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岩佐徹のOFF-MIKE

toruiwa.exblog.jp

実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

カテゴリ:自分的傑作選( 101 )

勘三郎・FNS歌謡祭

~先週のツイートから~

( 2012/12/10 初出 )

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勘三郎 逝く


2012/12/05のツイート
一緒に芝居も、親孝行も、話も、飲みたい酒も、
いっぱいやり残したことがあります。
でも悔しいと思っているのは父。
大好きな芝居ができず、お客様の笑顔が見られず、
父は無念だと思う。
父のことを忘れないでください…
勘九郎は京都での口上でそう言ったそうだ。
落涙した。

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中村勘三郎が逝った。57歳はあまりにも若いね。ごく

親しい友人の場合を除けば、人の死を“口惜しい”と思う

ことはめったにないが、この訃報にはその思いが強い。

歌舞伎の“幅”を広げることにことのほか熱心だった。

彼の活動を見て歌舞伎に関心を持った人も多いだろう。

次は何を見せてくれるのか、常に注目を集めていた。

60代、70代の彼の芝居を見たい、見ることが楽しみだ、

と思っていたファンは多いはずだ。
年齢とともに渋さが加わり、さらに深みを増した芝居を

見せてくれたに違いない。超多忙だったから無理だった

のだろうが、現代ドラマも見たかった。

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芸談も面白かったし、たまに出演するバラエティーでは

人としての温かさを感じた。

亡くなった日、長男・勘九郎が自身の襲名披露公演で

声を詰まらせながら述べた口上は胸を打った。

父の口惜しさ、自分の無念さ、負うべき責任…学ぶべき

ことは山ほどあっただろう

追悼番組のラストで泣けてしまった。200412月…

“勘九郎”としての最後の日、帰り支度をととのえた彼が

スタッフに誘導された先は歌舞伎座の奈落だった。

裏方はじめ、舞台にかかわった大勢の人々が狭い通路を

埋め尽くして待っていた。彼の人としての素晴らしさを

示していたと思う。歓声と拍手の嵐の中を行く背中から

素直な感動が伝わった。ぐっと来た。

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年の瀬の楽しみ


2012/12/05のツイート
FNS
歌謡祭が始まる。歌番組の中で一番
好きかもしれない。実力派の歌手がまじめに
取り組んでいるところがいい。
今回はほとんどの曲がコラボだという。
男と女のデュエットもいいし男同士もいい。
意外な組み合わせがあったりして魅力たっぷりだ。
楽しませてもらおう。

…たしかに みんなが言うように長かった。だからこそ

楽しめたのだとも思う。
音楽好きだったらこの番組ならではのコラボを聞き逃す

手はない。すくなくとも私は毎年この日が楽しみだ。

客席の同業者を前にして歌うのは緊張もするだろうが、
紅白よりは楽しめている風だ。衣装も演出も“やりすぎる”

紅白にくらべてちょうどいい。

さだまさし&鈴木雅之「道化師のソネット」
さだは鈴木に新曲「十三夜」を提供しているほどだから

息が合って聞き惚れた。

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槇原敬之&EXILEChooChoo Train
虚を突かれた。

郷ひろみ&ゴールデン・ボンバー&SKE48「女々しくて」
番組を通して、57歳の郷のはじけっぷりに軽く感動した。

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久保田利伸&三代目J SoulBrothersBring Me Up
日本人アーティストがこういう音楽を聴かせるなんて!

倖田來未&石井竜也「Shake Hip!
乗っている二人の様子が楽しかった。

玉置浩二&徳永英明「じれったい」
 〃 &ATSUSHI「ワインレッドの心」
 〃 &氷川きよし「夏の終わりのハーモニー」
 〃 &V6「愛なんだ」
 〃 &香西かおり「無言坂」

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この日のMVPは文句なしに玉置だったね。

全部聞かせやがった。そして、一番気に入ったのは

「無言坂」だった。彼自身の作曲とは知らなかったが、

そのせいか、アレンジが見事で別の曲みたいだった。

デュエットをもっとほかにも聞きたかった。

小柳ゆき&デーモン閣下「愛情」
ハーモニーがきれいだった。特に♪true heartの部分の。

YUI&
平井堅「やさしさに包まれたなら」
平井が自分の世界を守りつつ全体を支えていたと思う。

すごい歌手だね。

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ゴスペラーズ&テゴマス「ひとり」
アカペラでいいハーモニーだった。増田、うまいなあ。

氷川きよし&ゴスペラーズ&徳永英明「恋の季節」
異色のとりあわせだが聞かせた。氷川の歌い方が演歌に

戻っていた。

鈴木雅之&ゴスペラーズ「ハリケーン」
夏木マリ&倖田來未「絹の靴下」
これはこれとして、鈴木と女性シンガーのデュエットを

聴きたかったなあ。
倖田のノリは、この番組には欠かせないかもしれない。

4
時間18分の番組が18.3%を稼いだ。一種のお化けだ。
こうなると、フジテレビもやめるわけにはいかないなあ。

ハハハ。
過剰な演出がほとんどなくて、歌そのもので勝負して

いるからこそだと思う。来年はバラード系のコラボを

増やしてほしいと注文しておく。

番外:なぜか受けたツイートx2

森高の歌はうまかったっけ?なんてやつがいる。
この奇跡の脚があるんだ。文句言うな。

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加藤ミリヤという歌手については何も知らなかった。
アップを見て「おばちゃんかな」と思ったら
24
歳だという。驚いた。これだから女性の年はなあ。


岩佐家 年の瀬の風物詩

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年齢のせいか、キッチンから流れてくる匂いには敏感に

反応するようになった。パスタに入れるガーリックが

フライパンのオイルで少し焦げる匂いは食欲を誘う。
大好物であるカレーやグラタンの匂いを嗅げば思わず

ニンマリしてしまう。
毎年、暮れになると妻がフルーツ・ケーキを焼くのだが、

準備段階でリビングまで漂ってくるバニラエッセンスの

甘ーい匂いはたまらん!

夫婦揃って甘いもの好きだからケーキやスニッカーズが

週に何度かお茶とともに運ばれてくる。たとえ体重が

“危険水域”に迫っていてもNOとは言わないで食べる。

ハハハ。

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by toruiwa2010 | 2018-12-09 07:18 | 自分的傑作選 | Comments(0)

ダルビッシュ、錦織 & 福原

~若いアスリートへのつぶやき~

( 2012/01/23初出 )

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2012/01/21

ダルビッシュ、落ち着いたいい会見だった。

ニュアンスを伝えるのは難しいだろうが

「プレシャーについては 頭が悪いのか

あまり感じない」の”頭が…”を通訳さんは

スルーしてしまったようだ。

せっかくアメリカ・メディアに「面白い

やつだ」と思わせる部分だったのに。


制限時間ぎりぎりでレンジャーズとの契約がまとまった

ダルビッシュの入団会見を「めざましどようびメガ」で

ライブで視聴した。スタジオの出演者の会話が通訳の

言葉とかぶったため、“スルー”と書いたのは映っている

人たちの反応を見ての憶測にすぎない。

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途中、地元の女性記者から「…を 自分の言葉で話して

ほしい」と求められた。たぶん、テレビ局だ。彼女は

自分の番組で使いたいからこそ“英語で”と求めたのだが、

通訳はその部分を飛ばして伝えたから、ダルビッシュも

普通に日本語で答えていた。彼女はがっかりしただろう。

しかし、全体として“大物新人”らしい会見になっていた。


なにより、「まっ直ぐはみなさんが思うほど速くない」と

謙遜しながら、「変化球は種類も多いし、いいボールが

投げられる」と自信も見せてバランスがとれていた。

遠慮するばかりではもの足りないと思われてしまう。

夢を実現し、前向きに進もうとしている同胞青年の顔は

実に頼もしかった。あとはマウンドで結果を出すだけだ。


2012/01/21

ダルビッシュがテキサスに着いたときの

Tシャツの英文がちょっとした騒ぎに

なってるらしい。

100%悪気はなかったと思うが気をつけた

ほうがいい。アメリカのアスリートは

青少年の手本だ。

たばこを吸うところは撮らせないし

アルコールのCMはやらない。


夕方のテレビが、到着時に着ていたTシャツが話題に

なったと伝えた。大麻を支持するようなニュアンスが

あるようだ。当人にその意図はまったくなく、サラッと

かわしていたので 大きな問題にはならないだろうが、

気をつけるに越したことはない。

さっそく、現地紙の掲示板には「あれは なんだ?」と

書きこまれたりしている。

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数十年前、アメ横で買った米軍から放出された空軍の

ダウンを着込んで渡米し、取材中、アメリカ人同士が

ダウンの胸についていた部隊名を見て笑い合っていた。

怖くて理由は聞けなかったが、なにか“特別な”意味が

あったに違いないと、今でも思う。


カルチャー・ギャップ…マウンドに上がる前にMLB

“流儀”を知っておく必要があるが、“アメリカ人っぽく”

やるために、日常生活でも学ぶことは多いかもしれない。

でも、彼なら大丈夫だ。


2012/01/21

誰も言わないと思うから言っておく。

錦織はもう少しシャキっとできない

ものか、と。故障とは無関係だ。

いつもコート上の動きがピリッと

しない。白鵬が双葉山を参考にするように

同じタイプのチャンを見習うといい。

今のままではリスペクトはできない。 

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3回戦(vsベネトー)の第2セット、4-5ダウンの場面で

そうつぶやいた。

彼のコート上の振る舞い(behavior)についてはこれまで

少なくとも2度は書いている。

シュテフィ・グラフは入場するとウインドブレーカーを

さっと脱ぎ、ラケットを一本 取り出せば試合の準備が

完了していたが、ナダルはルーティンを済ませないと

コートに出られない。選手には独自のリズムやペースが

あるから やみくもに言われてもいい迷惑かもしれない。


プロは結果がすべて、勝てばいい…という考え方がある。

一方、プロなら どう見えるかも大事という考え方もある。

この呟きに近い感想を持ったテニスのトップ・プロは

あまり記憶にない。


インタビューなどを見ると普通に好青年だから不思議だ。

ふてぶてしいならまだいい。あえて言うなら中途半端。

きっと、自分の振る舞いがファンの目にどう映るかが

分かっていないのだろう。

長くテニスを見ているが、ランクが上がると、態度も

変わってくるものだ。 トップを目指すなら態度もそれに

ふさわしいものを身につけてほしい。

ファンも「圭ちゃん、可愛い!」だけでは選手が育たない

ことを知るべきだ。


グランドスラムのベスト16は言うまでもなく見事。

日本人だから、当然、応援する気持ちはある。

しかし、将来がある錦織だから、反発は覚悟しながら

腹を据えて書いたが、予想を超える“ヒステリック”な

反応だった。


仲間内でどんどん拡散し、徒党を組んでという“構図”が

フィギュアおたに似ている。

私のツイートに対してあろうことかブログの投稿欄に

「錦織に謝罪してほしい」と書き込んできた女性がいた。

「あすも試合。どんなプレッシャーと戦っているのか

知っているのか?」とも。


「少なくとも、君よりは知ってる」とレスしたかったが、

ぐっと我慢した。

去る者は日々にうとしというが、間近でプロ・テニスを

見てきた14年間はいったい何だったのか。情けない。


“東大生”を名乗ってやはり「謝った方がいい」とこれも

ブログに投稿してきた若者がいたし、平気で“老害”と

ののしるやつもいた。自分が気に入らない年配者には

この言葉が有効だと思っている。小学生のレベルだ。

相手にするのもおとなげないと分かってるし、どうせ

読みはしないだろうが、言っておく。


ツイッターで自分と違う意見があったとき、

口を封じようとするのは愚の骨頂、読み流せ。

ブログだったら黙って立ち去れ。

捨てぜりふなど書き込まずに。


2012/01/21

日本選手権シングルス優勝の

インタビューを受ける福原愛の顔が

光り輝いていた。おめでとう!

たぶん自分が何をしているのか

分からなかったに違いない幼い頃から

日本中の注目を浴びて苦しい卓球人生

だっただろう。思うようなプレーが

できないと言っては泣いていたころが

懐かしい。

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童顔だから若く見えるが、福原愛も23歳になっていた。

3歳数ヶ月で、卓球台からちょっとだけ顔をのぞかせて

とんでくるボールを無心に打ち返していたあどけない

少女をテレビで見たあの日から20年が過ぎたのだ。


by toruiwa2010 | 2018-12-08 06:20 | 自分的傑作選 | Comments(0)

宮迫・山岸.浅田・選挙ec

~最近のツイートから~

(2012/12/12 初出 )

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有名人の記者会見


2012/12/08のツイート
雨上がり・宮迫の胃がん報道には愕然とした。
手術が無事に終わったと聞いてほっとする。
入院前に会見すると聞いたときは
「また、アホなことを」と思ったがコメントを
残しただけでよかった。
有名人の入院・手術前の会見を見せられるのは
好きじゃない。
宮迫、かならず、元気で帰って来いよ。


舞台出演で芸能界に復帰することになった酒井法子の

場合は、やらなければずっと付きまとわれることに

なるから会見はmustだったかもしれない。ミ・ソ・ギ。
ホリエモンのころから、本来 義務がない警察署前での

“謝罪”が定例化した。
世間を騒がせた(実は、勝手に騒いだ?)のだから当然、

とマスコミも世間もそれで溜飲を下げるのだろうか、と

疑問に思う。

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で、個人的に最も嫌な感じなのは病気や手術を前にした

有名人の会見だ。
逸見政孝のがん告白会見について、ある編集者がこう

語ったという記事を読んだ。


会見が終わったとき、彼は

「これ、行くよね?」って言いました。 

つまり、高い視聴率が出る、という意味だ。
真偽のほどは分からない。しかし、“ありうる”話では

あると思う。すでに死を覚悟していた。だからこそ、

最後の“ステージ”で何かを残したいと考えてあの会見を

開いた。奇異に聞こえるかもしれないが、根っからの

“テレビ屋”、愛すべき後輩、逸見の思考回路としては

少しもおかしくないのだ。
目的を果たして旅立っていった。

あの会見以後、がんを公表する有名人が多くなった。
完治してから、あるいは 手術成功のあと“告白”するのは

いいが、手術前に「これから手術を受ける」「そのために

しばらく番組を休む」と公言することにどんな意味が

あるのだろうか。


“啓蒙”、同じ病気を持つ人向けの“エール”、多くの人に

迷惑をかけるからなど、言い分はあるようだが、あまり

好きじゃない。趣味の問題だから反論されても気持ちは

変わらない。ハハハ。
有言実行…私は、前立腺がんの手術もWOWOWとの

別れも事後報告だった。

ちなみに、宮迫入院について「戻ってきたら“病み上がり

決死隊”だ」と言った芸人がいたそうだ。うまいわ。

美脚の移籍?


2012/12/08のツイート
NHK
のスポーツ番組に出ている山岸舞彩が
契約切れを機に日テレに移り「NEWS ZERO」に
出演するらしい。へえ、と思う。
何をやるか不明だが予測できるのは制作者が
彼女に可能な限り短いスカートをはかせることだ。
目下の売りはそれだけだものね。

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ニュース番組で女性キャスターの脚が注目されるように

なったのは「ニュースステーション」の小宮悦子以来だ

…と思う。
山岸に恨みがあるわけじゃない。しかし、民放ならいざ

知らず、NHKまでもが自局のアナウンサー(=財産)

背を向けてどうする?と思う。採用や育成方法に不備が

あったことを認めているようなものだ。



たしかに、女性のスポーツ担当を育てるのは難しいが、

放棄しちゃダメだろう。脚を見せるかどうかは別にして、

外部タレントに安易に依存することに腹が立つ。
NHK
の女性アナたちも怒りの声を上げるべきだ。

よく勉強しているという声を聞くし、「読みはNHK

アナをしのいでいる」と絶賛する書き込みもあったが、

冗談はやめてもらいたい。
ロンドン・オリンピックでベテラン男性アナとともに

現地キャスターをつとめる彼女を見て、“うまい”とか、

“達者だなあ”とか思ったことはない。“脚”ならどこでも

見られるし。モチはモチ屋に任せたらどうだ?

ミニスカ・ポリスってのは知ってるけど、ミニスカ・

キャスターはいかがなものか。ハハハ。

浅田優勝&キム復活

2012/12/09
のツイート
「亡き母胸に 新境地開く」…朝日の見出し。
まだ言うか。22歳は立派な大人。
ジャーナリズムじゃなくてセンチメンタリズムだ。
情けない。
キムヨナ復帰戦SPの一部を見た。健在で何より。
“マオタ”が「五輪時より明らかに落ちている」と
懸命だ。笑う。怖いんだね。情けない。


フィギュアスケートGPファイナルで浅田が4年ぶりに

優勝を飾った。200点には届かなかったけど、ショート、

フリーともにいい出来だった。おめでとう。

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しかし、翌日が真央の母親の1周忌だったこともあって、

各メディアはこの点をしつこく聞いていたようだ。

なにがなんでも“涙の優勝”、“母に捧げる金メダル”に
したかったのだろう。

せっかくの優勝なのに泣かせなくてもいいじゃないか。
母への深い思いは浅田の胸の奥にあるのだし。

女子フリーは公式練習の画面に“LIVE”の表示があり、

のちにそれが消えたため、いざ、演技が始まってからも、

ツイッター上では、ナマかディレーかで大騒ぎしていた。

バカじゃないのか。せっかく 数分遅れの“ほぼナマ”で

やってくれてるんだから競技を楽しめばいいのに。

度し難きは…か。ハハハ。

浅田が滑走を始める前の競技の流れはあまり気持ちの

いいものではなかった。追ってくる上位選手に相次いだ

派手な転倒が“伝染”することがあるからだ。
しかし、浅田はまったく惑わされなかったね。やっぱり、

キムヨナ不在の中では美しさと華やかさで抜群だ。

12か月後のオリンピックの会場でいいイメージを
作ることができてよかったよかった。

一方、キムヨナがドイツで開かれた小さな大会で復活し

優勝した。ショートの一部とフリーを見たが、“ちゃんと”

していた。変な言い方。ハハハ。
要するに、ジャンプの高さや振付に疑問を呈し、点数が

出すぎだと、ネットで言われていたほど悪くないのさ。

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彼女がもらった高得点について非難の声が上がっている。

放っておけばいい。レベルの低い大会で、グランプリ・

ファイナルとは違う審判が出している点数をメディアが

同列に扱って浅田より高い…と書くから、一部の浅田

ファンが怒り狂っているだけだ。点数の比較は二人が

同じ大会に出たときにすればいい。

ただし、現実を見ることは大事だ。
日本選手に同行してキムの演技を見た田村岳斗コーチが

「ブランクがあって、後半疲れたが、構成要素も前に

比べて落ちていない。あそこまでよく戻している」と
率直に語っている。その通りだ。つまり、間違いなく、

“強敵”が戻って来たのさ。
スポーツ・ファンとしてはハイレベルの戦いを見られる

ことを歓迎すべきだ。

どうしても、キムヨナを大したことない、ダメなやつ、

悪いやつ、憎むべきやつ…と貶めたがる連中の言動は

救いがたいし、その必死さは滑稽だ。浅田が知ったら

むしろ悲しむだろう。

難しい選挙だね

2012/12/10
のツイート
投票用紙はすでに届いている。
現職はJ党の“大物ぶっている

小物”幹事長だからX
M
党は前回入れたが裏切ったからX
K
党は検討以前にX
無所属からは「うるるん」でしか

見た記憶がない俳優だが実体不明だからX
超多党化の時代だがわが選挙区に

第三極はいない。

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メディアの調査はほとんど例外なく“自民圧勝”、“自公で

絶対多数”と出ている。世論は必ず“ブレーキをかける”

方向に動くから、言われているほどの大勝にはならない

気がするが、早くも結果が見えてしまったのは興ざめだ。


“憲法改正”、“国防軍”と危なっかしい発言が続く自民党。
選挙の前には“世襲攻撃”を掲げていたのにいつの間にか

ひっこめた民主党。
政権復帰のため ひたすら自民党に寄り添い、独自色を

感じさせない公明党。
石原慎太郎と組んだからか、一時の勢いが全く消えて

しまった維新の会。
バタバタと結党し、その後もバタバタしているだけの

未來の党。 あとはもう、すっかり埋没してるなあ。

投票先未定者が56%とどこかのニュースが伝えていた。
売り場にたくさんのデザインやカラーの商品を並べると

人は迷い、買わないで帰る。しかし、商品数を絞ると

売れるのだそうだ。
今度の総選挙は多党化に加えて、何を基準に何を信じて

投票すればいいのかが分からなくて迷っているのだ。

おーい、どこに行ったんだ都知事選?ハハハ。

語り部 逝く


2012/12/10のツイート
小沢昭一が亡くなった。
体調が悪いと聞いていたが残念。
大滝秀治、森光子、中村勘三郎…楽しませて
くれた人たちが次々に旅立っていく。
そんなに急がなくていいのに。

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もともとは俳優座出身の舞台人だ。映画やドラマにも

登場したが、後年は“ラジオの人”という印象が強い。
ラジオのパーソナリティとして活躍し、人気になった

人は多いが、話術を持っていたのはこの人だけだ。

圧倒的なうまさだった。リスナーを惹きこむ“間”が
絶妙だった。遠く、徳川夢声や森繁久彌…話術は 結局、

“間”なんだよね。
今、話が面白いと言われる人たちは、騒がしすぎる。

伊集院光には期待したいが。


おまけ


12/12/12
今日は、12が三つ並ぶ日だ。
今世紀はもうこういう日は来ない。
次は、22世紀の最初の日、210111

(01/01/01)まで待つわけだ。


…それだけの話なんだが。ハハハ。


by toruiwa2010 | 2018-12-02 06:15 | 自分的傑作選 | Comments(0)

“ひきぎわ”について

~間違えたくないよね~

(2003.11.22 初出 )

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65歳にもなると、若いスタッフは放送のあと「あそこが

よかった。ここが悪かった」とは言わなくなります。

まして、「岩佐さん、そろそろおやめになった方が…」

などとは悪酔いしても言わないでしょう。ハハハ。

というか、言わせないようにしなければと考えています。

いえ、抑え込もうというのではなく、自分のひきぎわ、

マイクを置く時期は自分で決めないと…ということです。

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今の私はテニスとサッカーの実況が主な担当種目ですが、

必要なスタミナ、スピード、瞬発力、集中力、資料を

準備する時間などをくらべると、サッカーの方が 先に

“きつく”なるはずです。

現に、数年前からもうきつくなり始めています。


正直なところ“正攻法”では柄沢アナや田中アナのような

実況には勝てません。なんとかがんばっていられるのは、

経験が財産になっているからでしょう。”衰え”は早足で

近づいてきます。“衰え”をカバーするには、その経験に

頼らざるを得ません。


プレーの描写、解説者とのやり取り、“情報”を入れる

タイミングや量などの組み合わを工夫してバラエティを

持たせ、放送全体のリズム、テンポに変化をつけようと、

いつも考えています。見ている人たちに「退屈しない」、

「邪魔にならない」と感じてもらおうとしているのです。

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どんなに工夫しても、しばしば「そんなことより選手を

間違えるな」、「つまらない」と言われてしまいますから、

この商売も楽じゃありません。ハハハ。


何度もお話してきたように、実況の良し悪しを決める

絶対的な基準はありません。すべては、聞く人が その

実況スタイルを好きか嫌いかで決まります。

出来不出来の波はあっても、「好きなアナの実況イコール

いい実況」で、そこには他人が入り込む余地はまったく

ないのです。


アナウンサーには、各自がが求める“スタイル”があって、

どんな実況が好まれるのかを考えながら、試行錯誤を

繰り返しています。完成することはないと思います。

ただし、視聴者の好みは“十人十色”ですから、すべての

人から好かれることはありえません。

7割 せめて6割の人に好かれたい」と、必死なのです。


幸いなことに、そして有難いことに、私にも支持して

くださる方がいらっしゃいます。「どこがいいんだ」と

思う方もいるでしょうが、“好み”ですから。ハハハ。

それだけに、そういう人たちは大事にしたいと思って

いましたが、今度のこと***で「これまで好きだったけど、

あのコラムを読んで嫌いになった」とおっしゃる方が

結構 いました。痛恨の極みです。


“ひきぎわ”の話に戻りましょう。

まあまあうまく しゃべり切れたときの満足感を思えば、

サッカーの実況から退くのは辛いですが、“そのとき”は

必ず来ます。

元テレビ東京の金子勝彦アナが4年先輩になります。

「だったら、金子先輩の引退を見届けたあと4年間は

がんばりたい」と思っていたのですが、私の“現状”は

とても、そんなにはもちそうにありません。

経験だけで持たせるのにも限界がありますから。

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嬉しいことに、私にはテニスという強い味方があります。

ハハハ。

この競技の実況では、一つ一つのプレーを追う必要は

ありません。逆に、細かく描写するとお叱りを受けます。

しかも、解説者とゆっくり会話する時間もあります。

個人競技らしく、選手たちの個性をうまく紹介しながら、

試合の流れを伝えられたときの快感は チーム競技とは

違うものがあります。

つまり、経験がモノをいう部分が大きいのです。なので、

仮にサッカーに関しては自分に引導を渡したとしても

健康が許すなら、テニスではもう少し“実況する喜び”を

味わえるのではないかと思っています。甘いか。ハハハ。


私の実況のスタイルを評して“縁側のひだまり実況”と、

ネットのどこかに書いてあるのを見かけました。

言い得て妙…、思わず笑ってしまいました。

小春日和の縁側で そんな風に聞こえの実況ができれば、

それこそ、私の実況人生の“最終章”にふさわしいかなと

考えています。ハハハ。(2003.11.22)


***20038月に書いた「リーガ・ゲッツ!」が

騒動を引き起こしました。


*サッカーは2004年のユーロでやめ、

2005年の全米でテニスも引退しました。


by toruiwa2010 | 2018-12-01 06:55 | 自分的傑作選 | Comments(0)

・・・つづき

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気になる・・・若手アナたち

フジテレビに入る前から“テレビ人間”でした。つまり、

テレビがオンになっていないと落ち着かないのです。

若いころから、我が家の居間には必ず2台のテレビが

ありました。主に、野球を同時進行で見るためでした。

昔は、地上波でも巨人戦の裏でほかのカードを中継して

いたからです。野球のない日でも、私が家にいる時間の

半分は2台とも“オン”です。本を読まないわけですね。

ハハハ。


なにげなく見ていることが多いですが、面白い番組が

ないときは、片方のテレビで自分がしゃべったものを

DVDで見ます。 

見るものはスポーツ中継、報道・ドキュメンタリー、

バラエティー、トーク・ショウが多いでしょうか。

朝は、ラサール石井が気に入っているので「ウォッチ」の

音を出し、「やじうま…」は音を消してつけてあります。

ハハハ。


“なにげなく”見ていても、アナウンサーには無意識に

注意を払っているようです。

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スポーツ・アナについては、きちんとした検証なしでは

書けませんので、いずれということにして、ここでは、

番組で見た各局アナの中で目にとまった若い人について

書くことにします。


関東地区のチャンネル順に書いて行きます。

まずNHK…には残念ながら若手で“これという人が

見当たりません。民放は若い人をどんどん起用しますが、

NHKは“安全第一“”ですからそうもいかないのでしょう。

あえて言えば、朝のニュースに出ていた膳場貴子アナは

読みもしっかりしていたし、知性を感じさせる容姿も

申し分なく、“ポスト森田美由紀アナ”が現れたと思った

のですが、いまは「プロジェクトX」ぐらいしか担当する

番組がないようです。離婚などが原因()だとすると

もったいない話ですね。

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日本テレビの若手では「どっちの料理ショー」に出ている

炭谷宗佑アナに注目しています。俳優の岸谷五朗に似た

風貌を初めて見たとき、「弟かな?」と思いました。

しかし、日テレのHPを見てもそれらしきことは書いて

ありませんでした。よーく見ると、“岸谷(キシタニ)”と

見えたのが、“炭谷(スミタニ)”だったのです。ハハハ。

性格がよさそうだし、体を張った取材の中のコメントに

ときどき見るべきものがあります。


女性は…、難しいですが「汐留スタイル」に出ている

杉上佐智枝アナを挙げておきます。

別の番組で、彼女の部屋のリフォームを特集したときの

印象がとてもよかったからです。

「汐留…」での仕切りぶりもなかなかです。

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TBSは、若手にいいアナウンサーがそろっています。

エース格の安住紳一郎をはじめ、伊藤隆太、駒田健吾…

一番、注目しているのはスポーツとワイド・ショーを

掛け持ちしている藤森祥平アナです。朝の番組でよく

見ていますが、かつてリサ・ステッグマイヤーと組んだ

BSの番組でも人柄の良さがうかがえました。

キャリアの浅いうちに掛け持ちをするのは少し危険だと

思いますが、彼がどう成長していくのかを見守るのは

同業者として楽しみです。


女性では、小林麻耶アナを集中的に売り出そうとして

いるようですが、私は「グッデイ」で1年間おじいちゃん

(わが友、露木茂)の面倒を見てくれた久保田智子の方が

機転もきくし、人間としての中身、器としてはるかに

大きいと思います。現在は(見てません)夜のニュースで

スポーツ・キャスターを務めているようですが、TBS

なに考えてんだか。ハハハ。

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なお、次点は竹内香苗アナです。


フジテレビの渡辺和洋アナは、初め、顔がいいだけだと

思っていたのですが、最近は少しずつ「味」が出てきた

ように思います。まだ、自分の進むべき方向が見えて

いないようですが、ただのイケメンで終わらないことを

祈ってやみません。


女性陣が充実しているのはフジテレビらしいところかも

しれませんね。ハハハ。

以前は政井マヤアナに期待したのですが、残念なことに

スキャンダルがらみでくすぶってしまいました。

注目しているのは入社3年目に入る長野翼アナです。

「スーパー・ニュース」できたえられているようですが、

どんな分野の取材になるか見えない状況での落ち着いた

リポートぶりは、先が楽しみです。

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“報道に弱い”といわれたフジテレビですが、気がつけば

いつのまにか、報道番組もこなせる女性アナが育って

いるのには驚きます。“母局”には厳しいつもりですが、

このコメントは ちょっと、甘いですかね?ハハハ。


テレビ朝日の男性アナは、みんなどこか似ているなと

思うのは私だけでしょうか?

小松靖、富川悠太、中丸徹、清水俊輔各アナ…特徴が

乏しいという印象しかありません。そんな中で、いま、

ニューヨーク支局にいる平石直之アナは、入社早々から

ニュースのリポーターとして飛び回っていたのを見た

記憶があります。 


30歳前後の若さで、情報最先端の街、ニューヨークの

空気を肌で感じてくることは、彼にとっても、テレ朝に

とっても大きな財産になることでしょう。


女性…まだ海のものとも山のものとも分かりませんが、

前田有紀アナにがんばって欲しいと思っています。

根拠はほとんどありません、単なる趣味です。ハハハ。


テレビのカメラは必ずしもすべての真実を伝えるとは

言えないでしょうが、画面に素顔を出すキャスターや

タレントから“素人”をふくめて、最後に視聴者の心を

捉えるのは“人間性”ではないかと、常に考えています。

私が好きになるアナウンサーたちも、結局は、内側から

にじみ出てくるものによって決まっているようです。

ここに名前を挙げた若いアナウンサーたちには、どうか、

期待を裏切らず、大きく成長して欲しいと切に願います。


“傑作w選”を更新するとき、自分で

読み返してみて、違和感がないものを

選ぶようにしています。

“気になる・・・若手アナ”については

その後、ずいぶん“動き”がありました。


NHK・膳場アナは移籍し、「NEWS23」でキャスターを

つとめたあと、現在は「報道特集」の司会をしています。

日テレ・炭谷宗佑は不祥事で完全に姿を消しました。

フジ・渡辺和洋も一度、画面から消えたあと、最近は

“復活”していますが、醜聞のタチが悪すぎましたから

いまが“限界”かもしれません。

TBSの藤森アナはいい使われ方をしていません。

この局は、アナウンサーの扱い方が下手ですね。

特に不満なのは、“逸材”だった久保田アナをとうとう

生かし切れなかったことです。もったいない!

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テレ朝の富川アナにはその後“成長”を感じていましたが、

まさか、「報道ステーション」のメイン・キャスター!

ほとんど見ていないので成功しているのかどうか判断は

出来ません。


キャスターならむしろ平石アナでしょうと思いますが、

結局は”見た目優先”と言うことですかね。現在 彼は

フィールド・リポーターでこの番組に出ています。

忸怩たる思いでしょうね。

ほかに、中丸アナは報道に転出、清水アナがスポーツと

バラエティーの掛け持ちで頑張り、小松アナは「ワイド

スクランブル」の司会を担当しています。


杉上アナは「ミヤネ屋」でたまに顔を見ますが、局内で

どんなポジションにいるのか?

この番組に出始めたころカメラの見方が“変”でした。

レンズの上を見ているので視聴者と目が合いません。

誰も何も言わないのが不思議でしたが、先週のビデオを

見ると、ほとんど違和感がなくなっています。よかった。


長野・竹内両アナはすでに退社、それぞれ2児、3児の

母になっています。決して“差別”ではなく、女性アナは

妻として、母として幸せであればそれが一番だと
いつも考えています。

by toruiwa2010 | 2018-11-25 07:28 | 自分的傑作選 | Comments(2)

・・・つづき


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ついでですが、フジテレビ・スポーツ部でも“サスガ”と

思わせる男に出会いました。

1988年の春、フジテレビは、看板番組だった「プロ野球

ニュース」の看板だった()佐々木信也さんを司会から

はずすという思い切った手を打ちました。


前年のオフ、番組プロデューサーから「アナウンサーで

やるとしたら誰ですかね」と聞かれました。

当時 スポーツ部に移っていた私は、後輩アナたちの顔を

思い浮かべながら「経験から言えばMOだろう」と

答えました。 このとき、私より10歳以上若い彼は

「この人は分かってないなあ」という顔をしました。 

彼の頭には“別の候補”がいたのです。


しばらくして「野崎(昌一アナ)を司会にしたいんですが、

どうですか?」と言って来ました。人選をどう思うかと

聞いているのではありません。そのころ、前任者の跡を

受けてF1のプロデューサーになっていた私に「野崎を

F1の実況陣からはずしていいか?」と聞いているのです。


87年はフジテレビの“F1元年”でした。実況は、はじめ

野崎、途中から大川和彦が加わってまかなっていました。

一人、抜けると困るところでしたが、迷ったのは一瞬で、

OKを出しました。実況者としての野崎アナの将来を

考えたとき、ここで局の看板番組の司会をやることで

得るものは極めて大きいだろうと考えたからです。


それにしても、私の想像をはるかに越えた人選でした。

先輩としては「彼で果たしてつとまるのかな」と不安が

ありました。しかし、一時体調を崩したことはあっても、

結果として、立派に責任を果たしたのです。

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実は、このとき同じプロデューサーからもうひとつの

依頼を受けました。

土、日に解説者と組ませて女性を起用したい、ついては

候補が二人いるので“手ほどき”をしてくれないか…と。


一人が中井美穂、もう一人は、番組スタッフがゴルフ場の

レストランでナンパした(w)須田樹理というまったくの

シロウト女性でした。

23回話をした感じでは、須田嬢の方が“華やかさ”が

あっていいなあと思いました。

中井アナは入社したてで、まだプロらしいところはなく、

“しゃべり”で決定的な差がなかったために、見た目で

判断したわけです。


ところが、プロデューサーの選択はここでも違いました。

そして、初めこそ、四球を“ヨツダマ”、左前ヒットを

“ヒダリマエ”ヒット(w)などと読む大失敗をしながら、

中井美穂が大きく成長して行ったのはご存知の通りです。


こういう経験をしてきた私は、いまでは、モノを作る

人たちには独特の感覚があると固く信じているのです。

ハハハ。


気になる・・・紳助、復活

長い海外出張から帰国したあとの楽しみのひとつは、

録りだめしたテレビ番組を見ることです。

「ガイアの夜明け」などをのぞくと、ほとんどが肩の

凝らないバラエティーです。スゴ録を購入してからは、

留守をあずかる妻の作業も楽になりました。

今回は、島田紳助の様子が特に気がかりでした。

“事件”後の謹慎が終わって、新年から復帰する…までは

聞いていましたが、そのころに日本をあとにしたために、

どんな状態で復帰したのか分からなかったのです。


これまでにも何人かのタレントが、問題を起こしたあと、

一定期間の謹慎を経て復帰してきました。薬物使用や

傷害事件などにかかわった場合でも、歌手や俳優などは

多少のバッシングはそれほど悪い影響を残しませんが、

ときに“バカ”をやって人を笑わせるお笑い芸人たちの

場合は深刻です。

以前のままで戻れば、「反省してないんじゃないの」と

言われかねませんから、どこかでブレーキがかかって

しまう…それが心配でした。

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“事件”ではありませんでしたが、結婚していたときの

さんまはキレがなくて、面白さが半減していました。

紳助が謹慎に入っていたとき、「2004年の終わりに」に

こう書いたのもそういう心配があったからです。


…すばらしい芸人でした。

過去形で書かざるを得ません。この先、

復帰がかなっても、かつての鋭さが

戻るはずもありません。(中略) 

きっと多かったと思われる彼のファンは、

ひとりの天才的な芸人を失ったことに

なります。


…私は 関西芸人の“ど根性”を甘く見ていたようです。

この番組が一番難しいだろうと思っていた日本テレビ

「行列のできる法律相談所」の復帰第一回を見て 心配は

まったくの杞憂であることがわかりました。

気のせいか初めだけ硬い感じはしましたが、キレキレの

トークは変わらず、むしろ「飛ばしてるなあ」と思った

ぐらいです。ハハハ。


漫才をやめ、バラエティーの司会で大きくブレークした

彼の芸風は相手の“弱点”をついて行くところにあります。

「それがそもそも…」などと言わないで下さい。

そんなことを言い出したら、おそらく今の芸人の大半が

職を失うことになるでしょうから。

いずれにしても、“紳助・健在”は、私にとってうれしい

ニュースでした。

事件の被害者は納得しないでしょうが、彼には多くの

ファンがいることを考えて、なんとか穏便に済ませて

欲しいと、切に望みます。


つづく・・・


by toruiwa2010 | 2018-11-24 07:08 | 自分的傑作選 | Comments(1)

“神経質”であることは認めます。

何を言われても怒らない、いつも笑顔を絶やさない…

そんな人がうらやましいです。ハハハ。

細かなことが気になるタイプです。ツイッターで

つぶやく回数が多い人はきっと似たような性格の

持ち主だろうと思います。


以前 書いていたCogito ergo sumも気になることを

そのままにしておけなかったから…だと思います。


遠く20052月に書いた「近頃、気になる…」は

Cogito…の“プロトタイプ”かもしれません。

やたら、いろいろなことが気になっていたようです。

たとえば…


いろいろ気になることが…

~神経質だからではなく~

(2011/07/24 初出 )

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サッカーの実況を担当しているときには週明け早々から、

次の担当試合に見当をつけて関連資料の整理をしたり

ビデオ・テープを見たり…と、もろもろの準備を始めて

いたためにほとんど気の休まる時間がありませんでした。

それがそっくりなくなって気持の上で余裕があるせいか、

“気になる”ことが急増しました。たとえば…。


気になる・・・わが母局

フジテレビ周辺が騒がしいですね。ハハハ。

堀江貴文さんというひとは、若さに似合わず…あるいは、

若いからこそでしょうか、思い切ったことをやりますね。

しかも、やっていることに自信を持っているところが

すごいし羨ましくもあります。

この“戦争”の結末がどうあれ、これから先も、きっと

何か大きなことをやってのけそうです。

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母国、母校、母船…の流れで言えば、私にとって、25

働いたフジテレビは母局です。

連日 テレビ画面に登場する日枝会長の顔が懐かしい!

会長がひとつ上の67歳、入社年度は2年先輩です。 

駆け出しのアナウンサーだったころ、当時報道部にいた

日枝さんの書いた原稿を読んだこともあります。


豪快で面倒見がよく、人望がありした。私が入社してから

数年後に出来た組合の初期の執行委員をつとめたことも

あります。フジテレビ労働組合は、全く左翼系ではなく、

労働者の当然の権利だから作ろうよという雰囲気の中で

生まれました。ですから、執行部に選ばれるメンバーは、

“活動家”などではなく、仕事ができ、しかも、先輩にも

後輩にも信頼される人たちでした。

日枝さんが社長時代の一時期、元執行委員や組合活動に

熱心だった人たちが役員の中に大勢いたことからも、

彼らが“できる男たち”だったことが分化ると思います。


中でも、回りから“キュー()ちゃんの愛称で呼ばれた

日枝さんは、リーダー・シップのある男として早くから

注目されていました。42歳で編成局長に、50歳の若さで

社長に就任し、今は会長です。

鹿内春雄氏が急逝したあと「誰が後継社長になるか」と、

グループ全体が固唾をのんで見守りました。


そんな雰囲気の中で日枝さんが新社長に抜擢されると

知ったときの「我らの仲間から社長が生まれた」という

感覚はとても新鮮でした。そのとき社内に流れていた

空気を今でも思い出すことがあります。


さて、その日枝会長率いるフジテレビが、今後いったい

どうなるのか?

ライブドアとフジテレビという世間的に注目度の高い

二つの会社が主役ですからメディアが面白がって、連日

取り上げるのも当然ですが、少なからず関係のあった

会社の今回の騒動から、私も目を離すことが出来ません。


退社するときに持っていた株をそのまま持っているのは

儲けを考えたわけではなく“ノスタルジア”からですが、

大きく値が下がってほしくないのは確かです。ハハハ。


気になる・・・いいオ・ン・ナ

画面に登場すると思わず見入ってしまうのは、女優の

黒谷友香です。

GacktとのヌードCM(TakanoYuri)で話題になる前から

気になっていました。断る必要もありませんが。ハハハ。

豪華という感じがします。それでいて、大阪出身の

せいか結構ノリもいいようです。

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29歳だそうですが、なぜ今までブレークしなかったのか

不思議ででなりません。見る目のあるプロデューサーが

いなかったのか? 

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遠い昔、私が高校生だったころ、1年下に一人の少女が

いました。 平凡で、どこと言って特徴はない…それが

私の印象でした。彼女はほぼ毎日早退していました。

ちなみに、同じクラスの、のちに私の妻になった少女は

ほぼ毎日遅刻していました。ハハハ。

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早退はNHKの夕方の連続ドラマ出演のためでした。

十朱幸代のデビュー作、「バス通りうら」です。十朱は

光っていましたが、その少女は画面で見ても目立たない

存在でした。

しかし、それからまもなく、松竹が大金を投じて彼女を

大々的に売り出しました。


「へえ、どこがいいのかなあ」と思いましたが、次々に

主演作が作られ、あっという間にビッグスターになり、

映画史に名前を残す大女優になりました。

少女の名前は岩下志麻です。本名は“島”でした。

「へえ、どこが…」と思った少年(つまり、私)は、以後、

プロデューサーと呼ばれる人たちの、“原石を見きわめる”

目を尊敬しているのです。ハハハ。


つづく・・・


by toruiwa2010 | 2018-11-23 07:31 | 自分的傑作選 | Comments(2)

“短文”・大相撲・イチロー

~先週のツイートから~

( 2012/07/18初出 )

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経験したことがない…


07/12のツイート

新鮮:大雨について気象庁が「熊本県と大分県を

中心にこれまでに経験したことがないような

大雨になっている」と伝えたという。

予報官の危機感を伝えたものらしいがGJだと思う。

聞いただけではよく分からないお役所的言い方より

ずっと素晴らしい。

「目からうろこ」、どんどん改革してほしい。


気象庁には過去の大雨による災害の経験から「総雨量が

何ミリ…」では危険の“度合い”が伝わらない、という

反省がある。そこで、災害発生が迫っていると判断した

ときには分かりやすい“短文”で警戒を呼び掛けるように

改善していた。

実際に発表されたのはこれが初めてだったそうだ。

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賛成・反対、意見はいろいろある。生命にかかわるから、

私は賛成だ。“激しい雨”、“強い雨”、“まとまった雨”では

どちらの雨量が多いのか素人には分からない。

“とんでもない”とか“めちゃくちゃな”では人によって

受け取り方が“まちまち”になる。

“経験したことがない”と言えば、漠然としているように

聞こえるが、“激しい”、“強い”、“まとまった”を超える

量であることが伝わるのではないだろうか?

感情ではなく感覚に訴える言葉を使うのは正解だと思う。


天気予報や気象情報では聞かなかった言葉に違和感が

あったのか、批判する声もあるようだが、改革に抵抗は

つきもの、気にすることはない。


藤井アナ again


07/15のツイート

「(豊真将が)画面には映っていませんが

きちんと90度腰を曲げて挨拶」と藤井アナ。

暗にディレクターに「そういう絵を撮って

ほしかったぜ」と言っている。

ベテランアナにはやるべきこと、後輩アナや

若いディレクターに伝えたいことがあるはずだ。


つい先日も書いたばかりだが、藤井アナはNHK大相撲

中継の中心アナだ。どうやらアナウンス室を出ている

ようだが、相撲実況の第一人者であることは変わらない。

柔らかな語り口の吉田、私のようなアンチ(w)も多いが、

ファンも多いらしい刈屋、知識の深さが群を抜いている

“休養中”の岩佐…それぞれに“売り”を持っているアナが

揃っているが、藤井は相撲の“大局”が語れる人だと思う。

何より、人気解説者の北の富士がリラックスして話せる

空気を作っている。テクニックを使っているようには

見えないが、2人の距離感は絶妙だ。そこに舞の海が

加わると、スポーツ実況なのに“座談の妙”が味わえる。


先場所は気がつかなかったが、今場所は正面の実況を

担当する回数が減ったのではないか。千秋楽の担当と

合わせても全部で4回だ。55歳という年齢と無関係とは

思えない。これでNHKは視聴者の期待に応えていると

言えるのか…と先日、書いたのだが、詳しくはそちらを

読んでほしい。 http://t.co/ZKaxyk82

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藤井アナがこのツイートにあるコメントを口にしたとき、

カメラは勝者を撮っていた。きっと、敗れた豊真将が

いつも通り花道に下がる前、土俵に向かって深々と礼を

していたのだ。相撲ファンの多くが知っていることだが、

藤井アナはその映像で何かを語りたかったのだと思う。

取組前から話の流れを作っていたのかもしれない。


どんな仕事をしていても第一線を退く日が近づいたとき、

人は なんらかの形で自分の持っているものを後輩に

伝えたいと考えるものだと思う。ささやかだが、私にも

似たような経験があるので、藤井アナのこの一言は妙に

胸に響いた。


残留ってか


07/16のツイート

マリナーズGMのインタビューを受けて

ファンの間では「FAになってもイチローは

残留っぽい」という見方が広がっている。

そうだろうか?要するに「京都方面」の考え方

一つってことじゃないのか。

SEAに残って何がモチベーションになるのか?


イチローについても書いたばかりだが、GMの発言から

ファンの間に“波紋”が広がっているので触れておく。

現地メディアが「GM7月末のトレード期限までに

放出する考えはなく、来季もマ軍でプレーするだろうと

話した」と伝えたのが発端だった。


…ファンが「残留かも」と騒いだのは日本メディアが

その方向で報じたからだが、眉唾もいいところだ。

ありがちなことだが、GMのコメントを翻訳すると、

つまり、「何も決まっていない」ということさ。ハハハ。

本当のことを言いたくないとき、公式コメントとして

よく出てくる言葉なのになぜそんな報じ方をするのか?


案の定、地元紙記者に確認を求められたGMはあっさり

発言を後退させた。

「イチローに関してはまだ何も決まっていない。球団は

シーズンが終るまで彼のマリナーズでの将来について

これ以上のコメントをしない」と話したのだ。

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ついでに言えば、16日のシアトル・タイムズに載った

ジョフ・ベイカー記者の記事には「これはイチローの

最後の日々かも」と刺激的な見出しがつけられていた。

この記者は先日もイチローに厳しい記事を書いていたが、

この日も「イチローが威厳を保って球団を去れるように

してやるべきだ。ケン・グリフィJrのときと同じ愚を

繰り返さないように」と書いている。


イチローは考えどころだと思う。

まずは、輝かしいキャリアにキズをつけないためには

どうすべきか…だ。

ボロボロになるまでプレーするタイプだとは思わない。

若返りが進んで、自分の出番が少なくなっていく中で、

歯を食いしばって打席に立ち続けるのか?


残留するにしても球団のオファーは大幅なダウン…と、

常識では思うが、“京都”が認めれば、その金額は我々が

思うほど下がらないかもしれない。ハハハ。


しかし、出場機会は確実に減る。しかも、チーム力が

とんでもなく強化されていきなり優勝争いできるほどに

なるとは思えない。そんな中 何をモチベーションにして

プレーを続けるのか?


マリナーズは、入団した年こそ地区優勝したが、以後は

夏場までにプレーオフの望みがなくなってしまう。

不思議なのは「今年こそ絶対にプレーオフに出たい」

という意欲をめったに口にしないことだ。

彼は言っているのにメディアが伝えないだけなのか。

彼らにとっては“イチロー=200安打だから。ハハハ。


とにかく、メジャーでプレーする以上、誰もがワールド・

シリーズ出場こそが“究極のゴール”だと思うのだが、

イチローがそのことについて積極的に語るのを聞いた

記憶がない。ミステリアスな選手だ。ハハハ。


*ヤンキースへ”電撃”トレードされたのは

 6日後のことだった。


by toruiwa2010 | 2018-11-18 05:56 | 自分的傑作選 | Comments(0)

言葉が持つ力について

~宝石・時計の長野のCM

(2009/03/09 初出 )

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言うまでもなく、アナウンスの基本は言葉だし、私自身、

言葉への関心は現役引退後も持ち続けています。先日も

“失笑”について嫌味たっぷりに突っ込まれたばかりです。
元アナウンサーですが、言葉については絶対間違えない

などと言うつもりはありません。
これまでに何度も間違いを指摘されています。たしかに

間違いだと思えばその都度、訂正もしてきました。

日本語は、とてつもなく難しいのです。

2012年から13年にかけて”岩佐徹的”アナウンス論“を

連載しました。エラそうに。ハハハ。
言葉、アクセントなどに関するものが多かったのですが、

この記事は“それ以前”の話です。読むたびに、日本語は

難しいけれど、うまく使うとこんなに美しい。そして、

たとえ簡潔でも適切な言葉を選べば、これだけのことを

伝えられるのだと気付かされます。

では…。(この部分は2013年の記述)

「時の商人」

その商人は時を売っていた。
「いらっしゃいませ。時はいかがでしょうか?

1分から承ります」

ある男は商人から1時間買った。
1時間買った男は、それを読書の時間に使った。

ある女は1週間買った。
1週間買った女は、それを海外旅行に使った。

10年欲しいのだがね」
ある老人は商人に聞いた。
「お客様、10年だと、すこし値がはりますが」
「かまわん。10年ぶんよこせ」

10年買った老人は、それを病気の妻に譲った。

時に、ドラマを。 宝石 時計 長野


…真夜中にふと目が覚めて、することもなく、ネットを

サーフしているときに、広告関係の仕事をされている

(らしい)方のブログ、“じだらく”でこれを見つけました。

九州では有名な 時計・宝石店のテレビCMです。

「深イイ話」でも流されていましたから、ご存知の方も

多いと思います。まさに“深い”ですね。


この店のCMにはいくつかのパターンがあって、どれも

素晴らしいですが、この「時の商人」は特に訴える力が

あると思います。言葉の向こうにいくつもの“ドラマ”が

広がっていきます。
このコピーを作ったのは松田正志さんという方です。

ほかのコピーを探しましたが、見つかりませんでした。

ただし、“長野時計店”のほかの作品は“じだらく”で、

今でも見られます。(今は見つかりません)

…そう書いておいても「面倒だ」と思う方もきっといる

でしょうから(ハハハ)、あと2作、紹介しておきます。


「にんげんの時間」

ひとりがすると1時間かかることを、

ふたりでやれば30分で終わる。

ひとりがすると1ヶ月かかることを、

30人でやれば1日で終わる。

人類が何千年かけても

まだできないこと

みんなでやれば

1日で終わるかもしれない。

そう、平和なんて、

1日あればできるはず。

時に、ドラマを。 宝石 時計 長野

メッセージ性が強いコピーですが、押しつけがましく

ないところがいいと思います。反戦、反権力、反原発…

“剥き出し”の言葉で、声高に叫ぶよりよほど訴える力が

あると感じます。

「時間の関係」

人生で1時間だけ関係した人。
タクシードライバー、講演会の講師。

1年間だけ関係した人。
インストラクター、病院の先生。

5年間だけ関係した人。
別れてしまった恋人、前の会社の同僚。

10年以上、関係する人は、
あなたにとって、とても大切な人。

時に、ココロを。 宝石 時計 長野

読んだあと、気が付くと、どこか遠くに思いをはせる

気持ちになっていました。
言葉の選び方が丁寧です。こねくり回したものではなく、

平凡な、そしてありきたりな言葉ですが、読んだとき、

誰にも“思い当たるフシ”があるのではないでしょうか。

「本当にやりたいこと…やってる?」
「人にどう見えるかって、そんなに重要?」
「誰かを悪く言って、楽をするのはもうやめよう」
「それって自分の言葉でしゃべってる?」

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…当時 テレビでよく見た、超イケメン俳優を起用した

某飲料水のCMコピーです。
“紙一重”です。そして、趣味の違いもあるでしょうが、

どこか嘘っぽく聞こえませんか? しかも、それぞれの

コピーのあと、「嘘は嫌いだ。」の文字が出ていたのが

なんとも。ハハハ。

「うまくごまかせたと思っているかもしれないけど、

そうはいかないよ」
「生まれて来たことの意味って、考えたことある?」
「悩んでたってしょうがないぜ。行き詰ったときほど、

行動するしかないのさ」
「パフォーマンスでも言葉でも“借り物”はばれるんじゃ

ないかな?」

…やっぱり薄っぺらなコピーですが、どうですか?
えっ?聞いたことありませんか?そうかもしれませんね。

さっき、私が作ったばかりですから。ハハハ。

お断りするまでもなく、超イケメン俳優個人に問題が

あるわけではありません。“あざとい”コピーにしたのは

メーカーの狙いだと理解していますし、同じように彼が

CMに出ている東芝レグザは気に入って使ってますから。

ハハハ。


by toruiwa2010 | 2018-11-11 06:58 | 自分的傑作選 | Comments(0)

テニスを伝える 松井を追う

~記者の“質”もいろいろ~

( 2010/06/03初出 )

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今日の記事は私の現場経験をベースにしつつ、

かなり憶測で書いている部分もあることを

あらかじめお断りしておきます。


529日付朝日新聞朝刊の記事を読んで違和感があり、

その日のブログに書き加えました。


「錦織、2回戦で完敗」の見出しがついた全仏オープン

関係の記事には、別枠でこんな記述があります。


世界3位と互角に打ち合った。特に得意の

フォアハンドで見せ場を作った。しかし、

勝負どころでポイントを奪ったのは、

錦織ではなくジョコビッチだった。


2回戦では2年前の全豪覇者に力の差を

見せつけられて敗れた。


「自分のプレーをさせてくれなかった。

弱点がなかった。悔しい」と完敗を認めた。


記事には(共同)のクレジットがついています。

朝日は自社の記者を現地に送らず、共同通信の原稿を

使っているのです。東京でデスクが記事を読み、錦織の

談話の部分につられて「完敗」という見出しをつけて

しまったのでしょう。


談話も、「」内の言葉を一気にしゃべったわけではない

はずです。記者との間にいくつかのやり取りがあり、

彼が話した言葉をつないで「」になっているのです。

記者の主観にすぎない「完敗」をデスクがまともに

受け取ってしまったものと思われます。

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現在の“不況”を考えたら、新聞はおそらくどこも現地に

記者を送っていないと思います。現地にいた共同通信の

記者もテニスはもちろん、スポーツ専門ですらなく、

パリ支局でスポーツがある程度分かる…という記者では

ないでしょうか。私が“現役”のころ、プレス・ルームで

見かける通信社の記者の印象は、申し訳ないのですが、

“頼りない”ものでした。


誰も責めることはできません。“費用対効果”を考えたら、

新聞は通信社まかせになるし、まかされた通信社だって

グランドスラムだからと言って、日本から記者を送る

余裕はありません。ヨーロッパにスポーツ専門の記者を

常駐させることもできません。


アンディ・ロディックが3回戦で敗退したときにも

「ロディックは予選勝ち上がりの世界114位、無名の

ガバシビリに敗れた」という記述があります。

上位シードの選手にとって、去年、59位までランクを

上げた実績がある選手を早いラウンドで相手にするのは

嫌なはずです。少なくとも“無名”の一言で片づけるのは

どうなんでしょう。せいぜい“格下”でしょう。


具合が悪いことに、通信社の記事は新聞・テレビ各社が

使います。元の記事に間違った判断が含まれていると、

ウイルスのようにそのまま“拡散”してしまいます。

WOWOWで解説者の話を聞かないと、試合の中身が

どうだったか、この選手の技術はどうなのか、正確な

ところが分からないのです。


野茂英雄がメジャーに行ったときに始まり、イチロー、

松井秀喜といったスター選手たちが海を渡ると、日本の

メディアは“番記者”を張り付けて取材にあたらせます。

言い方は悪いですが、彼らのメインの仕事は試合後の

“談話取り”ですから、経験を積み、目が肥えた記者を

送り出すことはないでしょう。他の仕事はほとんどない

わけですから、好景気のときならともかく、この不況の

時代に効率の悪いことは避けなければなりません。


駆け出しの若い記者、もっと言えば、フリーの記者を

安いギャラで雇うこともあるでしょう。“型にはまった

”質問にも丁寧に応じてくれる松井にはそういう対応で

十分目的が果たせますが、イチローは違います。


「(新聞記者を)育てるのも僕らの仕事の

一部だと思ってるので…」と、打っても

打たなくても会見に応じる松井を暗に批判。


…史上最多の262安打を放った年に彼が残したとされる

この“語録”を読んで仰天したことを思い出します。

1打席、1打席 身を削り、命をかけている彼には記者が

浴びせるレベルの低い質問が我慢ならないのでしょう。

彼には新聞社の事情など無関係ですから「質問する以上、

勉強してからにしろよ」と言いたいのだと思います。

記者の育成は“君の仕事じゃない”と私は思いますが、

心情は理解できます。

しかし、彼が得意とする禅問答めいた話を開陳できる

ような質問ができる記者を現地に送る余裕は残念ながら

日本メディアにはないのです。


去年までは、西海岸のシアトルでイチローを追いかける

記者と東部のニューヨークで松井をカバーする記者が

いたはずですが、今年“異変”が起きたようです。


米大リーグを取材する日本の報道陣が、

この春、ニューヨークから姿を消した。

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少し前の朝日新聞朝刊にそんな記事が載っていました。

ヤンキースからエンゼルスに“移籍”した松井を追って

日本の記者たちがいっせいにロスに移動したのです.

試合前のヤンキースの監督会見を待つ記者席も

ガラガラですね。ハハハ。


支局そのものをロスに移した新聞社もあるそうです。

一人の選手を取材するためにこんな対応をすることは

アメリカではあり得ません。さぞ、奇異の目で見られて

いることでしょう。


しかし、彼らの一挙一動は“ニュース”だし、その談話を

紙面から外すことはできません。

今日もまた松井やイチローのあとを金魚のフンのごとく

ついて回る日本メディア軍団の姿は現地のライター達に

話題を提供していることでしょう。


なお、WOWOWSoderlingを“ソダーリング”と呼んで

いるようですが、活字の媒体は“セーデリング”です。

新聞・雑誌などの媒体は共同通信が中心になって統一

しているはずです。どちらが正しいにせよ、視聴者・

読者にとっては不幸な話です。


by toruiwa2010 | 2018-11-10 07:25 | 自分的傑作選 | Comments(0)