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岩佐徹のOFF-MIKE

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実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

カテゴリ:自分的傑作選( 54 )

ピート・ローズを思い出す

J・ヴォットの巨額契約~

(2012/05/25 初出 )

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2012/04/27のツイート

レッズのジョーイ・ヴォット:メジャー4年余で

119HR.313BA .405OBA .955OPSか。

12年・251.5M!!でサインとか。ロードでは

ホテルのスイートに泊るが、普通シングルとの

差額は本人の負担だそうな。笑える。ハハハ。

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西武の堤義明氏が「ピート・ローズを獲れないか」と

国土開発の応接室で私に問いかけたのは1978年だった。

持っている情報の範囲でおおむねこう話した。

「ローズとレッズの契約は今シーズン限りで切れる。

レッズがまもなく来日する。そのときに接触は可能だ。

報道によれば、ローズはどこでプレーするにしても

年俸50万ドル***程度を条件にしている」と。


「ただし、いまの彼には通算安打記録で史上1位になる

チャンスがあり、そういった名誉を大事にするメジャー・

リーガーが大きなチャンスを放り出して来日することは

考えにくい」とも。 

堤氏はまったく動ずることなく「50万ドルか、11

(当時1ドル=200)2年で2億、高くないなあ」と

声に出して言い、近くで直立している数人の秘書たちに

レッズが来日するときに西武グループがやるべきことを

テキパキと指示していた。


***結果として、数字的には史上最多安打の記録を残した

ローズでさえ当時の年俸はそんなものでした。それで

“トップクラス”だったのです。

マーヴィン・ミラーやドナルド・フェールの大活躍で

MLBPA(メジャー・リーグの選手会)がオーナーたちとの

交渉の場で力を増し、年俸が天井知らずになったのは

最近20年ぐらいのことでしょうか。

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信頼できるソースとして私がよく引用するBASEBALL

ALMANACによると“年俸100万ドルを手にしたのは

1979年のノーラン・ライアンが第1号らしいです。

現役時代は三振の山を築いていました。ノーヒッターを

7回も記録し、現在はダルビッシュが所属するテキサス・

レンジャーズの社長をつとめています。

当時のレートでも、たぶん2億円程度です。

いま、思えば“かわいい“もんですね。ハハハ。


現在29歳の選手とMLB史上最長の12年契約、しかも、

総額 $25100万の巨額契約!

為替レートは面倒ですからざっと100倍してください。

尖閣が買えるなあ。ハハハ。

天文学的数字なのに、契約にはヴォットにロードの際は

スイートルームを用意する、ただし、ほかの選手が泊る

普通のシングルルームの料金との差額は本人が負担…

という“珍妙な”条項があるようです。(by AP)ハハハ。


ヴォットと球団には2013年までの契約がありましたが、

最終年の来シーズン、交渉でごたごたするのはお互いに

よくないからと、その前に長期契約を結んだのです。

契約には 給料の一部あと払い、彼が主催する慈善団体に

本拠地球場の特別席を年間10試合提供、ノートレード、

オールスターに出場したりゴールドグラブ・LCSWS

MVPを獲得したりしたときはそれぞれ$75000など

もろもろの条項があります。

そりゃ、契約書が何cmもの厚さになるわけだ。ハハハ。


12年間、こんな大金はどのように支払われるのか?

まず、今シーズンの年俸は$950万、来年は$1700万で、

これは前の契約のままです。そのあとは以下の通りです。


2014$1200

2015$1400

2016$2000

2017$2200

2018$2500

2019$2500

2020$2500

2021$2500

2022$2500

2023$2500


球団は2024年についても優先契約権を持っています。

契約する場合、年俸は$2000万ですが、球団の意志で

契約しないときには$700万を支払います!

アンビリバボー。ハハハ。

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ヴォットはこの金を、多くの選手がそうしているように、

4~9月の6ヶ月間、月2回 受け取るそうです。

現金で渡されるのが当たり前だったころ、長嶋や王の

給料袋は横にすれば机の上に立ちました。

$2500÷12÷10020833…100ドル札で受け取ると

2800枚あまりになりますからヴォットの給料袋も

楽に立つんでしょうね。なんなら、縦でも…。ハハハ。


ちなみに、ヴォットの42試合終了時の成績は

全試合に出場して、打率.303は少しもの足りませんが、

7HR 28打点、出塁率.457などチームの期待にこたえて

いると思います。

同じように、巨額契約でカージナルスからエンゼルスに

移ったあと泥沼にあえいでいるアルバート・プホルスと

好対照です。ま、すべては閉幕したときにどんな成績を

残すかですが。ハハハ。


by toruiwa2010 | 2018-06-17 06:30 | 自分的傑作選 | Comments(0)

パンダ・高齢出産・ピストリウス

~君子、敢えて危うきに近づいてみる~

(2012/07/24 初出 )

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なんか変だけど、そう思うのは自分だけかも知れないし、

なにかを言って“おかしなヤツ”だと思われるのも間尺に

合わないしなあ、ということがよくある。

最近だけでも3件あった。その度に、つぶやこうかなと

キーボードに向かったが、思いとどまった。

余計なことを言ってこれ以上嫌われるのは馬鹿らしいと

思ったからだ。


今日は書くことがない。だから、やめておく方がいいと

分かっているのに、あえて危うきに近づいてみる。

なんたって、打たれ強いから。ハハハ。


赤ちゃんパンダが死んだ


悲しいニュースだとは思う。動物園の園長や飼育係が

涙を流しながら会見するのも、訪れた親子が悲しむのも

よーく分かるつもりだ。

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しかし、どうなんだろう。


この件を伝える情報番組のスタジオでパネリストたちが、

“悲しげな”表情を浮かべて並んでいる画面を見ても

違和感を覚える人はいないのかなあ。

不謹慎かもしれないが、「ウソつけ」と言いたくなる。

おそらく胸中は、ここは世間と歩調を合わせておくか…

そんなとこじゃないの?と突っ込みたくなる。

外国メディアの中には、日本のテレビがトップ項目で

扱うことに驚いたところもあったらしい。

たぶん、当方と同じ違和感があるのだろう。


快挙と言うべきだろうが


ラジオでさっぱりした語り口を聞かせてくれる大好きな

パーソナリティ、坂上みきが妊娠を公表した。53歳で!


ほしくてたまらないのに子供を授からない女性は多い。

赤ちゃん誘拐事件まで起きる。

子供を持たず、それを悲しいとも辛いとも思わなかった

者には、理解できないが、結婚以来 不妊治療を続けて

いたという本人や夫はさぞ嬉しいに違いない。

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しかし、どうなんだろう。


もちろん 産むつもりだろうし、そのことを“非難”する

権利は誰にもない。ただ、これって100% 親の意志で

決まったことなんだよね。母親は子供を産むかどうかを

選べるが、子供にはその選択肢がないんだよね。

責めるつもりは毛頭ないが、53歳で子供を産むことを

決断した彼女は、では、子供の幸せについてどう考えた

のだろうか…。ぜひ聞いてみたいと思う。


このニュースを聞いた多くの人が「今53歳か、産まれる

子供が成人に達するとき…」と簡単な算数をしたはずだ。

それ以前に、母体の安全が確保できるのかと心配もする。

先日、石田純一夫人が「妊娠中の子供がダウン症になる

可能性が高い」ことを公表した。染色体の関係で母親の

年齢が高くなるほど可能性は高まるのだという。

それでも、危険を承知で産むらしいが。


“リスク”を覚悟で高齢出産に挑む女性の勇気はすごい。

強いと思う。しかし、素直に“めでたい”と言う気持ちに

なれない自分がいる。


ブレード・ランナー


IOCが南アフリカのオスカー・ピストリウスのロンドン

オリンピックへの出場を認めた。

両足とも膝から下に炭素繊維製の“義肢”を装着して走る

陸上選手だ。北京のときは、国際陸連が認めなかった。

その後、スポーツ仲裁裁判所(CAS)の裁定で出場資格は

得られたが、出場に必要な標準記録を突破できなかった。


この件も、とても微妙なのでツイッターに書き込むのは

ためらったが、念のためにチェックしてみると、去年の

世界陸上のときにこうつぶやいていた。


2011/08/29のツイート

世界陸上:義足のランナー、ピストリウスを

初めて見た。

黙って応援すればいいのだが微妙だ。

何か違う気がする。規則的に“バネ“を

どう考えているのだろうか。

乳酸がたまるということもないわけだし。

ほかの競技ではどう扱っているのか、

純粋な気持ちでとても興味がある。


CASの裁定を受け国際陸連・IOCが調べた上で最終的に

OKを出したのだし、どこかから抗議が出ているという

話も聞かない。くわしいことを知らないまま、素人が

異論を唱えるのは“勇気”が要る話だ。

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しかし、どうなんだろう。


偉大な“挑戦”であるのは間違いない。

そして、下手をすると障害者への差別ととられかねない

だけに、誰も言いたがらない。しかし、“問題あり”と

本当に誰も思わないのだろうか?何かが違う気がする。


陸上選手が世界新記録を出したり、金メダルを獲ったり

すると、ゴール直後にシューズを脱ぎ、それをカメラに

向けて掲げて見せる。スポンサーとの約束ごとだが、

記録やメダルのカギ・秘密がシューズにあったことを

アピールしている面もある。実際、“後日談”として

シューズ開発の苦労話がメディアに登場したりする。


それほど、陸上競技におけるシューズの力は大きい。

特にソールに使われる素材の反発力などは成績にかなり

影響があるはずだ。トップになればなるほど、選手は

メーカーとタッグを組んで、よりよいシューズを求めて

改良に血眼だと聞く。生命線だから当然だ。


ピストリウスだが、彼はシューズを履かない代わりに

スプリント競技用に作られた特別な義足を装着して走る。

カーボン繊維を使って特殊な弾力構造を持っていて

衝撃を吸収し、バネのように動くのが特徴だと聞く。

また、国際陸連の依頼で研究者がさまざまな分析をして、

義足の方が蹴る力をより効率的に推進力に変えられるし、

疲労物質によるロスも少ないと発表している。


一方で、義足には、スターティングブロックが使えない、

コーナーが不安定なので、減速せざるを得ない…などの

マイナス要素もあるという。

ただし、ネットをうろついてみると、多くの記事が彼の

“後半の強さ”を認めている。


バネと乳酸などの疲労物質…それは陸上競技では優劣を

左右する要素だろう。たとえば、“歩幅”はどうだろう?

カーボン繊維であれば、当然バネがある。だとすると、

バネがある義足の方が健常者よりストライドが広くなる

のではないのだろうか?

現段階では、明らかな差はないのかもしれない。

しかし、開発が進んで10cm20cmと差が広がったとき

どうなるのか?誰もが納得する基準を設けるのは難しい。


世界陸上では準決勝で敗退した。

しかし、これが、オリンピックや世界陸上で決勝に出て

優勝を争う力をつけたらほかの選手がどう反応するか?

さらに、彼は100200400㍍を走るが、同じような

義足でマラソンなどの長距離を走る選手が出てきたら、

どうする?もちろん、挑戦そのものはすばらしいから、

世間は称賛するだろう。


しかし、長い距離を走っても義足と肉体の接着部分に

支障がないとすれば、やはり“バネ”や“乳酸”の関係で

かなり有利になるではないのかな? マラソンでは、

足の裏にマメができて苦しむ選手もいるが、その心配も

ないのだから。

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より速く、より高く、より強く・・・

オリンピック憲章に記されている“モットー”だ。

それはあくまで、男女を問わず、人間が 器具の助けを

借りずに自らの五体だけを使って挑むものだと思う。

要するに、“別物”だという気がするのだ。


3件の中で最も微妙なので気を使って書いたつもりだが、

それでも差別と感じる人がいたらそれは見解の相違だ。

考えている通りに書いたし、これ以外の書き方はない。


by toruiwa2010 | 2018-06-16 06:33 | 自分的傑作選 | Comments(0)

嘉門達夫・河本準一・みの

~先週のツイートから

(2012/05/29 初出 )

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Com’on!…じゃなかった


2012/05/23のツイート

嘉門達夫・・・大阪府立春日丘高校の

後輩であることが判明。

わたしゃ卒業してないが。ハハハ。

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♪キャラメル拾たら箱だけ(北島三郎)

♪臭くなったら そりゃ 屁です(セデスのCM)

♪かつお風味のふんどし(ダシのCM)

♪緑の中を走りぬけてくバッタがおるぜ(山口百恵)

♪街の灯かりが全部消えたら停電(いしだあゆみ)


うまいなあ。絶妙ってこういうことでしょうか。

あのねのねや所ジョージにも、短い間にストンと落とす

見事な曲がありましたが、天から与えられた才能という

意味では“天才”と言っていいと思いますね。


求む:防犯カメラの映像


2012/05/24のツイート

渋谷で起きたゆきずりの刺傷事件の容疑者が

スピード逮捕された。決め手は防犯カメラだ。

丹念に経路を追って自宅近くの駅まで

突き止めたと言う。

いまや警察だけでなく、報道(特にテレビなどの

映像メディア)の 取材活動の中に防犯カメラの

映像探しが必須になった。


明治から大正、昭和…30年ぐらい前までの新聞記者、特に

社会部記者が苦労したのは 事件や事故で人が死んだとき、

被害者の写真を入手することでした。他社が記事だけの

ときに写真を手に入れればそれは大殊勲だったようです。

昔、新聞記者だった父から聞いた話です。

今でも、事件・事故の性質によっては、同じ苦労が続いて

いるかもしれません。

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時代は大きく変わりました。

多数の犠牲者が出た秋葉原通り魔事件のときも、テレビは

周辺の商店などから、事件後にナイフを持って走る犯人の

映像を見つけ出して、繰り返し流していました。

テレビにとって防犯カメラの映像は相当インパクトがある

素材です。鮮明でないのが逆に“臨場感”を増しています。


ほかにもたくさんの事件捜査の過程で防犯カメラの映像が

用いられています。解像度もかなりよくなっています。

事件が起きるたびに、警察とテレビが血眼になって付近の

防犯カメラをチェックしているのは間違いありません。

やっていないテレビ局があったら時代遅れでしょう。

ハハハ。


とんだ早とちり


2012/05/24のツイート

どんな形になるのか知らないが、16時から

WOWOW192chでユーロ96SF

GERvsENGがダイジェストで放送されるようだ。

PK戦にもつれ込む名勝負だ。

見落とすところだった。

最近は連絡してくれる気がないらしい。ハハハ。


テニスやサッカーの “名勝負”がWOWOWで放送される

ことがあります。残しておきたいものは当時のDVD

持っていますが、ブルーレイの方が映像もきれいだから、

改めて録画しようと思ってPGはまめに見ています。

以前のテニス担当者はメールで知らせてくれました。が、

交代後はさっぱりだし、サッカーについては一度も連絡が

ありませんでした。去る者は日日にうとし。トホホ。


そんな“うらみ節”をつぶやきながらDVDをセットして

待ち構えていると、放送されたのは…ダイジェストに

別の解説と実況がつけられたものでした。

なるほど、連絡がなかったわけです。ハハハ。

ノスタルジアに浸ろうかと期待しましたがこれでは意味が

ありません。悪いけど、「相棒」に乗り換えました。

数日先の分までセットした予約も全部解除して。ハハハ。

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蛇足ですが、ユーロ96PK戦の多い大会でした。

GERvsENGも延長の末、シュートアウトになりました。

1人だけゴールに背を向けて芝の上に座っていたポール・

インス、失敗したチームメイトを必死で慰めていたのは

90イタリア・ワールドカップのPK戦で失敗し、長い間

バッシングを受けた経験を持つ選手だったり…ドラマが

詰まったPK戦でした。


物差しを間違えたね


2012/05/25のツイート

河本準一・・・好きな芸人なんだがなあ。

人はそれぞれが自分の〝ものさし〟で

物事を判断して行動するわけだが、今回は

間違えちゃったなあ。

次元が違うが、ものさしの使い方を

間違えた点ではNHKの経営委員長と

東電の社外取締役を兼務しようとした

男と同じだ。

人生の落とし穴はどこにあるかわからん。


好きだった芸人の生命が危うくなっています。

「ここまでは大丈夫」…と判断するとき、人はそれまでの

人生で身につけた“ものさし”を無意識で使うわけですが、

NHK経営委員長と東京電力の社外取締役を兼職しようと

考えた数土(すど)と河本は何かを間違えちゃいましたね。

河本は笑いを売りにする商売ですから、以前の“輝き”を

取り戻すのはかなり難しいかもしれません。

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それにしても、島田紳助のときと同様、池に落ちた人間に

対するバッシングはすさまじいものがありますね。

“一罰百戒”的な意味を持たせようと考えたのでしょうが、

表ざたにしたのが“下品極まる”女性議員だということに

腹が立ちます。


制度にも、チェック体制にも欠陥があるようです。

彼の釈明の中に理解できる部分もありますが、もっと早く

対応すべきでした。「黙っていれば分からないだろう」と

タカをくくっていたことが透けて見える点で、同情にも

限界があります。


“這い上がって”来るのを待ってやりたいと思いますが、

世間は厳しいです。


“厚顔無恥”を地で行く


小沢を切るなら消費増税に賛成も―― 谷垣禎一

…今さら、とは思う。しかし、政治家のド厚かましさには

あきれるしかない。これでは党利が優先し、法案の中身は

まったく関係ないことを天下に公にしていないだろうか。

まさに、そうなんだろうけどね。

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炉心溶融はない、という印象を与えたなら

私の真意ではない―― 枝野幸男

…本当にそう思っているなら頭がおかしい。

言葉は違っても中身としてはまさにそう言ったのさ君は。

国民の大多数が 最悪の事態ではないんだと、あとあとまで

思い込んだのは 作業服を着こみ、誠実そうな顔と流れる

ような弁舌で会見する君の言葉を信じたからさ。


顔と名前が一致したことは大きかった――菅直人

てっきり「頭の中の想像と現実が一致した」という意味で

言ったのだと思った。スーパーニュースは前段をカット

していたようだ。その前段には「現場の考え方や見方を

知る上で…」とあるのだ。つまり、文字通り、第一原発の

現場幹部の顔と名前が一致したことが現場視察の大きな

成果だと言いたいらしい。意味不明だ。


言わないけどね


オレだって49年連れ添った妻をいとおしいと思ってるさ。

人前では口にしないだけでね。


ま、これが「ここまでは言ってもいいだろう」と考える

私の物差しです。「感動した!」と言っておけばいいのは

分かっています。でもねえ…。

失意の人をからかうのは本意ではありません。しかし、

みのもんたの会見は、がんを公表したときの逸見政孝と

同じレベルに見えます。ひねくれ者の私には…。


うり二つ?


“真珠の耳飾りの少女”はオランダの巨匠、フェルメールの

傑作です。右は武井咲ですが、CMを制作する人たちの

着眼には恐れ入ります。ハハハ。

今年、日本に来るらしいですね。

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しかも、直前には同じフェルメールの紛らわしい作品も

来日するんだとか! タイトルは“真珠の首飾りの少女”。

同じじゃないか…と言う前に じっくり見てください。

ハハハ。


by toruiwa2010 | 2018-06-10 06:26 | 自分的傑作選 | Comments(0)

ゴルフ中継&勘三郎

~懐かしさと気がかりと~

( 2012/06/19初出 )

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USオープンを見た


06/18朝のツイート

USオープン最終日:放送開始前に公式HPを見ると

タイガーは前半で+5を叩いていた!

チャージを期待したがそんなに簡単ではないんだねw。

昨日爆発しなかったからなあ。トップを争っていれば

こんなスコアを出すことはないのだろうに、と思う。

まったく恐ろしいスポーツだ。


ゴルフの取材は懐かしい。“中継”じゃなくて“取材”だ。

1960年代には関東に所属する選手たちの月例会などを

取材しに行っていた。中村寅吉や小野光一、林由郎らが

まだ現役だったころ、つまり、日本プロゴルフの黎明期と

言ってもいい大昔の話だ。千葉、埼玉、栃木…東京近県の

中学を出てすぐに地元のゴルフ場にキャディとして入り、

働きながらプレーを覚えた人が多かった。プレーのあとの

取材では方言丸出しだから分かりづらかったが、その分

人間味が丸出しで笑いが絶えなかった。


広大なゴルフ場に選手が散ってプレーする競技だから、

実際にプレーを見ながら取材することは難しい。

いまも、おそらく同じだろうが、当時のゴルフ担当記者は

試合の間、コースに出ることは少なかった。

スポーツ紙や専門誌の記者は、それでもざっと一回りして

ピン・ポジションなどを確認していたようだが、テレビの

記者(ディレクター)は取材ホールをカメラマンに指示し、

あとはクラブハウスで雑誌やテレビを見て過ごしていた。

上位の選手がホールアウトすると、ロビーの一角にある

ソファに呼び出して話を聞く、というスタイルだった。

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たとえば、1970年代になって、尾崎将司と並んで頭角を

現してきた青木功の場合はこんな具合だった。

そのころの青木は強い我孫子なまりで話すやんちゃ坊主で

頭も丸刈りだった。

古参の記者が「じゃ、まず、ホールごとに使用クラブから

お願いします」と声をかけるとおもむろに彼が話し出す。


「オッケー、1番はドライバー、スプーンで左奥3㍍半。

2パット。2番はドライバーが左のラフ、4番アイアンで

ピンの真下2㍍、スライスを1パット、バーディ。

3番ショート。アゲインストだったから5番で打って右の

バンカー。1㍍半に寄せて1パット」と、各ホールを

説明するのだった。


メモはいっさい見ずにスラスラとよどみなく、18ホールを

振り返る青木に舌を巻いたものだ。もっとも、こちらは、

終わったばかりのホールの打数を思い出すのさえ苦労する

ヘボ・プレーヤーだから参考にはならないが。ハハハ。


ゴルフの中継は朝が早い。終わったあとの会見を取材し、

翌日のスケジュールが出るのを待ち、ホテルに戻る途中で

食事をするとすぐ9時、10時になってしまう。

それから翌日の準備だから、ベッドに入るのが遅くなって

連日寝不足状態だ。スポーツの中でもっとも“スタミナ”が

求められる中継種目かもしれない。


三鷹にあったわずか9ホールのICUのゴルフ場で何度も

プレーした経験があるほどキャリアは古いのだが、練習が

嫌いだし、なにしろ下手だったから、競技の“肝”がどこに

あるかが理解できず、ゴルフ実況は一番自信がなかった。

そんな私でも、PGA(全米プロゴルフ選手権)でタイガー・

ウッズが2度優勝した試合やライダー・カップ(USA vs

ヨーロッパ)などを実況できたのはラッキーだった。

何より、気の合うスタッフや解説者たちとの旅は楽しい

ものだった。


今回USオープンを見たが、実況の森下アナ、解説の青木、

羽川豊、戸張捷賑やかな旅の様子が透けて見えた。

ハハハ。


中村勘三郎が…


06/18午後のツイート

難聴・・・で長く休んでいた中村勘三郎が今度は

食道がんで入院したという。手術をするのかどうか

不明だが、素人考えでは声帯への影響が心配だ。

歌舞伎というジャンルにとらわれずに活躍し、

それゆえに幅広い人気を得ていた役者だ。

なんとかこのピンチを乗り越えてほしい。


30代の半ばぐらいから左の耳が難聴気味だ。北陸の街に

小さな飛行機で飛んだときに、気圧の変化で鼓膜が中に

押し込まれた。風邪をひいていたのも不運だった。

腕時計を近づけても秒を刻む音が聞こえない。

アナウンサーの試験を受けている最中だったら大きな

マイナス材料になったと思う。

声を使う仕事をしていて よく聞こえないというのは、

不安なものだ。


去年、突発性の難聴で長く休んだとき、勘三郎は将来に

大きな不安を感じたはずだ。なんとか舞台に復帰したかと

思ったら、今度は食道がんが見つかったという。

明るく親しみやすいキャラクターの持ち主でジャンルを

超えて好きな役者の一人だ。華があり、歌舞伎を身近な

ものにすることに大きな貢献をしている男だから、万一、

長期にわたって舞台から遠ざかることになったら、損失は

計り知れない。

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勘三郎が食道がん…と聞いて、真っ先に頭に浮かんだのは

「手術をした場合、声帯は影響を受けないか?」だった。

立川談志や桑田佳祐のように見事に復活する人もいるが、

多くはそのまま表舞台から姿を消してしまう。

息子の中村勘九郎襲名披露公演もあるし、来年の春には

歌舞伎座が“新装開店”の予定だから、ゆっくり療養をと

言っても、そんな気分ではないだろう。


“いずれ手術”ということになったようだ。

その成功と好漢の自重を切に望みたい。


by toruiwa2010 | 2018-06-09 06:41 | 自分的傑作選 | Comments(0)

千原Jr.・言葉の乱れetc

~先週のツイートから~

( 2012/06/14初出 )

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千原ジュニアの至言


漫才で“つっこみ”を得意とする芸人たちの発想の豊かさに

感心することがしばしばです。

ピタリとはまる言葉を見つけることがうまい人がいます。

ボキャブラリーの中から瞬間的に探してくるその速さに

驚きます。千原ジュニアもそういう才能を持った一人だと

思っています。


行きつけのうなぎ屋は注文してからさばき始める店です。

待っている間にSPAを読むのが楽しみです。露出度の高い

グラビヤも“チラ見”しつつw、彼が連載しているコラム

“すなわち、便所は宇宙である”を味わいます。毎週とは

言いませんが、おかしさに腹の皮がよじれます。

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最近の号にはタイトルマッチを制して世界チャンピオンに

なったボクサーがその翌日に警察官から職務質問を受けた

話が面白おかしく書かれていました。


“これって、浅田真央が優勝した翌日、AV女優にスカウト

されるようなもん


浅田ファンにしてみれば“とんでもない悪いたとえ”として

とんでもなく不評でしょうが、私には十分におかしくて

黙読していたのに、声を上げて笑ってしまいました。


まったく意表をつく、こうしたたとえ方は千原ジュニアの

得意とするところです。彼の絶妙なたとえ話に接すると

“言葉のプロ”だと称することをおこがましく思います。

ハハハ。


もっとも激しく速いスポーツ


スタンレーカップ第4戦を見る。

アイスホッケー最高レベルの試合だ。

ルールを知らないからと言わずに5分でも

見ることを勧める。世界レベルの試合は

どんな競技でも面白い。

こまかいことは分からなくても

「一流の男たちだ」と分かるはず。


男同士が激しく体をぶつけ合う競技は格闘技のほかにも

アメフトやラグビーなどいくつかありますが、“スピード”

という点ではアイスホッケーが最高です。

特に、最強チームの象徴であるスタンレーカップを争う

プレーオフのファイナルは紛れもなく アイスホッケーの

スーパーボウルと言っていいでしょう。

1シーズンを戦い抜き、勝ち上がった2チームによる

死闘は一見に値します。今シーズンは終わったけど。

ハハハ。

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1990年代初めに2年続けて世界選手権を実況しました。

国別の大会ですが、強豪国の一つ、カナダは開幕のとき

15人しかいませんでした。普通はGKx2FWx12(3人の

4セット)DFx8(2人の4セット)22人で構成します。

しかし、世界選手権とNHLのファイナル出場をかけた

プレーオフの日程が重なるために、有力選手は初めから

参加することはできないのです。

15人で開幕し、プレーオフで敗退したNHLのチームから

残りの選手を補充して行くわけです。


アイスホッケーは数十秒で息が上がる過酷な競技ですから

大会序盤の選手の負担はかなりのものだったはずです。

カナダの戦いぶりは感動的でした。


乱れてる


2012/06/06のツイート

「Ⅹ時Ⅹ分に病院を出られた

寛仁親王殿下の棺は…」と安藤キャスター。

柩に敬語は必要ないよ。

別にアラさがしをしているつもりはないが、

こういう言い方はすぐに気づいてしまうのさ。


2012/06/08のツイート

TBS/Nスタ藤森アナ「言葉を発するカタと

受け取るカタ」と。

明らかに「発するホウと受け取るホウ」だよね。

あとで指摘されるだろうけど、記者が紛らわしい

表現を避けるべきなんだ。平仮名で書くとかね。


スーパーニュース・奥寺キャスターは

「極右議員」を「ゴクウギイン」と読む。

おい、どうなってるんだ男性アナ! 

先輩同業者として情けないぞ。


サッカー最終予選で黙とう:「スポーツに

造詣の深かった三笠宮寛仁…」と実況の進藤潤耶アナ。

うーん、どうかな?最適の言葉とは思わないけどね。

私なら「スポーツに貢献された」あるいは

「スポーツへのご理解が深かった」と言うかな。


「臨場」劇場版のプロモーション用のビデオで内野聖陽の

しゃべりに合わせた字幕に「…捜査方針に乗っ取って…」

とありました。「相棒」の再放送枠の中でした。

捜査方針をジャックしてどうするつもりだったのか?

ハハハ。


もちろん“則って”が正解です。

今は、そんな字をあてはめて書くことはほとんどないし、

変換で済ませるのでどうしてもこういうミスが起きます。

当ブログにもあるだろうと思います。「日本語の使い方を

間違えたことはない!」などと言うつもりもありません。


しかし、この数日間だけでこんなに“間違い”があります。

それぞれ…


病院を“出た”棺は…

発する“カタ”ではなく“ホウ”

“ゴクウ”議員ではなく“キョクウ”

造詣が深かっただけでは黙とうはしないでしょう。

ハハハ。


…とみられる


2012/06/09のツイート

関東甲信と北陸地方が梅雨入りしたと

“みられる”・・・気象庁がそう発表した。

明日 晴れるか曇るかだって「…と見られる」に

すぎないんだよね。

どこにも確定要素はないんだもの。梅雨入り・

梅雨明けのときだけ、「…と見られる」と

言うことに違和感があるね。ハハハ。

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“ひねくれ者”は毎年、このフレーズが気になって仕方が

ありません。世界中の気象台とデータを交換したり気球を

打ち上げたりといった地味な作業で集めた情報をもとに

日々の天気予報は出されているのだと理解しています。

「明日は晴れ、あさっては曇り時々雨が降るでしょう」

という予報は、そうなると断定しているわけではなく、

そうなるでしょうと言っているはずです。あくまでも

データに基づく予想…つまり、“こうなるとみられる”に

すぎないのです。


なぜ、梅雨入り・梅雨明け、台風の進路などに限って“と

見られる”を使うのか?

普通に考えたら、外れたときの予防線と“みられる”が。

ハハハ。


事前連絡されたし


2012/06/09のツイート

NHK-BSで「外事警察」を再放送してやがる。

やるならやるで、チャンと連絡してくれよ。

映画公開前に見ようと思ってDVD

買っちまったじゃないか。

小梅太夫じゃないけど「チックショー!」だ。

ちなみに、ドラマを見てなくても映画を見るのに

支障はないから。ハハハ。

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ホウ・レン・ソウ…幸か不幸か、いきなりアナウンサーの

世界に入ったので普通のサラリーマンが教えられるという

この言葉を習ったことはありません。

しかし、一般人の社会常識としても、報告・連絡・相談は

身につけなければいけないと思います。まあ、ちょっと

無理があるのは承知だけど。ハハハ。


by toruiwa2010 | 2018-06-03 05:38 | 自分的傑作選 | Comments(2)

Graf-Hingis, Agassi-Medvedev

1999年男女決勝の思い出~

( 2010/06/06初出 )

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1999年の全仏決勝は、男女とも長く印象に残っています。


女子決勝はグラフvsヒンギス!
それだけで、いろいろ 思い出すファンは多いはずです。

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当時、女子決勝も私が実況していました。

しかし、この年、プロデューサーが「準決勝と決勝は

“ダブル解説”にしたい」と言い出しました。

遠藤愛さんと“もう一人”です。

遠藤さんの解説は視聴者の間で定評があり、“二人起用”の

意図が私には分かりませんでした。
相性から考えてもいい放送になるとは思えなかったため、

「分かった、どうしてもこだわるなら、女子の準決勝と

決勝はS君にやってもらおう」と、自分から降板しました。


もちろん、4回戦のグラフvsクルニコワなど、途中までは

女子の試合も担当していましたが、気持ちは当然、男子に

集中していました。
しかし、具合の悪い展開になっていきました。ボトム・

ハーフの準決勝がグラフvsセレスになったのです!!
プロデューサーが困惑した表情でやってきました。

「このカードになったので、やってくれませんか?」と

言うのです。魅力のあるカードです。引き受けました。

ハハハ。 ただし「決勝はダメだよ」とくぎを刺して。


グラフが勝ち上がって、トップ・ハーフでサンチェスを

下したヒンギスとの決勝になりました。
また、プロデューサーが近寄ってきました。
口を開く前から何を言いたいのかははっきりしています。

「エー…」
もちろん今度は断わりました。「“のどから手が出るほど”

やりたいけど、ダメだよ」と。


私はアナウンサーですから、プロデューサーから東京で

「女子の決勝は君だからね」と言われているSの気持ちが

よーく分かります。ここで、私がこの“おいしい”仕事を

奪ってしまったら、彼の実況アナとしての生命は終わる…

そう思いました。Sとは“肌が合わず”、彼も同じように
思っていたはずですが、それとこれは別です。ハハハ。


押し問答の揚句、がんとして受け付けないかたくなな私に

プロデューサーもあきらめてくれました。


さて その決勝がある意味 歴史に残るものになりました。


当時の勢いそのままに、ヒンギスが64/20とリードした

あとの第2セット第3ゲーム。グラフのサーブ、最初の

ポイントで、ヒンギスの深いボールはきわどいところに

落ちました。アウトと判定されたヒンギスはチェックを

求めました。
当然の権利ですが、私は「とりあえず確認してほしいだけ

だろう」と思っていました。しかし、違ったのです!
ヒンギスがどんな心境だったかは誰にも分かりませんが、

この1ポイントにかなりこだわりました。

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情けなかったのは、線審も主審も肝心のボール・マークが

どれなのかについて確信がなかったことです。
ネットの反対側でプレーしていたヒンギスには、確信が

ありました。最後には、ネット・ポストを回り込んで、

グラフのベースラインまで行き、ラケットで「ここよ」と

示したのです!!


ネットに寄りかかるようにして抗議を続けているときから

ブーイングが起きていましたが、この行為によって満員の

スタンドは一気に“アンチ・ヒンギス”になりました。
判定は覆らず、逆に ヒンギスは、この行為で受けた警告が

2度目だったため、ポイント・ペナルティーを取られて

“泣きっ面に蜂”。

それでもまだ勝つチャンスはあったのですが、圧倒的な

声援を背にしたグラフに屈しました。


敗れたヒンギスは感情がコントロール出来なくなり、一度

控え室に引き上げ、なかなかコートに戻りませんでした。

母親の説得でセレモニーのために再び姿を現した彼女は

まだ泣きじゃくっていました。

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この年の全米を前にしてグラフは引退を表明しました。

結果として、この全仏がグラフにとって最後のグランド・

スラム・タイトルになったのです。

私にとっては、こんなに悔しかったことも珍しいです。

「なぜ、やると言わなかったんだ」…
翌日、男子の決勝に頭を切り替えるのが大変でしたよ。

ハハハ。


その年の暮れ、「テニス・スペシャル」としてこの試合を

解説なしの一人実況で再放送することになったときは、

迷わず引き受けました。ハハハ。

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男子の決勝は生涯グランド・スラムをかけたアンドレ・

アガシがノーシードで勝ち上がっってきたアンドレイ・

メドベデフと対戦しました。サフィンが登場してくる前、

愛きょうのあるコメントで世界の報道陣から愛されたのが

メドベデフでした。私も大好きな選手でした。

一時期、大きく低迷していましたが、この大会で復活した

彼はあれよあれよと言う間に決勝に進出したのです。
その過程で、記者会見場も満席でした。マスコミが喜ぶ

サイド・ストーリーがあったからです。


勝ち進むたびに「好調の原因?それは、彼女の存在さ。

私生活がハッピーだから、プレーもうまく行くんだよ」と

語り続けていました。
その彼女とはかつての世界ランク2位、ドイツのアンケ・

フーバーでした。彼の試合のときには 関係者席に必ず

彼女の姿がありました。私も「フーバーの愛に支えられて
メドベデフ、勝ち進んでいます!」と何回も叫んだっけ。

ハハハ。

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決勝もわずか19分で第1セットを先取してしまいました。
アガシにグランド・スラムを達成させたい気持ちもあり、

メドベデフが勝てば、それはそれで“ストーリー”があって

実況しやすいし…と複雑な心境でした。


メドベデフが1-2セットを連取して圧倒的優位に立った

この試合は、雨の中断が微妙に影響しました。中断の間に

ギルバート・コーチからアドバイスを受けたアガシは

64/63/64、別人のようなテニスで逆転勝ちしたのです。
表彰式で“大先輩”、ロッド・レーバーの祝福を受けた

彼の目から涙がこぼれていました。

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話はまだ続きます。
翌年のパリで“椅子からころげ落ちる”かと思うほど驚きの

光景を目にしました。ハハハ。


本社から偉い人が来て、解説・実況で体が空いている者と

会食することになりました。日本料理店で和やかに食事を

していると、扉が開いて、メドベデフが入ってきました。
続いて人影が見えたとき、隣にいた遠藤愛さんも私も

てっきりフーバーだろうと思いました。


ところが…。ところがどっこい、です。
姿を見せたのは、WTAのプレーヤーではありましたが、

まったくの別人、カザフスタンのバラバンシコワでした!!
やってくれるぜ、メドベデフ!
遠藤さんと顔を見合わせて口あんぐりでした。ハハハ。


それにしても、この日の朝収録したこの写真を見ると

柳さんも私も若いなあ。199966日撮影)

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by toruiwa2010 | 2018-05-27 06:38 | 自分的傑作選 | Comments(2)

ゼラニウムは赤だろ!

~ああ、ローラン・ギャロス

( 2012/06/06 初出 )

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06/01のツイート

全仏オープン・テニス:コートサイドに

飾られているゼラニウムが白い!!

え、前から?

私は14年間ローラン・ギャロスに通ったが、

いつだって赤だった。アンツーカの色と

日ごとに濃さを増して行くブローニュの森の緑、

そしてゼラニウムの赤こそが全仏カラーなのに。


ウソだよなあ。RG(ローラン・ギャロス)のゼラニウムが

赤くないなんて。ハハハ。

全仏をじっくり見たのはこの日が初めてでしたが、初日か

2日目にちらっと見たときに、どこか違和感があったのは

おそらく、この花の色のせいでしょう。

アイデンティティは変えちゃダメ、今からでもいいから

全部 赤に戻しなさい!

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放送する立場で考え、気候が安定し、市民の雰囲気もいい

全豪が一番好きでしたが、華やかさを言うなら文句なしに

全仏ですね。第一、美人が多い!

全米はたまにいましたが、全豪とウインブルドン(1回しか

行ってませんが)ではまったく期待できませんから。

ハハハ。

フランスはファッションも楽しめるし、グッズにもいい

デザインのものが多かったです。


拡張に次ぐ拡張で昔に比べると施設が大きくなりました。

1992年、初めてRGを訪れたときは通路がもっと狭くて、

アザー・コートに行くときよく肩と肩がぶつかりました。

ボンジュール、メルシー、ムッシュ、マドモアゼル以外で

最初に覚えたフランス語はパルドン”(失礼)でした。

ハハハ。


本当の意味で“失礼”だったのは、初期のころ全仏の放送で

WOWOWと組んだ某局のMプロデューサーです。

この局は財政難で番組の維持に苦しんでいたようですが、

この年、全豪を中継したWOWOWに売り込んできました。

彼らは地上波とBS両方の放映権を持っていたのですが、

使わないBS放映権を手放したわけです。某局は放送を

継続する資金を得られるし、良質のコンテンツが手に入る

WOWOWにもメリットがある…一石二鳥だったのです。

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1年目も失礼なことをされましたが、ほとほと呆れたのは

2年目の1993年でした。音声(解説・実況)と映像を一つに

まとめる作業をしたり、放送席と連絡をとったり、部屋を

共有して両局のプロデューサーが並んで仕事をしました。

普通はあり得ない形です。


それはいいのですが、ある日、実況を終えて控室に戻ると

WOWOWのスタッフが苦笑しながら寄ってきました。

どうしたの?と聞くと、「驚きました。岩佐さんが話した

データをそのままTに伝えてましたよ」と言いました。


Tとは、その年、彼らが実況に起用した女性アナです。

私が手元のスコアを見ながら「XXは最近10ゲームのうち

8ゲームをものにしています」、「XXが自分のサービスで

15-40になったのは初めてです」といったデータを話すと

某局のプロデューサーは“オウム返し”に「…だってさ」と

インターカムで自局のアナに教えていたのです。隣りに

座っているWOWOWのスタッフに聞こえていることは

承知の上で…。厚顔無恥。ハハハ。


レッドクレーでプレーした選手で印象深いのは5人です。


1997年にRG初出場でいきなり優勝したブラジルの

グスタボ・クエルテンは強烈でした。

腕をしならせ、細い体にラケットが巻きつくように振る

スウィングは、初めて見る独特のものでした。そして、

前後左右に踊るように動くステップには欧米の記者が

“サンバ・テニス”と名付けました。“言い得て妙”でした。


初登場のときからそのプレー・スタイルとチャーミングな

性格で人気者でしたが、その人気を決定的にした出来事が

あります。2001年の4回戦です。

相手は予選上がりのマイケル・ラッセル(USA)でした。

両者の力を考えると楽勝が予想されましたが、ラッセルが

一世一代のプレーをしました。


6-3 6-4 5-3とリードし、第3セット・第9ゲームで

マッチ・ポイントを握りました。

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“グガ”の愛称で親しまれた前年の覇者 危うし! しかし、

26ストロークのラリーの末にこれを逃れ、逆転で勝利した

クエルテンはネットをはさんで相手と握手を交わしたあと

コートの中央に戻っていきました。


ラケットで赤土のコートに何かを描き始めました。

出来あがったのはハートのマークです!

描き終えた彼はその中にひざまずくとスタンドのファンに

投げキッスを送りました。男の目で見ても実にキュートな

ジェスチャーでした。とかく 外国人には辛らつなRG

観客たちは地球の裏側からやってきたこの男にハートを

わしづかみにされてしまったのです。ハハハ。


2人目はマラト・サフィンです。

クエルテンの翌年、1998年に初めてRGに登場したとき、

ほとんど無名でした。日本人で彼の存在を知っている人は

少なかったと思います。

えへん。

ただし、当時 ネットでテニス情報を熱心に追いかけていた

私は当然 知っていましたし、注目もしていました。

ハハハ。


直前のデビスカップでロシアがアメリカを苦しめました。

苦戦の原因はサフィンだとアメリカ・メディアが揃って

伝えていました。

どんな選手か興味あるなあと思いつつRGに到着すると、

なんと彼の名前は予選に出場する選手の中にありました!

さっそく、コートに駆けつけました。

“未完の大器”は粗削りのテニスで勝ち上がりました。

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本戦のドローが発表されると1回戦の相手はアガシ!

サフィンを知らないスタッフに売り込んでこのカードを

取り上げることにしました。

サフィンが怖いもの知らずのプレーで“戸惑う”アガシを

フルセットの末に下し、2回戦ではディフェンディング・

チャンピオンのクエルテンにも勝って4回戦に勝ち進み、

一気にテニス・ファンから注目される存在になりました。

おまけですが、その過程で柳恵誌郎という熱狂的ファンを

獲得しています。ハハハ。


3人目はラファエル・ナダルです。

彼にとっても…ですが、私にとって不運なことに、彼の

RGデビューはけがのせいで遅れました。200304年と

続けて直前にケガをしました。

2004年は松葉づえでRGにきていましたが、楽しみだった

プレーを見ることはできませんでした。


2005年、満を持してRGにデビューしたナダルは、直前の

モンテカルロ、バルセロナ、ローマで優勝という実績を

引っさげていました。実際のプレーを見たのは ドイツの

ブルグスミュラーとの1回戦でしたが、たちまちトリコに

なりました。いかにも若者らしい破壊力のあるショットと

決してあきらめずにボールを追う姿勢に魅了されました。

会見での謙虚な応対にも感銘を受けました。

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今はどうか知りませんが、90年代まで、スペイン人選手は

欧米ではどこに行っても冷たい扱いを受けていました。

“歴史”が影を落としていると聞きましたが、詳しいことは

分かりません。しかし、ナダルに対する世界のメディの

態度は早い段階から違っていました。洋の東西を問わず、

メディアは 遠くない将来トップにかけ上りそうな選手の

匂いをかぎ分ける感覚が優れているようです。ハハハ。


女子で強い印象を受けたのは2人、シュテフィ・グラフと

マルチナ・ヒンギスです。


グラフは全仏で6回優勝しています。

入場してきたとたん、スタンドの空気が変わるのが分かる

選手でした。背筋をピンと伸ばして、すたすたとチェアに

歩いて行く“女王”の姿に気圧されるのでしょう。

ざわついていたスタンドが静まり返りました。あたりを

“支配する”感じです。放送席から彼女が入ってくるのを

見ると、いつも特別の雰囲気を感じたものです。


サーフェスがまったく違うRGとウインブルドンの両方で

強かった選手です。美貌プラス抜群のスタイル、しかも、

プレーの歯切れもよくて 赤土にも芝にも実によく映えて、

彼女の試合はすべて放送に取り上げたくなったものです。

ハハハ。

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なにもかもが絵になりました。

ファースト・サーブをフォルトしたあと、体をひねって

次のボールを待つ姿勢さえ…。

強烈なフォアはもちろんですが、私が好きだったのは単に

“つなぐ”だけではないバックのスライスです。

打った瞬間、“長い”と思ったボールが測ったように相手の

ベースラインぎりぎりに落ちる…芸術品でした。


1999年に そのグラフと決勝で対戦し、騒ぎを起こした

マルチナ・ヒンギスも忘れがたい選手です。

14歳になった直後にプロ入りしたあと、天才少女として

騒がれつつ順調にランクを上げて行きました。華やかな

テニス人生ですが、挫折も何度か味わっています。

最初の二つがRGがらみだったと思います。


1997年のヒンギスは絶好調でした。全豪の初優勝を含め、

出場した6大会すべてで優勝し、国別対抗戦のフェド・

カップでも負け知らず…

しかし、好事魔多し。大好きな乗馬でケガをして2ヶ月の

ブランクのあと 前哨戦なしでRGに乗り込みました。

多少苦労しましたが、期待どおり決勝に進出しました。

相手は予想を覆して勝ちあがってきたイバ・マヨーリ。

顔合わせが決まったとき、現地の空気は“ヒンギスの初優勝

間違いなし”でした。


しかし、勝負はやってみないと分からないものです。

最後までヒンギスの調子が上がらず、一方のマヨーリは

スキのないプレーをしました。結果は マヨーリがまさかの

ストレート勝ち!

この年の彼女はウインブルドン、全米にも勝っています。

“たら”“れば”を言いたくなりますが、それが勝負の世界の

厳しさというものでしょう。ハハハ。


1999年にグラフと対戦した決勝はもっと“劇的”でした。

1セットを先取したあと第2セットも2-0としたとき、

公平に見てもグラフに勝ち目はなさそうでした。しかし、

そこでテニス史に残る“事件”が起きたのです。

この試合は個人的にもとても懐かしいものです。

99年の男女決勝については明日、更新します。

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プレースタイルから考えてもヒンギスにはレッドクレーが

最も向いている大会だと言われていましたが、皮肉にも

最後までこのタイトルはとれませんでした。

薬物がらみのスキャンダルで最終的にコートを去ることに

なったのは“痛恨”です。

しかし、女子で好きな選手を3人挙げろと言われたら、

エバート、グラフと並んで彼女の名前が迷わず出ます。


ヒンギスがグランドスラムのシングルスで優勝できる

女子テニスであってほしい…現役のころずっとそう

思っていました。今もその思いはまったく変わりません。


by toruiwa2010 | 2018-05-26 06:58 | 自分的傑作選 | Comments(2)

太郎ちゃんの失言・考

~大臣もメディアも危ないなあ~

(13/08/06 初出 )

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07/30のツイート

麻生発言については「喧噪の中で憲法を

変えたナチスの忌まわしい手口を学び、

そのようなことが無いようにすべき」と

言った…とする記事もあります。

Yomiuriの書き方とだいぶニュアンスが

違いますね。卒爾ながら。


海外に住むフォロワーがYOMIURI ONLINEを読んで

その見出しをそのまま呟いているのを見ました。

「ナチスの手口学んだら…憲法改正で麻生氏講演」と。

それで初めて、麻生副総理兼財務大臣の講演での発言が

波紋を広げていることに気づきました。「おやおや、また

やっちまったのかな、太郎ちゃん」と思いました。

失言にはビックリしない…というのも困ったものですが。

ハハハ。


ネットをサーフしてみると、違う角度から書いた記事が

あったのでリプライしたのが上記のツイートです。過去の

例から、警戒しなければいけないのは麻生太郎だけでなく

メディアも同様だと思っているので、この件はいくつかの

記事を読みくらべてみる必要がありそうですよと警告して

おきたかったからです。

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初め どの記事も「あの手口を学んだらどうか」を軸とする

部分しか紹介されていんあいので、やっぱり怪しいなあと

思いました。

誰かの発言を伝えるとき「」に入る部分は神経を使うべき

なのですが、日本ではかなりいい加減です。アメリカでは

裁判沙汰になることもあると聞きました。


どの部分を切り取るかで読者に伝わるニュアンスは大きく

変わります。そして、我がメディアは、つなぎ合わせ方も

ずさんです。

嫌いな人が多いので申し訳ないですが、橋下大阪府知事の

慰安婦についての発言の扱い方も“アンフェア”だったと

今でも思っています。コメントを判断するとき、発言者が

好きか嫌いかを基準にしたらフェアじゃありません。


“問題部分”を文字に書き起こしたものを読んでも「手口を

手本にして」ではなくて、「彼らのやり方を“反面教師”、

“他山の石”として」と言っていると思いました。

麻生太郎はもともと、言葉を知らなし、間違った使い方を

してしまいがちな政治家です。「例のやつだ」と判断して

これはおおごとにはならないだろうと、私は思いました。


各紙も初めはあまり報道せず、読売の記事を後追いする

形になったようです。もともとの記事にあった見出しは

フォロワーのツイートにあった通り…


ナチスの手口学んだら…憲法改正で麻生氏講演 でした。


主要な閣僚がとんでもないことを言っている! さぞかし

他紙は慌てたでしょう。

櫻井よしこが理事長を務める財団法人の講演だったので、

取材していなかったようです。各メディアが動き始めるに

つれて騒ぎは大きくなっていきました。“橋下騒動”で味を

しめている彼らが、こんな“おいしい”ネタを逃がすはずは

ありません。煽れば煽るほど、海外を巻き込んで大きく

広がるのは目に見えているのですから。ハハハ。


しかし、そんな騒ぎの中でYOMIURI ONLINEの見出しが

いつの間にか

改憲「狂騒、狂乱の中で決めるな」…麻生副総理 に

変わったそうです。


明らかに“トーンダウン”しています。圧力があったのか

どうかは知りませんが、前の見出しの方が刺激的なのは

確かですね。ひっこめた裏には何かあったと考えるのが

普通でしょう。

政府からの圧力は考えにくいとすると…、ナベツネ?

ハハハ。


08/01のツイート

太郎ちゃん、先のナチスがらみの発言を

部分的に撤回した。危なっかしいお人だねえ。

「悪しき例として」だったらもう少し言葉を

選ばないとね。櫻井よしこのところでの

講演だったから気が緩んでたんだろう。

野党は勘弁してくれないぞ。

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最初のぶら下がり会見の様子をテレビで見たときには、

やっぱり、適切な言葉を使い損なったんだと思いました。

そして メディアは例の如く、問題になりそうな部分だけを

切り取って記事にしたんだと。

バランスのいいジャーナリストだと信頼し、ツイッターを

フォローしている竹田圭吾もこうつぶやいていました。


クローズドな場での講演なので、その場にいた

人に伝わればいいわけで、意図も確かめず

文脈も無視して切り取った断片について

騒ぐほうがおかしい。


根がおっちょこちょいですから、即、リプライしました。

ハハハ。


同意します。

適切な言葉を使えないのはお粗末だとしても、

一度 一部を取り上げて決めつけると、

どう説明しても受けつけない。

一つの方向に走り出したら止まらない。

日本のマスメディアの悪いところだと思います。


麻生太郎には終末期医療について「さっさと死ねるように

してもらわないと」と失言した“事件”もありましたね。

しかし、これもちゃんと全体の文脈をみれば、明らかに

「自分だったら」のつもりで言っているのが分かります。

メディアの方は、それでは“ニュース”にならないから、

無視したのです。こういった“ミスリード”をくりかえし

見せられると、メディが信用できなくなるのは当然です。


発言の全文を読んだのは数日後でした。 

http://bit.ly/17raTeF(岩佐注:今は削除されています)

第一印象は、読まなきゃよかった…です。混乱しました。

ハハハ。


一つのセンテンスに複数の主語が出てくる。

主語と述語がしばしばつながらない。

こんなに、何を言っているのかが分からないのは元巨人の

長嶋茂雄さんへのインタビュー以来です。ハハハ。


流れとしては 本人の釈明どおり「悪しき例として」とも、

メディアが批判する「ナチスに学べ」とも読み取れます。

どちらかと言えば、“黒に近いグレー”です。

「静かに議論を進めてほしい」だけを言ってればいいのに

彼独特の“間違った”サービス精神で余計なことを言った

ばかりに、袋叩きにあっています。


腹黒い男とは思いません。酒を飲んでるわけでもなさそう

ですから「こっそりやればいいんだ」と言いたいわけじゃ

ないと信じたいですが、やっちまったのかなあ。

悪いことに、これだけ支離滅裂なのに、問題の部分だけは

妙に意味が通じるんですよね。ハハハ。

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今回、気になるのは海外で問題になっていることです。

…というか、誰がどの部分をどのように英語やドイツ語に

訳して発信したか、です。全文は日本語でさえ難解です。

直訳すればますます理解不能になるでしょう。ハハハ。


例の部分だけを翻訳者の解釈で訳したのだと思います。

橋本発言のときもそうですが、メディアの“フィルター”を

通ったものを、さらに別の人間が外国語に置き換える…

いつも危うさを覚えます。


今回 一番驚いたのは、ワイマール憲法からヒトラーまで

ドイツの歴史に詳しい人が山ほどいて、麻生をバカにし、

意見が違う相手を罵倒し合っていたことです。

もっとも、私にはみなさんが言っていることが正しいか

どうかを判断する知識はまったくないのですが。ハハハ。


by toruiwa2010 | 2018-05-20 08:14 | 自分的傑作選 | Comments(0)

実績や政治手法を取りざたされる首相は

多いですが、権力の座を去ったあとも

キャラクターを語られるのは珍しいかも

しれません。私は この人、好きです。


”ふしゅう”ってなによ?

(2008.11.17初出)

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昨日の「サンデーモーニング」で国会で答弁する麻生総理の

ビデオが流れてきました。

田母神元航空幕僚長の“論文騒動”にからんで、戦争責任に

ついての認識を問われて「…いわゆる村山談話を○シュウ

しております」。


私がヘキサゴン並の“珍答弁”に初めて触れた瞬間です。

よく聞き取れなくて、あえて言えば「フシュウ」かなあと

思いながら聞いていました。そんな言葉、あったっけ?

「腐臭」じゃ、意味が通じないし… ハハハ。


文脈からは、どう考えても「トウシュウ(踏襲)」でしょう。

ビデオが終わって画面がスタジオに切り替わったとき、

女性のゲストふたりがニヤニヤしながら話し合っている

ところが映りましたから、彼女たちも「なんだか変ね」と

思ったに違いありません。スタジオでのトークでは、誰も

そのことに触れませんでした。たしかに、触れにくいのも

分かりますが。ハハハ。


私はそのときまでこの件について何も知らず、“総理大臣が

まさか”、という思いがあって、戸惑っていたのですが、

数日後の朝日に“首相、「踏襲」は「とうしゅう」です…”と

見出しがついた囲み記事を見て、間違いなく“間違い”だと

知って、腰が抜けるほどびっくりしました。ハハハ。

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“踏襲”…読み方が難しいですが、誰もが中学・高校時代に

出会っている言葉のような気がします。

いえ、誰にだって“落とし穴”のように、大人なら大多数が

知っている漢字の読み方を知らない、あるいは間違って

覚えている言葉があります。


しかし、ほかにも、“未曾有(みぞう)”みぞうゆ頻繁

(ひんぱん)”はんざつ!と間違えたらしいですから、

ちょっとねえ…。

「太郎ちゃん、やっちゃったねえ」と、野党はもちろん、

“ザ・ニュースペーパー2”や与党の一部までを大喜ばせて

しまいました。ハハハ。


記事によると、“ふしゅう”はこのときが初めてではなく、

10月の委員会でも言っていたそうですから、そう読むと

思い込んでいたのでしょう。

国会は、“本人ではなく”、関係セクションに問い合わせ、

その結果「踏襲の意味だ」との感触を得て、議事録にも

“踏襲”と記載しているようです。


10月の時点で本人にも確認してくれていれば、天下に

恥をさらすことは一度ですんだのに。

総理大臣ともなると“鈴をつける”のが難しいのでしょう。

鳩山邦夫あたりならうまくやったような気もしますが、

“定額給付金”の扱いをめぐって二人の間にも“ねじれ”が

あるようで…。ハハハ。


しかも 記者につっこまれて「あ そう。単なる読み間違い、

もしくは勘違い。はい」…“恥の上塗り”は知ってるかな?

ハハハ。


私も、他人の間違いを正すのは“苦手”な方です。後輩の

アナウンサーがミスをしても「ああ、間違ってるなあ」と

思うだけで「ま、いいか」となることがほとんどでした。

タイミングとか、「どう話すか」とか考え始めると面倒に

なってしまうのです。先輩のあり方としてはダメですね。


大阪出身の逸見政孝にアクセントの間違いを指摘したとき

「いえ、これはアクセントが二つあります」と切りかえ

されたのが“トラウマ”になっているのかも。ハハハ。


記憶の中で 後輩の間違いを指摘したのは二度ぐらいです。

お気に入り、人気者という意味の英語“favorite”のつもりで

ファボリットと発音していたときと、文脈から考えて、

明らかに“食生活の改善”の意味で使われていた“diet”

ストレートに“減量”と訳していたときです。


前者は多くの視聴者が気づく可能性があるし後者は、

“減量”でも、意味が通じてしまうだけに厄介でした。

しかし、“できるだけ優しい”言い方で指摘しました。

ハハハ。

素直に聞いてくれてよかったです。どう受け取ったかは

分かりませんが、ミスを重ねないうちに言って上げられて

よかったと思っています。


「他山の石とする」「人のふり見て我がふり直せ」という

ことわざがあります。総理の“勘違い”のおかげで、国民の

すべてが言葉に気をつけるようになればいいのですが。

なるわけないか? ハハハ。


援軍あり?

元朝日新聞編集委員:川村二郎の記事

(2008.11.24初出)


私はKY・麻生太郎を応援する立場にありません。***

KYは空気が読めないではなく、漢字が読めないです。

ハハハ。

しかし、ホテルのバー通いをからかったり、カップめんの

値段を知らないことで庶民感覚を疑ったりするマスコミの

的外れな批判にはうんざりしています。

「居酒屋で若者たちと会食したあと、高級ホテルのバーに

向かった」と書かれていました。皮肉のつもりでしょう。

「なぜ、行ってはいけないのか?」、「前からの約束なら

仕方がないんじゃない?」と思います。どうなんだろう。


ジャーナリズムの基本が“反権力”、“反体制”であることは

よーく理解しているつもりです。解散を先延ばししたり、

“定額給付金”で右往左往したりする政権を批判するのは

いいと思います。

しかし、どんなときにも“バランス感覚”は必要でしょう。

大向こうに受けるようなミスにとびついてはしゃいでいる

ようでは、イザというときにジャーナリズムとしての力を

発揮できるのかと疑問に思ってしまいます。

もっとも、“国の舵取り”以前に、小中学生にも分かって

しまうような“ボロ”をこれほど重ねる首相を見ていると、

気持ちも萎えますが。ハハハ。

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自宅では、ずっと朝日新聞を取っています。

“中道右派”なのに、なぜ?と思われるかもしれませんが、

政治経済、社会、スポーツ…ジャンルを問わず、出来事の

事実関係を正確に把握するなら朝日だと思うからです。

よって、社説は見出ししか読みません。どうせ、にわかに

賛成しがたいことが書かれているに違いないからです。

ハハハ。


そんな私ですが、先日、面白い記事を読みました。

長くなりますが、引用すると…


新聞やテレビは、それがどういうものなのか、

ろくに調べずに、わからないまま遠巻きにして

文句を言うクセがある。今回のように、有名な

ホテルのバーが話題になると、値段が高いものだと

思い込んでいる。しかも、主役は裕福な家に育ち、

豪邸に住む首相である。庶民感覚を振りかざして

騒ぐには、絶好の題材なのだろう。見苦しい。


報道によると、首相のいくホテルは国賓クラスや

内外の要人が利用するところばかりである。(中略) 

そういうホテルのバーはガブガブ飲んで騒ぐような

客はいないし、明朗会計だから安心して雰囲気を

楽しむことができる。ちょっと気取ってみたい

ときにはぴったりの場所だ。


首相がホテルのバーにいくことを報ずる新聞や

テレビに共通するのは、「はじめに結論ありき」

という姿勢だ。結論とは、「首相は贅沢で、庶民の

感覚などわかるわけがない」ということだ。

どの報道も似たり寄ったりになるのはそのせいである。

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…いちいち、もっともだと思います。

“四面楚歌”とも言うべき状況に置かれている総理にとって

涙がこぼれるほど嬉しいに違いない“サポート記事”です。

しかも、これを書いたのが川村二郎という“元朝日新聞の

編集委員”、掲載されていたのが週刊朝日(“「高級ホテル

バー通い」考”)でしたから、ますます“超ありがたい”

援軍というべきでしょう。

この人は“現役”時代にどんな記事を書いたのだろうかと、

考えこんでしまいました。ハハハ。


初めに“ジャーナリズム=反権力と心得ると書きましたが、

幸か不幸か、我が国の日本のジャーナリズムにとっての

反権力とは、すなわち“反自民党政権”でした。

自民党以外の政党が本格的な政権を握る日が来たときに、

新聞やテレビの今の論調が変わるかどうかに大きな興味が

あります。その意味で、民主党には早くその座について

ほしいです。


それにしても、麻生太郎ほど発言の一つ一つがこんなに

たくさんの角度から注目される総理大臣は珍しいですね。

さて、次は何をどう言い(読み)間違えるか?

口を開くときにはくれぐれも…ハハハ。


*明日は都合により休みます。

あ、 “とごう”じゃなくて“つごう”なんで、よろしく。


***言い訳がましいですが、“応援”はしていません。

 あんまり一方的にたたかれてるのを見ると何か

言ってやりたいのです。やっぱり、応援か?

ハハハ。


by toruiwa2010 | 2018-05-19 07:35 | 自分的傑作選 | Comments(0)

根性論を排す

~琴欧州の休場~( 2012/05/21 初出 )

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05/20のツイート

仕方ないんだよなあ。仕方ないんだ。

分かってるさ。でも…でもなあ。

琴欧州がけがのために休場で栃煌山の

3敗は変わらないのだそうだ。

これで白鵬以下、4敗組の優勝はなくなった。

えーっ!!

今さら組みかえるわけにもいかんのだろうが

千秋楽の楽しみが減っちまったじゃないか!

postedat 12:46:07


琴欧州が責められるのは状況を考えて

昨日のうちに休場を申し出るべきだった

という一点だけだ。割返しが可能だったから。

ケガは不可抗力。過去の大関だったらどんな

ことをしても出たのではないかと刈屋アナは

言うが議論になっていないぜ。

無茶なことは言わんでほしい。

postedat 15:55:05

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378ヶ月旭天鵬が見事な優勝を飾った。

昭和に入ってからの最年長も“国籍は日本だが、生まれたのは

モンゴル”もややこしいが、文句なしのあっぱれだ。

いつも体にハリがあるが、今場所は特に体調がよかったのだろう。

動きがよく、若々しい相撲を取る。人柄がにじみ出た土俵下の

インタビューもよかった。後輩からの人望も厚いようだ。

おめでとう! 旭天鵬。


それにしても、結びの横綱・大関戦が刺身のツマになって、

平幕同士の決定戦がメインディッシュになるとは…。

「…105敗。しかし、横綱の責任を

ホントに見事に果たしました」

実況アナが白鵬のことをそう称えた。

この言葉に共感する相撲ファンはいるのだろうか。

1人横綱として協会を支え、いつも相撲の心を学ぶ彼を

リスペクトしているが、早々と一度は優勝戦線から脱落した

今場所の出来にふさわしい言葉じゃない。


昨日の放送ではもっと気になることがあった。

中入り後、解説の北の富士と実況アナが琴欧州非難を繰り返して

いたことだ。相撲は独特なスポーツだということは分かって

いるつもりだが、何があっても、どんなことをしてでも土俵に

上がることを“美”とする考え方には同意しない。


気持ちは分かる。

私だって、休場と聞いた瞬間に気持ちが萎えた。

しかし、ケガを押して相撲を取ったってファンが納得するとは

思わない。八角は「昨日のうちなら割返し(取組みのやり直し)

できたのに」とし、琴欧州と親方を非難するコメントを出した。

その通りだろう。

しかし、責められるのは“早く届けなかった”点だけだ。

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“危機管理”の点で協会にも反省すべき点がある」とも言った。

これもその通りだ。起こりうることへの準備ができていない。

旭天鵬も本割り(通常の取組み:豪栄道)で敗れて、栃煌山が

相撲を取らずに優勝ということになったら「金を返せえ」と

なったに違いない。

遠く85年前にそんなことがあったらしいが、収拾がつかない

不祥事になる。“予防線”で琴欧州と親方を非難したのだと

したらとんでもない話だ。


協会やマスコミが力士を攻撃するときに“ランク”を感じる。

日本人、モンゴル出身、欧州系力士の順で言うこと書くことが

厳しくなっていく。今回の琴欧州は非難に値する点もあるが、

フェアじゃないよなあ。

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横綱・白鵬が優勝パレードの旗手をつとめるというリポートを

聞いたときは思わず目頭が熱くなった。モンゴル勢は日本人が

失ったものを持っている。初日の安美錦戦で指を痛めたことも

あって本来の相撲が取れなかった大横綱が土俵の外で見せた

素晴らしいファインプレーには文句なしの拍手を贈りたい。


by toruiwa2010 | 2018-05-13 08:12 | 自分的傑作選 | Comments(0)