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岩佐徹のOFF-MIKE

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実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

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松岡修造…名前を聞いただけで一定のイメージが

浮かんでくる男ですね。人によっては“爽やかさ”。

人によっては“あつくるしさ”。私は後者です。

正直、苦手です。付き合い方が分からないからです。


でも、一度でいいから組んでみたかったです。

熱くなりすぎるのをコントロールできたら、きっと

いいコンビネーションが作れたと思うのですが。

ああ、しかし、私が実況したときの彼の勝率は

きわめて低かったんだよなあ。ハハハ。


2007Japan Open        

幻の場内放送&松岡修造  

(2007/10/02 初出 )

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ファン待望のAIG オープンが開幕しました。

しかし、フェデラーという大きな目玉選手はいません。


残念ながら、全米オープンとデビス・カップから

肉体的に100%の回復が出来ていない。

医師から「深刻なケガを避けるために、少なくとも

10日間は大会でプレーすべきではない」と言われた。


去年も、同じスケジュールをこなして日本に来ています。

“超一流”のトップ・プレーヤーだと自他共に認めている

フェデラーが、そこまで疲れるものか?と思わないでも

ありません。

しかし、診断書付きで「だから 出られない」と言われれば、

主催者はどうすることも出来ないのです。

ファンの大きな悲鳴が聞こえてくるような“事件”でした。

これほど“ドタキャン”があって、理由が納得行かない

ケースが多いスポーツはボクシングとテニスぐらいでは

ないかと思います。仕組みのどこかに“不備”があるのは

確かでしょう。

来るだけ来て、あっさり1回戦負けされても困りますが。


予告するほどのことではないので書きませんでしたが、

今年の大会では主に、ATPの試合の入場アナウンスを

担当することになっていました。

実況とは違うものの、放送席でマイクを手にするのは

久しぶりですから、ひそかに、とても楽しみでした。

しかし、実現することなくキャンセルになりました。


声をかけてくれた運営サイドの人たちから説明された

演出プランと実際の進行がシンクロしていなかったのが

大きな理由です。

何より、試合と試合の間を仕切っている松岡修造さんの

ボルテージがものすごく高くて私が入り込む“余地”は

ありませんでした。ハハハ。

自分の力でなんとか日本のテニスを盛り上げようという

彼の情熱は掛け値なしに素晴らしいものです。しかし、

私はあくまで“黒子”としてひっそりやりたかったのに、

どうもそうではない方向に行きそうな様子があったのと、

“二人をからませないように”とお願いしてあった条件が

守られていなかったために“降りる”ことにしました。

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それに、私のアナウンスを挟むと“テンション”の差が

あまりにも大きくなることがみえみえでした。それでは、

かえって全体の調和が乱れて“台なし”でしょう。

嫌味でなく、日本テニス界にとって大事な人材である

松岡さんがやりやすい環境を作る方がいいと考えました。


久しぶりに「テニス・ファンのみなさん こんにちは。

ご機嫌いかがでしょうか?」という言葉で始めようと

考えていました。縁がなかったということです。


最初の試合になるはずだった錦織の試合前の進行を見て、

“判断”は間違っていないと思いました。

準備したデータは担当スタッフに残し、日本テニス界の

期待を背負った錦織の若さいっぱいのプレーを少しだけ

見て会場をあとにしました。たぶん、テニスの会場に

足を運ぶのはこれが最後になるでしょう。


そんなわけで、“忙しくなる”はずだった今週でしたが、

思いっきりヒマになりました。ハハハ。

見たい映画が次々に封切りになっていますので、それを

見ることにしましょう。

今日は、とりあえず、妻の買い物のお供です。ハハハ。


松岡修造を考える( 2010/05/29 初出 )


忘れがたいのは1995年全米オープンだ。

松岡はグランド・スタンド・コートでチェコのペーター・

コルダと1回戦を戦った。

3ゼット続けてタイブレークにもつれ込む激戦だった。


67/76/76/56 とリードした第4セットの終盤で松岡の

足を突然、猛烈なけいれんが襲った。

当時のルールでは、誰も手を貸すことが出来ず、相手の

コルダが氷に浸したバスタオルを持って行こうとしたが、

認められなかった。結局、プレーを続けることが出来ず

リタイアとなった。コートの上を“のたうち回る”松岡の

姿があまりにも痛ましかったこともあって、ほどなく、

けいれんでもトレーナーを呼べるように規則が変わった。

Shuzo Rule”の誕生だった。

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このときも、“律儀な”松岡は、数時間後だったと思うが、

インタビュールームにやって来て、丁寧に記者の質問に

答えていた。とにかく、Noと言わない男だった。

見習いたいとは思わなかったが、徹底していた。ハハハ。


全仏のとき、コメンタリーの宿舎がメトロ8番線の終点

Balard(バラール)駅近くのソフィテルだった時代がある。

レストランで食べる朝食が最高だった。朝日を浴びる

パリの街並を眺めながら、トマトジュース、たっぷりの

プレーン・ヨーグルトにママレードを少々、プルーン、

パン、ポーチドエッグ…ランチをちゃんと食べられる

保証がないので、朝はたくさん食べていた。


市内の日本料理店からローラン・ギャロスまで毎日、

弁当が届いていたが、揚げたものや貝などはできるだけ

食べないようにしていたから、結果として、ほとんど

食べるものがないのだ。

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松岡も泊っていて、朝、食堂で会うこともあった。

大会のとき、アポを取った取材や記者会見のとき以外、

選手はそっとしておく…、を“モットー”としていた私は、

入口で彼が来ていることが分かると、できるだけ離れた

ところに席をとり、目を合わせないようにするのだが、

彼の方が私を見つけると、わざわざ 席を立って来て

「あはようございます」と、挨拶をしに来てしまうのだ。

せっかくの“気遣い”も、相手がもっと気遣いの人だと

まったく役に立たないことがあるんだ。ハハハ。


余談だが、ある夜、外での食事から戻ったときホテルの

玄関前のステップを洗練された身のこなしで下りてくる

日本人の“カップル“を見たことがある。

黒のスーツをびしっと着こなした松岡とやはり黒っぽい

ロングドレスを着た女性だった。宝塚出身と聞いている

彼の母親だった。

それ以前も以後も、あれほど“絵になる”日本人の男女を

見たことは残念ながらない。


by toruiwa2010 | 2018-09-30 07:02 | 自分的傑作選 | Comments(2)

楽天ジャパン・オープンが開幕する。

WOWOWをやめてから、生でテニスを

見るのは有明テニスの森を舞台にした

この大会ぐらいだった。それも2011年に

骨折してから行かなくなった。


いつの間にか会場が変わってるね。

しかも、男女別々になってる。

去る者は日日に疎し…。ハハハ。


この大会が近づくといろいろ思い出す。

ついでに松岡修造のことも。


JapanOpen

快晴に恵まれ有明デビュー!

( 2006/10/09初出 )

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昨日の最終日 有明に行ってきました。

風が強くて選手には気の毒でした。どう考えてもベスト・

テニスを見せてもらえるコンディションでなかったのは

残念ですが、あれだけ雨に悩まされたのがうそのように

真っ青に晴れ上がった空を見て気持ちがはずみました。

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初日に行ったとき、手違いがあって空振りに終わった

時点で“縁がないんだ”とあきらめていました。

連日伝わる盛り上がりを耳にして少しあせりましたが、

チケットが手に入るあてもなくテレビを見ていたのです。

そこに協会の広報からメールが飛び込んできました。

「せっかく来てもらったのに、不手際で申し訳なかった。

IDを用意するので決勝の日はぜひ」という内容でした。


“不手際”は、目玉だったフェデラーの会見が始まった

ばかりで私を知っている担当者が受付にいなかったため

私を確認できなかったことを指しています。責められる

べきなのはきルール通りに申請をしなかった私のほう

なのにと、恐縮してしまいました。


IDを持っていない私を入れてくれず「担当者が戻るまで

待ってくれ」と言った受付の女性はおそらくイベント

関連企業の社員だろうと思いますが、不手際ではなく、

その対応は見事だったと思います。


欧米のイベントでは、これが当たり前です。

こんな話を思い出しました。

メジャーリーグ、ボストン・レッドソックスのかつての

大打者にテッド・ウイリアムズという選手がいました。

今のところ“最後の4割バッター”です。

引退後のある日、彼が古巣の本拠地、フェンウェイ・

パークのクラブ・ハウスに続くゲートを抜けようと

したとき、係員に「待った」をかけられました。

IDを見せてください」と言われたのです。

あいにく、このとき彼はIDを持っていませんでした。


しかし、引退から年月がたっていてもボストンでテッド・

ウイリアムズを知らない人はいません。

まして球団の本拠地で…普通は考えられない事態ですが、

これが正しいやり方なんです。


どんなに粘っても、相手が臨時雇いのバイトであっても

事態が変わることはほとんどありません。

「ダメと言ったらダメ!」ハハハ。

日本ではそのあたりがかなりあいまいです。“顔パス”が

ものを言うこともありますし、強く言われると、最後は

押し切られてしまうケースがあるようです。


それはそれとして、せっかくの“ご好意”をムダにしたら

バチがあたると思って出かけました。

超満員を予想しましたし、切符が売り切れていたのは

間違いないのでしょうが、3連休の中日だったせいか、

ほんの少し空席が見えていたのは意外でした。

それでも、1週間で7万人ですからフェデラーさまさま

でしょう。ハハハ。

私も、満員の有明を見たのは初めてです。ものすごく

気持ちのいい光景でした。


男子決勝は 遅れてきた畏友・武田薫と一緒に見ました。

フェデラーが3-2とリードした第6ゲームで15-15から

ヘンマンが3本のダブルフォルトを連発してから試合は

一方的になった感じでした。

ヘンマンの“サーブ・アンド・ボレー”の回数がふだんに

くらべて少ないなと思いましたが、「鈴木との試合を見て

通用しないと思って、違うやり方をすることにした」と

語っていたことを知りました。


・・・難しいですよね。手ごわい相手に 同じやり方で

立ち向かっても勝てないだろうという考え方もあれば、

いつもと違うやり方で勝てるわけはないという考え方も

ありますから。ハハハ。


2セットのフェデラーには第6ゲーム(3-2リード)

0-30というピンチがありました。しかし、そこからは、

リターンからネットに出るヘンマンの横を面白いように

パスで抜き、4ポイントを連取してキープしました。

客席の私と同じように、ヘンマンもダメだ こりゃ

思ったのではないでしょうか。ハハハ。


女子の決勝と合わせて4時間、テニスを堪能しました。

そして、フェデラーも初の日本を楽しんだようですね。

来年も戻ってくる気があるらしいですから、主催者も

ほっとしていることでしょう。

大会スケジュールを調整するために朝3時半まで試合を

やった日もありました。スタンドとコートの一体感に

感動したと語る関係者もいました。


今から30年以上前に、アリとフォアマンのヘビー級

タイトル・マッチがアフリカのキンシャサで行われ、

アメリカのプライム・タイムに合わせて“午前4時に

ゴングということはありましたが、普通はスポーツを

やる時間ではありません。“コナーズ、マッケンローの

時代”だったらありえなかったのではないでしょうか?

ハハハ。


話題に事欠かず、入場者数も新記録をマークした大会は

大いに盛り上がりました。協会関係者にはおめでとう

ございますと申し上げておきましょう。


by toruiwa2010 | 2018-09-29 07:03 | 自分的傑作選 | Comments(0)

7月期のドラマが終わった。

“恒例”なので、簡単に総括しておく。


80 ラスト・チャンス テレビ東京 

仲村トオル、椎名桔平、和田正人、大谷亮平、水野美紀


きっと低予算だ…と決めつけている。出来るだけ、金が

かからないような作り方をしているようだった。つまり

丁寧な作りではなかった。しかし、いい役者が揃って

いい作品を作ったのではないか?

甘いところはあるが、最後まで楽しませてもらった。

この枠は、江口洋介の「ヘッド・ハンター」とともに

“それなり”の実績を残した。今後、視聴者を惹きつける

ようになるかもしれない。

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…そう思って10月期の予定を見たら,唐沢寿明主演!!

いやいや、テレ東は油断がならないわ。ハハハ。


85 刑事7人 テレビ朝日

東山紀之、田辺誠一、倉科カナ、塚本高史、吉田鋼太郎


13.5,12.9%と数字に表れているように、最後の23回が

良かったので80点から85点になった。

セリフには不満があるけど、東山はやっぱり絵になるね。

それも、木村拓哉のような“クセ”がないのがいい。

刑事ものでも医療ものでも、必ず“ジャニーズっぽい”

若手俳優を連れて来ておかしなキャラを演じさせるが、

本当に必要なのか?


塚本、倉科もよかったと思う。

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80 遺留捜査 テレビ朝日

上川隆也、栗山千明、永井大、甲本雅裕、戸田恵子


特にダメなところはないから毎週見た。

平均で11%を超えたのはなぜだ?初回の14.7%は全体で

2番目(1位は19.2:義母と娘のブルース)の数字だった。


85 ハゲタカ テレビ朝日 

綾野剛、渡部篤郎、沢尻エリカ、杉本哲太、小林薫


最後まで見た中では2番目によかった。

残念だったのは綾野だ。気合が入りすぎていた。

常に眉間にしわを寄せて「どこからでもかかってこい」

という戦闘モードの顔をしていた。どこを探したって

現実社会にそんな奴はいないだろう。見てて疲れたわ。

ハハハ。

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75 グッド・ドクター フジテレビ

山崎賢人、上野樹里、藤木直人、戸次重幸、柄本明


ネットで評判が良かったので見始めたが、3回目までで

限界を超えた。山崎の好演もあって心温まるドラマに

なっているのだが、トラブルの始まり方から山崎の反応、

周りの反応があり、そこから解決に向かうまでの過程が

ワンパターンすぎて、ウンザリしてしまった。


70 チアダン

土屋太鳳、石井杏奈、佐久間由衣、オダギリ・ジョー


こちらは2話まで見るのが“やっと”だった。

視聴率が5.5まで落ちたときはどうなるかと心配したが、

それ以上は下がらずによく踏ん張った。しかし、土屋を

起用してこの数字というのはショックだろうなあ。


土屋さん、あなたはもう年齢にふさわしい役をしっかり

演じられる女優なんだから、こういうのはやめた方が…。


85 この世界の片隅に TBS

松本穂香、松坂桃李、村上虹郎、二階堂ふみ、伊藤蘭


よくがんばったと思う。

ハイビジョンの画面でどこまで“古色”が出せるものかと

心配したが、案の定だ。舞台のセットなら仕方がないが、

映画・ドラマで見せられると、どうしても”虚”だという

ことがあからさまになって、ドラマの世界に浸れない。

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数年前のドラマ「美しき三つの嘘」で注目した すずの

妹役の若手、久保田紗友と 映画「寝ても覚めても」にも

出ている伊藤沙莉がいい。二人とも大成しそうだ。特に

久保田は大事に育ててほしい。


90 dele(ディーリー) テレビ朝日

山田孝雄、菅田将暉、麻生久美子+ゲスト俳優


主演級の顔ぶれを見て心惹かれたが、深夜の放送なので

“とりあえず”録画しておいた。ブログ休筆中に第1話を

見てぶっ飛んだ。

山田が演じるのは 一定時間が経過して連絡がないとき、

死亡確認のうえで、預かった、他人に知られたくない

データを消去することを生業とし、菅田はその“助手”だ。

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二人の確かな演技があり、二人の間の“呼吸の良さ”が

いい作品につながっていたと思う。脚本も素晴らしい。

せりふの一つ一つに味があってムダがない。

毎回、完成度が高かったが、特に最終回は“神回”だ。

そして、5話に登場したときの柴咲コウが最高だった。


このドラマは、私の中では文句なしに今期のベストだ。

まだ見てなかったら、ぜひ。ODで見る値打ちも十分だ。

そして、テレビ朝日には次のシリーズを切望しておく。

もうひとつ。この時間帯の作品はどんなにいいものでも

見落としがちだ。過去にも気づかなかったドラマの中に

秀作・佳作が混じっていたのではないかと”不安”だ。

どうにもならないけど。ハハハ。


総括の総括

「ハゲタカ」に一番期待した。視聴率的には「義母と

娘のブルース」がトップだったが、私の中の“ベスト”は

展望のときに見落としていた「dele」だ。あっさりと

さらった形だ。

“好み”が強くかかわっていることは否定しない。しかし、

物語、俳優、脚本、演出…どれをとっても、私の中では、

ここ数年の作品を思い浮かべても、NHKが放送した

「ロクヨン」(2015年;ピエール滝主演)と並ぶ傑作だ。


単発ではテレビ東京の開局55周年記念スペシャル、

Aではない君と」が最高だった。主演の佐藤浩市と

天海祐希が入魂の演技を見せ、もう一人の主役の少年を

演じた杉田雷麟(らいる)という子役が素晴らしかった。

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ちょこっとだけ

「絶対零度」と「グッド・ドクター」…

実に久しぶりに視聴率ランキングの上位に

フジテレビのドラマが2本入った。嬉しい。


by toruiwa2010 | 2018-09-28 06:27 | ドラマ | Comments(2)

ガイア…それは息づく大きな生命体

混沌の時代にも 希望を見出し

再生を果たして 未来へ向かう

そこに きっと 夜明けがやってくる


言葉の一つ一つは聞き取れるが、意味はよく分からん…。

それでも冒頭のナレーション、決して嫌いじゃないなあ。

テレ東にはこの手の“語り”が好きな制作者が多いんだね。

そんなことともかく、「YOUは何しに日本へ」、「鑑定団」、

「ガイアの夜明け」、「和風総本家」、「カンブリア宮殿」、

「カラオケ・バトル」は我が家のレギュラー番組だし、

テーマによっては「主治医が見つかる…」も見ている。

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過去には「ソロモン流」や「TVチャンピオン」、「いい旅・

夢気分」「アド街ック天国」もよく見ていた。

ほかの東京キー局とくらべ、予算は少ないと思われる。

それがこの局独特の“工夫”を生んでいる。見ていないが、

最近の「出川哲郎の充電…」や「家、ついて行って…」も

きっと”アイディア”にあふれているのだろう。


「和風総本家」は放送開始から10年になるらしい。

伝統を守って地道に仕事を続けている日本の職人さんに

スポットを当てて作られているが、取材、編集、司会、

レギュラー…番組全体の空気が温かくて気持ちがいい。

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司会をつとめていた増田和也アナが“卒業”した。

20分以上あった最後のコーナーで卒業式をやっていた。

どちらかと言えば“個人的”なことを これほど大々的に

やるのはどうか? と思わないでもないが、彼の人柄、

長い付き合いのレギュラー 東貴博、萬田久子の優しさが

画面から伝わってくるいいVTRになっていた。

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初めて見たのは5年ほど前だが、増田アナの司会ぶりは

最初から気に入った。入社4年目の若さでゴールデンの

番組を任されたのはそれだけテレビ東京内での期待値が

相当 高かったことのあかしだ。


いわゆるイケメンではないが、見た目に清潔感があるし、

適当なユーモアを交えた司会ぶりは好感が持てた。

特に出演者の“いじり方”が絶妙だった。少し間違えると

”上から目線”の失礼な言動だったが、ユーモアとして

成立していた。東のからみ方もうまかった。増田アナの

司会者としての成長には彼が大きく貢献していると思う。


ある意味、番組に欠かせない素材の一つに成長していた

増田アナをここで降板させるのはかなり冒険だと思うが、

10年目のリニューアルだというから、作り方を大きく

変えるのだろう。本業がスポーツ・アナだから実況に

専念すると考えるのが普通だが、うがった見方をすれば

ひょっとすると、報道に“転進”するのかもしれない。

“増田和也キャスター”…案外、いいんじゃないの?


最高に気に入っているのは“YOU”だ。

ごく普通の英単語を外国人の総称にしてしまったのは

この番組の“功績”だ。すごいね。

空港にディレクター、カメラマンと通訳を張り付けて

コンコースを行きかう外国人に無差別に声をかける。

来日の目的が面白いと思えば“密着取材”する。

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これも企画の勝利だね。取材対象が100人いれば物語も

100通りあるのだと思う。だから 取材者の直感、感性が

番組の成否を大きく左右する。放送されるのは 厳選した

素材をしっかり編集したものだが、そこに至るまでの

プロセスが想像できる。


たまに取材中のディレクターが画面に現れる。もう少し、

身ぎれいにすればいいのに。風采が上がらないなあ…と

勝手なことを考えるが、むしろ、あれがいいんだろう。

ハハハ。


いい“素材”に出会えるかどうかは運しだいだと思う。

917日放送の回は感動的だった。


…フィラデルフィアから来たというその男は「YOU

何しに…?」の問いに「二つの話がある」と話し始めた。

一つは、誕生日には好きなところに旅行に連れて行くと

息子に約束していたところ彼は日本を選んだのだそうだ。

ここまではよくある話だったが、二つ目は衝撃的だった。

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「私はがんで死が近い、余命1年と言われている」!!

ステージ4で医師の診断情報提供書を携行し、友人の

女性に付き添いを頼んでの来日だった。

ためらいつつ、密着を持ちかけるとYOUは快諾した。


そこから、“いろいろ”ありながら、東京、京都、長野を

旅する彼らをカメラが追った。

元気そうに見えるが、京都へ移動する東京駅で意識が

なくなるなど、予断を許さない旅だった。

京都についた翌朝、回復したとの連絡があり、ホテルの

部屋を訪れたスタッフがこう尋ねた。

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昨日、体調が悪かったと聞いた。取材中に

万が一のことがあったらどうすれば?


「もう、やめにしたい」と言われたら、撤収する覚悟が

あったと思われる。ずっと、葛藤があったはずだ。

その日までの取材を見ても、十分に気を使っていたが、

“万が一”への備えはなかったかもしれない。とにかく、

一見、“元気そう”だったから無理もない。

“意識を失う”というところまで予想しなかっただろうし。


YOUの答えは一言だった。


Keepfilming 撮影を続けてほしい

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帰国前夜、二人で話し合う親子もよかった。

この旅で、父はまだ幼い息子に人生のさまざまな側面を

教えたかったのだ。その舞台として 文化がまったく違う

日本はうってつけだった。

日本滞在中、この旅の意味をあまり理解しているように

見えなかった息子が最後は父に抱きついて行った。


この放送を見て、取材者の姿勢にも心打たれた。

テレビ東京の好調は一朝一夕で生まれたものではないと

よく分かった。“敵”ながらあっぱれ!!


by toruiwa2010 | 2018-09-27 08:41 | 番組 | Comments(0)

”凱旋V”が期待された大坂なおみが決勝で敗れた。

準決勝の出来と決勝の第1セット・第1ゲームを見て

「相手が棄権するんじゃないかな」と妻に言った。

左のももにテーピングを施し、大坂のサーブでは 少し

遠いボールは追わないと決めているように見えたからだ。

集中を欠いた大坂にミスが多く、我慢のプレーを続けた

プリスコバの老練さにやられた。若いだけにこれからも

こういうことはあると思う。

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試合後、“疲れ”を口にしていた。

実は…大相撲7日目の国技館に大坂が来ているのを見て

嫌な感じがしていた。シードされている彼女の試合は

水曜日だから時間的な余裕があったのは事実だ。ときに

リラックスすることも必要だ。しかし、大会が始まる

2日前に観劇・観戦に出かける光景は普通 あまり見ない。


彼女のスケジュールは分からないが、マイアミを本拠に

していて、1月から切れ目なくトーナメントに出ている。

もしかすると、今年初めての“来日”だったかもしれない。

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急激にランクアップし、知名度も世界的になった大坂に

スポンサーが殺到したはずだ。彼女が日本に来たときに

公式の挨拶や催しものへの出席、会見また会見、取材…

どうしたって、知らない間に疲れがたまる。


石川にしても錦織にしても、10代でこの活躍は立派。

マスコミの取り上げ方がすごいのでスポンサーもつく。

しかし、“両刃の剣”…リスクは大きい。

2人とも、壁に当たるときがくる。

「スポンサーのために」が仇になる。

調子が悪くてもケガをしていても、プレーする…

どこかで誰かがブレーキをかけないと大成しないまま、

選手生命を終わることになるぞ

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石川遼と錦織圭が人気上昇中の2009年春にそう書いた。

タイトルは“若きアスリートの危うさ”だった。

一人は日本でトップに上り詰めたあと本場・アメリカに

渡ったが、壁にぶつかった。もう一人はケガを除けば

ほぼ順調に成長し、ワールドクラスの選手になった。

大成しないまま終わるという私の”予言”は11敗か。

ハハハ。


“誰かがブレーキをかけないと”は大坂にもあてはまる。

マネジメントを任されたエージェントがスケジュールを

しっかり管理することが求められる。言われるままに

オファーを受け入れていたら選手が疲れるのは当然だ。

選手にかわって、断るものは断って選手がいい体調で

試合に臨めるようにするのが彼らの役割の一つだ。

大坂のエージェントがIMGだと知ってびっくりした。

大手中の大手の事務所じゃないか。IMGがついていて

なぜ、こんなことになるのか分からない。


“若きアスリート…”にはこんなことも書いた。

選手がビッグになり、エージェントがしっかりしないと

契約を盾に、スポンサーが関わっている大会への出場や

イベントへの出席が求められる。石川がマスターズで

予選落ちしたあと日本に戻って翌週のトーナメントに

出ていたのはその典型だ…と。


同じことが大坂なおみに降りかからないことを願う。

日本人の場合、契約に基づく義務commitment以外にも

義理・人情がからむ。気兼ねや遠慮(同じかw)などで

ややこしいことになりかねない。アメリカ育ちの大坂の

メンタリティはそれほど“ウエット”ではなさそうだが。


一番よくないのは周囲の“いけいけどんどん”ムードに

乗せられて急いでしまうことだ。信頼できるコーチに

出会い、急激に成長したが、まだまだ、彼女の心身は

この上のランクの過酷な環境にはnot readyだと思う。

まず、今の足場を固める。更なるステップアップは

すべての“準備”ができてからでいい。


IMGにはその辺の手綱さばきを間違えないでほしい。


by toruiwa2010 | 2018-09-26 07:01 | テニス | Comments(3)

貴乃花親方が日本相撲協会に引退届を出した。

夕方の会見を見たが、腑に落ちないことだらけだ。

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無念だと言った。悲しいと言った。弟子たちが

土俵で活躍することを最優先にしたかったとも。

“引退”の理由が不得要領だった。3月に親方が

内閣府に提出した日馬富士暴行事件に関する

告発状が事実無根の理由でなされた、と協会が

結論付けたことが容認できないのだと話した。


しかも、先場所中、親方が事実無根であることを

認めるようにと協会幹部から直接言われたことで

腹が決まったように聞こえた。

つき詰めると、告発は理由があってやったんだ。

事実無根ってなんだよ! ということなのか?


今後については多くを語らなかった。

自身がこれからどうするかは何も決まっていない。

別の団体を立ち上げることはない。一度取り下げた

告発状について何かする予定もないと言う。これは、

つまり八方ふさがりで白旗を掲げたってことか?


千賀ノ浦部屋に移る弟子たちには側面から支援を

していきたい。今の場所に土俵は残し、困ったとき

いつでも相談に来られるようにしたいと語った。

現実実のない話だと思う。


会見の後半で“NHKの刈屋”(そう聞こえた)氏が

かき口説くように話しかけていたのが印象的だった。

誤解していると思う。結論を急ぐな。“事実無根と

認めなければ親方としてやって行けない“などが

相撲界の総意のはずがない。あなたを応援する人が

大勢いる。協会が引退届を受理せず、話し合おうと

言ったら、ぜひ応じてほしい…彼が言いたいのは

そういうことだったようだ。


彼の話の中身が事実かどうか確かめようもない。

実況アナとして30年の付き合いがある刈屋氏だが、

“質問じゃない”と言われたためか、親方は無言で

頭を下げただけだった。


あちらは憶えていないだろうが、貴乃花には一家が

阿佐ヶ谷?に住んでいたころ会っている。

まだ小学生のころだ。相撲担当の先輩に連れられて

遊びに行った。無口な父親(先代・貴ノ花)にかわって

私たちと話す母親の紀子夫人がやけにきれいだった。

学校から帰ってきた兄弟はやんちゃ盛りだった。


立派な横綱だった。

引退し親方になってから“改革派”と呼ばれていたが、

理事だった間に改革案らしきことを一度も発言して

いないと聞く。

今日の会見もそうだが、彼の言うことはしばしば

意味が通じないんだよね。


by toruiwa2010 | 2018-09-25 19:33 | 大相撲 | Comments(0)

925日になると、何年かおきに記憶をたどる。

今日はむかーし何か特別のことがあったなあ…と。


私は羽田空港にいた。それも 大勢の乗降客が行きかう

コンコースや空港全体を見渡す送迎デッキではなく、

滑走路の上だった。
46
年も前、1972年のことだから、今となっては当時の

日本社会がどんな空気の中にあったかを思いだすことは

かなり難しい。しかし、国交正常化を前に進めるための

田中角栄首相の中国訪問は歴史的なできごとだった。


見送りのために並んでいる要人たちの緊張した表情や

準備が整って待機する政府特別機とその周辺を点検する

警察官の動きがピリピリしていたことはよく覚えている。

“角福戦争”を制して7月に総理になってから日が浅い

田中角栄その人が姿を現すとあたりの空気はますます

張り詰めて行った。

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前年、アメリカのキッシンジャー国務長官が電撃的に

訪中してから日本と中国の関係もあわただしく動いた。
台湾との関係や権益がからんで誰もがもろ手を挙げて

賛成するムードではなかった。そんな状況を踏まえての

緊張や警備の厳重さだということは“政治オンチ”の私も

さすがに分かっていた。ハハハ。

本音を言えば逃げ出したい心境だった。

もちろん、全キー局が中継態勢をとった。フジテレビも

出発の模様を生中継する30分の特別番組を組んだ。
私は特別機の出発をリポートするためにそこにいた。

それだけならどうってことはないが、ここに至るまでの

経緯や田中訪中の意味を解説委員とともに話すことも

仕事の中に含まれていた。たしか、スタジオはなくて

初めから終わりまでを現場で処理する構成だった。


アナウンス部のデスクに呼ばれてこの話を聞いたとき、

「ちょっと待って下さい。報道アナウンサーがいるじゃ

ないですか」と抗議の声をあげたが一言で却下された。
「報道からのご指名だから」と。

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1970年代の前半は飛行機の墜落やハイジャック事件が

多発し、しばしば、その現場リポートに駆り出された。

“旧日本兵”・横井庄一さん帰国の模様も“実況”した。

スポーツ・アナ“だから”という理由で起用された。
“決定打”は1970年に起きたよど号ハイジャックだ。

事件が解決して、飛行機が羽田に戻ってくるところを

リポートしたのがなぜか報道部内で好評だったらしい。


たぶん…だが、よど号が決められたスポットに到着して

エンジンを切ったとき、木にとまって羽をたたんだ鳥が

そっとため息をついたように見える…と“きざな”言葉に

置き換えたのが気に入られたんだ。

スポーツ・アナが田中訪中のリポートをやらされたのは

その流れがあったからだ。身から出たサビか。違うな。

ハハハ。

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日中国交正常化を急いだのはキッシンジャー訪中のあと

ニクソン大統領が中国に乗り込む前に…という考えも

あったようだが、なにしろ、政治に関心がなかったから

詳しいことは知らない。よくぞ そんな私に大事な中継を

任せたものだと思う。


結果的には、付き合ってくれた解説委員がうまく話して

くれたから出来は“まずまず”だったが、帰社したあと、

報道部やアナウンス部のだれからも「よかったよ」と

言われた記憶はない。ハハハ。


今、振り返ると、当時の政治はダイナミックだった。

政治家だから、田中にも“思惑”があったはずだ。しかし、

決めたら動くというトップに立つ者の鉄則を実践した

“角さん”はすごかったと思う。
by toruiwa2010 | 2018-09-25 06:29 | 岩佐徹的考察 | Comments(0)

今日は、再び有働由美子の話だ。

NHKのエース・アナから民放に“移籍”し、

鳴り物入りで日本テレビの看板番組、

newszero”のメイン・キャスターとして

間もなく華々しく登場する。

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”自分的”傑作w選”に再掲する記事は

最低でも5年以上前のものと決めているが、

今日のは2年前のネタ二つだ。なぜか?


どちらも、担当していた“あさイチ”の中で

発言したものだが、聞いて“口あんぐり”の

実に品のない内容だった。News zero

番組の中身がまったく違うから間違っても

こんなことを言うとは思わんが、本人には

「分かってるな。言うんじゃないよ」と

くぎを刺すつもりで、読者には「似たような

発言があってもビックリしないようにね」と

警告の意味で読んでもらうのさ。ハハハ。

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ジョークにもならん( 16/03/29 初出 )


NHKの「あさイチ」の冒頭で井ノ原と有働由美子アナが

プレミアムトークのゲスト、玉木宏を挟んで朝ドラに

ついて軽いやり取りをしていた。

質問を受けたゲストの玉木宏が短く答えた。

井ノ原が「やっぱり、いい声だねえ」と、つくづく…

という感じで言った。有働が返した。「なんかこの声

聞いてると、ホント、なんか 〇ッちゃいそうで」と。



予想外の単語に男性2人が戸惑う中「でも、玉木さん

だから〇かないよね」と続けた有働に井ノ原が「どこに

ですか?」と問い、有働は「いや…天国に」とかわした。

あざとい。なにが“プレミアムトーク”だ!

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いまや77歳の爺だし、若いころは下ネタも嫌いじゃ

なかった。仲間とY談に興じることも少なからずあった。

しかし、女性がいるところでは少しでも“いかがわしい”

ことは言わないと決めていた。きわどい話をして女性が

顔を赤らめるのを見て楽しむ…という趣味はなかった。

大勢がいるところで女性に恥かしい思いをさせるのは

いけないことだし、それをしないのが男の優しさだと

思っていた。


有働アナのこの一言には呆れる。NHKの中をふくめて

たいして騒ぎになっていないことにはもっと呆れる。

バラエティなどで「目が完全に〇っちゃってる」などの

言い方をする。彼女も同じ“ノリ”で言ったと釈明する

のだろうが、話の流れの中で有働が何を云いたくてこの

表現を使ったかは疑いの余地がない。夜の酒場、気心の

知れた“大人の女性”たちの集いの場なら分かるが、朝の

ワイドショーで軽いノリで口にする言葉ではない。


歌手・矢沢永吉とのインタビューでも「女性から見ると

“子宮からカッコイイ~!!”みたいな感じになるのは

なんですかね?」と言ったらしい。


仮に、名のある女優さんに男性アナが「見てるだけで

〇〇〇〇が爆発しそうで」と言ったらただじゃすむまい。

紅白の司会、大河ドラマのナレーションなど、チーフ・

アナウンサーとして向かうところ敵なしの状態なのかも

しれないが、少しお調子に乗りすぎているんじゃないか。

“脇汗”事件に始まって、話題になろうと 必死になって

いるように見える。


アナウンス部内ではどう受け止められたのだろう?

中堅以下はチーフ・アナ相手では陰口がやっとだろうが、

せめて幹部クラスは眉をひそめ、本人の釈明を求める

ぐらいのことがあってもいい。これは、男性が言えば

セクハラにもなりかねない話だ。受信料支払い拒否にも

つながりかねない。ネットには「有働アナらしい」、

「有働さんじゃしょうがない」という意見が多いが、

ずいぶん鈍感だね。

どこかで お灸をすえないと「私は何を言っても許される。

有働由美子だもの」と甚だしい勘違いをしかねないぜ。


どんなに有名になろうが、高みに登ろうが、たしなみ、

慎み深さは大事だと思う。そういう言葉を持ち出せば、

固定観念だと言われそうだが、違う。


WOWOWの後輩から「進行中の朝ドラと関連している。

見ている人には意味が伝わる…」との指摘があった。

彼女が口にした言葉のきわどさを考えれば、その弁解は

通用しない。見ていない人の方がはるかに多いのだから。

(19:15 加筆)


***この日は、ほかに、乙武洋匡氏の

不倫について書いた。ここでは省略。


“バッチい”失敗話( 16/07/21 初出 )


NHKの朝のワイドショー「あさイチ」は

滅多に見ない。有働由美子アナのわき汗や、

あけすけな下ネタ系の話題がネットで取り

上げられているのを見かけるぐらいだが、

先日、有働アナが話したという失敗談には

いささか驚いた。さすがの私もここに

再録するのは遠慮する。それほど汚い話だ。

どうしても知りたければここでどうぞ。

https://t.co/K9bgJHhTyR


…ね?ビックリでしょ?作り話っぽいよなあ。

こんな失敗をいい年した“大人の女性”がやるかね?

百歩譲って実話だとしても、これを人前で話すかね?

それも視聴率の高い全国ネットで。

有働アナの番組内での発言については3月にも書いた。

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“あけっぴろげ”が売りのようだが、少々、やりすぎじゃ

ないのか? 慎みがなさすぎるし、“あけっぴろげ”とは

こういうことではないと思う。

さいわい、話が短かかったので助かったが、聴いていて

不愉快だった。“親しみやすさ”をアピールするにしても

やり方が間違っている。

どうもNHK部内にチェック機能がないみたいだね。


2018.09.24

…私の感情がかなり出てますね。ハハハ。

ハッキリ言ってあまり好きじゃありません。

皆さんがほめそやしていても、プロだった

私の目に、アナウンサー・有働由美子は

“それほど”ではない、と映っていました。

注目度の高い仕事をこなし、人気を得て

いましたが、半分は“NHKの”有働アナに

向けられたものだと思っています。

大きな看板を外した彼女にナンボの仕事が

出来るのか…お手並み拝見です。


そして、“ぶっちゃけ”キャラはいいけど、

“下品”とは一線を画さなきゃね。

予定していたサブキャスターが忽然と

消えてしまうなど、スタートする前から

強い逆風が吹いていますが、力があれば

跳ね返せるはずです。


これから大仕事を始めようという彼女に

厳しいことばかり書きましたが、裏返しの

エールとして受け取ってもらいましょう。

無理か?ハハハ。


by toruiwa2010 | 2018-09-24 06:01 | 自分的傑作選 | Comments(2)

・・・昨日のつづき


昨日の記事の4年後、続編を書きました。

有働アナと関係なく、女性の実況について

一般的な考えをまとめました。

要望もあったし、書きたいと思っていました。

つまり、需要と供給が一致したわけです。

ハハハ。


出来るだけ手を入れたつもりですが、昨日の

記事とかぶるところがあったらご容赦を。


の違いによるものか?

~女性アナの実況 again

(2010/07/23 初出 )

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長い長い時間をかけて、初めはラジオ、次にテレビで

スポーツ実況の“スタイル”は作られてきました。

視聴者はその“形態”になじんでいます。“絶叫中継”に

辟易する人は多いかもしれませんが、それ以外の点では

心地よいと感じているのではないでしょうか。


現在、テレビが日常的に行っている実況をするために、

アナウンサーには多くのことが求められます。

歯切れの良さ、テンポ、リズム、さわやかさ、明るさ、

見たことを言葉にするスピード、ちょっとしたユーモア。

ここに挙げたものは素材としての要素です。


実際に実況するときには これに加えて競技についての

知識、情報、ルールの理解、監督・選手から取材する力、

データ分析の力、解説者との関係をスムースに保つ…

などの能力も必要になります。

ちなみに、私は、“さりげなさ”にこだわりました。

言葉で飾る“わざとらしさ”を避け、“絶叫”とは無縁の

スタイルです。結果として、“縁側のひだまり実況”と

評されましたが。ハハハ。


もちろん、すべてを備えたアナウンサーなど、どこを

探したっていないと思います。これらの要素をより多く

持っている人が視聴者から“いい実況”、“うまいアナ”と

認められるのでしょう。


百歩譲って、これらはアナウンサーになってからでも

努力次第で身につけることは可能かもしれません。

しかし、これはどうでしょう?

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成功しているスポーツ・アナの多くは子供のころから、

自分でプレーをしたり、大いなる興味を持ってテレビの

中継を見たりして、スポーツに親しんできたはずです。

なんでもないことのようですが、大きい要素です。


政治や経済、芸能のことはアナウンサーになってから

勉強しても身につくでしょうが、スポーツはそうでも

ないような気がするのです。

DNA…はオーバーですが、育った環境がかなり影響する

ように思います。そこに、男性と女性では大きな差が

生まれるのではないでしょうか。

「女性だからダメ」と言っているのではありません。

でも、かなり難しいのは事実です。


プレーを目で見てそれを言葉に換えていく作業ですから、

“能力”ということになりますが、それが欠けていると

言えば、「差別だ」、「不当に見下している」と言われる

でしょうから言いません。ハハハ。

しかし、経験から言うと“性”による差はあるだろうと

思っています。


「子供のころからスポーツがだーい好きでした」と話す

女性は多いですが、よく聞いてみると ルールは知らない、

その競技のポイントが何かについては全く知識がない、

つまり、単に“ミーハー的”に好きだったにすぎない、

ということが数え切れないほどあります。

もちろん、男はみんな分かっているなどというつもりは

ありませんが。ハハハ。


同じことを何度も書いていますが、スポーツ・アナが

一人前になるには10年かかると言われてきました。

今の若手アナは成長が早いですが、それでも、目の前で

起きることを、99%アドリブで描写するテクニックを

身につけるには、それなりの年月が必要です。


過去も現在も、第一線で活躍する実況アナは、みんな、

入社のときからスポーツの世界にどっぷりとつかって

知識を積み重ね、技術を磨いてきた人たちです。

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男性と同じタイプの実況を目指すなら、入社のときから

同じような道を歩まないと実現はとても難しいでしょう。

もっと言うなら、スポーツ・アナとしてのスタート・

ラインに立ったときに大きな差をつけられないためには、

子供のころから男の子と同じようにスポーツに親しんで

こないといけないでしょう。


実況をするときに欠かせない“スポーツ・マインド”は

幼いときから養われると思います。近道はありません。

“ローマは一日にしてならず”です。


女性アナの実況はこれまで何度も試みられていますが、

ほぼすべてが失敗に終わっています。だから、女性には

絶対 無理だと言う気はありません。

私が聞いた範囲内で「あれならいいじゃない?」という

感想を持った人がいないし、今後も相当に難しいんじゃ

ないですか、と言っているのです。


どうしても、女性によるスポーツ実況を実現したいと

思うなら、“ふさわしい資質”を備えた素材を採用して

英才教育するしかありません。

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テレビの先輩・アメリカでさえ初めて女性が放送席に

座ったのは2012年だそうです。

ラジオやローカルのレベルではあったようですから

“メジャー初”だろうと思います。

アトランタとシドニー、2度のオリンピックでソフト

ボールの金メダルに輝き、日本でもプレーしたという

ミッシェル・マリー・スミスが“その人”です。


彼女のホームページをのぞくと、その日の記事には

Making History という見出しが付いています。

“歴史的”な出来事だったわけですね。こまかいことは

分かりませんが、反応は賛否両論だったようです。


play-by-play(実況)は別にいて、彼女はかつての大投手、

ジョン・スモルツとともにanalyst(解説・分析)としての

参加だったようですから日本の実況とは違います。

…にしても、彼女の場合はある程度“形”になっていたと

想像します。偏見ではありません。ワールド・クラスの

アスリートだし、ソフトボールの解説などで放送席での

経験もあって、育った環境が日本とは違うからです。

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最近(2018)で言えば、スポーツ専門チャンネルの

ESPNにジェシカ・メンドサというアナリストがいます。

一度でいいから副音声で聞いてみるといいです。やはり

実況ではなく、プレーや試合の流れについて話します。

アナにうながされて…ではなく、ポイント、ポイントで

積極的にコメントしています。自信に満ちています。


日本でも、早くこういう女性が現れてほしいものです。


by toruiwa2010 | 2018-09-23 06:45 | 自分的傑作選 | Comments(2)

「女性にはスポーツ実況はできませんか?」

…これまでに多くの人からそう聞かれました。

私にとっては 答え方が一番難しい質問です。

最初に「無理でしょうね」と答えますが、

次に「なぜですか?」と聞かれることが

分かっている上に、その“答え方”はもっと

厄介だからです。ハハハ。


12年前にNHK-BSで思い切った企画が

実現しました


投げかけられる質問

~女性アナの実況は?~( 2006/04/24 初出 )

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この項は自分の考えをまとめておきたくて書くだけです。

たぶん、読者は私と違う感想を持たれたと思いますから

お読みにならなくて結構です。反発するだけですから。

ハハハ。


日曜日、2台のテレビの1台で「からくりテレビ」や

「ジャンク・スポーツ」を見ながら、もう一台は“音を

消して”巨人-阪神戦をつけていました。

一回表、阪神が3点を先行したあとだったと思いますが、

画面に解説者の梨田と並んで有働アナが顔を見せました。

「今日だったんだ」と急いで録画をスタートさせました。

彼女が実況すると聞いて興味があったからです。


以下は、それを見た私の感想です。

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10年後でもいい、実現できたら嬉しい」という思いで

彼女が出した企画が認められたということだそうです。

そのチャレンジ精神、勇気には拍手です。

しかし、結果は厳しいものだったと言わざるを得ません。


事実を書きます。

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酷だと思いますが、“話す訓練を受けている野球好き”の

女性がマイクをつけて“四方山話”をしているに過ぎない、

という印象をまず受けました。

NHKの制作陣がどういう意図で彼女を起用したのかが

よく分かりません。「キャスターとしての経験を生かして

彼女らしいアングルで」「女性らしい視点で」「ファン

代表として」…いずれでもなかったように思います。

「たまには目先を変えるのもいいだろう」程度のことで

“実験”されたのでは付き合う視聴者はかないません。 


冒頭で「野球にくわしい皆さん、ごめんなさい」と

言ったそうです。つまり、自らの“ポジション”をかなり

低いところに設定したということでしょう。

一方、放送のテーマを「キャッチャー目線」としたのは、

かなりレベルが高いと思うのです。


彼女自身から出されたアイディアなのか、制作サイドが

「普通にやっても意味がない」と思って用意したのかは

分かりません。わざわざ梨田を解説にすえたのも企画が

先行してのものでしょう。両チームのキャッチャーへの

インタビューもあり、阪神の平田ヘッドコーチにも話を

聞いて、“つくり”はしっかりしていました。

インタビューの中で「そこから先を勉強しないと」と

平田から有働にダメを出したあたりは完全に“やらせ”に

見えましたが。ハハハ。


この企画が番組の芯になっていたことで多少は救われて

いたと思いますが、経験豊富なアナウンサーが実況を

担当していたら、もっと話が膨らんだと思います。

スタッフにしてみれば、そのへんも、初めての彼女に

多くを期待しても無理だ、という判断はあったでしょう。


“四方山話”と書きました。

なので、キャッチャー以外の話はとりとめがないのです。

そのせいで、しゃべりのテンポ、リズムがグラウンドの

動き、スピード感とまったく合っていませんでした。

テレビでスポーツ放送を見るときに、一番イライラする

ポイントです。


こうなると、女性の解説者やアナウンサーが連発する

“○○選手”の“選手”がうるさく感じられてきます。

私はテニスに新しい解説者を迎えると必ず、“…選手”は

やめて“呼び捨て”にしましょうとお願いしています。


望んでも無理だと分かっていたのですが、実況で描写が

追いつかないのは興ざめでした。

まず、画面に映っていない、ランナーのスタートなどが

完全に遅れてしまいます。

たとえば、ランナーがスタートを切る、バッターが打つ、

打球が三遊間へ飛ぶ…という場面でも、インパクトの

瞬間ぐらいから「走って…抜けて…」と、ひとコマずつ

ずれていました。一番困るのは、試合の半ばを過ぎても

ここという場面で「あー」しか出てこないことです。

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4回裏、巨人の攻撃。

2死満塁で阿部の打球はライトの頭上へ飛びました。

「あー…ライナー性で…フェンス直撃…ランナーひとり

ふたり、還ってきました。二塁打」

…実況じゃなくて、“観客席にいる女性ファンの独り言”

というレベルでした。



スポーツ実況を志すアナにとって野球は“基本”です。

野球の実況の中にはプレーの描写をはじめ、情景描写、

情報提供、解説者とのやり取りなどスポーツ・アナに

求められる要素が“いい割合で”詰まっているからです。

未経験の女性が最初に取り組む種目としてはハードルが

高すぎるのではないでしょうか。


フィギュア・スケートなどでスポーツ実況の“感覚”を

実感したあとで挑戦していたら、今回のような失敗は

しなかったと思うのです。その意味では、本人ではなく、

周りに責任があると思うのです。

10年後でもいい」は、いろいろ経験してから、という

考えがあったことを示しています。

安易にOKを出し、実現した結果がこんなことになり、

有働アナにかぎらず、すべての女性アナにとっての次の

チャンスが遠ざかったとすれば罪は大きいと思います。


この放送でプラス面を探すとすれば、梨田氏の話し方が

柔らかかったことぐらいです。

ふだんでも、スポーツ関係者はみんな女性アナ・記者に

対しては“妙に”優しいですがね。ハハハ。


女性アナの実況も有働が初めてではありません。

オリンピックの女子マラソン、高校野球、女子の駅伝、

フィギュア・スケート…試みはありました。しかし、

フィギュアが“微妙”だった以外、厳しい言い方ですが、

失敗に終わっています。

局内外に少しでもいい反応があったら、実現したはずの

“続編”がないことがその証拠でしょう。


「女性だからダメ」と言っているのではありません。

ただし、かなり難しいのは事実です。

リズムが求められるし、スピード感を出すのも大変です。

歯切れのよさは必須です。


…あくまで今の男性アナによる実況を前提にした話です。

しかし、“女性ならでは”のスポーツ実況の確立を目指す

となると、ハードルはさらに高くなりますね。


前にも書きましたが、私たちのころは“スポーツ・アナが

一人前になるには10年かかると言われてきました。

目の前で起きていることを、99%アドリブで描写して

いくにはそれだけの年月が必要なんです。

現在 第一線で活躍している実況アナは みんな入社の

ときからスポーツの世界にどっぷりとつかって知識を

積み重ね、技術を磨いてきた人たちです。

男性と同じタイプの実況を目指すなら、入社のときから

同じような道を歩まないと実現は難しいでしょう。

近道はありません。“ローマは一日にしてならず”です。

ハハハ。


放送の最後に彼女はカメラに向かってこう言いました。


「取材してみて野球の面白さが

徐々に分かってきました」


決してあげ足を取るつもりはありませんが、今、各局で

実況しているアナの誰一人もこんなことは言いません。

病院で“研修医”、いろいろな店で“研修生”を見かける

ことがあります。しかし、彼らは、あくまで見習いの

立場で仕事に臨んでいます。

同じように、すべてのアナウンサーが“完成品”という

わけではありません。だからと言って「私は発展途上の

アナウンサーなんです」と、はっきり言われたのでは、

視聴者の立場はどうなるのでしょう。

梨田氏が何度も「初めてだから」「緊張してたから」と

言ったのも逆効果でした。打ち上げの席でなら許される

でしょうが、放送の中で言うべきではありません。


“今後”について担当プロデューサーは「時間をかけて

検討したい」と話しているそうです。


明日につづく・・・


by toruiwa2010 | 2018-09-22 07:00 | 自分的傑作選 | Comments(0)