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岩佐徹のOFF-MIKE

toruiwa.exblog.jp

実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

カテゴリ:放送全般( 186 )

「昨日、お台場は大変なことになりました!」とKアナが言ったときビックリしました。
「えっ、“デモ”の件を取り上げるのかい」と思ったからです。
この日、K-popのスターが台場に現れて大騒ぎになっていたのを私は知りませんでした。
いずれにしても、Kアナの話を聞いて、「反韓視聴者を挑発しちゃったぞ」、と思いました。
せっかく、当ブログがかげながらフォローしてるのに、少し考えたらどうなんだ。
こんなことでは、そろそろ面倒を見切れなくなるぞと。ハハハ。

…これは今から4年ほど前のできごとです。
当時はフジテレビがある台場に人々が集まってよく“抗議デモ”が行われていました。
ドラマやpopで韓国を“ごり押し”する、サッカーやゴルフで 日本と韓国の対戦を
“韓日戦”と表記、フィギュアではキム・ヨナを前面に出して浅田真央を無視した、
なでしこ優勝のとき、君が代・日の丸をカットした…
どんな人たちなのか知りませんが、彼らにはフジを批判する理由が山ほどあったのです。
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なぜ、そんな話を持ち出したかと言えば、母局・フジテレビの“長期低落傾向”が続く
遠い原因がここにあるように思えてならないからです。
批判・非難の内容については、根拠のないものや“こじつけ”と言っていいものもあるし、
ツイッターや2chから始まるムーブメントには“いいかげん”なものが多く、このデモも
そのたぐいだろうと思っていましたが、Uストリームなどで見ると少し違いました。
怒り・憤りからやじうま気分まで、参加者の動機はさまざまでしょうが、すくなくとも、
放送内容やマスコミとしての在り方にについて“もやもや”したものを抱えている人々が
一定の集団を形成するところまで“増殖”している事実を無視できないと思いました。

「まずいぞ」、「軽視しない方がいい」と“警告”しましたが、とっくの昔に定年退職した
OBの声が届くはずもありません。外から眺める私と違い、中にいるとどうなっているのか
分からないのでしょう、会社の対応は“適当にあしらって”いるように見えました。
かつて圧倒的な人気があった母局はどんどん嫌われる方向に傾いていったのです。
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改めて、視聴率の現状を見ると、プライム、ゴールデンともに日本テレビが独走状態で
テレビ朝日も2位の座を確保しています。TBSとフジが3位争いをしていて、絶好調の
テレビ東京がそこに食い込もうとしています。かつて、日本テレビと交互に首位を争い、
「振り向けばテレビ朝日」などとTBSをからかっていた時代は遠くに去り、今の母局は
「振り向けばテレ東」と言われても「そうですね」としか言えません。

「めざまし」、「とくダネ」の情報系とアニメが頑張っていますが、得意としていたはずの
バラエティやドラマがまったく振るいません。最近のヒットは「ヨルタモリ」ぐらいか。
たしかにつまらなくて、これじゃしょうがないなあ…と思うものもありますが、それほど
悪くない出来なのに“惨敗”する番組もあります。

思うに、局の“イメージ”そのものが悪すぎるのです。
かつて、なんとなく、“都会的”“かっこいい”というイメージが定着し、特に若者の間で
人気があったのは事実のようですが、時代が変わっても局員の頭にはそのころのことが
しみ込んで離れないのではないでしょうか?
視聴率が下がっても、社員の不祥事が明るみに出てもどこかで高をくくっているように
見えます。その危機感のなさが今の状況を招いているように思えてなりません。

OBがそう思っているだけならいいですが、今は視聴者も局や社員の“油断”、“おごり”を
感じ取っているように見えます。
少し前の週刊誌で見たアンケート結果は容赦がありませんでした。
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4月に大幅改編を断行したものの惨敗し、10月も かなりの番組が消えて新しい番組が
登場するようですが、どれほどの効果が出るのか注目しましょう。
私は、今の視聴率低下は局としてのイメージが回復しなければ挽回できないと思います。
一つ二つの番組を入れ替えてもどうにもならないのです。
大きく傷つけた会社のイメージを回復する…それはとんでもない大事業です。経営陣初め
全社員が腹をくくらなければできないと思っています。
その覚悟があるかどうか?

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by toruiwa2010 | 2015-10-07 09:08 | 放送全般 | Comments(2)
忌まわしい同時多発テロから4年後の2005年9月11日、ニューヨークのフラッシング・
メドウズにあるナショナル・テニス・センターは全米オープンの最終日を迎えていた。
私は夕方4時に始まる予定の男子決勝、アガシ対フェデラーを担当することになっていた。

いつも通り6時過ぎには起きていたから放送席に入るまでたっぷりと時間があった。
フェデラーとアガシなら、いくらでも話すことはあるし、当日の新聞から最新の情報を
いくつかメモに加えれば、放送に臨む準備はほぼ終わる。カードが最高だったら、余計な
ことはしゃべらないほうがいいのだ。

ホテルにいてもやることはないので午前中に会場に入ったと記憶している。
プレスルームに寄って資料を集めてスタッフ・キャストの控室に行き。それを読む。
二人の対戦に関係するデータ以外に目新しい情報はない。準備はととのい、いよいよ
やることがなくなった。

「ちょっと出かけてくるよ」とスタッフに声をかけて会場を抜け出した。
コーディネーターの車で向ったのは崩壊したワールド・トレード・センターがあった場所、
“グラウンド・ゼロ”だ。テロのあと、一度も訪れていなかった。
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実は、帰国後にWOWOWと契約についての最終的な話し合いをする予定だったのだが、
諸事情を考えあわせて、更新しないと決めていた。グラウンド・ゼロを訪れるとしたら
これが最後の機会だと思った。

テロから4年、現場はすっかり整備されていた。
数千人の命が一瞬のうちに消えた現場に立ち、あの日起きたことを思い出した。

火曜日だった。
日曜日に閉幕し、自由行動の月曜日をはさんで、この日 日本へ帰る予定だった。
朝、チェックアウトの列に並んでいるときに“何が起きたか”を知らされた。
ただし、初めは「小型機がツイン・タワーにぶつかった」…と。

設置されようとする検問所をすり抜けて空港に着き、同僚を待っている間に“全貌”が
明らかになって行った。旅客機が貿易センター・ビルに突っ込んだ。テロだった!
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至るところで聞こえたけたたましいサイレン、声を潜めて話し込むホテルや空港の職員、
ベージュ色の煙に包まれた超高層ビル、ショックが隠せない人々の顔…
ごった返していたホテルのロビー、割り当てられた一室を妊娠2ヶ月のタイムキーパーを
含む3人で共有し、ほとんで眠れなかった最初の夜、飛行機が飛ぶかどうかわからぬまま
ホテルと空港をむなしく往復した数日間を思い出した。断片的だったが一つ一つの記憶は
鮮明だった。
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会場に戻り、決勝の実況にモードをセットする。
実況人生の最後の試合になる…という思いはなかった。
そんなことより、フェデラーとアガシが素晴らしい試合をした。4セットでフェデラーが
勝ったが、第3セットのタイブレークをとっていればアガシが勝つ可能性もあった。
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「…両者が握手をして、アガシは舞台を勝者に譲りました。
このあたりのマナーがねえ」「ほんとですねえ」(柳恵誌郎さん)
「スタンドに残っていたお客さんから大きな大きな拍手が
送られています。これがテニスを去るというゼスチャーでは
ないことを祈りたいと思います。
お話、柳恵誌郎さんでお送りしてまいりました。
ありがとうございました」

いつもと変わらぬシメのコメントを口にするとき何か特別の感慨があるかと思ったのだが、
そんなこともなく、“淡々と”WOWOWでの最後の実況が終わった。
ただ、恒例の打ち上げは乾杯だけで切り上げて 早々とマンハッタンに戻り、行きつけの
日本食料理店で一人祝杯をあげたあたり、結構、センチメンタルになっていたのかも。

今朝、新聞を取りにでたら
西の空に秋の雲が・・・

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by toruiwa2010 | 2015-09-11 08:39 | 放送全般 | Comments(2)
資料読みが減ったんじゃない?

今日の実況は15年?目の田辺アナ。
日テレのアナウンサー一覧を見ると、
もしかして、少し、上が軽くなった?
明るい材料かもしれない。
これを機に 資料読みから脱却できるか?
「伝統」だから難しいけどね。

カンボジア戦を見ながらふと感じたのでつぶやいたが、まったく反応はなかった。
私もそうだが、みんな、シュートを打てども打てどもゴールネットを揺らさない
日本代表の戦いぶりにイライラしていて それどころではなかったかもしれない。
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前半では、カンボジアは今ジュニアの育成に力を入れている…という話のほかに
いわゆる“資料読み”らしいものはなかった。従来の日本テレビのサッカーでは
珍しいことだ。“これでもか”というほどの頻度で 用意したネタを プレーとは
あまり関係ないところで放り込んで視聴者を辟易させることが多々あったのに。

もしかして…と日テレのアナウンサーの一覧表をチェックしてみた。
サッカーの実況では最年長だったSアナの名前がなかった!
他の部署に移ったという情報はない。wikiには“フリー”と記されている。
スカパーに出向したという話もある。何があったのかよく分からん。この局は
ときどき、こういう第三者には意味が不明な“異動”があるなあ。アナたちに
緊張感を植え付ける効果はあるけどね。

アナウンスルーム内のことはまったくうかがい知れないから 因果関係を断定的に
言うことはできないが、Sアナがいなくなったことで“重石(おもし)”がとれた…
という可能性はないだろうか?
私の印象だけで言うと、Sアナは“資料読み”が極端に多かったし、サッカーの
実況も長く、アナたちを指導する立場にあった。
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こまかい話だが、従来 日テレのサッカー放送ではボールを持った選手の名前を
「〇〇番、XX」と背番号付きで描写することが多かったが、これも激減した。

「彼がいなくなって、“縛り”がなくなったのではないか」と想像できる。
正解は分からない。しかし、私の直感が当たっていて、中堅以下のアナウンサーが
“自由に”しゃべれるようになったとすれば、サッカー・ファンにとっては朗報だ。

吠えるなあ、セルジオ

試合内容は“お寒い”ものだった。サポーターだけでなく、監督も選手もまったく
納得しなかっただろう。代表戦ではいつも辛口コメントを連発するセルジオ越後が
ここぞとばかり吠えている。選手選考や先発メンバーに疑問を呈し、さらに続ける。

「ハリルホジッチ監督のサッカー」がどんなものなのかが、
伝わってこない。彼はこのチームで、どういうサッカーを
したいのか。縦に速いわけでもなく、いつも同じリズムで
横パスを回しているだけ。
相手が自陣深くで待ち構えているところに、工夫もなく
ボールを入れては弾き返される。

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…それは果して監督の指示通りだったんだろうか?
システムが大きく変わったり、極端に攻撃的(守備的)なサッカーでもしないかぎり
“〇〇監督のサッカー”など、なかなか分かるものではないだろうと思うのだが、
越後クラスになるとそうでもないらしい。

最後は「サンモニ」の中西哲夫が言ったのとほぼ同じことを書いている。

ピッチサイドで何度も天を仰ぐ監督の姿に、違和感を
覚えるのは僕だけだろうか? 
カンボジア相手の2次予選。本来であれば、日本代表を
率いる指揮官はベンチに深く腰掛け、落ち着いて戦況を
見守るべきゲームなんだよ。


…あなたが監督になることがあれば、そうしたらいい。

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by toruiwa2010 | 2015-09-08 08:51 | 放送全般 | Comments(2)
置いてけぼりかい!

4x100リレーは男女ともジャマイカが圧勝。
女子ではオランダ、男子ではアメリカが
失格になった。
オランダの失格は番組内で伝えられたかな?
織田はアメリカの失格を「何が起きたか
分からない」と。
何回もビデオを見て3走から4走への
リレー失敗をスルー!

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関心も高く、興奮した2本のレースだが、どちらも、第3走者からアンカーへの
バトン・パスがあきらかにもたついていた。「ゾーンの中で渡ったか?」という
疑問がすぐにわいた。解説・実況がレースを見ていた。中継車内でもスタッフが
見ていた。さらに、東京のスタジオにも大勢の関係者が見ていた…はずだ。
女子・オランダも男子・アメリカもメダルが有力だったし、実際のレースでも
トップ争いをしていたのだからアンカーへのバトン・パスは全員が固唾をのんで
注目していたはずなのに誰も疑いを持たなかったのだろうか。

私がスタッフだったら、すぐにスローをチェックしたと思う。見られる映像には
限界があるが、最低でも疑問を呈するだけのものは見つけられたはずだ。
もしアメリカでこの記事を読んでいる人がいたら、レース後にコメンテーターが
言及していたかどうか、是非教えてほしい。興味がある。

男子の方は実況中に“失敗”とは言ったが、失格が疑われるというニュアンスは
まったくなかった。それでも締めの部分で間に合ったが、理由不明のままだった。
一方、オランダの失格については完全にスルーしていた。誰も気づかなかったのか
伝えるほどのことではないと判断したか。そもそもレース中に“オランダ”という
単語を一度も聞かなかった。パスについてもかなりもたついたのに一言もなかった。

失格理由はバトンのパスがゾーンの中で行われなかったのだろうと想像はできたが、
確認するためには国際陸連(IAAF)のHPに行かなければならなかった。
“DQ R170-7”やはり“ゾーン内でパスが完了しなかったとして失格”だった。

増田解説について・・・

30分で7件のリプ、多謝。
好評価のようですね。私は個人的に有森裕子の
解説が好きです。少し冷たい感じですが。
高橋尚子は経験に裏打ちされたさすがの話が
多いです。
増田・・・これだけ好感を持たれているんじゃ、
なんも言えねえ。

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女子長距離の解説者・増田明美についてリサーチしてみた。
ネットを見ているとおおむね評判がいい。ツイッターで尋ねてみると、7:3または
8:2でやはり好意的なリプが返って来た。
好感する理由の多くが彼女の提供する“情報”にあることは明らかだ。
ふだん、陸上競技を見ない人は特に面白がっているようだ。

また炎上してもいけないので、ツイッターでは論評を控えたが、私はNGだ。

まず、声だ。
声に癒される…という人もいたが、逆にあの声質が苦手だ。好みだけどね。
千葉真子ほどではないが、耳にさわる。
柔らかい話し方をするし、分かりやすいのも事実だ。マメに取材していることにも
感心する。そして、小ネタをたくさん仕込んでいる。

私自身、テニスの実況中にちょこちょこ小ネタを仕込んで視聴者に喜んでもらった
経験があるから、悪くないと思っている。しかし、「彼女はチェルシーのファン」、
「クリスマス・ツリーの飾りを集めるのが趣味」っていうのはどうだろう。
情報ではあるけど、競技とまったく関係ないし。

私が実況に入れたネタはほとんどがテニスにかかわるものだったし、それによって
プレーしている選手のイメージが膨らむことを狙っていた。
誰が好きとか、趣味は何…それも選手を視聴者に近づける役に立つかもしれないが、
正直、“ドーデモイーワ”感が強すぎる。私の場合は…だが。
何よりも、口数が多い割に納得する話が少ない。

納得するのは高橋尚子だ。
8月26日のエントリーにも書いたが、男子10000㍍決勝の終盤で5人に絞られた
先頭集団について「(3番手にいる)ファラーのレース」と言い切ったのは経験の
裏付けもあって説得力があった。

女子マラソンの終盤で伊藤舞が7番手を走っていた。
入賞し、日本人最高位だった選手にリオ五輪の出場権が与えられる話になったとき、
高橋が言った。「北京で決めることに意義がある」と。1年かけてオリンピックへの
準備が出来るからと。
誰にでも言える言葉かもしれないが、高橋が言うと重みが加わる。

放送席に座ると声のトーンも以前より下がっているのも評価につながる。
リポートはダメだ。スタッフが集めた話を伝えているだけだろうし、外に出ると
どうしても高い声になって聞きづらい。
小谷のリポートは顔出しがないが、高橋は必ず顔が出る。なぜだ?

ちなみに、女子マラソンの解説でいいと思うのは有森裕子だ。
言葉が整理できているし、話がきちんとしている。ととのいすぎて逆に“冷たい”
印象を与えるが、私は気にならない。スポーツの解説で“温かさ”の順位は低い。

強い違和感

伊藤はよく頑張った。しかし。
世界陸上で7位…
価値があるのだろうが、
このタイムの優勝に、これだけ
離されての7位でオリンピックが
決まることには抵抗があるなあ。
一人決定したことで、国内の
レースで優勝しても行けない
選手が出て来るんだろう?


優勝タイムが2時間27分台で、大差をつけられた伊藤はほぼ30分かかった。
強豪が集まった中での“入賞”にはそれなりの付加価値を認めるのは分かるが、
なにか釈然としない。「初めからそのように決めてあった。終わってから言うのは
フェアじゃない」と言われれば黙るしかないが。
残り2枚も切符は国内の3大会で決めるらしい。もめなきゃいいね。

なぜ、あえて言うのか?

織田にも小谷にも差別の
気持ちはないと思うが、
”白人、白人”とことさらに
言うんだね。見れば分かる。
なぜ、あえて言うのだろう?
分からん。


この件は書き方が難しい。“差別”がからむからだ。
たしかにトラックではアフリカやアメリカ大陸の黒人選手が圧倒的に強い。
その中で、女子100で銀、200で金メダルのシパーズ(オランダ)は輝いていた。
あえて“白人”を口にしたのはそれが言いたかったわけだが、言葉足らずだ。
「白人なのに」、「白人が」とコメント・リポートした彼らが「黒人が…」とは
一度も言わなかった。
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「白人は白人だからいいじゃないか」というリプがあった。
そう考える人がいて当然だと思う。
かつて瀬古俊彦がマイクがオフになっていると思って「あの、“黒い人”」と
言ったのとは明らかに違う。
でも、聞いた瞬間、違和感があった。あえて言わんでいいだろう…そう思った。

翌日の新聞にこんな記述があった。

米国やジャマイカの黒人選手が席巻する短距離界で、
久々に登場した白人のトップスプリンターだ。(朝日)

黒人選手が強さを発揮する短距離で珍しい白人のアスリート。(毎日)


“白人”を持ちだした意味が伝わる。
TBSキャスターの言い方は中途半端だと思う。こだわりすぎかもしれないが。

*このシリーズはこれで終わりです。

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by toruiwa2010 | 2015-09-02 08:32 | 放送全般 | Comments(0)
実況についていくつか

TBSの実況陣は全体に若返っている。そのこと自体、すべてダメだとは言わない。
しかし、偉そうで恐縮だが、かなりレベルの低いアナがいてイライラした。
女子200準決勝をしゃべったアナにも失望した。カーブの部分を走る種目だから
難しいのは事実だが、世界陸上を実況するアナならカーブを走っているときでも、
誰がトップを走っているか見極める目を養っておいてほしい。カーブの出口に
さしかかるところで(優勝したシパーズが)「ここで 出て来た」と描写していたが、
彼女は 70㍍近辺からトップだったと思う。
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十種競技を万里の長城に喩えるわけの分からない話から実況を始めたアナは最後の
1500㍍でイートンが世界新記録を出すための条件を4分18秒ニー・ゴーではなく
“…ニジュウゴ”と言った。何回も正しく言っていたのにレースが始まってすぐに
高々と叫んでしまった。「“たった一度”じゃないか」と言うかもしれない。しかし、
一般の人がやったのならそれでいいが、実況中に一度でもやったらTBSスポーツ・
アナ全体の評価につながってしまう。“致命傷”になる。
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ゴールしたあとも“死力を出し尽くした”とか“世界新記録保持者”など、かなり
“とっちらかって”いた。正確な日本語…などとは言わないが、せめて言葉の整理は
きちんとしたい。10年目と言えば、昔ならようやく一人前というところだが、今は、
どの局でも大きな仕事を任される立場だ。奮起してほしい。

レースを終えて7,8分、ボルトの所に
ガトリンが来て声をかけた。
笑顔で言葉を交わしていた。いいシーンだ。
「何話してるんだろう?」
中井の素朴な一言がいいね。
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激しく競ったあと、相手との距離をどうとるかは難しい。それだけに、競技のあと
選手たちが作る空気にいつも注目する。サッカー、高校野球、テニスでも。
互いの健闘をたたえ合う光景は素晴らしい。
ボルトとガトリンが何を話したのか、本当に知りたいなあ。映像を見た全視聴者が
同じことを思っただろうが、それを素直に言葉にした中井の感性がいい。

二人が話した中身はいつまで待っても伝わってこないと思う。
たわいもない話だった可能性が高い。しかし、今大会で最も対決が待たれた二人が
激闘のあとに言葉を交わす…それだけで十分だ。何を話してもそこには二人にしか
分からない空気が流れていたはずだ。競技以外の映像では今大会のベストだった。

遠いね

女子4x100リレー
世界記録と日本記録の差は
たった2.5秒。
時間にすれば一瞬だが、
レースをすれば、20~30m
離されることになるのかな?
世界は遠いなあ。 

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若いころは、オリンピックや各競技の世界選手権の出場する日本人選手について
予選や1回戦で無様な負け方をするなら行かなくていいのに と思ったこともある。
しかし、そういう歴史があって初めて“今”があるわけで…
そう考えるようになった。年は重ねるものだ。

このツイートは感じたままを文字にした。
バカにしていると反発されるかと思ったが、それはなかった。むしろ、スルーかも。

おまけ

つまらんことだが、2点気づいたことが。
まず、国旗掲揚のポールには風が吹き出す
仕掛けがあるのではないか。不自然なほど
旗がなびく。08五輪でも同じシーンを見た。
(続
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続)表彰式用のゼッケンがあるようだね。
国名も登録番号もない。
TDKがスポンサーになっている。

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同じスタジアムがメイン会場だった2008年のオリンピックのときにこう書いた

女子1600㍍・リレーの表彰式の画面。
1枚目、国歌演奏の開始から25秒後、旗はだらりと
垂れ下がっています。
2枚目は50秒後です。まだ、“ピクリ”ともしていません。
そして…1分20秒後です。ポールに何らかの仕掛けが
してあるのは明らかですね。
どの部分からか空気が吹き出して旗を“泳がせて”いるのです。
つまり、9万人を収容する競技場の中で、この場所だけ、
表彰式のときに限って、結構、強い風が吹くわけです。ハハハ。

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東京オリンピックのときに似たような話がありました。
レスリングの会場は駒沢体育館でしたが、室内ですから風がなく、
バーに吊るした旗がはためくこともありません。
当時、日本レスリングは黄金期で金メダルラッシュが予想されて
いました。“アイディアマン”だった日本レスリング協会の
八田会長は日の丸が中央に上がるのに風になびかないのは
面白くないと考えた末に・・・なんと、国旗を通風孔のところに
あげることにしたのです!! 結果、見事にはためきました。

ハハハ。

ジョーク

50キロ競歩の谷井孝行が今大会唯一のメダル(銀)を
日本にもたらした。 そういう筋合いのものでは
ないのだが、陸連は感謝しなきゃね。
不自然に 身体をくねくねさせながら歩く競歩は
短距離走や高跳びのようにカッコいい種目ではない。
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50キロ競歩・・・・
昔 聞いたジョーク。
日本人でこの種目をやる人は
きわめて少なかった。
日本記録保持者がこウ話していた。
子供が駄々をこねるととこう
言い聞かせたそうだ。
「家の周りで練習するぞ」。
半分は本当だと思う。


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by toruiwa2010 | 2015-09-01 09:02 | 放送全般 | Comments(6)
すっかり魅了されてしまったためにこの9日間を振り返るとツイートの大半が
世界陸上に関係するものだった。競技に集中していても、スポーツと放送は
私の専門分野だし、“センサー”がきわめて敏感だから、“違和感”があると
聞き逃さない。キャッチすると、どうしてもひと言言いたくなってしまう。
我ながら厄介な性分だと思う。これで最後だから付き合ってほしい。
断るまでもなくこれから書く批判は単なる悪口ではない。改善・向上のための
指摘・提言のつもりなので誤解なきように。
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勝てなかった大物も…

「絶対」と聞いていたラビレニ…5m90cmを3回失敗!!
1回目はまだ余裕があったが、2回目では顔つきが変わった。
世界記録を作ることはできても五輪や世界選手権の優勝は
難しいんだね。

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男子走り幅跳びのヘンダーソンも予選では1位だったが、決勝では3本跳んで
2回はファウル、上位8人には入れず4回目以後を跳べずに敗れ去った。
ほかにも女子走り幅跳びのリース、競歩の世界記録を持つ日本の鈴木雄介など
有力と見られていながら夢を果たせずに敗れた選手は大勢いる。
単純に走り、投げ、跳んでいるようだけど、すべてのタイミングがぴったり
合わないと ベストの走り・投てき・跳躍ができないんだなあ。だからこそ
“ウィナーは偉大”なわけだけどね。

かなり煽られたけど…

12人目の選手の3投目で大きく抜かれて
新井涼平は4投目以後に進めなかった。
「メダルも…」などと煽られて期待して見たが、
世界の壁は高かったね。
煽った連中は 知ってるはずだけどなあ。
えっ、もしかして知らない? そりゃ駄目だ。


期待した男子やり投げだったが力を出し切れなかった。
いや、もちろん、放送席はカベの高を知ってるさ。専門家だもの。
だけど、「メダルは無理です」などと言う奴は解説者に起用されないね。
それはTBSの世界陸上に限らす、どの局のどのイベントでも同じことだ。
大金をつぎ込んで権利をとったんだもの、視聴率を上げて投資したものを
回収しなければいけないし、そのためには日本人の活躍を期待させるように
持っていかざるを得ないんだ。
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・・・なんだけど。
例えば、男子5000の予選で途中 CMに入るときのコメント「離されつつ
あるんですが、決勝進出に向かってここは踏ん張りどころです」には驚く。
レースの半分で先頭集団から大きく遅れているのに“踏ん張りどころ”って。
視聴者は何も知らないと思っているのだろうか。

もちろん、アナだってもうダメだと思っている。だけど、そうは言えない。
「言うなよ」と指示されているか、口に出さなくてもスタッフからはそういう
空気がプンプン漂っているに違いない。
こんなに苦しいコメントを言わせるより、先頭グループの映像をバックに
「レースは後半に入っています」でいいじゃないか…と思う。

あれほどの努力が…

福島千里の世界陸上は終わったか。
彼女がものすごくハードな練習を
しているのをドキュメンタリーで
見たことがある。あれほどやっても
世界のレベルの足元にも及ばない。
そもそも、何がそんなに違うのか、
と 思うよね。

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悲しいのは、あとの組で100㍍銀メダル、オランダのシパーズが150すぎから
ハッキリと“流して”いたのにタイムは22秒58だったことだ。
福島がスタートからゴールまで全力で走ったタイムは23秒33…あんなに努力を
重ねて来たのに、世界のレベルははるかに上を行く。
それでも彼女たちが努力をやめることはないのだろうが。

見るからに大物?

この大舞台で白い歯が見えるのはいかがなものかと
思わないでもないが、いかにも 自然だよね。
すごい少年だ。 結果を残させてやりたいけど、
ここまでやっただけでもあっぱれ。
サニでもキームでもいいから 力いっぱい走って
悔いを残すな。


200㍍で16歳のサニブラウンが物怖じすることなく、立派にデビューを飾った。
プレッシャーに負ける先輩選手が多い中で、若さがいい方に出たのだと思う。
のびのびと自分の力を出しきったところがあっぱれだ。
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準決勝のあと「(リレーメンバーに)選ばれたらまた頑張ろうかなと思います」と。
… なんちゅう16歳かと仰天した。こういうメンタリティがないと世界の舞台で
戦うのは難しいのかもしれない。

同じインタビューの中で「(予選で)1本走った疲労感がいつもと違う」という話が
経験の浅い選手らしくて初々しかったし、“目からうろこ”だった。 スポーツも
このレベルになると 奥が深いわ。

リスペクトはどこへ?

この200準決勝の最後の組に二人の日本選手が出たが、残念ながら完敗だった。
TBSはミックスゾーンでその二人を捕まえたが、CMのタイミングと重なった。
CM前にウォームアップ エリアから「超人BIG8」のフレーズを言わせるため?の
小谷のリポートが入った。勝った選手ならともかく、敗れた選手を待たせるなんて!
ナマで聞けないのなら収録してあとで流すことも考えるべきだ。
アスリートへのリスペクトが 欠けていないか。
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「伸びてきた若い力を嫌って”逃げた”」と織田裕二。
トップアスリートに失礼な言い方じゃないのかなあ。
リスペクトはどこへ行った?


女子200を回避した力のあるベテラン勢についてハッキリとそう言った。
出場種目の決定にはさまざまな理由があるだろうが、その中に「負けそうだから
やめとこう」という考え方があるとは思わない。それをつきつめていくと日本人は
出ちゃダメ…ということにならないか。
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織田は29日にも「リレーは遊びだった」と聞こえる言い方をしていた。
各国が“重き”を置いていなかった時代はあったかもしれないが今は違う。
最高のレースを待っているファンがいるというのになんてえことだと思った。
言葉が軽すぎるよね。

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by toruiwa2010 | 2015-08-31 08:56 | 放送全般 | Comments(0)
中井美穂の貢献を認めなさい

騒がしく、自分だけが楽しむメイン・
キャスター…なんとかならんかなあ。
このあと、寝つきが悪そうだ。


世界陸上が早くも中盤を迎えている。
棒高跳びや円盤(やり、砲丸、ハンマー)投げなど、一部を除くとあらゆる
スポーツの中で“道具を使わず、体一つ”でスピードや距離(高さ)を争う
もっとも“潔い”競技だ。分かりやすくて興奮もする。
この大会はキャスターが一番 興奮するわけだが。ハハハ。

時差がほとんどない北京での大会だけに夜更かしもしないですむ。
ただし、どうしても心の底から楽しむことができない。織田裕二のせいだ。
暑苦しいキャスターは彼だけじゃないが、勝手に煽り、勝手にはしゃぎ、
勝手にがっかりする様子にテレビの前で辟易するばかりだ。つぶやけば
そのつど賛同の声が返って来るが、特に非難の声があふれているわけでも
ないらしい。うそだろ。
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放送だから時間の制約がある。
“約束ごと”には無頓着で好きなことをしゃべりまくる隣りで 補佐役の
中井美穂の苦労は並大抵じゃない。

彼女がフジテレビに入社したのは1987年だ。
82年2月の辞令でアナウンス部を出た私はそのころスポーツ部にいた。
87年の秋だったと思うが、プロ野球ニュース担当のディレクターが私に
近づいて言った。「来年から司会をやらせる予定なので少しレクチャーを
してやってくれ」と。連れてきたのは2人の女性で、一人が中井だった。

何回か“講義”をした。
ごく基本的なことを話しただけで特別なことは何もしていない。
中井の印象は“地味”だった。1年目からある女性タレントと組んで週末の
午前中の番組をやっていたが、遠慮気味だった。「“前に”出ないとやってる
意味がないんじゃない?」と言ってみたが、返ってきた答えは「いえ、今は
あれでいいと思います」ときっぱり。
「可愛げがない子だな」が率直な感想だった。ハハハ。

「Sの方が華があるよね」とディレクターには告げたが、彼が選んだのは
中井だった。“四球”を“ヨツダマ”などと読んでいた中井だったが、やがて
彼の目は正確だったと知ることになった。
私の目で見て 日本のテレビ史上、女性のスポーツ・キャスターとして合格点に
達したのは彼女とNHKで活躍した福島敦子だけだ。局の後輩…は関係ない。

より高く評価したいのはサポート役としての力量だ。
さんまやジョン・川平と組んだサッカー番組でも決してでしゃばることなく、
大物2人に好きなように腕を振るわせていた。
アナウンサーの大先輩・野際陽子と組んで旅番組の司会をしていたときも
まったく邪魔にならなかった。どちらも立派な“力量”だ。
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こういった大物にしてみれば、「中井に任せておけば安心」という気分だろう。
若い、キャリアの浅いアシスタントと仕事をするときは気配りをしながら、
話を進めることになるのだから疲れ方が大違いだろう。

さんまやジョンが相手なら中井も楽だ。決まりごとを挟み込むだけだから。
野際に至っては何の心配も要らない。
しかし、同じ大物でも織田裕二はまったく別物だ。
“時間の感覚”はない。しゃべるべきときと黙るべきときの感覚もない…
横にいて、織田がメイン・キャスターとして光り輝くように引き立て役を
つとめるのは簡単じゃない。誰かが“猛獣使い”と呼んでいたが、言えてる。

これだけ書いても一般の視聴者には中井の貢献は伝わらないのが残念。

どこに行ったTBSの伝統?

かつて、TBSのスポーツ実況は民放の雄だった。
局の力が衰えるのとともにアナの質が下がった
気がする。寂しいね。
今回、ベテランが抜けたせいか、聞こえる実況が若い
…というより幼い。
世界陸上を長くやっているのにこの競技を“俯瞰”で
語れるアナが 見当たらない。

世界陸上トラックの実況は誰?
走っている最中に“3着”はない。
3着争いなら分かるが。 世界最高峰の
大会だぜ。 まだ続けるんだろう?
織田裕二を出しときゃいいと考えてないよね。
きちんとアナを養成しようよ TBS 。
未熟・幼いと昨日書いたが、そういうこと
なんだよね。

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フジテレビに入社したころのTBSには有名なスポーツ・アナが何人もいた。
明快なしゃべりで、熱く、実況していた。層の厚さは民放一だっただろう。
あまり意識したことはなかったが、若いころの私は自分の実況スタイルを
“違う場所”で見つけようとしていた気がする。彼らと同じことをやっても
勝てないという気持ちがどこかにあったからだろう。

過去の栄光を知っているだけに、現状は寂しすぎる。
10回もこの大会を放送してきた。今後も、権利を手放すことはないだろう。
それなのに、実況陣が育っていないのは何故だろう?
いいところは全部、俳優に持っていかれ、頑張っても、実況アナウンサーの
名前はHPにも載らない。上層でも字幕が1回か2回しか出ない。
モチベーションを維持するのが大変だなあと同情はする。しかし、大会中に
何度かは「いやあ、今の実況はよかった」と言わせてほしい。先輩が泣くぞ。

適材適所を・・・

昨日の男子10000米決勝はファラーが勝った。
終盤5人に絞られた先頭集団について
「(3番手にいた)ファラーのレース」と言った
高橋尚子に拍手。
2度、後ろの選手と足が からんだが、最後の
100㍍で勝てるという 自信に満ちていた。
“美しい”優勝だった。


高橋の声の質は放送にはあまり向いていない。偉大なランナーだっただけに
視聴率アップのために使いたいのは分かるが、放送席だけにした方がいい。
スタッフが集めたと思われる情報をリポートする役などやらせちゃダメだ。

そんな彼女のこのコメントには頷いた。世界レベルのアスリートだからこそ
言えるコメントだったと思う。説得力もあった。

このレースを見ながら1964年東京オリンピックを思い出していた。
原住民族の血を引くアメリカのミルズが最後の最後で優勝をさらった。
その後見たものも含めて、10000㍍では最もドラマチックな レースだった。
この年寄りが、50年近い月日が過ぎたのに覚えているんだもの間違いない。

男子100メートル:ボルトが勝った!
スタートで 後れを取らなかったことが
勝利に結びついた。さすがだ。
予想が完全に外れたが、口惜しくも
恥ずかしくもない。
着ていたTシャツにあったように
ボルトはやはりFOREVERだ!
そして誰よりもFASTERだった。

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うまくスタートを切ったガトリンが序盤をリードし、出遅れて焦ったボルトは
本来の走りができない、それでも追い込んで2着。3着に来るのはゲイ…
そんな予想をしていたのだが見事に外れた。
100分の1秒差だったので朝日も毎日も“薄氷の連覇”と見出しをつけた。
中盤でトップに立ったとき「勝ったな」と思った私の気持ちと“薄氷”という
少しネガティブな単語の間にギャップがあった。ボルトは貫禄のレースをした。
ガトリンが大健闘した…そんな印象だった。

いずれにしても、ボルトの走りは面白い。
あくまでスポーツだが、エンタテインメント性がある。

前半にいくつものドラマがあった世界陸上、後半も楽しみだ。
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by toruiwa2010 | 2015-08-26 09:01 | 放送全般 | Comments(5)
今日の記事は少々”びろう”な話になりかねないが、
持てる”知性”でそれを阻止したいと思いつつ・・・。


尿酸値

フジテレビ日曜日深夜の「ヨルタモリ」が好調だ。
超長寿だった「笑っていいとも」を終えたタモリが
しばし休養ののちに始めたトーク番組だ。
彼のことだから“満を持して”という空気はまったく
感じられない。どこまでも軽いノリで作られている。
“遊んでいる”と言ってもいい。視聴率も好調だね。

日曜日の夜だけ開く湯島界隈のバーのカウンターには
小粋な着物姿のママ・宮沢りえを慕う常連客が集まり
とりとめない会話を楽しむ。
評判を聞きつけたセレブも顔を見せて賑やかさを増す。
客は大人が多いから、話のテーマはしばしばきわどい
方向に流れて行く。酒場の常識だ。
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先日、ふらりと現れたのはイラストレーターで俳優の
リリー・フランキー…見るからにスケベな奴だ。
そこに、この店の“牢名主”的な存在、東北・岩手で
ジャズ喫茶を経営する吉原(タモリ)が現れた。

話の中で吉原の口から“尿酸値”という言葉が出た。
途端に、りえママが身をよじって恥ずかしがり始めた。
前々回ぐらいに“勢い”で10回ぐらい言ってしまった
ことを思い出したのだ。
リリーが「ママの尿酸値なら飲んでみたいな」などと
与太を飛ばすものだからママの顔がさあっと紅潮する。
尿酸値は単なる数字だから“飲む”ものじゃないのだが、
関係ない。ママが恥じらう様子、まことに色っぽい。
ハハハ。

残尿感

翌週の日曜日朝のフジテレビ「ボクらの時代」。
この日の“ボクら”は秋元康(作詞家・プロデューサー)、
小室哲哉(ミュージシャン)、浦沢直樹(漫画家)だった。

秋元が最近 自分の話に“説教感”が混じりがちなことが
気になっていると話し、「何かあるか?」と小室に振った。
「砂時計の砂が落ちていくのを見ていると…」と小室が
話し始め、“人生の残り時間”的なことを漢字三文字に
置き換えたいのだが“〇〇感”がなかなか見つからない。
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切羽詰まった小室が「“残尿感”じゃないし」と言えば
「ちょっと残ってるからね。残尿感だ、それは」」と浦澤。
「すごい。小室哲哉から残尿感という言葉が出るとは」と
秋元がまぜっかえした。
若い人には伝わらないかもしれないが、実にオカシイ。

図らずも 有名芸能人から出た“尿”という音。
知らなかったが、“尸”…部首としては“しかばね”と
言うらしい。“やまいだれ”(疒)も相当ひどいと思うけど、
シカバネとはかなり衝撃的だね。
字を説明するときは“シカバネにミズ”と言うんだ。
残酷な字だなあ。

そう言えば、絶対になりたくない病気は尿路結石だ。
想像しただけでも身の毛がよだつ。ああ、いやだ。
「脳腫瘍か大腸がんと換えてやってもいい」と神さまが
言ってくれたら、ソッコウで…換えないか。

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登録したまま、長い間放ったらかしでした。
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引き続きよろしくお願いします。

by toruiwa2010 | 2015-08-18 09:06 | 放送全般 | Comments(4)
女性アナたちのボクらの時代

日曜日の朝のフジテレビ「ボクらの時代」が好きです。
仲良しの3人が自由に雑談をする趣向ですが、ときどき意外な組み合わせがあったり、
キャラクターにない新しい一面がうかがえたりして楽しめます。
先日はフジテレビのママ・アナが揃いました。佐々木恭子、梅津弥英子、中村仁美です。
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私が現役だったころから、母局のアナウンス室には部活の延長のような空気が流れていて
過ごしやすく、他局の同業者からもよく羨ましがられました。結婚し、子供を育てながら
アナウンサーを続ける環境としてもかなり恵まれていると思います。この3人以外にも
出産を控えていたり、育児休暇中のアナもいるようです。居心地がいいのでしょうね。
…と思いたいです。
もっとも、実際に妻・母・アナウンサーの三役をこなすのは簡単ではないのだと思います。
3人が語る旦那、子供、仕事の話はなかなか興味深いものでした。

番組の最後の方で視聴率不振について話していました。
「内容というより、局のイメージとしてチャンネル合わせなくなっているのかな」と。
「積極的に嫌われている感じがある」というコメントもありました。

“K-popばかりやっている”と非難の声が上がり、台場でデモが行われ始めたころから、
「大丈夫か」という懸念があり、当ブログでもしばしば書いてきました。
OBが心配するほどですから、現役はもっとひしひしと感じるはずですが、その雰囲気は
なかなか伝わってきませんでした。女性アナたちが口にした“危機感”が社内の隅々まで
行き渡るようにならないとフジテレビの復活は難しいのだと思います。
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折も折、池上彰SPでまたしてもやってしまったようです。
韓国人高校生の発言にかぶせた字幕が事実と違っていた…という件です。
高校生は「(韓国には)文化がたくさんあるので外国からたくさん来ているようです」と
話しているのに「(日本は)嫌いですよ。だって韓国を苦しめたじゃないですか」という
字幕を入れたのです。番組HPに載せられた“お詫び”にはインタビューの別の部分で
彼女が「日本が嫌い」と言っていたと書かれていますが、言い訳にもなりません。

“意図的だ”、“間違ったじゃすまない”と言われても反論できないでしょう。
ほんの1例ですが、危機感が欠落していることが表れていると思います。
WOWOWに出向中や現役引退後、「フジから来ています」、「フジテレビにいました」と
言えることが誇りでした。今は首をすくめたくなる気分です。

以下、先週のツイートから。

フクロウとネコ 互いに一目ぼれ
生き物に乾杯!

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大阪・中崎町の喫茶店“フクロウコーヒー”の看板、フク社長・フクロウのフクちゃんに
新しい同居人が来ました。猫のマリモです。
この写真を見て胸がキュンとならない人とは付き合いたくありません。ハハハ。
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ネットで見つけた。
newly born・・・
幼子たち 生き物たちに乾杯 2

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ネットで見つけた。
しがみつく・・・
生き物たちに乾杯 3

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ネットで見つけた。
母と子・・・
生き物たちに乾杯4
膨大な写真がここに。 ⇓

http://t.co/V6wJKGNeeO
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世界で最も醜い犬のコンテスト出場犬。
たしかに。でも…。
どんな子だって飼い主にとっては…ねえ。
ほかの出場犬はこちらに。

http://cbsn.ws/1QWpNWU
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この写真を見て年配者は多くのことを想うだろう。
「???」という若い世代の人は何を想うのだろう?

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米軍の爆撃から逃げ惑う裸の少女…ベトナム戦争をとらえた写真の中で象徴的な一枚です。
世界中の人々の胸を揺さぶり、戦争終結を早めたと言う人さえいます。
いま、52歳になった彼女はカナダで健在とのことです。

黒人教会での銃乱射で死亡した牧師の
追悼式が行われオバマ大統領が
「アメージング・グレース」を歌った。
うまいとは言えないが、胸を打つ。
日本国首相の歌は小泉純一郎の
「ラブミーテンダー」しか聞いたことがない。

http://t.co/IGO3trJbkE
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送信したあと、“変な総理”だった鳩山由紀夫が歌っていたことを思い出しました。
いずれにしても、歴史・文化・風土・社会の仕組みが違うので単純な比較はできませんが、
日本の政治家にくらべるとあちらの政治家はぐっと身近に感じますね。

NYの脱獄囚、二人目を確保。
一人目はカナダとの国境まで 15㌔の
ところで射殺されたが、二人目はさらに
北に進んでいた。
2発撃たれているが命に別条はない。
動画は一切なく、CNNとCBS、 NBCが
画像を入手。ABCだけない。

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速報を耳にしてHPを見に行ったとき、写真が出ていたのはCNNとCBSだけでした。
どっちが先だったのかは分かりません。ほどなく、NBCが続き、ABCも数時間後には
写真を手に入れたようです。
現場に報道陣がいたとも思えないのですが、いったい誰が撮ったのか?
それにしても、ABCは焦ったでしょうね。

社葬には3000人が集まった。
寡黙な駅長だったが、きっちりと
役目は果たした。
CNNも"日本一可愛い駅長、
猫のたまが亡くなった"と報じた。

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和歌山電鉄・貴志川線の貴志駅で長く“駅長”をつとめた猫のたまが亡くなりました。
“就任”当時からかなり話題になっていましたが、ストレスを感じる猫も多いので 初めは
冷ややかな目で見ていました。しかし、もともと猫好きですから、おとなしい印象だった
たまが黙々と役目を果たしているニュース映像を見るたびに目じりを下げていました。
ハハハ。
by toruiwa2010 | 2015-06-30 09:36 | 放送全般 | Comments(8)
29日午前10時ごろ鹿児島県口永良部島で新岳の爆発的噴火がありました。
人的被害がほとんどなかったし、海からと陸からの支援を受けて全島避難がスムーズに
終わってよかったですね。
各局の対応を検証してみました。
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NHK

10時からの定時ニュース中、10時3分過ぎに予定外の原稿がスタッフからアナに渡る。
“鹿児島 口永良部島 噴煙上がる”のCG見出し。そのすばやさに驚く。
「今、入った情報です」と噴火の映像つきでアナが原稿を読む。

映像が口永良部島に設置された気象庁のカメラのものであると説明し、気象庁が噴火の
有無を確認中だと伝えた。映像の右上に時刻が書かℜているのだが、多くの時間帯で字幕が
邪魔をする。スローで再生してみて、字幕がかぶる寸前、約2秒で確認した結果、映像は
ライブのものであることが分かった。時間は重要な要素だからスーパーを外さないと。

情報は多くなく、アナは カメラに関すること、立ちのぼる黒い噴煙が確認できること、
気象庁が詳しい状況を確認中であることなど、基本情報を繰り返し読み上げている。
およそ3分後、別のカメラの映像に切り替わるが、アナは落ち着いて描写を続ける。

10時10分、噴火警戒レベルが5に引き上げられたとの速報字幕、続いて口頭でも。
ちょうど、社会部災害担当の記者が話に加わるところだった。
まず、動いている状況についてまとめてほしいと。
そして、最近の活動はどうだったのか?から鹿児島県。政府の対応はどうなるか?まで
噴火からの時間の短さを考えればかなり突っ込んだ話をしていた。

記者が持っている情報、つまり聞いていいこと、聞くべきことはメモの形でアナの手元に
渡っていたと思われる。噛むところもあり、多少上ずる場面もあったが、全体としては
極めて落ち着いた対応だった。
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望月啓太アナは2000年入局、16年目の37歳。今年から「おはよう日本」でニュース
リーダーをつとめる。どんな役割かは分からないが顔出しはないようだ。いずれにしても、
ずっと、報道畑にいたわけではないらしい。
しかし、刻々入る情報を処理しつつ、記者とのやり取りを破綻なく淡々とさばいていた。
こういう人材がそれこそ掃いて捨てるほどいるのだろう。NHK恐るべしだ。ハハハ。

NTV

10時8分、「スッキリ」内に設けられているほぼ定時の顔出しニュース中に字幕で速報。
スカイマークの新社長が決まったなど数項目を消化したあと、10時14分、“速報”として
噴火と警戒レベルのアップを顔出しで伝える。
気象庁カメラの映像と紹介されるも判然としない。
10時25分からの「PON」はほぼ予定通りの内容で噴火関連の情報はなし。
11時過ぎ、報道フロアから 顔出し原稿読みと気象庁カメラの映像。
現地の医師?との短い電話(録音)で話すが、名前が“オグラさん”…とカタカナ表記!
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TBS

10時12分、ドラマ再放送中に字幕で速報。
10時35分、ドラマを中断して報道部から顔出しで伝える。原稿読み。気象庁HPの写真 
この時間でも原稿は整理されていないか、書き直しが多いのか読みにくそう。5分で終り、
ドラマに戻る。(この間のドラマの流れは切られたまま)
電話などはなかった。
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11時からの番組では冒頭から関連情報を流す。
解説委員とともに気象庁の写真などを見ながら話すが、要領を得ない部分多し。
ただし、写真に書き込まれている時間は読み取れる。
噴火について専門的な話ができる災害担当の解説委員がいることに驚く。
11時30分の定時ニュースでも現地とのやり取りは一切なかった。

テレビ朝日

10時10分、字幕で速報。
10時30分「ワイドスクランブル」は冒頭からこのニュースを伝える。
橋本大二郎キャスターが落ち着いた口調だ。経験と実績に裏打ちされた重厚感がある。
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すぐに報道フロアから八木麻紗子アナ(入社8年目)が顔出しで伝え始める。
10時33分、「近くの島にテレビ朝日の若宮ディレクターがいる。若宮さん、現在の様子、
如何でしょうか?」と呼びかけるが、つながらず、総理大臣官邸にスタンバイする記者の
映像が出るなど、情報・指示が錯綜し、混乱している様子が分かる。
官邸の中継をはさんでディレクターと電話がつながるが、スムーズなやり取りにならず。

10分ほどのち、スタジオの橋本・大下コンビがディレクターに聞く。
大下「位置関係は?」、ディレクターは「30キロぐらい」と答える。距離だけでなく、
東西南北を言わなければ、視聴者に“位置関係”は伝わらないのだが。
「いま見えることを伝えてください」と問いかけ、相手の答えが終わり、大下アナが
次の質問をする前に橋本が割り込んだ。
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「そのとき何をしていたか?噴火に気づいたか?」
「音はしたか?」
「爆発の事実はそこの島民に聞いたのか、東京からの情報で知ったのか?」
「見る間に噴煙が大きくなった感じか?」
「竹島は口永良部の北東にあるわけだが…噴煙はどちら方向に流れているか?」
「話をしている間にも噴煙の状態は変わっているか?」
「火砕流も発生しているということだが、火のようなものも見えるか?」

言葉を探すこともあったが、全体によどみなく質問を続けた。拍手を送りたくなるほど
見事だった。1988年に昭和天皇が倒れたとき、連日、テレビで伝えていた彼を思い出す。
容体だけでなく、医師や宮内庁の発表の中にある専門用語の解説も聞きやすかった。

フジテレビ

「ノンストップ」の放送中だったフジテレビは10時12分に“警戒レベル引き上げ”の
スーパーを出し、22分のCM明けで報道センターから速報に切り替えた。
斉藤舞子アナ(入社12年目)が伝えたが、彼女もスタッフも“準備”が整わないまま速報を
スタートしてしまったように見える。いつものことなので驚かないが。

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“地元”・鹿児島テレビのスタジオから伝えるアナも第一報しか持っていないようだった。
原稿を読み終えたあとは、東京からの問いかけも鹿児島の答えも“手探り状態”だった。
島の映像が流れても、どこを写したものか、いつ撮影したものかなどが分からない。
それを示していると思われる部分に字幕がかぶっているからだ。

26分過ぎに「ノンストップ」に戻り、45分から再び噴火関係の報道になった。
アナと島で民宿を営んでいる人が電話で話した。相手が一般の人だから“スムーズ”とは
言えないやりとりだった。

似たような経験をもっている者から見ると、アナが自分で考えた質問もあったようだが、
ディレクターから質問事項を指示されながらインタビューしているように見えた。
相手の話が耳に入っていなかったり、流れている映像を現在のものと捉えているような
質問もあれば、整理された聞き方になっている部分もあって、アナの周辺の慌ただしさが
想像できた。

・・・特番スタイルを始めたのはフジテレビが民放で最も早かったのですが、“バタバタ”の
印象を免れません。早ければいいわけではなく、大事なのは“正確さ”でしょう。

そして、5月14日のエントリーにも書きましたが、NHKの準備の良さが目立ちます。
アナウンサー・記者のトレーニングや大きな事件・事故・災害が起きたときにそなえて
“マニュアル”ができていることが想像できます。民放にはそれがうかがえません。

地震や噴火のとき、現地の人と電話で話すことがあります。
聞くことは常識的なことが多いですが、とっさの場合は何から聞こうかと迷います。
やり取りの“入り口”だけでもマニュアル化しておくべきです。初めの部分でまごつくと
パニックになることもあります。

地震や噴火が起きた瞬間、どこにいたか、 今はどこにいるのか、 そこは安全な場所か、
発生のときの様子は?音は?匂いは?色は? 指定されている避難所までどれぐらいか、
そこまでのルート・手段・距離は?

部内で話し合えばもっといろいろな質問事項が集まるはずです。
整理し、マニュアルにしたものをクリアファイルに入れて各スタジオに常備しておくと、
いつでも、だれでも、落ち着いて対応できると思います。
私は、当然、各局ともに実行していると想像していましたが、そうでもないようです。
「そのときどき、その場に居合わせたアナや記者が、それぞれの能力に応じて…」という
対応では必ずボロが出ます。

現時点では、悔しいですが、準備も対応もNHKがリードし、民放の間には大きな差が
できてしまっています。このままでいいのか?
何かが起きるたび、「NHKはさすがだね」「民放はひどいわ」と言われていいのか?

蛇足

ほとんどの局で、右上の時間表示の部分に字幕がかかっていました。今回だけでなく、
日常的にしばしば見られます。
その映像がライブなのか、過去に撮られたものか…視聴者にとっては大事な情報の一つを
どうでもいい見出しのCG字幕で隠すなんてもってのほかでしょう。
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by toruiwa2010 | 2015-06-05 08:54 | 放送全般 | Comments(2)