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岩佐徹のOFF-MIKE

toruiwa.exblog.jp

実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

カテゴリ:テニス( 91 )

”凱旋V”が期待された大坂なおみが決勝で敗れた。

準決勝の出来と決勝の第1セット・第1ゲームを見て

「相手が棄権するんじゃないかな」と妻に言った。

左のももにテーピングを施し、大坂のサーブでは 少し

遠いボールは追わないと決めているように見えたからだ。

集中を欠いた大坂にミスが多く、我慢のプレーを続けた

プリスコバの老練さにやられた。若いだけにこれからも

こういうことはあると思う。

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試合後、“疲れ”を口にしていた。

実は…大相撲7日目の国技館に大坂が来ているのを見て

嫌な感じがしていた。シードされている彼女の試合は

水曜日だから時間的な余裕があったのは事実だ。ときに

リラックスすることも必要だ。しかし、大会が始まる

2日前に観劇・観戦に出かける光景は普通 あまり見ない。


彼女のスケジュールは分からないが、マイアミを本拠に

していて、1月から切れ目なくトーナメントに出ている。

もしかすると、今年初めての“来日”だったかもしれない。

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急激にランクアップし、知名度も世界的になった大坂に

スポンサーが殺到したはずだ。彼女が日本に来たときに

公式の挨拶や催しものへの出席、会見また会見、取材…

どうしたって、知らない間に疲れがたまる。


石川にしても錦織にしても、10代でこの活躍は立派。

マスコミの取り上げ方がすごいのでスポンサーもつく。

しかし、“両刃の剣”…リスクは大きい。

2人とも、壁に当たるときがくる。

「スポンサーのために」が仇になる。

調子が悪くてもケガをしていても、プレーする…

どこかで誰かがブレーキをかけないと大成しないまま、

選手生命を終わることになるぞ

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石川遼と錦織圭が人気上昇中の2009年春にそう書いた。

タイトルは“若きアスリートの危うさ”だった。

一人は日本でトップに上り詰めたあと本場・アメリカに

渡ったが、壁にぶつかった。もう一人はケガを除けば

ほぼ順調に成長し、ワールドクラスの選手になった。

大成しないまま終わるという私の”予言”は11敗か。

ハハハ。


“誰かがブレーキをかけないと”は大坂にもあてはまる。

マネジメントを任されたエージェントがスケジュールを

しっかり管理することが求められる。言われるままに

オファーを受け入れていたら選手が疲れるのは当然だ。

選手にかわって、断るものは断って選手がいい体調で

試合に臨めるようにするのが彼らの役割の一つだ。

大坂のエージェントがIMGだと知ってびっくりした。

大手中の大手の事務所じゃないか。IMGがついていて

なぜ、こんなことになるのか分からない。


“若きアスリート…”にはこんなことも書いた。

選手がビッグになり、エージェントがしっかりしないと

契約を盾に、スポンサーが関わっている大会への出場や

イベントへの出席が求められる。石川がマスターズで

予選落ちしたあと日本に戻って翌週のトーナメントに

出ていたのはその典型だ…と。


同じことが大坂なおみに降りかからないことを願う。

日本人の場合、契約に基づく義務commitment以外にも

義理・人情がからむ。気兼ねや遠慮(同じかw)などで

ややこしいことになりかねない。アメリカ育ちの大坂の

メンタリティはそれほど“ウエット”ではなさそうだが。


一番よくないのは周囲の“いけいけどんどん”ムードに

乗せられて急いでしまうことだ。信頼できるコーチに

出会い、急激に成長したが、まだまだ、彼女の心身は

この上のランクの過酷な環境にはnot readyだと思う。

まず、今の足場を固める。更なるステップアップは

すべての“準備”ができてからでいい。


IMGにはその辺の手綱さばきを間違えないでほしい。


by toruiwa2010 | 2018-09-26 07:01 | テニス | Comments(3)

13日に帰国して、大勢の記者を相手に会見を開いたから、

週末のテレビは大坂なおみ“フィーバー”だった。

予想もしなかった”偉業”を達成した若いアスリートだし、

可愛らしくとても魅力的なキャラクターの持ち主だから、

メディアが関心を寄せるのは当然だし、理解できる。


盛り上がったSNSで話題になっていたことのひとつは

会見でメディアが彼女にぶつけた質問の中身だった。

指摘の中には「そりゃそうだね」と納得する、あるいは、

“元職”としてはちょいと恥ずかしいものもある。

ただし、彼女を相手にテニスと関係ないことを聞いて

どうするんだ?というバッシングには反論しておく。


試合の直後じゃない。セレナが“荒れ狂って”いたとき、

表彰式がブーイングの中ではじまったときに何を考えて

いたか?…などはすでに明らかになっていた。

大騒ぎしている日本人の大半はどう考えてもテニスに

それほど興味があると思えないし、いきなり飛び出した

ニュー・ヒロインについて何の情報も持っていない。

チャンスはたぶん1問だ。さあ、何を聞くか?

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…だから、彼女がどんな人物かが分かるような質問が

多くなったのはやむを得ないと思う。逆に、ほんとに

テニスの話を聞きたかったのかと問うてみたい。

あの場で「勝因は?」、「どのへんで勝てると思ったか?」、

「第1セット・第4ゲーム、15-15から打ったベース・

ライン後方からのフォアのダウン・ザ・ラインはかなり

自信になったのではないですか?」などとと聞くことを

願っていたのかと。


そんなことはどうでもいい。私がもっと気になったのは

“アイデンティティ質問”だ。


ハフィントン・ポストの浜田です

海外の報道などで、大坂さんの活躍とか

存在というのが古い日本人像を見直す、

考え直すきっかけになっている、という

報道がある。自分のアイデンティティを

ふくめてその辺をどう受け止めているか?


通訳が英語に訳して伝えても大阪は質問のポイントを

理解できなくて戸惑っていた。

確認を求められた浜田記者は、こう問い直した。


いわゆる、古い日本人像、というものが、

日本人の間に生まれた人が日本人という

古い価値観があるが、大坂選手の活躍で

バックグラウンドが報道される中で

その価値観を変えよう、変わろうとする

動きが出てると思うが…

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もういい。同じことしか言ってるじゃないか。ただし、

最初に質問したときから、私には彼が何を聞きたいのか

よく分かった。“敏感”だからだ。彼の質問のキモは…


あなたの出自や外見を考えると

古い日本人のイメージと違うが、

自分を何人と考えているか?


そういうことなんだ。

“日本人の間に生まれたのが日本人”…21世紀のいま、

どこを探せばそんな価値観を持った日本人がいるのか、

教えてほしいぐらいだ。聞きたいことはひとつなのに、

気遣ったつもりが、回りくどい言い方になってしまい、

結局、何を聞きたいかが伝わらなかった。


いや、通訳も意図をしっかり理解したと思う。しかし、

ダイレクトな言い回しで大坂に伝えることを拒んだのだ。

同時に、記者に対する怒りもあったのだろう。あんた、

何聞いてんだ?ちょっとおかしいんじゃないの、と。

最終的に、大坂が「自分のアイデンティティについては

あまり考えない。私は私。(Imjust me)」と答えたあと

記者がさらに「もう一問だけ」と食い下がったときに、

「いや結構です」と突っぱねたことでよく分かる。


いろいろ、会見を見ているが、主催者や司会者ではなく、

通訳者が質問をさえぎるのは初めて見た気がする。

拍手を送りたい。

あ、アイデンティティについて尋ねることが不適切だと

言っているのではない。それこそ、テニスに関係ないが、

記事を書く上で必要なら聞けばいい。聞くなら聞くで、

“単刀直入”に行きなさい、と言っている。


大坂はアメリカでいくつかのTVに出た。その一つは

アカデミー賞の司会もしたことがある女性がホストを

つとめる人気番組「エレン・デジェネレス・ショー」だ。

セレナが表彰式の檀上で何を囁いたかを尋ねられた。


Shesaid, like, she was proud of me

andthat I should know that the crowd

wasn'tbooing at me,

(あなたを誇りに思うわ。ブーイングは

あなたに対してじゃないのよ)


同じ部分をこう訳しているツイートを見かけた。

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なおみ、このブーイングは私に対してで、

あなたに対してではないからね。

私は貴方を誇りに思う。


ウソだよね。

全部聞いても、文字に起こした英文の記事のどこにも

セレナが「ブーイングは私に対してのものだ」などと

言っているところはない。アメリカ在住の人に英語に

関してクレームをつけるのは恐縮だが、1万人以上の

フォロワーがいるし、このツイートを4000人近くが

リツイートし、7000以上の“いいね”がついてるから、

見過ごすわけにはいかない。これだけの人がこの話を

信じ込んで、「セレナってかっこいいね」と思ってしまう。

それはまずいよね。


ちなみに、アイデンティティについて問うとき、私なら、

「東京オリンピックに出たいですか?答えがイエスなら、

どの国を代表したいですか?」と聞く。

本当に知りたいことはそうじゃないかもしれないが、

この会見で聞けるのはそこまでだ。とことん聞きたきゃ

One on one(11)のインタビューを申し込めばいい。


6分ほどの大坂なおみの出演部分は

yourubeで見ることができる。

goo.gl/Ks4DV5

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告白しておく。


この記事を書く過程で、ハフィントン・

ポストが朝日新聞“系”であることを

初めて知った。トホホ。


by toruiwa2010 | 2018-09-19 07:00 | テニス | Comments(0)

大坂なおみの全米オープン優勝はあっぱれだった。

当然だが、日本だけでなく世界中が称賛した。相手の

“メルトダウン”もあったが、チャンピオンにふさわしい

プレーが勝ち取った堂々たる勝利だった。

できるなら、彼女の強烈なサーブをセレナのラケットが

弾いた瞬間からティファニー製のトロフィーを抱くまで、

一点の曇りもない状態で喜べる状態にしてあげたかった。


普通、こういうケースは試合が終わったあと、ファンや

メディアが語るのはプレーそのものだが、今回はだいぶ

様子が違う。プレーよりむしろ彼女のコメントに注目が

集まっている。司会者に「夢だったセレナとの決勝での

対戦が実現したわけだが、どんな気持ちか」と聞かれて

大坂は「初めに違うことを話したい。みんながセレナを

応援していたのは分かってるわ」のあとにこう言った。

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I'm sorry it had to end like this.


sorry”をどう解釈するかで内外メディアがざわついた。

日本メディアの多くは「…なのに、私が勝っちゃって

ごめんなさい」というニュアンスで字幕を付けた。

最初に見たとき、私はそうじゃないだろうと思った。

「こんな結果になって残念です」だと。


彼女が言う“こんな結果”(正確にはこういう終わり方に

なってしまった”だが)は、勝敗ではなく 終盤にいろいろ

あったこと全体を指していると思ったのだ。

sorryって言えば、なんでもかんでも謝罪している

思うのは素人だ…ぐらいに思った。ハハハ。


ネットを見ると、英語の達人ポイ人の中にも私と同じ

解釈をする意見があって、ほら見ろと心強かった。


しかし、二日後、やはりネットで見たツイートによって

間違いに気づいた。


Ijust felt very emotional, and I felt like

Ihad to apologize.”

@Naomi_Osaka_on why she apologized

duringthe trophy ceremony


翌朝のTODAY(NBCのワイドショー番組)に出演した

大坂のコメントの最後の部分をそうかいてあったし、

動画にもその通りの音声が入っていた。

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とても気持ちが高ぶって、

あやまらなければと思ったの。

(大坂なおみは表彰式で謝罪した理由をそう話した)


本人の意図は“残念”じゃなくて“謝罪”だったんだ。

この件はこれで終わり!


あの女子決勝はもう一つの“騒ぎ”を残した。

セレナによる主審の“糾弾”だ。


まず、“コーチング”でワーニング(警告)が出たことを

彼女は納得しなかった。のちにコーチは認めているが、

彼女の主張は「やっていない。ズルをするぐらいなら

負けた方がいい」だった。かなりしつこく繰り返した。


何故か分からないが、彼女は自分の主張が通って警告は

取り消されたと考えていたフシがある。そう思う理由…


せっかく、ブレークアップしたのにすぐに自分のミスで

ブレーク・バックされて腹をたて、ラケットを壊して、

警告を受けた。2度目のバイオレーションだったから

ポイントを失った。次のゲーム(2セット第6ゲーム、

大坂のサーブ)15-0で始まることになった。


しかし、彼女は“デュースコート”に立った。その位置は

ゲームの第1ポイントで立つところだ。彼女の耳には

ラケットを壊したあと、主審が場内にアナウンスした

“ポイント・ペナルティ”が聞こえていなかったのだ。


6ゲームが始まるとき、主審が「15-0」とコールした。

セレナが 最初の警告がそのままになっていることに

気づいたのはその瞬間だったのだろう。

だから、審判台に歩み寄って「私はコーチングは受けて

いない」と告げた。もちろん、認められない。


大坂が簡単にキープして3-3

7ゲームをセレナが落として大坂の4-3となった。

ベンチに戻ったセレナが再び主審に語りかけた。

いわく、「あやまって頂戴。私は一度もコーチングなんか

受けたことがないんだから」。


ここでYou are the liar! とはっきり言った。“嘘つき”と。

そして、次のゲームに備えてコートに出ていくときに

立ち上がりながら言い放った。

You stole a point from me, you’re a thief,too.

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私から理由なくポイントを奪った。だから、あなたは

泥棒だ…というのが彼女の論理なのだ。“too”は数分前の

liar”を受けていると思う。ウソつきだし泥棒でもあると

言いたいのだろう。


感情を抑えて対応していた主審の堪忍袋の緒が切れた。

code violation,verbal abuse,game penaltyという三つの

単語が聞こえた。反則があった。言葉による暴力だ。

三度目の警告だからⅠゲーム相手に与える…。

大坂はサーブすることなく第8ゲームをキープした。


しかし、二人とも事態をちゃんと把握していなかった。

大坂の姿は映っていなかったが、セレナはレシーブの

構えに入ろうとしていた。第8ゲームはすでに大坂の

ものになっていて ここはゲームカウント5-3、セレナの

サーブで第9ゲームを始める場面だというのをセレナは

まったく分かっていなかった。


主審はこの状況をはっきりさせるために主審が二人を

呼び寄せて説明した。初めて、ゲーム・ペナルティを

理解したセレナは納得せず、レフェリーを呼ぶことを

要求した。もちろん、ペナルティは撤回されず、大坂が

そのままセレナを押し切った…という流れだ。


公式の記者会見などから、セレナの主張が少し変わった。

男子選手はもっとひどいことを言うのに

警告は受けることはない。

これはsexism…性による差別だ、と。


さらに、私は女性たちの権利と平等を

めざして戦うためにここにいる、とも。


私には“唐突感”が否めないが、アメリカのメディアは

飛びついた。合点がいくところもあったのだろう。

特に、男子は罰せられないのに、女子は…という点だ。

たしかに、それは事実だから“ダブル・スタンダード”と

呼ぶこともできる。


しかし、ここでプレーしていたのは二人の女性だった。

ミックス・ダブルスの試合中に、女子選手にだけ厳しい

ペナルティが課されたのなら“性による差別”論は立派に

成立するだろうが、セレナと大坂の試合がフェデラーvs

ナダルと違う“基準”で裁かれても差別とは思わない。

少なくとも“性差別”とは。


セレナは「私には娘もいる」とも言っている。だから

ズルはしないんだ…と。だったら、言っておく。


Watch your mouth と。



12:30 追記



イギリスの高級紙・タイムズによれば、

審判たちはUSTA(米テニス協会)からの

支援がないとして、今後 セレナの試合を

ボイコットしようという動きがあるそうだ。

実現するとは思わないが、不幸な話だ。


by toruiwa2010 | 2018-09-12 08:39 | テニス | Comments(7)

USOPEN Women’s Final

Naomi Osaka d. Serena Williams 62/64


まず、大坂なおみに謝りたい。

ほぼ同じスコアで“負けるだろう”と予想していた。

あなたの力を見くびっていた。特に新コーチのもとで

精神面が大幅に改善されていたことを。ごめんなさい。

戦う前から 対戦相手を“子供のころからの憧れ”などと

言ってるのを聞いて、こりゃダメだときめつけた自分が

はずかしい!

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試合が始まって、ベースラインからの打ち合いに勝ち、

ダブルフォルトもあって0-30になるのを見て、これは

“いい試合”になるかもしれないと思いなおした。

1セットの展開は予想されたものだった。セレナの

立ち上がりは集中力が整わないことが多く、あっさりと

落とすことがよくあるからだ。


2セットに入ってセレナのエラーが減りはじめ、先に

ブレークされたときは「まずいぞ」と思ったが、すぐに

追いついたのが大きかったね。

そして、スタンドからのコーチングがあって、見た目は

冷静に対応していたセレナがペースを乱した。


警告、ポイント・ペナルティ、ゲーム・ペナルティ…と

主審がルール通りに処理したが、セレナが暴発した。

明らかに、内部が崩壊した。

試合後、笑顔で大坂を祝福するなど、いくつかの場面で

いい態度を見せたが、主審との握手を拒んだ。最悪だ。

彼女には“歴史”がある。グランドスラムの優勝回数では

1位かもしれないが、エバートやグラフほどリスペクト

出来ない理由はそこにある。


2セットに入ってセレナの調子は少し上向いていた。

彼女のメンタリティなら「必ず逆転できる」と確信して

いたはずだ。しかし、いろいろありすぎて“いつもの”

彼女ではなかった。

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手で明らかなサインを送るコーチが映っていた。前から

“疑惑”があって、狙われたのかもしれない。セレナに

罪はないが、陣営として警告を受けるのはやむを得ない。

ラケットを壊してポイントを取られた。規定通りだ。

主審をliar(嘘つき)thief(盗人)と呼んだ。ペナルティが

3回目だからゲームを失うことになった。規定通りだ。


余談だが、1990年の全豪でマッケンローが失格になった。

前年まで失格になるのは4段階目だったが、この年から

3段階になっているのをマッケンローが知らなかった!


そんなことより大坂なおみだ。相手の“自滅”もあったが、

ペースを乱されることなくチャンスを自分のものにした。

2セット、逆転して4-3とリードしたとき呟いた。


あれ、もしかして勝てる?勝てちゃうの?

そんなわけないわよね。きっと、これから

調子を上げてくるはずだわ。

勝てるはずないもの。

優位に立った"格下"選手の多くがこのあたりで

そんな風に考え始める。実況していたとき、

コート上の試合を見ながらそう感じたことがある。


実況者の目に、選手の心理が見えることがあるんだ。

そうやって”大魚”を逃がした選手を大勢見た。

大坂にも同じ心配をしたが、杞憂だった。


堂々たる優勝だ。

日本人がグランドスラムで優勝する…生きているうちに

こんな感動を味わえるとは想像もしなかった。有難う。


そして、心からおめでとう!


SEXISM!!


女子決勝はセレナの言動で、本来なら世界中から

もっと手放しに褒め称えられていい大坂なおみの

GS初優勝に影を落とすことになった。


セレナによれば、もっとひどいことを言っても

男子は罰せられない。つまり性差別があるのだ…

ということのようだ。

現地では各メディアがそこに焦点を当てている。


少なくとも一部は事実なのだろう。

しかし、セレナに意図はなくても、結果として

負けた理由にすり替えることになったし、何より

純粋に大きな喜びの瞬間として記憶されるべき

大坂なおみの勝利を台無しにした。アンフェアだ。


セレナの罰金、17000ドル


USTAはセレナに罰金を科した。

違法なコーチングに対して4000ドル

ラケット破壊に対して3000ドル

審判への暴言に対して1万ドル…だ。


主審、カルロス・ラモス


私も現役時代によく見かけた。

オフィシャルとして定評あるポルトガル人だ。

男子は全グランドスラムと2012オリンピックの

決勝を担当しており、女子も全豪を除くすべての

決勝で主審を務めている。


蛇足


昨日はセレナのおかげで2本のかなり古い記事が

大勢の人に詠まれていたようです。よろしければ。


セレナを見舞った大誤審

~ホークアイ導入のきっかけになった~  

https://goo.gl/iAUE7V


ハリケーン“セレナ”~断固として主審を支持!

goo.gl/2HS26y




Men’s Semi Final

Novak Djokovic d, Kei Nishikori 63/64/62

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ジョコビッチに完敗したが、錦織は頑張った。

春先の状態を考えたら、よく準決勝まで進出したと思う。

720ポイントを獲得したから、新しいランキングでは

トップ10が見えるところまで上がるはずだ。11位でも

3000ポイントを持っているからここからはなかなか

簡単には上がれないだろうけど、私は、今年中に20

以内に戻るのも難しいと見ていたからビックリする。


日本メディアはグランドスラムのたびに“初制覇”とか

騒ぐが、そんなに簡単なら苦労はしない。前に書いたが、

1段階は未勝利のマスターズで勝つことだ。

その上で、グランドスラムのベスト4の常連になって

初めてチャンピオンの話になるんだ。


そのためには、“ジョコビッチ対策”の確立がマストだね。

サーブがよくなってる。打ち合いではほぼ互角だと思う。

しかし、何かが足りない。メンタリティ?

14連敗で通算215敗、最後に勝ったのはちょうど

4年前の全米だ。これほど圧倒的にやられる相手がいて

グランドスラムを獲った選手はいないはずだ。

日本人男子として史上最高のテニス選手だから一度は

いい思いをさせたやりたいが。


大谷翔平&田中将大


欧米のプロスポーツを取材した経験から、メディカル・

スタッフは信頼できると信じていたが、こともあろうに

大谷のヒジに関して診断を誤ってくれた!どう考えても

マウンドに戻るのが早すぎたということだ。手術するか

どうかは本人次第だが、球団が“勧める”と言ってる以上

Noとは言いにくい。

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よく分からないのは打者として出続けていることだ。

ピッチングとバッティングとではヒジの靱帯の動きが

違うのだろうが、釈然としない。しかも、結果がいいし。

ハハハ。

3試合連続4ホーマー(左から2)には恐れ入った。


ケガは残念だが、素晴らしいルーキー・シーズンだ。

いくら褒めても褒めたりない。

しかし、日本のメディアが盛んに煽る“新人王”は100%

ないと思う。よほどのことがないかぎり、ヤンキースの

アンドゥハ-(あるいはトーレス)に及ばない。


私の古い知識が正しければ、投票は全米野球記者協会の

メンバーが行う。ただし、全員が投票するわけではない。

ア・リーグの球団がある15都市から選ばれた2名の

記者だけが投票する。順位をつけた3名連記で。


だれがだれに投票したかは公表されなかったと思うが、

どこかから漏れる。不見識な票を入れた記者は釈明を

求められる。今年の新人王(Rookie of the Year)だったら

ヤンキースの二人が上位に来るだろう。それが”見識”だ。

3位にShohei Ohtaniと書く記者は多いかもしれないが、

1,2位に書くのはロサンゼルスの記者ぐらいではないか。


もし、結果が発表されたときに大谷に1位票が入って

いたら、きっと、“犯人”は特定され、なぜ?と聞かれる。

ただし、大谷の場合、分かりやすい“釈明”がある。

出場試合が限られた中で打者として立派な成績を残し、

投手でも4勝したじゃないか…

しかし、私にはヤンキースの二人、特にアンドゥハ-の

シーズンを通しての活躍が優先すると思う。

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日本時間の金曜日、田中は8回完封と、また好投した。

8月中旬以後の投球は充実している。


08/16 TBR X 6回 9安打 無四球・6三振 2点
08/21 MIA 6回 4安打(1HR)  1四球・4三振 1点
08/27 CHW 7回 10安打  1四球・7三振 4点
09/01 DET X 8回 7安打  1四球・6三振 1点
09/07 SEA 7回 3安打  無四球・10三振 0点


通算防御率が3.61まで改善したし、34イニングスで

被本塁打1…というのもいいね。


重ねて、104(日本時間)のアスレチックス戦には

ぜひ、田中を先発させなさい、と監督に進言しておく。

A’s戦は通算32敗、防御率は2.53だ。打線とうまく

かみ合えば、ヤンキースにいい結果をもたらすだろう。


by toruiwa2010 | 2018-09-10 05:48 | テニス | Comments(7)

全豪オープンが始まっている。メルボルンはかなり暑そうだ。

まあ、ポロシャツ+短パンだけで過ごせる その“暑さ”こそ、

真冬の日本から飛んでいく私たちにとってはこの街が好きな

最大の理由なわけだが。

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ヒルトン・ホテルは居心地のいいホテルだった。

毎朝4時過ぎ、ドアの向こうで“ドサっ”という音がする。

ボーイが新聞を投げ落としていくのだ。チェックインのとき、

The AustralianTheAgeThe Herald Sunという地元の新聞

3紙を頼んでおくと、滞在している間 無料で配ってくれるのだ。


6時に起きて、その新聞を拾い上げ、スポーツ・セクションを

抜き取り、7時に開く食堂に降りていくのがルーティンだった。

バイキングだが、食べるものはずっと同じだった。


トマト・ジュース、トースト2枚、

プレーン・ヨーグルトをたっぷり、

スライスしたグレープ・フルーツか

ドライ・アプリコット…。


火を使った料理を含まない“コールド・ミール”だ。

14年 通ったからスタッフもすっかり顔なじみだった。

フィリピン出身のリリーは優しくて、ときどき ゆで卵をそっと

テーブルに置いて行ってくれた。もちろん、伝票はコールド・

ミールのまま。ハハハ。

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同じように東南アジアからやってきたダグラスはいつも明るい

笑顔で迎えてくれた。役者にしたいようないい男だった。


そう言えば、このGシャツ…ライダー・カップのときに買って

あんなに気に入って着ていたのに 私はなぜ、そして、いつ、

捨ててしまったんだろう。馬鹿じゃないのか!

すぐに“次”が見つかるさ、と思っていたのだろうが、10年以上

探しているのに見つからない。ネットで見て「これだあ!」と

思っても、店に行って現物を見ると微妙に違うのだ。

どこかにきっとあるはずだが。

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話がそれた。

この食堂で 朝日を浴びて食事をしながら、持参した新聞から

放送用の小ネタを探す時間は一日の中で一番ゆっくりできた。

たまに、イギリス人のアナ、ウイリアムズが笑顔で寄ってくる。

「イワサ、フィリップの話を聞いたか?」などと。


私たちの間で”フィリップ”と言えば、ローラン・ギャロスの

センターコートにその名を残すフランス・テニス連盟の会長、

フィリップ・シャトリエのことだ。

この日の朝、ホテル内のホテルでひと泳ぎした彼は水着の上に

ガウンを羽織って食堂に現れた。支配人が近寄り、「お客さま、

恐縮ですが、当ホテルにはドレス・コードがございまして…」。

いつも、お澄ましの会長は、真っ赤になって退散した…とか。

ハハハ。


また、話がそれた。

聞くところによると、WOWOWは数年前からほかのホテルに

泊まっているらしい。条件のいいところが見つかったのだろう。

かなりの人数だから、15ドル違ってもトータルでは大きな

差が出る。プロデューサーを責めることはできない。

引退してから知ったのだが、陰で“天皇”と呼ばれていた私w

現役のころだったら強硬に反対しただろう。ハハハ。

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歩いて10分で会場まで行けるのがこのホテルの最大の長所だ。

1992年に初めて行ったころは、ハエが大量に飛んでいたものだ。

レシーブに態勢に入った選手の顔にも遠慮なくとまったりした。

ハエにとっては、試合中とか 関係ないもんね。ハハハ。


by toruiwa2010 | 2018-01-19 08:10 | テニス | Comments(2)

男子テニス、ベテラン勢の“復活”がうれしい。

今年の全豪はフェデラーとナダルの決勝でフェデラーが勝ち、

全仏はナダル、ウインブルドンはフェデラーが勝った。

ジョコビッチ、マレー、バブリンカらの充実ぶりを見ていると、

なかなか想像しにくい現象だったから、正直、びっくりした。

31歳になったナダルは2014年全仏以来3年ぶり、35(当時)

だったフェデラーの全豪優勝は2012年ウインブルドン以来、

5年ぶりのグランドスラム・タイトルだもの。

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もっと驚いたのは21日付のランキングでNo1に返り咲いた

ナダルの“快挙”だ。走り回って相手のボールを拾いまくり、

パワーにものを言わせてポイントを奪うプレースタイルだから

どうしてもケガが多くなる。デビューのころから キャリアは

短いだろうと想像していた。去年、クレーコートシーズンに

入っていきなり2勝したものの、全仏の3回戦敗退あたりで

「そろそろかなあ」と思ったが、違った。今年、全豪で準優勝、

全仏優勝で一気にトップが狙える位置まで盛り返していた。

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先行するフェデラーに“追いつき追い越せ”と頑張り、初めて

No1の座についたのが2008818日だ。それから数えると

9年と3日という時間が流れている。ATP史上最長のスパンだ。

もう一つ、2005425日に11位から7位に上がって以来

一度もトップ10を外れたことがないというのもすごい。


フェデラー、ナダル…テニス史に残るこの二人を見ていると、

Longevity(“長寿”)という単語を思い出す。立派だね。


ムスター、リオス、モヤ、カフェルニコフ、ラフター、サフィン、

フェレロ、ロディック…1990年代後半、目まぐるしくNo1

入れ替わった時期がある。サンプラスに衰えが見え始めたあと、

フェデラーが上り詰めるまでの時期だ。それなりに実績もあり、

力も持っていた選手たちだが、安定性に欠け、多くは合計でも

10週足らずでその座を降りている。

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全米オープンが始まる。

4大会の中で最もお祭り気分を感じるグランドスラムだ。

アーサー・アッシュ・タジアムの中段から上の席では客同士が

普通の声で話しているし、携帯で会話している客もいたりする。


今年度最後のグランドスラム大会が始まろうとしているのに

日本のメディアはほとんど何も伝えていない。理由は明白だ。

いつもなら、“グランドスラム初制覇に挑む”などの枕詞付きで

期待を煽る錦織圭が出ないからだ。 

どうしても、そうなるんだね。ま、それはどうでもいいや。


欠場は錦織だけじゃない。ジョコビッチ、マレー、バブリンカ…

トップ10の選手が4人も休むのは異常だ。テニス選手なら、

何があっても出たいはずのグランドスラムだもの。

防げないケガもあるだろうが、本人や周りが注意を怠らなければ

防げたものもあるのではないか?


ジョン・マッケンローも言っているように、これまで何度も

非難されてきた厳しい日程の見直しを急ぐべきだね。

シーズンを短くする。大会数を減らせないなら、ランキングを

決めるポイントの獲り方を緩めたり、上位選手に課している

出場義務を減らすなど、知恵を絞れば答えは見つかるはずだ。

ATPの財産である選手を守る努力をしないのは愚かな話だ。

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錦織のケガの原因がどういうものかは知らない。

しかし、“手首”のケガは選手生命に直結する可能性があると

考えるのが常識だろう。

松岡修造は“愛弟子”に激励のケールを送ったという。

「ケガは絶対治る!」、「ちゃんと治して戻ってくれば、

グランドスラム優勝するチャンスはある!」と。

読んだ錦織がどう思ったか知らないが、このまま“現役引退”に

追い込まれる可能性もあると言うのに、ずいぶん“能天気”だね。


年末までに1300ポイントぐらい失って、20位以下に下がる。

グランドスラムでは、早ければ3回戦でトップ4と対戦する。

ポイントを取り返すのは簡単じゃないぜ。


私が見ると日本人選手が負けるので、ファンとの勝手な約束で

錦織の試合を見ないようにしていたが、今大会はその気配りが

無用になった。復活した二人に焦点を合わせて見てみるか。

フェデラーが優勝すればグランドスラムを年間3勝に加えて、

20042月に初めてトップに立ってから137ヶ月を経て

No1に復帰する。ナダルの快挙を大きく上回る新記録だ。


そして、ナダルが勝てば、二人が2勝ずつ分け合うことになる。


で、改めてドローを見てびっくりした。

現時点で最強の二人だから、当然、シーディングも1-2だと

思っていたが、なんと、フェデラーが第2シードじゃないんだ!

ランキング2位のマレーの欠場決定が遅かったからだろうが、

これだと、実現すれば全米では初めてのフェデラーvsナダルが

準決勝ということになる。二人にとっても、ファンにとっても

不幸だし、もったいない話だ。


えーと、この記事には事実誤認が存在する

可能性があります。かつては“専門”でしたが、

テニスは私にとって遠いものになりました。

ご容赦を


by toruiwa2010 | 2017-08-28 08:29 | テニス | Comments(6)

女子決勝

Serena Williams d.Venus Williams 64/64


男子決勝

Roger Federer d.Rafael Nadal 64/36/61/36/63

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グランド・スラムの男女シングルス決勝に進んだ4人の選手が

すべて30歳代というのはオープン化されてから初めてだとか。

さまざまな環境が改善され、選手寿命が伸びているとは言え、

試合の日程が厳しさを増し、選手層が厚くなり、競争が激しく

なっている中だと考えると大変な快挙だ。


しかも、彼らはハプニングで勝ち進んだわけじゃない。

男子でNo1&2が早々と敗れたという“追い風”は吹いたが、

ベスト・オブ・5セット・マッチを6試合勝って決勝の場に

勝ち進んだことは賞賛に値する。しかも、全員が元No1だし、

GSだけでもトータル60ものタイトルを持った実力者たちだ。


年齢とともに、GSのタイトルが遠くなるのは仕方がない。

フェデラーには35歳という年齢が、ナダルには度重なるケガが

立ちふさがって来た。その二人が勝ち進むさまをネット上で

眺めるのはこのうえない喜びだった。

しかし、まさか二人揃って決勝に来るとは思っても見なかった。


14年に及ぶテニス実況のキャリアの中でマイクを着けるとき

最も心が躍ったのはピート・サンプラスとアンドレ・アガシの

試合だった。プレー・スタイルが対照的だったし、性格もまた

正反対の二人が対戦するとき、朝から気分が高揚したものだ。

いい試合になることが期待されたし、解説の柳さんもいつも

気合が入っていて、満足できる放送になる条件が揃っていた。

そして、ほぼ例外なくいい試合になったし、いい放送になった…。

と思う。ハハハ。


最近10年ならフェデラーvsナダルだろう。

昨日、この試合を担当したNアナも特別な思いがあったはずだ。

“特別”だったのはアナだけじゃない。ナダルも試合後に語って

いたように二人にとっても特別な戦いだし、世界中のファンも

「これは特別だ」と思いながら見たことだろう。


土曜日から風邪気味のうえ、あいにく、昨日は前からの予定で

関西まで日帰りの旅をした。帰宅は午後7時半、第4セットに

入ったところだった。

疲れていたため、スコアはおろか、メモも取らなかったので

細かいことが書けないが、十分に見ごたえのある決勝だった。

どうしても、デビューから見守ってきたナダルに肩入れして

しまったが、フェデラーのファインショットにも酔った。

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圧巻だったのは第5セット第8ゲーム。

1ブレークずつでフェデラーが43とリードして迎えた。

試合の大詰めだ。一つのミスが致命傷になる場面でナダルが

ダブルフォルトもあって040と追い込まれた。あきらめず、

そこからジュースにしたいかにもナダルらしい頑張りにしびれ、

デュースのあと、激しいロングラリーを制したフェデラーの

鮮やかなフォアの強打に心を揺さぶられた。


4・第5セットしか見られなかった中では“白眉”だった。

13セットにあれを超えるゲームがあったとは思いにくい。

あったとしたら、それを見逃したことが悔しい。ハハハ。


9ゲームで1540とされたフェデラーが逆転し、そのまま

ナダルを押し切って、優勝をもぎ取った。マッチ・ポイントが

チャレンジで決まるという“今どき”の結末だった。

2012年ウインブルドン以来、通算18回目のグランドスラム・

タイトルには心から「おめでとう!」だね。脱帽だ。


フェデラーの喜びは誰にも理解できる。

しかし、テニス・ファンには表彰式でグッド・ルーザーぶりを

見せてフェデラーをたたえたナダルをぜひ記憶してほしい。

チャンネル7HPにこう書いてある。

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Rafael Nadal’s speech in finishing runner-up

in the Australian Open after five epic,

heartbreaking sets is why this man is soloved

and respected on and off the court


素晴らしい5セット・マッチの結果、全豪オープンで

2位に終わったナダルのスピーチはなぜ彼がコートの

内外を問わずこんなにも愛され尊敬されているかの理由だ。


勝機は十分にあっただけにナダルは悔しいだろうが、今大会の

テニスを見たらまだチャンスはあると思う。なにより、君には

ローラン・ギャロスというリビングルームが待ってるじゃないか。

多くのファンと一緒に5月を楽しみにしてるよ。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2017-01-30 08:14 | テニス | Comments(12)
コメントへの返信を兼ねてエントリーとして
更新します。

シンさん、吉岡正晴サン、花みさきサン、ケイさん、
"取り込み中"のためまとめての返信でお許しください。

ナダルが勝った件、ウイリアムス姉妹による決勝の
録画放送の件、情報、ありがとうございました。

フェデラーxナダルの決勝…実現の確率は20%程度と
思っていましただけに、現実のものになったこと
私も嬉しいですが、ファンのために喜びます。

姉妹の2003年の決勝は見損ないました。
現地のスタッフから許諾を求める電話をもらいましたが、
今日の決勝の前に"あおり"としてみせるのだと勘違いを
してしまいました。CDを持ってますからいいですが…。

1995全米を思い出します。
男子はサンプラスxアガシ、女子はグラフxセレス!!
1位と2位、女子はCo No1同士の対決でした。
私は2試合とも実況でき、至福のときを味わいました。
関係者全身にとっての"ドリーム・ファイナル"でした。

新年早々、テニス・ファンには願ってもない贈り物です。
いい試合になることを祈ります。お楽しみください。

それにしても、これほどの出来事をYAHOO NEWS は
スポーツ欄でも扱ってない⁉(04:00 AM)
錦織圭については、どうでもいいことまで取り上げるのに。
だから、日本メディアはダメなんだなあ。

by toruiwa2010 | 2017-01-28 04:16 | テニス | Comments(8)

すごいね フェデラー!


リアルタイムで錦織のプレーを久しぶりに見た。いや、約束を

破ったわけではない。PCでスコアを追いながら大河「直虎」を

見たあと、チャンネルを変える途中、WOWOWが映ったのさ。

TBの末 第1セットを錦織が取ったときはフェデラーにとって

2セットを取り返すことが“マスト”だなと思っていた。


プレーを見たのは第4セット・第4ゲームだ。

フェデラーが第2セットを取り返し、第3セットが一方的に

なったとき、錦織がまたけがをしたのかと思ってつぶやいたが、

「いや、相手が絶好調なんだ」というリプをもらっていた。

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確かに、たまたま見たこのゲームでも、ボールをとらえるのも

速いし、動きやショットにキレを感じた。バックのダウン・ザ・

ラインなどは私が実況をしていたころとほとんど変わらない。

フルセットに持ち込まれたが、しっかり勝ち切った。

錦織が負けたのはほんの少しでも、私がテレビを見たからでも、

松岡修造が言う「尊敬する気持ちが出てしまったから」でもなく

この日のフェデラーがよすぎたからだ。

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35歳のロジャー・フェデラー、すごいなあ。尊敬する。

常識的にはとっくに引退していてもおかしくない年齢だ。

2005年の夏だったが、2012年のオリンピックがロンドンで

開催されると決まったとき、母親に電話をかけたフェデラーが

「絶対そのときまでプレーする」と告げたという記事を読んだ。


「そのとき31歳か、オリンピックが花道だなあ」と思ったが、

直前のウインブルドンで優勝、オリンピックも決勝まで進んだ。

“引退”など、とんでもなかったね。ハハハ。

その後も去年の8月まで“トップ4”にとどまり続けていた。

見事なものだ。この位置を保つには試合数をこなさなければ

いけないわけで 生半可な節制ではないと思う。尊敬のゆえんだ。


GOAT(ゴート)”という言葉がある。Greatest of all timeの略で

“史上最高の選手”を意味する。テニスやゴルフでは“who”が

しばしばディベートの対象になる。

フェデラーがグランドスラム・タイトルの数でアサンプラスに

追いつき、追い越したころ、「サンプラスこそGOATだ」と

言い続けた。私のテニス実況人生が彼の全盛期と重なっていて

"思い入れ"が強かったからだ。

今は、素直に「GOATはロジャー・フェデラー」と言える。

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今日のQFの相手はズベレフだね。2回しか対戦してないから

11敗は参考にならない。“勝つ”ことが前提だが、日程的に

SFまで2日休めるのは大きいかもしれない。

マレー、ジョコビッチが敗れたこともあり、どこかのサイトに

dream final(夢の決勝)が視界に入ってきたと書いてあった。


Roger Federer vs Rafael Nadal


うーん、それは見たいなあ。実現の可能性は20%ぐらいか。

低く考えていた方が実現したときの喜びも大きいし。ハハハ。


どうにかしないと


No1&2の“早退”で錦織に大きなチャンスが来たと思ったが、

初のグランドスラムへの道は険しいことを思い知らされた。

フェデラーに負けたのはそのせいではないが、相変わらず

ケガが多いなあ。


思うに、陣営が考えていた以上の速さで

彼のランクが上がってしまったという

ことではないでしょうか?

もちろん、悪いことではありません。

しかし、その結果、時間をかけて筋力や

スタミナをつけるトレーニングをして

行こうと考えていた計画が大きく狂って

しまったのだと思うのです。


彼が急激にランキングを駆け上がっていた20095月に

「若きアスリートの危うさ」というタイトルでそう書いた。

日本のスポンサーとの契約があって、基礎的な体力作りを

しなければいけない時期にそれができなかった…と思うのだ。


どんなに鍛え上げていたって、ケガをするときはする。

しかし、錦織の場合は“ここというとき”にケガをするよね。

歯ぎしりするファンは多いはずだ。簡単ではないだろうが、

克服しないとグランドスラムのタイトルは近づかない。
by toruiwa2010 | 2017-01-24 08:17 | テニス | Comments(7)

Kei Nishikori d Rafael Nadal 62 67 63

錦織圭が日本人として96年ぶりにテニスでメダルを獲った。快挙と言っていい。

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1セットを簡単に先取したあとの第2セットも第7ゲームのブレークでリードを広げた。

5-25-4でのサーブを連続ブレークされてタイブレークに持ち込まれた錦織はそのTB

あっさり落として1セット・オールにされるとバスルーム・ブレークをとった。

ナダルも続いてコートを出て行った。


ナダルは4分弱で戻ったが、錦織がなかなか戻らない。何度も入退場口の方を見ている。

6分半を過ぎたところでラケットを手にコートに出て行った。気温がどれぐらいだったか

分からないが、身体を冷やさないように小刻みに動かしながら錦織を待った。9分を過ぎて

一度、チェアに座った。10分半でようやく錦織が帰って来た。ラケットを取ってコートに

出て行った。第3セットが始まったのは第2セット終了からおよそ12分後のことだった。

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事実関係を書くとそうなる。

枕もとのスマホでセット・オールになったことを知って起きたから、ここまでの経緯は

ライブで見たわけではない。ビデオで確認した。


テニスの大きな大会では試合中に一回のバスルーム・ブレーク(3セットマッチの場合)

認められている。時間は“理にかなった時間以内”…となっているはずだ。どれぐらいの

長さになるのかは分からない。ナダルを見ても4,5分というのが常識だろう。

どう考えても11分超は長すぎる。この段階では錦織の意図はハッキリしない。

しかし、ネットの記事(@niftyニュース)に…


試合後、「トイレットブレークもあったが

どう立て直したか」という報道陣からの

質問に対し、「ナダルにあれ(2セットのプレー)

続けられたら、ファイナルセットもまずいかな

というのは、頭の中にあった」と語っており…


と書いてあった。この「」部分が正確なら、錦織は相手に傾いている流れを変えるために

ブレークを取ったことになる。そして、体調が悪かったとか、トイレが遠かったわけでは

ないようだから、“11分”に及んだのもその狙いの延長線上になると考えられる。

Gamesmanship…駆け引きだ。

今はどうか知らないが、中南米の選手は形勢が悪くなるとやたらインジャリー・タイムを

要求したものだ。故障個所が違えば何度でも認められるから、あっちが痛いこっちが痛い…

終わるころには全身が故障だらけということになる。ハハハ。


銅メダルも、ナダルに勝ったことも“快挙”だが、このやり方、私は好きじゃない。

ナダルだって同じ時間休んだんだからいいじゃないかという声も聞くが、待たされる方と

意図的に待たせる方が過ごす時間の長さは決して“同じ”じゃない!

96年ぶりのメダルがどうしても欲しかったのだろうが、そのために11分超のトイレは

客観的に見て実に“アンフェア”だと思う。ナダルの3倍の尿がたまっていたら別だが。

ハハハ。

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コピーライターの糸井重里のツイートだ。バカ言っちゃいけない。名前のある人だから

ネットニュースにも取り上げられている。困ったもんだ。

思った通りだが、日本のメディアはこの件にはほとんど触れていない。海外メディアが

どう伝えるか知りたいところだが、記事は見つからない。


わずかに、スペインのSNSに「シャワーでも浴びてたのか!」という投稿があったり、

母国の先輩 コンチタ・マルチネス(94ウインブルドン優勝)が「ニシコリが“シャワー”を

浴びていたバスルームからいったいどれだけ時間がかかったのかしら」と皮肉っぽく

コメントしているのを読んだだけだ。


…だからいいじゃないか? そうは思わない。

審判が問題にしなかったのだから、ルールの範囲内だということは分かるが、ナダルへの

“リスペクト”という点で疑問がある。憧れの的だったロジャー・フェデラーが相手でも

まったく同じことがやれるか?と聞いてみたい。

しかも、開会式で選手の代表は「スポーツマン精神にのっとり、“正々堂々”と戦う」と

誓ったのではなかったか。


断っておくが、一方的に錦織を悪者にするつもりはない。

この試合に限れば、錦織の方が“better player”だったのだ。明らかにイラついてしまった

ナダルにも“非”はあると思う。術中にはまってしまった。

ただし、日本のファンやメディアが「クレバーだ」「さすがだ」と褒めたとしても、錦織は

気を付けた方がいい。海外メディアがそう見ただろうか。下手をすると、“勝ちたいあまり

トイレに10 籠った男”と言われかねない。


糸井と違って、私のようなもののブログは無視されるだろう。

重箱の隅をつつくような意見だと言われるかもしれない。

そう、私はうな重の、内側が紅く塗られた重箱の隅にメシ粒一つ残さないタイプなんだ。

それでも勝てばいいんだ…と言うなら、これ以上、私が書くべきことはない。

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by toruiwa2010 | 2016-08-17 08:59 | テニス | Comments(78)