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岩佐徹のOFF-MIKE

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0128「シドニー便り」2004/01/14

DAY 1

今年のオーストラリアは、少し涼しいと聞いていたのですが、初日から30度超えの好天に迎えられました。まあ、暑いのがオーストラリアですからね。

実は、今回の旅には、道連れがいます。解説の遠藤愛さんです。いつもの一人旅に比べるとかなり賑やかで疲れも倍増します。ハハハ。

なにより、話のテーマがくるくる変わる。 それも、ほとんどすべてが相手のペースですから、合わせるほうは大変です。衰えつつある脳はほどよく活性化されるでしょうが、私の中には、年齢にふさわしい老い方をしていきたいと思う部分もあって複雑です。ハハハ。

ただ、一人だとわびしい食事のときはありがたみを感じます。

それに、なんと言っても、専門家と一緒だと疑問が一つ一つ解決されていくのでストレスがたまりません。ただ、遠藤さんは、炎天下でプレーをしてきたスポーツ・ウーマンにしては、暑い日差しが苦手です。私たちのシドニー初日、センター・コートに入ったとき、

いきなり、「岩佐さん、日陰で見ませんか?」と来ました。こちらは、メルボルンに行ってしまうとあまり外に出ている時間がないので、出来るだけ太陽を浴びておきたいと思っているわけですから、調子が狂います。ハハハ。


この日私は、主だった選手が顔をそろえる女子を中心に見ることにしました。

センター・コートの第1試合に、地元の期待が大きい

好調のアリシア・モリクが登場してきました。去年は、全豪の4回戦進出ですっかり自信をつけ、チューリッヒとルクセンブルグの2週連続をふくむ3勝をマークしました。3ポイント目にフォルトながら189キロを出したときには度肝を抜かれました。フェド・カップ監督のアレクサンダーが、「サーブは世界一」と言うのも分かる気がしました。

ウィリアムズ姉妹以外でこんなサーブは、記憶の範囲ではブレンダ・シュルツ以来です。


続いて、2番コートのハンチュコワをチェック! 

体型はすっかり元に戻ったと言っていいように思いました。去年の一時期体重は増えたのでしょうが、すっきりしない感じがありましたからね。(女性ですから、表現には気を使っています。どうぞ、行間を読んでください。ハハハ)

ホップマン・カップでの活躍を聞いていましたので期待していたのですが、まだプレーにバラツキがあるようです。私が見ている間に、タラヤにサーブを2度ブレークされて1-4と、いいところがなかったのですが、杉山を見に行っている間にしっかり逆転してストレートで勝ちあがっていたのには驚きました。


杉山の相手は伸び盛りのゴロビンでした。

彼女も、開幕戦ゴールド・コーストで準決勝まで行ったという割にはこの試合のできはあまりよくありませんでした。まだ16歳ですから安定しろ、と言う方が無理かもしれません。 これから先のランクを上げられるのは、あのローライズのスコートが上がってきたときでしょうかね。ハハハ。

杉山は、まだ左足首にテーピングをしている状態ですから、おそらく走りこみが十分出来ていないのでしょう。遠藤さんも「足首を痛めていてのリバウンド・エースは厳しいですね」とおっしゃっていましたが、横への動きが本来のものではなく、全豪がちょっと心配です。


その隣では、クロアチアのスプレームがシュニーダーと対戦していました。

今の女子の中ではそれほど大きい方ではありませんが、彼女もまた伸び盛りです。

去年のぴあ・トークバトルのときに、プレーを見ないままに、「最近の戦績からみて絶対出てくる選手」として紹介しましたが、もうトップ10がうかがえるところまできています。この日は、何か、「シュニーダー姉さん」にごまかされた感じで逆転負けしましたが、まだ20歳。さらに上を目指して欲しいものです。


こうしてみると、この大会の女子は若手を中心にいい顔ぶれが集まっています。

逆に男子はちょっと寂しい大会になってしまいました。目立った名前は、ヒューイット、モヤ、ヨアキム・ヨハンソン、デントぐらいです。

その中で、今年こそ地元から全豪チャンピオンが生まれて欲しいというファンの期待を背負っているヒューイットが完璧な出来を見せています。特に、リターンの冴えは、絶好調だった頃を思わせます。この数ヶ月、もともと、コンディショニング担当だったラシード現コーチと厳しいトレーニングを積んで相当に鍛え上げたあとが見られます。

遠藤さんによると「鍛えるのが難しい」という、肩の外側の筋肉が盛り上がっています。しかも、それを強調するように

ノースリーブのシャツを着用し、最初のサーブから204キロを出して、盛んにデモンストレーションをやっていました。クライシュテルスとの破局のせいもあるのか、ひところに比べると、地元ファンも彼に温かい気がします。気分がいいのか、相手のベックがラリーのあとポイントを取ると「That’s a good shot」と声をかけていました。 まあ、スタンドにいた、新しいガール・フレンドへの好感度アップ作戦かも知れませんが。ハハハ。


試合の合間に、ロシアのデメンティエワ、ズボナレワ、リホベツェワがコートに呼び出されました。何が始まるのかと思ったのですが、ロシアから移住して世界チャンピオンにもなったボクシングのコスチャ・ズーが激励に訪れたのでした。「何かあったらいつでも力になるから」と電話番号を渡していたそうです。ハハハ。


DAY 2

朝から、いいお天気に恵まれました。気温はこの日のほうが高かっただろうと思います。

モヤが負けたために、男子の方はますます見るべき人が少なくなってしまいました。

オークランドでは、ナダルが「胸の痛み」でハーバティとの1回戦を途中で棄権するなど、デビス・カップ優勝のスペインも昨日は厄日だったようです。 特に、若手で期待されているナダルはちょっと心配です。本人も「2度目だし、恐い」と言っています。

朝の新聞には、昨日、ミスキナに勝った中国のペンの写真が比較的大きく出ていました。

HAIR RAISING」、髪の毛が逆立つ、つまり「身の毛もよだつ」という説明つきです。ハハハ。

世界ランク80位、予選上がりの彼女にとっては生涯最高の金星だったでしょう。ニコニコしながらインタビューを受けていました。


今朝の新聞は、ウィリアムズ姉妹がメルボルン入りしたことも伝えていました。香港でのエキシビションだけ(セレナはダブルスのみ)で全豪に臨む彼女たち。仕上がりが心配なところですが、記事によると体が締まって二人ともいい動きだったようです。彼女たちはマクドナルドが主催するエキシビションで、このオフも全米を回ったようですから、私たちが心配するのは余計なお世話かも知れませんね。ハハハ。


結局、この日も女子の試合を中心に見ることになってしまいました。

センター・コートの第1試合がペトロワとハンチュコワ。

前日に続いてハンチュコワの立ち上がりが悪すぎました。試合の日は起きる時間をいつもより1時間ぐらい早めた方がいいのではないでしょうか。ハハハ。

モリクの189キロに驚いたばかりだというのに、ペトロワが196キロを出すのを見てさらにビックリ!!  気が付かなかっただけで、シュルツ以外にもいたことが分かり、「女子のテニスも変わったなあ」と思わざるを得ませんでした。

ついこの間まで、「女子は100マイル(162キロ)が速いサーブの目安です」と申し上げてきたのですが、いまや170キロが目安というべきかもしれませんね。


続いて登場したデメンティエワが「あのサーブ」を改良していました。

スリー・クォーターではなく、トスをまっすぐ上に上げて

しっかり叩き、見ていた中だけでも最高175キロを出していました。ただ、変則モーションからの弱いサーブとラリーに入った瞬間から始まる強打とのギャップに悩まされたトップ選手にとっては、逆にタイミングがよくなってしまうのではないかという懸念は残りませんかね?

香港のエキシビションは決勝でビーナスを破って優勝していますが、遠藤さんのお話では「足の動きやストロークのキレがない」とのことでした。しかし、選手権のラウンド・ロビンで3連敗した後のオフに相当トレーニングをしたのでしょう、腿のあたりが全米の頃に比べてもはっきり分かるほど太くなっていました。

全豪での問題は、スタミナ、暑さかもしれません。この試合でも、第2セットはかなりダメージを受けていたようで、セット・カウントが1-1になったところでの10分の休みに救われた感じがありました。(35度はあったでしょうから無理もありませんが)

この日、どうしても見ておきたい選手がいました。

オーストラリアのストーサーです。

172cmと、大型化している女子の中では大きい方では

ありませんが、強いサーブを持っています。表示板のないコートでしたから推定の域を出ませんが170の後半から180キロの前半は出ていたと思います。遠藤さんは「ストロークは荒いし、守備もうまくないけど、軸ができたら

いいところまで行くと思います」とおっしゃってました。まだ59位ですが、先週のゴールド・コーストで準優勝するなど、どんどんランクを上げてきています。

エージェントが目をつけて3社、列を作っているそうですが、「今はテニスに集中する」と

ニベもないらしいです。ハハハ。


さて、残っている男子で、ヒューイット以外に興味があったヨアキム・ヨハンソンでも見るかとコートに入ったら、すぐにリタイアしてしまいました。ハハハ。先週アデレードで優勝してきただけに楽しみだったのですが残念です。右脚に痛みが走ったそうです。

本人は「休んで、週末から練習が始められればいいのだが」と話しています。


DAY 3

私たちにとっては、シドニーの最終日、またまたいい天気に恵まれました。

1試合でミルニーと対戦するデントは先週のアデレードで準優勝して、「コンディションの整え方がヘタだ」との批判を見事にはねのけました。

じっくり見ようとセンター・コートに行きましたが、第7ゲーム終わって4-3トリードした場面で棄権してしまいました。朝から気分がすぐれなかったそうです。

それなら、ミスキナに勝った中国のペンを見ておこうかと2番コートにいくと、相手のペトロワのところにトレーナーが来ていました! なんとかがんばってプレーを続けましたが、結局は途中棄権となりました。

しかも、ナイト・セッションでプレーする予定だったダベンポートまで気管支炎のため、ストーサーとのQFを棄権しました。

これで、大会前のフィリポーシス、カプリアティに前日のJ・ヨハンソンを含めるとリタイヤは合計6人になります。主催者もたまったものではありません。


そんなわけで、今日報告すべきことは、またしても10分の休みを活用してシュニーダーを下したデメンティエワの「ストロークが今日は凄かった」(by遠藤)、モリクが、しっかりしたテニスでSFに進出した、ヒューイットが今日も隙を見せずにトーマス・ヨハンソンに勝った・・・ことぐらいです。ハハハ。

1回戦であっさり負けたミスキナが「怪我のことを考えると、オーストラリアの前哨戦には出ない方が賢いかも」と語ったとおり、こんなにリタイヤが多いと、大会そのものの存在が危うくなってしまう可能性もありますね。


そんなことを書いていたら、メルボルン郊外のクーヨンから嬉しくないニュースが飛び込んできました。

ここでは、男子のトップ・プレーヤーが集まってエキシビションをやっているのですが、ロディックと対戦していたアガシが第1セットの終盤で棄権したというのです!!

脚を引き上げるときに使う、腰の屈筋をいためたようです。

MRIの結果を待たないとなんとも言えませんが、100年目を迎える全豪の前途に暗雲が立ち込めてしまいました。大会関係者は勿論、私たちテレビ関係者も祈るような気持で結果を待つことになります。


暗いニュースが最後になってしまいましたが、これでシドニーからの報告を終わります。

明日(14日)、メルボルンに向かいます。


by toruiwa2010 | 2005-01-14 06:41 | Comments(0)
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