ブログトップ | ログイン

岩佐徹のOFF-MIKE

toruiwa.exblog.jp

実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

カテゴリ:メジャー&野球全般( 354 )


先月23日、札幌ドームの日ハム・楽天戦での

日ハム・栗山監督の采配が野球ファンの間で

話題になったらしい。ささやかだったらしいが。

ハハハ。


この試合で先発した杉浦が5回まで楽天打線を

“パーフェクト”に抑え込んでいた。9三振で。

それでも、栗山監督は1点リードした6回の

マウンドに2番手・バーベイトを送ったのだ。

d0164636_06042127.jpg

日ハムファンはざわざわした。「ヒットを1

打たれてからでいいじゃないか」という意見が

多かったらしい。分からなくはない。結果が

逆転負けだというから余計に不満だろう。


一方で、聞けば、杉浦にはもともと肩やひじに

不安があったという。初めから 球数を制限して

早いイニングでの継投を考えていた栗山監督が

予定通りの采配をしただけだとすれば、それが

指揮官としてのあるべき姿だと思う。


完全試合を続行中の先発投手を交代させる…

野球ファンならどうしても12年前を思い出す。

このときは日本シリーズだったから騒ぎ方は

今回の比ではない。


2007年の顔合わせは中日vs日ハムだった。

中日が31敗として第5戦を迎えた。

中日の先発・山井が好調で日ハムを8回まで

パーフェクトに封じていた。しかし、中日の

監督・落合博満は9回のマウンドを守護神・

岩瀬に託した!


騒ぐ、批判するのは当然だ。あと1回だもの。

とくに、“うるさ型”の大物評論家は落合采配を

激しく攻撃した。


野村克也

監督なら10人が10人、

交代させないでしょう。

d0164636_06042378.jpg

星野仙一

落合監督はピッチャーの経験が

ないから、投手の気持ちが

わからないのでしょう。


…まあ、我こそ名監督、と考えるタイプだから

この程度は完全に想定内の話だが。ハハハ。


私は、100% 落合を支持した。

舞台が日本シリーズで リードが1点の9回…

この年の中日はこの状況では判で押したように

岩瀬に最後の守りを任せて戦かった。

落合の性格、野球のやり方を考えたら、ここは

迷いなくスイッチするだろうと思ったもの。


今日は、ここまでにする。

ここから先は、2007年のシリーズ直後に書いた

記事を明日とあさって更新するのでよろしく。


by toruiwa2010 | 2019-05-10 06:07 | メジャー&野球全般 | Comments(0)


130/80はダメだってさ


連休終盤の4日の「モーニングショー」で

高血圧の新ガイドラインについて伝えていた。

冒頭で羽鳥慎一アナがこう言った。


…これによって、正常とされる

血圧の数値が引き下げられました。

d0164636_06075242.jpg

反射的に ちょっと待った、なんかおかしい…と

思った私は“面倒なやつ”なのだろうか?


そもそも、ガイドラインがややこしいんだ。

140/90”という高血圧の診断基準は変わらず、

新しく“降圧目標値”を“130/80未満”とする…

そういうことらしい。


降圧剤を服用してこれをクリアしているから

私はいいが、気になったのは“引き下げた”だ。

紛らわしいし、正しいのかという疑問がある。


たしかに、数字は小さくなった。

しかし、“引き下げる”には 負担が軽くなった、

というニュアンスがないだろうか?この場合、

ハードル(目標)は引き上げられたと考えるのが

正しいとらえ方ではないか、と私は思う。

台本に“引き下げた”の文字があったのだろうし、

羽鳥アナは疑問に思わず言ったにすぎない。

私なら、たぶん、数値が変わった。ハードルが

高くなった…と言うだろうなあ。



正しい放送だった


3日朝のNHK-BSMLB中継はべテラン・

野瀬アナと解説・武田一浩のコンビだった。

主砲トラウトやプホルスが打席に登場すると、

その凄さを伝えていた。これでいい。これが

あるべき放送の形だ…と思った。

d0164636_06075447.jpg

イチローが現役のころはこうじゃなかったね。

野瀬・武田がそうだったと言うわけじゃないが、

NHKMLB放送では、実況アナも解説者も、

まるで箸がころんでもおかしい乙女のように

イチローが何をやってもほめそやしていた。

まるで“神”扱いで気色悪かった。


普通にMLBを見たら、この二人が残してきた

実績と比べると、私の中でイチローのランクは

ずっと下にならざるを得ないんだ。思えば、

321日の東京ドームまで日本メディアは

“歪んだ”MLB像を垂れ流して、何も知らない

うぶなファンを惑わした。ひどかったなあ。



肩すかし!


3日、岩手県釜石市のその小さな野球場には

2800人の観衆が詰めかけ、メジャー4球団の

関係者もいたそうだ。“高校野球春季岩手大会

沿岸南地区予選“だというのに。

お目当ては去年、球場表示で163㌔を出した

大船渡高校の佐々木朗希投手だった。

d0164636_06075037.jpg

…しかし、彼のこの日の最速は140㌔だった!

理由があってのことだと思う。あっぱれだし、

“媚びない”姿勢が素晴らしい! 

上背はあるものの、身体が出来上がっていない。

無理をしてけがをすることはない。


メジャーをフォローしていたとき、スカウトが

10代の選手で注目するのは肩と脚だと聞いた。

肩の強さと脚の速さは“裏切らない”からだ。

ちなみに、メジャーでは“肩=shoulder”は

身体の一部でしかない。


日本人が言う 投手の肩、内外野手や捕手の肩は

彼らに言わせれば“ARM”だ。“彼は肩が強い”と

伝えたければHe has strong armと言うべきだ。



ダルビッシュがピンチ!?


4日、ホームでのカージナルズ戦に先発した

ダルビッシュは同点で迎えた5回に無死から

2人の打者を続けて歩かせて交代を告げられた。

9球投げてストライクはわずかに1球だった。

全部で81球投げてストライクが40!半分に

届かないというのは“相当”だ。

ひじの手術からなかなか回復できていない。

d0164636_06074813.jpg

かなりのブーイングを浴びていた。アメリカの

野球ファンはボールの連発に容赦ないからなあ。

そして、メジャーリーガーが一番こたえるのは

本拠地でブーイングされることだ。我慢ならず、

球団にトレードしてくれと求めることさえある。

チームが変われば、気分も変わる。立ち直りの

きっかけになるかもしれない。考えてみたら?


by toruiwa2010 | 2019-05-08 06:10 | メジャー&野球全般 | Comments(2)


妻の“お宝”の中から面白いものが

出てきた。なつかしい!


フジテレビは1978年から大リーグの

中継を始めた。開幕直前、ホテルの

宴会場で大々的なパーティを開いた。

当時のクーン・コミッショナーの

お祝いメッセージを衛星を使って

取り寄せたりしていた。


…視聴率は散々だった。そりゃそうだ。

1960年代に“マッシー”こと村上雅則が

在籍したことはあるが、野茂やイチローが

海を渡ったのはだいぶあとのことだ。

一般紙はもちろん、スポーツ紙でも

前日(厳密には現地の前々日?)

結果だけを紙面の片隅にまとめて

報じていた時代だもの。

d0164636_06444535.jpg

写っているのは1980年にドジャー・

スタジアムで行われたオールスター・

ゲームの記念品だ。

Tシャツは球場内の売店で買った。

マグカップはレセプションの

記念にもらったものだ。


メジャーの球宴は1試合しかない。

新しく完成したスタジアムの順位が

繰り上がることもあるが、原則として、

開催権は30年に一度しか回って来ない。

選手にしてみれば、選ばれるだけで名誉…

というビッグ・イベントだ。だから

選ばれたあとで足を骨折した選手も

松葉づえをついてやってくるし、

2日、3日前に先発したために

球宴では登板のチャンスがない投手も

胸を張って参加する。

d0164636_06444375.jpg

“レセプション”と書いた。

試合前日、たしかロサンゼルス市長が

主催した昼食会だ。

両リーグの監督・コーチ、選手が

妻や恋人同伴で招待される。


当時の球宴は火曜日に行われていた。

日曜日のデーゲームが終わると

出場選手たちはシャワーもそこそこに

飛行機に飛び乗って開催地に行き、

月曜日のレセプションから始まる

多くのイベントに参加するのだ。


長期海外出張の私の面倒を見てくれた

日系二世・トム田山がドジャースの

関係者から招待券をゲットしてくれた。

食事が始まる前、全員が紹介された。


From Los Angeles Dodgers,

Steve Garvey and his wife,Cindy…


アナウンスに促されてドジャースの主砲が

立ち上がって会釈をした40年近く前の

その光景が今も鮮やかによみがえる。

夫人も誇らしげだし、彼らを見るまわりの

出席者たちの目にリスペクトがあった。


独身の選手の場合は…

ReggieJackson and his girlfriend,

Ms.Chris Thomas…となる。


レセプションが終わると選手たちは

スタジアムに行って合同練習をする。

今は、派手なホームラン競争があって

スケジュールがタイトだから、

レセプションは行われてないかもね。


39年前の球宴の実況は苦労したなあ。

おおざっぱな式次第を告げられただけで

選手紹介の順番なども一切分からず、

オロオロしたことを思い出す。ハハハ。


by toruiwa2010 | 2019-05-05 06:47 | メジャー&野球全般 | Comments(2)

旅に出るとき、妻が左の時計を使うことがある。

1978年、シンシナティで買ったものだ。

41年たっているのにちゃんと動くことに驚く。

同じときに買ったドジャースの時計は動かない。

どちらもSWISS MADEと書いてある。

d0164636_07543418.jpg

あのころは、メジャーの中継のためアメリカに

行くたびにグッズを買いあさっていたなあと

思い出に浸っていたら、プレーの方で思い出に

つながる記事に出会った。大好きなunwritten

ruleにかかわる出来事について書かれていた。


水曜日、ホワイトソックスのアンダーソンが

ホームランを放った。相当に甘い球だった。

メージャーでは“ミートボール”と呼ぶそうだ。

打率.421(両リーグでトップ)のアンダーソンが

逃すわけはなく、スタンド中段に打ち込んだ。


そこまではしょうがない。しかし、そのあとに

アンダーソンがとった行動には少々問題がある。

自軍のダグアウトに向けて派手にバットを

投げ飛ばしてから1塁に向って走り出したのだ。

そのさまは「ざまあ見ろ」「どうだ、見たか」と

言わんばかりだった。

d0164636_07585180.jpg

相手投手に対して通算13打数無安打5三振で

うっぷんが溜まっていたにしてもこれはダメだ。

メジャーの仁義に反するからだ。

…少し前までの私ならそう考えたと思う。

どうも、今のメジャーでは少し違う考え方が

主流になりつつあるらしい。


アンダーソンは相手の投手をあざ笑ってない。

相手ベンチをにらみつけていない。まったく

相手に見せつけよう(show up)という意図が

あったようにも見えなかった。

ただ、チームのために豪快なホームランを打ち、

喜んだだけだ…とESPNも書いている。


私が初めてメジャー・リーグ・ベースボールを

追いかけ始めた1978年、ホームランを打った

選手はどんなにうれしくても、ダグアウトに

入るまでは感情を殺してベースを回っていた。

相手に見せつけないようにするのがメジャーの

unwritten rule(仁義・不文律)だからだ。

d0164636_07543264.jpg

そんな“old rule”を今の若い世代の選手たちは

受け付けないらしいし、野球界も全体として

その流れを容認するようになっているようだ。

ベンチ前でホームインした選手を迎える光景に

変化を感じていたが、うれしいときは喜ぼう…

ということか。***


"Just let the kids play"


もっとも、打たれたロイヤルズのケラーは

我慢がならなかったようで、次の打席の初球、

148㌔のストレートをアンダーソンのでん部に

命中させた。“報復”に意図は明白だった。

パンチは飛ばなかったが、両チームのベンチと

ブルペンは空っぽになった。喜ぶ方はともかく

やられた方はunwritten ruleにこだわるようで。

ハハハ。

d0164636_08025460.jpg


なお、ぶつけた投手は5試合、アンダーソンは

1試合の出場禁止処分になった。投手は報復が

処分理由だが、アンダーソンは投手に向って

“nword(白人に対する蔑称)を言ったからだ。

はて、白人に向けたnで始まる蔑称…知らん。


***サヨナラ・ゲームではド派手な

ジェスチャーをしても問題ない。

“試合が終わって”いるからだ。


by toruiwa2010 | 2019-04-20 08:05 | メジャー&野球全般 | Comments(0)


イチロー関連はもういい。満腹だよ…と思うなら

さっさとどこかに行ってもらって結構だ。ハハハ。

彼が現役を退いた以上、あの独特の言い回しの

“語録”を目や耳にしなくてすむ、助かるなあと

私だって思っていた。しかし、ネットというのは

困ったもの。“ダメな”記事が目に入ってしまった。


何が誤解なものか。

そもそも、前年、戦力外にした

イチローを連れてきたこと自体が

"引退興行"を示している。

どっちが儲けたかの話じゃない。

しかも、この記事、誰が書いたのか

分からない。  


怒りがにじむツイートを投稿したのは引退劇の

数日後<イチロー“引退興行”の誤解>の見出しに

つられて記事を読んでしまったあとだ。冒頭に

こう書かれている。


一部のファンの間では感動的なマリナーズ、

イチロー(45)の東京ドームでの引き際

マリナーズのビジネス優先の引退興行

だったのではないか、という批判的な疑念がある。

だが、答えはノー。大きな誤解だ。

d0164636_07242647.jpg

寝ぼけたことを…と思った。

普通、MLBを知る者なら以下のように考える。


残念ではあるけどイチローの選手としての寿命は

去年の5月で尽きていた。それでも特別の肩書を

与えて球団の組織内に残したのは 翌年の開幕を

日本で迎えるのなら、そこで偉大な選手の最後を

飾らせてやろうと考えたからだ。


記事には“突っ込み”どころがテンコ盛りだったが、

THE PAGEとあるだけで、どこをどう探しても

書いた人間の名前がない。喧嘩にならないので

ブログに書くのはやめておいた。顔が見えない

やつを相手にしてもしょうがないもの。


しかし、翌日もネットに気になる見出しがあった。

最初の記事と考え方や筆致がよく似ている。


イチロー引退試合への批判的な声を

シアトル・マリナーズの面々が一蹴


この記事には署名があった。面倒なのでNとする。

元記事が載っていたのはWEDGEだ。出版界での

評価がどんなものなのか知らないが、新幹線で

グリーン車に乗ると座席のポケットに入っている。


惜しまれつつユニホームを脱いだ。

あれから数日が経過したが、日米の

両国において漂う“イチローロス”は

沈静化する気配はない。*** 


まず引っかかったのが二つ目の段落にかかれた

この部分だ。


“イチローロス”…本当にそんなものがあるのか?

列島中でいい年した大人が人前も憚らずに涙した

“長嶋引退”にくらべたら微々たるものだろう。

イチローを貶めるつもりはまったくない。

選手としてはイチローの方がはるかに上回るが、

ファンからの愛され方は比較にならない。


まあまあ それはいいやと思い、読み進んだ。

導入部がこれじゃあ、この先は知れてるぞ、

よーし、とことん突っ込んでやると思いつつ。

ハハハ。


イチロー引退の流れについて疑問符を

投げかけ、ひいてはチクリと刺すような

トーンの記事や芸能人発のブログが

ネットでも散見された。

(中略)

何でイチローとは同じ日本人のはずなのに

米国人よりも素直になれず、イチャモンを

付けたくなるのだろうか。


日本人“なのに”イチローについてネガティブな

記事やブログを書くのが不思議でならないようで

この段落の最後にもこう書いている。


とても不思議で逆にこちらが疑問符を

投げかけたくなった。


あのさ、短いインタバルで二度も同じ言い方を

使っているのはよほど好きなんだと思うけど、

疑問符ってえのは“?”のこじゃないの?

“?”を投げかけても、相手には疑問の“中身”が

伝わるとは思えん。“疑問を投げかけ”なきゃ。


そもそも、どんなにイチローが偉大だとしても、

“晴れの舞台”だとしても、ネガティブなことを

一切書くなというのはおかしな話だ。

この 奇妙な引退劇***疑問を投げかけない

ジャーナリストならやめた方がいい。


***くわしくは→ http://urx.red/Ridr



…申し訳ないが、“突っ込み”はここまでとする。

この先には、球団内部で取材した痕跡があり、

いずれも、イチローを賛美したもので しかも

新味はほとんどない。突っ込む値打ちがない。


それに、ここまででかなり長くなってるし、結局、

N記者がイチローに心底首ったけなだけだと

分かったからね。


一つだけ書いておくが、マリナーズの関係者から

イチローについて批判的な言葉が出なかったのは

やめたばかりの選手だからだ。自分たちが考えた

セレモニーについても悪く言うはずもない。


***この部分のすぐあとにはこんな文章もある。


これだけのレジェンドが身を引く

決断をしたのだ。敬意を評して

華々しく送り出してあげるのが

常識であり、筋だと個人的には

考えている。


笑ったし、あきれてしまった。

本人は書き上げたあと、そして 記事を受け取った

編集者は目を通したのかなあ。“敬意を評す”って

なにをするの?



*たぶん、イチローについて次に書くのは

野球の殿堂入りのときだと思う。そのときは

盛大に褒めさせてもらうつもりだ。ハハハ。


by toruiwa2010 | 2019-04-05 07:26 | メジャー&野球全般 | Comments(12)


メジャーリーグが本格的に開幕し、ヤンキースが

いい形でスタートを切った。

時差的に“あいにく”なヤンキー・スタジアムでの

デーゲームだったから9時に寝て140分に起きた。


トレーナーまで紹介するオープニング・デーの

セレモニーがいいなあ。

そして、史上初、満票で野球の殿堂入りが決まった

マリアーノ・リベラがファースト・ピッチを投げた。

d0164636_04233158.jpg

田中将大がももクロの「背番号」に送られて登板。

低めに球が集まって危なげない投球だった。


1回裏、ジャッジ、スタントンの重量バッターが

11.2塁のチャンスを作ると新加入のヴォイトが

バックスクリーンに打ち込む、先制3ラン。

今年もヤンキースのホームラン攻勢は楽しみだ。


ホームインしたヴォイトをダグアウト前で出迎えた

ジャッジとスタントンがジャンプしながら腕と腕を

ぶつけ合って 派手に歓迎していた。 メジャーでは

最近まで相手を刺激するとして自粛していた行為だ。


Unwritten ruleと呼ばれる不文律・仁義だ。

喜びを表すきわめて自然な行為だが、年齢のせいか、

私は”昔ながら”が好きだ。メジャーも若い世代には

これでいいという考え方が増えているようだ。


試合は、その後も着々と加点したヤンキースが

開幕戦を飾った。

d0164636_04233392.jpg

田中将大

52/3 6安打 2(自責1) 無四球・5三振


大きなピンチと言うわけではなかったが、最初の

登板だから2点目をとられたところで、83球で

マウンドを降りた。56球がストライクだった。

わずかだが、球が速くなっている印象がある。


by toruiwa2010 | 2019-03-29 04:26 | メジャー&野球全般 | Comments(0)


飛び上がって喜びを

表しましたフェデラー。

2年連続 ウインブルドン

そしてUSオープンを

制しました。


2005911(現地時間)、全米オープン・

テニスの最終日、最後の男子シングルス決勝が

決着した瞬間、私はそうしゃべり、そのあと、

36秒間黙りました。いつものように、拍手・

歓声を視聴者に届けたかったからです。


そのあと 解説の柳さんと表彰式の模様を伝え、

この画面にかぶせて、ほぼいつも通り、放送の

最後をこう締めくくりました。

d0164636_07122297.jpg

お話、柳恵誌郎さんで

お送りしてまいりました。

有難うございました。


後年、友人に声をかけてもらい、小さな局で

お恥ずかしい野球中継を数試合やりましたが、

実質的には、これが私の最後の実況でした。

WOWOWとの契約を更新しないことは

すでに決めていましたが、視聴者にはなにも

告げずに実況人生を終えました。


スポーツ部長が親しい何人かの社員に「これが

岩佐の最後の放送になる」と伝えていたことは

あとで知りました。現地にいた仲間のアナや

解説者たちにも話していませんでした。

実況スタイルと同様に“さりげなく”終わりに

したかったし、周囲に余計な気を遣わせるのを

避けたかったからです。


翌日の自由行動日もいつも通り一人で過ごし、

ニューヨークのホテルの部屋を出る直前に、

「さらば、WOWOW]というタイトルのブログを

更新して視聴者や仕事仲間に別れを告げました。

…“気配り”は伝わらず、強く非難されました。

ちゃんと”セレモニー”をしたかったのに…と。


ちなみに、柳さんは数年後にWOWOWとの

契約を終えてブースを去りました。彼も

“黙って”やめるつもりだったようですが、

アナウンサーに“最後だ”と言われてしまい、

激怒したと聞きました。“美学”ですからねえ。

d0164636_07121796.jpg

ステファン・エドバーグ(テニス)やデレク・

ジーター(MLBヤンキース)は引退を予告して

1シーズンを過ごし、行く先々で華やかな

セレモニーをしてもらっていました。


ケガや不調が理由でシーズン中に引退を決める

ケースもあれば、シーズンが終わったところで

覚悟を決めることもあります。アスリートの

“幕引き”のやり方は人それぞれですね。


それにしても、イチローのケースは異例中の

異例でしょう。去年、古巣・マリナーズに

戻ったものの、期待にこたえられず5月には

選手登録から外されました。年齢を考えたら

普通の選手はそこで“終わり”です。


しかし、球団は“会長特別補佐”の肩書を与えて

組織内に残しました。選手として見限ったのに

来年は別の話…というのはあり得ないことです。

イチローが特別の選手だということ、開幕を

日本で迎えるという特別の事情があったこと…

その“環境”があの引退劇を生んだのでしょう。

d0164636_07121338.jpg

その“儀式”がまた 異例、異常でした。

試合の途中で守備位置からベンチに下げるのは

それほど珍しいことではありません。しかし

味方の選手がライン際で出迎えてハグ、相手の

選手もベンチ内だったものの立ち上がって拍手、

しかも、シーズンの開幕を告げる試合で!


普通ならその選手の“終焉”を意味する儀式です。

私はあのシーンを見て「明日は出ないんだな」と

判断しましたが、違いました。翌日もまったく、

同じことが起き、テレビ局も観客も喜びました。

ま、イチローだし、前日代わって出場した選手が

死球を受けた影響があったのかもしれません。

d0164636_07153190.jpg

私が見たのは編集されたビデオだったので、

この日も相手ベンチが総立ちだったかどうかは

知りません。しかし、少なくとも、先頭打者は

戻ってくるイチローに視線を送らず、素振りを

していました。特別な意味はないでしょうが。


2日続けてやったことにクレームをつけている

わけではありません。しかし、この2試合は

基本的に相手、アスレチックスの主催試合です。

オークランドでこの試合が行われていたら、

こんな“演出”は成立しなかったでしょうし、

その日程が分かっていたら、去年5月の時点で

マリナーズも別の対応を考えていたでしょう。

d0164636_07121532.jpg

つくづく、イチローは幸せな選手ですね。

こんなにうれしいセレモニーをしてもらい、

会見すれば、メディアがこぞって一語一語を

まるで“神のお告げ”のように伝えてくれる。

ネット記事の見出しを読むと、“右足を出し、

次に左足を出した“という当たり前のことさえ

「さすがだ」と言っているように聞こえます。


はい、偏見に満ちてることは認めます。

選手としての偉大さには敬意を表していますが、

人間としては最後まで好きになれませんでした。

引退することで、独特の“語録”を見て、聞いて、

イライラしなくて済むようになったことが

嬉しいです。(羽生結弦と酷似してますw)

引退会見でも胸に響いたのは「妻に3000個目の

おにぎりを作らせてあげたかった」だけでしたから。


by toruiwa2010 | 2019-03-25 07:19 | メジャー&野球全般 | Comments(8)


一度グラウンドに送り出した選手を、

一拍おいてベンチに呼び戻す…MLBでは

ときどき見られる光景だ。こうすれば、

守備位置からベンチに帰る選手に観客は

拍手・歓声を贈って感謝の意を伝えられる。


もちろん、その選手が観客から拍手を

もらうに値すると球団が認めた場合だ。

イチローは彼らの開幕戦で何かをした

わけではないが、球団は、2001年から

貢献してくれたイチローへの気持ちを

この形で表したかったのだろう。きっと、

日本に向かう前から考えていたことだ。

d0164636_08241819.jpg

オープン戦でもがいていたし、巨人との

2試合、この日の打席…ど素人が見ても

バットの芯がボールをとらえるイメージが

浮かばないバッティングだった。首脳陣の

目にはもっとはっきり“現実”が写っていた。


相手ベンチも立ち上がって拍手を贈った。

一選手が途中で交代するシーンとしては

異例だしある意味 異常だ。つまりこれは

マリナーズからA’s側に何らかの情報が

伝わっていたのだ。これが最後だと…。


だとすると、今日の“演出”が難しいなあ。

少なくとも先発はさせないんだ。たぶん、

出番もない。出せば 相手にそれなりの

対応を迫ることになるもの。


試合終了後にイチローをグラウンドに

出してファンに挨拶をさせる…そんな

ところではないか。


ところで、日本は上を下への大騒ぎだが、

マリナーズの地元はどうだろう。試合が

始まる午後7時は午前3時だ。日テレの

都合に合わせているからこうなるのだが、

その時間に“イチローの最後”を見ようと

どれほどの人が起きているだろう?


by toruiwa2010 | 2019-03-21 08:25 | メジャー&野球全般 | Comments(2)


・・・つづき


日本メディアの変化


マリナーズ時代のイチローについて“批判的な”ことを

日本のメディアは一貫して書かなかったが、少しずつ

変化を見せ始めた。20108月下旬の朝日新聞。

d0164636_09445591.jpg

イチローが2打席連続の本塁打を放った。(中略)

いずれも甘い球を見逃さず、バットに乗せるように

ボールを飛ばした。1,2本目の手ごたえを問われると、

イチローはそっけなく言った。

「ああ、そういう浅い話でいいんだ。だったら簡単。

ぜんぜん違うよ」 (中略)

右中間が極端に狭いヤンキースタジアムならではの

連続本塁打に、イチローは「普段なら入らない

打球なのに、入ってしまうんだから。

ここはいい球場だよね」と淡々と語った。

(ニューヨーク=村上尚史)



書き方に感情が出ている。

「」の前半を省いた読売新聞はこう書いている。

「普段なら入らないのが入る。いい球場だね」

記者の“立ち位置”に微妙な違いを感じた。

おそらく、朝日の記者の書き方がイチローの発言に

“より近い”ものだと思う。


取材する側とされる側には、一定の信頼関係がある。

“オフレコ”と言われたら書かないのはもちろん、両者が

良好な関係にあるときは、タメ口で話したコメントも

少し丁寧な言い方に改めて書いたりするはずだ。

まして「ああ、そういう浅い話でいいんだ」はこまかい

ニュアンスが分からないが、愉快な“物言い”ではない。

言ったのが事実だとしても普通、こうは書かないだろう。

スポーツ紙は分からないが、読売が省略したこの部分を

朝日が書いていることに興味を持った。

この記者は、かねてからイチローの発言・対応に不満を

持っていたのではないか?


イチローを持ち上げるのに巻き込まれて無用の非難を

浴びた元大リーガーもいる。MLBの最多安打記録を持つ

ピート・ローズだ。イチローが10年連続200安打を

達成したとき、日本の新聞の取材を受けている。



"The guy has to be the luckiest guy in the history

of the world to get that many infield hits!"


…そう言ったらしい。

「そんなにたくさんの内野安打が打てるなんて、彼は

世界一ラッキーなやつに違いない」…というところか。

偉大な記録に対して“ラッキー”と言うなんて…と非難が

殺到した。記事を読めば「全体の27,8%が内野安打だと

いうことを知ってるか?」と聞かれて答えたものだ。

私には、そんな速い脚を持って生まれて来たイチローは

しあわせな奴だ…と言っているように聞こえたが。


当然 無視された進言


それはともかく、10年目のイチローは彼にしては苦しい

シーズンだったかもしれない。安打数の伸びが鈍かった。

7月末にこのブログで「10年連続200安打を達成しても

しなくても、大きな区切りなんだから、ビッグクラブに

移ってチャンピオン・リングを獲りにいたらどうだ」と

進言した。 メジャーで3000安打が視界に入ってる

だろうから言ったって無理だろうなあと思いつつ。

ただし、ワールドシリーズでイチローを見たい…は

偽りない気持ちだった。


もちろん、イチローは動かなかった。マリナーズは

よほど居心地がいいのだろう。“200安打マスト”の

イチローにとってはプレーしやすいのかもしれない。

そのころも、折に触れて私は彼を批判している。


2012.06.24のツイート

“事件”だ。

イチローがフォアボールを選んだ。敬遠ではない

フォアボールはトップに戻ってから初めて、

3番時代の57日以来41試合ぶりだ。

“見事な”記録だが、誰も言わない。

2盗に成功し、続いて狙った3盗は失敗した。

ノーアウトで!それについても誰も言わない。


…私の目には「勝手に野球をやっている」と映ったのだ。

私だけならいい。首脳陣や同僚たちにも「走ってほしい

ときに走らず、走らなくていいときに走る」と見えたら

ますます、ヤバイことになるんじゃないの、と思った。


数日前の地元紙、2紙に似た論調の記事が出ていた。

“事情通”に聞くと、レベルの高い記者ではないようだが、

気になった。

d0164636_09445799.jpg

イチローをどうする?(Seattle Post)


マリナーズは将来を目指して試合をしている。

次に優勝を争うチームになったとき、しかるべき役割を

担ってくれると思える若手を見つけようとしている。

30歳以下で将来性のある選手が何人かいるのだから、

チームは今シーズン最後の3ヶ月間、イチローをどう

起用するかを決めるべきだ。7月のどこかで、残りの

2ヶ月間、彼にどれぐらいプレーさせるか決めなければ

ならないだろう。


イチローは“10&5”の権利を持っているから同意なしに

トレードはできない。同意があっても“オーナー”が

ウンと言わなければGMは実行に移せないと思うが。

関係者と話し合いを始めるのがいいのではないか。

マリナーズで“パートタイマー”になることを避けて、

シーズンの終盤を優勝争いするチームでプレーしたいと

彼が言えばそれは誰にとってもいい結論だろう。

今のイチローは“everyday player”(常時出場する選手)

ではない。少なくともマリナーズでは。

d0164636_09445928.jpg

再建中のチームの中でイチローも同等に

扱われるべきときが来た(Seattle Times)


イチローが先発を外れた日、代わってライトに入った

キャスパー・ウエルズはランナーを1塁において

2ベースヒットを放ち打点を挙げた。前任者が久しく

やれなかったことだ。1試合では何も言えない。

ただし、球団はウエルズに何ができるかを証明させる

チャンスをもう少し与えるべきだろう。イチローを週に

2試合休ませてライトにウエルズを起用する手もある。


ウエッジ監督であれ誰であれ、野球にかかわっている

者なら、シーズンを通して得点圏打率が282厘の

選手をトップに据えることが勝ち星を増やす策だとは

考えないものだ。勝ちたいのなら、今すぐにイチローの

打順を7番以下に下げ、毎日プレーさせることをやめる

べきだ。パワーもなく、この1年半の出塁率が3割を

前後しているイチローの契約を延長するのなら、この

“再建”の本質とは何なのか?


目の前で起きていることに目をつぶって同じことをして

いたら、ひどいことになる。イチローをほかの選手と

同じように扱うようにしようじゃないか。


…かなり手厳しい。2人ともイチローの実績を認めた

上で書いていたが、厳しいと思える部分だけを“抜粋”

していることと、私の“貧しい”英語力をお忘れなく。

d0164636_09450170.jpg

明らかなことが2点ある。


イチローの衰えは隠しようがないこと。

チームはすでに将来に向けて再建を始めていること。



地元紙にこういう記事が出た。黄色信号が灯ったのだ。

このときも、私は書いている。


悪いことは言わない。最下位が常連のチームで

“パートタイマー”になる屈辱を味わう前に、

優勝争いができるチームに移ることを勧める。

来年などと言わず、シーズン途中からでもいいから。


遅かった“脱マリナーズ”


d0164636_09450928.jpg

ヤンキースへの“電撃”トレードが成立したのはそれから

ほぼ1ヶ月後のことだ。 →https://goo.gl/T6LYiu


日本の野球ファンにとってはビッグニュースだったが、

結果的に”toolate”だった。あれから6シーズン以上が

過ぎたが、このときマリナーズに移った二人の若手も

結果を出せていない。

d0164636_10315339.jpg

イチローにピンストライプはよく似合った。しかし、

ときに“さすが”というプレーを見せたものの、ピークは

すでに過ぎていた。2年半でマーリンズに移り、3年後、

古巣・マリナーズに戻った。


そして、明日からの2試合でイチローの現役生活に

ピリオドが打たれる。アメリカでのオープン戦は

残っているが、公式戦については引退は間違いない。

誰にだってこの日は来る。胸を張って日本のファンに

  別れを告げればいい。  


巨人との2試合を見たが、結果が出ていなかった。

日本人投手のボールが遅いとか速いとかではなく、

イチローのHEC(hand eye coordination)が

衰えているのだと見る。つまり、目でみたものを

脳が判断して腕に指令する…sの関連性がうまく

行かなくなっているのだ。40歳ごろから明白だった。

プレーのあらゆる面で"速さ"を生命としてきた

イチローにとっては致命的だと思う。さすがに本人も

 "覚悟"ができているのではないか。



(完)


by toruiwa2010 | 2019-03-19 06:32 | メジャー&野球全般 | Comments(4)


・・・つづき


“わがままなプレーも?


2009年、WBCで体調を崩し、彼自身の開幕が遅れた。

MLBに行って初めてのDL入りを経験した。本人は

大丈夫だと言っていたようだが、球団が認めなかった。

”ピンチ”だった。

このころには 開幕前に200安打が目標だと公言し、

達成したあとは、「近づくにつれて、いかにナーバスに

なったか」を語っていた。序盤の8試合を欠場したのは

200安打を狙うイチローにはかなりの“ハンデ”だ。


5月上旬のアスレチックス戦でこんな場面があった。

延長に入り 3点差を1点差まで追い上げ、更に得点圏に

ランナーをおいてイチローがバッターボックスに立った。

1塁は空いていた。ストレートのボール三つで3-0

なったとき解説が「さあ、ここで、イチローがきわどい

ボールを見きわめられるかどうかですねえ」と言った。


いいことを言うなと思って見ていると、イチローは次の、

“見送ればボール”という高めの球にバットを出した。

さいわい、ファウルになった。

「これなんですよ。フォアボールでは出たくない。(中略)

なんとか、ファンにいいバッティングを見せたい…と

思うタイプなんですよ」


結果的に、フルカウントからヒットを放って同点にし、

2イニング後マリナーズがサヨナラ勝ちした。この場合、

3-0からボール球に手を出したことは、どこも伝えない。

二つ目のコメントの前半は、これまで、NHKの解説者が

言わなかったことだ。まるで、「イチローがやることに

間違いはない」と言わんばかりに、彼らはイチローの

プレーに批判がましいコメントをしない。少なくとも、

私は聞いた記憶がない。


惜しまれるのは、せっかくいいことを言ったのに後半で

余計なコメントを加えてしまったことだ。ハハハ。

イチローに求められているのは、チームが“勝つための”

バッティング…、このケースではボール球を見送って

塁に出ることだ。決して“いいバッティングを見せる”

ことではない。マリナーズの勝ち負けよりイチローの

打撃を見たい、などと愚かなことを言うのは 観光中に

観戦に訪れる日本人ぐらいのものだ。


地元で聞こえ始めた雑音


そんなイチローに地元からも雑音が聞こえはじめる。

“出遅れ”の焦りからか、どんどん打ちに行ったから

4月の14試合で得た四球はわずか1個、それも敬遠!

それも最後の14試合目で得たものだ!!

だから、もともと、打率の割に出塁率が低い選手だが、

この月の数字を見ると13試合目までの打率は.310

そして、出塁率も.310だった!!


1番バッターの役割を考えたら、“べらぼー”な数字だ。

日本のメディア、NHKの解説者などがその事実に

触れたことは一度もない…はずだ。


イチローは、“なんとしてもヒットがほしい”のだ。

彼ほどの選球眼があったらボール球に手を出さないのは

それほど難しいことではないはずだが、「フォアボールで

歩いたら、ヒット数が増えない」と考えているとしか

思えないバッティングを見せることがしばしばだ。

こんな1番バッターはどこを探してもいないだろう。

おかしなことだし、マスコミがそれを指摘しないのは

もっとおかしなことだ。そして、岩佐徹が“孤軍奮闘”

しなければいけないのはもっともっとおかしなことだ。

ハハハ。

d0164636_09445083.jpg

そうは言っても、10年連続200安打、10年連続3割、

10年連続オールスター&ゴールドグラブは見事だ。

4年目には史上最多となる262安打を打ち、9年目には

MLB2000本安打を達成した。偉業と言っていい。


しかし、ずば抜けているのは守備能力だと、私はずっと

思い続けている。スピードを生かした守備範囲の広さも

素晴らしいが、糸を引くような正確な送球の見事さは

MLBの歴史の中でも“屈指”のものだ。肩の強さだけなら、

彼を上回る選手がいるだろうが、正確さと合わせれば、

彼以上の選手はなかなか思い浮かばない。


…つまり、彼がメジャーでも“最高ランク”の選手である

ことに疑問の余地は“これっぱかり”もない。

“技術”と“能力”に関しては、だけど。ハハハ。

d0164636_09445262.jpg

2009年秋、地元紙のフォーラムに立てられたスレッドだ。

「イチローをトレードしろ」…

「自分勝手だからオフにはトレードしてほしい」という

呼びかけに400件のレスポンスがあったが、さすがに

同意しているのは少なくて、大多数の人が イチローの

残した数字を挙げて反論していた。


天邪鬼の私はファンが言う“数字”にも異論がある。

「バッティングより守備を評価する」と書いた。

いくつか、日本ではあまり報道されない事実(数字)

挙げておきたい。


彼が放った3089安打の23%(713本)が内野安打だと

いうことを指摘する人は少ない。意味がないからか?

そんなことはなかろう。なぜなら、彼が打つヒットの

数こそが「イチローはバッターとして偉大だ」とする

人たちの最大の根拠になっているのだから。


ちなみに、殿堂に入っている俊足好打のリッキー・

ヘンダーソン(史上最多の1406盗塁)は、記録が残る

1988-2003年の16シーズンで245本しかない。

左投げなのに右打ち”だったことが大きな理由だろう。


マニア(本人も?)が言う“内野安打も技術のうち”は

“無理矢理感”があって私は認めない。断固として。

“普通の”ゴロ、あるいは“当たりそこね”のゴロが安打に

なるのは、単に足が速いからだ。ハハハ。

内野安打の中には、送球をあせる野手が打球をはじいた

ものもかなりある。これは“技術”とは関係がない。


メジャーでは地元紙の記者が公式記録員をしているため

雰囲気に流されて判定してしまう傾向がある。

“偉大な打者”、“打撃術最高”と呼ぶには、文句なしの

ヒットがもっと多くないとなあ、と思い続けた。

イチロー・マニアや我がスポーツ・マスコミがヒットの

数だけで彼を“神”のように称えることへの反発だ。

ハハハ。


スポーツ紙はしょうがないけど、一般紙にはしっかり

してほしい。2000安打達成の翌日の朝日を読んで笑った。


「ワンバウンドの球さえヒットにできる」と、

巧みなバットコントロールに敬意が払われている。


彼が、“投球を正確に見きわめ、バウンドしてはずんだ

ところにバットを合わせてヒットにした”のならば、

好きなだけ褒めればいい。しかし、実際は“低めの投球に

合わせようとしたら、思った以上にボールが沈んだため

コンタクトに失敗したが、振り出したバットに投球が

たまたま当たってヒットになった”だけじゃないか?

違うか?


私が嫌いなのは、イチローのやることをすべて“賞賛”に

結びつけたがる、メディアのこのものの言い方なのさ。


200安打への強いこだわり


私が最も危惧していたのはチーム内の反応だった。

開幕時から“200安打を意識しているのがあからさまな

彼を快く思わないチーム・メイトもいるはずだからだ。

ボール球に手を出すこと以外にも 自分勝手な判断での

プレーが目についた。


マリナーズのロッカーで「あの野郎ぶん殴ってやる」と

息巻く選手がいたと伝えられたのが何年ごろだったか、

もう思い出せない。ま、どっちにしても事実かどうか

はっきりしない話だから、ここには書けない。しかし、

当ブログで古い記事を検索すると20099月に私は

こんなことを書いている。


<<<815日のbox scoreCS-Suzuki (8, 3rd base)

あります。CScaught stealing、つまり、盗塁死()

今シーズン8個目と表示されています。このままだと、

5年ぶりに二桁になるかもしれません。自慢の脚力、

盗塁のカンが鈍り始めたのでしょうか?


しかし、問題は、そのことではありません。

場面は4-2とリードされた7回裏、21-2塁で打者は

5番のブラニアン、カウントは0-2でした。そして、

記録に書いてある通り、サードでアウトになっています。

野球のセオリーは、“第3アウトをサードで取られては

いけないと教えていますけどね。>>>


例のスレッドでイチローをトレードしろと訴えた男も

“わがまま”の一例としてこのプレーを挙げていた。

ボーンヘッドだから、ファンが怒るのも当然だ。

2アウトでイチローの足なら、ワンヒットでらくに

ホームに帰ってこられるのだから、リスクをおかす

必要はなく、監督も納得していなかったのだ。


イチローは「2,3塁にしてワンヒットで同点にできる

状況を作りたかった」と説明したそうだ。1塁走者の

ロペスも走って、ともにセーフになれば、の話だね。

そして、それを考えるのは君の仕事じゃないよ。ハハハ。

どちらにしても、この失敗はマリナーズの勢いを止め、

試合は5-2で敗れた。


日本メディアが伝えた彼の言葉で一番好きじゃないのは、

「自分が打てなくてもチームが勝てば嬉しい、という

気持にはなれない」だ。まさに“ジコチュウ”だ。そんな

気持ちならメジャーでプレーすんなと言ってやりたい。


2000安打達成のとき、ベース上からベンチの選手全員が

拍手しているのが見えたそうだ。「嬉しいよね、チーム

メイトのそういう反応も」と話している。その談話を

読んだときに思った。


それだよ。君に足りないのはその気持ちだよ。


つづく・・・


*都合により、最終回は

明後日、火曜日になります。


by toruiwa2010 | 2019-03-17 06:36 | メジャー&野球全般 | Comments(0)