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岩佐徹のOFF-MIKE

toruiwa.exblog.jp

実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

カテゴリ:スポーツ全般( 79 )

FIFAの複数の幹部が逮捕された。
過去に総額100数十億円になろうかという金が動いた汚職事件だ。
それでもブラッター会長は5選を果たした。
この大騒ぎの中で、ひょっとすると2022年のワールド・カップが
日本に来るかも…と、思ってもいないのにはしゃぐメディアもある。
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そんなことより、今年はイングランドでワールド・カップが
開催されることをもっと広める努力をすべきなんじゃないの?


ここまで読んでも、“それがラグビーの”ワールド・カップだと分からない人が多いと
思います。日本もかなり力をつけているようだし、競技は面白いのに、どういうものか
人気はもう一つです。

楕円球の行方 (2009.01.11 初出)

意地とプライドをかけてぶつかり合うスクラム、出たボールを“頼むぞ”とばかりに
ダイビング・パスするスクラム・ハーフ、ボールをキャッチしたスタンド・オフが、
斜め後方に位置する仲間に託す、必死の形相で向かってくる相手のタックルをかわし、
少しでも前にと突進するフォワードやバックスたち。
何度も倒されながら、前進と後退を繰り返し、ようやく相手ゴールにボールをタッチ・
ダウンしたときに爆発する喜び…

どう転がるか予測しにくい楕円球をめぐって両チーム・30人の選手が攻防を繰り広げる
ラグビーは、見始めたら“はまる”スポーツだと思います。ボールの転がり方ひとつが
ドラマを生むこの競技は、あらゆるスポーツの中で、最もチームの一体感を感じさせる
種目ではないでしょうか。
しかし、シーズンが短いこともあってか、その人気はなかなか盛り上がりません。

「ラグビーほどスタンドの熱気が視聴率と連動しないスポーツは珍しい」というのが
“現役”のころの私が打ち立てた“学説”でした。ハハハ。
一時、スタンドには“ファッションとして”ラグビーを追いかける若い女性の姿が、
それも美人が目立ったものですが、いまはどうなんでしょうか。
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大学ラグビーの決勝を見ました。
過去14回優勝の早稲田が初めて決勝進出を果たした帝京を下して優勝しました。
伝統校らしい、組織と結束のよさを見せた鮮やかな勝利だったと思います。
帝京にとって惜しまれるのは、20-3と追い込まれた後半30分過ぎから見せた積極的な
アタックが少し遅かったことです。早稲田のディフェンスに対して、見事な波状攻撃で
挙げた終盤の初トライに迫力があっただけにもったいないことをしたと思うのです。

“語弊”があるかもしれませんが、早稲田が勝ってよかったと思います。
かつて、トンガからの留学生を中心とする大東文化大学が強かった時代があります。
帝京にも二人の外国人選手がいました。
野球やサッカー、バスケットなどのプロはいいでしょう。
しかし、大学・高校などの学生スポーツに“出来上がった”選手を輸入することには
とても賛成できません。
先日の箱根駅伝や高校バスケット、大学ラグビーなど外国人が入ったことで急激に力を
伸ばす学校が目に付きます。

名前が知られれば入学志望者も増える…学校側が“財政面”を考えるのは仕方がない
ことかもしれませんが、一人、二人の強力な選手を連れてくることでチームの力が
ガラッと変わってしまうのを見るのは楽しいことでしょうか。
学生スポーツのよさは“勝ち”にこだわらず、持てる戦力で全力を尽くすところに
あると思う“昔かたぎ”の老人には納得がいかないのです。ハハハ。
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真剣にラグビーを見たのは久しぶりですが、早稲田のナンバー8、豊田はすばらしい
キャプテンシーを発揮しました。目立つことが好きなタイプの彼を主将にすることに
反対の声もある中、監督が「今年のチームにはこの男」と見込んで決めたといいます。
“指導者の決断”はこうありたいですね。ハハハ。
解説者が「いちラガーマンとして尊敬できるプレーだった」と話していました。
アスリートにとって最高の“ほめ言葉”でしょう。聞いていて胸が熱くなりました。

竹林宏アナはミスが少なく、分かりやすい実況でした。
野球でも的確な実況をします。担当種目が少ないような気もしますが、44歳、中堅から
ベテランにさしかかるところで、まもなくNHKのトップ・アナになると思います。
基本は実にしっかりしていますから、注文は“面白く聞かせる工夫を”だけです。
NHKのアナに共通する問題ですが。ハハハ。

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おかげさまでコメントが少し増えました。
満足じゃ。ハハハ。

by toruiwa2010 | 2015-05-31 08:55 | スポーツ全般 | Comments(0)
舞台はMGMグランドガーデンだ。
ひところはミラージュが多かった。
1993年3月と6月のタイソンvs
ラドックもそこだった。
東京でダグラスにKOされたあと再起を
はかるタイソンは2試合消化したあと
最強の相手としてラドックと戦った。
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練習はリングに上がる前までしか見せて
くれなかったが、とてもヘビー級とは
思えない軽快なロープワークとノミで
削ったような腹筋にほれぼれした。
手が小さいと思い、手のひら合わせを
頼んだが、にやりと笑って首を振ると、
コブシを合わせて来た。笑顔がとても
チャーミングだった。
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3月の一戦は主審が止めるのが早すぎて、
負けを宣告されたラドック陣営がリングに
なだれ込んで大もめになった。
忘れられないのはアンダーカードだ。
ノンタイトルマッチでもタイソン戦が
メインで、その前に組まれた世界タイトル・
マッチ3試合の一つがS・ブラウンvs
M・ブロッカーだった。

同じジムで一緒にトレーニングにはげみ
家族ぐるみの付き合いの無二の親友同士が
互いのタイトルをかけてグローブを交えた。
互いに、「彼を殴るなんてできない」と
対戦をいやがったが、プロモーターは、
「だから面白いのさ」と試合を組んだ。
10回に左フックで相手をダウンさせた
ブラウンがそのあとも連打して勝った。
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最初のダウンでニュートラルコーナーに
行くよう指示されたブラウンが、なおも
ブロッカーに向かって行こうとする構えを
見せた。私は“二人の友情”に気持ちを
奪われすぎていて「これは、まだ打とう
というのではなく、気遣っている」と言った。

表彰式のあと解説のジョー小泉さんが
こう話した。「同じような試合をいやがった
ある選手に対してベテランのトレーナーが、
“親友なら試合を短く終わらせてやれ、
それがボクサーの友情だ”と言って聞かせた」
先入観にとらわれた自分の未熟さを反省した。
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もう一人の解説・浜田剛史さんの一言に
KOされた。
終了直後、ブロッカーのコーナーまで行って
相手を抱きしめ、何ごとか話しかけていた
ブラウンが自分のコーナーに戻ったとき、
その目には明らかに涙があった。
それは描写したが、そのとき浜田さんが
「勝って、さびしそうですね」と言ったのだ。
ガ―ンと頭を殴られたような気がした。
試合のすべてを完璧に言い表していたからだ。
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やられた…と思った。
ほとんどがアドリブのスポーツ実況の中でも、
そのとき、その場の雰囲気に合った言葉、
自然に出てくる言葉、とっさに出る言葉が、
いかに大事かを示してはいるからだ。
前もって用意した言葉、視聴者を唸らせよう、
感動させようと思って“作った言葉”は、
やはり、どこかむなしいのだ。

今日もアンダーカード***が組まれている。
ビッグイベントのときは予備を数試合
用意してある。KOが多くて全体の進行が
早すぎるとき、挟み込むためだ。
4回戦程度の試合だが、予定通りに行くと、
彼らは控室で準備をするだけで帰ることになる。
観客は誰一人そのことを知らないままだ。

***今日、テレビ用に用意されている前座は
2試合だけだそうな。
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おまけ:昨日のツイート+なんやかんや

世紀の一戦 メイウエザーvs パッキャオは
いよいよ明日ゴング!
パックマンについて面白い話を米サイトで見つけた。
今はフィリピンの下院議員だが、来年の
上院議員選挙を目指しているらしい。
ボブ・アラムによると大統領選さえ視野に
入れているという。

世紀の一戦
パックマン情報… というほどでもないが。
ジムに近いビバリーヒルズの15億円の豪邸を
手に入れた。 競争相手に勝てた理由は
明日の試合のチケットを4枚つけたからだそうな。
ハハハ。

世紀の一戦
パックマン情報 バスケットが大好きで
母国では選手、コーチとしても”活躍”して
いるらしいが、2010年にはセルティックスの
名誉メンバーに選ばれた。
受け取ったユニは背番号1だった。
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世紀の一戦
パックマン情報 フィリピンではこの試合を
記念して切手が売り出されているそうだ。
50万枚限定とか。
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世紀の一戦
検量の結果はパッキャオ145、メイウエザー
146ポンドで二人とも契約の147ポンドを
下回った。
会場のMGMグランドガーデン アリーナには
11500人が!! 入場料は10ドルだそうな。
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世紀の一戦
検量に臨むパッキャオの自撮り!!
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世紀の一戦
二人が手にする金は確定していないが、
尋常なものではない。
取り分はメイウエザーが6割、パッキャオは
4割と決まっている。
ネバダ州は所得税がないが、連邦は所得税で
ほぼ40%持っていくとか。
つまり一番儲けるのはアンクル・サム***なんだ。
***国家・政府

なんだって!
ゴルフ・マッチプレー選手権4日目で
世界ランク1位・マキロイと対戦する
松山英樹 のティーオフが0314AMだと?
ボクシングの世紀の一戦があるし、 明日は
テレビを見る以外、何もするな…ということか。

ゴルフ解説のタケ小山氏から情報が入った。
「マケロイは試合のチケットを持っている」と。

ハハハ。メインバウトは8時に始まるようですから
間に合うんじゃないですか?どうせジェット機を
レンタルしてるんでしょう?
最後の方で不可解なコンシードが出るかも。
(しっかり6&5で松山を下した)

わー、アメリカ国家を唄うのはジェイミー・
フォックス***らしい! 見逃せないね。
***彼は伝記映画でタイソンを演じるらしい。

1500枚の記者証に対して 18000人の申請があったとか
***CNNのレイチェル・ニコルスとESPN &HBOの
ミシェル・ビードルはともに有名な女性スポーツ記者の
ようだが、記者証をとれなかった。
二人とも、ツイッターで「メイウエザー陣営が拒んだ」と
言っている。彼もDVを激しく攻撃したらしい。
陣営は反論している。

レフェリーはケニー・ベイレス、64歳のベテランだ。
最終決定はしていないようだが、リングアナウンサーは
マイケル・バファーが務めることになる可能性が高い。
"Let's get ready to ruuuuuummmmbbbbllleeee!"が
また聞こえてくるか? 彼も70歳なんだ。

フィリピンでは全国民が“英雄”パッキャオの試合を
テレビ観戦することになる。
「エアコンと冷蔵庫のプラグを抜け」と言われているらしい。
それも、大真面目で。

メイン・イベントのゴングが日本時間の正午前に
なることはないようだ。テレビ用の2試合が早いラウンドの
KOで終わるとWOWOWの放送席は大変なことになる。

日本でも、こんなにはしゃぐ爺さんがいる。
アメリカは大変なことになっているだろう。

はい、2~6日は休むはずでした。
乗ってしまったもので。ハハハ。
4~6日こそ休みます。

by toruiwa2010 | 2015-05-03 09:04 | スポーツ全般 | Comments(2)
キング・カズ

48歳10か月…白くなった髪をふり乱してピッチを駆け回る三浦知良に感動する
ファンが多いのは分かる。前園真聖が取材したグアムのキャンプを見て、かなり
内容が濃いハード・トレーニングを重ねていることも、「ボクらの時代」などで
栄養士やトレーナーを個人的に雇っていることも知っている。
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「サンデーモーニング」で張本勲が「ファンには悪いが、もうおやめなさい」と
発言したことが話題になっている。
伝えるテレビはほぼ全面的にカズの擁護に回っている。いいと思う。
しかし、その理由が“彼がどれだけ努力しているか”に偏っているのが気になる。

そういう話ではないのだと言いたい。
張本はプロ野球の世界で打者として偉大な実績を残した男だから、やみくもに
“やめろ”と言ったわけではないと思う。
“J2は野球の2軍”は彼がそう思ったのではなく、スタッフが説明するときに
言葉のチョイスを間違えたのだ。野球の2軍は同じチーム内で力の劣る選手が
プレーする場所だし、J2はチーム全体の力を示しているに過ぎない。

ただし、今のカズが代表はおろかJ1でもレギュラーは“無理”という現実を
否定することはできないだろう。それでも彼は続けると決め、出番を提供する
クラブがあるから今もプレーをしているのだ。

だとしたら、第三者は応援するしかない。 しかし、その場合、身体能力、技術、
気力などで語るべきで、“浪速のエリカ”じゃないけどエモーショナルな論じ方は
しないでほしい。

そして、「サンモニ」に言っておきたい。
喝を入れられるべきはキング・カズではなく、49歳に手が届く超々ベテランに
ポジションを奪われる若手FWたちじゃないのか…と。

トップニュース!?

土曜日の東京新聞夕刊を見て驚いた。
1面トップに“桐生、9秒台の潜在力”という見出しが躍っていた。
陸上男子100㍍で10秒を切る初めての日本人になると期待される桐生祥秀が
身体を倒してゴールする大きな写真が添えられている。
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いよいよ、その時がやって来た。

そう書き出した記事は“100㍍は加速要因、最高スピード、減速要因の三つに
分けられる”と続け、「桐生は個々の条件をクリアしている。一つのレースで
揃えられれば9秒台が出せる」という研究者の言葉を紹介していた。

書かれていることに間違いはないのだろう。
で、“今日にも出るかもしれない”とはどこにも書いていないから、この記事を
“あおり”と呼ぶのは適当ではないかもしれない。
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しかし、日曜日の織田記念国際陸上で桐生が2着に“敗れた”翌日の見出しは
“桐生 浮つき10秒40”だった。

ゴール後の屈託のない笑顔を見たり、「甘えがあった。余裕があったというか
リラックスしすぎた」というコメントを読んだりして“浮ついている”と感じた
…かもしれない整理部(見出しをつける部署)の気持ちも分からないではないが、
“昨日の今日”の厳しい手のひら返しには驚く。

浮ついたのは桐生だけじゃない気がするが。

そうつぶやいたが、厳しすぎただろうか?

聖地って・・・

神宮球場と秩父宮ラグビー場を建て替えると東京都が決めた。
まず、秩父宮を解体し、跡地に新しい神宮を建てる。次に、旧神宮を解体して、
そこに新秩父宮を建てる…ということらしい。2017年シーズンが終わったあとに
秩父宮の解体が始まり、新秩父宮が完成するのは2025年だという。

昨日の朝日の朝刊におやっと思わせる囲み記事が載っていた。
“ラグビー 聖地不在の危うさ”と見出しがつけられていた。
元早稲田大学監督でヤマハ発動機に日本選手権初優勝をもたらした清宮克幸が
「学生ラグビーの危機だ」、「損失は大きい」と話しているという。
「秩父宮で応援した多くの学生が社会に出てもラグビーに共感してくれていた。
数年間、そういう人たちがいなくなることの影響を考えてほしい」そうだ。
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うーん。
日本一チームの監督から聞きたい言葉じゃないよね。
代替地候補の駒沢陸上競技場ではダメなの?
ラグビーって、そんなに基盤が弱い競技なの?
秩父宮ならファンが集まるけど、駒沢じゃあねえ…と言うつもりじゃないよね?
どこであっても、ファンの胸を揺さぶるような試合をしようとは思わないのか?
そんな“ヤワ”なことで2019年日本開催のワールドカップは大丈夫なの?

“聖地”は清宮が言ったのではなく、記者が持ち出したようだが、その発想が
そもそも、ダメだと思う。学生野球の選手たちが神宮を、高校球児が甲子園を
聖地と考えるのは構わない。高校ラグビーの花園、高校バレーの代々木第一も
聖地かもしれない。
しかし、多くの競技で絶対的な“聖地”なんてないよね。みんな、いいプレー、
いい試合をすることでファンを獲得しているのではないか?

ラグビー界は、秩父宮がなくなることを嘆く前に、ファンを減らさないために
自分たちは何をすべきかを考えなければいけないのではないだろうか。

敬称略

雀友が逝った

フジテレビの後輩からメールが来た。知人が亡くなった。
彼はカメラマン、私は新人アナとして50年前に出会った。
つかず離れずの付き合いが続き、2012年までの数年間は
月に1回、マージャン卓を囲む仲間だった。
ヘビースモーカーで、激しい咳をしながら吸い続けていたが、
私の前では決して吸わなかった。長い付き合いだし、2,3歳
若いだけなのにずっと敬語を使う律儀な男だった。
最後は、マージャンをするときも声をかけなかった。それが
我々ができる彼のための最良のことだった。

彼らしい、穏やかな最期であったと思いたい。
タバコを存分に楽しむといい。いつかそちらで麻雀をしよう。

家族だけで見送るということなので、いずれ墓参りに行く。
ゆっくり休んでくれ、D本ちゃん。
by toruiwa2010 | 2015-04-22 09:00 | スポーツ全般 | Comments(4)
マスターズは21歳のジョーダン・スピースが圧勝しました。
キャリアが浅いだけにどこかで崩れる可能性があると思っていましたが、プレッシャーを
寄せ付けずに乗り切りました。彼だけ“アナザー・プラネット”で プレーしていました。
あっぱれとしか言いようがありません。前途洋々ですね。心配はオツムだけ?ハハハ。
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わずかですが、ゴルフ中継にかかわったことがあります。
“デビュー”は遠く1973年に突然フジテレビがゴルフの放映権を手に入れたときでした。
横浜カントリー・クラブで行われたペプシ・ウイルソン・トーナメントです。
先輩が“逃げた”こともあって、レッスンものを担当した経験を買われて指名されました。
誰の行いが悪かったのか、青木功と島田幸作のプレーオフが6ホールに及び、放送の中で
結着が伝えられませんでした。

プライベートでもゴルフをやる1年後輩Mが入社してきたので、メインの実況は彼に譲り
ホール担当をやっていましたが、1981年にメジャーの一つ、PGA選手権を放送することに
なったとき、プロデューサーとディレクターから「実況をやってくれ」と頼まれました。
後輩の顔をつぶすことになるのでためらったのですが、彼らの説明は「メジャーだから、
ちゃんとやりたいんだ」でした。見たままを感性に任せてしゃべる“感覚派”Mの実況が
気に入らなかったようです。

アトランタ・アスレチック・クラブで行われたこの年のPGA選手権はラリー・ネルソンが
優勝を飾り、日本から参加した青木功が4位に入りました。早めにホールアウトしたあと
ゲストとして放送席で話しているうちにどんどん順位が上がって行きました。ハハハ。
翌年2月にアナウンス部を離れたために、ゴルフを実況することなどもうないだろう…と
思っていました。
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しかし、WOWOWでもう一度アナウンサーに戻っていた1995年、ジャマイカで開かれた
ジョニー・ウォ―カーが主催するエキシビションの実況を頼まれました。
大会前日に会場入りし練習ラウンドもしなかったジョン・デイリーが4日間のトータル
40オーバーを叩いて、それでも5万ドルぐらいの賞金を持って帰りました。
プレーオフを制したフレッド・カプルスが優勝し、100万ドルを獲得しました。

1997-2000年、PGA選手権を実況しました。
97年のウイングドフットでは最終日に猛烈なストームに襲われ怖い思いをしました。
長い中断のあと、コースを覆った木の枝を片付けてから再開された試合は18番グリーンに
虹がかかる中でデービッド・ラブ三世が初メジャーを手にしました。

99年のタイガー・ウッズ優勝は記憶が鮮明です。
スペインの若手、セルヒオ・ガルシアと激しいバトルを繰り広げました。23歳でしたが、
記者会見での堂々とした受け答えが強く印象に残っています。

2000年もウッズがプレーオフの末、連覇しましたが、忘れられないシーンがありました。
予選ラウンドを帝王ジャック・二クラウスと一緒に回ったのです。
60歳だった二クラウスは“最後のPGA”と宣言していました。二人を組ませることに
大会側は“新しい時代にたいまつが引き継がれる”意味を込めたのです。
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2日間とも、大勢のギャラリーがこの組についたのは言うまでもありません。
2日目の18番ホールに最後の大きなドラマが用意されていました。予選を通過するには
イーグルを必要とした二クラウスが2オンに成功し、可能性を残したのです!

スタンディング・オベーションの中を二クラウスが片手を上げ、軽くうなずきながら
ゆったりとした歩みでグリーンに向かいました。ウッズは少し遅れて歩いていました。
“ここは大先輩のための時間だ”とあえてそうしていたのだと思います。
このホールで二クラウスはイーグルをとれませんでしたが、観客を堪能させました。
“演出”は大成功だったのです。
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マスターズの2日目、18番グリーンに上がってくるベン・クレンショーの姿を見ていて、
このときのことを思い出しました。グリーンサイドには39年間 彼のキャディをつとめた
カール・ジャクソンがいて、感慨深げにクレンショーを見守っていました。
オーガスタでの最後のパットを打ってホールアウトしたあと、二人が交わす優しいハグは
涙でにじんでしまいました。
スポーツに限らず、アメリカは歴史や先輩を大事にする伝統があって羨ましいですね。
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松山英樹の4日間ともアンダーパーで回っての5位は見事なものでした。
惜しまれるパットが数多くありました。2009年の片山晋呉の4位が日本人最高位ですが、
内容のある“堂々たる5位”と言っていいでしょう。

すっかりツアーの一員になっています。体つきがしっかりしてきました。意図的に体を
大きくしているのでしょう。これからのますますの活躍が期待されます。
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by toruiwa2010 | 2015-04-13 08:35 | スポーツ全般 | Comments(6)
少し前のNHK「プロフェッショナル」がラグビー日本代表監督、エディー・ジョーンズを
取り上げていました。作り方にやや物足りないところはありましたが、日本人を母に持つ
オーストラリア人の“懐の深い”人間性に触れて感動しました。
楕円球をこよなく愛する人たち以外にはあまり知られていなくて盛り上がっていませんが、
今年はワールド・カップがイングランド(“英国”ではなく)で開かれます。
条件を満たせば、外国人でも日本代表になれることに疑問があって、応援しようという
気持ちが“もう一つ”でしたが、番組を見て変わりました。
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最後の行が変だなあと思う人がいると思います。日本人なら代表を応援して当然だと。
その通りですが、こんな書き方をするのは2年前を思い出すからです。
ウェールズに勝ったときのことです。
内容のあるいい試合をして日本が勝ちました。“快挙”です。しかし、こまかいことに
こだわるタイプの私には“外国人”の存在が気になって仕方がなかったのです。

2013.06.17のツイート

ラグビーでウェールズに勝ったらしい。
どえらいことだね。錦織がフェデラーに勝つより
はるかに大きな勝利だろう。ただねえ。
ラグビーのジャパンには金髪も褐色の肌の選手も
いるんだよなあ。めでたいけど、ピュア・ジャパンじゃ
勝てないはずと思わなければいけないのがつらいね。


そう、つぶやきました。
文字数に制限があるツイッターなのであえて使った二つのフレーズが反発を招くだろうと
覚悟していました。
“金髪や褐色の肌”は“外国人”よりイメージがはっきりするから使ったのだし、“ピュア・
ジャパン”は日本国籍の選手だけで構成する代表という意味でした。どちらにも差別の
意図などまったくありません。分からない人には分からない(by 西川前農相)でしょうが。
ハハハ。

ラグビーの代表チームが独特の構成になっていることを知ったのは2011年のワールド・
カップのときでした。国籍ではなく所属チーム、そのチームの所属協会を優先して代表が
決まることに強い違和感があり、「そういうルールだから」と受け入れる人が多いことに
ビックリもしました。

極論ですが、相撲の世界選手権があって多数のモンゴル勢が日本代表になったら奇妙だし、
優勝してもそれほど嬉しくないと思いませんか?
あり得ないけれど、サッカーの海外組が プレーしているそれぞれの国の代表になったら、
日本の残りメンバーではアジア予選すら突破できないのではないですか?
もっと“拡大解釈”すれば、チームもタイトルも金で買えてしまうことになります。
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経緯を知らないので軽軽に発言することに多少のためらいがありますが、ほかの競技を
参考にして、“代表”の基準を考え直すべきではないでしょうかね。
現行の「ルール」を薄く引き伸ばしていくと、仮に、20億円でパリのディズニーランドを
3日間借り切った中東の金満王子がその気になって半端なく強いチームを作って優勝を
さらっていくことも可能です。ハハハ。
いや、笑う話じゃありませんね。きっと、さまざまな事情があって作られたのでしょうが、
このルールには欠陥があります。正しい姿だとは思いません。

今年のワールドカップ(9月に開催)日本代表の第二次候補選手が昨日発表されました。
ニュージーランドやオーストラリア出身の選手がたくさん入ってますね。ルールを守って
選んでいるのですから問題はないのですが、私の抵抗感は相変わらずです。
本番の試合で、先発メンバーに外国人が5人も6人も入っている“ジャパン”を日本人が
違和感なく応援できるでしょうか?

もちろん、普通のラグビー・ファンは熱烈に応援するでしょう。
しかし、ワールド・カップではふだんはラグビーに興味のない人も大勢 詰めかけます。
トップリーグなど見ない人たちは、“ジャパン”のジャージを着た“明らかな外国人”が
ずっと国内でプレーしていることを知らないでしょう。「胸に桜のエンブレムがあったら
それはジャパンなのさ」と素直に考えられるのはかなり熱心なラグビー・ファンだけです。

ウェールズ戦のあとのツイートには激しく噛みつかれました。
「ルールの中だから問題ない」、「ラグビーを知らない」と。
“超スローボール”のときとよく似てます。やってられない。ハハハ。

…そんな風に考えていたので、「プロフェッショナル」でジョーンズ監督の人柄に触れて
胸を打たれ、考えが少し変わったのです。それほど魅力的な人物です。映像で見た現在の
代表には外国人と思われる選手の数が2年前にくらべ減っているような印象だったことも
プラス材料になっているかもしれません。単純。ハハハ。
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2019ワールド・カップは日本で開催されます。つい先日、その会場が決まりました。
最強・新日鉄の本拠地だった釜石が選ばれたのは素晴らしいニュースですね。
ボールを抱え、突進してくる相手をひらりひらりとかわしてゴールに向かって突っ走る
松尾雄治の姿が懐かしく思い出されます。
by toruiwa2010 | 2015-03-06 08:19 | スポーツ全般 | Comments(4)
40年以上、実況者として放送席に座りましたが、放送中に泣いたことはありません。
ただし、一度だけ「あ、これはやばいぞ」と思ったことがあります。
2003年8月25日の夜、ニューヨークのナショナル・テニス・センターで行われた
ピート・サンプラスの引退セレモニーのときでした。
アガシやクーリエら同世代の才能ある一団から抜け出して頂点を極めていくところを
見守って来ただけに彼に対する思い入れは強く、控室を出るときから「今日だけは
持ちこたえられるかどうか、自信がないなあ」と思っていました。ハハハ。
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ステージが整い、司会者にうながされ、子供を抱えてコートに入って来たサンプラスが
やむことのないスタンディング・オベーションに胸を詰まらせて“ぐしゃっ”となった
その顔を見た瞬間、目頭が熱くなりました。一番危ない場面でした。
たぶん、同じ思いだったのでしょう。となりに座る柳恵詩朗さんも、その向こうの席の
遠藤愛さんも目が赤く、問いかけてもごく短い答えしか返ってきませんでした。
多くをしゃべる必要がない場面だったことに救われました。

“アナウンサーだって人の子”です。
腹が立つこともありますし、泣きたいときもあります。
しかし、いちいち自分の気持ちに流されていたのでは仕事になりません。
T光アナのように器用に泣いて、番組を盛り上げる“達人”もいますが、多くのアナは
怒るまい、泣くまいと自分の気持ちを必死にコントロールしながら実況しているのです。

私が間一髪で辛うじて泣くのをこらえた翌年、私の後輩のアナが放送中に泣きました。
オリンピックの女子バレーボール最終予選で出場を決めた選手たちにインタビューした
フジテレビのMアナです。放送史に残る“大泣き”かもしれません。ハハハ。

当時の私のBBSにもたくさんの書き込みがありましたが、「ぎりぎりセーフ」もふくめて、7:3ぐらいで、“肯定派”が多かったのは意外でした。
もちろん、厳しい意見もありましたが、それは当然でしょう。
プロの立場で言えば、基本的には「まず、冷静に。お前が先に感動してどうする?」です。
しかし、物事は必ずしも原則通りにはいかないんですよね。
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アジア・カップの準々決勝で日本がUAEに敗れ、監督と長谷部のインタビューのあと
テレビ朝日のSアナのシメのアナウンスはずいぶん“センチメンタル”でした。私には
涙ぐんで話しているように聞こえました。長く同じ対象を取材していると、どうしても
感情移入してしまうことは私にも経験があるので単純に責めるつもりはありません。
しかし、2連覇を信じていたのだとすれば悲しいかもしれませんが、泣く話では
ないと思いますね。なぜ、そこまで情緒的になるかなあ…と、あの場面では絶対に
泣くことはなかっただろうという自信がある私は意表を突かれました。

スポーツ報道に関わるアナや記者が感情に流された実況をしたり、記事を書いたり
することには基本的には反対の立場です。しかし、“何でもかんでもダメ”と言うほど
“凝り固まった”考え方を持っているわけではありません。
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朝日新聞のスポーツ欄に“東西 トーザイ”と言う囲み記事があります。
その“筆致”は淡々と事実を伝えるほかの記事とは一線を画しています。いつごろから
そうなったのかは知りませんが、書かれている記事には記者の思いが詰まっています。
すべてを肯定するつもりはありませんが、思わず、うなってしまう記事もあります。
読者の中には感動で涙する人もいるようです。理解できます。

たとえば…
豊真将が引退を発表した翌日の記事→ bit.ly/1yFoe4Z

こういうのは“あり”だと思います。
書いたのは相撲班のキャップ?抜井規泰記者です。
最近、彼のツイッターをフォローし始めました。記事には出てこない“裏話”っぽい
呟きもあるからです。

01/13抜井記者のツイート

大相撲初場所3日目。
本日最も沁みた言葉。
✳︎分かる方だけ
「魁聖は、大丈夫です…………。
僕は、大丈夫じゃないです。悲しいですねえ。
今度あの子を見つけたら、手をつかんでですねえ、
本当は大丈夫じゃないって言ってくれるまで、
手を離しませんから」
魁聖。

01/22の抜井記者のツイート

大相撲初場所12日目。本日最も沁みた言葉。
「僕は大丈夫じゃないですww」
魁聖。
ちなみに、あの女の子とは、ちゃんと仲直り(?)
したそうです。

“あの女の子”とは2日目にNHKで見た“あの子”のことでしょう。
女性目線にこだわったこの日の序盤、平井理央が“出待ち”の若い女性にインタビュー中、
うしろを魁聖が通りかかり、気づいた平井がその女性に「魁聖さんが来ましたけど?」と
向けましたが、彼女は「大丈夫です」と即答&スルーしていました。ハハハ。

こういう話は、放送にも記事にも出てきません。
インパクトがあるエピソードさったのですから、本当はNHKが “後日談”を取材して
中継の中で伝えるべきなんですけどねえ。それがスポーツ放送に“幅”を持たせるのだと
信じる私なら実行したと思いますけど、お堅いNHKじゃねえ。ハハハ。

実況にも記事にも喜怒哀楽を織り込むことがあってもいいと思います。
要は、“ほど”と言うことでしょうか。

お知らせ

新年から(正確には年末から)FC2でも”営業”しています。
エキサイト・ブログに不具合が発生したときのためです。
まったく同じ内容ですが、テンプレートが変わると、印象も
変わるようです。よろしかったら。 bit.ly/1AkCkch

FC2で更新するのは気に入ったものだけの予定ですが、
とりあえず、感覚をつかむまで毎日…

by toruiwa2010 | 2015-01-25 07:32 | スポーツ全般 | Comments(2)
ここ数年、日本ボクシングが元気ですね。
熱狂的ではないものの、好きな競技です。初めてボクシングを見たのは1950年代半ば、
兵庫・西宮球場で行われたエキシビションです。中学生でした。
当時世界フライ級チャンピオンだった白井義男のほかに、東洋ミドル級チャンピオン・
前溝隆男がいました。すね毛が濃かった白井はまるで黒いスパッツを履いているように
見えたことを鮮烈に覚えています。
フジテレビに入社したときは、先輩の中にボクシング担当アナがすでに3人もいたので
“回避”しました。デビューまで10年ぐらいかかりそうだったので。ハハハ。

1982年2月にフジテレビ・アナウンス部から報道センターに異動したとき、「これで
ボクシングを実況するチャンスは永久になくなった」と思っていました。
しかし、その後 出向したWOWOWで思いがけない展開を迎えました。
1990年11月に開局特番として、東京ドームでジェイムズ・ダグラスに敗れてタイトルを
失ったマイク・タイソンの復帰第2戦を中継することになったのです。
ボクシング実況は初めて、ナマで実況するのも8年9か月ぶりでした。スポーツ・アナに
とっては“致命的な”ブランクのあと…私としたことが、緊張しました。ハハハ。
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ノンタイトルでしたが、タイソンの試合は3回、ほかに、ホリフィールドやレナードの
試合を実況することができました。特に、1991年の3月と6月にラスベガスのミラージュ・
ホテルで行われたタイソンvsラドックの2試合はいい思い出です。
タイソンが心身ともに100%充実していた時期だと、個人的には思っています。

去年の暮れはフジテレビとTBSが盛大に放送してくれましたね。
TBSの方は紅白と重なったために見られませんでしたが、30日のフジテレビの4試合は
じっくり楽しませてもらいました。

フジテレビ・ボクシング担当者に告ぐ:
湘南乃風?ちょっとカッコよかった。
しかし、直後のCGに「CRIMAX 2014」と
出たよね。RとLの発音はたしかに難しいけど、
スペルを間違えちゃしょうがないだろう。
誰も気づかなかったのか?

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格闘技ですからショーアップするのはいいでしょう。
しかし、カッコつけて横文字を使うならちゃんとチェックしないとダメでしょう。
私など 外国人に「英語は話せるか」と聞かれたら「a little bit」と答えますが、それでも、
1秒足らずしか画面に出なかったこのCGは目に留まってしまいました。
何か“特殊なセンサー”がついているのかもしれません。関係者には気の毒なことに。
ハハハ。

村田諒太には少しがっかりしました。
世界ランク9位だそうですが、このクラスの世界の選手層はもっと厚いと思っていたので、
ビックリしました。本当に力のある選手はラスト10秒をもっと有効に使うけどなあ。
ミドル級でここまでランクを上げた日本人は初めてだし、“日本期待の星”と呼ぶことに
あえて反対はしませんが、村田を持ちあげ過ぎる放送席には辟易しました。
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6戦無敗…とは言っても、私はまだ信用していません。
“今年の終わりには世界挑戦”という声も聞こえています。「本当かい?」と思います。
ええ、疑っています。
もし、フジテレビが強引にセットするのではなく、彼の実力を評価してチャンピオンが
タイトルを賭けた試合に応じたら“まいった”です。
今年の暮れの“大誤算シリーズ”に入ること間違いなし。ハハハ。
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21歳の若さで2階級制覇を狙う“怪物”・井上尚弥の相手はタイトル防衛が27回という
“レジェンド”・ナルバエスでした。とんでもないチャンピオンです。
ずいぶん、無謀なことをするなあと思っていましたが、完勝でした。“あっぱれ”です。
何よりよかったのは“これこそ彼の階級”がはっきりしたことです。
これで、ずいぶんストレスから解放されることになるでしょう。それは彼の選手生命を
伸ばすことになると思います。

ただし、私が心奪われたのは敗者の姿でした。
ベルトの贈呈などのセレモニーが終わり、家族をリングに呼び上げて記念撮影する勝者を
“前”チャンピオンは子供とともに見ていました。なかなかできることではありません。
アスリートの偉大さは負けたときに現れますね。
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記念撮影のあとに始まった勝者のインタビューのときもリングの上に残っていた彼を見て
「うそだろう?」と思いました。
「戦えてうれしかった」と語った井上が終了後、ナルバエスに歩み寄って握手をしたのも
よかったですね。
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かつてNHK「プロフェッショナル」で「強さイコール優しさだと思ってるんでね。
やっぱし、試合終わって相手を称えられない人間なんて、そのうち、すぐ負けますよ」と
話していた長谷川穂積の言葉を思い出しました。

ビデオの再生などで残り時間がタイトだったのか、放送席は最後まで立派だった敗者に
触れることはありませんでした。
ただし、実況アナの名誉のために書いておくと、まるでタガが外れたように興奮していた
香川照之を抑えることで精いっぱいだったのでしょう。同情します。ハハハ。
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by toruiwa2010 | 2015-01-07 09:33 | スポーツ全般 | Comments(6)
金じゃないらしいけど…

11/04のツイート

阪神・新井が退団を決断…とスポニチが。
2億円から7000万円への減俸だと、およそ1/3になる
わけだからなあ。プライドもあるからわからんでもない。
しかし、94試合で打率.244、3本塁打、31打点じゃ
しょうがないと思うけどねえ。


…どうやら「金ではなく出場機会を増やしたいから」だということのようです。それなら
分からなくはありません。しかし、阪神がいったんその額でオファーをしていたとなれば、
他球団が大きく上回る額を出すとは思えません。成績も下がっていますから、どうしても
足元を見られることになります。

ある球団で行きづまったとき、新天地を求めるケースはよくありますが、うまくいくとは
限りませんね。球場の大きさも影響しているのでしょうが、広島から阪神に移って以後、
ホームランをふくめて長打力が落ちました。外野から見れば、出番が減ったのも納得です。
37歳かあ。どこか興味を示すチームがあればいいですが、仮にあっても、レギュラーの
位置を確保するのは難しいでしょうね。
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古巣・広島が手を差し伸べ、合意に達したと報じられています。
結局、今シーズンの年俸の1/10、2000万円だそうですが、「金じゃない」が本心なら、
文句はないのだと思います。来シーズンの新井に注目しましょう。


メディアには笑うが

錦織…ファイナル進出だけでなく「世界ランク5位」には驚く。
素直に脱帽だ。それにしても、日本メディアはどうしたんだ。
これまでファイナルについて触れたこともないのに、今日は
グループ戦の組み分けまで伝える。恥かしくないのだろうか。
ちなみに私は恥を知ってるけどね。

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初戦、マレーにストレート勝ち…相手にかつての力がないにしても、波に乗っています。
このままグループの1位になって決勝まで進出する可能性も出てきました。
昨日は早朝から、メディアが時間と紙面を割いて教えてくれました。テニスの世界では、
ツアー・ファイナルはシーズンの最後を飾り、グランド・スラム4大会に次ぐレベルで
ありながら、わずか1年前まで、大会のHPで確認しなければ結果が分からなかったのに。
ハハハ。

同じことを何度も書くのは私もうんざりですが、“叩かれっぱなし”の朝日新聞も11/5付の
朝刊にグループ分けと展望を載せていました。
そりゃまあ、日本人選手も出ていない海外の大会のことを記事にしても読む人は限られて
いるかもしれないけど、だからと言って、錦織出現で手のひらを返したように、そして、
ずっと、そうしてきたかのように報道する姿勢は滑稽ですね。ハハハ。

一方、ゴルフのHSBCチャンピオンズ(世界選手権シリーズ)最終日、岩田寛が3位タイに
なったことに触れたテレビはなかったような。はじめ、格下の大会と思ってし まいました。
しかし、強い選手も出ているし、アメリカとヨーロッパのツアーに入っているのです。
松山英樹や石川遼ならかなり大きく伝えたでしょうがね。やれやれ。


踏ん張りどころだね

11/07のツイート

村上佳菜子…ノートに大きな字で”リセット”と書いていた。
単純なリセットでは大きな成長は難しい。
これまではどこかに「真央ちゃんやアッコちゃんは抜けない」
という甘えはなかったか。
二人がいない中でどれだけ吹っ切れるかだ。心構えが試される。

11/08のツイート

村上…”新エース”のプレッシャーもある中で
最初から失敗が続いた。
「オペラ座の怪人第二部」と言っても審判には関係ない。
これでは上位を脅かすことは無理だ。
ファイナルに進むのも難しいのではないか。
一度、“死にもの狂い”になってみよう、村上。

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村上のSPの前と翌日のFSのあとにこうつぶやきました。
浅田や鈴木が“健在”のころから、村上は期待していた選手です。国内では無敵状態の
浅田に対して、追い抜くのは難しくても“脅かす”存在にはなると楽しみだったのです。
彼女にとっての“不幸”は日本選手が男女とも仲良しだということかもしれません。
憧れ、リスペクトする先輩が常に近くにいることで自分の立ち位置が理解できなかった
気がしてならないのです。

ずっと歯がゆい思いで見続けてきましたが、二人が“不在”の今シーズンこそ存在価値を
周囲に見せつける絶好の機会のはずです。
初戦で表彰台に乗ったことは評価できるのでしょうが、1,2位を独占したロシアの若手と
くらべるまでもなく、不満が残りました。
そろそろ“幼さ”から脱皮してもいいのではないでしょうかね。この際、ほかのコーチに
つくなど、思い切ったことをやらないと後悔することになります。「ああすればよかった」、
「こうすればよかった」と。

ロシア勢が充実している女子ですが、ソトニコワがロシア大会を欠場したため、村上が
GPファイナルに出場するチャンスは厳しい条件付きながら残っているようです。
「出られないようなら“新エース”の資格なんてない!」ぐらいの強い気持ちを持ち、 
歯を食いしばって臨んでほしいものです。

今シーズンからボーカルつきの楽曲が解禁になっていますが、まだ違和感があります。
…と言うか、邪魔です。歌詞が伴う分、楽曲の解釈はますますややこしくなります。
もともと、音楽や絵画をどう理解・解釈するかは心の中の問題だし、その表現が正しいか
どうかを判断し、点数で示すのはきわめて難しいことだと思っています。
楽器だけでもそうなのに、歌詞が加わることで複雑さは増します。

しかも、編集してありますよね。詩は全体でひとつの世界を描いているわけですから、
一部だけを抜き取ったら、書いた人の気持ちは伝わりません。今は英語が多いようですが、
日本語や中国語を使われたら、審判や観客は選手が何を表現しているのか分からないまま
見たりジャッジしたりすることになります。そんなことできますか?
来シーズン、また禁止になったりして。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2014-11-11 09:24 | スポーツ全般 | Comments(9)
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08/12のツイート

先々週、先週の「アメトーク」・高校野球大好き芸人は
面白かった。自分を全打席敬遠した明徳義塾の投手と
対面したとき、松井秀喜は「僕を全国区にしてくれて
ありがとう」と言った。
その河野はまだ野球を続けていて、その背番号は55…。
今年は甲子園を見る時間が増えそうだ。


“はまり込んでいる”芸人たちが熱っぽく語る思い出の試合や秘話は、彼らのことだから
少し“盛って”あるのでしょうが、最高でした。編集でカットするのは惜しい話が多くて
2週に分けて放送したのでしょう。大正解でした。
名前を聞いても分からなかった芸人はともかく、トータルテンボス・藤田などはそれなりに
売れてるでしょうし、アンジャッシュ・渡部やザキヤマなどは超多忙なスケジュールだと
思うのですが、よく時間を見つけるものだと感心します。もっとも、好きなことだったら
どなたもどんなことをしても時間を作るものですが。
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大阪・千里山で暮らした昭和30年代初めの5年間は中学・高校生だった私もよく甲子園に
観戦に出かけました。当時の高校野球の人気も今ほどではなく、春なら毎日、夏は朝日が
熱心に伝えるだけで、ほかの新聞・テレビは“ライバル”のイベントに手を貸すものか…
とばかりに無視していました。そのせいばかりではないでしょうが、決勝戦に関西勢が
コマを進めないと、スタンドはガラガラだったものです。

その甲子園に久しぶりに足を運んだのは1978年の日米野球でシンシナティ・レッズが
来日したときでした。この年からMLBの実況を始めてどっぷりと“つかって”いて
情報提供の役回りで関テレに呼ばれたのです。東京の民放のアナとして、一度でいいから
甲子園で実況したいと願っていたので実況ではないものの、初めて放送席に座れるんだと
喜んだのですが、座らされたのはネット裏の客席の一角でした。ハハハ。

“ひょんな”ことから、あこがれの放送席に座り、しかも高校野球の実況までできたのは
WOWOWに出向したおかげです。2年間で20試合以上実況しました。いろいろあって
ヘッドセットマイクをつけたのは7年ぶりぐらいでしたが、楽しくやれました。
詳しいことは、今週末の“自薦・厳選”でどうぞ。
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芸人さんたちの損得なしの“熱さ”にそそのかされた形で、ツイートした通り、今年は
高校野球を見る時間が数年ぶりに増えました。アナウンサーになってからも時間があれば
テレビを見ていましたが、松井秀喜の全打席敬遠で一気に熱が冷め、数年前の履正社の
トリック・プレーや去年?のカット打法などで、“楽しもう”という気が薄れていたのです。
“幻想”は持っていないものの、どこかにまだ高校生らしさを求めるからでしょう。
今回の件の“伏線”です。

毎日、リハビリなどのスケジュールの合間を縫って少しずつですが見ています。
“ひっかかる”ものがあるたびに呟きつつ。
…大ポカをやってしまいました。

08/10のツイート

高校野球:日刊SPA!がまとめた“野球留学”についての
データが面白い。代表校の中でゼロは15校だけ。
事情はいろいろあるのだろうが八戸学院光星の18人中17人、
二松学舎の16人、明徳の15人など、どう説明するのか。
笑うしかない。多くのメディアは知らん顔だが。

日本文理vs大分…実況担当は入局11年目らしい。
しかも、大阪勤務。将来有望と見られているのだろうか?
それにしてはアナウンスが幼いなあ。
昔、 NHKの11年目と言えば、もっとできあがっていたが。
第1試合のアナもルールの知識がひどかった。

解説者が“球持ち”と言った。アナウンサーはスルーした。
野球界だけでしか通じないこの言葉が何を意味するか…
知っているのはたぶん見ている人の5%もいないだろう。
説明しないのなら解説者に言わせない教育をしておけ。


08/12のツイート

黎明 霜に光る明星 
池は近く ふかき木立
我等学ぶ この水上
さながら清らなり 常に行う
めざめわかきたましい
ひびけ空と地(つち)の声々
明星 明星 明星学園 …
母校の校歌だ。 高校野球のたびに誇らしく思い出す。
伝統校ほど「なんとかしてやれ」という校歌が多いね。


08/14のツイート

昨日の鹿屋中央―市和歌山、延長12回裏、1死1・3塁で2ゴロ…
セカンドが判断を間違えて1塁に送球した。アウトだったが
3塁走者が還って試合は終わった。気の毒だが、たぶん
一生悔やむことになるだろうプレーになってしまった。
それはそれとして不思議な現象が起きた。(続

続)当初、記録は“2塁ゴロ”だったが“内野安打”に
訂正されたのだ!本塁に送球してもセーフだったと
判断したためだそうな。大会本部は「ルールブックに
記載のないもの。あの場面でのフォースアウトは
意味のないもの」と説明した。
ふーん、意味のないプレーってあるんだね。


…ここまでは、ほとんど反応もありませんでした。しかし。

08/14のツイート

東海大四のピッチャーのスローカーブ・・・
ダメとは言わないが、少なくとも、投球術とは
呼びたくない。意地でも。
こういうことやってると、世の中をなめた少年に
なって行きそうな気がするが。ハハハ。

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ツイッターが炎上しました。
時間の経過とともに私への批判は激しさを増し、ほぼ正確に1日半、ノーガードで
パンチを浴び続けました。
前段については「緩急をつけることは投球術じゃないか」、「どれほど厳しい練習の賜物か
分かってるか?」、「プロでも投げる選手がいる」、「お前の投球術とは?」などさまざま。
後段については「彼の人格を否定するものだ」、「スローボールを投げると世の中をなめた
人間になるのか?」の2点にほぼ絞られていました。

夜11時に一度横になりましたが、リビングに戻って以下のツイートを書き込みました。


08/15のツイート

8月14日11:23:48に送信したツイートには
言葉が足りない部分と、逆に余計な部分がありました。
西嶋投手とその関係者の目には触れていないと思いますが、
不快な思いをさせたことお詫びします。ごめんなさい。
なお当該ツイートは削除しました。


以上が、@toruiwaツイッター炎上の経緯です。

何が足りなくて何が余計だったかについて簡単に書いておきます。

2台のテレビを並べて高校野球とMLB(岩隈登板)を見ていました。音声はMLBでした。
西嶋の投げたボールが画面の上に消えて行ったときは何が起きたのかとびっくりしました。
4回裏、九州国際大付属の先頭3番打者に対する1球目でした。ストライクに見えましたが、
判定はボールでした。審判の“何かに耐える”ようなジェスチャーがとても印象的でした。
試合後、審判部内、本部内で議論された可能性はあると思います。

問題のツイートはその直後に書いたものです。
まず思ったこの1球の目的は意表をつくこと、相手を撹乱すること、緩急をつける一環…
しかし、高校生のテクニックとしてどうだろう?ということでした。
ルールに違反していないし、選択肢としては“あり”だと思います。投げること自体に
反対しているのではありません。前段の骨子は「投球術じゃないぞ」ということでした。

球種を変え、投球のテンポを変え、緩急、高低を使って内外角に投げ分ける。
打者の読みを外しながらこれらを組み合わせていく…私がイメージする“投球術”とは
そういうものです。「ほら見ろ。緩急を使うのは投球術じゃないか」と言われそうですが、
私が言いたいのはあの“スローボールを投げること=投球術”ではない…ということです。

昔は、400勝投手の金田だって投げていました。彼にしてみれば遊びだったでしょうが。
しかし、西嶋にあの球が必要か?となれば、私の答えはNoです。
彼の投球を見れば、カーブ(彼にとってのノーマルスピード)とスライダーをうまく使って
130キロ台のストレートを早く見せる工夫がきっちりできていました。
4球投げたスローボールを除く149球で相手を抑える“投球術”を持っているのです。

私が「いやだな」と思った“超スローボール”はこのときの1球しか確認していません。
もし4回に、4番・5番に投げた“テレビ画面に収まる”スローカーブがこの4球の中に
含まれているのなら、その球は私の感覚でも投球術の中に入ります。

“あの1球”の直後に書いたため、ツイートにその辺の説明が足りないのは事実です。
ただし、ネットでは“あのボール=なめた投球”と書いているように言われていますが、
それが間違いだということは確認しておきたいと思います。すでに、書いたことになって
いますから、いまさら、どうにもならないでしょうが。

次に考えたのは、西嶋が「これが投球術だ」と錯覚(私に言わせれば)し、仮にこのまま
勝ち進んだりすると、野球を甘く考えてしまうのではないか。なめてしまわないか。
そのあとの人生にとっても、それはいいことじゃないなあ…ということでした。

…言葉が足りていません。
そして、使う言葉を決定的に間違えました。「世の中をなめた」はまったく“余計”でした。
言い方はほかにいくらでもあったのに。

すべてのリクエストに答え切れたとは思いませんが、これが精いっぱいです。

15日深夜に謝罪のツイートは書いていますが、西嶋投手本人が直接の謝罪を求めるなら
そのようにさせていただきます。北海道へも行きます。大会終了後になるでしょうが。
ご本人、あるいはまわりの方で彼の気持ちを知っている人がいたらご一報ください。

この件ではダルビッシュ有選手とも簡単なやり取りがあり、それがまた、
攻撃の材料になったりしました。長くなるので明日改めて…。


コメントについて

承認制で書き込みは基本的に自由でしたが、
18日午後1時以降、書き込みを禁止としました。

大量のコメントで対応できなくなったからです。
ご了承ください。

by toruiwa2010 | 2014-08-18 08:42 | スポーツ全般 | Comments(99)
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日本のゴルフ・ファンにとってはうれしい朝になりました。 
松山英樹が難産のプレーオフの末、アメリカ・ツアーの
初優勝を飾りました。それも、ジャック・二クラウスが
ホストを務めるザ・メモリアル・トーナメントを制して。

最終日を3位でスタートし、インで単独トップに立ったあと、
終盤はかなり乱れましたが、優勝を争ったババ・ワトソンも
苦戦する中で18番ホールのバーディ・パットをねじ込んで
先に上がっていたケビン・ナとのプレーオフに。
最初のホールで相手がクリークに落としたこともあって
優勝をものにしました。
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本格参戦1年目の快挙です。
初めから自信を持っての参戦だったようですが、それにしても
こんなに早く初優勝するとは思いませんでした。
注文がないわけではありません。18番でTショットを曲げて
ドライバーを折りました。たたきつける感じではなかったものの
イメージはよくありません。スロープレーを注意されたことも
あります。気をつけるに越したことはありません。

若いし未知の境遇ですからいろいろ言われますが、勝って謙虚に、
足元を見つめて自分を磨き上げてほしいと思います。
おめでとう!!

by toruiwa2010 | 2014-06-02 07:40 | スポーツ全般 | Comments(0)