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岩佐徹のOFF-MIKE

toruiwa.exblog.jp

実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

カテゴリ:アーカイブから( 89 )

妻用の新しい椅子が来た。
ちょうど2年前に買った私の椅子と
まったく同じものだ。

写真を持参して色も同じものを…と
注文してあったが、二つ並べ、問題が
ないと分かってほっとした。
いい感じのグリーンだ。2年の経過で
私の方が少しみすぼらしいけど。
ハハハ。
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長く、睡眠不足に悩まされている妻は
昼間、リビングでテレビを見ながら
ひどい姿勢で眠りこけることが多い。
ごく普通のソファだから仕方がないが、
身体によくないのは明らかだから…と
リクライニングチェアを勧めたのだ。
好きなときに好きなだけ眠ればいい。


なんと、優しい夫だこと!ハハハ。

by toruiwa2010 | 2018-01-07 14:49 | アーカイブから | Comments(2)

「紅白」から「ゆく年来る年」へ

がつくマンネリ?~( 2010/01/04 初出 )

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それでは、恒例の「紅白を見る」…。

恒例と言っても、まだ2年目ですが。

ハハハ。

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書くまでもないことですが、相変わらずです。

半世紀ほど前によく聞いた“英国病”という言葉を思い出します。

病気を招いた原因も症状もまったく違い、ふさわしい言葉とは

言えないのですが、響きがピッタリ来るのです。

要するに、巨大化した組織の中で、安全かつ最大公約数的な

番組作りを考え、そうは言っても、誇り高き国営放送局として、

民放とは一線を画したい…そんなコンセプトが、出場歌手や

審査員の選び方、総花的な演出にも見え見えでした。

NHKと呼んだっていいのですがね。ハハハ。

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序盤から、さかなクン、綾小路きみまろ、両さん(香取慎吾)

早乙女太一、羽鳥アナと民放育ちのタレントを恥ずかしげもなく

大量に起用したあたりは例年のことですが、視聴者のご機嫌を

一生懸命に取ろうとしている姿勢に“感動”すら覚えます。

羽鳥アナは曲紹介で「ズームイン」の決めポーズをしていました。

一昨年、目玉マークの入ったTシャツを着てステージに上った

フジの中村アナに次ぐグッジョブ!ハハハ。


IKKOとはるな愛には一昨年で懲りたと思っていたのに、再び、

美川憲一に絡ませました。春日(オードリー)の“おまけ”まで

つけていました。「ウチはこう見えて、懐は深いんです」と

言いたいのでしょうか?

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中居正広は6回目の紅白だそうですが、今回はどういうわけか、

イントロで噛みまくっていましたね。お腹の底からではなく、

ノドから先だけで声を出していますから、噛みやすい“傾向”は

あるのでしょう。

そんな中居も、ペースをつかんでからは許される範囲内での

アドリブをはさみつつ 合格点でした。特に コントロールが

難しいお笑いのグループをうまく仕切っていました。

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初司会から“無難”だった仲間由紀恵については、コメントに

困ります。たしかに、ミスはしませんから、任せて安心です。

アナウンサーより華もあるからと考えて起用するのでしょうが、

感情がこもっていないように聞こえる彼女の“起伏の少ない”

話し方はとても苦手です。


毎年 思いますが、なぜ、紅白となると歌手の衣装はあんな風に

なってしまうのでしょうか。

AKB48などはふだんのファッションとあまり差がないので

違和感はありませんが、いつもはすっきりしているEXILE

平原綾香はいったいどうしちゃったのかと思いました。ハハハ。

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事務所やデザイナーが張り切りすぎて、“暴走”するのでしょう。

懲りすぎて、結局、失敗する…という“ありがちな”パターンです。

難しいことは分かります。ステージ映えしなければいけないし、

一方、圧倒的多数の人はテレビフレームの中で見ていることも

考えなければいけないのですから。

何回か出場した研ナオコは、いつもシンプルなロングドレスを

着用していました。顔は“*@#%”(ごめん)かもしれませんが、

その立ち姿は美しく、印象に残っています。


以下、印象的だった歌手、場面をいくつか…。


歌唱で訴えたのは「いきものがかり」でした。

名前は聞いたことがあります。しかし、意識して歌を聴いた

ことはほとんどなかったグループです。気負わず、素直に

唄った歌が届いたのだと思います。

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紅組応援のスーザン・ボイル。

澄んだ声に魅力がありました。ドライアイス以外には特別の

演出はありませんでしたが、あれで十分です。本当に力があれば

何も要らないという証明でした。

徳永英明にも同じことを感じました。

「竜馬伝」がらみの“特別扱い”でグラバー邸をバックに唄った

福山雅治に降りかかる雪も、それはあくまで“自然”だったから、

余計に美しかったのでしょう。

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白組応援の矢沢永吉。

あがっていたのか、唄い終わったあとのインタビューでも

「矢沢だぜ」というわけには行きませんでした。

歌詞がむちゃくちゃになって、途中からスタッフもテロップも

出さなくなりました。恥をかかせると、今後に影響するもんなあ。

ハハハ。

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意外なことに、見せて聴かせたのは幸田姉妹でした。

息がピタリと合って、見事だったと思います。

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今、最高に乗っているグループ、嵐は“さすが”でした。

エンターテインメントとして、十分に楽しませました。

一人一人の活躍ぶりではまだ及びませんが、グループとしては

SMAPを抜いてしまったのではないかとさえ思います。

すべて、“6回目の年男の戯言ですから、読み流してください。

ハハハ。


「行く年来る年」


NHKホールの拍手・歓声のあとに訪れる一瞬の静寂の中に

「ゴォーン」という鐘の音

一拍あって、男性アナウンサーの声でアナウンスが始まる。

「山形県寒河江市の慈恩寺は6年ぶりで雪の除夜を迎えました」…

実際のアナウンスがどうだったか覚えていませんが、たとえば、

そんな風に始めるとすると、この1行はとても重いのです。

番組全体のトーンを決めてしまうからです。

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昔はベテランを配して、重厚なしゃべりを聴かせたものですが、

最近は若い人も多く、少し“軽い”感じが否めません。

東京のアナウンサーの顔出しは必要ですかね?

きちんと書かれたコメントを原稿どおりに話すだけで、形は

“掛け合い”なのに、リハーサルのやりすぎで(ハハハ)、感情が

つたわらないしゃべり方になっていて興ざめです。


「紅白」も「ゆく年くる年」も 基本的な作り方は変えないのが

大原則でしょうから、“ど”がつくほどのマンネリに陥るのも

仕方がないのかもしれません。


さあ、今年も正月から、書きたいことを存分に書きました。

ストレスもなく2010年を軌道に乗せることが出来そうです。

ハハハ。

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by toruiwa2010 | 2018-01-07 08:10 | アーカイブから | Comments(0)

箱根大学駅伝を見る

~ほかにないんだもの…~( 2012.01.03 初出 )

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2012/01/02 のツイート

箱根駅伝:正月の風物詩だ。

テレビ中継が始まって何年になるのか。

最初は東京12CHが部分的に放送した。

結果がよく、すぐに日テレが始めた。

弱肉強食の世界・・・w

落ち着きのある総合司会の村山アナ以外は

盛り上げに必死でうるさい。今年はどうか?

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風物詩だと、本気で思っているわけではありません。ハハハ。

どんなにやりたいと思っても絶対に実況できないイベントを

そんな風には思いません。

トヨタ・カップ、世界陸上、フィギュア、大学ラグビーなどと

並んで、担当する他局のアナをうらやましく思ったものです。

今年はたまたま、骨折で静養中なので結構 長時間見ました。


若い長距離ランナーにとってはあこがれのイベントでしょう。

彼らが大学陸上部の門を叩くのはこの舞台に参加するためです。

在学中に4回しかないチャンスに賭けて、鍛えあげ、自分が

やってきたことに自信がある学生は実にいい顔をしています。

目には見えない火花を散らしながらアスファルトの上を黙々と

ひた走る若者の群像は美しいと思いながら画面に見入りました。

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日テレの中継は去年よりよかったような気がします。

去年は各中継車の実況がクロスすることが多くて気になった

のですが、今年は司会席やディレクターからのQでしっかり

コントロールできているようです。

かつて、日テレのマラソン実況は野球を担当する正統派アナは

タッチせず、報道畑のアナがやっていました。

サッカーも同じでした。何が理由だったのかっは知りませんが、

民放でもとても珍しいやり方でした。


昔ほどではありませんが、駅伝中継の実況メンバーに“色物”の

匂いがするアナウンサーが混じっていて、違和感があります。

東洋大の柏原がゴールに近づき、ゴール地点担当アナに渡す前、

演歌の曲紹介のように朗々と くさいコメントを歌い上げた

1号車のアナが典型です。本人はそれがお得意のようですし、

「あれが好き」という視聴者もいるでしょうが、テレビの前で

“鼻白む”人はもっと多いはずです。


若いアナたちは接戦になると大騒ぎをしますが、そのあと、

司会席の村山アナに戻ると、ホッとする人が多いことでしょう。

地味ですが、実力があり、日テレでは、過去にさかのぼって

考えて見ても“際立って”いるアナウンサーです。

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駅伝を見るとき、ちょっとでも頭の隅に置いておくとさらに

楽しめるポイントを二つ。

山登りに入り 明治が早稲田を追いあげたとき、2号車のアナは

「明治大学が来ました。もう早稲田まで残すところ10㍍ほどに

なってきました」とアナウンス。思わず、


ウソつけ。30メートルあるじゃなか。 


…とつぶやきました。ハハハ。

「手元の時計で5秒ほどに」と自分で言ったばかりなのに

どうしたんでしょうか。

もし彼が口にした二つの数字が正しいなら、この二人の走者は

(5秒差=10㍍だから)100メートルを走るのに50かかる

ことになります。いくら“山登り”でも、それはないでしょう。

きっと同じアナだと思いますが、序盤にも「2,3㍍離れた」と

実況した直後、映像が横位置になると10㍍近い差だと分かり、

厳しい突っ込みを受けていました。ええ、私に。ハハハ。


このように、経験もあるし 気をつけているはずなのに間違える。

縦位置の距離を正確につかむことはとても難しいのです。

見た目以上に距離があると知っておくとアナウンサーの実況に

疑問を感じることがあるはずです。


関連している話ですが、マラソンのトップランナーは100㍍を

18秒平均で走っています。42.195㌔をそのペースで走っても

2時間635秒1で世界最高には及びませんが。

目安として100㍍を18秒、1㌔を3分、5㌔を15分で走って

いることを覚えておくと、参考になるはずです。すくなくとも、

5秒差を10㍍差と翻訳するアナがいたら、「オイッ!」と

突っ込めます。ハハハ。


もちろん、駅伝のペースは違うでしょう。山登りはもう少し

時間がかかるはずです。100㍍を20秒では無理だと思います。

そして、山登り以外の区間は平らな部分が多いですし、距離も

半分ぐらいですから、100㍍にかかる時間も17秒前後では

ないかと思います。

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柏原がゴールしたあと、早明2校の2位争いが激しくなって、

早稲田が明治を引き離したと思ったらCMに入りました。

つぶやきました。


おいおいおい、2位が分からんじゃないか!

明治が抜き返す可能性もあるんだぜ。

そんなところにCMを残すな。

早めに消化しとけ。バカたれ!


差はわずか、2人の表情を見たら まだ逆転の可能性があると

思ったし、柏原と2人の差が5分もあるとは知らず、間もなく

右へ曲がってゴールだと勘違いしたからです。恥ずかしい。

ただし、普通なら 2人の差が決定的になるまで、もう少しは

待ったはずです。あそこでCMに行ったのはそれなりの理由が

あったのだと思います。


視聴者が「えっ、何でこのタイミング?」と疑問に思うことも

あるはずですが、長時間のスペシャル番組のCMの入れ方には、

“XXXX分までに何本を消化など細かな“縛り”があることも

知っておくとストレスは少ないかもしれません。苦しい言い訳。

ハハハ。

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東農大の5区の走者が体調不良のため大幅に遅れました。

往路のゴールが放送時間内に収まらなかったのはとても珍しい

ことしょうね。スタート数時間前の段階で嘔吐したそうですが、

「本人が大丈夫だというので」走らせたと監督が話しています。

競技によっては人数が足りなくても成立する種目はありますが、

タスキをつないでいく駅伝はそういうわけにいきません。

苦渋の決断だったのでしょうが、監督は“走らせない”勇気を

持つべきではなかったかなあと思います。

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柏原が区間新を出して山登りのスペシャリストらしいところを

見せました。

日刊スポーツのアンケートによると、歴代“山の神”の中でも

断トツらしいです。スター・ランナーともてはやす人もいます。

しかし、私の記憶を掘り起こせば、ランニング・フォームや

かもしだす空気などを含めて大学駅伝のスター・ランナーは

早稲田の瀬古利彦、渡辺康幸と順天堂の今井正人の3人です。

マニアックなファンたちにはもっとほかにいるでしょうが、

なにしろ、気が向かなきゃ見ないもので。ハハハ。


選手たちが復路の箱根山中を走っています。 

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by toruiwa2010 | 2017-12-31 08:00 | アーカイブから | Comments(4)

2011紅白を見る

~特に好きじゃないけれど( 2012.01.02初出 )

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2011/12/31 のツイート

病院食並みの我が家の夕ご飯は5時前に終わった。

作りたてのゴマメがうまかった。

歯ぎしりしたいことも多いが、東北には、もっと

辛い気持ちで年を越す人が多数。

紅白で平井堅が歌う「いとしき日々よ」のサビの

歌詞に被災者への無限のメッセージを感じる。

背筋を伸ばして聴こうと思う。


視聴率的に勝てないと、民放があきらめて“適当な”番組作りを

するようになってから、仕方なく見ていた紅白ですが、最近は

大みそかの夜は妻につきあって 最初から最後まで見ることに

なっています。

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司会の井上真央と嵐が妙に硬かったですね。

井上は女優さんですから慣れない雰囲気に戸惑った可能性も

ありますが、嵐のぎこちなさは解せません。自分たちの番組を

持って、ゲストを巧みに“いじったり”する腕も持っているのに、

と思いました。もしかすると、NHKの巨大番組にありがちな

時間の縛りリハーサル通りの厳しさがいつもと大きく

違っていたのかもしれません。


渋谷方面で仕事をしたことがある人から「“XXXX”番組なのに

リハーサルを繰り返されて…あれには参った」と聞かされた

ことがあります。とにかく、“ミス”が怖いのです。なにしろ

“みなさまのNHK“ですから間違ってはいけないのでしょう。

ハハハ。

審査員のコメントも、千昌夫のときの一般人の話も台本通り、

という感じが出ていました。自由奔放だったのは大竹しのぶ

ぐらいのものでしたね。さんま仕込み?ハハハ。


全体の流れがあまり良くありませんでした。絶対数は減って

いないと言いますが、吉幾三や鳥羽一郎と言った常連がいない

せいか演歌歌手が少なく、その分、活躍が目立ったAKB48

K-POP勢が舞台に並ぶと、オープ二ング・シーンの空気

ずいぶん様変わりした印象です。

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KARAや少女時代、東方神起は堂々としたパフォーマンスを

見せました。彼らを出場させたことに抗議してNHKの前では

デモが行われたと言います。集会の自由が憲法で保障される

この国では合法行為ですが、“韓国が嫌い”は仕方がないとして、

罪がない彼らまでおとしめようとする集団的な行動は残念です。


基本的に“好きだから”ですが、平井堅の飾らない、媚びない

歌い方に打たれます。ふと「彼は何を歌うのだろう?」と思い、

検索しました。

「いとしき日々よ」だと分かり、ついでに歌詞を調べました。

…サビの歌詞に胸をつかれました。


♪いとしき日々よ サヨナラは言わないで

あなたに会いたくて もう一度会いたくて

届くまで叫びつづける

忘れはしない この体が消えても

あなたに吹く風よ あなたに咲く花よ

あなたと追いかけた明日よ

また会いたくて


ドラマ「JIN-仁-」のテーマ曲です。制作が災害の前なのか

どうかは知りません。しかし、この歌詞の中に被災者に向けた

メッセージを感じたのです。

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番組が始まる前からとても期待して出番を待っていました。

ああ、それなのに…。ワンコーラスでした。“魂のこもった”

歌だったのに、演歌の間に挟み、その上、出場歌手の中で

一番短かったのではないでしょうか。ガッカリしました。

せめて、サビを二度…。

「マルモリ」や「春よ来い」はどれだけ時間を使ったの?

メッセージ性が少ないから? No kidding 冗談を言わないで

もらいたい。詞の心が読めないのか!歌好きは納得しない。


椎名林檎が真っ赤なドレスで登場したときには思わず失笑して

しまいました。せめて、着せられているのではなく、本人も

気に入って着ていてほしいと思いました。 

…分からないものですねえ。番組が終わったとき、妻が「私は

林檎が一番」と言ったのです。

セットなどを含めた全体の印象だそうですが、意外でした。

意見が合うものもあれば、合わないものもあります。しかし、

48年間も一緒にいれば、何を考えているかは大体想像できます。

それだけに、“林檎が一番”にはビックリ仰天でした。

まあ、好みですからね。ハハハ。


NHKだからではなく、おそらくどの局が放送しても今年は

震災を絡めた演出になっただろうと思いますが、無闇に感動を

押しつけるスタイルは苦手だし、重なると腹が立ちます。

津波で壊れたピアノを直したという嵐の話に始まり、長渕剛や

福山雅治の“演説”も本当に必要だったでしょうかね。

特に、好きなタイプではないのにその歌唱には説得力があり、

歌にはパワーがあることを分からせてくれた長渕の長話は・・・。

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最近はだいぶ減っているものの、紅白というと歌手が張り切り、

デザイナーも頑張りすぎて、個性を全否定するような衣装に

辟易するものですが、そんな中で、いつもシンプルな衣装と

ステージングで歌を聞かせてくれるいきものがかりには今回も

納得です。実力派の歌手ほどシンプル…そんな感じでしょうか。


EXILE…歌とダンス・パフォーマンスを見れば

今 日本一のエンタテイナーであることが分かる。

RISING SUN…いい曲だなあ。

しかし、それ以上に17日が待ち遠しい。

オカザイル!岡村隆史に感動したい。 


暮れに4年前の番組が流れましたが、それを見ても感心します。

小さなエンタテイナー、岡村を早く見たい!ハハハ。


天童よしみの「愛燦燦」・・・歌のうまさにはいつもしびれます。

衣装は毎度のことだから何も言いません。ハハハ。

作曲した本人の小椋桂はともかく、受け取った楽曲を消化して

代表曲のひとつにした美空ひばりがいなくなった今、この曲を

歌うことが許されていいのは彼女だけでしょう。

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紅白が終わり、一瞬の静寂の中にゴーンと

除夜の鐘が鳴る…この瞬間が好きだ。

両アナ、少しトーンが高い…と思ったら顔出しか。

昔のように、声だけで“しゃべり”の勝負をする

スタイルが好きだなあ。今、NHKにもそういう

アナがいなくなったが。


いろいろあった2011年が終わろうとしている。

100年たっても“3.11の年”として思い出される

ことになる。9か月以上が過ぎてなお安穏な

日々を送れない人たちを思う。

中でも、地震と津波を生き抜いた後に政府を

はじめ行政の無為のせいで失われた命を思う。

言い訳はできないはずだ。罪は深い。


2012年・・・いやなことが多かった年が終わり、

新しい年を迎えた。

暗い話題ばかりだった去年の分まで、今年は

いいことがあるようにと祈るばかりだ。

人に怒りや不満をぶつけるのは気分こそ高まるが

楽しいことではない。

楽しいブログやツイートができればいいのだが。

さて、寝るとするか。


・・・新しい年が明けました。

本年もよろしくお願いいたします。

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by toruiwa2010 | 2017-12-30 08:10 | アーカイブから | Comments(0)

誰が“ザビエル”やねん!

~長い友だちと言うけど…~( 2011.06.17 初出 )

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人は父親の背中を見て育つ、と言われます。

「自分もそうなりたい」と思うか、「ああはなりたくない」と

思うかは、ケース・バイ・ケースでしょうが。ハハハ。


私の父は新聞記者でした。子供のころ、学校に行くときには

まだ寝ている、寝るときにはまだ帰宅していない…日ごろは

ほとんど顔を合わすことがありませんでした。かなりの酒豪で

家でたまに見かける姿は必ず酔っていました。

私が“ほんのお付き合い”程度しか飲まないのは、そんな父を

反面教師としたのかもしれません。


「あんな風になりたい」とうらやむ面もたくさんありました。

最大のものは、男としての“スケールの大きさ”です。それは、

休みのたびに我が家に集まってくる友人、部下の多さが示して

いたように思います。しかし、「ああなりたい」という願いは

かなうことなく、ふところの浅い、スケールの小さな男にしか

なれませんでした。トホホ。

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結構、もてたらしいですw


「ああはなりたくないな」と思ったのに “ああなった”ことも

あります。父を思い出すとき、よく脳裏に浮かぶのは、子供の

ころから見慣れた文字通りの「うしろ姿」なんです。鏡の前で、

養毛剤・ヨーモトニックを頭に振りかけている姿です。

私が物心ついたころ、父は40代のなかばだったはずですが、

すでに頭髪の40%はありませんでした。ハハハ。


父のその姿を見るにつけ、「ああなったら悲惨だな」と思った

ものです。

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特にフジテレビのアナウンサーになってからは、当然の理由で

なおさらでした。母の話では、30代の前半から「そうなった」

らしく、私はその年令になるのを恐れました。

ところが、33歳のときのこの写真でお分かりの通り、まったく

その毛生え、じゃなかった気配はありませんでした。ハハハ。


逆に、勢いのある硬い髪がうっとうしいくらいだったのです。

4歳違いの次兄はもちろん、14歳年上ですでに40代後半に

入っていた長兄も問題なさそうでした。

「これなら大丈夫だな」と、その後しばらくは心配することなく

過ごすことができました。

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中学から高校までは、七三分けでした。髪の質が硬いために、

ポマード、チックを大量に使う必要がありました。

写真のヘアスタイルにしたのは高校3年で下宿生活を始めた

ときだったと思います。仲間からは「芝生みたいだ」と言われて

いましたが、洗ったあと2分で乾くのが魅力でした。

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フジテレビに入社したとき、このヘアスタイルについて何か

言われるかと思いましたが、ほぼ“スポーツ専門”だったせいか、

何も言われることもなく15年が過ぎました。


しかし、70年代の初め、いろいろなことがあって報道関係の

仕事もしたいと思い、それには伸ばした方がいいかもと、また

七三分けにしたのです。今度は「アイパー」をかけました。

“パンチ・パーマ”ほどチリチリではありませんが、同じように

コテを使って強引に髪を寝かせつけるのです。

ほとんど同じ髪型だった逸見政孝と、よく 会社の理容室で

並んでかけてもらったことを思い出します。


テレビのアナウンサーは画面に顔を出すことが多いです。

イケメンである必要はないと思いますが、視聴者との“距離”を

決める上で“見た目”は大事です。

私の悩みは、「とっつきにくい」「堅苦しい」「お澄まし」という

印象を与えてしまうことでした。付き合ってもらえばそうでもない、

むしろ”軽い男”だと分かって貰えるのですがね。ハハハ。


そこで、70年代後半にメジャー・リーグ中継で長期海外出張が

続くのを機にゆるいパーマをかけることにしました。少しでも

やわらかい印象を…と考えたのです。

退社してフリーになったと思ったらすぐにパーマをかけ始めた

逸見もきっと同じ発想だったのでしょう。

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1978年 アストロドーム放送席でパンチョ伊東さんと


「現役の間は大丈夫なんじゃないか」と、なんとなく信じ込んで

過ごしていたある日、“それ”は突然やってきました!

50代の半ばになろうかというころ、ウォーキングからもどって

鏡の前で帽子を取ったとき、汗でぺしゃんこになった髪の間に

“地肌”がはっきりと映っていたのです。

青天のヘキレキでした。妻に話すと「そうよ」と驚いた様子は

ありませんでした。気づかぬうちに“進行”していたのでしょう。

ハハハ。

それでも、「いざとなったら、そのときはそのときさ」と腹を

くくって何もしませんでした。


しかし、定年のころには はっきり“薄い”状態になっていました。

そこで、ちょうど発売が始まったばかりの「リアップ」を使う

ことにしたのです。効果の程はよくわかりません。

ただ、少なくとも、進行は止まったように思います。

とは言え、正面から見れば昔とそれほど変わらないものの、

てっぺんが薄いことは本人がよく知っています。

そのころの私は、画面で「こんにちは」と挨拶をするときも、

何かの理由でお詫びするときも、決して頭は下げませんでした。

ハハハ。


リアップは、効いているのかどうか分からないまま使い続けて

いました。「やめたら抜ける」と聞いていたからです。ハハハ。

そして、去年のはじめ、前立腺がんが見つかり「9月に手術を

するが、進行を抑えるために」と、それまでは女性ホルモンの

投与を受けました。ドクターの説明では「突然の体の火照りや、

お腹に脂肪がついたりする副作用もあるが、髪の毛は増える

ことがある」と言われていたので、ひそかに期待しました。


秋ごろに「増えたんじゃないかしら」と妻が言いました!

確かに、増えた気配はありました。しかし、ホルモンはいずれ

体から抜けていくわけですから、手放しでは喜べません。

困ったのは、ホルモンが理由なのか、使い続けたリアップが

ようやく効いてきたのかが分からないことです。ハハハ。


少し前に血圧が高くなっていることが分かってあわてましたが、

気色が悪かったのはこれも原因がハッキリしないことでした。

いろいろ考えている中で、リアップの説明書に「血圧の高い人は

医師と相談してください」とあったのを思い出しました。

「やめると抜ける」のは怖いのですが(ハハハ)命に代えることは

できません。思い切ってやめることにしました。

かと言って、何もしないのはまずいだろうと思い、化粧品店で

勧められるままにアデノゲンという育毛剤を使い始めています。

今のところ変化はありませんがしばらくは 朝、顔を洗ったあと、

鏡とのにらめっこが続きそうです。ハハハ。


そんなある日、理容室で週刊誌をぱらぱらめくっているとき、

フジテレビの同期生、露木茂の写真が目にとまりました。

「私も2001年に自毛植毛しました」のキャッチ・コピーがついた、

ある企業の広告でした。若いころから確かに薄かったですから

悩んでいたはずです。彼の容貌なら、すこし薄くても違和感は

ないと思っていましたが、その人の感じ方ですからねえ。

それにしても、まさか植毛の広告塔になるとは驚きました。

その勇気に乾杯!ハハハ。

「生涯生え続け、メンテナンス不要」かぁ。いいかもしれない。

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昔、「髪はながーい友だち」というコピーがありました。

「髪」という漢字の一部、「長」、「友」を組み合わせると「髪」に

なることを現した、いいコピーでした。

男は、この“長い友だち”と一生仲良くしたいと思っています。

誰もがうまく行くとは限りません。そのときにどうするかは、

人によって違います。

私ですか?さぁ、迷いますねえ。思い切ってスキン・ヘッドに

して見ますか?でも、頭の形がよくないからなあ。ハハハ。

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2008年当時のルーニー

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2011年:術前・術後


マンチェスター・ユナイテッドのウェイン・ルーニーは悩みが

深かったのでしょうね。

チャンピオンズ・リーフ決勝の直後にひそかにクリニックを

訪れて植毛手術を受けました。

うーん、ヘッディングは“額の生え際”で、と言いますから、

分かりやすくなったかも。ハハハ。


25歳の彼が悩んだのは分かる気がしますが、私の年齢になると

まったく気になりません。旅に出るとき、妻が後ろ姿に向けて

シャッターを切るのが分かっても平気です。

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“ザビエル・はげ”か、うまいこと言うなあ。せめて“前から来て”

ほしかったなあ。ショーン・コネリーみたいに。ハハハ。

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by toruiwa2010 | 2017-12-24 07:17 | アーカイブから | Comments(0)

どうしたんだ週刊誌!

劣化はテレビだけじゃない?~( 2011.08.11 初出 )

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日本製品が「安かろう、悪かろう」と言われた時代のあと、

先人たちの懸命の努力があり、その結果、あらゆる分野で、

どこに出しても恥ずかしくない、日本人として誇らしく思える、

質の高い製品・作品・文化・科学が世に出る時代があった。


“平和と繁栄”の時代が長すぎたのか、いま、そこここで

“劣化”が進んでいる。


ここ数年、マスコミ…中でもテレビの評判が悪い。

耳に、目にするたびに肩をすぼめてしまう。

どん底の時代も絶頂のときもリアルタイムで知っている。

私がテレビから足を洗った時期と、世間さまの非難の声が

高まりはじめた時期が重なっている気がする。

知らぬ間に“劣化する”テレビに手を貸した部分もあるだろう。

愛している世界だけに残念だし、忸怩たる思いがある。

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そんなとき、新聞に出ていた週刊ポストの広告にギクリ!

2ページ 見開きのトップに大きな文字で「テレビよさらば」!!

いやいや、これはまずいぞ。


・見たい番組がひとつもない

・芸人を集めて楽屋話ばっかり。それでスベればもう立派な

放送事故です

・イベント 通販 不動産電波を使って副業でボロ儲けは

おかしいよ

・番組検証 韓流ドラマと番宣と通販ばっかり


ネット上で一部の連中が言ってることとさして変わりはない。

しかし、「週刊ポスト」となれば、話が違う。影響力は大きい。


外出のついでに買った。読んだ。…ホッとした。

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なんとも中身のない記事に驚く。

11ページに4本の特集が組まれているが、3本目までは

誰が書いたものか、記述がない。

4本目は「落日のテレビ 私はこう考える」で識者”4人の

意見が掲載されているが、露木茂を除くと私にはなじみの

薄い人たちだ。特に4人目の呉智英氏には驚く。彼の話は、

いきなり「そもそも私はほとんどテレビを見ない。64歳の

今まで200時間ぐらいしか見ていない」という驚きの言葉で

始まっている。


…それじゃあ、“テレビが何か”が分かんないじゃないか。

見たと言う200時間の内訳を聞いてみたいもんだ。


彼の話の最後はこうなっている。

「テレビを見ていようが、東大に受かる子どもは受かるし、

受からない子どもは受からない。結局はその程度の話で、

毒にも薬にもならないのがテレビなのだ。見たければ目から

血が出るまで見ればいい」


…「特集:さらば、テレビ」のシメがそれかい!言っとくが、

あんたの意見も“毒にも薬にも”ならんぜ。


「公共電波を使って副業三昧 “電波利権ビジネス”の結末」

という特集2の冒頭に「仕入れ値」の600倍の売り上げ

小見出しがある。

そんなにボロかったのかと、よく読むと…テレビ全局が

払っている年間電波利用料金は、年間で50億円前後、一方、

全社の総売り上げは3兆円近くに上ることを指している。

この記者は、テレビの“仕入れ値”は電波料だけだと思って

いるわけだ。番組制作費も宣伝広告費も一切含まないのだ。

“愉快犯”はこういう話を簡単に信じて拡散するから怖い。


地上波はキー局5社による独占体制で、競争相手もいない

という“けったいな”記述もある。“5社による独占って。

なら、10社による独占も100社による独占もあるわけだ。

たぶん“寡占”という言葉を知らんのだろう。彼が見ると

フジにとって、TBSも日テレも競争相手ではないのだ。


まあ、でも、このレベルの記事でよかった。

これを読んで「そうか、じゃ、テレビとおさらばするか」と

考える“お調子もん”はおらんだろう。


しかし、テレビに問題があることは紛れもない事実だ。

この程度で済んでいるうちはいい。早く手を打たないと

取り返しのつかないことになりかねない。

繰り返すが、イギリスの暴動を見ても分かる通り、デマや

怪しげな情報ほど、速く広く拡散して行く。決して、甘く

見てはいけない。

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同じ日、週刊朝日も買った。表紙に菅直人の顔写真があり、

最上段と左右に、「スクープ 菅首相独占インタビュー」

「菅直人が3.11後のすべてを語る」の見出しが躍っていた。


この時期に総理の単独会見は珍しい。何を語ったか?


108分に渡ったというインタビューだが、ひどいもんだ。

ダメ総理の自己主張・いいわけをアシストしている。

“腐っても週刊朝日”だと思っていたが。


最後の質問は当然「いつ辞任するんですか」だった。

菅直人:…総理である以上、いずれ去る日が来るその時まで、

言うことは言い、やるべきことはやりぬきますよ。どうにか

原子力行政の抜本改革の道筋はつけたい。これがいまの

率直な思いです。


話は続くものと思いつつ、ページをめくると…次の項目だった。

おいおい。なんだ、これは。そりゃないだろう。

一番聞きたい質問の答えがそんな終わり方?

「いえ、我々が伺いたいのは いつ辞めるのか、なんですが」と

たたみかけなきゃ、会見の意味がなかろう。


今の時点で総理に聞きたいのは、何を考え、悩み、どんな

立派な実績を残したか、じゃなくて「いつ辞めるか」の一点だ。

それだけじゃ、ページが埋まらないから、いや総理として

これだけやったという自慢話もさせなきゃいけないだろうが。


最近の週刊誌は広告の見出し以上の中身に出会うことがない。

ここでも“劣化”が進んでいる、ということらしい。

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by toruiwa2010 | 2017-12-23 06:38 | アーカイブから | Comments(0)

・・・つづき


NHK堀潤アナのアカウントは

2012/03/31で閉鎖された。


堀アナ&世界選手権

~アツイ応援もほどほどに~( 2012.03.30 初出 )

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2012/03/29のツイート

NHK堀潤アナのアカウントが閉鎖される件:

局の論理では 組織の枠を踏み出した発言が

あっては困る。

直接、それを禁じるやり方もあるが、それでは

非難の標的になる。外堀を埋める意味で・・・

「内容変更に伴い」と理由をつけて番組から外す。

当然アカウントは閉鎖。(続


続)そんな流れで“不都合な”アカウントを

閉じたわけだ。外から何を言っても無駄だ。

彼らが 生きるための確固たる考え方に基づいて

いるのだから。熱い応援もいいが、自制心を

働かせるべきだ。今でもNHK内での立場が

危うい彼をさらに追い詰めることがないように。


当ブログの過去の記事にも彼の女性ファンが熱いコメントを

多数 寄せていた。彼のアカウントが閉鎖になる件については

ツイッター上にNHK番組審議委員を初めとする有識者からも

疑問の声が寄せられ、「堀アナのアカウントを残して」の声が

無限とも思える勢いで拡散されていた。

気持ちは分かるが、ヒステリックに声を上げても意味はない。

理性を働かせれば、それは無理だと分かるはずなのだから。

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以前にも書いたが、彼のツイートに問題があったとは思わない。

完全に個人の資格でやったのならほぼ100%うなずける内容だ。

賛成する人も多いはずだ。

しかし、“保守的”&“事なかれ主義の権化たる大NHKの中で、

番組の公式アカウントを使って…となると話は違ってくる。

上層部にもいろいろな考え方があるだろうが、最後には必ず

“組織の論理”が顔を出すからだ。


視聴率は分からないが、大きな失敗はしていないようだし、

不評でもなかったのに、“担当2年での交代は通常のNHK

やり方ではない。今回 彼を番組から外したのはアカウントを

使わせないようにするのと同時に“懲罰”の意味が込められて

いると考えるのが自然だと思う。“それだけ”で済んだことが

信じられないほどだ。

NHKに限らず、組織が大きくなればなるほど、その防衛には

“恥も外聞もなく”対応するのが普通だ。


感情に流されてやみくもに彼を応援するのは考えもの。

アカウントが残ってもこの流れなら彼自身の発信は制限される。

だとしたら、どんな意味があるのか?

サポーターたちがその思いを共有し続けたいと言うのなら、

特別なハッシュタグを作ってそこに集まれば事足りるはずだ。

一人のアナウンサーを偶像視したり、いまあるアカウントを

特別視したりすることは彼にとってプラスになるとは思えない。

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“問題”になった投稿のときも、時間の経過とともに、気分が

高揚して行くのが文面にも表れていた。山本太郎や高岡蒼甫を

思い出した。そういう性格なのだろう。

今回の「アカウント残せ」のRT大合唱に背中を押されて、

まかり間違っても更なる“愚行”を重ねないことを望みたい。


堀アナ&世界選手権2

~“ななめ”から眺める~( 2012.04.02 初出 )


“ていよく”消された?


2012/03/29のツイート

NHK堀潤アナがツイッターで二つの報告をしている。

1.海外留学することになった。

2.業務用アカウントは終わるが新たに

全国のNHKアナのためのアカウントが開く。

・・・眉に唾して読まなきゃダメだ。

決して「めでたしめでたし」ではあるまい。(続


続)バカに急な海外留学だ。

やけに都合のいい話だ。

うわべは円満解決に見えるが、NHKとしては

ていよく「ところばらい」した、

ということじゃないのか。

期間は不明だが、帰国時アナウンサーとしての

席がなくても不思議じゃない。

そういう組織だと思うぜ。


外部からながめていただけだから、実際にどの程度の“摩擦”が

あったのか、あるいは、なかったのかは知らない。

わずかな情報を根拠に想像するなら…

堀潤アナは番組から外され、キャスターだったが“ゆえに”

使えていたアカウントも閉鎖になった、ということだ。

会社側の提案らしき新しいアカウントは全国のNHKアナと

“共有”だから、これまでとは 意味も意義もまったく違う。

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本人はめげることなく、相変わらず意気軒高だ。

新たにプライベートなアカウントを作って発信を続けている。

これには会社も手出しはできまい。あくまで個人の立場だもの。

ただし、だからと言ってまったく自由に発言できるわけでは

なかろう。彼には“NHK職員の肩書がどこまでもついて行く。

発信の内容次第で 組織はいろいろなことを仕掛けてくると

思った方がいい。


今度の“結論”にも意外な要素が詰まっている。

地方へ…ではなく、海外留学だそうだ。

うわべはまるく納まった感がある。

うーん、そう来たか…である。

めでたし、めでたしなのか?


そうではあるまい。組織としては、彼らから見れば“病んでいる”

細胞を除去した。先のことは、またそのときに考えればいい。

そんなところだろう。臭いなあ、匂うなあ、悪臭ふんぷんだ。

留学終了時、「さらに視野を広げてほしい」と地方局への転任…

「定期的な通常人事の一環」と言われれば拒むことはできない。

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担当番組の最終回、軽く最後だというアナウンスもあったが、

「それでは・Bizスポ・今日は・この辺で・失礼します」と

“普通”に締めくくっていた。そこに思いを込めたようだ。

精神的にはタフなようだから心配は無用なのだろう。

新たなアカウントから精力的に呟き続けている。

この“物語”も さらに続くのだという予感。


NHK・堀アナ退社へ

~その道、険しかるべし~( 2013.03.28 初出 )

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堀潤アナが201341日付で

NHKを退社することが明らかに

なったのは318日前後でした。


2013/03/20 “面識のない人のツイート

一年前にRTした堀潤アナに関する

岩佐徹(@toruiwa)さんのツイート。

完全に予想通りの結果になった。

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TLでいきなりこのツイートを見たとき、ぎょっとしました。

最後の2行は私が書き込んだツイートだと分かるからです。

自分が呟いた内容には責任があるし、間違っていない自信も

ありますが、“万一”ということもありますから。ハハハ。


*ここに書かれている私のツイートとは

上記 2012/3/31づけのものなので省略。

また、堀アナの“そもそも”のツイートは

“国や組織に期待してはだめだ”以下、

昨日の記事に書いた通りなので省略。


20111214日には記事も書きました。

経緯を記したあと、この時点で正月の特番の収録も終わって

いましたから、年内はこのままにして、特番を放送したあと、

正月休み明けにも“処分”の発表…そんな経過が考えられる、

正月明け以降“転勤(異動)”先の地域以外ではイケメンとして

人気がある彼の姿を見られなくなる可能性は非常に高いなどと

書きました。

受信料で成り立っているNHKがこれを放置するはずがないと

思ったからですが、私の予測はものの見事に的中しました。

振り返ると、この件に関してはきっかけから結末まですべて

予想通りだったのです。


その道、険しかるべし


1年のアメリカ留学を経て詰め腹退職に至りました。

ツイッターのフォロワーを彼の“サポーター”だと考えるなら、

支持者は多いようです。しかし、NHKの看板を背負っていた

ときとこれからでは取材のやり方もガラッと変わります。

変わらざるを得ないのです。ジャーナリストとしての確固たる

実績はまだありません。その中で、今後やりたいと言っている

個人としての取材・発信がどこまでできるか?

正直言って、少し疑問です。


フジテレビで“問題発言”があって退社した後輩・山川建夫は

「たとえ人通りがなくても、タクシーが一時停止しなかったら

注意します」と言っていたほど筋金入りの正義漢でした。

堀にそこまでの覚悟があるでしょうか。

SNS時代の今は 応援する人の声が直接耳に入ってくるだけに

“支えられている”感は半端じゃないでしょうが、それに乗って

しまうのは危険じゃないですかね。


ちなみに、彼について何度かツイートし、記事を書いたあと、

1216日から業務用アカウントで私をフォローしていました。

あまり誉めてはいなかったし、ネットが“ざわざわ”したときの

ブログ記事ではNHKのような組織の社員としてどうなのかと、

“冷めた”書き方だったぐらいなのに。

フォローにどんな意図があったのかは知りません。ハハハ。

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なお、石田研一放送総局長は定例の会見で「突然で驚いた。

本人の強い希望なので、残念だが、いたしかたない」と話した

そうです。ウソおっしゃい。ハハハ。

…組織は、ていよく、彼らに言わせれば“病んでいる”細胞を

除去したのです。しかも、“本人の意志”で押し通せる形で…。

最高の決着です。まさに、願ったりかなったりでしょう。

まったく、組織ってやつは。ハハハ。


一歩踏み出したのですから、その道を進むしかありません。

かなり険しい道になると思います。今朝の一般紙に載っていた

週刊文春の広告に“NHK・堀潤アナ-電撃退社の陰で「上司も

知らない」重大疑惑!”とあります。

きっと、“重大”でも“疑惑”でもなく、上司が知らなくてもいい

ネタなんでしょうが、彼の周辺と違って、世間の目は“冷めて”

いると思わなければいけません。


35歳です。1981年に43歳でアナウンサーを辞める決意をした

私のように後悔しないことを祈るばかりです。面識もないのに

余計な心配でしょうが。ハハハ。

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by toruiwa2010 | 2017-12-17 08:12 | アーカイブから | Comments(0)

ちょっと、ヤバイんじゃないの?

“NHKのイケメンのツイート~( 2011.12.14 初出 )

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2011/12/13のツイート

数年前「NW9」にヘアスタイルだけを見たら

中村獅童と間違えそうなアナが出ていた。

昨日の彼のツイートに驚く。NHK職員がここまで

モノを言ったことはないと思う。

時間とともに高揚していくのが分かる。

山本太郎や高岡蒼甫のようにならなければいいが。 

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フジテレビの後輩&好漢・山川建夫を思い出す。

入社してきたときから“大人”の言動が目立ち、私の方が5

先輩だったが、話すたびに、腹の中を見透かされているようで

はなはだ落ち着かない気分だった。

人気番組「小川宏ショー」の司会グループに大抜擢されたのは

入社3年目だった。しかし、ほどなく、会社上層部の“逆鱗”に

触れてしまった。


“ベ平連”で活動していたこともある彼は 同じフジテレビの

番組でベトナムを取材・報告した「3時のあなた」の司会者・

山口淑子(元女優)を放送の中で批判したのだ。

「わずかな取材時間で戦争の実態が分かるのか」と。

…出番を減らされ、結局、1年で番組を下ろされた。たしか、

最後の挨拶でも「自分の意志ではない。下ろされるのだ」と

発言していたと記憶する。


堀アナの話に戻す。

リポーターとして登場するたびに「その髪型、ヘンだぜ」と

突っ込みを入れていた。冒頭の私のツイートはあとに記す彼の

ツイートを見て投稿したものだ。

“昨日”とあるのは1212日のことだが、その二日前に彼は

正月特番の司会をしていたようだ。

「新世代が解く ニッポンのジレンマ」(2012/01/01 Eテレ)

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40歳以下の若い世代による討論番組でテーマは「格差」だ。

収録は6時間に及び、そこで彼の中の何かが刺激されたようだ。

翌日は何もなく12日の早朝と夜、立て続けに呟いていた。

その日 最後のツイートがこれだ。


国や組織に期待してはだめだ。

もうだめだ。僕らで動こう。

僕らで考えよう。僕らでこの国を変えよう。

だって、僕らの国なんだからさ。

誰かに任せるのは、もう、やめよう。

僕らは皆仲間だ。

ここでこうして繋がっている皆は、

何かに気が付いたからこうして

繋がっている。だから、僕らが動こう。


時間の経過とともに気持ちが高まり アドレナリンが猛烈に

流れ始め、自分の言葉・行動に酔って行く様子がうかがえる。

書かれていることは個別に見ればそれほど大したものではない。

ある意味“巧妙に”、攻撃相手の決定的な名指しも避けている。


しかし、ネットはざわめいた。

「すごい!」「応援する」「NHKにもこんな人が」と絶賛の嵐だ。

分からなくはないが、NHKで報道・情報系の番組の総合司会を

つとめるアナウンサーが、NHKの公式アカウントを使って

書いたとなると、いささか問題があるだろう。


特に“みなさまからの受信料で成り立っている”企業の社員が

外に向けて“一定の思想”をほのめかす発言をするのはまずいと

上層部は考えるはずだ。

昨日深夜のレギュラー番組の司会は普通にこなしていた。

この番組から外して正月特番をそのまま放送では、いかにも

不自然だからか?

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3時間特番の収録はすでに終わっている。今から録り直すのは

常識的に無理だ。総合司会だから彼だけをカットすることは

きわめて難しい。年内はこのままにして、特番を放送したあと、

正月休み明けにも“処分”の発表・・・

考えられるのはそんなシナリオだ。


いずれにしても、正月以降、 “イケメン”として人気がある彼を

テレビ画面で見ることは “転勤”先の地域をのぞけば なくなる

可能性が非常に高い。


今のところ、昨日、今日はツイートがない。

もともと毎日つぶやいているわけではないが、相当“エッジ”が

効いた発言のあとのこの沈黙には意味があるのかもしれない。

批判するにしても擁護するにしても、材料が少なすぎる。

しかし、このあと発言するたびに視聴者はその言葉の裏にある

ものを考えてしまうことになった。

これはまずい。やっちまった…ということか。


予測が的中した( 2012.02.29 初出 )


2012/02/28

NHKBizスポ」の堀潤アナが番組から

外れることになった。本人がツイッターで

報告している。番組内容の変更に伴って、

となっているが「狙い撃ち」されたのは

間違いない。12月のツイートで政府批判を

していたときに「危ないぞ」と書いたが、

的中してしまった。


1212日の夜、NHKのイケメン・堀アナが矢継ぎ早に放った

ツイートがネット上で話題になっていました。好奇心が旺盛な

(ハハハ)も早速読んでみました。

一般の人が言うならほとんど問題にならない発言でした。

しかし、NHKの職員としてはどうなのかなと思い、14日に

「ちょっと、ヤバイんじゃないの? ~“NHKのイケメン

ツイート~」を書きました。


(中略)

彼のツイートとそれを見た私のツイートは

上記の通りなので省略する。


テレビもラジオもすべて総務省の監督下にあります。中でも、

予算・決算ともに国会の承認が必要なNHKは 組織として

時の政権の顔色をうかがっているのだと思います。ことの

是非は別です。

「これはきっと問題になるぞ」と直感しました。上層部は必ず

個人より組織を優先することを“経験”で知っているからです。


個人のアカウントだったとしても、彼は名前と立場を明かして

彼は、NHKの公式アカウントで発信したのです。

受信料で成り立っているNHKとしてこれを放置するはずは

ないだろうと思いました。彼もNHKの企業としての特性は

入局するときから理解していたはずです。

「これぐらいは大丈夫だろう」と考えたとすれば、“浅慮”の

ソシリはまぬかれません。


前述の私の予測は、この時点で収録が終わっていた正月特番の

放送後、番組からの降板、地方への異動をふくむなんらかの

処分が出るのではないか…でした。

時期はずれましたが、不幸にも的中してしまいました。

彼のツイートを読むと“不退転”の決意がうかがえます。すべて、

覚悟の上でなんとか風穴を開けたいと思っての行動でしょう。

だとすれば、後悔はないはずです。

是非 そうであってほしいと思います。


つづく・・・

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by toruiwa2010 | 2017-12-16 08:11 | アーカイブから | Comments(0)

絶叫中継( 2005.08.14 初出 )


日本でスポーツ実況が始まったのは放送局がNHKしかない

時代でした。もちろんラジオです。見たままを言葉にする…

からスタートしたのだろうと思います。

「神宮球場どんよりとした雲、黒く低くたれた空、カラスが

1羽、2羽、3羽、4羽、風雲いよいよ急を告げております」。

戦前の六大学野球で松内則三アナが残した名実況です。


1932年のロサンゼルス・オリンピックでは何らかの事情で

競技場からの中継が認められませんでした。そこで生まれた

窮余の一策は“実感放送”です。アナウンサーが見てきたことを

スタジオで描写するのです。

そのころでも11秒ぐらいで走ったはずの100㍍が、放送では

1分もかかってしまう珍現象も起きたそうです。ハハハ。

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私が子供のころは、NHKのラジオしかない時代でした。

スポーツが大好きだった岩佐“少年”は、各種のスポーツ中継に

いつも耳を傾けたものです。

その中には、アナウンサーとしては初めて野球の殿堂入りを

果たした志村正順さんがいました。野球と相撲を主に担当した

名アナウンサーでした。スポーツ実況の“原型”を作った人です。

NHKからはその後も、続々と花形スポーツ・アナウンサーが

生まれました。ただし、目に映ったことを言葉にする、という

流れは基本的には変わりませんでした。


やがて、テレビの誕生です。

学生のころのことですから、細かいことは覚えていませんが、

新聞でどなたかがこんなな主旨のことを書いていました。

「これまでなら『横綱、照国が西から登場しました』と言う

ところだが、○○アナは『西から登場したのは横綱、照国』と

言った。これがテレビの実況である」…音声だけのラジオと

映像があるテレビでは小野豆と実況のやり方に違いがあって

しかるべきだと言うのです。なるほど。


しかし、全体としてはラジオ的な実況を続けるアナウンサーが

圧倒的に多かったと思います。

そのうち、業界内からも視聴者からも「見てりゃ分かることを

しゃべる必要はない」という声が出始めました。

ちょうどそのころ、私はフジテレビに入ったのですが、当時の

アナウンサーたちは「それじゃあ、われわれは何をしゃべり、

何をしゃべらないのか?」についてまだ迷っていました。


実は、この「見りゃ、分かる」をどう考えるかはとても難しい

ところなんです。言葉通り、画面を見ていれば、現場で何が

行われているかがすべて分かる人もいるでしょう。

一方、本人は分かっているつもりでも理解が間違っていたり、

まったく分からない人もいるはずです。


先輩たちが迷っていたのは、どこを“落としどころ”にするか、

ということだったのでしょう。また、競技によっては、画面で

すべて見えていても、実況がないと物足りないものもあります。

ボクシングなど、格闘技が典型的な例ですね。

雰囲気的に、ないとおかしな競技もあります。

競馬中継に実況がないと落ち着きませんよね。

お金がらみですから、アナウンサーには“絶対ミスはできない”

というプレッシャーがかかりますが。

最後に、非常に微妙な、“盛り上げるため”の実況があります。

ハハハ。

つまり、見えていることでも、アナウンサーが実況することで

視聴者の興奮をさらに高めよう、というわけです。

その弊害がここ10年ぐらい激増している「絶叫型」の実況では

ないでしょうか?

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年齢的なことでしょうが、この夏のスポーツ中継、暑苦しくて

仕方がありません。ハハハ。

バレー・ボールのワールド・グランプリ、世界水泳、サッカーの

東アジア選手権、世界陸上…まず、スタジオが熱すぎて!! 

誰が どう、ということではありませんが、生理的にどうしても

受付けないんですからしょうがないですよね。

「この演出が本当に必要か?」「視聴者はこれが好きなのか?」と

考え込んでしまいます。


アナウンサーたちの気持ちを考えると複雑です。

局の方針もあるでしょうから、アナウンサーばかりを責める

ことはできませんがね。今年は、水泳や陸上で、独りよがりの

“古舘節”を聞かないですむのが唯一の救いでした。


「数字を上げるためなら、金に糸目はつけない。何をやっても

いいから」と、1995年のバレー・ボール、ワールド・カップの

中継を任された私の親しいプロデューサーは、バレー中継の

経験の浅い三宅アナをメインに据え、ネット局から“絶叫系”の

アナウンサーを二人呼びました。

「どうですかね?」と聞かれたとき、「そんなの無理だよ」と

答えました。私の言葉に関係なく決めてるくせに。ハハハ。


しかし、分からないものです。ふたを開けてみると、三アナを

のぞけば、テクニックも何もないやかましいだけの放送なのに

“いろどり”として起用したV6の効果もあって、前回大会を

大きく上回る視聴率をたたき出したのです。私の“認識”では、

プロレス以外で、絶叫型が誕生したのはこのときです。


あっという間に、どの局も足並みをそろえて、スポーツ中継は

実況中継ならぬ「絶叫中継」になっていきました。

アナが絶叫する理由ですか。いくつか考えられます。


・局の方針に従っている

・かっこいいと思っている

・視聴者の共感を得ていると思っている

・盛り上げる方法をほかに知らない

・この場面を伝えるにはこれ以外にないと思っている・・・


こんなところでしょうか。


本にも書きましたが、“状況を考えずに”絶叫すると視聴者に

嫌悪感を与えるのだと思います。とても難しいことですが、

絶叫する場面が視聴者の気持ちの“高まり”とシンクロすれば

違和感はないはずです。


絶叫はなんとか我慢できるとしても、“事実”に目をつぶって、

「まだチャンスはある」「巻き返せる」と、解説者も巻き込んで、

視聴者を間違った方向に引っ張っていく昨日のマラソンの

ような放送の仕方は勘弁して欲しいですね。

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少なくとも、WOWOWに来てからの私は、“癒し系”とか

“絶叫とは対極にいるアナ”とか言われ、いくつかのサイトに

取り上げられたことがあります。“縁側のひだまり実況”と

評した視聴者もいました。あちらは褒めたつもりではないかも

しれませんが、気に入ってます。ハハハ。


私も、「絶叫」しないわけではありません。ここという場面では、

放送上の効果を狙って、声を張り上げることもしばしばですが、

実況全体のトーンがかなり“おとなしめ”なので、そんな印象を

与えるのでしょうか。

今のスポーツ中継はどこの局もにぎやかな演出を好む傾向に

向かっています。若いアナほど、その方向に“合わせた”実況を

しなくては生き残れないでしょう。

しばらくは、“オーソドックスな”実況をするアナウンサーが

出てくる可能性は低いかもしれません。


ここ数年は、Jリーグや高校野球に出てくる若いアナの中には、

かつてのNHKにはいなかったような絶叫型アナウンサーが

時々います。アテネ・オリンピックでもかなり絶叫する人がいて

びっくりしました。「ブルータス、おまえもか?」。ハハハ。


時代とともに、年寄りには、だんだん見るものがなくなって

住みにくい世の中になってきました。ハハハ。

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by toruiwa2010 | 2017-12-10 08:30 | アーカイブから | Comments(0)

独特の、紙のにおいがたまりませんでした。

“それなりに”苦労して書いた原稿が形になったのです。

2002114日、出来上がって、届けられた本の山を

目にしたときの感動を忘れることはありません。

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「絶対、本を書くべきですよ」という後輩の言葉に背中を

押されるように、スポーツ・アナとしての自分を振り返る

原稿を書き始めたのは前年の6月、全仏オープンの出張を

終えたあとでしたから、完成まで1年半かかっています。


出版社を探す努力もしませんでしたから、500冊限定の

自費出版になりました。

タイトルは「WOWOWの岩佐ですが なにか?」ハハハ。


視聴者には抽選で差し上げたのですが、外れた方の中から、

残念と言う声が届いていました。

2003年に始めたHPのコンテンツに「MY BOOK」として

全文を再録しました。“ハプニング”のため中断しましたが、

先日、ようやく完了しました。( 2011.08.06 )


棚の上の自分 ( 2004.09.20 初出 )


タイトルの意味は、「自分のことは棚に上げて」です。念のため。ハハハ。


ちょうど「リーガ・ゲッツ」のころ、「MY BOOK」の更新が

デンジャラス・ゾーンにさしかかっていました。そこで、

無用の摩擦は避けようとアップを中断しました。

自伝的な部分や「アナウンス論」などは、賛否があっても

それなりに読んでいただけると思いましたが、「テレビで人気の

アナたち」で取り上げている“同業者”たちには固有のファンが

いらっしゃいますからね。

「ちょっと、“トーンダウン”させておこうか」と考えないでも

なかったのですが、それでは、そもそもこの本を書いた意味が

なくなってしまうので、“まんま”更新できる状況になるまで

中断することにあしたのです。

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本を書き始めた当初は、必ず出版社を見つけられると思って

いましたから、書店に並ぶことを想定して書いていました。

「でも、本音は隠さないように書こう」と考えていました。

逆に、残念ながら自費出版になったときに「プライベートな

ものなら、もっと激辛にしようか」とも思いませんでした。

“元の文章”を知っているのは自分だけですが、だからといって、

状況しだいで中身を変えるのはフェアではないと考えたのです。

その流れで行けば、HPに再録するときも“オリジナルのまま”が

正解でしょう。


今回、アップを再開すると決めたのは、「1年たったから、もう

いいだろう」ではありません。

2回分を残して長く中断しているのは気持が落ち着かないのと、

そこまで読んでいただいた方たちもきっと“中途半端”だろうと

考えたからです。

でも、特に山本、倉敷アナには強烈なファンが多いからなあ…

って、まだ迷ってます。ハハハ。


いや、この結果として「彼らも好きだが、岩佐も支持する」と

言って下さっていた方たちにそっぽを向かれても仕方がないと

覚悟はできてますから大丈夫です。

それに、書き始めた動機のひとつにこの部分があるのですから、

今になって動揺したらおかしいのです。

参照

MY BOOK 49(山本アナ) http://bit.ly/2j0iGDt

MY BOOK 50(倉敷アナ) http://bit.ly/2nC8ySC


この本では、ずいぶん勝手なことを書かせてもらいました。

若手にはかなり厳しいことを書いています。しかし、少し前に、

NHKの島村アナと話したときに、私が「今の若手たちは

僕の若いころにくらべると はるかにうまい」と言ったところ、

彼も同感でした。彼が私とまったく同じことを感じているか

どうかは分かりませんが、少なくとも私は、フジテレビ時代の

自分の実況を今聞くと「情けない」と思います。


02年の暮れから自分の古いテープをDVDにコピーする作業を

しています。懐かしさから、時々聞いてみると、盛り上がった

場面でのけたたましいしゃべり、解説者おいてきぼり、自説の

押し付け、情報の押し売り…若手に「やっちゃいけない」と

今、お説教していることをそのまま実践している若い自分が

そこにいるのですから やり切れません。


その場に居合わせた後輩のアナが「今の若手は昔の人の実況を

“たたき台”にして、それに上乗せしているんですからうまくて

当然ですよね」と、フォローしてくれました。

便乗するわけではありませんが、それはあるかもしれませんね。


アナウンスにかぎったことではなく、たとえば、スポーツの

どんな種目を見ても、10年前にくらべれば、今の選手の方が、

肉体面はもちろん、テクニックも戦術眼も優れています。

それは、先輩のいいところを学び、新しいものを積みあげて

いった結果だろうと思います。


なんだそうなんだ、ま、そんなに下手だったわけじゃないし、

「フジテレビ 将来のエース」とか言われたこともあったしなあ。

ハハハ。


冗談はともかく、若い人の中には“達者なアナ”が大勢います。

怖いのは“達者”だと、自分に酔ってしまいがちなことです。

アナウンサーが考えなければいけないのは「自分が納得するか」

ではなくて、「視聴者が面白いと思うか」なんです。

ただし、自分のスタイルは守りながら、視聴者が求めるものを

織り込んでいくことが大事で、「迎合する」「おもねる」のとは

違います。微妙なところですが、そこをしっかり認識しないと、

せっかくいい素質を持っていても視聴者にそっぽを向かれる

アナウンサーになってしまうでしょう。

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私は、去年の夏、とうとう世界水泳を楽しめませんでした。

生理的に“古舘節”を受け付けることができず、ボリュームを

上げる気にならなくて、チャンネルを変えてしまいました。

そういう視聴者は多かったと思います。

前回も同じ批判はあったはずですが、テレビ局が同じやり方を

選んだのは、“成果”があったと見ているからでしょう。

何度も書いていますが、スポーツ実況のよしあしに関しては

絶対的な“物差し”がありません。すべては人それぞれの好みで

決まりますから、いろいろなスタイルがあっていいと思います。

しかし、おのずから、落しどころ、最大公約数があるだろうと

思いたいのですが、その答えがああいう放送だとは思えません。 

悲しいことに、スポーツそのものを愛する人たちにとっては、

この“受難の時代”はまだまだ続くことになりそうです。トホホ。


古舘アナは「報道ステーション」の司会者になりました。

当然ながら、キャスターとして、私が“現代の講談”と名づけた

スポーツ実況とは違う方向を目指していますが、まだ答えは

見つかっていないようです。“才人”であることは誰もが認めて

います。この先どんなスタイルを作り上げるのか、皮肉でなく、

とても楽しみです。


こう書くと、自然の流れで「お前はどうなの?」となりますよね。

私は、2004年でサッカーの実況から足を洗いました。いわば

“半分隠居状態”ですが、現役アナとして仕事をしている以上、

常に批判の対象にされることは避けられません。

特に、これから先は、「衰えた」、「口が回らない」、「反応が遅い」

などの指摘はますます増えるでしょう。それは、私自身にも

十分、自覚があります。ハハハ。


年齢から来るこうした現象は止めようがありません。

ただ、今でもそれなりに応援してもらえるのは、そういった

マイナス面を補うなんらかの要素が私の実況の中にあるのだと

自負しています。

それがなかったら、私はとっくの昔に、マイクを置かざるを

得なかっただろうと思います。

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くどいようですが、細かい点はともかく、自分のしゃべりには

納得しています。40年以上の経験で、一応“自分のスタイル”を

見つけたつもりですが、視聴者がどう感じるかはまた別の話です。

実況アナウンサーとしての“ゴール”は見えていますが、時間と

競争しながら一人でも多くの方の共感を得られるような実況を

していきたいと考えています。


*この記事を書いた1年後、“現役生活”に

終止符を打ちました。

これでも、実況についてのエントリーを書くとき、

現役中は多少の遠慮があったのですが、辞めてからは

なくなりました。“タガ”が外れたのです。

現役の後輩には迷惑な話でしょうが。

ハハハ。


by toruiwa2010 | 2017-12-09 08:15 | アーカイブから | Comments(0)