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岩佐徹のOFF-MIKE

toruiwa.exblog.jp

実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

カテゴリ:自分的傑作選( 85 )

あのー、失礼ですが… 

“クミアイ”の方ですか?

( 2007/11/29初出 )

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お父さんがサンケイ新聞の役員なので、

君への説明が遅くなったけど、事情は

理解してくれるよね?


1960年代の終わりだったと思うのですが、複数の先輩に

会議室に連れ込まれ、深刻な表情で切り出されました。

当時のフジテレビには労働組合がなく、「8の会」という

社員の組織があるだけでした。なにしろ、財界の中でも

労働者に厳しい鹿内信隆氏が社長でしたから 組合など、

“もってのほか”だったのです。ハハハ。


この日、先輩から聞かされた話は、そういった状況に

不満を持つ人たちが水面下で進めていた労働組合結成の

動きが実を結び 近く旗揚げすることになった、ついては

管理職を除く全社員が加入することになっているので

君にも入ってほしい、というものでした。

「父と私は関係ないでしょ」という反発はありましたが、

その当時のフジテレビの厳しい環境を考えれば、慎重を

期した気持ちも理解できましたし、特に反対する理由が

ありませんでしたから、「了解です。私も入ります」と

答えました。

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ただし、いざ組合が発足すると困ったことがありました。

私の性格が、“組合活動”というものを苦手としたのです。

腕章を巻く、スクラムを組んでシュプレヒコールを叫ぶ、

“職場集会”で脱退しようとする仲間をつるし上げる・・・

労働組合としてはふつうの行動ですが、「何かが違う」と、

どうにも居心地が悪いのです。


4歳上の兄とは収入の話をするのがためらわれるほど、

いい給料をもらっているのに、「生活が苦しい」などと

賃上げを要求するやり方に疑問がありました。

指名ストや時限ストで収録などがストップすることにも

強い違和感がありました。


労働者としての当然の権利なんですが、強いストレスを

感じていたのです。“ダメな”組合員でした。

そんな内心を隠して、周囲と同じように振舞っていれば

いいのですが、それはできないのです。なんとも困った

性格ですね。ハハハ。


悩んだ挙句に、組合を抜ける決断をしました。

当然、反発がありました。熱心な組合員で仲が良かった

後輩から必死に口説かれたりもしましたが、すまないと

思いつつも、気持ちは変わ理事ませんでした。

職場集会が開かれて厳しい意見を浴びせられました。

翌日から、ほとんどのアナウンサーが挨拶や仕事以外は

話をしてくれなくなりました。可愛がっていたつもりの

逸見政孝は、まったくの“シカト”状態です。“まっすぐな”

男ですから文句も言えませんでした。ハハハ。

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覚悟していたことですし、組織を守るためにはみんなの

行動は仕方がないと理解できました。まして、自分で

招いた事態ですから黙って耐えるしかありません。

もともと、親しかった後輩や、気持ちの優しい先輩の

何人かはそれとなく言葉をかけてくれましたが、逆に

申し訳ない気持ちでした。


70年代に入って、フジテレビ労働組合にはいろいろな

流れがあったようですが、詳しいことは知りません。

どちらにしても、やがてアナウンサーの大半が組合から

脱退し、時間の経過とともに、以前と同様にみんなと

接することが出来るようになりました。

「一人で脱退したあのとき、あと1年我慢していれば、

まったく波風も立たなかっただろうに」と、ここでも

反省しきりです。ハハハ。


えーと、あまり明るい話ではありませんが、ここまでは

このエントリーの“ふり”なんです。ハハハ。

今日書くのは、組合は組合でも“ク・ミ・ア・イ”とでも

書くべきかも知れない、あの人たちのことです。


この10年ぐらいでしょうか、この組合関係の人たちの

テレビへの進出はすさまじいものがあります。

番宣的なものをチラッと見るだけですが、「おネエ★

MANS」とかいう、司会のTOKIO・山口達也をのぞくと

出演者全員があちらの人、というものすごい番組まで

できました。ハハハ。

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昔は 丸山(美輪)明宏、ピーターがアーチストとして、

カルーセル麻紀がきわものとして出るぐらいでしたが、

今では、“あたりをはばかる”ことなく、むしろ それを

売りにして堂々と出演しています。


上記3人の次に、オカ○”だと公言してマスメディアに

登場したのは、おすぎとピーコだったでしょうか?

初めて彼らのけたたましいおしゃべりを耳にしたのは

1970年代のTBSラジオで永六輔か久米宏が司会をする

番組だったと思います。きわどい話を平気でするのが

“売り”でしたが、話の中身より声そのものが耳障りで

“へきえきした”というのが実感でした。ハハハ。


お断りしておきますが、私自身に排除したり差別したり

する気持ちはまったくありません。番組の中でイケメン・

ゲストに必要以上にべたべたするのを見ると「おいおい、

いい加減にしなさいよ」と言いたくなるときがあるのは

確かですが、それは単なる好き嫌いの話です。ハハハ。

ときどき、あまりの“あけすけさ”についていけないのは

年齢のせいだけではないでしょうが。


3時のあなた」に出ていたころ、サブカルチャー

大好きなディレクターがいて、お堅いプロデューサーの

反対を押し切って、新宿二丁目のあるクラブのショーを

そのままスタジオに持ち込んだことがありました。

そうは言っても“ありのまま”をテレビで放映することは

もちろん不可能です。ハハハ。


事前取材でクラブに行ったとき、そのおかしさに腹が

よじれるかと思うぐらい笑った記憶がありました。

見事に開き直り、ふつうの女性が持つ羞恥心を捨てた

彼ら(彼女ら?)のショーには凄みがあったのです。

幕が上がる前に流れた大音量の「ツァラトゥストラは

かく語りき」を忘れません。


しかし、ワイド・ショーの“慣例”でスタジオに入っていた

一般の女性視聴者たちの反応は・・・シーーン。ハハハ。


単なる“きわもの”として使い捨てにされるタレントも

多いでしょうが、中には、特別な能力を持っている人が

いるのは事実です。

美輪明宏が歌う歌には説得力があり、私はそれほどとも

思いませんが、妻は假屋崎省吾が活ける花はほかの人と

断然違うものがあるのだと言います。


芸術分野だけでなくアパレルや美容業界などに“組合”の

勢力は大きく根を張っているようです。気づかぬうちに、

最近では、テレビ・ショッピングの世界でもものすごい

実績を挙げる“組合員”が多いらしいのにビックリします。

決め手は話術・・・なんでしょうかね。


10年、15年前までは社会的な差別を受け、本人たちも

家族にひた隠し、世間にも公表せずにひっそりと生きる

ことが多かった彼らが、今ではほぼ市民権を得た“らしい”

のはご同慶の至りです。

少々心配なのは、あまりにも無遠慮な振る舞いが一部の

人たちの反感を買うのではないかということです。

「どんだけー」ぐらいまではいいでしょうが。ハハハ。

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このレザーのブルゾンは1990年にアイスホッケーの

世界選手権の取材で訪れたスイスのチューリッヒで

買ったものです。ブランドものではなく、値段が張る

ものでもありませんが、色味や風合いが気に入って

ずっと着続けています。

これを見るたびに思い出すのは 店員さんが典型的な

“組合員”だったことです。


“直接対決”は初めてだったので、少なからずこそばゆい

感じがありましたが、気持ちのいい買い物が出来ました。

このエントリーを書きながら「写真が難しいなあ」と

思ったのですが、クローゼットでこれを見つけたとき、

すぐに決まりました。ハハハ。


by toruiwa2010 | 2018-10-14 06:28 | 自分的傑作選 | Comments(0)

私のバレーボール史

~ワールドカップ&春高バレー~

( 2012/06/01 初出 )              

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ロンドン・オリンピックのバレーボール世界最終予選。

女子はなんとかロンドンへの切符を手に入れ、今日から

男子が始まります。かつてはバレーボール“大国”だった

日本ですが、今ではオリンピックに出場するだけでも

もがき苦しまなければいけない時代になっています。


放送もTBSとフジテレビの共同です。

地上波が単体で巨額の放映権料を払えなくなっている

ことやレギュラー番組との兼ね合いで毎日ゴールデンに

時間枠を確保するのが難しくなっている空振りでしょう。

ほかのメディアに押され始めている地上波は局の垣根を

越えて手を組まなくてはいけなくなっています。

ファンは、見られればそれでいいんですが。ハハハ。

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19801月、鉄のカーテンの向こう側、ブルガリアの

首都 ソフィアに行きました。モスクワ・オリンピック

最終予選の取材でした。

フランクフルトで乗り換えたのはバルカン航空でした。

“国営”とは名ばかりで あとにも先にも、こんなに“怖い”

飛行機には乗ったことがないと思える代物でした。


腰回りが私の倍はあり、“ひげの濃い”スチュワーデスが

紙の皿にぶっといソーセージを一本、ぽんと乗せたとき、

取っ手に包帯を巻いたサモワールを手に紅茶を注ぎに

来たとき、震えあがりました。ハハハ。


このとき、日本女子はすでに出場権を得ていましたが、

男子はそれまでのいくつかの大会で条件を満たすことが

できなくて、これが最後のチャンスでした。

取材に厳しい制約があって、なにかとやりにくいことが

分かっていた東欧圏での最終予選をフジが放送したのは

東京オリンピックの“東洋の魔女”以来盛り上がっていた

バレーボール熱を逃がさないためです。

結局、この大会でも出場権はとれませんでしたが。

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会社が力を入れていたこともあって、バレーボールには

私もかなりのめり込みました。

初めてバレーボールと接したのは東京オリンピックです。

「スター千一夜」のために、優勝を決めた“魔女”たちに

インタビューしました。


このとき、キャプテン/セッターの河西昌枝には指先を

カメラに見せてほしいと頼みました。

監督の懇願して 彼女は“唯一の女らしさ”の証として

マニキュアをしていたのです。

初めはカメラに見せることを嫌がりましたが、無理を

言いました。普通の女性と同じ長さの爪にマニキュアを

施したその指先を見て、男勝りのプレーをしているのが

ウソのように思えました。


主力選手へのインタビューを続けている私にスタッフが

フリップを見せていました。「(残り)3分」、「2分」と

書いたボール紙で知らせているのです。

入社2年目で、まだ若かったとはいえ、一応プロです。

直接 そちらを見なくても私には伝わっているのですが、

うしろの席の控え選手の一人は私が気づいていないと

勘違いしたようです。教えようと、背中をつつかれた

ことを鮮やかに思い出します。ハハハ。

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毎週末、日本リーグがテレビで中継されるようになり、

日本バレーボール協会の前田豊副会長(女子)、松平康隆

専務理事(男子)のお二人が解説者として活躍されました。

何回コンビを組んだか分からないほどご一緒しました。

前田さんは優しい口調で分かりやすい解説でした。

先日、亡くなった松平さんは耳に心地いい歯切れのいい

口調で話されました。特に、選手たちにニックネームを

つけるなど競技の面白さを伝えようと情熱的でした。

東京オリンピックの熱気を単なる“ブーム”で終わらせず、

マイナーだったバレーボールを人気種目に仕立て上げた

功労者と言ってもいいでしょう。

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女子の試合の放送では生沼スミエさんが忘れられません。

水泳の木原光知子と並んでいわゆる“美人アスリート”の

ハシリでした。

私のキャリアの中で“呼吸が合った解説者”トップ5

入ります。うまい下手ではないのです。彼女と組んだ

放送のあとに「今日は失敗したなあ」と思った記憶が

ないのです。女性解説者にはありがちですが、選手に

関してネガティブなことが言えないというマイナス点を

除くと、仕事相手として最高に楽しめる人でした。


バレーボールの実況には長く携わりましたから思い出に

残る選手たちも大勢います。

2回春の高校バレーで準優勝した秋田・角館南高校の

荒木田裕子もその一人です。 記憶に間違いがなければ

左右両方の手でスパイクを打てるアタッカーでした。

しかし、このときは準決勝で左肩を痛め、右手一本で

奮戦しましたが、高田高校に屈しました。この試合の

実況を担当していたら涙腺が危なかったです。ハハハ。


日本で初めて開催された77年のワールドカップでは、

モントリオール金メダルのあと引退していた白井貴子・

前田悦智子・松田紀子が復活しました。

フジテレビとしては視聴率もほしいですが、彼女たちの

力を借りて日本列島を盛り上げ、大会を成功させれば

日本での永久開催に結び付くと考えたのです。

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フジテレビ・スポーツ部のK副部長が精力的に動いて

3人を口説き落としました。

女子は優勝、男子も銀メダルに輝き大会は大成功でした。

日本開催もずっと続いています。思惑どおりになった

わけです。同じように日本チームが活躍しても、舞台が

海外の場合と国内とでは盛り上がりがまったく違います。

もし、バレーボール・ファンの中に日本開催を有難いと

思っている人がいたら、その陰に、去年、故人になった

Kさんの活躍があったことを思い出してあげて下さい。

私にとっても、77ワールドカップは直前のヨーロッパ

選手権を取材するため、フィンランドに出張するなど、

充実した仕事をした思い出の大会です。

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81年大会はフジテレビのアナとして最後の仕事でした。

夏ごろから“異動”を申し出ていましたが、この大会中、

地方都市にいるときにホテルの部長の部屋に呼ばれて

「気持ちは変わらないのか」と、“念押し”されるなど、

精神的にはとても落ち着かない大会でした。ハハハ。


この大会には77年の優勝メンバー4人が解説者として

参加してくれました。体は大きいのですが、底抜けに

明るく、気持ちのいい“お嬢さん”wばかりでしたから

彼女たちと帯同するツアーは楽しいものでした。

ただし、食べる量、飲む量のハンパなさに驚きました。

何度か会食しましたが、普段 ほとんどアルコールを口に

しない私はもちろん、“体育会系”で自信があるはずの

スタッフも、次々にダウンさせられていました。

死屍累々。ハハハ。

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バレーはレシーブ・トス・アタックの繰り返しですから、

単純に見えますが、奥が深い競技です。

60~80年代ほどではないものの、人気は衰えません。

視聴率もいい結果が出ています。

私が現役のころ、現場の熱狂はカッコよさに惹かれて

若い女性が集まる男子の試合が圧倒していました。

しかし、テレビの視聴率は逆に“女子>男子”でした。

今はどうなんでしょうか?


by toruiwa2010 | 2018-10-13 09:09 | 自分的傑作選 | Comments(0)

感心した日本企業戦士

~画面に見えたmのロゴ~

( 2008/04/16 初出 )

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アメリカ・ミズノの近藤謙治?氏には降参した。

615日、ダラスのアーリントン・スタジアムで、

レンジャーズとヤンキースの試合を放送したのだが、

レンジャーズのエース、マトラックが1球投げるたびに、

画面に映るスパイク・シューズがどうも気になる。

よくよく手元の画面を見ると、なんと新品のミズノ社の

製品だった。「ええ、今日の試合が日本で放送されると

聞いたので、頼んでおいたんですよ」と得意げな彼の

顔を見ながら「やられた、あっぱれだね」と感心した。

自動車やTVなど、日本製品の進出に神経をとがらせる

アメリカだが「きみらとは、目の付け所が違うのさ」と、

嬉しくもあった。


…自費出版した「WOWOWの岩佐ですが なにか?」の

中の“大リーグを追った一年”の一節からの抜粋です。

1979年の話です。バブルの前、日本企業の駐在員は、

アメリカ市場に潜り込むために涙ぐましい努力をして

いました。

メジャー・リーグで使われる野球用具と言えばバットは

ルイビルかアディロンダック、グラブはローリングスか

ウィルソンでした。

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特にグラブはピッチャーがモーションを起こすところが

アップになると、グラブの手首の部分に捺された“R”や

W”の頭文字が目に入ったものです。ごくまれに、“M”を

見つけると「おっ、この人はミズノを使ってますね」と、

興奮したものです。

1979年に、私はメジャーのキャンプを取材するために、

フロリダ半島の東海岸を10日間ほどかけて回りました。

ミズノのキャンピング・カーを何度か見かけました。

彼らも球団から球団へとキャラバンをしていたのです。


キャンピング・カーには、いろいろな工作用の機材が

積み込まれていて、グラブの修理をして上げるかたわら、

自社のグラブを売り込んでいたのです。職人が器用な

手つきで機械をあやつり、作業するさまを、マイナーの

選手たちが目を輝かせて見ていたことを思い出します。

メジャーでの地位を確立した選手は、アメリカ企業との

契約を持っていたでしょうから 彼らには日本製品への

興味はまったくなかったと思います。


しかし、マイナーにいる若い選手たちは違います。

たしかなことは分かりませんが、おそらく、ミズノは

そういう選手たちに無料で自社のグラブを配ったり、

細かな注文通りに用具を作ったりしていたと思います。

メジャーで日本の野球用品が少しずつ認知されていった

裏には、こうした企業や人の涙ぐましい努力があったと

言うべきでしょう。

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ミズノの坪田信義さんが後進に道を譲るために現場を

退かれたそうです。

労働省認定の“現代の名工100人”に選ばれ、黄綬褒章も

受けた名人(マイスター)、伝説の人ですね。

イチローや松井秀喜をはじめ多くの有名選手がこの人が

作ったグラブを使い、メジャー・リガーにもたくさんの

愛用者がいると聞きます。


野手にとっては大事な意味を持つのがグラブです。

それだけにポケット(ボールが収まるクボミ)を深くして

ほしい、浅くしてほしい、柔らかく、あるいは硬くして

ほしい、網(親指と人差し指の間)の部分はこういう風に

…好みもさまざまでしょう。


そんなこまかい注文に、丁寧に対応できるのはたぶん、

日本人だけ、中でも、選手の評判を聞けば聞くほど、

坪田さんの腕はずば抜けていたのだろうと思います。

引退されると聞き、30年近く前にフロリダで見た“職人”、

坪田さんの姿を思い出します。


by toruiwa2010 | 2018-10-08 07:39 | 自分的傑作選 | Comments(0)

奇跡的に“完全一致”

~地下鉄で見た美脚~

( 2006/04/21初出 )

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“脚フェチ”であることを隠したことはない。

美しい脚を讃えるのを恥ずかしいとは思ってないもの。

街に出たとき目が向くのは女性たちの脚だ。

…読者の気持がスーッと“引いて”行くのが目に浮かぶ。

ハハハ。


言っとくが、決して変態っぽいものではなく ただ単純に

美しいものに憧れるだけだから安心されたい。


昨日、妻と出かけた。

渋谷から乗った半蔵門線で向かいの席にいた女性の脚が

目に入った。黒い水玉のストッキングに包まれた脚は、

思わず見とれてしまうほどの美しさだった。

妻にそのことを言おうとしたが、グッと我慢した。

熱心にハードカバーを読んでいるその女性に聞こえたら

まずいし、妻が隣りにいるのに見知らぬ女性の脚線美に

見とれてしまったことが少しだけ後ろめたくもあった。

ハハハ。


しかし、目的の駅で電車を降りて歩いているとき、妻が

話しかけてきた。「ねえ、前の席の女性、見た?日本人で

あのストッキングがあれだけ似合う人はいないわね」と。

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まさにそのとおりだった。こんなに見事に二人の意見が

一致したことは最近記憶にない。ハハハ。

しかも、私が、こう話そうと、頭の中でまとめていた

文章と、言葉も組み立てもそっくりだったのには二度

ビックリした。長く連れ添った夫婦は似るものだと

聞いたことがあるが、それは外見や雰囲気のことだと

思っていた。


“価値観”は、あいまいな言葉で好きではない。

しかし、“好み”に置き換えたら、我が家は、オーバーに

言えば、“森羅万象”について8割ぐらい一致する。

それが夫婦円満の条件とは言わないが、一緒に暮らして

気楽であることは間違いない。


うん、これなら最期まで添い遂げられるかもね。

ハハハ。


おまけ


201012月、「ノンストップ」の“前身”である

「知りたがり!」に美脚が3人そろいました。

MEGUMI、羽田美智子、田中雅美…このれだけ

そろうのはきわめて珍しいことです。

いつもより、3ショットが多かったような。

ハハハ。

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後輩の女性アナが学生の研修で話していた

言葉を思い出します。椅子に座ったときは

両足を揃えて横に流すときれいに見える と。

…見事に実証されてますね。


by toruiwa2010 | 2018-10-07 06:54 | 自分的傑作選 | Comments(0)

和風美人はダメなのか?

~ハーフの美人もいいけど~

( 2007/07/29初出 )

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私たちの年代の人間にとって、1953年に伊東絹子さんが

ミス・ユニバース世界大会で第3位に選ばれたときの

“衝撃”は忘れられないものがあります。

自分の周りでは一度だって見たこともなかったような、

見事なプロポーションの水着姿をいきなり見せられても

この世の出来事とは信じられなかったのです。ハハハ。

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その経験があったので 6年後に児島明子さんが堂々の

優勝を飾ったときには、それほどビックリしなかった

ような記憶があります。

のちに俳優・宝田明夫人にもなった彼女は、たしかに、

美人でした。そして、伊東絹子さんのとき同様に国民は

「日本女性の美しさをよくぞ世界に示してくれた」と

喝采を浴びせたものです。


先日、森理世さんなる女性が世界一の座を射止めました。

児島明子さんから48年後の快挙です。

しかし、私は、去年 知花くららさんが準ミスに輝いた

ときもそうでしたが、胸のどこかに違和感がありました。


最近の世界の美人コンテストですが、どこに日本代表が

いるのか分からない時代になっていませんか?

この10-20年、日本代表になる美人はどこの国の代表か

さっぱり分からなくなってしまいました。

スタイルはもちろん、顔立ちもメーキャップも“欧米化”

しないと上位に入賞するのは難しいからでしょう。

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もともと日本人の顔は男女とも“彫りが浅い”と言われて

世界大会で上位入賞するのは難しかったのです。そんな

歴史があったからこそ、伊東・児島の快挙は世間の喝采を

浴びたのだと思います。

しかも、たしかに美しいうえに、どう見ても日本人の

顔立ちでしたから。ハハハ。


知花さん、森さんのニュースを伝える映像を見たとき、

まず思ったのは「日本人のプロポーションもここまで

きたか」ということでした。私だけでなく、年配者には

共通する感慨だろうと思います。


私の場合はその先にもやもやしたものが残りました。

「何をもって世界一と言うのか?これが日本を代表する

美人と言われても困るぞ。何か違うなあ?」という…。

ハハハ。

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2,3日前、電車の中で週刊文春の広告を見ているときに、

気になる見出しが目に付きました。

“どこがいいの?・今どきの美女論 森理世・もえちゃん・

倖田来未・あゆへの素朴な疑問”…


「同じ思いの人がいるのかもしれない」と思い、早速

買って読んで見ました。

内容は“ハゲドー”ではなかったものの、やはり、散々

テレビで流された映像の「あのメーク」、「あの態度」に

対する違和感が書かれています。


森嬢に恨みがあるわけでもなく、本人に“落ち度”がある

わけでもないのですが、「どこがいいの?」は多くの人に

共通する気持ちではないかと思います。

その“証拠”に、帰国直後はテレビなどの露出が多かった

知花さんも今ではCMで見かける程度ですし、森さんは、

ほとんどテレビにも登場しませんね。

48年ぶりの快挙ですから、ふつうは、テレビがもっと

もてはやすはずなんですが。“怪挙”だったのか?ハハハ。

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私の“美女論”はいつか書こうと思いますが、少なくとも、

このお二人は私のリストには入りません。

照明など最高の条件の中で撮られているCMの映像は

参考になりませんが、資生堂・TSUBAKIのシリーズは

日本人女性の美しさをよく捉えていると思って、いつも

感心します。すこし前に元フジの内田恭子のいい表情を

見かけたのに、最近まったく出なくなったのは残念です。


マキアージュの篠原涼子、ビューティー・クリニックの

米倉涼子、AUBEの梨花、ワコールの菊川怜

瞬間に見せる成熟した女性の美しさに惹かれます。


男を見る女性の目も同じでしょうが、私がテレビなどで

女性の美しさを見極めるときの“基準”は、造形の美しさ

だけでなく、内面の美しさはどうか?ということです。

もちろん、会ったことも話したこともないタレントや

女優さんの内面など分かるわけもありません。

しかし、“にじみ出る”ものはありますよね。


評価は、人それぞれでしょうが、今、私が“夢中”なのは

女優・蒼井優です。

予告編しか見ていませんが、“フラガール”の彼女には、

内面が充実している人だけが持つ美しさを感じました。

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なたの考える美女とはどんなものか?

ぜひうかがいたいものです。


by toruiwa2010 | 2018-10-06 07:00 | 自分的傑作選 | Comments(2)

松岡修造…名前を聞いただけで一定のイメージが

浮かんでくる男ですね。人によっては“爽やかさ”。

人によっては“あつくるしさ”。私は後者です。

正直、苦手です。付き合い方が分からないからです。


でも、一度でいいから組んでみたかったです。

熱くなりすぎるのをコントロールできたら、きっと

いいコンビネーションが作れたと思うのですが。

ああ、しかし、私が実況したときの彼の勝率は

きわめて低かったんだよなあ。ハハハ。


2007Japan Open        

幻の場内放送&松岡修造  

(2007/10/02 初出 )

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ファン待望のAIG オープンが開幕しました。

しかし、フェデラーという大きな目玉選手はいません。


残念ながら、全米オープンとデビス・カップから

肉体的に100%の回復が出来ていない。

医師から「深刻なケガを避けるために、少なくとも

10日間は大会でプレーすべきではない」と言われた。


去年も、同じスケジュールをこなして日本に来ています。

“超一流”のトップ・プレーヤーだと自他共に認めている

フェデラーが、そこまで疲れるものか?と思わないでも

ありません。

しかし、診断書付きで「だから 出られない」と言われれば、

主催者はどうすることも出来ないのです。

ファンの大きな悲鳴が聞こえてくるような“事件”でした。

これほど“ドタキャン”があって、理由が納得行かない

ケースが多いスポーツはボクシングとテニスぐらいでは

ないかと思います。仕組みのどこかに“不備”があるのは

確かでしょう。

来るだけ来て、あっさり1回戦負けされても困りますが。


予告するほどのことではないので書きませんでしたが、

今年の大会では主に、ATPの試合の入場アナウンスを

担当することになっていました。

実況とは違うものの、放送席でマイクを手にするのは

久しぶりですから、ひそかに、とても楽しみでした。

しかし、実現することなくキャンセルになりました。


声をかけてくれた運営サイドの人たちから説明された

演出プランと実際の進行がシンクロしていなかったのが

大きな理由です。

何より、試合と試合の間を仕切っている松岡修造さんの

ボルテージがものすごく高くて私が入り込む“余地”は

ありませんでした。ハハハ。

自分の力でなんとか日本のテニスを盛り上げようという

彼の情熱は掛け値なしに素晴らしいものです。しかし、

私はあくまで“黒子”としてひっそりやりたかったのに、

どうもそうではない方向に行きそうな様子があったのと、

“二人をからませないように”とお願いしてあった条件が

守られていなかったために“降りる”ことにしました。

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それに、私のアナウンスを挟むと“テンション”の差が

あまりにも大きくなることがみえみえでした。それでは、

かえって全体の調和が乱れて“台なし”でしょう。

嫌味でなく、日本テニス界にとって大事な人材である

松岡さんがやりやすい環境を作る方がいいと考えました。


久しぶりに「テニス・ファンのみなさん こんにちは。

ご機嫌いかがでしょうか?」という言葉で始めようと

考えていました。縁がなかったということです。


最初の試合になるはずだった錦織の試合前の進行を見て、

“判断”は間違っていないと思いました。

準備したデータは担当スタッフに残し、日本テニス界の

期待を背負った錦織の若さいっぱいのプレーを少しだけ

見て会場をあとにしました。たぶん、テニスの会場に

足を運ぶのはこれが最後になるでしょう。


そんなわけで、“忙しくなる”はずだった今週でしたが、

思いっきりヒマになりました。ハハハ。

見たい映画が次々に封切りになっていますので、それを

見ることにしましょう。

今日は、とりあえず、妻の買い物のお供です。ハハハ。


松岡修造を考える( 2010/05/29 初出 )


忘れがたいのは1995年全米オープンだ。

松岡はグランド・スタンド・コートでチェコのペーター・

コルダと1回戦を戦った。

3ゼット続けてタイブレークにもつれ込む激戦だった。


67/76/76/56 とリードした第4セットの終盤で松岡の

足を突然、猛烈なけいれんが襲った。

当時のルールでは、誰も手を貸すことが出来ず、相手の

コルダが氷に浸したバスタオルを持って行こうとしたが、

認められなかった。結局、プレーを続けることが出来ず

リタイアとなった。コートの上を“のたうち回る”松岡の

姿があまりにも痛ましかったこともあって、ほどなく、

けいれんでもトレーナーを呼べるように規則が変わった。

Shuzo Rule”の誕生だった。

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このときも、“律儀な”松岡は、数時間後だったと思うが、

インタビュールームにやって来て、丁寧に記者の質問に

答えていた。とにかく、Noと言わない男だった。

見習いたいとは思わなかったが、徹底していた。ハハハ。


全仏のとき、コメンタリーの宿舎がメトロ8番線の終点

Balard(バラール)駅近くのソフィテルだった時代がある。

レストランで食べる朝食が最高だった。朝日を浴びる

パリの街並を眺めながら、トマトジュース、たっぷりの

プレーン・ヨーグルトにママレードを少々、プルーン、

パン、ポーチドエッグ…ランチをちゃんと食べられる

保証がないので、朝はたくさん食べていた。


市内の日本料理店からローラン・ギャロスまで毎日、

弁当が届いていたが、揚げたものや貝などはできるだけ

食べないようにしていたから、結果として、ほとんど

食べるものがないのだ。

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松岡も泊っていて、朝、食堂で会うこともあった。

大会のとき、アポを取った取材や記者会見のとき以外、

選手はそっとしておく…、を“モットー”としていた私は、

入口で彼が来ていることが分かると、できるだけ離れた

ところに席をとり、目を合わせないようにするのだが、

彼の方が私を見つけると、わざわざ 席を立って来て

「あはようございます」と、挨拶をしに来てしまうのだ。

せっかくの“気遣い”も、相手がもっと気遣いの人だと

まったく役に立たないことがあるんだ。ハハハ。


余談だが、ある夜、外での食事から戻ったときホテルの

玄関前のステップを洗練された身のこなしで下りてくる

日本人の“カップル“を見たことがある。

黒のスーツをびしっと着こなした松岡とやはり黒っぽい

ロングドレスを着た女性だった。宝塚出身と聞いている

彼の母親だった。

それ以前も以後も、あれほど“絵になる”日本人の男女を

見たことは残念ながらない。


by toruiwa2010 | 2018-09-30 07:02 | 自分的傑作選 | Comments(2)

楽天ジャパン・オープンが開幕する。

WOWOWをやめてから、生でテニスを

見るのは有明テニスの森を舞台にした

この大会ぐらいだった。それも2011年に

骨折してから行かなくなった。


いつの間にか会場が変わってるね。

しかも、男女別々になってる。

去る者は日日に疎し…。ハハハ。


この大会が近づくといろいろ思い出す。

ついでに松岡修造のことも。


JapanOpen

快晴に恵まれ有明デビュー!

( 2006/10/09初出 )

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昨日の最終日 有明に行ってきました。

風が強くて選手には気の毒でした。どう考えてもベスト・

テニスを見せてもらえるコンディションでなかったのは

残念ですが、あれだけ雨に悩まされたのがうそのように

真っ青に晴れ上がった空を見て気持ちがはずみました。

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初日に行ったとき、手違いがあって空振りに終わった

時点で“縁がないんだ”とあきらめていました。

連日伝わる盛り上がりを耳にして少しあせりましたが、

チケットが手に入るあてもなくテレビを見ていたのです。

そこに協会の広報からメールが飛び込んできました。

「せっかく来てもらったのに、不手際で申し訳なかった。

IDを用意するので決勝の日はぜひ」という内容でした。


“不手際”は、目玉だったフェデラーの会見が始まった

ばかりで私を知っている担当者が受付にいなかったため

私を確認できなかったことを指しています。責められる

べきなのはきルール通りに申請をしなかった私のほう

なのにと、恐縮してしまいました。


IDを持っていない私を入れてくれず「担当者が戻るまで

待ってくれ」と言った受付の女性はおそらくイベント

関連企業の社員だろうと思いますが、不手際ではなく、

その対応は見事だったと思います。


欧米のイベントでは、これが当たり前です。

こんな話を思い出しました。

メジャーリーグ、ボストン・レッドソックスのかつての

大打者にテッド・ウイリアムズという選手がいました。

今のところ“最後の4割バッター”です。

引退後のある日、彼が古巣の本拠地、フェンウェイ・

パークのクラブ・ハウスに続くゲートを抜けようと

したとき、係員に「待った」をかけられました。

IDを見せてください」と言われたのです。

あいにく、このとき彼はIDを持っていませんでした。


しかし、引退から年月がたっていてもボストンでテッド・

ウイリアムズを知らない人はいません。

まして球団の本拠地で…普通は考えられない事態ですが、

これが正しいやり方なんです。


どんなに粘っても、相手が臨時雇いのバイトであっても

事態が変わることはほとんどありません。

「ダメと言ったらダメ!」ハハハ。

日本ではそのあたりがかなりあいまいです。“顔パス”が

ものを言うこともありますし、強く言われると、最後は

押し切られてしまうケースがあるようです。


それはそれとして、せっかくの“ご好意”をムダにしたら

バチがあたると思って出かけました。

超満員を予想しましたし、切符が売り切れていたのは

間違いないのでしょうが、3連休の中日だったせいか、

ほんの少し空席が見えていたのは意外でした。

それでも、1週間で7万人ですからフェデラーさまさま

でしょう。ハハハ。

私も、満員の有明を見たのは初めてです。ものすごく

気持ちのいい光景でした。


男子決勝は 遅れてきた畏友・武田薫と一緒に見ました。

フェデラーが3-2とリードした第6ゲームで15-15から

ヘンマンが3本のダブルフォルトを連発してから試合は

一方的になった感じでした。

ヘンマンの“サーブ・アンド・ボレー”の回数がふだんに

くらべて少ないなと思いましたが、「鈴木との試合を見て

通用しないと思って、違うやり方をすることにした」と

語っていたことを知りました。


・・・難しいですよね。手ごわい相手に 同じやり方で

立ち向かっても勝てないだろうという考え方もあれば、

いつもと違うやり方で勝てるわけはないという考え方も

ありますから。ハハハ。


2セットのフェデラーには第6ゲーム(3-2リード)

0-30というピンチがありました。しかし、そこからは、

リターンからネットに出るヘンマンの横を面白いように

パスで抜き、4ポイントを連取してキープしました。

客席の私と同じように、ヘンマンもダメだ こりゃ

思ったのではないでしょうか。ハハハ。


女子の決勝と合わせて4時間、テニスを堪能しました。

そして、フェデラーも初の日本を楽しんだようですね。

来年も戻ってくる気があるらしいですから、主催者も

ほっとしていることでしょう。

大会スケジュールを調整するために朝3時半まで試合を

やった日もありました。スタンドとコートの一体感に

感動したと語る関係者もいました。


今から30年以上前に、アリとフォアマンのヘビー級

タイトル・マッチがアフリカのキンシャサで行われ、

アメリカのプライム・タイムに合わせて“午前4時に

ゴングということはありましたが、普通はスポーツを

やる時間ではありません。“コナーズ、マッケンローの

時代”だったらありえなかったのではないでしょうか?

ハハハ。


話題に事欠かず、入場者数も新記録をマークした大会は

大いに盛り上がりました。協会関係者にはおめでとう

ございますと申し上げておきましょう。


by toruiwa2010 | 2018-09-29 07:03 | 自分的傑作選 | Comments(0)

今日は、再び有働由美子の話だ。

NHKのエース・アナから民放に“移籍”し、

鳴り物入りで日本テレビの看板番組、

newszero”のメイン・キャスターとして

間もなく華々しく登場する。

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”自分的”傑作w選”に再掲する記事は

最低でも5年以上前のものと決めているが、

今日のは2年前のネタ二つだ。なぜか?


どちらも、担当していた“あさイチ”の中で

発言したものだが、聞いて“口あんぐり”の

実に品のない内容だった。News zero

番組の中身がまったく違うから間違っても

こんなことを言うとは思わんが、本人には

「分かってるな。言うんじゃないよ」と

くぎを刺すつもりで、読者には「似たような

発言があってもビックリしないようにね」と

警告の意味で読んでもらうのさ。ハハハ。

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ジョークにもならん( 16/03/29 初出 )


NHKの「あさイチ」の冒頭で井ノ原と有働由美子アナが

プレミアムトークのゲスト、玉木宏を挟んで朝ドラに

ついて軽いやり取りをしていた。

質問を受けたゲストの玉木宏が短く答えた。

井ノ原が「やっぱり、いい声だねえ」と、つくづく…

という感じで言った。有働が返した。「なんかこの声

聞いてると、ホント、なんか 〇ッちゃいそうで」と。



予想外の単語に男性2人が戸惑う中「でも、玉木さん

だから〇かないよね」と続けた有働に井ノ原が「どこに

ですか?」と問い、有働は「いや…天国に」とかわした。

あざとい。なにが“プレミアムトーク”だ!

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いまや77歳の爺だし、若いころは下ネタも嫌いじゃ

なかった。仲間とY談に興じることも少なからずあった。

しかし、女性がいるところでは少しでも“いかがわしい”

ことは言わないと決めていた。きわどい話をして女性が

顔を赤らめるのを見て楽しむ…という趣味はなかった。

大勢がいるところで女性に恥かしい思いをさせるのは

いけないことだし、それをしないのが男の優しさだと

思っていた。


有働アナのこの一言には呆れる。NHKの中をふくめて

たいして騒ぎになっていないことにはもっと呆れる。

バラエティなどで「目が完全に〇っちゃってる」などの

言い方をする。彼女も同じ“ノリ”で言ったと釈明する

のだろうが、話の流れの中で有働が何を云いたくてこの

表現を使ったかは疑いの余地がない。夜の酒場、気心の

知れた“大人の女性”たちの集いの場なら分かるが、朝の

ワイドショーで軽いノリで口にする言葉ではない。


歌手・矢沢永吉とのインタビューでも「女性から見ると

“子宮からカッコイイ~!!”みたいな感じになるのは

なんですかね?」と言ったらしい。


仮に、名のある女優さんに男性アナが「見てるだけで

〇〇〇〇が爆発しそうで」と言ったらただじゃすむまい。

紅白の司会、大河ドラマのナレーションなど、チーフ・

アナウンサーとして向かうところ敵なしの状態なのかも

しれないが、少しお調子に乗りすぎているんじゃないか。

“脇汗”事件に始まって、話題になろうと 必死になって

いるように見える。


アナウンス部内ではどう受け止められたのだろう?

中堅以下はチーフ・アナ相手では陰口がやっとだろうが、

せめて幹部クラスは眉をひそめ、本人の釈明を求める

ぐらいのことがあってもいい。これは、男性が言えば

セクハラにもなりかねない話だ。受信料支払い拒否にも

つながりかねない。ネットには「有働アナらしい」、

「有働さんじゃしょうがない」という意見が多いが、

ずいぶん鈍感だね。

どこかで お灸をすえないと「私は何を言っても許される。

有働由美子だもの」と甚だしい勘違いをしかねないぜ。


どんなに有名になろうが、高みに登ろうが、たしなみ、

慎み深さは大事だと思う。そういう言葉を持ち出せば、

固定観念だと言われそうだが、違う。


WOWOWの後輩から「進行中の朝ドラと関連している。

見ている人には意味が伝わる…」との指摘があった。

彼女が口にした言葉のきわどさを考えれば、その弁解は

通用しない。見ていない人の方がはるかに多いのだから。

(19:15 加筆)


***この日は、ほかに、乙武洋匡氏の

不倫について書いた。ここでは省略。


“バッチい”失敗話( 16/07/21 初出 )


NHKの朝のワイドショー「あさイチ」は

滅多に見ない。有働由美子アナのわき汗や、

あけすけな下ネタ系の話題がネットで取り

上げられているのを見かけるぐらいだが、

先日、有働アナが話したという失敗談には

いささか驚いた。さすがの私もここに

再録するのは遠慮する。それほど汚い話だ。

どうしても知りたければここでどうぞ。

https://t.co/K9bgJHhTyR


…ね?ビックリでしょ?作り話っぽいよなあ。

こんな失敗をいい年した“大人の女性”がやるかね?

百歩譲って実話だとしても、これを人前で話すかね?

それも視聴率の高い全国ネットで。

有働アナの番組内での発言については3月にも書いた。

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“あけっぴろげ”が売りのようだが、少々、やりすぎじゃ

ないのか? 慎みがなさすぎるし、“あけっぴろげ”とは

こういうことではないと思う。

さいわい、話が短かかったので助かったが、聴いていて

不愉快だった。“親しみやすさ”をアピールするにしても

やり方が間違っている。

どうもNHK部内にチェック機能がないみたいだね。


2018.09.24

…私の感情がかなり出てますね。ハハハ。

ハッキリ言ってあまり好きじゃありません。

皆さんがほめそやしていても、プロだった

私の目に、アナウンサー・有働由美子は

“それほど”ではない、と映っていました。

注目度の高い仕事をこなし、人気を得て

いましたが、半分は“NHKの”有働アナに

向けられたものだと思っています。

大きな看板を外した彼女にナンボの仕事が

出来るのか…お手並み拝見です。


そして、“ぶっちゃけ”キャラはいいけど、

“下品”とは一線を画さなきゃね。

予定していたサブキャスターが忽然と

消えてしまうなど、スタートする前から

強い逆風が吹いていますが、力があれば

跳ね返せるはずです。


これから大仕事を始めようという彼女に

厳しいことばかり書きましたが、裏返しの

エールとして受け取ってもらいましょう。

無理か?ハハハ。


by toruiwa2010 | 2018-09-24 06:01 | 自分的傑作選 | Comments(2)

・・・昨日のつづき


昨日の記事の4年後、続編を書きました。

有働アナと関係なく、女性の実況について

一般的な考えをまとめました。

要望もあったし、書きたいと思っていました。

つまり、需要と供給が一致したわけです。

ハハハ。


出来るだけ手を入れたつもりですが、昨日の

記事とかぶるところがあったらご容赦を。


の違いによるものか?

~女性アナの実況 again

(2010/07/23 初出 )

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長い長い時間をかけて、初めはラジオ、次にテレビで

スポーツ実況の“スタイル”は作られてきました。

視聴者はその“形態”になじんでいます。“絶叫中継”に

辟易する人は多いかもしれませんが、それ以外の点では

心地よいと感じているのではないでしょうか。


現在、テレビが日常的に行っている実況をするために、

アナウンサーには多くのことが求められます。

歯切れの良さ、テンポ、リズム、さわやかさ、明るさ、

見たことを言葉にするスピード、ちょっとしたユーモア。

ここに挙げたものは素材としての要素です。


実際に実況するときには これに加えて競技についての

知識、情報、ルールの理解、監督・選手から取材する力、

データ分析の力、解説者との関係をスムースに保つ…

などの能力も必要になります。

ちなみに、私は、“さりげなさ”にこだわりました。

言葉で飾る“わざとらしさ”を避け、“絶叫”とは無縁の

スタイルです。結果として、“縁側のひだまり実況”と

評されましたが。ハハハ。


もちろん、すべてを備えたアナウンサーなど、どこを

探したっていないと思います。これらの要素をより多く

持っている人が視聴者から“いい実況”、“うまいアナ”と

認められるのでしょう。


百歩譲って、これらはアナウンサーになってからでも

努力次第で身につけることは可能かもしれません。

しかし、これはどうでしょう?

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成功しているスポーツ・アナの多くは子供のころから、

自分でプレーをしたり、大いなる興味を持ってテレビの

中継を見たりして、スポーツに親しんできたはずです。

なんでもないことのようですが、大きい要素です。


政治や経済、芸能のことはアナウンサーになってから

勉強しても身につくでしょうが、スポーツはそうでも

ないような気がするのです。

DNA…はオーバーですが、育った環境がかなり影響する

ように思います。そこに、男性と女性では大きな差が

生まれるのではないでしょうか。

「女性だからダメ」と言っているのではありません。

でも、かなり難しいのは事実です。


プレーを目で見てそれを言葉に換えていく作業ですから、

“能力”ということになりますが、それが欠けていると

言えば、「差別だ」、「不当に見下している」と言われる

でしょうから言いません。ハハハ。

しかし、経験から言うと“性”による差はあるだろうと

思っています。


「子供のころからスポーツがだーい好きでした」と話す

女性は多いですが、よく聞いてみると ルールは知らない、

その競技のポイントが何かについては全く知識がない、

つまり、単に“ミーハー的”に好きだったにすぎない、

ということが数え切れないほどあります。

もちろん、男はみんな分かっているなどというつもりは

ありませんが。ハハハ。


同じことを何度も書いていますが、スポーツ・アナが

一人前になるには10年かかると言われてきました。

今の若手アナは成長が早いですが、それでも、目の前で

起きることを、99%アドリブで描写するテクニックを

身につけるには、それなりの年月が必要です。


過去も現在も、第一線で活躍する実況アナは、みんな、

入社のときからスポーツの世界にどっぷりとつかって

知識を積み重ね、技術を磨いてきた人たちです。

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男性と同じタイプの実況を目指すなら、入社のときから

同じような道を歩まないと実現はとても難しいでしょう。

もっと言うなら、スポーツ・アナとしてのスタート・

ラインに立ったときに大きな差をつけられないためには、

子供のころから男の子と同じようにスポーツに親しんで

こないといけないでしょう。


実況をするときに欠かせない“スポーツ・マインド”は

幼いときから養われると思います。近道はありません。

“ローマは一日にしてならず”です。


女性アナの実況はこれまで何度も試みられていますが、

ほぼすべてが失敗に終わっています。だから、女性には

絶対 無理だと言う気はありません。

私が聞いた範囲内で「あれならいいじゃない?」という

感想を持った人がいないし、今後も相当に難しいんじゃ

ないですか、と言っているのです。


どうしても、女性によるスポーツ実況を実現したいと

思うなら、“ふさわしい資質”を備えた素材を採用して

英才教育するしかありません。

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テレビの先輩・アメリカでさえ初めて女性が放送席に

座ったのは2012年だそうです。

ラジオやローカルのレベルではあったようですから

“メジャー初”だろうと思います。

アトランタとシドニー、2度のオリンピックでソフト

ボールの金メダルに輝き、日本でもプレーしたという

ミッシェル・マリー・スミスが“その人”です。


彼女のホームページをのぞくと、その日の記事には

Making History という見出しが付いています。

“歴史的”な出来事だったわけですね。こまかいことは

分かりませんが、反応は賛否両論だったようです。


play-by-play(実況)は別にいて、彼女はかつての大投手、

ジョン・スモルツとともにanalyst(解説・分析)としての

参加だったようですから日本の実況とは違います。

…にしても、彼女の場合はある程度“形”になっていたと

想像します。偏見ではありません。ワールド・クラスの

アスリートだし、ソフトボールの解説などで放送席での

経験もあって、育った環境が日本とは違うからです。

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最近(2018)で言えば、スポーツ専門チャンネルの

ESPNにジェシカ・メンドサというアナリストがいます。

一度でいいから副音声で聞いてみるといいです。やはり

実況ではなく、プレーや試合の流れについて話します。

アナにうながされて…ではなく、ポイント、ポイントで

積極的にコメントしています。自信に満ちています。


日本でも、早くこういう女性が現れてほしいものです。


by toruiwa2010 | 2018-09-23 06:45 | 自分的傑作選 | Comments(2)

「女性にはスポーツ実況はできませんか?」

…これまでに多くの人からそう聞かれました。

私にとっては 答え方が一番難しい質問です。

最初に「無理でしょうね」と答えますが、

次に「なぜですか?」と聞かれることが

分かっている上に、その“答え方”はもっと

厄介だからです。ハハハ。


12年前にNHK-BSで思い切った企画が

実現しました


投げかけられる質問

~女性アナの実況は?~( 2006/04/24 初出 )

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この項は自分の考えをまとめておきたくて書くだけです。

たぶん、読者は私と違う感想を持たれたと思いますから

お読みにならなくて結構です。反発するだけですから。

ハハハ。


日曜日、2台のテレビの1台で「からくりテレビ」や

「ジャンク・スポーツ」を見ながら、もう一台は“音を

消して”巨人-阪神戦をつけていました。

一回表、阪神が3点を先行したあとだったと思いますが、

画面に解説者の梨田と並んで有働アナが顔を見せました。

「今日だったんだ」と急いで録画をスタートさせました。

彼女が実況すると聞いて興味があったからです。


以下は、それを見た私の感想です。

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10年後でもいい、実現できたら嬉しい」という思いで

彼女が出した企画が認められたということだそうです。

そのチャレンジ精神、勇気には拍手です。

しかし、結果は厳しいものだったと言わざるを得ません。


事実を書きます。

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酷だと思いますが、“話す訓練を受けている野球好き”の

女性がマイクをつけて“四方山話”をしているに過ぎない、

という印象をまず受けました。

NHKの制作陣がどういう意図で彼女を起用したのかが

よく分かりません。「キャスターとしての経験を生かして

彼女らしいアングルで」「女性らしい視点で」「ファン

代表として」…いずれでもなかったように思います。

「たまには目先を変えるのもいいだろう」程度のことで

“実験”されたのでは付き合う視聴者はかないません。 


冒頭で「野球にくわしい皆さん、ごめんなさい」と

言ったそうです。つまり、自らの“ポジション”をかなり

低いところに設定したということでしょう。

一方、放送のテーマを「キャッチャー目線」としたのは、

かなりレベルが高いと思うのです。


彼女自身から出されたアイディアなのか、制作サイドが

「普通にやっても意味がない」と思って用意したのかは

分かりません。わざわざ梨田を解説にすえたのも企画が

先行してのものでしょう。両チームのキャッチャーへの

インタビューもあり、阪神の平田ヘッドコーチにも話を

聞いて、“つくり”はしっかりしていました。

インタビューの中で「そこから先を勉強しないと」と

平田から有働にダメを出したあたりは完全に“やらせ”に

見えましたが。ハハハ。


この企画が番組の芯になっていたことで多少は救われて

いたと思いますが、経験豊富なアナウンサーが実況を

担当していたら、もっと話が膨らんだと思います。

スタッフにしてみれば、そのへんも、初めての彼女に

多くを期待しても無理だ、という判断はあったでしょう。


“四方山話”と書きました。

なので、キャッチャー以外の話はとりとめがないのです。

そのせいで、しゃべりのテンポ、リズムがグラウンドの

動き、スピード感とまったく合っていませんでした。

テレビでスポーツ放送を見るときに、一番イライラする

ポイントです。


こうなると、女性の解説者やアナウンサーが連発する

“○○選手”の“選手”がうるさく感じられてきます。

私はテニスに新しい解説者を迎えると必ず、“…選手”は

やめて“呼び捨て”にしましょうとお願いしています。


望んでも無理だと分かっていたのですが、実況で描写が

追いつかないのは興ざめでした。

まず、画面に映っていない、ランナーのスタートなどが

完全に遅れてしまいます。

たとえば、ランナーがスタートを切る、バッターが打つ、

打球が三遊間へ飛ぶ…という場面でも、インパクトの

瞬間ぐらいから「走って…抜けて…」と、ひとコマずつ

ずれていました。一番困るのは、試合の半ばを過ぎても

ここという場面で「あー」しか出てこないことです。

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4回裏、巨人の攻撃。

2死満塁で阿部の打球はライトの頭上へ飛びました。

「あー…ライナー性で…フェンス直撃…ランナーひとり

ふたり、還ってきました。二塁打」

…実況じゃなくて、“観客席にいる女性ファンの独り言”

というレベルでした。



スポーツ実況を志すアナにとって野球は“基本”です。

野球の実況の中にはプレーの描写をはじめ、情景描写、

情報提供、解説者とのやり取りなどスポーツ・アナに

求められる要素が“いい割合で”詰まっているからです。

未経験の女性が最初に取り組む種目としてはハードルが

高すぎるのではないでしょうか。


フィギュア・スケートなどでスポーツ実況の“感覚”を

実感したあとで挑戦していたら、今回のような失敗は

しなかったと思うのです。その意味では、本人ではなく、

周りに責任があると思うのです。

10年後でもいい」は、いろいろ経験してから、という

考えがあったことを示しています。

安易にOKを出し、実現した結果がこんなことになり、

有働アナにかぎらず、すべての女性アナにとっての次の

チャンスが遠ざかったとすれば罪は大きいと思います。


この放送でプラス面を探すとすれば、梨田氏の話し方が

柔らかかったことぐらいです。

ふだんでも、スポーツ関係者はみんな女性アナ・記者に

対しては“妙に”優しいですがね。ハハハ。


女性アナの実況も有働が初めてではありません。

オリンピックの女子マラソン、高校野球、女子の駅伝、

フィギュア・スケート…試みはありました。しかし、

フィギュアが“微妙”だった以外、厳しい言い方ですが、

失敗に終わっています。

局内外に少しでもいい反応があったら、実現したはずの

“続編”がないことがその証拠でしょう。


「女性だからダメ」と言っているのではありません。

ただし、かなり難しいのは事実です。

リズムが求められるし、スピード感を出すのも大変です。

歯切れのよさは必須です。


…あくまで今の男性アナによる実況を前提にした話です。

しかし、“女性ならでは”のスポーツ実況の確立を目指す

となると、ハードルはさらに高くなりますね。


前にも書きましたが、私たちのころは“スポーツ・アナが

一人前になるには10年かかると言われてきました。

目の前で起きていることを、99%アドリブで描写して

いくにはそれだけの年月が必要なんです。

現在 第一線で活躍している実況アナは みんな入社の

ときからスポーツの世界にどっぷりとつかって知識を

積み重ね、技術を磨いてきた人たちです。

男性と同じタイプの実況を目指すなら、入社のときから

同じような道を歩まないと実現は難しいでしょう。

近道はありません。“ローマは一日にしてならず”です。

ハハハ。


放送の最後に彼女はカメラに向かってこう言いました。


「取材してみて野球の面白さが

徐々に分かってきました」


決してあげ足を取るつもりはありませんが、今、各局で

実況しているアナの誰一人もこんなことは言いません。

病院で“研修医”、いろいろな店で“研修生”を見かける

ことがあります。しかし、彼らは、あくまで見習いの

立場で仕事に臨んでいます。

同じように、すべてのアナウンサーが“完成品”という

わけではありません。だからと言って「私は発展途上の

アナウンサーなんです」と、はっきり言われたのでは、

視聴者の立場はどうなるのでしょう。

梨田氏が何度も「初めてだから」「緊張してたから」と

言ったのも逆効果でした。打ち上げの席でなら許される

でしょうが、放送の中で言うべきではありません。


“今後”について担当プロデューサーは「時間をかけて

検討したい」と話しているそうです。


明日につづく・・・


by toruiwa2010 | 2018-09-22 07:00 | 自分的傑作選 | Comments(0)