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岩佐徹のOFF-MIKE

toruiwa.exblog.jp

実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

平昌オリンピックが始まっている。

まずは盛り上がった昨日の話から…。

時差がないのは助かるが、逆に、リモコンを持つ手が忙しい。

朝から深夜までテレビにくぎ付けになってしまった。

スポーツ好きには“こたえられない”日々が続く。


アナウンサー時代は“応援放送”が苦手だが、テレビの前では

知らぬ間に”愛国者”になっている。書きっ放し、言いっ放しの

メディアと違い、慎重派の私は日本の金メダル獲得数を5個と

予想している。確実なのはスピードスケート小平奈緒の500

女子パシュートであとは“もろもろ”から3個…と計算していた。


1500の高木美帆、男子モーグルのが原大智は予想の中に入って

いなかったから、「ここで金をとると、大幅に外れるなあ」と

少しあせった。しかし、1位で決勝に進出した原や、最終組で

登場した高木がスタートしたときには「がんばれ!いけ!」と

勝手に力が入っていた。ハハハ。

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逆に、日本勢が予選で敗退してしまった男子スノーボードの

スロープスタイル決勝はもういいやと思っていたが、始まると

釘付けになった。世界の一流のワザは見応えがある。


高梨沙羅の結果はスマホで知った。1本目は見たのだが朝から

頑張ったので疲れてしまったのだ。ハハハ。

彼女の今シーズンの“不振”の原因はメンタルなものだと思って

いただけにメダルには届かないとみていたから、銅メダルという

結果には敬服するしかない。


15歳でバンクーバー・オリンピックにデビューしたあとソチに

出られなかった高木、ワールド・カップでは連戦連勝だったが

ソチで結果が出なかった高梨…ともに、悔しい4年間があった。

ハーフパイプで決勝に進んだ二人を含め、強い大和なでしこに

拍手を贈りたい。


だれが何のためかよくわからないが、“ノロ&極寒”を大々的に

報じるネガティブ・キャンペーンの中、日韓、日朝、米韓、

米朝が絡み合い、南北朝鮮の融和ムードが色濃く演出された

開会式へなだれ込んで行った感がある。

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世間では評判がいい(らしい)開会式だが、私はさっぱりだった。

手袋をしているから拍手が聞こえないのは仕方がないにしても、

あがっていたはずの歓声やパフォーマンスを盛り上げる音楽も

放送上のボリュームが低くて盛り上がりに欠けた。

私的には 聖火の最終点火者はこの人しかいないだろうと信じ、

その通りだったキムヨナの登場以外に納得するものがなかった。

オリンピックの開会式はいつも同じ感想を持つが、“解説”を

聞かないと意味が通じない構成に問題があるのではないか?

2020 TOKYOはぜひ分かりやすい演出にしてほしい。


北朝鮮にさんざん振り回されたはずの韓国が、特に男たちが、

美女揃いの応援団や管弦楽団の一挙手一投足に鼻の下を伸ばし、

大統領が北朝鮮のNo2と首領さまの妹が来てくれたことを

有難がっている構図があからさまだ。せっかくの“南北融和”も

これだけ演出が露骨だと、国内で歓迎する勢力はあるだろうが、

国際社会の反応は決して温かくないだろう。


女子のスノボ・スロープスタイルの予選がキャンセルされたり、

男子ジャンプの終了が時過ぎだったり…強風の影響で選手にも

日程にも大きな影響が出ている。IOCの先生たちはちゃんと

調査をしたのだろうかと怒りがわくなあ。


まあ、大会は始まったばかりだ。中盤から後半にかけて日本の

金メダルが期待できる種目が控えている。楽しませてもらおう。

せっかく、2022年の北京大会まで冬-夏-冬のオリンピックは

アジアでの開催なんだから納得するまで楽しみなさい…と、
神様が言ってくれているんだから。ハハハ。

# by toruiwa2010 | 2018-02-13 08:29 | スポーツ全般 | Comments(4)

オカザイルに感動&宮根

~禍福はあざなえる縄のごとし~( 2012/01/10 初出 )

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2012/01/07のツイート

何を隠そう、日本一 バラエティが好きな爺かも

しれないと自負するが、さすがに最近は見る

機会が減った。今日はそうはいかない。

4年ぶりのオカザイルだもの。どんな“作り”に

なっているのか、じっくり楽しませてもらおう。


いずれ、「バラエティ・考」を書くつもりだと、10月ぐらいに

書いた記憶があります。忘れているわけじゃありません。

民主党と違って、約束は守る男です。ハハハ。

少しずつ書いていますが、“範囲”が限りなく広く、いろいろ

書きたいことが湧いてきて、なかなかまとまらないんです。

“いずれ”書きます。


バラエティ…普通、人は世間の憂さを晴らすためにちょっと

笑わせてもらおうかと考えて見るのだと思いますが、ときに

思いもかけず感動してしまうことがあります。

笑いと涙は背中合わせです。ピエロがそうです。私の中では

ナインティナイン・岡村隆史とピエロが重なります。テレビで

彼を見て涙ぐんでいる自分に気づくことが何度もあるのです。

この芸人がやっていることには笑いだけでなく、ペーソスが

ひそんでいるからでしょう。

小さな体にその両方を詰め込んだ動きから チャップリンの

世界を連想します。

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映画「てぃだかんかん」の彼は、演じるというよりその人物に

なりきっていました。お笑い芸人の演技の域を超えていました。

「ディア・ドクター」で笑福亭鶴瓶を見たときにも似たような

感想を持ちましたが、岡村隆史はさらにその上を行っています。


ジャニーズJrに紛れ込んでSMAPのライブに登場したときは

ただ、笑っただけでしたが、劇団四季の厳しいけいこに耐えて

「ライオンキング」の舞台を踏んだときは感動しました。

“努力”や“一生懸命”というそこらへんに転がっている言葉では

片付けられない何かがこの人にはあります。

そう、惚れました。


暮れに4年前のオカザイルの再放送を見たときから17日の

放送がとても楽しみでした。

EXILEが大きくなりすぎたからなのか、岡村の体調がそこまで

回復していなかったからなのか、期待したほどの“からみ”が

なかったのは残念でしたが、見終わったあとの感想は やはり、

“いいものを見せてもらった”…です。

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EXILEのプロフェッショナルぶりも出ていたし、ふざけながら

ではあっても メンバーの岡村に対するリスペクトも十分に

うかがえました。それがなければ彼らにとって とても大事な

舞台に上げることはないでしょう。今の彼らに“笑い”の要素は

無用なのですから。


バラエティとしての演出もあるのだが、

岡村の一生懸命さは胸を打つ。

この芸人は 存在そのものが

エンタテインメントになっている。

最終的にどんなことになるのか

分からないが、頭からバカにせず

ここらでも見ることを勧める。

きっと押し付けじゃない感動が

味わえるはずだ。


…番組中盤の7時半過ぎに投稿したこのつぶやきは多くの人に

リツイートされていました。同じような気持で画面を見る人が

多かったということでしょう。


さぞ、やりにくかろう…


6日の「ミヤネ屋」の冒頭で画面に登場した宮根誠司は緊張の

極にあるように見えた。それはそうだろう。

現行犯逮捕みたいなもので、どうにも言い逃れできない局面に

立たされ、カメラに向かって謝罪コメントを言うのだから。

どんなにしゃべることが得意であってもあれは厳しい。

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「女性セブン“さん”に書かれていることはすべて事実です」は

いいとして、“私どものこと”は失敗だね。相手の女性を含めた

表現のつもりだが、彼としたことが言葉の選択を間違えた。

“私”だけで十分だったのに。

話している最中に“2ショットにしたりするから、結果として、

隣の女性アナを巻き込んだのは気の毒だった。


朝日放送を退社して“退路”を断ち、満を持しての東京進出も

あまりうまく行っていない。とんでもない“ダブルパンチ”だ。

すぐに動きがあるかどうかはともかく、番組司会者の立場は

Mr.サンデー」ともども、かなり怪しいものになった。

法に触れたことをしたわけではないが、世の女性を敵に回す

タイプの不祥事だからなあ。

石田純一、山本モナ、半井小絵…よく知らんが、不倫疑惑で

仕事を減らしたタレントは掃いて捨てるほどいる。


上昇しているときほど気をつけなきゃいかん…ということか。


# by toruiwa2010 | 2018-02-12 08:09 | 自分的傑作選 | Comments(0)

父親の詫び状

~どうする、みのもんた?~( 2013/09/20 初出 )

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09/13のツイート


1960年代の終わり、神宮球場のヤクルト

ベンチの隅で「文化放送の御法川(みのりかわ)です。

よろしくお願いします」と挨拶してくれた君を

覚えている。

それからいろいろあって君は大物になった。

いま逆境にある君を責める気にはならない。

この際報道を離れろ…それがせめてもの忠告だ。


いろいろ事情があって報道番組は自粛、バラエティは出演…と

なったのだと思うが、“中途半端”の声が多く聞こえてくる。

31歳の息子の件は彼には関係ない。テレビに出ているだけで、

こんなことでさえ、親が「責任を感じる」とカメラの前で

話さなければいけないなんて気の毒な話だ。

しかし、責任とは別に、このところ、芳しくないことが続けて

周辺で起きている。結構キツイだろうなあ。

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街の声も芸能マスコミもどうしたって過去のセクハラ“疑惑”と

結びつけて考える。因果関係があるとは思わないが、世間とは

そういうもの。みのもんたというタレントの弱点になっている。


窮地に立たされた男に追い打ちをかける気はない。

しかし、この一連のイベントで彼がとった態度には解せない

ことが多い。「セクハラ」の件では文書によるコメントの発表で

すませていた。放送を見た限りではかなり怪しかった。それが

“濡れ衣”だと言うなら、会見してキッチリ説明するべきだった。


「人としてどうか?」と言われたのだ。

公人にとって一番言われたくないことだろう。

“潔白だ”と言うなら、もっと毅然とした態度を見せなければ

いけなかった。TBSに残る 直前のCM中の映像を見せれば

誰もが納得する証明になるはずだ。それをしないのは、どこか

後ろめたいことをしたと認めているも同然と見るがどうだろう。


そこに息子の“事件”がプラスされた。

“親は関係ない”は紛れもない正論だろうが、“セクハラ事件”の

ほとぼりが冷めないうちだったから、世間はなかなか許さない。

番組における彼の司会進行に喝采を送る人も多いのだろうが、

眉をひそめる人の数はそれを相当に上回るのではないか? 

だから、バッシングが起きるのだ。

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数日前に、「とくダネ」で改めて”謝罪会見”を見た。あのとき

服装が白いシャツ、ジーンズにジャケットを羽織り、足元は

サンダルだったことを知った。

自宅前での囲み取材だからこれでいいと思ったのだろうが、

ずいぶん軽率だったなあ。

口にする言葉はあれだけ慎重に選んでいたのに…。


元巨人・柴田勲がトランプ賭博で逮捕されたあとのお詫びの

会見に“トランプ”柄のセーターを着て現れたことを思い出す。

どんなときでもTPOは大事だよね。ハハハ。


スポーツ・アナウンサーを目指してスタートした彼だったが、

その後、“みのもんた”の名でパーソナリティとしてラジオで

成功をおさめ、テレビへの転身を図った。

文化放送の先輩・土居まさるも同じ道を歩んだが、テレビが

肌に合わなかったのか、持ち味を生かせずに早々とラジオに

戻っていった。


みのも最初に担当した番組はうまくいかなかった。ちょうど

そのころに「プロ野球ニュース」の司会(土・日)の仕事が

舞い込んだ。初めはあまり評判にもならなかったが、“珍プレー・

好プレー”のナレーターとして人気が出たのがきっかけになって

“大物”司会者への道を歩んでいった。

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そのみのもんたはいま、彼の人生で何度目かの“逆風”の中に

立っている。まだまだ元気だから、バラエティまで降板する

気はないだろうし、必要もない。

しかし、報道番組を続けるのは正直言って厳しい状況だ。

同じメディアの人間でも活字メディアなら仕事を続けることに

世間の大きな抵抗はないと思うが、画面に顔が出るテレビは

そうは行かない。


(降板について)それは局が決めること」と“ゲタを預けて”

しまったのもまずかった。その通りになるかどうかは別にして、

“どうしたいか”は自分で決められるはずだ。この言い方は

「下ろせないでしょう」とも聞こえるじゃないか。


下手をすると、このまま「朝ズバ」には復帰しない可能性もある。

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ちなみに、アメリカなどではどうなのかなと思っていたら、

ジャーナリスト、竹田圭吾氏が1本の記事を紹介していた。

FDNY(ニューヨーク市消防局)の若い消防士がユダヤ人や黒人を

差別したツイートを書きこんだ。それが上層部の目に留まり、

騒ぎになった。結局、彼はたった3ヶ月で消防局を退職した。


FDNYのトップだった彼の父親は声明を出した。

「息子、ジョゼフのコメントは本当に残念だ。親として本当に

心痛むものがある。しかし、息子の決定(退職)は正しいと思う」。

どこの国でも、親は親だからなあ。ハハハ。


# by toruiwa2010 | 2018-02-11 08:11 | 自分的傑作選 | Comments(0)

大竹まことが言葉を失った!

~“重荷”を背負い続けてるんだね~( 2013/02/21 初出 )

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火曜日のラジオ「大竹まこと ゴールデンラジオ」は久しぶりに

ナマならではのスリルに富んだものだった。

今週、ラジオは“スペシャルウイーク”を迎え、各局が趣向を

凝らして聴取率アップを狙っているのだが、この日、この番組の

“メインディッシュ”のゲストは女優・樹木希林だった。

彼女が出演した「約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯」の

宣伝が目的だ。試写を見て万全の備えだった大竹との会話が

10分少々あったあと、樹木が“唐突”に言った。

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「せっかく来たので質問していいですか?」と切り出し、

「いろいろ 事件に出会った。自分が引き起こしたり、家族が

引き起こしたりしたが、事件は無縁では起きないんです」と

前置きした上で、こんな趣旨のことを話した。


数年前にタイで仕事が終わったあとプーケットで子供たちと

合流する予定があった。自分ががんになってキャンセルした。

その年にスマトラの大地震が起きた。調べてみると、予定通り

行っていたら、自分たちがプーケットにいる日だった!

もし、家族を亡くして自分が生き残ったとき、その後の人生を

どう生きたかを考えるようになり、いろんな事件に出会った

人に聞くことにしている。


ここまで、聴いていた私もそうだったが、大竹も樹木の質問は

“一般的”なものと考えていたに違いない。しかし、その質問は

大竹個人に向けたものだった。


…大竹さんが昔 事故を起こしたことを誰かから聞いていて、

そこから、どう切り換え、立ち直れたのかをうかがえたらなと

思って…


数年前に、大竹が運転する車が事故を起こし 相手が死亡する

事件があった。彼に非はなかったようだし、直後の対応が

適切だったせいなのだろう、メディアが大騒ぎすることもなく、

その後も、この話を蒸し返されることはなかった。だから、

このことを知らない人も多いと思う。

「日本で一番聴かれているラジオ」と自ら宣伝している番組の

パーソナリティなら、そのことを話さないといけなかった。


しかし、“虚を突かれた”大竹は狼狽し、混乱していたから、

その余裕はなかった。

何をどう話すか、考えがまとまらないまま答え始めた。

おそらく、彼にとっては、事故の瞬間に次いで つらく、長く

感じたに違いない“5分間は以下の通りだ。

できるだけ忠実に文字にしたので意味が通じにくいところも

あるが、それぞれにニュアンスを感じ取ってほしい。

(太字が樹木の発言)

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あのときね、ほんとにね、もうこの業界にいられないと

思ったんです。

で、えー、ただ、この事故に関してね、あのう、どんな風に

出るか、僕は分からなかったんですけれども、結局、これの、

あれは…裁判じゃないんですけど、それで言うと、100かゼロ

という結果が出たんです。


ということは?


私はただ信号に従って運転していただけだという…


はあ。


…結論を出していただいたんです。

でもねえ、それはどうなるかは…、僕はそれでも、

ねえ、いやあ、いくら…、ま、100ゼロはずいぶん

あとですけどね。

「そういう風なことです」と言っていただいたんですけど、

まあ、それ、とってもつらい思いをいたしましてねえ。

えー、えー…


(かぶせて)亡くなられたんですか、相手の方は?


はい、亡くなられました。まあ、あのう…


これはひとごとじゃないんです。

自分のすぐそばにある出来事ですからね。だから、世の中の

出来事が起きるたびに、「あっ、あっ」て自分を思い

浮かべるんですけど…。

そいで、そのあと切り換えて抜けるとき何がきっかけでした?


あのですね、そういう結論をいただいたとき、でも心の整理が

ついていませんからね、僕の場合。

で、あの、名古屋のテレビ局、中京テレビっていうんですけど、

ここでレギュラーやってたんです。


はい。


そこから「悪くないんなら出ろ」って言われたんです。


はい。


「出ない」って、悪い…悪いってことになるんでしょう?


そうですね。


「悪くないんなら出ろ」って言われて…

私は心の整理もついてないんですけども、まあ、うーん…


きつかったんでしょう?ねえ。***


ま、こういう世界に携わる人間ですからねえ。


それが、さらさら出て当たり前なんですけど。


うん、いやいや、当たり前でもないんですけどね。

いや、ただ、やることないから家の前走ってたり、夜中に

走ってたり、いろんなことしたんだけど、ま、いろんな方が

大竹だと分かって、あの、声をかけていただいたり、周りに

いろんなことが、あの…


ありますよね。


…支えていただいたこともあって…。もちろん、それだけじゃ

なくて、私も、生活もありますんで…


でも、そのときに、支える人がいるけど、すごい、逆のあれも、

この、世の中のそういうものを感じませんでした?

逆風みたいなの?


あの、うーん…


あんまりないとすれば、それは大竹さんの人柄ですよね。


うーん。


ああ、なるほどね。


これは、世間の逆風っていうのは、正直、僕はあんまり

なかったんです。


ああ、それは…


バッシングもあまり感じなかったんです。

ま、僕は馬鹿で鈍感で感じなかったのかもしれませんけども。


いや、私なんかはモロに来るんですよね。それをしまいには

快感になってきましたね。えっへっへっへ。

もう面白がるしかない。表に出る人間の、そりゃもう

当たり前のこと。責任っていうか、背負うものだと

思った途端になんてことなくなるっていうか…勿論、もともと

図々しい人間ですから、あの、根がね。

だから、どういいことがあってもそりゃ平気なんですけども。

生きていかなきゃしょうがないんですけど、でも、その、

スマトラ沖のあの、アレは、ぞっとした。

その、ね?あれがときどき、ひょっ、ひょっと出てくる。

あの、で、それをどうやって、じゃ、あのとき自分はどうやって

抜けるか?っていうのを想定すると、もう、プツっと切れて、

もう、想定できないんです。

でも、大竹さんはそういう思いをなさったですね。


ま、僕の話はそうですけども…


コーナーの時間終了が迫っていたため、大竹は3.11被災者の

話を引き合いに出したあと、もう一度、映画の話に戻してから

シメに持って行った。


*** 樹木の言葉の間も大竹の「うーん」は続いていた。

11秒あった。

彼の“苦悩”と“混乱”が伝わってくる低いうなり声だった。

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話が深刻だから言いづらいが、“ラジオもエンタテインメント”と

考えるならば、自由人・樹木希林らしさが出ていて“聴きごたえ”が

ある番組になっていた。

“予定調和”の多いワイドショーを見慣れた人たちにとっては

きわめて刺激の強いやり取りだったと思う。

息をのんで会話の成り行きに耳を傾けた。ラジオのリスナーは

“ながら族”だが、途中から手を止めた人が多かったはずだ。


樹木の質問の意図はよく分からない。彼女のケースはあくまで

“…たら”の話だし、大竹の“事件”は現実だから、普通に考えたら

全く“次元”が違うもの。

まさか、「困らせてやろう」と企んだわけではないだろうが、

それにしては、唐突にこの問題を持ち出すやり方はいささか

乱暴だし、フェアじゃない。


小島慶子を“見限って”以後、大竹を聴いていたが、最近はTBS

「たまむすび」(赤江珠緒)を聴くことが増えている。

大竹の反権力、反原発を中心にした姿勢には評価できる部分も

あるのだが、感情が先走って、話がまとまらないこと、論点が

はっきりしないことが多いのだ。

TVタックル」もそうだが、聴いていると、物事を整理して

話すことがあまり得意ではないようだ。しばしば、横にいる

アナが助け船を出したり、訂正したりしている。

“受け売り”ぽいものが多いのも気になるし、下ネタがかなり

ひどいときもある。


そんなわけで、少し“敬遠”気味なのだが、この日の大竹には

心から同情した。

過失がなかったとはいえ命を奪う形になった事故の当事者として、

忘れようにも忘れられない出来事を持ち出され、さぞ厳しい

時間を過ごしたことだろう。

そして、たびたび腰を折られたために、結局、樹木の質問に

正確に答えることはできていなかったが、少なくとも誤魔化そう、

逃げよう、という姿勢ではなく誠実に話そうとしていた点を

高く評価する。


ちなみに、“樹木らしさ”はこの日のパートナー、眞鍋かをりに

対する態度にもはっきり出ていた。

まさか、遊び半分で出ているとは思わないが、大事なところの

“読み間違い”が多く、そのつど樹木から厳しく指摘されていた。

プロ意識が著しく欠けていたのだから言われて当たり前だ。


# by toruiwa2010 | 2018-02-10 08:15 | 自分的傑作選 | Comments(0)

スリービルボード 90


アメリカ中西部の小さな町、ミズーリ州エビング。

町を出てフリーウエーに向かうさびれた道を1台のステーション

ワゴンがゆっくりと走っていた。ハンドルを握っているのは

近くに住むミルドレッド(フランシス・マクドーマンド)だ。

彼女はカーブに沿って立つ3基の大看板(ビルボード)に目を

やりながら考えごとをしている。やがて、意を決したように

ギアチェンジし、スピードを上げて走り去った。


町に戻った彼女は広告会社に行き、看板を借りたいと告げた。

「あそこは車も通らないし、最後に使われたのはだいぶ前だ」と

言われても気持ちは変わらなかった。一つだけ念を押した。

「看板に使ってはいけない言葉があるか?」と…

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数日後、3基の看板にメッセージが張られます。

「瀕死の状態でレイプされた」

「まだ、誰も逮捕されていないわね?」

「なぜなの ウイロビー署長?」


7ヶ月前、若い女性がこの道路沿いの草むらで暴行されたあと

焼き殺されるという残酷な事件が起きていました。被害者は

ミルドレッドの娘でした。“看板”は 遅々として進まない捜査に

業を煮やした彼女の”復讐”のメッセージだったのです。


あいにく、署長は町民から圧倒的に支持され、人望もあります。

しかし、“怒れる母”、ミルドレッドはまったくひるむことなく、

その言動はエスカレートしていきます。

乱暴な言葉が飛び交い、暴力が画面を覆います。

しかし、奇妙なことに、見終わって感じたのは“温かさ”でした。

説明が難しいですが、見ればわかります。


…これじゃ、レビューにならないか。ハハハ。


なお、アカデミー作品賞の候補では「ダンケルク」と本作しか

見ていませんが、同じ90点でもこちらの方が上です。


参考

原題:ThreeBillboards Outside Ebbing, Missouri

Tomatometer93%

観客スコア:87% (Rotten Tomatoes)


ベロニカとの記憶 90-


トニー・ウエブスターはいつものように簡単な朝食を終えると、

徒歩で自分が経営する中古のカメラショップに出勤した。

出がけに受け取った手紙を読もうとして封を切ったところで

客がドアをノックした。“冷やかし”だった。

その日の午後、彼は別に暮らしている娘のお供で妊婦講習に

出かけた。別れた妻が足の骨を折ったからだ。


手紙は法律事務所からで、学生のころ交際していたベロニカの

母親が亡くなり、いくばくかの金とともに“添付したもの”が

彼に遺されていることが告げられていた。ただし、配達された

手紙には何も“添付されて”いなかった…

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物語は年老いたトニーの現在と 記憶の中にある1960年代の

多感だった学生時代を行ったり来たりします。

人間は“過去”は美しい出来事として記憶しているもの…という

古今東西を問わない心理を巧みに織り込んでいます。


元カノ、ベロニカの母がトニーに遺したものとは彼の親友で

若くして自ら命を絶ったエイドリアンの日記だと分かります。

ここから先はネタバレになるので書けません。ハハハ。


少し甘いかなと思いつつ、90点をつけました。物語の流れも

テンポも私好みだし、ストライク・ゾーンの真ん中でした。

元夫婦、娘、高校時代の同級生同士、教師…登場人物たちの

“距離感”がとてもいい感じでした。セリフ(日本語訳)もよく

練ってあります。

高校時代のシーンで、トニーの級友が口にした二つのセリフが

“なかなか”でした。


「歴史について言えるのは“何かが起きた”ということだけ」

「歴史は勝者の嘘」


〇〇がこう言った。このとき、○〇はこう考えた。

…“史実”とか言ったって、みんな、高名な作家や学者たちの

頭の中で生まれたものじゃないか、と、私が“歴史”について

いつも思っていることとよく似ています。ハハハ。


参考

原題:The Sense of an Ending

RottenTomatoes

Tomatometer74

観客スコア:52%


# by toruiwa2010 | 2018-02-09 08:13 | 映画が好き | Comments(0)

かっこいいようだが…


相撲界の隠ぺい体質より、マスコミの

取材力のなさの方がよっぽど深刻だ…

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あるサイトの見出しにそう出ていた。中身はどうでもいい。

レトリックとしては分かるが、ちょっと待った!

"隠ぺい"は隠そうという明確な意志を伴う積極的な行為だし、

“能力のなさ”は単純に情けないってだけの話だ。どちらの方が

“深刻”か、もっと言えばどっちが"悪質"かは明らかだと思うが、

どうだろう。


ツイッターのプロフィルを見ると、筆者は元毎日新聞だという。

…ということは、断定はできないが、こういうレトリックを

毎日新聞で教えられたのだろうか?

“一見”、カッコいいようだが、”実体”に合っていない。得意げに

書いているように見えるので、指摘しておく。


なかなか言えないぜ


パスポートと野球道具と"気持ち"があれば、

何でもできると思う。

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夢がかなって海を渡った大谷翔平が空港で「持って行きたい

ものは何か?」と聞かれてこう答えていた。

この青年は入団間もないころから、言葉の整理がうまかった。

“過不足のない”このコメントにも感心する。見事だ。


メジャーでも、うまくスタートを切ったらとんでもないことを

やってのけるのではないかと期待している。

マイク・ソーシア…頼むから、使い方を間違えないでくれよ。


同じ論法じゃね?


お線香を配ると党勢が拡大するんですか?

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秘書が支持者に線香を配った件で茂木内閣府特命担当大臣に

質問した立憲民主党・蓮舫議員がそう言った。

民主党政権時代の数年前に事業仕分けの場でスパコンについて

2位じゃダメなんですか?」と聞いていたことを思い出す。


けっ!「どうかしら、私ってうまい聞き方するでしょ?」と

言っているようにしか聞こえない。いや、見え見えだ。

まあ、立民はそこに惚れたんだろうけど。あたしゃ 嫌いだね。


おまけ


“シュキュウハ”って、どういうこと?主流派?

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ゲストが「出羽一門と伊勢ケ浜一門は一番の守旧派ですよ」と

日本相撲協会の理事候補選挙の結果を踏まえて言ったとき、

MCの石井亮次アナがそう言った。

うん?石井アナ、"守旧派"が分からなかったかな?

「ゴゴスマ」が始まってから、このローカル局のアナウンサーを

ずっと褒めてきた。見た目がいいし、決して出しゃばらず、

ユーモアの度合いがいい。得難い人材だと…。


12月にも"見とがめる"が分からなかった。言ったことはおろか、

おそらく聞いたこともなかったのだろう。そういうことはある。

しかし、ワイドショーの司会者としては 少し、問題があるなあ。

誰にも、盲点・落とし穴はあるものだが、これが分からないと、

コメンテーターたちは言葉を選ばなければいけないことになる。


以前にも、石塚解説委員が“旗幟鮮明(きしせんめい)”のつもり

だと思うが、きしょくをせんめいにすると言ったことがある。

CBCの報道全体の信用問題になってしまうことを危惧する。

応援してるんだ。頑張ってくれ。


# by toruiwa2010 | 2018-02-08 08:10 | 放送全般 | Comments(0)

この記事を書くことに“ためらい”がないわけではない。

実際にコメントとして書き込まれるとは思わないが、きっと、

異論・反論がたくさんあると思う。

反対ではないし、まして、責めるつもりもない。

思うところを書いておきたいだけだ。


映画評論家と元女性アナの間に第一子が誕生した。

ただし、この新しい命は“普通の”プロセスを経たものではなく、

ロシア人女性のお腹を借りて生まれてきた。


世に、子供が欲しくて欲しくて仕方がない夫婦は多いようだ。

どんな手段・方法を用いても子供が欲しいと思うらしい。

「結婚は望まないが子供は欲しい」という女性さえいたりする。

子供を持たなかった私にはその心理を理解するのは難しい。

…だったら、この件については黙っているのが賢明なのだが、

どうしても納得できない一点があるのでそうはいかない。


私が疑問を持つのは代理出産だけでない。当ブログでは、過去、

超高齢で妊娠・出産した人気ラジオ・パーソナリティにも、

夫が無精子症なので義父の精子を貰って妊娠したケースにも

異を唱えてきた。ちなみに 後者は不妊治療をする医師の主導で

17年間に118人!の子供が生まれている。

天からの授かりもの…かつて、日本人は子供に恵まれることを

そう考えた。しかし、欲しいけど、できない夫婦にとっては

そんなに単純な問題ではないらしい。しかも、医学が進歩し、

“そこに方法がある”なら、すがりつきたくなるのも分かる。


…分かるけど、よーく考えてほしい。

”授かりもの”ではない形で子供を持てた親は手放しで喜べる

かもしれないが、代理出産で生まれた子供やいわゆる“試験管

ベビー”たちの幸せはどうなるのか…ということを。

どんな子供も親や生まれる時期、環境を選べないわけだけど、

親の一方的な欲求・希望・エゴで…あえて言えば“不自然”な

方法でこの世に生をうけた子供の幸せをどう担保するのか?


この10数年、ずっと“あの子たち”はどうなっているのかなあと

気になっていた。両親ともに有名人であり、彼らが代理出産で

生まれてきたことも世間は知っている。幸せなんだろうか?

SNSの時代、いじめに遭っていないだろうか?

検索してみると、本物かどうか分からないが、ネット上では

元気に成長した姿を見ることができる。ほっとする。


しかし、すべてのケースがうまくいくとは限らない。まわりが

とやかく言わなくても、夫婦間、当の子供を含む家族の間で

問題が起きたとき、“出生の経緯”が争点にならないか。

そのとき、関係者は理性的に問題と向き合えるのだろうか?

基本的には、当該夫婦・家族の問題だろう。


しかし、“受胎⇒出産”という生命の誕生にかかわる きわめて

神秘的なプロセスに科学の関与が増えていくことを当ブログは

勝手に憂えている。誰にも文句がないなら私も黙るが。


# by toruiwa2010 | 2018-02-07 08:25 | 岩佐徹的考察 | Comments(0)

世界が動いている。女性蔑視・差別を絶対許さない方向に。

その“ムーブメント”が勢いを増す中で、F1のグリッドガール

(レースクイーン)を廃止することになったという。いいと思う。

これまでだって“必要不可欠”だったとは思わないもの。


1980年代の半ば、スポーツ部でくすぶっていた私の周りで

若い部員のひとりが何かを画策していた。彼の口からしきりに

“フォーミュラ・ワン”、“エフワン”という言葉がもれていた。

運転免許証も持たない私が、F1が世界最高峰の自動車レースを

指している言葉だと知るのはだいぶあとのことだ。

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前にも書いているが、フジが他局との競争に勝って放映権を

手に入れたのは、来日してホテルの一室に籠ったエクレストン

(レース開催組織のトップ)と交渉に当たったプロデューサーが

社長からかなりの”決定権”を与えられていたからだ。


1987年から始まったフジのF1中継の1年目が終わったところで、

さまざまな経緯があって私がプロデューサーになった。すぐに

降りることになったが、ジャパンGPは現地に出向いた。

間近でハイレグの水着?を着て日傘をさした女性たちを見た。

男だから、セクシーだな、きれいだな…と思ったが、どうしても

その場に必要とは思えなかった。“極端な”言い方をするなら、

完全なそえものだ。刺身のツマにもなっていない。 

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そして、だからこそ、裏にセクハラ、パワハラ、モラハラ…が

ひそんでいそうな気配を漠然と感じた。


“各種”ハラスメントや差別は難しい問題だね。

誰が見ても「それはダメじゃないの」と思うものもあるけれど、

やられている人が声をあげないと分からないものも多い。

#metoo運動は大きな一石を投じたが、標的にされる側にも

”人権”はあるわけで、行き過ぎると危険だ。

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差別用語の“摘発”が盛んだったころ、“メ・ク・ラ・マ・シ”が

問題視されたことを思い出す。もちろん、すぐに否定されたが、

流れに乗り、あれもこれもとやり玉に挙げて「葬ってやれ」と

考える手合いが出てくると厄介だよね。SNSでだれでも簡単に

発信できる今は特に。


ロンブー・淳がこんなことをツイートしている。


レースクイーンもラウンドガールも

イベントコンパニオンもグラビアアイドルも

みんなやりたくてやってるんだよね?

しかも選ばれた人がやってるんだよね?

女性が勝ち取った地位を女性団体が奪う事に

なってない?

『蔑視という奴らが1番蔑視してる』

あなたはレースクイーン廃止に賛成反対?

(投票を募っている)


…“女性が勝ち取った地位”とは思わないが、淳のように考える

人がいるのも事実だ。女性たちの自由意思でやっているのは

事実であっても、そもそも、セクシーさを利用しようという

主に男性側の下心から始まっているところに“いかがわしさ”が

あるのだから、この際、廃止するのは賛成だと言っておく。


…この傾向には歯止めがかかりそうにないなあ。

世論の後押しで力を得た女性たちの勢いは衰えないだろうし、

“受け身”の立場の男たちはどうしても“自粛”の方向に動く。

少々、味気ない世の中になるかもしれない…とうっかり書けば、

“味気ない”ってなによ?とかみつかれそうだし。ハハハ。


# by toruiwa2010 | 2018-02-06 08:23 | 岩佐徹的考察 | Comments(0)

31歳の息子の件は彼には関係ない。

テレビに出ているだけで、こんなことでさえ、

親がカメラの前で「責任を感じる」と

話さなければいけないなんて気の毒な話だ。


2013年に息子の窃盗事件がらみで“謝罪”会見をした司会者の

みのもんたについて当ブログにそう書いた。

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先週も大竹まことが沈痛な表情で会見し、深々と頭を下げた。

娘の逮捕(大麻所持)についてだ。その娘は28歳だという。

テレビやラジオで顔も名前も知られていると「オレは知らん。

関係ない」とも言えないんだね。「親として責任を感じる」は

分かるとして、「監督が不十分だった」はどうなんだろう?


大竹の場合は、本人が「私は“公人”だからこういう場で話を

しなければいけないと思っている」とはっきり言っていたが、

高畑淳子、清水アキラ、橋爪功…とっくの昔に親の手を離れた

子供の不始末を親が謝るという図式はどうにかならないのか?


大竹の“こわい”イメージは作られたもので、もともとの性格は

きわめて真面目なのだろうと思う。今だったら娘さんの件より

よほど大騒ぎになったはずの20年以上前に 彼自身が関わった

“事故”のとき、メディアの扱いが優しかった。大竹に過失が

なかっただけでなく、対応が見事だったからだと記憶する。

キャラが濃く、普段の舌鋒が鋭いだけに多少の反動があるかも

しれないが、今回もきちんと対応した。


会見の数時間後後、彼がパーソナリティをつとめる文化放送

「ゴールデンラジオ」(ライブ)はこんな風に始まった。

軽いオープニングトークのあと、「今日は最後までやるけれど、

諸事情があり、明日以降、ここにいいるかどうか分からない。

局の考えもあると思うし、その指示に従うつもりだ。父として

監督が十分じゃなかったことを皆さんにお詫びする。本当に

申し訳ありませんでした。娘が戻ったら、なぜ、こんなことに

なったのか、これからどう生きていくのかを家族で話し合いたい。

私は、父親と公人、両方の責任を全うしたい」。

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翌日の放送にも登場し、こう話した。

「ゆえあって、今日からも放送を続けることになった。

文化放送から“休まずに放送を続けてほしい”と言われた。

スポンサーの理解も得られた。なによりリスナーから

たくさん、励ましのメールやファックスを貰った。

私の使命は明るく楽しくバカらしい放送をこれからも

聴いていただくことだと思っている。

事件のことはすべて警察にお任せするつもりだ」。


本人も共演者も必要以上に明るく振る舞おうとしているのが

はっきり伝わって痛々しかった。それだけ、大竹のショックは

大きいのだろう。


大竹の会見で “監督不十分”とともに疑問を持ったのは話題に

なった“逆質問”だ。質問の形だが、あきらかに、「あなた、

それは聞かないでよ」と言っているのと同じだった。

「普段の様子は?」、「おかしいと感じることはあったか?」を

「どうしても聞きたいか」と逆質問して相手の口を封じていた。

初めの方で「監督が不十分だった」と言ってる。リポーターが

聞いているのはそのことと関連しているのに変じゃないか。

「接見したらどんな言葉を」も許容範囲内だと思う。


*今週末の”自分的傑作選”に以下の2本を更新します。


大竹まことが言葉を失った!

~“重荷”を背負い続けてるんだね~(13/02/21)


父親の詫び状~どうする、みのもんた?~(13/09/20)


# by toruiwa2010 | 2018-02-05 08:10 | 岩佐徹的考察 | Comments(0)

この記事は去年の4月、彼女が引退を

発表したときに更新したばかりだから

ためらうが、ソチ五輪を語るとき、

浅田真央の“明と暗”は欠かせない。


ああ、浅田真央が…

~メダル圏外へ:トップはキム・ヨナ~

(2014.02.20 初出 )

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大会のハイライト、女子フィギュアのSP

終わった。トップにはキム・ヨナが立ち、

浅田は大きな失敗をして遠くメダル圏外に去った。

インタビューでも呆然としていた。

信念に基づいての挑戦だったが、完敗した。

ファンもあきらめきれんが。

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勝負だからいろんなケースを予想するが、想定を超えた。

浅田真央に何かが起きるとしてもトップと5,6点差の範囲内に

とどまると思っていた。20ポイント近い差がついての16位とは。

多くのファンと同じで、言葉がない。


ポジションにつく前、頭上の時計を確認する顔が柔らかくて、

これなら大丈夫と思った。しかし、3Aの着地に失敗して転倒!

回りきったように見えたが、スローを見ると回れていなかったし、

コンビネーションの最初の3回転が2回転になり連続ジャンプに

ならないという大きなミスもおかした。


記者会見で「悔いなく終わりたい」と浅田は言い続けていた。

そのためにはSPで冒頭の3回転半を成功させることが大きな

カギになる。十分に回り切って、着地でエッジが的確に氷を

とらえることが求められる。成功率が低いだけに息をのんで

その瞬間を見守ったのだが、結果は残酷だった。


数は減らしたものの、「リスクを冒しても3回転半を跳ぶ」は

彼女がさんざん考えた末に自分で選択したものだ。その挑戦に

敗れたのだから受け止めるしかない。

だから言ったじゃないか…と言ってみても仕方がない。

浅田に限らず、一流アスリートは頑固なのさ。

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浅田がいないのは残念だが、上位3人は実力派が揃った。


キム・ヨナには本人が納得いく、世界のスケート・

ファンを魅了してきた美しい演技で選手生活を

締めくくってほしい。

出遅れただけに銅メダルに届けば上出来だと思うが、

豊富な経験と輝かしい実績でその予想を上回る

可能性はあると思う。

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オリンピックで彼女の出来を左右するのはブランクではなく

体調だと思っていた。今朝の彼女は6分間練習のときから

表情が硬いのが気になった。しかし、冒頭の3-3回転を確実に

決めたのをはじめ、相変わらず流れのあるきれいな滑りだった。

74.92は妥当だと思ったが、解説の八木沼純子のコメントは

キムに対する言葉数が少なくて違和感があった。素直に見れば

もう少しほめ言葉があっていいはずだ。

まさか、マオタに叩かれることを恐れているわけじゃあるまいと、

余計な詮索をしてしまった。ハハハ。


キムが暫定ながらトップに立ったことでオタがつまらぬことを

言って騒ぐのではないかと思ったが、#figureskateTL

流れるツイートにキムの演技と点数を“普通に”認めるものが

多いことにホッとした。日本人スケートファンにきちんとした

バランス感覚があることが分かってうれしかった。

そうでなくちゃね。スポーツだもの。


ソトニコワ…浅田、リプニツカヤ、キム以外から

メダルに手が届く可能性を秘めているのは彼女だ。

実績があるのに、オリンピックでは大きな注目を

浴びずにこの日を迎えた。

直前で高得点を出されると浅田にとっては厄介な

ことになる。

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ダークホースだとは見ていたが、ここまでやるとは思わなかった。

大騒ぎされる後輩・リプニツカヤへの対抗心もあるだろう。

最初のコンビの二つ目のジャンプを降りたあと、流れがなかった

気がするが、全体としてやはりいい演技だった。スピードが

足りなかったようだが、最後の2Aがきれいに決まったのは

イメージ的に大きかったかもしれない。

もしかしてキムを超えるかと思ったが、わずかに届かなかった。

しかし、明日、逆転のチャンスは十分だね。


コストナー…うまくまとめたなあ。

完成度の高い演技で高い得点が出そうだ。

衣装もエレガント、「アベマリア」に

よく合っていた。

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彼女らしい華やかなパフォーマンスで観客を魅了した。

終わった時点では74.12でキム・ヨナに僅差の2位につけた。

難しい技より、ミスの少ないきれいな滑りに対していい点が

出ている印象があった。“不公平”感はなかった。これでいい。


リプニツカヤと浅田で金メダルを争うことに

なると見ている。15歳だが若さを感じさせない

実績をすでに残している。

加えて、地元の利と勢い…。

極端にミスが少ないことも強い味方だ。

冒頭のジャンプが決まったら恐ろしいことになる。

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最初のジャンプから彼女らしさがでていた。指摘されている

“幼さ”はあるものの、ミスのなさがそれを補って余りある。

度胸のよさも半端じゃない。全観客を味方にして圧巻の演技だ…

と思ったとたんに転倒した!ソチにも魔物がいたんだね。


私の予想では1-2だった二人が厳しいスタートになった。

浅田がメダルに届く可能性はほとんどないし、リプニツカヤも

誰かがミスをしない限り、難しいだろう。これが現実だ。


村上佳菜子はコーチの言葉を聞いているときはいい表情だった。

最初の3-3が実にうまく入った。八木沼もビックリした感が

はっきり出た素直な反応。聞いていてこっちが驚いたわ。ハハハ。

せっかくいいスタートを切ったのに、トリプルがシングルに

なるミスが出て下位に沈んだ。この子が勝負師の根性を身に

つけたたらなあと思う。


“日本チャンピオン”としてオリンピックに臨んでいるのに、

注目度はそれほど高くないまま、本番を迎えた鈴木明子には

期するものがあったはずだが、リンクイン直前の顔が硬かった。

得意のステップまでうまくつなげられたら、上位に食い込む

チャンスは十分だと思ったが、いきなり、最初のジャンプが

両足着氷になってしまったのが惜しい。ベテランらしく、

後半は持ち直したものの8位にとどまった。

今日の流れでは健闘だが。


整氷時間中、NHK-BSはスタジオに戻ってキム・ヨナのVTR

何回か見せた。暫定1位だから当然なのに異を唱える集団が

いたのに呆れた。彼らが嫌っているからとか、外国人選手だから

流さなくていいというものではない。こういう奴はスポーツ・

ファンとは呼べない。あきれてものが言えない…というか、

つくづく情けない。


6位・浅田真央にありがとう!

~ソトニコワ金 キムヨナ銀 コストナー銅~

(2014.02.21 初出 )

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女子フィギュアはロシアのソトニコワが逆転金メダル。

女王にふさわしい演技だった。銀はバンクーバーの女王、

キム・ヨナ、銅は初メダルのコストナー…

特筆すべきは浅田の魂のこもった演技だ。

3強の高いレベルの演技を引き出した。

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誰を応援しているかで多少意見は分かれるだろうが、世界中の

スケート・ファンにとっては夢のようなフリーの戦いだった。

まれに見るハイスコアのFSを演出したのは間違いなく浅田の

演技だ。


「思っているような演技が全然できなかった。

自分の体がうまく動かなかった」と語ったのは

昨日のことだ。わずか24時間で劇的に変わるはずがない。

ぐっすり眠れれば別だがあのSPのあとで熟睡できた

わけもないだろう。多くを望むのは酷だと思うが。


ツイッターのTLに「メダルも国民の期待も忘れて自分のために

滑ってちょうだい」というファンのコメントが洪水のように

流れていた。「バカなことを言いなさんな」と思った。

そんなに簡単に切り替えられるなら苦労はしないよと。

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…浅田の偉大さを思い知らされることになった。

6分間練習の動きは八木沼が言う通り、悪くなさそうに見えた。

その姿を見ながら思ったのは、日本のスケート史に輝かしい

足跡を残してきた偉大な選手だけに、せめて最後は“悔いのない

終わり方”をさせてやりたいということだった。

スタートのポジションについたときの表情は少し硬かったが、

きれいに3Aを降りて波に乗った。

2組という早いグループで滑るモチベーションを持つのが

きわめて難しい中で、8種類の3回転ジャンプを決めた。

素晴らしかった。

フィニッシュのあとの涙に万感の思いがこもっていた。


140点台が出た。この時点でのトータル198.22は上位3人に

かかるプレッシャー次第でメダルに望みが出る数字だと思った。

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ジャンプの評価by NYタイムズ。青はgood、グレーは普通、

赤はpoor(よくなかった) 


NYタイムズの記者がこうツイートしていた。


素晴らしいプログラムを終えて浅田が泣いている。

彼女は美しく、そして自由だった。

プレッシャーから解放されるとこういうことが起きる。


たしかに、SPの結果、大きく下位に沈んでメダルや順位という

呪縛から解放されて“自由”になれたことは大きい。しかし、

失意の“どん底”に落とされたはずの前夜からこれほど変身した

パフォーマンスを見せてくれるとは想像もしなかった。

昨日の記事に「自分が納得できる演技、世界最高レベルの演技を

期待したい」という書き込みに対して「無理だと思う。長い

取材経験からそう断言できる」と言い切った自分が恥ずかしい。


すごい演技をしたのだから当然だが、浅田の順位がどんどん

上がっていった。箱根駅伝のギタウ・ダニエル並みに“ごぼう

抜き“の記録を更新するんじゃないかと思った。最終的には

6位だったが、メダルに匹敵する感動的なパフォーマンスだった。


最終組は6人とも素晴らしい演技を見せた。

ワグナーを除く5人が135点以上を出した。


リプニツカヤ…コーチによると昨日の転倒は

フェンスが近すぎたせいだそうな。

あそこまでノーミスだっただけに惜しまれる。

逆転するためには上位陣の前にかなりの高得点を

たたき出して見せることしかない。

しかし、9±の差はさすがの彼女にも

大きすぎるなあ。


前半のジャンプはほぼ完ぺきだったのに後半で崩れた。しかし、

135.34が出て、この時点で浅田は暫定1位の座を譲った。


コストナー…昨日の彼女はエレガントだったし

華やかさがあった。

ゆったりとした滑りからは余裕すら感じ取れた。

バンクーバーのあと引退を考えたそうだが、

戻ってきた。「辛いときほど自分が何をしたいのかが

分かるの」と言って。

同じ滑りができたら逆転もあるね。

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素晴らしいボレロだった。

優雅で“大人”を感じさせるスケーティングだった。

リンクを完全に支配していた。ゆったりした曲調が現在の

彼女の持ち味にぴったりだった。

全員が滑り終わったあとで誰が一番好きだったかと聞かれたら、

SPと合わせてコストナー」と答えたと思う。


ソトニコワ…力があることは誰もが認めるが

昨日の彼女の演技は思わずうなってしまうほど

見事だった。ほとんどノーミスだったのではないか。

差はわずかだ。キムのフリーにはスタミナの不安が

あるだけに大きなチャンスと言っていい。

問題はそれを意識したときだ。

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…当然、意識はしていたはずだが、スピードに乗った見事な

演技を見せた。ジャンプがどれもきれいだったね。

3連続ジャンプの三つ目の乱れがあってコストナーを抜けるか

どうかは微妙だったが、149.95!! 

今日のFSは点の出方が半端じゃなかった。大盤振る舞い。

バナナのたたき売りのごとく、「えーい、持ってけドロボー」

状態だった。ハハハ。


ゴールド、ワグナーがソトニコワを抜けず、残すはキム・ヨナだけになった。


限られたものしか読んでいないが、海外メディアは

キム・ヨナを普通にチャンピオンとして扱っている。

少しでも買収や不公正採点の疑いがあったら、

こうはならない。もし彼女がメダルを手にしたら

日本のスケート・ファンはそれらしい敬意を

示すべきだと思う。

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“嫌韓・嫌キム派”は何かといちゃもんをつけていたが、SP終了

直後の“笑顔”やリンクから上がる際にボードを叩いた仕草などに

彼女の内面を見る気がしていた。言葉通り、結果にこだわって

いないのだと思えた。英語の通訳を交えて日本のインタビューを

受けるときの柔らかな表情にもそれが見て取れた。

すでに自分の出番が終わっているとはいえ、翌日にFSを控え、

まだほかの選手の演技中にあんな顔にはならないものだ。


コストナー、ソトニコワと、目の前で高い得点を出されると

相当のプレッシャーがあったはずだが、キムの演技も堂々と

したものだった。ソトニコワと比べるとスピードはなかったが、

きれいにまとめるテクニックは確かなものがある。

問題は審判がどちらを上と判断するかだと思ったが、答えは

ソトニコワだった。

点が出たときのキムの表情は十分に納得した人のものだと思う。

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いい結果になった。地元が優勝。前チャンピオンが銀メダル。

それぞれに意見はあろうが、採点競技はジャッジが決めるものだ。

今回、日本ではごく一部で「すべての選手に公平な採点を」

という声が起きていたが、いい演技に対してはしっかり点が

出ていたと思う。これでも文句をいう奴はき


実況の鳥海アナはメリハリという点で物足りなさはあるものの、

“抑制”が効いていてなかなかよかった。スタジオを担当して

いるころから実況を聞くのが楽しみだった。

10年後には間違いなくNHKのエース格だね。


最後に、浅田真央さん、

今日、あなたらしさを見せてもらいました。

ありがとう。

“普通に”あなたを応援してきた者の一人として

とても嬉しいです。

心からお疲れさまと言います。

疲れた心身をゆっくりと休めてください。


# by toruiwa2010 | 2018-02-04 08:05 | 自分的傑作選 | Comments(0)

羽生結弦、入魂のSP

~チャンとの大勝負になるね~( 2014/02/14 初出 )

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2014/02/14のツイート


仮眠から起きてプルシェンコの棄権を知った。

仰天する。昨日の練習が相当荒れていたらしい。

「神様がもう十分だと言ってるみたいだ」と語った。

悲劇だね。思いもかけない番狂わせを演じる可能性を

感じていただけに惜しまれる。


“老身”をいたわり、220分に目覚ましをセットして寝たが、

思うように眠れないまま、よろけるようにリビングに行って

テレビをつけ、PCを起動するとYahoo棄権を告げていた。

波乱を予感させる幕開けだった。


6分間練習のためリンクサイドにスタンバイする羽生の顔に

笑みが浮かんでいた。自然に出たものかどうか気になった。

“強がり”から来ることもあるからだ。

好調をうかがわせる練習が終わってそのまま演技を始めた。

陣営として理想的な展開に持ち込むには100点近い点を出して

圧倒することだったが、見事に実行してのけた。


オリンピック初出場を感じさせない精神力の強さを見せた。

最初の4回転をきれいに跳んでしっかりペースをつかんだ。

ジャンプの完璧さにしびれる。

見事な演技で観客も味方にしての100点超えには恐れ入った。

1番滑走の利を生かした。

シカゴ・トリビューンとLAタイムズなどに記事を書いている

記者のツイートが短くて的確だ。


羽生に101.45OMG.オー・マイ・ゴッド。

そして、彼はポイントのすべてを自分で稼いだ。

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ハビエル・フェルナンデスが“本来の”ジャンプが跳べずに点を

伸ばせなかったあと、パトリック・チャンが登場した。

一時は“絶対王者”と呼ばれたチャンだが、ランク的にも今は

追う立場になった。羽生の得点がプレッシャーになるだろう、

体に硬さが出なければいいと思いつつ、彼にもベストの演技を

期待した。オリンピックだもの。 


…一本、ジャンプで小さなミスがあったものの、チャンもまた

見事な演技だった。羽生との差が4点を切ったのはチャンに

とって大きい。これだと、金メダルがどちらのものになるか、

とても微妙だ。 


30人の選手の中の29番目と30番目に日本人選手が滑走した。


前日の練習でも4回転がうまく跳べなかったと聞く高橋大輔が

気がかりだった。リンクに出る直前の表情が硬かったこと!

競技者にとって最も残念なのはベストの状態で競技に臨めない

ことだろう。その意味で、故障発生のタイミングがいかにも

悪かったね。

最初の4回転が両足での着氷だった。3Aはまずまずだったし、

ほかの要素でらしさを出した。

今の精いっぱいの演技だったろう。気持ちはしっかり伝わった。

私だけじゃなくジャッジにも。  3位・フェルナンデスを

脅かす点が出た。FSでは思い切った演技をしてほしい。


メディアも悪いが、“語録”が先行する町田樹も気になっていた。

結果は本来の力を出し切れなかった。3ルッツが2ルッツになる

大きなミスが出た。きれいに決まるジャンプもあっただけに

惜しまれるが、順位に関係なくメダルは望める得点差だから、

本人が言う“逆バレンタイン”の心意気を見せてほしい。

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すべての選手の滑走が終わってみると、羽生とチャンの力が

群を抜いていることが分かる。“アナザー・スペース”にいる。

採点についていろいろ言われていたが、点はちゃんと出ている

ことも分かった。


明日のフリーはとんでもないことになりそうだ。 


あまりに呆れたので加筆…というかツイート


若さいっぱいの伸び盛りとケガのあとで

万全じゃないベテラン。

判官びいきもあるだろうがはっきりと差が

ついたのに羽生の出来にケチをつける

「日本人」ファンがいる。高橋ファンに多い。

ロシア観客のマナーを非難する資格はないと思うが。

(0912)


羽生結弦、金メダル!!

~スケート・ファンとともに喜ぶ~( 2014/02/15 初出)

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2014/02/15のツイート


羽生結弦が日本男子フィギュア初の金メダルを獲得。

現時点でその実力が世界のトップなのは確かだが、

オリンピックの舞台でそれを結果に結び付けた。

どんなに褒めても褒め足りない。

おめでとう羽生!おめでとうスケート・ファン!!


ここ1年の羽生の急成長は認めつつ、オリンピックの舞台で

となると、そこでの優勝はなかなか想像しにくかった。しかし、

若い羽生が見事にやってのけた。


今日の滑りを見ても、硬さ・緊張は明らかだった。いろいろな

思いがあったと思う。試練のときだった。緊張はするだろうが、

彼の精神力なら乗り切れるだろうと思っていた。乗り切った

先にしか金メダルはないのだし。そのためには、やはり最初の

ジャンプをきれいに決めたいところだったが、失敗した。


手ごわいチャンの前に滑り終えるのは“めぐりあわせ”としては

ツキがあったのだが、あくまでいい結果を出すのが条件だった。

最初の4回転が決まらず、動揺したのか、引きずってしまった。

全体にいつものスピードがなかったし、ジャンプが決まっても

羽生本来のものではなかった。若さと言うことかなと思った。


まずい展開になったが、なんとか立て直した。それだけ力を

つけたということだろう。昨日のSPの出来を見たあとだから

180点台は出すだろうと思ったが、178.64だった。

計算ではチャンが182.58以上のスコアを出せば逆転だった。

経験豊富なチャンがこのチャンスを逃すことはないだろうと

覚悟しながら見た。


滑り出したチャンを見てさすがだと思った。“雰囲気”があった。

いくつか失敗があって“完璧”には程遠かったが、特に後半は

羽生を上回る滑りに見えた。微妙だと思ったが、ジャッジは

SPに続いてFSの出来も羽生を上と判断した。(178.10)

かなりハラハラさせられたが、結果はSPFSともにチャンを

上回っての堂々たる金メダルだ。見事としか言いようがない。

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町田樹にとって最終組の前で滑れるのは“チャンス”だったが、

生かせなかった。やるべきことはデニス・テンを超える得点を

出して最終組に圧力をかけることだった。しかし、火の鳥が

ソチで舞うことはなかった。少なくとも本人が望んだようには。

最初のジャンプで転倒したことがいろんな意味で響いたね。

4年に一度のオリンピックはなかなか選手にベストの演技を

させてくれないなあ。

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大事なシーズン、“不運”に見舞われた高橋大輔には ただただ

彼らしい演技を期待した。SPの出来から考えれば、銅メダルに

届くチャンスは十分にあるはずだったから。

滑走に入る直前、アップになった穏やかな表情が印象的だった。

“最後の”舞台に迷いなく臨めるのだなと嬉しかった。

これまで日本男子チームを引っ張ってきた誇りと自信をもって

カギになる最初の4回転を跳んでほしいと願って見ていたが、

両足着氷になってしまった。

ステップからは彼らしさが見られたが、得点は伸びなかった。

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町田、高橋、ともにフェルナンデスをとらえる可能性があった

だけに残念だが、羽生もチャンもベスト・パフォーマンスでは

なかったのだ。オリンピックはそこが難しいね。

その中で、町田と同じ組の1番滑走、デニス・テンが171.04

出して3位になったのは特筆すべきことだった。結局、FS

170点台をたたき出した3人がメダルを手にしたことを思えば

なおさらだ。

実況の塩原アナは最終組6人の演技中、ほとんどこのことに

触れなかったね。


“ポエム”ぶりをファンから叩かれている。私も好きじゃないが、

それはまあいい。しかし、これはダメだ。

実況の仕事は 一つ一つのプレーを描写するとともに全体像を

伝えることも大事だ。今日の実況にはソチ五輪男子フリーの

大きな部分が決定的に欠けていた。


二日連続の早起きはつらかったが、いい思いができた。

不思議なことに、羽生結弦が優勝することを喜ばない“特別な”

グループもいる。どんなところ、いつの時代にも、そういう

“ややこしい”奴はいるものだから放っておけばいい。

“普通に”スポーツが好き、スケートが好きな人たちと一緒に

この快挙を心から喜びたい。


# by toruiwa2010 | 2018-02-03 08:09 | 自分的傑作選 | Comments(0)

デトロイト 90


1967723日、ミシガン州 デトロイト。

市内でアフリカ系退役軍人を称えるパーティが開かれていた。

そこを市警察が急襲した。違法酒場だったのだ。

Party's over(パーティは終わりだ)」。踏み込んだ警官たちが

一斉に叫び、抗議の声を無視して、客を店の外に追い立てる。


裏口から出すことができず、人目につく表通りに大勢の客が

並ばされた。すぐにやじ馬が集まり始めた。

事情を聞くため、パーティ客を警察に運ぼうとするのだが、

護送車の到着が遅れ、取り囲む住民の数は膨れ上がっていく。


3台目の護送車が現場を離れるころ、群衆の暴動が始まった。

白人が大多数を占める警官隊は必死に鎮静化を図るが、騒ぎは

大きくなるばかりだった。暴徒と化した住民たちが商店を襲い、

略奪や店舗への放火を始めるまで時間はかからなかった。

二日目、市長は州兵の派遣を求め、非常事態を宣言した…

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街の一角にあるモーテルで起きた射殺事件を中心にいくつかの

エピソードが語られます。途中ですこし“中だるみ”しますが、

差別主義の白人警察官による黒人住民への理不尽で暴力的・

一方的な尋問を女流監督 キャスリン・ビグローがくどいほど

丁寧に描きます。142分の上映時間の大半がこのシーンなので

見ているのがかなり苦痛でした。しかし、この作品に込めた

監督の“熱量”に打たれます。その感想は第82回アカデミー賞で

作品賞、監督賞など6部門に輝いた「ハード・ロッカー」を

見たときのものと同じです。


事件の模様を伝えるテレビのニュースキャスターがはっきり

“ニグロ”という言葉を使っていました。60年代は白人と黒人の

対立が先鋭化していた時期のようです。監督の“粘り”はその

ことと関係があるのでしょう。


85”点かなあと思いましたが、“90-”としました。

年末にベスト1を決めるとき、90点の作品がないと困るので…。

ハハハ。


参考

原題:Detroit

Tomatometer:84%

観客スコア:79% (Rotten Tomatoes)


祈りの幕が下りる時 90


百合子が夫と一人息子を残して家を飛び出し、身寄りのいない

仙台にやってきたのは1985年のことだった。自分を知る人が

一人もいない町が良かったのだと話していた。


小さなスナックに雇われた彼女はそこで長く働き、ママや客に

好かれていたが、心を開かないタイプの女だった。ときどき

町に現れる綿部(わたべ)という男といい仲だったようだが、

ハッキリしたことは分からない。

海に近いマンションの一室でひっそり暮らしていた百合子が

布団の上で冷たくなつているのを見つけたのは店のママだった。

心不全だった。千代に来てから16年のときが流れていた…

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百合子は日本橋署の刑事・加賀恭一郎(阿部寛)の母親です。

ママの連絡を受けた加賀が仙台に行き、遺品を引きとりました。

彼の住所をママに教えたのは綿部です。そして、綿部は当然、

百合子から聞いたのでしょうが、加賀は疑いを持ちました。

母親は加賀の居所を知らないはずだったからです。


この件と、そのころ東京で起きた2件の殺人事件の間に微妙な

関係が見つかり、本庁所属の松宮刑事(加賀の従弟:溝端淳平)

加賀がタッグを組んで真相を追うことになります。

捜査の過程で 元女優、現在は演出家として活躍する 浅居博美

(松嶋菜々子)の存在が浮上します。


物語を展開していくために必要な舞台や登場人物たちの紹介に

かなりの時間をかけています。タイトルが画面に現れるのは

上映開始から25分ぐらいあとでした。

で、とても面白いです。犯人の“動機”の部分が少し弱いような

気がしますが、最後まで楽しめます。


阿部寛、気合が入っています。

1980年代だったでしょうか、「笑っていいとも」の“いい男さん

いらっしゃい”というコーナーに風間トオルらと出ていたのを

見ていますが、当時は想像もしなかった大きな俳優になりました。

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松嶋菜々子…個々の”パーツ”はそうでもないのに、“仕上り”は

やっぱりいいなあ。…と言ってみたかっただけ。ハハハ。

映画の中で加賀が「やっぱ、超きれいだ」と思わず言いますが、

その通りですね。はじめ、“きれい”だけだったのに、松嶋の出演が

決まったとき、監督が“超”を加えたと聞きます。納得です。


博美の父親を演じる小日向文世もいいです。高く評価されて

いいと思います。


# by toruiwa2010 | 2018-02-02 08:36 | 映画が好き | Comments(2)

間もなく、“日劇”(日本劇場)がなくなるらしい。 

建物が取り壊されるのではなく、“名前が消える”らしい。

生きているものも、そうでないものも、時間が経過すれば

寿命を迎えて消えていく。役目を終えて。


私たちの年代の東京人にとって日劇は一つのシンボルだ。

日本で最も有名な商業地・銀座のとなり、有楽町駅近くの

一等地に建つエンタテインメントの殿堂だった。

客がよく入っていた。若き日の私もその一人だ。


映画と歌謡ショーという組み合わせで楽しませてくれた。

越路吹雪、江利チエミ、美空ひばり、三波春夫、村田英雄…

すべて、見たくて見たわけではない、“二本立て”だから

私にとっては映画の“おまけ”だった。ハハハ。

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右は朝日新聞社


同世代の橋幸夫、舟木一夫のデビューも見た記憶があるし、

去年 亡くなったペギー葉山もしばしばステージを飾った。

196070年代、全盛だったビッグバンドが伴奏したり、

単独で演奏したりしていた。有馬徹とノーチェ・クバーナ、

原信夫とシャープス&フラッツ、宮間利之とニューハード・

オーケストラ、見砂直照と東京キューバン・ボーイズ…

今も、彼らが奏でた音楽が耳に蘇る。特に 最後のバンドは

妻の父親がマエストロだったからなあ。


やはり大人気だった“ロカビリー”のミッキー・カーチス、

山下敬二郎、平尾昌晃が出演した“カーニバル”も見てる。

ロカビリーが好きだからではなく、騒ぐ理由を知りたくて

同級生を誘って出かけた。2階席から、ステージに群がって

大騒ぎする若い女の子を茫然と眺めていた記憶がある。

三人のうち、二人が故人だ。

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左からミッキー、平尾、山下


妻との初デートで「ぼくの伯父さん」を見たのも日劇だ。

映画のあと、ガードをくぐって日比谷に行き、音楽喫茶

“タクト”でお茶をしたが、下を向いたきり ほとんど何も

話さない妻にてこずった思い出もある。ハハハ。


大学3年のとき(1962)、当時は日劇のすぐ隣りにあった

朝日新聞社で“電話ニュース”のアルバイトをしたこともある。

今のように情報を伝えるメディアが限られていたこの時代に

各新聞社がテープに吹き込んだニュースを電話で提供する

サービスをやっていた。大学の放送研究会でアナウンサーを

目指す学生にとってはいいお小遣い稼ぎだった。

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朝日新聞社屋上で電話ニュースの仲間と


一度だけ、巨大な建物の脇にある階段を ドキドキしながら

5階まで上った。エレベーターがあったはずなのに。

そこにあったのはミュージックホールと呼ばれる小劇場だ。

ストリップ小屋…と言えば怒られる。トップレスの女性が

“おしゃれな”ショーを見せる小劇場だ。


そうは言っても、きれいな女性が裸で踊るんだ。

たしか、20歳になったばかりの私がドキドキしながら

階段を上がった気持ちは分かってもらえると思う。ハハハ。


日劇が消える。

私の青春の一部も消えるということだ、


# by toruiwa2010 | 2018-02-01 08:04 | blog | Comments(0)

先週の水曜日、朝早く、家を出た。前日、首都を襲った大雪が

残っていた。今シーズンの最強寒波とテレビが伝える寒さの中、

凍った雪を踏みしめて、駅への道を慎重に歩いた。

行き先は静岡県新富士、狙いはもちろん、富士山だ。


品川を出てすぐ、遠くに見えるはずの富士山が見えない。

新横浜を過ぎて見えてきたが、手前(東側)に雲がかかっていた。

私は気落ちしなかった。PCで見たライブカメラにはしっかり

“全景”が写っていたからだ。

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三島から南へ回り込んだ位置にある新富士に降り立つころには

見事な“お姿”を見ることができた。

タクシーで岩本山公園に近い茶畑に行く。南向きだから雪の

量は少ないし、時間の経過で雲がかかり始めていたが、十分に

美しい眺めだった。 堪能した。

風が強くて寒いのが玉にきずだったなあ。

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南に駿河湾が光っていた


新富士駅に戻り、名古屋でのぞみに乗り換えて芦屋へ。

たぶん、この町に来るのはこれが最後になるだろう。


夕食は“単身赴任”中、毎週 通ったイタリアン“アレグロ”で。

インサラータ・ミスタ(ミックスサラダ)のハーフサイズ、

貝柱のカルパッチョ、スパゲッティ・ボロネーゼ、そして、

デザートはティラミス…つまり、いつもとほぼ同じメニューだ。

ハハハ。

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どれも満足した。なじみになっていたスタッフは少なかったが、

「もう、来ることはないと思う。いつも、とてもおいしかった。

皆さんによろしく伝えてほしい」と挨拶して店をあとにした。


富士山を堪能し、食事に満足した1日だった。

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翌日はホテル近くの銀行で遺産相続の最後の手続きをした。

長兄が亡くなってから半年以上の時間を必要とした。

”専門家”に任せてもこれだけかかるのが現実だ。


人生の最晩年に、思いもかけぬ財産を相続することになった。

兄自身はつましい生活を送っていた。緑内障で視力をほとんど

失っていた兄に代わり、金融機関から来る書類は私がチェック

していたが、ある日、カードの明細を見たとき、茫然とした。

ほぼ毎日のように、駅近くのコーポで買い物をしていたことが

分かるのだが、すべてが300円、400円台と記録されていた。


そんな生活をしていた兄が私たち兄弟に残してくれたお金だ、

1円だって無駄にはできない。大事に使わせてもらおうと思う。

使うことが兄の“供養”になると信じている。

ああ、しかし、私に残された時間もそう多くはない。急いで

使い道を考えないと。


芦屋から新快速で京都に出た。

NAVIに聞かなくたって新大阪からのぞみに乗るのが普通だが、

京都駅の新幹線ホームの売店でサンドイッチを買うためだ。

普通のサンドイッチだが、夫婦で気に入っているんだ。


1時近くに列車がホームを離れるなり、ビールの栓を開けた。

面倒だった手続きが完了したことを祝い、兄の冥福を祈り、

感謝の気持ちも込めて乾杯した。うまかった。

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スジャータのアイスクリームは体温で温めるのだ

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定刻に京都駅を出発したが、米原付近の雪で徐行したため

品川への到着は9分ほど遅れた。それでも、パーサーや駅の

アナウンスで謝罪していた。日本人は“真面目”だ。外国人に

バカにされるかもしれないが、この方がいい。ハハハ。


# by toruiwa2010 | 2018-01-31 08:00 | blog | Comments(0)

NHKに登坂淳一という報道畑のアナウンサーがいた。

おっとりとした顔立ちや上品な雰囲気もあって“麿”と呼ばれ、

特に女性視聴者に大変な人気があった…と、2000年代半ばの

週刊誌が伝えていたのを覚えている。

嫉妬深い私(ジョークでっせw)は、ほとんど見ていない。


Wikipediaで経歴を見ると、和歌山局を振り出しに大阪、東京、

札幌、大阪と基幹局を移動している。期待の大きさが分かる。

去年の3月、鹿児島に異動しているのは札幌局時代の不祥事が

理由での“左遷”かもしれないが、最近のNHKは大きな災害の

発生に対応できるように、各ローカル局に経験豊富なアナを

配置していると聞くから、微妙だ。


111日付で退局し、4月からフジテレビの夕方のニュースの

メインキャスターに就任すると発表されたのは15日のことだ。

…あっという間に、文春砲の“餌食”になってしまった。

間違いなく、“たれこみ”、“ちくり”だろう。どんな社会にも

“ねたみ・そねみ”はある。人間だから避けられない。

登坂アナが大金を手にして東京の民放でスポットライトを

浴びることを快く思わない“やから”が、NHKのようなマンモス

組織だったら、かなりの数いたはずだ。

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週刊文春が伝えたのは2011年の出来事だ。その中身については

この際 触れない。どうでもいいことだし。

問題なのは、フジテレビの“ツキのなさ”だ。

経営的にもかなり苦しいようだが、視聴率はもっとひどい。

落ちるところまで落ち、何をやってもいい数字は出ない。

ドラマにしてもバラエティにしても、始まったとたん(中には

タイトルとコンセプトの段階で)「なぜ、こんな企画が会議を

パスしたんだろう?」と首をかしげるものが多い。


登坂アナを担ぎ出そうと考えたのは、全体の改編作業の中で、

報道も思い切って変えよう、特に、他局に後れをとっている

夕方のニュースを何とかしよう、この際キャスターも代えよう、

NHKにいた あの白髪頭はどう?…そんなことだったのだろう。


内容を向上させることで支持を回復しようという地道な努力を

放棄して、番組の顔をすげ替えれば何とかなるだろうと考えて

“安易な道”に逃げたのだ。

登坂アナについては、退局後に契約したホリプロからの情報が

あったのか、フジが目をつけて“引き抜いた”のかは不明だが、

おそらく“前者”だろう。

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その昔、高橋圭三、木島則夫、小川宏、宮田輝といったNHK

大物アナウンサーが続々とフリーになった時代があった。

多くは、民放側が仕掛け、大金を積んで引っこ抜いたものだし、

ほとんどのケースで大成功だった。


しかし、時代は変わった。名前は挙げないが、その後、連続して

“失敗”しているし、最近はうまくいった例がほぼない。

1994年、「めざましテレビ」の司会に転じた大塚範一、08年に

フリーになった堀尾正明ぐらいだ。一定の成功を収めた大塚は

病に倒れた。堀尾の評価は難しい。“NHKのアナとしては”

柔らかい頭の持ち主だからもっとやれると期待していたので

夕方のニュースのメインキャスターから朝のワイドショーで

3番目、4番目のポジションで遇されている現状は寂しい。


登坂アナは「番組に傷をつけたくない」として降板した。

舛添前都知事が「6年前の話で今からやる仕事を辞めるのは

ちょっとおかしい」と言ってそうだが、そうじゃない。

週刊誌の記事が正しいかどうかに関係なく、あの種の記事が

出てしまうと“ニュースの伝え手”としてははなはだマズイ。

番組が始まる前の降板は“経歴詐称”のショーン・Kと同じだ。

フジテレビはあの件で大きな教訓を得たはずだが、“喉もと”を

過ぎていたんだね。ハハハ。


そもそも、登坂アナの人気の“中身”に疑問があった。

局から発表があった直後にこう呟いている。

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すでに""NHKの登坂淳一アナが

フジテレビ夕方のニュースの

メインキャスターに起用される。

東京にいたころ人気だったのは

知っているが、あまり見ていない。

人気はあくまで"NHKアナ"としての

ものだと思うが、どうか。

お手並み拝見しよう。

伊藤利尋アナ、ツキがないなあ。


自分の古いツイートを探ってみると、東日本大震災のときに

登坂アナウンサーのスキルについては認めていた。ただし、

NHKのニュース・アナに伝統的に欠けている“アドリブ”には

疑問を呈している。この不安は今も変わらない。

NHKのアナが伝えるストレートニュースと今の民放の夕方の

ニュースではキャスターに求められる資質がまったく違う。

登坂アナでは難しいと思っていたから、降板は問題ではない。


後任をどうするのかに注目する。

一貫して応援している伊藤利尋アナの”続投”になるのか?

「登坂さんがダメになったので、伊藤クン、続けてくれるか?」と

言われてもモチベーションが保てるとは思わないが。

ならば、別の誰かを連れてくるのか?それは誰か?

報道局の…と言うより、フジテレビの試練はまだまだ続くね。


# by toruiwa2010 | 2018-01-30 08:08 | 放送全般 | Comments(2)