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岩佐徹のOFF-MIKE

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2452“ガッザ”がとうとう…~ユーロ96の一瞬の輝き~10/02/21

1996615日、ロンドンのウエンブリー・スタジアムは8万人近い

大観衆に埋め尽くされていた。

ユーロ96…ヨーロッパ・サッカー選手権のグループ・リーグ、地元の

イングランドと宿敵・スコットランドの対戦に沸きかえっていた。

抽選の結果、この両チームがAグループに入ったときから世界中の

注目を集めていた試合だった。


全仏オープン・テニスの中継を終えてパリからロンドンに入った私が

最初に担当したのがこの試合である。プレッシャーもあったが、一方、

武者震いに似た“高揚感”もあった。解説は、会うのも話をするのも

初めての岡田武史(現・代表監督)さんだった!


緊迫した試合は00で迎えた後半18分、この大会絶好調のシアラーが

先制ゴールを決めてイングランドがリードを奪った。

30分過ぎ、スコットランドはPKを得たがGKシーマンがこれをセーブ、

直後に、左サイドライン際からペナルティー・エリア前のガスコインに

パスが送られる。ガスコインは左足でこのボールを浮かし、相手DF

頭上を抜く。フリーになった彼は落ちてくるボールを右足で鋭くシュート。

ボールはダイブするGKの横を抜けてネットを揺さぶった。

流れに乗った見事なシュートだった。

私が実況した中で、ベスト・ゴールのひとつだ。


“ガッザ”(ガスコインの愛称)はイギリスだけでなく世界中のサッカー・

ファンに愛されていた。

しかし、この大会で彼をプレーさせることはスンナリ決まったわけではない。

アルコール依存の傾向、素行の悪さや言動…と、問題が多かったからだ。

しかし、テリー・ヴェナブルズ監督は周囲の反対を押し切って彼を選んだ。


思えば、“美しい”ゴールが決まったあとゴール横の芝の上に両手を広げて

横たわったあの瞬間がポール・ガスコインの“生涯最高の一瞬”だったの

かもしれない。


彼については、大会後もしばしば眉をひそめたくなるような悪い噂を聞いた。

取り巻きの悪さを多くの人が口にした。

今月はじめにも2日続きで警察の厄介になっていたのだが、昨日になって、

とうとう、最悪のニュースに接することになった。

イングランド・プロサッカー選手協会によると、ガッザは住む家もうしなって

現在、「自活不能な状況」にあり、同協会に「寝る場所を確保してくれるよう」

頼み込んだのだとという。


古くはジョージ・ベストにはじまって、マラドーナにしても、選手としての

頂点を極めたあと人生が妙な方向に舵を切った選手の話を聞くのは悲しい。


予定していたはるかなり、オリンピック中継は後日に“順延”です。

汚い写真ですが、これで精一杯です。ハハハ。

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by toruiwa2010 | 2010-02-21 10:18 | Comments(0)
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