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岩佐徹のOFF-MIKE

toruiwa.exblog.jp

実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

カテゴリ:岩佐徹的考察( 504 )

古い写真が一枚。

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いかにもお屋敷という家の門前に人が集まっています。

サーベルを下げた巡査の横に立つソフト帽の男は父です。

日付は昭和7515日です。歴史に詳しい方はそれだけで

この先、どういう話になるかが分かるでしょう。


世に言う“五・一五事件”の現場の一つ、将校たちに襲われ

射殺された犬養毅首相の私邸前です。

東京日日新聞(現毎日)の記者だった父は神宮で学生野球を

見たあと、会社に上がって事件を知り、社会部の記者と

ともにここに駆けつけたそうです。

本来は取材活動をしない整理部の記者でしたが、現場を

見るのも勉強だと考えたようです。

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”五・一五“をはさむ数十年は激動の時代でしたから、

その後も父はたくさんの大事件に遭遇しています。

大きな戦争を始め、焼け野原の中で敗戦を迎えました。

編集幹部としてどんな気分で終戦の日の紙面を作ったか?

73年後の夏、それを綴ったコラムに出会いました。



ことしもまた、終戦記念日を迎えた。二十年――。

あの日はもうふた昔も前のことになってしまったのである。

だが、私の脳裏には今もその前夜の編集局の光景が鮮明に

蘇ってくる。昭和二十年八月十四日。当時、私はふたたび

毎日新聞東京本社の整理部長の職にあった。

無条件でポツダム宣言をのむかあくまで国体維持を条件と

するかをめぐる最後の御前会議が開かれたその日、まず、

天皇の聖断によって無条件降伏することになったという

情報がもたらされ、やがて終戦の詔書が私たちの手もとに

届いたのは、夜ももう遅い時間だった、と記憶する。


「朕深ク世界ノ大勢ト帝国ノ現状トニ鑑ミ

非常ノ措置ヲ以テ時局ヲ収拾セムト欲シ

茲ニ忠良ナル汝臣民ニ告ク…」


整理部のデスクには、私のそばに副部長の大西隆君(現在

病気静養中)や古谷剛正君らがいた。

相談しながら、見出しがきまった。

 

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「聖断拝し大東亜戦終結

   時局収拾に畏き詔書を賜ふ」

 「四国宣言を受諾

   萬世の太平開かん

    新爆弾、惨害測るべからず」


翌日の正午、玉音放送と同時に配布を許可されることに

なっていたその新聞づくりの作業は、しごく平静に進んだ

ような気がする。終戦は時間の問題だという気持ちが

前々から私たちの心を支配していたためかもしれない。

あるいは、敗戦の実感が本当にはまだわいてこなかった

ためかもしれない。


さらに、事柄が事柄だけに、さすがに記者的な競争意識が

このときばかりは押し殺されていたためかもしれない。

とにかく、大事件の時にいつもわれわれを包む、あの

熱っぽい興奮はなかった。冷静に、この歴史的な紙面の

作製に取り掛かることが出来たように、私は憶えている。

古谷君も先日、「動揺といったものはまったくなかった。

やはり、近いうちにとうぜんこの日が来るということが、

わかっていたからでしょうね」といっていた。


しかし、若い人たちは、とうぜんのことながらガックリと

力を落としていた。空襲警報下、薄暗い工場では大西君が

自ら大組みに取り組んでいた。葬送曲の伴奏で大組みを

しているようなものだった。ことばを発するものがない。

活字のゲラを指して作業をすすめる。


午前二時ごろ降版がすむと、整理部員も工場の人たちも、

その場に倒れ込むようにして、寝入ってしまったもので

ある。この瞬間、敗戦の重荷が、ぐっとのしかかって

くず折れたのだ。私は安全灯を首からぶらさげて、

編集局から印刷局へと社内を見回った。そうしながら、

いろいろの思いが、胸のうちを去来した。もちろん、

これからの日本、私たちの生活、そして新聞づくりに

対する不安がなかったわけではなかった。


だが、心の中でうずくのは、やはり、自由な時代が

やってくるのだという喜びであった。

長い間、軍部独裁に押さえつけられてきた新聞。

米軍が来て、どういう政策を実施するかはまだ

予想すべくもなかったが、ともかく戦争は終わった

のである。少なくとも、時間はかかるだろうが、

ほんとうのことが言える自由な新聞づくりが出来る

時が来るだろう、いや来るに違いないと思いながら、

疲れ果てて眠りこける人びとの間を私は縫って

歩いたのであった。

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…ポツダム宣言を受け入れて日本が前面降伏することを

告げる天皇陛下の“玉音”がラジオで放送されたのが

815日でした。皇居前の、玉砂利が敷かれた広場には

多くの国民が詰めかけて土下座していました。

16日付の毎日新聞はその写真をトップで大きく載せて

います。2面しかない貴重な紙面の多くを使っています。

整理部長としてのモットーは”国民の思いに寄り添え“

だったと聞いていますが、この“編集”にそれが表れて

いる気がします。  キャプションは…


“忠誠足らざるを詫び奉る”


是非はともかく、それがこの日の日本人の気持ちだと考え

鈴木内閣の総辞職、阿南陸相の自刃よりも大きく扱う

ことで自身の“思い”も込めたのでしょう。私は"是"とします。


ちなみに、朝日()、読売報知(現読売)

815日、16日の紙面はこうなっています。

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あの日から73年の時が流れました。

父はこの年の12月、待命休職になりました。

”休職”と言っても復職の見込みはなかったそうです。

占領政策が進む中で社内に“民主化運動”が起きました。

朝日、読売にも同じような動きがあって、それは、

経営者や幹部記者の戦争責任を問う若い人を中心と

する運動のようです。


勝てるはずだった戦争に負けた…戦後の日本を虚無感が

覆い、若者の不満や怒りは“旧世代”に向けられました。

新聞社では「戦争に協力したじゃないか」と糾弾されました。

大いに不満だった父ですが、大きな“うなり”に抗しきれず、

会社を去ることになったようです。

誰に非があるのかは分かりません。

ただ、激しい時代だったんだなあ…と。


by toruiwa2010 | 2018-08-14 07:45 | 岩佐徹的考察 | Comments(2)

大手通販会社との間に起きたことを書く。

一部は“クレーム”だが、全体はそうではない。


関係者様

正面の線がずれています。

かぶったときに落ち着きません。

交換をお願いします。


妻が買い物のついでに買ってきてくれたキャップはとても

気に入っていて、外出のたびにかぶっている。

ウォーキングでかぶると汗がシミになるからと5月末に

某大手通販で見つけたデニムのキャップを注文した。


数日後にブツが届いた。

取り出してかぶり洗面所に行った。モノは気に入ったが、

実際にかぶった感じは見てみないと分からないからだ。

鏡を見ると、なにか変だ。よく見ると中央の縦線が微妙に

ずれている!たぶん、大量生産の過程でたまたま生まれた

縫製のミスだろうと思う。まさか、「そういうデザインで

ございます」とは言うまい。ハハハ。

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これはダメだ。1日、2日のことなら我慢できると思うが、

気分が落ち着かないんだ。ウォーキングのときには自分の

頭は見えないのだから、神経の太い人は気にしないかも

しれない。しかし、私はダメだ。


で、段ボールを用意してもらい、差出人のところにあった

住所に送り返した。冒頭のメモを添えて。

なかなか連絡がない。しびれを切らし、私から通販会社に

メールを送った。


いつもお世話になっています。

この商品は5月末に届きました。しかし、キャップ

正面の縦のラインが微妙にずれていました。

かぶっていて気持ちが落ち着かないのです。

その旨のメモをつけて返送しました。

「交換してください」と書いて。

商品は¥1,498、宅急便は¥1,261ですが、お金の

問題ではないのです。

13日午前9時現在、何の連絡もありません。

返送先は「川越市南台xxxXXXX合同会社」です。

それしか、住所が分かるものはありませんでした。

クレームと言えばクレームですが、それより、

希望する商品を手に入れたいと思っています。

写真も残してありますが、このフォーマットでは

送れませんね。

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このメールと入れ違いに相手側からもメールが来た。

商品の到着から2週間近くの時間がっていた。それから

何度かのやり取りで“返品”が認められ、後日、返金される

ことになった。カードで払っているので、最終的に返金を

確認したのはカード会社から明細書が来た7月中旬だった。

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初め、コミュニケーションがうまくいかなかった原因の

一端は私にあった。

届いた商品を返品する場合には返品用のフォーマットが

あることに気づかないまま、“やみくも”に送り返したため

余分な時間がかかったのだ。


ただし、私の一番の不満は対応のまずさや時間がかかった

ことではない。メールや商品・出品者の評価の中で何度も、

“交換”してほしいと告げているのに、返ってくる答えは

そのことにまったく触れず、「こういう形で返金する」だけ。


金じゃないんだって。キャップは1498円なんだ。

“金”にこだわるなら、1261円かけて送り返したりせんわ! 


…金だけ返ってきた。どうしてもこの帽子がほしければ

もう一度、初めから注文しなければいけない。

腹の虫がおさまらないが、これ以上は言わない。

これからも世話になるし、ガマンするところは

ガマンしないとね。私も大人になったものだ。

ハハハ。


…と言いながら、返送手続きの文言について

1点だけ言っておきたい。


お客様のご都合によるご返送料は、

お客様のご負担(元払い)になります。


それ以上は書いてない。無言のうちに、これはあなたの

“都合”だから、返送料は払いません…と言ってるわけだ。

もともと、もらうつもりもないが、届いた商品に不満が

あって送り返す行為は“買い主の都合”ではないはずだ。

“客目線”じゃないよね。言っても通じないだろうだけど。


by toruiwa2010 | 2018-08-01 07:43 | 岩佐徹的考察 | Comments(0)

今月6日の7人に次いで26日に、元オウム真理教信者

6人の死刑が執行された。21世紀になってから執行が

ゼロだったのは2011年だけで、毎年、執行命令書に

そのときの法務大臣が署名している。

それにしても、“3週間で13人”は驚くべき数字だから

世間の関心は高く、いろいろな人が意見を述べている。

“百家争鳴”状態だ。どの考え方が“絶対に正しい”とは

誰にも言えまい。

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国家が法の名のもとに人の命を奪う…死刑というものを

どう考えるか。制度としては、多くの先進国ですでに

廃止されているし、日本でも廃止論は根強くある。


ずるい言い方だが、私はどちらでもいい。

特に、今回の件に限って言うなら、1995320日に

“地下鉄サリン事件”が起きて一般市民13人が亡くなり、

今も、多くの人が後遺症に苦しんでいる事実があって、

16年に及ぶ裁判は法律の定めるとおりに行われた。

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証拠もそろっていたから裁判所は“法律に従って”判決を

下したのだと信じている。現下の日本国の法律が定める

もっとも厳しい刑罰が“死刑”であり、13人の行為は、

それに“ふさわしい”と判断したから裁判官は死刑判決を

下したのだ。むしろ、そうしなければ職務に、法律に

忠実でない…ということになるのだろう。

“執行”も同じプロセスを経て行われたのだから、私には

批判する理由がない。逆に、まるで 数の多さをきっかけ

としたかのように死刑廃止論が噴出していることの方が

おかしいのではないかと思う。


…とはいえ、多くの人が指摘する通り、裁判と言えど

人間が裁く以上、どこかで間違える可能性は常にあり、

“えん罪”が生まれる危険性を考えると刑の執行は慎重で

あるべきだとする意見もよく分かる。


被害者や遺族の気持ちをどうするのか、何人 殺しても

死刑にはならない、となったとき、人はどうするのか…

考えなければいけないことは山ほどある。


だから、どちらでもいい…と書いたが、実際は、私には

“どちら”と決める決定的なポイントが見つからないのだ。


国民の総意で廃止と決まるなら反対はしない。ただし、

廃止するときは、その代わりにこうする…という制度の

整備がマストだと思う。“被害者感情”をどうするのか、

“抑止”をどうするのかを置き去りにすることはできない。

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ノーベル賞候補作家・村上春樹が毎日新聞に「胸の中の

鈍いおもり」と題する一文を寄せていた。読んでみたが、

何を言いたいのかよく分からん。

“死刑制度そのものに反対”と言う一方で、少なくとも

この件に関しては“死刑制度には反対”とは、簡単には

公言できない…とも言う。その理由として、被害者や

遺族にインタビューして その悲しみ、苦しみ、怒りを

知っているからだと言っている。なんだ,それ。


この執行を“十三人の集団処刑(とあえて呼びたい)”と

かなり刺激の強い表現で記したあとに、“それが正しい

決断だったのかどうか、白か黒かをここで断ずることは

できそうにない“とも。なんだ、それ。


日曜日のTBS「サンデーモーニング」でも扱っていた。

大阪国際大学准教授という女性コメンテーターの発言が

私の“アンテナ”にひっかかった。


法務大臣が「世論の多数が支持している」と

言ってたんですけど、その世論は正しい知識と

背景をもとに形成されたものだろうかという

ことをやっぱり考えてしまいますね。

私ィ、1ヶ月に13人も死刑になる国にいま

住んでるんだって、すごく感じて…

なんか、ある種の公開処刑のように

私の目には映ったんですね


わずか20秒のコメントなのに突っ込みどころが多い。

“前段”はこの件と直接の関係はないのだが、聞いていて

最初に“うん?”と思ったのはそこだった。

世間には“正しい知識と背景をもとに形成され”ていない

意見はゴマンとある。それも含めて“世論”なのだ。

第一、 あなたの言う“正しい知識と背景”ってなんだ?と

聞いてみたいが、本筋からどんどん離れてしまうので

やめておく。


“後段”は、私以上にずるい!意見を求められているのに

“へえ、そうなんだあ”と投げ出している。裁判もせずに

死刑判決が出され、法律を無視して執行されたのなら

“公開処刑”との非難もアリだが、これでは強い言葉を

使いたかっただけという印象しか残らない。

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彼女のコメントはこのあとさらに40秒続いた。

賛成が多かったフランスでは死刑が廃止され、2001年に

“マインドコントロール規制法”ができたと話したあと、


今回のオウム事件で、やっぱり優秀な前途ある

若者がカルトにはまっていった背景という

ものをちゃんと考えなくちゃいけなくて

中にはやっぱり、加害者であり、被害者で

あった人がいるんじゃないかっていうことを

深く、私は考えなくちゃいけないんじゃないかと

思っています。


加害者であり、被害者…そういう情緒的な考察は言葉は

問題の本質をゆがめる。死刑制度に反対しているとしか

思えないが、で、どうするについては何も言わなかった。

まさか、いろいろ 深く考えようってことじゃあるまい。


あれこれ聞いた識者のコメントの中で一番“響いた”のは

元東京地検検事・土本武司氏の話だった。検事として

執行に立ち会った経験を話していた。


…最後の断末魔としての痙攣状態に

至るまでの受刑者のありさまというのは

少なくとも正視に耐えないものだった。

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経験した者でないと分からない部分もあるだろうが、

これだけでも、“死刑”というものの残酷さは伝わる。

それは分かる。しかし、一方で死刑判決を受けるのは

普通、複数の人の生命を奪った者だ。その犯行現場の

凄惨さはこれの比じゃないはず…と考える私がいる。

難しい。


この件では、上川陽子法務大臣の“勇気”に目を見張った。

公務だから、本来“性差”はないのだろうが、よほどの

信念がないとここまで粛々と進められるものではない。

10年前を思い出した。


永世死刑執行人 鳩山法相。

「自信と責任」に胸を張り、

2ヶ月間隔でゴーサイン出して

新記録達成。またの名、死に神。

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1年で15人の執行命令書にサインした鳩山邦夫氏を

からかったつもり?の朝日夕刊・素粒子の記述だ。

1000件超の抗議を受けて事実上 謝罪した。

“下手人”は「詫びてはいない」と言うかもしれない。

だって…


風刺コラムはつくづく難しいと思う。

法相らを中傷する意図はまったくありません。

表現の方法や技量をもっと磨かねば。


うーん、こりゃ謝ってはいないね。活字でもテレビでも

メディアってプライドが高く、素直じゃないんだよなあ。


by toruiwa2010 | 2018-07-31 07:04 | 岩佐徹的考察 | Comments(3)

日本語は難しい。しかし、面白い!

矛盾するようだが、どちらも実感だ。


06/27のツイート

まったく、知らなかった。

ここのツイートは役に立つものが

多いなあ。

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“ここ”と書いたのは毎日新聞校閲部のブログのことだ。

このツイートはこんな記事を読んで呟いたものだ。


「ドミニカ」とつく国が「ドミニカ国」と

「ドミニカ共和国」の二つあるのをご存じですか? 

どちらもカリブ海の国ですが、米大リーグ、

エンゼルスの大谷翔平選手の同僚のプホルス選手は

「ドミニカ共和国」出身。

校閲的に要注意の国名です。

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「トリビアの泉~素晴らしきムダ知識~」が放送中なら

“へえボタン”を乱打してたなあ。

ドミニカ国は正式にはCommonwealth of Dominica・・・

旧イギリス植民地でこちらも“共和国”だそうな。

しかも1000㌔足らず北西にドミニカ共和国があるんだ。

なんて国だ!


“ここ”は日本語を学ぶ上でとても参考になる。

例えば、“重言(じゅうげん・じゅうごん)”について。

この言葉そのものさえ、私には初耳だった。

辞書を引くと“同意の語を重ねた言い方”、とある。

馬から落ちて落馬…みたいな。


自社の記事について“校閲”した例をいくつか挙げている。


票読み予想

“読む”には“隠された意味や将来などを推察する”という

意味があるから、“予想”をつけると、重言になる。

…うっかり言ってしまいそう。

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初デビュー、生ライブ

…よく見かける間違いだね。

“生ライブ”はいずれ定着しそうな勢いだけど。


ほんのわずかに微調整

…元記事はこうだった。

九回の第5打席では、ほんのわずかに

打つポイントを前に微調整した。


…この文章はこんな風にも書ける。


九回の第5打席では、ほんのわずかに

微調整した。打つポイントを前にしたのだ。


…この語順なら“間違い”は起きなかったと思う。

これ、元記事を書いた記者は”微調整”と書くときには

“ほんのわずかに”と書いたことを忘れたんじゃないの?

んなわけないか。ハハハ。


もうすぐ80になる。これだけ生きて来たのに、まだまだ

“へえ”と思うことは山ほどある。


たとえば…

ニュアンスが違うが、少し前の「ほんまでっかTV」で

“へえボタン”を連打したくなる話を聞いた。


“現代日本から消え行くもの”という特集だった。

ビデオテープの激減に合わせるように、リモコンから

“巻き戻し”が消えて”早戻し”になっている…に始まり、

巣を作る一戸建てが減ったために雀の姿が消えつつある、

高齢化などを反映し、デパートの屋上遊園地がなくなり、

料理本から4人分の表記が消えつつある、ブロッコリの

人気に押されてカリフラワーがなくなる…etc,etc


ほかにも、英語の筆記体が書けない、缶切りが使えない

子供が増えている、その子供たちが使う鉛筆の主流は

Bだという。指の力が落ちているかららしい。

J-POPの歌詞から“愛”が減り、“好き”が増えている…も

ああ、なるほどね…だ。

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そして1位は“コテコテの関西弁が消える?”だった。

話を聞いた大阪の女子中学生は「学校では東京弁が多い。

“マクド”じゃなく“マック”と言う」と東京弁で答えた。

ビデオを見たマツコ・デラックスの反応は「原宿で

インタビューしてるのと変わんない」だった。


こんなに各種メディアが発達していても、年齢の割に

好奇心が旺盛でも 見落としたり、聞き洩らしたりする

情報がてんこ盛りだ。だから、日々が楽しめるのかも。


by toruiwa2010 | 2018-07-12 06:29 | 岩佐徹的考察 | Comments(0)

ひどい会見だったのは事実だが…


安倍首相の友人、加計学園の理事長・加計幸太郎氏の

会見のタイミング、対応のいい加減さ、いかがわしさ…

について世間で言われていることには“ほぼ”同意する。

自戒を込めて、人を外見で判断してはいけないと思うが、

この人の場合、発言に誠意を感じないのは事実だ。


しかし、あの会見以後、メディアにあふれた「(招致を)

お待ちしてる」というフレーズには大きな疑問がある。

百歩譲って“I am waiting”と言ったのは間違いないが、

会見終盤のやり取りを正確に文字に起こせばこうだ。


記者

今後、国会から招致の要請があれば、

あの、加計理事長、どのように…


理事長

それは私が決めることではございませんので…

お待ちしております。

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日刊スポーツ

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朝日新聞デジタル

”…あれば「お待ちしてる」”は日本語になってなくね?

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テレビ朝日報ステ


どうなんだろう?

各メディアが「お待ちしている」を抜き出して見出しに

使うのは“アンフェア”ではないか? 語尾はともかく、

「理事長は招致を待ってるってさ」というニュアンスで

書いている。“あざとく”ないか?


私は音声も聞いたが、文脈を見れば彼が“待ってる”のは

招致じゃない。招致するか否かを“国会が決める”ことだ。

自分たちが“伝えたい方向”に合わせて事実を曲げるのは

フェアじゃない。しかも、“真意”を知ってやっている。

強引すぎるし、悪質だ。

こんなことをやってると、メディアは信用を失うなあ。


大勢のフォロワー抱えて…


政権を批判することはあっていい。メディアや世論が

“ダメなものはダメ”と声をあげるのは大事なことだ。

同意する意見もある。

どういう人なのか知らないし、影響力があるかどうかも

分からないが、27000人ものフォロワーを持つ人が

こんなツイートをしていた。


コンクリート塀の倒壊に責任があるとすれば、

これまで「国土強靭化」というスローガンを

掲げながら、大した公共投資を行わず5年以上も

政権を担っている現政権ですからね。

水道管の破裂だって老朽化を放置してきた

結果ですし、いつまでも民主党政権に甘えて

不作為が許されると思ったら大間違いですよ。


まぎれもない“アンチ安倍”…。それはいい。ことごとに

自民党を、政権を、安倍晋三を叩くのも自由だと思う。


しかし、これはどうなんだろう?

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水道を管理してるのは基本的に地方自治体じゃないの?

…だとすると、水道管が破裂した責任も政権のせいだと

言わんばかりの非難は甚だしく正当性を欠いている。

味噌もク〇(失礼)も一緒くたにする批判はよくないよね。

しかも、誰も指摘しないのはおかしくないか。まるで、

政権を批判していれば、“前提”が間違っていても許して

しまう姿勢は問題ありだ。


“民主党政権…”以下もよく分からないし。


by toruiwa2010 | 2018-06-27 07:31 | 岩佐徹的考察 | Comments(0)

キッカケはー (2005/11/03 初出)


南太平洋のルバング島で、元日本兵・小野田寛郎さんが

発見されたのは、1974年のことでした。現地で戦いが

終結してから30年のときが過ぎていたことになります。

このたび、紫綬褒章が授与されると発表されました。

1922年生まれですから、83歳。お元気でなによりです。

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このニュースを聞いて思い出すのは、横井庄一さんです。

小野田さんより2年前の1972年にグアム島で発見・

救出された元日本兵です。その時点でも、戦後27年が

たっていて、日本人の多くが半信半疑だったと思います。

「ほんとか?」「どうやって生き延びたの?」と。


それ以前にも、「元日本兵発見か?」というニュースが

何度か流れました。しかし、誰もが、いくら南の島とは

言っても20数年を一人でジャングルで生活することの

過酷さを思って「そんなことはありえない」と考えて

いたのです。

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彼が帰国し、空港で話した第一声は「恥ずかしながら、

生きて帰ってまいりました」でした。

兵士として戦地に行き、生きて帰ったことが恥ずかしい、

と語ったのです。

その後「恥ずかしながら」の部分だけが一人歩きして、

流行語になりました。強いインパクトがあったのです。

空港でのセレモニーのあと、横井さんは検査のために、

新宿の国立第一病院に直行して入院しました。

当然、テレビ各局は生中継しました。フジテレビも、

報道のエース・露木茂を空港に、そして国立病院前に…

なぜか私、という布陣でした。ハハハ。


記憶をたどると、パトカーの先導で目の前を通り過ぎる

だけですから、しゃべったのは1分ぐらいのはずです。

羽田を出発したと聞いてからの待ち時間がやたらと長く、

あっという間に終わったこのリポートのことを、当然、

私はすぐに忘れていました。


しかし、それからまもなく部長に呼ばれました。

3時のあなた」のアシスタントがケガをしたので

その代役をやれと指示されました。なんでも、司会の

芳村真理さんがスタッフと一緒に私の現場中継を見て

“気に入って”くれたらしいのです。

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それも、「来ました。来ました。横井さんを乗せた車が、

たった今、新宿の国立第一病院に到着しました」という

コメントの「来ました。来ました」の部分が、バカに

新鮮だったということでした。ハハハ。

スポーツ・アナには普通のしゃべりでしたが、当時の

リポーターのしゃべり方としては珍しかったのでしょう。


1年後にはこのときケガをしたアシスタントに代わって

“本格的に”起用されることになったのですから世の中、

どんなところにキッカケがころがっているか、まったく

分かりませんね。ハハハ。


横井庄一さんは帰国から25年後の

1997年に、82歳で亡くなりました。


by toruiwa2010 | 2018-06-23 06:57 | 岩佐徹的考察 | Comments(0)

“自分発信”のものが多くなるが

最近のツイートから気になるものを…


06/09 コメントをつけてRTした。

思わず「うまい!」とうなってしまった。

秀逸だと思った。

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06/10 ワイドナショーで松本人志が…

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断わり書きを加えるとかえってややこしくなるが、

"あえて言う"という松本流の優しさだと思う。

それでも、ダメだと言う人はいるかもしれないが、

それはそれでいいと。


06/10 中国人観光客が店を追い出された件で

おかしな記事を読んだので、コメントした。

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記事の最後がこう締めくくられていた。


「…取引において双方の地位は平等であり、

顧客がお金を出して得るのはあくまで

商品やサービスではなく、サービスを

提供するものの尊厳や人格ではないのだ」と

論じた。(編集担当:今関忠馬)


「」内は今関"記者"?の論ではなく、引用文だが

意味が通じない文章になっている。

ABではなく、CDではない」では、

結局 顧客は何も得られないことになると、

私の国語力は教えてくれるわけだが、私の

疑問が変なのか?


06/11 ナダルが優勝

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おめでとうラファエル・ナダル。

君はすべてのサーフェスですごいけど

クレイでは超人的だ。

ローランギャロスで11回優勝なんて

信じられない偉業だし、これは誰にも

越えられないものだ。君と知り合えて

友達と呼べることを誇りに思うよ。

---ロッド・レーバー

(年間グランドスラム2回の巨人)


06/12 米朝会談前夜の金正恩の笑顔を見て

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06/12 ツイ友のツイートに一言

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06/14 電車の中で思わず笑った動画をRT

goo.gl/56bPki

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06/14 出先のできごと

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06/15 フォロワーでもない人が

古いツイートに“いいね”を

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好みの問題だけど、小田嶋隆が好きじゃない。

このツイートの書き方など、上から目線が多い。


彼の元ツイートについては3月ンエントリーで

かなり突っ込んだので、関心があったらそちらを

→ goo.gl/YGD3FF


by toruiwa2010 | 2018-06-19 06:40 | 岩佐徹的考察 | Comments(0)

“Mr President,nice to meet you.”

(大統領、お会いできて嬉しいです)

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両国国旗が並ぶ前で左右から中央に進んだ二人が歴史的な

握手をしたとき、金正恩が先にそう声をかけたそうだ。

大きかったと言えるのかまずまずと考えるのか微妙だが、

興味深く見守った米朝会談が終わった。


“包括的”合意文書に両者が署名した。普通は、この署名で

国と国が固い約束を交わしたことになるわけだ。しかし、

北朝鮮に関しては“歴史”があるからね。信じたいけど。

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政府は今日午前10時から閣議を開き、

北朝鮮、朝鮮人民民主主義共和国の

最高指導者、金正恩氏を…


私がフジテレビに入社したころ、ニュースの中に北朝鮮が

出てくるときはこのように必ず言い換えていた。かなり

長く続いたが、いつの間にか今の“短縮形”に落ち着いた。

どの時点で、誰がそのように決めたのかは不明だ。


ほかの国でこのように言い換えた記憶はない。北朝鮮、

朝鮮人民民主主義共和国はそれほど特殊な国なのか?

人民の多くは虐げられ、民主主義には程遠く、共和国とは

言えない体制の国家なのに。


”人民の多く”以下はこれまで接してきた情報に基づいて

私の頭の中に出来上がったイメージだ。

先日の「サンデーモーニング」でゲストの一人が日本人は

(北朝鮮を)イメージとしてしか見てこなかった」と

話していたが、情報が厳しくチェックされて、限られた

イメージしか見せられてないものなあ、と思った。


いずれしても外からはまことに分かりにくい国だ。そして

その首領はもっと分かりにくい男だ。

一方、アメリカは終戦直後に“進駐軍”として接して以来、

なじみがあるし、もっと言えば、ペリー来航以来の”絆”が

ある国だが、現在のリーダーは就任以来、やりたい放題で

つかみどころがない、これまた分かりにくい男だ。


強烈な個性を持った“モンスター”同士の対決だったが、

印象としては、次にどうするとか、報道陣の退去を促す

場面などで、トランプが主導権を握っていた。もちろん、

だからどうだということではない。メディアの前では終始

言葉数が少なかった金正恩も若いがかなり“したたか”だ。


誰もが注目したのは初めて顔が合ったときの二人だ。

ほぼ同時に左右から登場し、ほぼ同時に手を出した?

ハグはなかったが、笑顔はあった。 

このときは硬かったが、別の部屋に移ってソファに

座ってからは何度も握手し、金委員長の顔にも笑みが

なんども浮かんでいた。ハハハ。

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核兵器の存在をちらつかせて激しく罵り合い、両国間に

今にもミサイルが飛び交うのではないかと心配させたのは

つい数か月前だった。トランプに限って言えば、3日前に

仲間であるはずのドイツ・メルケル首相らとG7で厳しく

対立したかと思えば、昨日は 悪の権化のように言っていた

相手と笑顔で握手する…よく分からん。


分からん…のは、会談の成果についても同じだ。

私のレベルでは具体的な話はないんだなあ、ぐらいしか

分からない。朝8時からCNNを見始め10時間、人と人が

出会って話し合う“だけ”のことを飽きずに見続けたのは

まぎれもない事実だけど。ハハハ。

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印象に残るのは二人の出会いのシーンとトランプ大統領の

スピーチのあとNBCの女性記者が最初に質問した場面だ。

家族を殺し、人民を飢えさせ、

オットー・ワームビアさんを殺害した人物を

なぜ“才能がある”などと称賛するのか?

鋭かったし、迫力があった。


さあ、これからは“拉致問題”か。

この会談が決まったときから、あちこちから“カヤの外”、

“はしごを外された”と貶められていた安倍首相が真価を

問われる場面だ。国内問題でかなり追い込まれているが、

あせりは禁物だ。急いては事を仕損じる…。


おまけ:デニーロがかました!


まず言いたいのは'f*** Trump'ってことさ。


2日前のトニー賞(米演劇界のアカデミー賞)授賞式で

ステージに上がったロバート・デニーロはいきなり

こう言い、大歓声に包まれる会場にガッツポーズで

こたえた。

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英語では“F爆弾を投下する”と言う。Dropf-bombだ。


昨日、大統領専用機、エアフォース・ワンの機内から

こう↓ツイートしている。


IQが低いデニーロは映画で本物のボクサーに

頭を殴られたんだ。昨日(トニー賞)の彼を見て

パンチ・ドランカーだと信じるよ。

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by toruiwa2010 | 2018-06-13 08:12 | 岩佐徹的考察 | Comments(0)

映画や食事、買い物などで一緒に出かけるときに、妻が

TOTOバッグを持つことがある。大きなものではないが、

暑くなって脱いだベストや帽子をしまってもらえるし、

coming soon 映画のチラシも折らずに持ち帰れる。

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若いころからブランドものを欲しがらないので助かった。

唯一“こだわった”のがこのバッグだった。“ごつごつ”した

手触りの布地は船の帆に使われる…帆布(はんぷ)だ。

雑誌で見かけて以来 欲しかったらしいが、厄介なことに

京都の店でしか売っていない!ようやく、彼女がバッグを

手にしたのは2004年だった。

「買いたいものがあるので付き合ってくれ」と言われて

ついて行った先が一澤帆布だった。

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私が知らないだけで当時から人気だったらしいが、現在、

このバッグの人気は“海を越えて”いるという。正直言って

なんの変哲もないバッグのどこに人気の秘密があるのか…

センスがない私にはよくわからない。ハハハ。

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セレブにもファンがいるようで、“布プラス包“でカバンと

読ませる粋なロゴを墨書してくれたのは永六輔だったし、

私たちの“行きつけ”の鍵善(くずきりが絶品)の味わいある

暖簾も個々の作品だそうだ。どおりで。

俳優・角野卓造は48個もバッグを持っているとか! 

浜ちゃんだなら「アホちゃうか」と言うとこだね。

ハハハ。


ちなみに、妻が持っているのはこの二つだ。

触感がよくて丈夫、惜しみなく使えておしゃれだと言う。

理由は後述するが、あえて、大きいサイズで載せておく。

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余談だが「ギャラをどうしたらいいか」と永に尋ねると、

「隣りのうまい焼き芋でいいよ」と言われたが、そのうち

焼き芋屋が廃業し、永が亡くなったので“借り”は返さない

ままになってしまったそうだ。


さて、このバッグにはドラマがついて回る。

かなり込み入った話だが、簡単に記すとこうだ。

ただし、wikipediaが下敷きなので そのつもりで。


20013月に3代目社長が亡くなった。このとき、社長は

4代目の信三郎が務めていた。一澤家の三男だった彼は

1980年 父に請われ、つとめていた朝日新聞を退社して

一澤帆布に入社、3年後に4代目に就任していた。


先代が死去したとき、会社の顧問弁護士が預かっていた

遺言書には 先代所有の会社株式の67%を信三郎社長が

相続することになっていた。しかし、その後、長男から

第二の遺言者が提出された。“日付”が新しいものだった。


裁判沙汰になり、最終的に“長男の遺言書”が有効とされ、

信三郎はすべてを失って会社を追われた。しかし、70人の

職人全員が信三郎を慕っていたし”応援する会”も作られ、

京都だけでなく全国から募金と強い支持が寄せられた。

信三郎を核にして新しい店を立ち上げた。


20064月に新装開店した「信三郎帆布」だが、場所は

以前の店の斜め向かいだった! 

私たちが訪れた11月にはかなり収まっていたが、再開店

当時は長い行列ができるほどの人気だったらしい。

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先月のテレビ東京「カンブリア宮殿」で取り上げていた。

元新聞記者らしい知性を漂わせる信三郎氏は顔も物言いも

穏やかそうな、一方で、京都人らしいしたたかさも秘めた

(なんや、それ!)紳士だった。


角を曲がったところに工房があり、“流通”を通さないから

マージンがかからない。ネットやメールを通して販路の

拡張を目指す気はない。対面販売だからこそ、客が何を

求めているかが分かる。

手作りにこだわり、職人を大事にし、儲けの追求ではなく

いいモノづくりを目指す姿勢がいい。


アメリカの大学院で経営を学ぶ学生たちが勉強のために

来店するほど、独特の経営哲学をお持ちだ。大量生産・

利益追求型の経営学を聞かされてきた学生たちは戸惑う。

しかし、それでヨロシ。なにごとも勉強や。


聞けば、京都では名物・八つ橋をめぐって老舗と老舗が

派手にもめているとか。まあ、あんじょうおきばりやす。

ハハハ。

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番組を見ながら思った。司会は作家の村上龍だ。

あと二つほど、サイドストーリーを思いついたら

いい小説が書けるのではないか…と。


by toruiwa2010 | 2018-06-07 07:16 | 岩佐徹的考察 | Comments(2)

今日の話は難しい。先週、書こうか書くまいか、悩んだ。

書かない方がいいと思って、別の長いエントリーを二日に

分けて更新しようかなどとせこいことまで考えたが、

結局、書くことにした。


…経済評論家・勝間和代氏が以前から“そうだ”と言われて

いたのかどうかはまったく知らなかった。だから、私は

ネットが流した彼女の”情報”についての見出しを見たとき

かなりビックリした。だって、結婚・出産歴があることは

テレビを通じて知っていて、“そっちの人”だとはまったく

思ったことがなかったから。


ああ、そうだ。この件について書くときの難しさの一つは

“言葉の選択”だね。間違っても、“偏見”や“差別”の気持ちが

あると思われては困るもの。

何度も書いているが、政治的立場を初め、人さまがどんな

主義・主張、趣味・趣向を持とうが気にしなかった。

自分にかかわりがないかぎり…。

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そもそも、こういう時代だから誰がどんなプライベート・

ライフを送っていても不思議ではない。気にしていたら

キリがない。“たまりかねれば”、ささやかに反論はする。

自分の考えをブログで吐露するだけだが。


だから、私は自称・“中道右派”だが、そうでない人たちの

考え方もときどき読んだり、聞いたりする。何かに関して

意見が違っても、付き合っていけると思っている。

冒頭に書いた通り、“LGBT”は微妙な問題だ。この略語も

「…じゃなくてLGBTQだろ!」と突っ込まれたりする。

申し訳ないけど、全部フォローしてるわけじゃないので。


異性よりも同性を愛する…それがどんな意味を持つのかが

よく分からない。まして、“なぜそうなるのか”など見当も

つかない。肉体的なことより精神的なもののような気が

すると漠然と思うのが精いっぱいだ。

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差別する気はないし、嫌悪感というものもない。

ただ、頑張っても、自分の脳はこのことを理解しない。

人間として「“彼”いいよね」と思うことはしばしばある。

…が、あくまで“人として”であって恋愛の対象ではない。

男は女を、女は男を愛するように…造化の神はそのように

人類をおつくりになった。いや、ほぼすべての生物を。


ずっと、そう考えてきたから、同性を愛するというのは

自然じゃないよね、と思う。ただそれだけのことだ。

その人たちを支持・応援するのは構わない。その生き方を

邪魔しないし、批判するつもりもない。ただ、私のように

考える人間を“ダメ”だと言わないでほしいと思う。

これも”偏見”と言われるのだろうか?それは困ったなあ。


この件で、もう一つ驚いたのは カミングアウトにあたって

勝間氏が相当悩んだらしいことだった。勝手な印象だが、

彼女と同性愛、彼女と苦悩…が結びつかなかったから。


“ひらけた”時代になっている。地球上のあらゆる事象が

ますます多様化していくことは覚悟しなければいけない。

現代に生きる者は柔軟な対応を求められている。


勝間氏とお相手は家族(勝間氏の娘さん)に受け入れられて

たいそう幸せだという。

だったら、周りがとやかく言うことはないかな。


by toruiwa2010 | 2018-06-06 07:48 | 岩佐徹的考察 | Comments(0)