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岩佐徹のOFF-MIKE

toruiwa.exblog.jp

実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

カテゴリ:自分的傑作選( 66 )

・・・つづき


Nステ」の終了からほぼ1年後、久米は

テレビカメラの前に戻ってきました。

そのときに書いた記事を思い出したので、

おまけとして載せておきます。

“おまけ”にしては結構 長いですし、なぜか

呼び捨てになってますが。ハハハ。


ヒロシです

( 2005/04/18初出 )


久米宏がテレビ画面に戻ってきました。

日曜夜8時、日本テレビの「A」という番組です。

日テレのこの枠では、彼と天才・横山やすしが共演した

TVスクランブル」が懐かしく思い出されます。

久米がTBSをやめたあと、「ニュース・ステーション」が

始まる半年前まで放送されたもので、付き合いの長い

オフィス・トゥー・ワン制作の人気番組でした。

時事ネタのビデオを見たあとやすしが好き勝手なことを

しゃべる、その、どこに向かうか分からないやすしを

久米が見事な手綱裁きで導いていく…という趣向でした。

“生放送+過激発言が多いやすし”ですから、スリルを

感じながら見た方も多かったはずです。

そして、久米のよさ、才能が十分に生きた番組でした。

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今回の興味は、20年近く大変なストレスがたまる番組を

やり終えたあと、しっかり“充電”した久米宏がどんな

切れ味を見せてくれるかという点にありました。

結論から言うと、「肩すかし」・・・。ハハハ。

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一回見ただけで言うのは酷だとは思います。

しかも、間が悪すぎましたね。けさの新聞で一回目の

収録が“323だったと知りましたが、その時点では

まさか、アジアの情勢がこんなことになるとは思いも

しなかったでしょう。同情の余地はあります。


それにしても、まず、北京のある家庭とスタジオを

映像つきのインターネットを結んで、出てくる話題が

なぜ、“肥満に悩む少女”?!

二つ目が、同じ方法でソウルと結んで、“学歴重視“を

反映して妻子が海外留学したために“逆単身赴任”する

サラリーマンの話!!

知っているようで知らないアジアを広く知ってもらおう

というコンセプトなんでしょうが、この番組をはさんで、

いやというほど見せられる中国や韓国で”現在進行形”の

極端な反日行動とのギャップが激しくて、見ているのが

痛々しい感じでした。

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スタッフや、久米の気持は手に取るように分かります。

「しまった。やっぱり撮り直すべきだった」と思った…

はずです。収録の内容を考えれば、そのまま放映したら

現状との“落差”は明らかだったのですから、スタッフの

対応のまずさは最悪です。

この“ゆるい”感覚で今後も番組を作っていくとしたら、

この先も明るいとは言えません。


「撮り直したほうがいいのではないか」の声はどこかで

出たはずです。もし出なかったとしたら、局そのものの

ニュース感覚を疑ってしまいます。

私は、これまでの言動から言っても、番組の看板である

久米宏本人が、まず言ったのではないかと思います。

言わなかったとすれば、もう、彼の感覚がずれています。


番組一本撮り直すための費用は、半端ではありません。

しかし、肝心の一回目の中身があれでは、期待して見た

はずの大勢の視聴者を裏切ってしまったと思うのです。


番組の作り方も、久米のよさは生かされていません。

彼自身が番組内でこう語っていました。

「自分が目立たないようにしたい」と。

…本心ではないと思います。視聴者は、黙って人の話を

ニコニコ聞く彼を見たいわけじゃないでしょう。ハハハ。

海外と結んでいるために音のディレーがあり、その上

通訳が入りますからかなり細かく編集処理をしています。

このことも、番組全体のリズムが心地よくない理由だと

思います。この作り方だと、ライブは絶対に不可能だし、

“当意即妙”を売りにする久米が発言しにくくなるという

ジレンマを生んでいます。


事情はあるのでしょうが、収録と放送の間が空きすぎて

いるのも興をそぎますね。

この時期の“3週間強”は、現地も日本も季節感が大きく

変わる時間です。スタジオで収録するクイズ番組なら

いいでしょうが、“アジアの今”を伝える為には、こんな

スケジュールではダメだと思います。


厳しすぎるのは自覚しています。

でも、私のブログだし番組関係者が見るわけもなし・・・。

お断りしておきますが、フジテレビOBの私でも、

“母局”で変な番組があればクレームをつけますよ。

もっとも、このところ“さわぎ”はあっても話題になる

ような番組はどこを探してもありませんものねえ。

ハハハ。


「クメピポ」終わる

~また、会おう~( 2009/08/07 初出 )


才人・久米宏が司会する「クメピポ」が“早くも”終了。

「ニュースステーション」降板後、彼が“メイン”として

かかわった番組はどれひとつ長続きしていません。


「A」2005.4.176.26(NTV)

「久米宏のテレビってヤツは!?

2008.10.222009.3.11(TBS系)

「クメピポ」 2009.4.157.29TBS系)


「A」がワン・クール(3ヶ月)、ほぼ同一番組と考えても

いいと思われるあとのふたつは、合わせても1年間も

もたなかったことになります。


「A」が始まったとき、本気で“復活”を目論んでいる

のだろうかと疑いました。ストレスがたまるに違いない

「Nステ」を20年近くやったあと、じっくりと充電して

テレビに戻ってきた彼には大きな期待を持っていました。

見事に裏切られました。

まず、情報系の番組だというのに、まるでスタジオの

クイズ番組みたいに、数週間前の収録という取り組みが

納得できませんでした。

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彼自身の発言が少ない作り方にも違和感がありました。

番組内で「自分が目立たないようにしたい」と語って

いましたが、視聴者は、黙って人の話をニコニコ聞く

彼を見たかったわけじゃないでしょう。ハハハ。

久米宏ならではの“当意即妙”さに欠け、番組のリズムは

どこにもなかったのですから、早々に打ち切られたのも

仕方がありません。


「久米宏のテレビってヤツは!?」が始まったとき、私は

Cogito, ergo sum 9」の中でこう書いています。


久米宏の新番組が始まった 視聴率は出ないと思うぞ

最初のテーマが“三浦元社長は自殺か他殺か”ではね

出演者が多すぎてまとまりを欠き、さすがの久米も

“仕切り”に苦労していた

久米がいれば八木亜希子は不要だろうに


あるサイトによれば1回目視聴率は5.5%  

1日前にスタートした劇団ひとりの「学べる!!

ニュースショー!スタート2時間スペシャル」は

11.9%とってる  どうする?


…視聴率は上がらないまま。5ヶ月弱で終了しました。

久米宏ほど“達者な”聞き手がいるのに、八木亜希子が

いるのはなぜ?と思いました。久米、事務所、制作者…

誰の意向か分かりませんが、首を傾げたくなる愚策です。

「クメピポ」も作り方はあまり変わっていませんでした。

むしろ、八木に加えて、千原ジュニアとベッキ―まで

“司会グループ”に入れるなど、“迷走”している始末です。

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「クメピポ」・最終回のゲストはビートたけしでした。

筑紫哲也がキャスターを務めた「NEWS 23」の1回目の

ゲストもたけしだったそうです。どうも、文化人意識の

強いタレントには“たけし崇拝者”が多いようです。

たけしを評価することが自分の“文化度”を表すとでも

思っているようで笑えます。そして、視聴率も10%を

叩き出してしまうからなあ。「相手の思う壺にはまるのは

口惜しい」と思いつつ、私も見てしまったし。ハハハ。



話がそれました。「クメピポ」終了です。

果たして、久米宏は“終わって”しまったのか?

最終回に至る、7回分の平均視聴率が“5.9%”ですから、

しょうがないでしょう。

数々の修羅場を踏んだ、彼ほどの“腕”が、そう簡単に

落ちるとは思えません。

回転が速く、優秀な頭脳の持ち主のはずなのに、「A」で

復活したあとも、基本的に「Nステ」時代と変わらない

アプローチをしているのが間違いだと思うのです。


ニコニコ笑っていたり、何人もの“脇役”を従えたりして

いるのは“形”にすぎません。

久米らしい角度からの“聞き役”、“引き出し役”に徹して

11でゲストと向き合ったら、彼に勝るタレントは

いません。そうなると、出演することをためらう人が

増えるでしょうが。ジレンマ。ハハハ。


テレビの歴史に大きな“足跡”を残した彼がこんな形で

消えていいはずはありません。事務所の奮起を促して

おきましょう。


by toruiwa2010 | 2018-07-29 06:12 | 自分的傑作選 | Comments(0)

20043月末、テレビ・ジャーナリズムに

革命を起こした「ニュースステーション」が

使命を終えて幕を閉じました。

評価する声も、批判する声もたくさんあって

キャスターの久米宏が貯めこんだストレスは

想像を超えていたと思います。


Nステ終わる

( 2004/03/31初出 )


久米宏さんの「ニュースステーション」が終了しました。

「あれを見ないと一日が終わらなかった」方も多かった

ことでしょう。

“司会者”がニュース番組を切り回すという、それまで

日本では見られなかった手法、その司会者、久米宏が

発する圧倒的なオーラ、斬新なセット…どれをとっても、

注目を集める要素を十分に持っていました。

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話題になっていましたので、ライバル局の番組でしたが、

初めはよく見ていました。

しかし、しばらくすると見なくなってしまいました。

理由は、番組の“売り”である久米さんのキャラクターや

彼が“自分を演出する”そのやり方に“辟易”したからです。

野球やサッカーの中継にまで顔を出すんだもの。ハハハ。


彼の才能のすばらしさは素直に認めます。

思い出すのは、今から30年近く前の若き日の彼です。

たまたま乗ったタクシーのラジオで、売り出し中だった

彼の声を初めて耳にしました。

永六輔さんが司会をする番組、「TBS土曜ワイド」で

外回りのレポーターをやっていました。

短い時間の中に、独特の視点からしっかり自分らしさを

出したレポートでした。


レポートの原点は「その場にいる者にしか分からない

ことを伝える」ことです。

この一点をとっても、久米宏はほかのレポーターとは

はっきり違っていました。

研ぎ澄まされた感覚で自分が感じたことを“そのまま”

言葉に置き換え、明るくテンポのいいしゃべり口で

リスナーに訴えていました。

ほめすぎかも知れませんが、「こんな奴がいるんだ」と、

同業他社の後輩アナの仕事にびっくりしたのは事実です。


はじめはラジオ中心に活躍していました。彼の“基礎”は

そこで出来上がったのだと思います。

その後、テレビに出始めると、「ぴったしカンカン」で

軽妙な司会ぶりをみせました。さらに、黒柳徹子さんと

組んだ歌番組、「ザ・ベストテン」でも大人気でした。

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数年後、フリーになって、日本テレビでやった生番組、

「ニューススクランブル」は、コンビの横山やすしとの

やりとりが緊張感とスリルにあふれて、最高に面白い

番組でした。

1週間のニュースを二人がアドリブで斬るのですが、

両者のキャラクターの見事なまでのコントラストと、

何を言い出すか分からないやすしをコントロールする

久米さんのワザが視聴者をひきつけました。


そんな経験を集大成したのが「ニュースステーション」

だったと言ってもいいのでしょう。

はじめは「さすがだ」と感じ入ったのですが、そのうち、

やり方が気になり始めました。

何よりも、「ずるい、フェアじゃない」と思ったのは、

CM直前の捨て台詞でした。

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“申し子”といってもいいほど、「放送」を熟知しています。

CM前の10秒のカウントダウンに合わせて、ゲストを

斬り捨てるような一言を入れる、テーマについての

自分の考えを放り込むことなど、彼にとってはいとも

簡単なテクニックです。


海千山千の国会議員でもどんなに口の達者な評論家でも、

放送の仕組みをそこまでは分かっていません。

反論しようとしても、そのときには番組はもうCM

入っています。結果として、彼の言葉がそのコーナーの

“結論”であるかのように視聴者の脳に残るのです。


業界内の多くの人が指摘し、批判しました。しかし、

ご本人はいわば確信犯、承知の上でやっていますから、

やめる気配はありませんでした。

番組内の“立ち位置”が違いますから一概に言えませんが、

田英夫、筑紫哲也、磯村尚徳、俵孝太郎、木村太郎…

彼以前の名だたる、そしてかなり強烈な個性を持った

キャスターたちにも見られなかったやり方でした。

だからこそ、視聴者の目には新鮮に映り、アンチ久米を

上回る熱烈な久米ファンが生まれたのだと思います。


ニュースの送り手は、“事実をありのままに伝え、判断は

視聴者に任せるべきだ”と考える私にとって「Nステ」の

最終評価はNOです。しかし、テレビの世界にまったく

新しいニュースの伝え方をプレゼンし、賛否はあっても

それを確立した功績は大きいと言わざるを得ません。

その意味で、日本のテレビ史に、「Nステ」と久米宏の

名前がしっかりと刻まれるのは間違いありません。


大きな功績にくらべればとるに足らないことでしょうが、

そのかげで見過ごされていることに触れておきます。

功罪の“罪”の部分です。

それは“亜流”を作ってしまったことです。それだけ、

影響力があるということなのでしょう。テレビ朝日には、

サッカーの角沢アナ以下、似たようなしゃべり方をする

アナウンサーが何人もいます。女性アナにもいますから

驚きます。残念ながら、形は似ていても、内容もキレも

まるで違いますが。


亜流を作った点では久米さんに代わって新たに登場する

古舘伊知郎さんも同じです。偶然の一致でしょうか、

二人とも極め付きと言っていいアクの強さが持ち味です。

いい意味でも悪い意味でも、“だから”視聴者の神経が

鋭く反応するのでしょう。

今までになかったスタイルを編み出して、“個性”にまで

結晶させたところに値打ちがあります。

そして、それが人気になったり、評価を受けたりすると、

若い人たちがついつい同じ方向を目指してしまうのは、

どの世界にも見られる現象です。


ある局で、大人気のアナウンサーが生まれると、それを

真似る後輩アナが必ず現れます。なぜ、先輩、上司が

注意しないのでしょうか。形だけ真似をしても、そこに

実力が伴わなければ、“久米もどき”、“ミニ古舘”以上に

なることはありえないはずなのに。

“罪”とは言ってもご本人たちにはまったく責任のない

話でしたね。ハハハ。


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さて、古舘伊知郎の「報道ステーション」は楽しみです。

12月に節目の50歳になるようですが、大勝負に出た

ものですねえ。古舘さんにとって「久米のあと」という、

これほどやりにくいシチュエーションはありません。

これまで彼の最大の売りだった、あの“言葉遊び”も

できないのですからね。

なのに引き受けたのはそれなりの勝算があったはずです。

きっと、彼個人だけでなく有能とされる彼の事務所にも

秘策があるのでしょう。同じ放送人として、それが何か

是が非でも知りたいです。 ハハハ。


つづく・・・


by toruiwa2010 | 2018-07-28 07:04 | 自分的傑作選 | Comments(0)

日本が生んだ最高のメジャーリーガーは

やっぱりイチローだ。残した数字を見ても

文句のつけようがない。

マリナーズで先発しない日が増え始めたころ

当ブログは「悪いことは言わないから、

移籍しろ」と言い続けた。

それが“電撃”的に実現したのは6年前の

723(現地)だった。


速報:イチロー、ヤンキースへ!!

(2012/07/24 初出 )

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2012/07/2407:30AMのツイート

イチローがヤンキースに移籍すると言う。

ね、言っただろう?イチローの移籍は

あることだし、むしろ移籍を勧めるって。

少なくとも日本の野球界にとっては

最大のニュースだ。

球団の思惑と本人の意向が合致したのさ。


日本的には“超”がつくビッグニュースだ。

プレーオフ出場は確実だし、かなりの確率でALCS

さらにはワールドシリーズでプレーするイチローが

見られるかもしれないのだもの。

今日のMLB.comにも“Bronxbombshell”…ブロンクス

(ヤンキースタジアムがある地域の呼称)に大きな衝撃と

見出しをつけてトップで報じられている。

当然だろう。殿堂入りが確実な選手が“ほかでもない”

ニューヨーク・ヤンキースに電撃的に移籍したのだから。


ヤンキースは、ともに25歳の2人の若手投手を出し、

代わりにイチローと現金を受け取ることになる。

金額は不明だが、このトレードはマリナーズがかなり

足元を見られた感じだ。2投手はいわゆるプロスペクト

(=有望株)”なのかもしれないが、メジャーでの実績が

まったくないと言ってもいい。どちらがいい“商売”を

したかは何年かあとにならないと分からない。

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彼が10年連続安打の記録を達成した2010年のオフの

通信簿にこう書いている。


10年目の今シーズンはイチローにとって大きな節目の

年になるのではないかと思いつつ、開幕からの“推移”を

見守りました。今年も200安打を達成したら、それは

何十年も破られないような大記録としてMLBの歴史に

残ることになる、もし、途切れるようなことになったら

なったで、彼は新しい目標に目を向けるのではないか…

と思ったのです。

新たな目標…それはワールド・シリーズでの優勝です。


この世をば わが世とぞ思ふ 望月の

欠けたることも なしと思へば


藤原道長はそう詠みましたが、輝かしいキャリアを持つ

イチローの月には欠けた部分があります。

個人記録としては立派なものを残したのですから、次は

野球人としての“高み”をぜひ、目指してほしいものです。


10年連続達成を機に移籍をと訴えたのだが、私の声は

もちろん届かなかった。実現が2年半遅れたわけだが、

移籍自体はイチローにとってプラスに働くと思う。

しかし、シアトルより環境は厳しい。世界一の大都会、

世界一の球団、その伝統の重み…競争は激しく、球団の

ディシプリン(規律)も比較にならないほど厳しいはずだ。

おそらく、初めは盗塁も監督のサイン待ちになるだろう。

残り試合はそれほど多くないが、20試合に1度ぐらいの

割合で強制的に休まされるはずだ。

…要するに、マリナーズ時代のように自分のペースでは

やれないことになる。

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イチローも昨日今日のメジャーリーガーじゃないから、

そんなものに押しつぶされることはないだろう。

逆に、昨日までの重苦しさから解放されて、はつらつと

プレーする可能性の方が大きいのではないかと思う。

ぜひ、そうであってほしい。


去年の後半から、彼のバットの“湿り具合”はそれまでの

実績を考えるとあり得ないほどひどいものだった。

どんな実績を残した選手でも、成績が落ち、チャンスで

打てなくなれば、球団もファンも厳しくなる。

今年に入って、3落第のあと、トップでも結果が

出な移籍イチローの居心地は日増しに悪くなっていった。

華やかな実績を思えば“屈辱”の日々だっただろう。


球団は“若返り”に舵を切って動き出した。過去の偉業は

リスペクトしつつ、イチローのハンドリングはどんどん

難しくなったいった。今年限りでFAになる選手だし。

たとえ、移籍を拒否する契約になっているとしても、

それはあくまで権利だし、“放棄”することは可能だから、

移籍しろ、移籍しろ、としつこく言ってきた。

今回は、イチローをどうにかしたいという球団の思惑と、

このままシーズンを終えたくないという本人の気持ちが

合致したから交渉が成立したのだろう。

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緊張していた会見前半の表情より、後半、一問一答に

移ってからの笑顔がいい。

WBC優勝のときを思い出す。今度こそ野球を楽しむ

つもりでプレーしてほしい。デレク・ジーターという

最高のお手本がそばにいるのだから見習うといい。


11時開始予定のマリナーズ戦に先発することがすでに

発表されている。驚くことではない。ダブルヘッダーの

1試合のあとトレード交渉が成立し、スタンド下の

通路を通って相手のロッカーに移り、第2試合は違う

ユニフォームでプレーしたこともあるメジャーだもの。


確認していないが、8番・ライトだそうだ。

大リーグ通だという外国人が「とくダネ」で「9番・

レフトだろう」と話していたが、「えっ?」と思った。

スゥイッシャーがいようが、イチローのポジションは

守備範囲や肩を考えたらライトさ。

打順は12番はないと思っていた。8番より、むしろ

9番の方がいいと思う。“隠れ1という考え方だ。

まあ、正式発表と試合を楽しみにしよう。

たぶん…たぶんだが、手すりに寄りかかってイチローの

打席を見つめる川崎の姿が見られることだろう。


最後に、こんなこぼれ話はいかが。


「三方一両得?」

1979年のキャンプイン直前、フィリーズとカブスの間で

長い交渉の末、大トレードが成立した。

トレードのあと、フィリーズのオーエンス副社長の談話。

「このトレード交渉では三つの組織が大きな利益を得た。

フィリーズ、カブスと…電話会社さ」


あ、しかし、今回の交渉でAT&Tは稼げなかったはずだ。

今の時代、シアトルとニューヨーク、大陸をはさんで

飛び交ったのは電話じゃなくメールだったろうから。

ハハハ。


by toruiwa2010 | 2018-07-22 06:23 | 自分的傑作選 | Comments(0)

2005年、自民党が大勝した総選挙で

とんでもない議員が生まれた。

比例区下位の序列での出馬たったが、

同じブロックの自民党の候補者が

どんどん小選挙区で当選を果たし、

繰り上げで当選した。

それが杉村太蔵、26歳の若さだった。

「早く料亭に行ってみたい」

「給料が2500万円!BMWが買える」

買ったのは“顰蹙”だった。


ス・ギ・ム・ラ・タイゾーです!

( 2005/10/19初出)

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防災服に身を固めた彼を追って20台の車が走り出す

どこで、どんな面白いことを言うか分からないために

目を離すことができないマスコミの車です。

「よそがやめてくれれば、ウチもこんなことしなくても

すむのによう」と思いながら。ハハハ。

国会の内外を問わず、杉村太蔵議員には、常にカメラが

向けられマイクが突きつけられています。


「面白いこと」と同じぐらい「失言」を期待しているに

違いありません。ほかに、この新人議員に求めるものは

ないはずですから。ハハハ。

プライバシーなしの状況は耐え難いものがあるでしょう。

しかし、思いがけない当選で 無防備、かつとんでもなく

“ハイな”精神状態で自らがしゃべったのが発端ですから

文句は言えないでしょう。

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バッシングの反動でしょうか、このところ、彼に対する

世間の風当たりが少し変わって来ましたね?

多くの年配者たちと同じように、私の印象も、当選時の

「面白いやつ」から「どうしちゃったんだこいつは」に

かわり、そのまま定着していました。ハハハ。

しかし、自民党の「造反議員」ほどではありませんが、

私も、このところ“変節”しつつあります。

マスメディア、特にテレビ、特にワイド・ショーなどの

“失敗待ち”の姿勢にうんざりです。

軽率発言は論外として、ほかに彼が責められるべき点が

あるでしょうかね? 国会議員としての自覚ですか?

政治家としての経歴、知識不足ですか?

そういうことはこれから身につけていけばいいことだし、

ダメなら票を入れるなよって話ですよね。


それに、どんな企業、組織でも、志をもって入ってきた

人材を、金と時間をかけて教育し、経験を積ませていく

ものじゃないですか。国会議員にだけ、初めから完璧を

求めるのはフェアではないような気がします。

極端な話、今の雰囲気だと、国会に行けるのは、政治の

プロや議員二世だけということになりませんか?

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中高年者には理解しがたい考え方を持つ若者が国会に

いるのは、むしろいいことだと思います。

先日の街頭募金活動で、彼が「パキスタンのみなさん、

元気を出してください」と、叫んでいたことについて

自民党の武部幹事長が「この感性はいいと思います」と、

テレビで語っていました。珍しく、いいことを言うな、

と思いました。ハハハ。


ごく“普通の感覚”でものが言えるのは大事なことだと

思います。マスコミが失言を狙って“鵜の目鷹の目”の

今の環境では難しいでしょうが、小泉総理の靖国参拝に

ついても、彼の意見を聞いてみたかったですね。

「将来、大化けする」と言う人まで現れていますから、

世の中変われば変わるものですが、それも、マスコミに

つぶされなければ、の話でしょう。

ごくわずかな脱線をとらえて非難していると、そのうち、

言語明瞭かつ意味不明な“政治家の言葉”を操るように

なってしまうのではないかと心配です。


by toruiwa2010 | 2018-07-21 06:49 | 自分的傑作選 | Comments(0)

大相撲実況を聴いて

~豊響、涙の初金星~

( 2012/05/13初出 )

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05/12のツイート

「初めての金星に涙!」と刈屋アナ。

自分は気持ちがいいかもしれないが、

黙って見せても分かるものを何度言ったか。

アテネ五輪・男子体操団体の「栄光への

架け橋っ!」以来、ポエムの好きなアナだが、

みっともないと言っておく。

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大相撲五月場所7日目の結びの一番で“平幕”の豊響が

“横綱”・白鵬を下した。

行司軍配は白鵬に上ったが、物言いがつき 協議の結果、

豊響の金星となった。


この日の実況・刈屋富士雄アナ(NHK)はほぼ同じ内容の

フレーズを30秒ほどの間に34回 口にしていた。

しかも、描写しながら自ら感極まっていた。


スポーツ実況に長くかかわっていると、取材の過程で

チームや選手に感情移入していざ放送席に座ったとき

“危うい”状況になることがある。

彼は豊響の涙に特別の意味を感じたのだろう。


何度も書いたが、スポーツの感動はプレーそのものの

中にある。感動を視聴者から横取りしてはいけない。

…スポーツ・アナの鉄則だ。

本人が泣いていることは画面から明らかだったのだから、

実況アナの描写は無用だった。というか、“邪魔”だった。


物言いがついて、放送終了の時間が迫っていたという

テクニカルな“事情”はあっただろう。

初金星、涙、白鵬が久々に金星献上、解説者への挨拶、

視聴者への挨拶…残された時間の中で言うべきことが

数多くあったから考えがまとまらなかった。

特に、泣いていることは伝えたい。彼として、これでは

十分じゃないと思ったのか、ちょっとずつ修正しながら

何度も口にした。そんなところか。


冒頭の私のツイートに対しては、同意の表明もあったが、

中には「いちゃもんつける方がみっともないと思うけど」

という反論もあった。感じ方は人それぞれでいいと思う。

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相撲の大局をオーソドックスに語る“エース”・藤井康生、

“庶民”的な感覚でくだけた実況をする“変形”・吉田賢、

相撲の奥義を知り技術の凄さを伝える“誠実”・岩佐英治。


NHKの大相撲中継で正面を担当するアナの中では

この3人が優れていると思っている。

豊響が土俵際の投げで白鵬を下し、顔をゆがめながら

初金星の勝ち名乗りを受けたあのシーンを彼らだったら

どう伝えたか、と思わざるを得なかった。

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お前ならどうした?


そうだなあ。"行司差し違え"が告げられ、場内が歓声に

包まれたところから黙る。放送時間の残りが10秒に

なったら「初めて横綱を倒した豊響 涙の勝ち名乗り」と

ゆっくりはっきり一言だけ言う。

そして、解説者や視聴者への挨拶は省略して、そのまま

放送を終わる。”黙る勇気”を持つ私ならそうする。


by toruiwa2010 | 2018-07-16 05:08 | 自分的傑作選 | Comments(0)

ヒッグス粒子・日本語・相撲中継

~週末のツイートから~

( 2012/07/11初出 )

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ちんぷんかんぷん


06/04のツイート

SWISSCERNの加速器・・・

ダン・ブラウンの小説に登場したね。


「ダ・ヴィンチ・コード」で超売れっ子作家になった

ダン・ブラウンが2000年に発表した小説「天使と悪魔」

(Angels & Demons)反物質とやらを生成するための

巨大な施設がその舞台になっていました。生意気にも

“原語で”読んでいたため、スイスのセルンにあるという

研究所そのものが架空のものだと思っていました。

専門用語が多いブラウンの小説は読むのに苦労しますが、

この“ヒッグス粒子発見”のニュースに接しなかったら、

“超大型加速器=架空”を疑うことなく、岩佐徹は一生を

終えていたでしょうね。ハハハ。

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豪雨で各地に大きな被害が出ていたましたが、この日、

NHK7時のニュースはトップで扱かっていました。

国民の大多数が初めて耳にしたはずのヒッグス粒子を

説明するため、NHK、それもニュースにしては珍しく、

大きなセットを作り、武田真一アナが少しコミカルな

動きも交えながら伝えていました。普段の彼とあまりに

違い過ぎたし私にはあまり効果なかったですが。

ハハハ。


翌日のワイドショーも趣向を凝らして解説に懸命でした。

“大変な発見”であることは分かっても、具体的に“それが

何なのか”についてはいまだに理解できないでいます。

理科オンチですから。そして、これほど急速に人々の

日常会話から消えたニュースも珍しいかもしれないなあ。

ハハハ。


言葉のチョイス…どうなのかな?


07/06のツイート

フジテレビ「スピーク」:昨日生まれた

赤ちゃんパンダが“スクスク”と

育っている」と伝えた。

そうか、パンダの場合は誕生翌日でも

スクスクと表現するんだ。

もう少し長いスパンで順調に育っている

様を言うのだと思っていた。

長生きすると学ぶことがたくさんあるわ。

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最後の一行は皮肉です。ハハハ。だって 私の“語感”では、

23週間から1ヶ月単位でなければ、スクスクとは

言わないし、あの、粘膜だけのような状態の生き物の

生育にこの言葉は使いたくないです。違和感があります。

毛虫やカブト虫に“すくすく”って言いますか。ハハハ。


…たちまち、<1日100gずつ成長するらしいですよ。

すくすくですよね。どんどんの方が良いですか>と

知人にツイートされました。“スクスク”OK派です。

リプライ(反応)があるとすれば賛同が先だと思って

いましたが、逆だったので違和感のない人もいるんだと

一瞬ひるみました。


ちなみに、私だったら“スクスク”も“どんどん”も絶対に

使わないと思います。少なくとも、誕生翌日の状況を

リポートするときには。

そうですね。無難な言い方ですが、たぶん、“順調に”と

言っておくでしょうね。言葉はいっぱいありますから、

“危うき”には近づきません。ハハハ。


07/07のツイート

「オールスターを直前にして…」とMアナ


…聞き間違いだと思いました。“目前”だろう、と。

しかし、“NHK”大ベテランアナが発した言葉だから

ひょっとしてと広辞苑を開いてみると、②に(時間的・

空間的に)すぐまえ。目のまえ。「試合

「車の―を横切る」…とありました。


うーん、微妙だなあ。私なら「目前」か「目の前」と

言いますが、ニュアンスは違っても誰もが認める辞書に

「目のまえ」が含まれていると、自信が揺らぎます。

アナウンサーは“言葉を扱う”仕事ですが、私のように

語学的に研究していない者は、こまかいことになると

しばしばまごつくのです。


ただし、NHKには研究機関があって、言葉については

常にこまかくチェックしているはずです。放送の冒頭に

迷いなく「…直前にして」と言ったMアナには絶対の

自身があったのかもしれません。

検索してみても、はっきり、“間違い”だとする指摘は

どこにもないようです。むしろ、ずっと、間違いだと

思っていたお前が間違いだ、と言われているみたいです。

目からうろこだ。このツイート削除すべきか。ハハハ。

 


07/08のツイート

6時のNHKニュース:日米外相会談と

震災関連の項目の間に「赤ちゃんパンダ、

今日も保育器に」。

…民放の感覚に近づいているのかな。

どっちにしても、ニュースバリューの

判断というのは難しいものなんだね。w


関心度が高い…ということなのでしょうが、かつては、

こうじゃなかったような。

時代とともに変化するのはいいことですが、どうしても

「あのNHKが」と思ってしまします。

こちらも時代とともに先入観を捨てるべきなのかも。

ハハハ。


タケノコ採りに行って行方不明になっていた

78歳の男性が20日ぶりに救助されたという。

それを伝えるNHK20:45 のニュースで、

自分では動けなかったという男性が

「無事救助された」と伝えた。

私の語感では「無事」じゃないんだが。

えっ、俺がおかしいの?

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これも微妙ですね。

私にとって“無事”は“なにごともなく”ですから、この

お年寄りが救助された状況を聞くとちっとも“無事”では

ないのです。ただ、これも、厳しい教育を受けたNHK

記者が書き、デスクのチェックを受けた原稿ですから、

たぶん、どこもおかしいところはないのでしょう。


語感…言葉に対するセンス・感覚は人それぞれですから、

“自分と違う”からを理由にとやかく言う気はありません。

おかげさまで、 “日本語は難しい”という思いがますます

深まった週末でした。ハハハ。


相撲中継:変化と心配


07/08のツイート

大相撲名古屋場所が始まっている。

初日の正面が今日は藤井アナではなく

白崎アナが務めている。珍しいのではないか。

気がかりなのは実力No1の岩佐英治アナだ。

4月に復帰したようだがまだ声を耳にしない。

名古屋だし、今場所は相撲実況に戻るのか?

情報を求める。


07/09のツイート

相撲中継:藤井アナが今日も正面ではなく

リポーターを務めている。

よくは分からないが55歳の彼はしだいに

第一線の仕事を後輩に譲り裏方やそれに近い

仕事に回るのだろう。NHKのやり方だから

文句は言わないが視聴者目線じゃないよね。

一番脂が乗っている年齢なのに。

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大相撲の中継に“変化”が出始めているようです。

ここ数年、どの場所でも7~8回はメインであることを

示す正面の実況を担当してきた藤井康生アナの登板が

減っています。5日目に初めて担当するようですが、

11日目までの予定を見ても2度しかありません。


NHKのアナウンサーは55歳を過ぎると後進に道を譲り、

脇に退く傾向があります。たぶん、本人の意志ではなく

局の方針でしょう。次世代の若手を育てたいと考えての

やり方だと思います。


89ヶ月”という長いブランクのあと、WOWOW

実況を再開したとき、私は53歳になっていました。

結局、67歳まで続けましたが、“後輩に道を譲る”という

考えは一度も頭に浮かびませんでした。

「おいしい仕事をしたかったら追い越して行けよ」と

思いながらやっていました。


どちらが正しいかは分かりません。

しかし、NHK方式つまり、ベテランは一定の年齢に

なったら一線を退き後輩が活躍できるようにすることが

必ずしも“視聴者の利益”と合致しているとは思いません。

視聴料にふさわしいベストの放送を見せてもらう権利が

見る側にはあるのですから。


藤井アナには安定感がありました。

ここ数日、正面に座ったアナも初めてではなく、何度か

やったことはあるようですが、“違和感”は否めません。

制作側にも「今後はこのアナがメイン」という“確信”が

ないのか、“日替わり”です。視聴者が慣れるまで時間が

かかりそうです。


勘ぐりすぎかもしれませんが、藤井アナ登場の5日目、

8日目ともに正面の解説が誰あろう北の富士というのが

“暗示的”&“示唆的”です。ハハハ。

どういう組み合わせだと。北の富士が最も気持ちよく

しゃべるかを 制作陣も分かっているようです。

あとは吉田賢、岩佐英治両アナですが。


その岩佐アナはどうしているのでしょうか?

姿を消してから時間がたち、病名は公表されないまま、

長期の療養中だと聞いていました。先場所はラジオで

実況していたという情報もあった。今場所は彼が赴任地、

名古屋だから、本格復帰すると楽しみにしていたのに、

ラジオにも予定がないようです。


ストレスがかかるとよくないのかもしれませんから、

無理は禁物ですが、相撲を伝える能力はNHKアナの

中でも飛びぬけていると思っているだけに惜しいです。


まだ序盤ですが、いつもの場所より“勝ちっぱなし”が

多いような気がします。3日目が終わったばかりなのに

何を言ってるのって話ですが。ハハハ。


by toruiwa2010 | 2018-07-15 07:00 | 自分的傑作選 | Comments(0)

ウインブルドンは最終日が近づいています。

最終日と言えば男子決勝。ウインブルドンの

男子決勝と言えば何か…と、考えていたら

これ以上はない“ネタ”を思い出しました。

よほど気に入ったのか、3回も取り上げています。


飛び出したストリーカー!!

~ウインブルドン男子決勝と言えば…~

( 2004/01/28 初出 )

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96年ウインブルドンの男子決勝は、試合以外のことでも

話題を呼びました。

コイン・トスのあと、クライチェックとワシントンが

カメラにポーズを取っているとき、突然、若い女性の

ストリーカーが飛び出したのです!!

身に着けていたのは小さなウエイトレス用のエプロン!

だけでした。二人の戸惑った表情が印象に残っています。

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ワシントンの子供は今14ヶ月、かなり先の話ですが、

彼にとっては最高の晴れ舞台だったこの決勝のことを

どう話すのでしょうか?

新聞に取材されていました。

「一般の人は彼女の“後ろ姿”しか見てないけど?」と

聞かれ、「僕らには、前も全部見えたよ。残念なのは、

クライチェックはあれでリラックスしたらしいけど、

僕はテニスのことなどふっ飛んでしまったことさ」と

答えていました。ハハハ。


2002年大会のときには、2人の男がセンターコートに

入り込んで“プレー”することに成功しています。

2人はちゃんとテニス・ウエアを着ていて、約20秒間、

mock game と言いますから、たぶんボールを使わずに、

打ち合う真似、つまり“エア・テニス”をしたのでしょう。

思うに、実際にボールを使うとラリーが続かない程度の

腕前だったのかと。ハハハ。

関係者にとっては憎らしかったでしょうが、この二人、

つかまる前にスタンドに飛び込んで消えたそうです。


相次ぐ“イタズラ”にオール・イングランド・ローン・

テニス・クラブ(ウインブルドンの正式な呼び方)

セキュリティの見直しを余儀なくされたのでした。

彼らの名前はカール・パワーとトミー・ダンと言います。

BBC.comが名前を挙げて書いているのを読んだときも、

初めはなんとも思わなかったのですが、読み進むうちに

「ああ、あいつだ!」と気づきました。

彼らの名前はちょっと苦い思い出につながります。


2001チャンピオンズ・リーグQF2戦、バイエルン・

ミュンヘンとマンチェスターUの試合前でした。私は

解説の奥寺康彦さんと東京のスタジオにいました。

両チームのイレブンが握手を交わしたあと、それぞれが

恒例の写真撮影に応じているときの画面をとらえたのが

この写真です。

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納まるのは試合に先発する“11のはずですね。

しかし、数えてみて下さい。12人いませんか?

実は、このとき、左端に写っているのがパワーなんです!

ユニフォームを着て、ピッチに潜入していたのです。

口惜しいことにまったく気づきませんでした。

なんてヤツだ!


2006年には女子の試合で

こんなこともありました。


Sharapovad.Dementieva 61/64


1セットのシャラポワは第1、第3ゲームのサーブを

キープして第2ゲームのブレークと合わせて3-0とし、

あとはデメンティエワを圧倒して先取しました。



2セットも、ほぼ同じ流れで2ブレークアップした

シャラポワが3-0からのサーブに入ろうとしたときです。

男性のストリーカー(懐かしい言葉!)が飛び出しました。

確認は出来ませんが、シャラポワはベースライン後方の

フェンスに向かって精神の集中を図っていましたから、

たぶん見なくて“すんだ”と思います。ハハハ。

しかし、まだ19歳のうら若い女性ですから、心理的な

動揺が心配されました。杞憂でしたね。ジュースの末

キープして4-0としました。

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“動揺”しないどころか、毛布に包まれてセキュリティに

連行される男の方向に鋭い視線を送っていました。

「変ですよね。もっとおかしいのはセキュリティが出て

くるまでに10秒もかかったことね。ありがたいことに、

見なかったし、詳しいことを知りたいとも思わないわ。

みなさんは 女子の試合にエンターテインメント性が

欲しいって言ってたじゃないですか?よかったわね」



「セキュリティを見たら笑ってるんですもの、なぜ、

笑ってるのか分らなかったけど怖いとは思わなかったわ」

そして、おせっかいな記者から、この男の“体つき”に

好印象を持った(ハハハ)女性客もいたと聞かされると

「そうなんですか?次は見てみようかしら」と言って

いたそうです。


デメンティエワはと言えば、再開してレシーブの態勢に

入っても、まだうっすらと笑いが顔に残っていました。

“お・と・な”ですね。ハハハ。

「お客さんが好きなら私は構わないわ。何が起きたのか

分らなくて、はじめはちょっと怖かったけど」


by toruiwa2010 | 2018-07-14 06:36 | 自分的傑作選 | Comments(3)

好き・嫌い詳細2 ( 2004/03/24 初出 )

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「好き」を書いてからずいぶん長い時間が経過しました。

興味もないでしょうが、中途半端が「嫌い」ですので

完結させておきます。


嫌い


原色・・・

「年をとったら派手な色を」などと言うようですが、

とてもとても。ハハハ。

白や黒はともかく、自分が着ているもの中に赤や黄色が

あったら落ち着かない気分になります。ただし、画面に

出るときは、“はっきりした”色がいいのは確かですから、

難しいのですがね。

“あの色”を身につけてもなんともないらしい早野さんや

柄沢アナは驚異です。ハハハ。


花粉・・・

3年程前から、全豪の2週目に入るとアレルギーの薬、

エバステルを服用し始めることにしています。

初めて症状が出たのは7,8年前だったでしょうか。

それまでは「そんなものは他人がなるもの」とタカを

くくっていました。ハハハ。

目が痒くなる、鼻がむずむずするという、ごく一般的な

症状ですが、それほどひどいわけではありません。

一番 恐れているのは実況中にくしゃみが出ることです。

今のところそんなことは一度もありませんが、このまま

何とかうまく付き合っていこうと思っています。


ネクタイ・・・

ネクタイそのものが嫌いなのではありません。むしろ

売り場を通りかかるたび、無意識のうちに、いいものが

ないかなと探してしまうくらいです。雰囲気的なものも

含めて、“強制される”ことが嫌いなんです。

画面に登場するとき以外にネクタイを締めるのは年に

何度もありません。さいわい “契約”という気楽な身分の

おかげでWOWOWのオフィスに行くときも ふだんは、

シャツ、セーター、ブルゾン、コートで通しています。

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フレンチ・・・

ネクタイとおなじです。“堅苦しいイメージ”からして

好きじゃありません。食事に行くときもよほど偉い人に

セッティングされたらあきらめますけど、それ以外は

何か理屈をつけて変えてもらうでしょうね。

気取らず、しかもおいしくフランス料理を食べる方法は

きっとあるはずですが、何しろ面倒くさがり屋ですから。

ハハハ。


語尾上げ・・・

最近、だいぶ減りましたね。いい傾向です。

なぜ嫌いか?どうも 本人はそう思っているようですが、

“賢そう”にも“カッコよく”も見えないからです。

アナウンサーの中にもいたりして、ギョッとします。

ちなみに「見れる」「来れる」など「ら抜きことば」も

嫌いです。まず口にすることはありません。

…しかし、フジテレビ時代のビデオを見ると思い切り

言ってるものもありますから、偉そうに言えません。

ハハハ。


名刺交換・・・

最近はほとんどやらなくなりました。

「すみません、契約になったとたん、WOWOWさんが

作ってくれなくなって…」とジョークで逃げています。

ちゃんと作ってくれてますが。ハハハ。

財布を持たないため、名刺を持ち歩くのが面倒なのと、

あの、頭をぺこぺこさせるさまが好きになれないのです。


自信満々の女性・・・

この項は、書くのに十分気をつけないといけませんね。

ハハハ。

謙遜ではなく、仕事以外の多くのことに自信が持てない

私にとって、自信たっぷりの女性は苦手です。

いただく苦情や批判の手紙、メールの中にも、丁寧な

言葉を遣いながら、実はしっかりと人を見下すような

ものがあって、もともとひねくれ者ですから、素直に耳を

傾ける気がなくなることがよくあります。てきぱきと

仕事をこなす女性の“自信満々”は素敵だと思いますが。

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いわれなき批判…

書いている私もしばしば標的にされるので…スルー!!

ハハハ。


アタマでっかちな実況・・・

苦労して作れば作るほど、その分、資料に頼った放送に

なってしまうことが、若い人にはありがちです。

ビデオを見れば、“流れ”のない妙な放送になっている

ことが分かるはずですが、若いうちは自分に“酔って”

しまいますからね。

もっとよくないのは、「自分はサッカーを知っている」、

「解説と二人で盛り上げた」とのぼせてしまうことです。


戦術や技術についての“中途半端”な知識が頭に詰まった

独善的な実況は、視聴者にとって迷惑な話だと思います。

それを私は“アタマでっかちな実況”と呼ぶのです。


したり顔の放送文化人、同、スポーツ・ジャーナリスト

言わずもがな…でしょう。ハハハ。


会議・・・

さいわい、WOWOWに移ってからは悩まされる回数が

激減しました。特に“契約”になってからは年に数回しか

召集されることはありません。

ドラマの青島刑事じゃありませんが、“会議室からは何も

生まれないんだ!”と思いますね。ハハハ。

なにより、時間が無駄に思えて仕方がないのです。

その会議の中で 本当に必要な時間はせいぜい十分の一

ぐらいですから。


遅刻・・・

するのも、されるのも嫌いです。ハハハ。

人を訪ねるときに、約束の時間よりあまり早く行くのは

考え物でしょうが、待ち合わせをするときはできるだけ

余裕を持つようにしています。

WOWOWで海外に行くときは、ホテルの部屋を出る

ギリギリまでPCで情報を探していた関係で、何度か

エレべーターが来なくて1,2分…というのはあります。

スマホのないころの話ですから大目に見てください。

なにしろ、“小ネタが命”でしたから。ハハハ。


記憶する限り、ほかに 時間に遅れたのは一回だけです。

若いころ、妻と映画を見るために待ち合わせたときです。

時間を読み間違えて1,2分遅れました。到着したとき、

映画館前に妻の姿はありませんでした。「僕らの仕事は、

いつ何が起きるか分からないから、1分でも遅れたら

来ないと思って欲しい」と話していたのですが、まさに

“そのとおり”に実践されたわけです。ハハハ。


エレベーターの待ち時間・・・

なんとも落ち着かないのが嫌いです。ハハハ。

一人ならまだしも、“苦手な”人と一緒だったりすると、

どうしたらいいのか困ります。携帯でも持っていれば、

手持ち無沙汰は解消されるでしょうが、あいにく私は

持たない主義ですから。

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すきま風・・・

風邪を引きやすい体質です。すきま風と“すきま風的”な

ものが嫌いです。寒がりですが、氷点下の屋外にいても

風邪は引かないでしょう。気構えができているからです。

逆に、暖房で24度の室内にいても、気づかないうちに、

わずかに開いたドアや窓から忍び込んだ冷気が首筋に

当たっていた…そんな状況がきわめて危ないのです。

ちなみに、夫婦の間のすきま風はダメです。確実に、

“精神的な”風邪を引きますね。ハハハ。


センチメンタリズムに訴えようとするスポーツ記事・・・

高校野球、サッカー、オリンピックになると氾濫する

「天国の…」「最愛の…」etcの手あかがついたフレーズ。

その時期に、私たちは、驚くほど多くの人たちの身内が

亡くなったことを知りますね。ハハハ。

それほどではなくても、ここ1520年で急激に増えた

女性記者が書く記事の中には、“ジットリ”したものが

多い気がします。

“差別”しているのではありません。性の差によるものと

認識しています。


特にJリーグのスタートからの数年は、取り上げられる

選手が全員、絵に描いた好青年のように描写されていて

辟易したものです。

はい、もちろん、中には優秀な女性ジャーナリストが

いらっしゃることは素直に認めます。


以上です。

「好き」、「嫌い」それぞれに、新しいものが

増えたり、書き忘れたものがあるのですが、

キリがなくなるのでこの辺にしましょう。

潔いのが好きだし、“うじうじ”するのが嫌い…

ですから。ハハハ。


by toruiwa2010 | 2018-07-08 06:28 | 自分的傑作選 | Comments(0)

好き・嫌い詳細

~物差しは人それぞれ…~1


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2003427日に最初のHPを始めました。

そのプロフィールの中に好きなもの、嫌いなものを

並べて書きました。“岩佐徹”をある程度、理解して

もらうのに役立つかと思ってのことです。

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…これだけでは、意味が伝わらないものもあると思って、

少し詳しく書くことにしました。

書き始めると結構長くなり、時間もかかりました。

結局、“好き”について更新したのが、その年の8月、

嫌いは翌年3月でした!


好き・嫌い詳細1 ( 2003/08/02 初出 )


この時期は書きたいと思うトピックスが少ないです。

そこで今日は「プロフィル」に書いた「好き、嫌い」の

補足をしてみます。

興味のない方は遠慮なくスキップしてください。ハハハ。


「好き」


人と話すこと、一人でいること、若い人たちとの飲み会

基本的に人と話すことが大好きです。

そこに笑いがあって賑やかならば言うことなしです。

となると、どうしても飲み食いが伴いますよね。

1月にオーストラリア、5月から6月にかけてフランス、

8月から9月がアメリカ、年に3回長い出張があり、

疲れが取れたころから次の出張に出かけるまでの間に

みんなが飲み会をセッティングしてくれます。


以前のメンバーだった社員たちが部長、局長と出世して

忙しくなったために、最近は、若い人との食事が多く

なりました。放送でのしゃべりを老け込ませないために

精神的な若さを保ちたいと思っていますのでちょうど

いいかもしれません。ときにはついていけない話題も

ありますが、それはそれでいい刺激になるのです。


80歳近くまで現役だった亡くなった父も若い人たちと

飲むことが最後まで一番の楽しみでした。

この年になって当時の父の心境が分かる気がします。


PAPAS・・・

20代~70代まで、幅広い年代向けのウエアを提供して

くれるアパレル・メーカーです。俳優の谷 啓さんを

キャラクターにした全面広告が時々新聞に出ますが、

ご存知でしょうか? 

56年前にたまたまふらっと入ったのがそのブランドの

店だったのですが、たちまち気に入りました。それ以来、

私のクローゼットの中は8割ぐらい、PAPASの製品に

入れ替わってしまいました。色使いが好きなのと長く

着ていても飽きがこないのが理由です。

テニスの「アラカルト」のときに着ているのはほとんど

ここのシャツです。いつも思うのですが、なぜ日本には

大人の男が楽しめるカジュアルなおしゃれのショップが

少ないのでしょうかね。

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イタメシ・・・

みんなで食べに行くときはイタリアンが多いです。

特に理由はないのですが、フレンチは好きじゃないし、

“わけの分からない”ものが出て来そうなエスニックも

苦手です。となると、焼肉かこれかになってしまいます。

スパゲッティ・アリ・オーリオがあれば、必ずと言って

いいほど頼みます。にんにくとオリーブ・オイルだけで

炒めたものです。あまり複雑なものは手を出しません。

ハハハ。

セコンドは流れに任せますが、どちらかといえば魚は

鶏肉でしょうか。肉はほかで食べる機会がありますから。


きれいな脚・・・

説明が要るでしょうか? ハハハ。

まっすぐ伸びた長い脚ほど見ていて気持ちいいものです。

日本の女性で惜しいなと思うのは、これほど西洋化した

世の中なのに伝統的な?内股の人が多いことです。

アメリカ女性の爪先を少し外に向けて颯爽と脚を運ぶ

あの歩き方がとてもかっこいいと思うんですがねえ。

“立ち”で、画面に現れる女性アナウンサーが、爪先を

そろえたり、内向きにしているとガッカリします。


さりげないおしゃれ・・・

自分では「おしゃれの基本は“さわやか&シンプル”」と

心がけていますが、“さりげない”はアナウンスと同じで、

口で言うほど簡単ではないというのが現実です。

これまであきれるほどたくさんの金をむだにしています。

結局はセンスということになるのでしょう。うまい人は、

何を着てもおしゃれに見えますから。ハハハ。


「今日こそ決まった」と思っても、歩きはじめてすぐに

靴やソックス、あるいはシャツとパンツの組み合わせに

落ち着かないものを感じ始めたりします。

ただし、私生活はともかく、仕事上は普通、画面に映る

腰から上のコーディネ-ションさえよければいいという

点が大いに助かります。


ねこ・・・

優美かつ崇高。私にとってねこは“癒しのもと”、子供の

いない私たち夫婦には格好の“カスガイ”、“潤滑油”です。

媚びるようで媚びない。わがまま、きまま。要求貫徹。

可愛げのないところも可愛い。

とうとう、私のひざでは一度も丸まったことがないまま

3月に世を去ったこのチャバでさえ、私には「遠くから

拝めるだけで幸せ」と思わせる存在でした。ハハハ。


チャバが亡くなったとき、65歳でした。自分たちが先に

逝く可能性があるからもう飼わないと決めました。

それからは、外出の行き帰りに、とんかつ屋にお世話に

なっている野良、八百屋の店先にヒモでつながれた子猫、

米屋のはかりの上で化粧するトラ猫たちをチラッとでも

見かけたら、その日はラッキーだと自慢しあう毎日です。

とほほ。

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関西系のお笑い・・・

若いころに大阪で5年暮らしたことがあるからでしょう。

当時は、藤田まことの「てなもんや三度笠」、大村崑の

「番頭はんと丁稚どん」などが人気絶頂でした。

おかしさが伝わったのは関西弁だったからだと思います。

仁鶴、三枝、さんま、紳助、ダウンタウン・松本人志…

特に後ろの3人は天才ですね。

“つっこみ”と“間をなんとか盗みたいと思って、無駄な

努力をしましたが、どうにもなりませんでした。


あきらめて、今は、ただただ、楽しむことにしています。

関東には関西弁に“抵抗”がある方もおいででしょうが、

「あの面白さが分からないのは不幸」です。ハハハ。


深い眠り・・・

この“好き”には、なかなか出会えません。

「いつどこででも眠れる」などとほざく“バチアタリ”な

方は“深い眠り”がどれほど幸せなものかが分かってない

でしょうね。

もともと眠りが浅いほうですが、ひんぱんに海外に行く

ようになってからは時差ぼけが加わって悲惨な状況です。

一日せめて6時間でいいから、“ノンストップ”で眠りを

楽しんでみたいものです。


都会的ロマンティック・コメディー・・・

高校2年のときに年間100本以上見たこともあるぐらい

もともと映画は大好きですが、見るために映画館まで

足を運ぶことはめっきり減りました。今は、もっぱら、

海外出張の飛行機の中や妻が録画してくれるビデオで

我慢しています。

見たあとに考えこむようなものは見なくなりました。

そのかわり、ジュリア・ロバーツ、ウッディ・アレン、

ヒュ-・グラント、ニューヨーク、サンフランシスコ、

パリ、ラブ・コメディー、ファミリー…のどれか二つの

要素が組み合わされば文句なしに見るでしょう。


(イタリアの)グリーン・・・

若いころから、好きなのはブルーで、グリーンは自分が

身に付けることなど考えられない色でした。

しかし、一度、アルマーニで“すばらしいグリーン”の

コートを見つけてから“はまった”感じがあります。

擦り切れるほど着たあと“同じ色を求めつづけています。

少しでもずれると下品になってしまう微妙な色だからか、

日本ではなかなかお目にかかれませんし、ヨーロッパや

アメリカでもまだ見つけられない“幻の色”です。


CLARKSCAMPERのシューズ・・・

'92年ごろイタリアのサッカー雑誌に載っていた広告に

魅了されて「欲しい」と思ったのがCLARKSでした。

いつも、切り抜きをポケットに、ミラン・ダービーに

行くたびに靴屋を回りましたが、見つかりません。

それもそのはず、名前で気づくべきでしたが、この靴は

“イギリス”の製品だったのです! ハハハ。

巡り合えたのはユーロ96でロンドンに行ったときです。

見染めてから4年、嬉しさが爆発しました。


2001年夏に、CLの準決勝を実況するためマドリードに

行きました。放送を終えた翌日、解説の水沼貴史さんが

「ぜひ、この店を見つけて欲しい」とホテルのロビーで、

コーディネーターに必死に頼みこんでいました。

何かと思って尋ねると「岩佐さん、スペインに来たら

カンペルでしょう」と言われてしまいました。

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そのときはまったく関心がなかったのですが、満足気な

笑みを浮かべて帰ってきた彼の買い物を見ていっぺんで

“とりこ”になりました。それがカンペルとの出会いです。

移動したバレンシアで4足も買って、スーツケースまで

買い換えるはめになるというおまけつきでした。ハハハ。


オトナの女性・・・

“意味深”に聞こえるかもしれませんが、それほどのこと

ではありません。ハハハ。

たとえて言えば「こんなことを言ったらセクハラだと

思われてしまわないか?」と気を遣わなくてはいけない

女性は苦手ということです。もともと、女性がいたら

きわどい話はなどしませんが、気を遣うのが面倒です。

仮に、1対1になっても物おじせずに話ができる人は

好感度がアップするでしょうね。


にやっと笑える話・・・

“まじめ人間”だと思われがちですが、否定はしません。

しかし、「まじめはいいけど“四角四面”は面白くない」、

「周りにはいつも笑いが欲しい」と考えています。

実況について考えるときも、頭にあるのはこのことで、

プラス「思わず、軽く感心してしまう話」を無意識の

うちに探しています。その意味で、「トリビアの泉」が

お気に入りです。


自分の実況・・・

このことはあちらこちらで書きました。

“うぬぼれ”とお感じになるでしょうが、アナウンサーは

みんな大なり小なりこの傾向があると思っています。

ハハハ。

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若いころはともかく少し経験を積むと、多くのアナは

他人の実況に感心することが少なくなるはずです。

むしろ、「俺ならこうしゃべる」「俺がしゃべったほうが

ずっと面白いのに」と考えるのがこの商売なんです。

「性格が悪い」と言われても反論できませんね。ハハハ。

でも、アットランダムに“うそ発見器”にかけて「自分の

実況が一番だと思っている」と質問して「いいえ」と

答えさせたら、10人中9人は針が振り切れるはずです。


「好き」だけで、とんでもなく長くなりました。

「嫌い」はまたこの次ということにしましょう。

では。


by toruiwa2010 | 2018-07-07 05:17 | 自分的傑作選 | Comments(0)

・・・つづき


翌、2008年は私の予言通り(ハハハ)183敗、

防御率2.90という素晴らしい成績を残した。

しかし、2009年、松坂のMLB人生は暗転する…


郷に入れば

~松坂の周辺が騒々しい~

09/08/04

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レッドソックスの松坂大輔が、肩の故障で入っていた

15日間のDLから60日間のDLに移されました。

先日、首脳陣と話し合ったと伝えられていましたから、

“当分は投げない”ことで合意したのでしょう。

DLに限らず、メジャーの仕組みには、いろいろ細かな

意味があってややこしいのですが、「こうなると、松坂は

やばいんじゃないか」と悲観する必要はありません。

ただし、広い目で見るとき、「危ないぞ。結局、分かって

なかったということだなあ」と考えたほうがいいかも

しれません。

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調整の方法などについてチームの方針・指導への不満を

日本の報道陣に話し、それがボストンに伝わったことで

チームははっきりと不快感を示しました。今シーズンの

不成績に不満を持っていたファンも「5回しかもたない

くせに」、「トレードしたほうがいい」と、かなり過激な

調子で掲示板に書き込んでいます。(ここ数日は“擁護”の

スレッドも)


「風船のように膨らんでキャンプに現れた」、「調子が

出ないのは、自分のやり方で練習ができないからだと

不満を漏らした」…現地の報道にも、かなり辛らつな

ものが目立つようになっています。

最後の登板でノックアウトされたとき、はっきりと

ブーイングが聞こえました。それが今は“バッシング”に

変わろうとしています。


メジャーでは、“選手は球団の財産だ”という考え方が

徹底しています。ケガをした選手に無理をさせることは、

まず、ありません。目先の勝利ではなく、長く活躍して

もらうことで選手と球団の利益を目指すのです。

具体的なことはよく分かりませんが、松坂がやりたい

調整方法は、メジャーの伝統に反しているのでしょう。

「ウチのやり方でやってもらう」と考えるのは当然です。

獲得するのに100億円をかけ、年俸も6年で50億円の

ピッチャーに対して、「好きなように調整していいよ」と

言うわけはないのです。


この件は、イチローが開幕時、DLに入れられたことに

通じる部分があります。胃潰瘍だと分かった時点でも、

本人は、「開幕には間に合う」と考えていたようですが、

球団は、さっさと(ハハハ)、DLに入れてしまいました。

イチローにとって“9年連続200安打がかかった大事な

シーズンだということも、本人が「やれる」と言って

いることも関係ありません。契約を交わしたら、選手の

身体は選手個人“だけ”のものではなく、球団の“大事な”

財産ですから、“扱い方”は球団が決定するのです。


ビジネスですから、“投資”した金を取り戻そうという

考え方は間違っていないと思います。それがいやなら、

メジャーに行かないことです。行く以上、あちらの文化、

伝統、仕組み、考え方をしっかりと把握し、理解して

おくべきです。

村上雅則がSFジャイアンツに入団した1960年代なら

いざ知らず、野茂英雄から数えても、15年近くたって

いるのに、日本の選手たちがメジャー流をまったく

理解していないことに驚くし、残念です。


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ボストン・グローブにこんな風に書かれています。


フラストレーションは明らかだった。言葉、表情、

彼らが使った失望という言葉に。

フランコナ監督とファレル投手コーチは、レッド

ソックスの調整方法を批判していた松坂に対して

辛らつだった。

松坂は目下、フロリダでリハビリ中だ。

「がっかりだよ。うん。たくさん話しあって、

彼の考え方を理解しようとしたんだもの」と

ファレルは話した。

「言っておきたいのは、われわれが、彼の過去の

実績や彼がどう調整したがっているかについては

最高の敬意を払っていることだよ。

こういう状況になって、何度も話し合いの場を

持って、意見を交換してきたんだ。この失望は、

彼が内輪の話を外に漏らしたことから来ているのさ」


松坂は、日本のウエブサイトに、彼がメジャーの

有能なピッチャーになるのを妨げていると考える

“調整方法”についての不満を暴露していた


昨シーズンだったと思いますが、週刊朝日に“松坂大輔の

直球主義”と題するコラムが掲載されていました。

“聞き書き”ですが、吉井妙子というジャーナリストが

担当していました。経歴のを知りませんが、松坂から

信頼されていることは明らかです。

今回の“騒動”は、その吉井さんのコラムに端を発して

いるそうです。親しい記者になにげなく漏らした不満が

公になってしまったのか、それとも、松坂から「記事に

してもいい」という許可が出ていたのか…


取材経験の豊富な人のようですから、“内輪の話”(dirty

laundry=汚れた洗濯物)を書けば、問題になることは

十分分かっていたはずです。特に欧米では。

だとすれば、彼女の意図は?

OKを出していたとすれば、松坂の意図は?

取材を経験した者としてもこの騒ぎの行方は興味深いと

思っていましたが、松坂が監督に直接、謝罪したことで

“一件落着”となるようです。


しかし、一度 首脳陣やファンの間に生まれた“不信感”を

払拭するのは大変なことだと思います。

現地時間の4日に、一度、チームと合流して検査を行い、

監督とも話をする予定と聞いていますから、そのあとの

両者の反応が注目されます。


蛇足ですが、松坂と球団の契約には「no trade=トレード

しない」という条項があるようですから、“やみくもに”

トレードされることはありません。しかし、この条項を

“放棄する”ことは可能です。

チーム、あるいはボストンでの居心地があまりにも

悪くなれば、移籍を希望する可能性はあると思います。


今はスポーツ紙を取っていないので、日本のマスコミが

どう伝えているのか知りません。

もしかすると、この話はもう古いのかもしれません。

だとしたら、ごめんなさい。ハハハ。


結局、2009年は4勝しか挙げられなかった。

10年には9勝したものの、TJ手術もあって、

1112年の松坂は見るのがつらかった。


松坂KO…again!!

~並み以下になっちまった~

( 2012/09/20初出 )

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09/20のツイート


無残な2試合連続KOのあと前回は

6回までマウンドに残ったが、

ノーヒットで3点を失った3回は

目を覆うばかりだった。

松坂は先発させてもらえるのは

有難いことだと思わなければいけない。

しかし、レイズには4連敗中と

相性が悪い。さあ、どうする。


当時としては“日本球界最高”のピッチャーとして海を

渡った松坂大輔。メジャーの評価は想像以上に高かった。

1年目15勝のあと、2年目は18(たったの3)して

期待にこたえた。

しかし、2009年のWBC転落への序章になった。

監督・コーチの言うことにも耳をかさず、坂道を転げ

落ちて行った。


今日の彼を見ると悲しくなる。

1回こそ三者凡退に退けたものの、2回には3安打で

無死満塁とされたあと押し出しのフォアボールで1点の

リードを失った。よく1点で済んだと思う。

3回にも1点を失ったあと、4回にはソロHR、ヒット、

2ランHR、センターのフェンスを直撃する2ベースを

浴びた。わずか数センチのところで1イニング、3HR

屈辱を免れたが、バレンタインの“驚異的な忍耐力”も

限界だった。

マウンドに来た監督にボールを渡す松坂の顔は文字通り

打ちのめされていた。


今シーズンは望みが残っていないレッドソックスだが、

チーム内に試してみたい若手とかいないのだろうか?

松坂にチャンスを与える理由が分からん。

別に彼が憎いわけじゃなく、ただ、分からないのだ。


追いつめられた松坂大輔、さあ、どうする?


このあと、松坂はもう1試合先発するが、

3回持たず、無残なKOを食らった。

それがBOSOXでの最後の登板になった。

201314年はNYメッツでプレーしたが、

最後は中継ぎに降格され、翌年 帰国した。


by toruiwa2010 | 2018-07-01 05:10 | 自分的傑作選 | Comments(2)