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岩佐徹のOFF-MIKE

toruiwa.exblog.jp

実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

カテゴリ:メジャー&野球全般( 325 )

大谷翔平、3度目の先発は

2回、66球で終わった。

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この日、チームのHPに"オータニ・マニア"の文字があった。

かつて、フェルナンド・バレンズエラが登場したとき、

彼の登板日、ロスの街は朝からざわざわしていた。

メディが"フェルナンド・マニア"と呼んだ。


残念ながら、今日のオータニ・マニアは短かった。

わずか2イニング、66球で交代したあと、球団はその理由が

右手のマメ(blister)だったと発表した。

なるほど。原因がはっきりしてよかったね。

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ここまでの投手成績

OAK 6回 92(63-29) 3安打(1HR) 1四球・6三振 3

OAK7回 91(59-32) 1安打 1四球・12三振 0点 


Total 2試合 20敗 防御率2.08

13回 4安打(1HR) 2四球・18三振 3


1

1番ベッツ;3-2から7球目、低めのストレートを左中間に

 たたき込まれた。日本ではあそこまで飛ばされない球だ。

ショックかもしれない。

2番ベニンテンディ:3-2から6球目、2ゴロ。

3番ラミレス:12から4球目をセンター前に運ばれた。

11

4番マルティネス:3-2から6球目、スライダーで空振り三振

5番ディバース:2-1から4球目2邪飛

(初球に暴投、22)

今日のスプリットはワンバウンドするものが多い。


28球 15ストライク―13ボール


2

6番ヌネス:中飛

7番ブラドリー:ストレート、中前ヒット。

11

8番バスケス:3-2から、7球目、四球

112

スプリットもスライダーもストライクにならない。苦しい。

9番ホルト:初球に99㍄、159㌔をマーク

 レフト線に落とされて、2塁走者が生還 2-0

112

1番ベッツ:フルカウントから四球、ここまでで54球。

1死満塁

2番ベニンテンディ:レフトへのいい当たりのライナー 

一人還って 3-0

212

3番ラミレス:3球目の159㌔が無情にもボール。

 3-2からの7球目、この試合の66球目でショートゴロ。

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2 4安打(HR) 2四球・1三振 3

66球で34ストライク・32ボールだった。

すべての球のコントロールが悪すぎた。

負け惜しみではなく、これでよかったかもしれない。

投打ともに、ここまでの流れがずっと続くはずが

ないのだし、とりあえず、これで少しは周囲の

騒ぎが落ち着くだろう。

チカラがあることはすでに証明されたのだから、

気落ちすることなく、次の登板に備えてほしい。

あ、その前に、DHでの出番があるね。



Boston Red Sox vs Los Angeles Angels

…ア・リーグで最も好調な2球団の対戦だ。

BOSOXはここまで13-2、球団史上最高の開幕ダッシュだ。

エンジェルズも7連勝中で13-3と負けていない。

特に両チームともに打撃が好調だ。

チーム打率(.291-.275)、得点(103-89)ではエンジェルズが

リーグ1位、BOSOX2位となっている。


大谷は8(現地)以来、中8日での登板になる。

カンザス・シティでの試合が寒さのために中止になった。

スライド登板だが、精神面が安定している大谷だから

問題はないとみる。


過去2回の登板では13イニングで3点を失っているが、

3点は最初の登板の2回に奪われたものだ。

あまり意味はないが、一応書いておくと…

21死後、ヒット、ヒット、ホームランで奪われた。

言い換えると、それ以後の112/31安打ということだ。



一昨日の日本経済新聞に載ったコラム

「データで読み解く大谷翔平の投球の実相」

(スポーツライター:丹羽政善) は難解だが、

“数字”に興味のある人にはお勧めだ。

4シームとスプリッターの軌道が同じで

見極めが難しい」とよく聞くが、大谷の場合、

二つの球種の軌道のずれがMLBでも群を抜いて

小さいのだ…など、興味深い。

goo.gl/rXB9Kx


by toruiwa2010 | 2018-04-18 10:00 | メジャー&野球全般 | Comments(0)

昨日は3時にめざましをかけ、10時に横になった。大谷翔平が

MLB3度目の先発をする試合を見るためだ。

おかげさまでよく眠れた。胸弾ませ、“揉み手をする2ような

気持ちでリビングに行き、テレビをつけると、Jスポーツは

古いワールド・シリーズを放送していた。急いでPCを起動して

調べると“中止”だという。そんな殺生な!


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LosAngeles Angels at Kansas City Royals ppd cold


ppd”はpostponed の略だ。“延期”を意味する言葉だ

アメリカの東部の4月はしばしば厳しい寒さに見舞われるから、

そんな記述に出会うことがある。


KCロイヤルズ vs LAエンジェルズ 寒さのため延期


ほかに、クリーブランド、デトロイト、ミネソタ、シカゴ…

今日は、全米で8試合が中止になった。

現地の415日はMLBで初の黒人選手となったジャッキー・

ロビンソンを称える日だ。全選手が42番をつけてプレーする。

大谷も、今回ばかりは17ではなく背番号42で投げるはずだった。


数日前から、週末は寒波が来ると伝えられていたが、まさか、

中止になるとは!

駐車場には塩がまかれ、外野スタンドの手すりにはつららが

下がるほどの寒さだった。地元紙によると、午後1時の気温が

華氏31度で、強い風が吹いていて体感では20度ぐらいだった

そらしい。摂氏0度が華氏32度だから氷点下67度だ。

1979年のワールド・シリーズでナイターの試合開始の気温が

5度だったことがある。中盤では零度を下回っていたと思う。

試合を楽しむ余裕はなかった。


2007年を思い出す。

シアトル・マリナーズの戦績を見ると、4月5日から9日まで

試合をしていない。5日間も!球宴のときでもこんなに続けて

休むことはない。“移動日+4試合中止”だった。

クリーブランドでの試合が雪で中止になってしまったのだ。

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日本では、“寒さ”や“雪”のためにプロ野球が中止になることは

経験がないが、国土が広いアメリカでは、ほかにも不思議な

理由で中止になることがある。

1976615日、アストロズvsパイレーツが中止になった。


理由は大雨だった。

雨だけなら屋根があるから問題ないのだが、集中豪雨のため

球場周辺で洪水が起き、ファンや審判、球場のスタッフなどが


たどり着けなかったのだ!

ちなみに、これがMLB初の屋根付き球場、アストロドームの

唯一の“rained out(雨で中止)となっている。

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なお、今日の試合は625日に組み込まれた。

ロイヤルズは24日にヒューストン(1時間)で試合があって、

26日にはミルウォキーでブリュワーズと対戦する。(3時間)

エンジェルズは24日に本拠地、アナハイムでプレーしたあと

カンザスに移動(3時間)26日はボストンでレッドソックスと

対戦する(3時間)。カッコ内は想像される飛行時間だ。


今日の登板がなくなった大谷翔平は

1811(JST)のレッドソックス戦に

スライドして先発するそうだ。

アナハイムのナイターだから日本では

午前11時すぎに開始だ。ありがたい!

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中止が決まり、残念だと語る大谷


by toruiwa2010 | 2018-04-16 07:17 | メジャー&野球全般 | Comments(2)

1978年から81年までの4年間、どっぷりとMLB漬けだった。

スピードとパワーに圧倒されたが、最も興味深かったのは

unwritten rule”の存在だった。

書かれていない規則…私は“仁義”、“不文律”と置き換える。

ルールブックには書いてないけど、やっちゃいけないこと…だ。

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たとえば、昨日のヤンキースvsレッドソックス。

3回表のヤンキースの攻撃で、1塁ランナーのオースチンが

併殺を阻止するため、セカンドベースをカバーしたショートに

脚をあげて滑りこんでいった。オースチンとショートが一瞬

にらみ合い、ベンチもカラになったが、パンチは飛ばなかった。

No punch was thrown ということ。ハハハ。


悪質に見えたが、ビデオ判定では“問題なし”とされた。

しかし、レッドソックス側にはしっかりと遺恨が残った。

10-6とリードしたヤンキース、7回表の攻撃はオースチンから

始まった。2-1からの4球目、98(158)のストレートは

真一文字にオースチンの背中に向けて投じられた。明白だった。

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ブルペンからも選手が駆けつけて大乱闘になり、

数人の選手。コーチが退場になった。が

だいぶ時間はたっていたが、明らかな仕返しだった。

「あんなスライディングをしておいて、タダで済むと思うなよ」

というレッドソックスの “チームとして”のメッセージだ。

それぞれに言い分はあるが、やっちゃいけないことをやったら、

それなりの“返礼”がある。それがunwritten ruleだ。


大谷翔平が本拠地で2連発目をセンターにたたき込んだのは

エンジェルズが0-2とリードされた5回裏だった。

あのホームランが飛び出す直前、4回までノーヒットだったが、

51死後、6番のシモンズがサードへのセーフティバントを

成功させていた。


そのシーンを見て連想したのもunwritten rule だった。

いや、0-2だし、5回だし、あのケースはまったく問題ない。

しかし・・・


200161日、ダイヤモンドバックスのシリングに対して、

パドレスのデービスがバントヒットしたときは大騒ぎになった。

このヒットで、2点をリードして81アウトまで完全試合の

ペースだったシリングの快挙にピリオドが打たれたからだ。


“騒ぎ”だが、完全試合の夢が終わったからだけではなかった。

”終わらせ方”が問題だ…とダイヤモンドバックスが怒ったのだ。

試合には勝ったものの、ブレンリー監督は試合後も怒っていた。

「あんな場面で5番がバントをするなんて△○X※◎▲▽!!」。

ハハハ。

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相手投手が完全試合やノーヒッターのペースで投げているとき、

阻止するのはクリーンヒットで…がMLBの暗黙のルールだ。

0-10なら、そのバントが記録阻止だけを狙った“せこい”ものと

さげすまれても仕方がないかもしれない。

しかし、この場面は0-2だった。デービスが出塁することで

“ホームランが出れば同点“…試合の流れを変えるかもしれない

チャンスが作れたわけだから、文句を言うのはおかしいという

考え方もある。 


MLBでは相手を怒らせたが、日本では間違いなく褒められる。

「いいアイディアだったね」と。

むしろ、やらなければ「工夫がない。知恵がない」と批判される。

野球とベースボールの違いかもしれない。


ちなみに、この試合を実況したパドレスの専属アナウンサーは

「どっちが恥ずかしいかという話さ。完全試合をやられるのと、

バント・ヒットで完全試合をつぶすのと…。僕は、完全試合を

やられるのはいやだから それを阻止するためなら、なんだって

やるけど」と言っていたそうだ。

ダイヤモンドバックスのアナは「恥ずかしくないのかね」と

言ったに違いないけど。ハハハ。


大量にリードした試合では相手が無警戒であっても盗塁したり、

3-0からの棒球を“しめた”とばかりホームランしたりするのは

やめた方がいいというのもunwritten ruleの考え方だ。

会心のホームランを打ったあと、バットを高々と放り上げたり、

楽しむかのように、あるいは、相手に見せつけるかのように

ゆっくりとベースを回ったりするのもやめとけ。

それくらいいいんじゃないのと思うが、相手は打たれただけで

参っているのだから、武士の情けとして“傷口に塩をすり込む”

ような真似はやめとこうよ…と考えるんだね。


この禁を破ると、いろいろな“仕返し”をされる。

次の打席ではぶつけられる、背中を通る球を投げられるぐらいは

覚悟した方がいい。ハハハ。

次の打席がなさそうな試合展開だと、次のバッターがやられる。

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ゆっくりとベースを一周してきた選手をホームベースの手前で

ブロックしたキャッチャーがにらみつけたのを見たこともある。

「そんなに嬉しいか?恥ずかしくないのかよ!」。


こういう考え方をどう受け止めるかは人によって違うだろう。

私は40年前に初めて知ったときから、MLBの長い歴史の中で

脈々と受け継がれてきた この“伝統”が大好きだ。

しかし、日本人の野球観には合わないかもしれない。メジャー

リーガーの中にも、分かるけど、もう少し“ゆるめ”にしようよ…

と考える世代も増えていると聞く。

どっちにしても、MLBの根底にこういう“思想”が流れている

ことを知っておくと、見る目が少しは変わるかもしれない。


この記事の一部は過去に書いたものとダブるが、

ご容赦を願いたい。

unwrittenruleをぜひ日本のMLBファンに

知ってほしいと思っているから、何度でも書く。

これからも書く。ハハハ。


by toruiwa2010 | 2018-04-13 07:58 | メジャー&野球全般 | Comments(0)
大谷翔平が本拠地で初めてマウンドに上がった。
1回はツイートをしたが、以後は、このブログに
書き込んだ。
素晴らしいピッチングだった。

1回
2-2からスプリットを空振りさせて三振
3-2からスとレートを空振りさせて三振
0-2からスプリットを空振りさせて三振

14球…ただし、二人目の3球目のスプリットは
ストライクだったと思う。遠いが、センターの
守備位置でトラウトが両手を広げていた。

*1回裏のエンジェルズは2点を先制

2回
3-2からセンターフライ
2-2からスプリットで空振りさせて三振
1-1からスプリットでレフトフライ

15球、トータル29球
ここまで完璧。

3回
2-2からファーストへのファウルフライ
0-2からスプリットで空振り三振
2-2からスプリットで空振り三振

13球、トータル42球

1巡目は無安打無四球・6三振
本拠地のマウンドに違和感なく
投げているのが何よりだ。

27-15と少し、ストライク・ボールの割合がよくない
最速は154㌔?

エンジェルズが3回に1点追加、3-0とリード。

4回
2巡目
0-2からスプリットを打たせてファーストゴロ
1ー2から今日最速の160㌔、空振り三振
0-2からのスプリットでセカンドゴロ

10球、トータル52球 7三振はすべて空振り
この回の初球にカーブを投げた
36-16と、ㇾーシオもいい感じになってきた

エンジェルズ、2点追加して5-0とリード

5回
2-2からストレートで空振り三振 
0-2からストレートで空振り三振 
2-2からスプリットで空振り三振 10個目

スタンディングオベーションだ!
13球、トータル65球 ㇾーシオは45-20

What's happening

6回
3-2からストレートをライトフライ
初球のスライダーを打たせてセカンドゴロ
0-2からスプリットを空振りさせて11個目の三振!

10球、トータル75球

現地アナの口からは"禁止用語"は一言も出ない。
監督は悩ましいだろう。
8回が終わったときに決断しなければならない。
・・・と思ったら、MLBの公式HPに禁断の文字が!
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仮に、万一、何かの間違いで
7回にヒットを許したとしよう。
スタンドの観客が総立ちで
大谷に拍手を贈る。
それがMLBだ。

7回
0-1 からショートへのハーフライナー
80球目が甘く入った。三遊間を破られた!
初のフォアボール。疲れてきたね。

84球か、代えてもいいけどなあ。

初球を打たせてピッチャーゴロ
2死2,3塁。

87球目が98㍄を記録!

初めての3-1からストレートが決まって3-2
6球目のスプリットを空振りさせて12個目の三振。

7回 91球 1安打 1四球・12三振 無失点

もしかして、マウンドに行かせてから代える?

普通に頭から代えた。
完全試合がなくなって、ソーシアは決断がしやすくなったね。

それにしても、大谷翔平は見事なピッチングだった。
すべての三振が空振りというのがすごい!
数字を聞き洩らしたが、59ストライク中の空振りの数が
凄いことになってるはずだ。
ますます、注目度が上がる。
すべてがうまくいきすぎてる。
漫画のようだ。

ふー、疲れた。

シーズンが深まるにつれて大谷にも疲れがたまるはずだ。
次の登板はいつになるか?
いずれは、中5日の登板になると思うが、アメリカのサイトに
現地13日のロイヤルズ戦に先発として名前が出ている!!
それじゃ、中4日じゃないか。まさかねえ。

おそらく、今日と同じ中6日で1週間後のロイヤルズ戦だろう。
また、デイゲームか。

加筆(1330)

ESPNによるとこうだ。

59球のストライク中、空振りが25あるそうだ。

今季のMLBでは1位だという。

34球のスプリッターを投げ、A'sの打者は

21回 打ちに行ったが、16回空振りした。

2試合トータルでは37球で26回が空振り。

遠く、1981年にドジャースにバレンズエラが登場したとき

フェルナンドマニアという言葉が生まれた。

オータニマニアorショーヘイマニアという言葉がアメリカの

メディアに氾濫する日は近い。


by toruiwa2010 | 2018-04-09 05:44 | メジャー&野球全般 | Comments(0)

せっかくだから、今朝のことから書く。


692(63-29) 3安打(1HR) 1四球・6三振 3


投手・大谷翔平のデビューはチームの4試合目だった。

ある意味“歴史的な”初球は158㌔のストレートがマルドナドの

ミットに吸い込まれ、ストライクになった。

2球目は131㌔のスライダーで空振り、0-2からのスライダーが

ボールになったあと、スプリッターで空振りの三振に仕留めた。

2番・3番はファウルフライ、空振り三振で三者凡退と上々の

スタートだった。

3人目の初球、全体の11球目のストレートで早くも100㍄を

マークした。この日の最速だ。NHKの表示は160㌔だったが。


2回に捕まった。

“3up 3down”だった1回も、スライダーが結構甘いところに

入っているのが気になっていたが、1死のあと、56番に左、

右と、逆方向にヒットを打たれ、7番・チャップマンに甘い

スライダーを左中間の深いところに叩き込まれた。


ベンチに戻った大谷のところにソーシア監督が近づいた。

通訳を交えてアドバイスをしているように見えた。ここまで

33球のうち25球がストライク…少し、多すぎる気がしたが、

そのことかもしれない。…「ここから抑えれば問題ない」

だったらしい。


3回以降は安定していた。打席に迎えた最後の15人に対して

フォアボールで一人を歩かせただけだった。

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投手として”非凡”であることは示せたと思う。少なくとも、

オープン戦で生じた不安は払しょくした。


問題は、彼を中何日で登板させるかだ。5(現地)は試合が

ないから、次は“中5日”での登板になるだろうが、シーズンが

深まって連戦になったとき、“中4日”になると厳しいのでは

ないかと心配だ。


これで、明日は完全休養だ。

そのあと2試合は相手先発が右だからDHでスタメンだろう。


では、開幕時に戻る。


330日、開幕日、大谷がDHで出場

  31日、田中将大が先発

4月 1日、ダルビッシュ有が先発 前田健太が先発

   2日、大谷先発


大谷がメジャー入りしたことで、開幕から忙しいことになった。

幸いなことに一巡目こそ登板時間が重なることは避けられたが、

いずれ、2人、最悪なときは3人の登板が重なる可能性がある。

だからと言って、どうすることもできない。頭の中を整理して

二台のテレビに目を向けるしかない。ぜいたくな悩み。ハハハ。


大谷は、第1打席で初球を打っていった。ランナーがいたから…

ということもあって、ファーストの横を抜けるヒットになった。

当たりそのものは第2打席のセカンド・ゴロの方がよかった。

タイミングをとるために上げていた右足を上げない打ち方に

変えていた。オープン戦で打てなかった理由が右足にあったか

どうかは分からないが、この方がいいと思う。


一本足打法でホームランを量産していた全盛期の王貞治を見て

メジャーの関係者が口を揃えて言ったのは「なぜ、残っている

左足の足元を狙わないのだ?」ということだった

フォームを簡単に崩せるじゃないか…と言いたかったのだろう。


日本のピッチャーには偉大なバッターにぶつけるのがこわくて

とてもそんな攻め方はできなかったのだが、食うか食われるか

というところでプレーしているメジャーのピッチャーたちに

その”遠慮”はない。大谷が足を上げたら、容赦なく、そこを

攻めてくるだろう。


2打席目以降、ヒットは出ず、相手の先発が左だった翌日は

ベンチからのスタートになった。出先で見た読売ON LINE

見出しに“大谷 スタメン落ち”の文字があって笑った。事実では

あるけど、球団としてのプラン通りなんだからなあ。

3日目は登板前日だったから当然、完全休養だ。

当分、こういう起用法が続くのだろう。


679(61-18) 3安打(HR) 0四球・8三振 1


田中はいいスタートを切った。去年の最終盤で見せた圧倒的な

投球ではなかったが、最後の13人の打者は塁に出さなかった。

抜群のコントロールが生命線だった。

必ずしもベストではない投球で相手打線を寄せ付けなかった。

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2試合 6打数2安打 1三振


イチローは12戦ともに9番・レフトで先発出場した。

2戦でヒットも出た。

気になるのは、第1戦の8回の守備で交代したことだ。

2-1とリードしていた。普通は守りを固めるために守備のいい

選手に交代する場面だ。つまり、監督にはイチローの守りに

不安があったということか? 昨日の“ファイン・プレー”で

考えが変わるかもね。念のために書いておくが、イチローの

レベルではあれを”超美技”とは言わないと思うぜ。

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くどいようだが、交代についてもう一点。

8回裏の攻撃は8番から始まるところだった。バッティングも

信用されてない…ということか?

単に、年齢を考えて休ませながら使っていくつもりならいいが、

これだと、落ち着いてプレーができないのではないかと心配だ。


41/3 102(59-43) 5安打(1HR) 4四死球・4三振 5


大型契約を結んでカブスに移籍したダルビッシュは後味の悪い

初登板になった。リリーバーの頑張りで負け投手は免れたが、

次の登板にも不安を残した。


1回の立ち上がり、先頭打者にデドボール、2番ディートリクに

スライダーを完ぺきにとらえられて二階席に打ち込まれた。

その後は落ち着きを取り戻し、4回までその1安打だけだった。

しかし、5回に3点のリードをもらったその裏に先頭打者の

強い打球が右足甲に当たった。疲れも加わり 4安打・1四球で

同点にされてマウンドを降りた。最後の15球ほどはボールが

高めに浮いて完全にコントロールを失っていた。日本だったら

23人前で交代だったのではないか。先発の権利を尊重する

MLBらしい光景だった。


おまけ


この日の相手、マーリンズの先発はデスパイネだった。

前日の試合の延長17回に8人目として登板し、1イニング・

11球を投げていたが、“志願”して先発したそうだ。MLBでは

きわめて珍しい。


こんな経験がある。

1979年、試合前のヤンキースのベンチに行った。投手コーチの

トム・モーガンにメモを渡すためだった。彼はこの年の阪急

ブレーブスのキャンプに臨時コーチとして招かれていた。

顔なじみになっていた私に「“弟子”たちの動向を知りたい」と

言っていたのだ。フジテレビの後輩に頼んで送ってもらった

データを整理して渡した。


一番かわいがっていた(らしい)山口高志の成績を確認したあと、

ある個所で目が留まった。ななめ後ろに座っていたエースの

ロン・ギドリーに渡して「見てごらん」と言った。

示されたところを見て目を丸くするギドリーに「それが日本の

野球なんだよ」と。

そこには、前日の試合(延長ではない)で最後に投げた山田久志が

先発していることが記されていた。


590(6228) 5安打 1四球・10三振 無失点


オープン戦で好調だったと伝えられていた前田健太が初登板で

勝利を得た。残念ながら、日本では放送がなかったようだ。

NHKの番組でダイジェストを見ただけだが、キレのある球を

投げている。10三振は驚くが、その分、投球数が多い。

去年も8月上旬を最後に90球以上投げさせてもらってなかった。

スタミナに問題ありと思われているならまずいよね。


by toruiwa2010 | 2018-04-02 08:42 | メジャー&野球全般 | Comments(0)

大谷翔平は“二刀流”を認めてくれることを条件に日ハムを選び、

二刀流に強くこだわって5年間を過ごした。”世界一の選手”を

目指してMLBに飛び込むときも思いは同じだったはずだ。

ほぼ全球団を相手にした交渉のプロセスを伝える報道に接して、

私は首をかしげた。メジャーの常識では考えにくい二刀流を

受け入れる球団があるらしいと知ったからだ。


日本のスポーツメディアはそのことに触れないから当ブログは

なんどでも書くが、MLBは登録が25人で、特別の場合を除き、

全員が毎日、ベンチに入る。投手12、捕手2、野手11…が多い。

投手:先発5、中継ぎ5、セットアッパー1、クローザー1

野手:内野5、外野4、ユーティリティ2…そんなとこだ。


考えてほしい。

投手&捕手の数は絶対に減らせない。むしろ、大谷の二刀流を

認めるなら、先発が6になる。長いシーズンを乗り切るために

中継ぎ以下の投手の数はそのままだ。

…必然的に、野手を10人にせざるを得なくなる。


GMも監督も入団が決まったとき、さまざまな情報をもとに

開幕から投手・打者の両方で使えるとの感触を得ていただろう。

キャンプに入るときも、頭の70%ぐらいはその線でいくつかの

構想を持っていたはずだ。


先発ローテーションをどう組むか?

6人だと中5日になる。しかし、エース(2?)にはできるだけ

4日で投げさせたいよなあ。大谷が通用すると分かったら、

5日で確実に投げさせたい。すると、345番手の投手に

“しわ寄せ”が行く。つまり、登板が飛ばされる。不満がたまる。

全員を満足させるローテーションを作成するのは至難の業だ。


野手だってぶつぶつ言うだろう。ポジションにつくにしろ。

DHにしろ、中5日のうちの真ん中3日にプレーするとして、

残りの2日、彼に代わって試合に出る選手は調整が大変だ。

MLBでよく聞かれるセリフ“Playme,or trade me”試合に出すか

トレードするかどっちかにしてくれ…が飛び交うことになるかも。

ハハハ。


プホルスがいるから、守るのかな?その能力は証明されてる?

フェンスやチームメイトとの衝突を恐れない”攻め”の守りが

できるのだろうか?野手として打席に立てば、かなりきわどい

ところを攻められることもあるぞ。

併殺崩しのスライディングは大丈夫か?

…打者に求められるのはバットを振ることだけじゃない。

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すべて、彼がキャンプで結果を出せば問題はなかった。

しかし、ここまでは、きわめて具合が悪い。

土曜日の朝、生で中継を見てびっくりした。50球投げたが、

自分が狙ったところに行った球がなかったのではないかと

思うほど、ボールを制御できていなかった。

いまになって、MLBのボールになじんでいない…は通じない。

時間はあったし、先輩たちはこんなに苦しまなかったんだもの。


開幕まで2週間…25人のロースターをどう編成するか?

球団首脳は“結論”を迫られている。まず、大谷をどうするかを

決めなければならない。地元メディアの中からも、開幕時は

大谷をマイナーにおくべきではないかと言う声が出始めている。


二刀流についての判断は球団がするのではなく、大谷本人が

結論を出すのを待っているのだと思う。それをうけて、さあ

どうするか、という話になる。

とりあえず、開幕からメジャーにおいて様子を見る…などと

“悠長”なことを言っていられる環境じゃない。アストロズが

強すぎるが、エンジェルズも地区優勝を目指す球団だもの。


そして、大谷の二刀流は球団の宝物だ。簡単にギブアップする

ものではない。時間をかけて見極めたいと思っているはずだ。

もう一度、先発のチャンスはあるらしい。しかし、彼が抱える

問題が数日で解決するとは思えない。次の登板内容がどうあれ、

二刀流をどうするかの答えは出ないだろう。


結局、マイナーから出発することになるのか?

移動も宿泊もメジャーに比べてはるかに厳しい環境で二刀流を

こなすのは無理だとは思うが。

そして、仮に 本人がどちらかを選んだとしても、今の内容では

開幕をメジャーで迎えることはできまい。


多くのファクターが複雑にからんで難しいが、結論を書くなら、

大谷翔平は開幕をマイナーで迎える。

それも、夏場ぐらいまで、そこで二刀流をテストする。

行ける…という答えが出れば、そこでメジャーに上げるが、

無理だ…という答えになる可能性の方が高いだろう。

本人がどちらかに絞っても、今年はマイナーでseasoning

と言うことになるような気がする。経験を積ますのだ。


まだ23歳。

“急がば回れ”と言う。

焦らずにじっくりやってほしい。

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パスポートと野球道具と"気持ち"があれば、

何でもできると思う。


出発の前に「アメリカに持っていくものは?」と聞かれ、

成田でそう答えていた。その気持ちがあれば、大丈夫!


大谷の次のオープン戦登板は

日本時間26日になるようだ。

エンジェルズの最終戦となる。

(19日午前10時半 追記)


by toruiwa2010 | 2018-03-19 09:18 | メジャー&野球全般 | Comments(1)

イチローの去就はかなりギリギリまで

決まらないと思う。

力についての各球団の判断は出ている。

”第4の外野手という評価にも届かないのだろう。

拾ってくれる球団があるとすればその理由は

故障選手が復帰するまでのつなぎ、たくさんいる

若手の“手本”として…などだ。

厳しいが、それが勝負の世界の現実だと思う。

25人登録、25人ベンチ入り

MLB環境は猛烈に厳しいのだ。

このことを書いているメディアは 知る限り

一つもない。

投げた、打った、捕ったばかり見ていて、本質が

分かってないんだ。

思いっきり言ってやったぜ。ハハハ。


今年初め、“スポーツの予想”の中でイチローについて

このように書いた。おおむね、そのとおりになった。

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イチローが戻ってくる。シアトルに。マリナーズに。

ファンは「待ってました!」だろうし、イチローも

働き場所を得て、めでたし、めでたし…だ。


2010年、球団のレジェンド、ケン・グリフィJr

11年ぶりに戻った先例がある。私の記憶が正しければ

あれは、偉大な選手に最後は古巣でプレーさせよう…

という周囲の”気持ち”がそうさせたものだった。


しかし、イチローの復帰は違う。

キャンプに入ってから外野陣にケガ人が出て“穴”が

開いているからだ。いわば、“窮余の策”だ。

今でも ネームバリューはスーパーAだ。間違いなく。

そしてプレーの評価はこうだろう。たぶん。

守りはA、走塁はA-、打撃はB

くわえて、彼がベンチにいる意味A+…たぶん。

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イチローの契約は応急手当としてはいい 

しかし、そのあとはどうなるんだ?


番記者の一人が書いた記事にシアトル・タイムズは

そんな見出しをつけた。グリフィJrに触れながら

記事に繰り返し使っているSenntimentnostalgia

という単語が象徴的だ。“感傷”と“郷愁”…


球団は”夢のような”大活躍を期待していないはずだ。

故障者が戻っるまでをつないでほしいという気持ち。

…だから、契約の中身にめちゃくちゃ興味がある。

“短期”ではないものの、両者合意のもと、きわめて

微妙かつ複雑な条項を含むものになっていると思う。


日本が生んだ最高のメジャーリーガーへの“敬意”が

不足しているように見えるかもしれないが、それは

“読み間違い”というものだ。十分尊敬している。

イチローは、引退して資格を得たその年に まっすぐ

殿堂に入る可能性がとても高い選手だ。アメリカには

落合博満の殿堂入りを遅らせたような“アホな”記者は

一人もいないから。…たぶん。


私の頭に一つの光景が浮かぶ。

“役目”を終えたイチローの引退セレモニーだ。

彼の“庭”だったセイフコで。相手は古巣の一つだった

ヤンキースが望ましい。田中将大やスタントンもいる。

グリフィJR、ブーン、マルチネスが来るだろう。

松井秀喜もいそうだし、デレク・ジーターだって

駆け付けるかもしれない。盛大なものになる。たぶん。


ああ、しかし、ヤンキースが来るのは9月か!


by toruiwa2010 | 2018-03-07 08:41 | メジャー&野球全般 | Comments(0)

“I really wanted No. 27, but it was alreadytaken,

so I chose No. 17.”

「本当は27番にしたかったけど、埋まっていたので…」


…なぜ、背番号を17番にしたかと聞かれ、チームだけでなく、

メジャーの大スター、マイク・トラウトを“ダシ”にして大きな

笑いを誘ったのはグッドジョブだ。そのあとに浮かべた笑顔

(地元紙はboyish smile=“少年のような笑顔”と)も最高だった。

特に女性ファンのハートを一気にわしづかみにしたに違いない。

ちなみに、日ハム時代の11番は、ジム・フレゴーシ元監督が

つけていて永久欠番になっているようだ。

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two way star”・大谷翔平のエンゼルス入りが決まった。

彼がエンゼルス入りを希望しているとの電話を受けたビリー・

エプラーGMは喜びのあまり椅子から飛び上がった。そして、

座り直そうとしたとき、そこに椅子はなくて床に転げ落ちた…


ハハハ。現地のメディアが面白おかしく書いている。それほど、

大谷がどの球団を選ぶかは全米の注目を集めていた。


今後は、球団が彼をどう起用法するかがポイントになってくる。

監督はマイク・ソーシアだ。私がメジャーを追っていたころ

ドジャースで頭角を現してきたキャッチャーだった。

S-C-I-O-S-C-I-A…おーい、これ なんて発音すんだい? 

あちこち尋ね回って“ソーシア”に落ち着くまで時間がかかった。

ハハハ。


監督歴18年のソーシアにとっても、“二刀流”は厄介だ。

幸い、大金を投じた選手ではないが、球団にとっては激しい

争奪戦を制して獲得した“金の卵”であることは間違いない。

誰もが納得する使い方で結果を出させなければ“腕”が疑われる。

序盤でケガでもさせようものなら、またまたGMが椅子から

転げ落ちることになる。ハハハ。


ケガ…私が最も恐れるのもメジャーで二刀流にこだわったら

どこかの時点で故障するのではないかという点だ。

東と西では3時間の時差がある広い国土を転戦するだけでも

かなりハードだ。


エンゼルスの2018シーズンの日程を見ると…

42日に開幕して930日に閉幕する。そこのあなた、

“さらっと”読み流さないでほしい。つまり、この182日間に

162試合を戦うわけだ。試合がないのはたった20日だ。

“試合がない”の意味は旅行日だったりするからだ。

日本のように“休養”に充てる日はないと言っていい。しかも、

20日の中に、球宴休みが4日ある。

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まず この“日程の過酷さ”が大谷を襲ってくる。知らず、知らず

心身の疲労が蓄積され、ケガをする可能性が増していく。

投打のどちらかに専念していてもそうだから、“二刀流”の場合、

さらに危険度は上がるだろう。


仮に、とりあえずチャレンジするとなっても、起用法はかなり

複雑になる。投手が基本になるが、“中何日”で登板させるかで

先発陣の人数が変わってくる。二刀流の場合はどう考えても

6人は必要になる。簡単なことではない。しかも、遅くても

キャンプ中盤までには結論を出さなければいけない。野手の

編成にも関係してくるからだ。


9月にも書いたが、MLBと日本では選手登録の仕方が違う。

28人が1軍に登録され、試合ごとに25人がベンチ入りする

日本では3人の”余裕”があるが、MLBは“25人登録・25

ベンチ入り“だから投手も原則的に全員が毎試合ベンチに入る。


12人の投手編成の場合、野手は13人になる。捕手2人として

内・外野手を11人でまかなうことになる。大谷に“二刀流”を

認めるか、認めないか、認める場合、中何日で先発させるかで

チーム全体の編成方針が変わってくる。GMや監督はさぞかし

頭を悩ませているはずだ。

まあ、遅かれ早かれ、MLBの厳しい環境の中で“two way”を

やることの無謀さに大谷本人が気づくと思うが。


“投手に専念する大谷”が100(161)超の速球とキレのある

スライダーでメジャーの強打者をきりきり舞いさせるところを

見てみたいと思う。

ああ、しかし、トラウト、アプトン、プホルスと並ぶ打線に

加わった大谷の打撃がどこまで通用するかも見たいしなあ。

うーん。悩むのはGMや監督だけじゃないわ。ハハハ。


大谷の“転職”先がエンゼルスと決まった。ヤンキース入りを

望んでいた私は少し残念だが、嬉しいこともある。

田中将大が本拠地でデーゲームに登板するとき、午前2時に

起きなければならないのだが、西海岸なら5時でいいのだ。

時差のありがたさ。ハハハ。


by toruiwa2010 | 2017-12-12 08:14 | メジャー&野球全般 | Comments(0)

メジャー4年目のシーズンを終えた田中は

ヤンキースとの間に なお”370億円“の

契約を残している。

しかし、契約時の約束で“残り”を放棄して

フリーエージェント(FA)になれる。

ヤンキースに残るかFAになるかの選択の

期限はワールドシリーズ終了から3日目と

なっている。

FAになれば、獲得を希望する球団と交渉し、

より良い条件を手にすることが可能だ。

ケガを抱えたままという負の要素もあるが、

ポスト・シーズンの素晴らしいピッチングで

“引く手あまた”が想像できる。

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…なんだけど。

田中はopt outする、つまりFAになる…と

地元紙が伝え始めた9月に私はこう呟いた。


シーズン後opt outの権利を持つ

田中に対して、球団は"追わない"

可能性もあるという観測記事があった。

田中は金で動く男ではないと思っている。

つまりFAにはならない。保証しないがw


・・・今でもこの考えは変わらない。

プロだったら、自分の評価を知りたい。

”評価”とは年俸だ。FAマーケットは自分の

投球がどう評価されているかを知る絶好の

チャンスではある。しかし…


田中は金で動く男とは思わない。

夫婦そろってNYの生活が気に入っている。

本拠地 ヤンキー・スタジアムのマウンドは

2912敗、3.29ERAと、相性が抜群だし、

投げやすいと思っている。

なにより、ピンストライプが似合ってる。


などの理由で彼はopt outせずにヤンキースに

残留すると“確信”している。

仮に、もし、万一、彼がFAの道を選んだら…

それは、間違いなく 欲にかられた代理人に

そそのかされた結果だと確信“する。ハハハ。


by toruiwa2010 | 2017-11-03 09:04 | メジャー&野球全般 | Comments(0)

ワールド・シリーズ第3戦のグリエルの“愚行”には、来季の

開幕5試合の出場停止という処分が出て一件落着となった。

昨日の第4戦でNHKがどう伝えるかに注目したが、お粗末

極まりないものだった。放送が始まって10分が過ぎてから

起きた事と処分について“10秒強”の説明をしただけだった。

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番組スタッフには、人種差別がいまのMLBが抱える問題の

一つであるという認識があったはずだし、この“出来事”と

それに続いた“騒ぎ”が第4戦を取り巻く大きな“要素”だと

分かっていたはずだ。それを、ほぼほぼ無視した。


MLBを見るとき、ただ、投げた、打った、走った、捕った…

だけを見るのではなく、その底に流れている“精神”についても

意識してほしいと思い、当ブログでは何度か、unwritten rule

(書かれざる規則=仁義、不文律)について書いてきた。

“そういう目で”見ると面白いからだ。なかなか、興味・関心を

持ってもらえないのが残念だが、あえてまた挑んでみる。

すごく長いことを覚悟されたい。ハハハ。


リーグ・チャンピオンシップ・シリーズ第5戦のマウンドに

田中将大が立った。2連敗のあとの2連勝で五分に持ち込んで

いたが、6-7戦は再び敵地だから、なんとしても勝ち越して

おきたいところだった。立ち上がりから気合が入っていた。

その“気合”が最高に発揮された場面がこれだ。

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2-0で迎えた5回表に11,2塁とされたが、スプリンガー、

レディックを連続三振にうちとった。レディックをキレのいい

スプリッターで空振りさせたあとの咆哮&ガッツポーズだ。

翌日の地元紙はこの場面の写真を使っていた。注目したいのは、

田中の顔が打者がいるホームプレートや相手ベンチの方角に

向いていないことだ。


これこそがunwritten ruleなのさ。

互いに、真正面から、“男らしく”勝負しよう。自らの優位を

相手に見せびらかすような真似はやめよう…という精神だ。


ホームランを打っても、喜びのジェスチャーとしてバットを

放り投げたり、見せつけるようにゆっくり走ったりしない。

チームメイトも喜びを爆発させるのはグラウンドの外でやろう。

…たとえば、そういうことだ。打たれた方は それでなくても

気落ちしているんだから、キズに塩をすり込む真似はやめよう

という考え方だ。***


田中が、レディックの顔を見つめてあれをやったら、あるいは

アストロズのベンチに向かっていたら、どうなっていたか?

即、乱闘が始まることはなくても、次のヤンキースの攻撃で、

味方の打者がターゲットにされる可能性はあっただろう。


私が目撃した中にこんな例がある。

大量リードの試合で、ある打者が3-0からの棒球をスタンドに

打ち込んだ。ベースを回る選手に相手ベンチから大きな声が

飛んでいた。試合が終盤だったから彼がもう一度、打席に立つ

可能性は極めて低かった。すると、ピッチャーは次の打者への

1球目、2球目と続けて体のうしろを通過する球を投げた!

チームからチームへの“メッセージ”だ。

お前たちはそんな野球をするのか?

俺たちは不愉快だぞ。

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仁義、不文律だから書かれたものはない。

それぞれの監督・選手が経験を積む中で先輩から教えられる。

解釈もいろいろだから しばしば「おい、それはないだろう」と

もめ事が起きるのだ。


1970年代の終わりからこの”規則”を知っていた私は日本人が

海を渡るたびに誰かちゃんと教えてやれよと心配した。そして、

新庄がバットを放り上げたり、松坂がマウンドで笑ったりする

場面を見て「誤解されても知らんぞ」とひやひやしたものだ。

ハハハ。


こんなこともある。

20018月、ブルワーズvsパドレスは7回に入って、12-5

パドレスが大量リードを奪っていた。1塁ランナーだったのは

何度も盗塁王になった俊足のリッキー・ヘンダーソンだった。

その彼が何を思ったのか2塁に走った。

ブルワーズの1塁手はベースについてヘンダーソンのリードを

小さくしようという努力をしていなかった。

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この盗塁、日本なら褒められても怒られることはないと思う。

しかし、ブルワーズのロープス監督は激怒した。

マウンド付近まで走っていくと2塁ベース上のヘンダーソンを

「次の打席では思い知らせてやるぞ」と怒鳴りつけた。

パドレス側がヘンダーソンをベンチに下げたためロープスが

宣言した「仕返し」はなかったが、まさに“unwritten rule

破られた“場面だったのだ。


ロープス監督は「大量リードでも、攻撃側が点を取る努力を

やめることはない。しかし、チャンスを“作り出そう”とまでは

しないものだ。大きな違いがある」と話した。


余談だが、この記事を読んだとき、笑ってしまった。

このロープスこそ、3-0からホームランを打った男だから。

ハハハ。


何点あれば“大量リード”なのかは難しいところだ。

現に、ヘンダーソンが走った(守備側の対応がなかったために

盗塁には記録されなかった)試合の前日には、パイレーツが

9回裏2アウトから7点取って逆転サヨナラ勝ちしていたし。

ハハハ。


同じ2001年、ダイヤモンドバックスにいたシリングに対して、

パドレスのデービスがバント・ヒットしたときも“大騒ぎ”に

なっている。このヒットによって、2点をリードして8回の

1アウトまで“完全試合”のペースだったシリングの快挙に

ピリオドが打たれたからだ。


これも、どこで線を引くかについて議論の余地はあるだろう。

10-0だったら、“せこい”(ハハハ)と非難されても仕方がない

かもしれない。しかし、2-0の場合、デービスが出塁すると

たちまち“ホームランが出れば同点”のケースになるわけだから

文句を言われる筋合いではないという考え方もある。 


試合のあともダイヤモンドバックスの監督は怒っていた。

「デービスは若いなあ。メジャーでの試合のやり方について

勉強しなきゃいけないことがたくさんある。あんなところで

5番バッターがバントをするなんて△○X※◎▲◇▽●!!」

ハハハ。

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乱闘が始まったら、ブルペンも含めて全員参加すべし。

ピッチャーは、味方がぶつけられたら、やりかえすべし。

打席でキャッチャーのサインを盗み見るな。

ストライク/ボールの判定で主審に文句を言うな。

併殺を阻止するとき、相手にシューズの底を見せるな。

試合の終盤に入ったら、バント・ヒットを試みるな。


全部、unwritten rule に含まれるようだ。

もう一度書くが、底に流れるのは「互いに正々堂々と正面から

ぶつかり合って勝負しようじゃないか」という考え方だ。

どんなことをしても勝ちたい、個人の記録をよくしたいという

気持ちも分かるが、ほどほどにしておけよ、大量リードして

終盤に入ったら、露骨なことはやめようぜ、相手への敬意を

忘れるなよ…という精神だ。


野球規則1.02“競技の目的”には「相手より多くの点を取って

勝つこと」とある。書かれていない規則は、「だからと言って、

振り返って“やましい”、“恥ずかしい”と思うことはよそう」と

互いを戒めているのだろう。

文化の違いもあり、日本人の感覚と微妙にずれているとは思う。

しかし、私は、初めてこれに出会ったときから、「いさぎよい、

男らしい、心地いい」と、その考え方に賛成だった。


賛同しなくてもいい。そういう考え方があることを頭の片隅に

入れておくと、MLBを見る面白さが増すのではないだろうか。


・・・ところが、最近、unwritten rule言ついての考え方が

少しずつ変わり始めているみたいだ。

ワールド・シリーズ第2戦はもつれにもつれるスリリングな

試合になった。土壇場で追いついたアストロズが10回には

アルトゥーベ、コレアの連続ホームランでリードした。

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コレアは走り出す前にバットをハッキリ、高々と放り投げた!

すると、まだ12塁間を走っているあたりでアルトゥーベが

ベンチを飛び出し、何度もジャンプして喜んでいた。

二人の行動は、私には“奇異”に映った。しかし、現地のアナ・

解説者は何も言わない。


ネットはどうかと探し回ったが、問題になっていなかった。

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わずかに、若いコレアたちには「unwritten ruleも、相手への

リスペクトも分かるけど、とらわれすぎていないだろうか?

ファンに退屈な思いをさせるのはよくない。彼らはショーを

見に来てるんだから…」という考え方があるようだ。

つまり、もう少し“緩い解釈”でいいのではないかとする世代が

生まれつつあるらしいのだ。


それも一つの考え方だと思う。こういう世代が増えていくと、

メジャーは大きく様変わりするかもしれない。ホームランの

たびにベンチ前で大騒ぎしたり、ピンチを脱したピッチャーが

相手のベンチに向かって「どうだ、ざまあみろ」とばかりに

舌をつきだしてみたり…私は今の方が好きだけどね。ハハハ。


***“ダグアウトはグランドの外”と考えられている。

そして、試合が終わったあとは自由だ。だから、

サヨナラホームランのときは、チームメイトが

グラウンドに飛び出してバッターを迎えるのも

まったく問題がない。

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ビデオ判定


昨日の日本シリーズ第2戦の勝敗を分けたビデオ判定には

多くの声が上がっていた。ほとんどがDeNAファンからの

抗議の声だ。「アウトだろ」、「どこがセーフなんだ」。


野球ファンの中でも誤解が多いが、“同時はセーフ”だ。

打者走者や走者をアウトにするとき、守備側は、相手が

達する“前に”、そのベースに体(多くは足)をつけて送球を

受けるか、相手の体にボールをタッチしなければいけない。

逆に言うと“同時”はセーフなんだ。


昨日のケースでは、走者の手がベースに触れる“前に”

タッチしなければアウトにならない。

この動画を見ると、走者の手が宙に浮いていないかぎり、

(それを証明する映像はないようだ)"同時"以前にタッチは

成立しないのではないか。

長い時間がかかったが、ビデオ判定があってよかった。

昔なら…上田利治監督が健在だったら、昨日のうちにに

試合は終わらなかっただろう。


動画→ http://bit.ly/2zhviwv


*ちなみに、フジテレビの実況・解説陣からは

7分半のリプレー判定の間、”同時はセーフ”の

フレーズは一切なかった。問題だね。


by toruiwa2010 | 2017-10-30 09:12 | メジャー&野球全般 | Comments(2)