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岩佐徹のOFF-MIKE

toruiwa.exblog.jp

実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

カテゴリ:アナウンサー・実況( 88 )


安藤優子がキャスターをつとめた「スーパー

ニュース」が20153月で終了した。

報道・情報系番組の経験豊富な伊藤利尋アナの

「みんなのニュース」、BSのニュース番組で

キャスターを務めていた反町理解説委員長を

起用した「プライムニュース」…後継番組が

連続して“とん挫”した。


ニュース番組がうまく行かないとき、視聴者も

報道局関係者もその原因をメインキャスターに

負わせがちだが、そうではない。多くの場合、

キャスター選考が安易だったり、つくり方が

“相変わらず”だったりで訴えるものがないのだ。

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この4月から加藤綾子を起用して新しい番組を

始めると聞いたとき、「学習しないな」と思った。

“キャスター”としての彼女の資質は未知数だ、

いばらの道が待っている…とブログに書いた。

1時間前にスタートする「nスタ」を見ることが

多いが、ザッピングで見たかぎり、落ち着いて

キャスターらしくなっているようだった。


しかし、昨日、久しぶりに番組冒頭から見ると

いきなり、街頭に立つ彼女が写った。悲惨な

事件が起きた川崎の現場近くだ。「まずいぞ」と

思っていると、やはり、“バタついて”いた。

「警察の“調査”…」と言って隣りの社会部の

記者に「“捜査”です」と訂正されたのをはじめ

CMVTR終わりでしゃべり出すのが遅れたり

珍しく噛んだりしていた。

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私には、ニュースのメイン・キャスターとして

スタジオ外から放送した経験はないが、昨日は

加藤の困惑が手に取るように分かった。


1,2㍍後ろを車が通るような場所にセットした

スタッフに腹が立つ。“現場感”を優先した…

ということだろうが、“環境”が悪すぎる。

流れている映像の見え方や音声の聞こえ方が

スタジオとまったく違う。


ひんぱんに行われたに違いないスタッフとの

打ち合わせも慌ただしい空気の中だっただろう。

しゃべりだしのタイミングが悪かったのは

スタッフとのコミュニケーションがうまく

取れれいなかった証拠だ。


キャスター歴が5年、10年あっても難しい。

彼女は「めざまし」でのキャリアこそあるが、

政治から事件まで幅広く扱うニュースの現場は

十分な経験が少ない。要するに無理だったんだ。

ほかの局の同じ時間帯のニュースではメイン・

キャスターはスタジオにいた。それが正解だ。


過去の、キャスターの時にも感じたが、フジの

報道局にはキャスターをどう守るか…という

意識が欠けている。“欠けている”どころか、

そんな考え方はないのではないか。後継者を

決めるまでは一生懸命だが、そのあとは必要な

手当てをせずに“現場任せ”なのではないか。

TBSnスタ」や日本テレビ「news every」には

“サポート”の空気を感じるが、昨日の加藤の

周辺にはそれがなかった。


どんないきさつで番組のオファーを受けたか

不明だが、これからも、彼女の“苦戦”は続く。

バラエティ番組の彼女は好きだが、“キャスター

加藤綾子”は見るのがつらい。何とかしろ!


by toruiwa2010 | 2019-05-29 06:51 | アナウンサー・実況 | Comments(2)


明日は第86回東京優駿…ダービーだ。

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フジテレビは放送開始直後から

競馬中継をしている。視聴率はそれほど

いいわけではないが、中央競馬会は

スポンサーとして超優良企業だから

やめる気はないはずだ。ハハハ。


遠い昔、入社間もないころ

競馬中継の勉強をしたことがある。

馬場も馬も美しいし、レースを実況する

先輩アナをカッコいいと思っていたから、

張り切って取り組み始めたのだが、

結果的にモノにならなかった。


初めは 出走する馬が少ないレースを

スタートからゴールまでを描写する

訓練から始めた。2ヶ月もすれば

レースそのものを“追う”ことは大きな

ミスもなく出来るるようになった。


当時の競馬中継は、前座的なレースは

若手がやるが、そのほかは一人のアナが

レース前後の解説者との展望や分析、

レースの実況、番組全体の司会までを

すべて担当していた。


私の場合、レースは大過なく追えたが、

さて、勝った馬がどんなレースをしたか?

となると、逃げ馬がそのまま勝ったときを

除くとほとんど思い出せなかった。

レース直後でさえそれだから致命的だった。


先輩から「競馬を覚えるには馬券を買うのが

一番手っ取り早いよ」と言われていた。

しかし、具合が悪いことに結婚直後で小遣いが

少額だったから、自由が利かなかったことも

私には“逆風”だった。ハハハ。


ちょうど、夏競馬の季節が近づいていた。

舞台が地方に移るわけだが、予算の関係で

私は東京に残ることになっていた。せっかく

形になり始めた実況の感覚も薄れてしまう。


秋になって、一からやり直すことになる。

これではとてもやっていけないなと思った。

この時期を逃がすと、ますます、迷惑を

かけることになると考えた。


競馬班のチーフ、鳥居滋夫アナはとても

厳しい人だった。それでも、早めに

告げなければと、意を決して話しに行った。

意外にも、あっさり認めてくれた。

私の“仕事”を見て、無理だと思っていた

かもしれない。1年後輩の競馬好きが意欲を

見せていたのも幸いしたと思う。

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今は、女性アナやタレントが出演するなど、

競馬中継もかなり華やかにになっている。

半世紀前にこの環境だったら、そして

こづかいに余裕があったら我が競馬実況も

もっと続いたかもしれないなあ。そんな

“邪念”があるようじゃ、やっぱり無理か。

ハハハ。

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1964年、東京オリンピックの年の5月以後、

競馬場にはまったく行っていない。

ダービーは大混雑が予想されるが、秋になって

天気のいい日に、一度 でかけてみようかな。

行ったことにない妻を連れて行けば喜ぶかもね。


by toruiwa2010 | 2019-05-25 07:15 | アナウンサー・実況 | Comments(0)


ヴァヴィヴヴェヴォ


大学の教養課程で法律概論は必須だった(はず)だから

間なんだと思うのだが、ほとんど何も覚えていない。

法律には近寄りたくないと思いつつ生きて来た。

「在外公館名称位置給与法」という法律があるそうだ。

大雑把に言うと、在外公館の名称などを定めている。

そこで、定められた名前を各官庁が用いているらしい。

世界の国々の名前はこの法律が決めているわけだ。

法律そのものを知らないし、そこからの“ルール”も。

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で、この春、その法律の改正が国会で決まった。

その結果、カリブ海の国、セントクリストファー・

ネーヴィスがセントクリストファー・ネー“ビ”スに、

アフリカの島国 カーボヴェルデがカーボ“ベ”ルデに

変わった。


ああ、そうですか…じゃないのさ。

2003年にヴァチカン(→バチカン)やヴェネズエラ

(→ ベネズエラ)などの呼び方が変わっていたのだが、

これで、日本の公的文書からはヴァ行が使われている

国はなくなったんだ!


どうも“ヴ音”を使わない表記の方が国民になじんで

いるから…が根拠らしい。いいんじゃないか。


21世紀を迎えたころから私は特別の場合を除いて、

ヴァヴィヴヴェヴォをバビブベボと発音している。

初めの数年は現役アナウンサーだったから放送でも

そうしていた。“Venus”を“ヴィーナス”、“Veteran”

ヴェテランと発音したことはない。一度もない。

日本人はヴァ行とバ行を聞き分ける耳を持ってないと

信じているからだ。この件についてプロデューサーや

視聴者から苦情を受けたことはない。


“シンジク”とか“シジツ”とか…


現在、部内でどのように統一しているか知らないが、

若いころ、“ジュ”という音についてもこう教えられた。

新宿は“シンジク”、手術は“シジツ”でいい。

言いにくいし、音がきれいじゃない…が理由だった。

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後輩に聞いてみると、現在のフジテレビでは「正しく

発音できるならそのように」となっているようだ。

NHKでも、でもいいことになっていると聞いた。


どんな場合でも“ジュ”を“ジ”と発音するわけではない。

“熟考”は“ジュッコウ”、“授業”は“ジュギョウ”など、

ほかの言葉、たとえば“実行”や“事業”と紛らわしい

単語については“ジュ”と言う。“ルール”はない。

少なくとも、私の場合は あくまで“伝わりやすさ”や

“聞きやすさ”を基準にしていた。


人間の耳はとても便利にできている。

「シジツは午前9時からです」と言われたとき、誰も

「史実は」とは思わず「手術は…」と理解する。

耳だけじゃなくて、脳も加勢しているが。

…というのは、私の“説”に過ぎない。学者は笑うかも

しれないが、構やしない。ハハハ。


ちなみに、福岡県嘉穂郡で生まれ育った父は“全然”を

“ジェンジェン”と発音し、「ジッシェン(十銭)、

ゴジッシェン(五十銭)」と言っていたなあ。


by toruiwa2010 | 2019-04-12 06:35 | アナウンサー・実況 | Comments(0)


分野を問わず、世の中全体が考えられないような速さで

変化・進歩している。今はそうでもないが、かつては

“時代の先端を行く”と言われたテレビも例外ではない。

経験30年以下の若いアナには想像もつかないだろうが、

私が入社した1960~70年代は、提供スポンサーの名前を

ナマで読みあげていた。15秒、30秒のCMコメントや

局が主催する各種イベントの告知なども同じだった。


入社当時は 朝 会社に着くと、その日、どんな仕事が

与えられているかをまず確認したものだ。

しっかりメモを取っても、忘れたり、読み間違えたりと

ナマだからこその失敗や間違いが“山のように”生まれた。

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うっかり忘れてしまうこともあるし、せっかくブースに

入っていたのに、待ってる間に“寝落ち”した先輩もいた。

水羊羹の“井村屋製菓”を“中村屋製菓”と読んでしまった

先輩は 営業部員の付き添いで謝りに行かされてたっけ。


先日、TBSの女性アナが寝坊してラジオのナマ番組を

すっ飛ばしたばかりだが、これらのミスを総称して

業界では“(放送)事故”と呼ぶ。

“犯人”はアナウンス部備え付けの事故簿に書き込むのが

規則だった。失敗したことに落ち込んでいる上に記録に

残さなければいけないのが屈辱だった。


少し前だが、母局のアナウンサーが大勢出ている番組を

見ていたら、私の知らない話がいくつか語られていた。

“眉間のしわ”を“股間のしわ”“海ほたる”を“ホタルイカ”

“毛沢東”を“け・たくさん”…ウソだろ?というのもある。

ハハハ。


で、わがフジテレビ・アナウンス部の事故簿を見れば…

赤裸々を“アカハダカ”、雪上車を“ユキジョーシャ”、

干物を“ホシモノ”、放水車を“放れグルマ”!!...と、

なんでそうなるの?級のミスがテンコ盛りだ。ハハハ。

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若いころ 正月に出勤したことがある。ニュースを担当し、

狭いブースで自分の原稿を読み終えて、先輩女性アナが

各地の正月風景を描いたトピック・ニュースを読むのを

聞くともなく聞いていた。“呑んだり、お湯につかったり”

というフレーズが聞こえた。原稿を覗き込むとたしかに

“のんだり…”と書いてある。正月だから、酒と温泉を

楽しんでいるんだな、と思った。しかし、耳に当てた

ヘッドフォンに担当ディレクターが「あっ」と叫ぶ声が

聞こえてきた。“何か”がおかしいのだ。

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のんだり…ではなく、“のんびり”だった。書いた記者は

クセのある字を書く男で、少し崩れた“た”が女性アナの

目には(チラ見した私の目にも)“ひ”と見たのだ。

悲劇だね。ハハハ。


事故とは直接関係ないが、入社のころ 先輩・上司から

くどく念を押されたことがある。

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デジカメやフィルムの“富士フイルム”をご存知だよね?

さらっと読まないで、”シゲシゲ”と見てほしい。

filmはフ“ィ”ルムだけど、会社名はフ“イ”ルムなんだ。

下唇を噛むかどうかの違いがあるんだ。ハハハ。

スポンサー名は”絶対”だから、間違えることはできない。

極端に言えば、フジフイルムのフィルムは…となるんだ。


…今のフジテレビ・アナウンス室に事故簿はないらしい。


by toruiwa2010 | 2019-03-14 07:20 | アナウンサー・実況 | Comments(3)

予定を変更して昨日のカルロス・ゴーン被告の

保釈シーンをテレビがどう伝えたかをまとめる。


ライブで伝えたのは日本テレビとTBSだけで、

NHKは参議院予算委員会の中継中だった。

3215秒に字幕で“保釈”と伝えた。

「科捜研の女」を再放送中だったテレビ朝日が

速報を出したかどうか、画面上では確認できない。

どうやら出さなかったようだ。

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「やすとも・友近のキメツケ」を再放送中だった

フジテレビは43425秒に字幕で速報した。


日本テレビ「news every」。

427分に“決まり”のCM(180)に入った。

スタジオに戻ったとき、430分。玄関前に

横付けされたワンボックスカーに台車で運ばれた

寝具などが積み込まれていた。

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3135秒、拘置所職員に取り囲まれるように

一人の男が出てきた。誰かが早々と「青い帽子を

かぶっているのがカルロス・ゴーン被告では」と

指摘したものの、「違いますかね」、「ちょっと

待ってください」などの声も交じり、決定的な

言い方ではなかった。


声の調子から、藤井貴彦キャスターではないかと

思うが、変装に惑わされず、作業服を着て帽子を

かぶった男がゴーン被告ではないかとしっかり

認識していたようだ。3210秒、被告を乗せた

別の車が走り出す前に「乗せられました」と

“断定に近い形で話していた。


TBSnスタ」では29分過ぎから天気コーナーが

始まった。「以上、お天気でした」のQワードは

3110秒だった。スタジオに戻るとメモを取る

井上キャスターと並んだホラン千秋が「では、

東京地裁前からハセンさんです」と呼びかけた。

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「え、たったいまですね、動きがありました」と

国山ハセンアナが話し出したのは3115秒。

ワンボックス・カーについて描写したが、位置は

玄関正面がよく見通せるようには見えなかった。

そのポジションを指示したディレクターが問題だ。


被告を乗せた別の車が出て行ったことに触れたのは

33分すぎだった。画面もこの車を写すことはなく、

34分を過ぎてもワンボックスカーをとらえたまま。


結局、435分に字幕で“保釈”と速報。

以後、井上キャスターがスタジオから伝えた。


総括すると、映像だけで終始 現場の状況を把握し、

冷静に伝えた藤井キャスターが光った。

気の毒だったのは、現場にいながら肝心の場面を

伝えそこなった国山アナだ。現場を仕切った

ディレクターの勘が悪かったなあ。


それにしても、カルロス・ゴーン…

彼のことだから“考え”があっての変装だと思うが、

あれだけしっかりガードされたら、たちまち

見破られるだろうに、と誰だって思う。

何をしようとしていたのか、ぜひ聞きたいものだ。


QUO VADIS, CARLOS?


by toruiwa2010 | 2019-03-07 07:46 | アナウンサー・実況 | Comments(0)

20164月からTBSNEWS 23」に元朝日新聞記者・

星浩と組んで雨宮塔子が登場したとき、残念ながら

大きな反響はなかった。現役の雨宮は“泣く子も黙る”

TBSの看板アナだったが、ほとんど話題にならなかった。


去年の10月、NHKを退社したばかりの有働由美子が

日本テレビ「news zero」のメインキャスターになった。

このとき業界は大騒ぎしたが、私は“懐疑的”だった。

当時のブログに おおむね、こんな風に書いている。

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ジャーナリスト的な資質は不透明だ。

今の民放では看板のニュース番組のメイン

キャスターにはジャーナリスティックな

感覚が求められるが、彼女の言動から

それを感じたことはない。


原稿を読むとか番組を仕切る上で問題は

ないはずだが、支えるスタッフの数は

NHK時代と比較にならないほど少ないに

違いない。不安を抱えながらカメラの前に

立つことが増えるだろう。スタッフだって

“現場”を知らないキャスターには不安を

持つだろう。彼女の成否を問われたら

今は”ネガティブ”な答えしか出てこない。


本来は 長い目で見なければいけないのだが、元アナの

予想は的中し、日テレの思惑は大きく外れている。

報道をやりたい…が有働の希望だったようだ。その志は

理解するものの、この仕事を受けるにあたって、どんな

覚悟があったのかと疑問に思う。下手をすれば輝かしい

キャリアに大きな傷がつく。どうするんだ、有働!


4月以降、ニュースキャスターの交代があるようだ。


フジテレビ夕方のニュース枠にカトパンこと加藤綾子が

起用されると聞いている。今に始まったことではないが、

どうしても“人気”に頼るんだなあ。視聴率を稼ぐために

ほかの工夫はないものか…と情けなく思う。

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彼女の資質については“分からない”が正直なところだ。

アナウンサーの基本の基本、書かれたものを視聴者に

分かりやすく読むのはうまい人だと思う。“めざまし”の

歴代の女性キャスターはみんなレベルが高かった。


しかし、有働と同じで 彼女にもジャーナリストの資質が

あるのかどうかはまったく分からない。気になるよね。

せめて、起用する側にそれなりの“成算”があってほしい。

とっくの昔に 人気や名前に頼る時代は終わっている。


本人には相当の覚悟があるはずだ。バラエティ番組も

“整理”して臨むのだろう。中途半端な姿勢で勝てるほど

甘い時間帯じゃない。しかも、放送開始が競合局より

1時間遅いままのようだから苦戦が予想される。あえて

“いばらの道”に踏み込む加藤綾子にエールを送りたい。

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“夜の顔”になるというミタパンこと三田友梨佳アナにも

ほぼ同じことが言える。読む技術は加藤ほどではないが、

自分の考えをまとめて発信することは「グッディ!」で

かなり鍛えられている。夜のニュースで生かせる場面は

あまりないかもしれないが。


この枠は 滝川クリステルの起用でいい視聴率をあげた

実績があるが、それ以外では苦戦が続く。スタッフが

三田に何を求めているにしても、生半可な覚悟で臨めば

彼女の将来をつぶすことになる。褌を締め直してくれ。

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決定したわけではないらしいが、同じ時間帯のTBS

NEWS23」にテレビ朝日を退社した小川彩佳アナが

7月から出演”という話がある。「報道ステーション」で

長い経験を持っているが、申し訳ないことに ほとんど

見ていない。実力を知らないからその成否は分からない。

“おとなしい”印象はあるが、TBSの報道はキャスターに

派手さを求めていないということだろう。それでいい。


同時に、TBSには夕方のホラン千秋、そして夜の小川と

主要ニュースの女性キャスターの座を"外部"の人材に

奪われた形の局内の女性アナたちの気持ちを思う。

特に、報道を志す女性たちには失望感があるだろう。

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女性アナの話ばかりになったが、TBSをやめた吉田明世、

テレビ朝日を退社する宇賀なつみにどの局のどういう

番組が目をつけるかに注目している。


(敬称略)


by toruiwa2010 | 2019-02-28 07:49 | アナウンサー・実況 | Comments(2)

日本にくらべるとアメリカのスポーツ・キャスターには

“ハンパない”名声を持つ人がいる。ボブ・コスタスは

そのうちの一人だろう。私が頻繁に訪米し始めたころ

(1970年代終盤)頭角を現したところだった。やがて

NBCの看板アナとして多種目の実況とホストをこなす

大アナウンサーになって行った。スーパーボウルを始め、

オリンピック、ワールド・シリーズ、NBAファイナルズ、

競馬やボクシングのビッグイベント…NBCが放送する

大きなスポーツイベントには必ずコスタスがいた。

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数々の大きな賞を受けている一方、政治を含め多くの

問題についての“踏み込んだ”発言を批判されてきた。

3月で67歳になることもあってか、今年のスーパー

ボウルを最後にNBCを去り、少しずつ仕事を整理する

ことにしていたようだ。


…しかし、コスタスがフットボール最高の”お祭り”、

スーパーボウルにかかわることはなかった。

理由は3ヶ月前に開かれたジャーナリズムについての

シンポジウムでの彼のコメントだった。“平たく”言えば、

フットボールにおける脳へのダメージを訴えたのだ。

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「この競技は人々の脳を破壊している」

「運動能力が優れた12,3歳の息子がいても

私ならフットボールをやらせないだろう」


影響力のある男のコメントだから“騒ぎ”になったらしい。

NBCは「コスタス個人の意見だ」とする声明を出した。

CNNに出たコスタスはNBCを非難するものではない…

としつつも、脳へのダメージについての意見を変える

ことはなかったそうだ。持論だし、“失言”じゃなかった。


なんと!

わずか1時間後、NBCからコスタスに届いたメールは

彼にこう告げていた。 「あなたは一線を越えた」!!


メールには「6時間に及ぶフットボールの“祝典”です。

そして、あなたはフットボールを祝福するにふさわしい

(right)人物ではありません”とも書かれていたとか!

読んだコスタスの反応は”考えを変えて下さい“ではなく

“うん、そうかもしれない”だったそうだ。

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・・・そうか、スーパーボウルの放映権を持っている

NBCにしてみれば、NFLのご機嫌を損ねるわけには

いかないものなあ。コスタスがもっと若いときなら、

大事な看板アナだから少しは考えたかもしれないけど、

この時点でNBCの選択は一つしかなかったのだろう。


結局、コスタスは“最後”と決めていたスーパーボウルの

実況陣から降ろされた。視聴者の反応は分からないが、

ぜひ、知りたいものだ。


日本では、キャスターやアナウンサーが番組降板しても

その理由が判然としないことが多いが、アメリカでも

こういうことがあったからこうなった…と、これほど

“因果関係”がはっきりした例は少ないかもしれない。


日本で過去に似たようなことがあったかどうかは不明だ。

NHKの藤井康生アナが横綱 白鵬が不満を示した態度に

「あってはならないことです」とキッパリ言ったが、

相撲協会のやり方に正面から異を唱えたことはない。

フジテレビの佐野瑞樹アナが中央競馬会に物申した…

という話も聞いたことがない。少なくとも私は。

どちらも、それこそ“あってはならないこと”だからだ。


放映権は放送局にとっての生命線だから失いたくない。

どうしても遠慮がある。忖度が生まれる余地もある。

ボブ・コスタスの発言は“勇気ある”ものだったと思う。

しかし、結果はこうなった。自由にものが言えるのが

アメリカ社会だと思っていたが、そうでもないんだね。

今後の発言にブレーキがかからなきゃいいけど。


by toruiwa2010 | 2019-02-26 07:10 | アナウンサー・実況 | Comments(0)

松倉!お前、どうしたんだ? 


ネットで“後輩・松倉悦郎容疑者逮捕”のニュースを

読んだ直後にそうつぶやいた。ビックリし、呆れた。

なによりも、松倉と“事件”が結びつかず、混乱した。

記事を読みながら、15年ぐらい前のフジテレビ・

アナウンサーOB会での彼のスピーチを思い出した。


姫路のほうで僧侶になりました。

見渡したところ、“そろそろ”の方も

おいでのようですから、御用の節は、

ぜひお申し付けください。


…お経をあげてあげます、と言っているのだ。

「バカを言え。きっとお前より長生きしてやる」と

心に誓ったものだ。今となっては笑えないが。


ともに現役だったころから 5年あとに入ってきた

彼とはいい関係だった。実況スタイルは異なるし、

少しべたついた“口跡”は苦手だったが、徹底した

取材姿勢や相手の懐に入り込む“手口”には感心した。

野村克也、星野仙一、江夏豊…“まともな”記者や

アナウンサーが取材しにくいと思う人物と不思議に

うまく付き合っていた。


何年の日本シリーズだったかはっきりしないが、

ヤクルト・スワローズの監督だった野村への

インタビューは見事な出来栄えだったと記憶する。


長い付き合いがある。我が家は結婚55年だが、

泊まったことがあるのは彼だけだ。朝ごはんを

ぺろりと平らげて出社して行った。

“因縁浅からぬ”男だけに今回のことは残念で

ならない。特に母局がもがいているこの時期に

なんてことをするんだ!という思いが強い。


一部に“認知症”を患っているとの報道もあるが、

そうなると、痛ましいし、話は違ってくる。

ただし、1月下旬の彼のツイッターを読んでも、

その気配は感じ取れない。


定年前に退社して僧侶になり、再婚した妻の

実家の寺を継いだ。よほど考えた上のはずだ。

しっかりしてくれ。


2010年、新幹線の車内誌で彼の記事を読んだ。

帰宅後に書いたブログ記事を 私はこうシメている。


なあ松倉、憎まれ口なら君には

負けない自信があるぞ。衆生に

役立つ坊主であってくれよ。


懐かしい男にこんなことで“再会”するとは…。

認知症であってくれなどと思えるものではない。

昨日から、やりきれない気分が続いている。

同じ時代をフジテレビで過ごした仲間の多くが

きっと同じような想いだろう。


by toruiwa2010 | 2019-02-12 10:38 | アナウンサー・実況 | Comments(4)

Whichis correct?


TBSラジオ「たまむすび」はradikoで必ず聞く。

128日のリスナーから募集するメッセージ・テーマは

“受け売りですが”だった。中に「ああ、そうなんだ」と

思うメッセージがあった。“目からウロコ”…。


神社におさめる絵馬に書く文章について。

「合格できますように」と書きがちだが、

「合格する!」と書くのが正しい。

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文章の正確性には自信がないが、2,3行目がリスナーの

言いたいことだった。パーソナリティの赤江珠緒も

この日のパートナー、カンニング竹山も私と同じように

激しく納得していた。


念のためにネットで検索すると、まったく違うことが

書かれているではないか。神さまにお願いするのだから、

“…ますように”と書くことを勧めている。


はてさて、どっちが正しいんだい?ネットを見る限り、

どうも、“…ますように”が圧倒的に優勢のようだ。

いちど、目から落としてしまった私のウロコは今どこ?

ハハハ。


論点はそこじゃなかろう


01/29のツイート

「録音された音声が標準語だったら

ニュアンスが違ったかもしれないね」と

明石市長の暴言テープを聞いたあと、

小倉智昭が言った。

聞き間違えかな?と思い、聞き直して

みたが、まさにこの通りだった。

言ってる中身が問題であって、

イントネーションの話じゃないだろうに。


念のために書くと、この発言の前に小倉キャスターは

「子供のころ”標準時“で明石を知った」と話している。

明石市の元市長についてはテープが公表された直後から

各メディアで激しいバッシングが起きていた。

抜け落ちていた部分を聞くまで私も“なんと愚かな…”と

思っていた。小倉キャスターの発言もそれを聞いた私の

ツイートもその段階のものだ。

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たしかに、関西弁のインパクトは強烈だったと思うが、

人々が敏感に反応したのは、“火をつけて来い”などの

文言そのものだ。市長の発言としてどうなのってことだ、

それを論じるのに明石の標準時に引っ掛けて“標準語”を

持ち出すのはどうなの?って言われかねないよね。

私以外、誰も何も言わなかったようだけど。ハハハ。


アクセントは難しいけど…


01/30のツイート

モーニングショー 宇賀アナ? 

サンピラーはsun pillar(太陽の柱)だから、

サンとピラーは離した方がいいのでは

ないか。もし、私が私生活で誰かに

あなたのアクセントで言われたら、

あの現象は頭に浮かばない。

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いくつかの条件で、日の出、日の入りのときに太陽から

垂直に光が伸びる現象があり、これをを“太陽柱”と言う。

女性アナはその英語sun pillarを読むとき、“頭高”の

アクセントで言った。“タンブラー”みたいに。

日本人に浸透している言葉なら“あり”だが、それほど

馴染んでいるとは思わない。このアクセントはダメだ。


で、先日の「ワイドナショー」のナレーターは玉鷲を

“中高”で読んだ。本当は“松本”のように“平板”なのに、

“指原”みたいに読んだ。別人のように聞こえた。


文法の話じゃな句て…


人気が急上昇中だった若いころの、お笑いコンビ、

サバンナの高橋が先輩に可愛がられるコツの一つを

こう話していた。

たとえば、食事をおごってもらうとき…

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(料理が出たとき)「うまそう!」、

(食べながら)「うまい!」、

(皿が下げられるとき)「うまかった!」。


…これを“うまい”の3段活用と言うのだそうだ。

これは、すごい。営業の現場でも転用できそうだ。


by toruiwa2010 | 2019-02-07 06:22 | アナウンサー・実況 | Comments(0)


米の収穫じゃなかろう


01/15のツイート

「ゴゴスマ」の女性アナ、脱臼を"ダッコク"と。

スタジオ中が気づきながら、みんな無視。

ダメだなあ。

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今は生の情報番組が多いから耳を“かっぽじって”聞けば

この手の誤読はおそらく嫌というほどあるのだろう。

この日このとき、私に見られてしまったこの女性アナが

不運だっただけだ。実名を出さず写真を小さくするのは

私の優しさだと思ってほしい。ハハハ。


誤読もまずいが、微妙なのは“対応”だ。

あっ、やっちゃったな…とスタジオのコメンテーターや

サブにいる制作陣はみんな、気づいたはずだ。誰よりも

彼女の“上司”でもあるMC石井アナが「こらこら」と

思っただろうに、誰も何も言わなかった。どう指摘し、

どう修正するかは難しいところだが、“なかったこと”に

するのはもっとまずい。好きな番組だが、石井アナにも

コメンテーターにもしばしばミスがあるね。人間だから

しょうがないけど。


“おととし”と書きゃよかったね


01/22のツイート

伊藤アナが”一昨年”を”去年”と誤読した。

あるいは、原稿が間違っていたか?

いずれにしてもフロアディレクターが

訂正させようとしたし、伊藤アナは

指示を理解したが、小倉は指示が

分からなかったのか、ドラマ番宣のための

ゲストに振って番組を締めた。

時間がなかったからだが、微妙だね。

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この日 最後のコーナーで速報が入った。

渡された小室圭さんの文書を伊藤アナが読んだときに、

画面には“一昨年”とあったが、彼は“きょねん”と読んだ。

私がいたころ“一昨年=おととし”、“昨年=きょねん”と

読んでいた。今もたぶんそうだ。伊藤アナに“一”の字が

見えなかったか、原稿が”昨年”だったかは不明だ。


いずれにしても、ミスが発生した。

具合の悪いことに番組終了間際だった。制作陣がいる

サブから、フロアマネジャーにその旨の指示が飛び、

フロマネは急ぎ、手元の紙に書いてキャスター陣に

示した。伊藤アナには伝わったようだが、カメラは

小倉キャスターを写しており、番宣のため出演していた

俳優陣に話が振られた。修正はされず、エンディングを

迎えてしまった。嗚呼。

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こう書いて,こう読めば…


01/26のツイート

(女子大学生と見られる女性が、

男性の自宅近くで)「近所の人に

ここまで目隠しされてきたと

伝えていたことが分かりました」。

日本テレビ お昼のニュースで

そう伝えていた。

ベテラン女性アナだが、読み方が

ダメだった。まるで近所の人に

目隠しをされたような読み方だった。

誰か注意してあげなさい。

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一般の人には分かりにくいのでこまかいことは省くが、

アナウンサーは視聴者が耳で聞くだけで内容が分かる

ように読むことを基本にしている。“卓立法”というが、

文章の中の大事な部分がきちんと伝わるように読む。

方法としては、その部分の“前後”と読み方を変える。

スピードや声のトーンを少し変えたりする。あるいは

大事な部分の前にポーズをおくのも方法の一つだ。


この女性アナは、「 」の部分を“近所の人に”と“目隠し

されて”の間にまったくポーズをおかず、“一本調子”に

読んでしまった。それだと 聞く人には“目隠し”したのは

“近所の人”のように伝わってしまう。女性アナにとって

不幸だったのは書いた記者(チェックしたデスク)から

こんな原稿を渡されたことだ。


私は 今日、渋谷に 行く。


誰が、いつ、どこに行くのか、状況によって際立たせる

箇所が違ってくる。先輩同業者に言わせてもらうなら、

彼女は“読み方を間違えた”ことになる。本人はおそらく

分かっている。悔やんでいるはずだ。

むしろ、記者の方の教育が必要だ。こういう書き方では

こういう誤解を生む…ということを。


ごめん、笑っちまった


これはラジオの話だ。

TBS「ジェーン・スー 生活は踊る」で聞いてしまった。

“新明解国語辞典をよむ”というコーナーがあって、28日、

ベテラン男性アナが美声で話し始めた。


せんどうおおくして ふなやまへのぼる…


えっ、どうした!

「船頭多くして船 山に上る」のことだよね?

“ふね やまにのぼる”じゃねえの?俺はずっと、間違って

覚えてたわけ?それって結構 恥ずかしいぜ。混乱した。

ジェーン・スーは名のあるコラムニストだが、黙ってる。

アナは短いコーナーの中で3,4回同じように言ってるが、

スタッフも何も言わなかったようでそのままコーナーは

終わってしまった。

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radikoを聞くと、放送の最後で男性アナが訂正していた。

「船、山を上る…の間違いだった」と。あのねえO君、

上るんだ。“へ()”じゃないし、“を”でもないのさ。

by toruiwa2010 | 2019-01-31 07:22 | アナウンサー・実況 | Comments(0)