞ。


Velocity:投球のスピードのこと。今、ギネスブックに載っているもっとも速い球は、

     アストロズのノーラン・ライアンが投げた162キロ。しかし、この程度の球を   

     投げるピッチャーはたくさんいる。JRリチャードが今シーズンの開幕戦で

投げた球は168キロあった。


1970年代終盤のJALの機内誌「WINDS」から

メジャーで使われる独特の英語があったら

紹介してほしいと頼まれて書いた原稿(部分)です。

当時、メジャーと言えば、パンチョ伊東さんでしたが、

珍しく、私への依頼でした。

フジテレビで実況していたことが“強み”だったかも

しれません。ハハハ。


月曜日朝のメジャー中継で、現在のメジャー・リーガーが話す言葉として、RBI steak

(直訳では“打点ステーキ”)、smellit(匂いをかげ)を紹介していた。

RBI run batted inの略ですが、縮めてribbieとも言いますから、どちらにしても、

リブステーキのイメージがあるのでしょう。

意味としては、“打点の匂いがする、打点を稼ぐチャンス”ということになります。

解説者が「日本じゃ、“おいしい(場面)”と言うんです。似たところがありますね」と

話していました。


似ている表現はほかにもあります。

メジャーの取材を始めてすぐに「ああ、こんな言い方をするんだ。似てるなあ」と思った

ふたつの言葉です。言葉、表現と言うより“発想”というべきかもしれません。


ひとつは、“walk”、もうひとつは、“fan”です。

Walkは、もちろん、“歩く”ですが、メジャーではフォアボールのことをこう言います。

日本でも「フォアボールで1塁に歩く、歩かせた」と言いますが、英語でも、同じように、

自動詞と他動詞の両方で使われます。

野球という競技の中で唯一、走らないプレーに対する感覚が同じだと分かります。

ご存知でしょうが、フォアボールは和製英語です。正式にはbase on balls と言います。

話し言葉の中で使うには長いのでwalkが名詞形で使われるようになったものだと思います。


Fanには、いわゆる“ファン”のほかに、“扇”や“扇風機”の意味があります。

バットが空を切る…、つまり、「三振する」、「三振させる」という意味で使われます。

日本では、三振の多いバッターを“扇風機”と表現しますが、これもまた発想が同じですね。

ただし、こちらは、名詞形で使われることはありません。


今、思い出したのですが、このふたつの単語は印象が強かったですから、原稿の中に

間違いなく書いたはずですが、どういうわけか、「WING」誌には載りませんでした。

なぜなのか? ぜひ、担当者に聞いてみたいところですが、遠い昔のことですから、もう

覚えちゃいないでしょうね。ハハハ。


by toruiwa2010 | 2009-07-28 14:42 | Comments(0)
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