「マスカレード・ホテル」どうよ~未来を乗り換えた男」は???~ 19/01/23
マスカレード・ホテル 80
ホテル・コルテシア 東京。高級ホテルだ。
チェックインする客、チェックアウトする客、ソファで
談笑する客…この日もロビーはいつも通り賑わっていた。
各現場に暗号めいた数字が残されていたことだった。
解読の結果、数字は緯度・経度を表していて、それぞれ
次の犯行現場に合致した。そして、3件目の暗号は次の
犯行がコルテシアで行われることを告げていた…

支配人室に集まったホテルの幹部にはこの情報とともに
犯人逮捕のため、刑事たちが各部署に潜入することが
告げられます。
警察とホテルの合同会議で、捜査一課のエリート刑事、
新田浩介(木村拓哉)はフロントに配属され、指導役に
コンビを組むことになった二人の第一印象は最悪ですが、
やがて互いを理解し、協力して犯人逮捕にこぎつけます。
お約束の“ツンデレ”。ハハハ。
セットも出演者の顔ぶれも豪華ですが、作品の出来は
それに見合ったものではありませんでした。
暗いスクリーンにいきなり“FUJI TV MOVIES”と出て、
「そうか母局の制作なんだ、いい映画であってくれ」と
祈るような気持ちで見ましたが、残念なことに80点が
精一杯かなあ。
エピソードを詰め込み過ぎです。
高級ホテルのロビーにしてはごみごみしすぎてます。
言ってみれば、すべてがtoo muchなんです。
エンドロールに“明石家さんま(友情出演)”の文字を見て
焦りました。私としたことが…気づきませんでした!
どうでもいいことだし、“目立たせたくはない”と思って
いたはずの監督としては成功かもしれませんが。ハハハ。
長澤まさみが全体的に“むくんで”見えたのは私だけ?
キムタクの短髪はかっこいいと思いましたが、演技は
相変わらずだなあ、と思ったのは私だけ?
出番は長くありませんが、松たか子、見事でした。
ひいき目に見ても各サイトの評価は高すぎです。
映画サイトの評価
映画.com 3.6
Yahoo映画3.61
Filmarks 3.7
ぴあ映画生活 80点
未来を乗り換えた男 70
フランス、パリ。
けたたましくサイレンを鳴らしてパトカーが走り回る。
街角のカフェのカウンターにゲオルクがいた。そこに
もう一人の男がやってきて隣りの椅子に腰を下ろした。
ひそめてはいるが、近くにいれば聞こえるボリュームで
二人は“密談”を始めた…

あとから来た男はゲオルクに頼みごとをします。
2通の手紙を市内のホテルに泊まっている作家に届けて
欲しいというのです。しかし、引き受けたゲオルクが
ホテルに行くとその作家はバスルームで手首を切って
死んでいました。
ホテルの経営者から遺品を引き取ってほしいと言われ、
ゲオルクはデスクの上の小説の原稿などを預かって
ホテルをあとにします。
冒頭の10分ほどを文字にするとこんな感じです。
物語の中身がこの通りなら分かりやすいのでしょうが、
時代がいつなのかが分かりづらいのです。会話の内容を
聞くと、フランスがナチの占領下にあって、ゲオルクは
ドイツからの亡命者のようです。
しかし、走っているパトカーや警官の服装・装備などは
現代のものっぽいので、見ている者は混乱し始めます。
帰宅してチラシを読むと、小さな文字で”現代のフランス。
祖国ドイツで吹き荒れるファシズムを逃れてきた青年
ゲオルク…”とあります。
それならそうと画面にも“現代”と書きなさいよ!ハハハ。
私の頭の中で“混乱”が決定的になったのは、ゲオルクが
サッカーを通じて親しくなった少年を見舞う場面でした。
持参したサッカーボールを取り出すと、なんと、それは
“画期的”だった“白黒ボール”でした。そりゃ無茶だ。
あれが初めて登場したのは1970年代ですから。

思えば、少年が着ていたユニフォームの背中にネームが
入っていたのもおかしいなあ。画面に入る タクシーも、
豪華客船も現代のもののようです。
なるほど。作者は、舞台は現代、人物が置かれている
環境は戦時中…という設定で映画を作っているんだ…
と気づいて、頭の中で調整しようとしましたが、すでに
手遅れでした。よって、理解不能。そして、辛口サイト、
“腐ったトマト”の評価が妙に高いのがもっと理解不能。
ハハハ。
参考(米Rotten Tomatoes)
原題:Transit
Tomatometer:93
観客スコア:93

