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岩佐徹のOFF-MIKE

toruiwa.exblog.jp

実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

カテゴリ:アナウンサー・実況( 74 )

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03/25
大相撲:2年ぶりの大阪場所は「残念」だった。
いや、鶴竜の活躍は文句なしによかった。何が残念て、
正面のカメラがとらえたときの桟敷席の「美人度」だ。
いつもは、一人二人、粋筋の女性がいたものだが。


相撲を見る楽しみの一つは客席に着物を粋に着こなして陣取る“美女”たちだ。
我が家で評判がいいのは趣味のいい着物を着て姿勢がいい女性だ。
「おかみさんだね」「毎日、違う着物って、大変ね」「今日のは品がいいなあ」…
夫婦の間で会話が弾む。今場所はその点で“残念”だった。

豪栄道、堂々たる相撲で完勝だった。
文句のつけようがない。それにしても、来場所以降は
できなくなる?張り差しでいくとは!
さあ、白鵬に逆転優勝の目が出てきた。


何度も書いたが、横綱・大関が下位の力士と対戦するとき 当り前のように
張り差しをするのは反対だ。角界の不文律として 上位の者にだけ許される
この手を使うのはフェアじゃない。立会いの“変わり身”を非難するなら
こちらも問題にすべきじゃないのかね。
千秋楽 前頭6枚目の豪栄道が関脇・鶴竜に対して立ち合いで左から張って
行ったのにはいささかビックリした。
関脇ぐらいだと平幕がこの手を使うのはよくあることなのかどうか知らない。
だが、大関になっている来場所の鶴竜に対して豪栄道も張ることはできまい。
次にできるのは、彼が番付で鶴竜に追いついたときだ。

大相撲:「大関とり」の場所だったのだから鶴竜は
十分だろう。健闘を称えたい。優勝インタビューで
白鵬から称讃の言葉が出ると予想しておく。出なければ、
アナウンサーが引き出せ。
注文をひとつ。まわしが伸びないようにすること。
来場所は先輩大関に喝を入れてほしい。

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盛り上げたのは、もちろん鶴竜だ。
寡黙な男は多くを語らないが、地道な努力を続けてきたに違いない。
相手有利の態勢でも、土俵際に寄られても、あわてる様子は見せなかった。
負けた2番の内容にはやや不満が残るが、場所全体で見れば立派なものだ。
日馬富士や白鵬に勝った相撲は大関にふさわしいものだったし、決定戦での
土俵際の粘りも見事だった。次にツナに挑戦するのは彼かもしれない。

優勝インタビューを担当したNHKアナには失望した。
「大関が6人になりますがどうですか」じゃなくて、「今場所 がんばった
後輩の鶴竜関にひとこと」と言ってマイクを向けてほしかったなあ。

ともに喜びたいが…

芸能生活をしながら努力を重ねてオリンピック出場の権利を手にしたのだから
称えられてしかるべきなのだろう。日本人としてなら…だが。
「この国なら1番になれそうだから」という理由で地球上のある国を選んで
首尾よく国籍を取得して 狙い通りに夢をかなえた猫ひろし。
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海外では 国籍を変えてオリンピックや世界選手権に出るケースは多い。
法律に違反しているわけじゃないし、道徳的・人道的に道を踏み外している…
とまでは言えないところがきわめて微妙だが、どこか釈然としないものが残る。
問題はむしろオリンピックが終わったあとの行動だろう。
憎めないし、そのときになれば応援はするだろうが、テレビには映るまい。
スタートでダッシュしてカンボジアの国旗を少しでもアピールするだろうか?
芸人をとるか、アスリートらしく振る舞うか…。

“異質″の女性アナたち

03/21
「知りたがり」に新登場のXX、やる気は満々だ。
ミニスカートでえびぞりをやってのけた。
「アラフォーの本音をぶつけたい」と言う。
先輩・有働由美子を意識しているのだろう。
いまでも、フジのアナで十分だと思うが、NHKの
タガが外れた彼女が案外やるかもしれない。

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“えびぞり”は、新しいフジテレビの朝のキャスターたちを紹介した中で
突然「やってみましょうか」と舞台の上で始めたものだ。スカート姿で!
「私、NHKのカミシモは脱ぐと決めたんです」という決意表明と見た。
そこまでやれと、誰が言ったのか?
無理しても“メッキ”はすぐにはがれることを忘れないように。

TBSが次に売り出したいらしい若手のTアナ。何を“売り”にするのか?
あるようには見えんが。
訓練は受けたはずなのに、腕はない。“素っ頓狂”なキャラクターで売るか?
“作りもの”であることが分かるし、相当ばかばかしいバラエティ番組にも
付き合ってきたが、大して笑えん。自ら志願して“使い捨て”になるとは。

昨日の「いいとも」のテレフォン・ショッキングに大物俳優が出ていた。
“みえみえ”の流れで娘のアナも登場した。恨みはないが好きじゃない。
この数年 彼女がアナウンサーらしい仕事をしているところを見ていない。
“アナウンサーらしい”は定義が難しいが、歌ったり、バラエティ番組で
芸人から頭をこづかれたりするのは少なくともアナの仕事じゃなかろう。
けな気と言えばけな気だが、採用されたのはそういうことじゃないのさ。
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03/10
XXXX:歯切れのいいトークの女性パーソナリティとして
一時は応援した時期もあるがすぐに敬遠するようになった。
日テレに出ているが下品だ。「イタイ」感が出ている。
キラキラやめるそうだがしばらくはテレビが面白がって
使うだろう。エドはるみのときと同じ憂鬱。


たとえ芸がなくたって、ちまたで噂になり、テレビに出れば話題になる…
どんなタレントにも“旬”と呼ばれる時期がある。バラエティの制作者は
今は誰が“旬”かを血眼で探すのだ。
いかにも、すぐ飽きられそうな「マッチングー」でしか笑いがとれなくても
エドはるみは数ヶ月間に限っては 引っ張りだこだった。

XXXXは毒舌で売り 下ネタも平気のパーソナリティで一時は大人気だった。
自分の名前がついたラジオ番組「キラキラ」を間もなく降板する。
“ラジオの女王”と呼ばれてるそうだが、それは“市民権”は得てるのか?
どうせ、雑誌がつけたのだろう。

プロデューサーたちが、彼女を旬だと考えるのではないかと心配だ。
しかし、「行列…」に出ていた彼女からは“品”というものを感じなかった。
どこか薄汚い印象さえある。
プロの制作者の目で見れば、さすがに、「これは無理だ」と思ったはずだ。
ぜひ、そう願いたいものだ。
テレビを見るたびに「マッチングー」を聞かされた日々の再現は御免だ。
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日テレのHアナが、腹を立てている女性たちを集めた「行列ができる
法律相談所」の“第1回恐ろし過ぎる美女グランプリ”に選ばれていた。
すばらしい! 
“8月”には終わっていた“7月”の彼との写真が“9月”の雑誌に出た。
“9月”の彼は別の男なのに…
よくよく聞いてみると、彼女が怒っているのはどうもそういうことらしい。
奔放な発言や顰蹙を買う私生活以外に勝負できるものはないということね。

アナウンサーの“芸人化”が激しい。特に、女性アナウンサーに顕著だ。
“女子アナ”と呼ばれた時代があり 先輩たちの努力によって“女性アナ”と
敬意を持って見られるようになって日が浅いのにどうしたというのだ。
時計の針を巻き戻しちゃいけない。

どうなんだ!

高校時代にマージャンを覚えた。
大学~フジテレビ時代の24,5年は夢中になってやったものだ。
これまでに完成した役満は15回ぐらいだろうか。
四暗刻、大三元、国士無双、字一色、四喜和、緑一色…中に、字一色・四喜和の
ダブル役満がある。
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この写真は、先日、フジテレビの仲間と打ったときの上がり手だ。(白がドラ)
タテホン、トイトイ、サンアンコ、ハク、トン、ナン、ドラドラドラ、バンバン…
仲間の“キメ”では、15ハンの“数え役満”だった。
この快感は本人以外、分からないだろう。しかも、振りこんだのが負け続けだった
にっくき後輩だから痛快さは倍増だった。

ナダールの穴

嫌いな人も多い、私の母局・フジテレビ(ハハハ)が月曜日の深夜に放送している
「ナダールの穴」がなかなか面白い。
かつて3年間に及ぶ引きこもり生活を送った千原ジュニアの“失われた”時間を
埋めるべく 各方面から呼ばれた家庭教師が集中レクチャーをするという趣向だ。
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個性的な教師たちの中でも、ジュニアが気に入って呼ばれる回数が最も多いのは
“科学界のインディ・ジョーンズ”こと、広島大学准教授・長沼毅である。
真偽はともかく、深海から宇宙まで、興味深い話を聞かせてくれる。

まだ見ていない人にはぜひ一度 受講を、と勧めておく。
この先生、講義にも引き込まれるが、最初に登場したときから誰かに似ている…
と気になっていた。
誰かと誰かを似せるのは得意なのだが、なかなか、答えが出なかった。

…分かった! 料理研究家の栗原はるみだ。男と女なのにこれほど似てるとは。
ああ、“しょうもない”ことだとは承知の上だ。
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by toruiwa2010 | 2012-03-28 08:37 | アナウンサー・実況 | Comments(10)
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大橋巨泉・藤村俊二・愛川欣也の「昭和9年会」、明石家さんま・島田紳助・掛布雅之、
江川卓の「昭和30年会」、松坂大輔・村田修一・和田毅らの「プロ野球昭和55年会」…
芸能界やスポーツ界には同じ年に生まれた仲間がグループを作ることがあります。
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大物やすごい才能の持ち主が揃っています。
いずれも少子化社会がスタートする前に生まれた人たちです。
最も遅い昭和55年でも157万人が生まれていますから、その中からだったら、こんな
人たちが出てきても不思議ではないような気がします。

ふと、アナウンサーの世界はどうなんだろう、と考えてみました。
八木亜希子、河野景子、有賀さつきがフジテレビに、永井美奈子、関谷亜矢子が日テレに
入社したのが1988年です。この年こそ “女子アナ元年”だと言われました。
検索が難しい上に いくら考えてもきっとあるはずのほかの “当たり年”と呼べる年度が
思い出せません。
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記憶の中から、唯一 簡単に引っ張り出せるのは1963年(昭和38年)入社組です。
この年、日本テレビに徳光和夫が入りました。
プロレス実況をしているころはまったく知りません。「こんなことをやらされてるんだ」と
気の毒に思ったのは、和田アキ子がメインのバラエティ番組で、和田やプロレスラーの
デストロイヤーにいじめられ、“4の字固め”をかけられているのを見たときです。
相当におかしかったですけど。ハハハ。
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「ズームイン朝」が大当たりしたあと、日テレの顔として定着しました。
70歳を超えた今も現役と言うのは立派です。

TBSはこの年アナウンサーの採用をしませんでした。当時のテレビ・ラジオでは、採用が
1年おきのところも結構あったのです。希望する局に入れるかどうかは、その局の人事の
事情任せでした。

フジテレビには、露木茂、能村庸一、そして岩佐徹が入社しました。ハハハ。
同期の女性も4人いますが、その頃のフジテレビは女子定年制と言うとんでもない制度が
あって、アナウンサー人生は短いものでした。
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ご承知の方も多いでしょうが、露木は「小川宏ショー」のアシスタントに大抜擢されて
能力を発揮し、以後長い間、フジテレビ報道の顔として活躍しました。
浅間山荘事件では、先輩アナと2人で、機動隊の突入から連合赤軍逮捕、連行の模様を
詳細にリポートして脚光を浴びました。私が“泣く泣く”帰京したあとです。ハハハ。
ほかにも、よど号ハイジャック事件では金浦空港からの中継、日航機の御巣鷹山墜落では
長時間の特番を仕切りました。間違いなく、日本を代表するアナウンサーの一人です。
現在は テレビ・ラジオで表立った活動をしていないようです。

能村庸一は昭和天皇や歌舞伎役者のものまねが得意な異色の人物でした。
型にはまったことが嫌いなタイプで、アナウンサー人生は短く、よその部に移ってから
能力を生かしました。
中でも、時代劇プロデューサーとしての仕事は特筆すべきでしょう。「鬼平犯科帳」は
世間の喝采を浴びました。

私・岩佐はバレーボールや大リーグの実況、「プロ野球ニュース」ぐらいしか実績がなく
フジテレビ時代に限れば“知る人ぞ知る”程度のアナでした。WOWOWに移ってからも
それはたいして変わりませんでしたが。ハハハ。

テレビ朝日には三好康之が入っています。
歯切れのいい口調のスポーツ・アナとして活躍していました。
早めにアナウンサーから足を洗ってゴルフ番組などのプロデューサーに転向しましたが、
3年前に故人となりました。

NHKに森本毅郎、西橋正泰、加賀美幸子、広瀬久美子が入局しています。
長い歴史の中でも粒が揃った期ではないでしょうか。
特に、加賀美は女性としては低い声でしたが、しっとりと落ち着いたトーンの語りは
NHKの“売り”でした。局のアーカイブには、彼女と松平定知のナレーションが
山のようにあるはずです。ハハハ。

森本はキャンパスで出会ったことはありませんが、慶応の同期です。
彼もまた歯切れがよく、口跡(言葉の発し方)がきれいなアナウンサーでした。
NHK時代から ニュースを読ませたら天下一品でした。“そのまま”だったら、間違いなく
NHKの看板アナウンサーになったはずです。
なにがあったのか知りませんが、44歳でNHKを辞めてTBSの専属になりました。
いまも、TBSでテレビとラジオの番組を持っています。才能だけを考えたら、もっと広く
活躍してもおかしくない男なのに、もったいないです。

西橋は慶応の放送研究会で同期です。
フジテレビ受験の申し込みも一緒に行き、私が1番、彼が2番でした。
途中まで揃って合格していましたが、商社が第一志望だったので“放棄”したのです。
学生時代は気づきませんでしたから、NHKに入局後だったのでしょう、“反戦運動”に
参加して上層部からにらまれて地方を転々としていました。
実力は文句なしで、最後は東京のアナウンサー室次長(by Wikipedia)をつとめました。

年賀状には長く続けていた「ラジオ深夜便」の担当が3月いっぱいで終わるとありました。
ご苦労様でした。
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加賀美と広瀬のナレーションは女性アナの歴史の中でも超一流です。
特に しっとりと落ち着いたトーンで彼女が読んだものはNHKのアーカイブに山のように
あるはずです。ハハハ。
好みで言えば、広瀬の読みの方が好きでした。テクニックがあり しっくり聞かせました。

東京以外では、東海テレビに入った吉村功はレベルの高いスポーツ・アナでした。

…自分が入っているところがいささか“イタイ”と言われるのが目に見えるようですが、
公平に見ても、これはなかなかの顔ぶれだと思います。ハハハ。
少なくとも、徳光、露木、加賀美の3人は日本のテレビの歴史に名前が残るはずです。

(敬称略)
by toruiwa2010 | 2012-03-23 08:49 | アナウンサー・実況 | Comments(8)
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02/28
「めざまし」の司会者交代!大塚キャスターの病状が
芳しくないようだ。三宅正治アナがあとを継ぐ。
スポーツ・アナの後輩が育ったとは言い難いが彼自身、
少し行き詰っているようだからいいかも。
明るさは朝向きだろう。昼帯に移る伊藤アナも降板…
三宅の真価が問われる。
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フジテレビ、朝の看板番組「めざまし」のキャスター陣が4月から変わるようです。
11月から病気療養中だった大塚範一キャスターが正式に降板することになりました。
スポーツ部にいたとき、編成出身の部長から「おい岩佐、いまNHKから引き抜くとしたら
誰がいるんだ?」と聞かれたことがあります。30年近く前の話です。
私が挙げる何人かの名前を聞き流して彼は「俺は大塚がいいと思うんだ」と言いました。
「あの屈託のない笑顔がいい」というのが主な理由です。
アナウンサーの話をしているのに笑顔が基準かい…言葉を失いました。ハハハ。

彼には、編成部の感覚が残っていたのでしょう。そして、その感覚は あながち、大きく
間違ったものではなかったことが、数年後、明らかになりました。
「めざましテレビ」のキャスターとして引き抜かれた大塚がフジテレビの朝の顔として
1994年から18年間、活躍したからです。

たしかに、人懐っこい笑顔は女性視聴者にも好評だったようです。
NHK出身らしいそつのなさに加えて独特の明るさは“時計がわり”の番組にはうってつけ
だったかもしれません。彼の貢献を否定するつもりはありません。
しかし、“成功”を支えたのは、八木亜希子、小島奈津子、高島彩といった歴代女性アナの
アシストだったと、私は思っています。

それはそれとして、まだ63歳…病気が治れば、あのキャラクターを生かした活躍の場は
いくらでもあるはずです。一日でも早い回復を祈ります。
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後任は三宅正治アナになります。
大塚の休養が長引く中で、替わってメイン・キャスターをつとめている伊藤利尋アナが
4月から昼の帯番組に移ると発表されたとき、あれ、「めざまし」は誰がやるんだろう?と
思いました。いろいろ名前が浮かびましたが、三宅は“死角”でした。ハハハ。

最近 絶好調だし、番組でのキャリアも長い軽部真一アナの“昇格”が最もスムーズです。
しかし、朝の番組のメイン司会となるとキャラクターが少し違う気がします。
結果として三宅に落ち着いたところを見ても、たぶん軽部はメインとして仕切る役割より、
脇にいて参加したり“外回り”をやったりする方が性格的に好きなのでしょう。
同期ですし、2人の相性は問題ないと思います。

一時、三宅はテレ朝の森下アナと並んでスポーツ・アナの2トップだと見ていました。
スポーツはオールラウンダーです。フジテレビ史上では、能力も実績もトップでしょう。
キャリアを重ねて更なる“高み”を目指すと期待したのですが、この2年ほど あまりの
多忙のせいか、少し伸び悩んでいる気配がありました。それでも いまの顔ぶれを見れば、
フジテレビに彼を脅かすスポーツ・アナはいません。塩原、青島、吉田、森…担当種目の
多彩さや華やかさで三宅とはくらべられないでしょう。若手の西岡は有望ですが“味”が
出てくるまでにはまだまだ時間がかかります。

要するに、三宅が抜けたあとに懸念があります。
きっと、決定に至るまでには、アナウンサー室、スポーツ部、編成部の首脳陣が集まって
会議を重ねたことでしょう。最終的には、三宅不在でも、種目ごとに割り振れば残りの
アナウンサーで乗り切れると判断したのでしょうが、心配です。
本人は、期待を感じると同時に「えっ、俺がいなくてもスポーツは大丈夫ってこと?」と
少しがっかりしているかもしれません。ハハハ。

器用なアナですから、朝番組にも順応すると思います。
彼の持ち味も明るさです。歯切れのいい声も朝に向いているでしょう。
スタートさえうまく切れれば大丈夫だと思いますが、49歳の彼にアナとしての“真価”を
問われるときがやってきたということでしょうか。

私は50歳の誕生日の直前、WOWOWに出向の辞令をもらいました。
誕生日が同じ三宅は同じ時期に期待されて新しい番組のメインに…。
持って生まれた“星”が違うということか。星座は同じてんびん座だが。ハハハ。

なお、伊藤も「めざまし」を卒業することになりました。
これまで、9時55分からの「知りたがり!」との掛け持ちでしたが、番組の質や内容が
「めざまし」からの“勢い”でやってしまえるものでした。
しかし、日テレとの勝負という“社運”がかかった2時からの新番組はとても掛け持ちで
やれるものではありません。
後輩アナだからではなく、彼のようなタイプのアナは貴重なだけにぜひ成功してほしいと
願っています。

口惜しい記念の日

02/28
2月28日は、40年前に連合赤軍が立てこもる
浅間山荘に機動隊が突入した日だ。ヘリコプターで
山越えして軽井沢に行き1週間ぐらいリポートした。
明日は突入という情報が伝わっていたのに、
ボウリング番組の収録のために帰郷せよの命令を
受けた。あれほど悔しい思いをしたことはない。

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面白がるわけではないのですが、アナウンサーとして現地に行った以上、最後の突入の
場面はぜひリポートしたいと思うのが“人情”でしょう。まさに“うしろ髪”ひかれる
思いで列車に乗ったことを思い出します。
機動隊突入の模様は収録の合間を縫って、ボウリング場のテレビで見ました。ハハハ。

予測が的中した

02/28
NHK「Bizスポ」の堀潤アナが番組から外れる
ことになった。本人がツイッターで報告している。
番組内容の変更に伴って、となっているが
「狙い撃ち」されたのは間違いない。
12月のツイートで政府批判をしていたときに
「危ないぞ」と書いたが、的中してしまった。

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12月12日の夜、NHKのイケメン・堀潤アナが矢継ぎ早に放ったツイートがネット上で
話題になっていました。好奇心旺盛な私(ハハハ)は早速読んでみました。
一般の人が言うならほとんど問題にならない発言でした。しかし、NHKの職員としては
どうなのかと思い、14日に「ちょっと、ヤバイんじゃないの? ~“NHKのイケメン”の
ツイート~」を書きました。bit.ly/tFfZBg

一番“ヤバイ”と思ったのは最後のツイートでした。

国や組織に期待してはだめだ。もうだめだ。
僕らで動こう。僕らで考えよう。僕らでこの国を変えよう。
だって、僕らの国なんだからさ。誰かに任せるのは、もう、
やめよう。
僕らは皆仲間だ。ここでこうして繋がっている皆は、何かに
気が付いたからこうして繋がっている。
だから、僕らが動こう。


私も呟きました。

12/13
数年前「NW9」にヘアスタイルだけを見たら
中村獅童と間違えそうなアナが出ていた。
昨日の彼のツイートに驚く。NHK職員がここまで
モノを言ったことはないと思う。
時間とともに高揚していくのが分かる。
山本太郎や高岡蒼甫のようにならなければいいが。 


テレビもラジオもすべて総務省の監督下にあります。
中でも、予算・決算ともに国会の承認が必要なNHKは 組織として時の政権の“顔色”を
うかがっているのだと思います。ことの是非は別です。
「これはきっと問題になるぞ」と直感しました。上層部は必ず個人より組織をとることを
経験で知っているからです。

個人のアカウントでやったとしても、名前と立場を明かしていたらまずかったでしょうが、
彼は、NHKの公式アカウントで発信したのです。受信料で成り立っているNHKとして
これを放置するはずがないと思いました。
NHKの企業としての特性は彼も入局するときから理解していたはずです。
「これぐらいは大丈夫だろう」と考えたとすれば“浅慮”のソシリはまぬかれません。

前述の記事に書いた私の予測は、この時点で収録が終わっていた正月特番の放送後、
番組からの降板、地方への異動をふくむなんらかの処分が出るのではないか、でした。
時期はずれましたが、不幸にも的中してしまいました。
彼のツイートを読むと“不退転”の決意がうかがえます。すべて、覚悟の上でなんとか
風穴を開けたいと思っての行動なのかもしれません。
だとすれば、後悔はないでしょう。是非、そうであってほしいと思います。

(敬称略)
by toruiwa2010 | 2012-02-29 10:19 | アナウンサー・実況 | Comments(12)
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02/08
歓迎&馬鹿じゃないのか:
フジの情報系番組「知りたがり」が2時に引っ越して
「ミヤネ屋」と対決することになる。司会は引き続き
伊藤利尋アナ。それは歓迎だが、その相手になぜ
元NHKの住吉アナなんだ!佐々木で十分なのに。
NHKを有難がる風潮の愚かさよ。嗚呼。


何を隠そう、フジテレビ・伊藤利尋アナを推しまくっているのはこの私だ。
母局の後輩だからではない…少しはあるかもしれないが、中身を吟味して
ほかのアナウンサーの力量と慎重にくらべて見ても、現在の男性局アナで
彼にかなう者はいないと思う。

彼は今早朝の「めざましテレビ」と9時55分からの「知りたがり!」の
メイン・キャスターをつとめている。羽鳥慎一や安住紳一郎にくらべると
“見た目”のスマートさでは及ばないが、“本来の意味”でのスマートさ
(賢さ)でははるかに上だ。
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さんざん書いてきたことだが、元同業者として驚嘆するのは、提示された
情報を整理する能力だ。キャスターは出演者の話を聞きつつ、イヤホンに
入ってくるディレクターの指示に従って番組を進めるだけに、視聴者には
聞こえている話が耳に入らないこともある。聞き間違えることだってある。
それでもなめらかに進行して行くのは並みの人間にできることではない。
彼はそれができる。専門家の話で難しい部分は 確認しつつ、分かりやすい
言葉に置き換えたりする。理解力と整理する力がなければ不可能だ。

面識はほとんどないが、若いころから“気になる"アナだった。
入社間もないころ、“ほんじゃまか”の石塚と組んで情報番組をやっていた。
タイトルは「うなぎのぼり研究所」…略して“うな研”。ハハハ。
「うーん、フジテレビにも本格的にバラェティーをこなすアナウンサーが
出てきたなあ」と思ったものだ。

フジの歴史の中では、福井謙二をはじめ何人かの“色もの”アナンサーが
いたが、彼ほどの若さでお笑いタレントと渡り合うアナはいなかった。
逸見政孝も少し違う。

「Mr.サンデー」を始めたとき、キャスターとして宮根誠司を持ってきた。
あきれ果てた。局内に有能な人材がいるのに何をするんだと。
滝川クリステルと組ませて視聴率アップを狙ったのだろうが、案の定、
伊藤がやっていた前番組「ジャーナる!」と変わらない体たらくだった。

伊藤については、これまでにも何度か記事を書いたり呟いたりしているが、
そのたびに「私も好き」、「わかりやすい」と反応がある。分かる人は
分かっている、と安心するが、肝心の会社が分かってないのは問題だ。
バカじゃいのか!
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久しぶりの午後のワイド情報番組に伊藤アナを起用することは大賛成だが、
分からないのは相棒に住吉を持ってきたことだ。元NHKの“看板アナ”。
「プロフェッショナル」や「迷宮美術館」など、いくつかの番組を見たが、
“能力”を感じたことはない。リハーサルをきっちりやった上で収録した
番組では腕の見せ場もないが、アドリブが求められるライブ情報番組で
キャスターがつとまるのだろうか?「ウチくる!?」に出始めたころの
久保純子はアドリブがきかず”お荷物”になっていた印象がある。民放で
3年過ごしたあとでさえそうだった。当面、伊藤より彼女の知名度の方が
先行するからプレッシャーもかかる。耐えられるのか。

露木茂がTBSの朝ワイドに出るようになったときも、プロデューサーの
脳の中身を疑ったものだ。実は、プロデューサーの頭越しにTBS社長➱
フジテレビ社長のホットラインで決まったことらしい。そうだよなあ。
有能なアナだが、テレビのプロだったら朝の顔に彼を持ってこようとは
思わないのが普通だ。
住吉アナも似たような経緯だったのではないかと疑ってみる。

常識的に考えて、他局から引っ張ってくる以上“売り”があるはずだ。
彼女の場合、どうか?

ルックス?…好みだが、どうだろう。
持ち味?…何も思い出せない。
テクニック?…前述の通り。
人気?…まったく情報がない。

個人としての恨みはないし、本人には酷な言い方だが、そんなとこだ。
伊藤との“ハーモニー”が心配になる。

伊藤アナが午後のワイドショーを担当することになって気がかりが二つ。
まず、「めざまし」から離れることになるのか、その場合の後任は?
もう一点は、報道センターの島田彩夏アナとの掛け合いがなくなるのか?

さて、社運がかかった昼の情報番組対決はどうなるのか?
スタートして半年後には決着がつくと思う。この勝負、フジが勝つ。
住吉に不安はあるものの、総合力では伊藤が宮根を抑えるはずだ。

ルックス:2人ともイケメンから遠いところで五分。
持ち味:好みにもよるが伊藤がわずかにリード。
テクニック:アドリブ、仕切りとも五分。
スキャンダル:すでに決着してる。
ユーモア・センス:現状は宮根がリード。潜在的には伊藤が上。
人気:現時点で五分。

…ただし、生ワイドショーの成否を大きく左右する情報整理の能力では
伊藤が大差をつけている。そして、何よりも“日本一腰の低い”アナだ。
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自分でも気に入っているので、前にも書いたことをもう一度…
羽鳥・安住:フレンチ・イタリアンに通じるスマートさ
宮根:お好み焼き的な親しみやすさ
伊藤:肉じゃがが持つ“安心感”

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母局のざまに腹を立てて書いていたら、おやつにぜんざいが。
餅の焼き方(決して焼き餅の焼き方ではなく。ハハハ)が絶妙で、
荒れた気持ちがすーっとおさまった。

今朝7時にフェースブックを閉鎖しました。
開店休業状態だったし、使い方がよく分からないところもあり、
手ごたえもなくて・・・。
予告から閉鎖まで時間が短く、伝わらなかった「お友達」には
謝ります。ごめんなさい。

by toruiwa2010 | 2012-02-09 07:40 | アナウンサー・実況 | Comments(18)
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「スポーツ紙に“キラキラ降板へ”という記事が出てツイッターでも
私のアカウント宛てに“本当ですか?”と質問が来ているので 私から
お答えします。TBSさんも、ちゃんとPodcastで配信してくださいね」


…笑い声混じりではあったが、きっちり制作者側に注文をつけた上で、パーソナリティの
小島慶子が話し出した。26日の「キラキラ」だ。
今や、TBSラジオの看板番組になっている「キラキラ」は“小島慶子の…”とカンムリが
ついているぐらいだから、彼女が下りれば番組も消滅する。ラジオ界としては大事件だ。
YAHOOで記事を読んですぐにつぶやいた。

01/26
NHKの住吉アナをフジは久々の昼ワイドに
起用するんだとか。バカバカバカ。
「プロフェショナル」で“技”を感じたことはないぞ。
TBSラジオの小島慶子が「キラキラ」を
卒業するらしい。いいんじゃないの。


週末に聞いたPodcastで 小島の話は延々と続いていた。
降板は事実であること、彼女から申し入れたことや番組に対するスタンスが制作者たちと
決定的に違ってきたことに理由があるのだと分かる。
番組を預かった初代女性プロデューサーとはツーカーの仲だと聞いていたが、今は男性の
名前になっているところを見ると交代したようだ。ありがちな“女同士の友情は続かない”
だったのか、新プロデューサーとの間で何かがあったのかは分からない。

胸にたまった“思いのたけ”を吐き出したために、話はあっちに行きこっちに飛んで…
要するにどうなんだと、聞いていてかなり混乱したが、小島の話をまとめるとこうだ。
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・去年は、3.11以後、「放送って何なんだろう」と考える年だった。
・リスナー一人一人との“距離感”を大事にしてきた。それがラジオだと思う。
・ふとした一言で人とつながることができる。私はそれでいい。

…そう思っているところへ番組から“要求”された。
「新しいリスナーとして40~50代の男性自営業者を意識したトークを入れてくれ」と。
さらに、震災後に少女の詩を紹介したりしたが、あれではリスナーを取り込めない。
いろいろ取材を受けているが、“キラキラ”の宣伝をしてくれない…とも言われた。

私としては、聞いてくれている人に向けて話しながら、その向こうにいる今は聞いてない
誰かに向かって話すことはできないと思った。
人と人にたとえたら、「ああ、元気?」と寄ってきて会話してるときに、目は自分の後ろの
誰かを探してる相手と会話することになる、リスナーにしてみれば。
そんなのやだよ 私。そんなの、人との会話だと思わないから。

…そんなことで、TBSが私に求めている役割と自分がやりたいことは違うと思ったので
私から降板を申し入れた。

大幅にかいつまんでいるから、彼女の真意が伝わらないかもしれない。
しかし、おおむねそういうことだ。つまり、番組が期待することと彼女の考えがどうにも
ならないほどかけ離れてしまったのだ。
太字の部分は感情むき出しの言い方だった。まあ、どこまでも“激しい”女だこと。

2009年の秋、“魔女の一撃”をくらって安静にしている時期があり、偶然、TBSラジオで
「キラ☆キラ」を聴いた。パーソナリティ・小島慶子とはそれが初対面だった。
“物珍しさ”と切れのいいトークに引っぱられて、Podcastで聴くようになった。
女性、しかも局アナという立場は、本来なら“手かせ足かせ”になるはずだが、彼女には
何に対してもストレートに切り込んでいくきっぷのよさがあって新鮮だった。

しかし、1年後ぐらいに、名指しこそなかったものの 同僚女性アナをこき下ろすトークに
“遭遇”して、「うん?」と疑問を感じ、以後、ほとんど聴かなくなっていた。
26日のトークもそうだが、しばしば個人のうっぷん、“私怨”を電波に乗せることが多い。
それも、「この機会に言いたいだけ言ってやる」と言わんばかりに 激情的な口調で話す。

26日の話も付き合うのが苦痛だった。こまかいことは言わず、「番組に対する考え方が
違ってきたので」だけ言えばいいこと、どうしても“やりとり”をさらけ出したいのなら
自分のツイッターなどほかの場でやるべきだった。電波に乗せるというやりかたは、
サブ(副調整室)にいるスタッフへの当てつけにしか聴こえなかった。ひどいものだ。

それだけ“自分”を前面に出しておいて「キラキラはTBSのものですから…」と、何度か
口にしていた。冗談も休み休み言え、と言いたい。
たしかに、電波と時間枠はTBSのものかもしれない。しかし、同時に“キラキラ”という
番組そのものは始まったときから終了まで小島のものだということを忘れちゃいけない。
誰が1時~3時半の枠を引き継ぐにしても、「改めまして、XXXXのキラキラです」なんて
言うやつはいないのだ。

番組側の要求は、聴取率調査で「大竹まこと ゴールデンラジオ」に連敗していることと
無関係ではないだろう。一時期は「今回もおかげさまで1位になりました」と発表のたび、
自慢げに話していたが、最近は大竹が連続して勝ち誇っていた。

やれない、と思った以上、辞めるしかない。
予兆はあった。「ずいぶん危なっかしいトークをしてるなあ」と思うことがよくあった。
見え見えのしたたかさ、わざとらしい乱暴な口調やあけすけで露悪的な話し方、初めは
新鮮に聞こえていた“文学的な表現”も鼻に、いや耳についてきた。
つまり、“あばたもえくぼ”が“えくぼもあばた”になったのだ。
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「いいとも」にゲスト出演したときも、フジの若い女性アナを軽く“いびって”いたが、
それが、自分に求められていることだと分かっているからだということが見え見えだった。すべてに計算・演出が匂う。日曜日に「行列ができる…」に出たときも“蓮っ葉な女”を
演じていた。TBSの局アナ時代を聞かれて、周りの同僚たち(?)を「きれいな顔して、
面倒臭い人ばっか、と思っていた」と話していた。思い出すのもイヤとばかりに髪を
かきむしりながら。なに、一番“めんどくさい”なのは君なのさ。
「そこが好き」、というリスナーが多いのだろうが、“お腹いっぱい”だ。
“劇薬”だったのかもしれない。効果絶大でも“副作用”がハンパじゃないという…。


「なるほど。なるほど、分かりました。っへっへへ、分かりましたってのもアレですけど。
この件に関しては、僕はまったく意見はありません。言いようもないですしね」
…長い長い話を聞き終えたこの日のパートナー、ピエール瀧のかわし方が見事だった。
聴きようによっては 面倒なことにかかわりたくない、変に「分かる、分かる」と言って、
制作側との距離を間違えてはいけない、と考えているようだったが、顔が見えないので
真意は分からない。番組終了まであと2ヶ月もある。制作者との間に明らかな溝があると
知りつつ 相手をするパートナーたちも大変だ。

他人の話を整理することにかけては素晴らしい才能があると思う。
アドリブもきく。顔は好みにもよるが、人目を引く女性であることは間違いない。
たぶん、しばらくは、TBS以外のテレビが面白がって使うだろう。
そうか、芸もないエドはるみが毎日のようにテレビに顔を出していたあの頃と同じ苦痛を
ふたたび味わうことになるのか。やれやれだ。

柳恵誌郎さんは、試合が終わったあとも「最後の解説だった」と言われることを拒んだ。
私は、解説者・スタッフが帰国するまで「さらばWOWOW」を公にすることを控えた。
“美学”とは言わないが、番組からの去り方はいろいろだ。
by toruiwa2010 | 2012-01-31 09:13 | アナウンサー・実況 | Comments(12)
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フジテレビ朝の情報系番組「めざましテレビ」は1994年の開始当時から、NHK出身の
大塚範一と若い女性アナウンサーのコンビで進行されてきました。
1980年代の半ば、スポーツ部で仕事をしていたとき上司から「岩佐、いま、NHKから
引き抜くとしたら誰がいる?」と聞かれました。私が誰の名前を上げたか忘れましたが、
彼は聞き流したあと「俺は大塚がいいと思ってるんだが」と言いました。
腹案があるなら先に言いなさい!ハハハ。 
「笑顔がいい」ということでした。

…意外な話にビックリしたことをよく覚えています。
後年、実際にフジテレビに移った彼は「めざまし」一筋にキャスターを務めてきました。
あの屈託のない顔に癒された人も多いことでしょう。番組への貢献は大きく、苦手だった
上司だったのに、その考え方が正しかったと分かって、ちょっとしゃくでした。ハハハ。

ただし、私の評価は今も少し違います。ちょうど1年前の“戯言”に「できるだけ早く、
伊藤アナに引き継いでくれることを望む」と書いた通りですが、病を得て療養中の彼に
これ以上の批判は控えましょう。
それよりも、今日はフジテレビの中堅として立派な仕事をしている伊藤利尋アナについて
2度目の推奨記事を書きたいのです。

私の“伊藤待望論”は今始まったものではありません。
今回、きっかけは不幸でしたが、彼が番組を仕切るようになったことを歓迎しています。
全体の流れをスムーズにした上で、ニュースを読み、電話インタビューをこなし、ときに
絶妙なギャグをさりげなく“放り込む”…いつも「達者だなあ」と思ながら見ています。
安住紳一郎や羽鳥慎一のようなカッコよさはありませんが、アナウンサーとしての実力と
“仕切り役”としてのテクニックでは決して負けていないと思います。
“身びいき”じゃないか?それは一切ありません。たとえ後輩でも、アナウンスをはじめ
放送に関しては“是々非々”がモットーですから。ハハハ。

情報系番組の露木茂、野間脩平、須田哲夫、逸見政孝、“モグラのお兄さん”・小林大輔、
「料理の鉄人」・福井謙二…開局から半世紀を超えるフジテレビですが、“スター”として
もてはやされた男性アナウンサーはそれほど多くありません。
それだけに、私の伊藤アナへの期待は果てしなく膨らむのです。ハハハ。

地方の方には分からないでしょうが、今の彼は異常なスケジュールで仕事をしています。
フリーのみのもんたとは違い、局アナの彼は仕事を“させられている”と書くべきかも
しれませんが。
去年の3月に「知りたがり!」が始まって以来、「めざましテレビ」との兼務を続け、特に、
大塚キャスターがダウンしてからは「めざまし…」でもメインを務めています。
プレッシャーはかなりのものがあるはずですが、連日 疲れも見せずにこなしているのは
「屋根屋のフンドシ」です。…えーと、“見上げたもの”です。くだらん。ハハハ。

さらに、ワールドカップバレー期間中は 夕方にも「知りたがり!」の特別バージョンが
編成されていますから、その大変さは想像を超えています。
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「知りたがり!」は原発、TPPからバレーボール、芸能ネタまで 硬軟取り混ぜたニュース・
話題を扱っています。番組での彼の役割は登場するその道の専門家と ほとんど知識のない
レギュラー陣の間の“仲介”です。間延びしないようにテンポよく番組を進行させるには
彼の持ち味はうってつけです。それは“飲込みの速さ”と“回転の速さ”です。
相手が話したことを瞬時に消化して 豊かなボキャブラリーで的確に返せるのは飲込み&
回転の速さがあるからでしょう。

専門家の話の難しい部分を分かりやすい言葉に置き換える、足りないところを補足する…
しかも、紋切り型の話し方ではなく、自分の言葉で話せるのは、問題点、ポイントになる
ところを彼自身がきちんと理解しているからです。

はい、少し、誉めすぎかもしれませんね。キーを叩く指が止まらなくなってしまいました。
しかし、控えめに言っても、見ていて楽しい男性アナであることは間違いありません。
誉めついでに、もうひとつ。
番組内で、報道センターからニュースを伝える島田彩夏アナあとのやりとりがあります。
特に“軽い”ニュースだったときの2人の掛け合いは呼吸が絶妙です。このコーナーに
なると、最後の項目が深刻なものではないことを祈ってしまいます。ハハハ。
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例えば、今日はこんな具合でした。
理研のスーパーコンピューターが再び1位になった項目のあと「やっぱり、1位じゃないと
ダメですかね?」と振った伊籐に対して島田が「うーん」と言葉に詰まって首をかしげ、
すぐ次の項目に移りました。
すると、コーナーの最後に「1位じゃないと…と言ったときに、やはり白い服を着てるから
“うん”と言わなかったのかな」と突っ込み、反応のスキを与えずにレギュラー陣の方に
向き直り 島田を置き去りにしていました。顔には“してやったり”感を漂わせて。ハハハ。

具体的な数字は知りませんが、扱うテーマが地味ですから、視聴率的には苦戦していると
思います。しかし、番組としての出来は悪くはありません。
“短命”の番組が続くこの枠で久々に2年を超えたのも理由のないことではないでしょう。

現在、番組を仕切る役はほとんどが関西系のお笑いタレントに席巻されています。
アナウンサーで目立つのは安住と羽鳥ぐらいです。面白いのは伊藤も含めて、この3人は
そろいもそろって“腰が低い”ことです。みのや古舘、福留といった、どちらかと言えば
“上から”ものを言っているように見えるタイプのキャスターが続いた反動でしょうか。
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東京進出が成功したとは言えない宮根誠司を含めた4人を、こう例えたことがあります。
羽鳥・安住にはフレンチ・イタリアンに通じるスマートさがあり、宮根はお好み焼き的な
親しみやすさを漂わすのに対して、伊藤には肉じゃがが持つ“安心感”がある…と。

我ながら、的を射ていると思いますが、どうでしょう。ハハハ。

伊藤利尋…もっと注目され、もっと活躍の場を与えられていいアナウンサーだと思います。
反論・異論があったら受けて立ちます。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2011-11-15 11:03 | アナウンサー・実況 | Comments(10)
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男性の系譜を書いた以上、女性も書かないわけにはいきません。

…そうは言っても、考えてみると、子供のころにNHKのラジオで男性アナウンサー、特に
スポーツ・アナウンサーの活躍を聴いていましたが、女性アナウンサーについての記憶は
ほとんどありません。少なくとも、誰もが覚えているような番組で司会などを務めた人は
いなかったと思います。
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資料が少ないので ネットで「女性アナ 草分け」をキーワードにして検索しました。
自分で“女性アナの草分け”と名乗る元テレビ東京のアナウンサーが見つかりましたが、
テレビ東京が「東京12チャンネル」として開局したのは1964年ですから、あからさまな
“虚偽申告”ですね。ハハハ。
それなら、もっと立派な実績を残した女性アナを知っています。

当ブログで一度、取り上げたことがある野際陽子です。
はい、若い方は女優としての彼女しか知らないでしょうが、もともとはNHKのアナで
のちにTBSに移って活躍しました。最初に名前が知られるようになったNHK女性アナは
彼女かもしれません。1958年のNHK入局で、TBS移籍は1962年です。

大物・高橋圭三の独立が同時期でしたから騒がれませんでしたが、男性アナの方は
木島則夫、小川宏と、立て続けに民放に引き抜かれていく中、とても珍しい 女性アナの
移籍だったのです。
立教の1年先輩に元ニッポン放送の東海林のりこがいますから、アナウンサーとしての
草分けではないにしても“美人女性アナの第1号”は間違いないと思います。ハハハ。
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ただし、野際陽子は、今、どの民放テレビにもいる“カワイ子ちゃん”タイプではなく、
いかにもNHKらしい、知性的で少し冷たさを感じさせる美人アナでした。
彼女についての詳しいことは…→ http://bit.ly/hDHohH

実は、私が入社したフジテレビのアナウンス部には河原幾子という大先輩がいました。
ラジオから移ってきた女性ですが、大正生まれ(!)で、アナウンサーになったとき、すでに
お子さんがいたと聞きました。戦争中のラジオからも女性アナの声が流れていたような
記憶もあるので微妙ですが、年齢だけを考えたら 河原先輩が日本放送史上に燦然と輝く
“最古参”の一人かもしれません。ハハハ。

野際陽子についてもNHK時代にはそれほど際立った活躍をしていた記憶はありません。
当時は、NHKでも女性アナを大きな番組で起用することはほとんどありませんでした。
少しずつ画面に登場するようになっていた民放に対して、ブラウン管に顔を出している
NHK女性アナの姿はまぶたに浮かんでこないのです。

NHKで野際の次に名前が上がるのは加賀美幸子でしょう。私と同じ1963年の入局です。
女性としては少し低い声でゆったりとしたナレーションが得意でした。
おそらく、NHKの倉庫には彼女がナレーターを務めたテープが何百本もあるでしょう。
私は 今にも息絶えるのではないかと思わせる発声法が好きではなく、アナトレなどでも、
「あれをいいと思っても、決して真似をしないように」と話していました。
1980年代の後半に、夜7時のニュースに抜擢された森田美由紀がまったく同じ発声法を
しているのを見てビックリしました。
ま、NHKについては常に厳しい私がどう思うかに関係なく、一般視聴者の評価は2人とも
とても高かったようですから、気にもならないでしょうが。ハハハ。
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1960年代のラジオで印象に残っているのは「誰かとどこかで」という番組で、永六輔と
コンビを組んだTBS・遠藤泰子です。技術ではなく、声質と柔らかい話し方が魅力的で、
永との呼吸もぴったり、聴取者のハートをつかんでいました。
男性ですが、数年後に、やはり永六輔の番組で“発見”したのが、同じTBSの久米宏です。
スタジオの外からのリポートが担当でしたが、目のつけどころが面白く、言葉の選択にも
独特のものがあり、その頃から“光って”いました。

ラジオの時代には声がすべてでしたし、役割も限定されていました。
映像を伴うテレビの登場で女性アナに求めるものが少しずつ変化しはじめました。
思い出すのは、私が入社したとき、2年先輩だった豊原ミツ子です。
開局5年目のフジテレビでは数少ない高視聴率番組だった「ザ・ヒット・パレード」で
“アナウンサーらしからぬ”しゃべりや振る舞いでお茶の間の人気者になっていました。
断定はできませんが、たぶん、日本のテレビ界で“タレント的”な扱いをされた第1号の
女性アナウンサーは彼女だったと思います。

ただし、自分たちを当てはめて考えると、当時の採用基準はかなり“ゆるい”ものでした。
男女とも、成績は“中の上”以上、“普通の容姿”で きれいな発音・発声ができそう…
きっと、そんなところだったでしょう。
(テレビの将来が約束されたものではなかった頃の話と思って読んでください。ハハハ。)
つまり、70年代前半ぐらいまで、何人かの女性が活躍できたのは そんな基準をクリアした
局アナの中に独特の才能を持った人がいた という、“偶発的”なものだったのです。

時代とともに、局は 初めから“テレビ的な才能”に狙いを定めて採用し始めます。
時期的には80年代後半でしょうか。
フジテレビに八木亜希子、河野景子、有賀さつきが入った1988年が“女子アナ元年”だと
よく言われます。“容姿と腕”を両方備えていたのは八木だけでしたが、3人揃ったことや
同じ年、日本テレビに永井美奈子、関谷亜矢子が入ったので目立ったのでしょう。
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実際には、彼女たち以前にも 宮崎総子(フジ)、楠田枝里子(日テレ)、田丸美寿々(フジ)、
小宮悦子(テレ朝)、木村優子(日テレ)…と、世間の注目を集めるアナがいました。
ただし、ここに名前を挙げた女性たちが担当したのは報道・情報系の番組でした。
もちろん、それぞれに容姿端麗の女性ばかりでしたが、“88年組”と比べると採用時の
局の基準が違うと思っています。

そして88年組が人気になったのを見て、各局が 見た目がかわいい女子学生を優先的に
採用するようになりました。“女子アナ・ブーム”が始まったのです。
局としても、バラエティ系の番組が増えた結果、司会者やメイン・キャスターの横にいて
進行をスムーズにする女性が必要になったという事情もあったと思います。
タレントを使えばいいじゃないか、とおっしゃるでしょうね。それが、シロート…ハハハ。

「あの程度なら私にだってできるわ」と思っている人が何百、何千万といるはずです。
やってみれば分かりますが、口で言うほど簡単じゃありません。訓練を受け 経験を積んで
初めてできるのです。高島彩を絶賛するのは難しさを知っているからこそです。
可愛い“だけ”の女性タレントでは務まりません。“だから”、“女子アナ”だったのです。
可愛いくて頭の回転が速いタレントがときどき出てきますが、長続きしません。
たぶん、“効率”が悪いのでしょう。事務所がソロバンをはじきますからね。ハハハ。


今回は、ラジオの時代から女子アナ・ブーム到来までを駆け足でたどりました。
はなはだあやしくなっている記憶と、ときおり、確認のためにWikipediaをのぞくだけで
書きましたから 間違いや抜けている人もいるでしょう。皆さんの頭の中で補ってください。

近未来ならぬ“近過去”から現在に至る流れについてもできるだけ早く書くつもりです。
少し時間をください。

敬称略

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by toruiwa2010 | 2011-09-29 10:01 | アナウンサー・実況 | Comments(9)
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ボルトの100メートル決勝でのフライング失格は衝撃でした。
この大会を記憶するとき、誰の頭にもこのことが深く刻まれたはずです。
圧巻の走り、あわよくば、世界新記録で全体の視聴率を底上げしたいと目論んでいたに
違いないTBSは完全にあてがはずれました。
デイリー・プログラムの表紙に写真が使われると勝てないというジンクスが伝えられて
いましたが、私たちもグランド・スラムなど、ビッグ・イベントで何度も経験しました。
番組でオープニング・タイトルを作るとき、有力選手の映像を使いますが、優勝候補の
筆頭が、直前で棄権したりしたときのスタッフの落胆ぶりは直視できません。
そういえば、今大会のイシンバエワは寝ているところしか見ていません。ハハハ。
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ボルトが気を取り直し、200で圧巻の走りを見せてくれて本当によかったですね。
素晴らしいアスリートはほかにも大勢いますが。2010年を挟んだここ数年の世界陸上や
オリンピックは彼が本来の姿でないと華やかさを欠くことになります。1980~90年代の
カール・ルイスがそうだったように。

細かい情報を負っていないので、イシンバエワに何があったのかは知りません。
陸上競技は投てき種目や棒高跳びなどを除くと、自分の肉体だけで勝負する、きわめて
原始的な競技です。それだけに、長い期間活躍するためにはけがや病気を避けなければ
なりません。ボルトがルイスやブブカの域に達するには節制が求められます。
それから、スタートの練習もしなきゃね。ハハハ。
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“まぶしすぎる”美貌にビックリしたロシアのクリシナ(幅跳び)だけでなく、いかにも
体脂肪の少なそうなプロポーションでトラックを走り、フィールドに躍る女子選手たちの
アスリートらしい美しさに目を奪われました。
男子の方も、鍛えられた筋肉が作るフォルムが素晴らしいと思いました。特に、ボルトの
ダイナミックなランニング・フォームにはほれぼれします。

ボルトの失格と並んで強く印象に残るのはハンマー投げで優勝した室伏です。
6投すべてが今シーズンの自己ベストを上回る堂々たる金メダルでした。
胸を打たれたのは祝福する競技仲間の態度です。
“リスペクト”が見えました。競技者として人間として、室伏がどう見られているかが
よく分かる光景でした。

TBSの実況陣…かつては他局の同業者も一目置く先輩が大勢いたのですが、正直、
伝統が泣きます。
最終日はメインでしたが、本来ならば、実績もキャリアも十分の林正浩アナが 連日 全体を
見渡しつつ、トラック競技を担当しなくてはいけないのですが、今回の布陣はそうでは
ありませんでした。
ボクシングやサッカーを実況する土井アナがエース、初田アナが準エース、その“下”に
林、椎野両ベテランと佐藤、伊藤両アナ…という扱いに見えました。

制作陣がどう評価するのか分かりませんが、私にはこれでよかったとは思いません。
生理的に土井アナのしゃべりが苦手なのが大きな理由でしょうか。
サッカーやボクシングのように常に動きがある種目はなんとか我慢できるものの、陸上は
フリー・トークの時間帯もあるだけに メリハリのない、それでいて饒舌な“しゃべり”は
聞いていてつらいものがあります。

初田アナはもう中堅ですが、実況の安定感は“微妙”です。
男子200メートル決勝では、スタートからフィニッシュまでボルト以外のことをほとんど
しゃべっていません。
「アメリカは一人しか残っていない。メダルが取れなかったら大変なこと」と、解説者が
スタート前に話していたのに、2着に入ったディックスの名前は出たのか出なかったのか
分からないほどだったし、唯一の“白人”、ルメートルも190メートルぐらいまで呼んで
もらえませんでした。土井“先輩”よりは聞きやすいのですが、まだ早い気がします。

ひどかったのは、担当アナの名前は分かりませんが、女子1500メートル決勝でした。
初めから少々あやしかったのですが、終盤、選手の転倒があったことで動揺したようです。
第4コーナーを回っても7人が集団のまま 残り100メートルの勝負になったこのレースは
後方から猛烈に追い上げたアメリカのシンプソンが大逆転で優勝をさらいました。
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3-4コーナーの中間あたりでエチオピアの選手の名前が出てきませんでした。
解説の増田が助けていましたが、このとき自分の資料に目を落とした可能性があります。
レースに戻ったときには、もう、スペインのロドリゲスの名前しか出てきませんでした。
増田が「アメリカが来てます」と口をはさむと「ユスニーが来ている!」と叫びました。
別のアメリカ選手の名前です。

シンプソンがゴールしたときの実況は「1着フィニッシュ、金メダル!」でした。
そこで、チャンネルを変えた人はユスニーが優勝したと思ったでしょう。

ウィナーの名前がアナウンサーから告げられたのはゴールから18秒後のことです。 
スタートからゴールまで、シンプソンの名前は一度も出ていませんでした。
直線に入ったあたりから頭の中が真っ白になって行く様子が手に取るように分かりました。
経験を踏まえて書くなら、相当なトラウマになると思います。

ほかにも、いろいろあります。
福島が走った女子100準決勝のあと「40~50Mまでは世界に通用する…」と解説の
朝原に振ったアナウンサーは「30Mまではね」とやんわり否定されていました。

女子200メートル準決勝を担当したアナ。
「(フェリックスとキャンベルが)並んでる。並んでる」と実況していました。
…実際はコーナーを出る前からキャンベルが先行していました。
「並んでる」と言ったときには明らかにキャンベルが前に出ていました。
200に限らず、カーブを走る種目を担当するのなら、ワールド・クラスのレース(VTR)を
飽きるほど見て、距離感を掴んでおかなければダメでしょう。担当させた制作者の判断も
甘いと言わざるを得ません。

女子ハンマー投げ予選の林アナ:いきなり飛び出した張文秀(中国)の大投てきに、思わず
「大きい、大きい…入ったあ!」と実況してしまいました。気持ちはわかります。
やっちゃいましたねえ。ほかの言葉が見つかる前に野球アナが何百回となく口にしている
ホームランのときのフレーズが勝手に飛び出してしまったのでしょう。最後は、自分でも
苦笑している雰囲気が感じ取れました。
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女子やり投げ決勝は抜かれたらすぐ抜き返す、すごい試合になりました。
ただし、声をからした実況は果たして視聴者の興奮とシンクロしているのか、と思います。
そして、頼むから感動を横取りしないでほしい、と思います。白けるだけです。

最後の男子4x100リレーが終わったあとの放送席にもクレームをつけたいです。
第4レーン アメリカの第3走者の胸に第3レーン イギリスのアンカーの右腕が当たって
アメリカ選手がバランスを崩して転倒し、さらに、第5レーン トリニダード・トバゴも
巻き込んだ事実に全く触れませんでした。
彼らが、画面に出るビデオに目もくれずにやっていたのは“日本チームも頑張った”的な
大会回顧でした。
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放送の最終場面でしたから、やるべきことがたくさんあったことは分かります。しかし、
レースの結果は動かないにしても、何が起こったかについての説明を無視したのは大きな
ミステークだったと思うのは私だけでしょうか。

司会席は開幕から閉幕まで“おとなしめ”でしたね。
“織田アレルギー”の私もこれなら我慢できます。いなくなれば、最高ですが。ハハハ。
なぜか。ファンならカッコイイと思うのでしょうし、スターとはそういうものでしょうが、
自分の一挙一動を日本中が注目していると言わんばかりの言動がいちいちうざいんです。
…ああ、やめとこうと思っていたのに言っちゃいました。
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・フェリックスのリアクション・タイムがボルトと全く同じだと告げたときのドヤ顔…
それほどのものじゃないだろうにと思います。ハハハ。
・「フン、フン、フン。サニヤもいますね」と男子200決勝(?)を見守っている女子選手の
グループを見て「俺には分かるよ」というセリフ…脚本家を呼んで来い!
・「(フェリックスは)明日の4K(100x4リレー)にも出ると、お父さんが言ってましたよ」と
得意気に報告していました。君が聞いて、君に答えたわけじゃないだろうに!

…まあ、アレルギーとはそういうものですから。ハハハ。
世界陸上のロゴみたいなものだった織田裕二のハイテンションが影をひそめました。
TBS内で「ていうことは、いなくてもいいんじゃねえの」とはならないのか。
どう少なく見積もっても、億を超えるに違いないギャラだって浮くんだぜ。1億あれば、
アナウンサーの数も増やせるし、技術さんだって投入したい機材があると思うけどなあ。
ここは考えどころじゃないのか、TBS。ハハハ。

世界陸上が終わりました。
ボルトをアンカーとするジャマイカが今大会唯一の世界記録を樹立して…。
いつもの男子4x400リレーではなく4x100リレーを最終種目にした理由は知りませんが、
世界陸連の関係者もTBSも…織田君も大喜びでしょう。
問題はいろいろあったけど、よかったね!と言っておきます。ハハハ。

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by toruiwa2010 | 2011-09-05 08:37 | アナウンサー・実況 | Comments(12)
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1970年代の後半、メジャーの中継などで頻繁にアメリカに出張していたころ、アメリカの
夜のテレビを“支配”していたのはジョニー・カーソンという男でした。
深夜放送の「The Tonight Show Starring Johnny Carson」というトーク・ショーは
爆笑の連続で他を寄せつけませんでした。とにかく、しっかり見ておかないと翌日の職場で
話についていけないのですから。ハハハ。
カーソンは、大統領の名前は知らなくても彼の名前なら分かる…というほどの存在でした。
その人気ぶりを知っていただけに、日本の雑誌などが「11PM」の司会で売りだし中だった
大橋巨泉を引き合いに出し、カーソンを「アメリカの巨泉」と紹介していたときは 思わず
吹き出してしまいました。ハハハ。
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カーソンの弟子にジョーン・リバースという女性“タレント”がいました。
いかにも“整形手術受けました”という感じの顔立ちで漫談(スタンダップ)をやるのです。
神経を逆なでするような声で、まあ、下品極まりないことをポンポン喋りまくるタイプの
芸風でした。女性ということもあって一定の人気はあったようです。

4つ目のネットワークとして誕生したばかりのFOXがリバースを“引き抜き”、なんと、
カーソンの番組の真裏にぶつけることになって、アメリカのテレビ界は“上を下への”
大騒ぎになりました。
1980年代半ばのことで記憶もあやふやで、情報の中に間違ったものが含まれている
可能性があります。どっちにしても、“本筋”の話にはあまり関係がないので、雰囲気だけ
分かって下さい。ハハハ。

ならば、なぜ、この話を出したか?“日本版リバース”に出会ったからです。
一昨年の秋、“魔女の一撃”をくらって安静にしている時期があり、偶然、TBSラジオで
「キラ☆キラ」を聴きました。パーソナリティが小島慶子という女性アナでした。
“物珍しさ”と切れのいいトークに引っぱられて、Podcastで聴くようになりました。
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女性、しかも局アナという立場は、本来ならかなり“手かせ足かせ”になるはずですが、
彼女には何に対してもストレートに切り込んでいくきっぷのよさがあって新鮮でした。
下ネタっぽい話にも平気で対応しているところもあって、リバースを思い出したのです。
例えば、美容室で隣り合った嫌味な女性客に対する怨念を…

2階から1階に下りる階段がね、すごい急で、金属で出来てるの。
で、下がスケスケなんです。そこを、細いピンヒールの、グレーの
スエードのブーツでね、しゃなりしゃなり降りてったから…私、鏡越しに
ずっと、「落ちろ、落ちろ、転がり落ちろ、転がれ転がれ」って、ずっと
念じてたんだけどね。

ビビる大木「どうでした?」

それがね、又、悪運が強いって言うかね、しゃなりしゃなり、
下まで降りてね。「じゃあ又ー、来月ー」って帰ってったから、
「ウンコ踏め」って思ってね。家に帰るまでに、絶対あの
真新しそうに見える、あのう、グレーのスエードのブーツで
犬のウンコ踏めばいいのに。「ウンコ踏め、ウンコ踏め」って
しばらく、ずっと念じてたの。
…だからたぶん踏んでると思う。ウッハッハハ。
(「TBS小島慶子 暴走中」から  http://bit.ly/rhHbVI )

第一印象が強烈だったために引き込まれてしまい、いま読み返すと気恥ずかしいぐらいに
ほめすぎました。私の記事に触発されて聴いた方、ごめんなさい。ハハハ。

その小島慶子に以下の判決を言い渡したのは去年の5月でした。
「おいおい、なんだこれは?!」と思うトークを聴いたあとです。 http://bit.ly/nsOJY9 

「これより、判決を言い渡します。
被告人、“オジキ”は前に出なさい。それでは、判決です。
主文。被告人がパーソナリティを務める「キラ☆キラ」を
ポッドキャストから消去する。ただし、次に同じような
暴挙に出るまで、その刑の執行を猶予する」


執行猶予付きとはいえ、厳しい判決になったのは“犯行”がそれだけ悪質だったからです。
TBS退社を発表したあと アナウンス部の送別会を断っていた彼女が局内のエレベーター・
ホールですれ違った女性アナの言動を翌日の番組の中で口汚く非難したのです。
“オモシロ話”としてではなく、真正面から元同僚を糾弾していました。

この日のトークのテーマは「届いた、着いた、あけてびっくり」でした。
“くだん”の元同僚が閉まりかけたエレベーターから飛び出してきたことにひっかけて
「いい機会だから、思ってることを言ってやろう」と考えたのでしょう。
ラジオのパーソナリティが私的な思いを話すのは構わないと思いますが、このトークは
“私怨”をぶちまけただけ、簡単に特定できる個人を対象にした単なる“憂さ晴らし”で
聞くに堪えませんでした。

…すでに、その日以来この番組に耳を傾ける回数は激減していました。
Podcastで聴くのは、好きなビビる大木のコーナーと友人であるスポーツ・ジャーナリスト、
生島淳さんやプロ書評家、吉田豪の“コラム”ぐらいになっていたのです。
たまに小島のトークを聴くことがあっても、前は気に入っていた要素が逆に気に食わなく
なっていることに気づきました。

見え見えのしたたかさ、わざとらしい乱暴な口調や露悪的な話し方、リスナーのメールを
紹介するときの“ギャルっぽい”読み方など、初めは「面白い!」と思った部分がいまは
うんざりです。新鮮に聞こえた“文学的な表現”も鼻に、いや耳についてきました。
つまり、“あばたもえくぼ”が“えくぼもあばた”になったのです。ハハハ。
すべてに、彼女なりの計算・演出があって、多くのリスナーはそこが好きなのでしょう。
ときに、説得力のある“深ーい”話で感心させられることもありましたが、全体としては
“お腹いっぱい”になりました。ハハハ。
“劇薬”だったのかもしれません。初めは効果絶大でも、次第に“副作用”がハンパじゃ
なくなってくるという…。ハハハ。

面倒なので詳しく調べたわけではありませんが、その後も、似たような“暴走行為”が
あったようです。他人がどう思ったってかまやしない。思ったことを思った通りに話す…
私の語感でいうところの“確信犯”ですから、さもありなん。今後もやらかすでしょう。
よって、このたび、執行猶予を取り消すことにしました。
以後は、大木と生島さんのコーナー以外は聴きません。ラジオを聴いてイライラしたり
聴いたあと 気分が不快になったりするのは御免です。
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いまは、「大竹まこと ゴールデンラジオ」を聴くことが多くなりました。
「似てる」などと言われるからではありません。ハハハ。
大竹も年齢のせいか、大分丸くなりました。かつては“売り”だった毒舌も、その対象は
芸人や親しい間柄の人物に限定されています。
原発や政治にからんだ“危なっかしい”発言が多く、どこまで根拠がある話なのかなと、
ハラハラする要素はありますが、今のところは“許容範囲”です。

偶然 出会った「キラ☆キラ」には、短期間ながら楽しませてもらいました。
熱烈なファンも多いようです。“あのスタイル”で人気が持続するのかどうか疑問です。
少なくとも私にとってはEnough is enough…ということで。ハハハ。


昨日、“13%を超えたら視聴者の負け”…と書きました。
フジテレビ「27時間テレビ」の平均視聴率は14.0%でした。
1%の差でフジテレビの勝ち…ということですか。
きっと、悔しがる人も多いでしょう。
来年、見なければいいんですよ。 ハハハ。


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by toruiwa2010 | 2011-07-26 09:59 | アナウンサー・実況 | Comments(9)
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NHK時代は「ジェスチャー」の名司会者として鳴らし、フジテレビに引き抜かれてからは
奥様向けの朝のワイドショーを仕切った小川宏さんは超有名なアナでした。日本放送史に
名前が残るアナウンサーの一人です。しっかり準備をしたことがよく分かる、いかにも、
NHKのアナらしい、きちっとした仕事ぶりでした。時代の空気ともうまくマッチしたのが
アナウンサーとして成功した秘密だったと思います。

俳優・高島忠夫さんは大きな体に柔らかな笑顔で映画やドラマに登場する一方、優しい
語り口で映画の解説をしたり、奥さんの寿美花代さんと料理番組に出たりして、やはり、
幅広い人気を持つ人でした。

小川さんは20年近く、高島さんも10年以上、元気な姿を見ていません。たまにテレビで
見かけるときは、本人か家族が“ウツ”についての経験を語っていることが多いです。
“語弊”があるかもしれませんが、痛々しく、こちらも辛くて、見ることはできません。

全国に、アナウンサーや俳優を職業とする人は数千人単位でいると思います。確率的にも
“心の病”を背負いこむ気の毒な人がいてもおかしいことではありません。

1960年代、私の後輩にもいました。同じ“カテゴリ”のアナを目指しながら、なかなか
チャンスに恵まれず、むしろ、後輩に先を越され、さぞかし、もんもんとしていた時期が
あったのでしょう。ようやく、望んでいた仕事が回ってきたとき、高揚ぶりは誰の目にも
明らかでした。これまで蓄えてきた経験や知識を生かすチャンスを得たことで、自分でも
コントロールできないほど気持ちが高ぶってしまったようです。
そのとき、すでに精神のバランスが崩れていたのかもしれません。“躁”状態でした。

…彼の場合は悲しい結末になりました。
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小川さんや高島さんはご本人も周囲も認める“ウツ病”でした。
2人が華やかなスポットライトを浴びる舞台から降りた直後に始まったように見えました。
心の動きが分かるような気がします。
私のようなものでさえ、ある程度の年齢になってからは、将来への不安がありましたから。
フジテレビで、自分から希望してアナウンサーを辞めたとき、本人的には納得していた
つもりですが、横で見ていると、やはり、普段とは様子が違っていて「心配だった」と
妻がポロっと言ったことがあります。
夢を追って入った仕事です。毎日 変化があって、とても“刺激”の強い仕事です。
最終的にWOWOWで“マイクを置こう”と考え始めたとき、「この刺激から離れたら、
いったいどうなるのだろうと」自分でも心配したものです。

さいわい、私の場合は深刻な事態に至ることはありませんでしたが、同業の先輩・後輩で
ウツ病になった人はかなりいるようです。自ら死を選択したケースもあります。
当然 さまざまな要素が重なっているのでしょうが、番組がなくなる、出番が減って行く…
その寂しさは大きいのでしょう。他人の想像をはるかに超えていると思われます。
「こんなはずじゃない」という思いは日を追って強くなるはずです。
それは、活躍ぶりが華やかだった人ほど強いのかもしれません。

成功者が“その後”にウツになるのとは別に、重圧に負けるというケースもあるでしょう。
与えられた仕事がこなせない。期待されているレベルに達していないという自覚がある。
起用された新しい仕事に自分の能力で対応できるか自信がない。周囲からのイジメ…
どんな仕事をしていても似たような悩みはあるでしょう。しかし、アナウンサーの場合は
プロデューサー・ディレクター、上司、同僚のほかに、“視聴者”という 目には見えない
存在からの批判にもさらされますから、厄介です。
まともな批判なら耐えられても、2chなど、“匿名性”を隠れ蓑にしたコメントの中には
“人格の否定”にまで及ぶものがありますから、並みの神経ではもたなくなるのです。

「松本和也アナウンサーに代わって司会をいたします徳田章です」
…17日の「のど自慢」の冒頭で徳田アナがそう言っていました。1週前の10日の放送でも
司会を交代していましたが、こういう言い方はしなかったようです。
松本アナは 司会することになっていた新番組「セカイでニホンGO!」(14日スタート)も
降板しています。

ネットのニュース・サイトで、松本アナが新番組のテスト収録を取りやめ、発表会見も
中止されたと伝えたとき、「原因は“体調不良”で、病名は不明」となっていました。
この時点で“心の病”が理由であることは十分 推察できました。
数日後にNHK広報局は交代の理由について「多忙によるストレスで、心身のバランスを
崩したため」と説明したようです。

はじめから真相を発表するのが理想ですが、遅れたとはいえ、この時点で公表したことは
よかったと思います。隠せば隠すほど、無用の憶測を呼び、本人だけでなく家族、友人、
関係者まで巻き込んで、さまざまな誹謗中傷が飛び交うことになるのですから。

「英語でしゃべらナイト」に出演していたころはよく見ていました。
多くのNHKアナを“楷書”とするなら、彼は“行書”と呼びたい仕事のやり方でした。
“きちんと”、“きれいに”話すことよりも、自分をさらけ出して行くタイプです。
うっかりすると、先輩・三宅民夫アナの“亜流”に見られそうですが、NHKには珍しい、
バラエティがこなせるタイプですから重宝されたのだろうと思います。

「のど自慢」の担当になって1年3ヶ月、前任者(徳田アナ)との比較も耳に届いたでしょう。
放送する街の下調べなどで多忙の中、リフレッシュの時間がなくなったかもしれません。
しかも、新番組への起用が決まる…上司や関係者が彼の仕事量の調整に失敗したという
話も聞きます。少しずつ、少しずつ、ストレスがたまって行ったのでしょう。
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何度も書いていますが、アナウンサーになろうと思う人間は、“程度”の差こそあっても、
みな“自意識過剰”の傾向があり“自己顕示欲”が強いのです。むしろ、それがなければ
成功しないのではないでしょうか。ただし、神経の太さは人それぞれです。
それだけに、うまくいかなくなったときに精神のバランスを取ることは普通の職業よりも
難しいかもしれません。

松本アナは、きっと、まじめな性格の人なのでしょう。
番組の中で“失敗”があったとは聞いていません。それが何よりです。
名前も顔も知られているだけに大変でしょうが、早く戻ろうと焦らないことが大事です。
早い段階で病気に気づき、本人も周囲も認めたうえで療養に入ったのは“不幸中の幸い”
だったと思います。

志半ばで“戦列”を離れ、無念の思いは強いと思います。同情を禁じえません。
いまは、“傷んだ心”を癒すことに専念してほしいです。同じような病に見舞われながら、
克服してマイクの前に戻ったアナは何人もいるのですから。

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by toruiwa2010 | 2011-07-19 09:54 | アナウンサー・実況 | Comments(5)