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岩佐徹のOFF-MIKE

toruiwa.exblog.jp

実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

カテゴリ:サッカー( 55 )

今年になってからだと思うが、中田英寿が出演する保険会社の

CMが流れている。彼が宮大工を経験するというコンセプトだ。

何が目的でどれぐらいの期間やるのかが、ネットに出ている

説明を読んでもよく分からない。最近、分からないことだらけ。

ハハハ。

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“大工”の仕事だって簡単じゃないのに、寺社の建築・改修を

専門とする“宮大工”は特別の道具類を使いこなさなければ

仕事にならないはずだ。つまり、素人が出る幕はないと思うが、

中田がいい加減なことをするとも思えない。続編・“その後”が

何らかの形で見られることを期待しよう。


中田はいつまでも頭の片隅に残っているフットボーラーだ。

初めて、彼を見たのは1994年だった。どこが主催したのか

記憶がないのだが、イタリアのユースと対戦した日本ユースの

メンバーに彼がいた。練習を取材して、話を聞いた気もするが、

まったく覚えていない。彼のことだから、きっと、まともな

受け答えをしてくれなかったと思う。ハハハ。


Jリーグ時代は接点がなかったが、1998年に彼がイタリアの

ペルージャに移籍してから実況する機会が増えた。

メモを振り返ると、初めはあまり担当させてくれなかったのに

12月ごろから、極端に増えている。何か理由があったはずだが、

これも記憶がない。


このシーズンの最後の試合(vsAC Milan)の結果にペルージャの

残留とミランの優勝がかかり、WOWOWは現地からの中継を

決めた。試合の翌日が全仏オープン開幕という日程だったから、

プロデューサーは私の可能性を初めから外していたと思うが、

強引にねじ込んだ。


5/16 日本発ミラノ着 車でトリノへ セリエA関係の取材

5/19 車でミラノへ ミラノ発パリ着 テニス関係の取材

5/22 パリ発ローマ着 車でペルージャへ 

5/23 ペルージャvsミラン 実況 車でローマへ

5/24 ローマ発パリ着 全仏オープン初日実況

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これでやれる。1シーズン、中田にこだわってきたんだから

ぜひ、俺にやらせてくれ…とかき口説いた。

無茶な話だが、私の”熱意”がプロデューサーの“懸念”に勝った。

ハハハ。


このときではなかったが、イタリアで食事をしたことがある。

ベルマーレで彼の先輩だった信藤健仁さんが一緒だったからだ。

しゃれたレストランでプロデューサー、信藤さん、私、中田に

彼のマネージメントをしているスタッフ…という顔ぶれだった。

このときも、彼とどんな話をしたのか思い出せない。”ネタ”を

仕込む絶好のチャンスだと思うだろうが、プライベートの場で

仕事がらみの話はしない主義だったし、信藤さんと彼の関係を

最優先して、口は挟まないようにした気がする。

はるかに年下なのに、自分のやっていることに自信がある男の

堂々とした立ち振る舞いに圧倒された。


そのとき、特に紹介はなかったが、素敵な雰囲気の女性がいた。

彼に“お似合い”の女性に見えた。今、どうしているのだろう?

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先日、外出したとき、”宮大工”の中づり広告に目が留まった。

映っていない何かを見上げている中田の写真を見て、ここまで

書いてきたようなさまざまなことが一気によみがえった。


そう、2006623日早朝(日本時間)のドイツでブラジルに

逆転負けして、日本代表のワールドカップが終わったときも、

彼は長い間、ピッチに横たわって空を見上げていたなあ。

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数日後、10年間、日本サッカーの先頭に立ってきた中田英寿が

現役引退を表明した。29歳、美学を貫いた引退だったと思う。

プレーをしているとき、彼の談話に鼻白むことが多かったが、

あの頃は、自分自身、チームメイト、メディアに対して 常に

“もどかしさ”があってそういう対応になったのだろう。


ピッチに横たわって空を見上げていた中田の頭にあったのは

「だから言ったじゃないか」という怒りではなく「やっぱり、

ダメだったか」という虚脱感・絶望感だったのではないか。

こうなると、“戦う”ことはできない。“引退”は必然の選択

だったのかもしれない。


…長い時間がすぎ、世界を旅して経験を重ねたいま、ワールド

カップなどで聞く話は面白い。“宮大工”のCMにも、何らかの

メッセージが込められているような気がしてならない。


by toruiwa2010 | 2018-01-12 08:26 | サッカー | Comments(2)

ネットで見かけたSportivaがどういうメディアかは知らない。

興味をひかれたのはこの見出しだった。


北澤豪が「これだけは許せなかった」という

岡田監督の裏切り采配


北澤豪…“キーちゃん”のニックネームで知られる、サッカーの

元日本代表だ。肩まで伸びた長髪をなびかせてピッチを激しく

走り回る選手だった。読売ヴェルディにはかっこよさで人気の

選手が多かったが、北澤は格別だった気がする。

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記事にある“岡田の裏切り”が、1998年、ワールド・カップの

開幕目前に北澤と三浦知良が代表メンバーから外された件を

指していると、サッカー・ファンならだれでもそう思う。

しかし、岡田武史監督にしてみれば、誰かをカットしなければ

ならなかったわけだから、“裏切り”は語感が変だよね。


北澤の話はこうだ。

“カット”を言い渡されたとき、一つだけ確認した。

「俺のポジションがなくなったわけですね。じゃあ、4-4-2

やらないってことですね?」と。

このとき、監督は「そうだ」と言ったが、ワールド・カップの

ジャマイカ戦後半は4バックだった。「ふざけんなって思った」。


ほかにそれらしき部分が見当たらないから、北澤が”裏切り”と

感じたのはこのことらしいが、少々、説得力に欠ける。

戦術の変更はそんなに珍しいことではないのだから。


カズと北澤はその日のうちにキャンプ地を離れた。

記憶が定かではないのだが、日本では、その後数日間、二人の

行方が分からなくなっていたようだ。

このとき、二人は すぐ帰国すると騒ぎになるから、しばらく

世間から“消えよう”と決め、イタリアでプレーしたことがある

カズになじみのミラノに滞在していたのだ。

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「気持ちの整理はつている。魂は向こうに置いてきた」

帰国したカズはそう話した。北澤も同じ気持ちだったろう。


その北澤とはユーロ2004で一緒に仕事をした。ある日のこと、

ホテル近くのレストランでプロデューサーと食事をしていると、

彼の携帯が鳴った。少し、話をしたあと彼は「分かりました。

すぐ手配します」と言って電話を切り、ホテルに戻って行った。

「ちょっとトラブルで」の言葉と注文ずみ料理を残して。

ハハハ。


この日、北澤がリスボンに到着する予定になっていたのだが、

電話をしてきたマネジャーが「パリで接続便に乗り遅れた」と

伝えてきたのだ。到着が1日遅れても放送に問題はなかったが、

空港に迎えに行ったスタッフへの連絡や飛行機の手配のために

プロデューサーはホテルに帰ったのだった。


聞けば、“時間的に間に合わなかった”のではなく、パリから

リスボンに飛ぶ便の搭乗アナウンスを“聞きそこなった”という。

大の大人が2人いて、聞きそこなうか?

…そんな疑問がわく。そして、すぐに「ははーん」と思った。


1998ワールド・カップの開催地がパリだったことを思い出せば、

答えは簡単だ。日本を出る前から“仕込んで”いたか、それとも

パリで接続便を待っている間に“ひらめいた”かは分からない。

しかし、まあ、きっと、そういうことだよ。ハハハ。

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翌日、彼がリスボンに姿を見せたとき、“もの分かり”がいい

私たちは、もちろん何食わぬ顔で出迎えた。解説も上機嫌で

やってくれたし、きっと彼にとっていろんな意味で忘れがたい

いい旅になったことだろう。彼のたびに喜ぶ。

だからと言って「うまいことWOWOWをだましてやった」とは

思わないように。ハハハ。

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by toruiwa2010 | 2017-12-26 08:41 | サッカー | Comments(0)

中村俊輔が横浜F・マリノスからジュビロ磐田に移籍した。

発表された本人の“声明”には具体的には書かれていないが、

昨シーズン、いろいろなことがあったようだ。

スコットランドのセルティックなど海外を含めて素晴らしい

実績を残した選手だが、38歳になり、自分のキャリアをどんな

形で終えるかをじっくり考えた末の結論だったのだろう。

“望まれた”環境の中でやるのが一番だと思う。

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左足からの芸術的なフリーキックに魅了されたファンは多いが、

私はある時期の彼と自分を重ねたことがある。


2006515日、ジーコがワールド・カップ代表に決まった

選手の名前を淡々と読み上げていった。2002年、トルシエから

連絡を受けた協会スタッフがメモを読んだときと違い、今回は

あの選手の名前もあった。それが中村俊輔だ。


自信…というより確信があったと思う。世界レベルで通用する

その左足に寄せられる周囲からの信頼は感じていたはずだ。

もれでも、名前を呼ばれるまでは安心できなかっただろう。

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この4年間は長かったことでしょう。その分、

喜びはだれよりも大きいのではないでしょうか。


当時のブログにそう書いたことを覚えている。


くらべるのは失礼だ…と批判されるのを覚悟して書くのだが、

私は彼のこの4年間を、砂をかむ思いで過ごした自分の年月と

重ね合わせて考えるときがあった。


フジテレビでアナウンサーだったのは821月までだった。

上司と“うま”が合わず、志願してほかの部署に異動したからだ。

情ないことに、辞令を受け取った瞬間から後悔が始まっていた。

それぐらいなら、異動を希望しなければいいのに。ハハハ。

その日から、「いつか必ずマイクの前に戻る」との、強い意志を

持ち続けた。その気持ちだけが支えだったかもしれない。

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家にいれば、常にテレビでスポーツを見る。

「自分なら、ここでこう聞くぞ」とか「今はその話じゃなくて、

こっちの描写をするべきだろう!」など、テレビに向かって

突っ込みまくっていた。ハハハ。

音を消し、頭の中で自分なりの実況をすることも多かった。

シミュレーション、イメージ・トレーニングと呼んでいた。

誰も知らないwその日々は出向したWOWOWで報われた。

異動の辞令をもらってから8年半が過ぎていた。


代表から声がかからなかった4年間を中村俊輔がどんな気持で

過ごしたのかは知るすべがないが、私にとって、この8年半は

途方もなく長い時間だった。

サッカーは実力の世界だから、彼は「実績さえ積んでいけば

望む場所に行ける」というたしかな希望を持っていただろう。


しかし、私の場合は「こうなれば夢がかなう」という“形”が

示されていたわけではなく、明確なゴールもなかった。

出口が見えない真っ暗なトンネルを手探りで歩き続けるような、

実に頼りない感覚の中にいたことを思い出す。


私は67歳までしゃべっていた。

サッカー界ではキング・カズやゴン中山がまだ頑張っている。

俊輔には気がすむまでボールを蹴り続けてほしい。


by toruiwa2010 | 2017-01-11 08:37 | サッカー | Comments(0)
地球の真裏でリオ・オリンピックが始まった。
本来、アスリートたちが持てる力を発揮して、フェアに競い合う姿を楽しむスポーツの
祭典のはずなのだが、テレビを見ながら、イライラしている自分に気づくことが多い。
放送のやり方がこちらの気持ちとマッチしないのが主な理由だ。

当ブログが放送についての不満を書くとき、民放のことが多いのだが、今大会はNHKも
なかなか“頑張って”くれている。ハハハ。

開会式前日に競技が始まり男子サッカーがナイジェリアと戦った。
スタジオからマイクを受け取ったあと、実況の鳥海貴樹アナのアナウンスはこうだった。
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日本の闘いのときです。
若き日本代表がメダルを目指しての闘いがいよいよ今日から始まります。
勝てない世代と言われた選手たちが世界の舞台で力を示すときがやってきました。
リオデジャネイロ・オリンピック、明日の開会式を前に行われますサッカー男子、
グループB、日本の初戦の相手はナイジェリアです。

あらかじめ準備したコメント…これをアナウンスの世界では“予定稿”と呼ぶ。
いろいろな制約があって、アナウンス開始のこの部分にコメントを用意するのはある程度
仕方がないと思う。そして、これだけなら内容にも問題はないように見える。
しかし、鳥海アナに期待している私には大いに不満が残った。このコメントを聞いたとき、
「えっ!?」と思った。以前にも聞いたような気がしたからだ。チェックしてみた。
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声は届いています。はるか東の方から。
何百万何千万もの思いが大きな塊となって聞こえてくるようです。
遠かった道のりでした。日本の、世界の舞台に初めて登場する
その相手はアルゼンチン。世界が注目するカードです。
(1998WC山本アナ)

4年前のあの日が、昨日のことのようです。
1400日をまたいで、かすかな負い目とそれを上回る自信を
私達は胸のうちに秘めてきました。
今、ここに再び立ち上がるときがやってきました。
第一戦の相手はベルギーです。
(2002年WC 山本アナ)

日本サッカーが問われる瞬間がやってきました。
90分間の集中力だけではありません。
これまで費やしてきた日々を思い起こすことです。
決してくじけないことです。くじけたとき、日本サッカーの
ドイツでの挑戦は終わりを告げます。
ワールド・カップ・ドイツ大会、グループ・リーグ日本対
クロアチア。両チームともに決勝トーナメント進出をかけて、
生き残りをかけた一戦となりました。
(2006WC 内山)


言葉や言葉の並べ方、言い回しこそ違うが、雰囲気はすべて同じだ。
聞いた瞬間、同工異曲という四文字熟語が頭に浮かぶ。
NHKのスポーツ実況に脈々と流れる、私に言わせれば“悪しき伝統”が鳥海アナにまで!

それは1985年10月26日、国立競技場で行われた'86メキシコWCのアジア東地区予選、
日本対韓国戦冒頭のアナウンスに始まった。

東京千駄ヶ谷の国立競技場の曇り空の向こうに、
メキシコの青い空が続いているような気がします。


これも山本アナの言葉だが、当時のサッカー・ファンは今も名実況として記憶している。
すべてはここから始まったと言っていい。その“頂点”に立つのがアテネ・オリンピック、
男子体操の団体戦を担当した刈屋アナの「栄光への架け橋!」だ。

スタジオを担当していたころから期待していた鳥海アナで、試合の実況には大きな破綻が
見られなかっただけに残念だ。もう25年の経験がある。これぐらいの秒数ならアドリブで
そこにいて感じたことを話してほしかった。
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日本 初戦は惜敗

朝日夕刊の見出しを見てビックリした。
ナイジェリアがわずか7時間前に試合地に到着したことは関係ない。
2-2、2-3、3-3、3-4、4-4、そして4-5で負けたたのなら“惜敗”も分からなくはない。
しかし、失点はすべて守りのミスが招いたものだし、後半21分で2-5とされていた。
しかも、1点差とした4点目はロスタイムに挙げたものだ。スポーツ紙ならともかく、
内容的には“惨敗”と言っていい試合に一般紙が”惜敗”との見出しはないんじゃない?

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by toruiwa2010 | 2016-08-08 08:31 | サッカー | Comments(2)
06/07のツイート
ユーロ2016が開幕。
場所はフランスだ。銃による攻撃、遠隔操作の爆弾、
そしてドローンを使った攻撃… 治安当局は対応に
大わらわだという。WOWOW コメンタリーは現地から
放送するのか?なまじ、ほとぼりが冷めてるだけに
会社の判断も難しいなあ。

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…「WOWOWはご無沙汰してるけど、ユーロはちょっと見てみようかな」と思っていたのに
ちらっとしか見ていない。で、あっという間に準決勝、決勝を残すだけになってしまった。
明日(ポルトガルvsウェールズ)はパスするにしても、明後日は“ドイツvsフランス”かあ。
これは見ないわけにいかないよね。

そんなわけだから WOWOWがどんな放送をしているかは確認していないが、どうやら
決勝トーナメントに入っても東京からの“コメントづけ”になっているようだ。

いまは、アナウンサーの能力も高いから、現地に行かず、東京で映像だけを見て実況する
“オフチューブ”方式でも問題ない放送ができるが、現地に行かなくては手に入らない
こまかい情報や肌で感じることを伝えるのは不可能だ。WOWOWが放送を開始したころ、
社員は寄せ集めで、他業種から出向している人が多く、東京キー局から来ていた我々ほど
“現場”のことを知っている人は少なかった。「キー局ではね…」というのは禁句だったが、
知識や情報が少ないのにつけこんで、いろいろ“吹いた”ことは否定しない。ハハハ。
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「スタジオにいるのと現地に行くのでは大違い。吹く風の色も違うんだ」などと言って、
“放送の実際”に疎い周囲を説得して(だまして)現地中継に持ち込んだ経験がある。ハハハ。
解説・実況のモチベ―ションだけでなく、スタッフだって気合が入るのだから、決して
自分のことだけを考えての“誘導”ではなかった…と、弁護もしておく。
ただし、1990年2月にプロ野球キャンプの取材にでかけたとき「いつか、WOWOWが
放送するかもしれない。こういうものは顔つなぎのためにも必要だから」と説明したのは
かなり無理があったと思う。ハハハ。

WOWOWが初めて現地からスポーツの衛星中継を実施したのは1990年11月にアメリカ・
アトランティックシティで行われたマイク・タイソンの試合だった。このときも、「事前の
取材がとても大事だから」と会社を説得して試合の10日前に日本を出発した。常識的には
3,4日で十分なのだが、ぐずぐずしていると、わけの分からないスタジオ番組の進行係を押
し付けられる気配があったのだ。当時の関係者のみなさん、ごめんなさい。ハハハ。
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先月の末、なにげなくWOWOWのプログラム・ガイドのページを繰っているときだった。
2時から“ユーロ96 の準決勝ドイツvsイングランドを放送”と出ていた。
「俺が実況した試合だ!」と思わず興奮した。ただし、20年前の古いタイプの実況だから
いまの若い視聴者にはバカにされるかもしれないなあ…と不安がよぎった。

急いで、棚の奥からDVDを取り出してチェックした。
懐かしいウエンブリーが写る。放送席の情景まで目に浮かんだ。解説は当時の代表監督・
加茂周さんだ。加茂さんは決勝トーナメントからの参加だった。グループリーグの試合は
日本で見てくる約束だったのに、話し出すと見ていないことが分かったし、「代表がらみの
話題はNG」とくぎを刺されてやりにくかったが、味のある話しっぷりで好評だった。
シーマン(GK)、シアラー、ガスコイン、プラット、インス、シェリンガムのイングランド、
ケプケ(GK) ヘスラー、ザマー、クリンスマン、ビアホフのドイツ…メンバーの顔をみると
20年前のことなのに試合の流れを少しずつ思い出した。

もっとも印象に強いのは1-1でPK戦になったとき“俺は見ていられない”とばかりに、
肩を組んで推移を見守る仲間に背を向けてピッチに座り込んでいたイングランドのMF、
ポール・インスの姿だ。

当時の自分の実況を聞くと私のレベルでは“セーフ”だったし、放送枠が30分だったので
編集をうまくやってくれれば“ボロ”は出さないですむかなあ、と思った。
しかし、いざ、放送が始まると後輩の田中大士アナの実況で録り直してあった。あれまあ!
放送に耐えない…ということか。 ま、スタイルが古いからしょうがないね。トホホ。
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PK戦でイングランドのサウスゲートが失敗した。
このとき、真っ先に駆け寄ったのはピアースだった。彼には1990年のワールド・カップ・
準決勝で当時の西ドイツと対戦し、やはりPK戦になったとき、失敗し、その後この大会の
準々決勝・スペイン戦でPKを決めるまで長い間 苦しんだ経験があったからだ。
結局、地元イングランドは敗れた。インスは最後までPK戦を一度も見なかった。
ドラマがある試合だった。 ヘタでも私の実況で見てほしかったなあ。ハハハ。

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by toruiwa2010 | 2016-07-06 08:30 | サッカー | Comments(4)
5月3日の朝、メイウエザーvsパッキャオのボクシング。
6日と7日の朝、ユベントスvsレアル・マドリー、バルセロナvsバイエルン・
ミュンヘンのチャンピオンズ・リーグ準決勝のファースト・レグ。

…スポーツ・ファンが胸躍らせるビッグ・イベントが控えています。
どちらも見逃せませんね。サッカーをどこが中継するのか知らんのですが。ハハハ。
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10数年前、4月末になるとそわそわしたことを思い出します。
この時期にチャンピオンズ・リーグの準決勝に進出するチームが決まるからです。
ワクワクはしても、そわそわって?と思うかもしれません。ワケがあります。

WOWOWが放映権を持っていた当時、グループ・リーグの試合は東京のスタジオで、
準決勝からは解説者とアナウンサーを派遣して現地から中継していました。

私がWOWOWで初めてサッカーの実況にかかわったのは1991年11月のミラン・
ダービーでした。フジテレビ時代に10試合ほど経験があるものの、それから20年の
空白があったので戸惑いましたが、指名を受けたときは「待ってました!」でした。
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初めはダービーだけでしたが、93年からはそのほかの試合も担当するようになり、
2000年からチャンピオンズ・リーグの実況も始めました。
さっそく、この年から準決勝の現地実況に参加し、スペインのバレンシアに行って
バルセロナとの第1戦を担当しました。
2001年以後は2試合 (1st&2nd leg)に増え、マドリード(vsバイエルン)とバレンシア
(vsリーズ)を、2002年には、ラッキーなことにバルセロナvsレアル・マドリーの
“クラシコ”を2試合ともやらせてもらいました。

決勝はやらせてもらえませんでしたが、現地実況の準決勝は試合のマグニチュードの
大きさに感激しました。「これは相当楽しめるぞ」と思った矢先に「来シーズン以後の
権利を失った」という“悲報”が飛び込んできました。放送の世界では、放映権の
奪い合いは日常茶飯事ですが、奪われる側に回るとかなり厳しいです。当たり前か。
ハハハ。

しかし、そんなWOWOWを慰めるかのように、この2002-03シーズンの準決勝は
最高の組み合わせになりました。
レアル・マドリーvsユベントス、インテルvsミラン…
いずれも世界のトップ・レベルのクラブ・チームというだけでなく、思い入れの強い
イタリアから3チームも出て来てくれました。文句なしの4チームです。

ちなみに…
”そわそわした”理由は、どのチームがベスト4に勝ち進むかで、自分がどの街に
行けるかが決まるからです。
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ファースト・レグはマドリード、セカンド・レグはミラノに行きました。
ミラノで過ごした数日はサッカーの実況を担当した12年間の中で最高でした。
公式練習を見ることぐらいしかやることはないし、食事はうまいし。ハハハ。

こうして振り返ってみると、UCLではスペインとイタリアしか行ってないんですね。
もったいないことしたなあという気がしないでもありません。特に、リバプールの
ホームでの試合は一度でいいから実況したかったです。試合はともかく、始まる前に
サポーターたちが歌う“You’ll Never Walk Alone”をナマで聴きたかった!

おや、今年の決勝は“モナコ”じゃありませんか。奇遇だなあ。

セリエの実況のときにこんな話をしました。
「UCL決勝の顔合わせがACミランとマルセイユに決まった。会場はモナコ…まるで
最初から分かっていたみたいに二つの街の真ん中だ」。

「バカだねえ。ちょっと調べれば場所はミュンヘンだって、分かるのに」と偉そうに
つぶやいたそこのあなた、「ちょっと調べてそう言ったのさ。バカはそっちだろう」と
お返ししときます。
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インターネットがまったく普及していない時代でした。
WOWOWのサッカー班は資料用にイタリアの新聞、ガゼッタ・デッロ・スポルトを
取り寄せていました。今では有名なあのピンクの新聞です。イタリア語が読める者は
1人もいませんでしたが、数字と固有名詞は分かります。そのころはそれだけでも
立派な資料だったのです。

で、その新聞に“会場・Monaco”と書かれていました。***
海外サッカーのファンもあまり知らない情報だと思って得意げに話したのですが…
実は、イタリア語のMonacoは何を隠そう、ミュンヘンのことだったのです!!!
知らんがな、そんなこと。ハハハ。

***現在は“Monaco di Baviera”と表記しているそうです。公国と区別するためです。

2-6日、更新を休みます。
by toruiwa2010 | 2015-05-01 08:57 | サッカー | Comments(3)
アギーレ監督“解任”!

昨日の夕方、サッカー協会・大に会長の緊急記者会見が開かれ、代表監督の契約解除が
発表されました。スペインで日本代表監督、J・アギーレへの告発が受理されたのを受け、
起訴から裁判が行われるプロセスで次のワールド・カップ出場を目指す 代表チームへの
影響を排除する…というのが最大の理由です。
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大仁会長は「できるだけリスクを排除したかった」と語っていましたが、朝日新聞には
“推定無罪を主張するアギーレ監督の名誉や法律上の問題ではなく、灰色の状態で指揮を
執り続けることへのリスクだった”という記述があります。記者の観測を含んでいますが、
「それにしては遅いんじゃないの?」というのが普通の感想でしょうか。

しかも、避けられないと思っていたアギーレを監督に選んだ責任は問わないそうです。
犯人探しが好きな国民性を考えるとそれでファンが納得するかどうか心配です。
去年12月に告発された段階での“即解任”は難しかったにしても、日本協会の対応ぶりは
スピードも“感度”も鈍かったという印象をぬぐえません。

アジア予選が始まるのは6月ですから、それまでには後任を決めなければいけませんが、
今回の“解任”の事情を考えると容易な作業ではありません。
とりあえず、3月のキリン・チャレンジ・カップは“暫定”監督が指揮を執るにしても
代表の試合はすべてが“つながって”いると考えるべきですから“暫定”と言っても、
誰でもいいわけではありません。

ところで、ライターの杉山茂樹氏がこう語ったらしいです。
「同じ嫌疑を持たれたスペインのクラブの選手たちは今も普通に試合に出ている。
解任に至ったのは社会的体面を気にする日本だからこそだ」と。
へえ、そうなんだ…とは、僕は絶対に言わない。“くどい”との自覚あり。ハハハ。


フィーゴがFIFA会長選に出馬!

ポルトガル代表として活躍し
バルセロナやレアルでプレーした
(ルイス)フィーゴが5月に予定される
FIFA会長選に出馬の意思を表明!!


CNNのHPがbreaking news(速報)として伝えていました。
サッカーなんて興味ないかと思っていましたが。ハハハ。
FIFA会長と言えば、単なる名誉職ではなく政治力も必要でしょう。フィーゴにその方面の
能力があるのかどうか知る由もありませんが、現役時代にプレーを見たことがある選手が
こういう話題に登場してくると“時間の経過”を感じないわけにいきません。

99-2000チャンピオンズ・リーグSFでバルセロナに行ったとき、彼…実質は奥さん?が
経営する日本料理屋に行ったことがあります。食器が何もかも真っ白でビックリしました。
寿司につける醤油やてんぷらにつけるつゆも真っ白な皿に入っていました。
おいしいワケがありません。ハハハ。

味は?と聞かれたら、正直、あまりおいしいとは思わないと答えたでしょう。現地の人は
いざ知らず、日本人なら二度と行かないだろう、という印象でした。
その後間もなく、人手に渡ったと聞きましたが、“むべなるかな”です。ハハハ。
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フィーゴについては、忘れられない光景があります。
ユーロ2004のQF、ポルトガルとイングランドをバックスタンドから観戦しました。
イングランドが試合を有利に進めていた後半30分、目を疑うシーンを見たのです。
ポルトガルがCKを得たとき、主審が笛を吹いてメンバー交代のジェスチャーをしました。

私たちの反対側、正面スタンド下で第4審判が持つボードには交代して入る選手として
背番号23(ポスティガ)が、そして、ベンチに下がる選手として「7」がありました。
フィーゴじゃないですか!! ここでフィーゴが代えられる…信じられませんでした。
彼も明らかに困惑・動揺していました。よく分かります。
“ゴールデン・ジェネレーション”と呼ばれるメンバーの主力として長くポルトガルを
支えてきた彼には、地元開催のこの大会への特別の思いがあったはずですから。

スタンドも母国のスター選手の思いがけない交代にざわめいていました。
私はずっと目でフィーゴを追いました。普通なら、OUTになる選手はセンター・ラインの
ところで、入る選手と入れ替わる形をとるものですが、フィーゴは、たまたまベンチとは
反対側だったCKの位置から、そのまま、ピッチの外に出て歩き始めていました。
自分の思いを態度ではっきり表わしたのです。その背中には「なぜ?なぜなんだ?」と
書いてあるように見えました。ええ、私は男の背中を読むことができます。ハハハ。

選手入退場口までの距離をどんな思いで歩いたのでしょうか?
普通なら、ピッチから控え室への入り口に差し掛かるところで、チーム・スタッフか
トレーナーが迎えに出るものですが、このときは誰も来ませんでした。
「そっとしておいてやろう」という気持ちなんだだろうと思いました。
とうとう、彼は、自分が蹴るつもりだったはずのCKに目を向けることなくピッチを
去ったのです。

そして、私にとってのサッカーの実況もこの大会が最後になりました。
by toruiwa2010 | 2015-02-04 09:20 | サッカー | Comments(0)
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09/16のツイート

岩隈が先発。前回は4回1/3でKOされた。
5連勝が止まったことよりここ4試合で1度しか
6回を投げ切っていないことが気になる。
18イニングで15点も失っている。
チームにとっての1試合の重みが増している時期だけに
エースらしい投球を見せたい。
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3回1/3 70球(47ストライク) 6安打(1HR) 2四球・4三振 7点 負け(14勝8敗)

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数字だけを見れば8月24日のボストン戦の方が悪い(2回1/3 5点)ですが、私の印象は
今シーズン最悪の出来でした。
1,2回はまったくランナーを出さず、上々の滑り出しに見えました。
極論すると、3回2死から9番・ナバロを歩かせたのがすべてでしたね。
MLBでは、日本と比較にならないほど、フォアボールについて言及します。
“2死から”、“打順下位の3人”、“大量リードで”…という状況でフォアボールを出すと
コメンテーターがそのことを口にする頻度は高いです。“2死無走者で9番”だった今日も
当然、そうでした。

出したくて出したわけではありませんから、「そこまで言われなくても」と思うでしょうが、
それがMLBの“ディシプリン”だと覚えなくてはいけません。

ヒットと2個目のフォアボールで満塁のあと、3番・プホルスにスプリッターをうまく
バットで拾われ、走者を一掃されました。更に2ベースが続いてこの回4点を失います。
4回には先頭の6番・フリースにセンターに打ち込まれたあと、ヒットを2本打たれて
マウンドを降りることになりました。
3回2死からの延べ10人の打者に6安打と2四球でした。

残念ですが、何かがいけません。
登板はあと2回です。ワイルドカードを勝ち取るためには、たぶん、二試合とも勝利に
導かなければいけないでしょう。7月~8月にかけて絶好調だったころの調子に戻らないと
厳しいですね。

おまけ
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フィリーズの守護神がやらかしました。
3点リードの9回表にマウンドに上がり4点を失って逆転され、
地元ファンからブーイングを浴びました。
本人は「サポーターをなおしただけ」と言い訳していますが、
メジャーリーグ機構から厳しいお仕置きを受けました。

2012年にフィリーズのハメルがナショナルズのバッターに
意図的にぶつけたことを認めたときの出場停止は5ゲーム
だったよなあ…の声あり。ハハハ。

by toruiwa2010 | 2014-09-16 14:41 | サッカー | Comments(0)
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2014ワールドカップがドイツの優勝で幕を閉じてから
すでに4週間近くが過ぎました。
職業ライターたちが書いた記事は読んでいませんし、
そのほかも、ごく断片的・限定的な記事しか読んでいません。
イライラするに決まっているからです。
小田嶋隆のコラム&ツイッターもかなりくだらないものでしたが、
閉幕から2週間後に朝日新聞で読んだ“意見”のひどさには
呆然とするばかりでした。


7月19日付朝日新聞朝刊・オピニオンにページのほぼ8割を占めて掲載されていたのは
“仏文学者:蓮實重彦”氏の“意見”でした。
名前は何度となく聞いたことがありますが、具体的にどんな人なのかは知りません。
肩書が“仏文学者”となっているからきっとフランス文学者なんでしょう。
記事を読んだあと、とりあえず人物を知ろうとのぞいてみたWikipediaで東大総長まで
つとめた人と知って、以下に紹介する子供じみた話とのギャップにまたビックリ。ハハハ。 
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強い違和感は、最初のやりとりからありました。
“ワクワクするような試合が少なかった”と記者が問いかけたのに対して…

国民や国の期待を背負うと、どれほどスポーツがスポーツ以外のものに
変化していくか。それを見せつけられた何とも陰惨なW杯でした。
サッカーとは本来“ゲーム”であり、運動することの爽快感や驚きが
原点の はずですが、W杯は命懸けの“真剣勝負”に見えてしまう。
お互いもう少しリラックスしなければ、やっている 選手もおもしろい
はずがないし、見ている側も楽しめない。


*W杯に出ていくチームは大国であれ、小国であれ、みんな国民や国の期待を背負って
いるものです。それは、今回、始まったことではありません。
サッカーは本来ゲーム…は間違っていませんが、勝負を度外視するほどリラックスして
選手がプレーするはずはないし、見ても楽しくはないでしょう。第一、そんなものに何十、
何百億の金を出すテレビ局はないし、夜中に眠い目をこすりながら見ることもありません。
そういうサッカーを見たいなら、原っぱで球けりをする子供たちを見ればいいのです。

前回大会で岡田監督が“負けないサッカー”へ泥縄的に方針変換した。
勝ち上がるのを最優先すれば、どうしても『岡田化』が進む。
今後はさらに防御重視の傾向が強まるでしょう。
しかし、サッカーはどちらかが防御に徹すると、ゲーム自体が
成立しなくなる。日本―ギリシャ戦はその典型です。
運動の快さを放棄してまで、国が期待する勝利にこだわる。
そんな『スポーツの死』には付き合いたくない。
W杯はそろそろ限界だ、とつくづく思いました。


*そりゃまあ、「さあ、ピッチに出て思い切り楽しんで来い。勝ち負けは気にしないで」と
選手を送り出せたら監督も気が楽でしょうね。ハハハ。
“国民や国の期待”は無視するにしても、チームを預かる者が第一に目指すのは勝つこと、
最悪でも負けないこと…それに尽きるでしょう。
その意味で、“防御重視”が悪いことのように言うのは反対だし、抱えている選手の質から
そうならざるを得ないことだってあると思います。それに、岡田ジャパンは楽しませて
くれたと思うけどなあ。
“運動の快さ”や“スポーツの死”が何を指しているのかよく分からないし、その挙句に
“W杯はそろそろ限界”などと言われても首をかしげるしかありません。
いつでも、どこにでも、そんなことを言ってみたがる奴がいるのは知ってますが。ハハハ。
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選手にも問題がある。今回は選手がまじめすぎた。大久保はもっと
不真面目でもよかったのではないか。市原でオシムに鍛えられた
前代表の阿部勇樹のように「失点のリスクをつぶす責任は俺が
負うから君たちは好きにやれ」という人もいなかった。
知的な面では退化していた、と言わざるを得ない。
それでも、岡田サッカーで勝つよりも、ああいう負け方の方が
日本の未来にはよいことだと思います。


*阿部勇樹は本当にそんなことを言ったのでしょうか?
監督・コーチでもない者が、もし言ったとすれば、その方が問題です。カッコいいけど、
現実には、責任を取る方法はないのですから。「全部、僕の責任です」と言ってもらっても、
終了の笛が吹かれた試合は戻ってこないんだし。ハハハ。

サッカーの魅力は『うそのように思いがけないことが、ピッチで
起こる瞬間を目撃すること』ですが、今回それを味わわせてくれたのは、
オランダ―スペイン戦におけるファンペルシーのヘディングシュート
だけでした。決勝戦でのドイツ・ゲッツェのシュートは確かにみごと
でしたが、ああいう場面で輝くのは真のスターでなくてはならず、
まだスター予備軍のゲッツェが決めても、私たちを驚かせることは
できません。


*ファンペルシーのゴールの美しさに異論はありませんが、ゲッツェについての発言は
“正気の沙汰”じゃありません。ケンカ売ってんのかって話です。
多くの人がファンペルシーやJロドリゲスのゴールを今大会のベストに挙げている中で、
私は、決勝というマグニチュードを加味してゲッツェのゴールを推してますが、なにか?
ハハハ。

『見たことを一刻も早く忘れたい』という瞬間が多すぎました。
世界最高GKの1人、スペインのカシリャスはオランダ戦で5失点した。
彼があんなによれよれで崩れてしまう、という場面は決して見たくなかった。
ポルトガルの対ドイツ戦での惨敗にも目を背けたくなりましたが、
極め付きはやはり準決勝のドイツ―ブラジル戦です。
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(記者:ブラジルが7失点。目を疑いました)

あれはもうサッカーではない。ドイツが7点も取ってしまったことは、
果たして成功なのか。もちろん、勝利したという点では成功なのですが、
『サッカーをサッカーではないものにしてしまった』という点においては、
醜い失敗だったとしか思えません。
誰かがドイツ代表の精神分析をやらなくてはいけない。
どこまで点が取れるのか、面白いからやってみよう、というぐらいの気持ちに
なっていたと思うのですが、どう見ても7点も取ってはいけない。
何かが壊れるし、人の道から外れているとしか思えない。

サッカーから運動の喜びを奪うW杯という枠組みが、選手たちの精神とゲーム
そのものを、いかに異様なものにしてしまっているか。それを象徴する試合でした。
サッカーは死んだ、と思いました。
前回のW杯でも、国を背負うことの問題は至る所に現れていましたが、それでも
決勝、準決勝は緊張感のあるいい試合でした。それが今回のW杯では、なくなった。
次回のW杯まで私が生きているかどうか分かりませんが、確実なのは『もう、
徹夜をしてまでは絶対に見ない』ということです。


*バカなことをお言いでない!
カシジャスがぼろぼろになるのも、ブラジルが7失点するのも、サッカーじゃないですか。
ドイツ・チームの中に、どこまで点が取れるのか、面白いからやってみようと思っていた
選手が一人でもいたとは思いません。精神分析が必要なのは明らかに別の人物ですね。
思うに、“運動の快さ”などと言いながら、このお方はスポーツの面白さ、楽しさを実際に
味わったことはないのじゃないでしょうか。

私の2歳年上らしいから、お互いに次のW杯を元気に迎えられるかどうか分からないけど、
蓮實くん、仮に生きていても、もう、見んでもよろしい。ハハハ。

ちなみに、全体のタイトルは「W杯の限界」です。
必ずしも専門家の意見を載せるためのページではないようですが、それにしても、なぜ、
この人物のこんなにもゆがんだ見方を載せようと考えたのでしょうか?
実は、インタビューを載せたページの冒頭にこう書かれていました。

サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会が終了した。
熱戦続きだったが、「なぜ、開催国ブラジルはドイツに
7点も奪われたのか」「なぜ、日本代表はまったく精彩を
欠いていたのか」など、さまざまな謎も残った。
映画評論と共に、斬新な視点からのスポーツ評論でも知られる
蓮實重彦さんに、謎解きをお願いした。


…うーん、全文を読みましたが、“さまざまな謎”は謎のまま残りました。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2014-07-31 08:49 | サッカー | Comments(12)
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“天敵”・金子達仁や杉山茂樹がワールドカップ終了後に
どんなことを書いているのか知りません。幸いなことに。
ハハハ。

わざわざ、探してまで読むこともないでしょう。しかし、
わざわざ、探したわけでもないのにとんでもない記事が
目に入ってしまいました。

はいはい、分かっています。
「お前の言ってることもそんなに違わないぜ」。
おっしゃる通りです。
我慢できなければ自分のブログにお書きください。
あるいは、ここに書き込んでも構いません。
ため込むのは体によくないですし。ハハハ。

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実に、気分の悪いコラムとインタビューがありました。

まず、小田嶋隆のコラムです。
この人物がサッカー・ファンの間でどれほど認められているのか、まったく知りません。
TBSラジオ「たまむすび」に出て話しているのを聞くぐらいしか情報を持っていません。
ツイッターでいろいろ物議をかもしているらしいこと、声の調子などから、せいぜい40代
半ばだと思っていたのに、60歳近いと知ってビックリです。まあ、いくつでもいいけど。ハハハ。

ネットをふらふらしているとき、目に飛び込んできたのはこんな見出しです。

アイドルと芸人が台無しにしたW杯関連番組。
改善するために民放は今すぐツブれるべし


ちなみに、配信していた“フットボールチャンネル”についてもまったく知りません。

最近、サッカー関連の原稿の依頼などが減っている。
そうなると自分の場合“鬱”の傾向が強まる
そういう状態でW杯を見ていたが、ゲームについては問題はない。
画面の中で繰り広げられているサッカーがすべてを救ってくれるから。
強いてあげるなら、TBSのアナがクリスティアーノ・ロナウドのことを
「クリスチャーノ」と呼ぶのが神経にさわったことぐらいだ。選手を
ファーストネームで呼ぶのは失礼だ
TBSは昔から変なところで他局とは違う独自性を出そうとする。
「世界陸上」のアスリートにキャッチフレーズをつけて陸連に叱られたり
していた。

…と、どうでもいいことを長々と書いた揚句にようやく本論に入っています。
ええ、前置きが長い点も私と大体同じです。ハハハ。

彼が言いたいのは「スタジオにアイドルや芸人を呼ぶな」ってことに尽きます。これまで
いやというほど言われてきたことで何の新味もありません。

様々な媒体で、スポーツ番組の堕落を告発し、中継放送のバラエティー化に
警告を発し、アスリートの使い捨て傾向を嘆き、ジャニーズとAKBと吉本興業の
業界支配に対して非難の声を上げてきた。
しかしながら、状況は全く改善されない。改善されないどころか、時々刻々
深刻さの度合いを深めている。

と嘆いて見せた上でこう書いています。(以下、抜粋)
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今回の例で言えば、たとえば、フジテレビのW杯デイリー番組には、
サブキャスターとして若手漫才師のコンビが配置され、「スペシャル・
サポーター」という肩書で、AKB48を卒業(←脱退と違うのだろうか)
したばかりの大島優子というタレントがキャスティングされていた。

番組の内容については、どう書いても腹が立つだけなので割愛する。

問題はエンディングだった。

エンディングの企画は「日本代表にモノ申す」というもので、番組に
出演していた元日本代表選手や、評論家の面々がそれぞれのメッセージを
述べるというものだった。

この一連のコメントの「シメ」は、大島優子に委ねられた。

つまり、そういうことなのだ。フジテレビにとっては、ラモスよりも、
森岡隆三よりも、清水秀彦よりも、優子ちゃんの方が大切で、「格上」な
存在だったということだ。


…このあと、他局もほぼ同じと断じ、その主たる原因はサッカーの側にある。つまり、
サッカーが単独で客を呼べないコンテンツになり下がってしまったから、こういう
ナメた扱いが常態化している、と解説しています。
さらに、テレビ局のスタッフに純粋にサッカー的な番組を作るセンスや力量が無い
というわけではなく、やればできると思うがやろうとしない。それでは視聴率が
とれないからだとも。

そして、この状況を改善するには…

現状の民放がツブれるのを待つ方が話がはやいと思います。
廃墟の中からサッカー専門局が立ち上がるのを期待しましょう。


と、結論付けています。

まあ、小田嶋くんの期待が現実になることはないと思いますけどね。
だって、彼自身が書いているじゃないですか。
“純粋にサッカー的な番組を作っても視聴率がとれない”…って。ハハハ。

しかも、記事には大島の発言内容を書いていませんが、ツイッターでは彼女の言葉じりを
とらえて一連のコメントを連投し、結果として“騒ぎ”を起こしています。

大島優子はこう話したようです。

「自分自身にとにかく、熱狂してください。自分自身に!
それが1番かなっていう風に思います」


思うに、小田嶋くんが不満だったのはタレント・大島を“サッカー人”・清水や森岡より
“格上”に扱ったことではなく、この発言が気に入らなかったのではないでしょうか。
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あんたがあんたに熱狂することを止めようとは思わないけど、
他人にすすめるのはやめてもらいたい。
posted at 21:19:36

「自分に熱狂してください」ってなんだよ。
良いこと言ったつもりなんだろうか。
アキモトのスタッフが半端な知恵をつけたってことか? 

死ぬまで自分に熱狂してろ。オーバーヒートして死ね。
posted at 21:25:30


騒ぎになった理由は“オーバーヒートして死ね”というコメントらしいです。
怒りのリプライが殺到したのか、およそ2時間後にツイッターでこう釈明しました。

「自分に熱狂してください」という発言を取り上げたのは事実だし、
その発言にあんまり感心しなかったのも事実だけど、その後の一連の
ツイートは、「自分に熱狂」という言葉から連想したエゴマニアックな
人間一般についての感想を述べただけですよ。
posted at 23:29:08


“死ね”が直接、大島に向けられたものだとも思わないけど、“一般”とも思えません。
反応してリプした人たちに言っていると捉えるのが“一般”的でしょう。
“死ね”とか“バカ”とか簡単に言うと困ったことになるんです。某町山みたいに。
ハハハ。

なお、この件に関しては、評論家・江川紹子が「スルー力も大事」とリプしていました。

そう、ブログでもツイッターでも自分と意見が違ったら、黙って、その場から立ち去る、
つまり、“スルー”するのがベストなんですが、性格によってなかなか…ねえ。
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私も、半年近く前に“ニア炎上”したことがあります。

2014/02/06のツイート

今日、勉強したこと三つ。
エアウイーブという安眠用具?は公式スポンサーだということ。
さらに、マオオタではなくマオタが正しい呼び方だということ。
オタであることは変わりないということ。ハハハ。
そして、これがゴキブリのごとく無数に存在することも。ハハハ。
長生きするといろいろ学べるわ。


元フジテレビ・アナの岩佐徹が浅田真央のファンを
ゴキブリと言ってる


と、たちまち、袋叩きに遭いました。

私の“釈明”:

マオタとは、浅田真央が“絶対”であり、誰が何と言っても
彼女が世界一と考えるファンたちのことだと理解している。
ゆえに、浅田のファン=マオタとは認識していない。
百歩譲っても、マオタ=ゴキブリと言っているわけではない。
マオタが無数に存在する様をゴキブリに例えたに過ぎない。

…小田嶋くん同様、苦しいことは認めます。ハハハ。
しかし、10日、2週間と叩かれ続けましたが、断固、闘いました。
直接、ブログなどに書き込んできた人にはそれなりに対応しましたが、誤解に基づく
ツイートを考えもせずに拡散する連中は、見つけ次第ブロックしてやりました。
江川紹子が言うように、簡単にスルーすることなどできないんです。ハハハ。

W杯関連の記事については、もう一件、あまりにもひどいものに出くわしたのですが、
小田嶋くんだけでこんなに長くなったので、別稿で改めて。
by toruiwa2010 | 2014-07-30 07:31 | サッカー | Comments(0)